JPH081232A - 熱間圧延線材の冷却方法 - Google Patents

熱間圧延線材の冷却方法

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JPH081232A
JPH081232A JP13037494A JP13037494A JPH081232A JP H081232 A JPH081232 A JP H081232A JP 13037494 A JP13037494 A JP 13037494A JP 13037494 A JP13037494 A JP 13037494A JP H081232 A JPH081232 A JP H081232A
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JP
Japan
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hot
cooling
wire rod
rolled wire
cooling zone
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JP13037494A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Moritaka
満 森高
Takayuki Yamano
隆行 山野
Shoji Maekawa
祥二 前川
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水冷による冷却速度を低下させることなく、
線材への赤スケールの発生を抑制する。 【構成】 仕上熱間圧延機1で圧延された熱間圧延線材
Wを前段水冷ゾーン2a,2b,2cで強冷した後、こ
の前段水冷ゾーンの最終の第3水冷ゾーン2cと第4水
冷ゾーン2eとの間の復熱ゾーン2dで、第4水冷ゾー
ン2eの入側における線材の最表層部の引張り応力が0
以上であってかつ第3水冷ゾーン2cの出側における線
材の最表層部の引張り応力の1/2以下になるように復
熱させると共に第4水冷ゾーン2eで弱冷することによ
り、第4水冷ゾーン2eからコンベア4に至るまでの復
熱過程における熱応力の変化の程度を少なくすることが
でき、熱間圧延線材Wの最表層部の結晶同士間のスリッ
プ現象が抑制されるので、熱間圧延線材Wの最表層部に
おける赤スケールの発生が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延線材の冷却方
法に係り、より詳しくは、圧延速度を低下させることな
く、粉状の赤スケールの発生を効果的に防止することを
可能ならしめるようにした熱間圧延線材の冷却方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、熱間圧延線材の最表層部
には、その冷却過程に起因して、しばしば粉状の赤スケ
ールが発生する。赤スケールは、スケール最表層のヘマ
タイト(Fe2 3 )がウイスカー状に成長したもので
ある。勿論、このような赤スケールは、線材製品の機械
的強度に悪影響を及ぼすようなことがないので、特に問
題視しない顧客がある反面、製品である線材の表面美観
を損なうばかりでなく、線材の最表層部から離反し、そ
して浮遊粉塵として大気中を漂って作業環境を悪化させ
るので、赤スケールのある線材を不良品と見做す顧客が
ある。そこで、そのような顧客から線材を受注した場合
には、熱間圧延機の圧延速度を遅くすることにより赤ス
ケールの発生を防止していた。
【0003】つまり、赤スケールの発生防止のために圧
延速度を遅くするのは、熱間圧延線材の巻取り温度ある
いは巻取り後のループレイヤーの所定位置での載置温度
を同温にする場合、圧延仕上げ温度を低温にすることが
でき、その分だけ水冷ゾーンにおける熱間圧延線材の温
度低下が少なくなり、冷却過程での熱間圧延線材の断面
内の温度分布が小さくなって赤スケールが発生し難くな
るということを経験的に把握していたためである。しか
しながら、圧延速度を遅くすると、熱間圧延線材の赤ス
ケールの発生を防止し得るものの、線材の生産性を向上
させることができないという解決すべき課題が生じる。
そのため、圧延速度を低下させることなく赤スケールの
防止が可能な熱間圧延線材の冷却方法の実現が望まれて
いた。
【0004】ところで、熱間圧延線材の赤スケールの発
生防止に関しては、例えば、特開昭57−106423
号公報に示されている。これは、水冷時間tW と、大気
中の二次冷却での冷却速度VTCを関連付けて、赤スケー
ルの発生防止条件を示したものであり、tW ≦{4.25×
10-3(min/℃)・VTC(℃/min)+0.57}(s)の式を
満足するように、水冷時間tW と冷却速度VTCとを決定
してやれば、赤スケールの発生を効果的に防止すること
ができるというものである。より詳しくは、赤スケール
の発生に及ぼす水冷時間tW と大気中での冷却速度VTC
との関係を、縦軸にVTC(℃/min)をとり、横軸に
W (s)をとって示す図8中の一次関数VTC=235
W −135の左側領域とすれば良いというものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に係る冷
却方法は、単に一義的に、水冷時間tW と大気中の二次
冷却での冷却速度VTCを規定しているだけであって、熱
間圧延線材の寸法および水冷ゾーンの配置等の影響は全
く配慮されていない。また、示されているtW とVTC
関係式VTC=235tW −135も実験的に決定したも
のであるため、この従来技術に係る冷却方法は厳密性に
乏しいという問題がある。
【0006】従って、本発明の目的とするところは、赤
スケールの発生の有無の判定基準を明らかにすることに
より、圧延速度を低下させることなく、しかも確実に赤
スケールの発生を防止することを可能ならしめる普遍的
な熱間圧延線材の冷却方法を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】例えば、Growth of Oxid
e Whiskers on Metals at High Temperature(JOUNALOF
THE PHYSICAL SOCIETY OF JAPAN ,Vol.12,No.11,NOVE
MBER,1957)に記載されているように、結晶同士間のス
リップによってもたらされる転位に関連した酸素の拡散
によりウイスカー状の赤スケールが発生するのである
が、発明者等は鋭意研究を重ねた結果、熱間圧延線材の
赤スケールの発生原因となる結晶同士間のスリップ現象
が、冷却過程における熱間圧延線材の断面内温度分布に
基づく熱応力に起因し、しかも最表層部の熱応力が引張
り応力から、大きく圧縮応力に変わる際の大きな応力変
化に関連しているこを知見して、本発明に係る熱間圧延
線材の冷却方法をなすに至ったものである。
【0008】従って、上記課題を解決するために、本発
明の請求項1に係る熱間圧延線材の冷却方法が採用した
手段の特徴とするところは、熱間圧延機で圧延された熱
間圧延線材をループレイヤー、コンベアを介して巻き取
るに際して、前記熱間圧延機で圧延された熱間圧延線材
を複数の水冷ゾーンからなる前記熱間圧延機とループレ
イヤーとの間に設けられた水冷ラインで冷却する熱間圧
延線材の冷却方法において、前記熱間圧延線材を、前記
水冷ラインの最終水冷ゾーンの上流側水冷ゾーンで強冷
した後、前記最終水冷ゾーンの上流側直前の水冷ゾーン
と最終水冷ゾーンとの間に設けられた復熱ゾーンで、該
最終水冷ゾーンの入側における熱間圧延線材の最表層部
の引張り応力が0以上であってかつ該最終水冷ゾーンの
上流側直前の水冷ゾーンの出側における熱間圧延線材の
最表層部の引張り熱応力の1/2以下になるように復熱
させると共に、復熱させた熱間圧延線材を前記最終水冷
ゾーンで弱冷するところにある。
【0009】また、本発明の請求項2に係る熱間圧延線
材の冷却方法が採用した手段の特徴とするところは、請
求項1記載の熱間圧延線材の冷却方法において、前記上
流側水冷ゾーンの単位長さ当たりの冷却能力と、前記最
終水冷ゾーンの単位長さ当たりの冷却能力との冷却能力
比を1〜4対1とするところにある。
【0010】また、本発明の請求項3に係る熱間圧延線
材の冷却方法が採用した手段の特徴とするところは、請
求項1,2記載の熱間圧延線材の冷却方法において、実
機の線材圧延ラインで予め精度を検証した熱間圧延線材
の温度計算モデルを用いて前記線材圧延ラインの水冷過
程での熱間圧延線材の温度・熱応力解析で求めた値か
ら、前記最終水冷ゾーンで弱冷された熱間圧延線材が最
終水冷ゾーンの出側から復熱しながらコンベア上に至
り、断面内の温度が一定になるまでの復熱時間の間の熱
間圧延線材の最表層部の熱応力の変化と定義する熱応力
緩和速度を求め、該熱応力緩和速度が予め設定した値以
下になるように前記熱間圧延線材を復熱させるところに
ある。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に係る熱間圧延線材の冷却方
法によれば、熱間圧延機から出た高温の熱間圧延線材
は、冷却能力を大きくした水冷ラインの最終水冷ゾーン
の上流側水冷ゾーンで冷却されるが、上流側水冷ゾーン
では熱間圧延線材の最表層部には、断面内温度分布に基
づいて引張り応力が作用するが、急激な応力の緩和がな
いため、熱間圧延線材の温度降下量を比較的大きくする
ことができ、熱間圧延線材を効果的に冷却することがで
きる。一方、上流側水冷ゾーンでの冷却で生じた熱間圧
延線材の断面内温度分布に基づいた引張り応力は、最終
冷却ゾーンの上流側直前の水冷ゾーンと最終水冷ゾーン
との間に設けられた復熱ゾーンで、前記最終冷却ゾーン
の入側における熱間圧延線材の最表層部の引張り熱応力
が0以上であってかつこの最終水冷ゾーンの上流側直前
の水冷ゾーンの出側における熱間圧延線材の最表層部の
引張り熱応力の1/2以下になるように復熱され、次い
で最表層部温度と内部温度との温度差、即ち断面内温度
差に起因する熱応力が小さく保持されながら最終水冷ゾ
ーンで弱冷されるので、最終冷却ゾーンの出側からコン
ベアに至るまでの空冷過程、即ち復熱過程での熱間圧延
線材の最表層部の応力緩和(応力変化)の程度、即ち前
述の応力緩和速度を小さくすることができ、熱間圧延線
材の最表層部の結晶同士間のスリップ現象が抑制される
と考えられ、赤スケールの発生抑制に効果的となる。
【0012】また、本発明の請求項2に係る熱間圧延線
材の冷却方法によれば、最終水冷ゾーンの冷却能力を1
としたとき、熱間圧延機から出た高温の熱間圧延線材が
水冷ラインの最終水冷ゾーンの上流側水冷ゾーンで1〜
4倍の冷却能力で冷却されるが、上記のように、上流側
水冷ゾーンでは熱間圧延線材の最表層部には、断面内温
度分布に基づいて引張り応力が作用するが、急激な応力
緩和がないため、熱間圧延線材の温度降下量を比較的大
きくすることができ、熱間圧延線材を効果的に冷却する
ことができる。一方、上流側水冷ゾーンで生じた熱間圧
延線材の断面内温度分布に基づいた引張り応力は、最終
水冷ゾーンの上流側直前の水冷ゾーンと最終水冷ゾーン
との間に設けられた復熱ゾーンで、前記最終水冷ゾーン
の入側における熱間圧延線材の最表層部の引張り熱応力
が0以上であってかつこの最終水冷ゾーンの上流側直前
の水冷ゾーンの出側における熱間圧延線材の最表層部の
引張り熱応力の1/2以下になるように復熱され、次い
で最表層部温度と内部温度との温度差、即ち断面内温度
差に起因する熱応力が小さく保持されながら最終水冷ゾ
ーンで弱冷されるので、最終冷却ゾーンの出側からコン
ベアに至るまでの空冷過程、即ち復熱過程での熱間圧延
線材の最表層部の応力緩和速度を小さくすることがで
き、熱間圧延線材の最表層部の結晶同士間のスリップ現
象が抑制されると考えられ、赤スケールの発生抑制に効
果的となる。
【0013】また、本発明の請求項3に係る熱間圧延線
材の冷却方法によれば、熱間圧延線材の径に応じて、応
力緩和速度を予め定めて前記最終水冷ゾーンの出側から
コンベアに至るまでの空冷過程、即ち復熱過程において
その応力緩和速度以下になるように、上記のとおり、上
流側水冷ゾーン、復熱ゾーン、最終水冷ゾーンでの冷却
を調整することにより、熱間圧延線材の最表層部の熱応
力変化を小さくすることができるので、最表層部におけ
る結晶同士間のスリップ現象を抑制することができると
考えられ、赤スケールの発生抑制に効果的となる。そし
て、演算で求められる熱応力緩和速度を活用するので普
遍性も高い。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る熱間圧延線材の
冷却方法を実施するのに用いた水冷ラインを含む線材圧
延ラインの仕上部を示す模式的構成説明図の図1と、熱
応力緩和速度と復熱速度との関係説明図の図2と、冷却
能力の配分比と熱応力緩和速度との関係説明図の図3
と、復熱時間と熱間圧延線材の径との関係説明図の図4
と、本発明の冷却方法による熱間圧延線材の水冷過程に
おける温度の推移説明図の図5(a)と、水冷に伴う熱
間圧延線材の熱応力の推移説明図の図5(b)と、従来
の冷却方法による熱間圧延線材(比較例1)の水冷過程
における温度の推移説明図の図6(a)と、水冷に伴う
熱間圧延線材の熱応力の推移説明図の図6(b)と、従
来の冷却方法による熱間圧延線材(比較例2)の水冷過
程における温度の推移説明図の図7(a)と、水冷に伴
う熱間圧延線材の熱応力の推移説明図の図7(b)とを
参照しながら説明する。
【0015】先ず、本発明に係る熱間圧延線材の冷却方
法を実施するのに用いた水冷ラインを含む線材圧延ライ
ンの仕上部を、図1を参照しながら説明すると、同図に
示す符号1は、仕上げ熱間圧延機(以下、ミルとい
う。)であり、このミル1で圧延された熱間圧延線材W
の搬送先側には、ミル1側から順に第1水冷ゾーン2
a、第2水冷ゾーン2b、第3水冷ゾーン2c、復熱ゾ
ーン2d、最終水冷ゾーンである第4水冷ゾーン2eと
からなる水冷ライン2が配置され、次いでループレイヤ
ー3、このループレイヤー3で螺旋状に巻かれた熱間圧
延線材Wを搬送するコンベア4が配置されてなる構成に
なっている。
【0016】つまり、ミル1で圧延された高温の熱間圧
延線材Wは、第1水冷ゾーン2a、第2水冷ゾーン2
b、第3水冷ゾーン2cに順次通されて冷却され、次い
で復熱ゾーン2dで復熱された後に第4水冷ゾーン2e
で冷却されると共に、この第4水冷ゾーン2eを出てル
ープレイヤー3で螺旋状に巻かれてコンベア4に載置、
搬送される過程で、空冷あるいは風冷され、予め設定し
た範囲内の温度に冷却される。
【0017】発明者等は、上記構成になる線材圧延ライ
ンによる線材の圧延テスト中に、熱間圧延線材Wの冷却
過程において、その断面内に生じる温度分布に基づく熱
応力分布に起因して熱間圧延線材Wに赤スケールが発生
し、特に、断面内の熱応力分布が大きいほど赤スケール
が発生し易いという事実を突き止めた。より具体的に
は、赤スケールは、第4水冷ゾーンによる水冷後の復熱
過程における熱間圧延線材Wの最表層部の後述する定義
になる熱応力緩和速度が大きいほど発生し易いというこ
とを確認した。
【0018】そして、発明者等は、鋭意研究を重ねた結
果、このような赤スケールの発生を防止するためには、
熱間圧延線材Wの断面内の熱応力分布(温度分布)に基
づいた判定パラメータを設定し、この判定パラメータの
値をある基準以下にすることが極めて有効であるという
結論を導き出した。また、このような判定パラメータと
しては、前記熱応力緩和速度あるいは後述する定義にな
る復熱速度が有効であることも突き止めた。
【0019】なお、前記判定パラメータのうち、熱応力
緩和速度(kgf/mm2 /s)は、前記第4水冷ゾー
ン2eで弱冷された熱間圧延線材Wが、この第4水冷ゾ
ーン2eの出側から復熱しながらコンベア4上に至り、
断面内の温度が一定になるまでの復熱時間(s)の間の
熱間圧延線材Wの最表層部の熱応力の変化と定義される
ものである。また、復熱速度(℃/s)は、第4水冷ゾ
ーン2eの出側から復熱しながらコンベア4上に至り、
断面内の温度が一定になるまでの熱間圧延線材Wの最表
層部の復熱温度(℃)を、前記復熱時間(s)で除した
値と定義されるものである。
【0020】さらに、前記熱応力緩和速度と復熱速度と
の関係は、直径9mmの炭素鋼線材について、縦軸に熱
応力緩和速度(kgf/mm2 /s)をとり、横軸に復
熱速度(℃/s)をとって示す図2のように、一義的に
対応しており、しかも、熱応力緩和速度を約25kgf
/mm2 以下とすれば、熱間圧延線材Wの赤スケールの
発生を確実に防止し得ることが判った。勿論、熱応力緩
和速度は主に熱間圧延線材Wの径によって相違するの
で、予め実機の線材圧延ラインにおいて精度を検証した
熱間圧延線材の温度計算モデルを用いて、水冷過程での
温度・熱応力解析を行って熱応力緩和速度を求め、求め
られる熱応力緩和速度が予め設定した値以下になるよう
に、冷却過程における熱間圧延線材の冷却条件を設定す
れば良い。つまり、これにより、本発明に係る熱間圧延
線材の冷却方法の普遍性が確保されるものである。
【0021】ところで、従来の線材圧延ラインの水冷ラ
イン2では、複数ある水冷ゾーンそれぞれの冷却域単位
長さ当たりの冷却水量は等しく設定されていることが多
い。このような冷却方法であると、熱間圧延線材Wが水
冷ライン2の各水冷ゾーンを通過するにつれてその断面
内の熱応力分布(温度分布)は大きくなり、最終水冷ゾ
ーンである第4水冷ゾーン2eの後工程の空冷、風冷に
よる復熱領域においても前記判定パラメータ、つまり熱
応力緩和速度、復熱速度が比較的大きく、製品である線
材に赤スケールが発生する場合が多い。
【0022】そこで、図1に示す冷却ライン2で詳細に
検証した温度計算モデルを用いて、圧延速度をそれほど
低下させることなく前記判定パラメータの値を小さくし
得る冷却方法を検討した結果、水冷ライン2の第1水冷
ゾーン2a、第2水冷ゾーン2b、第3水冷ゾーン2c
(以下、前段水冷ゾーンという。)と、第4水冷ゾーン
2eとの冷却能力の適切な配分および復熱ゾーン2dの
長さの適切な選定が有効であることが判った。つまり、
熱応力緩和速度や復熱速度という概念の採用による熱間
圧延線材Wの赤スケールの発生防止には、前記復熱ゾー
ン2dにおいて、ある温度だけは必ず復熱させる場合に
限り有効になる。以下、これら前段水冷ゾーンと第4水
冷ゾーン2eとの冷却能力の配分比および復熱ゾーン2
dの長さの限定条件を説明する。
【0023】先ず、冷却能力の配分比の限定条件につい
ては、図1に基づいて説明した水冷ライン2で、線材寸
法φ9mmの炭素鋼線材(仕上げ圧延速度60m/s)
を冷却する場合を考える。この場合、前段水冷ゾーン2
a、2b、2cおよび第4水冷ゾーン2eの冷却能力の
配分比を1.0〜7.0まで変化させて、前段水冷ゾー
ン2a、2b、2cおよび第4水冷ゾーン2eによる水
冷後の熱間圧延線材Wの最表層部の熱応力緩和速度を求
めた。その結果は、縦軸に熱応力緩和速度をとり、横軸
に冷却能力配分比をとって示す図3のとおりである。こ
こで、何れの配分比の場合も、熱間圧延線材Wの巻取り
後のコンベア上の所定の位置での温度は873〜876
℃である。
【0024】図3によれば、前記冷却能力の配分比が大
きくなればなるほど熱間圧延線材Wの最表層部の熱応力
緩和速度が小さくなることが判る。つまり、このことは
前段水冷ゾーン2a、2b、2cの冷却能力を大きくし
て行くことにより、熱間圧延線材Wの巻取り後の所定の
位置での温度を同温とした場合に、最終水冷ゾーンであ
る第4水冷ゾーン2eでの冷却能力を小さくでき、最終
水冷ゾーン2eの出側での断面内温度差(温度分布)に
基づく熱応力分布を小さくすることができる。その結
果、最終水冷ゾーン2eの出側からコンベアに至るまで
の空冷領域における空冷過程、即ち復熱過程での熱間圧
延線材Wの最表層部の応力緩和速度を小さくでき、製品
である線材に赤スケールが発生し難くなることを示唆す
るものである。なお、これらの冷却能力は水冷ゾーンの
単位長さ当たりの冷却水量に対応するもので、冷却能力
の配分比1.0では前段水冷ゾーン2a、2b、2cと
第4水冷ゾーン2eとの実冷却能力の比はおよそ3対1
となり、また冷却能力の配分比7.0の場合の実冷却能
力の比はおよそ21対1となるものである。
【0025】上記のとおり、前段水冷ゾーン2a、2
b、2cの冷却能力を大きくすればするほど、熱応力緩
和速度は小さくなり、赤スケールの発生防止に効果的で
あることが示されている。しかしながら、前段水冷ゾー
ン2a、2b、2cの冷却能力を大きくし過ぎると、最
終水冷ゾーンである第4水冷ゾーン2eの冷却能力が小
さくなり過ぎ、即ち冷却水量が少なくなり過ぎ、水冷管
内の冷却水の流れが不均一になり、また制御が困難にな
って均一に水冷することができなくなる。
【0026】さらに、最終水冷ゾーンである第4水冷ゾ
ーン2eでの水冷の程度が少ないから、熱間圧延線材W
は、結果的に復熱ゾーン2dの直前の第3水冷ゾーン2
cの出側から復熱した場合と類似の冷却来歴を辿ること
になる。つまり、前段水冷ゾーン2a,2b,2cでの
水冷の程度が大きく、従って水冷ゾーン2cの出側の熱
間圧延線材Wの断面内温度分布、即ち熱応力分布が大き
な状態から復熱した場合と同様の来歴をとるため、水冷
ゾーン2c以後の熱応力緩和速度が実質的に大きくなる
ので、製品である線材に対する赤スケールの発生防止に
対して寄与することができなくなる。
【0027】勿論、図1に示す水冷ライン2による実操
業範囲では、前段水冷ゾーン2a、2b、2cと第4水
冷ゾーン2eとの冷却能力の比を1〜4対1程度にして
おくことが望ましい。このように、冷却能力の比を4対
1にすれば、第4水冷ゾーン2eの冷却能力は、通常の
操業範囲においては約8.38×106 J/m2 h℃
(2000kcal/m2 h℃)程度となり、冷却管内
の冷却水の流れの不均一や制御性の問題は解消される。
【0028】次に、前段水冷ゾーン2a、2b、2cと
第4水冷ゾーン2eとの間に設けられている復熱ゾーン
2dの長さについて規定する。赤スケールの発生を防止
するには、上記のとおり、この復熱ゾーン2dで復熱さ
せて熱間圧延線材Wの断面内温度分布を小さくしておく
必要がある。これにより、第4水冷ゾーン2e通過後の
空冷または風冷による復熱領域における熱応力緩和速度
が小さくなり、赤スケールの発生を抑制することが可能
になる。
【0029】即ち、復熱ゾーン2dの長さがあまり短か
過ぎると、復熱が不十分であるために熱間圧延線材Wの
断面内温度分布が小さくならず、第4水冷ゾーン2e通
過後の応力緩和速度もあまり小さくならないので、上記
理由により、赤スケールの発生防止に対して効果がな
い。逆に、前記復熱ゾーン2dの長さが非常に長けれ
ば、この復熱ゾーン2dで熱応力の緩和が終了してしま
い、熱間圧延線材Wの最表層部の応力が前段水冷ゾーン
2a、2b、2cによる水冷終了後の引張り応力から圧
縮応力に急激に変化するので、赤スケールが極めて発生
し易い状態になってしまう。
【0030】上記のような事実から勘案すると、復熱ゾ
ーン2dの長さは、前段水冷ゾーン2a、2b、2cの
出側における熱間圧延線材Wの最表層部の熱応力値を1
/2程度に減少させることのできる長さ以上であって、
かつ熱間圧延線材Wの最表層部の引張り応力が圧縮応力
に変化しない程度、つまり熱間圧延線材Wの最表層部の
熱応力が0となる程度に止め得る長さ以下にすることが
望ましい。
【0031】直径の異なる熱間圧延線材Wのそれぞれ
を、図1に示した水冷ライン2で冷却する場合、復熱ゾ
ーン2dにおける復熱過程において、熱間圧延線材Wの
最表層部の熱応力が第3水冷ゾーン2cの出側における
応力の1/2になるまでの時間(白丸で示している。)
および0になるまでの時間(白丸で示している。)を、
前述の温度・熱応力計算モデルを用いて算出した結果
は、縦軸に時間(s)をとり、横軸に熱間圧延線材とし
て炭素鋼線材の径(mm)をとって示す図4のとおりで
ある。
【0032】つまり、復熱ゾーン2dの長さとしては、
図4に示す斜線の復熱時間がとれるような長さが望まし
く、この水冷ライン2における通常の操業条件では、復
熱ゾーン2dの長さは、およそ0.3〜7.5mの範囲
となる。なお、各直径の熱間圧延線材それぞれの巻取り
後の所定位置での線材表面温度は何れも約875℃であ
り、圧延速度はそれぞれφ6.4mmの場合が80m/
s、φ9mmの場合が60m/s、φ12mmの場合が
38m/sである。
【0033】一般に、熱間圧延線材の仕上げ圧延速度は
各工場によって異なるものであり、それに応じて図4に
示した復熱時間の範囲も幾分異なるものである。具体的
には、圧延速度がより高速になれば、前段水冷ゾーン2
a、2b、2cの出側から熱間圧延線材の最表層部の熱
応力が1/2に減少するのに必要な復熱ゾーン2dの長
さは長くなる傾向がある。従って、復熱ゾーン2dの長
さは約0.5mは必要である。同様に、復熱ゾーン2d
の最大長さは、必ずしも7.5mに限定されるものでは
ない。しかし、あまりに長すぎると、水冷ライン2のレ
イアウト全体が大規模なものとなり、通常10m程度に
止めておくことが望ましい。
【0034】以下、図1に基づいて説明した水冷ライン
2により実施した、本発明の熱間圧延線材の冷却方法に
係る実施例を説明する。但し、復熱ゾーン2dの長さ
は、第4水冷ゾーン2eの長さの54%とした。線径が
φ9mmの熱間圧延線材(それぞれ5本づつ)について
行った本発明の実施例と、前段水冷ゾーン2a,2b,
2cと第4水冷ゾーン2eとの冷却能力を等しくした比
較例1,2とについて、熱間圧延線材Wの冷却条件の差
に基づく赤スケール発生の有無を調べた。
【0035】なお、本発明の実施例における熱間圧延線
材の温度の推移(縦軸は温度℃、横軸は冷却開始からの
距離m)と熱応力の推移(縦軸は熱応力kgf/m
2 、横軸は冷却開始からの距離m)は図5(a),5
(b)に示すとおりであり、比較例1における熱間圧延
線材の温度の推移と熱応力の推移は図6(a),6
(b)に示すとおりであり、さらに比較例2における熱
間圧延線材の温度の推移と熱応力の推移は図7(a),
7(b)に示すとおりである。
【0036】図5(a),5(b)に示す本実施例は圧
延速度が60m/s、冷却能力の配分比が2.53対1
であって、熱間圧延線材に赤スケールが発生しておら
ず、図6(a),6(b)に示す比較例1は圧延速度が
50m/s、冷却能力の配分比が1対1で、圧延速度が
遅いことに起因して赤スケールが発生しておらず、そし
て図7(a),7(b)に示す比較例2は圧延速度が6
0m/s、冷却能力の配分比が1対1で、赤スケールが
発生している。これら各図の比較において、本発明の実
施例になる熱間圧延線材の温度推移と熱応力の推移は、
比較例1と比較例2とのほぼ中間状態にあり、圧延速度
が比較例2の場合と同等であるにもかかわらず、冷却能
力比の配分の相違により赤スケールの発生が防止されて
いる。
【0037】以下、以上の比較を、熱応力緩和速度、復
熱速度などを含めて取纏めたものを表1に示す。
【表1】
【0038】表1において、本実施例と各水冷ゾーンに
均等に冷却能力を配分した比較例2とを比べた場合、圧
延速度および巻取り温度が同じでも、第4水冷ゾーン2
eの冷却能力を、前段水冷ゾーン2a,2b,2cの冷
却能力よりも小さくし、さらに熱応力緩和速度、復熱速
度を比較例1に近い値にすることにより、製品である線
材への赤スケールの発生が防止されていることが判る。
一方、各水冷ゾーンに均等に冷却能力を配分した比較例
1では、熱応力緩和速度、復熱速度を小さくするために
圧延速度を50m/sにしなければ、赤スケールの発生
を抑制することができない。このように、本発明に係る
熱間圧延線材の冷却方法によれば、圧延速度を10m/
s程度速くしても線材製品に赤スケールが発生せず、線
材製品の生産性の低下を防止することができる。
【0039】ところで、以上では、限られた冷却能力の
配分比と熱応力緩和速度との場合を例として説明した
が、直径の異なる熱間圧延線材に対する種々のテストの
結果、冷却能力の配分比は1〜4対1の範囲、つまり前
段水冷ゾーン2a、2b、2cと第4水冷ゾーン2eと
の間の復熱領域2dにおける復熱が、前記第4水冷ゾー
ン2eの入側における熱間圧延線材Wの最表層部の引張
り応力が0以上であってかつこの第4水冷ゾーン2eの
上流側直前の第3水冷ゾーン2cの出側における熱間圧
延線材Wの最表層部の引張り熱応力の1/2以下であれ
ば、線材に全く赤スケールが発生しないことを確認し
た。また、以上では、前段水冷ゾーン2a、2b、2c
と第4水冷ゾーン2eからなる4つの水冷ゾーンを水冷
ライン2を用いた場合の例を説明したが、予め実機の水
冷ラインで精度を検証した温度モデルを用いて種々の径
の熱間圧延線材に対する熱応力緩和速度と復熱速度とを
設定しておけば、構成の相違する水冷ゾーンを有する他
の線材圧延ラインに対する適用も可能である。なお、上
記熱応力値は、実機の線材圧延ラインで予め精度を検証
した熱間圧延線材の温度計算モデルを用いての線材圧延
ラインの水冷過程での温度解析結果に基づいた熱間圧延
線材の最表層部にスケールが成長していくとみなした場
合(即ち、最表層部はスケール層)の弾性解析によるも
のである。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る熱間
圧延線材の冷却方法によれば、熱間圧延機から出た高温
の熱間圧延線材を、上流側水冷ゾーンでは熱間圧延線材
の最表層部には、断面内温度分布に基づいて引張り応力
が作用するが、急激な応力緩和がないため、熱間圧延線
材の温度降下量を比較的大きくすることができ、熱間圧
延線材を効果的に冷却することができる。一方、上流側
水冷ゾーンでの冷却で生じた熱間圧延線材の断面内温度
分布に基づいた引張り応力は、最終冷却ゾーンの上流側
直前の水冷ゾーンと最終水冷ゾーンとの間に設けられた
復熱ゾーンで、前記最終冷却ゾーンの入側における熱間
圧延線材の最表層部の引張り熱応力が0以上であってか
つ最終冷却ゾーンの上流側直前の水冷ゾーンの出側にお
ける熱間圧延線材の最表層部の引張り熱応力の1/2以
下になるように復熱され、次いで最表層部温度と内部温
度との温度差、即ち断面内温度差に起因する熱応力を小
さく保持しながら最終水冷ゾーンで弱冷されるので、最
終冷却ゾーンの出側からコンベアに至るまでの空冷過
程、即ち復熱過程での熱間圧延線材の最表層部の応力緩
和速度を小さくすることができ、赤スケール発生防止
と、生産性の向上とに対して多大な効果がある。さら
に、実際の線材圧延ラインで予め精度を検証した熱間圧
延線材の温度計算モデルを用いて前記線材圧延ラインの
水冷過程での熱間圧延線材の温度・熱応力解析で求めた
熱応力緩和速度を活用するので、他の線材圧延ラインや
線径の相違する熱間圧延線材に対しても容易に適用で
き、その普遍性が優れているという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る熱間圧延線材の冷却方法
を実施するのに用いた水冷ラインを含む線材圧延ライン
の仕上部を示す模式的構成説明図である。
【図2】本発明の実施例に係る熱間圧延線材の冷却方法
の熱応力緩和速度と復熱速度との関係説明図である。
【図3】本発明の実施例に係る熱間圧延線材の冷却方法
の冷却能力の配分比と熱応力緩和速度との関係説明図で
ある。
【図4】本発明の実施例に係る熱間圧延線材の冷却方法
の復熱時間と熱間圧延線材の径との関係説明図である。
【図5】図5(a)は本発明の実施例に係る熱間圧延線
材の冷却方法による熱間圧延線材の水冷過程における温
度の推移説明図であり、図5(b)は水冷に伴う熱間圧
延線材の熱応力の推移説明図である。
【図6】図6(a)は従来の冷却方法による熱間圧延線
材(比較例1)の水冷過程における温度の推移説明図で
あり、図6(b)は水冷に伴う熱間圧延線材の熱応力の
推移説明図である。
【図7】図7(a)は従来の冷却方法による熱間圧延線
材(比較例2)の水冷過程における温度の推移説明図で
あり、図7(b)は水冷に伴う熱間圧延線材の熱応力の
推移説明図である。
【図8】従来例に係り、赤スケールの発生に及ぼす水冷
時間tW と大気中での冷却速度VTCとの関係説明図であ
る。
【符号の説明】
1…ミル(熱間圧延機) 2…水冷ライン,2a…第1水冷ゾーン,2b…第2水
冷ゾーン,2c…第3水冷ゾーン,2d…復熱ゾーン,
2e…第4水冷ゾーン 3…ループレイヤー 4…コンベア W…熱間圧延線材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延機で圧延された熱間圧延線材を
    ループレイヤー、コンベアを介して巻き取るに際して、
    前記熱間圧延機で圧延された熱間圧延線材を複数の水冷
    ゾーンからなる前記熱間圧延機とループレイヤーとの間
    に設けられた水冷ラインで冷却する熱間圧延線材の冷却
    方法において、前記熱間圧延線材を、前記水冷ラインの
    最終水冷ゾーンの上流側水冷ゾーンで強冷した後、前記
    最終水冷ゾーンの上流側直前の水冷ゾーンと最終水冷ゾ
    ーンとの間に設けられた復熱ゾーンで、該最終水冷ゾー
    ンの入側における熱間圧延線材の最表層部の引張り応力
    が0以上であってかつ該最終水冷ゾーンの上流側直前の
    水冷ゾーンの出側における熱間圧延線材の最表層部の引
    張り熱応力の1/2以下になるように復熱させると共
    に、復熱させた熱間圧延線材を前記最終水冷ゾーンで弱
    冷することを特徴とする熱間圧延線材の冷却方法。
  2. 【請求項2】 前記上流側水冷ゾーンの単位長さ当たり
    の冷却能力と、前記最終水冷ゾーンの単位長さ当たりの
    冷却能力との冷却能力比を1〜4対1とすることを特徴
    とする請求項1記載の熱間圧延線材の冷却方法。
  3. 【請求項3】 実機の線材圧延ラインで予め精度を検証
    した熱間圧延線材の温度計算モデルを用いて前記線材圧
    延ラインの水冷過程での熱間圧延線材の温度・熱応力解
    析で求めた値から、前記最終水冷ゾーンで弱冷された熱
    間圧延線材が最終水冷ゾーンの出側から復熱しながらコ
    ンベア上に至り、断面内の温度が一定になるまでの復熱
    時間の間の熱間圧延線材の最表層部の熱応力の変化と定
    義する熱応力緩和速度を求め、該熱応力緩和速度が予め
    設定した値以下になるように前記熱間圧延線材を復熱さ
    せることを特徴とする請求項1,2記載の熱間圧延線材
    の冷却方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7080836B2 (en) 2003-06-12 2006-07-25 Nisca Corporation Sheet feeding apparatus and image reading apparatus equipped with the same
CN100435990C (zh) * 2004-11-17 2008-11-26 首钢总公司 钢绞线用82b盘条轧后强制冷却工艺方法
JP2009241134A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kobe Steel Ltd 条鋼線材の圧延製造ライン及び条鋼線材の製造方法
JP2009241133A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kobe Steel Ltd 条鋼線材の製造方法

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