JPH08123836A - 会話型回路設計装置 - Google Patents

会話型回路設計装置

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JPH08123836A
JPH08123836A JP6255783A JP25578394A JPH08123836A JP H08123836 A JPH08123836 A JP H08123836A JP 6255783 A JP6255783 A JP 6255783A JP 25578394 A JP25578394 A JP 25578394A JP H08123836 A JPH08123836 A JP H08123836A
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Hiroyuki Sugiyama
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則之 伊藤
Ryoichi Yamashita
良一 山下
Akiharu Maruyama
晃晴 丸山
Taisuke Abe
泰典 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、論理設計,レイアウト設計および
スピード解析を行なってLSIやプリント基板等の回路
を設計するための会話型回路設計装置に関し、論理設
計,レイアウト設計,スピード解析の相互間で連係をと
って処理を行なえるようにして、回路設計の高速化を可
能にすることを目的とする。 【構成】 設計対象回路についての論理設計を行なう論
理設計手段4と、その論理設計結果に基づいて設計対象
回路を成す各論理構成要素の実装的な配置を行なった後
に各論理構成要素間の配線を行なうレイアウト設計手段
5と、そのレイアウト結果に従う設計対象回路上の各パ
ス毎にディレイ計算に基づくスピード解析を行なうスピ
ード解析手段6とをそなえ、論理設計手段4,レイアウ
ト設計手段5およびスピード解析手段6を、随時、相互
に連係可能に接続して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図30) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例 (a)本実施例の装置構成の説明(図2〜図6) (b)本実施例の装置の全体的な動作の流れの説明(図
7,図8) (c)信号分配回路及び診断容易化回路の付加手法の説
明(図9〜図13) (d)配置評価手法及びその評価結果の表示法の説明
(図14〜図16) (e)セル配置手法及びセル配置時の表示状態の説明
(図17〜図26) (f)スピード解析時の表示状態の説明(図27,図2
8) (g)配線寄生容量コード化手法及びコード化結果の表
示状態の説明(図29) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、論理設計,レイアウト
設計およびスピード解析を行なってLSIやプリント基
板等の回路を設計するための会話型回路設計装置に関す
る。
【0003】
【従来の技術】一般に、LSIやプリント基板等の回路
を設計する際には、論理設計,レイアウト設計(実装設
計)およびスピード解析を行なっている。つまり、図3
0に示すように、まず、設計対象回路に対して要求され
る機能を実現するための論理設計(ステップA1)を行
なってから、その論理設計結果に基づいて、論理構成要
素としてのフリップフロップ等のセルの実装的(物理
的)な配置や各セル間の配線を決定するレイアウト設計
(ステップA2)を行なう。
【0004】そして、レイアウト設計後に、その設計結
果として得られた各パス毎に、ディレイ計算に基づくス
ピード解析(ステップA3)を行ない、その解析の結果
得られたディレイの大小をフィードバックし、各パスの
ディレイを改善すべくステップA1もしくはA2に戻っ
て論理設計,レイアウト設計を行ない、トライアンドエ
ラー方式で、各パスが最適なディレイになるまでステッ
プA1〜A3を繰り返し実行している。
【0005】各ステップにおける論理設計,レイアウト
設計およびスピード解析を行なうシステム(ソフトウエ
ア)は、従来、それぞれ会話型論理設計システム,会話
型レイアウト設計システム,会話型スピード解析システ
ムとして別々に存在しており、互いに連係をとって処理
を行なうシステム構成にはなっていない。このため、従
来技術では、図30により前述したように、フィードバ
ックを伴う逐次的な処理により、回路設計が行なわれて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の回路設計手法では、論理設計,レイアウト設計
およびスピード解析がそれぞれ別個のシステム(ソフト
ウエア)により行なわれ相互に連係をとることができな
いため、各処理を逐次的に繰り返し行なう必要があり、
ターンアラウンドタイムが長くなって、LSIやプリン
ト板等の回路を高速に設計・開発することができないと
いう課題があった。
【0007】特に、従来、論理設計とレイアウト設計と
が独立して実行されているため、レイアウト設計結果に
応じて論理回路構成が変化するクロック分配回路,診断
容易化回路(テスト系回路,スキャンチェック用回
路),リセット分配回路やその他の回路部分についての
論理設計と、これらの回路を付加される側の回路のレイ
アウト設計とを同時に進めることは困難であり、このよ
うな点も回路設計の高速化を妨げる要因になっていた。
【0008】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、論理設計,レイアウト設計,スピード解析の
相互間で連係をとって処理を行なえるようにして、LS
Iやプリント板等の回路設計の高速化を可能にした会話
型回路設計装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1は本発明の会話型回路
設計装置本体で、この装置本体1には、回路設計を会話
形式で行なうべく、回路設計過程を表示する表示部2
と、この表示部2上の表示データに対する応答情報を入
力する入力部3とが付設されている。
【0010】また、装置本体1には、論理設計手段4,
レイアウト設計手段5およびスピード解析手段6がそな
えられている。ここで、論理設計手段4は、設計対象回
路についての論理設計を行なうものであり、レイアウト
設計手段5は、論理設計手段4による論理設計結果に基
づいて、設計対象回路を成す各論理構成要素の実装的な
配置を行なった後、各論理構成要素間の配線を行なうも
のであり、スピード解析手段6は、レイアウト設計手段
5による設計結果に従う設計対象回路上の各パス毎に、
ディレイ計算に基づくスピード解析を行なうものであ
る。
【0011】そして、本発明では、上述した論理設計手
段4,レイアウト設計手段5およびスピード解析手段6
が、随時、相互に連係可能に接続されている(請求項
1)。なお、所定の信号を分配されるべき複数の論理構
成要素がレイアウト設計手段5により実装的に配置され
た段階で、複数の論理構成要素を、当該信号を分配する
ための信号分配回路の最終段仮定位置毎にグループ分け
するグルーピング部をそなえるとともに、前記最終段仮
定位置とグルーピング部によりグループ分けされた複数
の論理構成要素グループとに基づいて信号源から各論理
構成要素までの信号分配回路を発生し論理回路として付
加する論理回路付加部を論理設計手段4の一部としてそ
なえ、レイアウト設計手段5が、論理回路付加部により
付加された信号分配回路としての論理回路に基づいて、
信号分配回路の実装的な配置を決定するように構成して
もよい(請求項2)。
【0012】このとき、前記最終段仮定位置とグルーピ
ング部によりグループ分けされた複数の論理構成要素グ
ループとを表示部2に表示してもよいし(請求項3)、
前記最終段仮定位置から各論理構成要素までの予想配線
長を表示部2に表示してもよい(請求項4)。そして、
表示部2の表示に応じて入力部3から入力されるグルー
プ分けの変更要求を受け付け、グルーピング部に対して
当該変更を要求するグルーピング変更受付部(請求項
5)や、表示部2の表示に応じて入力部3から入力され
る前記最終段仮定位置の変更要求を受け付け、当該変更
を要求する信号分配回路最終段配置変更受付部(請求項
6)や、表示部2の表示に応じて入力部3から入力され
る論理構成要素の配置位置の変更要求を受け付け、レイ
アウト設計手段5に対して当該変更を要求する論理構成
要素配置変更受付部(請求項7)をそなえてもよい。
【0013】また、論理回路付加部により付加された信
号分配回路を表示部2に表示し(請求項8)、表示部2
の表示に応じて入力部3から入力される信号分配回路の
変更要求を受け付け、論理回路付加部に対して当該変更
を要求する付加回路変更受付部をそなえてもよい(請求
項9)。さらに、信号分配回路により各論理構成要素に
分配される前記所定の信号は、クロック信号であっても
よいし(請求項10)、リセット信号であってもよい
(請求項11)。
【0014】一方、診断を受けるべき複数の論理構成要
素がレイアウト設計手段5により実装的に配置された段
階で、複数の論理構成要素の配置結果に基づいて、複数
の論理構成要素を診断するための診断容易化回路の構成
情報を決定する構成情報決定部を論理設計手段4の一部
としてそなえ、レイアウト設計手段5が、構成情報決定
部により決定された診断容易化回路の構成情報に基づい
て、診断容易化回路の実装的な配置を行なうように構成
してもよい(請求項12)。
【0015】このとき、構成情報決定部により決定され
た診断容易化回路の構成情報を、表示部2に表示し(請
求項13)、表示部2の表示に応じて入力部3から入力
される前記構成情報の変更要求を受け付け、構成情報決
定部に対して当該変更を要求する構成情報変更受付部を
そなえてもよい(請求項14)。なお、診断容易化回路
がスキャンチェーン方式のものである場合には、構成情
報決定部が、スキャンチェーンを構成するための前記構
成情報として、複数の論理構成要素の接続順序を決定す
るほか(請求項15)、診断容易化回路がアドレススキ
ャン方式のものである場合には、構成情報決定部が、前
記構成情報として、各論理構成要素をスキャンするため
のアドレスを決定する(請求項16)。
【0016】ところで、レイアウト設計手段5により各
論理構成要素の実装的な配置を決定した段階で各論理構
成要素間に仮想的な配線を行なう仮配線作成部と、この
仮配線作成部による仮想的な配線結果に基づいて設計対
象回路上での配線の混雑度を算出する混雑度計算部とを
そなえ、この混雑度計算部により算出された混雑度を表
示部2に表示するように構成することもできる(請求項
17)。
【0017】このとき、混雑度計算部が、設計対象回路
を格子状の多数の領域に分割し、設計対象回路の配線層
毎に、各格子内での使用可能チャネル数に対する、仮配
線作成部による仮想的な配線結果に基づく予想使用チャ
ネル数の割合を前記混雑度として算出してもよいし(請
求項18)、混雑度計算部が、設計対象回路の配線層毎
に、各配線層の主配線方向座標についての空きチャネル
数を前記混雑度として算出してもよい(請求項19)。
【0018】そして、表示部2の表示に応じて入力部3
から入力される各論理構成要素の実装的な配置の変更要
求を受け付け、レイアウト設計手段5に対して当該変更
を要求する論理構成要素配置変更受付部をそなえてもよ
いし(請求項20)、レイアウト設計手段5により各論
理構成要素間の実装的な配線を決定した段階で、混雑度
計算部が、前記実装的な配線の結果に基づいて前記混雑
度を算出し、算出された混雑度を表示部2に表示するよ
うに構成してもよい(請求項21)。
【0019】また、レイアウト設計手段5により各論理
構成要素の実装的な配置を決定する際に、入力部3から
の指示により各論理構成要素を配置される設計対象回路
の配置マップと、この配置マップ上に配置すべき論理構
成要素の論理構成要素一覧リストとを表示部2に表示す
るように構成することもできる(請求項22)。この場
合、入力部3からの指示により論理構成要素一覧リスト
上で選択した論理構成要素を配置マップ上に配置する論
理構成要素配置部(請求項23)や、入力部3からの指
示により論理構成要素一覧リスト上もしくは配置マップ
上で選択した論理構成要素を配置マップ上から削除する
論理構成要素削除部(請求項24)や、入力部3からの
指示により論理構成要素一覧リスト上もしくは配置マッ
プ上で選択した論理構成要素を配置マップ上の他の位置
に移動する論理構成要素移動部(請求項25)をそなえ
てもよい。
【0020】また、入力部3からの指示により論理構成
要素一覧リスト上もしくは配置マップ上で選択した論理
構成要素についての個体情報や接続情報を検索して表示
部上に表示させる情報検索部をそなえてもよい(請求項
26)。このとき、前記接続情報として、選択された論
理構成要素と当該論理構成要素に接続される全ての論理
構成要素との間の接続情報リストを表示し(請求項2
7)、前記接続情報リストが、選択された論理構成要素
と当該論理構成要素に接続される全ての論理構成要素と
の間の論理長を含むように構成してもよい(請求項2
8)。
【0021】そして、その論理長が予め定められた規定
に反する場合には、規定に反する論理長を含む接続情報
の部分の表示状態を、接続情報リスト上で視覚的に識別
可能な状態に切り換えることもできる(請求項29)。
さらに、複数の論理構成要素を同一配置形状で配置する
ための基本配置パターンをカタログとして記憶し、入力
部3からの指示により基本配置パターンを配置マップ上
に繰り返し配置するカタログ配置部をそなえてもよい
(請求項30)。この場合、論理構成要素配置部により
複数の論理構成要素を配置マップ上に配置すると同時
に、これらの論理構成要素を基本配置パターンとして記
憶してもよいし(請求項31)、入力部3からの指示に
より配置マップ上で選択した既に配置済みの複数の論理
構成要素を、基本配置パターンとして記憶してもよい
(請求項32)。
【0022】なお、レイアウト設計手段5による各論理
構成要素の実装的な配置の実行中に、当該配置データを
テキスト形式で外部ファイルに書き込む外部ファイル書
込部をそなえてもよい(請求項33)。また、レイアウ
ト設計手段5による各論理構成要素の実装的な配置処理
直後には、当該実装的な配置に応じた各論理構成要素間
の仮想配線長に基づいてスピード解析手段6によるスピ
ード解析を実行し、そのスピード解析の結果に応じて、
レイアウト設計手段5により各論理構成要素の実装的な
配置の変更を行なってもよい(請求項34)。
【0023】同様に、レイアウト設計手段5による各論
理構成要素間の配線処理直後には、当該配線による実配
線長に基づいてスピード解析手段6によるスピード解析
を実行し、そのスピード解析の結果に応じて、レイアウ
ト設計手段5により各論理構成要素間の配線の変更を行
なってもよい(請求項35)。さらに、スピード解析手
段6によるスピード解析の実行時に入力部3からの指示
により指定した論理構成要素のピンに接続される配線パ
スを当該ピンからトレースするパストレース部と、この
パストレース部によりトレースされた配線パスのディレ
イ計算結果をパスディレイリストとして表示部2に表示
するパスディレイ表示制御部とをそなえてもよい(請求
項36)。
【0024】このとき、入力部3からの指示によりパス
ディレイリスト上で指定した配線パスについて、当該配
線パスのルートと当該配線パス上の各ピンにおけるディ
レイおよび波形とを、ルートマップとして表示部2に表
示するルートマップ表示制御部をそなえ(請求項3
7)、入力部3からの指示によりルートマップ上で指定
したゲートもしくはネットの実装的な配置状態および配
線状態を、表示部2上で強調的に表示する実装データ表
示制御部をそなえてもよい(請求項38)。
【0025】また、レイアウト設計手段5による各論理
構成要素間の配線処理時に現時点でレイアウト設計手段
5により決定済みの配置および配線に従う設計対象回路
上の配線寄生容量をコード化する配線寄生容量コード化
部と、この配線寄生容量コード化部によりコード化され
たコード情報を表示部2上の設計対象回路の配置マップ
上に重ねて表示する配線寄生容量コード表示制御部とを
そなえてもよい(請求項39)。
【0026】
【作用】図1により上述の本発明の会話型回路設計装置
では、論理設計手段4,レイアウト設計手段5およびス
ピード解析手段6がそれぞれの処理を実行している際、
随時、他の手段による処理に移行してその処理を実行す
ることが可能になる(請求項1)。
【0027】なお、所定の信号(クロック信号,リセッ
ト信号)を分配されるべき複数の論理構成要素がレイア
ウト設計手段5により実装的に配置されると、その複数
の論理構成要素が、グルーピング部により、信号分配回
路の最終段仮定位置毎にグループ分けされる。この後、
信号源から各論理構成要素までの信号分配回路が、論理
回路付加部により、前記最終段仮定位置とグループ分け
された複数の論理構成要素グループとに基づいて発生さ
れ、論理回路として付加されてから、レイアウト設計手
段5により、論理回路付加部により付加された信号分配
回路としての論理回路に基づいて、当該信号分配回路を
成す各論理構成要素の実装的な配置が決定される。この
ようにして論理設計手段4(論理回路付加部)とレイア
ウト設計手段5とを連係させることにより、クロック信
号,リセット信号,その他の信号を分配するための信号
分配回路の実装的な配置を、短時間で決定することがで
きる(請求項2,10,11)。
【0028】このとき、前記最終段仮定位置とグループ
分けされた複数の論理構成要素グループと(請求項3)
や、前記最終段仮定位置から各論理構成要素までの予想
配線長(請求項4)や、論理回路付加部により付加され
た信号分配回路(請求項8)を表示部2に表示すること
により、設計者は、表示部2上の表示データを参照して
設計状況を把握することができる。
【0029】そして、表示部2上の表示データを参照し
た設計者は、入力部3から各種要求を行なうことができ
る。グループ分けの変更要求を行なった場合には、グル
ーピング変更受付部により、その変更要求が受け付けら
れ、グルーピング部に対して当該変更が要求され、グル
ープ分けを変更することができる(請求項5)。
【0030】前記最終段仮定位置の変更要求を行なった
場合には、信号分配回路最終段配置変更受付部により、
その変更要求が受け付けられ、前記最終段仮定位置を変
更することができる(請求項6)。論理構成要素の配置
位置の変更要求を行なった場合には、論理構成要素配置
変更受付部により、その変更要求が受け付けられ、レイ
アウト設計手段5に対して当該変更が要求され、論理構
成要素の配置位置を変更することができる(請求項
7)。
【0031】信号分配回路の変更要求を行なった場合に
は、付加回路変更受付部により、その変更要求が受け付
けられ、論理回路付加部に対して当該変更が要求され、
信号分配回路を変更することができる(請求項9)。一
方、診断を受けるべき複数の論理構成要素がレイアウト
設計手段5により実装的に配置されると、構成情報決定
部により、複数の論理構成要素の配置結果に基づいて、
診断容易化回路の構成情報(スキャンチェーン方式では
論理構成要素の接続順序,アドレススキャン方式では各
論理構成要素のスキャンアドレス)が決定される。そし
て、その構成情報に基づいて、レイアウト設計手段5に
より診断容易化回路の配置,配線が行なわれる。このよ
うにして論理設計手段4(構成情報決定部)とレイアウ
ト設計手段5とを連係させることにより、診断容易化回
路の実装的な配置を、短時間で決定することができる
(請求項12,15,16)。
【0032】このとき、診断容易化回路の構成情報を表
示部2に表示することにより、設計者は、表示部2上の
表示データを参照して設計状況を把握することができる
(請求項13)。また、表示部2上の表示データを参照
した設計者が、入力部3から構成情報の変更要求を行な
った場合、構成情報変更受付部により、その変更要求が
受け付けられ、構成情報決定部に対して当該変更が要求
され、構成情報を変更することができる(請求項1
4)。
【0033】ところで、レイアウト設計手段5により各
論理構成要素の実装的な配置を決定した段階で、仮配線
作成部により各論理構成要素間に仮想的な配線を行な
い、その仮想的な配線結果に基づいて、混雑度計算部に
より設計対象回路上での配線の混雑度を算出し、算出し
た混雑度を表示部2に表示することにより、設計者は、
表示部2の混雑度を参照して、レイアウト設計手段5に
よる実装的な配置が理想的なものであるか否かを判断し
たり、以後に行なわれる配線の成功率を見積もったりす
ることができる(請求項17)。
【0034】このとき、混雑度は、設計対象回路の配線
層毎に、設計対象回路上の各格子内での使用可能チャネ
ル数に対する予想使用チャネル数の割合として算出する
ことができるほか(請求項18)、設計対象回路の配線
層毎に、空きチャネル数として算出することもできる
(請求項19)。そして、表示部2上の混雑度を参照し
た設計者が、入力部3から各論理構成要素の実装的な配
置の変更要求を行なった場合、論理構成要素配置変更受
付部により、その変更要求が受け付けられ、レイアウト
設計手段5に対して当該変更が要求され、混雑度に応じ
て論理構成要素の配置を変更することができる(請求項
20)。
【0035】さらに、レイアウト設計手段5により各論
理構成要素間の実装的な配線を決定した段階で、混雑度
計算部によりその実装的な配線の結果に基づいて算出し
た混雑度を表示部2に表示することにより、設計者は、
表示部2の混雑度を参照して、レイアウト設計手段5に
よる実装的な配線が理想的なものであるか否かを判断す
ることができる(請求項21)。
【0036】また、レイアウト設計手段5により各論理
構成要素の実装的な配置を決定する際に、入力部3から
の指示により各論理構成要素を配置される設計対象回路
の配置マップと、この配置マップ上に配置すべき論理構
成要素の論理構成要素一覧リストとを表示部2に表示す
ることにより、設計者は、論理構成要素一覧リストにお
ける配置対象の論理構成要素を確認・把握しながら、配
置マップ上への論理構成要素の配置を行なうことができ
る(請求項22)。
【0037】この場合、入力部3から指示して論理構成
要素一覧リスト上で選択した論理構成要素を、論理構成
要素配置部により配置マップ上に配置でき(請求項2
3)、入力部3からの指示して論理構成要素一覧リスト
上もしくは配置マップ上で選択した論理構成要素を、論
理構成要素削除部により配置マップ上から削除できるほ
か(請求項24)、入力部3から指示して論理構成要素
一覧リスト上もしくは配置マップ上で選択した論理構成
要素を、論理構成要素移動部により配置マップ上の他の
位置に移動できる(請求項25)。従って、設計者は、
表示部2における配置マップおよび論理構成要素一覧リ
ストを参照して入力部3を操作することにより、表示部
2の配置マップ上で、論理構成要素の実装的な配置のほ
か、一旦配置した論理構成要素の削除や移動を行なうこ
とができる。
【0038】また、入力部3から指示して論理構成要素
一覧リスト上もしくは配置マップ上で選択した論理構成
要素について、情報検索部によりその個体情報や接続情
報を検索して配置マップ上に表示することにより、設計
者は、選択した論理構成要素についての情報を表示部上
で確認することができる(請求項26)。このとき、論
理構成要素の接続情報として、選択された論理構成要素
と当該論理構成要素に接続される全ての論理構成要素と
の間の接続情報リストを表示することができ(請求項2
7)、その接続情報リストに、選択された論理構成要素
と当該論理構成要素に接続される全ての論理構成要素と
の間の論理長を含ませる(請求項28)。
【0039】これにより、設計者は、選択論理構成要素
についての接続情報リストやそのリスト中の論理長を表
示部2上で参照して確認しながら、表示部2の配置マッ
プ上で論理構成要素の実装的な配置を行なうことができ
る。そして、予め定められた規定に反する論理長を含む
接続情報の部分の表示状態を、接続情報リスト上で視覚
的に識別可能な状態に切り換えることにより、設計者
は、表示部2上でその接続情報の部分を直ちに確認する
ことができる(請求項29)。
【0040】さらに、入力部3から指示して、カタログ
配置部により、基本配置パターンを配置マップ上に繰り
返し配置することで、複数の論理構成要素を同一配置形
状で複数箇所に配置する必要がある場合に、設計者は、
複数の論理構成要素を一々配置することなく、複数の論
理構成要素を一つの基本配置パターンとして配置を指示
することができる(請求項30)。
【0041】このとき、論理構成要素を論理構成要素配
置部により配置マップ上に配置すると同時に、その論理
構成要素を基本配置パターンとして記憶させることがで
きるほか(請求項31)、配置マップ上に既に配置済み
の複数の論理構成要素を入力部3からの指示により任意
に選択して、基本配置パターンとして記憶させることも
できる(請求項32)。
【0042】なお、レイアウト設計手段5による実装的
な配置の実行中に、外部ファイル書込部により、当該配
置データをテキスト形式で外部ファイルに書き込むこと
で、配置データを外部ファイルに保存したり退避させた
りすることができる(請求項33)。また、レイアウト
設計手段5による実装的な配置処理直後に、当該実装的
な配置に応じた各論理構成要素間の仮想配線長に基づい
てスピード解析手段6によりスピード解析が実行され、
そのスピード解析結果に応じて、レイアウト設計手段5
により実装的な配置の変更を行なうことができる(請求
項34)。
【0043】同様に、レイアウト設計手段5による配線
処理直後に、当該配線による実配線長に基づいてスピー
ド解析手段6によりスピード解析が実行され、そのスピ
ード解析結果に応じて、レイアウト設計手段5により配
線の変更を行なうことができる(請求項35)。このよ
うにレイアウト設計手段5とスピード解析手段6とを連
係させることにより、実装的な配置や配線を行なった
後、直ちにその評価をスピード解析によって行なうこと
ができる。
【0044】さらに、スピード解析手段6によるスピー
ド解析の実行時に、パストレース部により、入力部3か
らの指示により指定した論理構成要素のピンに接続され
る配線パスを当該ピンからトレースし、トレースされた
配線パスのディレイ計算結果を、パスディレイ表示制御
部により、パスディレイリストとして表示部2に表示す
ることで、設計者は、入力部3を操作して論理構成要素
のピンを指定するだけで、表示部2上でその指定ピンに
ついての配線パスのディレイ計算結果を参照・確認する
ことができる(請求項36)。
【0045】このとき、設計者は、入力部3を操作して
パスディレイリスト上の配線パスを指定することで、当
該配線パスについてのルートマップを、ルートマップ表
示制御部により表示部2に表示できるので、そのルート
マップを参照して、当該配線パスのルートのほか、当該
配線パス上の各ピンにおけるディレイおよび波形を参照
・確認することができる(請求項37)。
【0046】さらに、設計者は、入力部3を操作してル
ートマップ上でゲートもしくはネットを指定すること
で、そのゲートやネットの実装的な配置状態および配線
状態を、実装データ表示制御部により表示部2上で強調
的に表示できるので、指定したゲートやネットについて
の実装データを把握できる(請求項38)。また、配線
寄生容量コード化部により、レイアウト設計手段5によ
る配線処理中の各時点で設計対象回路上の配線寄生容量
がコード化され、そのコード情報が、配線寄生容量コー
ド表示制御部により、表示部2上の設計対象回路の配置
マップ上に重ねて表示されるので、設計者は、配線処理
時に、配置マップ上に重畳表示された配線寄生容量につ
いてのコード情報を参照して配線寄生容量を意識しなが
ら、レイアウト設計手段5による配線処理を実行するこ
とができる(請求項39)。
【0047】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)本実施例の装置構成の説明 図2は本発明の一実施例としての会話型回路設計装置を
示すブロック図で、この図2において、10は論理回路
情報,レイアウト情報など一切の情報を格納するデータ
ベース(DB)、11は後述する各種回路設計過程を表
示する表示部、12はこの表示部11上における表示状
態を制御する表示制御部、13は表示部11上の表示デ
ータを参照し設計者がその表示データに対する応答情報
を入力するキーボード,マウス等の入力部である。
【0048】14は設計対象回路についての論理設計を
行なう論理設計部、15はレイアウト設計部で、このレ
イアウト設計部15は、論理設計部14による論理設計
結果に基づいて、該設計対象回路を成す各論理構成要素
〔本実施例ではフリップフロップ等のセル〕の実装的な
配置を行なった後、各セル間の配線を行なうものであ
る。
【0049】また、16はスピード解析部で、このスピ
ード解析部16は、図4にて後述するごとく構成され、
レイアウト設計部15による設計結果に従う設計対象回
路上の各パス毎に、ディレイ計算に基づくスピード解析
を行なうものである。そして、本実施例では、これらの
論理設計部14,レイアウト設計部15およびスピード
解析部16が、同一のシステム(装置)内にそなえら
れ、随時、相互に連係可能に接続されている。
【0050】17は配線率評価部で、この配線率評価部
17は、図5にて後述するごとく構成され、レイアウト
設計部15による配置処理後や配線処理後に、セルの配
置結果や実際の配線結果を評価して、その評価結果を表
示部11上に表示するものである。18は外部ファイル
書込部で、この外部ファイル書込部18は、レイアウト
設計部15による各セルの実装的な配置の実行中に、入
力部13からの指示に応じて、随時、今まで配置された
セルの配置データをデータベース10とは別の外部ファ
イル18Aにテキスト形式で外部ファイル18Aに書き
込むものである。
【0051】19は配線寄生容量マップ表示制御部で、
この配線寄生容量マップ表示制御部19は、図6にて後
述するごとく構成され、高速な信号伝達を要求される信
号線の配線設計を行なう際に、信号遅延の大きな要因で
ある、電源配線に起因する配線寄生容量をコード化し、
図29にて後述するごとく文字または図形として配線設
計用の対話画面(表示部11の配置マップ)上に重ねて
表示させるためのものである。
【0052】20は製造データ作成部で、この製造デー
タ作成部20は、上述した表示部11,入力部12,論
理設計部14,レイアウト設計部15,スピード解析部
16等を用い設計者との間で会話的にやり取りを行なっ
て設計された最終的な設計データに基づき、LSIやプ
リント基板等の回路を実際に製造するための製造データ
を作成するためのものである。
【0053】ところで、論理設計部14は、論理回路作
成部21,論理回路付加部22,構成情報決定部23,
論理回路変更受付部24,付加回路変更受付部25およ
び構成情報変更受付部26を有して構成されている。こ
こで、論理回路作成部21は、設計対象回路について、
クロック分配回路,リセット分配回路,診断容易化回路
(テスト系回路,スキャンチェック用回路)等のレイア
ウト設計後に付加される論理回路を除いた部分の論理回
路を自動的に作成するものである。
【0054】論理回路付加部22は、後述するグルーピ
ング部29によるグループ分け結果に基づいて、クロッ
ク信号,リセット信号等の信号源(ドライバ)から各セ
ル(フリップフロップ等)までのクロック分配回路,リ
セット分配回路を自動的に発生し論理回路として付加す
るものである。構成情報決定部23は、診断を受けるべ
きフリップフロップ等のセルがレイアウト設計部15に
より実装的に配置された段階で、その配置結果に基づい
て、各セルを診断するための診断容易化回路の構成情報
(スキャンチェーン方式ではフリップフロップの接続順
序,アドレススキャン方式では各セルのスキャンアドレ
ス)を部分的にもしくは全面的に自動決定するものであ
る。
【0055】上述した論理回路作成部21や論理回路付
加部22により作成,付加された論理回路は表示制御部
12を介して表示部11上に表示されるほか、構成情報
決定部23により決定された構成情報も表示制御部12
を介して表示部11上に表示され、設計者は、その表示
データを参照し、入力部13から自動設計結果に対して
変更等の指示を行なう。
【0056】論理回路変更受付部24は、表示部11の
表示に応じて入力部13から入力される論理回路(論理
回路作成部21により作成された論理回路)の変更要求
を受け付け、論理回路作成部21に対してその変更を要
求するものである。同様に、付加回路変更受付部25
は、表示部11の表示に応じて入力部13から入力され
る付加回路(クロック分配回路,リセット分配回路等の
信号分配回路)の変更要求を受け付け、論理回路付加部
22に対してその変更を要求するものであり、構成情報
変更受付部26は、表示部11の表示に応じて入力部1
3から入力される構成情報の変更要求を受け付け、構成
情報決定部23に対してその変更を要求するものであ
る。
【0057】また、レイアウト設計部15は、配置部2
7,配線部28,グルーピング部29,セル配置変更受
付部30,配線変更受付部31,グルーピング変更受付
部32,最終段配置変更受付部33,配線高速化処理部
34,レイアウトチェック部35およびレイアウトエラ
ー自動回避部36を有して構成されている。 ここで、
配置部27は、図3にて後述するごとく構成され、論理
回路作成部21により作成された論理回路,論理回路付
加部22により付加された付加回路,構成情報決定部に
より決定された構成情報に基づいて、フリップフロップ
等の部品(セル)を設計対象回路上で実装的に配置する
もので、入力部13からの指示に応じて、自動配置モー
ドと入力部13による手動配置モードとのいずれか一方
に切り換えられるようになっている。
【0058】配線部28は、配置部27により設計対象
回路上に全てのセルが実装的に配置された後、各セル間
の配線を自動的に行なうもので、この配線部28も、入
力部13からの指示に応じて、自動配置モードと入力部
13による手動配置モードとのいずれか一方に切り換え
られるようになっている。グルーピング部29は、クロ
ック信号,リセット信号等の信号を分配されるべきフリ
ップフロップ等のセルが配置部27により実装的に配置
された段階で、フリップフロップ等のセルを、クロック
分配回路,リセット分配回路等の最終段(バッファ;図
9参照)の仮定位置毎に、自動的にグループ分けするも
のである。このとき、グルーピング部29は、入力部1
3からの指示に応じて、実装的に配置されたセルの全て
をグループ分けを行なうモードと、部分的にグループ分
けを行なうモードとに切り換えられるようになってい
る。
【0059】上述した配置部27による配置結果,配線
部28による配線結果およびグルーピング部29による
グループ分け結果(前記最終段仮定位置およびセルグル
ープ)は、表示制御部12を介して表示部11上に表示
され、設計者は、その表示データを参照し、入力部13
から各処理結果に対して変更等の指示を行なう。なお、
グルーピング部29によるグループ分け結果の表示時に
は、前記最終段仮定位置から各セルまでの予想配線長を
合わせて表示する。
【0060】セル配置変更受付部30は、表示部11の
表示に応じて入力部13から入力されるセル配置位置の
変更要求を受け付け、配置部27に対してその変更を要
求するものであり、配線変更受付部31は、表示部11
の表示に応じて入力部13から入力される配線の変更要
求を受け付け、配線部28に対してその変更を要求する
ものである。
【0061】同様に、グルーピング変更受付部32は、
表示部11の表示に応じて入力部13から入力されるグ
ループ分けの変更要求を受け付け、グルーピング部29
に対してその変更を要求するものであり、最終段配置変
更受付部33は、表示部11の表示に応じて入力部13
から入力される前記最終段仮定位置の変更要求を受け付
け、グルーピング部29に対してその変更を要求するも
のである。
【0062】配線高速化処理部34は、対話画面(表示
部11)上の表示に応じて入力部13から指示されたネ
ットについて、そのネットの配線およびその配線付近の
他の配線の移動を自動的に行ない、配線寄生容量の影響
が少なくして信号伝播速度の高速化を行なうものであ
る。なお、この配線高速化処理部34による処理を指示
する際には、配線寄生容量マップ表示制御部19による
配線寄生容量マップの表示を表示部11上で行なうこと
により、設計者は的確な指示を行なうことができる。
【0063】レイアウトチェック部35は、配置部27
による配置結果および配線部28による配線結果につい
てのチェックを行なうもので、未配線区間,配線の幅,
配線長,平行配線長,配線寄生容量,マスクデザインル
ール等をチェックする機能を有するほか、そのチェック
結果をリスト形式で表示部11上に表示する機能と、未
配線区間を表示部11上に表示する機能とを有してい
る。
【0064】レイアウトエラー自動回避部36は、入力
部13からレイアウトエラー自動回避の指示を受けた場
合に、線長制限違反やスペーシング違反などのレイアウ
トエラーを自動的に回避するものである。さて、本実施
例の装置は、図2に示すように、一つのデータベース1
0を中心にして構成されており、表示制御部12により
表示部11上にマルチのウインドウを表示し、設計者
が、そのウインドウ表示を参照し、入力部13から各種
要求を指示することにより、回路設計が会話形式で行な
われるようになっている。そして、レイアウト設計部1
5によりフリップフロップ等のセルの実装的な配置を決
定する際には、図3に示すように、入力部13からの指
示によりセルを配置される設計対象回路の配置マップ1
1A〔図17(b)参照〕と、この配置マップ上に配置
すべきセルの一覧リスト11B〔図17(a)参照〕と
が、表示制御部12により表示部11上に表示される。
【0065】レイアウト設計部15の配置部27は、上
述のような表示を参照しながら設計者が入力部13から
セル配置指示を行なった場合に、そのセル配置を自動的
に行なうもので、図3に示すように、セル配置部37,
セル削除部38,セル移動部39,情報検索部40,リ
スト操作部41,カタログ配置部42,配置変更検出部
43および配線情報変更部44を有して構成されてい
る。
【0066】ここで、セル配置部37は、入力部13か
らの指示によりセル一覧リスト11B上で選択したセル
を配置マップ11A上に配置するものであり、セル削除
部38は、入力部13からの指示によりセル一覧リスト
11B上もしくは配置マップ11A上で選択したセルを
配置マップ11A上から削除するものであり、セル移動
部39は、入力部13からの指示によりセル一覧リスト
11B上もしくは配置マップ11A上で選択したセル
を、配置マップ11A上で指定される他の位置に移動す
るものである。これらのセル配置部37,セル削除部3
8およびセル移動部39の機能を用いることにより、セ
ル配置を行なっている途中の段階で、配置マップ11A
上のセルを、任意の範囲で移動したり削除したり位置交
換したりすることができる。
【0067】情報検索部40は、入力部13からの指示
によりセル一覧リスト11B上もしくは配置マップ11
A上で選択したセルについての個体情報,接続情報等の
諸情報をデータベース10から検索して表示部11上に
表示させるものである。このとき、接続情報として、選
択されたセル(着目セル)とそのセルに接続される全て
のセルとの間の接続情報リストを表示する。この接続情
報リストには、着目セルについての接続ネットの論理長
も含まれ、その論理長も表示部11上に表示される。
【0068】そして、情報検索部40は、その論理長が
予め定められた規定に反する場合には、規定に反する論
理長を含む接続情報の部分の表示状態を、接続情報リス
ト上で視覚的に識別可能な状態に切り換えるほか、着目
セルをセル移動部39により移動した場合には、情報検
索部40は、セル間の接続情報リストの内容を自動的に
更新するようになっている。
【0069】リスト操作部41は、表示部11上に表示
されるセル一覧リスト11Bを含む各種リストの表示状
態を操作・制御するためのもので、例えば、前述のよう
にセル一覧リスト11B上で指示を行なってセル配置を
行なった場合に、セル一覧リスト11Bの表示状態を自
動的に次のセルを選択できる状態に切り換える機能等を
有している。
【0070】また、カタログ配置部42は、図22〜図
25にて後で詳述するように、複数のセルを同一配置形
状で配置するための基本配置パターンをカタログとして
記憶し、入力部13からの指示により基本配置パターン
を配置マップ11A上に繰り返し配置するためのもので
ある。このとき、基本配置パターンの記憶手法として
は、セル配置部37により複数のセルを配置マップ11
A上に配置すると同時にこれらのセルを基本配置パター
ンとして記憶する手法や、入力部13からの指示により
配置マップ11A上で選択した既に配置済みの複数のセ
ルを、基本配置パターンとして記憶する手法がある。
【0071】さらに、配置変更検出部43は、配置処理
の終了後に、配置が変更になった箇所を自動的に検出・
認識するものであり、配線情報変更部44は、配置変更
検出部43により検出された変更箇所について、配線部
28による配線処理で必要となる配線情報を、バルク情
報,セル情報に基づいて自動的に作成し、データベース
10における配線情報を更新するものである。
【0072】一方、スピード解析部16は、図4に示す
ように、ディレイ計算部45,パストレース部46,パ
スディレイ表示制御部47,ルートマップ表示制御部4
8および実装データ表示制御部49を有して構成されて
いる。ここで、ディレイ計算部45は、レイアウト設計
部15による設計結果に従う設計対象回路上の各配線パ
ス毎に、ディレイ計算を行なうものである。
【0073】パストレース部46は、スピード解析の実
行時に入力部13からの指示により指定したセルのピン
に接続される配線パスを、その指定ピンからターゲット
ピンまで、フォワード方向(入力から出力へ向かう方
向)もしくはバックワード方向(出力から入力へ向かう
方向)へトレースするものである。パスディレイ表示制
御部47は、パストレース部46によりトレースされた
配線パスについてディレイ計算部45により算出された
ディレイ計算結果を、パスディレイリスト(図27参
照)として表示部11に表示するものである。
【0074】ルートマップ表示制御部48は、入力部1
3からの指示によりパスディレイリスト上で指定した配
線パスについて、その配線パスのルートや、その配線パ
ス上の各ピンにおけるディレイおよび波形などの各種情
報(図28にて後述)を、ルートマップとして表示部1
1に表示するものである。実装データ表示制御部49
は、入力部13からの指示によりウインドウ表示された
ルートマップ上で指定したゲートもしくはネットの実装
的な配置状態および配線状態を、表示部11(配置マッ
プ11A)上で、高輝度表示により、もしくは、表示色
を変えることにより強調的に表示するものである。
【0075】また、配線率評価部17は、図5に示すよ
うに、仮配線作成部50,混雑度計算部51およびグラ
フ作成部52を有して構成されている。ここで、仮配線
作成部50は、レイアウト設計部15によりセルの実装
的な配置を決定した段階で、入力部13により選択され
るモードに応じて、スタイナー木等の木表現や概略配線
に基づく各セル間(ネット)の仮想的な配線を行なうも
のである。
【0076】混雑度計算部51は、図14〜図16にて
後述するような手法に従い、仮配線作成部50による仮
想的な配線結果に基づいて設計対象回路上での配線(チ
ャネル)の混雑度を算出するものであり、グラフ作成部
52は、混雑度計算部51による計算結果を、表示部1
1上で表示すべくグラフ化するもので、そのグラフ化結
果(混雑度)が表示制御部12を介して表示部11に表
示されるようになっている。
【0077】なお、混雑度計算部51およびグラフ作成
部52による混雑度の算出および表示は、レイアウト設
計部15により各セル間の実装的な配線を決定した段階
で行なってもよく、この場合、設計者は、実際のチャネ
ル使用状況を把握することができる。さらに、配線寄生
容量マップ表示制御部19は、図6に示すように、コー
ド化条件データベース53,配線寄生容量コード化部5
4,配線寄生容量コード表示制御部55および表示受付
部56を有して構成されている。
【0078】ここで、コード化条件データベース53
は、図29にて後述するごとく、設計対象回路上での各
種配置,配線状態(コード化条件)に応じた配線寄生容
量を表示しうるコード(文字や図形等)を、予め格納す
るものである。配線寄生容量コード化部54は、レイア
ウト設計部15による配置結果および配線結果を、デー
タベース10から読み出し、コード化条件データベース
53のコード化条件に照らし合わせて、設計対象回路上
の配線寄生容量をコード化するものである。
【0079】配線寄生容量コード表示制御部55は、配
線寄生容量コード化部54によりコード化されたコード
情報を、表示部11上の設計対象回路の各位置毎に、配
置マップ11A上に重ねて表示することで、配線寄生容
量マップの表示を行なうものである。なお、コード情報
は、配線寄生容量コード化部54からデータベース10
に一旦格納されるようにしてもよい。
【0080】表示受付部56は、入力部13から入力さ
れる配線寄生容量マップの表示要求を受け付け、配線寄
生容量コード表示制御部55に対してその表示を要求す
るものである。 (b)本実施例の装置の全体的な動作の流れの説明 次に、上述のごとく構成された本実施例の会話型回路設
計装置の全体的な動作の流れを、図7,図8に示すフロ
ーチャート(ステップS1〜S23)に従って説明す
る。
【0081】まず、論理設計部14の論理回路作成部2
1により、設計対象回路について、クロック分配回路,
リセット分配回路,診断容易化回路等のレイアウト設計
後に付加される論理回路を除いた部分の論理回路を作成
する(ステップS1)。この論理回路の設計は、自動モ
ードであれば自動的に行なわれる一方、手動モードであ
れば、設計者が、表示部11の表示状態を参照し、作成
された論理回路に対して入力部13から変更要求を行な
うことにより、論理回路の設計が会話的に行なわれる。
【0082】ステップS1での論理設計結果に基づい
て、レイアウト設計部15の配置部27により、セルの
実装的な配置処理を行なう(ステップS2)。このセル
の配置は、自動モードであれば自動的に行なわれる一
方、手動モードであれば、設計者が図17〜図26にて
後述する表示部11の表示状態を参照しながら入力部1
3を操作することにより、装置との間で会話的に行なわ
れる。
【0083】ステップS2によるレイアウト(配置)を
終了すると、配線率評価部17による評価結果(混雑
度)が表示部11に表示されるので、設計者は、表示部
11に表示された混雑度を参照して、配置部27による
実装的な配置が理想的なものであるか否かを判断した
り、以後に行なわれる配線の成功率を見積もったりし、
配置部27による配置結果を評価する(ステップS
3)。
【0084】配置の評価を行なった結果、問題がある場
合には、入力部13からレイアウト設計部15に対して
各種変更要求を入力することにより、セルの配置変更等
のレイアウト修正を会話的に行ない(ステップS4)、
再度、ステップS3において配置評価を行なう。なお、
配線率評価部17の詳細な動作や評価結果の表示状態に
ついては、図14〜図16により後述する。
【0085】ステップS3により配置結果が良好である
と判断された場合には、各セルにクロック信号やリセッ
ト信号等の信号を分配するための信号分配回路(付加回
路;本実施例とクロック分配回路およびリセット分配回
路)を追加すべく、論理設計部14の論理回路付加部2
2により、信号分配回路としての論理回路が付加される
(ステップS5)。この信号分配回路の付加処理の詳細
については、図9,図10にて後述するが、この付加処
理も、自動モードであれば自動的に行なわれる一方、手
動モードであれば、設計者が表示部11の表示状態を参
照しながら入力部13を操作することにより、装置との
間で会話的に行なわれる。
【0086】そして、ステップS5での論理設計結果に
基づき、レイアウト設計部15の配置部27により、ク
ロック分配回路やリセット分配回路を構成するセルの実
装的な配置処理が、前述したステップS2とほぼ同様に
して行なわれる(ステップS6)。ステップS6による
レイアウト(配置)を終了すると、配線率評価部17に
よる評価結果が表示部11に表示されるので、やはりス
テップS3と同様に、設計者は、表示部11に表示され
た混雑度を参照して、配置部27による配置結果を評価
し(ステップS7)、問題がある場合には、入力部13
からレイアウト設計部15に対して各種変更要求を入力
し、セルの配置変更等のレイアウト修正を行ない(ステ
ップS8)、再度、ステップS7において配置評価を行
なう。
【0087】ステップS7にて配置結果が良好であると
判断された場合には、スピード解析部16のディレイ計
算部45により、配置された各セル間の仮想配線長に基
づいて、各パス毎にディレイ(信号伝播時間)を算出し
てスピード解析を行ない、そのスピード解析結果の評価
を行なう(ステップS9)。このステップS9の段階で
は、未だ配線処理は行なわれていないので、スタイナー
木等の木表現や概略配線に基づき各セル間の配線長を仮
想的に求め、その仮想配線長を用いてスピード解析を行
なう。なお、スピード解析結果の評価時には、表示部1
1において、図27,図28にて後述するような表示が
行なわれ、設計者は、その表示を参照しながらスピード
解析結果の評価を行なう。
【0088】スピード解析の評価を行なった結果、問題
がある場合には、入力部13からレイアウト設計部15
に対して各種変更要求を入力することにより、セルの配
置変更等のレイアウト修正を会話的に行ない(ステップ
S10)、再度、ステップS9において、ディレイを再
計算し、変更前後のディレイの表示およびデータベース
10へのフィードバックを行なって、スピード解析評価
を行なう。
【0089】ステップS9にてスピード解析結果が良好
であると判断された場合には、スピード解析の対象外で
ある診断容易化回路を追加すべく、論理設計部14の構
成情報決定部23により、ステップS10までの処理で
得られたセル配置結果に基づいて、診断容易化回路の構
成情報(スキャンチェーン方式ではセル接続順序,アド
レススキャン方式では各セルのスキャンアドレス)を決
定する(ステップS11)。この診断容易化回路の付加
処理の詳細については、図11〜図13にて後述する
が、この付加処理も、自動モードであれば自動的に行な
われる一方、手動モードであれば、設計者が表示部11
の表示状態を参照しながら入力部13を操作することに
より、装置との間で会話的に行なわれる。
【0090】そして、ステップS11で決定された構成
情報に基づき、レイアウト設計部15の配置部27によ
り、診断容易化回路を構成するセルの実装的な配置処理
が、前述したステップS2,S6とほぼ同様にして行な
われる(ステップS12)。ステップS12によるレイ
アウト(配置)を終了すると、配線率評価部17による
評価結果が表示部11に表示されるので、やはりステッ
プS3,S7と同様に、設計者は、表示部11に表示さ
れた混雑度を参照して、配置部27による配置結果を評
価し(ステップS13)、問題がある場合には、入力部
13からレイアウト設計部15に対して各種変更要求を
入力し、セルの配置変更等のレイアウト修正を行ない
(ステップS14)、再度、ステップS13において配
置評価を行なう。
【0091】ステップS13にて配置結果が良好である
と判断された場合には、レイアウト設計部15の配線部
28により、ステップS13,S14までの処理で配置
された全セル間における配線処理を行なう(ステップS
15)。この配線処理も、自動モードであれば自動的に
行なわれる一方、手動モードであれば、設計者が表示部
11の表示状態を参照しながら入力部13を操作するこ
とにより、装置との間で会話的に行なわれる。
【0092】ステップS15によるレイアウト(配線)
を終了すると、レイアウト設計部15のレイアウトチェ
ック部35により、ステップS15までの処理で配置/
配線された回路についてのチェック(未配線区間,配線
の幅,配線長,平行配線長,配線寄生容量,マスクデザ
インルール等)を行ない、リスト形式のチェック結果お
よび未配線区間を表示部11上に表示する。設計者は、
表示部11に表示されたチェック結果および未配線区間
を参照し、チェックOKか否かを判断する(ステップS
16)。
【0093】チェック結果がNGである場合には、入力
部13からレイアウト設計部15に対して各種変更要求
を入力し、配線変更等のレイアウト修正を行ない(ステ
ップS17)、再度、ステップS16においてレイアウ
トチェックを行なう。ステップS16にてチェック結果
がOKであると判断された場合には、レイアウト設計部
15の配線高速化処理部34により、表示部11上の表
示に応じて入力部13から指示されたネットについて、
そのネットの配線およびその配線付近の他の配線の移動
を自動的に行ない、配線寄生容量の影響が少なくして信
号伝播速度の高速化を行なう(ステップS18)。
【0094】このとき、配線高速化処理部34では、入
力部13により指定されたネットの通知を受けると、デ
ータベース10上からそのネットに関する配線情報を取
り出す。そして、そのネットの配線を、接続関係は維持
したまま、隣接配線の影響を全く受けないか、できるだ
け少なくなる方向に移動(平行配線区間の間隔を拡げる
等の変更)する処理を行なう。もし、指定ネットの配線
を移動した後に、目標の速度(ディレイ)を達成できな
い場合には、指定ネットの配線とこの配線に隣接する配
線との間隔をさらに拡げるように、指定ネットの配線を
移動させる。
【0095】配線高速化処理部34による移動結果は、
即時に表示部11により表示され、配線状態の変更が行
なわれたネットについて、スピード解析部16のディレ
イ計算部45により信号遅延時間(ディレイ)の再計算
が行なわれる。設計者は、ディレイの再計算結果を表示
部11上で参照することにより、配線遅延の改善状況を
容易に確認することができる。
【0096】ステップS18にて配線高速化処理を行な
った後には、スピード解析部16のディレイ計算部45
により、ステップS18までの処理で各セル間に施され
た実際の配線の長さ(実配線長)に基づいて、各パス毎
にディレイ(信号伝播時間)を算出してスピード解析を
行ない、そのスピード解析結果の評価を行なう(ステッ
プS19)。なお、この時にも、ステップS9の場合と
同様、表示部11において、図27,図28にて後述す
るような表示が行なわれ、設計者は、その表示を参照し
ながらスピード解析結果の評価を行なう。
【0097】スピード解析の評価を行なった結果、問題
がある場合には、入力部13からレイアウト設計部15
に対して各種変更要求を入力することにより、配線変更
等のレイアウト修正を会話的に行ない(ステップS2
0)、再度、ステップS19において、ディレイを再計
算し、変更前後のディレイの表示およびデータベース1
0へのフィードバックを行なって、スピード解析評価を
行なう。
【0098】ステップS19にてスピード解析結果が良
好であると判断された場合には、ステップS16,S1
7と同様、レイアウト設計部15のレイアウトチェック
部35により、ステップS19,S20までの処理で配
置/配線された回路についてのチェックを行ない、リス
ト形式のチェック結果および未配線区間を表示部11上
に表示する。設計者は、表示部11に表示されたチェッ
ク結果および未配線区間を参照し、チェックOKか否か
を判断する(ステップS21)。
【0099】チェック結果がNGである場合には、入力
部13からレイアウト設計部15に対して各種変更要求
を入力し、配線変更等のレイアウト修正を行ない(ステ
ップS22)、再度、ステップS21においてレイアウ
トチェックを行なう。ステップS21にてチェック結果
がOKであると判断された場合には、製造データ作成部
20により、ステップS21,S22までの処理で作成
された最終的な設計データに基づき、LSIやプリント
基板等の回路を実際に製造するための製造データが作成
される。
【0100】(c)信号分配回路及び診断容易化回路の
付加手法の説明 ここでは、まず、図9,図10により、図7のステップ
S5,S6で前述したクロック分配回路,リセット分配
回路の付加手法について説明する。図9は、クロック信
号あるいはリセット信号をフリップフロップ等のセルに
分配するための一般的な回路構成を示すもので、この図
9において、60はクロック信号あるいはリセット信号
を発生するドライバ(信号源)、61はドライバ60か
らの信号を増幅しながら伝送すべく複数段そなえられる
バッファ、62は最終段のバッファ61から直接的に信
号を分配されるフリップフロップ等のセルである。
【0101】信号分配回路は、図9に示すような構成を
基本とし、そのバッファ61の段数やファンアウト数最
大値などは設計対象回路に応じて異なる。また、このよ
うな信号分配回路は、クロック信号やリセット信号の分
配を受けるフリップフロップ等のセル62の配置位置が
決定された段階で最適なものが作成される。ただし、論
理回路のシミュレーションのために信号分配回路が必要
な場合には、配置位置が決まっている必要はない。
【0102】本実施例では、LSI,プリント基板等の
設計対象回路におけるフリップフロップ等のセル62の
実装的な配置位置を考慮しながら、レイアウト設計部1
5のグルーピング部29および論理設計部14の論理回
路付加部22により、信号分配回路としての論理回路を
追加・発生している。まず、信号分配系統が複数系統存
在する場合を前提とすると、図7のステップS1による
論理設計の段階で、設計者は、信号供給を受ける各フリ
ップフロップ等のセル62に、どの信号系統から信号の
供給を受けるのかを入力部13から指示する。この指示
情報を、「クロック系統情報」もしくは「リセット系統
情報」と呼ぶ。
【0103】レイアウト設計部15の配置部27により
各セル62の配置が完了した段階(図7のステップS3
でOKと判断された段階)で、グルーピング部29およ
び論理回路付加部22からなる信号分配回路の自動発生
システムでは、まず、グルーピング29により、信号分
配回路の最終段のバッファ61の1つの出力が駆動すべ
きセルのグループを決定する。そして、表示部11の配
置用ウインドウ(配置マップ11A)では、例えば図1
0に示すように、セル62のグループ分け状況が表示さ
れる。なお、図10において、1つのバッファ61と3
つのセル62との間を矢印で接続したものが1組のグル
ープであり、図10中、2組のグループが図示されてい
る。
【0104】また、セルグループが図10に示すように
形成されて表示されていても、実際の信号分配回路はま
だ発生されてはいない。設計者が、図10に示すような
セルグループを表示部11上で確認し、そのセルグルー
プを必要に応じて変更し、最終的なセル62のグループ
分けが完了した段階で初めて信号分配回路が、論理回路
付加部22により論理回路として発生される(図7のス
テップS5)。
【0105】ただし、グルーピング部29によるセルの
グループ分け処理に際して、信号分配回路のバッファ6
1の最終段配置位置は仮定的に設定されており、この仮
定されたバッファ61の最終段配置位置も表示部11上
に表示される。そして、設計者は、表示部11上に表示
された配置用ウインドウを参照し、入力部13からグル
ープ分けの変更要求を入力することにより、自動で決定
されたセルグループ分けの変更を行なうことができる。
このとき、本実施例では、仮定された信号分配回路の最
終段のバッファ61から各セル62までの予想配線長
を、設計者がセルグループ分けの変更を行なうべきか否
かを判断するための参考として表示部11上に表示す
る。また、設計者は、このような表示を参照しながら、
入力部13から各種変更要求を入力することにより、信
号分配回路のバッファ61の最終段配置位置や、配置部
27により実装配置されたセル62の配置位置を変更す
ることもできる。
【0106】グルーピング部29によるグループ分け等
に対する変更が完了した段階で、ドライバ60から各セ
ル62までの信号分配回路が、論理設計部14の論理回
路付加部22により、バッファ61の最終段仮定位置と
グループ分けされたセルグループとに基づいて発生さ
れ、論理回路として付加される。このように論理回路付
加部22により付加された信号分配回路は、やはり表示
部11上に表示され、設計者は、その表示を参照しなが
ら、入力部13から信号分配回路の変更要求を入力する
ことにより、信号分配回路を変更することができる。
【0107】以上のようにして追加された信号分配回路
としての論理回路に基づいて、レイアウト設計部15の
配置部27により、信号分配回路を成す各セルの実装的
な配置が決定される(図7のステップS6)。このよう
に論理設計部14(論理回路付加部22)とレイアウト
設計部15とを連係させることにより、信号分配回路に
ついての論理設計と、その信号分配回路を付加されるセ
ルのレイアウト設計とを並行して進めることができ、ク
ロック信号,リセット信号を分配するための信号分配回
路の実装的な配置を、短時間で決定でき、回路設計の高
速化に寄与する。
【0108】また、信号分配回路のバッファ61の最終
段仮定位置,グループ分けされたセルグループ,前記最
終段仮定位置から各セルまでの予想配線長,論理回路付
加部22により付加された信号分配回路などの回路設計
上の各種情報が、表示部11上に表示されるため、設計
者は、表示データを参照して設計状況を把握でき、ま
た、その表示データに応じた各種要求を行なうことによ
り、グループ分け,前記最終段仮定位置,セル配置位置
や信号分配回路の変更を行なえ、表示データに基づく判
断を直ちに回路設計に反映させることができる利点もあ
る。なお、ここでは、クロック信号,リセット信号を分
配する回路を付加する場合について説明したが、本発明
は、これに限定されるものではなく、その他の信号を各
セルに分配する回路を付加する場合にも、上述と同様に
して適用される。また、グループ分けに際して設定され
た最終段のバッファ61の仮定位置は、配置部27によ
る自動配置に際してそのまま受け継がれる。
【0109】次に、図11〜図13により、図8のステ
ップS11,S12で前述した診断容易化回路の付加手
法について説明する。まず、図11,図12により一般
的な診断容易化回路の構成例について説明する。図11
は、スキャンチェーン方式の診断容易化回路を示すもの
で、この図11に示すように、スキャンチェーン方式の
診断容易化回路では、診断対象のフリップフロップ等の
セル62が、スキャンイン端子SI,スキャンアウト端
子SOを相互に接続することにより、直列的(チェーン
状)に接続され、スキャンチェーンが形成されている。
そして、外部接続されるスキャンイン端子SIから所定
の信号を入力し、スキャンアウト端子SOから取り出さ
れた信号に基づいて、各スキャンチェーンを構成するセ
ル62の診断が行なわれるようになっている。
【0110】図12は、アドレススキャン方式の診断容
易化回路を示すもので、この図12において、63は診
断対象(スキャン対象)のセル62を選択するためのデ
コーダで、このデコーダ63は、外部から与えられたア
ドレス信号ADDR0〜ADDRnを解読して診断対象のセル6
2を特定し、そのセル62のアドレス端子ADDRへの信号
を立ち上げることにより、診断対象のセル62を選択す
るものである。
【0111】また、64はORゲートで、このORゲー
ト64は、各セル62のスキャンアウト端子SOからの
信号の論理和をとって出力するものである。そして、デ
コーダ63により選択されたセル62のスキャンイン端
子SIに所定の信号を入力し、そのセル62のスキャン
アウト端子SOからORゲート64を介して取り出され
た信号に基づいて、選択したセル62の診断が行なわれ
るようになっている。
【0112】上述のような診断容易化回路は、いずれの
方式の場合も、フリップフロップ等のスキャンポイント
(セル62)の配置位置が決定された段階で最適なもの
が作成される。ただし、診断率評価や付加ゲート数評価
のために診断容易化回路が必要な場合には、スキャンポ
イントの配置位置が決まっている必要はない。本実施例
では、LSI,プリント基板等の設計対象回路における
フリップフロップ等のセル62のスキャンポイント(実
装的な配置位置)を考慮しながら、論理設計部14の構
成情報決定部23により後述する構成情報を決定し、ス
キャンチェーン方式の診断容易化回路としての論理回路
を追加・発生している。
【0113】まず、スキャンチェーンが複数系統存在す
る場合を前提とすると、図7のステップS1による論理
設計の段階で、設計者は、直列的に接続されてスキャン
チェーンを構成すべきセル62を、必要に応じて入力部
13から指示することができる。また、別々のスキャン
チェーンに含まれるべきセル62が同一設計対象回路内
に存在すれば、設計者は、その旨を入力部13から指示
することができる。
【0114】もし、上述のような指示が行なわれなかっ
た場合には、図8のステップS11において、構成情報
決定部23により、セル62の実装配置結果および指示
されたスキャンチェーン数に基づいて、各スキャンチェ
ーンのセル接続順序が自動的に決定される。そして、表
示部11の配置用ウインドウ(配置マップ11A)で
は、例えば図13に示すように、セル62の接続順序が
表示される。なお、図13において、外部接続される端
子65から矢印で接続されたセル62のチェーンが1組
のスキャンチェーンであり、図13中、2組のスキャン
チェーンが図示されている。
【0115】また、スキャンチェーンが図13に示すよ
うに形成されて表示されていても、実際の診断容易化回
路はまだ接続されてはいない。設計者が、図13に示す
ように自動決定されたスキャンチェーンを表示部11上
で確認し、そのスキャンチェーンを必要に応じて変更
し、最終的なセル62のスキャンチェーン化が完了した
段階で初めて、スキャンチェーン方式の診断容易化回路
の接続(各セル62間のスキャン配線)が可能になる。
【0116】ただし、構成情報決定部23により決定さ
れたセル接続順序については、設計者は、表示部11上
に表示された配置用ウインドウを参照し、入力部13か
ら構成情報の変更要求を入力することにより、自動で決
定されたセル接続順序の変更を行なうことができる。ま
た、設計者は、このような表示を参照しながら、図8の
ステップS11の段階で、入力部13からセル配置位置
の変更要求を入力することにより、配置部27により実
装配置されたセル62の配置位置を変更することもでき
る。
【0117】スキャンチェーン方式の診断容易化回路に
ついては、診断対象のセル62間を配線するだけで実装
的な配置,配線が完了するので、構成情報としてセル接
続順序を図8のステップS11で決定した後、実際のス
キャン配線は、図8のステップS15で行なわれ、フリ
ップフロップ等のセル62が接続されてスキャンチェー
ンが構成されることになる。
【0118】このようにして論理設計部14(構成情報
決定部23)とレイアウト設計部15とを連係させるこ
とにより、診断容易化回路についての論理設計と、その
診断容易化回路を付加されるセル62のレイアウト設計
とを並行して進めることができ、セル62を診断するた
めの診断容易化回路の実装的な配置,配線を、短時間で
決定でき、回路設計の高速化に寄与する。
【0119】このとき、診断容易化回路の構成情報が表
示部11上に表示されるので、設計者は、表示データを
参照して設計状況を把握でき、また、その表示データに
応じて構成情報の変更要求を行なうことにより、構成情
報を変更でき、表示データに基づく判断を直ちに回路設
計に反映させることができる。上述のようなスキャンチ
ェーン方式の診断容易化回路に対し、アドレススキャン
方式の診断容易化回路については、構成情報として診断
対象の各セル62のスキャンアドレスを決定した後、図
12に示すように、デコーダ63やORゲート64等の
回路の追加配置が必要となるので、その回路が、図8の
ステップS11で論理回路付加部22により論理回路と
して発生され付加される。
【0120】このように論理回路付加部22により付加
された診断容易化回路は、やはり表示部11上に表示さ
れ、設計者は、その表示を参照しながら、入力部13か
ら診断容易化回路の変更要求を入力することにより、診
断容易化回路を変更することができる。そして、図8の
ステップS12で、追加された論理回路に基づいて、レ
イアウト設計部15の配置部27により、診断容易化回
路を成すセル(デコーダ63やORゲート64等)の実
装的な配置が決定される。
【0121】(d)配置評価手法及びその評価結果の表
示法の説明 ここでは、図14〜図16により、設計対象回路の論理
設計さらには配置が完了した段階で、図7のステップS
3,S7および図8のステップS13にて行なわれる配
置評価の手法(配線率評価部17の動作)とその評価結
果の表示法とについて2つの例を説明する。
【0122】各ステップS3,S7,S13において、
レイアウト設計部15の配置部27によるセル配置が理
想的なものであるか否かを判断したり、以後に行なわれ
る配線の成功率を見積もったりするために、まず、配線
率評価部17の仮配線作成部50により、各ステップS
2,S6,S12で配置されたセル間に仮想的な配線を
行なう。この仮配線作成部50による配線予想は、前述
したように、概略配線や、スタイナー木等の木表現に基
づいて行なわれる。
【0123】そして、その仮想的な配線結果に基づい
て、配線率評価部17の混雑度計算部51により設計対
象回路上での配線の混雑度を算出し、例えば図14もし
くは図16に示すように、算出した混雑度を、グラフ作
成部52でグラフ化して表示部11の配置マップ11A
上に表示することにより、設計者は、表示部11の混雑
度を参照している。
【0124】ここで、図14に示す表示例の場合、混雑
度計算部51により、設計対象回路(配置マップ11
A)が格子状の多数の領域に分割され、設計対象回路の
配線層毎に、各格子内での使用可能チャネル数〔通過可
能な配線(信号ライン)数〕に対する予想使用チャネル
数(仮配線作成部50により作成された仮配線の数)の
割合、つまり予想チャネル利用率が混雑度として算出さ
れる。
【0125】そして、混雑度計算部51により算出され
た各格子内での各層における予想チャネル利用率は、グ
ラフ作成部52により、例えば、利用率に比例する大き
さの円などの視覚的な図形に変換され、その図形により
表示部11(配置マップ11A)上で表示される。図1
4に示す例では、利用率が大きい程、円の直径を大きく
し、各格子内で、太線および細線により1層目(横方向
配線)と2層目(縦方向配線)とを識別可能に表示して
いる。
【0126】また、予想チャネル利用率が規定値を超え
る格子領域がある場合には、その格子領域における円
を、赤色等の警告を促す色で表示する。このとき、その
規定値は設計者により変更・設定可能にしておく。一
方、図16に示す表示例の場合、混雑度計算部51によ
り、設計対象回路の配線層毎に、各配線層の主配線方向
座標についての今後使用可能なチャネル数(空きチャネ
ル数)が混雑度として算出される。
【0127】そして、混雑度計算部51により算出され
た空きチャネル数は、グラフ作成部52により、各配線
層において主配線方向に対するグラフに変換され、表示
部11上でウインドウ表示される。具体的な例として、
図15に示すように禁止ラインおよび信号ラインを設定
され、X方向を主配線方向とする1層目について考え
る。このとき、各X座標での禁止ライン数と信号ライン
数とをカウントする。今、図15に示す例において、各
X座標で最大8本のラインを配線可能であるとすると、
そのカウント値に基づき、例えば図16に示すようなグ
ラフ(X座標に対する空きチャネル数,禁止ライン数,
信号ライン数のグラフ)が作成されて表示部11上に表
示される。もし、配線層が複数ある場合には、各層につ
いて図16と同様のグラフを作成して表示する。
【0128】図14および図16に示すように、仮配線
の混雑度を表示部11上でグラフ表示することにより、
設計者は、レイアウト設計部15の配置部27によるセ
ル配置の評価や以後に行なわれる配線の成功率予想(混
雑度予想)を視覚的に捉えることができて、その表示に
基づいて、ステップS4,S8,S14によるレイアウ
ト修正を的確に行なえる。
【0129】また、上述のような配線率評価部17によ
る混雑度表示を、図8のステップS15もしくはステッ
プS21で実際の配線を完了した後に行なうことによ
り、設計者は、表示部11におけるグラフ表示を参照す
るだけで、実際のチャネル使用状況を容易に把握するこ
とができる。このように、レイアウト設計部15による
実装的な配置や配線の決定時に、各セル間における配線
の混雑度を算出して表示することにより、設計者は、混
雑度を参照して、配置状態の判断や配線成功率の見積り
を詳細に解析でき、回路設計を効率のよく行なえる。そ
して、設計者が、混雑度を参照して各セルの配置の変更
要求を行なうことにより、混雑度に応じてセル配置を変
更でき、混雑度に基づく判断を直ちに回路設計に反映さ
せることもできる。
【0130】(e)セル配置手法及びセル配置時の表示
状態の説明 ここでは、図17〜図26により、設計対象回路の論理
設計が完了した段階で、図7のステップS2,S6およ
び図8のステップS12にて行なわれるセル配置の手法
(レイアウト設計部15の配置部27の動作)と、その
セル配置時の表示部11における表示状態とについて説
明する。
【0131】各ステップS3,S7,S13においてセ
ル配置を行なう際(つまりレイアウト設計部15の配置
部27により各セルの実装的な配置を決定する際)に
は、前述のごとく、図17(b)に示すような配置マッ
プ11Aと、図17(a)に示すようなセル一覧リスト
11Bとが、表示制御部12により表示部11上に表示
される。
【0132】ここで、配置マップ11Aは、入力部13
からの指示により各セル構成要素を配置される設計対象
回路を示すものであり、既にセルを配置された箇所には
網掛け,表示色変更等の表示処理が施される。また、セ
ル一覧リスト11Bは、11Aと、この配置マップ11
A上に配置すべきセルの一覧を示すものである。なお、
セル一覧リスト11Bにおいて、既に選択された配置を
完了しているセルについての情報の表示部分には、網掛
け,表示色変更等の表示処理が施される。
【0133】そして、図17(a)のセル一覧リスト1
1Bにおいて符号A1,A2,A3を付された未配置の
セルを順に配置する際には、まず、入力部13から指示
してセル一覧リスト11Bの項目A1を選択する。この
とき、項目A1が選択されたことを明確化すべく、その
項目A1の表示部分に網掛け,表示色変更等の表示処理
を施す。
【0134】この後、入力部13から指示して配置マッ
プ11Aにおけるセル未配置の領域内でセル配置位置を
指定することにより、指定されたセルが、セル配置部3
7の機能により配置マップ11A上の指定された位置に
配置され、セル配置を完了する。セル配置の完了ととも
にセル一覧リスト11B上での選択項目が自動的にA2
に移るようになっており、設計者は、セル一覧リスト1
1B上での選択操作を特に行なう必要がなく、配置マッ
プ11A上でのセル配置作業に専念することができる。
項目A2のセルの配置を完了すると、同様にして項目A
3のセルが自動的に選択される。このようにして、設計
者は、セル一覧リスト11Bにおける配置対象のセルを
確認・把握しながら、配置マップ11A上へのセル配置
を行なうことができる。
【0135】一方、一旦、配置マップ11A上に配置し
たセルを配置マップ11A上から削除する際には、入力
部13により削除モードを指定した状態で、削除対象の
セルを、配置マップ11A上で直接的に選択することに
より、もしくは、セル一覧リスト11B上で対応する項
目のセルを選択することで、そのセルが、セル削除部3
8により自動的に配置マップ11A上から消去される。
【0136】なお、セル一覧リスト11Bでの項目表示
に際しては、各項目(セル)毎にセル配置済,セル未配
置,セル選択中等を視覚的に判別できるように、それぞ
れ色分け等の表示処理を行なう。次に、配置マップ11
A上のセルを、任意の範囲で移動,削除,交換する場合
について、図18,図19により説明する。
【0137】配置マップ11A上のセルを任意の範囲で
移動する場合には、入力部13により範囲指定で移動を
行なうモードを指定した状態で、例えば図18に示すよ
うに、入力部13から指示し、移動させるべきセルを矩
形の領域B1で選択する。このとき、領域B1の原点
は、選択した矩形領域の左上部B1’であると定義して
おく。
【0138】ついで、その矩形領域を移動すべき位置
を、入力部13からの指示により指定する。例えば図1
8中のBで示すような位置を指定した場合、位置B2’
に矩形領域B1の原点B1’が配置される形(図18中
の領域B2)の表示が行なわれる。この段階では、セル
は未だ移動されず、配置マップ11A上には2つの領域
B1,B2が表示されたままで、実際に移動すべきか否
かを選択するメニューが表示される。ここで、入力部1
3により移動を行なう方を選択すると、セル移動部39
により、矩形領域B1のセルが矩形領域B2に実際に移
動される。なお、万一、移動先の矩形領域B2内に他の
セルが配置されていた場合、セルが重なる部分について
は、矩形領域B1のセルは移動されない。
【0139】配置マップ11A上のセルを任意の範囲で
削除する場合には、入力部13により範囲指定で削除を
行なうモードを指定した状態で、図18に示すように、
入力部13から指示して、削除すべきセルを矩形の領域
B1で選択すると、実際に削除すべきか否かを選択する
メニューが表示される。ここで、入力部13により削除
を行なう方を選択すると、セル削除部38により、矩形
領域B1のセルが実際に配置マップ11A上から消去さ
れる。
【0140】また、配置マップ11A上のセルを任意の
範囲で交換する場合も、上述した移動,削除の場合とほ
ぼ同様に、入力部13により範囲指定でセル交換を行な
うモードを指定した状態で、図19に示すように、入力
部13から指示して、交換すべき2つの領域B1,B2
をそれぞれ指定すると、実際に交換すべきか否かを選択
するメニューが表示される。ここで、交換を行なう方を
選択すると、セル移動部39の機能により、矩形領域B
1,B2内のセルが交換配置される。このとき、各矩形
領域B1,B2の原点は矩形左上部に配置される。
【0141】上述のように、設計者は、表示部11にお
ける配置マップ11Aおよびセル一覧リスト11Bを参
照して入力部13を操作することにより、表示部11の
配置マップ11A上で、セルの実装的な配置のほか、一
旦配置したセルの削除,移動,交換等を行なうことがで
きる。従って、セル間の接続状況を配置マップ11A上
で視覚的に追いながら、セル一覧リスト11Bを参照し
て各種処理を行なうことで、会話形式の回路設計を有効
に行なえる。
【0142】ところで、配置マップ11A上に配置され
たセルどうしの接続情報や、セルそのものの情報(個体
情報)を検索するには、入力部13により情報検索モー
ドを指定した状態で、配置マップ11A上またはセル一
覧リスト11B上のセルを、入力部13からの指示によ
り選択する。情報検索対象のセルが選択されると、情報
検索部40により、データベース10から情報検索対象
のセルに接続される各セルが検索され、それぞれの接続
状況が配置マップ11A上に表示される。また、表示メ
ッセージとして、セルの名称,配置マップ11A上の位
置,セルの大きさ,インデックス名等も配置マップ11
Aに表示される。
【0143】図20に、配置情報検索時の配置マップ上
での表示例を示す。この図20には、配置マップ11A
上に配置されたセルAが配置情報検索対象として選択さ
れた場合の表示例が図示されており、このとき、セルA
の端子a,bに接続される8個のセルB〜Iの表示が変
化し、点線で示されるネットが表示される。ネットは、
スタイナー木,ワイヤー型またはスター型のいずれかで
表示可能で、その指定は、設計者が入力部13を操作す
ることにより自由に変更できる。なお、図20では、ネ
ットをスタイナー木で表示した例が示されている。
【0144】セルの図形には、そのセルの端子の位置情
報も含まれており、入力部13の操作により配置マップ
11A上で選択された位置がセルの端子位置に近い場合
には、その端子と接続されるセルのみを配置マップ11
A上に表示し、メッセージとして、接続ネット名のほ
か、ネットの論理長(スタイナー木により算出されるも
の)が予め定められた制限値を満たしているか否かを表
示する。
【0145】図20に示す例を採ると、セルAが選択さ
れたとき、選択ポイントが端子aに近ければ、この端子
aに接続される4個のセルB〜Eの表示が変化して端子
間のネットが表示される一方、選択ポイントが端子bに
近ければ、この端子bに接続される4個のセルF〜Iの
表示が変化して端子間のネットが表示される。なお、図
21(a)に示すようにネットを配置マップ11A上に
表示した状態でセルAを位置C1から位置C2へ移動し
た場合、移動したセルAに係わるネットは全て再描画さ
れ、ネットのもつ論理長も再計算されて、図21(b)
に示すように配置マップ11A上に表示される。
【0146】このようにして、設計者は、入力部13に
より配置マップ11A上で選択したセルについての接続
情報等を表示部11上で容易に確認することができる。
従って、設計者は、セルについての接続情報や接続情報
リスト中の論理長を表示部11上で参照して確認しなが
ら、表示部11の配置マップ11A上でセルの実装的な
配置を行なうことができる。
【0147】また、セル配置を行なう際、配線時に制限
配線長を満足させるために、論理長の段階で各ネット長
をチェックしていく必要がある。そこで、本実施例で
は、あるセルについて接続される各セル間のネット長の
接続情報リストを、情報検索部40の機能により表示部
11に表示させる。つまり、配置マップ11A上の任意
のセルを選択した場合、そのセルと接続される全ネット
を検索し、そのネット長をスタイナー木により論理長と
して求め、リスト上に表示する。
【0148】一旦、接続情報リストが表示されると、セ
ルの移動,検索等が行なわれた場合に自動的にその接続
情報リストを更新するモードを、入力部13から設定で
きるようになっている。また、この接続情報リストから
ネット情報を検索し、そのネットを配置マップ11A上
に表示することも可能になっている。また、予め定めら
れた規定に反する論理長を含む接続情報の部分の表示状
態を、接続情報リスト上で視覚的に識別可能な状態に切
り換えることにより、設計者は、表示部11上でその接
続情報の部分を直ちに確認することもでき、配置変更等
の対処を迅速に施すことができる。
【0149】次に、セルをある決まった形状(基本配置
パターン)で繰り返して配置マップ11A上に配置する
場合(カタログ配置)の手法について、図22〜図25
により説明する。このようなカタログ配置を行なう場合
には、複数のセルからなる基本配置パターンを予め記憶
させておく。この基本配置パターンの記憶手法としては
以下の2通りがある。1つは、セル配置部37によるセ
ル配置を行ないながら同時に基本配置パターンをスタッ
クする手法であり、もう1つは、配置マップ11A上に
既に配置されているセルを利用して基本配置パターンを
スタックする手法である。いずれの手法も、配置マップ
11Aおよびセル一覧リスト11Bの表示を必要とす
る。
【0150】セル配置と同時に基本配置パターンをスタ
ックする前者の記憶手法では、図22および図23を例
に採ると、まず、入力部13により配置モードをスタッ
クモードに切り換えてから、セル一覧リスト11Bの項
目a〜cのセルを、図23に示すように、配置マップ1
1A上に順に配置する。このとき、セルが配置されると
同時に、その配置形状データが基本配置パターンとして
スタックされる。
【0151】このとき、図24に示すように、スタック
モードで最初に配置されたセルを原点とした各セルの相
対座標が設定され、図23,図24に示す例では、セル
aの位置を原点(0,0)とし、セルbの位置を座標
(1,0)とし、セルcの位置を座標(0,−1)と
し、これらの位置データが、図25に示すように順に基
本配置パターンとして設定される。
【0152】基本配置パターンのスタックを終了する
と、入力部13により配置モードを繰り返し配置モード
に切り換え、次に配置すべき項目dのセルをセル一覧リ
スト11B上で選択し、配置マップ11A上ので示す
位置にセルdを配置すると、カタログ配置部42の機能
により、この位置を原点として項目e,fのセルも同
時に自動配置される。同様にして、項目gのセルをセル
一覧リスト11B上で選択し、配置マップ11A上の
で示す位置にセルgを配置すると、この位置を原点と
して項目h,iのセルも同時に自動配置される。
【0153】一方、配置マップ11A上に既に配置され
たセルを利用して基本配置パターンをスタックする後者
の記憶手法では、例えば図23に示すように、3個のセ
ルa〜cが既に配置マップ11A上に配置されていると
すると、まず、入力部13により配置モードをスタック
モードに切り換えてから、配置マップ11A上の3個の
セルa〜cを順次選択する。このようにセルが選択され
ると、前者の手法と同様に基本配置パターンが作成さ
れ、次に配置モードを繰り返し配置モードに切り換え、
前述と同様にしてセルの配置を行なう。
【0154】なお、図23において、セルをa,b,c
の順で選択して基本配置パターンを作成した場合、最初
に登録されたセルaの位置データを原点(0,0)と定
義するので、セルb,cの位置データは、相対的にみて
それぞれ(1,0),(0,−1)となり、これらの位
置データが図25に示すように基本配置パターンとして
保存される。カタログ配置時には、位置データの原点と
配置を行なうセルの実座標とからそれぞれのセルの配置
位置が割り出される。ここでは、3個のセルにより基本
配置パターンを構成する場合について説明しているが、
本発明は、この数や形状に限定されるものではない。
【0155】このように、入力部13から指示して、カ
タログ配置部42の機能により、基本配置パターンを配
置マップ11A上に繰り返し配置することで、複数のセ
ルを同一配置形状で複数箇所に配置する必要がある場合
に、設計者は、複数のセルを一々配置することなく、一
つの基本配置パターンとして配置を指示することがで
き、回路設計の高速化に大きく寄与する。
【0156】さて、設計対象回路の論理設計を完了しさ
らにセルの配置および論理長段階でのディレイ計算を完
了した段階で、ディレイ値を改善するためにセルを移動
した際、本実施例では、移動したセルにより影響を受け
たネットのパスを自動的にサーチし、スピード解析部1
6のディレイ計算部45によりディレイの再計算を行な
う。
【0157】その再計算結果を利用し、スピード解析部
16で、再計算前のディレイと再計算後のディレイとを
比較しながら、ディレイ値の計算をリアルタイムで行な
い、その表示を表示部11の配置マップ11A上で行な
っていく。例えば図26(a)に示すように、4個のセ
ルa〜dを接続するパスが存在している時に、セル移動
部39によりセルbを図26(b)に示すように移動す
ると、そのセルbの移動後に、図26(b)に示すよう
な4個のセルa〜dを接続する新たなパスのディレイを
再計算する。なお、セルbの移動により実際にディレイ
値が変化するのは、図26(b)の太線表示の部分であ
る。
【0158】このように、レイアウト設計部15とスピ
ード解析部16とを連係させることにより、実装的な配
置や配線を行なうと、直ちにその評価をスピード解析に
よって行なえ、ターンアラウンドタイムが短縮され、L
SIやプリント板等の回路設計の高速化に寄与する。な
お、設計対象回路の論理設計を完了し、レイアウト設計
部15により実装的なセル配置を行なっている途中の段
階で、今までの配置データが、データベース10に保存
されるほかに、本実施例では、入力部13から指示する
ことで、外部ファイル書込部18により、テキスト形式
で外部ファイル18Aに書き込まれ、配置データを外部
ファイルに保存したり退避させたりすることができる。
【0159】このとき、配置データセーブのコマンドが
入力部13から入力された時点で、主記憶(データベー
ス10)上に存在する最新の配置情報を取り出して、セ
ルの種類,セルの配置位置,インデックス等をテキスト
形式にして、指定された外部ファイル18Aに書き込
む。これにより、万一、プログラム障害等の非常事態が
発生した時に配置データを容易に復元することができ
る。
【0160】(f)スピード解析時の表示状態の説明 ここでは、図27,図28により、図7のステップS9
および図8のステップS19にて行なわれるスピード解
析時の表示状態(スピード解析部16の動作)について
説明する。図27は、スピード解析時の表示動作を説明
するためのもので、この図27に示すように、スピード
解析部15によるスピード解析の実行時に、入力部13
からの指示により配置マップ11A()上でセルのピ
ン(端子)を指定すると、パストレース部46により、
指定ピンに接続される配線パスが指定ピンからトレース
される。
【0161】そして、トレースされた配線パスのディレ
イ計算結果(ディレイ計算部45による計算結果)が、
パスディレイ表示制御部47により、パスディレイリス
トとして配置マップ11A()上に表示される。これ
により、設計者は、入力部13を操作してセルのピンを
指定するだけで、表示部11上でその指定ピンについて
の配線パスのディレイ計算結果を参照・確認することが
できる。
【0162】このとき、設計者が、入力部13を操作
し、配置マップ11A()に表示されたパスディレイ
リスト上で配線パスを指定することで、その配線パスに
ついてのルートマップが、ルートマップ表示制御部48
により配置マップ11A()に表示される。従って、
設計者は、そのルートマップを参照して、指定配線パス
のルートのほか、指定配線パス上の各ピンにおけるディ
レイおよび波形を参照・確認することができる。
【0163】ルートマップのより詳細な表示例を図28
に示す。本実施例のスピード解析部16では、クリティ
カルパス(信号伝播の最も遅いパス)を発見するため
に、パストレース部46により、任意のピンについてフ
ォワードトレースおよびバックワードトレースを行なえ
るようになっており、ソースピンからターゲットピンま
での間のパスディレイリストがパスディレイ表示制御部
47により表示される。そして、このパスディレイリス
ト上で選択されたパスについて、ルートマップ表示制御
部48により、信号波形の遷移,ネットの配線長,ゲー
トやネットのディレイ,ソースピンからの積算ディレ
イ,ファンイン/ファンアウト数等を含むパスのルート
マップが、図28に示すように表示される。
【0164】これにより、設計者は、クリティカルパス
等を視覚的に容易に特定することができ、どのネットま
たはゲートのディレイを改善すればよいのかを視覚的に
明確に且つ直ちに判断できる。さらに、設計者が、入力
部13を操作し、配置マップ11A()に表示された
ルートマップ上でゲートもしくはネットを指定すること
で、そのゲートやネットの実装的な配置状態および配線
状態(ワイヤリングデータ)が、実装データ表示制御部
49により配置マップ11A()上で強調的に表示さ
れるので、設計者は、指定したゲートやネット(注目す
るパス)についての実装データが配置マップ11A
()上の何処に存在するかを直ちに認識することがで
きる。
【0165】(g)配線寄生容量コード化手法及びコー
ド化結果の表示状態の説明 ここでは、図6,図29により、配線寄生容量コード化
手法及びコード化結果の表示状態、つまり、配線寄生容
量マップ表示制御部19の動作について説明する。図6
により説明した通り、本実施例では、配線寄生容量コー
ド化部54により、レイアウト設計部15による配置結
果および配線結果がデータベース10から読み出され、
コード化条件データベース53のコード化条件に照らし
合わせることで、設計対象回路上の配線寄生容量がコー
ド化され、そのコード情報は、配線寄生容量コード化部
54からデータベース10に一旦格納される。
【0166】そして、設計者が、入力部13から指示し
て配線寄生容量マップの表示要求を行なった場合には、
表示受付部56を介して配線寄生容量コード表示制御部
55が駆動される。この配線寄生容量コード表示制御部
55により、現在レイアウト情報を表示している配置マ
ップ11A上の各点についての配線寄生容量のコード情
報がデータベース10から取り出され、各点のコードに
対応した図形あるいは文字,シンボル,背景の色等が各
点の付近にスーパインポーズによりレイアウト情報とと
もにマップ表示される。
【0167】このような配線寄生容量マップの表示は、
配線設計等の操作とは独立しており、配線設計操作には
影響を与えないので、設計者は容量コードマップを参照
しながら、通常の配線,セル配置,セル削除,セル移動
などの操作を行なうことができる。ここで、図29に、
配線寄生容量コード化結果の配置マップ上での表示例を
具体的に示す。図29において、11Aは配線寄生容量
マップをスーパインポーズされた配置マップであり、1
1Cは表示部11上に表示され配線寄生容量を示すコー
ド情報を理解するためのデータを表示する容量コードマ
ップである。
【0168】この図29に示す例では、配置マップ11
A上の各点に、A〜Dの配線寄生容量に関するコード情
報がスーパインポーズされ、これらのコード情報A〜D
の具体的な内容が、容量コードマップ11C上に表示さ
れている。例えば、コード情報Aは、その位置が他の配
線と隣接する位置であることを示し、コード情報Bは、
その位置が他層の配線と交差する位置であることを示
し、コード情報Cは、その位置が他の配線と隣接すると
ともに他層の配線と交差する位置であることを示し、コ
ード情報Dは、他の配線の影響は受けない位置であるこ
とを示している。
【0169】以上のように、配線寄生容量に関するコー
ド情報が、配線寄生容量コード表示制御部55により、
表示部11上の設計対象回路の配置マップ11A上に重
ねて表示されるので、設計者は、配線処理時に、配置マ
ップ11A上に重畳表示された配線寄生容量についての
コード情報を参照して配線寄生容量を意識でき、信号伝
播速度の遅い配線についての高速化配線処理を効率よく
行なうことができる。
【0170】このように、本発明の一実施例によれば、
一つのシステム内で、論理設計部14,レイアウト設計
部15およびスピード解析部16を連係させて回路設計
を実行できるので、ターンアラウンドタイムを短縮して
LSIやプリント板等の回路設計を大幅に高速化するこ
とができるのである。
【0171】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の会話型回
路設計装置によれば、一つのシステム内で、論理設計手
段,レイアウト設計手段およびスピード解析手段を連係
させて回路設計を実行できるので、ターンアラウンドタ
イムを短縮してLSIやプリント板等の回路設計を大幅
に高速化できる効果がある(請求項1)。
【0172】また、論理設計手段(論理回路付加部)と
レイアウト設計手段とを連係させることにより、信号分
配回路についての論理設計と、その信号分配回路を付加
される論理構成要素のレイアウト設計とを並行して進め
ることができ、信号分配回路の実装的な配置を短時間で
決定でき、回路設計の高速化に寄与する(請求項2,1
0,11)。
【0173】このとき、信号分配回路の最終段仮定位
置,グループ分けされた複数の論理構成要素グループ,
前記最終段仮定位置から各論理構成要素までの予想配線
長,論理回路付加部により付加された信号分配回路な
ど、回路設計上の各種情報を表示することにより、設計
者は、表示データを参照して設計状況を把握でき、ま
た、その表示データに応じた各種要求を行なうことによ
り、グループ分け,前記最終段仮定位置,論理構成要素
の配置位置や信号分配回路の変更を行なえ、表示データ
に基づく判断を直ちに回路設計に反映させることができ
る(請求項3〜9)。
【0174】一方、論理設計手段(構成情報決定部)と
レイアウト設計手段とを連係させることにより、診断容
易化回路についての論理設計と、その診断容易化回路を
付加される論理構成要素のレイアウト設計とを並行して
進めることができ、診断容易化回路の実装的な配置を短
時間で決定でき、回路設計の高速化に寄与する(請求項
12,15,16)。
【0175】このとき、診断容易化回路の構成情報を表
示することにより、設計者は、表示データを参照して設
計状況を把握でき、また、その表示データに応じて構成
情報の変更要求を行なうことにより、構成情報を変更で
き、表示データに基づく判断を直ちに回路設計に反映さ
せることができる(請求項13,14)。ところで、実
装的な配置や配線の決定時に、各論理構成要素間におけ
る配線の混雑度を算出して表示することにより、設計者
は、混雑度を参照して、配置状態の判断や配線成功率の
見積りを詳細に解析でき、回路設計を効率のよく行なう
ことができる(請求項17〜19,21)。そして、設
計者は、混雑度を参照して各論理構成要素の配置の変更
要求を行なうことにより、混雑度に応じて論理構成要素
の配置を変更でき、混雑度に基づく判断を直ちに回路設
計に反映させることができる(請求項20)。
【0176】また、実装的な配置処理時に、設計対象回
路の配置マップと論理構成要素一覧リストとを表示する
ことにより、設計者は、論理構成要素一覧リストにおけ
る配置対象の論理構成要素を確認・把握しながら、配置
マップ上への論理構成要素の実装的な配置や、配置マッ
プ上に一旦配置した論理構成要素の削除,移動を行なう
ことができる。従って、論理構成要素間の接続状況を配
置マップ上で視覚的に追いながら、論理構成要素一覧リ
ストを参照して各種処理を行なうことで、会話形式の回
路設計を有効に行なえる(請求項22〜25)。
【0177】さらに、選択した論理構成要素の個体情報
や接続情報を配置マップ上に表示することにより、設計
者は、選択した論理構成要素についての情報を参照して
確認しながら、表示部の配置マップ上で論理構成要素の
実装的な配置を行なえ、会話形式の回路設計を有効に行
なうことができる(請求項26〜28)。このとき、規
定に反する論理長を含む接続情報の部分の表示状態が、
視覚的に識別可能な状態に切り換えられるため、設計者
は、その接続情報の部分を直ちに確認でき、配置変更等
の対処を迅速に施すことができる(請求項29)。
【0178】また、設計者は、複数の論理構成要素を一
つの基本配置パターンとして配置指示するだけで、複数
の論理構成要素を同一配置形状で複数箇所に配置するこ
とができ、回路設計の高速化に大きく寄与する(請求項
30〜32)。なお、実装的な配置の実行中に、配置デ
ータがテキスト形式で外部ファイルに書き込まれ、配置
データを外部ファイルに保存したり退避させたりするこ
とができるので、プログラム障害等の非常時に配置デー
タを容易に復元できる利点もある(請求項33)。
【0179】また、レイアウト設計手段とスピード解析
手段とを連係させることにより、実装的な配置や配線を
行なうと、直ちにその評価をスピード解析によって行な
え、ターンアラウンドタイムが短縮され、LSIやプリ
ント板等の回路設計の高速化に寄与する(請求項34,
35)。さらに、スピード解析手段によるスピード解析
の実行時に、指定した論理構成要素のピンについてのパ
スディレイリスト,ルートマップ,実装データを表示す
ることにより、設計者は、クリティカルパス(信号伝播
の最も遅いパス)等を視覚的に容易に特定することがで
き、設計対象回路上でどの部分を改善すればよいか等を
直ちに判断できるほか、注目するパスについての実装デ
ータが配置マップ上の何処に存在するかを強調表示によ
って直ちに認識することができる(請求項36〜3
8)。
【0180】また、レイアウト設計手段による配線処理
中の各時点で設計対象回路上の配線寄生容量を、コード
情報として、設計対象回路の配置マップ上に重ねて表示
できるので、設計者は、配線処理時に、配置マップ上の
各位置における配線寄生容量をコード情報に基づいて直
ちに認識でき、信号伝播速度の遅い配線についての高速
化配線処理を効率よく行なえる利点もある(請求項3
9)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例としての会話型回路設計装置
を示すブロック図である。
【図3】本実施例の配置部の構成を詳細に示すブロック
図である。
【図4】本実施例のスピード解析部の構成を詳細に示す
ブロック図である。
【図5】本実施例の配線率評価部の構成を詳細に示すブ
ロック図である。
【図6】本実施例の配線寄生容量マップ表示制御部の構
成を詳細に示すブロック図である。
【図7】本実施例の全体的な動作の流れを説明するため
のフローチャートである。
【図8】本実施例の全体的な動作の流れを説明するため
のフローチャートである。
【図9】一般的なクロック分配回路もしくはリセット分
配回路の例を示す図である。
【図10】セルのグループ分け結果の表示例を示す図で
ある。
【図11】一般的なスキャンチェーン方式の診断容易化
回路を示すブロック図である。
【図12】一般的なアドレススキャン方式の診断容易化
回路を示すブロック図である。
【図13】スキャンチェーン方式の診断容易化回路を構
成する場合のセル接続順序の表示例を示す図である。
【図14】配線率評価結果の配置マップ上での表示例を
示す図である。
【図15】ある層における禁止ラインおよび信号ライン
の配線例を示す図である。
【図16】配線率評価結果の他の表示例を示す図であ
る。
【図17】(a)はセル一覧リストの表示例を示す図、
(b)は配置マップ上での表示例を示す図である。
【図18】範囲指定によるセルの移動時または削除時の
配置マップ上での表示例を示す図である。
【図19】範囲指定によるセルの交換時の配置マップ上
での表示例を示す図である。
【図20】配置情報検索時の配置マップ上での表示例を
示す図である。
【図21】(a),(b)はネット表示状態でのセルの
移動例を示す図である。
【図22】カタログ配置を説明すべくセル一覧リストの
表示例を示す図である。
【図23】カタログ配置を説明するための図である。
【図24】カタログ配置処理時のセルの相対座標を説明
するための図である。
【図25】カタログ配置処理時の各セルの位置データを
示す図である。
【図26】(a),(b)はセル移動に伴うディレイの
再計算例を説明するための図である。
【図27】スピード解析時の表示動作を説明するための
図である。
【図28】スピード解析時の配置マップ上での表示例を
示す図である。
【図29】配線寄生容量コード化結果の配置マップ上で
の表示例を示す図である。
【図30】従来の会話型回路設計の処理の流れを説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 会話型回路設計装置本体 2 表示部 3 入力部 4 論理設計手段 5 レイアウト設計手段 6 スピード解析手段 10 データベース 11 表示部 11A 配置マップ 11B セル一覧リスト(論理構成要素一覧リスト) 11C 容量コードマップ 12 表示制御部 13 入力部 14 論理設計部 15 レイアウト設計部 16 スピード解析部 17 配線率評価部 18 外部ファイル書込部 18A 外部ファイル 19 配線寄生容量マップ表示制御部 20 製造データ作成部 21 論理回路作成部 22 論理回路付加部 23 構成情報決定部 24 論理回路変更受付部 25 付加回路変更受付部 26 構成情報変更受付部 27 配置部 28 配線部 29 グルーピング部 30 セル配置変更受付部 31 配線変更受付部 32 グルーピング変更受付部 33 最終段配置変更受付部 34 配線高速化処理部 35 レイアウトチェック部 36 レイアウトエラー自動回避部 37 セル配置部 38 セル削除部 39 セル移動部 40 情報検索部 41 リスト操作部 42 カタログ配置部 43 配置変更検出部 44 配線情報変更部 45 ディレイ計算部 46 パストレース部 47 パスディレイ表示制御部 48 ルートマップ表示制御部 49 実装データ表示制御部 50 仮配線作成部 51 混雑度計算部 52 グラフ作成部 53 コード化条件データベース 54 配線寄生容量コード化部 55 配線寄生容量コード表示制御部 56 表示受付部 60 ドライバ(信号源) 61 バッファ 62 セル(フリップフロップ) 63 デコーダ 64 ORゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 良一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 丸山 晃晴 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 阿部 泰典 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路設計を会話形式で行なうべく、回路
    設計過程を表示する表示部と、該表示部上の表示データ
    に対する応答情報を入力する入力部とを有してなる会話
    型回路設計装置において、 設計対象回路についての論理設計を行なう論理設計手段
    と、 該論理設計手段による論理設計結果に基づいて、該設計
    対象回路を成す各論理構成要素の実装的な配置を行なっ
    た後、各論理構成要素間の配線を行なうレイアウト設計
    手段と、 該レイアウト設計手段による設計結果に従う該設計対象
    回路上の各パス毎に、ディレイ計算に基づくスピード解
    析を行なうスピード解析手段とをそなえ、 該論理設計手段,該レイアウト設計手段および該スピー
    ド解析手段が、随時、相互に連係可能に接続されている
    ことを特徴とする、会話型回路設計装置。
  2. 【請求項2】 所定の信号を分配されるべき複数の論理
    構成要素が該レイアウト設計手段により実装的に配置さ
    れた段階で、該複数の論理構成要素を、当該信号を分配
    するための信号分配回路の最終段仮定位置毎にグループ
    分けするグルーピング部をそなえるとともに、 前記最終段仮定位置と該グルーピング部によりグループ
    分けされた複数の論理構成要素グループとに基づいて、
    信号源から各論理構成要素までの信号分配回路を発生し
    論理回路として付加する論理回路付加部を該論理設計手
    段の一部としてそなえ、 該レイアウト設計手段が、該論理回路付加部により付加
    された該信号分配回路としての論理回路に基づいて、該
    信号分配回路の実装的な配置を決定することを特徴とす
    る、請求項1記載の会話型回路設計装置。
  3. 【請求項3】 前記最終段仮定位置と該グルーピング部
    によりグループ分けされた複数の論理構成要素グループ
    とが該表示部に表示されることを特徴とする、請求項2
    記載の会話型回路設計装置。
  4. 【請求項4】 前記最終段仮定位置から各論理構成要素
    までの予想配線長が該表示部に表示されることを特徴と
    する、請求項3記載の会話型回路設計装置。
  5. 【請求項5】 該表示部の表示に応じて該入力部から入
    力されるグループ分けの変更要求を受け付け、該グルー
    ピング部に対して当該変更を要求するグルーピング変更
    受付部をそなえたことを特徴とする、請求項3または請
    求項4に記載の会話型回路設計装置。
  6. 【請求項6】 該表示部の表示に応じて該入力部から入
    力される前記最終段仮定位置の変更要求を受け付け、当
    該変更を要求する信号分配回路最終段配置変更受付部を
    そなえたことを特徴とする、請求項3または請求項4に
    記載の会話型回路設計装置。
  7. 【請求項7】 該表示部の表示に応じて該入力部から入
    力される論理構成要素の配置位置の変更要求を受け付
    け、該レイアウト設計手段に対して当該変更を要求する
    論理構成要素配置変更受付部をそなえたことを特徴とす
    る、請求項3または請求項4に記載の会話型回路設計装
    置。
  8. 【請求項8】 該論理回路付加部により付加された信号
    分配回路が該表示部に表示されることを特徴とする、請
    求項2記載の会話型回路設計装置。
  9. 【請求項9】 該表示部の表示に応じて該入力部から入
    力される信号分配回路の変更要求を受け付け、該論理回
    路付加部に対して当該変更を要求する付加回路変更受付
    部をそなえたことを特徴とする、請求項8記載の会話型
    回路設計装置。
  10. 【請求項10】 該信号分配回路により各論理構成要素
    に分配される前記所定の信号がクロック信号であること
    を特徴とする、請求項2〜9のいずれかに記載の会話型
    回路設計装置。
  11. 【請求項11】 該信号分配回路により各論理構成要素
    に分配される前記所定の信号がリセット信号であること
    を特徴とする、請求項2〜9のいずれかに記載の会話型
    回路設計装置。
  12. 【請求項12】 診断を受けるべき複数の論理構成要素
    が該レイアウト設計手段により実装的に配置された段階
    で、該複数の論理構成要素の配置結果に基づいて、該複
    数の論理構成要素を診断するための診断容易化回路の構
    成情報を決定する構成情報決定部を該論理設計手段の一
    部としてそなえ、 該レイアウト設計手段が、該構成情報決定部により決定
    された該診断容易化回路の構成情報に基づいて、該診断
    容易化回路の実装的な配置を行なうことを特徴とする、
    請求項1記載の会話型回路設計装置。
  13. 【請求項13】 該構成情報決定部により決定された該
    診断容易化回路の構成情報が、該表示部に表示されるこ
    とを特徴とする、請求項12記載の会話型回路設計装
    置。
  14. 【請求項14】 該表示部の表示に応じて該入力部から
    入力される前記構成情報の変更要求を受け付け、該構成
    情報決定部に対して当該変更を要求する構成情報変更受
    付部をそなえたことを特徴とする、請求項13記載の会
    話型回路設計装置。
  15. 【請求項15】 該診断容易化回路がスキャンチェーン
    方式のものである場合に、該構成情報決定部が、スキャ
    ンチェーンを構成するための前記構成情報として、前記
    複数の論理構成要素の接続順序を決定することを特徴と
    する、請求項12〜14のいずれかに記載の会話型回路
    設計装置。
  16. 【請求項16】 該診断容易化回路がアドレススキャン
    方式のものである場合に、該構成情報決定部が、前記構
    成情報として、各論理構成要素をスキャンするためのア
    ドレスを決定することを特徴とする、請求項12〜14
    のいずれかに記載の会話型回路設計装置。
  17. 【請求項17】 該レイアウト設計手段により各論理構
    成要素の実装的な配置を決定した段階で、各論理構成要
    素間に仮想的な配線を行なう仮配線作成部と、 該仮配線作成部による仮想的な配線結果に基づいて、該
    設計対象回路上での配線の混雑度を算出する混雑度計算
    部とをそなえ、 該混雑度計算部により算出された混雑度が該表示部に表
    示されることを特徴とする、請求項1記載の会話型回路
    設計装置。
  18. 【請求項18】 該混雑度計算部が、該設計対象回路を
    格子状の多数の領域に分割し、該設計対象回路の配線層
    毎に、各格子内での使用可能チャネル数に対する、該仮
    配線作成部による仮想的な配線結果に基づく予想使用チ
    ャネル数の割合を前記混雑度として算出することを特徴
    とする、請求項17記載の会話型回路設計装置。
  19. 【請求項19】 該混雑度計算部が、該設計対象回路の
    配線層毎に、各配線層の主配線方向座標についての空き
    チャネル数を前記混雑度として算出することを特徴とす
    る、請求項17記載の会話型回路設計装置。
  20. 【請求項20】 該表示部の表示に応じて該入力部から
    入力される前記の各論理構成要素の実装的な配置の変更
    要求を受け付け、該レイアウト設計手段に対して当該変
    更を要求する論理構成要素配置変更受付部をそなえたこ
    とを特徴とする、請求項17〜19のいずれかに記載の
    会話型回路設計装置。
  21. 【請求項21】 該レイアウト設計手段により各論理構
    成要素間の実装的な配線を決定した段階で、該混雑度計
    算部が、前記実装的な配線の結果に基づいて前記混雑度
    を算出し、該混雑度計算部により算出された混雑度が該
    表示部に表示されることを特徴とする、請求項17〜1
    9のいずれかに記載の会話型回路設計装置。
  22. 【請求項22】 該レイアウト設計手段により各論理構
    成要素の実装的な配置を決定する際に、該入力部からの
    指示により各論理構成要素を配置される該設計対象回路
    の配置マップと、該配置マップ上に配置すべき論理構成
    要素の論理構成要素一覧リストとが該表示部に表示され
    ることを特徴とする、請求項1記載の会話型回路設計装
    置。
  23. 【請求項23】 該入力部からの指示により該論理構成
    要素一覧リスト上で選択した論理構成要素を該配置マッ
    プ上に配置する論理構成要素配置部をそなえたことを特
    徴とする、請求項22記載の会話型回路設計装置。
  24. 【請求項24】 該入力部からの指示により該論理構成
    要素一覧リスト上もしくは該配置マップ上で選択した論
    理構成要素を該配置マップ上から削除する論理構成要素
    削除部をそなえたことを特徴とする、請求項23記載の
    会話型回路設計装置。
  25. 【請求項25】 該入力部からの指示により該論理構成
    要素一覧リスト上もしくは該配置マップ上で選択した論
    理構成要素を該配置マップ上の他の位置に移動する論理
    構成要素移動部をそなえたことを特徴とする、請求項2
    3記載の会話型回路設計装置。
  26. 【請求項26】 該入力部からの指示により該論理構成
    要素一覧リスト上もしくは該配置マップ上で選択した論
    理構成要素についての個体情報や接続情報を検索して該
    表示部上に表示させる情報検索部をそなえたことを特徴
    とする、請求項23記載の会話型回路設計装置。
  27. 【請求項27】 前記接続情報として、選択された論理
    構成要素と当該論理構成要素に接続される全ての論理構
    成要素との間の接続情報リストが表示されることを特徴
    とする、請求項26記載の会話型回路設計装置。
  28. 【請求項28】 前記接続情報リストに、選択された論
    理構成要素と当該論理構成要素に接続される全ての論理
    構成要素との間の論理長が含まれることを特徴とする、
    請求項27記載の会話型回路設計装置。
  29. 【請求項29】 該論理長が予め定められた規定に反す
    る場合には、該規定に反する論理長を含む接続情報の部
    分の表示状態が、前記接続情報リスト上で視覚的に識別
    可能な状態に切り換えられることを特徴とする、請求項
    28記載の会話型回路設計装置。
  30. 【請求項30】 複数の論理構成要素を同一配置形状で
    配置するための基本配置パターンをカタログとして記憶
    し、該入力部からの指示により該基本配置パターンを該
    配置マップ上に繰り返し配置するカタログ配置部をそな
    えたことを特徴とする、請求項23記載の会話型回路設
    計装置。
  31. 【請求項31】 該論理構成要素配置部により複数の論
    理構成要素を該配置マップ上に配置すると同時に、これ
    らの論理構成要素が前記基本配置パターンとして記憶さ
    れることを特徴とする、請求項30記載の会話型回路設
    計装置。
  32. 【請求項32】 該入力部からの指示により該配置マッ
    プ上で選択した配置済みの複数の論理構成要素が、前記
    基本配置パターンとして記憶されることを特徴とする、
    請求項30記載の会話型回路設計装置。
  33. 【請求項33】 該レイアウト設計手段による各論理構
    成要素の実装的な配置の実行中に、当該配置データをテ
    キスト形式で外部ファイルに書き込む外部ファイル書込
    部をそなえたことを特徴とする、請求項1記載の会話型
    回路設計装置。
  34. 【請求項34】 該レイアウト設計手段による各論理構
    成要素の実装的な配置処理直後には、当該実装的な配置
    に応じた各論理構成要素間の仮想配線長に基づいて該ス
    ピード解析手段によるスピード解析を実行し、 当該スピード解析の結果に応じて、該レイアウト設計手
    段により各論理構成要素の実装的な配置の変更を行なう
    ことを特徴とする、請求項1記載の会話型回路設計装
    置。
  35. 【請求項35】 該レイアウト設計手段による各論理構
    成要素間の配線処理直後には、当該配線による実配線長
    に基づいて該スピード解析手段によるスピード解析を実
    行し、 当該スピード解析の結果に応じて、該レイアウト設計手
    段により各論理構成要素間の配線の変更を行なうことを
    特徴とする、請求項1記載の会話型回路設計装置。
  36. 【請求項36】 該スピード解析手段によるスピード解
    析の実行時に該入力部からの指示により指定した論理構
    成要素のピンに接続される配線パスを、当該ピンからト
    レースするパストレース部と、 該パストレース部によりトレースされた配線パスのディ
    レイ計算結果を、パスディレイリストとして該表示部に
    表示するパスディレイ表示制御部とをそなえたことを特
    徴とする、請求項1記載の会話型回路設計装置。
  37. 【請求項37】 該入力部からの指示により該パスディ
    レイリスト上で指定した配線パスについて、当該配線パ
    スのルートと当該配線パス上の各ピンにおけるディレイ
    および波形とを、ルートマップとして該表示部に表示す
    るルートマップ表示制御部をそなえたことを特徴とす
    る、請求項36記載の会話型回路設計装置。
  38. 【請求項38】 該入力部からの指示により該ルートマ
    ップ上で指定したゲートもしくはネットの実装的な配置
    状態および配線状態を、該表示部上で強調的に表示する
    実装データ表示制御部をそなえたことを特徴とする、請
    求項37記載の会話型回路設計装置。
  39. 【請求項39】 該レイアウト設計手段による各論理構
    成要素間の配線処理時に、現時点で該レイアウト設計手
    段により決定済みの配置および配線に従う該設計対象回
    路上の配線寄生容量をコード化する配線寄生容量コード
    化部と、 該配線寄生容量コード化部によりコード化されたコード
    情報を、該表示部上の該設計対象回路の配置マップ上に
    重ねて表示する配線寄生容量コード表示制御部とをそな
    えたことを特徴とする、請求項1記載の会話型回路設計
    装置。
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