JPH0812455A - 耐塩性耐火キャスタブル - Google Patents

耐塩性耐火キャスタブル

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JPH0812455A
JPH0812455A JP6146745A JP14674594A JPH0812455A JP H0812455 A JPH0812455 A JP H0812455A JP 6146745 A JP6146745 A JP 6146745A JP 14674594 A JP14674594 A JP 14674594A JP H0812455 A JPH0812455 A JP H0812455A
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Masashi Mori
正志 森
Ichiro Hattori
一郎 服部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、耐火キャスタブル施工体の
気孔率を低くし、かつ侵入成分を抑制することができる
耐塩性耐火キャスタブルを提供することにある。 【構成】 本発明に係る耐塩性耐火キャスタブルは、耐
火骨材58〜74重量%、結合セメント25〜35重量
%及びシリカ超微粉1〜7重量%よりなる混合物100
重量部に、外掛で0.1〜0.5重量部の分散材を添加、
配合してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐塩性耐火キャスタブ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】キャスタブル耐火物は耐火骨材にアルミ
ナセメントを添加したもので、水を加えて混練し、流し
込みして成形、硬化後乾燥脱水して使用されるものであ
る。一般のキャスタブル耐火物は、骨材としてアルミナ
質、粘土質、炭化珪素質等の1種または2種以上を75
〜90重量%と、アルミナセメント10〜25重量%と
を混合したものである。一方、アルミナセメントを10
重量%以下と少なくし、超微粉を3〜10重量%及び分
散材を0.1〜0.5重量%配合したいわゆる低セメント
キャスタブルの二方向のものが知られている。
【0003】例えば特公昭55−37515号公報には、天然
または人工耐火骨材60〜90重量部に、比較的粗粒子
で貧可塑性の未焼カオリン類100重量部に対し極めて
微粒子で富可塑性の未焼木節粘土類20〜35重量部を
配合した耐火粘土質結合材10〜40重量部を加え、更
に対時弛緩水溶性皮膜加工水酸化アルミニウムその他の
水中陽電荷電解質顆粒よりなる解膠剤を上記耐火粘土質
結合材の3重量%以下添加して加水、泥漿化、流し込み
施工するための流し込み用不定形耐火物が開示されてい
る。
【0004】また、特公昭55−45519号公報には、耐火
性骨材と水硬性セメントとしてアルミナセメントを用い
て耐火物を製造する過程において、上記水硬性セメント
の1重量部に対して、少なくとも1種の分散剤の0.0
01重量部ないし0.3重量部と、少なくとも1種の少
なくとも44ミクロン以下の粒径の耐火性微粉末の0.
1重量部ないし10重量部を添加することを特徴とする
耐火物の製造法が開示されている。
【0005】更に、特公昭58−33195号公報には、粒径
10μ以下の超微粉を5〜30重量%含む粒度構成をも
ち酸化物、炭化物、窒化物、珪化物、硼化物及びカーボ
ン質の1種または2種以上の、しかも結合粘土を含まな
い耐火物原料に分散剤と凝集剤とを添加してなることを
特徴とする流し込み可能な耐火物が開示されている。
【0006】また、特公昭57−38553号公報には、シリ
カ質、アルミナ質、ジルコン質、炭化物、窒化物の少な
くとも1種以上の耐火骨材に結合粘土2〜15重量%混
合してなる耐火原料に対し、解膠剤を0.01〜0.3重
量%、及び凝集剤を0.1〜2.0重量%混合してなる鋳
込耐火物が開示されている。
【0007】また、特開昭54−30213号公報には、予め
粒度調整した炭化珪素5〜40重量部と、耐火粘土、カ
オリン、微粉アルミナ、微粉シリカ等耐火性微粉末の単
独又は二種以上の混合物を5重量部以下及び残部が耐火
性骨材よりなる組成物に対し、高分子多糖類による増粘
剤を添加した珪酸ソーダ水溶液等を結合材として添加混
練して練土状で揺変性を有し流し込み可能となした不定
形耐火物が開示されている。
【0008】また、特開昭53−134012号公報には、アル
ミナセメントを硬化調整剤として配合し、シリカ質ゾル
またはアルミナ質ゾルの少なくとも1種を結合材とする
キャスタブル耐火調合物が開示されている。
【0009】また、特開昭54−18820号公報には、10
0メッシュ以下を10%以上含有する耐火物粉末100
重量部と、アルミナセメント1〜7重量部と、シリカゾ
ル5〜30重量部とからなる自硬性流し込み耐火物が開
示されている。
【0010】また、特開昭52−114609号公報には、アル
カリ土類金属化合物を酸化物に換算して0.1〜5重量
%、縮合りん酸塩を0.1〜2重量%、耐火粘土を2〜
10重量%及び耐火骨材を80〜95重量%含有するこ
とを特徴とするキャスタブル耐火物が開示されている
【0011】また、特開昭53−18616号公報には、1〜
8重量%のアルミン酸石灰塩と、3〜15重量%の耐火
粘土と、5〜40重量%の炭化珪素及び残部が耐火性骨
材よりなる耐火組成物に対して減水剤を添加し流し込み
可能となしたことを特徴とする耐火物が開示されてい
る。
【0012】最近、キャスタブル耐火物が都市ごみの焼
却炉の内張り材として使用されている。急増している都
市ごみの焼却炉は各種のごみを焼却するため、その燃焼
ガスには、Na2O、K2O、HCl、SO2等のアルカ
リ性成分及び酸性成分が多く含まれている。また、焼却
炉では、その燃焼ガスを処理するために、急冷する必要
があり、直接燃焼ガスへ水を噴霧する操作も行われてい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来、都市ごみの焼却
炉の内張り材としては、従来、粘土質骨材にアルミナセ
メントを10〜20重量%添加したキャスタブル耐火物
が使用されていた。しかし、これらキャスタブル耐火物
は比較的気孔率が高く、燃焼ガス中に含まれるアルカリ
成分及び酸性成分が水にさらされると、キャスタブル耐
火物の表面より内部へこれらの成分が侵入して塩を形成
する。そして、侵入層と未侵入層の間で熱膨張の差がで
き、そして使用条件により加熱冷却が繰り返されるた
め、亀裂が発生して剥離損傷を起こしていた。
【0014】従って、本発明の目的は、耐火キャスタブ
ル施工体の気孔率を低くし、かつ侵入成分を抑制するこ
とができる耐塩性耐火キャスタブルを提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明に係る耐塩
性耐火キャスタブルは、耐火骨材65〜75重量%、結
合セメント25〜35重量%及びシリカ超微粉1〜7重
量%よりなる混合物100重量部に、外掛で0.1〜0.
5重量部の分散材を添加、配合してなることを特徴とす
る。
【0016】
【作用】本発明の耐塩性耐性キャスタブルは、下記の知
見に基づき完成したものである: 耐火キャスタブル施工体の気孔率を低下するために
は、施工時の流し込みに必要な水分を少なくする必要が
あり、その方法としてシリカ超微粉及びその分散剤であ
るりん酸ソーダを添加する; 侵入成分の侵入抑制は、耐火キャスタブルに結合セメ
ントを多く配合することが判明したので、この方法を採
用する。 これら2つの手法を採用することにより、耐火キャスタ
ブルに耐塩性を付与することができる。
【0017】本発明の耐火キャスタブルに使用する耐火
骨材は、Al23−SiO2系のもので、Al23含量
が30〜50重量%程度のいわゆる粘土鉱物を焼成して
クリンカーとしたものを使用でき、具体的にはシャモッ
ト、カオリンクリンカーを例示することができる。耐火
骨材の配合量は58〜74重量%である。該配合量が5
8重量%未満であると強度が弱くなり、また、該配合量
が74重量%を超えると結合力が低下するために好まし
くない。
【0018】次に、本発明の耐火キャスタブルに使用で
きる結合セメントは、アルミナセメントまたはポルトラ
ンドセメントである。結合セメントの配合量は25〜3
5重量%の範囲内である。該配合量が25重量%未満で
あると、施工体の外来成分の侵入に対する抑制効果が充
分でないために好ましくなく、また、該配合量が35重
量%を超えると施工に必要な水分量が増加して耐火キャ
スタブルの充填度合いが小さくなり、それに伴って気孔
率が大きくなり、外来成分の侵入を容易とするので好ま
しくない。
【0019】また、シリカ超微粉(0.044mm以下)
としてはシリカフラワー等を使用することができる。シ
リカ超微粉の配合量は1〜7重量%の範囲内である。な
お、シリカ超微粉の配合量は使用される結合セメントの
種類により、その好適範囲が変化する。例えば、結合セ
メントとしてアルミナセメントを使用する場合、シリカ
超微粉の配合量は1〜2重量%の範囲内が好ましく、結
合セメントとしてポルトランドセメントを使用する場合
には5〜7重量%の範囲内が好ましい。なお、シリカ超
微粉の配合量が1重量%未満では施工必要水の減水効果
が小さく好ましくなく、また、7重量%を超えると加熱
後の収縮が大きくなり好ましくない。
【0020】更に、本発明の耐火キャスタブルにおいて
は、上述の配合割合を有する耐火骨材と、結合セメント
と、シリカ超微粉とよりなる混合物100重量部に外掛
で0.1〜0.5重量部の分散剤を配合する。分散剤とし
てはヘキサメタりん酸ソーダ、ピロリン酸ソーダ、酸性
りん酸ソーダのようなりん酸ソーダ系のものを使用する
ことができる。分散剤の配合量が、該混合物100重量
部に対して外掛で0.1重量部未満であると、その添加
効果が少ないために好ましくなく、また、該配合量が
0.5重量部を超えると分散剤としての効果がなくなり
好ましくない。
【0021】なお、上述のような配合割合を有する本発
明の耐火キャスタブルは、従来の耐火キャスタブルと同
様の方法で施工することができる。
【0022】
【実施例】
実施例 以下の表1に示す配合割合で本発明品及び比較品の耐火
キャスタブルを調製し、所定量の水を添加、混練して4
0mm×40mm×160mmの型枠に流し込み、24
時間自然養生後、脱枠することにより供試体を得た。次
に、得られた供試体につき、下記の方法により加熱冷却
テストを行った。 加熱冷却テスト 40×40×160mmの供試体を110℃で24時
間、600℃で3時間にわたり加熱し、次に、15重量
%濃度Na2SO4水溶液へ浸漬し、次に、800℃で2
0分間加熱し、次に、15重量%濃度Na2SO4水溶液
へ20分間浸漬し、この浸漬、加熱のサイクルを8回に
わたり反復した。得られた結果を表1に併記する。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、耐火キャスタブルに比
較的多量の結合セメントを配合し、更に、シリカ超微粉
と分散剤とを併用したので、得られた施工体は優れた耐
塩性を有し、都市ごみの焼却炉、特にガス冷却室の内張
り材等として有効なものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火骨材58〜74重量%、結合セメン
    ト25〜35重量%及びシリカ超微粉1〜7重量%より
    なる混合物100重量部に、外掛で0.1〜0.5重量部
    の分散材を添加、配合してなることを特徴とする耐塩性
    耐火キャスタブル。
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