JPH0812688A - 新規な含窒素有機燐化合物及びその製造方法 - Google Patents
新規な含窒素有機燐化合物及びその製造方法Info
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- JPH0812688A JPH0812688A JP14156894A JP14156894A JPH0812688A JP H0812688 A JPH0812688 A JP H0812688A JP 14156894 A JP14156894 A JP 14156894A JP 14156894 A JP14156894 A JP 14156894A JP H0812688 A JPH0812688 A JP H0812688A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】ハロ燐酸ジエステル及び/またはジハロ燐酸エ
ステルと、2つのアミノ基を持つ化合物の脱ハロゲン化
水素反応により得られる、一般式(1)で示される熱安
定性の高い新規な含窒素有機燐化合物と、その製造方
法。 (式中、nは1〜15の整数であり、R1,R2,R3,
R4は独立に、C1〜C10のアルキル基、アルケニル基、
シクロアルキル基、または (ここで、R3はC1〜C4のアルキル基を示し、lは0
〜3の整数を示す)で表されるアリール基を示し、
R5,R6は独立に水素またはC1〜C3のアルキル基を示
し、R7はC1〜C6のアルキル基、アルケニル基、フェ
ニル基、 (ただしAは、O、S、NHのいずれか)または (ただしRは水素、メチル基、フェニル基の何れか)の
いずれかを示す。) 【効果】燐と窒素の含有率が高く、かつ熱安定性の良
い、特に樹脂用難燃剤として有用な、新規な含窒素有機
燐化合物を提供する。
ステルと、2つのアミノ基を持つ化合物の脱ハロゲン化
水素反応により得られる、一般式(1)で示される熱安
定性の高い新規な含窒素有機燐化合物と、その製造方
法。 (式中、nは1〜15の整数であり、R1,R2,R3,
R4は独立に、C1〜C10のアルキル基、アルケニル基、
シクロアルキル基、または (ここで、R3はC1〜C4のアルキル基を示し、lは0
〜3の整数を示す)で表されるアリール基を示し、
R5,R6は独立に水素またはC1〜C3のアルキル基を示
し、R7はC1〜C6のアルキル基、アルケニル基、フェ
ニル基、 (ただしAは、O、S、NHのいずれか)または (ただしRは水素、メチル基、フェニル基の何れか)の
いずれかを示す。) 【効果】燐と窒素の含有率が高く、かつ熱安定性の良
い、特に樹脂用難燃剤として有用な、新規な含窒素有機
燐化合物を提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に難燃剤などの樹脂
添加剤として有用な、新規な含窒素有機燐化合物とその
製造方法に関わり、さらに詳しくはハロ燐酸ジエステル
及び/またはジハロ燐酸エステルと、分子内に2つのア
ミノ基を有する化合物の、脱ハロゲン化水素反応にて生
成する、燐及び窒素の含有率が高くかつ熱安定性の良
い、含窒素有機燐化合物とその製造方法に関する。
添加剤として有用な、新規な含窒素有機燐化合物とその
製造方法に関わり、さらに詳しくはハロ燐酸ジエステル
及び/またはジハロ燐酸エステルと、分子内に2つのア
ミノ基を有する化合物の、脱ハロゲン化水素反応にて生
成する、燐及び窒素の含有率が高くかつ熱安定性の良
い、含窒素有機燐化合物とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機燐化合物、特に燐酸エステルは、樹
脂の可塑剤及び難燃剤として広く使用されおり、特に酸
素原子を含む樹脂に対して優れた難燃作用を示す事が知
られている。代表的な燐酸エステルとしては、トリフェ
ニルホスフェートやトリクレジルホスフェートが挙げら
れる。しかし、これらのエステルは揮発し易い欠点があ
り、樹脂との押出し・成形時の作業環境の汚染やモール
ドデポジット、成形品表面へのしみ出しなどの問題を起
こしている。これに対応して、低揮発性のポリ燐酸エス
テルが開発されている。例えば、特公昭51−1985
8号や特公平2−18336号等には一般式(5)の化
合物が示されている。
脂の可塑剤及び難燃剤として広く使用されおり、特に酸
素原子を含む樹脂に対して優れた難燃作用を示す事が知
られている。代表的な燐酸エステルとしては、トリフェ
ニルホスフェートやトリクレジルホスフェートが挙げら
れる。しかし、これらのエステルは揮発し易い欠点があ
り、樹脂との押出し・成形時の作業環境の汚染やモール
ドデポジット、成形品表面へのしみ出しなどの問題を起
こしている。これに対応して、低揮発性のポリ燐酸エス
テルが開発されている。例えば、特公昭51−1985
8号や特公平2−18336号等には一般式(5)の化
合物が示されている。
【0003】
【化6】
【0004】[ここでnは0または1〜20の整数であ
り、R1,R2,R3,R4は独立にフェニル基、ヒドロキ
シフェニル基、またはアルキル基が1〜3個置換したア
リール基を示し、R5は多価フェノール残基である。] 一方、難燃剤としての燐と窒素が相乗効果を示す事も周
知であり、例えば「ポリマーの難燃化=その化学と実際
技術=」(平成4年、大成社刊)などに記載されてい
る。特に樹脂との相溶性が良く組成物の物性を損なわな
い含窒素有機燐化合物は樹脂添加剤として期待されてい
る。
り、R1,R2,R3,R4は独立にフェニル基、ヒドロキ
シフェニル基、またはアルキル基が1〜3個置換したア
リール基を示し、R5は多価フェノール残基である。] 一方、難燃剤としての燐と窒素が相乗効果を示す事も周
知であり、例えば「ポリマーの難燃化=その化学と実際
技術=」(平成4年、大成社刊)などに記載されてい
る。特に樹脂との相溶性が良く組成物の物性を損なわな
い含窒素有機燐化合物は樹脂添加剤として期待されてい
る。
【0005】燐と窒素を共に含む有機化合物として、例
えば特開平2−180959号や特開平5−19443
8号に燐酸素酸とトリアジン化合物の塩が、特公昭58
−55153号や特開昭63−75088号には、9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナン
トレン−10−オキシド及びそのベンゼン核置換体の1
0位にメチレン基を介してアミン類の結合した化合物
が、特開昭63−235363号にはモノ燐酸エステル
アミドが、又特開昭54−119544号や特開平4−
145090号にはオルガノホスファゼン化合物が示さ
れている。しかしこれらの化合物は、有効元素である燐
と窒素の濃度を上げる事が困難であったり、熱安定性に
問題があったり、あるいは合成が困難で製品が高価とな
るなど、問題が多い。
えば特開平2−180959号や特開平5−19443
8号に燐酸素酸とトリアジン化合物の塩が、特公昭58
−55153号や特開昭63−75088号には、9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナン
トレン−10−オキシド及びそのベンゼン核置換体の1
0位にメチレン基を介してアミン類の結合した化合物
が、特開昭63−235363号にはモノ燐酸エステル
アミドが、又特開昭54−119544号や特開平4−
145090号にはオルガノホスファゼン化合物が示さ
れている。しかしこれらの化合物は、有効元素である燐
と窒素の濃度を上げる事が困難であったり、熱安定性に
問題があったり、あるいは合成が困難で製品が高価とな
るなど、問題が多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、燐と窒素の
含有率が高く、かつ熱安定性の良い含窒素有機燐化合物
とその製造方法を提供する事を目的とする。
含有率が高く、かつ熱安定性の良い含窒素有機燐化合物
とその製造方法を提供する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目標
を達成すべく鋭意研究した結果、ハロ燐酸ジエステル及
び/またはジハロ燐酸エステルと、2つのアミノ基を持
つ化合物を、脱ハロゲン化水素反応させる事により、燐
・窒素を共に含みかつ熱安定性の良い化合物が得られる
事を見いだし、本発明を完成するに至った。
を達成すべく鋭意研究した結果、ハロ燐酸ジエステル及
び/またはジハロ燐酸エステルと、2つのアミノ基を持
つ化合物を、脱ハロゲン化水素反応させる事により、燐
・窒素を共に含みかつ熱安定性の良い化合物が得られる
事を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち本発明は、一般式(2)及び/ま
たは(3)で示される、単一または異種混合物であるハ
ロ燐酸ジエステル及び/またはジハロ燐酸エステルと、
一般式(4)で示される、分子内に2つのアミノ基を有
する化合物を、脱ハロゲン化水素反応で得られる一般式
(1)で示される化合物とその製造方法に関する。
たは(3)で示される、単一または異種混合物であるハ
ロ燐酸ジエステル及び/またはジハロ燐酸エステルと、
一般式(4)で示される、分子内に2つのアミノ基を有
する化合物を、脱ハロゲン化水素反応で得られる一般式
(1)で示される化合物とその製造方法に関する。
【0009】
【化7】
【0010】
【化8】
【0011】(XはClまたはBr、R1,R2は独立
に、C1〜C10のアルキル基、アルケニル基、シクロア
ルキル基、または
に、C1〜C10のアルキル基、アルケニル基、シクロア
ルキル基、または
【0012】
【化9】
【0013】(ここで、R3はC1〜C4のアルキル基を
示し、lは0〜3の整数を示す)で表されるアリール基
を示す。)
示し、lは0〜3の整数を示す)で表されるアリール基
を示す。)
【0014】
【化10】
【0015】
【化11】
【0016】本発明の原料である上記一般式(2)のハ
ロ燐酸ジエステルとしては、例えばクロロ燐酸ジメチ
ル、クロロ燐酸ジエチル、クロロ燐酸メチルエチル、ク
ロロ燐酸ジプロピル、クロロ燐酸ジイソプロピル、クロ
ロ燐酸ジ−n−ブチル、クロロ燐酸ジイソブチル、クロ
ロ燐酸ジ−t−ブチル、クロロ燐酸メチルブチル、クロ
ロ燐酸ジ−n−ペンチル、クロロ燐酸ジネオペンチル、
クロロ燐酸ジ−n−ヘキシル、クロロ燐酸ジ−n−オク
チル、クロロ燐酸ジ−2−エチルヘキシル、クロロ燐酸
ジ−n−デシル、クロロ燐酸ジアリル、クロロ燐酸ジブ
テニル、クロロ燐酸ジシクロヘキシル、クロロ燐酸ジフ
ェニル、クロロ燐酸ジクレジル、クロロ燐酸ジキシリ
ル、クロロ燐酸ジ(トリメチルフェニル)、クロロ燐酸
ジ(エチルフェニル)、クロロ燐酸ジ(プロピルフェニ
ル)、クロロ燐酸ジ(イソプロピルフェニル)、クロロ
燐酸ジ(ブチルフェニル)、クロロ燐酸フェニルクレジ
ル、クロロ燐酸フェニルキシリル、ブロモ燐酸ジメチ
ル、ブロモ燐酸ジエチル、ブロモ燐酸メチルエチル、ブ
ロモ燐酸ジプロピル、ブロモ燐酸ジイソプロピル、ブロ
モ燐酸ジ−n−ブチル、ブロモ燐酸ジ−2−エチルヘキ
シル、ブロモ燐酸ジ−n−デシル、ブロモ燐酸ジアリ
ル、ブロモ燐酸ジブテニル、ブロモ燐酸ジシクロヘキシ
ル、ブロモ燐酸ジフェニル、ブロモ燐酸ジクレジル、ブ
ロモ燐酸ジキシリル、ブロモ燐酸ジ(トリメチルフェニ
ル)等が挙げられる。又、上記一般式(3)のジハロ燐
酸エステルとしては、例えばジクロロ燐酸メチル、ジク
ロロ燐酸エチル、ジクロロ燐酸プロピル、ジクロロ燐酸
イソプロピル、ジクロロ燐酸n−ブチル、ジクロロ燐酸
イソブチル、ジクロロ燐酸t−ブチル、ジクロロ燐酸n
−ペンチル、ジクロロ燐酸ネオペンチル、ジクロロ燐酸
n−ヘキシル、ジクロロ燐酸n−オクチル、ジクロロ燐
酸2−エチルヘキシル、ジクロロ燐酸n−デシル、ジク
ロロ燐酸アリル、ジクロロ燐酸ブテニル、ジクロロ燐酸
シクロヘキシル、ジクロロ燐酸フェニル、ジクロロ燐酸
クレジル、ジクロロ燐酸キシリル、ジクロロ燐酸トリメ
チルフェニル、ジクロロ燐酸エチルフェニル、ジクロロ
燐酸プロピルフェニル、ジクロロ燐酸イソプロピルフェ
ニル、ジクロロ燐酸ブチルフェニル、ジブロモ燐酸メチ
ル、ジブロモ燐酸エチル、ジブロモ燐酸プロピル、ジブ
ロモ燐酸イソプロピル、ジブロモ燐酸n−ブチル、ジブ
ロモ燐酸2−エチルヘキシル、ジブロモ燐酸n−デシ
ル、ジブロモ燐酸アリル、ジブロモ燐酸ブテニル、ジブ
ロモ燐酸シクロヘキシル、ジブロモ燐酸フェニル、ジブ
ロモ燐酸クレジル、ジブロモ燐酸キシリル、ジブロモ燐
酸トリメチルフェニル等が挙げられる。特に好ましい物
として、クロロ燐酸ジフェニル、クロロ燐酸ジクレジ
ル、クロロ燐酸ジキシリルがある。これらのハロ燐酸ジ
エステル及び/またはジハロ燐酸エステルは、例えばル
イス酸触媒のもとで、オキシハロゲン化燐に対し、1〜
2倍モルの該当するアルコール類及び/またはフェノー
ル類を加え、脱ハロゲン化水素反応する事で合成でき
る。
ロ燐酸ジエステルとしては、例えばクロロ燐酸ジメチ
ル、クロロ燐酸ジエチル、クロロ燐酸メチルエチル、ク
ロロ燐酸ジプロピル、クロロ燐酸ジイソプロピル、クロ
ロ燐酸ジ−n−ブチル、クロロ燐酸ジイソブチル、クロ
ロ燐酸ジ−t−ブチル、クロロ燐酸メチルブチル、クロ
ロ燐酸ジ−n−ペンチル、クロロ燐酸ジネオペンチル、
クロロ燐酸ジ−n−ヘキシル、クロロ燐酸ジ−n−オク
チル、クロロ燐酸ジ−2−エチルヘキシル、クロロ燐酸
ジ−n−デシル、クロロ燐酸ジアリル、クロロ燐酸ジブ
テニル、クロロ燐酸ジシクロヘキシル、クロロ燐酸ジフ
ェニル、クロロ燐酸ジクレジル、クロロ燐酸ジキシリ
ル、クロロ燐酸ジ(トリメチルフェニル)、クロロ燐酸
ジ(エチルフェニル)、クロロ燐酸ジ(プロピルフェニ
ル)、クロロ燐酸ジ(イソプロピルフェニル)、クロロ
燐酸ジ(ブチルフェニル)、クロロ燐酸フェニルクレジ
ル、クロロ燐酸フェニルキシリル、ブロモ燐酸ジメチ
ル、ブロモ燐酸ジエチル、ブロモ燐酸メチルエチル、ブ
ロモ燐酸ジプロピル、ブロモ燐酸ジイソプロピル、ブロ
モ燐酸ジ−n−ブチル、ブロモ燐酸ジ−2−エチルヘキ
シル、ブロモ燐酸ジ−n−デシル、ブロモ燐酸ジアリ
ル、ブロモ燐酸ジブテニル、ブロモ燐酸ジシクロヘキシ
ル、ブロモ燐酸ジフェニル、ブロモ燐酸ジクレジル、ブ
ロモ燐酸ジキシリル、ブロモ燐酸ジ(トリメチルフェニ
ル)等が挙げられる。又、上記一般式(3)のジハロ燐
酸エステルとしては、例えばジクロロ燐酸メチル、ジク
ロロ燐酸エチル、ジクロロ燐酸プロピル、ジクロロ燐酸
イソプロピル、ジクロロ燐酸n−ブチル、ジクロロ燐酸
イソブチル、ジクロロ燐酸t−ブチル、ジクロロ燐酸n
−ペンチル、ジクロロ燐酸ネオペンチル、ジクロロ燐酸
n−ヘキシル、ジクロロ燐酸n−オクチル、ジクロロ燐
酸2−エチルヘキシル、ジクロロ燐酸n−デシル、ジク
ロロ燐酸アリル、ジクロロ燐酸ブテニル、ジクロロ燐酸
シクロヘキシル、ジクロロ燐酸フェニル、ジクロロ燐酸
クレジル、ジクロロ燐酸キシリル、ジクロロ燐酸トリメ
チルフェニル、ジクロロ燐酸エチルフェニル、ジクロロ
燐酸プロピルフェニル、ジクロロ燐酸イソプロピルフェ
ニル、ジクロロ燐酸ブチルフェニル、ジブロモ燐酸メチ
ル、ジブロモ燐酸エチル、ジブロモ燐酸プロピル、ジブ
ロモ燐酸イソプロピル、ジブロモ燐酸n−ブチル、ジブ
ロモ燐酸2−エチルヘキシル、ジブロモ燐酸n−デシ
ル、ジブロモ燐酸アリル、ジブロモ燐酸ブテニル、ジブ
ロモ燐酸シクロヘキシル、ジブロモ燐酸フェニル、ジブ
ロモ燐酸クレジル、ジブロモ燐酸キシリル、ジブロモ燐
酸トリメチルフェニル等が挙げられる。特に好ましい物
として、クロロ燐酸ジフェニル、クロロ燐酸ジクレジ
ル、クロロ燐酸ジキシリルがある。これらのハロ燐酸ジ
エステル及び/またはジハロ燐酸エステルは、例えばル
イス酸触媒のもとで、オキシハロゲン化燐に対し、1〜
2倍モルの該当するアルコール類及び/またはフェノー
ル類を加え、脱ハロゲン化水素反応する事で合成でき
る。
【0017】本発明のもう一方の原料である上記一般式
(4)の二つのアミノ基を持つ化合物としては、例えば
エチレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、フェニレンジアミン、尿素、メチル尿素、
N,N’ジメチル尿素、N,N’ジエチル尿素、しゅう
酸ジアミド、グアニジン、アミノグアニジン、ビウレッ
ト、グアニル尿素、グアニルチオ尿素、グアナミン、メ
チルグアナミン、フェニルグアナミン等が挙げられる
が、得に好ましい物として、尿素、N,N’ジメチル尿
素、グアニジンがある。
(4)の二つのアミノ基を持つ化合物としては、例えば
エチレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、フェニレンジアミン、尿素、メチル尿素、
N,N’ジメチル尿素、N,N’ジエチル尿素、しゅう
酸ジアミド、グアニジン、アミノグアニジン、ビウレッ
ト、グアニル尿素、グアニルチオ尿素、グアナミン、メ
チルグアナミン、フェニルグアナミン等が挙げられる
が、得に好ましい物として、尿素、N,N’ジメチル尿
素、グアニジンがある。
【0018】一般式(2)及び/または(3)の化合物
と、一般式(4)の化合物の脱ハロゲン化水素反応は、
通常無水条件下に0〜150℃の温度で行い、2時間な
いし10時間程度でほぼ完結する。脱離したハロゲン化
水素は、一般式(4)の化合物及び/またはその分解物
と反応して塩を形成するため、一般式(2)及び/また
は(3)の化合物に対する、一般式(4)の化合物の仕
込量は、通常等モル(2倍当量)以上とし、等モル〜2
倍モルの範囲が望ましい。反応の進行と共に反応物の粘
度が上昇するので、必要に応じて反応温度を上げて反応
を完結させる。
と、一般式(4)の化合物の脱ハロゲン化水素反応は、
通常無水条件下に0〜150℃の温度で行い、2時間な
いし10時間程度でほぼ完結する。脱離したハロゲン化
水素は、一般式(4)の化合物及び/またはその分解物
と反応して塩を形成するため、一般式(2)及び/また
は(3)の化合物に対する、一般式(4)の化合物の仕
込量は、通常等モル(2倍当量)以上とし、等モル〜2
倍モルの範囲が望ましい。反応の進行と共に反応物の粘
度が上昇するので、必要に応じて反応温度を上げて反応
を完結させる。
【0019】得られる反応物中には、一般式(1)の化
合物、上記塩類の他に、条件によって異なるが、一般式
(4)の変成物または分解物と一般式(2)及び/また
は(3)の化合物の脱ハロゲン化水素反応で生じる低分
子量の燐酸エステルアミド等が少量含まれる。このうち
塩類は、水洗等により除去できる。生成物を同重量程度
の、親水性溶媒に溶解し、2倍量以上の水と混合する事
により、効率の良い洗浄を行う事が出来る。ここで用い
る親水性溶媒としては、例えばメタノール・エタノール
等のアルコール類、アセトン・メチルエチルケトンなど
のケトン類、テトラヒドロフラン等のエーテル類などが
挙げられる。
合物、上記塩類の他に、条件によって異なるが、一般式
(4)の変成物または分解物と一般式(2)及び/また
は(3)の化合物の脱ハロゲン化水素反応で生じる低分
子量の燐酸エステルアミド等が少量含まれる。このうち
塩類は、水洗等により除去できる。生成物を同重量程度
の、親水性溶媒に溶解し、2倍量以上の水と混合する事
により、効率の良い洗浄を行う事が出来る。ここで用い
る親水性溶媒としては、例えばメタノール・エタノール
等のアルコール類、アセトン・メチルエチルケトンなど
のケトン類、テトラヒドロフラン等のエーテル類などが
挙げられる。
【0020】この様にして合成された含窒素有機燐化合
物は、何れも燐と窒素の含有率が高く、熱安定性が優れ
ており、特に樹脂用難燃剤として利用する場合、少量で
高い効果が得られる。
物は、何れも燐と窒素の含有率が高く、熱安定性が優れ
ており、特に樹脂用難燃剤として利用する場合、少量で
高い効果が得られる。
【0021】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。
【0022】
【実施例1】ジフェニルホスホリッククロリド135g
(0.5モル)と尿素45g(0.75モル)をかくは
ん機付きの300ml3ツ口フラスコに仕込み、乾燥窒
素気流下、80℃で4時間反応し、やや白濁した極めて
粘調な反応物を得た。この反応物にメタノール100g
を加えて加熱・かくはんして無色透明な均一溶液とな
し、これをかくはんしている純水500ml中に注ぎ込
んだ。白色ワックス状の成分を回収、減圧乾燥して、化
合物123gを得た。
(0.5モル)と尿素45g(0.75モル)をかくは
ん機付きの300ml3ツ口フラスコに仕込み、乾燥窒
素気流下、80℃で4時間反応し、やや白濁した極めて
粘調な反応物を得た。この反応物にメタノール100g
を加えて加熱・かくはんして無色透明な均一溶液とな
し、これをかくはんしている純水500ml中に注ぎ込
んだ。白色ワックス状の成分を回収、減圧乾燥して、化
合物123gを得た。
【0023】得られた組成物の元素分析値は、C:5
4.3wt%,H:4.6wt%,N:6.0wt%,
O:23.1wt%,P:12.0wt%,Cl:0.
02wt%で、構造式(A)の化合物の理論値(C:5
7.3wt%,H:4.2wt%,N:5.3wt%,
O:21.4wt%,P:11.8wt%)とほぼ一致
した。
4.3wt%,H:4.6wt%,N:6.0wt%,
O:23.1wt%,P:12.0wt%,Cl:0.
02wt%で、構造式(A)の化合物の理論値(C:5
7.3wt%,H:4.2wt%,N:5.3wt%,
O:21.4wt%,P:11.8wt%)とほぼ一致
した。
【0024】
【化12】
【0025】
【実施例2】ジ(2,6ジメチルフェニル)ホスホリッ
ククロリド162g(0.5モル)とグアニジン45g
(0.75モル)をかくはん機付きの300ml3ツ口
フラスコに仕込み、乾燥窒素気流下、80℃で2時間1
00℃で4時間反応し、白色沈澱の分散した粘調な反応
物を得た。
ククロリド162g(0.5モル)とグアニジン45g
(0.75モル)をかくはん機付きの300ml3ツ口
フラスコに仕込み、乾燥窒素気流下、80℃で2時間1
00℃で4時間反応し、白色沈澱の分散した粘調な反応
物を得た。
【0026】この反応物にメタノール100gを加えて
加熱・かくはんして無色透明な均一溶液となし、これを
かくはんしている純水500ml中に注ぎ込んだ。白色
ワックス状の成分を回収、減圧乾燥して、化合物145
gを得た。得られた組成物の元素分析値は、C:61.
0wt%,H:6.7wt%,N:7.2wt%,O:
15.5wt%,P:9.5wt%,Cl:0.04w
t%で、構造式(B)の化合物の理論値(C:62.3
wt%,H:6.3wt%,N:6.6wt%,O:1
5.1wt%,P:9.7wt%)とほぼ一致した。
加熱・かくはんして無色透明な均一溶液となし、これを
かくはんしている純水500ml中に注ぎ込んだ。白色
ワックス状の成分を回収、減圧乾燥して、化合物145
gを得た。得られた組成物の元素分析値は、C:61.
0wt%,H:6.7wt%,N:7.2wt%,O:
15.5wt%,P:9.5wt%,Cl:0.04w
t%で、構造式(B)の化合物の理論値(C:62.3
wt%,H:6.3wt%,N:6.6wt%,O:1
5.1wt%,P:9.7wt%)とほぼ一致した。
【0027】
【化13】
【0028】
【実施例3】実施例1、2で得られた含窒素有機燐化合
物の加熱減量挙動をTGAで測定した(図1)。トリフ
ェニルホスフェート、トリクレジルホスフェートに対
し、高い熱安定性がみられた。 測定条件 試 料 量 : 約20mg 測定雰囲気 : He 100ml/分 昇温速度 : 20℃/分
物の加熱減量挙動をTGAで測定した(図1)。トリフ
ェニルホスフェート、トリクレジルホスフェートに対
し、高い熱安定性がみられた。 測定条件 試 料 量 : 約20mg 測定雰囲気 : He 100ml/分 昇温速度 : 20℃/分
【0029】
【実施例4】実施例1、2で得られた含窒素有機燐化合
物を、ポリフェニレンエーテル50%,ポリスチレン5
0%からなる変成PPE樹脂に混合し、難燃性テストを
行った結果、少量の添加によって高い難燃性を示した。
物を、ポリフェニレンエーテル50%,ポリスチレン5
0%からなる変成PPE樹脂に混合し、難燃性テストを
行った結果、少量の添加によって高い難燃性を示した。
【0030】
【発明の効果】実施例から明らかなように、本発明によ
れば、燐と窒素の含有率が高く、かつ熱安定性の良い、
特に樹脂用難燃剤として有用な、新規な含窒素有機燐化
合物を得る事が出来る。
れば、燐と窒素の含有率が高く、かつ熱安定性の良い、
特に樹脂用難燃剤として有用な、新規な含窒素有機燐化
合物を得る事が出来る。
【図1】本発明の含窒素有機燐化合物のTGA加熱減量
を示す図。
を示す図。
1:実施例1で得られた含窒素有機燐化合物についての
加熱減量を示す曲線 2:実施例2で得られた含窒素有機燐化合物についての
加熱減量を示す曲線 3:トリフェニルホスフェートの加熱減量を示す曲線 4:トリクレジルホスフェートの加熱減量を示す曲線
加熱減量を示す曲線 2:実施例2で得られた含窒素有機燐化合物についての
加熱減量を示す曲線 3:トリフェニルホスフェートの加熱減量を示す曲線 4:トリクレジルホスフェートの加熱減量を示す曲線
Claims (2)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で示される含窒素有機
燐化合物。 【化1】 - 【請求項2】 一般式(2)及び/または(3)で示さ
れる、単一または異種混合物であるハロ燐酸ジエステル
及び/またはジハロ燐酸エステルドと、一般式(4)で
示される、分子内に2つのアミノ基を有する化合物を、
脱ハロゲン化水素反応させる特許請求の範囲第1項記載
の化合物の製造方法。 【化2】 【化3】 (XはClまたはBr、R1,R2は独立に、C1〜C10
のアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、また
は 【化4】 (ここで、R3はC1〜C4のアルキル基を示し、lは0
〜3の整数を示す)で表されるアリール基を示す。) 【化5】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14156894A JPH0812688A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 新規な含窒素有機燐化合物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14156894A JPH0812688A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 新規な含窒素有機燐化合物及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0812688A true JPH0812688A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15295009
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14156894A Withdrawn JPH0812688A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 新規な含窒素有機燐化合物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0812688A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001354836A (ja) * | 2000-06-14 | 2001-12-25 | Asahi Denka Kogyo Kk | 難燃性エポキシ樹脂組成物 |
| WO2013191227A1 (ja) * | 2012-06-18 | 2013-12-27 | 大京化学株式会社 | リン酸エステルアミド類の製造方法 |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14156894A patent/JPH0812688A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001354836A (ja) * | 2000-06-14 | 2001-12-25 | Asahi Denka Kogyo Kk | 難燃性エポキシ樹脂組成物 |
| WO2013191227A1 (ja) * | 2012-06-18 | 2013-12-27 | 大京化学株式会社 | リン酸エステルアミド類の製造方法 |
| KR20150018837A (ko) * | 2012-06-18 | 2015-02-24 | 다이쿄 케미칼 컴퍼니, 리미티드 | 인산에스테르아미드류의 제조 방법 |
| CN104395329A (zh) * | 2012-06-18 | 2015-03-04 | 大京化学株式会社 | 磷酸酯酰胺类的制造方法 |
| JPWO2013191227A1 (ja) * | 2012-06-18 | 2016-05-26 | 大京化学株式会社 | リン酸エステルアミド類の製造方法 |
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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