JPH08127350A - 車両用パワーステアリングシステム - Google Patents

車両用パワーステアリングシステム

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JPH08127350A
JPH08127350A JP6266707A JP26670794A JPH08127350A JP H08127350 A JPH08127350 A JP H08127350A JP 6266707 A JP6266707 A JP 6266707A JP 26670794 A JP26670794 A JP 26670794A JP H08127350 A JPH08127350 A JP H08127350A
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JP
Japan
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boosted voltage
steering
vehicle
motor
voltage
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Application number
JP6266707A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Tomioka
栄一 富岡
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 システム全体としてのコストを低減する。バ
ッテリ電圧の変動の影響を受け難いものとして精度良く
アシスト力の制御を行う。昇圧回路での無駄なエネルギ
ー消費を抑制して省エネを図る。 【構成】 バッテリ電圧Vinを昇圧してモータへ印加す
る。操舵していない時間がΔt以上続いたら(ステップ
111)、車速をチェックのうえ(112)、昇圧電圧
out をV1(12V),V2(20V)へ下げる(1
13,114)。操舵中、車速がS1(20km/h)
以上となったら(102)、昇圧電圧Vou t を所定の傾
斜でV3(70V)まで下げる(105〜107)。車
速がS2(80km/h)以上となったら(104)、
昇圧電圧Vout を所定の傾斜でV1まで下げる(108
〜110)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車速センサの検出す
る車速および舵角センサの検出するハンドル舵角に基づ
き、車載バッテリからのモータへの供給電流を調整する
ことによって、ハンドル操舵時のアシスト力を制御する
車両用パワーステアリングシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のパワーステアリング
システムとして、図5にその基本構成を示すようなモー
タドライブ・パワーステアリングシステム(MDPS)
がある。同図において、1は車載バッテリ、2はオルタ
ネータ、3はエンジン、4は車速センサ、5は舵角セン
サ、6はパワーステアリングユニット、7は電動モータ
駆動ポンプ、8は点火スイッチ、9はシグナルコントロ
ーラ、10はパワーコントローラである。
【0003】このMDPSでは、車速センサ4の検出す
る車速および舵角センサ5の検出するハンドル舵角が、
シグナルコントローラ9へ与えられる。シグナルコント
ローラ9は、車速センサ4および舵角センサ5からの車
速およびハンドル舵角に基づいて電動モータ駆動信号を
生成し、この生成した電動モータ駆動信号をパワーコン
トローラ10へ与える。パワーコントローラ10は、シ
グナルコントローラ9からの電動モータ駆動信号に応
じ、車載バッテリ1からの電動モータ駆動ポンプ7への
供給電流を調整する。
【0004】これにより、パワーステアリングユニット
6への油圧が制御され、低速走行域の操舵時はアシスト
力を大きくして操舵力を軽く、中高速走行域の操舵時は
逆に小さくして操舵力を重たくするように、ハンドル操
舵時のアシスト力が制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このM
DPSでは、電動モータ駆動ポンプ7へ車載バッテリ1
のバッテリ電圧(DC12V)を直に印加するものとし
ている。すなわち、電動モータ駆動ポンプ7に使用する
モータ7−1として、DC12V仕様のモータを用いて
いる。このため、モータ7−1に大電流を流して大きな
トルクを得るものとしており、モータ7−1の大型化,
使用配線の太線化が避けられず、システム全体としての
コストがアップするという問題があった。
【0006】また、車載バッテリ1のバッテリ電圧は、
負荷の大きさによって変動する。このバッテリ電圧の変
動の影響をモータ7−1が受けてしまい、結果としてハ
ンドル操舵時のアシスト力が変動してしまう。すなわ
ち、バッテリ電圧は12Vと低く、この低いバッテリ電
圧をモータ7−1へ直に印加するものとしているため、
少しの電圧変動でモータ7−1の発生トルクが大きく変
動し、ハンドル操舵時のアシスト力の制御が精度良く行
われないという問題が生じていた。
【0007】なお、上述においては、内燃機関を原動機
とした自動車を例にとって説明したが、電気自動車(E
V車)に採用した場合にも同様の問題が生じる。EV車
においては、主の電圧供給源はバッテリだけであり、そ
の電圧変動は大きい。また、上述においては、MDPS
を例にとって説明したが、油圧を介さず直接モータを駆
動することによってアシスト力を制御するFEPS(フ
ルエレクトリック・パワーステアリングシステム)にお
いても、同様の問題が生じる。
【0008】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、モータの小
型化,使用配線の細線化を図って、システム全体として
のコストを低減することができ、またバッテリ電圧の変
動の影響を受け難いものとして精度良くアシスト力の制
御を行うことができ、且つ昇圧回路での無駄なエネルギ
ー消費を抑制して省エネを図ることのできる車両用パワ
ーステアリングシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、上述し
た車両用パワーステアリングシステムにおいて、モータ
への電流供給通路の途上に昇圧回路を設け、車載バッテ
リからのバッテリ電圧を昇圧し、昇圧電圧Vou t として
モータに印加するものとし、操舵条件に応じて、昇圧回
路での昇圧動作を抑制し、昇圧電圧Vout を下げるよう
にしたものである。
【0010】第2発明(請求項2に係る発明)は、上述
した車両用パワーステアリングシステムにおいて、モー
タへの電流供給通路の途上に昇圧回路を設け、車載バッ
テリからのバッテリ電圧を昇圧し、昇圧電圧Vout とし
てモータに印加するものとし、走行条件に応じて、昇圧
回路での昇圧動作を抑制し、昇圧電圧Vout を下げるよ
うにしたものである。第3発明(請求項3に係る発明)
は、上述した車両用パワーステアリングシステムにおい
て、モータへの電流供給通路の途上に昇圧回路を設け、
車載バッテリからのバッテリ電圧を昇圧し、昇圧電圧V
out としてモータに印加するものとし、操舵条件および
走行条件に応じて、昇圧回路での昇圧動作を抑制し、昇
圧電圧Vout を下げるようにしたものである。
【0011】
【作用】したがってこの発明によれば、第1発明では、
バッテリ電圧が昇圧されてモータに印加され、例えば操
舵しない時間が所定時間以上続いたら、昇圧回路での昇
圧動作が抑制(停止も含む)され、昇圧電圧Vout が下
げられる。第2発明では、バッテリ電圧が昇圧されてモ
ータに印加され、例えば車速が所定値以上となったら、
昇圧回路での昇圧動作が抑制(停止も含む)され、昇圧
電圧Vout が下げられる。第3発明では、バッテリ電圧
が昇圧されてモータに印加され、例えば、操舵しない時
間が所定時間以上続いたり、車速が所定値以上となった
ら、昇圧回路での昇圧動作が抑制(停止も含む)され、
昇圧電圧Vout が下げられる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図2はこの発明の一実施例を示すMDPSの要部を
示す電気回路図である。同図において、4は車速セン
サ、5は舵角センサ、7−1’は電動モータ駆動ポンプ
のモータ、11はマイクロコンピュータ、12は昇圧回
路、13はドライブ回路、Tr1はパワートランジス
タ、D1〜D4はダイオード、R1〜R4は抵抗であ
る。
【0013】昇圧回路12は、車載バッテリからのモー
タ7−1’への電流供給通路の途上に設けられており、
すなわち車載バッテリからのバッテリ電圧Vin(DC1
2V)の印加点P1とモータ7−1’への電圧印加点P
2との間に設けられており、コンデンサC1,C2、コ
イルL1、ダイオードD5、スイッチング用のトランジ
スタTr2、発振回路12−1により構成されている。
【0014】マイクロコンピュータ11は、端子A〜K
を有し、端子Aには抵抗R1とR2とによる分圧電圧V
aが与えられ、端子Eには抵抗R3とR4とによる分圧
電圧Vbが与えられる。マイクロコンピュータ11は、
分圧電圧VaからP1点に印可されるバッテリ電圧Vin
を検出し、分圧電圧VbからP2点に生ずる昇圧電圧V
out を検出する。
【0015】端子Iには舵角センサ5の検出するハンド
ル舵角が与えられ、端子Kには車速センサ4の検出する
車速が与えられる。マイクロコンピュータ11は、車速
センサ4および舵角センサ5からの車速およびハンドル
舵角に基づいて電動モータ駆動信号を生成し、この生成
した電動モータ駆動信号を端子Fよりドライブ回路13
へ出力する。
【0016】端子CにはトランジスタTr2の温度に関
する情報が、端子DにはトランジスタTr2に流れる電
流に関する情報が与えられる。端子Gにはトランジスタ
Tr1の温度に関する情報が、端子Hにはトランジスタ
Tr1に流れる電流に関する情報が与えられる。端子J
にはモータ7−1’の回転数に関する情報が与えられ
る。
【0017】また、マイクロコンピュータ11は、昇圧
回路12の発振回路12−1に対して、端子Bからデュ
ーティ比指示値を出力する。このデューティ比指示値に
よって、発振回路12−1からトランジスタTr2に出
力されるパルス波のデューティ比が定められる。なお、
本実施例において、発振回路12−1の発振周波数は2
0kHzとされている。
【0018】〔昇圧回路12の基本動作〕昇圧回路12
の基本動作は、発振回路12−1からのパルス波による
トランジスタTr2のスイッチングによって、コイルL
1でエネルギーの蓄積と放出とが繰り返され、ダイオー
ドD5のカソード側に放出の際の高電圧が現れることに
よる。
【0019】すなわち、トランジスタTr2がオンとな
るとコイルL1に電流が流れ、トランジスタTr2がオ
フとなるとコイルL1に流れる電流が遮断される。コイ
ルL1に流れる電流が遮断されると、この電流の遮断に
よる磁束の変化を妨げるように、ダイオードD5のカソ
ード側に高電圧が発生する。この繰り返しによって、ダ
イオードD5のカソード側に高電圧が繰り返し発生し、
コンデンサC2で平滑され、昇圧電圧Vout として点P
2に生じる。
【0020】昇圧回路12によって生成される昇圧電圧
out は、マイクロコンピュータ11の端子Bから出力
されるデューティ比指示値に依存し、デューティ比指示
値が大きければ昇圧電圧Vout は高くなり、デューティ
比指示値が小さければ昇圧電圧Vout は低くなる。すな
わち、発振回路12−1からトランジスタTr2に出力
されるパルス波のオンデューティが大きければ昇圧電圧
out は高くなり、逆にオンデューティが小さければ昇
圧電圧Vout は低くなる。
【0021】本実施例では、昇圧電圧Vout の設定値を
100Vとしており、従ってモータ7−1’としては1
2V仕様のモータではなく、100V仕様のモータ(D
Cブラシモータ)を使用している。すなわち、本実施例
では、モータ7−1’として、小さな電流で大きなトル
クを得ることができる高電圧仕様のモータを使用してい
る。
【0022】これにより、モータ7−1’の小型化,使
用配線の細線化を図って、システム全体としてのコスト
の低減が図られている。なお、昇圧電圧Vout を100
Vとすることにより、家電で使用されるコストの安い素
子を利用することができる。また、本実施例において、
バッテリ電圧Vinの変動に対して昇圧電圧Vout の変動
は小さく、バッテリ電圧Vinの変動の影響を受け難いも
のとして、精度良くアシスト力の制御を行うことができ
る。
【0023】なお、昇圧回路12は、近年の技術革新に
より、トランジスタTr2としてハイパワーで低損失,
低コストのトランジスタが得られるため、安価に作成で
きる。すなわち、昇圧回路12を用いるものとしても、
そのコストアップ分はモータ7−1’の小型化,使用配
線の細線化などによるコストダウンに吸収され、システ
ム全体としてのコストは低減される。
【0024】また、本実施例では、発振回路12−1の
発振周波数を20kHzとしたが、さらに発振周波数を高
くすれば、コイルL1を小さくすることができる。これ
により、コンパクト化を促進することができ、コストダ
ウンも図ることができる。振回路12−1の発振周波数
は、トランジスタTr2のスイッチング速度との兼ね合
いでその上限が規制され、トランジスタTr2として高
速のものを用いれば発振周波数を高めることができる。
【0025】また、本実施例では、昇圧回路12に発振
回路12−1を設けるものとしたが、発振回路12−1
を省略し、マイクロコンピュータ11の端子Bからその
デューティ比を調整したパルス波を出力するものとし、
このパルス波を直接トランジスタTr2へ与えるものと
してもよい。
【0026】〔マイクロコンピュータ11の動作〕次
に、マイクロコンピュータ11の動作について、その機
能を交えながら説明する。マイクロコンピュータ11
は、操舵条件や走行条件に応じて、昇圧回路12での昇
圧動作を抑制し、昇圧電圧Vout を下げる。すなわち、
モータ7−1’が高い昇圧電圧Vout を必要としていな
い場合、つまり大きなアシスト力を必要としていない場
合、昇圧回路12での無駄なエネルギー消費を避けるた
め、昇圧回路12での昇圧動作を抑制し、昇圧電圧V
out を下げる。
【0027】このマイクロコンピュータ11の特徴的な
処理動作について図1に示すフローチャートを参照しな
がら説明する。マイクロコンピュータ11は、舵角セン
サ5からのハンドル舵角に基づき、操舵の有・無をチェ
ックする(ステップ101)。操舵されていれば、車速
センサ4からの車速に基づき、この車速が所定値S1
(本実施例では、S1=20km/h)以上であるか否
かをチェックする(ステップ102)。車速がS1以下
であれば、昇圧電圧Vout を所定値V4(本実施例で
は、V4=100V)とする(ステップ103)。車速
がS1以上であれば、S1よりも高い所定値S2(本実
施例では、S2=80km/h)以上であるか否かをチ
ェックする(ステップ104)。
【0028】車速がS2以下であれば、現在の昇圧電圧
out が所定値V3(本実施例では、V3=70V)よ
り大きいか否かをチェックし(ステップ105)、昇圧
電圧Vout がV3より大きければ、昇圧電圧Vout を設
定傾き分低下させる(ステップ106)。これにより、
車速がS1以上でS2以下で、昇圧電圧Vout がV3以
上である場合、昇圧電圧Vout が所定の傾きで低下して
行く。そして、昇圧電圧Vout がV3以下となれば、ス
テップ105でのNOに応じてステップ107へ進み、
昇圧電圧Vout はV3に保たれる。
【0029】車速がS2以上であれば、現在の昇圧電圧
out が所定値V1(本実施例では、V1=12V)よ
り大きいか否かをチェックし(ステップ108)、V1
より大きければ、昇圧電圧Vout を設定傾き分低下させ
る(ステップ109)。これにより、車速がS2以上
で、昇圧電圧Vout がV1以上である場合、昇圧電圧V
ou t が所定の傾きで低下して行く。そして、昇圧電圧V
out がV1以下となれば、ステップ108でのNOに応
じてステップ110へ進み、昇圧電圧Vout はV1に保
たれる。
【0030】ステップ101にて、操舵されていなけれ
ば、操舵が終了してから所定時間Δt経過したか否かを
チェックする。Δt時間経過していなければ、ステップ
102へ進む。Δt時間経過すれば、車速を確認し(ス
テップ112)、車速がS2以上であれば昇圧電圧V
out をV1とし(ステップ113)、車速がS2以下で
あれば昇圧電圧Vout をV2(本実施例では、V2=2
0V)とする(ステップ114)。
【0031】なお、昇圧電圧Vout の調整は、端子Bか
ら出力するデューティ比指示値に依存して行われること
は言うまでもなく、デューティ比指示値を小さくするこ
とによって、昇圧回路12での昇圧動作が抑制されて昇
圧電圧Vout が低下し、昇圧回路12でのエネルギー消
費が抑えられる。デューティ比指示値を0とした場合、
昇圧回路12での昇圧動作が停止し、昇圧電圧Vout
inとなる。本実施例では、V1をVinとしている。
【0032】図3(a)に操舵の有無を、図3(b)に
車速を、図3(c)に昇圧電圧Vou t の変化状況を例示
する。時刻t0 からt1 までの期間は、操舵されておら
ずかつ車速は0でるため、昇圧電圧Vout はV2(20
V)とされる。このような条件では、昇圧電圧Vout
V1(12V)としてもよいのだが、ここでは操舵開始
時の応答性を良くするため、V1よりやや高いV2を昇
圧電圧Vout としてモータ7−1’に印加しておく。
【0033】時刻t1 で、操舵されると、昇圧電圧V
out は直ちにV4(100V)へ上昇する。この時点で
は、車速が0であるため、大きなアシスト力が要求さ
れ、昇圧電圧Vout を最大設定電圧V4とする。車速が
上昇し、時刻t2 でS1(20km/h)以上となる
と、昇圧電圧Vou t は所定の傾きでV3(70V)へ向
けて低下して行く。この時点では、自動車が動き始めた
ため、停車中に比べ要求されるアシスト力は少なくて済
む。
【0034】時刻t3 で、操舵されなくなると、Δt時
間経過後の時刻t3 ’で昇圧電圧Vout はV2に低下さ
れる。すなわち、操舵されなくなってもΔt時間の間、
昇圧電圧Vout はV3を維持する。これにより、操舵終
了直後の早いタイミングでの再操舵に際して、操舵に違
和感が生じることが防止され、操舵フィーリングが良好
となる。時刻t4 で、再操舵されると、車速がS1以上
であるため、昇圧電圧Vout はV3とされる。時刻t5
で、車速がS1以下となると、昇圧電圧Vout はV4と
される。時刻t6 で、操舵されなくなると、Δt時間経
過後の時刻t6 ’で昇圧電圧Vout はV2に低下され
る。
【0035】時刻t7 からt8 にかけて操舵されると、
この期間では車速がS1より小さいので、時刻t7 から
8 ’までの間、昇圧電圧Vout はV4とされる。時刻
9 で、再び操舵が開始されると、この時の車速はS1
以上なので、昇圧電圧Vout はV3とされる。時刻t10
で操舵されなくなり、そこからΔt時間経過しない時刻
11で再操舵されると、昇圧電圧Vout は低下せず、V
3を維持する。
【0036】時刻t12で、車速がS2(80km/h)
以上となると、昇圧電圧Vout は所定の傾きでV1(1
2V)へ向けて低下して行く。この時点では、車速がS
2以上の高速走行であり、車両安定感を良くするため
に、アシスト力を零としてもよい。なお、この場合、V
1は必ずしも12Vとせずともよく、S2に応じて適当
な値を定めればよい。
【0037】以上説明したように、本実施例によれば、
操舵しない時間が所定時間Δt以上続けば、応答性が許
容する範囲で昇圧電圧Vout が低くされ、車速が所定値
S1,S2に達すれれば、その時の車速に応じて昇圧電
圧Vout が低くされ、昇圧回路12での昇圧動作が抑制
されて、昇圧回路12でのエネルギー消費が必要最低限
とされ、省エネが図られるものとなる。
【0038】なお、本実施例においては、昇圧回路12
での昇圧動作を抑制するための条件として、操舵の有無
および車速を例にとって説明したが、操舵速度、操舵角
度、車両YAWレート、車両横方向重力加速度、走行モ
ード等の操舵条件や走行条件を抑制するための条件とし
てもよい。これらを条件とした場合、例えば操舵速度が
遅いとき、操舵角度が小さいとき、車両YAWレートが
小さいとき、車両横方向重力加速度が小さいとき、スポ
ーツモードへ切り替えられたとき、昇圧電圧Vout を低
下させるものとする。
【0039】また、本実施例では、昇圧回路12として
コイルL1を用いた方式としたが、トランスを使用した
昇圧回路としてもよい。すなわち、昇圧回路は本方式に
限定されるものではなく、任意に昇圧電圧を設定できる
昇圧回路であればよい。
【0040】また、本実施例では、モータ7−1’とし
てDCブラシモータを用いたが、DCブラシモータに代
えてDCブラシレスモータを用いるようにしてもよい。
DCブラシレスモータを使用した場合のMDPSの要部
の電気回路図を図4に示す。この場合、ブラシレスモー
タドライバ回路13’を設け、パワートランジスタTr
11〜Tr16およびダイオードD6〜D11からなるトラ
ンジスタ回路14を介して、モータ7−1”への供給電
流を調整する。モータ7−1”としてDCブラシレスモ
ータを用いることにより、ブラシ交換(例えば、モータ
連続作動時、1回/2000〜3000km)が不必要
となり、長期安定性が確保され、耐久性がアップする等
の利点が生じる。
【0041】また、本実施例では、MDPSを例にとっ
て説明したが、FEPSにも同様にして適用することが
可能である。また、車両の原動機の種類(内燃機、EV
車・・・etc)、およびバッテリ電圧(12V、24
V・・・etc)の大小に拘らず、全ての車両に同様に
して適用することが可能である。なお、EV車等にMD
PSを用いる場合、車両走行用モータ電源としての高電
圧を降圧して電動モータ駆動ポンプに電圧を印加するこ
とが考えられるが、この際の降圧回路にも同様の技術思
想を適用して、省エネを図ることが可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、バッテリ電圧が昇圧され昇圧電圧Vout
としてモータに印加され、小さな電流で大きなトルクを
得ることができ、高電圧仕様(例えば、100V仕様)
としてモータの小型化,使用配線の細線化を図って、シ
ステム全体としてのコストを低減することができるよう
になる。また、バッテリ電圧の変動に対して昇圧電圧V
out の変動は小さく、バッテリ電圧の変動の影響を受け
難いものとして、精度良くアシスト力の制御を行うこと
ができるようになる。
【0043】また、第1発明では、例えば操舵しない時
間が所定時間以上続いたら、昇圧回路での昇圧動作が抑
制されて昇圧電圧Vout が下げられ、また第2発明で
は、例えば車速が所定値以上となったら、昇圧回路での
昇圧動作が抑制されて昇圧電圧Vout が下げられ、また
第3発明では、例えば、操舵しない時間が所定時間以上
続いたり、車速が所定値以上となったら、昇圧回路での
昇圧動作が抑制されて昇圧電圧Vout が下げられ、昇圧
回路での無駄なエネルギー消費を抑え、省エネを図るこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2におけるマイクロコンピュータの特徴的
な処理動作を示すフローチャートである。
【図2】 本発明の一実施例を示すMDPSの要部を示
す電気回路図である。
【図3】 操舵の有無,車速および昇圧電圧Vout の変
化状況を例示する図である。
【図4】 DCブラシモータに代えてDCブラシレスモ
ータを使用した場合のMDPSの要部を示す電気回路図
である。
【図5】 従来のMDPSの基本構成を示す図である。
【符号の説明】
1…車載バッテリ、4…車速センサ、5…舵角センサ、
7−1’…電動モータ駆動ポンプのモータ、11…マイ
クロコンピュータ、12…昇圧回路、13…ドライブ回
路、Tr1,Tr2…トランジスタ、L1…コイル、1
2−1…発振回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 113:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速センサの検出する車速および舵角セ
    ンサの検出するハンドル舵角に基づき、車載バッテリか
    らのモータへの供給電流を調整することによって、ハン
    ドル操舵時のアシスト力を制御する車両用パワーステア
    リングシステムにおいて、 前記モータへの電流供給通路の途上に設けられ、前記車
    載バッテリからのバッテリ電圧を昇圧し、昇圧電圧V
    out として前記モータに印加する昇圧回路と、 操舵条件に応じて、前記昇圧回路での昇圧動作を抑制
    し、前記昇圧電圧Voutを下げる昇圧電圧降下手段とを
    備えたことを特徴とする車両用パワーステアリングシス
    テム。
  2. 【請求項2】 車速センサの検出する車速および舵角セ
    ンサの検出するハンドル舵角に基づき、車載バッテリか
    らのモータへの供給電流を調整することによって、ハン
    ドル操舵時のアシスト力を制御する車両用パワーステア
    リングシステムにおいて、 前記モータへの電流供給通路の途上に設けられ、前記車
    載バッテリからのバッテリ電圧を昇圧し、昇圧電圧V
    out として前記モータに印加する昇圧回路と、 走行条件に応じて、前記昇圧回路での昇圧動作を抑制
    し、前記昇圧電圧Voutを下げる昇圧電圧降下手段とを
    備えたことを特徴とする車両用パワーステアリングシス
    テム。
  3. 【請求項3】 車速センサの検出する車速および舵角セ
    ンサの検出するハンドル舵角に基づき、車載バッテリか
    らのモータへの供給電流を調整することによって、ハン
    ドル操舵時のアシスト力を制御する車両用パワーステア
    リングシステムにおいて、 前記モータへの電流供給通路の途上に設けられ、前記車
    載バッテリからのバッテリ電圧を昇圧し、昇圧電圧V
    out として前記モータに印加する昇圧回路と、 操舵条件および走行条件に応じて、前記昇圧回路での昇
    圧動作を抑制し、前記昇圧電圧Vout を下げる昇圧電圧
    降下手段とを備えたことを特徴とする車両用パワーステ
    アリングシステム。
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