JPH08127943A - 三次元ブレーダーにおける選択筬打装置 - Google Patents
三次元ブレーダーにおける選択筬打装置Info
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- JPH08127943A JPH08127943A JP28744794A JP28744794A JPH08127943A JP H08127943 A JPH08127943 A JP H08127943A JP 28744794 A JP28744794 A JP 28744794A JP 28744794 A JP28744794 A JP 28744794A JP H08127943 A JPH08127943 A JP H08127943A
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Landscapes
- Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
- Looms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 三次元ブレーダーにおいて、糸条の交点に対
応させて配列設置した筬21を糸条1間に一斉に挿脱し
て、筬の抜き差し時間の短縮を図りながら、単一の筬駆
動装置23により任意の筬を選択駆動可能にし、装置及
び動作制御を簡単化する。 【構成】 織成用アクチュエータ11による糸条1のキ
ャリヤの走行により多数の糸条に所要の交絡を与えて互
いに組織させる三次元ブレーダーにおいて、全筬打ち箇
所に配置した筬21を筬テーブル22に保持させて糸条
間に一斉に挿脱可能にする。各筬には、単一の筬駆動装
置23により筬打ち駆動されるカムに対して係合または
非係合の2位置を選択できる筬選択装置41を備えた選
択板を設けて、筬選択制御装置による制御で数枚置きに
選択した筬ごとにカムに対し選択係合させて、順次必要
箇所についての筬打ちを行う。
応させて配列設置した筬21を糸条1間に一斉に挿脱し
て、筬の抜き差し時間の短縮を図りながら、単一の筬駆
動装置23により任意の筬を選択駆動可能にし、装置及
び動作制御を簡単化する。 【構成】 織成用アクチュエータ11による糸条1のキ
ャリヤの走行により多数の糸条に所要の交絡を与えて互
いに組織させる三次元ブレーダーにおいて、全筬打ち箇
所に配置した筬21を筬テーブル22に保持させて糸条
間に一斉に挿脱可能にする。各筬には、単一の筬駆動装
置23により筬打ち駆動されるカムに対して係合または
非係合の2位置を選択できる筬選択装置41を備えた選
択板を設けて、筬選択制御装置による制御で数枚置きに
選択した筬ごとにカムに対し選択係合させて、順次必要
箇所についての筬打ちを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の糸条を交絡させ
て製織する三次元ブレーダーの選択筬打装置に関するも
のである。
て製織する三次元ブレーダーの選択筬打装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】キャリヤ移動面に配置した多数の糸条の
キャリヤを織成用アクチュエータで所要の軌跡に沿って
走行させることにより、上記キャリヤに保持させた糸条
を互いに組織させて三次元織物を製織する三次元ブレー
ダーにおいては、上記キャリヤの移動によって交差せし
められた糸条の交点を、糸条間に挿入した筬(配向角設
定バー)によりストッパで設定された織前位置付近まで
運び、それを運ぶ位置によって三次元織物における糸条
の配向角が設定される。
キャリヤを織成用アクチュエータで所要の軌跡に沿って
走行させることにより、上記キャリヤに保持させた糸条
を互いに組織させて三次元織物を製織する三次元ブレー
ダーにおいては、上記キャリヤの移動によって交差せし
められた糸条の交点を、糸条間に挿入した筬(配向角設
定バー)によりストッパで設定された織前位置付近まで
運び、それを運ぶ位置によって三次元織物における糸条
の配向角が設定される。
【0003】このような配向角の設定を行う三次元ブレ
ーダーに関しては、本発明者らが、特開平04−041
756号公報や特開平06−049738号公報におい
て関連技術の提案を行っているが、製織の高速化を図る
ためには次のような問題がある。上記三次元ブレーダー
において、筬による糸条の配向角の設定に際し、隣接す
る筬相互の干渉を防ぎ、且つ装置を簡単化するために、
少数の筬を分散配置し、それらの少数の筬により多数の
糸条の交点を順次ストッパで設定された織前位置付近ま
で運ぼうとすると、特に筬の抜き差しに時間がかかり、
1サイクルの筬打ちに比較的長い時間が必要となって能
率が低下する。即ち、筬打ちの動作は、挿入、筬打ち、
筬戻り、筬抜きと、筬を確実に挿入するためのオープナ
ーの挿入、開口、閉口、抜き動作が加わり、これを少数
の筬により多数の糸条の交点について順次繰り返すと、
1サイクルの筬打ち時間が非常に長くなる。
ーダーに関しては、本発明者らが、特開平04−041
756号公報や特開平06−049738号公報におい
て関連技術の提案を行っているが、製織の高速化を図る
ためには次のような問題がある。上記三次元ブレーダー
において、筬による糸条の配向角の設定に際し、隣接す
る筬相互の干渉を防ぎ、且つ装置を簡単化するために、
少数の筬を分散配置し、それらの少数の筬により多数の
糸条の交点を順次ストッパで設定された織前位置付近ま
で運ぼうとすると、特に筬の抜き差しに時間がかかり、
1サイクルの筬打ちに比較的長い時間が必要となって能
率が低下する。即ち、筬打ちの動作は、挿入、筬打ち、
筬戻り、筬抜きと、筬を確実に挿入するためのオープナ
ーの挿入、開口、閉口、抜き動作が加わり、これを少数
の筬により多数の糸条の交点について順次繰り返すと、
1サイクルの筬打ち時間が非常に長くなる。
【0004】これに対し、それぞれの糸条の交点に対応
させて多数の筬を配列設置すると、筬の抜き差しの時間
が短縮され、結果的に筬打ちの時間を短縮できるが、全
筬を一挙に動作させて筬打ちすることは、次のような理
由により困難である。即ち、隣接する筬が相互に干渉
し、筬間に糸条が挟まれて筬が所定の位置まで前進でき
なくなり、これを避けるために筬を薄くすると、筬の先
端筬打ち縁の曲率半径が小さくなって糸条に毛羽立ちが
生じ、筬の強度を確保することも至難となる。
させて多数の筬を配列設置すると、筬の抜き差しの時間
が短縮され、結果的に筬打ちの時間を短縮できるが、全
筬を一挙に動作させて筬打ちすることは、次のような理
由により困難である。即ち、隣接する筬が相互に干渉
し、筬間に糸条が挟まれて筬が所定の位置まで前進でき
なくなり、これを避けるために筬を薄くすると、筬の先
端筬打ち縁の曲率半径が小さくなって糸条に毛羽立ちが
生じ、筬の強度を確保することも至難となる。
【0005】これを避けるためには、全筬を一挙に動作
させることなく、任意数に分割して筬打ちすることが考
えられるが、糸条の仕掛け範囲(筬打ち必要範囲)のみ
において選択的に筬打ちできるようにし、更に、製織さ
れる三次元織物における部分的な配向角の変更等のため
に複数製織サイクルに1度しか糸条を交絡させず、その
ため製織の過程で糸条の交差がない部分がある場合に、
その部分の筬打ちを一時的に休止し、同一部分への複数
回の筬打ちによる糸条の毛羽立ちを抑制する、などの配
慮を行うと、それぞれの筬に筬打ち動作のためのアクチ
ュエータを個別的に設けて、各筬を単独で動作させるこ
とが必要になる。しかしながら、このような各筬に個別
的なアクチュエータを設けると、装置が複雑で非常に高
価になるばかりでなく、それらの動作制御も複雑化す
る。
させることなく、任意数に分割して筬打ちすることが考
えられるが、糸条の仕掛け範囲(筬打ち必要範囲)のみ
において選択的に筬打ちできるようにし、更に、製織さ
れる三次元織物における部分的な配向角の変更等のため
に複数製織サイクルに1度しか糸条を交絡させず、その
ため製織の過程で糸条の交差がない部分がある場合に、
その部分の筬打ちを一時的に休止し、同一部分への複数
回の筬打ちによる糸条の毛羽立ちを抑制する、などの配
慮を行うと、それぞれの筬に筬打ち動作のためのアクチ
ュエータを個別的に設けて、各筬を単独で動作させるこ
とが必要になる。しかしながら、このような各筬に個別
的なアクチュエータを設けると、装置が複雑で非常に高
価になるばかりでなく、それらの動作制御も複雑化す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、上述した三次元ブレーダーにおいて、それぞれの糸
条の交点に対応させて配列設置した筬を多数行多数列の
糸条間に一斉に挿脱できるようにして、筬の抜き差し時
間の短縮を図りながら、単一の筬駆動装置により任意の
筬を選択駆動可能にし、所期の分割筬打ちの高速化を図
ることにある。本発明の他の技術的課題は、筬打ち動作
のためのアクチュエータを各筬に個別的に設けることな
く、単一の筬駆動装置により任意の筬を選択駆動可能に
し、それによって装置及び動作制御を簡単化すると共に
装置全体を安価に提供することにある。本発明の更に他
の技術的課題は、駆動すべき筬を選択するための筬選択
装置として、それぞれの筬に筬打ち動作のためのアクチ
ュエータを個別的に設けて駆動制御する場合に比して、
各筬を任意に動作させるための簡単で安定的に動作する
機構を提供することにある。
は、上述した三次元ブレーダーにおいて、それぞれの糸
条の交点に対応させて配列設置した筬を多数行多数列の
糸条間に一斉に挿脱できるようにして、筬の抜き差し時
間の短縮を図りながら、単一の筬駆動装置により任意の
筬を選択駆動可能にし、所期の分割筬打ちの高速化を図
ることにある。本発明の他の技術的課題は、筬打ち動作
のためのアクチュエータを各筬に個別的に設けることな
く、単一の筬駆動装置により任意の筬を選択駆動可能に
し、それによって装置及び動作制御を簡単化すると共に
装置全体を安価に提供することにある。本発明の更に他
の技術的課題は、駆動すべき筬を選択するための筬選択
装置として、それぞれの筬に筬打ち動作のためのアクチ
ュエータを個別的に設けて駆動制御する場合に比して、
各筬を任意に動作させるための簡単で安定的に動作する
機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の選択筬打装置は、基本的には、キャリヤ移動
面に沿って走行せしめられる糸条のキャリヤを多数行多
数列に並設し、織成用アクチュエータによりそれらのキ
ャリヤを所要の軌跡に沿って走行させ、該キャリヤに保
持させた糸条に所要の交絡を与えて、互いに組織させる
三次元ブレーダーにおいて、筬テーブルに保持させて糸
条間に一斉に挿脱可能にした筬を、糸条の交点に対応さ
せて全筬打ち箇所に配置し、各筬に、単一の筬駆動装置
により筬打ち駆動されるカムに対して係合または非係合
の2位置を選択できる筬選択装置を備えた選択板を設け
て、該選択板を上記筬テーブルに筬打ち駆動可能にガイ
ドさせ、上記筬選択装置を、数枚置きに選択した筬ごと
にカムに対し選択係合させて、結果的に必要箇所につい
ての筬打ちを行うように制御する筬選択制御装置に接続
することにより構成される。
の本発明の選択筬打装置は、基本的には、キャリヤ移動
面に沿って走行せしめられる糸条のキャリヤを多数行多
数列に並設し、織成用アクチュエータによりそれらのキ
ャリヤを所要の軌跡に沿って走行させ、該キャリヤに保
持させた糸条に所要の交絡を与えて、互いに組織させる
三次元ブレーダーにおいて、筬テーブルに保持させて糸
条間に一斉に挿脱可能にした筬を、糸条の交点に対応さ
せて全筬打ち箇所に配置し、各筬に、単一の筬駆動装置
により筬打ち駆動されるカムに対して係合または非係合
の2位置を選択できる筬選択装置を備えた選択板を設け
て、該選択板を上記筬テーブルに筬打ち駆動可能にガイ
ドさせ、上記筬選択装置を、数枚置きに選択した筬ごと
にカムに対し選択係合させて、結果的に必要箇所につい
ての筬打ちを行うように制御する筬選択制御装置に接続
することにより構成される。
【0008】上記選択筬打装置においては、カムに対し
て係合または非係合の2位置を選択できる筬選択装置
を、カムに設けたカム溝に対して筬選択アクチュエータ
の作動により係脱するセレクタを選択板に出没自在に設
けることにより構成し、筬選択制御装置を、上記筬選択
アクチュエータの選択作動により、それぞれの選択板に
おけるセレクタのカム溝に対する係止の選択制御を行う
ものとすることができ、さらに、上記選択板のセレクタ
が選択された位置を保持するようにロックするロック機
構を設けたものとすることができる。
て係合または非係合の2位置を選択できる筬選択装置
を、カムに設けたカム溝に対して筬選択アクチュエータ
の作動により係脱するセレクタを選択板に出没自在に設
けることにより構成し、筬選択制御装置を、上記筬選択
アクチュエータの選択作動により、それぞれの選択板に
おけるセレクタのカム溝に対する係止の選択制御を行う
ものとすることができ、さらに、上記選択板のセレクタ
が選択された位置を保持するようにロックするロック機
構を設けたものとすることができる。
【0009】上記セレクタのロック機構は、セレクタに
係合してそれを選択された位置にロックするためのキー
を選択板に設けると共に、筬の帰戻位置において上記キ
ーによるセレクタのロックを解除するロック解除用のア
クチュエータを設けることにより構成し、あるいは、セ
レクタを選択された位置にロックするロック部材をセレ
クタに連動して出没自在として選択板に設けると共に、
選択板を駆動するカムに上記ロック部材を拘束してセレ
クタをカム溝に係合した状態に保持するセッターを弾性
的に後退可能に設け、上記選択板の帰戻位置において該
セッターを後退させてロック部材を拘束しない位置に保
持するストッパを設けることにより構成することができ
る。
係合してそれを選択された位置にロックするためのキー
を選択板に設けると共に、筬の帰戻位置において上記キ
ーによるセレクタのロックを解除するロック解除用のア
クチュエータを設けることにより構成し、あるいは、セ
レクタを選択された位置にロックするロック部材をセレ
クタに連動して出没自在として選択板に設けると共に、
選択板を駆動するカムに上記ロック部材を拘束してセレ
クタをカム溝に係合した状態に保持するセッターを弾性
的に後退可能に設け、上記選択板の帰戻位置において該
セッターを後退させてロック部材を拘束しない位置に保
持するストッパを設けることにより構成することができ
る。
【0010】
【作用】上記構成を有する三次元ブレーダーにおいて
は、製織の進行に伴って筬打ちを行うに際し、筬打ち時
間の短縮のために筬テーブルの駆動により全ての筬を糸
条間に一斉に挿入し、筬選択制御装置において、筬同士
の干渉等を避けるため、数枚置きに必要な筬を選択して
順次筬打ちを行い、必要部分に対する選択筬打ちが全て
終了すると、全筬を筬テーブルと共に復帰させ、再び織
成用アクチュエータによりキャリヤを所要の軌跡に沿っ
て走行させ、キャリヤに保持させた糸条を交絡させた
後、上記筬の挿入、筬打ちを繰り返す。
は、製織の進行に伴って筬打ちを行うに際し、筬打ち時
間の短縮のために筬テーブルの駆動により全ての筬を糸
条間に一斉に挿入し、筬選択制御装置において、筬同士
の干渉等を避けるため、数枚置きに必要な筬を選択して
順次筬打ちを行い、必要部分に対する選択筬打ちが全て
終了すると、全筬を筬テーブルと共に復帰させ、再び織
成用アクチュエータによりキャリヤを所要の軌跡に沿っ
て走行させ、キャリヤに保持させた糸条を交絡させた
後、上記筬の挿入、筬打ちを繰り返す。
【0011】上記筬打ちに際しては、上述したように全
筬を糸条間に挿入した状態で、各選択板におけるセレク
タのロックを解除したうえで、筬選択制御装置に設定し
たところに従って動作させる筬を選択し、筬選択アクチ
ュエータによりセレクタの先端を選択板から突出させ、
カムにおけるカム溝に対して嵌入させて、筬打ちのため
に待機させる。そして、この状態でセレクタをロック
し、筬駆動装置の筬打ち駆動によりカムを前進させ、そ
のカム溝にセレクタが嵌入している選択板のみを駆動
し、それらの筬による筬打ちが行われる。
筬を糸条間に挿入した状態で、各選択板におけるセレク
タのロックを解除したうえで、筬選択制御装置に設定し
たところに従って動作させる筬を選択し、筬選択アクチ
ュエータによりセレクタの先端を選択板から突出させ、
カムにおけるカム溝に対して嵌入させて、筬打ちのため
に待機させる。そして、この状態でセレクタをロック
し、筬駆動装置の筬打ち駆動によりカムを前進させ、そ
のカム溝にセレクタが嵌入している選択板のみを駆動
し、それらの筬による筬打ちが行われる。
【0012】次いで、筬駆動装置によるカムの後退によ
り筬を帰戻させ、ロック機構によるセレクタのロックを
解除させて、次に動作させる筬を選択し、上述した場合
と同様にして筬打ちする。このようにして、筬の帰戻位
置において筬選択制御装置で制御される筬選択装置によ
り順次動作させる筬の選択を行い、カムと選択板の係合
を任意に選択できるようにすることにより、必要な全箇
所についての筬打ちを簡単な制御で短時間に行うことが
可能になる。
り筬を帰戻させ、ロック機構によるセレクタのロックを
解除させて、次に動作させる筬を選択し、上述した場合
と同様にして筬打ちする。このようにして、筬の帰戻位
置において筬選択制御装置で制御される筬選択装置によ
り順次動作させる筬の選択を行い、カムと選択板の係合
を任意に選択できるようにすることにより、必要な全箇
所についての筬打ちを簡単な制御で短時間に行うことが
可能になる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明に係る選択筬打装置を備えた
三次元ブレーダーの全体的構成を示している。同図に示
す三次元ブレーダーは、機枠10上に、織成用アクチュ
エータ11によりキャリヤ移動面に沿って走行せしめら
れる糸条1のキャリヤ(図示省略)を多数行多数列に並
設し、それらのキャリヤにより張力装置12を介して糸
条1を織前から放射状に拡がる状態に保持し、それらの
キャリヤを上記アクチュエータ11により所要の軌跡に
沿って走行させ、キャリヤに保持させた糸条1に所要の
交絡を与えるものである。このようなキャリヤの走行に
より、糸条1の反対側は互いに組織され、機枠10上に
設けた形状規制装置13によって所定の断面形状を保持
するように賦形されて三次元織物2が形成される。
三次元ブレーダーの全体的構成を示している。同図に示
す三次元ブレーダーは、機枠10上に、織成用アクチュ
エータ11によりキャリヤ移動面に沿って走行せしめら
れる糸条1のキャリヤ(図示省略)を多数行多数列に並
設し、それらのキャリヤにより張力装置12を介して糸
条1を織前から放射状に拡がる状態に保持し、それらの
キャリヤを上記アクチュエータ11により所要の軌跡に
沿って走行させ、キャリヤに保持させた糸条1に所要の
交絡を与えるものである。このようなキャリヤの走行に
より、糸条1の反対側は互いに組織され、機枠10上に
設けた形状規制装置13によって所定の断面形状を保持
するように賦形されて三次元織物2が形成される。
【0014】機枠10から水平方向に突出するガイド枠
14には、上述したキャリヤの走行により製織された三
次元織物2を引き出すため、該三次元織物の端部を把持
してそのガイド枠14に沿って移動する織物把持具15
を摺動自在に支持させ、モータ16によって駆動される
織物引き出し用のボールネジ17により該織物把持具1
5を駆動し、それに保持された三次元織物2を製織の進
行に応じて引き出すように構成している。
14には、上述したキャリヤの走行により製織された三
次元織物2を引き出すため、該三次元織物の端部を把持
してそのガイド枠14に沿って移動する織物把持具15
を摺動自在に支持させ、モータ16によって駆動される
織物引き出し用のボールネジ17により該織物把持具1
5を駆動し、それに保持された三次元織物2を製織の進
行に応じて引き出すように構成している。
【0015】この三次元ブレーダーでは、上述したアク
チュエータ11によりキャリヤを所要の軌跡に沿って移
動させ、キャリヤに保持させた糸条1を互いに組織させ
るようにしているが、糸条の配向角を安定的に略均一化
し、あるいは任意に制御するために、キャリヤの移動に
よって交差せしめられた糸条1の交点を、該糸条間に挿
入した筬により織前位置まで運ぶ必要がある。この筬打
ちのため、上記機枠10には、図2に示すように、キャ
リヤの移動によって交差せしめられる糸条1の交点に対
応させて全筬打ち箇所に配置する多数の筬21を備え、
これらの筬21を糸条1間に一斉に挿脱可能にした選択
筬打装置20を設けている。
チュエータ11によりキャリヤを所要の軌跡に沿って移
動させ、キャリヤに保持させた糸条1を互いに組織させ
るようにしているが、糸条の配向角を安定的に略均一化
し、あるいは任意に制御するために、キャリヤの移動に
よって交差せしめられた糸条1の交点を、該糸条間に挿
入した筬により織前位置まで運ぶ必要がある。この筬打
ちのため、上記機枠10には、図2に示すように、キャ
リヤの移動によって交差せしめられる糸条1の交点に対
応させて全筬打ち箇所に配置する多数の筬21を備え、
これらの筬21を糸条1間に一斉に挿脱可能にした選択
筬打装置20を設けている。
【0016】上記多数の筬21は、筬テーブル22に摺
動自在に保持させ、単一の筬駆動装置23により織前位
置に向けて選択駆動できるようにしたもので、それらの
多数の筬21を糸条1間に一斉に挿脱するため、機枠1
0には、上記筬テーブル22を昇降させるための複数の
テーブル昇降用ボールネジ25を回転自在に保持させ
て、それらを筬テーブル22に螺挿し、それらのテーブ
ル昇降用ボールネジ25をテーブル昇降用モータ26に
よりプーリー27,28を介して同期駆動できるように
している。
動自在に保持させ、単一の筬駆動装置23により織前位
置に向けて選択駆動できるようにしたもので、それらの
多数の筬21を糸条1間に一斉に挿脱するため、機枠1
0には、上記筬テーブル22を昇降させるための複数の
テーブル昇降用ボールネジ25を回転自在に保持させ
て、それらを筬テーブル22に螺挿し、それらのテーブ
ル昇降用ボールネジ25をテーブル昇降用モータ26に
よりプーリー27,28を介して同期駆動できるように
している。
【0017】上記筬テーブル22には、図3において詳
細に示すように、図1の筬駆動装置23により筬打ち駆
動されるカム30をガイドするため、直動ベアリング用
レール31を固定的に設け、カム30には該レール31
によりガイドされる直動ベアリング32を設けている。
モータ等からなる筬駆動装置23は、カム30の筬打ち
駆動及び任意の位置での停止を可能にしたものであり、
従って、カム30は上記筬駆動装置23の駆動により直
動ベアリング用レール31に沿って筬打ち駆動されるこ
とになる。一方、上記筬テーブル22には、各筬21に
対応し、それらを両側から挟持してガイドする多数対の
筬レール34を設け、それぞれの筬21の両側面には、
それらの筬レール34の上下縁によりガイドされる筬ガ
イド35,36を設けて、各筬がそれぞれの筬レール3
4に沿って所定の織前位置までガイドされるようにして
いる。
細に示すように、図1の筬駆動装置23により筬打ち駆
動されるカム30をガイドするため、直動ベアリング用
レール31を固定的に設け、カム30には該レール31
によりガイドされる直動ベアリング32を設けている。
モータ等からなる筬駆動装置23は、カム30の筬打ち
駆動及び任意の位置での停止を可能にしたものであり、
従って、カム30は上記筬駆動装置23の駆動により直
動ベアリング用レール31に沿って筬打ち駆動されるこ
とになる。一方、上記筬テーブル22には、各筬21に
対応し、それらを両側から挟持してガイドする多数対の
筬レール34を設け、それぞれの筬21の両側面には、
それらの筬レール34の上下縁によりガイドされる筬ガ
イド35,36を設けて、各筬がそれぞれの筬レール3
4に沿って所定の織前位置までガイドされるようにして
いる。
【0018】それぞれの筬21には、上記カム30に設
けたカム溝38に対して係合または非係合の2位置を選
択できる筬選択装置41を備えた選択板40を設けてい
る。この筬選択装置41は、上記カム30のカム溝38
に対して嵌入係止する出没自在のセレクタ43を備えた
もので、このセレクタ43のカム溝38に対する係合に
より、そのセレクタ43を備えた筬21がカム30と共
に筬打ち駆動され、またセレクタ43のカム溝38に対
する係合の解除により、そのセレクタ43を備えた筬2
1による筬打ちを休止させるものである。上記セレクタ
43におけるカム30との係合部は、カム溝38に対し
て摺動するように形成しているが、図5に示すように、
セレクタ本体43aにカムフォロアー43bを回転自在
に取付けたものとし、摺動によって発生する摩擦、摩耗
を回避する構成にしてもよい。
けたカム溝38に対して係合または非係合の2位置を選
択できる筬選択装置41を備えた選択板40を設けてい
る。この筬選択装置41は、上記カム30のカム溝38
に対して嵌入係止する出没自在のセレクタ43を備えた
もので、このセレクタ43のカム溝38に対する係合に
より、そのセレクタ43を備えた筬21がカム30と共
に筬打ち駆動され、またセレクタ43のカム溝38に対
する係合の解除により、そのセレクタ43を備えた筬2
1による筬打ちを休止させるものである。上記セレクタ
43におけるカム30との係合部は、カム溝38に対し
て摺動するように形成しているが、図5に示すように、
セレクタ本体43aにカムフォロアー43bを回転自在
に取付けたものとし、摺動によって発生する摩擦、摩耗
を回避する構成にしてもよい。
【0019】この筬選択装置41による選択筬打ちは、
図示しない筬選択制御装置により、それぞれの選択板4
0におけるセレクタ43のカム溝38に対する係合の選
択制御を行い、数枚置きに選択した筬ごとにカム30に
対して選択係合させて、結果的に、1サイクルの筬打ち
において順次必要な全箇所についての筬打ちを行うもの
である。上記カム溝38の平面形状は、織前から放射状
に拡がる状態に保持した糸条1の交点を筬21により織
前位置まで運ぶ際に、いずれの方向からの筬21につい
てもその先端の筬打ち縁21aをほぼ織物軸に対して垂
直な一つの平面内において停止させ得る曲線を有するも
のであり、更に具体的には、本発明者が特開平06−0
49738号公報において開示している筬のストッパの
曲線と同一のものである。
図示しない筬選択制御装置により、それぞれの選択板4
0におけるセレクタ43のカム溝38に対する係合の選
択制御を行い、数枚置きに選択した筬ごとにカム30に
対して選択係合させて、結果的に、1サイクルの筬打ち
において順次必要な全箇所についての筬打ちを行うもの
である。上記カム溝38の平面形状は、織前から放射状
に拡がる状態に保持した糸条1の交点を筬21により織
前位置まで運ぶ際に、いずれの方向からの筬21につい
てもその先端の筬打ち縁21aをほぼ織物軸に対して垂
直な一つの平面内において停止させ得る曲線を有するも
のであり、更に具体的には、本発明者が特開平06−0
49738号公報において開示している筬のストッパの
曲線と同一のものである。
【0020】図3及び図4に詳細に示すように、筬21
と一体化した選択板40から出没自在の上記セレクタ4
3は、選択板40の先端切り溝44内の先端部分にかし
めピン46で閉塞片45を取付けることにより形成され
るセレクタ孔47内に嵌入し、そのセレクタ43をスプ
リング48により該セレクタ孔47内に没入する方向に
付勢している。
と一体化した選択板40から出没自在の上記セレクタ4
3は、選択板40の先端切り溝44内の先端部分にかし
めピン46で閉塞片45を取付けることにより形成され
るセレクタ孔47内に嵌入し、そのセレクタ43をスプ
リング48により該セレクタ孔47内に没入する方向に
付勢している。
【0021】また、筬打ち後の帰戻位置にある選択板4
0におけるセレクタ43の上記カム30側とは反対側の
端面に、図3に示すように、前記筬テーブル22に設け
たエアシリンダからなる筬選択アクチュエータ50を対
向させて設け、没入状態にあるセレクタ43の端面に、
この筬選択アクチュエータ50のピストンロッド51を
対向させている。この筬選択アクチュエータ50は、空
気供給管53からソレノイドバルブ52を通して送給さ
れる圧力空気によってピストンロッド51がセレクタ4
3を押圧するように動作し、ソレノイドバルブ52の切
り換えにより筬選択アクチュエータ50内の圧力空気を
排気孔54を通して排出したとき、ピストンロッド51
を復帰させるものである。
0におけるセレクタ43の上記カム30側とは反対側の
端面に、図3に示すように、前記筬テーブル22に設け
たエアシリンダからなる筬選択アクチュエータ50を対
向させて設け、没入状態にあるセレクタ43の端面に、
この筬選択アクチュエータ50のピストンロッド51を
対向させている。この筬選択アクチュエータ50は、空
気供給管53からソレノイドバルブ52を通して送給さ
れる圧力空気によってピストンロッド51がセレクタ4
3を押圧するように動作し、ソレノイドバルブ52の切
り換えにより筬選択アクチュエータ50内の圧力空気を
排気孔54を通して排出したとき、ピストンロッド51
を復帰させるものである。
【0022】更に、選択板40のセレクタ43が選択さ
れた位置を保持するようにロックするロック機構とし
て、上記選択板40には、その先端に設けた横溝56に
沿って横移動する方形枠状のキー57を、上記セレクタ
43及び閉塞片45を囲む状態で選択板40の移動方向
に摺動自在に保持させ、選択板40内に、このキー57
の内縁をセレクタ43に設けたキー溝58または59に
対して挿入するように付勢するスプリング60を内設し
ている。セレクタ43に設けた上位のキー溝58は、セ
レクタ43をセレクタ孔47に没入させてカム30にお
けるカム溝38から離脱した状態にロックするためのも
のであり、セレクタ43に設けた下位のキー溝59は、
セレクタ43を突出させてその先端をカム30における
カム溝38に嵌入した状態にロックするためのものであ
る。
れた位置を保持するようにロックするロック機構とし
て、上記選択板40には、その先端に設けた横溝56に
沿って横移動する方形枠状のキー57を、上記セレクタ
43及び閉塞片45を囲む状態で選択板40の移動方向
に摺動自在に保持させ、選択板40内に、このキー57
の内縁をセレクタ43に設けたキー溝58または59に
対して挿入するように付勢するスプリング60を内設し
ている。セレクタ43に設けた上位のキー溝58は、セ
レクタ43をセレクタ孔47に没入させてカム30にお
けるカム溝38から離脱した状態にロックするためのも
のであり、セレクタ43に設けた下位のキー溝59は、
セレクタ43を突出させてその先端をカム30における
カム溝38に嵌入した状態にロックするためのものであ
る。
【0023】一方、前記直動ベアリング用レール31に
よってガイドされる直動ベアリング62に取付けられ、
各選択板40におけるキー57の外端に対向させて配設
した解除カム63は、各キー57によるセレクタ43の
ロックを解除するためのもので、前記筬テーブル22に
取付けた単一のエアシリンダからなるロック解除用のア
クチュエータ64の駆動により、上記レール31にガイ
ドされて突出し、各キー57の外端を押圧して、各キー
57によるセレクタ43のロックを解除するように構成
している。なお、図3において、筬テーブル22に設け
たセンサ65は、筬21の一部に設けた遮光部66によ
る光路の遮断を光電的に検出し、筬21が復帰状態にあ
ることを筬選択制御装置において確認させるためのもの
である。
よってガイドされる直動ベアリング62に取付けられ、
各選択板40におけるキー57の外端に対向させて配設
した解除カム63は、各キー57によるセレクタ43の
ロックを解除するためのもので、前記筬テーブル22に
取付けた単一のエアシリンダからなるロック解除用のア
クチュエータ64の駆動により、上記レール31にガイ
ドされて突出し、各キー57の外端を押圧して、各キー
57によるセレクタ43のロックを解除するように構成
している。なお、図3において、筬テーブル22に設け
たセンサ65は、筬21の一部に設けた遮光部66によ
る光路の遮断を光電的に検出し、筬21が復帰状態にあ
ることを筬選択制御装置において確認させるためのもの
である。
【0024】次に、上記構成を有する選択筬打装置の動
作について説明する。製織の進行に伴って筬打ちを行う
に際しては、まず、図1において、テーブル昇降用モー
タ26によるテーブル昇降用ボールネジ25の駆動によ
り、筬テーブル22を降下させ、全ての筬21を糸条1
間に一斉に挿入する。そのため、筬の挿入時間は最短に
なる。
作について説明する。製織の進行に伴って筬打ちを行う
に際しては、まず、図1において、テーブル昇降用モー
タ26によるテーブル昇降用ボールネジ25の駆動によ
り、筬テーブル22を降下させ、全ての筬21を糸条1
間に一斉に挿入する。そのため、筬の挿入時間は最短に
なる。
【0025】各糸条1間に挿入した筬21により一斉に
筬打ちを行うと、前述したように、隣接する筬21が相
互に干渉し、筬間に糸条1が挟まれて筬が所定の位置ま
で前進できなくなり、これを避けるために筬を薄くする
と、筬の先端筬打ち縁の曲率半径が小さくなって糸条に
毛羽立ちが生じ、筬の強度を確保することも至難になる
などの問題がある。そのため、筬選択制御装置におい
て、図2に示すように、筬打ちは数枚置きに必要な筬を
選択して順次行い、必要部分に対する選択筬打ちが全て
終了すると、全筬21を筬テーブル22と共に上昇さ
せ、再び織成用アクチュエータ11によりキャリヤを所
要の軌跡に沿って走行させ、キャリヤに保持させた糸条
1を交絡させる。その後、上記筬21の挿入、筬打ちを
繰り返す。
筬打ちを行うと、前述したように、隣接する筬21が相
互に干渉し、筬間に糸条1が挟まれて筬が所定の位置ま
で前進できなくなり、これを避けるために筬を薄くする
と、筬の先端筬打ち縁の曲率半径が小さくなって糸条に
毛羽立ちが生じ、筬の強度を確保することも至難になる
などの問題がある。そのため、筬選択制御装置におい
て、図2に示すように、筬打ちは数枚置きに必要な筬を
選択して順次行い、必要部分に対する選択筬打ちが全て
終了すると、全筬21を筬テーブル22と共に上昇さ
せ、再び織成用アクチュエータ11によりキャリヤを所
要の軌跡に沿って走行させ、キャリヤに保持させた糸条
1を交絡させる。その後、上記筬21の挿入、筬打ちを
繰り返す。
【0026】上記筬打ちに際しては、上述したように全
筬を糸条1間に挿入し、且つ図3に示すセンサ65によ
り各筬が帰戻位置にあることが確認された状態で、アク
チュエータ64の駆動により解除カム63を直動ベアリ
ング用レール31に沿って突出させ、各選択板40にお
けるキー57の外端を押圧して、各キー57によるセレ
クタ43のロックを解除させる(図3参照)。その結
果、各セレクタ43は、スプリング48の付勢力でセレ
クタ孔47内に没入した状態になる。
筬を糸条1間に挿入し、且つ図3に示すセンサ65によ
り各筬が帰戻位置にあることが確認された状態で、アク
チュエータ64の駆動により解除カム63を直動ベアリ
ング用レール31に沿って突出させ、各選択板40にお
けるキー57の外端を押圧して、各キー57によるセレ
クタ43のロックを解除させる(図3参照)。その結
果、各セレクタ43は、スプリング48の付勢力でセレ
クタ孔47内に没入した状態になる。
【0027】次いで、図示しない筬選択制御装置に設定
したところに従って動作させる筬を選択し、その筬に対
応するソレノイドバルブ52の動作により、図3に示す
空気供給管53からソレノイドバルブ52を通して筬選
択アクチュエータ50に圧力空気を送給すると、その筬
選択アクチュエータ50におけるピストンロッド51が
図6に示すようにセレクタ43の端面を押圧して、該セ
レクタ43の先端を選択板40から突出させ、カム30
におけるカム溝38に対して嵌入させて、筬打ちのため
に待機させる。
したところに従って動作させる筬を選択し、その筬に対
応するソレノイドバルブ52の動作により、図3に示す
空気供給管53からソレノイドバルブ52を通して筬選
択アクチュエータ50に圧力空気を送給すると、その筬
選択アクチュエータ50におけるピストンロッド51が
図6に示すようにセレクタ43の端面を押圧して、該セ
レクタ43の先端を選択板40から突出させ、カム30
におけるカム溝38に対して嵌入させて、筬打ちのため
に待機させる。
【0028】この状態で前記ロック解除用のアクチュエ
ータ64を復帰させ、解除カム63を後退させると、ス
プリング60の付勢力によりキー57の内縁が上方に突
出したセレクタ43における下位のキー溝59に嵌入
し、該キー57によりセレクタ43がカム30に係合し
た状態にロックされる。一方、筬選択アクチュエータ5
0に圧力空気が送給されていない筬においては、アクチ
ュエータ64の復帰で解除カム63を後退させたとき、
キー57がセレクタ43における上位のキー溝58に嵌
入し、セレクタ43の先端がカム30におけるカム溝3
8から離脱した状態にロックされる。
ータ64を復帰させ、解除カム63を後退させると、ス
プリング60の付勢力によりキー57の内縁が上方に突
出したセレクタ43における下位のキー溝59に嵌入
し、該キー57によりセレクタ43がカム30に係合し
た状態にロックされる。一方、筬選択アクチュエータ5
0に圧力空気が送給されていない筬においては、アクチ
ュエータ64の復帰で解除カム63を後退させたとき、
キー57がセレクタ43における上位のキー溝58に嵌
入し、セレクタ43の先端がカム30におけるカム溝3
8から離脱した状態にロックされる。
【0029】このようにしてセレクタ43をキー57に
よりロックしたうえで、ソレノイドバルブ52の切り換
えにより、筬選択アクチュエータ50内の圧力空気を排
気孔54を通して排出し、ピストンロッド51を復帰さ
せるが、このピストンロッド51を復帰させても、セレ
クタ43は上記キー57によりそのロック位置に保持さ
れる。従って、この状態で筬駆動装置23の筬打ち駆動
によりカム30を直動ベアリング用レール31に沿って
前進させると、そのカム30のカム溝38にセレクタ4
3が嵌入している選択板40のみがカム30に追従駆動
され、その選択板40と一体化されている筬21が筬レ
ール34の上下縁によりガイドされて、筬レール34に
沿って所定の織前位置まで駆動され、筬打ちが行われ
る。
よりロックしたうえで、ソレノイドバルブ52の切り換
えにより、筬選択アクチュエータ50内の圧力空気を排
気孔54を通して排出し、ピストンロッド51を復帰さ
せるが、このピストンロッド51を復帰させても、セレ
クタ43は上記キー57によりそのロック位置に保持さ
れる。従って、この状態で筬駆動装置23の筬打ち駆動
によりカム30を直動ベアリング用レール31に沿って
前進させると、そのカム30のカム溝38にセレクタ4
3が嵌入している選択板40のみがカム30に追従駆動
され、その選択板40と一体化されている筬21が筬レ
ール34の上下縁によりガイドされて、筬レール34に
沿って所定の織前位置まで駆動され、筬打ちが行われ
る。
【0030】次いで、筬駆動装置23によるカム30の
後退により、筬打ちを行った筬21を帰戻させ、センサ
65により各筬が帰戻位置にあることを確認したうえ
で、上述したところと同様に、アクチュエータ64の駆
動により解除カム63を突出させ、各選択板40におけ
るキー57の外端の押圧により、各キー57によるセレ
クタ43のロックを解除させる。さらに、筬選択制御装
置に設定したところに従って動作させる筬を改めて選択
し、その筬に対応するソレノイドバルブ52の動作によ
り筬選択アクチュエータ50に圧力空気を送給し、選択
されたセレクタ43を選択板40から突出させ、カム3
0におけるカム溝38に対して嵌入させる。
後退により、筬打ちを行った筬21を帰戻させ、センサ
65により各筬が帰戻位置にあることを確認したうえ
で、上述したところと同様に、アクチュエータ64の駆
動により解除カム63を突出させ、各選択板40におけ
るキー57の外端の押圧により、各キー57によるセレ
クタ43のロックを解除させる。さらに、筬選択制御装
置に設定したところに従って動作させる筬を改めて選択
し、その筬に対応するソレノイドバルブ52の動作によ
り筬選択アクチュエータ50に圧力空気を送給し、選択
されたセレクタ43を選択板40から突出させ、カム3
0におけるカム溝38に対して嵌入させる。
【0031】この状態で、前記と同様にキー57による
セレクタ43のロックを行い、筬駆動装置23の筬打ち
駆動によりカム30を前進させ、筬打ちを繰り返す。こ
のようにして、筬の帰戻位置において筬選択制御装置で
制御される筬選択装置41により順次動作させる筬の選
択を行い、カム30と選択板40の係合を任意に選択で
きるようにすることにより、必要な全箇所についての筬
打ちを簡単な制御で短時間に行うことが可能になる。
セレクタ43のロックを行い、筬駆動装置23の筬打ち
駆動によりカム30を前進させ、筬打ちを繰り返す。こ
のようにして、筬の帰戻位置において筬選択制御装置で
制御される筬選択装置41により順次動作させる筬の選
択を行い、カム30と選択板40の係合を任意に選択で
きるようにすることにより、必要な全箇所についての筬
打ちを簡単な制御で短時間に行うことが可能になる。
【0032】図7及び図8は、筬選択装置の他の実施例
を示すものである。この筬選択装置91は、図3によっ
て説明した筬選択装置と同様に、筬テーブル上に、筬駆
動装置により筬打ち駆動されるカム80をガイドするた
め、直動ベアリング用レール81を固定的に設け、カム
80には該レール81によりガイドされる直動ベアリン
グ82を設けている。また、筬テーブルには、各筬71
に対応し、それらを両側から挟持してガイドする多数対
の筬レール84を設け、それぞれの筬71の両側面に
は、それらの筬レール84の上下縁によりガイドされる
筬ガイド85,86を設けて、各筬71がそれぞれの筬
レール84に沿って所定の織前位置までガイドされるよ
うにしている。
を示すものである。この筬選択装置91は、図3によっ
て説明した筬選択装置と同様に、筬テーブル上に、筬駆
動装置により筬打ち駆動されるカム80をガイドするた
め、直動ベアリング用レール81を固定的に設け、カム
80には該レール81によりガイドされる直動ベアリン
グ82を設けている。また、筬テーブルには、各筬71
に対応し、それらを両側から挟持してガイドする多数対
の筬レール84を設け、それぞれの筬71の両側面に
は、それらの筬レール84の上下縁によりガイドされる
筬ガイド85,86を設けて、各筬71がそれぞれの筬
レール84に沿って所定の織前位置までガイドされるよ
うにしている。
【0033】それぞれの筬71には、上記カム80に設
けたカム溝88に対して係合または非係合の2位置を選
択できる筬選択装置91を備えた選択板90を設けてい
る。この筬選択装置91は、上記カム80のカム溝88
に対して嵌入係止する出没自在のセレクタ93を備え、
このセレクタ93のカム溝88に対する係合により、そ
のセレクタ93を備えた選択板90及び筬71がカム8
0と共に筬打ち駆動され、また、セレクタ93のカム溝
88に対する係合の解除により、そのセレクタ93を備
えた筬71による筬打ちを休止させるものである。な
お、上記カム溝88の平面形状は前記実施例の場合と同
様である。
けたカム溝88に対して係合または非係合の2位置を選
択できる筬選択装置91を備えた選択板90を設けてい
る。この筬選択装置91は、上記カム80のカム溝88
に対して嵌入係止する出没自在のセレクタ93を備え、
このセレクタ93のカム溝88に対する係合により、そ
のセレクタ93を備えた選択板90及び筬71がカム8
0と共に筬打ち駆動され、また、セレクタ93のカム溝
88に対する係合の解除により、そのセレクタ93を備
えた筬71による筬打ちを休止させるものである。な
お、上記カム溝88の平面形状は前記実施例の場合と同
様である。
【0034】この筬選択装置91による選択筬打ちは、
図示しない筬選択制御装置により、それぞれの選択板9
0におけるセレクタ93のカム溝88に対する係合の選
択制御を行い、数枚置きに選択した筬ごとにカム80に
対して選択係合させて、結果的に、1サイクルの筬打ち
において順次必要な全箇所についての筬打ちを行うもの
である。
図示しない筬選択制御装置により、それぞれの選択板9
0におけるセレクタ93のカム溝88に対する係合の選
択制御を行い、数枚置きに選択した筬ごとにカム80に
対して選択係合させて、結果的に、1サイクルの筬打ち
において順次必要な全箇所についての筬打ちを行うもの
である。
【0035】筬71と一体化した選択板90から出没自
在の上記セレクタ93は、その側面にラック93aを備
え、このセレクタ93と平行に配置して選択板90から
出没自在としたロック部材94の対向面にも同様なラッ
ク94aを設け、それらのセレクタ及びロック部材間
に、ラック93a,94aに相互に噛合するギヤ95を
設けている。また、上記選択板90には、ロック部材9
4と平行に配置して選択板から出没自在のジャッキ板9
6を備え、ロック部材94とこのジャッキ板96との対
向面にそれぞれラック94b,96bを設け、ロック部
材94とジャッキ板96間に、上記ラック94b,96
bに相互に噛合するギヤ97を設けている。
在の上記セレクタ93は、その側面にラック93aを備
え、このセレクタ93と平行に配置して選択板90から
出没自在としたロック部材94の対向面にも同様なラッ
ク94aを設け、それらのセレクタ及びロック部材間
に、ラック93a,94aに相互に噛合するギヤ95を
設けている。また、上記選択板90には、ロック部材9
4と平行に配置して選択板から出没自在のジャッキ板9
6を備え、ロック部材94とこのジャッキ板96との対
向面にそれぞれラック94b,96bを設け、ロック部
材94とジャッキ板96間に、上記ラック94b,96
bに相互に噛合するギヤ97を設けている。
【0036】上記セレクタ93及びジャッキ板96は、
スプリング93c,96cにより選択板90から突出す
る方向に付勢している。一方、図7に示すような筬打ち
後の帰戻位置にある選択板90における上記ジャッキ板
96の突出端面には、前記筬テーブルに設けたエアシリ
ンダからなる筬選択アクチュエータ100を対向させて
設け、突出状態にあるジャッキ板96の端面にピストン
ロッド101を対向配置している。この筬選択アクチュ
エータ100は、図示しないソレノイドバルブを通して
送給される圧力空気によってピストンロッド101がジ
ャッキ板96をスプリング96cの付勢力に抗して押圧
するように動作し、筬選択アクチュエータ100内の圧
力空気を排出したとき、ピストンロッド101を復帰さ
せるものである。なお、上記筬選択アクチュエータ10
0には、ピストンロッド101が突出状態にあるか否か
を検出すると共にそれを点灯表示するセンサ102を設
けている。
スプリング93c,96cにより選択板90から突出す
る方向に付勢している。一方、図7に示すような筬打ち
後の帰戻位置にある選択板90における上記ジャッキ板
96の突出端面には、前記筬テーブルに設けたエアシリ
ンダからなる筬選択アクチュエータ100を対向させて
設け、突出状態にあるジャッキ板96の端面にピストン
ロッド101を対向配置している。この筬選択アクチュ
エータ100は、図示しないソレノイドバルブを通して
送給される圧力空気によってピストンロッド101がジ
ャッキ板96をスプリング96cの付勢力に抗して押圧
するように動作し、筬選択アクチュエータ100内の圧
力空気を排出したとき、ピストンロッド101を復帰さ
せるものである。なお、上記筬選択アクチュエータ10
0には、ピストンロッド101が突出状態にあるか否か
を検出すると共にそれを点灯表示するセンサ102を設
けている。
【0037】従って、上記選択板90にはセレクタ9
3、ロック部材94及びジャッキ板96が、ギヤ95,
97を介して相互に連動して出没自在に設けられ、上記
筬選択アクチュエータ100におけるピストンロッド1
01が突出していない状態では、スプリング96cによ
ってジャッキ板96が選択板90から突出した位置を保
持し、そのため、ギヤ97を介してロック部材94が選
択板90に没入した状態に保持され、更にギヤ95を介
してセレクタ93に伝達される付勢力及びスプリング9
3cの付勢力により、セレクタ93が選択板90から突
出した状態、即ち、セレクタ93が筬打ちのために選択
された突出位置に保持される。
3、ロック部材94及びジャッキ板96が、ギヤ95,
97を介して相互に連動して出没自在に設けられ、上記
筬選択アクチュエータ100におけるピストンロッド1
01が突出していない状態では、スプリング96cによ
ってジャッキ板96が選択板90から突出した位置を保
持し、そのため、ギヤ97を介してロック部材94が選
択板90に没入した状態に保持され、更にギヤ95を介
してセレクタ93に伝達される付勢力及びスプリング9
3cの付勢力により、セレクタ93が選択板90から突
出した状態、即ち、セレクタ93が筬打ちのために選択
された突出位置に保持される。
【0038】また、上記筬選択アクチュエータ100に
おけるピストンロッド101が突出した状態では、スプ
リング96cの付勢力に抗してジャッキ板96が選択板
90に没入した位置に保持され、そのため、ギヤ97を
介してロック部材94が選択板90から突出した状態に
保持され、更にギヤ95を介してセレクタ93が選択板
90に没入した状態、即ち、セレクタが筬打ちのために
選択されていない非突出位置に保持される。
おけるピストンロッド101が突出した状態では、スプ
リング96cの付勢力に抗してジャッキ板96が選択板
90に没入した位置に保持され、そのため、ギヤ97を
介してロック部材94が選択板90から突出した状態に
保持され、更にギヤ95を介してセレクタ93が選択板
90に没入した状態、即ち、セレクタが筬打ちのために
選択されていない非突出位置に保持される。
【0039】選択板90上のセレクタ93が筬打ちのた
めに選択された突出位置を保持するようにロックするロ
ック機構として、上記選択板90を駆動するカム80に
は、セレクタ93に連動して出没するロック部材94に
係合してその突出を拘束するセッター105を設けてい
る。このセッター105は、それに螺着したセッターボ
ルト106を上記カム80に出没自在に嵌挿し、セッタ
ースプリング107によりセッターボルト106の頭部
106aがカム80に係止する位置まで突出可能にし、
それによって外部からの押圧により弾性的に後退可能に
したもので、このセッター105に対し、筬打ち後の選
択板90の帰戻位置の直前において該セッター105に
当接し、そのセッター105を後退させて、ロック部材
94の出没を拘束しない位置に保持するストッパ108
を、前記筬テーブルに設けている。
めに選択された突出位置を保持するようにロックするロ
ック機構として、上記選択板90を駆動するカム80に
は、セレクタ93に連動して出没するロック部材94に
係合してその突出を拘束するセッター105を設けてい
る。このセッター105は、それに螺着したセッターボ
ルト106を上記カム80に出没自在に嵌挿し、セッタ
ースプリング107によりセッターボルト106の頭部
106aがカム80に係止する位置まで突出可能にし、
それによって外部からの押圧により弾性的に後退可能に
したもので、このセッター105に対し、筬打ち後の選
択板90の帰戻位置の直前において該セッター105に
当接し、そのセッター105を後退させて、ロック部材
94の出没を拘束しない位置に保持するストッパ108
を、前記筬テーブルに設けている。
【0040】上記セッター105は、ストッパ108の
作用により、選択板90が帰戻位置にあるときには、筬
選択アクチュエータ100によるセレクタ93やロック
部材94の出没動作を妨げないが、カム溝88に対する
セレクタ93の係合により選択板90がカム80と共に
筬打ち駆動を開始したときに、セッタースプリング10
7の付勢力によって直ちにロック部材94上に突出し、
ロック部材94を拘束してセレクタ93をカム溝88に
係合した状態に保持するものである。
作用により、選択板90が帰戻位置にあるときには、筬
選択アクチュエータ100によるセレクタ93やロック
部材94の出没動作を妨げないが、カム溝88に対する
セレクタ93の係合により選択板90がカム80と共に
筬打ち駆動を開始したときに、セッタースプリング10
7の付勢力によって直ちにロック部材94上に突出し、
ロック部材94を拘束してセレクタ93をカム溝88に
係合した状態に保持するものである。
【0041】次に、上記筬選択装置の動作状態を模式的
に示す図9のA〜Dを参照して、その作用について説明
する。同図Aは、筬が選択板90と共に後退して帰戻位
置にあり、セッター105がストッパ108に当って、
筬選択アクチュエータ100によるロック部材94の出
没を拘束しない状態にある。この段階では、全筬に対応
する筬選択アクチュエータ100の作動により、それら
のピストンロッド101を突出させ、それによってジャ
ッキ板96は選択板90に没入した位置に保持され、そ
のため、ギヤ97,95を介してロック部材94が突出
状態に保持され、更にセレクタ93が選択板90に没入
して、セレクタが筬打ちのために選択されていない非突
出位置に保持される。この場合、センサ102において
はピストンロッド101が突出状態にあることが点灯表
示される。
に示す図9のA〜Dを参照して、その作用について説明
する。同図Aは、筬が選択板90と共に後退して帰戻位
置にあり、セッター105がストッパ108に当って、
筬選択アクチュエータ100によるロック部材94の出
没を拘束しない状態にある。この段階では、全筬に対応
する筬選択アクチュエータ100の作動により、それら
のピストンロッド101を突出させ、それによってジャ
ッキ板96は選択板90に没入した位置に保持され、そ
のため、ギヤ97,95を介してロック部材94が突出
状態に保持され、更にセレクタ93が選択板90に没入
して、セレクタが筬打ちのために選択されていない非突
出位置に保持される。この場合、センサ102において
はピストンロッド101が突出状態にあることが点灯表
示される。
【0042】この状態で、筬選択制御装置により筬打ち
しようとする筬を選択し、選択した筬71に対応する筬
選択アクチュエータ100を非作動状態にして、そのピ
ストンロッド101を後退させるが、筬打ちの対象とな
ることなく、ピストンロッド101を突出状態のままに
している筬については、同図Bからわかるように、セレ
クタ93がカム溝88に係合していないため、カム80
を前進させても選択板90は移動せず、そのため筬打ち
は行われない。
しようとする筬を選択し、選択した筬71に対応する筬
選択アクチュエータ100を非作動状態にして、そのピ
ストンロッド101を後退させるが、筬打ちの対象とな
ることなく、ピストンロッド101を突出状態のままに
している筬については、同図Bからわかるように、セレ
クタ93がカム溝88に係合していないため、カム80
を前進させても選択板90は移動せず、そのため筬打ち
は行われない。
【0043】筬打ちを行うために、上記筬選択アクチュ
エータ100におけるピストンロッド101を復帰さ
せ、該ピストンロッドが突出していない状態にした選択
板90では、図9Cに示すように、スプリング96cに
よってジャッキ板96が選択板90から突出した位置を
保持し、ギヤ97を介してロック部材94が該選択板9
0に没入した状態に、更にギヤ95を介してセレクタ9
3が選択板90から突出した状態に保持される。そのた
め、該セレクタ93がカム80のカム溝88に係合し、
カム80が駆動されるときに選択板90が該カムと共に
駆動されることになる。
エータ100におけるピストンロッド101を復帰さ
せ、該ピストンロッドが突出していない状態にした選択
板90では、図9Cに示すように、スプリング96cに
よってジャッキ板96が選択板90から突出した位置を
保持し、ギヤ97を介してロック部材94が該選択板9
0に没入した状態に、更にギヤ95を介してセレクタ9
3が選択板90から突出した状態に保持される。そのた
め、該セレクタ93がカム80のカム溝88に係合し、
カム80が駆動されるときに選択板90が該カムと共に
駆動されることになる。
【0044】このカム80による選択板90の駆動が開
始されると、図9Dに示すように、その駆動に伴って、
セッター105がセッターボルト106の頭部106a
がカム80に係止する位置までセッタースプリング10
7の付勢力により突出し、一方、ロック部材94はこの
セッター105の下方に侵入するように選択板90と共
に駆動され、ロック部材94がセッター105の下方に
位置するようになったあとは、その位置関係を保持し、
ロック部材94の没入位置を拘束することによりセレク
タ93をカム溝88に係合した状態にロックして筬打ち
駆動される。筬打ち後は、カム80及び選択板90の帰
戻によりセッター105も図9Cに示す位置に復帰する
が、該セッター105には選択板90の帰戻位置の直前
においてストッパ108が当接し、それをセッタースプ
リング107の付勢力に抗して後退させ、ロック部材9
4の出没動作を妨げない位置で停止させる。
始されると、図9Dに示すように、その駆動に伴って、
セッター105がセッターボルト106の頭部106a
がカム80に係止する位置までセッタースプリング10
7の付勢力により突出し、一方、ロック部材94はこの
セッター105の下方に侵入するように選択板90と共
に駆動され、ロック部材94がセッター105の下方に
位置するようになったあとは、その位置関係を保持し、
ロック部材94の没入位置を拘束することによりセレク
タ93をカム溝88に係合した状態にロックして筬打ち
駆動される。筬打ち後は、カム80及び選択板90の帰
戻によりセッター105も図9Cに示す位置に復帰する
が、該セッター105には選択板90の帰戻位置の直前
においてストッパ108が当接し、それをセッタースプ
リング107の付勢力に抗して後退させ、ロック部材9
4の出没動作を妨げない位置で停止させる。
【0045】以上に説明したように、それぞれの糸条の
交点に対応させて配列設置した筬を糸条間に一斉に挿脱
できるようにして、筬選択制御装置で制御された筬打ち
選択装置により筬打ちを行い、筬の抜き差し時間の短縮
を図ると、以下に示す計算例のように、数枚起きに配置
した筬を逐次筬打ち位置の糸条間への挿入、挿入を繰り
返しながら筬打する方式(比較例)に比して、著しく1
サイクルの筬打ちを高速化することができる。即ち、糸
条間への筬の抜き差しに要する時間を各10sec、糸
条間に挿入した筬による筬打ち動作及び帰戻に要する時
間を各1.5sec、糸条間から抜き出した筬を次の挿
入位置にずらすための時間を2secとし、1サイクル
の筬打ちにおいて筬打ち動作を6回行うとすると、上記
本発明の方式による場合には、38sec/サイクルの
時間で筬打ちできるのに対し、比較例では150sec
/サイクルの時間を要することになる。
交点に対応させて配列設置した筬を糸条間に一斉に挿脱
できるようにして、筬選択制御装置で制御された筬打ち
選択装置により筬打ちを行い、筬の抜き差し時間の短縮
を図ると、以下に示す計算例のように、数枚起きに配置
した筬を逐次筬打ち位置の糸条間への挿入、挿入を繰り
返しながら筬打する方式(比較例)に比して、著しく1
サイクルの筬打ちを高速化することができる。即ち、糸
条間への筬の抜き差しに要する時間を各10sec、糸
条間に挿入した筬による筬打ち動作及び帰戻に要する時
間を各1.5sec、糸条間から抜き出した筬を次の挿
入位置にずらすための時間を2secとし、1サイクル
の筬打ちにおいて筬打ち動作を6回行うとすると、上記
本発明の方式による場合には、38sec/サイクルの
時間で筬打ちできるのに対し、比較例では150sec
/サイクルの時間を要することになる。
【0046】
【発明の効果】以上に詳述した本発明の選択筬打装置に
よれば、三次元ブレーダーにおいて、それぞれの糸条の
交点に対応させて配列設置した筬を多数行多数列の糸条
間に一斉に挿脱できるようにして、筬の抜き差し時間の
短縮を図りながら、単一の筬駆動装置により任意の筬を
選択駆動可能にしているので、装置及び動作制御を簡単
化し、且つ装置を安価に提供できるばかりでなく、所期
の分割筬打ちの高速化を図ることができる。
よれば、三次元ブレーダーにおいて、それぞれの糸条の
交点に対応させて配列設置した筬を多数行多数列の糸条
間に一斉に挿脱できるようにして、筬の抜き差し時間の
短縮を図りながら、単一の筬駆動装置により任意の筬を
選択駆動可能にしているので、装置及び動作制御を簡単
化し、且つ装置を安価に提供できるばかりでなく、所期
の分割筬打ちの高速化を図ることができる。
【図1】本発明に係る選択筬打装置を備えた三次元ブレ
ーダーの全体的構成を示す側面図である。
ーダーの全体的構成を示す側面図である。
【図2】糸条に対する筬の挿入、筬打ち状態を示す要部
平面図である。
平面図である。
【図3】上記実施例における筬選択装置の詳細を示す断
面図である。
面図である。
【図4】上記実施例における選択板の分解斜視図であ
る。
る。
【図5】セレクタの他の構成例を示す断面図である。
【図6】上記実施例における選択板の動作状態の説明図
である。
である。
【図7】本発明における筬選択装置の他の実施例を示す
側断面である。
側断面である。
【図8】同要部縦断面である。
【図9】A〜Dは上記筬駆動装置の動作を説明するため
の模式的動作説明図である。
の模式的動作説明図である。
1 糸条 11 織成用アクチュエータ 20 選択筬打装置 21,71 筬 22 筬テーブル 23 筬駆動装置 30,80 カム 38,88 カム溝 40,90 選択板 41,91 筬選択装置 43,93 セレクタ 50,100 筬選択アクチュエータ 57 キー 60 スプリング 63 解除カム 64 アクチュエータ 94 ロック部材 105 セッター 108 ストッパ
Claims (5)
- 【請求項1】キャリヤ移動面に沿って走行せしめられる
糸条のキャリヤを多数行多数列に並設し、織成用アクチ
ュエータによりそれらのキャリヤを所要の軌跡に沿って
走行させ、該キャリヤに保持させた糸条に所要の交絡を
与えて、互いに組織させる三次元ブレーダーにおいて、 筬テーブルに保持させて糸条間に一斉に挿脱可能にした
筬を、糸条の交点に対応させて全筬打ち箇所に配置し、
各筬に、単一の筬駆動装置により筬打ち駆動されるカム
に対して係合または非係合の2位置を選択できる筬選択
装置を備えた選択板を設けて、該選択板を上記筬テーブ
ルに筬打ち駆動可能にガイドさせ、 上記筬選択装置を、数枚置きに選択した筬ごとにカムに
対し選択係合させて、結果的に必要箇所についての筬打
ちを行うように制御する筬選択制御装置に接続した、こ
とを特徴とする三次元ブレーダーにおける選択筬打装
置。 - 【請求項2】請求項1に記載の三次元ブレーダーにおけ
る選択筬打装置において、 カムに対して係合または非係合の2位置を選択できる筬
選択装置を、カムに設けたカム溝に対して筬選択アクチ
ュエータの作動により係脱嵌入係止するセレクタを選択
板に出没自在に設けることにより構成し、 筬選択制御装置を、上記筬選択アクチュエータの選択作
動により、それぞれの選択板におけるセレクタのカム溝
に対する係止の選択制御を行うものとした、ことを特徴
とする三次元ブレーダーにおける選択筬打装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の三次元ブレーダーにおけ
る選択筬打装置において、 選択板のセレクタが選択された位置を保持するようにロ
ックするロック機構を設けた、ことを特徴とする三次元
ブレーダーにおける選択筬打装置。 - 【請求項4】請求項3に記載の選択筬打装置におけるセ
レクタのロック機構を、 セレクタに係合してそれを選択された位置にロックする
ためのキーを選択板に設けると共に、筬の帰戻位置にお
いて上記キーによるセレクタのロックを解除するロック
解除用のアクチュエータを設けることにより構成した、
ことを特徴とする三次元ブレーダーにおける選択筬打装
置。 - 【請求項5】請求項3に記載の選択筬打装置におけるセ
レクタのロック機構を、 セレクタを選択された位置にロックするロック部材をセ
レクタに連動して出没自在として選択板に設けると共
に、選択板を駆動するカムに上記ロック部材を拘束して
セレクタをカム溝に係合した状態に保持するセッターを
弾性的に後退可能に設け、上記選択板の帰戻位置におい
て該セッターを後退させてロック部材を拘束しない位置
に保持するストッパを設けることにより構成した、こと
を特徴とする三次元ブレーダーにおける選択筬打装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28744794A JPH08127943A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 三次元ブレーダーにおける選択筬打装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28744794A JPH08127943A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 三次元ブレーダーにおける選択筬打装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08127943A true JPH08127943A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17717449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28744794A Pending JPH08127943A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 三次元ブレーダーにおける選択筬打装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08127943A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105821579A (zh) * | 2016-05-04 | 2016-08-03 | 浙江理工大学 | 一种人机分离的角度可变的三维编织机送料装置 |
| CN112962201A (zh) * | 2021-03-08 | 2021-06-15 | 苏州力致高性能纤维预制体产业研究院有限公司 | 高性能纤维圆锥、圆筒壳体状三维织物织机的打纬机构 |
| CN115787189A (zh) * | 2022-12-02 | 2023-03-14 | 南京玻璃纤维研究设计院有限公司 | 一种多向运动的三维编织纱线母向花节均匀性控制装置 |
| CN116856108A (zh) * | 2023-07-11 | 2023-10-10 | 江苏高倍智能装备有限公司 | 一端封口的三维编织物及生产的工艺方法 |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP28744794A patent/JPH08127943A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105821579A (zh) * | 2016-05-04 | 2016-08-03 | 浙江理工大学 | 一种人机分离的角度可变的三维编织机送料装置 |
| CN112962201A (zh) * | 2021-03-08 | 2021-06-15 | 苏州力致高性能纤维预制体产业研究院有限公司 | 高性能纤维圆锥、圆筒壳体状三维织物织机的打纬机构 |
| CN115787189A (zh) * | 2022-12-02 | 2023-03-14 | 南京玻璃纤维研究设计院有限公司 | 一种多向运动的三维编织纱线母向花节均匀性控制装置 |
| CN116856108A (zh) * | 2023-07-11 | 2023-10-10 | 江苏高倍智能装备有限公司 | 一端封口的三维编织物及生产的工艺方法 |
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