JPH08128143A - 床構造 - Google Patents
床構造Info
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- JPH08128143A JPH08128143A JP28878694A JP28878694A JPH08128143A JP H08128143 A JPH08128143 A JP H08128143A JP 28878694 A JP28878694 A JP 28878694A JP 28878694 A JP28878694 A JP 28878694A JP H08128143 A JPH08128143 A JP H08128143A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】スプリンクラの作動等により放水された水が隣
接する住戸へ漏水することを防止すること等。 【構成】スラブ2及び戸境壁7に囲まれた居住空間10
aを有する住戸10が積層された高層マンション1にお
いて、スラブ上に、二重床5を形成する形で床パネル3
を設け、スラブ上でかつ床パネルの下方に、防水面6a
を有する防水パン6を、防水面によりスラブの床面2b
を被覆する形で設置し、防水パンに、水抜き管12を、
防水パンの貯水空間6cと排水竪管16を接続する形で
設け、水抜き管に、水抜き栓11を着脱自在に設けて構
成される。
接する住戸へ漏水することを防止すること等。 【構成】スラブ2及び戸境壁7に囲まれた居住空間10
aを有する住戸10が積層された高層マンション1にお
いて、スラブ上に、二重床5を形成する形で床パネル3
を設け、スラブ上でかつ床パネルの下方に、防水面6a
を有する防水パン6を、防水面によりスラブの床面2b
を被覆する形で設置し、防水パンに、水抜き管12を、
防水パンの貯水空間6cと排水竪管16を接続する形で
設け、水抜き管に、水抜き栓11を着脱自在に設けて構
成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層建築物において、
スプリンクラの作動等による隣接する住戸への漏水を防
止するのに好適な床構造に関する。
スプリンクラの作動等による隣接する住戸への漏水を防
止するのに好適な床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の建築物の高層化に伴い、近い将
来、高層化した集合住宅等の高層建築物へのスプリンク
ラの導入が必至である。
来、高層化した集合住宅等の高層建築物へのスプリンク
ラの導入が必至である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般にコンク
リート製のスラブは防水機能が高くないため、万一スプ
リンクラが誤動作を起こすと(もちろん、火災発生時に
スプリンクラから放水する場合にも)、消火水が滞留し
て階下や同一階の左右に隣接する住戸へ漏水し、高層建
築物においては多数の住戸に被害がでる。集合住宅にお
いては、家具やAV機器等が浸水し、オフィスビル等に
おいては、電算機、OA機器等が浸水して使用不可能と
なる。また、一旦浸水すると、復旧には長期間を要し、
経済的な負担も大きいものとなる。
リート製のスラブは防水機能が高くないため、万一スプ
リンクラが誤動作を起こすと(もちろん、火災発生時に
スプリンクラから放水する場合にも)、消火水が滞留し
て階下や同一階の左右に隣接する住戸へ漏水し、高層建
築物においては多数の住戸に被害がでる。集合住宅にお
いては、家具やAV機器等が浸水し、オフィスビル等に
おいては、電算機、OA機器等が浸水して使用不可能と
なる。また、一旦浸水すると、復旧には長期間を要し、
経済的な負担も大きいものとなる。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、スプ
リンクラにより放水された消火水等の水が隣接する住戸
へ漏水することを防止し、また該住戸内の被害を最小限
に抑えることができるばかりか、安全かつ快適で、作業
効率が良く、施工性の良い床構造を提供することを目的
とする。
リンクラにより放水された消火水等の水が隣接する住戸
へ漏水することを防止し、また該住戸内の被害を最小限
に抑えることができるばかりか、安全かつ快適で、作業
効率が良く、施工性の良い床構造を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の内、第1
の発明は、スラブ躯体(2)及び戸境壁(7)に囲まれ
た居住空間(10a)を有する住戸(10)が積層され
た建築物(1)において、前記スラブ躯体上に、二重床
(5)を形成する形で床部材(3)を設け、前記スラブ
躯体上でかつ前記床部材の下方に、防水面(6a)を有
する貯水手段(10b)を、該防水面により前記スラブ
躯体の床面(2b)を被覆する形で設け、前記貯水手段
に、水抜き手段(12、16)を、該貯水手段と前記住
戸の居住空間の外部を接続する形で設けて構成される。
の発明は、スラブ躯体(2)及び戸境壁(7)に囲まれ
た居住空間(10a)を有する住戸(10)が積層され
た建築物(1)において、前記スラブ躯体上に、二重床
(5)を形成する形で床部材(3)を設け、前記スラブ
躯体上でかつ前記床部材の下方に、防水面(6a)を有
する貯水手段(10b)を、該防水面により前記スラブ
躯体の床面(2b)を被覆する形で設け、前記貯水手段
に、水抜き手段(12、16)を、該貯水手段と前記住
戸の居住空間の外部を接続する形で設けて構成される。
【0006】更に、本発明の内、第2の発明は、第1の
発明において、前記貯水手段(10b)は、前記スラブ
躯体(2)上に設けられた、貯水空間(6c)が成型形
成された防水パン(6)であるように構成される。
発明において、前記貯水手段(10b)は、前記スラブ
躯体(2)上に設けられた、貯水空間(6c)が成型形
成された防水パン(6)であるように構成される。
【0007】更に、本発明の内、第3の発明は、第1の
発明において、前記貯水手段(10b)が、流動性を有
する防水材料により、前記スラブ躯体(2)の床面(2
b)を被覆する形で、かつその周囲を所定の高さまで立
上げる形で塗布形成された防水層であるように構成され
る。
発明において、前記貯水手段(10b)が、流動性を有
する防水材料により、前記スラブ躯体(2)の床面(2
b)を被覆する形で、かつその周囲を所定の高さまで立
上げる形で塗布形成された防水層であるように構成され
る。
【0008】更に、本発明の内、第4の発明は、第1の
発明において、前記貯水手段(10b)を前記住戸(1
0)毎に設けて構成される。
発明において、前記貯水手段(10b)を前記住戸(1
0)毎に設けて構成される。
【0009】更に、本発明の内、第5の発明は、第1の
発明において、前記貯水手段(10b)の防水面(6
a)に、前記水抜き手段(12、16)に向けた勾配を
形成して構成される。
発明において、前記貯水手段(10b)の防水面(6
a)に、前記水抜き手段(12、16)に向けた勾配を
形成して構成される。
【0010】更に、本発明の内、第6の発明は、第1の
発明において、前記床部材(3)に、水抜き穴(3b)
を該床部材を貫通させる形で設けて構成される。
発明において、前記床部材(3)に、水抜き穴(3b)
を該床部材を貫通させる形で設けて構成される。
【0011】更に、本発明の内、第7の発明は、第1の
発明において、前記水抜き手段に、閉塞手段(11)
を、前記貯水手段(10b)と前記住戸(10)の居住
空間(10a)の外部との間を開口閉塞し得る形で設け
て構成される。
発明において、前記水抜き手段に、閉塞手段(11)
を、前記貯水手段(10b)と前記住戸(10)の居住
空間(10a)の外部との間を開口閉塞し得る形で設け
て構成される。
【0012】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0013】
【作用】上記した構成により、本発明の内、第1の発明
は、床部材(3)下に流出した水は、スラブ躯体(2)
の床面(2b)を被覆する貯水手段(10b)の防水面
(6a)により、該スラブ躯体の床面に到達することが
阻まれるように作用する。また、貯水手段(10b)に
貯溜された水は水抜き手段(12、16)を介して居住
空間(10a)の外部に排出し得るように作用する。ま
た、本発明の内、第2の発明は、スラブ躯体(2)上に
防水パン(6)を設置するだけで貯水手段(10b)が
形成されるように作用する。更に、本発明の内、第3の
発明は、スラブ躯体(2)上に柱等の障害物が立設して
いたり、スラブ躯体の床面(2b)が複雑な平面形状で
あっても、防水材料の流動性によりそれら障害物や複雑
な形状に柔軟に対応する形で貯水手段(10b)を形成
するように作用する。更に、本発明の内、第4の発明
は、床部材(3)下に流出した水は、各住戸(10)毎
に貯水手段(10b)内に貯溜されるように作用する。
更に、本発明の内、第5の発明は、貯水手段(10b)
の防水面(6a)上の水は、該勾配に従って水抜き手段
(12、16)内へ流入するように作用する。更に、本
発明の内、第6の発明は、床部材(3)上の水は水抜き
穴(3b)を通って床部材下に流れるように作用する。
更に、本発明の内、第7の発明は、閉塞手段(11)に
より居住空間内外が常時連通した状態となることを防止
し得るように作用する。
は、床部材(3)下に流出した水は、スラブ躯体(2)
の床面(2b)を被覆する貯水手段(10b)の防水面
(6a)により、該スラブ躯体の床面に到達することが
阻まれるように作用する。また、貯水手段(10b)に
貯溜された水は水抜き手段(12、16)を介して居住
空間(10a)の外部に排出し得るように作用する。ま
た、本発明の内、第2の発明は、スラブ躯体(2)上に
防水パン(6)を設置するだけで貯水手段(10b)が
形成されるように作用する。更に、本発明の内、第3の
発明は、スラブ躯体(2)上に柱等の障害物が立設して
いたり、スラブ躯体の床面(2b)が複雑な平面形状で
あっても、防水材料の流動性によりそれら障害物や複雑
な形状に柔軟に対応する形で貯水手段(10b)を形成
するように作用する。更に、本発明の内、第4の発明
は、床部材(3)下に流出した水は、各住戸(10)毎
に貯水手段(10b)内に貯溜されるように作用する。
更に、本発明の内、第5の発明は、貯水手段(10b)
の防水面(6a)上の水は、該勾配に従って水抜き手段
(12、16)内へ流入するように作用する。更に、本
発明の内、第6の発明は、床部材(3)上の水は水抜き
穴(3b)を通って床部材下に流れるように作用する。
更に、本発明の内、第7の発明は、閉塞手段(11)に
より居住空間内外が常時連通した状態となることを防止
し得るように作用する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による床構造が適用された高層マン
ションの床構造の一実施例を示す模式的な破断側面図で
ある。
る。図1は、本発明による床構造が適用された高層マン
ションの床構造の一実施例を示す模式的な破断側面図で
ある。
【0015】本発明による床構造が適用された高層マン
ション1は、図1に示すように、各階を形成するコンク
リート製のスラブ2を有しており、上下のスラブ2、2
間には、各住戸10を形成する戸境壁7が設けられてい
る。戸境壁7は、スラブ2の床面2bと該床面2bの上
方のスラブ2の天井面2aとの間を閉塞する形で立設さ
れている。戸境壁7は、各住戸10の居住空間10aを
外部と分離して形成する形で設けられており、また戸境
壁7は、隣接する2つの住戸10、10の居住空間10
aを分離する形で設けられている。また、各住戸10の
居住空間10aのスラブ2上には、床下空間5cを有す
る二重床5が形成されており、二重床5は、スラブ2及
び床パネル3から構成されている。即ち、各住戸10の
スラブ2の床面2b上には、化粧床面3aが形成された
床パネル3がそれぞれ設けられており、スラブ2の床面
2bと床パネル3との間には、二重床5の床下空間5c
が形成されている。なお、床パネル3は、図示しない柱
や根太等によりスラブ2に適宜支持されている。即ち、
高層マンション1には、これらスラブ2及び戸境壁7等
に囲まれた居住空間10aを有する住戸10が形成され
ており、高層マンション1には、該住戸10が上下方向
(図1中上下方向)に積層される形で多数形成されてい
る。更に、各住戸10の天井面2aにはスプリンクラ8
が設置されており、火災発生時等には該スプリンクラ8
から消火水8aが放水される。更に、高層マンション1
には、パイプシャフト15が、各階のスラブ2を上下方
向に貫通する形で設けられており、パイプシャフト15
には、高層マンション1内の各住戸10の下水等を排水
し得る排水竪管16が、上下方向に伸延する形で配設さ
れている。
ション1は、図1に示すように、各階を形成するコンク
リート製のスラブ2を有しており、上下のスラブ2、2
間には、各住戸10を形成する戸境壁7が設けられてい
る。戸境壁7は、スラブ2の床面2bと該床面2bの上
方のスラブ2の天井面2aとの間を閉塞する形で立設さ
れている。戸境壁7は、各住戸10の居住空間10aを
外部と分離して形成する形で設けられており、また戸境
壁7は、隣接する2つの住戸10、10の居住空間10
aを分離する形で設けられている。また、各住戸10の
居住空間10aのスラブ2上には、床下空間5cを有す
る二重床5が形成されており、二重床5は、スラブ2及
び床パネル3から構成されている。即ち、各住戸10の
スラブ2の床面2b上には、化粧床面3aが形成された
床パネル3がそれぞれ設けられており、スラブ2の床面
2bと床パネル3との間には、二重床5の床下空間5c
が形成されている。なお、床パネル3は、図示しない柱
や根太等によりスラブ2に適宜支持されている。即ち、
高層マンション1には、これらスラブ2及び戸境壁7等
に囲まれた居住空間10aを有する住戸10が形成され
ており、高層マンション1には、該住戸10が上下方向
(図1中上下方向)に積層される形で多数形成されてい
る。更に、各住戸10の天井面2aにはスプリンクラ8
が設置されており、火災発生時等には該スプリンクラ8
から消火水8aが放水される。更に、高層マンション1
には、パイプシャフト15が、各階のスラブ2を上下方
向に貫通する形で設けられており、パイプシャフト15
には、高層マンション1内の各住戸10の下水等を排水
し得る排水竪管16が、上下方向に伸延する形で配設さ
れている。
【0016】更に、各住戸10には、図1に示すよう
に、防水性を有し、かつ貯水自在な貯水部10bがそれ
ぞれ設けられており、貯水部10bは、防水性を有する
皿状の樹脂成型品である防水パン6がスラブ2上に設け
らる形で各住戸10毎に形成されている。即ち、防水パ
ン6は、防水面6aを有しており、防水面6aの周囲に
は、所定の高さの立上り部6bが形成されている。防水
パン6の内部には、貯水空間6cが立上り部6bにより
囲まれる形で形成されており、図1に示す防水パン6
は、該防水パン6を設置すべき住戸10の居住空間10
a内のスラブ2の平面形状に対応させて成型形成されて
いる。つまり、各住戸10のスラブ2上でかつ床部材3
の下方(二重床5の床下空間5c)には、防水パン6が
防水面6aにより該住戸10のスラブ2の床面2b全面
に亙り該床面2bを被覆する形でそれぞれ設置されてお
り、各住戸10には、それぞれ貯水部10bが前記設置
された防水パン6により形成されている。なお、貯水部
10bを成す防水パン6の立上り部6bは、戸境壁7に
当接させる形で形成設置されており、該防水パン6の防
水面6aには、後述する水抜き管12の吸込口12aに
向けた勾配が形成されている。更に、貯水部10bを成
す防水パン6には、水抜き管12が、該水抜き管12の
一端に形成された吸込口12aを防水パン6の防水面6
a上に開口する形で接続されて設けられており、該水抜
き管12と防水パン6との間は、図示しないシール等に
より水密保持されている。水抜き管12の他端に形成さ
れた吐出口12bは、排水竪管16に接続されており、
水抜き管12は、防水パン6から排水竪管16に向けて
水勾配を形成する形で住戸10の二重床5を成すスラブ
2中に埋設されている。即ち、水抜き管12は、住戸1
0の居住空間10a内に形成された貯水部10bの貯水
空間6cと、該居住空間10aの外部であるパイプシャ
フト15内に配設された排水竪管16とを接続する形で
設けられている。更に、水抜き管12の吸込口12aに
は、該吸込口12aを開口閉塞し得る水抜き栓11が吸
込口12aに着脱自在に設けられており、水抜き栓11
は、水抜き管12内の流れを止水通水し得る形で設けら
れている。即ち、水抜き栓11は、貯水部10bを成す
防水パン6の貯水空間6cと、住戸10の居住空間10
aの外部である排水竪管16との間を開口閉塞し得る形
で設けられている。更に、二重床5の床パネル3には、
水抜作業部4が水抜き栓11に近接して設けられてお
り、水抜作業部4は、人の手を通すことができる程度の
作業口4a及び蓋4bから構成されている。即ち、床パ
ネル3には、作業口4aが水抜き栓11の上方に該床パ
ネル3を貫通する形で設けられており、作業口4aに
は、開閉自在な蓋4bが設けられている。更に、二重床
5の床パネル3には、通水自在な水抜き穴3bが該床パ
ネル3を上下方向に貫通する形で設けられており、水抜
き穴3bは、戸境壁7に沿って複数設けられている。な
お水抜き穴3bは必要に応じて開口されれば良く、着脱
自在な栓等により床パネル3上と床下空間5c間の通気
を遮断しても良いことは言うまでもない。
に、防水性を有し、かつ貯水自在な貯水部10bがそれ
ぞれ設けられており、貯水部10bは、防水性を有する
皿状の樹脂成型品である防水パン6がスラブ2上に設け
らる形で各住戸10毎に形成されている。即ち、防水パ
ン6は、防水面6aを有しており、防水面6aの周囲に
は、所定の高さの立上り部6bが形成されている。防水
パン6の内部には、貯水空間6cが立上り部6bにより
囲まれる形で形成されており、図1に示す防水パン6
は、該防水パン6を設置すべき住戸10の居住空間10
a内のスラブ2の平面形状に対応させて成型形成されて
いる。つまり、各住戸10のスラブ2上でかつ床部材3
の下方(二重床5の床下空間5c)には、防水パン6が
防水面6aにより該住戸10のスラブ2の床面2b全面
に亙り該床面2bを被覆する形でそれぞれ設置されてお
り、各住戸10には、それぞれ貯水部10bが前記設置
された防水パン6により形成されている。なお、貯水部
10bを成す防水パン6の立上り部6bは、戸境壁7に
当接させる形で形成設置されており、該防水パン6の防
水面6aには、後述する水抜き管12の吸込口12aに
向けた勾配が形成されている。更に、貯水部10bを成
す防水パン6には、水抜き管12が、該水抜き管12の
一端に形成された吸込口12aを防水パン6の防水面6
a上に開口する形で接続されて設けられており、該水抜
き管12と防水パン6との間は、図示しないシール等に
より水密保持されている。水抜き管12の他端に形成さ
れた吐出口12bは、排水竪管16に接続されており、
水抜き管12は、防水パン6から排水竪管16に向けて
水勾配を形成する形で住戸10の二重床5を成すスラブ
2中に埋設されている。即ち、水抜き管12は、住戸1
0の居住空間10a内に形成された貯水部10bの貯水
空間6cと、該居住空間10aの外部であるパイプシャ
フト15内に配設された排水竪管16とを接続する形で
設けられている。更に、水抜き管12の吸込口12aに
は、該吸込口12aを開口閉塞し得る水抜き栓11が吸
込口12aに着脱自在に設けられており、水抜き栓11
は、水抜き管12内の流れを止水通水し得る形で設けら
れている。即ち、水抜き栓11は、貯水部10bを成す
防水パン6の貯水空間6cと、住戸10の居住空間10
aの外部である排水竪管16との間を開口閉塞し得る形
で設けられている。更に、二重床5の床パネル3には、
水抜作業部4が水抜き栓11に近接して設けられてお
り、水抜作業部4は、人の手を通すことができる程度の
作業口4a及び蓋4bから構成されている。即ち、床パ
ネル3には、作業口4aが水抜き栓11の上方に該床パ
ネル3を貫通する形で設けられており、作業口4aに
は、開閉自在な蓋4bが設けられている。更に、二重床
5の床パネル3には、通水自在な水抜き穴3bが該床パ
ネル3を上下方向に貫通する形で設けられており、水抜
き穴3bは、戸境壁7に沿って複数設けられている。な
お水抜き穴3bは必要に応じて開口されれば良く、着脱
自在な栓等により床パネル3上と床下空間5c間の通気
を遮断しても良いことは言うまでもない。
【0017】高層マンション1は以上のような構成を有
するので、所定の階のある住戸10において、図示しな
い温度センサ等の火災検知装置等が火災を検知し、ま
た、誤作動により、火災を誤検知してスプリンクラ8を
制御する図示しないスプリンクラ駆動装置に火災を知ら
せると、該火災を知ったスプリンクラ駆動装置は住戸1
0に設けられたスプリンクラ8を駆動し、該スプリンク
ラ8からは、消火水8aを該住戸10の居住空間10a
内に放出し、消火動作を行なう。すると、スプリンクラ
8から放出された消火水8aは、消火動作を行なうと共
に作動したスプリンクラ8が設けられている住戸10の
二重床5のうち床パネル3の化粧床面3aに達する。そ
して、化粧床面3aに達した消火水8aは、床パネル3
と戸境壁7との間に形成される図示しない微少間隙等を
通る形で、かつ水抜き穴3bを通って二重床5の床下空
間5cへ流れ込む。床下空間5cへ流れ込んだ消火水8
aは、二重床5のスラブ2の床面2bに達することな
く、該床面2bを被覆した貯水部10bを成す防水パン
6の防水面6a上の貯水空間6cに貯溜される。そこ
で、スプリンクラ8の誤作動を確認後(若しくは消火活
動終了後)、二重床5の床パネル3に設けられた水抜作
業部4の蓋4bを開いて作業口4aを開口し、水抜き栓
11を水抜き管12の吸込口12aから取外す。する
と、防水パン6の防水面6a上の貯水空間6cに貯溜さ
れていた消火水8aは、防水面6a上を該防水面6aに
形成された勾配に従って流れて、吸込口12aから水抜
き管12内に流入する。該吸込口12aから水抜き管1
2内に流入した消火水8aは、水抜き管12内を流れて
吐出口12bから排水竪管16に排出される。
するので、所定の階のある住戸10において、図示しな
い温度センサ等の火災検知装置等が火災を検知し、ま
た、誤作動により、火災を誤検知してスプリンクラ8を
制御する図示しないスプリンクラ駆動装置に火災を知ら
せると、該火災を知ったスプリンクラ駆動装置は住戸1
0に設けられたスプリンクラ8を駆動し、該スプリンク
ラ8からは、消火水8aを該住戸10の居住空間10a
内に放出し、消火動作を行なう。すると、スプリンクラ
8から放出された消火水8aは、消火動作を行なうと共
に作動したスプリンクラ8が設けられている住戸10の
二重床5のうち床パネル3の化粧床面3aに達する。そ
して、化粧床面3aに達した消火水8aは、床パネル3
と戸境壁7との間に形成される図示しない微少間隙等を
通る形で、かつ水抜き穴3bを通って二重床5の床下空
間5cへ流れ込む。床下空間5cへ流れ込んだ消火水8
aは、二重床5のスラブ2の床面2bに達することな
く、該床面2bを被覆した貯水部10bを成す防水パン
6の防水面6a上の貯水空間6cに貯溜される。そこ
で、スプリンクラ8の誤作動を確認後(若しくは消火活
動終了後)、二重床5の床パネル3に設けられた水抜作
業部4の蓋4bを開いて作業口4aを開口し、水抜き栓
11を水抜き管12の吸込口12aから取外す。する
と、防水パン6の防水面6a上の貯水空間6cに貯溜さ
れていた消火水8aは、防水面6a上を該防水面6aに
形成された勾配に従って流れて、吸込口12aから水抜
き管12内に流入する。該吸込口12aから水抜き管1
2内に流入した消火水8aは、水抜き管12内を流れて
吐出口12bから排水竪管16に排出される。
【0018】以上のように、二重床5を形成してスラブ
2の床面2b上に防水パン6等から成る貯水部10bを
設けることにより、住戸10において、スプリンクラ8
の作動による消火水8a等の水が居住空間10aに放出
されて二重床5の床下空間5cに流れても、スラブ2の
床面2bを被覆する貯水部10bの防水面6aにより、
該水が該床面2bに到達することは阻まれる。よって、
防水機能が高くないスラブ2であっても、該スラブ2に
は水が浸透しないので、該住戸10の階下の住戸10へ
の漏水を防止することができる。また、貯水部10bを
各住戸10毎に形成することにより、住戸10の床下空
間5cに流れた水は、各住戸10毎に貯水部10bを成
す貯水パン6内に貯溜されるので、階下及び同一階の左
右に隣接する住戸10への漏水を防止することができ
る。更に、水抜き管12を防水パン6と排水竪管16を
接続する形で設けることにより、水抜き管12を介して
防水パン6上に貯溜された水を住戸10の外部に排水す
ることができる。よって、二重床5の床下空間5cには
いつまでも水が残留しないので、湿気が残ったり虫がわ
いたりせず、居住空間10aを快適にし得る。更に、防
水パン6を用いることにより、該防水パン6をスラブ2
の床面2b上に設置するだけで貯水部10bが形成され
るので、住戸10に貯水部10bを短時間で容易に形成
することができ、作業効率が良い。更に、防水パン6の
防水面6aに水抜き管12の吸込口12aに向けた勾配
を形成しておくことにより、防水面6a上の水は該勾配
に従って水抜き管12内へ流入するので、防水パン6上
の水を残さず居住空間10aの外部へ排出することがで
き、床下空間5cに湿気等が残らず、居住空間10aを
快適にし得る。更に、二重床5の床パネル3に水抜き穴
3bを設けることにより、床パネル3の化粧床面3a上
の水は水抜き穴3bを通って床下空間5cに流れるの
で、化粧床面3a上の水を迅速に床下空間5cに排出す
ることができる。よって、床パネル3上に長時間に亙り
大量の水が滞留せず、住戸10内の床パネル3上に設置
された家具、AV機器類等への被害を最小限に抑えるこ
とができる。更に、水抜き管12は、住戸10の居住空
間10a(床下空間5c)と排水竪管16とを連通する
形で設けられているが、通常(スプリンクラ8非作動
時)、水抜き栓11により水抜き管12の吸込口12a
を閉塞して水抜き管12内の流れを止水しておくことに
より、排水竪管16内の流れが住戸10内へ逆流するこ
とを防止できる。よって、火災発生時の煙等は遮断され
るので、火災の発生した階から他の階へ煙が排水竪管1
6を介して拡散することが防止されるばかりか、下水の
悪臭等の住戸10への侵入も防ぐことができ、居住空間
10aを安全かつ快適にし得る。
2の床面2b上に防水パン6等から成る貯水部10bを
設けることにより、住戸10において、スプリンクラ8
の作動による消火水8a等の水が居住空間10aに放出
されて二重床5の床下空間5cに流れても、スラブ2の
床面2bを被覆する貯水部10bの防水面6aにより、
該水が該床面2bに到達することは阻まれる。よって、
防水機能が高くないスラブ2であっても、該スラブ2に
は水が浸透しないので、該住戸10の階下の住戸10へ
の漏水を防止することができる。また、貯水部10bを
各住戸10毎に形成することにより、住戸10の床下空
間5cに流れた水は、各住戸10毎に貯水部10bを成
す貯水パン6内に貯溜されるので、階下及び同一階の左
右に隣接する住戸10への漏水を防止することができ
る。更に、水抜き管12を防水パン6と排水竪管16を
接続する形で設けることにより、水抜き管12を介して
防水パン6上に貯溜された水を住戸10の外部に排水す
ることができる。よって、二重床5の床下空間5cには
いつまでも水が残留しないので、湿気が残ったり虫がわ
いたりせず、居住空間10aを快適にし得る。更に、防
水パン6を用いることにより、該防水パン6をスラブ2
の床面2b上に設置するだけで貯水部10bが形成され
るので、住戸10に貯水部10bを短時間で容易に形成
することができ、作業効率が良い。更に、防水パン6の
防水面6aに水抜き管12の吸込口12aに向けた勾配
を形成しておくことにより、防水面6a上の水は該勾配
に従って水抜き管12内へ流入するので、防水パン6上
の水を残さず居住空間10aの外部へ排出することがで
き、床下空間5cに湿気等が残らず、居住空間10aを
快適にし得る。更に、二重床5の床パネル3に水抜き穴
3bを設けることにより、床パネル3の化粧床面3a上
の水は水抜き穴3bを通って床下空間5cに流れるの
で、化粧床面3a上の水を迅速に床下空間5cに排出す
ることができる。よって、床パネル3上に長時間に亙り
大量の水が滞留せず、住戸10内の床パネル3上に設置
された家具、AV機器類等への被害を最小限に抑えるこ
とができる。更に、水抜き管12は、住戸10の居住空
間10a(床下空間5c)と排水竪管16とを連通する
形で設けられているが、通常(スプリンクラ8非作動
時)、水抜き栓11により水抜き管12の吸込口12a
を閉塞して水抜き管12内の流れを止水しておくことに
より、排水竪管16内の流れが住戸10内へ逆流するこ
とを防止できる。よって、火災発生時の煙等は遮断され
るので、火災の発生した階から他の階へ煙が排水竪管1
6を介して拡散することが防止されるばかりか、下水の
悪臭等の住戸10への侵入も防ぐことができ、居住空間
10aを安全かつ快適にし得る。
【0019】なお、上述の実施例においては、住戸10
の貯水部10bをスラブ2の床面2b上に設置した防水
パン6により形成したが、防水性を有し、かつ貯水し得
れば何でも良く、例えば、防水モルタルや、防水塗料等
のような流動性を有する防水材料から成る防水層により
貯水部10bを形成しても良い。即ち、該防水材料を、
スラブ2の床面2b全面を被覆する形で塗布して防水面
(前記防水パン6の防水面6aと同等)を形成し、かつ
その周囲を所定の高さまで立上げる形で(例えば、床面
2bから連続して戸境壁7の所定の高さまで立上げる形
で)塗布して立上り部(前記防水パン6の立上り部6b
と同等)を形成する。すると、スラブ2の床面2b上に
は、これら防水材料から成る、防水面及び立上り部から
形成される防水層が、住戸10の貯水部10bを成す形
で形成される。この場合、スラブ2上に柱等の障害物が
立設していたり、スラブ2の床面2bが複雑な平面形状
であっても、該防水材料の流動性によりそれら障害物や
複雑な形状に柔軟に対応する形で貯水部10bを形成す
ることができるので、施工性が良い。また、上述の実施
例においては、人手を介して水抜き栓11を着脱するこ
とにより、水抜き管12内の流れを止水通水したが、水
抜き栓11の代わりに開閉自在なバルブを水抜き管12
の吸込口12aに設けて水抜き管12内の流れを止水通
水しても良いし、また該バルブを開閉駆動自在にして当
該バルブを遠隔操作することにより、水抜き管12内の
流れを止水通水するようにしても良いことは言うまでも
ない。更に、上述の実施例においては、水抜き管12や
排水竪管16を介して、貯水部10bを成す防水パン6
の貯水空間6cと住戸10の居住空間10a外とを接続
することにより、貯水空間6cに貯溜された水を住戸1
0の居住空間10a外に排出したが、貯水部10bに貯
溜された水を居住空間10a外に排出し得ればどのよう
に排出しても良く、例えば、住戸10の居住空間10a
外に設けられた図示しないバルコニや外廊下に排出する
ようにしても良い。更に、上述の実施例においては、ス
プリンクラ8からの放水による階下への漏水を防止する
場合について述べたが、スプリンクラ8に限らず、温水
暖房装置の故障などによってスラブ2上に水が流出した
場合にも、階下への漏水を防止することができる。
の貯水部10bをスラブ2の床面2b上に設置した防水
パン6により形成したが、防水性を有し、かつ貯水し得
れば何でも良く、例えば、防水モルタルや、防水塗料等
のような流動性を有する防水材料から成る防水層により
貯水部10bを形成しても良い。即ち、該防水材料を、
スラブ2の床面2b全面を被覆する形で塗布して防水面
(前記防水パン6の防水面6aと同等)を形成し、かつ
その周囲を所定の高さまで立上げる形で(例えば、床面
2bから連続して戸境壁7の所定の高さまで立上げる形
で)塗布して立上り部(前記防水パン6の立上り部6b
と同等)を形成する。すると、スラブ2の床面2b上に
は、これら防水材料から成る、防水面及び立上り部から
形成される防水層が、住戸10の貯水部10bを成す形
で形成される。この場合、スラブ2上に柱等の障害物が
立設していたり、スラブ2の床面2bが複雑な平面形状
であっても、該防水材料の流動性によりそれら障害物や
複雑な形状に柔軟に対応する形で貯水部10bを形成す
ることができるので、施工性が良い。また、上述の実施
例においては、人手を介して水抜き栓11を着脱するこ
とにより、水抜き管12内の流れを止水通水したが、水
抜き栓11の代わりに開閉自在なバルブを水抜き管12
の吸込口12aに設けて水抜き管12内の流れを止水通
水しても良いし、また該バルブを開閉駆動自在にして当
該バルブを遠隔操作することにより、水抜き管12内の
流れを止水通水するようにしても良いことは言うまでも
ない。更に、上述の実施例においては、水抜き管12や
排水竪管16を介して、貯水部10bを成す防水パン6
の貯水空間6cと住戸10の居住空間10a外とを接続
することにより、貯水空間6cに貯溜された水を住戸1
0の居住空間10a外に排出したが、貯水部10bに貯
溜された水を居住空間10a外に排出し得ればどのよう
に排出しても良く、例えば、住戸10の居住空間10a
外に設けられた図示しないバルコニや外廊下に排出する
ようにしても良い。更に、上述の実施例においては、ス
プリンクラ8からの放水による階下への漏水を防止する
場合について述べたが、スプリンクラ8に限らず、温水
暖房装置の故障などによってスラブ2上に水が流出した
場合にも、階下への漏水を防止することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内、第1
の発明は、スラブ2等のスラブ躯体及び戸境壁7に囲ま
れた居住空間10aを有する住戸10が積層された高層
マンション1等の建築物において、前記スラブ躯体上
に、二重床5を形成する形で床パネル3等の床部材を設
け、前記スラブ躯体上でかつ前記床部材の下方に、防水
面6aを有する貯水部10b等の貯水手段を、該防水面
により前記スラブ躯体の床面2bを被覆する形で設け、
前記貯水手段に、水抜き管12、排水竪管16等の水抜
き手段を、該貯水手段と前記住戸の居住空間の外部を接
続する形で設けて構成したので、住戸において、スプリ
ンクラの作動による消火水等の水が居住空間に放出され
て二重床の床部材下に流出した水は、スラブ躯体の床面
を被覆する貯水手段の防水面により、該スラブ躯体の床
面に到達することが阻まれる。よって、防水機能が高く
ないスラブ躯体であっても、該スラブ躯体には水が浸透
しないので、階下の住戸への漏水を防止することができ
る。また、貯水手段に貯溜された水を水抜き手段を介し
て居住空間の外部に排出することにより、二重床の床部
材の下にはいつまでも水が残留しないので、湿気等が残
ったり、虫がわいたりせず、居住空間を快適にし得る。
の発明は、スラブ2等のスラブ躯体及び戸境壁7に囲ま
れた居住空間10aを有する住戸10が積層された高層
マンション1等の建築物において、前記スラブ躯体上
に、二重床5を形成する形で床パネル3等の床部材を設
け、前記スラブ躯体上でかつ前記床部材の下方に、防水
面6aを有する貯水部10b等の貯水手段を、該防水面
により前記スラブ躯体の床面2bを被覆する形で設け、
前記貯水手段に、水抜き管12、排水竪管16等の水抜
き手段を、該貯水手段と前記住戸の居住空間の外部を接
続する形で設けて構成したので、住戸において、スプリ
ンクラの作動による消火水等の水が居住空間に放出され
て二重床の床部材下に流出した水は、スラブ躯体の床面
を被覆する貯水手段の防水面により、該スラブ躯体の床
面に到達することが阻まれる。よって、防水機能が高く
ないスラブ躯体であっても、該スラブ躯体には水が浸透
しないので、階下の住戸への漏水を防止することができ
る。また、貯水手段に貯溜された水を水抜き手段を介し
て居住空間の外部に排出することにより、二重床の床部
材の下にはいつまでも水が残留しないので、湿気等が残
ったり、虫がわいたりせず、居住空間を快適にし得る。
【0021】更に、本発明の内、第2の発明は、第1の
発明において、前記貯水手段は、前記スラブ躯体上に設
けられた、貯水空間6cが成型形成された防水パン6で
あるように構成したので、第1の発明に加えて、スラブ
躯体上に防水パンを設置するだけで貯水手段が形成され
るので、住戸に貯水手段を短時間で容易に形成すること
ができ、作業効率が良い。
発明において、前記貯水手段は、前記スラブ躯体上に設
けられた、貯水空間6cが成型形成された防水パン6で
あるように構成したので、第1の発明に加えて、スラブ
躯体上に防水パンを設置するだけで貯水手段が形成され
るので、住戸に貯水手段を短時間で容易に形成すること
ができ、作業効率が良い。
【0022】更に、本発明の内、第3の発明は、第1の
発明において、前記貯水手段が、流動性を有する防水材
料により、前記スラブ躯体の床面を被覆する形で、かつ
その周囲を所定の高さまで立上げる形で塗布形成された
防水層であるように構成したので、第1の発明に加え
て、スラブ躯体上に柱等の障害物が立設していたり、ス
ラブ躯体の床面が複雑な平面形状であっても、防水材料
の流動性によりそれら障害物や複雑な形状に柔軟に対応
する形で貯水手段を形成することができるので、施工性
が良い。
発明において、前記貯水手段が、流動性を有する防水材
料により、前記スラブ躯体の床面を被覆する形で、かつ
その周囲を所定の高さまで立上げる形で塗布形成された
防水層であるように構成したので、第1の発明に加え
て、スラブ躯体上に柱等の障害物が立設していたり、ス
ラブ躯体の床面が複雑な平面形状であっても、防水材料
の流動性によりそれら障害物や複雑な形状に柔軟に対応
する形で貯水手段を形成することができるので、施工性
が良い。
【0023】更に、本発明の内、第4の発明は、第1の
発明において、前記貯水手段を前記住戸毎に設けて構成
したので、第1の発明に加えて、住戸の居住空間におい
て二重床の床部材下に流出した水は、各住戸毎に貯水手
段内に貯溜されるので、階下及び同一階の左右に隣接す
る住戸への漏水を防止することができる。
発明において、前記貯水手段を前記住戸毎に設けて構成
したので、第1の発明に加えて、住戸の居住空間におい
て二重床の床部材下に流出した水は、各住戸毎に貯水手
段内に貯溜されるので、階下及び同一階の左右に隣接す
る住戸への漏水を防止することができる。
【0024】更に、本発明の内、第5の発明は、第1の
発明において、前記貯水手段の防水面に、前記水抜き手
段に向けた勾配を形成して構成したので、第1の発明に
加えて、貯水手段の防水面上の水は、該勾配に従って水
抜き手段内へ流入するので、貯水手段内の水を残さず居
住空間の外部へ排出することができ、住戸の二重床の床
部材下に湿気等が残らず居住空間内を快適にし得る。
発明において、前記貯水手段の防水面に、前記水抜き手
段に向けた勾配を形成して構成したので、第1の発明に
加えて、貯水手段の防水面上の水は、該勾配に従って水
抜き手段内へ流入するので、貯水手段内の水を残さず居
住空間の外部へ排出することができ、住戸の二重床の床
部材下に湿気等が残らず居住空間内を快適にし得る。
【0025】更に、本発明の内、第6の発明は、第1の
発明において、前記床部材に、水抜き穴3bを該床部材
を貫通させる形で設けて構成したので、第1の発明に加
えて、床部材上の水は水抜き穴を通って床部材下に流れ
るので、床部材上の水を迅速に該床部材下に排出するこ
とができる。よって、床部材上に長時間に亙り大量の水
が滞留せず、住戸内の該床部材上に設置された家具、A
V機器類等への被害を最小限に抑えることができる。
発明において、前記床部材に、水抜き穴3bを該床部材
を貫通させる形で設けて構成したので、第1の発明に加
えて、床部材上の水は水抜き穴を通って床部材下に流れ
るので、床部材上の水を迅速に該床部材下に排出するこ
とができる。よって、床部材上に長時間に亙り大量の水
が滞留せず、住戸内の該床部材上に設置された家具、A
V機器類等への被害を最小限に抑えることができる。
【0026】更に、本発明の内、第7の発明は、第1の
発明において、前記水抜き手段に、水抜き栓11等の閉
塞手段を、前記貯水手段と前記住戸の居住空間の外部と
の間を開口閉塞し得る形で設けて構成したので、第1の
発明に加えて、居住空間内外が常時連通した状態になる
ことを防止することが出来、火災発生時の煙が炎火災の
発生した階から他の階へ拡散することを防止できるの
で、居住空間内を安全かつ快適にし得る。
発明において、前記水抜き手段に、水抜き栓11等の閉
塞手段を、前記貯水手段と前記住戸の居住空間の外部と
の間を開口閉塞し得る形で設けて構成したので、第1の
発明に加えて、居住空間内外が常時連通した状態になる
ことを防止することが出来、火災発生時の煙が炎火災の
発生した階から他の階へ拡散することを防止できるの
で、居住空間内を安全かつ快適にし得る。
【図1】図1は、本発明による床構造が適用された高層
マンションの床構造の一実施例を示す模式的な破断側面
図である。
マンションの床構造の一実施例を示す模式的な破断側面
図である。
1……建築物(高層マンション) 2……スラブ躯体(スラブ) 2b……床面 3……床部材(床パネル) 5……二重床 6……防水パン 6a……防水面 6c……貯水空間 7……戸境壁 10……住戸 10a……居住空間 10b……貯水手段(貯水部) 11……閉塞手段(水抜き栓) 12……水抜き手段(水抜き管) 16……水抜き手段(排水竪管)
Claims (7)
- 【請求項1】 スラブ躯体及び戸境壁に囲まれた居住空
間を有する住戸が積層された建築物において、 前記スラブ躯体上に、二重床を形成する形で床部材を設
け、 前記スラブ躯体上でかつ前記床部材の下方に、防水面を
有する貯水手段を、該防水面により前記スラブ躯体の床
面を被覆する形で設け、 前記貯水手段に、水抜き手段を、該貯水手段と前記住戸
の居住空間の外部を接続する形で設けて構成した床構
造。 - 【請求項2】 前記貯水手段は、前記スラブ躯体上に設
けられた、貯水空間が成型形成された防水パンである請
求項1記載の床構造。 - 【請求項3】 前記貯水手段が、流動性を有する防水材
料により、前記スラブ躯体の床面を被覆する形で、かつ
その周囲を所定の高さまで立上げる形で塗布形成された
防水層である請求項1記載の床構造。 - 【請求項4】 前記貯水手段を前記住戸毎に設けて構成
した請求項1記載の床構造。 - 【請求項5】 前記貯水手段の防水面に、前記水抜き手
段に向けた勾配を形成して構成した請求項1記載の床構
造。 - 【請求項6】 前記床部材に、水抜き穴を該床部材を貫
通させる形で設けて構成した請求項1記載の床構造。 - 【請求項7】 前記水抜き手段に、閉塞手段を、前記貯
水手段と前記住戸の居住空間の外部との間を開口閉塞し
得る形で設けて構成した請求項1記載の床構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28878694A JPH08128143A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28878694A JPH08128143A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 床構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08128143A true JPH08128143A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17734709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28878694A Pending JPH08128143A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 床構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08128143A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106088466A (zh) * | 2016-07-27 | 2016-11-09 | 灌阳县陈工选矿机械制造有限公司 | 一种降温建筑板材 |
| CN106193447A (zh) * | 2016-07-27 | 2016-12-07 | 灌阳县陈工选矿机械制造有限公司 | 一种自动降温建筑板材 |
-
1994
- 1994-10-28 JP JP28878694A patent/JPH08128143A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106088466A (zh) * | 2016-07-27 | 2016-11-09 | 灌阳县陈工选矿机械制造有限公司 | 一种降温建筑板材 |
| CN106193447A (zh) * | 2016-07-27 | 2016-12-07 | 灌阳县陈工选矿机械制造有限公司 | 一种自动降温建筑板材 |
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