JPH08128496A - 液封入防振装置 - Google Patents
液封入防振装置Info
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- JPH08128496A JPH08128496A JP28887194A JP28887194A JPH08128496A JP H08128496 A JPH08128496 A JP H08128496A JP 28887194 A JP28887194 A JP 28887194A JP 28887194 A JP28887194 A JP 28887194A JP H08128496 A JPH08128496 A JP H08128496A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 動ばね定数の調整機能を有する独立気泡の発
泡体を内蔵する液封入防振装置において、上記発泡体が
絞り流路の封入液の流通を妨げるのを防止し、絞り流路
の機能を効果的に発揮させる。 【構成】 厚肉の防振ゴム体1の内部を主液室Aとな
し、その下方に仕切板3にて主液室Aと区画され、薄肉
のゴム膜2を室壁とする副液室Bを設ける。これら液室
A、Bを絞り流路4にて連通し、主液室Aには、互いに
独立する多数の気泡を内包し、動ばね定数の調整機能を
有する発泡体8を配設する。主液室Aに面する仕切板3
に貫通孔を設けて、主液室Aと絞り流路4を連通する連
通孔31となし、かつ該連通孔31の外周縁の少なくと
も一部を上方に延出せしめて、発泡体8が連通孔31に
密着するのを防止する規制壁32となす。
泡体を内蔵する液封入防振装置において、上記発泡体が
絞り流路の封入液の流通を妨げるのを防止し、絞り流路
の機能を効果的に発揮させる。 【構成】 厚肉の防振ゴム体1の内部を主液室Aとな
し、その下方に仕切板3にて主液室Aと区画され、薄肉
のゴム膜2を室壁とする副液室Bを設ける。これら液室
A、Bを絞り流路4にて連通し、主液室Aには、互いに
独立する多数の気泡を内包し、動ばね定数の調整機能を
有する発泡体8を配設する。主液室Aに面する仕切板3
に貫通孔を設けて、主液室Aと絞り流路4を連通する連
通孔31となし、かつ該連通孔31の外周縁の少なくと
も一部を上方に延出せしめて、発泡体8が連通孔31に
密着するのを防止する規制壁32となす。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のエンジンマウント
等として使用される液封入防振装置に関する。
等として使用される液封入防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液封入タイプの防振装置は、一般に、厚
肉の防振ゴム体を室壁とする主液室と、薄肉のゴム膜を
室壁とし、上記主液室と仕切板にて区画される副液室と
を有する。これら液室は絞り流路にて連通しており、該
絞り流路を封入液が流通する際の流体抵抗によって振動
減衰がなされるようになしてある。
肉の防振ゴム体を室壁とする主液室と、薄肉のゴム膜を
室壁とし、上記主液室と仕切板にて区画される副液室と
を有する。これら液室は絞り流路にて連通しており、該
絞り流路を封入液が流通する際の流体抵抗によって振動
減衰がなされるようになしてある。
【0003】ところで、上記従来の液封入防振マウント
は、振動周波数が増加するにつれて動ばね定数が高くな
り、比較的高周波側の領域における振動吸収効果が小さ
いという問題があった。これを解決するため種々の改良
が成されており、例えば、実公昭61−39865号公
報には、液室の少なくとも一方に、独立気泡のフォーム
材料よりなるシートを内蔵させることが提案されてい
る。上記シートは独立する多数の気泡内に存在する気体
が収縮、復元する過程で振動を減衰させる機能を有し、
高周波数領域での動ばね定数の低減に有効であることが
知られている。
は、振動周波数が増加するにつれて動ばね定数が高くな
り、比較的高周波側の領域における振動吸収効果が小さ
いという問題があった。これを解決するため種々の改良
が成されており、例えば、実公昭61−39865号公
報には、液室の少なくとも一方に、独立気泡のフォーム
材料よりなるシートを内蔵させることが提案されてい
る。上記シートは独立する多数の気泡内に存在する気体
が収縮、復元する過程で振動を減衰させる機能を有し、
高周波数領域での動ばね定数の低減に有効であることが
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記フォーム材料より
なるシートは、例えば接着剤で主液室の室壁に固定され
るが、封入液はエチレングリコールが主体であるため、
接着の信頼性が低く、長期使用により上記シートが剥離
するという問題があった。上記シートが主液室内で移動
可能となると、封入液が絞り流路を流通する際の負圧
で、上記シートの端部が絞り流路の入口に吸いこまれる
おそれがあり、封入液の流通を妨げて、絞り流路による
振動吸収効果を十分発揮できないという不具合があっ
た。
なるシートは、例えば接着剤で主液室の室壁に固定され
るが、封入液はエチレングリコールが主体であるため、
接着の信頼性が低く、長期使用により上記シートが剥離
するという問題があった。上記シートが主液室内で移動
可能となると、封入液が絞り流路を流通する際の負圧
で、上記シートの端部が絞り流路の入口に吸いこまれる
おそれがあり、封入液の流通を妨げて、絞り流路による
振動吸収効果を十分発揮できないという不具合があっ
た。
【0005】しかして、本発明の目的は、独立気泡のフ
ォーム材料よりなるシートを内蔵する液封入防振装置に
おいて、上記シートが絞り流路の入口を塞いで絞り流路
への封入液の流通を妨げるのを防止し、広い周波数領域
で優れた振動吸収特性を示す液封入防振装置を実現する
ことにある。
ォーム材料よりなるシートを内蔵する液封入防振装置に
おいて、上記シートが絞り流路の入口を塞いで絞り流路
への封入液の流通を妨げるのを防止し、広い周波数領域
で優れた振動吸収特性を示す液封入防振装置を実現する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成を図1に示すと、液封入防振装置は、厚
肉の防振ゴム体1の下半部を中空としてその内部を主液
室Aとなし、その下方に仕切板3にて上記主液室Aと区
画され、薄肉のゴム膜2を室壁とする副液室Bを設けて
ある。これら液室A、Bは絞り流路4にて連通せしめら
れ、また、上記主液室Aには、互いに独立する多数の気
泡を内包し、動ばね定数の調整機能を有する発泡体8を
配設してある。上記主液室Aに面する上記仕切板3には
貫通孔を設けて上記主液室Aと上記絞り流路4を連通す
る連通孔31となしてあり、該連通孔31は外周縁の少
なくとも一部を上方に延出せしめて、上記発泡体8が上
記連通孔31に密着するのを防止する規制壁32となし
てある(請求項1)。
の本発明の構成を図1に示すと、液封入防振装置は、厚
肉の防振ゴム体1の下半部を中空としてその内部を主液
室Aとなし、その下方に仕切板3にて上記主液室Aと区
画され、薄肉のゴム膜2を室壁とする副液室Bを設けて
ある。これら液室A、Bは絞り流路4にて連通せしめら
れ、また、上記主液室Aには、互いに独立する多数の気
泡を内包し、動ばね定数の調整機能を有する発泡体8を
配設してある。上記主液室Aに面する上記仕切板3には
貫通孔を設けて上記主液室Aと上記絞り流路4を連通す
る連通孔31となしてあり、該連通孔31は外周縁の少
なくとも一部を上方に延出せしめて、上記発泡体8が上
記連通孔31に密着するのを防止する規制壁32となし
てある(請求項1)。
【0007】あるいは、図4の如く、上記主液室Aに面
する防振ゴム体1の一部を凹陥せしめて該凹陥部12内
に上記発泡体8を配し、上記凹陥部12の開口端縁を内
方に延出せしめて上記発泡体8を上記凹陥部内に保持す
るための保持部13を設けた構成としてもよい(請求項
2)。
する防振ゴム体1の一部を凹陥せしめて該凹陥部12内
に上記発泡体8を配し、上記凹陥部12の開口端縁を内
方に延出せしめて上記発泡体8を上記凹陥部内に保持す
るための保持部13を設けた構成としてもよい(請求項
2)。
【0008】さらに、図5の如く、上記主液室Aの室壁
に固定せしめて下方に開口する容器状の金属板9を配設
し、該金属板9内に上記発泡体8を配するともに、上記
金属板9の端縁を内方に屈曲せしめて保持部92となし
てもよい(請求項3)。ここで、上記金属板9として
は、例えば、上記防振ゴム体1との間に形成される空間
に封入液を流通させて振動吸収特性を改良する特性改良
板または上記防振ゴム体の過度の振動を規制するストッ
パ板を利用することができる(請求項4)。
に固定せしめて下方に開口する容器状の金属板9を配設
し、該金属板9内に上記発泡体8を配するともに、上記
金属板9の端縁を内方に屈曲せしめて保持部92となし
てもよい(請求項3)。ここで、上記金属板9として
は、例えば、上記防振ゴム体1との間に形成される空間
に封入液を流通させて振動吸収特性を改良する特性改良
板または上記防振ゴム体の過度の振動を規制するストッ
パ板を利用することができる(請求項4)。
【0009】
【作用】請求項1の構成では、上記連通孔31の周囲に
規制壁32を設けたので、上記発泡体8はこれに妨げら
れて上記連通孔31に密着することはない。請求項2〜
4の構成では、上記発泡体8は防振ゴム体1に設けた上
記凹陥部12内または金属板9内に保持されており、保
持部13、92によりその移動が規制されるので、上記
発泡体8が上記仕切板3に設けられる上記連通孔31に
近づくことはない。従って、上記連通孔31を閉鎖する
おそれが小さく、封入液の流通を妨げないので、絞り流
路4による振動吸収作用を効果的に発揮することができ
る。
規制壁32を設けたので、上記発泡体8はこれに妨げら
れて上記連通孔31に密着することはない。請求項2〜
4の構成では、上記発泡体8は防振ゴム体1に設けた上
記凹陥部12内または金属板9内に保持されており、保
持部13、92によりその移動が規制されるので、上記
発泡体8が上記仕切板3に設けられる上記連通孔31に
近づくことはない。従って、上記連通孔31を閉鎖する
おそれが小さく、封入液の流通を妨げないので、絞り流
路4による振動吸収作用を効果的に発揮することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1(A)、(B)は本発明の第1の実施例で、厚肉の防
振ゴム体1は、中空とした下半部内を主液室Aとなして
ある。上記防振ゴム体1の下方には、その下端開口を閉
鎖するように薄肉のゴム膜2が配してあり、該ゴム膜2
の上部に副液室Bを形成している。上記主液室Aと上記
副液室Bとは、上記ゴム膜2の上方に配設した金属板材
よりなる仕切板3により区画されている。
1(A)、(B)は本発明の第1の実施例で、厚肉の防
振ゴム体1は、中空とした下半部内を主液室Aとなして
ある。上記防振ゴム体1の下方には、その下端開口を閉
鎖するように薄肉のゴム膜2が配してあり、該ゴム膜2
の上部に副液室Bを形成している。上記主液室Aと上記
副液室Bとは、上記ゴム膜2の上方に配設した金属板材
よりなる仕切板3により区画されている。
【0011】上記防振ゴム体1の外周には金属側板5が
接合してある。一方、上記ゴム膜2は下方に配設した容
器状の金属製支持板6にて支持され、上記ゴム膜2およ
び支持板6の外周縁は上記仕切板3の外周縁とともに上
記側板5の下端部内に挟持される。
接合してある。一方、上記ゴム膜2は下方に配設した容
器状の金属製支持板6にて支持され、上記ゴム膜2およ
び支持板6の外周縁は上記仕切板3の外周縁とともに上
記側板5の下端部内に挟持される。
【0012】上記主液室A内には、その上部壁に沿って
皿状の金属製ストッパ板7が配設してある。上記ストッ
パ板7の中心部はボルト11にて防振ゴム体1に固定さ
れている。上記ストッパ板7の外周部は、通常状態では
上記防振ゴム体1からやや離れて位置するが、大振動が
入力して防振ゴム体1が激しく上下動すると、ストッパ
板7上面が防振ゴム体1に当接してそれ以上の変形を抑
制するようになしてある。上記ボルト11は防振ゴム体
1を貫通して延び、エンジン等の振動体に連結される。
一方、上記支持板6の底面には車両本体に連結されるボ
ルト61が立設してある。
皿状の金属製ストッパ板7が配設してある。上記ストッ
パ板7の中心部はボルト11にて防振ゴム体1に固定さ
れている。上記ストッパ板7の外周部は、通常状態では
上記防振ゴム体1からやや離れて位置するが、大振動が
入力して防振ゴム体1が激しく上下動すると、ストッパ
板7上面が防振ゴム体1に当接してそれ以上の変形を抑
制するようになしてある。上記ボルト11は防振ゴム体
1を貫通して延び、エンジン等の振動体に連結される。
一方、上記支持板6の底面には車両本体に連結されるボ
ルト61が立設してある。
【0013】上記仕切板3は上方に突出する中央部とそ
の下端縁より外方に張り出す外周部とからなる。上記ゴ
ム膜2は厚肉とした外周部上面に環状の溝を形成してあ
り、その上面に上記仕切板3を覆着することにより、上
記環状溝と仕切板3の外周部との間に環状の空間を形成
して絞り流路4となしている。上記ゴム膜2の外周部内
には、上記絞り流路4に沿って補強用のインサート板2
1が埋設してある。
の下端縁より外方に張り出す外周部とからなる。上記ゴ
ム膜2は厚肉とした外周部上面に環状の溝を形成してあ
り、その上面に上記仕切板3を覆着することにより、上
記環状溝と仕切板3の外周部との間に環状の空間を形成
して絞り流路4となしている。上記ゴム膜2の外周部内
には、上記絞り流路4に沿って補強用のインサート板2
1が埋設してある。
【0014】上記主液室A内の上記ストッパ板7の下方
には、上記仕切板3中央部とほぼ同径の円板状の発泡体
8が配してある。上記発泡体8は互いに独立する多数の
気泡を内包するもので、上記主液室A内に浮遊してお
り、液圧の上昇を気泡内に含有する気体の圧縮によって
緩和する作用を有する。上記発泡体8は、例えばゴム材
または樹脂材よりなるが、耐溶剤性に優れ、気体が透過
しにくい、EPDMまたはブチルゴム等のゴム材料で構
成するのがよい。上記発泡体8による動ばね定数の調整
は、発泡体8の体積、すなわち気泡に含有される気体の
総体積を変更することによって行なわれ、一般に、発泡
体8の体積が増加するにつれて動ばね定数が低下する傾
向にある。
には、上記仕切板3中央部とほぼ同径の円板状の発泡体
8が配してある。上記発泡体8は互いに独立する多数の
気泡を内包するもので、上記主液室A内に浮遊してお
り、液圧の上昇を気泡内に含有する気体の圧縮によって
緩和する作用を有する。上記発泡体8は、例えばゴム材
または樹脂材よりなるが、耐溶剤性に優れ、気体が透過
しにくい、EPDMまたはブチルゴム等のゴム材料で構
成するのがよい。上記発泡体8による動ばね定数の調整
は、発泡体8の体積、すなわち気泡に含有される気体の
総体積を変更することによって行なわれ、一般に、発泡
体8の体積が増加するにつれて動ばね定数が低下する傾
向にある。
【0015】上記仕切板3には、図1(B)に示すよう
に、上記主液室Aに面する外周部に貫通孔を設けて、上
記主液室Aと絞り流路4とを連通する連通孔31となし
てある。上記連通孔31は略矩形でその一辺を斜め上方
に延出せしめてあり、上記発泡体8が密着するのを防止
する規制壁32となしてある。この規制壁32は、通
常、図2のように打ち抜いてしまう連通孔31を、完全
に打ち抜かずに、3辺に切り込みを入れてこれを斜め上
方に起こすようにプレス加工することで容易に形成でき
る。なお、上記ゴム膜2には、絞り流路4を構成するゴ
ム膜2の溝の一部を切り欠いて上記副液室Bと絞り流路
4とを連通する連通孔22を設けてある。
に、上記主液室Aに面する外周部に貫通孔を設けて、上
記主液室Aと絞り流路4とを連通する連通孔31となし
てある。上記連通孔31は略矩形でその一辺を斜め上方
に延出せしめてあり、上記発泡体8が密着するのを防止
する規制壁32となしてある。この規制壁32は、通
常、図2のように打ち抜いてしまう連通孔31を、完全
に打ち抜かずに、3辺に切り込みを入れてこれを斜め上
方に起こすようにプレス加工することで容易に形成でき
る。なお、上記ゴム膜2には、絞り流路4を構成するゴ
ム膜2の溝の一部を切り欠いて上記副液室Bと絞り流路
4とを連通する連通孔22を設けてある。
【0016】上記構成において、振動入力により、上記
主液室A内の内圧が高まると、封入液は、上記連通孔3
1より絞り流路4内に導入されて絞り流路4内を流通
し、上記連通孔22を経て上記副液室B内に流入する。
主液室A内の内圧が高まると、封入液は、上記連通孔3
1より絞り流路4内に導入されて絞り流路4内を流通
し、上記連通孔22を経て上記副液室B内に流入する。
【0017】この時、封入液の移動に伴って上記連通孔
31付近に負圧が生じ、上記発泡体が吸い寄せられるお
それがあるが、上記連通孔31上部を覆う上記規制壁3
2により上記発泡体8の接近が阻まれ、上記連通孔31
を閉鎖するのを抑制する。従って、絞り流路4への封入
液の流通を妨げることがなく、その作用を十分発揮する
ことができる。また、上記規制壁32は、本来打ち抜か
れる部分を利用しているのでコストを増加させることが
ない。
31付近に負圧が生じ、上記発泡体が吸い寄せられるお
それがあるが、上記連通孔31上部を覆う上記規制壁3
2により上記発泡体8の接近が阻まれ、上記連通孔31
を閉鎖するのを抑制する。従って、絞り流路4への封入
液の流通を妨げることがなく、その作用を十分発揮する
ことができる。また、上記規制壁32は、本来打ち抜か
れる部分を利用しているのでコストを増加させることが
ない。
【0018】なお、上記規制壁32を形成する位置は特
に制限されるものではなく、図3のように、略矩形の上
記連通孔31の対向する二辺を上方に延出せしめて形成
してもよい。このように、上記連通孔31外周縁の少な
くとも一部に規制壁32を形成すれば、規制壁32を設
けない上記図2の構成のものに比べ、発泡体8の吸い付
きのおそれは著しく低下する。さらに、本実施例では、
仕切板3の中央部を上方に突出させ、1段低い外周部に
連通孔31を設けたので、発泡体8は連通孔31により
近づきにくくなる。
に制限されるものではなく、図3のように、略矩形の上
記連通孔31の対向する二辺を上方に延出せしめて形成
してもよい。このように、上記連通孔31外周縁の少な
くとも一部に規制壁32を形成すれば、規制壁32を設
けない上記図2の構成のものに比べ、発泡体8の吸い付
きのおそれは著しく低下する。さらに、本実施例では、
仕切板3の中央部を上方に突出させ、1段低い外周部に
連通孔31を設けたので、発泡体8は連通孔31により
近づきにくくなる。
【0019】図4は本発明の第2の実施例である。本実
施例では、主液室Aの上部壁を構成する防振ゴム体1を
凹陥せしめて、該凹陥部12内に、上記発泡体8を配設
している。上記凹陥部12は、開口端縁の全周を内方に
延出せしめて、保持部13となしてあり、その開口径が
上記発泡体8の径より小さくなるようにしてある。しか
して、上記発泡体8は保持部13によりその移動が規制
されて上記凹陥部12内に保持されるので、上記連通孔
31を閉鎖するおそれはない。なお、上記発泡体8は、
上記凹陥部12内で移動可能としても、上記凹陥部12
内に圧入固定されていてもよい。
施例では、主液室Aの上部壁を構成する防振ゴム体1を
凹陥せしめて、該凹陥部12内に、上記発泡体8を配設
している。上記凹陥部12は、開口端縁の全周を内方に
延出せしめて、保持部13となしてあり、その開口径が
上記発泡体8の径より小さくなるようにしてある。しか
して、上記発泡体8は保持部13によりその移動が規制
されて上記凹陥部12内に保持されるので、上記連通孔
31を閉鎖するおそれはない。なお、上記発泡体8は、
上記凹陥部12内で移動可能としても、上記凹陥部12
内に圧入固定されていてもよい。
【0020】図5は本発明の第3の実施例である。本実
施例では、主液室Aの室壁を構成する防振ゴム体1の内
壁面を断面M字形に成形し、この内壁面にほぼ沿う形状
の金属板9を配してある。該金属板9はその上面中央
を、防振ゴム体1に貫設した連結部14に固定せしめて
あり、金属板9と防振ゴム体1とで形成される環状空間
91に封入液を流通させて振動特性を改良する、公知の
特性改良板となしている。上記金属板9の下半部内には
上記発泡体8が配設されており、上記金属板9の下端縁
を内方に屈曲せしめて上記発泡体8の移動を規制する保
持部92となしてある。かくして、上記発泡体8は上記
金属板9内に確実に保持されるので、上記連通孔31を
閉鎖するおそれはない。
施例では、主液室Aの室壁を構成する防振ゴム体1の内
壁面を断面M字形に成形し、この内壁面にほぼ沿う形状
の金属板9を配してある。該金属板9はその上面中央
を、防振ゴム体1に貫設した連結部14に固定せしめて
あり、金属板9と防振ゴム体1とで形成される環状空間
91に封入液を流通させて振動特性を改良する、公知の
特性改良板となしている。上記金属板9の下半部内には
上記発泡体8が配設されており、上記金属板9の下端縁
を内方に屈曲せしめて上記発泡体8の移動を規制する保
持部92となしてある。かくして、上記発泡体8は上記
金属板9内に確実に保持されるので、上記連通孔31を
閉鎖するおそれはない。
【0021】このように、主液室Aの壁面に固定される
公知の金属板を利用して上記発泡体8を保持せしめれ
ば、部品点数を増加することがなく、容易に防振性能を
改善することができる。なお、上記第1実施例のストッ
パ板7の形状を変更して発泡体8を保持する空間を形成
してももちろんよい。
公知の金属板を利用して上記発泡体8を保持せしめれ
ば、部品点数を増加することがなく、容易に防振性能を
改善することができる。なお、上記第1実施例のストッ
パ板7の形状を変更して発泡体8を保持する空間を形成
してももちろんよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように、絞り流路の入口に規制壁
を設け、あるいは独立気泡の発泡体を主液室内に形成し
た空間内に保持することで、上記発泡体が絞り流路の入
口に密着し、これを閉鎖するのを抑制することができ
る。従って、絞り流路による振動減衰作用を十分発揮で
き、さらに発泡体により動ばね定数の低減が可能である
ので、液封入防振装置の防振性能を大幅に向上すること
ができる。しかも、従来部品の形状変更により作製でき
るので、部品点数を増加させず、低コストである。
を設け、あるいは独立気泡の発泡体を主液室内に形成し
た空間内に保持することで、上記発泡体が絞り流路の入
口に密着し、これを閉鎖するのを抑制することができ
る。従って、絞り流路による振動減衰作用を十分発揮で
き、さらに発泡体により動ばね定数の低減が可能である
ので、液封入防振装置の防振性能を大幅に向上すること
ができる。しかも、従来部品の形状変更により作製でき
るので、部品点数を増加させず、低コストである。
【図1】本発明の第1の実施例で、図1(A)は液封入
防振装置の全体断面図、図1(B)は図1(A)の部分
拡大断面図である。
防振装置の全体断面図、図1(B)は図1(A)の部分
拡大断面図である。
【図2】図2は従来の連通孔形状を示す部分拡大断面図
である。
である。
【図3】図3は規制壁の他の形状の例を示す部分拡大断
面図である。
面図である。
【図4】本発明の第2の実施例で液封入防振装置の全体
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例で液封入防振装置の全体
断面図である。
断面図である。
A 主液室 B 副液室 1 防振ゴム体 12 凹陥部 13 保持部 2 ゴム膜 22 連通孔 3 仕切板 31 連通孔 32 規制壁 4 絞り流路 5 側板 6 支持板 7 ストッパ板 8 発泡体 9 金属板 92 保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中垣 理 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 波間 太 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 安藤 厚志 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 厚肉の防振ゴム体の下半部を中空として
その内部を主液室となし、その下方に仕切板にて上記主
液室と区画され、薄肉のゴム膜を室壁とする副液室を設
けて、これら液室を絞り流路にて連通せしめるととも
に、上記主液室内に、互いに独立する多数の気泡を内包
し、動ばね定数の調整機能を有する発泡体を配設した液
封入防振装置において、上記主液室に面する上記仕切板
に貫通孔を設けて、上記主液室と上記絞り流路を連通す
る連通孔となし、かつ該連通孔の外周縁の少なくとも一
部を上方に延出せしめて、上記発泡体が上記連通孔に密
着するのを防止する規制壁となしたことを特徴とする液
封入防振装置。 - 【請求項2】 厚肉の防振ゴム体の下半部を中空として
その内部を主液室となし、その下方に仕切板にて上記主
液室と区画され、薄肉のゴム膜を室壁とする副液室を設
けて、これら液室を絞り流路にて連通せしめるととも
に、上記主液室内に、互いに独立する多数の気泡を内包
し、動ばね定数の調整機能を有する発泡体を配設した液
封入防振装置において、上記主液室に面する防振ゴム体
の一部を凹陥せしめて該凹陥部内に上記発泡体を配する
とともに、上記凹陥部の開口端縁を内方に延出せしめ
て、上記発泡体を上記凹陥部内に保持する保持部となし
たことを特徴とする液封入防振装置。 - 【請求項3】 厚肉の防振ゴム体の下半部を中空として
その内部を主液室となし、その下方に仕切板にて上記主
液室と区画され、薄肉のゴム膜を室壁とする副液室を設
けて、これら液室を絞り流路にて連通せしめるととも
に、上記主液室内に、互いに独立する多数の気泡を内包
し、動ばね定数の調整機能を有する発泡体を配設した液
封入防振装置において、上記主液室の室壁に固定せしめ
て下方に開口する容器状の金属板を配設し、該金属板内
に上記発泡体を配するともに、上記金属板の端縁を内方
に屈曲せしめて、上記金属板内に上記発泡体を保持する
保持部となしたことを特徴とする液封入防振装置。 - 【請求項4】 上記金属板が、上記防振ゴム体との間に
形成される空間に封入液を流通させて振動吸収特性を改
良する特性改良板または上記防振ゴム体の過度の振動を
規制するストッパ板を兼ねる請求項3記載の液封入防振
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28887194A JPH08128496A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 液封入防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28887194A JPH08128496A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 液封入防振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08128496A true JPH08128496A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17735843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28887194A Pending JPH08128496A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 液封入防振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08128496A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101511533B1 (ko) * | 2009-11-16 | 2015-04-13 | 현대자동차주식회사 | 유체봉입식 엔진 마운트 |
-
1994
- 1994-10-28 JP JP28887194A patent/JPH08128496A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101511533B1 (ko) * | 2009-11-16 | 2015-04-13 | 현대자동차주식회사 | 유체봉입식 엔진 마운트 |
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