JPH08128558A - ボールバルブ - Google Patents

ボールバルブ

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JPH08128558A
JPH08128558A JP28861994A JP28861994A JPH08128558A JP H08128558 A JPH08128558 A JP H08128558A JP 28861994 A JP28861994 A JP 28861994A JP 28861994 A JP28861994 A JP 28861994A JP H08128558 A JPH08128558 A JP H08128558A
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ball
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cylinder
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Kiyoshi Murata
清 村田
Sadayuki Nakanishi
定之 中西
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Osaka Gas Co Ltd
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Kitz Corp
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボール状弁体が回転する時にバルブシートが
ボール状弁体から離れていて、バルブシートが摩耗や損
傷をせず、アクチュエータの出力が小さくてよいボール
バルブにおいて、内部流体を外部に漏らすことが全くな
いようにする。 【構成】 インナーリング6の環状段部6aとバルブ本
体2の環状段部2aとの間に形成した内径D1 がシール
径D2 より小さく外径D3 がシール径D2 より大きい密
室12を、アクチュエータ24の開側シリンダ25への
圧力流体とばね23とによって作動する切替弁13によ
って、副シリンダ18と上流側流路3のいずれかに連通
するよう切替える構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として燃料用ガスを
輸送するパイプラインに用いられるバルブシート組立品
を備えたボールバルブに関し、特に、ボール状弁体の開
閉回転作動時にバルブシート組立品がボール状弁体の周
面から離脱するようにしたボールバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】主として燃料用ガスを輸送するパイプラ
インに用いられるボールバルブは、バルブ本体の流路内
に流体の流れ方向に一定距離だけ移動することができる
バルブシート組立品が装着されており、このバルブシー
ト組立品に組込まれた環状のバルブシートがボール状弁
体の周面に接触して流体のシールを行うようになってい
る。ところで、バルブシートとボール状弁体の周面との
接触は、ボール状弁体に貫通流路が設けてあるために、
全開及び全閉の位置では全周で接触するもののボール状
弁体が回転するに従って部分接触することになり、この
ことがバルブシートの不均斉な摩耗や損傷を生じさせ、
長期間使用の際の流体漏洩の原因になる。更に、バルブ
シートには弾性に優れシール性の良いゴムなどが用いら
れることが多いが、このためバルブシートとボール状弁
体との間の摩擦抵抗が大きく、ボール状弁体を回転させ
るためのアクチュエータの出力を大きくする必要があ
る。
【0003】図10は、このような問題を解決するため
に、ボール状弁体を回転するのに先立ってバルブシート
組立品をボール状弁体から離すようにした従来のボール
バルブの構造の一例を示した部分縦断面図であって、特
公昭58−25186号公報に示されたものである。
【0004】図10において、バルブ本体81の上流側
流路82内に矢印Bで示した流体の流れ方向に一定距離
だけ移動できるように、バルブシート組立品83が装着
されている。バルブシート組立品83は、環状のバルブ
シート84をインナーリング85とアウターリング86
で挾み込んで保持し、アウターリング86はボルト87
によってインナーリング85から抜け出ないように止め
られている。
【0005】インナーリング85の環状段部85aとこ
れに対応するバルブ本体81の環状段部81aとで環状
の密室88が形成されており、この密室88の内径d1
はバルブシート84のシール径d2 よりも小さく、また
密室88の外径d3 はバルブシート84のシール径d2
よりも大きい。更に、この密室88は切替弁89によっ
て上流側流路82に通ずる流路90か外気に通ずる流路
91のいずれか一方に連通するようになっており、この
切替弁89は、管92又は93から送られた圧力流体に
よって流路90を閉じ、ばね94の反発力によって流路
91を閉じるようになっている。なお、密室88は、そ
の外径部と内径部におけるインナーリング85とバルブ
本体81との接触部にOリング95及び96が装着され
て、密封状の構造にされ、密室88と切替弁89とは流
路97によって連通されている。98はボール状弁体で
ある。
【0006】図10はボール状弁体98が閉弁状態にな
っている場合を示しており、管92及び93は圧力流体
源には通じていないで大気圧になっており、このため切
替弁89の弁体99がばね94の反発力によって上方に
持ち上げられ、密室88は流路97及び90を通して上
流側流路82に通じており、流路91が閉じられて外気
とは通じていない。このため、π/4(d3 2−d2 2)の
面積に作用する上流側流路82の流体の圧力とばね10
0の反発力によって、バルブシート組立品83がボール
状弁体98に押し付けられ、バルブ本体81とボール状
弁体98との間をシールしている。
【0007】次に、このバルブを開弁するためにボール
状弁体98を回転させるためのアクチュエータに圧力流
体が送られると、この圧力流体は同時に管92又は93
を通じて切替弁89にも送り込まれるようになってお
り、しかも、切替弁89は上記アクチュエータの作動圧
力よりも低い圧力で作動するように構成されているの
で、切替弁89の弁体99がばね94の反発力に抗して
押し下げられ、密室88は流路97及び91を通して外
気と通じ、上流側流路82と通ずる流路90が閉じられ
る。このため、π/4(d2 2−d1 2)の面積に作用する
上流側流路の流体の圧力がばね100の反発力に打ち勝
ってバルブシート組立品83をボール状弁体98から離
し、両者の接触を断つ。その後、アクチュエータはそれ
に必要な作動圧力にまで上った圧力流体によって作動
し、ボール状弁体98を回転させる。
【0008】この後、管92又は93への圧力流体の送
入を止めて大気圧にされると、切替弁89はばね94の
作用によって図10に示された状態になり、前に述べた
ようにバルブシート組立品83も図10に示された状態
になる。バルブを開弁状態から閉弁状態にする時も同様
であって、この構造においては、ボール状弁体98が回
転する時にはバルブシート84はボール状弁体に接触し
ていないので、バルブシート84が不均斉な摩耗や損傷
を受けることがなく長期間使用しても漏洩を生ずること
がない。また、バルブシート84が摩擦抵抗の大きいゴ
ムなどで作られても、ボール状弁体が回転する時には摩
擦作用がないので、アクチュエータの出力を大きくする
必要がない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの構造では、
密室88に入る流体は上流側流路82内のガスであり、
これが切替弁89の切替えによって流路91を通じて外
気に放出される。この外気に放出されることになるバル
ブを流れるガスは、燃料用ガスが主であって、爆発した
り火災を生じたりする虞があり、人畜に有害であったり
する。このため、このボールバルブは、プラント内や市
街地の近くで使用することができない。
【0010】本発明のボールバルブが解決しようとする
課題は、バルブシートがボール状弁体が回転する時にも
これに接触していて不均斉な摩耗や損傷を生じて長期間
使用の際の流体漏洩の原因になること、及び、バルブシ
ートとの摩擦抵抗に抗してボール状弁体を回転させるた
めに大きな出力のアクチュエータが必要である等の点に
鑑みて開発に至ったものであり、その目的とするところ
は、ボール状弁体を回転させる時に予めバルブシート組
立品をボール状弁体から離すようにした構造において、
このバルブを通す流体が大気に放出されることなく作動
可能であるボ−ルバルブを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、バルブ本体の上流側流路内に流体の流れ
方向に一定距離だけ移動自在に装着されたバルブシート
組立品のインナーリングの環状段部とこれに対応する上
記バルブ本体の環状段部とで環状の密室を形成し、この
密室の内径をバルブシートのシール径よりも小さく、ま
たこの密室の外径を該バルブシートのシール径よりも大
きく構成し、該密室を圧動式、電動式などの切替弁によ
って上記バルブ本体の上流側流路かこのバルブを開閉す
るための弁体回転用駆動装置に連設した副シリンダかの
いずれか一方と連通するようにし、この切替弁は上記密
室を上流側流路との連通を断ち副シリンダに連通するよ
うにし、上記密室を上記副シリンダとの連通を断ち上流
側流路に連通するようにし、該切替弁を上記駆動装置よ
りも早く作動するように構成した。
【0012】この場合、本発明は、バルブ本体の上流側
流路内に流体の流れ方向に一定距離だけ移動自在に装着
されたバルブシート組立品のインナーリングの環状段部
とこれに対応する上記バルブ本体の環状段部とで環状の
密室を形成し、この密室の内径をバルブシートのシール
径よりも小さく、またこの密室の外径を該バルブシート
のシール径よりも大きく構成し、該密室を切替弁によっ
て上記バルブ本体の上流側流路かこのバルブを開閉する
ための弁体回転用アクチュエータに連設した副シリンダ
かのいずれか一方と連通するようにし、この切替弁は上
記アクチュエータの開側シリンダへの圧力流体給排管か
らの分岐管によって供給される圧力流体によって上記密
室を上記上流側流路との連通を断ち上記副シリンダに連
通するようにし、内蔵するばねの反発力によって上記密
室を上記副シリンダとの連通を断ち上記上流側流路に連
通するようにし、該切替弁を上記アクチュエータの作動
圧力よりも低い圧力流体の圧力で作動する構成が好まし
い。
【0013】また、密室をその外径部と内径部における
インナーリングとバルブ本体との接触部にOリングを装
着して密封状に形成するとよく、また、分岐管の途中に
スピードコントローラと切替弁からの流れを止める逆止
め弁とを並列させて設けるとよく、切替弁と副シリンダ
とを結ぶ管に上流側流路と結ぶ管を接続し、この接続部
と該切替弁との間の管には該切替弁への流れを止める逆
止め弁を、またこの接続部と上流側流路との間の管には
接続部への流れを止める逆止め弁を設けるのが好まし
い。
【0014】なお、ボールバルブ内を流れる流体がガス
であって、上流側流路内から導き出したガス圧をガス−
液増圧器によって高い液圧に変換し、この高圧の液を圧
力流体として回転用アクチュエータ及び切替弁に供給す
るようにするとよい。
【0015】
【作用】本発明のボールバルブは上記のように構成した
ので、バルブ本体の上流側流路内にバルブシート組立品
が流体の流れ方向に一定距離だけ移動自在に装着されて
おり、このバルブシート組立品に組付けられたバルブシ
ートがボール状弁体に接触してシールするようになって
おり、このバルブシート組立品を、バルブシート組立品
のインナーリングに設けられた環状段部とこれに対応す
るバルブ本体の環状段部との間に形成された環状の密室
を上流側流路に通じたり、一方では、このボールバルブ
を開閉するための弁体回転用アクチュエータに連設した
副シリンダに通じたりして、バルブシート組立品に作用
する上流側流路内の流体圧力による力を変化させて、閉
弁時にはボール状弁体に押し付け、ボール状弁体の回転
時及び開弁時にはボール状弁体から遠ざけるように構成
されている。このため、バルブシートはボール状弁体が
回転する時にボール状弁体に接触しておらず、バルブシ
ートが不均等に摩耗したり損傷したりすることがなく、
長期間使用しても、流体の漏洩を生ずることがない。
【0016】更にバルブシートに弾性に優れてシール性
の良いゴムなどを用いても、ボール状弁体の回転時には
バルブシートがボール状弁体に接触していないので、こ
の間の摩擦抵抗が全くなく、ボール状弁体を回転させる
ためのアクチュエータの出力は小さくてよい。
【0017】また、本発明は、密室を上流側流路に通じ
たり副シリンダに通じたりするための切替えに切替弁を
使用し、この切替弁は内蔵するばねの反発力とアクチュ
エータの開側シリンダへの圧力流体供給管からの分岐管
によって供給される圧力流体とによって往復動するよう
になっており、後者によって密室を副シリンダに通じさ
せてバルブシート組立品をボール状弁体から遠ざけるた
めに切替弁を作動させるための圧力流体の圧力は、ボー
ル状弁体を回転させるためにアクチュエータが必要とす
る圧力流体の圧力よりも低い圧力であるように構成され
ている。この場合のアクチュエータが必要とする圧力流
体の圧力は、ボール状弁体が回転する時にはボール状弁
体にバルブシート組立品が接触していないので低いが、
切替弁に要する圧力流体の圧力はこれよりも更に低い。
【0018】このように切替弁によって密室と上流側流
路との連通を開閉するようになっているが、密室と上流
側流路との連通が閉じられて密室が小さくなる時に密室
内にあったバルブを流れる流体は外気に放出されること
なく副シリンダに送られるので、バルブを流れる流体の
一部が外気に放出されて、爆発や火災を起こしたり、人
畜その他に害を及ぼしたりする虞がなく、このボールバ
ルブをプラント内や市街地の近くで使用することができ
る。
【0019】
【実施例】図1乃至図8は、本発明のボールバルブの実
施例を示す部分縦断面図であって、図1乃至図4のそれ
ぞれは、以下に説明するように、このボールバルブの閉
−開−閉の操作の途中の状態を示したものであり、図5
は図1乃至図4に示した実施例にスピードコントローラ
などの配管機器を加えたものを示している。また、図6
乃至図8は、他の実施例を示す部分縦断面図である。図
中において、1はボールバルブ、2はバルブ本体、3は
バルブ本体2の上流側流路、4はバルブシート組立品、
5はバルブシート、6はインナーリング、7はアウター
リング、8はばね、9はスナップリング、10及び11
はOリングであって、バルブシート組立品4はバルブシ
ート5、インナーリング6、アウターリング7及びスナ
ップリング9で構成されていて、後述するように矢印A
で示した流れ方向に一定距離だけ移動自在に上流側流路
3内に装着されている。
【0020】インナーリング6に形成された環状段部6
aとこれに対応するバルブ本体2の環状段部2aとで密
室12が形成され、この密室12はその外径部と内径部
におけるインナーリング6とバルブ本体2との接触部に
Oリング10及び11が装着されて、密室12の密封性
が保たれており、密室12の内径D1 はバルブシート5
のシール径D2 よりも小さく、また密室12の外径D3
はバルブシート5のシール径D2 よりも大きくなってい
る。
【0021】13は切替弁でバルブ本体2に装着されて
おり、流路14が密室12と切替弁13の弁室15とを
結んでおり、弁室15は流路16によって上流側流路3
と、また流路17によって後に説明する副シリンダ18
に至る配管19と結ばれており、弁体20が上方のシリ
ンダ部21の作用によって上下に移動することにより、
密室12は流路14、16を通じて上流側流路3に接続
されたり又は流路17、19を通じて副シリンダ18に
接続されたりするように切替えられる。シリンダ部21
のピストン22はばね23の反発力によって上方に移動
し、ピストン22の上方に送入される圧力流体の作用に
よって下方に移動して、弁体20を上下させる。
【0022】図1乃至図5のいずれもの上方に示した配
管図において、24はボールバルブ1を操作するための
弁駆動装置であるアクチュエータ、25はその開側シリ
ンダ、26は閉側シリンダであり、27はシリンダ25
及び26におけるピストン28及び29の往復運動をバ
ルブ1のボール状弁体30を回転させる回転運動に変換
させるための運動変換装置であり、このアクチュエータ
24に前述の副シリンダ18が図のように連接されてい
る。
【0023】31は電磁弁で、圧力流体の供給元に接続
されている管32及び圧力流体の還流先に接続されてい
る管33を開側シリンダ25及び閉側シリンダ26のい
ずれかに接続するよう切替えるためのものである。
【0024】なお、本実施例のボールバルブ1の中を流
れる流体はガスであり、このボールバルブ1の上流側流
路3から導き出したガス圧をガス−液増圧器(図示して
ない)によって高い液圧に変換し、この高圧の液を圧力
流体として供給管32に供給するようになっている。
【0025】次に、図1乃至図4に基づいて、本実施例
における作用を説明する。図1は、ボールバルブ1が閉
弁になっている時の状態を示した断面図及び配管図であ
って、切替弁13のシリンダ部21には圧力流体の圧力
が加わっていないので、ピストン22がばね23の反発
力によって押し上げられて、弁体20が図のように密室
12が流路14、弁室15及び流路16を経て上流側流
路3に通ずるようにしている。この状態では、バルブシ
ート組立品4に、π/4(D3 2−D2 2)の面積に作用す
る上流側流路3の流体の圧力とばね8の反発力が加わ
り、バルブシート組立品4が、ボール状弁体30に押し
付けられ、バルブ本体2とボール状弁体30との間をシ
ールしている。
【0026】この状態からボールバルブ1を開弁するた
めに電磁弁31を図2に示したように切替えると、圧力
流体の供給元に接続されている管32から電磁弁31を
経て開側シリンダ25に通ずる圧力流体給排管34によ
って開側シリンダ25へ送給され、同時に圧力給排管3
4の分岐管35によって切替弁13のシリンダ部21へ
圧力流体が送られる。この場合、本実施例におけるボー
ルバルブ1では、切替弁13はアクチュエータ24の作
動圧力よりも低い圧力で作動するように構成されている
ので、アクチュエータ24のピストン28及び29が図
1に示した状態、すなわち図2において2点鎖線で示し
た状態にある時に、切替弁13が作動して、図2に示し
たようにピストン22が押し下げられる。このため、密
室12に通ずる流路14は弁室15、流路17及び配管
19を経て副シリンダ18に通じ、上流側流路3と同じ
圧力であった密室12の圧力が上記の配管19や副シリ
ンダ18の容積によって十分に低くなるようになってお
り、バルブシート組立品4は、π/4(D2 2−D1 2)の
面積に作用する上流側流路3の流体の圧力が、ばね8の
反発力と上述の密室12に作用する十分に低い圧力によ
る力とに打ち勝って、図のように右方に移動し、バルブ
シート5がボール状弁体30から離れる。
【0027】このようになってから開側シリンダ25内
の圧力がアクチュエータ24が作動する圧力に達し、ア
クチュエータ24は図2に実線で示された状態になる。
従って、アクチュエータ24の作動によってボール状弁
体30が回転する時にバルブシート5との間に摩擦が起
きない。バルブシート組立品4は、ボールバルブ1が開
弁状態にある間、図2に示したように密室12が閉じら
れて、ボール状弁体30から離れた状態になっている。
【0028】次に、図3に示したように電磁弁31が切
替わると、圧力流体が閉側シリンダ26に送られて、ピ
ストン29が右方に移動し始める。上方の配管図では、
ピストン29がほぼ中間まで移動した状態が示されてい
る。この場合ピストン28も右方へ移動し、開側シリン
ダ25内の流体が配管34、電磁弁31を経て圧力流体
の還流管33へ押し出される。切替弁13のシリンダ部
21内の流体の圧力も低下するが、電磁弁31の流体抵
抗などによってピストン22に加わっている流体圧がば
ね23の反発力にまだ打ち勝っていて、切替弁13は図
3の状態を保っている。
【0029】副シリンダ18のピストン36も図のよう
に右方に移動して、副シリンダ18から密室12に至る
部分の圧力を幾分上げるが、この部分の圧力は、図2に
おいてピストン36が2点鎖線の位置から実線の位置ま
で移動したために更に低くなっていたので、図3に示し
たようにピストン36が右方に移動しても密室12の圧
力を余り上げず、アクチュエータ24がバルブ1を完全
に閉弁するまで、バルブシート組立品4を図3に示され
た状態に保ち、バルブシート5がボール状弁体30と摩
擦するのを防ぐ。
【0030】アクチュエータ24の作動が完全に終り開
側シリンダ25からの流体の排出が終ると、圧力流体給
排管34内の圧力がほぼ大気圧まで下がり、切替弁13
のシリンダ部21も分岐管35によって圧力が下がる。
このため、ピストン22がばね23の弾発力によって押
し上げられ図4の状態になり、密室12に上流側流路3
の圧力が加わって、バルブシート組立品4が左方に移動
し、バルブシート5がボール状弁体30に、π/4(D
3 2−D2 2)の面積に作用する上流側流路3の流体の圧力
とばね8の反発力とで圧接し、バルブ本体2とボール状
弁体30との間をシールする。すなわち、図4は閉弁の
状態であって、図1と同じ状態である。
【0031】図5は、図1乃至図4に示した実施例の分
岐管35に、スピードコントローラ37と切替弁13か
らの流れを止める逆止め弁38を並列に設け、切替弁1
3と副シリンダ18とを結ぶ配管19に上流側流路3と
接続口39を通じて結ぶ管40を接続し、この接続部4
1と切替弁13との間の管42に切替弁13への流れを
止める逆止め弁43を、またこの接続部41と接続口3
9との間の管40に接続部41への流れを止める逆止め
弁44を設けた場合を示した部分縦断面図であって、バ
ルブ1が全閉になっている状態を示している。このよう
にスピードコントローラ37や逆止め弁38、41及び
42を加えることによって、切替弁13の働き、ひいて
はバルブシート組立品の左右への移動を、特に図3につ
いて説明した全開から閉弁する時の作用を、更に一層確
実にすることができる。
【0032】なお、本発明では開側シリンダ25への圧
力流体を切替弁13のシリンダ部21に送入するよう構
成したが、この構成に加えて、閉側シリンダ26にも副
シリンダを連設し、切替弁13のシリンダを図9に示し
た従来例の切替弁89のように二段ピストン形にし、追
加したピストンには閉側シリンダ26への圧力流体が作
用するように構成することもできる。更に、アクチュエ
ータを作動させる圧力流体は、上流側流路3内のガスの
圧力を用いて増圧した液でなくても、専用の作動油シス
テムを用いてもよい。要するに、アクチュエ−タに入る
圧力源であれば、いずれのものでも実施に応じて任意で
ある。
【0033】図6は、電動式の切替弁を使用した例を示
したもので、50は電磁弁、51は配線、52は一次減
速機、53はモータ、54は二次減速機、55はピニオ
ン、56はギア、57は副シリンダである。同図におい
て、作動と同時に電磁弁50が切り替わり、流路3側が
遮断され、密室12は電磁弁50を通り、副シリンダ5
7に通ずる。いま、一次減速機52を開方に作動する
と、二次減速機54、二次減速機54と同作動のギア5
6、このギア56と噛み合うピニオン55が矢印に示す
方向に作動すると共に、副シリンダ57も矢印の方向に
作動して密室12内の圧力を下げ、バルブシ−ト組立品
4を後退させ、その他は上記の実施例と同様の作用を発
揮する。なお、ギア56とピニオン55の比は必要に応
じて変えるものとする。
【0034】図7は、手動式の切替弁を使用した例を示
したもので、作動前に切替弁60を作動して流路3側を
遮断する。これにより密室12は切替弁60を通り、副
シリンダ70に通じ、手動式操作機71を開方向に回す
と、ギア68、ピニオン69、副シリンダ70も矢印方
向に作動し、密室12の内圧を下げ、バルブシ−ト組立
品4を後退させ、その他は上記の実施例と同様の作用を
発揮する。またウオ−ム軸66内とピストン棒にネジを
設け、これらを結合して副シリンダ67を設けても良
い。なお、図中、61は操作ハンドル、62は支軸、6
3は回動軸、64は押圧棒、65はスプリングである。
【0035】図8は、弁体30の外周面にシ−ラントを
注入する例を示したもので、75はシ−ラント注入部、
76、79は連通孔、77、78はOリングであり、注
入部75より注入されたシ−ラントは、連通孔76、7
9を通ってボ−ル30の外周面に供給される。
【0036】図9は、上記の実施例におけるシール方式
をダブルシールにしたものである。すなわち、インナー
リング6と本体2によって構成していた密室12に対
し、インナーリング6と本体2との間にリテーナリング
101を設け、このリテーナリング101の前後に各々
密室12a、12bが構成されている。リテーナリング
101の内外は、インナーリング6が密室12を構成す
るのと同じく内径はバルブシート5のシール径D2 より
も小さく、また外径はバルブシート5のシール径D2
りも大きくし、インナーリング6及び本体2との接触部
にはOリング10a、10bを装着して各々の密室12
a、12bが密封状態になるように構成する。インナー
リング6はリテーナリング101との内外径と同径の段
部102を有し、やはり本体2とリテーナリング101
との接触部にOリング103a、103bを設け、リテ
ーナリング101の前後に密室12a、12bが構成可
能なようになっている。また、シーラント注入部75a
を設ける場合は、インナーリング6の外径部にOリング
10a、10bを設けこのOリングの間に注入口104
を設ける。
【0037】このバルブシート組立品4をボール30の
両側に設け、この両側のリテーナリング101,101
の前後の密室12a、12bを互いにたすきがけ、すな
わち図中右側のリテーナリング101の右側(後室)の
密室12bは図中左側のリテーナリング101の右側
(前室)の密室12aを配管105で連通させる。また
図中右側のリテーナリング101の左側(前室)の密室
12aは図中左側のリテーナリング101の左側(後
室)の密室12bと配管106で連通させる。各々のリ
テーナリング101の後室の密室12bは切換弁13に
連通している。
【0038】いま図中右側が上流側とすると、切換弁1
3から後室の密室12bに入った流体圧力はバルブシー
ト組立品4をボール30側に移動させてシート5をボー
ル30に押付け流体をシールすると共に、下流側すなわ
ち図中左側のリテーナリング101の前室の密室12a
に入り、リテーナリング101は図中左側へ移動させて
本体2の段部2aに押付け、その反力でインナーリング
6を図中右側へ移動させて、シート5をボール30に押
付け流体をシールする。このように下流側にも上流側の
圧力が入り、キャビティ部Cの圧力に関係なく最高の押
入力が得られる。なお、上流側と下流側が変れば、すべ
て互いが変り、同一機能となる。
【0039】また、アクチュエータ作動による切換弁1
3が切り換る以降の作用効果は、上記の実施例と同様で
ある。異なる点は、密室12が2ヶ所になっていること
である。なお、図中35aは、分岐管35を更に分岐さ
せて二つの切換弁17,17を接続するための配管であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上のことから明らかなように本発明に
よると、ボール状弁体が回転する時にバルブシートがこ
れに接触していないので、バルブシートが不均斉に摩耗
したり、損傷したりすることがなく、長期間使用しても
バルブシートとボール状弁体との間からの漏洩を生ずる
ことがない。また、バルブシートに摩擦抵抗の大きいゴ
ムなどを使用しても、ボール状弁体が回転する時にはバ
ルブシートはボール状弁体に接触しておらず、摩擦抵抗
を受けないので、アクチュエータは大きな出力を必要と
しない。更に、このボールバルブは、内部流体の一部を
外部に放出することがないので、内部流体の放出による
爆発、火災の危険性がなく、人畜に害を及ぼすことがな
いので、プラント内や市街地の近くで使用することがで
きる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボールバルブの一実施例を示す縦断面
図であって、このボールバルブの閉−開−閉の操作の途
中の状態を示したものである。
【図2】本発明のボールバルブの一実施例を示す縦断面
図であって、このボールバルブの閉−開−閉の操作の途
中の状態を示したものである。
【図3】本発明のボールバルブの一実施例を示す縦断面
図であって、このボールバルブの閉−開−閉の操作の途
中の状態を示したものである。
【図4】本発明のボールバルブの一実施例を示す縦断面
図であって、このボールバルブの閉−開−閉の操作の途
中の状態を示したものである。
【図5】図1乃至図4に示した実施例にスピードコント
ローラなどの配管機器を加えたものを示した部分縦断面
図である。
【図6】本発明のボールバルブの他の実施例を示す縦断
面図である。
【図7】本発明のボールバルブの他の実施例を示す縦断
面図である。
【図8】本発明のボールバルブの他の実施例を示す縦断
面図である。
【図9】本発明におけるボールバルブのダブルシール方
式を示す部分縦断面図である。
【図10】従来のボールバルブの一例を示す部分縦断面
図である。
【符号の説明】
1 ボールバルブ 2 バルブ本体 2a 環状段部 3 上流側流路 4 バルブシート組立品 5 バルブシート 6 インナーリング 6a 環状段部 10、11 Oリング 12 密室 13 切替弁 18 副シリンダ 23 ばね 34 圧力流体給排管 35 分岐管 37 スピードコントローラ 38、43、44 逆止め弁 41 接続部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ本体の上流側流路内に流体の流れ
    方向に一定距離だけ移動自在に装着されたバルブシート
    組立品のインナーリングの環状段部とこれに対応する上
    記バルブ本体の環状段部とで環状の密室を形成し、この
    密室の内径をバルブシートのシール径よりも小さく、ま
    たこの密室の外径を該バルブシートのシール径よりも大
    きく構成し、該密室を圧動式、電動式などの切替弁によ
    って上記バルブ本体の上流側流路かこのバルブを開閉す
    るための弁体回転用駆動装置に連設した副シリンダかの
    いずれか一方と連通するようにし、この切替弁は上記密
    室を上流側流路との連通を断ち副シリンダに連通するよ
    うにし、上記密室を上記副シリンダとの連通を断ち上流
    側流路に連通するようにし、該切替弁を上記駆動装置よ
    りも早く作動するようにしたことを特徴とするボールバ
    ルブ。
  2. 【請求項2】 バルブ本体の上流側流路内に流体の流れ
    方向に一定距離だけ移動自在に装着されたバルブシート
    組立品のインナーリングの環状段部とこれに対応する上
    記バルブ本体の環状段部とで環状の密室を形成し、この
    密室の内径をバルブシートのシール径よりも小さく、ま
    たこの密室の外径を該バルブシートのシール径よりも大
    きく構成し、該密室を圧動式の切替弁によって上記バル
    ブ本体の上流側流路かこのバルブを開閉するための弁体
    回転用アクチュエータに連設した副シリンダかのいずれ
    か一方と連通するようにし、この切替弁は上記アクチュ
    エータの開側シリンダへの圧力流体給排管からの分岐管
    によって供給される圧力流体によって上記密室を上記上
    流側流路との連通を断ち上記副シリンダに連通するよう
    にし、内蔵するばねの反発力によって上記密室を上記副
    シリンダとの連通を断ち上記上流側流路に連通するよう
    にし、該切替弁を上記アクチュエータの作動圧力よりも
    低い圧力流体の圧力で作動するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のボールバルブ。
  3. 【請求項3】 該密室をその外径部と内径部における該
    インナーリングと該バルブ本体との接触部にOリングを
    装着して密封状に形成したことを特徴とする請求項1又
    は2記載のボールバルブ。
  4. 【請求項4】 該分岐管の途中にスピードコントローラ
    と該切替弁からの流れを止める逆止め弁とを並列させて
    設けたことを特徴とする請求項1乃至3記載のボールバ
    ルブ。
  5. 【請求項5】 該切替弁と該副シリンダとを結ぶ管に該
    上流側流路と結ぶ管を接続し、この接続部と該切替弁と
    の間の管には該切替弁への流れを止める逆止め弁を、ま
    たこの接続部と該上流側流路との間の管には該接続部へ
    の流れを止める逆止め弁を設けたことを特徴とする請求
    項1乃至4記載のボールバルブ。
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CN103423242A (zh) * 2013-07-16 2013-12-04 燕山大学 分体式逻辑流量阻断控制方法及其装置
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CN116241679A (zh) * 2023-03-03 2023-06-09 江苏远洋阀门智控股份有限公司 快速截断介质气液动球阀
CN116677793A (zh) * 2023-06-07 2023-09-01 上海开维喜阀门有限公司 一种新型双向密封提升杆球阀

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