JPH08129766A - 光ディスク装置におけるトラッキングエラー信号のオフセット補正方法 - Google Patents
光ディスク装置におけるトラッキングエラー信号のオフセット補正方法Info
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- JPH08129766A JPH08129766A JP29069794A JP29069794A JPH08129766A JP H08129766 A JPH08129766 A JP H08129766A JP 29069794 A JP29069794 A JP 29069794A JP 29069794 A JP29069794 A JP 29069794A JP H08129766 A JPH08129766 A JP H08129766A
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 58
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プッシュプル法でトラッキングエラー(TE)
信号を検出し、対物レンズを移動させてトラッキングを
行う光ディスク装置において、光検出器に対する対物レ
ンズの位置を適正化し、且つTE信号のオフセットを正
確に除去させる補正方法を提供する。 【構成】 サーボ回路17をオフ状態、GCアンプ23の利
得を0として、加算器20に調整信号を出力して対物レン
ズ4を移動させ、光検出器7側から得られるTE信号のオ
フセットを測定し、そのオフセットを0にするべく前記
調整信号のレベルを設定する。その状態でレンズ位置セ
ンサ6側の回路に設けた加算器22に対する出力信号を調
整し、加算器22の出力を0にする。加算器20に異なる調
整信号を出力して対物レンズ4を別の位置へ移動させ、
その状態でのTE信号のオフセットを0にするべくGC
アンプ23の利得を調整する。
信号を検出し、対物レンズを移動させてトラッキングを
行う光ディスク装置において、光検出器に対する対物レ
ンズの位置を適正化し、且つTE信号のオフセットを正
確に除去させる補正方法を提供する。 【構成】 サーボ回路17をオフ状態、GCアンプ23の利
得を0として、加算器20に調整信号を出力して対物レン
ズ4を移動させ、光検出器7側から得られるTE信号のオ
フセットを測定し、そのオフセットを0にするべく前記
調整信号のレベルを設定する。その状態でレンズ位置セ
ンサ6側の回路に設けた加算器22に対する出力信号を調
整し、加算器22の出力を0にする。加算器20に異なる調
整信号を出力して対物レンズ4を別の位置へ移動させ、
その状態でのTE信号のオフセットを0にするべくGC
アンプ23の利得を調整する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置における
トラッキングエラー信号(以下「TE信号」という)のオフ
セット補正方法に係り、1ビームプッシュプル法でTE
信号を検出し、対物レンズを移動させてトラッキングを
実行する光ディスク装置において、TE信号に発生する
オフセット成分を除去するための補正方法に関する。
トラッキングエラー信号(以下「TE信号」という)のオフ
セット補正方法に係り、1ビームプッシュプル法でTE
信号を検出し、対物レンズを移動させてトラッキングを
実行する光ディスク装置において、TE信号に発生する
オフセット成分を除去するための補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置ではディスク上のピット
情報を読取るためにレーザ光がトラックを正確にトレー
スしてゆく必要があり、従来からそのトラッキング方法
としてプッシュプル法やトラック・ウォブリング法があ
るが、プッシュプル法は単一ビームによる比較的簡単な
光学系で構成できることから広範に利用されている。
情報を読取るためにレーザ光がトラックを正確にトレー
スしてゆく必要があり、従来からそのトラッキング方法
としてプッシュプル法やトラック・ウォブリング法があ
るが、プッシュプル法は単一ビームによる比較的簡単な
光学系で構成できることから広範に利用されている。
【0003】このプッシュプル法では、ディスク上のグ
ルーブから得られる反射回折光をトラックの中心に対し
て光学的対象位置に配置された2分割の光検出器で受光
させ、各受光部の出力差をTE信号として検出する。即
ち、0次と1次の回折光が重なる領域ではトラックから
のズレによる干渉効果によってビームスポットの強度分
布が変化し、その領域に前記の光検出器を設けておくこ
とによりTE信号が検出される。
ルーブから得られる反射回折光をトラックの中心に対し
て光学的対象位置に配置された2分割の光検出器で受光
させ、各受光部の出力差をTE信号として検出する。即
ち、0次と1次の回折光が重なる領域ではトラックから
のズレによる干渉効果によってビームスポットの強度分
布が変化し、その領域に前記の光検出器を設けておくこ
とによりTE信号が検出される。
【0004】しかし、プッシュプル法においては、種々
の原因からTE信号に直流オフセット成分が発生し、T
E信号が0を示していてもビームスポットがトラックの
中心からずれている場合が生じる。その主要な原因とし
ては、対物レンズの光軸のずれ、ディスクの半径方
向の傾き、ディスクの溝形状のアンバランス等が挙げ
られるが、特に、対物レンズを光軸に対して直交する方
向へ移動させてトラッキングを行う方式では、対物レン
ズの移動によって光検出器上でビームスポットが移動
し、TE信号にオフセットが発生することを避けられな
い。
の原因からTE信号に直流オフセット成分が発生し、T
E信号が0を示していてもビームスポットがトラックの
中心からずれている場合が生じる。その主要な原因とし
ては、対物レンズの光軸のずれ、ディスクの半径方
向の傾き、ディスクの溝形状のアンバランス等が挙げ
られるが、特に、対物レンズを光軸に対して直交する方
向へ移動させてトラッキングを行う方式では、対物レン
ズの移動によって光検出器上でビームスポットが移動
し、TE信号にオフセットが発生することを避けられな
い。
【0005】そこで、従来から、プッシュプル法を採用
している光ディスク装置では、図4に示すようなシステ
ム構成によってTE信号のオフセットを除去するように
している。同図において、1は光ディスク、2は光ディス
ク1を回転させるスピンドルモータ、3は対物レンズを含
む光学系や光検出器等を搭載した光ピックアップ(P
U)、4は対物レンズ、5は対物レンズ4を移動させるレン
ズアクチュエータ、6はレンズ位置を直接検出するレン
ズ位置センサ、7は2分割型受光部の各出力を差動増幅
して出力する光検出器、8はPU3全体を駆動するリニア
モータ、9は光検出器の出力を増幅するヘッドアンプ、1
0はヘッドアンプ9の出力を利得を変化させて増幅するこ
とが可能なゲインコントロール(GC)アンプ、11はTE
信号のオフセットを補正するためのD/A変換器、12は
GCアンプ10の利得制御及びD/A変換器11の出力レベ
ルを制御するマイクロコンピュータ(マイコン)回路、13
はGCアンプ10の出力とD/A変換器11の出力を加算す
る加算器、14はレンズ位置センサ6の出力を増幅するセ
ンサアンプ、15は加算器13の出力とセンサアンプ14の出
力の差信号を増幅する差動増幅器、16は差動増幅器15の
出力のピーク値とボトム値をホールドするピークアンド
ボトム(P&B)ホールド回路、17は差動増幅器15の出力
信号に基づいてトラッキング制御信号を作成するサーボ
回路、18はサーボ回路17のトラッキング制御信号に基づ
いてレンズアクチュエータ5とリニアモータ8を駆動させ
るトラッキングドライブ回路を示す。尚、マイコン回路
12はアナログ信号の入力に対しては内蔵のA/D変換器
でディジタル信号へ変換してその信号を取り込む。
している光ディスク装置では、図4に示すようなシステ
ム構成によってTE信号のオフセットを除去するように
している。同図において、1は光ディスク、2は光ディス
ク1を回転させるスピンドルモータ、3は対物レンズを含
む光学系や光検出器等を搭載した光ピックアップ(P
U)、4は対物レンズ、5は対物レンズ4を移動させるレン
ズアクチュエータ、6はレンズ位置を直接検出するレン
ズ位置センサ、7は2分割型受光部の各出力を差動増幅
して出力する光検出器、8はPU3全体を駆動するリニア
モータ、9は光検出器の出力を増幅するヘッドアンプ、1
0はヘッドアンプ9の出力を利得を変化させて増幅するこ
とが可能なゲインコントロール(GC)アンプ、11はTE
信号のオフセットを補正するためのD/A変換器、12は
GCアンプ10の利得制御及びD/A変換器11の出力レベ
ルを制御するマイクロコンピュータ(マイコン)回路、13
はGCアンプ10の出力とD/A変換器11の出力を加算す
る加算器、14はレンズ位置センサ6の出力を増幅するセ
ンサアンプ、15は加算器13の出力とセンサアンプ14の出
力の差信号を増幅する差動増幅器、16は差動増幅器15の
出力のピーク値とボトム値をホールドするピークアンド
ボトム(P&B)ホールド回路、17は差動増幅器15の出力
信号に基づいてトラッキング制御信号を作成するサーボ
回路、18はサーボ回路17のトラッキング制御信号に基づ
いてレンズアクチュエータ5とリニアモータ8を駆動させ
るトラッキングドライブ回路を示す。尚、マイコン回路
12はアナログ信号の入力に対しては内蔵のA/D変換器
でディジタル信号へ変換してその信号を取り込む。
【0006】この光ディスク装置では、光検出器7側か
ら得られるTE信号に含まれるオフセット成分をレンズ
位置センサ6側の出力でキャンセルさせる方式を採用し
ており、事前のオフセット補正モードで次のような自動
補正手順を実行させるようになっている。先ず、補正モ
ードが設定されると、サーボ回路17をオフ状態とし、マ
イコン回路12はGCアンプ10を一定の利得状態に、D/
A変換器11の出力を0に設定する。 ここで、差動増幅
器15によってGCアンプ10の出力(TE信号の増幅出力)
とセンサアンプ14の出力(レンズ位置センサ6の増幅出
力)の差信号が求められるが、その差信号はP&Bホー
ルド回路16でホールドされてマイコン回路12へ取り込ま
れる。そして、マイコン回路12では取り込んだ差信号の
レベルとそのオフセットを求め、差動増幅器15の出力と
して得られるTE信号(サーボ回路17がトラッキング制
御に用いるTE信号)のオフセットが0になるようにG
Cアンプ10の利得とD/A変換器11の出力信号レベルを
調整する。
ら得られるTE信号に含まれるオフセット成分をレンズ
位置センサ6側の出力でキャンセルさせる方式を採用し
ており、事前のオフセット補正モードで次のような自動
補正手順を実行させるようになっている。先ず、補正モ
ードが設定されると、サーボ回路17をオフ状態とし、マ
イコン回路12はGCアンプ10を一定の利得状態に、D/
A変換器11の出力を0に設定する。 ここで、差動増幅
器15によってGCアンプ10の出力(TE信号の増幅出力)
とセンサアンプ14の出力(レンズ位置センサ6の増幅出
力)の差信号が求められるが、その差信号はP&Bホー
ルド回路16でホールドされてマイコン回路12へ取り込ま
れる。そして、マイコン回路12では取り込んだ差信号の
レベルとそのオフセットを求め、差動増幅器15の出力と
して得られるTE信号(サーボ回路17がトラッキング制
御に用いるTE信号)のオフセットが0になるようにG
Cアンプ10の利得とD/A変換器11の出力信号レベルを
調整する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の回路
による補正手順では、単に電気的な調整によってオフセ
ットを除去しているだけであり、対物レンズ4と光検出
器7の光学的な相対位置を調整しているわけではないこ
とから、実際にはその位置関係にずれが発生しているこ
とになる。具体的には、図5において、実線は対物レン
ズ4の光軸が光検出器7に対して光学的に適正な位置にあ
る状態を、点線は対物レンズ4の光軸が大きくずれてい
る状態を示しているが、対物レンズの組み付け誤差等に
よって後者のような状態になっている場合も少なくな
い。そして、そのような状態では、0次と1次の回折光
が重なる領域が光検出器7の一方の分割受光面Aから他
方の受光面B側へ入り込んでいるため、電気的な調整に
よって差動増幅器15の出力であるTE信号のオフセット
が0になっていたとしても、実際のトラッキング動作時
においてTE信号中にクロストーク成分が現れ、正確な
トラッキング制御が不可能になる。特に、ディスクに対
して予めウォブリングが形成された案内溝(プリグルー
ブ)を形成しておき、TE信号と変調されたアドレス信
号(ウォブリング信号)を重畳させているような場合に
は、前記のクロストークによって信号のC/N比が悪化
し、正確なアドレス信号を得ることができなくなる。
による補正手順では、単に電気的な調整によってオフセ
ットを除去しているだけであり、対物レンズ4と光検出
器7の光学的な相対位置を調整しているわけではないこ
とから、実際にはその位置関係にずれが発生しているこ
とになる。具体的には、図5において、実線は対物レン
ズ4の光軸が光検出器7に対して光学的に適正な位置にあ
る状態を、点線は対物レンズ4の光軸が大きくずれてい
る状態を示しているが、対物レンズの組み付け誤差等に
よって後者のような状態になっている場合も少なくな
い。そして、そのような状態では、0次と1次の回折光
が重なる領域が光検出器7の一方の分割受光面Aから他
方の受光面B側へ入り込んでいるため、電気的な調整に
よって差動増幅器15の出力であるTE信号のオフセット
が0になっていたとしても、実際のトラッキング動作時
においてTE信号中にクロストーク成分が現れ、正確な
トラッキング制御が不可能になる。特に、ディスクに対
して予めウォブリングが形成された案内溝(プリグルー
ブ)を形成しておき、TE信号と変調されたアドレス信
号(ウォブリング信号)を重畳させているような場合に
は、前記のクロストークによって信号のC/N比が悪化
し、正確なアドレス信号を得ることができなくなる。
【0008】そこで、本発明は、光ディスク装置におい
て、図4に示すような対物レンズと光検出器7との光学
的な相対的位置関係のずれを補正すると共に、サーボ回
路が用いるTE信号に含まれるオフセットを常にレンズ
位置センサの出力で正確にキャンセルできるようにし、
誤りのないトラッキング制御を実現するためのオフセッ
ト補正方法を提供することを目的として創作された。
て、図4に示すような対物レンズと光検出器7との光学
的な相対的位置関係のずれを補正すると共に、サーボ回
路が用いるTE信号に含まれるオフセットを常にレンズ
位置センサの出力で正確にキャンセルできるようにし、
誤りのないトラッキング制御を実現するためのオフセッ
ト補正方法を提供することを目的として創作された。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、プッシュ
プル法でTE信号を検出し、対物レンズを光軸に直交す
る方向に移動させてトラッキングを実行する光ディスク
装置において、トラッキングサーボループに設けられ、
トラッキング制御信号に対して調整信号を加算すると共
に加算した信号で前記対物レンズを移動させるための信
号加算手段を具備せしめ、オフセット補正時には、トラ
ッキングサーボループをオフ状態として、前記信号加算
手段に一定レベルの信号を出力して光検出器から得られ
るTE信号のオフセットを測定し、その測定されたオフ
セットを0にするべく前記信号加算手段に対する出力信
号のレベルを調整・設定し、以降の光ディスク装置の動
作時には、前記に調整・設定された信号レベルを常に前
記信号加算手段へ出力させてトラッキング制御を実行さ
せることを特徴とした光ディスク装置におけるTE信号
のオフセット補正方法に係る。
プル法でTE信号を検出し、対物レンズを光軸に直交す
る方向に移動させてトラッキングを実行する光ディスク
装置において、トラッキングサーボループに設けられ、
トラッキング制御信号に対して調整信号を加算すると共
に加算した信号で前記対物レンズを移動させるための信
号加算手段を具備せしめ、オフセット補正時には、トラ
ッキングサーボループをオフ状態として、前記信号加算
手段に一定レベルの信号を出力して光検出器から得られ
るTE信号のオフセットを測定し、その測定されたオフ
セットを0にするべく前記信号加算手段に対する出力信
号のレベルを調整・設定し、以降の光ディスク装置の動
作時には、前記に調整・設定された信号レベルを常に前
記信号加算手段へ出力させてトラッキング制御を実行さ
せることを特徴とした光ディスク装置におけるTE信号
のオフセット補正方法に係る。
【0010】第2の発明は、プッシュプル法でTE信号
を検出し、対物レンズを光軸に直交する方向に移動させ
てトラッキングを実行する光ディスク装置であって、光
検出器から得られるTE信号に含まれるオフセットを前
記対物レンズの移動量を検出するレンズ位置センサの出
力でキャンセルさせる方式を採用している場合におい
て、前記光検出器から得られるTE信号を増幅すると共
に、その利得を可変設定することが可能な第1増幅手段
と、トラッキングサーボループに設けられ、そのトラッ
キング制御信号に対して調整信号を加算する第1加算手
段と、前記レンズ位置センサの出力信号に対して調整信
号を加算する第2加算手段と、前記第2加算手段による
加算後の信号を検出する第1検出手段と、前記第2加算
手段による加算後の信号を増幅すると共に、その利得を
可変設定することが可能な第2増幅手段と、前記第1増
幅手段の出力信号から前記第2増幅手段の出力信号を差
し引いた差信号を検出する第2検出手段とを具備せし
め、オフセット補正時には、常にトラッキングサーボル
ープをオフ状態とし、前記第2増幅手段の利得を0とし
た状態で規定レベルのTE信号が得られるように前記第
1増幅手段の利得を調整・設定する第1手順と、前記第
2増幅手段の利得を0とした状態で前記第1加算手段に
一定レベルの信号を出力して前記対物レンズを移動させ
る第2手順と、前記第2手順による対物レンズの移動に
よって前記第2検出手段から得られる信号に基づいてT
E信号のオフセットを測定する第3手順と、前記第3手
順で測定されたオフセットを0にするべく前記第1加算
手段に対する出力信号のレベルを調整・設定する第4手
順と、前記第1検出手段が検出している信号レベルを0
にするべく前記第2加算手段に対する加算信号のレベル
を調整・設定する第5手順と、前記第2増幅手段の利得
を0とした状態で前記第1加算手段に前記と異なるレベ
ルの信号を出力して前記対物レンズを別の位置へ移動さ
せる第6手順と、前記第2検出手段が検出している信号
レベルを0にするべく前記第2増幅手段の利得を調整・
設定する第7手順とからなり、以降、前記の調整・設定
後の状態でトラッキング制御を実行させること特徴とし
た光ディスク装置におけるTE信号のオフセット補正方
法に係る。
を検出し、対物レンズを光軸に直交する方向に移動させ
てトラッキングを実行する光ディスク装置であって、光
検出器から得られるTE信号に含まれるオフセットを前
記対物レンズの移動量を検出するレンズ位置センサの出
力でキャンセルさせる方式を採用している場合におい
て、前記光検出器から得られるTE信号を増幅すると共
に、その利得を可変設定することが可能な第1増幅手段
と、トラッキングサーボループに設けられ、そのトラッ
キング制御信号に対して調整信号を加算する第1加算手
段と、前記レンズ位置センサの出力信号に対して調整信
号を加算する第2加算手段と、前記第2加算手段による
加算後の信号を検出する第1検出手段と、前記第2加算
手段による加算後の信号を増幅すると共に、その利得を
可変設定することが可能な第2増幅手段と、前記第1増
幅手段の出力信号から前記第2増幅手段の出力信号を差
し引いた差信号を検出する第2検出手段とを具備せし
め、オフセット補正時には、常にトラッキングサーボル
ープをオフ状態とし、前記第2増幅手段の利得を0とし
た状態で規定レベルのTE信号が得られるように前記第
1増幅手段の利得を調整・設定する第1手順と、前記第
2増幅手段の利得を0とした状態で前記第1加算手段に
一定レベルの信号を出力して前記対物レンズを移動させ
る第2手順と、前記第2手順による対物レンズの移動に
よって前記第2検出手段から得られる信号に基づいてT
E信号のオフセットを測定する第3手順と、前記第3手
順で測定されたオフセットを0にするべく前記第1加算
手段に対する出力信号のレベルを調整・設定する第4手
順と、前記第1検出手段が検出している信号レベルを0
にするべく前記第2加算手段に対する加算信号のレベル
を調整・設定する第5手順と、前記第2増幅手段の利得
を0とした状態で前記第1加算手段に前記と異なるレベ
ルの信号を出力して前記対物レンズを別の位置へ移動さ
せる第6手順と、前記第2検出手段が検出している信号
レベルを0にするべく前記第2増幅手段の利得を調整・
設定する第7手順とからなり、以降、前記の調整・設定
後の状態でトラッキング制御を実行させること特徴とし
た光ディスク装置におけるTE信号のオフセット補正方
法に係る。
【0011】
第1の発明について;この発明では、オフセット補正時
にはトラッキングサーボループをオフ状態に設定してお
く。その状態で、信号加算手段に一定レベルの信号を出
力させれば対物レンズを意図的に移動させることがで
き、光検出器から得られるTE信号に基づいてその信号
に発生しているオフセットを測定することができる。こ
のオフセットは、上記の図5で示したように対物レンズ
が光検出器の中心にビームスポットを集光させていない
ことによって生じるものであり、前記の測定結果に基づ
いてその位置補正のための加算信号レベルを求めること
ができる。即ち、測定されたTE信号のオフセットを0
にする加算信号レベルを求め、その信号レベルを信号加
算手段へ出力させれば対物レンズ4を適正位置へ移動さ
せることができる。そして、光ディスク装置の動作時に
おいても前記の加算信号レベルを常に信号検出手段に加
算しておくようにすれば、対物レンズが前記の適正位置
を基準にして移動せしめられ、常に正確なトラッキング
制御が実現できる。尚、この発明は、光ディスク装置の
ピックアップがレンズ位置センサを有しているか否かを
問わない。
にはトラッキングサーボループをオフ状態に設定してお
く。その状態で、信号加算手段に一定レベルの信号を出
力させれば対物レンズを意図的に移動させることがで
き、光検出器から得られるTE信号に基づいてその信号
に発生しているオフセットを測定することができる。こ
のオフセットは、上記の図5で示したように対物レンズ
が光検出器の中心にビームスポットを集光させていない
ことによって生じるものであり、前記の測定結果に基づ
いてその位置補正のための加算信号レベルを求めること
ができる。即ち、測定されたTE信号のオフセットを0
にする加算信号レベルを求め、その信号レベルを信号加
算手段へ出力させれば対物レンズ4を適正位置へ移動さ
せることができる。そして、光ディスク装置の動作時に
おいても前記の加算信号レベルを常に信号検出手段に加
算しておくようにすれば、対物レンズが前記の適正位置
を基準にして移動せしめられ、常に正確なトラッキング
制御が実現できる。尚、この発明は、光ディスク装置の
ピックアップがレンズ位置センサを有しているか否かを
問わない。
【0012】第2の発明について;この発明でも、オフ
セット補正時にはトラッキングサーボループをオフ状態
に設定して補正手順を実行するが、この発明の光ディス
ク装置はTE信号のオフセットをレンズ位置センサの出
力でキャンセルさせるため、第2増幅手段の利得を0と
しておく。そして、第1手順で予めTE信号を規定レベ
ルに設定した後、第2手順から第4手順において第1の
発明と同様のオフセットに係る補正を実行し、その結
果、対物レンズは光検出器に対して適正位置に調整され
る。
セット補正時にはトラッキングサーボループをオフ状態
に設定して補正手順を実行するが、この発明の光ディス
ク装置はTE信号のオフセットをレンズ位置センサの出
力でキャンセルさせるため、第2増幅手段の利得を0と
しておく。そして、第1手順で予めTE信号を規定レベ
ルに設定した後、第2手順から第4手順において第1の
発明と同様のオフセットに係る補正を実行し、その結
果、対物レンズは光検出器に対して適正位置に調整され
る。
【0013】しかし、第2手順から第4手順では対物レ
ンズの基準位置を定めただけであり、この光ディスク装
置では前記のようにレンズ位置センサの出力でオフセッ
トをキャンセルさせる動作を行うことから、その位置以
外に移動した場合にはTE信号にオフセットが発生す
る。また、第4手順はレンズ位置センサの出力とは無関
係に実行されている。第5手順では、第1検出手段の検
出している信号レベルを0にするように第2加算手段の
加算信号レベルを調整し、前記の対物レンズの位置でレ
ンズ位置センサ側からの出力が0となるように設定す
る。この第5手順により、対物レンズが前記の基準位置
以外の位置へ移動するとレンズ位置センサ側からは0を
中心にして移動量に比例した出力が得られる。
ンズの基準位置を定めただけであり、この光ディスク装
置では前記のようにレンズ位置センサの出力でオフセッ
トをキャンセルさせる動作を行うことから、その位置以
外に移動した場合にはTE信号にオフセットが発生す
る。また、第4手順はレンズ位置センサの出力とは無関
係に実行されている。第5手順では、第1検出手段の検
出している信号レベルを0にするように第2加算手段の
加算信号レベルを調整し、前記の対物レンズの位置でレ
ンズ位置センサ側からの出力が0となるように設定す
る。この第5手順により、対物レンズが前記の基準位置
以外の位置へ移動するとレンズ位置センサ側からは0を
中心にして移動量に比例した出力が得られる。
【0014】ところで、前記の第4手順と第5手順は独
立したループでの補正手順であり、第1増幅手段と第2
増幅手段の利得に差がある場合には、TE信号に含まれ
るオフセットをレンズ位置センサの出力でキャンセルさ
せることができない。そこで、第6手順で第1加算手段
の加算信号のレベルを再度変化させ、対物レンズの位置
を別の位置へ移動させることにより意図的にオフセット
を発生させる。 そして、第7手順で第2検出手段の出
力信号を0とするように第2増幅手段の利得を調整・設
定する。その結果、対物レンズが何れの位置にあっても
第2検出手段の出力として得られるTE信号にオフセッ
トが発生しないようにでき、以降、第2検出手段の出力
信号を用いて正確なトラッキング制御が可能になる。
立したループでの補正手順であり、第1増幅手段と第2
増幅手段の利得に差がある場合には、TE信号に含まれ
るオフセットをレンズ位置センサの出力でキャンセルさ
せることができない。そこで、第6手順で第1加算手段
の加算信号のレベルを再度変化させ、対物レンズの位置
を別の位置へ移動させることにより意図的にオフセット
を発生させる。 そして、第7手順で第2検出手段の出
力信号を0とするように第2増幅手段の利得を調整・設
定する。その結果、対物レンズが何れの位置にあっても
第2検出手段の出力として得られるTE信号にオフセッ
トが発生しないようにでき、以降、第2検出手段の出力
信号を用いて正確なトラッキング制御が可能になる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の「光ディスク装置におけるT
E信号のオフセット補正方法」の実施例を図1から図3
を用いて詳細に説明する。先ず、図1は本発明のオフセ
ット補正方法を実行する光ディスク装置のシステム構成
図であり、図4に示した光ディスク装置の各構成要素と
同一の符号が付されているものは同一の構成要素に相当
する。
E信号のオフセット補正方法」の実施例を図1から図3
を用いて詳細に説明する。先ず、図1は本発明のオフセ
ット補正方法を実行する光ディスク装置のシステム構成
図であり、図4に示した光ディスク装置の各構成要素と
同一の符号が付されているものは同一の構成要素に相当
する。
【0016】この光ディスク装置の特徴は、(1) サーボ
回路17とトラッキングドライブ回路18の間に加算器20が
設けられており、その加算器20に対してマイコン回路12
がD/A変換器21を介して調整信号を入力できるように
なっている点、(2) 図4の構成のように、差動増幅器15
のTE信号入力側に加算器13を設けて調整信号を加算す
る方式を採用せず、GCアンプ10の出力をそのまま差動
増幅器15へ入力している点、(3) 差動増幅器15に対する
レンズ位置センサ6側の信号入力回路に加算器22とGC
アンプ23を設け、その加算器22に対してマイコン回路12
がD/A変換器24を介して調整信号を入力でき、マイコ
ン回路12が加算器22の出力を検出できるようになってい
ると共に、マイコン回路12がGCアンプ23の利得を調整
できるようになっている点、及び(4)マイコン回路12が
オフセット補正モードにおいて後述する手順を自動的に
実行するためのプログラムを格納している点にある。
回路17とトラッキングドライブ回路18の間に加算器20が
設けられており、その加算器20に対してマイコン回路12
がD/A変換器21を介して調整信号を入力できるように
なっている点、(2) 図4の構成のように、差動増幅器15
のTE信号入力側に加算器13を設けて調整信号を加算す
る方式を採用せず、GCアンプ10の出力をそのまま差動
増幅器15へ入力している点、(3) 差動増幅器15に対する
レンズ位置センサ6側の信号入力回路に加算器22とGC
アンプ23を設け、その加算器22に対してマイコン回路12
がD/A変換器24を介して調整信号を入力でき、マイコ
ン回路12が加算器22の出力を検出できるようになってい
ると共に、マイコン回路12がGCアンプ23の利得を調整
できるようになっている点、及び(4)マイコン回路12が
オフセット補正モードにおいて後述する手順を自動的に
実行するためのプログラムを格納している点にある。
【0017】次に、この光ディスク装置によるオフセッ
ト補正モードでの動作手順を図2のフローチャートを参
照しながら説明する。尚、この補正手順では常にサーボ
回路17がオフ状態に設定されている。先ず、レンズ位置
センサ6の信号入力回路に設けたGCアンプ23の利得を
0に設定しておき、その状態でマイコン回路12が差動増
幅器15の出力信号のレベルを測定する(S1)。この場合、
P&Bホールド回路16はGCアンプ10の出力をそのまま
ホールドするため、マイコン回路12は光検出器7が出力
するTE信号の増幅された信号レベルを測定することに
なる。ここで、マイコン回路12は前記に測定した信号レ
ベルが規定値か否かを確認し、規定値から外れている場
合にはその補正量を求め、測定した信号レベルが規定値
に合致するようにGCアンプ10の利得を調整・設定する
(S2〜S4→S1,S2)。
ト補正モードでの動作手順を図2のフローチャートを参
照しながら説明する。尚、この補正手順では常にサーボ
回路17がオフ状態に設定されている。先ず、レンズ位置
センサ6の信号入力回路に設けたGCアンプ23の利得を
0に設定しておき、その状態でマイコン回路12が差動増
幅器15の出力信号のレベルを測定する(S1)。この場合、
P&Bホールド回路16はGCアンプ10の出力をそのまま
ホールドするため、マイコン回路12は光検出器7が出力
するTE信号の増幅された信号レベルを測定することに
なる。ここで、マイコン回路12は前記に測定した信号レ
ベルが規定値か否かを確認し、規定値から外れている場
合にはその補正量を求め、測定した信号レベルが規定値
に合致するようにGCアンプ10の利得を調整・設定する
(S2〜S4→S1,S2)。
【0018】前記の調整・設定が終了すると、マイコン
回路12はD/A変換器21の出力として図3に示したV0を
一時的に0にセットし、サーボ回路17をオフ状態とした
ままD/A変換器21を介して対物レンズ4を移動させ、そ
の状態で光検出器7からヘッドアンプ9とGCアンプ10と
差動増幅器15を介してP&Bホールド回路16によってホ
ールドされるTE信号を測定し、そのオフセット値を内
部のRAMにセーブする(S5,S6)。また、マイコン回路1
2はD/A変換器21の出力をV1にセットして、前記と同
様にしてTE信号を測定してそのオフセット値をセーブ
する(S7,S8)。そして、前記に得られた2つのオフセッ
ト量に基づいてTE信号のオフセットと対物レンズ4の
移動量(D/A変換器21に対する出力レベル)の相関係数
を演算し、TE信号のオフセットが0になる信号レベル
をD/A変換器21に図3に示すV2としてセットする(S9
〜S12)。即ち、トラッキングドライブ回路18は加算器20
から得られる各信号レベルに対応してレンズアクチュエ
ータ5を作動させ、対物レンズ4を各信号レベルに対応し
た位置へ移動させることになるが、オフセットは対物レ
ンズ4によって光検出器7に集光せしめられるビームスポ
ットが光検出器7の中心からずれている場合のずれ量に
比例して現れるため、前記の相関係数が求まり、その相
関係数を用いてTE信号のオフセットを0にするための
D/A変換器21に対する出力レベルを求めることができ
る。その結果、対物レンズ4と光検出器7の光学的位置関
係は図5の実線で示したような適正状態となる。
回路12はD/A変換器21の出力として図3に示したV0を
一時的に0にセットし、サーボ回路17をオフ状態とした
ままD/A変換器21を介して対物レンズ4を移動させ、そ
の状態で光検出器7からヘッドアンプ9とGCアンプ10と
差動増幅器15を介してP&Bホールド回路16によってホ
ールドされるTE信号を測定し、そのオフセット値を内
部のRAMにセーブする(S5,S6)。また、マイコン回路1
2はD/A変換器21の出力をV1にセットして、前記と同
様にしてTE信号を測定してそのオフセット値をセーブ
する(S7,S8)。そして、前記に得られた2つのオフセッ
ト量に基づいてTE信号のオフセットと対物レンズ4の
移動量(D/A変換器21に対する出力レベル)の相関係数
を演算し、TE信号のオフセットが0になる信号レベル
をD/A変換器21に図3に示すV2としてセットする(S9
〜S12)。即ち、トラッキングドライブ回路18は加算器20
から得られる各信号レベルに対応してレンズアクチュエ
ータ5を作動させ、対物レンズ4を各信号レベルに対応し
た位置へ移動させることになるが、オフセットは対物レ
ンズ4によって光検出器7に集光せしめられるビームスポ
ットが光検出器7の中心からずれている場合のずれ量に
比例して現れるため、前記の相関係数が求まり、その相
関係数を用いてTE信号のオフセットを0にするための
D/A変換器21に対する出力レベルを求めることができ
る。その結果、対物レンズ4と光検出器7の光学的位置関
係は図5の実線で示したような適正状態となる。
【0019】次に、上記の手順で対物レンズ4が適正位
置に調整されると、マイコン回路12は加算器22の出力レ
ベルを測定し、そのレベルを0とする補正値をD/A変
換器24にセットする(S13〜S15)。即ち、対物レンズ4が
前記の適正位置にある状態でレンズ位置センサ6側から
得られる信号が0となるように調整され、対物レンズ4
がその位置からずれた場合に、レンズ位置センサ6側か
らGCアンプ23へ入力される信号が0レベルを中心とし
て対物レンズ4のずれ量に比例したレベルに変化するこ
とになる。
置に調整されると、マイコン回路12は加算器22の出力レ
ベルを測定し、そのレベルを0とする補正値をD/A変
換器24にセットする(S13〜S15)。即ち、対物レンズ4が
前記の適正位置にある状態でレンズ位置センサ6側から
得られる信号が0となるように調整され、対物レンズ4
がその位置からずれた場合に、レンズ位置センサ6側か
らGCアンプ23へ入力される信号が0レベルを中心とし
て対物レンズ4のずれ量に比例したレベルに変化するこ
とになる。
【0020】ところで、以上の調整手順では、対物レン
ズ4が適正位置にある状態(D/A変換器21にV2がセット
されている状態)でTE信号のオフセットが0とされ、
且つその状態でレンズ位置センサ6の信号回路に設けら
れた加算器22の出力が0となるように調整されたことに
なるが、この光ディスク装置では差動増幅器15によって
光検出器7側から得られるTE信号に含まれるオフセッ
トをレンズ位置センサ6側から得られる信号でキャンセ
ルさせる方式を採用しており、また実際のトラッキング
サーボ制御ではサーボ回路17が差動増幅器15の出力信号
を用ている。そのために、対物レンズ4が前記の適正位
置から別の位置に移動した状態でも、差動増幅器15の出
力として得られるTE信号にオフセットが含まれないよ
うにする必要がある。
ズ4が適正位置にある状態(D/A変換器21にV2がセット
されている状態)でTE信号のオフセットが0とされ、
且つその状態でレンズ位置センサ6の信号回路に設けら
れた加算器22の出力が0となるように調整されたことに
なるが、この光ディスク装置では差動増幅器15によって
光検出器7側から得られるTE信号に含まれるオフセッ
トをレンズ位置センサ6側から得られる信号でキャンセ
ルさせる方式を採用しており、また実際のトラッキング
サーボ制御ではサーボ回路17が差動増幅器15の出力信号
を用ている。そのために、対物レンズ4が前記の適正位
置から別の位置に移動した状態でも、差動増幅器15の出
力として得られるTE信号にオフセットが含まれないよ
うにする必要がある。
【0021】そこで、マイコン回路12はGCアンプ23の
利得を0とした状態のままでD/A変換器21の出力をV3
(≠V2)にセットし、対物レンズ4を前記の適正位置から
別の位置へ移動させる(S16)。この対物レンズ4の移動に
よって、差動増幅器15の出力として得られるTE信号に
はオフセットが発生することになるが、マイコン回路21
はそのオフセットを測定する(S17)。そして、既知であ
るGCアンプ23の利得制御に係る補正係数を用いて利得
の補正量を求め、TE信号のオフセットを0にするよう
にGCアンプ23の利得を調整・設定する(S18〜S20)。そ
の結果、光検出器7からヘッドアンプ9とGCアンプ10を
介して得られているTE信号のオフセットは、差動増幅
器15によってGCアンプ23の出力(レンズ位置センサ6側
の増幅信号)でキャンセルされる。
利得を0とした状態のままでD/A変換器21の出力をV3
(≠V2)にセットし、対物レンズ4を前記の適正位置から
別の位置へ移動させる(S16)。この対物レンズ4の移動に
よって、差動増幅器15の出力として得られるTE信号に
はオフセットが発生することになるが、マイコン回路21
はそのオフセットを測定する(S17)。そして、既知であ
るGCアンプ23の利得制御に係る補正係数を用いて利得
の補正量を求め、TE信号のオフセットを0にするよう
にGCアンプ23の利得を調整・設定する(S18〜S20)。そ
の結果、光検出器7からヘッドアンプ9とGCアンプ10を
介して得られているTE信号のオフセットは、差動増幅
器15によってGCアンプ23の出力(レンズ位置センサ6側
の増幅信号)でキャンセルされる。
【0022】ところで、TE信号のオフセットとレンズ
位置センサ6の出力はそれぞれ対物レンズ4の前記適正位
置からのずれ量に対応して比例的に増減する。従って、
前記のようにGCアンプ23の利得が調整されたことによ
り、対物レンズ4が如何なる位置にあっても差動増幅器1
5の出力として得られるTE信号からオフセット成分が
キャンセルされる条件が成立し、サーボ回路17が用いる
TE信号にはオフセットが含まれないことになる。
位置センサ6の出力はそれぞれ対物レンズ4の前記適正位
置からのずれ量に対応して比例的に増減する。従って、
前記のようにGCアンプ23の利得が調整されたことによ
り、対物レンズ4が如何なる位置にあっても差動増幅器1
5の出力として得られるTE信号からオフセット成分が
キャンセルされる条件が成立し、サーボ回路17が用いる
TE信号にはオフセットが含まれないことになる。
【0023】そして、以上の手順を完了することでオフ
セット補正モードを抜けるが、以降、この光ディスク装
置ではマイコン回路12がD/A変換器21,24のセット値及
びGCアンプ10,23の利得を上記の調整値に保持して実
際の動作時におけるトラッキングサーボ制御を行う。
セット補正モードを抜けるが、以降、この光ディスク装
置ではマイコン回路12がD/A変換器21,24のセット値及
びGCアンプ10,23の利得を上記の調整値に保持して実
際の動作時におけるトラッキングサーボ制御を行う。
【0024】
【発明の効果】本発明の「光ディスク装置におけるTE
信号のオフセット補正方法」は、以上の構成を有してい
ることにより、次のような効果を奏する。請求項1の発
明は、プッシュプル法でTE信号を検出し、対物レンズ
を移動させてトラッキングを実行する光ディスク装置に
おいて、従来技術では単に電気的な調整によるオフセッ
トの補正だけで対物レンズの光軸と光検出器の光学的位
置関係の適正化を図れなかったが、この発明の補正手順
によって適正な光学的位置関係を確保し、その位置関係
を基準としてTE信号を検出させることで常に正確なT
E信号とアドレス信号を得ることが可能になる。即ち、
図4の点線で示すような光学的位置関係を基準にトラッ
キング制御を行うとTE信号にクロストーク成分が発生
してしまうが、この発明によってそのような不具合を防
止でき、特に、ウォブリング形成されたプリグルーブか
らTE信号とその信号に重畳された変調アドレス信号を
検出する場合にも、常に正確なTE信号とアドレス信号
を得ることができ、誤りのないトラッキング制御が実現
できる。請求項2の発明は、光検出器から得られるTE
信号に含まれるオフセットを対物レンズの移動量を検出
するレンズ位置センサの出力でキャンセルさせる方式を
採用している場合に適用され、対物レンズの移動に伴っ
て発生するTE信号のオフセットをレンズ位置センサの
出力で正確にキャンセルさせることを可能にして、請求
項1の発明と同様の効果を実現する。
信号のオフセット補正方法」は、以上の構成を有してい
ることにより、次のような効果を奏する。請求項1の発
明は、プッシュプル法でTE信号を検出し、対物レンズ
を移動させてトラッキングを実行する光ディスク装置に
おいて、従来技術では単に電気的な調整によるオフセッ
トの補正だけで対物レンズの光軸と光検出器の光学的位
置関係の適正化を図れなかったが、この発明の補正手順
によって適正な光学的位置関係を確保し、その位置関係
を基準としてTE信号を検出させることで常に正確なT
E信号とアドレス信号を得ることが可能になる。即ち、
図4の点線で示すような光学的位置関係を基準にトラッ
キング制御を行うとTE信号にクロストーク成分が発生
してしまうが、この発明によってそのような不具合を防
止でき、特に、ウォブリング形成されたプリグルーブか
らTE信号とその信号に重畳された変調アドレス信号を
検出する場合にも、常に正確なTE信号とアドレス信号
を得ることができ、誤りのないトラッキング制御が実現
できる。請求項2の発明は、光検出器から得られるTE
信号に含まれるオフセットを対物レンズの移動量を検出
するレンズ位置センサの出力でキャンセルさせる方式を
採用している場合に適用され、対物レンズの移動に伴っ
て発生するTE信号のオフセットをレンズ位置センサの
出力で正確にキャンセルさせることを可能にして、請求
項1の発明と同様の効果を実現する。
【図1】本発明の「光ディスク装置におけるTE信号の
オフセット補正方法」を実行する光ディスク装置のシス
テム構成図である。
オフセット補正方法」を実行する光ディスク装置のシス
テム構成図である。
【図2】オフセット補正モードでの自動補正手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】図1に示されるトラッキングサーボループ内に
設けたD/A変換器の出力とTE信号のオフセットの関
係を示した図である。
設けたD/A変換器の出力とTE信号のオフセットの関
係を示した図である。
【図4】従来のオフセット補正手順を実行する光ディス
ク装置のシステム構成図である。
ク装置のシステム構成図である。
【図5】対物レンズと光検出器の光学的位置関係を示す
図である。但し、実線は対物レンズが適正位置にある状
態を、点線は対物レンズがずれた位置にある状態を示
す。
図である。但し、実線は対物レンズが適正位置にある状
態を、点線は対物レンズがずれた位置にある状態を示
す。
1…光ディスク、2…スピンドルモータ、3…光ピックア
ップ、4…対物レンズ、5…レンズアクチュエータ、6…
レンズ位置センサ、7…光検出器(差動増幅回路も含
む)、8…リニアモータ、9…ヘッドアンプ、10,23…GC
アンプ(10:第1増幅手段,23:第2増幅手段)、11,21,24
…D/A変換器(21:第1加算手段,24:第2加算手段)、12
…マイコン回路(第1検出手段,第2検出手段,第1加算
手段,第2加算手段,第1増幅手段,第2増幅手段)、13,2
0,22…加算器(20:第1加算手段,22:第2加算手段)、14
…センサアンプ、15…差動増幅器(第2検出手段)、16…
P&Bホールド回路(第2検出手段)、17…サーボ回路、
18…トラッキングドライブ回路。
ップ、4…対物レンズ、5…レンズアクチュエータ、6…
レンズ位置センサ、7…光検出器(差動増幅回路も含
む)、8…リニアモータ、9…ヘッドアンプ、10,23…GC
アンプ(10:第1増幅手段,23:第2増幅手段)、11,21,24
…D/A変換器(21:第1加算手段,24:第2加算手段)、12
…マイコン回路(第1検出手段,第2検出手段,第1加算
手段,第2加算手段,第1増幅手段,第2増幅手段)、13,2
0,22…加算器(20:第1加算手段,22:第2加算手段)、14
…センサアンプ、15…差動増幅器(第2検出手段)、16…
P&Bホールド回路(第2検出手段)、17…サーボ回路、
18…トラッキングドライブ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 泰宜 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 西尾 功 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 プッシュプル法でトラッキングエラー信
号を検出し、対物レンズを光軸に直交する方向に移動さ
せてトラッキングを実行する光ディスク装置において、
トラッキングサーボループに設けられ、トラッキング制
御信号に対して調整信号を加算すると共に加算した信号
で前記対物レンズを移動させるための信号加算手段を具
備せしめ、オフセット補正時には、トラッキングサーボ
ループをオフ状態として、前記信号加算手段に一定レベ
ルの信号を出力して光検出器から得られるトラッキング
エラー信号のオフセットを測定し、その測定されたオフ
セットを0にするべく前記信号加算手段に対する出力信
号のレベルを調整・設定し、以降の光ディスク装置の動
作時には、前記に調整・設定された信号レベルを常に前
記信号加算手段へ出力させてトラッキング制御を実行さ
せることを特徴とした光ディスク装置におけるトラッキ
ングエラー信号のオフセット補正方法。 - 【請求項2】 プッシュプル法でトラッキングエラー信
号を検出し、対物レンズを光軸に直交する方向に移動さ
せてトラッキングを実行する光ディスク装置であって、
光検出器から得られるトラッキングエラー信号に含まれ
るオフセットを前記対物レンズの移動量を検出するレン
ズ位置センサの出力でキャンセルさせる方式を採用して
いる場合において、前記光検出器から得られるトラッキ
ングエラー信号を増幅すると共に、その利得を可変設定
することが可能な第1増幅手段と、トラッキングサーボ
ループに設けられ、そのトラッキング制御信号に対して
調整信号を加算する第1加算手段と、前記レンズ位置セ
ンサの出力信号に対して調整信号を加算する第2加算手
段と、前記第2加算手段による加算後の信号を検出する
第1検出手段と、前記第2加算手段による加算後の信号
を増幅すると共に、その利得を可変設定することが可能
な第2増幅手段と、前記第1増幅手段の出力信号から前
記第2増幅手段の出力信号を差し引いた差信号を検出す
る第2検出手段とを具備せしめ、オフセット補正時に
は、常にトラッキングサーボループをオフ状態とし、前
記第2増幅手段の利得を0とした状態で規定レベルのト
ラッキングエラー信号が得られるように前記第1増幅手
段の利得を調整・設定する第1手順と、前記第2増幅手
段の利得を0とした状態で前記第1加算手段に一定レベ
ルの信号を出力して前記対物レンズを移動させる第2手
順と、前記第2手順による対物レンズの移動によって前
記第2検出手段から得られる信号に基づいてトラッキン
グエラー信号のオフセットを測定する第3手順と、前記
第3手順で測定されたオフセットを0にするべく前記第
1加算手段に対する出力信号のレベルを調整・設定する
第4手順と、前記第1検出手段が検出している信号レベ
ルを0にするべく前記第2加算手段に対する加算信号の
レベルを調整・設定する第5手順と、前記第2増幅手段
の利得を0とした状態で前記第1加算手段に前記と異な
るレベルの信号を出力して前記対物レンズを別の位置へ
移動させる第6手順と、前記第2検出手段が検出してい
る信号レベルを0にするべく前記第2増幅手段の利得を
調整・設定する第7手順とからなり、以降、前記の調整・
設定後の状態でトラッキング制御を実行させること特徴
とした光ディスク装置におけるトラッキングエラー信号
のオフセット補正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06290697A JP3107189B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 光ディスク装置におけるトラッキングエラー信号のオフセット補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06290697A JP3107189B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 光ディスク装置におけるトラッキングエラー信号のオフセット補正方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08129766A true JPH08129766A (ja) | 1996-05-21 |
| JP3107189B2 JP3107189B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=17759346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06290697A Expired - Fee Related JP3107189B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 光ディスク装置におけるトラッキングエラー信号のオフセット補正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3107189B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20080022246A (ko) * | 2006-09-06 | 2008-03-11 | 주식회사 히타치엘지 데이터 스토리지 코리아 | 광픽업의 포토 디텍터 틀어짐 보상방법 |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP06290697A patent/JP3107189B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20080022246A (ko) * | 2006-09-06 | 2008-03-11 | 주식회사 히타치엘지 데이터 스토리지 코리아 | 광픽업의 포토 디텍터 틀어짐 보상방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3107189B2 (ja) | 2000-11-06 |
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