JPH08130256A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JPH08130256A JPH08130256A JP6290431A JP29043194A JPH08130256A JP H08130256 A JPH08130256 A JP H08130256A JP 6290431 A JP6290431 A JP 6290431A JP 29043194 A JP29043194 A JP 29043194A JP H08130256 A JPH08130256 A JP H08130256A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 MOS型トランジスタをメモリ素子とした半
導体記憶装置における、短チャネル効果の問題がなく、
しかも基板の表面近傍において発生される電子によるソ
フトエラーを防止することを可能とする。 【構成】 半導体基板1にPウェル5Pが形成され、こ
のPウェル5Pにメモリ素子としてMOS型トランジス
タが形成された半導体記憶装置において、Pウェルに隣
接してNウェル5Nが形成され、かつトランジスタの記
憶ノードとしてのドレイン10の下側領域には、Pウェ
ル5PとNウェル5Nとの間にわたってN型埋込層4が
形成される。α線によって発生された電子の大部分はN
型埋込層4に流れ込み、メモリ素子の記憶ノード10に
対して電子が流れ込むことが抑制され、記憶ノードにお
ける電荷量が変化されることが防止され、ソフトエラー
の発生が防止される。
導体記憶装置における、短チャネル効果の問題がなく、
しかも基板の表面近傍において発生される電子によるソ
フトエラーを防止することを可能とする。 【構成】 半導体基板1にPウェル5Pが形成され、こ
のPウェル5Pにメモリ素子としてMOS型トランジス
タが形成された半導体記憶装置において、Pウェルに隣
接してNウェル5Nが形成され、かつトランジスタの記
憶ノードとしてのドレイン10の下側領域には、Pウェ
ル5PとNウェル5Nとの間にわたってN型埋込層4が
形成される。α線によって発生された電子の大部分はN
型埋込層4に流れ込み、メモリ素子の記憶ノード10に
対して電子が流れ込むことが抑制され、記憶ノードにお
ける電荷量が変化されることが防止され、ソフトエラー
の発生が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に関し、
特にスタチックRAM(以下、SRAMと称する)のよ
うなトランジスタを記憶素子として情報を蓄積する方式
の半導体記憶装置に関する。
特にスタチックRAM(以下、SRAMと称する)のよ
うなトランジスタを記憶素子として情報を蓄積する方式
の半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なSRAMとして、MOS
FETを用いた高抵抗負荷型メモリセルの回路図を図3
に示す。ここでは、2個のN型MOSFETからなるド
ライバトランジスタND(ND1,ND2)をたすき掛
け接続し、かつ2個の高抵抗R(R1,R2)を負荷と
して接続してメモリセルを構成する。また、このメモリ
セルに対してワード線Wとディジット線D(D1,D
2)とを2個のN型MOSFETからなるトランスファ
トランジスタNT(NT1,NT2)を介して接続して
いる。
FETを用いた高抵抗負荷型メモリセルの回路図を図3
に示す。ここでは、2個のN型MOSFETからなるド
ライバトランジスタND(ND1,ND2)をたすき掛
け接続し、かつ2個の高抵抗R(R1,R2)を負荷と
して接続してメモリセルを構成する。また、このメモリ
セルに対してワード線Wとディジット線D(D1,D
2)とを2個のN型MOSFETからなるトランスファ
トランジスタNT(NT1,NT2)を介して接続して
いる。
【0003】このようなSRAMの構造の一例を図4に
示す。N型半導体基板21の表面に低濃度Pウェル22
が形成され、その表面に選択的にフィールド酸化膜23
が形成され、メモリセル領域が画成される。メモリセル
領域には一部が開口されたゲート酸化膜24が形成さ
れ、かつその上にトランスファトランジスタNTのゲー
ト電極25とドライバトランジスタNDのゲート電極2
6とソース電極27とが形成され、層間絶縁膜28によ
り被覆される。また、この層間絶縁膜28上にはドライ
バトランジスタNDのゲート電極26と電気接続された
状態で高抵抗素子Rが形成される。
示す。N型半導体基板21の表面に低濃度Pウェル22
が形成され、その表面に選択的にフィールド酸化膜23
が形成され、メモリセル領域が画成される。メモリセル
領域には一部が開口されたゲート酸化膜24が形成さ
れ、かつその上にトランスファトランジスタNTのゲー
ト電極25とドライバトランジスタNDのゲート電極2
6とソース電極27とが形成され、層間絶縁膜28によ
り被覆される。また、この層間絶縁膜28上にはドライ
バトランジスタNDのゲート電極26と電気接続された
状態で高抵抗素子Rが形成される。
【0004】一方、前記Pウェル22には高濃度N型拡
散層が形成され、トランスファトランジスタNTのソー
スとドレイン29,30として構成される。このSRA
Mでは、前記トランスファトランジスタNTのドレイン
30がドライバトランジスタNDのゲート電極26に接
続されて記憶ノードとして機能され、この記憶ノード3
0における電荷量に応じて記憶状態が設定されることに
なる。
散層が形成され、トランスファトランジスタNTのソー
スとドレイン29,30として構成される。このSRA
Mでは、前記トランスファトランジスタNTのドレイン
30がドライバトランジスタNDのゲート電極26に接
続されて記憶ノードとして機能され、この記憶ノード3
0における電荷量に応じて記憶状態が設定されることに
なる。
【0005】ところで、このような半導体記憶装置にα
線が入射すると、N型半導体基板21やPウェル22内
でその飛程に沿って電子・正孔対が発生し、そのうち、
正孔はGND電位としているPウェル22に流れ込み、
電子は記憶ノード30に流れ込むことになる。このた
め、記憶ノード30をドレインとするドライバトランジ
スタNDがオフ状態にあってその電荷量が高い状態にあ
るときに、このような電子の流れ込みが生じると、記憶
ノード30における電荷が低減されてしまい、結果とし
てメモルセルにおける記憶情報が破壊されるという、い
わゆるソフトエラーが発生する。
線が入射すると、N型半導体基板21やPウェル22内
でその飛程に沿って電子・正孔対が発生し、そのうち、
正孔はGND電位としているPウェル22に流れ込み、
電子は記憶ノード30に流れ込むことになる。このた
め、記憶ノード30をドレインとするドライバトランジ
スタNDがオフ状態にあってその電荷量が高い状態にあ
るときに、このような電子の流れ込みが生じると、記憶
ノード30における電荷が低減されてしまい、結果とし
てメモルセルにおける記憶情報が破壊されるという、い
わゆるソフトエラーが発生する。
【0006】特に、近年における半導体記憶装置の高集
積化や高速化に伴ってメモリセルの微細化が進められる
と、記憶ノードの面積も縮小され、記憶ノードにおける
電荷量が小さくされる。このため、前記したα線によっ
て生成された電子によるソフトエラーが発生し易くな
り、半導体記憶装置の信頼性が低下されることになる。
積化や高速化に伴ってメモリセルの微細化が進められる
と、記憶ノードの面積も縮小され、記憶ノードにおける
電荷量が小さくされる。このため、前記したα線によっ
て生成された電子によるソフトエラーが発生し易くな
り、半導体記憶装置の信頼性が低下されることになる。
【0007】このため、従来からこのようなソフトエラ
ーを防止するための提案がなされており、例えば特開平
3−93266号公報では、記憶ノードの電荷量を増加
させるために、記憶ノードを構成するN型拡散層の底面
をPウェルの下層に形成した高濃度P型拡散層に接触さ
せる構成を採用している。また、特開平2−14492
5号公報では、メモリセルのトランジスタの下層に設け
られるコレクタとしての埋込層の下に電荷再結合促進領
域を形成し、α線入射によって基板に発生した電荷がコ
レクタに集合することを阻止する構成を採用している。
ーを防止するための提案がなされており、例えば特開平
3−93266号公報では、記憶ノードの電荷量を増加
させるために、記憶ノードを構成するN型拡散層の底面
をPウェルの下層に形成した高濃度P型拡散層に接触さ
せる構成を採用している。また、特開平2−14492
5号公報では、メモリセルのトランジスタの下層に設け
られるコレクタとしての埋込層の下に電荷再結合促進領
域を形成し、α線入射によって基板に発生した電荷がコ
レクタに集合することを阻止する構成を採用している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来において提案されている構成についてみると、前者
のものでは記憶ノードを実質的に深く形成する必要があ
るため、微細化されたチャネルに対して熱拡散よる短チ
ャネル効果の影響が大きくなる。また、後者のもので
は、メモリセルの記憶ノードの近傍で発生される電子の
影響を防止することができないという問題がある。
従来において提案されている構成についてみると、前者
のものでは記憶ノードを実質的に深く形成する必要があ
るため、微細化されたチャネルに対して熱拡散よる短チ
ャネル効果の影響が大きくなる。また、後者のもので
は、メモリセルの記憶ノードの近傍で発生される電子の
影響を防止することができないという問題がある。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、短チャネル効果の問題
がなく、しかも基板の表面近傍において発生される電子
によるソフトエラーを防止することを可能とした半導体
記憶装置を提供することにある。
がなく、しかも基板の表面近傍において発生される電子
によるソフトエラーを防止することを可能とした半導体
記憶装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、半導体基板上に第1導電型のウェルが形成され、こ
の第1導電型のウェルにメモリ素子が形成されてなる半
導体記憶装置において、前記第1導電型のウェルに隣接
して第2導電型のウェルが形成され、かつ前記メモリ素
子の下側領域には前記第1導電型ウェルと第2導電型ウ
ェルとの間にわたって第2導電型の埋込層が形成されて
いることを特徴とする。
は、半導体基板上に第1導電型のウェルが形成され、こ
の第1導電型のウェルにメモリ素子が形成されてなる半
導体記憶装置において、前記第1導電型のウェルに隣接
して第2導電型のウェルが形成され、かつ前記メモリ素
子の下側領域には前記第1導電型ウェルと第2導電型ウ
ェルとの間にわたって第2導電型の埋込層が形成されて
いることを特徴とする。
【0011】ここで、メモリ素子はスタチックRAMの
メモリセルを構成するMOS型トランジスタであり、第
2導電型の埋込層は少なくともそのMOS型トランジス
タの記憶ノードの下側領域にわたって形成される。ま
た、第2導電型の埋込層はウェルの中間深さ位置に形成
される。更に、第2導電型の埋込層は第2導電型ウェル
を介して記憶ノード側の高電位に保持される。
メモリセルを構成するMOS型トランジスタであり、第
2導電型の埋込層は少なくともそのMOS型トランジス
タの記憶ノードの下側領域にわたって形成される。ま
た、第2導電型の埋込層はウェルの中間深さ位置に形成
される。更に、第2導電型の埋込層は第2導電型ウェル
を介して記憶ノード側の高電位に保持される。
【0012】
【作用】第2導電型の埋込層は第2導電型のウェルを介
して所定電位に保持されることで、入射されたα線によ
って発生された電子・正孔対のうち、正孔はGND電位
とされたPウェルに流れ込み、電子は大部分が第2導電
型埋込層に流れ込む。このため、メモリ素子の記憶ノー
ドに対して電子が流れ込むことが抑制され、記憶ノード
における電荷量が変化されることが防止され、ソフトエ
ラーの発生が防止される。
して所定電位に保持されることで、入射されたα線によ
って発生された電子・正孔対のうち、正孔はGND電位
とされたPウェルに流れ込み、電子は大部分が第2導電
型埋込層に流れ込む。このため、メモリ素子の記憶ノー
ドに対して電子が流れ込むことが抑制され、記憶ノード
における電荷量が変化されることが防止され、ソフトエ
ラーの発生が防止される。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の第1実施例の断面図であり、図3
に示した高抵抗負荷型SRAMに本発明を適用した例を
示している。N型シリコン基板1の表面には弗化ボロン
(BF2 )が高濃度に導入されたP型埋込層2が形成さ
れ、かつその表面上には下側エピタキシャル層3が成長
される。そして、この下側エピタキシャル層3にはメモ
リセルを形成する領域にPウェル3Pが形成され、他の
領域にはNウェル3Nが形成される。更に、下側エピタ
キシャル層3の表面には、これらPウェル3PとNウェ
ル3Nの各領域にわたって砒素(As)を導入し、N型
埋込層4を形成する。
する。図1は本発明の第1実施例の断面図であり、図3
に示した高抵抗負荷型SRAMに本発明を適用した例を
示している。N型シリコン基板1の表面には弗化ボロン
(BF2 )が高濃度に導入されたP型埋込層2が形成さ
れ、かつその表面上には下側エピタキシャル層3が成長
される。そして、この下側エピタキシャル層3にはメモ
リセルを形成する領域にPウェル3Pが形成され、他の
領域にはNウェル3Nが形成される。更に、下側エピタ
キシャル層3の表面には、これらPウェル3PとNウェ
ル3Nの各領域にわたって砒素(As)を導入し、N型
埋込層4を形成する。
【0014】なお、このN型埋込層4は、Pウェル3P
においては、少なくともメモリセルを形成する領域、更
に言えば後述するようにメモリセルの記憶ノードとなる
トランスファトランジスタのドレインを形成する領域に
わたって形成される。また、Nウェル3Nにおいては少
なくともNウェル3Nとの電気的なコンタクトが可能と
される領域範囲に形成される。なお、このN型埋込層4
は前記したドレインに対してなるべく近接する位置、こ
の実施例ではドレインの底面から3μm程度の深さの位
置に形成している。
においては、少なくともメモリセルを形成する領域、更
に言えば後述するようにメモリセルの記憶ノードとなる
トランスファトランジスタのドレインを形成する領域に
わたって形成される。また、Nウェル3Nにおいては少
なくともNウェル3Nとの電気的なコンタクトが可能と
される領域範囲に形成される。なお、このN型埋込層4
は前記したドレインに対してなるべく近接する位置、こ
の実施例ではドレインの底面から3μm程度の深さの位
置に形成している。
【0015】前記N型埋込層4の上には上側エピタキシ
ャル層5が成長され、前記下側エピタキシャル層3に対
応してPウェル5PとNウェル5Nが形成される。そし
て、上側エピタキシャル層5の表面にはLOCOS法
(選択酸化法)により厚いシリコン酸化膜からなるフィ
ールド酸化膜6が選択的に形成され、かつ薄いシリコン
酸化膜からなるゲート酸化膜7が形成される。
ャル層5が成長され、前記下側エピタキシャル層3に対
応してPウェル5PとNウェル5Nが形成される。そし
て、上側エピタキシャル層5の表面にはLOCOS法
(選択酸化法)により厚いシリコン酸化膜からなるフィ
ールド酸化膜6が選択的に形成され、かつ薄いシリコン
酸化膜からなるゲート酸化膜7が形成される。
【0016】そして、Pウェル5Pにおいては、多結晶
シリコンによりゲート酸化膜7の上にトランスファトラ
ンジスタNTのゲート電極8が形成され、かつこのゲー
ト電極8を用いた自己整合法によりトランスファトラン
ジスタNTのソース・ドレインとしての高濃度のN型拡
散層9,10が形成される。また、これと同時にNウェ
ル5Nにおいては、ウェルコンタクト層としてのN型拡
散層11が形成される。
シリコンによりゲート酸化膜7の上にトランスファトラ
ンジスタNTのゲート電極8が形成され、かつこのゲー
ト電極8を用いた自己整合法によりトランスファトラン
ジスタNTのソース・ドレインとしての高濃度のN型拡
散層9,10が形成される。また、これと同時にNウェ
ル5Nにおいては、ウェルコンタクト層としてのN型拡
散層11が形成される。
【0017】また、メモリセルの記憶ノードとなる前記
N型拡散層のドレイン10に対しては、前記ゲート酸化
膜7に窓が開口され、これに臨んで多結晶シリコンによ
りドライバトランジスタNDのゲート電極12が形成さ
れ、かつソース電極13が形成される。また前記ウェル
コンタクト層11に対しては同じく多結晶シリコンによ
りコンタクト電極14が形成される。その上で層間絶縁
膜15が形成され、かつこの層間絶縁膜15に設けたス
ルーホールにより前記ドライバトランジスタNDのゲー
ト電極12に電気接続される高抵抗素子Rが形成され
る。
N型拡散層のドレイン10に対しては、前記ゲート酸化
膜7に窓が開口され、これに臨んで多結晶シリコンによ
りドライバトランジスタNDのゲート電極12が形成さ
れ、かつソース電極13が形成される。また前記ウェル
コンタクト層11に対しては同じく多結晶シリコンによ
りコンタクト電極14が形成される。その上で層間絶縁
膜15が形成され、かつこの層間絶縁膜15に設けたス
ルーホールにより前記ドライバトランジスタNDのゲー
ト電極12に電気接続される高抵抗素子Rが形成され
る。
【0018】なお、図示は省略するが、更にその上に層
間絶縁膜や所定の金属配線が形成される。そして、その
金属配線により、前記高抵抗素子の他端部とウェルコン
タクト電極には電源電位VCCを供給する電気接続が行
われる。
間絶縁膜や所定の金属配線が形成される。そして、その
金属配線により、前記高抵抗素子の他端部とウェルコン
タクト電極には電源電位VCCを供給する電気接続が行
われる。
【0019】この構成によれば、ウェルコンタクト電極
14に電源電位VCCが印加されるため、Nウェル5N
と、このNウェル5Nに一部が存在しているN型埋込層
4は電源電位VCCに保持されることになる。このた
め、上側エピタキシャル層5のPウェル5Pにα線が入
射され、その飛程に沿って電子・正孔対が発生される
と、正孔はGND電位とされたPウェル5Pに流れ込
み、一方で電子は記憶ノードとしてのN型拡散層からな
るドレイン10に流れ込もうとする。しかしながら、こ
のドレイン10には電源電位に保持されたN型埋込層が
3μm程度の距離をおいて配置されており、かつα線の
飛程距離は10μm程度であるため、電子・正孔対は上
側エピタキシャル層5の比較的に深い位置で発生する確
率が大きく、したがって発生した電子の大部分はN型埋
込層4に流れ込むことになる。
14に電源電位VCCが印加されるため、Nウェル5N
と、このNウェル5Nに一部が存在しているN型埋込層
4は電源電位VCCに保持されることになる。このた
め、上側エピタキシャル層5のPウェル5Pにα線が入
射され、その飛程に沿って電子・正孔対が発生される
と、正孔はGND電位とされたPウェル5Pに流れ込
み、一方で電子は記憶ノードとしてのN型拡散層からな
るドレイン10に流れ込もうとする。しかしながら、こ
のドレイン10には電源電位に保持されたN型埋込層が
3μm程度の距離をおいて配置されており、かつα線の
飛程距離は10μm程度であるため、電子・正孔対は上
側エピタキシャル層5の比較的に深い位置で発生する確
率が大きく、したがって発生した電子の大部分はN型埋
込層4に流れ込むことになる。
【0020】このため、仮にドライバトランジスタND
がオフ状態にあってそのドレイン10、即ち記憶ノード
の電荷量が高い状態にあるときにこのα線の入射による
電子の発生が生じても、電子の大部分はN型埋込層4に
流れ込み、記憶ノード10に流れ込む量は極めて少ない
ものとされる。したがって、記憶ノード10の電荷が電
子によって低減されることが抑制され、ソフトエラーの
発生が防止されることになる。
がオフ状態にあってそのドレイン10、即ち記憶ノード
の電荷量が高い状態にあるときにこのα線の入射による
電子の発生が生じても、電子の大部分はN型埋込層4に
流れ込み、記憶ノード10に流れ込む量は極めて少ない
ものとされる。したがって、記憶ノード10の電荷が電
子によって低減されることが抑制され、ソフトエラーの
発生が防止されることになる。
【0021】なお、N型埋込層4はPウェル5Pの全領
域にわたって形成されるものではなく、記憶ノード10
に対向される領域において形成されるものであるため、
シリコン基板1に形成した高濃度P型埋込層2によるバ
ルク抵抗の低減効果が損なわれるおそれは生じない。
域にわたって形成されるものではなく、記憶ノード10
に対向される領域において形成されるものであるため、
シリコン基板1に形成した高濃度P型埋込層2によるバ
ルク抵抗の低減効果が損なわれるおそれは生じない。
【0022】図2は本発明の第2実施例の断面図であ
り、第1実施例と同様に図3のSRAMに本発明を適用
した例を示している。また、第1実施例と等価な部分に
は同一符号を付してある。N型シリコン基板1の表面上
にはエピタキシャル層5が成長される。そして、このエ
ピタキシャル層5にはメモリセルを形成する領域にPウ
ェル5Pが形成され、他の領域にはNウェル5Nが形成
される。
り、第1実施例と同様に図3のSRAMに本発明を適用
した例を示している。また、第1実施例と等価な部分に
は同一符号を付してある。N型シリコン基板1の表面上
にはエピタキシャル層5が成長される。そして、このエ
ピタキシャル層5にはメモリセルを形成する領域にPウ
ェル5Pが形成され、他の領域にはNウェル5Nが形成
される。
【0023】そして、これらPウェル5PとNウェル5
Nの各領域にわたって、エピタキシャル層5の表面から
高エネルギで砒素(As)を導入し、エピタキシャル層
5の中間深さ位置にN型埋込層4を形成する。このN型
埋込層4は、Pウェル5Pにおいては、少なくともメモ
リセルの記憶ノードとなるトランスファトランジスタの
ドレインを形成する領域に形成され、Nウェル5Nにお
いては少なくともNウェルとの電気的なコンタクトが可
能とされる領域範囲に形成される。なお、このN型埋込
層4はドレインに対してなるべく近接する位置、例えば
ドレインの底面から3μm程度の深さの位置に形成され
ることは第1実施例と同じである。
Nの各領域にわたって、エピタキシャル層5の表面から
高エネルギで砒素(As)を導入し、エピタキシャル層
5の中間深さ位置にN型埋込層4を形成する。このN型
埋込層4は、Pウェル5Pにおいては、少なくともメモ
リセルの記憶ノードとなるトランスファトランジスタの
ドレインを形成する領域に形成され、Nウェル5Nにお
いては少なくともNウェルとの電気的なコンタクトが可
能とされる領域範囲に形成される。なお、このN型埋込
層4はドレインに対してなるべく近接する位置、例えば
ドレインの底面から3μm程度の深さの位置に形成され
ることは第1実施例と同じである。
【0024】そして、前記エピタキシャル層5の表面に
はLOCOS法により厚いシリコン酸化膜からなるフィ
ールド酸化膜6が選択的に形成され、かつ薄いシリコン
酸化膜からなるゲート酸化膜7が形成される。更に、P
ウェル5Pにおいては、多結晶シリコンによりゲート酸
化膜7上にトランスファトランジスタNTのゲート電極
8が形成され、かつこのゲート電極を用いた自己整合法
によりトランスファトランジスタNTのソース・ドレイ
ンとしての高濃度のN型拡散層9,10が形成される。
また、これと同時にNウェル5Nにおいては、ウェルコ
ンタクト層としてのN型拡散層11が形成される。
はLOCOS法により厚いシリコン酸化膜からなるフィ
ールド酸化膜6が選択的に形成され、かつ薄いシリコン
酸化膜からなるゲート酸化膜7が形成される。更に、P
ウェル5Pにおいては、多結晶シリコンによりゲート酸
化膜7上にトランスファトランジスタNTのゲート電極
8が形成され、かつこのゲート電極を用いた自己整合法
によりトランスファトランジスタNTのソース・ドレイ
ンとしての高濃度のN型拡散層9,10が形成される。
また、これと同時にNウェル5Nにおいては、ウェルコ
ンタクト層としてのN型拡散層11が形成される。
【0025】また、メモリセルの記憶ノードとなる前記
N型拡散層のドレイン10に対しては、前記ゲート酸化
膜7に窓が開口され、これに臨んで多結晶シリコンによ
りドライバトランジスタNDのゲート電極12が形成さ
れ、かつソース電極13が形成され、また前記ウェルコ
ンタクト層11に対しては同じく多結晶シリコンにより
コンタクト電極14が形成される。その上で層間絶縁膜
15が形成され、かつこの層間絶縁膜15に設けたスル
ーホールにより前記ドライバトランジスタNDのゲート
電極12に電気接続される高抵抗素子Rが形成される。
そして、その上に図示を省略する層間絶縁膜や所定の金
属配線が形成され、その金属配線により、前記高抵抗素
子の他端部とウェルコンタクト電極には電源電位VCC
を供給する電気接続が行われる。
N型拡散層のドレイン10に対しては、前記ゲート酸化
膜7に窓が開口され、これに臨んで多結晶シリコンによ
りドライバトランジスタNDのゲート電極12が形成さ
れ、かつソース電極13が形成され、また前記ウェルコ
ンタクト層11に対しては同じく多結晶シリコンにより
コンタクト電極14が形成される。その上で層間絶縁膜
15が形成され、かつこの層間絶縁膜15に設けたスル
ーホールにより前記ドライバトランジスタNDのゲート
電極12に電気接続される高抵抗素子Rが形成される。
そして、その上に図示を省略する層間絶縁膜や所定の金
属配線が形成され、その金属配線により、前記高抵抗素
子の他端部とウェルコンタクト電極には電源電位VCC
を供給する電気接続が行われる。
【0026】したがって、この第2実施例の構成におい
ても、ドライバトランジスタNDがオフ状態にあってそ
のドレイン、即ち記憶ノード10の電荷量が高い状態に
あるときに、α線の入射による電子の発生が生じても、
電子の大部分はN型埋込層4に流れ込み、記憶ノード1
0に流れ込む量は極めて少ないものとされるため、記憶
ノード10の電荷が電子によって低減されることが抑制
され、ソフトエラーの発生を防止することができる。
ても、ドライバトランジスタNDがオフ状態にあってそ
のドレイン、即ち記憶ノード10の電荷量が高い状態に
あるときに、α線の入射による電子の発生が生じても、
電子の大部分はN型埋込層4に流れ込み、記憶ノード1
0に流れ込む量は極めて少ないものとされるため、記憶
ノード10の電荷が電子によって低減されることが抑制
され、ソフトエラーの発生を防止することができる。
【0027】また、この第2実施例はエピタキシャル層
の成長工程が1工程で済み、かつウェルの製造工程も削
減できるため、第1実施例に比較して全体としての製造
工数を削減できる点で有利となる。
の成長工程が1工程で済み、かつウェルの製造工程も削
減できるため、第1実施例に比較して全体としての製造
工数を削減できる点で有利となる。
【0028】なお、前記実施例は本発明をSRAMのメ
モリ素子に適用した例を示しているが、MOS型トラン
ジスタをメモリ素子として構成し、α線によるソフトエ
ラーの防止を図るようにした半導体記憶装置であれば、
本発明を同様に適用することが可能である。
モリ素子に適用した例を示しているが、MOS型トラン
ジスタをメモリ素子として構成し、α線によるソフトエ
ラーの防止を図るようにした半導体記憶装置であれば、
本発明を同様に適用することが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、メモリ素
子が形成された第1導電型のウェルに隣接して第2導電
型のウェルが形成され、かつメモリ素子の下側領域には
第1導電型ウェルと第2導電型ウェルとの間にわたって
第2導電型の埋込層が形成されていることにより、入射
されたα線によって発生された電子・正孔対のうち、電
子は大部分が第2導電型埋込層に流れ込むことになり、
メモリ素子の記憶ノードに対して電子が流れ込むことが
抑制され、記憶ノードにおける電荷量が変化されること
が防止され、ソフトエラーの発生が防止される効果があ
る。したがって、記憶ノードを深く形成する必要がな
く、短チャネル効果の問題が生じることはなく、しかも
ウェルの表面近傍で生じた電子によるソフトエラーを有
効に防止することができる。
子が形成された第1導電型のウェルに隣接して第2導電
型のウェルが形成され、かつメモリ素子の下側領域には
第1導電型ウェルと第2導電型ウェルとの間にわたって
第2導電型の埋込層が形成されていることにより、入射
されたα線によって発生された電子・正孔対のうち、電
子は大部分が第2導電型埋込層に流れ込むことになり、
メモリ素子の記憶ノードに対して電子が流れ込むことが
抑制され、記憶ノードにおける電荷量が変化されること
が防止され、ソフトエラーの発生が防止される効果があ
る。したがって、記憶ノードを深く形成する必要がな
く、短チャネル効果の問題が生じることはなく、しかも
ウェルの表面近傍で生じた電子によるソフトエラーを有
効に防止することができる。
【0030】また、メモリ素子はスタチックRAMのメ
モリセルを構成するMOS型トランジスタであり、第2
導電型の埋込層は少なくともそのMOS型トランジスタ
の記憶ノードの下側領域にわたって形成されることで、
第2導電型の埋込層は第2導電型のウェルの必要とされ
る領域のみに形成されることになり、特にウェルの下層
に埋込層を設けた半導体記憶装置において、その下層埋
込層の機能を阻害することはない。
モリセルを構成するMOS型トランジスタであり、第2
導電型の埋込層は少なくともそのMOS型トランジスタ
の記憶ノードの下側領域にわたって形成されることで、
第2導電型の埋込層は第2導電型のウェルの必要とされ
る領域のみに形成されることになり、特にウェルの下層
に埋込層を設けた半導体記憶装置において、その下層埋
込層の機能を阻害することはない。
【0031】また、第2導電型の埋込層はウェルの中間
深さ位置に形成されることで、特にウェルの表面近傍で
発生した電子によるソフトエラーの防止効果が高められ
る。。更に、第2導電型の埋込層は第2導電型ウェルを
介して所定電位に保持されることで、電子の流れ込みを
効果的に行うことが可能となる。
深さ位置に形成されることで、特にウェルの表面近傍で
発生した電子によるソフトエラーの防止効果が高められ
る。。更に、第2導電型の埋込層は第2導電型ウェルを
介して所定電位に保持されることで、電子の流れ込みを
効果的に行うことが可能となる。
【図1】本発明の半導体記憶装置の第1実施例の断面図
である。
である。
【図2】本発明の第2実施例の断面図である。
【図3】本発明が適用されるSRAMの回路図である。
【図4】従来のSRAMの構造を示す断面図である。
1 N型シリコン基板 2 P型埋込層 3 エピタキシャル層 4 N型埋込層 5 エピタキシャル層,5P Pウェル,5N Nウェ
ル 8 ゲート電極(トランスファトランジスタ) 9 N型拡散層(ソース) 10 N型拡散層(ドレイン:記憶ノード) 11 ウェルコンタクト層 12 ゲート電極(ドライバトランジスタ)
ル 8 ゲート電極(トランスファトランジスタ) 9 N型拡散層(ソース) 10 N型拡散層(ドレイン:記憶ノード) 11 ウェルコンタクト層 12 ゲート電極(ドライバトランジスタ)
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体基板上に第1導電型のウェルが形
成され、この第1導電型のウェルにメモリ素子が形成さ
れてなる半導体記憶装置において、前記第1導電型のウ
ェルに隣接して第2導電型のウェルが形成され、かつ前
記素子の下側領域には前記第1導電型ウェルと第2導電
型ウェルとの間にわたって第2導電型の埋込層が形成さ
れていることを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】 メモリ素子はスタチックRAMのメモリ
セルを構成するMOS型トランジスタであり、第2導電
型の埋込層は少なくともそのMOS型トランジスタの記
憶ノードの下側領域にわたって形成されてなる請求項1
の半導体記憶装置。 - 【請求項3】 第2導電型の埋込層はウェルの中間深さ
位置に形成されてなる請求項1または2の半導体記憶装
置。 - 【請求項4】 第2導電型の埋込層は第2導電型ウェル
を介して記憶ノードに供給される側の高電位に保持され
る請求項2の半導体記憶装置。 - 【請求項5】 半導体基板上にP型のウェルが形成さ
れ、このP型のウェルにスタチックRAMのメモリセル
を構成するN型MOSFETが形成されてなる半導体記
憶装置において、前記P型のウェルに隣接してN型のウ
ェルが形成され、かつ記憶ノードとしての前記N型MO
SFETのN型ドレインの下側領域には前記P型ウェル
とN型ウェルとの間にわたってN型の埋込層が形成さ
れ、このN型の埋込層は前記N型ウェルを介して電源電
位に保持されていることを特徴とする半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6290431A JP2658922B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6290431A JP2658922B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 半導体記憶装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08130256A true JPH08130256A (ja) | 1996-05-21 |
| JP2658922B2 JP2658922B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=17755948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6290431A Expired - Fee Related JP2658922B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2658922B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0364029A (ja) * | 1989-08-02 | 1991-03-19 | Hitachi Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
| JPH06151743A (ja) * | 1992-11-06 | 1994-05-31 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路素子 |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP6290431A patent/JP2658922B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0364029A (ja) * | 1989-08-02 | 1991-03-19 | Hitachi Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
| JPH06151743A (ja) * | 1992-11-06 | 1994-05-31 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路素子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2658922B2 (ja) | 1997-09-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |