JPH08130551A - データ通信用階層化ネットワーク - Google Patents

データ通信用階層化ネットワーク

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JPH08130551A
JPH08130551A JP26981194A JP26981194A JPH08130551A JP H08130551 A JPH08130551 A JP H08130551A JP 26981194 A JP26981194 A JP 26981194A JP 26981194 A JP26981194 A JP 26981194A JP H08130551 A JPH08130551 A JP H08130551A
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JP
Japan
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data
transmission partner
data communication
system device
device group
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JP26981194A
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English (en)
Inventor
Fumitoshi Uno
文敏 宇野
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最適に近い階層構造を流動的に作り出すよう
にしたデータ通信用階層化ネットワークを提供する。 【構成】 本データ通信用階層化ネットワークによれ
ば、センタ系装置を頂点とし、その下層に階層化された
中継系装置群TM1,TM2を備え、さらにその下層と
なる末端に端末系装置群EMが配置され、上記各装置
は、所定の内部プログラムに従って上記1階上位の任意
の装置及び/又は1階下位の任意の装置との間でデータ
通信用接続路を形成可能に構成されており、かつ所定の
内部プログラムに従って上記1階上位の所定の装置及び
/又は1階下位の所定の任意の装置との間で上記データ
通信用接続路を形成することによって、ネットワーク全
体の階層構造を流動的に自動構築可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センタ系装置を頂点と
し、その下層に1レベルから数レベルの階層化された中
継系装置群を備え、さらにその下層となる末端に端末系
装置群が配置されたデータ通信用階層化ネットワークに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、センタ系装置として例えば1台の
ホストコンピュータを頂点として、その下に1レベルか
ら数レベルの階層化された中継系装置群を経由して、さ
らにその末端に端末装置群が接続された階層化通信ネッ
トワークが種々のデータ通信の分野で実現されている。
【0003】従来の階層化ネットワークにおいては階層
構造が固定されており、その階層構造としてはセンタ系
装置が「幹」、1階下層(レベル1と称す)の中継系装
置群が「大枝」、レベル2の中継系装置群が「小枝」、
末端にある端末系装置群が「葉」に例えられることか
ら、コンピュータ用語でいわゆるツリー構造と呼ばれて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、種々の
条件を考慮して最適に近い明確なツリー構造を決定する
のは、かなり手間の掛かる仕事である。しかも決定した
ツリー構造が実際の運用において最適な構成かどうかの
検証も極めて困難である。
【0005】その上このようなネットワークでは、端末
数や中継点数が一定と言うことは考えにくく、端末の増
設や撤去、中継点の増設や撤去が何回も発生する可能性
が大きい。上記固定されたツリー構造を持つ場合には、
上述した端末や中継点の増設や撤去が発生する度にツリ
ー構造を作り直さなければならなくなり、非常に面倒な
作業となる。
【0006】また、中継点にて故障が発生した場合に、
上記固定されたツリー構造では、その中継点より下層に
接続された中継点や端末の全てが通信不可能な状態に陥
ってしまう。本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、ネットワーク自身が自動的に階
層構造を決定する機能を備えることにより、最適に近い
階層構造を流動的に作り出すようにしたデータ通信用階
層化ネットワークを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に成された請求項1記載の発明は、センタ系装置を頂点
とし、その下層に1レベルから数レベルの階層化された
中継系装置群を備え、さらにその下層となる末端に端末
系装置群が配置されたデータ通信用階層化ネットワーク
において、上記各装置群中の各装置は、所定の内部プロ
グラムに従って上記1階上位の装置群中の任意の装置及
び/又は1階下位の装置群中の任意の装置との間でデー
タ通信用接続路を形成可能に構成されており、かつ所定
の内部プログラムに従って上記1階上位の装置群中の所
定の装置及び/又は1階下位の装置群中の所定の任意の
装置との間で上記データ通信用接続路を形成することに
よって、ネットワーク全体の階層構造を流動的に自動構
築可能としたことを特徴とするデータ通信用階層化ネッ
トワークである。
【0008】また、請求項2記載の発明は、上記各装置
群中の各装置は、1階上位の装置群中の全ての装置及び
1階下位の装置群中の全ての装置との間で任意にデータ
通信用接続路を形成可能に構成されたことを特徴とする
請求項1記載のデータ通信用階層化ネットワークであ
る。
【0009】請求項3記載の発明は、上記各装置群中の
各装置は、データ送信相手としての1階上位の装置群中
の所定の装置を、通信費用の観点から予め設定された所
定の優先関係に基づいて決定する上位送信相手決定手段
を備えたことを特徴とする請求項1記載のデータ通信用
階層化ネットワークである。
【0010】請求項4記載の発明は、上記各装置群中の
各装置は、データ送信相手としての1階下位の装置群中
の所定の装置を、通信費用の観点から予め設定された所
定の優先関係に基づいて決定する下位送信相手決定手段
を備えたことを特徴とする請求項1記載のデータ通信用
階層化ネットワークである 請求項5記載の発明は、上記各装置群中の各装置は、上
記上位送信相手決定手段あるいは下位送信相手決定手段
によってデータ送信相手として決定された装置が、これ
から送信しようとするデータを既に持っているか否かを
判断する判断手段と、該判断手段によって、上記データ
送信相手として決定された装置がこれから送信しようと
するデータを既に持っていると判断された場合には、上
記上位送信相手決定手段あるいは下位送信相手決定手段
に対して、次候補のデータ送信相手を決定させる送信相
手再決定制御手段とを備えたことを特徴とする請求項3
又は4記載のデータ通信用階層化ネットワークである。
【0011】請求項6記載の発明は、上記各装置群中の
各装置は、上記上位送信相手決定手段あるいは下位送信
相手決定手段によってデータ送信相手として決定された
装置に対して通信許可を得るための確認信号を送信し、
その確認信号を所定回数送信しても返答がない場合に
は、上記上位送信相手決定手段あるいは下位送信相手決
定手段に対して、次候補のデータ送信相手を決定させる
不通時送信相手再決定制御手段とを備えたことを特徴と
する請求項3又は4記載のデータ通信用階層化ネットワ
ークである。
【0012】請求項7記載の発明は、上記各装置群中の
各装置は、所定期間中に所定回数、1階上位の装置群中
の所定の装置に対して送信されるべきデータが無いかど
うかを問い合わせ、送信されるべきデータがある場合に
は、そのデータの送信を要求することを特徴とする請求
項1記載のデータ通信用階層化ネットワークである。
【0013】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1の発明によれば、センタ系装置は常にレベル1の全て
の中継系装置にデータを配信する。またレベルn(n=
1,2,…)の各中継系装置は、1階下位のレベルn+
1の中継系装置群中の所定の任意の装置との間でデータ
通信用接続路を形成することによってデータを配信す
る。そして中継系装置からは、さらにその下層となる末
端に配置された端末系装置にデータが配信される。
【0014】これによって、ネットワーク全体の階層構
造を流動的に自動構築され、明確なツリー構造を持たず
にセンタ系装置からのデータを全端末系装置に配信する
ことができる。逆に端末系装置から送信されるデータを
センタ系装置に集める場合には、まず端末系装置は、最
下位の中継系装置群中より所定の装置(例えば距離や通
信費用等を考慮して最も適した中継系装置)にデータを
送る。データを受けた中継系装置は、1階上位のレベル
の中継系装置群中より所定の装置にデータを送る。最終
的には、レベル1の中継系装置がセンタ系装置にデータ
を上げるので、全端末系装置のデータがセンタ系装置に
集まることになる。
【0015】これによって、ネットワーク全体の階層構
造を流動的に自動構築され、明確なツリー構造を持たず
に全端末系装置からのデータをセンタ系装置に集めるこ
とができる。このように、本発明では、ネットワーク自
身が自動的に階層構造を決定する機能を備えることによ
り、最適に近い階層構造を流動的に作り出すことがで
き、以下のような効果を奏する。 端末系装置や中継系装置の増設や撤去という事態が発
生しても、ネットワーク自身が自動的に階層構造を決定
するので、従来のように改めてツリー構造を作り出す手
間も無く、非常に便利である。特に、その端末系装置や
中継系装置の数自体が多くなり、あるいはそれらの増設
や撤去が頻繁に行われる状況では見逃すこのできない非
常に大きな効果を奏する。 中継系装置に故障が生じても、その中継系装置を外し
たデータ通信用接続路が形成されるように階層構造が自
動的に作り直されるので、故障した中継系装置より下位
にある中継系装置や端末系装置が通信不可能な状態に陥
ることも無い。
【0016】なお、階層構造を自動構築する際のデータ
通信用接続路を形成する対象としては、請求項2に示す
ように、各装置群中の各装置が、1階上位の装置群中の
全ての装置及び1階下位の装置群中の全ての装置との間
で任意にデータ通信用接続路を形成可能に構成しておく
ことが考えられる。この場合には、上記効果における
中継系装置故障時に代替経路を自動構築する際の候補が
多くなるため、いわゆるフェイルセーフ機能はより高く
なる。但し、現実的には、例えば日本全国にこのネット
ワークを適用した場合に、九州にある中継系装置と北海
道にある中継系装置との間であってもデータ通信用接続
路を形成することが必ずしも最適とはいえない場合もあ
る。そのため、種々の条件に応じて、1階上位あるいは
1階下位の装置群中の一部の装置との間でのみ任意にデ
ータ通信用接続路を形成可能に構成しておくことも考え
られる。例えば、九州地区とか西日本地区とか東海地区
とかいったような複数の県を含むような所定の広域エリ
ア内の複数の中継系装置に対しては、それより下位の中
継系装置もデータ通信用接続路を形成可能に構成してお
くといったことである。
【0017】また、ネットワークを自動構築する場合に
は、例えば請求項3に示すように、各装置群中の各装置
の上位送信相手決定手段が、データ送信相手としての1
階上位の装置群中の所定の装置を、通信費用の観点から
予め設定された所定の優先関係に基づいて決定すること
が考えられる。自動構築すると言ってもランダムに送信
相手を決定するのではなく、この上位送信相手決定手段
によって例えば通信費用が最も安くなるような中継系装
置を決定することは好ましい。
【0018】同様に、請求項4に示すように、データ送
信相手としての1階下位の装置を決定する場合にも、各
装置群中の各装置の下位送信相手決定手段が、通信費用
の観点から予め設定された所定の優先関係に基づいて決
定することが考えられる。以上説明した発明において
は、上記,の基本的な効果を奏するのであるが、さ
らに以下の改善点を考慮するとさらに好適なネットワー
クを実現できる。いずれも上位のレベルの中継系装置か
ら下位のレベルの中継系装置あるいは端末系装置へデー
タを配るときの改善点である。
【0019】これは、上位のレベルの中継系装置は幾つ
かの一つ下位のレベルの中継系装置にデータを送るが、
自動構築できる反面どこに送るかは明確に決められてい
ないことに起因することである、1点目は、2つ以上の
上位レベルの中継系装置が同じ下位のレベルの中継系装
置にデータを送ろうとする可能性があることである。そ
して2点目は、ある下位レベルの中継系装置に対して
は、どの上位レベルの中継系装置もデータを送らない可
能性があることである。
【0020】この1点目の改善点に対しては、請求項5
の発明によって対応できる。つまり、各装置群中の各装
置の持つ判断手段は、上位送信相手決定手段あるいは下
位送信相手決定手段によってデータ送信相手として決定
された装置が、これから送信しようとするデータを既に
持っているか否かを判断する。これは、データ毎に固有
の識別情報を付与しておけば簡単に判断できる。そし
て、判断手段によって、データ送信相手として決定され
た装置がこれから送信しようとするデータを既に持って
いると判断された場合には、送信相手再決定制御手段
が、上位送信相手決定手段あるいは下位送信相手決定手
段に対して、次候補のデータ送信相手を決定させる。
【0021】また、これに付随することとして、送信相
手が故障していたり、あるいは故障ではないが一時的に
通信が不能となった場合に、いつまでも同じ相手に送信
使用としてしては不都合が生じる場合がある。特に、恒
久的な故障の場合には、いつまで経っても通信できない
からである。この場合には、請求項6の発明によって対
応できる。つまり、各装置群中の各装置の持つ不通時送
信相手再決定制御手段は、上位送信相手決定手段あるい
は下位送信相手決定手段によってデータ送信相手として
決定された装置に対して通信許可を得るための確認信号
を送信し、その確認信号を所定回数送信しても返答がな
い場合には、上位送信相手決定手段あるいは下位送信相
手決定手段に対して、次候補のデータ送信相手を決定さ
せる。
【0022】このように、確認信号を所定回数送信して
も返答がない場合には、次候補のデータ送信相手にデー
タを送信することによって、ネットワーク全体としての
データ通信効率が向上する。また、故障時の代替経路の
設定機能を有する意味を実効化させることとなる。
【0023】一方、上記2点目の改善点に対しては、請
求項7の発明によって対応できる。つまり、各装置群中
の各装置が、所定期間中に所定回数、1階上位の装置群
中の所定の装置に対して送信されるべきデータが無いか
どうかを問い合わせ、送信されるべきデータがある場合
には、そのデータの送信を要求する。上記所定期間はそ
のデータ通信内容等に応じて設定すればよいが、例えば
1日に1回は問い合わせるようにすれば、最大1日の猶
予で必要なデータを取得することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は本実施例のネットワークを表
した概略構成図、図6は従来のネットワークを表した概
略構成図である。本実施例のネットワークの特徴をより
明瞭にするため、適宜図6の従来のネットワークを参照
し比較しながら説明する。
【0025】図6の従来のネットワークについて簡単に
説明しておくと、この場合には明確なツリー構造が決め
られていて、センタ系装置を頂点としてレベル1,2の
各中継系装置や各端末系装置は、自分の上位装置がどれ
で下位装置がどれであるかを固定された情報として持っ
ている。
【0026】それに対して、図1に示す本実施例のネッ
トワークは、明確なツリー構造が決められておらず、セ
ンタ系装置CMを頂点としてレベル1の中継系装置TM
1−1〜TM1−n、レベル2の中継系装置TM2−1
〜TM2−n、端末系装置EM−1〜EM−nのような
装置群としての大まかな分類のみがなされている。な
お、以降の説明においては、中継系装置TM1−1〜T
M1−n,TM2−1〜TM2−n及び端末系装置EM
−1〜EM−nについて、番号(1〜n)を付して示し
た場合は、その特定の装置を示し、番号を付さない場合
(TM1,TM2,EM)は、その装置群全体あるいは
その装置群の中の不特定の装置を示すこととする。
【0027】ここで、本ネットワークを構成するセンタ
系装置CM、レベル1の中継系装置TM1、レベル2の
中継系装置TM2及び端末系装置EMの概略構成につい
て、図2〜5を参照して簡単に説明しておく。図2はセ
ンタ系装置CMの概略構成を示すブロック図であり、周
知のCPU、プログラムを内蔵したメモリ、配信する情
報及び端末装置EM−1〜EM−nから送られてきた情
報を記憶するハードディスク(HD)等を備えており、
CPUはISDNインタフェース(I/F)を介してデ
ィジタル回線終端装置(DSU)と接続されている。そ
して、そのDSUがINS64網に接続されている。な
お、このISDNI/FとDSUとは1組以上あればよ
いが、複数組備えることによって、多くの送信対象に対
してデータを同時には送信できるので好ましい。
【0028】また、図3はレベル1の中継系装置TM1
の概略構成を示すブロック図であるが、この構成は、上
記図2で示したセンタ系装置CMの構成をほぼ同じなの
で、重ねては説明しない。なお、ISDNI/FとDS
Uとはやはり一組以上あればよいが、本実施例では2組
備えることとする。
【0029】図4はレベル2の中継系装置TM2の概略
構成を示すブロック図である。この構成は、上記図3で
示したレベル1の中継系装置TM1の構成に加えて、C
PUに接続されたモデムを備え、このモデムと一般電話
回線とが接続されている。なお、一般電話回線は、端末
系装置EMとの通信に用いるため、上記センタ系装置C
MがISDNI/FとDSUとを複数組備えていた方が
好ましいのと同様に、多くの端末系装置EMに対してデ
ータを同時には送信できるので好ましい。
【0030】続いて図5は端末系装置EMの概略構成を
示すブロック図であり、周知のCPU、プログラムを内
蔵したメモリ、センタ系装置CMから送られてきた情報
等を記憶するHD、入力装置、ディスプレイ、プリンタ
等を備えており、CPUはモデムを介して一般電話回線
と接続されている。
【0031】なお、センタ系装置CM、レベル1の中継
系装置TM1及びレベル2の中継系装置TM2はINS
64網に接続されているため、INS64に接続されて
いる機器となら日本全国どことでも通信可能である。ま
た、レベル2の中継系装置TM2及び端末系装置EMは
一般電話回線と接続されているため、電話回線と接続さ
れている機器となら日本全国どことでも通信可能であ
る。
【0032】このように、各装置は構成されているので
あるが、各中継系装置TM1,TM2や各端末系装置E
Mは、自分のデータ通信相手として上位の装置はどれで
下位の装置はどれかということを具体的には指示されて
おらず、所定の対応する装置のレベルと位置を情報ファ
イルとして持っているのみである。
【0033】ここで、所定の対応する装置とは、例えば
端末系装置EMであれば、1階上位のレベル2の中継系
装置TM1のことである。端末系装置EMは上位にしか
データを送信できないからである。また、レベル2の中
継系装置TM2にとっては、上位にも下位にもデータ送
信が可能であるので、対応する上位装置としては、レベ
ル1の中継系装置TM1が、また対応する下位装置とし
ては、端末系装置EMがそれぞれ該当する。また、本実
施例では、上位あるいは下位となる装置全ての装置のレ
ベルと位置を情報ファイルとして持っており、それら全
ての装置との間でデータ通信用接続路(以下単にルート
とも記す)を形成可能とされているが、必ずしも全てで
ある必要はなく、その内の一部でもよい。
【0034】本ネットワーク中において情報交換される
全データには、そのデータ固有の名前が付けられる。例
えば、そのデータの発信元と登録された時間(年・月・
日・時・分・秒)をデータの名前として使えば、データ
名が重複することは通常考えられない。
【0035】本実施例では図1に示すように、センタ系
装置CM、レベル1の中継系装置TM1、レベル2の中
継系装置TM2、端末系装置EMの4段の階層構造を持
っている。このような階層構造は通信費用を節約するた
めには欠かせない。ネットワークの最終的な目的は、セ
ンタ系装置CMの持つデータを端末系装置EMに配るこ
とと、端末系装置EMにおける情報(例えば売り上げ情
報や稼働状況)をセンタ系装置CMに集めることである
が、全端末系装置EMが個々にセンタ系装置CMと通信
していたのでは、遠くの端末系装置EMとセンタ系装置
CMとのデータ交換の通信費が高くなってしまう。
【0036】それに対し中継系装置TM1,TM2を設
けると、センタ系装置CMが配るデータを遠くに送るの
は、レベル1の中継系装置TM1に対する1回で済む。
例えば東京にセンタ系装置CMがあったとして、九州に
レベル1の中継系装置TM1があれば、その中継系装置
TM1に1回データを送れば、九州地方の各端末系装置
EMへは、九州のレベル1の中継系装置TM1から九州
にあるレベル2の中継系装置TM2を介してデータを送
ることができる。このようにすれば、九州地方の各端末
系装置EMが個々に東京のセンタ系装置CMと通信する
のに比べて、圧倒的に通信費用が安くなるわけである。
【0037】それに加え、センタ系装置CMから中継系
装置TM1,TM2まではINS64等の高速なネット
を使用した通信が可能になる。各端末系装置までをIN
S64で接続するのは、その端末数が数千台あるいはそ
れ以上となると事実上不可能であるが、中継系装置TM
1,TM2を設ければ一般の電話回線を使用するのは、
一番下のレベル(本実施例ではレベル2)の中継系装置
TM2と各端末系装置EMのみで済み、センタ系装置C
Mから一番下のレベルの中継系装置TM2まではINS
64を利用して高速に通信することが可能になる。
【0038】このような効果は、センタ系装置を頂点と
し、その下層に1レベルから数レベルの階層化された中
継系装置群を備え、さらにその下層となる末端に端末系
装置群が配置されたデータ通信用階層化ネットワークに
共通の基本的効果であるが、本実施例のネットワークに
よれば、上記基本的効果に加え、ネットワーク自身が自
動的に階層構造を決定する機能を備えることによって、
最適に近い階層構造を流動的に作り出すことができ、以
下,に示すような効果を奏する。 端末系装置EMや中継系装置TM1,TM2の増設や
撤去という事態が発生しても、ネットワーク自身が自動
的に階層構造を決定するので、従来のように改めてツリ
ー構造を再構成する手間が要らず、非常に便利である。
特に、その端末系装置EMや中継系装置TM1,TM2
の数自体が多くなり、あるいはそれらの増設や撤去が頻
繁に行われる状況では見逃すこのできない非常に大きな
効果を奏する。 中継系装置TM1,TM2に故障が生じても、その中
継系装置TM1,TM2を外したデータ通信用接続路が
形成されるように階層構造が自動的に作り直されるの
で、故障した中継系装置TM1,TM2より下位にある
中継系装置TMT1,TM2や端末系装置EMが通信不
可能な状態に陥ることも無い。
【0039】つまり、図6に示すような従来の固定ツリ
ータイプのネットワークの場合は、中継系装置を増設し
たり撤去したりした場合、階層構造自体を全て作り直す
必要がある。また、全中継系装置が正常に動作していな
いと、ネットワーク自体が正常に動作しない。例えば中
継系装置が一カ所でも故障するとそこから下の部分のツ
リー構造に含まれる中継系装置・端末系装置とのデータ
交換が不可能になってしまう。
【0040】全国規模のネットワークで端末系装置が数
千個になると、その端末系装置や中継系装置が頻繁に増
設されたり撤去されたりすることは十分考えられるの
で、その度にツリー構造を作り直すのは、かなりの無駄
である。また故障している中継系装置が一カ所も無いと
言うことも考えづらく、故障の度にその下の中継系装置
や端末とのデータ交換が途絶えるのは問題である。
【0041】それに対し、本実施例のネットワークで
は、センタ系装置CM、レベル1の中継系装置TM1、
レベル2の中継系装置TM2、端末系装置EMといった
捉え方のみをして、どこと通信するかを中継系装置TM
1,TM2や端末系装置EM自身にまかせているので、
中継系装置TM1,TM2や端末系装置EMが増設され
ても、全国にある中継系装置TM1,TM2や端末系装
置EMのレベルと位置を示す情報ファイルを更新するだ
けで、増設された中継系装置TM1,TM2や端末系装
置EMが自動的にネットワークに組み込まれる。この場
合、新規に増設された中継系装置TM1,TM2や端末
系装置EMに対しては、例えば旧来のルートを使用して
レベルと位置を示す情報ファイルを更新すれば、その後
は新しいルートも自動的に設定される。
【0042】また、ネットワークを自動構築する場合に
は、各装置にとって(上位あるいは下位の)送信相手と
なる装置を、通信費用の観点から予め設定された所定の
優先関係に基づいて決定することが考えられる。自動構
築すると言ってもランダムに送信相手を決定するのでは
なく、例えば通信費用が最も安くなるような中継系装置
を決定することは好ましい。
【0043】比較として図6の固定ツリー構造を持つ従
来のネットワークの場合について考えると、そのツリー
構造が通信費用が一番安く出来るパターンかどうか検証
するのが非常に困難であることと、通信費用が一番安く
なるパターンを構築することにかなりの労力が必要とさ
れることが考えられる。これに対して本実施例のネット
ワークのようにに、どこと通信するかを各中継系装置T
M1,TM2や各端末系装置EMにまかせれば、ツリー
を構築することは一切不要になる。しかも、各装置TM
1,TM2,EMはできるだけ通信費用が安くなるよう
な中継系装置TM12,TM2や端末系装置EMと通信
するので、ネットワーク全体としても、通信費用が最も
安くなる通信パターンに近いものが期待できる。
【0044】なお、この通信費用の安くなるパターンの
一例としては、例えば通常の電話料金体系に似たような
ものが考えられる。例えば上位装置側にデータを上げて
いく場合には、まず市内に該当する上位装置があるか否
かを見て、それが市内にあればその装置に送信し、市内
に該当するものがなければ、後は距離から算定した最も
安くなる送信相手を選択していくような方法が考えられ
る。もちろん、単純に距離だけからでは割り出せない場
合もあるので、それら種々の条件を考え合わせて送信先
を考えていくことは現実的にも好ましい。
【0045】また、本実施例では、上述したように、各
装置TM1,TM2,EMが、1階上位の全ての装置T
M1,TM2及び1階下位の全ての装置TM2,EMと
の間で任意にルートを形成可能に構成されていた。この
場合には、上記効果における中継系装置TM1,TM
2故障時に代替経路を自動構築する際の候補が多くなる
ため、いわゆるフェイルセーフ機能はより高くなる。但
し、現実的には、例えば日本全国にこのネットワークを
適用した場合に、九州にある中継系装置TM1,TM2
と北海道にある中継系装置TM1,TM2との間にルー
トを形成することが必ずしも最適とはいえない場合もあ
る。そのため、種々の条件に応じて、1階上位あるいは
1階下位の装置群TM1,TM2,EM中の一部の装置
との間でのみ任意にルートを形成可能に構成しておくこ
とも考えられる。例えば、通信費用の観点から所定の制
限を設けてもよい。
【0046】以上説明したネットワークにおいては、多
少の改善すべき点がある。これは、中継系装置TM1,
TM2は一つ下位のレベルの中継系装置TM2あるいは
端末系装置EMにデータを送るが、ルートを自動構築で
きる反面どこに送るかは明確に決められていないことに
起因するも改善点であり、1点目は、2つ以上の中継系
装置TM1,TM2が、同じ下位レベルの中継系装置T
M2あるいは端末系装置EMにデータを送ろうとする可
能性があることである。そして2点目は、ある下位のレ
ベルの中継系装置TM2あるいは端末系装置EMに対し
ては、上位装置である中継系装置TM1,TM2のいず
れもがデータを送らない可能性があることである。
【0047】この1点目の改善点に対しては、例えばデ
ータ送信相手として決定された装置TM2,EMが、こ
れから送信しようとするデータを既に持っているか否か
を判断することで対応できる。データ毎に固有の識別情
報を持っているのでこの判断は簡単に行える。そして、
データ送信相手として決定された装置がこれから送信し
ようとするデータを既に持っている場合には、所定の次
候補のデータ送信相手を決定して送信するようにすれば
よい。
【0048】また、これに付随することとして、送信相
手が故障していたり、あるいは故障ではないが一時的に
通信が不能となった場合に、いつまでも同じ相手に送信
使用としてしては不都合が生じる場合がある。特に、恒
久的な故障の場合には、いつまで経っても通信できない
からである。この場合には、例えば次のようにして対応
可能である。つまり、上位の装置であるレベル2の中継
系装置TM2やレベル1の中継系装置TM1と通信する
とき、一番近い(あるいは一番通信費用の安い)中継系
装置TM1,TM2と決められた回数(例えば10回)
通信をしても接続できないときには、次に近い(あるい
は次に通信費用の安い)中継系装置TM1,TM2と通
信をするようにしておけば、故障中の中継系装置TM
1,TM2があっても、ネットワーク全体としては、ネ
ットワーク全体としては全く何も障害が無かったかのご
とく機能する。
【0049】一方、上記2点目の改善点に対しては、以
下のようにして対応可能である。つまり、下位装置とな
る端末系装置EMあるいはレベル2の中継系装置TM2
は、所定期間中に所定回数、1階上位の所定の装置TM
2,TM1に対して送信されるべきデータが無いかどう
かを問い合わせ、送信されるべきデータがある場合に
は、そのデータの送信を要求する。所定期間はそのデー
タ通信内容等に応じて設定すればよいが、例えば1日に
1回は問い合わせるようにすれば、最大1日の猶予で必
要なデータを取得することができる。
【0050】なお、このようなネットワークの適用先と
しては、いわゆる通信カラオケとしてカラオケデータを
ホストからカラオケ端末に送信するようなもの、あるい
は各種データをリクエストに応じて配信するシステム
等、種々考えられる。特に、狭いエリア内でのデータ通
信ではなく、日本全国といった広いエリアを網羅するよ
うなネットワークの場合に特に有効である。
【0051】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。例えば、上記実施例で
はレベル1,2の2段の中継系装置TM1,TM2を持
つ構成としたが、1段以上備えれば同様の作用・効果を
奏する。但し、中継系装置が1段の場合には、上位装置
がセンタ系装置となるので、実質的にその中継系装置に
とっては下位の端末系装置に対する場合にのみルートが
自動構築されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のデータ通信用階層化ネットワーク
の概略構成を示す説明である。
【図2】 本実施例のセンタ系装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 本実施例のレベル1の中継系装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図4】 本実施例のレベル2の中継系装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図5】 本実施例の端末系装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図6】 従来のネットワークの概略構成を示す説明で
ある。
【符号の説明】
CM…センタ系装置 TM1,TM1−1〜TM1−n…レベル1の中継系装
置 TM2,TM2−1〜TM2−n…レベル2の中継系装
置 EM,EM−1〜EM−n…端末系装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタ系装置を頂点とし、その下層に1
    レベルから数レベルの階層化された中継系装置群を備
    え、さらにその下層となる末端に端末系装置群が配置さ
    れたデータ通信用階層化ネットワークにおいて、 上記各装置群中の各装置は、 所定の内部プログラムに従って上記1階上位の装置群中
    の任意の装置及び/又は1階下位の装置群中の任意の装
    置との間でデータ通信用接続路を形成可能に構成されて
    おり、 かつ所定の内部プログラムに従って上記1階上位の装置
    群中の所定の装置及び/又は1階下位の装置群中の所定
    の任意の装置との間で上記データ通信用接続路を形成す
    ることによって、ネットワーク全体の階層構造を流動的
    に自動構築可能としたことを特徴とするデータ通信用階
    層化ネットワーク。
  2. 【請求項2】 上記各装置群中の各装置は、 1階上位の装置群中の全ての装置及び1階下位の装置群
    中の全ての装置との間で任意にデータ通信用接続路を形
    成可能に構成されたことを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ通信用階層化ネットワーク。
  3. 【請求項3】 上記各装置群中の各装置は、 データ送信相手としての1階上位の装置群中の所定の装
    置を、通信費用の観点から予め設定された所定の優先関
    係に基づいて決定する上位送信相手決定手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ通信用階層化ネッ
    トワーク。
  4. 【請求項4】 上記各装置群中の各装置は、 データ送信相手としての1階下位の装置群中の所定の装
    置を、通信費用の観点から予め設定された所定の優先関
    係に基づいて決定する下位送信相手決定手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ通信用階層化ネッ
    トワーク。
  5. 【請求項5】 上記各装置群中の各装置は、 上記上位送信相手決定手段あるいは下位送信相手決定手
    段によってデータ送信相手として決定された装置が、こ
    れから送信しようとするデータを既に持っているか否か
    を判断する判断手段と、 該判断手段によって、上記データ送信相手として決定さ
    れた装置がこれから送信しようとするデータを既に持っ
    ていると判断された場合には、上記上位送信相手決定手
    段あるいは下位送信相手決定手段に対して、次候補のデ
    ータ送信相手を決定させる送信相手再決定制御手段とを
    備えたことを特徴とする請求項3又は4記載のデータ通
    信用階層化ネットワーク。
  6. 【請求項6】 上記各装置群中の各装置は、 上記上位送信相手決定手段あるいは下位送信相手決定手
    段によってデータ送信相手として決定された装置に対し
    て通信許可を得るための確認信号を送信し、その確認信
    号を所定回数送信しても返答がない場合には、上記上位
    送信相手決定手段あるいは下位送信相手決定手段に対し
    て、次候補のデータ送信相手を決定させる不通時送信相
    手再決定制御手段とを備えたことを特徴とする請求項3
    又は4記載のデータ通信用階層化ネットワーク。
  7. 【請求項7】 上記各装置群中の各装置は、 所定期間中に所定回数、1階上位の装置群中の所定の装
    置に対して送信されるべきデータが無いかどうかを問い
    合わせ、送信されるべきデータがある場合には、そのデ
    ータの送信を要求することを特徴とする請求項1記載の
    データ通信用階層化ネットワーク。
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