JPH08131797A - チューブ状複合物及びチューブ状多孔質膜モジュール - Google Patents
チューブ状複合物及びチューブ状多孔質膜モジュールInfo
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- JPH08131797A JPH08131797A JP30322594A JP30322594A JPH08131797A JP H08131797 A JPH08131797 A JP H08131797A JP 30322594 A JP30322594 A JP 30322594A JP 30322594 A JP30322594 A JP 30322594A JP H08131797 A JPH08131797 A JP H08131797A
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Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高圧、高温下での固−液分離を目的とする濾
過材、あるいは液体濃縮を目的とする膜蒸留用膜材など
として好適な多孔質PTFEチューブ状物を含むチュー
ブ状複合物、その製造方法、及び該チューブ状複合物を
用いたチューブ状多孔質膜モジュールを提供すること。 【構成】 多孔質四弗化エチレン樹脂チューブ状物
(A)の外周面及び内周面の少なくとも一方に、側壁に
多数の貫通路を有する金属製筒体(B)が配置されてい
ることを特徴とするチューブ状複合物、及びその製造方
法。多孔質四弗化エチレン樹脂チューブ状物(A)の外
周面及び内周面の少なくとも一方に、側壁に多数の貫通
路を有する金属製筒体(B)が配置されているチューブ
状複合物を複数本束ねた集束体が外筒内に収納され、該
集束体の少なくとも一方の端部において、外筒内面と集
束体との間隙、及び各チューブ状複合物相互の間隙が封
止用ポリマーにて封止されていることを特徴とするチュ
ーブ状多孔質膜モジュール。
過材、あるいは液体濃縮を目的とする膜蒸留用膜材など
として好適な多孔質PTFEチューブ状物を含むチュー
ブ状複合物、その製造方法、及び該チューブ状複合物を
用いたチューブ状多孔質膜モジュールを提供すること。 【構成】 多孔質四弗化エチレン樹脂チューブ状物
(A)の外周面及び内周面の少なくとも一方に、側壁に
多数の貫通路を有する金属製筒体(B)が配置されてい
ることを特徴とするチューブ状複合物、及びその製造方
法。多孔質四弗化エチレン樹脂チューブ状物(A)の外
周面及び内周面の少なくとも一方に、側壁に多数の貫通
路を有する金属製筒体(B)が配置されているチューブ
状複合物を複数本束ねた集束体が外筒内に収納され、該
集束体の少なくとも一方の端部において、外筒内面と集
束体との間隙、及び各チューブ状複合物相互の間隙が封
止用ポリマーにて封止されていることを特徴とするチュ
ーブ状多孔質膜モジュール。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チューブ状複合物に関
し、さらに詳しくは、多孔質四弗化エチレン樹脂チュー
ブと側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体とからなる
チューブ状複合物、及びその製造方法に関する。また、
本発明は、このチューブ状複合物を用いたチューブ状多
孔質膜モジュールに関する。本発明のチューブ状複合物
及びチューブ状多孔質膜モジュールは、高流体圧や高温
度下での使用が可能であり、固液分離、膜蒸留などの用
途に好適である。
し、さらに詳しくは、多孔質四弗化エチレン樹脂チュー
ブと側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体とからなる
チューブ状複合物、及びその製造方法に関する。また、
本発明は、このチューブ状複合物を用いたチューブ状多
孔質膜モジュールに関する。本発明のチューブ状複合物
及びチューブ状多孔質膜モジュールは、高流体圧や高温
度下での使用が可能であり、固液分離、膜蒸留などの用
途に好適である。
【0002】
【従来の技術】四弗化エチレン樹脂(PTFE)を材料
とする多孔質材料は、PTFE自体のもつ耐熱性、耐薬
品性、耐候性、不燃性などの特性、さらには非粘着性、
低摩擦係数等の表面特性に加えて、多孔質であるため、
可撓性、流体透過性、微粒子の捕集・濾過性、低誘電率
・誘電正接等の特性が付加されており、これら独自の特
性から広範な分野で利用されている。
とする多孔質材料は、PTFE自体のもつ耐熱性、耐薬
品性、耐候性、不燃性などの特性、さらには非粘着性、
低摩擦係数等の表面特性に加えて、多孔質であるため、
可撓性、流体透過性、微粒子の捕集・濾過性、低誘電率
・誘電正接等の特性が付加されており、これら独自の特
性から広範な分野で利用されている。
【0003】多孔質PTFEは、一般に、繊維と該繊維
によって互いに連結された結節とからなる微細繊維状組
織を有しており、孔径の均一性に優れていることから、
チューブ状またはシート状に成形され、例えば、各種フ
ィルター、防水膜、脱気膜、電池用隔膜、オイル塗布部
材等として広く利用されている。特に、多孔質PTFE
チューブは、チューブの壁部を選択的透過膜として利用
する分離膜であって、単位体積当りの膜面積を増大させ
るために、多本数集束し、ケース(外筒)に収納してモ
ジュール化したもの(チューブ状多孔質膜モジュールま
たは中空糸モジュール)は、内圧式膜モジュールと称す
る固−液分離濾過装置として、大容量、高精度の濾過用
途に効力を発揮している。
によって互いに連結された結節とからなる微細繊維状組
織を有しており、孔径の均一性に優れていることから、
チューブ状またはシート状に成形され、例えば、各種フ
ィルター、防水膜、脱気膜、電池用隔膜、オイル塗布部
材等として広く利用されている。特に、多孔質PTFE
チューブは、チューブの壁部を選択的透過膜として利用
する分離膜であって、単位体積当りの膜面積を増大させ
るために、多本数集束し、ケース(外筒)に収納してモ
ジュール化したもの(チューブ状多孔質膜モジュールま
たは中空糸モジュール)は、内圧式膜モジュールと称す
る固−液分離濾過装置として、大容量、高精度の濾過用
途に効力を発揮している。
【0004】多孔質PTFEチューブを製造するには、
通常、PTFEファインパウダーにナフサ等の液状潤滑
剤を混和し、押出し等によりチューブ状に成形し、次い
で、液状潤滑剤を乾燥除去し、あるいは除去せずに、成
形物を少なくとも一軸方向に延伸する。延伸したチュー
ブを熱収縮防止状態にて、焼結温度の約327℃以上に
加熱して焼結すると、強度が向上した孔径0.1〜10
μm程度の多孔質PTFEチューブが得られる(特公昭
42−13560号公報)。
通常、PTFEファインパウダーにナフサ等の液状潤滑
剤を混和し、押出し等によりチューブ状に成形し、次い
で、液状潤滑剤を乾燥除去し、あるいは除去せずに、成
形物を少なくとも一軸方向に延伸する。延伸したチュー
ブを熱収縮防止状態にて、焼結温度の約327℃以上に
加熱して焼結すると、強度が向上した孔径0.1〜10
μm程度の多孔質PTFEチューブが得られる(特公昭
42−13560号公報)。
【0005】ところが、多孔質PTFEチューブは、管
軸方向に比べて、円周方向の強度が弱いという欠点を有
している。したがって、チューブ状多孔質膜モジュール
を用いて、チューブ内を高圧にして被処理流体の濾過
(内側から外側への濾過)を行うと、チューブ径が膨張
する。他方、チューブ外を高圧にして被処理流体の濾過
(外側から内側への濾過)を行うと、チューブがひしゃ
げて円形断面を保てなくなる。そのため、精密な濾過を
行うことができなくなる。しかも、高圧下での使用によ
り、一定時間経過後には、チューブの破裂あるいは屈曲
による割れが生じる。このような現象は、被処理流体の
温度によっても大きく影響され、温度が高くなるほど、
チューブ破裂あるいはチューブ割れまでの時間が短くな
る。
軸方向に比べて、円周方向の強度が弱いという欠点を有
している。したがって、チューブ状多孔質膜モジュール
を用いて、チューブ内を高圧にして被処理流体の濾過
(内側から外側への濾過)を行うと、チューブ径が膨張
する。他方、チューブ外を高圧にして被処理流体の濾過
(外側から内側への濾過)を行うと、チューブがひしゃ
げて円形断面を保てなくなる。そのため、精密な濾過を
行うことができなくなる。しかも、高圧下での使用によ
り、一定時間経過後には、チューブの破裂あるいは屈曲
による割れが生じる。このような現象は、被処理流体の
温度によっても大きく影響され、温度が高くなるほど、
チューブ破裂あるいはチューブ割れまでの時間が短くな
る。
【0006】多孔質PTFEチューブからなる濾過材を
補強するために、該チューブの外面に、孔径の小さな多
孔質PTFEフィルムをスパイラル状に傾斜巻着し、か
つ、その外面に更にPTFEヤーンの編組体による補強
層を設けることが提案されている(実公平4−3607
号公報)。このような方法により、多孔質PTFEチュ
ーブをある程度補強することができるが、補強層とし
て、多孔質PTFEチューブと同じ材質の多孔質PTF
EフィルムやPTFEヤーンの編組体を用いているた
め、高度に耐圧性及び耐熱性が要求される用途に対して
は、補強効果がいまだ不十分である。PTFEヤーンの
編組体の線径を極めて太くすれば、補強効果を上げるこ
とができるが、それによって、開口率が低くなるため、
多孔質PTFEチューブの透過性能に悪影響を及ぼすこ
とになる。
補強するために、該チューブの外面に、孔径の小さな多
孔質PTFEフィルムをスパイラル状に傾斜巻着し、か
つ、その外面に更にPTFEヤーンの編組体による補強
層を設けることが提案されている(実公平4−3607
号公報)。このような方法により、多孔質PTFEチュ
ーブをある程度補強することができるが、補強層とし
て、多孔質PTFEチューブと同じ材質の多孔質PTF
EフィルムやPTFEヤーンの編組体を用いているた
め、高度に耐圧性及び耐熱性が要求される用途に対して
は、補強効果がいまだ不十分である。PTFEヤーンの
編組体の線径を極めて太くすれば、補強効果を上げるこ
とができるが、それによって、開口率が低くなるため、
多孔質PTFEチューブの透過性能に悪影響を及ぼすこ
とになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高
圧、高温下での固−液分離を目的とする濾過材、あるい
は液体濃縮を目的とする膜蒸留用膜材などとして好適な
多孔質PTFEチューブ状物を含むチューブ状複合物、
及びその製造方法を提供することにある。本発明の他の
目的は、そのようなチューブ状複合物を用いたチューブ
状多孔質膜モジュールを提供することにある。本発明者
らは、前記従来技術の有する問題点を克服するために鋭
意研究した結果、多孔質PTFEチューブの外周面、内
周面、またはその両方に、金属製の格子状筒体などの側
壁に多数の貫通路を有する金属製筒体を配置して、チュ
ーブ状複合物とすることにより、前記目的を達成できる
ことを見出した。
圧、高温下での固−液分離を目的とする濾過材、あるい
は液体濃縮を目的とする膜蒸留用膜材などとして好適な
多孔質PTFEチューブ状物を含むチューブ状複合物、
及びその製造方法を提供することにある。本発明の他の
目的は、そのようなチューブ状複合物を用いたチューブ
状多孔質膜モジュールを提供することにある。本発明者
らは、前記従来技術の有する問題点を克服するために鋭
意研究した結果、多孔質PTFEチューブの外周面、内
周面、またはその両方に、金属製の格子状筒体などの側
壁に多数の貫通路を有する金属製筒体を配置して、チュ
ーブ状複合物とすることにより、前記目的を達成できる
ことを見出した。
【0008】本発明のチューブ状複合物は、金属製筒体
によって補強されているため、高流体圧及び/または高
温下で使用した場合であっても、チューブの膨れやひし
ゃげが抑制され、その結果、チューブの破裂や屈曲割れ
を防止することができる。本発明では、金属製筒体の貫
通路の大きさや数などを調節することにより、多孔質P
TFEチューブの透過性能に悪影響を及ぼすことが避け
られる。また、本発明のチューブ状複合物は、単位体積
当りの膜面積を増大させるために、多数本収束し、外筒
内に収納してモジュール化することができる。本発明
は、これらの知見に基づいて完成するに至ったものであ
る。
によって補強されているため、高流体圧及び/または高
温下で使用した場合であっても、チューブの膨れやひし
ゃげが抑制され、その結果、チューブの破裂や屈曲割れ
を防止することができる。本発明では、金属製筒体の貫
通路の大きさや数などを調節することにより、多孔質P
TFEチューブの透過性能に悪影響を及ぼすことが避け
られる。また、本発明のチューブ状複合物は、単位体積
当りの膜面積を増大させるために、多数本収束し、外筒
内に収納してモジュール化することができる。本発明
は、これらの知見に基づいて完成するに至ったものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、 多孔質四弗化エチレン樹脂チューブ状物(A)の外周
面及び内周面の少なくとも一方に、側壁に多数の貫通路
を有する金属製筒体(B)が配置されていることを特徴
とするチューブ状複合物、 側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)の外周
面に、多孔質四弗化エチレン樹脂シートを少なくとも一
重巻き付けた後、該シート相互の重ね合わせ部を熱融着
させるか、あるいは接着剤により接着させることを特徴
とするチューブ状複合物の製造方法、 側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)の外周
面に、多孔質四弗化エチレン樹脂シートを少なくとも一
重巻き付けた後、該シートの外周面に多孔質四弗化エチ
レン樹脂チューブを被せ、次いで、該シートと該チュー
ブとの間及び該シート相互の重ね合わせ部を熱融着させ
るか、あるいは接着剤により接着させることを特徴とす
るチューブ状複合物の製造方法、及び 多孔質四弗化エチレン樹脂チューブ状物(A)の外周
面及び内周面の少なくとも一方に、側壁に多数の貫通路
を有する金属製筒体(B)が配置されているチューブ状
複合物を複数本束ねた集束体が外筒内に収納され、該集
束体の少なくとも一方の端部において、外筒内面と集束
体との間隙、及び各チューブ状複合物相互の間隙が封止
用ポリマーにて封止されていることを特徴とするチュー
ブ状多孔質膜モジュールが提供される。
面及び内周面の少なくとも一方に、側壁に多数の貫通路
を有する金属製筒体(B)が配置されていることを特徴
とするチューブ状複合物、 側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)の外周
面に、多孔質四弗化エチレン樹脂シートを少なくとも一
重巻き付けた後、該シート相互の重ね合わせ部を熱融着
させるか、あるいは接着剤により接着させることを特徴
とするチューブ状複合物の製造方法、 側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)の外周
面に、多孔質四弗化エチレン樹脂シートを少なくとも一
重巻き付けた後、該シートの外周面に多孔質四弗化エチ
レン樹脂チューブを被せ、次いで、該シートと該チュー
ブとの間及び該シート相互の重ね合わせ部を熱融着させ
るか、あるいは接着剤により接着させることを特徴とす
るチューブ状複合物の製造方法、及び 多孔質四弗化エチレン樹脂チューブ状物(A)の外周
面及び内周面の少なくとも一方に、側壁に多数の貫通路
を有する金属製筒体(B)が配置されているチューブ状
複合物を複数本束ねた集束体が外筒内に収納され、該集
束体の少なくとも一方の端部において、外筒内面と集束
体との間隙、及び各チューブ状複合物相互の間隙が封止
用ポリマーにて封止されていることを特徴とするチュー
ブ状多孔質膜モジュールが提供される。
【0010】本発明の実施態様として、例えば、下記の
(1)〜(15)が提供される。 (1)多孔質PTFEチューブ状物(A)が、多孔質P
TFEチューブ単層である前記チューブ状複合物。 (2)多孔質PTFEチューブ状物(A)が、多孔質P
TFEシートを巻回して形成されたものである前記チュ
ーブ状複合物。 (3)多孔質PTFEチューブ状物(A)が、多孔質P
TFEチューブの内周面及び外周面の少なくとも一方
に、多孔質PTFEシートから形成された層が少なくと
も1層配置された複層チューブである前記チューブ状複
合物。 (4)多孔質PTFEチューブ状物(A)の外周面に、
側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)が配置さ
れている前記チューブ状複合物。
(1)〜(15)が提供される。 (1)多孔質PTFEチューブ状物(A)が、多孔質P
TFEチューブ単層である前記チューブ状複合物。 (2)多孔質PTFEチューブ状物(A)が、多孔質P
TFEシートを巻回して形成されたものである前記チュ
ーブ状複合物。 (3)多孔質PTFEチューブ状物(A)が、多孔質P
TFEチューブの内周面及び外周面の少なくとも一方
に、多孔質PTFEシートから形成された層が少なくと
も1層配置された複層チューブである前記チューブ状複
合物。 (4)多孔質PTFEチューブ状物(A)の外周面に、
側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)が配置さ
れている前記チューブ状複合物。
【0011】(5)多孔質PTFEチューブ状物(A)
の内周面に、側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体
(B)が配置されている前記チューブ状複合物。 (6)多孔質PTFEチューブ状物(A)の外周面及び
内周面に、側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体
(B)が配置されている前記チューブ状複合物。 (7)多孔質PTFEチューブ状物(A)の外周面に、
側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)が配置さ
れ、かつ、内周面の両端部に、金属製筒体が配置されて
いる前記チューブ状複合物。 (8)側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)の
外周面に、未燒結の多孔質PTFEシートを少なくとも
一重巻き付けた後、加熱燒結するとともに、該シート相
互の重ね合わせ部を熱融着させるか、あるいは接着剤に
より熱融着させる前記チューブ状複合物の製造方法。
の内周面に、側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体
(B)が配置されている前記チューブ状複合物。 (6)多孔質PTFEチューブ状物(A)の外周面及び
内周面に、側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体
(B)が配置されている前記チューブ状複合物。 (7)多孔質PTFEチューブ状物(A)の外周面に、
側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)が配置さ
れ、かつ、内周面の両端部に、金属製筒体が配置されて
いる前記チューブ状複合物。 (8)側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)の
外周面に、未燒結の多孔質PTFEシートを少なくとも
一重巻き付けた後、加熱燒結するとともに、該シート相
互の重ね合わせ部を熱融着させるか、あるいは接着剤に
より熱融着させる前記チューブ状複合物の製造方法。
【0012】(9)側壁に多数の貫通路を有する金属製
筒体(B)の外周面に、燒結した多孔質PTFEシート
を少なくとも一重巻き付けた後、該シート相互の重ね合
わせ部を接着剤により熱融着させる前記チューブ状複合
物の製造方法。 (10)多孔質PTFEシートから形成されたチューブ
状物の外周面に、さらに多孔質PTFEチューブを被せ
る前記(8)〜(9)のチューブ状複合物の製造方法。 (11)側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)
の外周面に、未燒結の多孔質PTFEシートを少なくと
も一重巻き付けた後、該シートの外周面に未燒結の多孔
質PTFEチューブを被せ、次いで、加熱燒結するとと
もに、該シートと該チューブとの間及び該シート相互の
重ね合わせ部を熱融着させるか、あるいは接着剤により
熱融着させる前記チューブ状複合物の製造方法。
筒体(B)の外周面に、燒結した多孔質PTFEシート
を少なくとも一重巻き付けた後、該シート相互の重ね合
わせ部を接着剤により熱融着させる前記チューブ状複合
物の製造方法。 (10)多孔質PTFEシートから形成されたチューブ
状物の外周面に、さらに多孔質PTFEチューブを被せ
る前記(8)〜(9)のチューブ状複合物の製造方法。 (11)側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)
の外周面に、未燒結の多孔質PTFEシートを少なくと
も一重巻き付けた後、該シートの外周面に未燒結の多孔
質PTFEチューブを被せ、次いで、加熱燒結するとと
もに、該シートと該チューブとの間及び該シート相互の
重ね合わせ部を熱融着させるか、あるいは接着剤により
熱融着させる前記チューブ状複合物の製造方法。
【0013】(12)側壁に多数の貫通路を有する金属
製筒体(B)の外周面に、燒結した多孔質PTFEシー
トを少なくとも一重巻き付けた後、該シートの外周面に
未燒結の多孔質PTFEチューブを被せ、次いで、該チ
ューブを加熱燒結するとともに、該シートと該チューブ
との間及び該シート相互の重ね合わせ部を熱融着させる
か、あるいは接着剤により熱融着させる前記チューブ状
複合物の製造方法。 (13)側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)
の外周面に、燒結した多孔質PTFEシートを少なくと
も一重巻き付けた後、該シートの外周面に燒結した多孔
質PTFEチューブを被せ、次いで、該シートと該チュ
ーブとの間及び該シート相互の重ね合わせ部を接着剤に
より接着させる前記チューブ状複合物の製造方法。
製筒体(B)の外周面に、燒結した多孔質PTFEシー
トを少なくとも一重巻き付けた後、該シートの外周面に
未燒結の多孔質PTFEチューブを被せ、次いで、該チ
ューブを加熱燒結するとともに、該シートと該チューブ
との間及び該シート相互の重ね合わせ部を熱融着させる
か、あるいは接着剤により熱融着させる前記チューブ状
複合物の製造方法。 (13)側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)
の外周面に、燒結した多孔質PTFEシートを少なくと
も一重巻き付けた後、該シートの外周面に燒結した多孔
質PTFEチューブを被せ、次いで、該シートと該チュ
ーブとの間及び該シート相互の重ね合わせ部を接着剤に
より接着させる前記チューブ状複合物の製造方法。
【0014】(14)前記(8)〜(13)の製造方法
により形成された多孔質PTFEチューブ状物(A)の
外周面に、さらに側壁に多数の貫通路を有する金属製筒
体(B)を配置する前記チューブ状複合物の製造方法。 (15)前記(8)〜(13)の製造法において、側壁
に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)の内部に、棒
状支持体を挿入した状態で多孔質PTFEチューブ状物
(A)を形成した後、該棒状支持体を抜き取る前記チュ
ーブ状複合物の製造方法。
により形成された多孔質PTFEチューブ状物(A)の
外周面に、さらに側壁に多数の貫通路を有する金属製筒
体(B)を配置する前記チューブ状複合物の製造方法。 (15)前記(8)〜(13)の製造法において、側壁
に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)の内部に、棒
状支持体を挿入した状態で多孔質PTFEチューブ状物
(A)を形成した後、該棒状支持体を抜き取る前記チュ
ーブ状複合物の製造方法。
【0015】以下、本発明について詳述する。本発明の
チューブ状複合物は、多孔質PTFEチューブ状物の外
周面または内周面またはその両方に、側壁の内側から外
側まで貫通した多数の通路を有する金属製の筒体を有し
ており、流体圧が非常に高い状態での濾過や膜蒸留等の
用途において、優れた性能を発揮する。
チューブ状複合物は、多孔質PTFEチューブ状物の外
周面または内周面またはその両方に、側壁の内側から外
側まで貫通した多数の通路を有する金属製の筒体を有し
ており、流体圧が非常に高い状態での濾過や膜蒸留等の
用途において、優れた性能を発揮する。
【0016】本発明で使用される側壁に多数の貫通路を
有する金属製筒体(B)としては、例えば、ステンレス
製のメッシュやパンチングメタル、発泡金属体等を挙げ
ることができる。該金属製筒体(B)は、支持体として
強度を付与する役割を有し、例えば、濾過液体中、使用
温度条件下において、膨張しようとする内側の多孔質P
TFEチューブを支持し得る剛性を有するものであれば
よく、金属の材質は問われない。耐腐食性に優れた金属
であって、側壁に多数の貫通路を形成できるものが好ま
しい。貫通路の形状としては、格子状が好ましい。
有する金属製筒体(B)としては、例えば、ステンレス
製のメッシュやパンチングメタル、発泡金属体等を挙げ
ることができる。該金属製筒体(B)は、支持体として
強度を付与する役割を有し、例えば、濾過液体中、使用
温度条件下において、膨張しようとする内側の多孔質P
TFEチューブを支持し得る剛性を有するものであれば
よく、金属の材質は問われない。耐腐食性に優れた金属
であって、側壁に多数の貫通路を形成できるものが好ま
しい。貫通路の形状としては、格子状が好ましい。
【0017】本発明で使用される多孔質PTFEチュー
ブ状物(A)としては、濾過・濃縮目的や被処理流体の
性状(固形分の大きさ、分布等)などに応じて、所望の
気孔率、孔径、孔構造、膜厚等を有する多孔質PTFE
チューブを単層で使用することができる。多孔質PTF
Eチューブは、例えば、PTFEファインパウダーに液
状潤滑剤を混和し、押出し等によりチューブ状に成形
し、次いで、液状潤滑剤を乾燥除去し、あるいは除去せ
ずに、成形物を少なくとも一軸方向に延伸し、延伸した
チューブを熱収縮防止状態にて加熱焼結するという公知
の方法により得ることができる。
ブ状物(A)としては、濾過・濃縮目的や被処理流体の
性状(固形分の大きさ、分布等)などに応じて、所望の
気孔率、孔径、孔構造、膜厚等を有する多孔質PTFE
チューブを単層で使用することができる。多孔質PTF
Eチューブは、例えば、PTFEファインパウダーに液
状潤滑剤を混和し、押出し等によりチューブ状に成形
し、次いで、液状潤滑剤を乾燥除去し、あるいは除去せ
ずに、成形物を少なくとも一軸方向に延伸し、延伸した
チューブを熱収縮防止状態にて加熱焼結するという公知
の方法により得ることができる。
【0018】多孔質PTFEチューブ状物として、多孔
質PTFEシートをチューブ状に形成したものを用いる
ことができる。また、多孔質PTFEチューブ状物とし
て、多孔質PTFEチューブの内周面及び外周面の少な
くとも一方に、多孔質PTFEシートから形成された層
が少なくとも1層配置された複層チューブを使用するこ
とができる。この場合、多孔質PTFEチューブの内側
に多孔質PTFEシートから形成された層が配置された
構造の複層チューブが好ましい。
質PTFEシートをチューブ状に形成したものを用いる
ことができる。また、多孔質PTFEチューブ状物とし
て、多孔質PTFEチューブの内周面及び外周面の少な
くとも一方に、多孔質PTFEシートから形成された層
が少なくとも1層配置された複層チューブを使用するこ
とができる。この場合、多孔質PTFEチューブの内側
に多孔質PTFEシートから形成された層が配置された
構造の複層チューブが好ましい。
【0019】多孔質PTFEチューブは、前記のごとき
製造方法によれば、孔径を小さくすると、気孔率が非常
に低くなり、流体の透過性に劣るものしか得ることがで
きない。これに対して、多孔質PTFEシートは、孔径
や気孔率を制御し易く、例えば、高気孔率であって、孔
径や孔構造、厚みなどを広範囲に変化させたものを製造
することが可能である。そこで、例えば、大孔径で高気
孔率の多孔質PTFEチューブを支持層とし、該支持層
に、所望の孔径や孔構造、厚みを有する高気孔率の多孔
質PTFEシートから形成された層を複合化した複層チ
ューブを使用すれば、濾過・濃縮性能に優れたPTFE
チューブ状物を得ることができる。
製造方法によれば、孔径を小さくすると、気孔率が非常
に低くなり、流体の透過性に劣るものしか得ることがで
きない。これに対して、多孔質PTFEシートは、孔径
や気孔率を制御し易く、例えば、高気孔率であって、孔
径や孔構造、厚みなどを広範囲に変化させたものを製造
することが可能である。そこで、例えば、大孔径で高気
孔率の多孔質PTFEチューブを支持層とし、該支持層
に、所望の孔径や孔構造、厚みを有する高気孔率の多孔
質PTFEシートから形成された層を複合化した複層チ
ューブを使用すれば、濾過・濃縮性能に優れたPTFE
チューブ状物を得ることができる。
【0020】多孔質PTFEシートは、常法により製造
することができ、所望に応じて、多種多様な孔径、気孔
率、孔構造、膜厚のものを選択することができる。例え
ば、孔径0.01〜10μm、厚み10μm〜5mm、
気孔率30〜90%の範囲から選択することができ、孔
構造についても、一軸延伸によるスリット状だけではな
く、二軸延伸による編目状とすることも可能であり、繊
維径も容易に制御することができる。また、予備濾過等
の必要がある場合には、孔径や孔構造の異なる2種以上
の多孔質PTFEシートをラミネートして用いることも
できる。
することができ、所望に応じて、多種多様な孔径、気孔
率、孔構造、膜厚のものを選択することができる。例え
ば、孔径0.01〜10μm、厚み10μm〜5mm、
気孔率30〜90%の範囲から選択することができ、孔
構造についても、一軸延伸によるスリット状だけではな
く、二軸延伸による編目状とすることも可能であり、繊
維径も容易に制御することができる。また、予備濾過等
の必要がある場合には、孔径や孔構造の異なる2種以上
の多孔質PTFEシートをラミネートして用いることも
できる。
【0021】複層チューブを作成するには、例えば、ス
テンレス棒などの棒状支持体の外周面に、多孔質PTF
Eシートをのり巻き状に巻つけるか、あるいはテープ状
の多孔質PTFEシートをスパイラル状に巻つけ、その
上に、多孔質PTFEチューブを被せ、次いで、多孔質
PTFEチューブの巻軸方向への熱収縮を防止した状態
で、該シートと該チューブとの間、及び該シート相互の
重ね合わせ部を加熱融着させるか、あるいは接着剤によ
り接着させる方法が採用できる。加熱融着または接着剤
による熱融着の際に、多孔質PTFEシートまたは多孔
質PTFEチューブが未燒結または半燒結の場合には、
同時に加熱燒結することができる。
テンレス棒などの棒状支持体の外周面に、多孔質PTF
Eシートをのり巻き状に巻つけるか、あるいはテープ状
の多孔質PTFEシートをスパイラル状に巻つけ、その
上に、多孔質PTFEチューブを被せ、次いで、多孔質
PTFEチューブの巻軸方向への熱収縮を防止した状態
で、該シートと該チューブとの間、及び該シート相互の
重ね合わせ部を加熱融着させるか、あるいは接着剤によ
り接着させる方法が採用できる。加熱融着または接着剤
による熱融着の際に、多孔質PTFEシートまたは多孔
質PTFEチューブが未燒結または半燒結の場合には、
同時に加熱燒結することができる。
【0022】接着剤としては、エポキシ樹脂系接着剤、
ポリウレタン系接着剤等を使用することができるが、P
TFEよりも低融点の熱可塑性樹脂(FEPやPFAな
ど)を粉末状またはシート状にして用いることもでき
る。接着剤は、多孔質PTFEシートと多孔質PTFE
チューブとの間、及び多孔質PTFEシート相互の重ね
合わせ部の必要箇所に配置する。
ポリウレタン系接着剤等を使用することができるが、P
TFEよりも低融点の熱可塑性樹脂(FEPやPFAな
ど)を粉末状またはシート状にして用いることもでき
る。接着剤は、多孔質PTFEシートと多孔質PTFE
チューブとの間、及び多孔質PTFEシート相互の重ね
合わせ部の必要箇所に配置する。
【0023】図1は、本発明のチューブ状複合物の1例
を示す外観略図である。多孔質PTFEチューブ状物1
の外周面に、格子状の金属製筒体2が配置されている。
格子状の金属製筒体2は、多孔質PTFEチューブ状物
1の外周面と内周面の両方、あるいは内周面にのみ配置
してもよい。
を示す外観略図である。多孔質PTFEチューブ状物1
の外周面に、格子状の金属製筒体2が配置されている。
格子状の金属製筒体2は、多孔質PTFEチューブ状物
1の外周面と内周面の両方、あるいは内周面にのみ配置
してもよい。
【0024】図2は、チューブ状多孔質膜モジュールの
1例を示す断面略図である。多孔質PTFEチューブ状
物1の外周面に格子状の金属製筒体2が配置された構造
のチューブ状複合物が複数本束ねた集束体が外筒4内に
収納され、該集束体の両端部において、外筒4内面と集
束体との間隙、及び各チューブ状複合物相互の間隙が封
止用ポリマー5にて封止されている。このモジュール
は、内圧式であり、被処理流体は、6から7の方向に流
れ、濾過液は8から流出する。封止用ポリマーとして
は、各種熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、エラストマーな
どが使用される。
1例を示す断面略図である。多孔質PTFEチューブ状
物1の外周面に格子状の金属製筒体2が配置された構造
のチューブ状複合物が複数本束ねた集束体が外筒4内に
収納され、該集束体の両端部において、外筒4内面と集
束体との間隙、及び各チューブ状複合物相互の間隙が封
止用ポリマー5にて封止されている。このモジュール
は、内圧式であり、被処理流体は、6から7の方向に流
れ、濾過液は8から流出する。封止用ポリマーとして
は、各種熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、エラストマーな
どが使用される。
【0025】図2のモジュールにおいて、多孔質PTF
Eチューブ状物1の内周面の両端部には、短い金属製筒
体3が配置されている。金属製筒体3は、金属製筒体2
と同じ格子状などの貫通路を有するものを使用すること
ができるが、端部では多孔質PTFEチューブ状物の多
孔質を維持する必要がないので、緻密な金属製筒体であ
ってもよい。両端部の内周面に、短い金属製筒体3を配
置するのは、チューブ状複合物をモジュール化して使用
する場合、通常の運転時には高内圧で使用するが、洗浄
時には洗浄液を逆に流すため、高外圧になり、末端封止
材(ポリマー)とチューブ状複合物、特に多孔質PTF
Eチューブ状物の剥れを防止するため、その支持体とし
て働かせるためである。モジュール化する場合、内側端
部筒体3は、予めチューブ状複合物と一体化しておいて
から集束してもよいし、集束してから配置してもよい。
もちろん、この金属製筒体3に代えて、格子状などの貫
通路を有する金属製筒体を多孔質PTFEチューブ状物
1の内周面の全域にわたって配置してもよい。
Eチューブ状物1の内周面の両端部には、短い金属製筒
体3が配置されている。金属製筒体3は、金属製筒体2
と同じ格子状などの貫通路を有するものを使用すること
ができるが、端部では多孔質PTFEチューブ状物の多
孔質を維持する必要がないので、緻密な金属製筒体であ
ってもよい。両端部の内周面に、短い金属製筒体3を配
置するのは、チューブ状複合物をモジュール化して使用
する場合、通常の運転時には高内圧で使用するが、洗浄
時には洗浄液を逆に流すため、高外圧になり、末端封止
材(ポリマー)とチューブ状複合物、特に多孔質PTF
Eチューブ状物の剥れを防止するため、その支持体とし
て働かせるためである。モジュール化する場合、内側端
部筒体3は、予めチューブ状複合物と一体化しておいて
から集束してもよいし、集束してから配置してもよい。
もちろん、この金属製筒体3に代えて、格子状などの貫
通路を有する金属製筒体を多孔質PTFEチューブ状物
1の内周面の全域にわたって配置してもよい。
【0026】本発明のチューブ状複合物は、予め別途作
成した多孔質PTFEチューブ状物(A)と、側壁に多
数の貫通路を有する金属製筒体(B)とを複合化して製
造することができるが、該金属製筒体(B)を支持体と
して、その外周面に多孔質PTFEチューブ状物(A)
を形成して作成することもできる。具体的には、例え
ば、側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)の外
周面に、多孔質PTFEシートを、のり巻き状またはス
パイラル状に、少なくとも一重巻き付けた後、該シート
相互の重ね合わせ部を熱融着させるか、あるいは接着剤
により接着させることにより、多孔質PTFEチューブ
状物(A)を形成させることができる。シート層の外周
面に、さらに多孔質PTFEチューブを被せることがで
きる。
成した多孔質PTFEチューブ状物(A)と、側壁に多
数の貫通路を有する金属製筒体(B)とを複合化して製
造することができるが、該金属製筒体(B)を支持体と
して、その外周面に多孔質PTFEチューブ状物(A)
を形成して作成することもできる。具体的には、例え
ば、側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体(B)の外
周面に、多孔質PTFEシートを、のり巻き状またはス
パイラル状に、少なくとも一重巻き付けた後、該シート
相互の重ね合わせ部を熱融着させるか、あるいは接着剤
により接着させることにより、多孔質PTFEチューブ
状物(A)を形成させることができる。シート層の外周
面に、さらに多孔質PTFEチューブを被せることがで
きる。
【0027】また、側壁に多数の貫通路を有する金属製
筒体(B)の外周面に、多孔質PTFEシートを少なく
とも一重巻き付けた後、該シートの外周面に多孔質PT
FEチューブを被せ、次いで、該シートと該チューブと
の間及び該シート相互の重ね合わせ部を熱融着させる
か、あるいは接着剤により接着させることにより、多孔
質PTFEチューブ状物(A)を形成させることができ
る。
筒体(B)の外周面に、多孔質PTFEシートを少なく
とも一重巻き付けた後、該シートの外周面に多孔質PT
FEチューブを被せ、次いで、該シートと該チューブと
の間及び該シート相互の重ね合わせ部を熱融着させる
か、あるいは接着剤により接着させることにより、多孔
質PTFEチューブ状物(A)を形成させることができ
る。
【0028】これらの製造方法において、多孔質PTF
Eシートまたは多孔質PTFEチューブが未燒結または
半燒結の場合には、加熱融着または接着剤による熱融着
の際に、同時に加熱燒結することができる。接着剤とし
て、前記と同様のものが好ましく使用できる。側壁に多
数の貫通路を有する金属製筒体(B)の強度が低い場合
には、これらの製造方法において、該金属製筒体(B)
の内側にステンレス棒などの棒状支持体を挿入しておく
ことができる。
Eシートまたは多孔質PTFEチューブが未燒結または
半燒結の場合には、加熱融着または接着剤による熱融着
の際に、同時に加熱燒結することができる。接着剤とし
て、前記と同様のものが好ましく使用できる。側壁に多
数の貫通路を有する金属製筒体(B)の強度が低い場合
には、これらの製造方法において、該金属製筒体(B)
の内側にステンレス棒などの棒状支持体を挿入しておく
ことができる。
【0029】金属製筒体(B)の外側に多孔質PTFE
チューブ状物(A)を配置すれば、外圧濾過に耐えるチ
ューブ状複合物を得ることができる。本発明のチューブ
状複合物は、多数本束ねて外筒に収納し、一方または両
方の端部において、チューブ集束体と外筒との間、及び
チューブ相互の間を封止用ポリマーにて封止すれば、チ
ューブ状多孔質膜モジュールを得ることができる。この
モジュールは、高圧・高温下でも運転可能であり、よっ
て大容量、高効率濾過を実現可能とするものである。
チューブ状物(A)を配置すれば、外圧濾過に耐えるチ
ューブ状複合物を得ることができる。本発明のチューブ
状複合物は、多数本束ねて外筒に収納し、一方または両
方の端部において、チューブ集束体と外筒との間、及び
チューブ相互の間を封止用ポリマーにて封止すれば、チ
ューブ状多孔質膜モジュールを得ることができる。この
モジュールは、高圧・高温下でも運転可能であり、よっ
て大容量、高効率濾過を実現可能とするものである。
【0030】
【実施例】以下本発明について、実施例及び比較例を挙
げて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例の
みに限定されるものではない。
げて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例の
みに限定されるものではない。
【0031】[実施例1、比較例1]外径3.8mm
φ、長さ1000mmのセンタレス研磨したステンレス
棒の外周面に、半焼成状態で二軸延伸した後、焼結して
得られた平均孔径0.45μm、厚み40μmの多孔質
PTFEシートをのり巻き状に巻き付けた。このように
して形成された多孔質PTFEシート層の外周面に、内
径4.2mmφ、肉厚0.5mm、気孔率80%の未焼
結の多孔質PTFEチューブを被せ、チューブ両端を針
金で縛って拘束した。次いで、340℃で25分加熱す
ることにより、多孔質PTFEチューブを燒結するとと
もに、多孔質PTFEシート層と多孔質PTFEチュー
ブとの間を熱融着させた。冷却後、両端を裁断してステ
ンレス棒を抜き取り、複層チューブを得た。得られた複
層チューブの外周面に、長目方向の中心距離1.0m
m、短目方向の中心距離0.5mmのステンレスメッシ
ュ(SUS316製メッシュ)をスポット溶接によって
筒体としたものを被せたもの(実施例1)、及び被せな
いもの(比較例1)を各5本準備した。各チューブに内
水圧9kg/cm2をかけたところ、ステンレスメッシ
ュ筒体を被せていないものは、平均25秒(最高53
秒)で破裂したのに対し、被せたものの中には、加圧時
間の5分間中に破裂したものはなかった。
φ、長さ1000mmのセンタレス研磨したステンレス
棒の外周面に、半焼成状態で二軸延伸した後、焼結して
得られた平均孔径0.45μm、厚み40μmの多孔質
PTFEシートをのり巻き状に巻き付けた。このように
して形成された多孔質PTFEシート層の外周面に、内
径4.2mmφ、肉厚0.5mm、気孔率80%の未焼
結の多孔質PTFEチューブを被せ、チューブ両端を針
金で縛って拘束した。次いで、340℃で25分加熱す
ることにより、多孔質PTFEチューブを燒結するとと
もに、多孔質PTFEシート層と多孔質PTFEチュー
ブとの間を熱融着させた。冷却後、両端を裁断してステ
ンレス棒を抜き取り、複層チューブを得た。得られた複
層チューブの外周面に、長目方向の中心距離1.0m
m、短目方向の中心距離0.5mmのステンレスメッシ
ュ(SUS316製メッシュ)をスポット溶接によって
筒体としたものを被せたもの(実施例1)、及び被せな
いもの(比較例1)を各5本準備した。各チューブに内
水圧9kg/cm2をかけたところ、ステンレスメッシ
ュ筒体を被せていないものは、平均25秒(最高53
秒)で破裂したのに対し、被せたものの中には、加圧時
間の5分間中に破裂したものはなかった。
【0032】[実施例2]外径4.0mm、長さ100
0mmのステンレスメッシュの筒体の外周面に、平均孔
径0.45μm、厚み40μmの燒結した多孔質PTF
Eシートを20mm幅のテープにしたものの縁1mmの
部分にFEPディスパージョンを塗布しながらスパイラ
ル状に傾斜巻きつけを行った。この巻つけた層の両端2
00mm部分に、その上からFEPシートを巻つけた。
次いで、その外周面に、内径4.4mmφ、肉厚0.5
mm、気孔率80%の未焼結の多孔質PTFEチューブ
を被せ、チューブ両端を針金で縛って拘束した。これを
300℃で25分の条件で加熱融着させ、冷却後、両端
を裁断してチューブ状複合物を得た。得られた5本のチ
ューブ状複合物に対して、内圧を徐々に挙げていくと、
10kg/cm2間で上げても、いずれのチューブも破
裂は起こらなかった。また、外圧をかけても、ひしゃげ
ることはなかった。
0mmのステンレスメッシュの筒体の外周面に、平均孔
径0.45μm、厚み40μmの燒結した多孔質PTF
Eシートを20mm幅のテープにしたものの縁1mmの
部分にFEPディスパージョンを塗布しながらスパイラ
ル状に傾斜巻きつけを行った。この巻つけた層の両端2
00mm部分に、その上からFEPシートを巻つけた。
次いで、その外周面に、内径4.4mmφ、肉厚0.5
mm、気孔率80%の未焼結の多孔質PTFEチューブ
を被せ、チューブ両端を針金で縛って拘束した。これを
300℃で25分の条件で加熱融着させ、冷却後、両端
を裁断してチューブ状複合物を得た。得られた5本のチ
ューブ状複合物に対して、内圧を徐々に挙げていくと、
10kg/cm2間で上げても、いずれのチューブも破
裂は起こらなかった。また、外圧をかけても、ひしゃげ
ることはなかった。
【0033】[実施例3]実施例1で得られたチューブ
状複合物7本を束ねて、内径20mmφ、長さ1000
mmのポリスルホン製外筒に納め、両端部における収束
体と外筒との間、及びチューブ状複合物相互の間をエポ
キシ樹脂にて封止し、両端が開口したモジュールを作成
した。チューブ状複合物の内周面の両端部には、短く切
断したステンレスメッシュの筒体を挿入した。その断面
図を図2に示す。水酸化第二鉄を固形分濃度1400m
g/リットルで含む水性分散液をテスト溶液体として用
い、上記モジュールに、入口圧力2.0kg/cm2、
出口圧力0.7kg/cm2の条件で導入し、内圧循環
式濾過方式で濾過テストを行ったところ、透水性能は、
約5ml/cm2・minと高く、120分経過後も約
1m3/m2・hr・atmの流量を示した。チューブ状
複合物は、膨れたり、屈曲することはなかった。また、
モジュールの洗浄のために、精製水を外圧濾過式で導入
したところ、チューブ状複合物は、屈曲することなく、
外水圧に耐えることができた。
状複合物7本を束ねて、内径20mmφ、長さ1000
mmのポリスルホン製外筒に納め、両端部における収束
体と外筒との間、及びチューブ状複合物相互の間をエポ
キシ樹脂にて封止し、両端が開口したモジュールを作成
した。チューブ状複合物の内周面の両端部には、短く切
断したステンレスメッシュの筒体を挿入した。その断面
図を図2に示す。水酸化第二鉄を固形分濃度1400m
g/リットルで含む水性分散液をテスト溶液体として用
い、上記モジュールに、入口圧力2.0kg/cm2、
出口圧力0.7kg/cm2の条件で導入し、内圧循環
式濾過方式で濾過テストを行ったところ、透水性能は、
約5ml/cm2・minと高く、120分経過後も約
1m3/m2・hr・atmの流量を示した。チューブ状
複合物は、膨れたり、屈曲することはなかった。また、
モジュールの洗浄のために、精製水を外圧濾過式で導入
したところ、チューブ状複合物は、屈曲することなく、
外水圧に耐えることができた。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、高圧、高温下での固−
液分離を目的とする濾過材、液体濃縮を目的とする膜蒸
留用膜材などとして好適な多孔質PTFEチューブ状物
を含むチューブ状複合物、及びその製造方法が提供され
る。また、本発明によれば、該チューブ状複合物を用い
たチューブ状多孔質膜モジュールが提供される。本発明
のチューブ状複合物は、多孔質PTFEチューブ状物の
外周面または内周面、あるいはその両方に、格子状など
の貫通路を有する金属製筒体が配置されているので、従
来品に比べて、高水圧、高温度下での運転が実現可能で
あり、その結果、高効率の固液分離、膜蒸留用途に好適
である。
液分離を目的とする濾過材、液体濃縮を目的とする膜蒸
留用膜材などとして好適な多孔質PTFEチューブ状物
を含むチューブ状複合物、及びその製造方法が提供され
る。また、本発明によれば、該チューブ状複合物を用い
たチューブ状多孔質膜モジュールが提供される。本発明
のチューブ状複合物は、多孔質PTFEチューブ状物の
外周面または内周面、あるいはその両方に、格子状など
の貫通路を有する金属製筒体が配置されているので、従
来品に比べて、高水圧、高温度下での運転が実現可能で
あり、その結果、高効率の固液分離、膜蒸留用途に好適
である。
【図1】本発明のチューブ状複合物の1例を示す外観略
図である。
図である。
【図2】本発明のチューブ状多孔質膜モジュールの1例
を示す断面略図である。
を示す断面略図である。
1:多孔質PTFEチューブ状物 2:格子状金属製筒体 3:端部の金属製筒体 4:外筒 5:封止用ポリマー 6:被処理液体の入口 7:被処理液体の出口 8:被処理液体の出口
フロントページの続き (72)発明者 足立 俊寿 大阪府大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 森田 徹 大阪府泉南郡熊取町大字野田950番地 住 友電気工業株式会社熊取製作所内
Claims (5)
- 【請求項1】 多孔質四弗化エチレン樹脂チューブ状物
(A)の外周面及び内周面の少なくとも一方に、側壁に
多数の貫通路を有する金属製筒体(B)が配置されてい
ることを特徴とするチューブ状複合物。 - 【請求項2】 多孔質四弗化エチレン樹脂チューブ状物
(A)が、多孔質四弗化エチレン樹脂チューブの内周面
及び外周面の少なくとも一方に、多孔質四弗化エチレン
樹脂シートから形成された層が少なくとも1層配置され
た複層チューブである請求項1記載のチューブ状複合
物。 - 【請求項3】 側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体
(B)の外周面に、多孔質四弗化エチレン樹脂シートを
少なくとも一重巻き付けた後、該シート相互の重ね合わ
せ部を熱融着させるか、あるいは接着剤により接着させ
ることを特徴とするチューブ状複合物の製造方法。 - 【請求項4】 側壁に多数の貫通路を有する金属製筒体
(B)の外周面に、多孔質四弗化エチレン樹脂シートを
少なくとも一重巻き付けた後、該シートの外周面に多孔
質四弗化エチレン樹脂チューブを被せ、次いで、該シー
トと該チューブとの間及び該シート相互の重ね合わせ部
を熱融着させるか、あるいは接着剤により接着させるこ
とを特徴とするチューブ状複合物の製造方法。 - 【請求項5】 多孔質四弗化エチレン樹脂チューブ状物
(A)の外周面及び内周面の少なくとも一方に、側壁に
多数の貫通路を有する金属製筒体(B)が配置されてい
るチューブ状複合物を複数本束ねた集束体が外筒内に収
納され、該集束体の少なくとも一方の端部において、外
筒内面と集束体との間隙、及び各チューブ状複合物相互
の間隙が封止用ポリマーにて封止されていることを特徴
とするチューブ状多孔質膜モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30322594A JPH08131797A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | チューブ状複合物及びチューブ状多孔質膜モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30322594A JPH08131797A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | チューブ状複合物及びチューブ状多孔質膜モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08131797A true JPH08131797A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17918391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30322594A Pending JPH08131797A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | チューブ状複合物及びチューブ状多孔質膜モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08131797A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002166137A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Yuasa Corp | 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール |
| JP2002166138A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Yuasa Corp | 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール |
| WO2009054448A1 (ja) * | 2007-10-24 | 2009-04-30 | Sumitomo Electric Fine Polymer, Inc. | 濾過用分離膜エレメント及び濾過用膜モジュール |
| JP2009297642A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Sepratek Inc | 中空糸内部投入用の中空糸膜 |
| JP2011031122A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 多孔質複層中空糸、中空糸膜モジュールおよび濾過装置 |
| KR101674933B1 (ko) * | 2016-03-10 | 2016-11-22 | 주식회사 케이엔씨 | 막 분리를 이용한 우수 처리시스템 |
-
1994
- 1994-11-11 JP JP30322594A patent/JPH08131797A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002166137A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Yuasa Corp | 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール |
| JP2002166138A (ja) * | 2000-11-29 | 2002-06-11 | Yuasa Corp | 浸漬型膜ろ過方式用管状ろ過膜モジュール |
| WO2009054448A1 (ja) * | 2007-10-24 | 2009-04-30 | Sumitomo Electric Fine Polymer, Inc. | 濾過用分離膜エレメント及び濾過用膜モジュール |
| JP2009101311A (ja) * | 2007-10-24 | 2009-05-14 | Sumitomo Electric Fine Polymer Inc | 濾過用分離膜エレメント及び濾過用膜モジュール |
| JP2009297642A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Sepratek Inc | 中空糸内部投入用の中空糸膜 |
| JP2011031122A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 多孔質複層中空糸、中空糸膜モジュールおよび濾過装置 |
| KR101674933B1 (ko) * | 2016-03-10 | 2016-11-22 | 주식회사 케이엔씨 | 막 분리를 이용한 우수 처리시스템 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040303 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |