JPH08134835A - ケーブル制振装置 - Google Patents

ケーブル制振装置

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JPH08134835A
JPH08134835A JP27638194A JP27638194A JPH08134835A JP H08134835 A JPH08134835 A JP H08134835A JP 27638194 A JP27638194 A JP 27638194A JP 27638194 A JP27638194 A JP 27638194A JP H08134835 A JPH08134835 A JP H08134835A
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vibration
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Mamoru Enomoto
守 榎本
Haruo Takano
晴夫 高野
Masafumi Ogasawara
政文 小笠原
Tetsuhiro Shimozato
哲弘 下里
Masazumi Okada
昌澄 岡田
Takuya Murakami
琢哉 村上
Katsuaki Takeda
勝昭 武田
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JFE Engineering Corp
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SHIYUTO KOSOKU DORO KODAN
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、施工性を向上できると共に、美観上
も優れた制振装置を得ることを目的とする。 【構成】構造物と主塔との間に張設されたケーブルの空
中高さに配置されて該ケーブルの振動及びケーブル定着
部の角度変化を抑制するケーブル制振装置において、粘
弾性体部材からなる制振装置Aと粘性流体からなる制振
装置Cとが併設されていることを特徴とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば斜張橋の場合の
ように、構造物と主塔との間に斜めに張設されたケーブ
ルに発生した振動を減衰し、またケーブル定着部の角度
変化をも抑制できるケーブル制振装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ケーブル制振装置として、 (1)特願平3−274896に開示の制振装置 (2)特開平3−110207に開示のダンパ装置 (3)特開平3−96506に開示の制振装置等があ
る。
【0003】(1)の制振装置が図4に示されている。
斜張橋の補剛桁Kに、図示しない主塔の頂上からケーブ
ル3が斜めに張設されている。補剛桁Kに下端を固定し
た定着管Tは、ケーブル3に沿ってケーブル3の減衰に
都合のよい高さまで延長され、定着管Tの自由端近くに
おいて、定着管Tとケーブル3の間には制振装置Aが配
置されている。
【0004】制振装置AはクランプPを用いてケーブル
3に固定した内フランジFと、定着管Tに溶接した外フ
ランジEとの間を環状の粘弾性体Gでケーブル3の方向
に接続して構成されている。
【0005】この制振装置は、粘弾性体Gにほぼ剪断力
のみを作用させることを特徴とするものであり、ケーブ
ルの振動を減衰させる減衰機能と、ケーブル定着部の角
度変化を抑制するバネ機能を併せ持っている。
【0006】(2)のダンパ装置が図5に示されてい
る。斜張ケーブル3の外周に外向きフランジ8を設け、
その外周において内向きフランジ6を有する筒体5をケ
ーシングパイプ4にボルト10で接続する。そして、最
外縁に位置するフランジにはシール材14を取付け、フ
ランジ6、8間の間隙には粘弾性物質9を充填してダン
パ装置Aが構成されている。
【0007】このダンパ装置は、剪断力と圧縮・引張力
を作用させることを特徴とするものである。(3)の制
振装置が、図6に示されている。これは、粘性流体を用
いた制振装置Cである。
【0008】ケーブル3に間接的に固定された部材10
が、橋桁Gに固定された架台5に取付けられた箱部7に
入れられた粘性流体Lの中に没入されている。そしてケ
ーブル振動に伴う部材10の振動により、粘性流体に剪
断変形が与えられ、減衰機能を得る構造になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の制振装置は以上
のように構成されているが、装置を取付けることにより
ケーブルに付加できる減衰の大きさは、ケーブル固定点
から制振装置取付け位置までの距離に比例することが知
られており、要求される付加減衰が大きい場合には取付
け位置が高くなり、取付け等の施工性が悪くなる。ま
た、そのような場合、制振装置が目立ってしまい、景観
が悪くなる等の問題点がある。この発明は、上記のよう
な問題点を解決するためになされたもので、施工性を向
上できると共に、美観上も優れた制振装置を得ることを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル制振装
置は、構造物と主塔との間に張設されたケーブルの空中
高さに配置されて該ケーブルの振動及びケーブル定着部
の角度変化を抑制するケーブル制振装置において、粘弾
性体部材からなる制振装置と粘性流体からなる制振装置
とが併設されていることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】ケーブル制振装置としては、ケーブルの振動を
減衰させる減衰機能と、ケーブル定着部の角度変化を抑
制するバネ機能を併せ持つことが必要であり、これら両
機能は粘弾性体部材の変形により一応は充足される。
【0012】しかし、大きな減衰をケーブルに付加させ
る場合には不十分となるので、粘性流体を用いた制振装
置を併設することにより、ケーブルに必要な減衰のうち
のある程度の割合を受持たせるようにする。そして、粘
弾性体部材の持つ減衰機能のために、粘性流体による制
振装置に要求される減衰は小さくて済むことになり、ケ
ーブル固定点から取付け位置までの距離を短くすること
が可能となる。
【0013】従って、本制振装置の取付け高さは小さく
て済むことになる。取付け高さが小さくなれば、取付け
る場合の作業性の向上が期待でき、施工性に優れた制振
装置が可能となる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例を、斜張ケーブルに
適用した場合の全体構成図であり、図2(a)及び
(b)はそれぞれ異なる詳細構成図である。図1におい
て、Aはケーブル3の基端側に設けられた固体の粘弾性
部材を用いた制振装置であり、Cは上記Aより上方の位
置でケーブル3に接続された粘性流体を用いた制振装置
である。
【0015】図2(a)で、固体の粘弾性部材を用いた
制振装置Aは、図4に示す従来と同様な構成で配設さ
れ、また粘性流体を用いた制振装置Cは、シリンダ・ピ
ストン形式のオイル・ダンパーで、支持材に一端がピン
接続された一対のオイル・ダンパーがケーブル3にピン
接続して、構成されている。
【0016】次に図2(b)での、粘性流体を用いた制
振装置Cは、図6に示すものと同様な構成で、図1と同
様にしてケーブル3に接続されている。また、図3は、
図1の第1実施例の変形で、制振装置Cが、制振装置A
の下方に設けられている第2実施例の説明図である。
【0017】なお、粘性流体を用いた制振装置Cは、上
記のように、シリンダ・ピストン形式の所謂オイル・ダ
ンパーの他、図6に示した粘性剪断型ダンパーでもよ
い。次に、本発明と従来技術とを、表1に示す斜張ケー
ブルの構造諸元の下で、温度0℃〜50℃、振動モード
1次〜4次において、対数減衰率δ=0.02を確保
し、且つケーブル定着部の角度変化を抑制する機能を有
することを条件で、制振装置の取付け高さを比較した結
果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】ここで、従来技術1は、粘弾性部材による
制振装置のみの場合であり、取付け高さは4.5mにな
っている。また、従来技術2は粘性流体による制振装置
の場合であり、取付け高さは3.0mになっている。こ
の場合はケーブル定着部の角度変化を抑制するバネ機能
を有していないので、取付け高さ0.7m位置に他と同
等のバネ機能を有する装置を設置したものと仮定して計
算した。
【0020】これに対し、第1実施例の場合は、取付け
高さは1.5m以内であり、また、第2実施例の場合は
取付け高さは2.0m以内で、従来に比べ格段に低くな
っている。
【0021】次に、本発明と従来技術の組合わせとにつ
いて、表1に示した斜張ケーブルの構造諸元の下で、そ
の取付け高さと最大対数減衰率との関係を検討した結果
を図7に示す。
【0022】曲線1は、粘弾性部材を用いた制振装置A
をケーブル方向に位置をずらして2組用いた場合であ
る。ケーブルの基端側に制振装置A′が設けられ、その
次に制振装置Aが設けられている。この場合、装置A′
のバネ機能により、装置Aの変形が抑えられるので、減
衰機能は装置A単体の場合より劣ることになる。
【0023】曲線2は、粘性流体を用いた制振装置C
と、ケーブル定着部の角度変化を抑制する弾性体を用い
た緩衝装置Bを組合わせた場合である。この場合、装置
Bのバネ効果によりケーブルの変形が抑えられるため、
ケーブル固定点がケーブル端部より装置B取付け部付近
に移動する。制振装置の減衰性能は、ケーブル固定点か
ら制振装置取付け位置までの距離に比例するため、装置
C単体の場合よりも取付け位置が高くなる。
【0024】曲線3は、本発明の粘弾性部材を用いた制
振装置Aと、粘性流体を用いた制振装置Cとを併設した
場合である。この場合は、前述のように、粘性流体を用
いた制振装置を併設することにより、ケーブルに必要な
減衰機能のうちのある程度の割合を受持たせる。従っ
て、粘性流体を用いた制振装置に要求される減衰機能は
小さくて済むことになり、ケーブル固定点から取付け位
置までの距離を短くすることが可能となる。従って、本
制振装置の取付け高さは小さくて済むことになる。
【0025】なお、粘性流体を用いた制振装置Cを2組
用いると共に、弾性体を用いた緩衝装置Bを併設した場
合、上記曲線3と同様な機能を得ることはできるが、装
置が3つとなり、装置の取付けが、現実的でなくなる。
【0026】
【発明の効果】本発明のケーブル制振装置は、上記のよ
うなもので、取付け高さが小さくなり、取付ける場合の
作業性の向上が期待でき、施工性に優れると共に、美観
に優れた制振装置が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す説明図。
【図2】図2(a)及び(b)はそれぞれ異なる図1の
要部の詳細を示す説明図。
【図3】本発明の他の実施例の全体構成を示す説明図。
【図4】粘弾性部材を用いた制振装置の説明図。
【図5】粘弾性部材を用いた他の制振装置の説明図。
【図6】粘性流体を用いた制振装置の説明図。
【図7】本発明と従来技術の組合わせとについて、その
取付け高さと最大対数減衰率との関係を示す説明図。
【符号の説明】
A…粘弾性体部材からなる制振装置,B…弾性体を用い
た緩衝装置、C…粘性流体からなる制振装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 政文 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町2078−4− 201 (72)発明者 下里 哲弘 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町2078−4− 203 (72)発明者 岡田 昌澄 東京都田無市芝久保町1−6−16 (72)発明者 村上 琢哉 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 武田 勝昭 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物と主塔との間に張設されたケーブ
    ルの空中高さに配置されて該ケーブルの振動及びケーブ
    ル定着部の角度変化を抑制するケーブル制振装置におい
    て、 粘弾性体部材からなる制振装置と粘性流体からなる制振
    装置とが併設されていることを特徴とするケーブル制振
    装置。
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