JPH08136468A - 欠陥検査装置 - Google Patents
欠陥検査装置Info
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- JPH08136468A JPH08136468A JP27672194A JP27672194A JPH08136468A JP H08136468 A JPH08136468 A JP H08136468A JP 27672194 A JP27672194 A JP 27672194A JP 27672194 A JP27672194 A JP 27672194A JP H08136468 A JPH08136468 A JP H08136468A
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Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被検査体に存在する黒色欠陥と白色欠陥とを
区別して検出でき、また欠陥の検出精度が高く、ローコ
ストで製造が可能な欠陥検査装置を提供する。 【構成】 黒色欠陥、及び白色欠陥の存在を示す、極性
の異なる2つの信号の立ち上がり、立ち下がりの波形の
傾斜を微分回路21で拡大し、そして、黒色欠陥の検出
信号と白色欠陥の検出信号とを2値化回路22で分離
し、被検査物3の実用上影響のない白色欠陥の検出信号
を利用して制限信号を送出することにより、白色欠陥は
完全に除去され、被検査物の実用上大きな問題となる黒
色欠陥だけを、精度良く選択的に検出できる。
区別して検出でき、また欠陥の検出精度が高く、ローコ
ストで製造が可能な欠陥検査装置を提供する。 【構成】 黒色欠陥、及び白色欠陥の存在を示す、極性
の異なる2つの信号の立ち上がり、立ち下がりの波形の
傾斜を微分回路21で拡大し、そして、黒色欠陥の検出
信号と白色欠陥の検出信号とを2値化回路22で分離
し、被検査物3の実用上影響のない白色欠陥の検出信号
を利用して制限信号を送出することにより、白色欠陥は
完全に除去され、被検査物の実用上大きな問題となる黒
色欠陥だけを、精度良く選択的に検出できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続走行する被検査体
に存在する欠陥を検出するための欠陥検査装置に関する
ものである。
に存在する欠陥を検出するための欠陥検査装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】紙,金属板,プラスチックフイルム等の
シート状の材料に存在する各種欠陥の中には、汚れ、異
物、染み等により材料表面の一部が周囲よりも色が濃く
なる黒色欠陥と、材料の厚みが一部分だけ薄くなったた
めに、その部分だけ周囲よりも色が薄くなる白色欠陥と
がある。被検査物に存在する、このような黒色欠陥や白
色欠陥は、通常、小スポット形状であり、発生する欠陥
のサイズはおおよそ決まっているのが普通である。その
ため、移動する被検査物に光を照射し、その透過光や反
射光の光量の変化を連続して検出することにより、前述
したような欠陥は比較的容易に検出できる。
シート状の材料に存在する各種欠陥の中には、汚れ、異
物、染み等により材料表面の一部が周囲よりも色が濃く
なる黒色欠陥と、材料の厚みが一部分だけ薄くなったた
めに、その部分だけ周囲よりも色が薄くなる白色欠陥と
がある。被検査物に存在する、このような黒色欠陥や白
色欠陥は、通常、小スポット形状であり、発生する欠陥
のサイズはおおよそ決まっているのが普通である。その
ため、移動する被検査物に光を照射し、その透過光や反
射光の光量の変化を連続して検出することにより、前述
したような欠陥は比較的容易に検出できる。
【0003】しかし、被検査物の種類や用途によって
は、黒色欠陥か白色欠陥のどちらか一方だけ、或いは黒
色欠陥と白色欠陥とを区別して検出したい場合がある。
この場合、被検査物を透過、又は反射した光の光量が、
予め設定した基準光量よりも増加した場合と減少した場
合とで区別することより、黒色欠陥と白色欠陥とを判別
する事ができる。
は、黒色欠陥か白色欠陥のどちらか一方だけ、或いは黒
色欠陥と白色欠陥とを区別して検出したい場合がある。
この場合、被検査物を透過、又は反射した光の光量が、
予め設定した基準光量よりも増加した場合と減少した場
合とで区別することより、黒色欠陥と白色欠陥とを判別
する事ができる。
【0004】前述したような黒色欠陥と白色欠陥とを区
別して検出する装置として、例えば特開昭58−791
45号公報記載の表面疵検査機構が公知である。この装
置は、被検査物を経た光を受光する受光素子の出力を微
分増幅器回路と非微分アナログ遅延回路に分け、微分増
幅器回路出力の欠陥検出パルスにより非微分アナログ遅
延回路出力を一定時間だけ出力させることにより、欠陥
出力波形の極性を判定するものである。
別して検出する装置として、例えば特開昭58−791
45号公報記載の表面疵検査機構が公知である。この装
置は、被検査物を経た光を受光する受光素子の出力を微
分増幅器回路と非微分アナログ遅延回路に分け、微分増
幅器回路出力の欠陥検出パルスにより非微分アナログ遅
延回路出力を一定時間だけ出力させることにより、欠陥
出力波形の極性を判定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような表面疵検査機構では、受光した波形に対して直
接2値化が行われており、微分回路を介した波形に対し
て2値化が行われていない。このため、微分回路により
局部的な波形の変化を拡大し、微小欠陥の検出波形を強
調するという作用がない。このため、欠陥の検出精度が
低くなるという問題がある。また、上述した表面疵検査
機構は、その構成として、高価なアナログ遅延回路や、
アナログスイッチ回路等が必要であり、製品のコストが
割高になるという問題もある。
たような表面疵検査機構では、受光した波形に対して直
接2値化が行われており、微分回路を介した波形に対し
て2値化が行われていない。このため、微分回路により
局部的な波形の変化を拡大し、微小欠陥の検出波形を強
調するという作用がない。このため、欠陥の検出精度が
低くなるという問題がある。また、上述した表面疵検査
機構は、その構成として、高価なアナログ遅延回路や、
アナログスイッチ回路等が必要であり、製品のコストが
割高になるという問題もある。
【0006】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
ので、被検査体に存在する黒色欠陥と白色欠陥とを区別
して検出でき、また欠陥の検出精度が高く、かつローコ
ストで製造が可能な欠陥検査装置を提供することを目的
とする。
ので、被検査体に存在する黒色欠陥と白色欠陥とを区別
して検出でき、また欠陥の検出精度が高く、かつローコ
ストで製造が可能な欠陥検査装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の欠陥検査装置は、被検査体を透過、若しく
は反射した検査光を受光する受光部から出力される光量
信号を微分回路に入力し、この微分回路から出力される
微分信号を、極性が相互に異なるスレッシュホールドレ
ベルが予め設定された、2つの比較回路からなる2値化
回路に入力し、予め定められた一方の2値化回路から出
力される2値化信号が出力された時に、他方の2値化回
路からの出力を予め設定された時間だけ禁止することに
より、検査光の光量が前記光量範囲の上限以上か、或い
は下限以下の何れか一方の検出信号を除去して、光量信
号の極性を判定するものである。また、請求項2におい
ては、前記制限回路を、ワンショット回路と、反転回路
と、アンド回路とから構成したものである。
に、本発明の欠陥検査装置は、被検査体を透過、若しく
は反射した検査光を受光する受光部から出力される光量
信号を微分回路に入力し、この微分回路から出力される
微分信号を、極性が相互に異なるスレッシュホールドレ
ベルが予め設定された、2つの比較回路からなる2値化
回路に入力し、予め定められた一方の2値化回路から出
力される2値化信号が出力された時に、他方の2値化回
路からの出力を予め設定された時間だけ禁止することに
より、検査光の光量が前記光量範囲の上限以上か、或い
は下限以下の何れか一方の検出信号を除去して、光量信
号の極性を判定するものである。また、請求項2におい
ては、前記制限回路を、ワンショット回路と、反転回路
と、アンド回路とから構成したものである。
【0008】図1は、本発明の欠陥検査装置の基本構成
を概略的に表したものである。また、図2は、本発明の
欠陥検査装置による被検査物の検査の様子を示した説明
図である。欠陥検査装置2は、大別して、シート状の被
検査物3を搬送する搬送部4、被検査物3に検査光5を
照射する光源部6、被検査物3を透過した検査光を受光
する受光部7、及び、受光部7からの出力信号をもと
に、被検査物3の欠陥を検出する欠陥検出部8とから構
成されている。
を概略的に表したものである。また、図2は、本発明の
欠陥検査装置による被検査物の検査の様子を示した説明
図である。欠陥検査装置2は、大別して、シート状の被
検査物3を搬送する搬送部4、被検査物3に検査光5を
照射する光源部6、被検査物3を透過した検査光を受光
する受光部7、及び、受光部7からの出力信号をもと
に、被検査物3の欠陥を検出する欠陥検出部8とから構
成されている。
【0009】被検査物の一例である被検査物3は、光を
透過する長尺のロール紙で、搬送部4を構成している搬
送ローラ4a等により、連続的に搬送される。この被検
査物3は、全体的な色調としてクリーム色を呈している
が、被検査物3の欠陥として、図2に示すように、表面
の一部に汚れ、異物、染み等により黒色の斑点が生じる
黒色欠陥9と、紙の厚みが一部分だけ薄くなったため
に、その部分だけ周囲よりも色が薄くなる白色欠陥10
とがある。このような被検査物3の欠陥の内、黒色欠陥
9は、紙の品質に与える影響が大きく、微小なものでも
検出することが必要であるが、白色欠陥10は、被検査
物3の品質面に殆ど影響を及ぼさないため、白色欠陥1
0は検出する必要がない。
透過する長尺のロール紙で、搬送部4を構成している搬
送ローラ4a等により、連続的に搬送される。この被検
査物3は、全体的な色調としてクリーム色を呈している
が、被検査物3の欠陥として、図2に示すように、表面
の一部に汚れ、異物、染み等により黒色の斑点が生じる
黒色欠陥9と、紙の厚みが一部分だけ薄くなったため
に、その部分だけ周囲よりも色が薄くなる白色欠陥10
とがある。このような被検査物3の欠陥の内、黒色欠陥
9は、紙の品質に与える影響が大きく、微小なものでも
検出することが必要であるが、白色欠陥10は、被検査
物3の品質面に殆ど影響を及ぼさないため、白色欠陥1
0は検出する必要がない。
【0010】光源部6は、単波長の検査光5を照射する
レーザー装置11と、このレーザー装置11を制御する
ドライバ12と、照射された検査光5を細く収束させる
収束レンズ13と、収束レンズ13を透過した検査光5
を被検査物3方向に反射し、且つ、被検査物3の幅方向
に連続して走査するポリゴンミラー14とから構成され
ている。ポリゴンミラー14は、多数の平面鏡14aが
一定角度で環状に配列された多面鏡で、図示せぬモータ
により高速で回転する。そして、1つの平面鏡14a
は、図2の上方向に連続して搬送されている被検査物3
方向に、符号L1の範囲で左から右に検査光5を反射す
る。
レーザー装置11と、このレーザー装置11を制御する
ドライバ12と、照射された検査光5を細く収束させる
収束レンズ13と、収束レンズ13を透過した検査光5
を被検査物3方向に反射し、且つ、被検査物3の幅方向
に連続して走査するポリゴンミラー14とから構成され
ている。ポリゴンミラー14は、多数の平面鏡14aが
一定角度で環状に配列された多面鏡で、図示せぬモータ
により高速で回転する。そして、1つの平面鏡14a
は、図2の上方向に連続して搬送されている被検査物3
方向に、符号L1の範囲で左から右に検査光5を反射す
る。
【0011】受光部7は、被検査物3の最大幅よりも長
い、幅広の受光センサ7aを主体に構成されており、ポ
リゴンミラー14により、被検査物3を左から右に高速
で透過した検査光5を全幅で受光し、その光量に応じた
光量信号を、後述する欠陥検出部8の微分回路21に送
る。
い、幅広の受光センサ7aを主体に構成されており、ポ
リゴンミラー14により、被検査物3を左から右に高速
で透過した検査光5を全幅で受光し、その光量に応じた
光量信号を、後述する欠陥検出部8の微分回路21に送
る。
【0012】欠陥検出部8は、微分回路21と、2つの
並列した比較回路22a、22bからなる2値化回路2
2と、有効検査幅を決めるために検査幅設定回路26と
共に用いられるAND回路23a、23bと、ワンショ
ット回路24、反転回路25、AND回路27からなる
制限回路29と、異常信号出力回路28とから構成され
ている。
並列した比較回路22a、22bからなる2値化回路2
2と、有効検査幅を決めるために検査幅設定回路26と
共に用いられるAND回路23a、23bと、ワンショ
ット回路24、反転回路25、AND回路27からなる
制限回路29と、異常信号出力回路28とから構成され
ている。
【0013】微分回路21は、入力された信号の変化を
微分した微分信号を出力する公知の微分回路であり、受
光部7から送られてくる被検査物3の光量信号を微分
し、微分信号として2値化回路22に送る。2値化回路
22は、前述したように2つの並列した比較回路22
a、22bからなっており、微分回路21から出力され
た微分信号は、比較回路22a、22bに並列に入力さ
れる。
微分した微分信号を出力する公知の微分回路であり、受
光部7から送られてくる被検査物3の光量信号を微分
し、微分信号として2値化回路22に送る。2値化回路
22は、前述したように2つの並列した比較回路22
a、22bからなっており、微分回路21から出力され
た微分信号は、比較回路22a、22bに並列に入力さ
れる。
【0014】比較回路22a、22bには互いに極性の
異なる一定のスレッシュホールド電圧が与えられ、各々
に入力される微分信号の電圧レベルを各々のスレッシュ
ホールドレベルTHLD(+)、THLD(−)と比較
して2値化する。すなわち、比較回路22aは、微分信
号の電圧レベルがスレッシュホールドレベルTHLD
(+)以下であるときにはローレベル、これをプラス側
に越えたときにはハイレベル(検知信号)となる正側2
値化信号を出力する。また、比較回路22bは、微分信
号の電圧レベルがスレッシュホールドレベルTHLD
(−)以上であるときにはローレベル、これをマイナス
側に越えたときにはハイレベル(検知信号)となる負側
2値化信号を出力する。
異なる一定のスレッシュホールド電圧が与えられ、各々
に入力される微分信号の電圧レベルを各々のスレッシュ
ホールドレベルTHLD(+)、THLD(−)と比較
して2値化する。すなわち、比較回路22aは、微分信
号の電圧レベルがスレッシュホールドレベルTHLD
(+)以下であるときにはローレベル、これをプラス側
に越えたときにはハイレベル(検知信号)となる正側2
値化信号を出力する。また、比較回路22bは、微分信
号の電圧レベルがスレッシュホールドレベルTHLD
(−)以上であるときにはローレベル、これをマイナス
側に越えたときにはハイレベル(検知信号)となる負側
2値化信号を出力する。
【0015】比較回路22a、22bから各々出力され
たローレベル又はハイレベルの2値化信号は、AND回
路23a、23bの一端に各々入力される。また、AN
D回路23a、23bの他端は、検査幅設定回路26に
接続されている。検査幅設定回路26は、被検査物3全
幅に渡って走査される検査光5が、実際に被検査物3の
欠陥を検出する幅L2(図2参照)の範囲内を走査して
いる時だけ、ハイレベルのスイッチ信号を出力する。こ
れにより、比較回路22a、22bから各々出力された
2値化信号の内、被検査物3の幅L2の範囲の2値化信
号のみがAND回路23a、23bから各々出力され
る。
たローレベル又はハイレベルの2値化信号は、AND回
路23a、23bの一端に各々入力される。また、AN
D回路23a、23bの他端は、検査幅設定回路26に
接続されている。検査幅設定回路26は、被検査物3全
幅に渡って走査される検査光5が、実際に被検査物3の
欠陥を検出する幅L2(図2参照)の範囲内を走査して
いる時だけ、ハイレベルのスイッチ信号を出力する。こ
れにより、比較回路22a、22bから各々出力された
2値化信号の内、被検査物3の幅L2の範囲の2値化信
号のみがAND回路23a、23bから各々出力され
る。
【0016】AND回路23aの出力端に接続されたワ
ンショット回路24は、AND回路23aからの正側2
値化信号がローレベルからハイレベルに立ち上がった瞬
間、すなわちAND回路23aからハイレベルの検知信
号が出力されたことに応答して一定パルス幅tの無効化
パルスを出力する。このハイレベルの無効化パルスは反
転回路25でローレベルの制限信号に変換された後、A
ND回路27に入力される。
ンショット回路24は、AND回路23aからの正側2
値化信号がローレベルからハイレベルに立ち上がった瞬
間、すなわちAND回路23aからハイレベルの検知信
号が出力されたことに応答して一定パルス幅tの無効化
パルスを出力する。このハイレベルの無効化パルスは反
転回路25でローレベルの制限信号に変換された後、A
ND回路27に入力される。
【0017】AND回路27の他方の入力端にはAND
回路23bからの負側2値化信号が入力される。この負
側2値化信号は、微分信号がスレッシュホールドレベル
THLD(−)をマイナス側に越えた時にハイレベルに
なり、これが検知信号として用いられるが、AND回路
27にローレベルの制限信号が入力されている間は、こ
の検知信号が異常信号出力回路28に入力されることは
ない。
回路23bからの負側2値化信号が入力される。この負
側2値化信号は、微分信号がスレッシュホールドレベル
THLD(−)をマイナス側に越えた時にハイレベルに
なり、これが検知信号として用いられるが、AND回路
27にローレベルの制限信号が入力されている間は、こ
の検知信号が異常信号出力回路28に入力されることは
ない。
【0018】このような構成の欠陥検査装置の作用につ
いて説明する。図3は、欠陥検査装置を構成している回
路の各段階毎に、信号の変化の様子を示した説明図であ
る。搬送部4が駆動し、搬送ローラ4a等により被検査
物3が定速で搬送され始めると、光源部6のドライバ1
2は、レーザー装置11をオンにする。また、同時にポ
リゴンミラー14が時計方向に高速で回転を始める。
いて説明する。図3は、欠陥検査装置を構成している回
路の各段階毎に、信号の変化の様子を示した説明図であ
る。搬送部4が駆動し、搬送ローラ4a等により被検査
物3が定速で搬送され始めると、光源部6のドライバ1
2は、レーザー装置11をオンにする。また、同時にポ
リゴンミラー14が時計方向に高速で回転を始める。
【0019】レーザー装置11から照射された単波長の
検査光5は、収束レンズ13を介してポリゴンミラー1
4方向に照射される。ポリゴンミラー14を構成してい
る平面鏡14aの1枚に検査光5が照射されると、検査
光5は殆ど減衰することなく被検査物3方向に反射され
る。ポリゴンミラー14は時計方向に高速で回転してい
るので、各々の平面鏡14aは時計方向に一定速度で角
度が変化する。これにより各々の平面鏡14aは、被検
査物3の左側から右側に向かって符号L1の範囲に高速
で検査光5を連続走査させる。
検査光5は、収束レンズ13を介してポリゴンミラー1
4方向に照射される。ポリゴンミラー14を構成してい
る平面鏡14aの1枚に検査光5が照射されると、検査
光5は殆ど減衰することなく被検査物3方向に反射され
る。ポリゴンミラー14は時計方向に高速で回転してい
るので、各々の平面鏡14aは時計方向に一定速度で角
度が変化する。これにより各々の平面鏡14aは、被検
査物3の左側から右側に向かって符号L1の範囲に高速
で検査光5を連続走査させる。
【0020】被検査物3は、前述したように光を透過さ
せるシート材であるので、検査光5が表面に照射される
と、一定光量減衰した検査光5が裏面に透過する。被検
査物3の表面には、欠陥として、表面の一部に汚れ、異
物、染み等により黒色の斑点が生じる黒色欠陥9と、紙
の厚みが一部分だけ薄くなったために、その部分だけ周
囲よりも色が薄くなる白色欠陥10とが存在している事
がある。このような被検査物3の欠陥の内、黒色欠陥9
に検査光5があたると、黒色欠陥9の部分だけ被検査物
3の裏面に透過する検査光5の光量は減少する。また、
白色欠陥10に検査光5があたると、白色欠陥10の部
分だけ被検査物3の裏面に透過する検査光5の光量が増
加する。
せるシート材であるので、検査光5が表面に照射される
と、一定光量減衰した検査光5が裏面に透過する。被検
査物3の表面には、欠陥として、表面の一部に汚れ、異
物、染み等により黒色の斑点が生じる黒色欠陥9と、紙
の厚みが一部分だけ薄くなったために、その部分だけ周
囲よりも色が薄くなる白色欠陥10とが存在している事
がある。このような被検査物3の欠陥の内、黒色欠陥9
に検査光5があたると、黒色欠陥9の部分だけ被検査物
3の裏面に透過する検査光5の光量は減少する。また、
白色欠陥10に検査光5があたると、白色欠陥10の部
分だけ被検査物3の裏面に透過する検査光5の光量が増
加する。
【0021】被検査物3を透過した検査光5は、受光部
7の幅広の受光センサ7aに左から右に連続して入射す
る。受光部7は、入射した検査光5の光量に応じて、光
量信号を欠陥検出部8の微分回路21に送る。この時、
例えば検査光5の1走査分で黒色欠陥9と白色欠陥10
とが1つずつ存在している場合の、受光部7から出力さ
れる光量信号の波形は、図3のS1のようになる。
7の幅広の受光センサ7aに左から右に連続して入射す
る。受光部7は、入射した検査光5の光量に応じて、光
量信号を欠陥検出部8の微分回路21に送る。この時、
例えば検査光5の1走査分で黒色欠陥9と白色欠陥10
とが1つずつ存在している場合の、受光部7から出力さ
れる光量信号の波形は、図3のS1のようになる。
【0022】被検査物3の左側端外で介在物なく直接受
光部7に入射していた検査光5は、被検査物3の左側端
に達すると、被検査物3を透過して受光部7に入射する
ようになり、受光部7から出力される光量信号レベルは
一定量低下する(図3、符号R1)。被検査物3上を右
方向に検査光5が走査していき、白色欠陥10に達する
と、ここだけ被検査物3の厚みが薄いため、被検査物3
を透過する検査光5の光量が増加し、光量信号レベルは
白色欠陥10を通過するまでの間、上昇する(図3、符
号W1)。
光部7に入射していた検査光5は、被検査物3の左側端
に達すると、被検査物3を透過して受光部7に入射する
ようになり、受光部7から出力される光量信号レベルは
一定量低下する(図3、符号R1)。被検査物3上を右
方向に検査光5が走査していき、白色欠陥10に達する
と、ここだけ被検査物3の厚みが薄いため、被検査物3
を透過する検査光5の光量が増加し、光量信号レベルは
白色欠陥10を通過するまでの間、上昇する(図3、符
号W1)。
【0023】引き続き被検査物3上を右方向に検査光5
が走査していき、今度は黒色欠陥9に達すると、ここだ
け被検査物3が黒いため、被検査物3を透過する検査光
5の光量が減少し、光量信号レベルは黒色欠陥9を通過
するまでの間、降下する(図3、符号B1)。そして、
検査光5が被検査物3の右側端に達すると、検査光5は
直接受光部7に入射するようになり、光量信号レベルは
再び上昇する(図3、符号L1)。これでポリゴンミラ
ー14の平面鏡14a1枚分の走査が完了し、次以降の
平面鏡14aによる検査光5の走査が、左から右に繰り
返し行われていく。
が走査していき、今度は黒色欠陥9に達すると、ここだ
け被検査物3が黒いため、被検査物3を透過する検査光
5の光量が減少し、光量信号レベルは黒色欠陥9を通過
するまでの間、降下する(図3、符号B1)。そして、
検査光5が被検査物3の右側端に達すると、検査光5は
直接受光部7に入射するようになり、光量信号レベルは
再び上昇する(図3、符号L1)。これでポリゴンミラ
ー14の平面鏡14a1枚分の走査が完了し、次以降の
平面鏡14aによる検査光5の走査が、左から右に繰り
返し行われていく。
【0024】受光部7から出力される光量信号はそのま
までは非常に微弱であり、黒色欠陥の大きさや濃度によ
っては、充分なレベルの光量信号が得られないこともあ
るため、微分回路21に入力して、波形S1の内、図3
の符号W1やB1など、欠陥部分の光量信号の立ち上が
り、立ち下がりの傾斜の波形を強調する。
までは非常に微弱であり、黒色欠陥の大きさや濃度によ
っては、充分なレベルの光量信号が得られないこともあ
るため、微分回路21に入力して、波形S1の内、図3
の符号W1やB1など、欠陥部分の光量信号の立ち上が
り、立ち下がりの傾斜の波形を強調する。
【0025】微分回路21に入力された光量信号は、周
知の微分回路により、光量信号を微分した微分信号に変
換される。光量信号S1が微分されると、波形S1に示
す、光量信号の立ち上がり、立ち下がりのような、信号
変化の傾斜部分が強調される(図3S2)。
知の微分回路により、光量信号を微分した微分信号に変
換される。光量信号S1が微分されると、波形S1に示
す、光量信号の立ち上がり、立ち下がりのような、信号
変化の傾斜部分が強調される(図3S2)。
【0026】このようにして、微分回路21により、被
検査物3に存在する黒色欠陥9や白色欠陥10に対応し
た波形の傾斜が強調された微分信号は、2値化回路22
を構成している2つの並列接続された比較回路22a、
22bの一端に各々並列に入力される。
検査物3に存在する黒色欠陥9や白色欠陥10に対応し
た波形の傾斜が強調された微分信号は、2値化回路22
を構成している2つの並列接続された比較回路22a、
22bの一端に各々並列に入力される。
【0027】比較回路22a、22bは、前述したよう
に、相互に極性の異なる各々一定のスレッシュホールド
電圧が掛けられている。そして、比較回路22aから
は、連続して送られてくる微分信号の電圧値がTHLD
(+)を上回った時に、正側2値化信号がハイレベルに
なって検知信号が出力される。(図3S3)。また、比
較回路22bは、連続して送られてくる微分信号の電圧
値がTHLD(−)を下回った時に、負側2値化信号が
ハイレベルになって検知信号を出力する(図3S4)。
に、相互に極性の異なる各々一定のスレッシュホールド
電圧が掛けられている。そして、比較回路22aから
は、連続して送られてくる微分信号の電圧値がTHLD
(+)を上回った時に、正側2値化信号がハイレベルに
なって検知信号が出力される。(図3S3)。また、比
較回路22bは、連続して送られてくる微分信号の電圧
値がTHLD(−)を下回った時に、負側2値化信号が
ハイレベルになって検知信号を出力する(図3S4)。
【0028】このように、2値化回路22で各々の極性
に応じて2値化された正側、負側各々の2値化信号は、
AND回路23a、23bの一端に各々入力される。こ
のAND回路23a、23bの他方の入力端には、前述
したように、他端が検査幅設定回路26に各々接続され
ている。検査幅設定回路26は、光源部の1回の走査
で、被検査物3の左側端に達した時に微分信号に現れる
THLD(+)方向への信号レベルの変化を検知して、
Rh時間後にハイレベルのスイッチ信号をAND回路2
3a、23bに出力し、Mh時間ハイレベルを維持した
後、ローレベルに戻る(図3S5)。
に応じて2値化された正側、負側各々の2値化信号は、
AND回路23a、23bの一端に各々入力される。こ
のAND回路23a、23bの他方の入力端には、前述
したように、他端が検査幅設定回路26に各々接続され
ている。検査幅設定回路26は、光源部の1回の走査
で、被検査物3の左側端に達した時に微分信号に現れる
THLD(+)方向への信号レベルの変化を検知して、
Rh時間後にハイレベルのスイッチ信号をAND回路2
3a、23bに出力し、Mh時間ハイレベルを維持した
後、ローレベルに戻る(図3S5)。
【0029】このMh時間は、被検査物3の内、実際に
欠陥を検出する幅L2(図2参照)の範囲を検査光5が
通過する時間と一致するように決められている。これに
より、品質が一定でない等で、実際に素材として生産に
は使用されない、被検査物3の両側耳部を検査光5が通
過する間は、例え欠陥の存在を示す信号が入力されて
も、AND回路23a、23bから先には出力されない
(図3S6、S7)。従って、効果的な欠陥検査を行う
ことが可能である。なお、この検査対象となる幅L2
は、検査幅設定回路26に設定されるRh時間とMh時
間を調節することにより、適宜に変更することが可能で
ある。
欠陥を検出する幅L2(図2参照)の範囲を検査光5が
通過する時間と一致するように決められている。これに
より、品質が一定でない等で、実際に素材として生産に
は使用されない、被検査物3の両側耳部を検査光5が通
過する間は、例え欠陥の存在を示す信号が入力されて
も、AND回路23a、23bから先には出力されない
(図3S6、S7)。従って、効果的な欠陥検査を行う
ことが可能である。なお、この検査対象となる幅L2
は、検査幅設定回路26に設定されるRh時間とMh時
間を調節することにより、適宜に変更することが可能で
ある。
【0030】ところで、この装置では黒色欠陥のみを検
出することを目的とし、そのために互いに極性が異なる
スレッシュホールドレベルTHLD(+)、THLD
(−)を与えた2種類の比較回路22a、22bを用い
ている。そして、微分信号をその極性に応じて分離して
2値化することが可能になっているが、被検査物3に白
色欠陥があった場合でも、図3の信号波形S4に示すよ
うに、比較回路22bからの負側2値化信号には検知信
号が現れる。これは、検査光5が白色欠陥10を走査し
た際、図3のW1に示すように光量信号がピークまで上
昇した後に降下するためで、黒色欠陥9のみを検出する
には、このとき比較回路22bに現れる検知信号を無効
化する必要がある。これに対応するために、ワンショッ
ト回路24、反転回路25、AND回路27からなる制
限回路29が用いられている。
出することを目的とし、そのために互いに極性が異なる
スレッシュホールドレベルTHLD(+)、THLD
(−)を与えた2種類の比較回路22a、22bを用い
ている。そして、微分信号をその極性に応じて分離して
2値化することが可能になっているが、被検査物3に白
色欠陥があった場合でも、図3の信号波形S4に示すよ
うに、比較回路22bからの負側2値化信号には検知信
号が現れる。これは、検査光5が白色欠陥10を走査し
た際、図3のW1に示すように光量信号がピークまで上
昇した後に降下するためで、黒色欠陥9のみを検出する
には、このとき比較回路22bに現れる検知信号を無効
化する必要がある。これに対応するために、ワンショッ
ト回路24、反転回路25、AND回路27からなる制
限回路29が用いられている。
【0031】検査光5が白色欠陥10を走査して光量信
号が立ち上がり、比較回路22aからハイレベルの検知
信号が出力された瞬間にワンショット回路24はパルス
幅tの無効化パルスを出力する。このパルス幅tは、白
色欠陥の平均的なサイズ及び検査光の走査速度に応じて
予め設定された値となっており、検査光5が白色欠陥を
走査するのに要する時間を基に決められている。
号が立ち上がり、比較回路22aからハイレベルの検知
信号が出力された瞬間にワンショット回路24はパルス
幅tの無効化パルスを出力する。このパルス幅tは、白
色欠陥の平均的なサイズ及び検査光の走査速度に応じて
予め設定された値となっており、検査光5が白色欠陥を
走査するのに要する時間を基に決められている。
【0032】ワンショット回路24からの無効化パルス
は、反転回路25によってパルス幅tのローレベルの制
限パルスとなり、これがAND回路27の一方の入力端
に入力される。従って、光量信号がピークまで上昇した
後、降下するときに比較回路22bから出力されるハイ
レベルの検知信号はAND回路27で遮断され、異常信
号出力回路28に入力されることはない。また、制限パ
ルスをAND回路23bに入力すれば、AND回路27
を省略しても同じ作用が得られる。
は、反転回路25によってパルス幅tのローレベルの制
限パルスとなり、これがAND回路27の一方の入力端
に入力される。従って、光量信号がピークまで上昇した
後、降下するときに比較回路22bから出力されるハイ
レベルの検知信号はAND回路27で遮断され、異常信
号出力回路28に入力されることはない。また、制限パ
ルスをAND回路23bに入力すれば、AND回路27
を省略しても同じ作用が得られる。
【0033】また、検査光が黒色欠陥9を走査したとき
には、図3にB1で示すように、その光量信号はピーク
まで降下してから上昇する。この場合には、比較回路2
2aから検知信号が出力されていない状態で比較回路2
2bからハイレベルの検知信号が出力される。従って、
ワンショット回路24からは無効化パルスが出力されて
おらず、反転回路25の出力端はハイレベルのままであ
るから、比較回路22bからハイレベルの検知信号が出
力されるとAND回路27の出力端がハイレベルとな
り、異常信号出力回路28が動作して異常報知信号か出
力される。
には、図3にB1で示すように、その光量信号はピーク
まで降下してから上昇する。この場合には、比較回路2
2aから検知信号が出力されていない状態で比較回路2
2bからハイレベルの検知信号が出力される。従って、
ワンショット回路24からは無効化パルスが出力されて
おらず、反転回路25の出力端はハイレベルのままであ
るから、比較回路22bからハイレベルの検知信号が出
力されるとAND回路27の出力端がハイレベルとな
り、異常信号出力回路28が動作して異常報知信号か出
力される。
【0034】なお、黒色欠陥9を走査したとき、光量信
号がピークまで降下した後、上昇するときには比較回路
22aからハイレベルの検知信号が出力され、これによ
り、制限パルスが発生してAND回路27を遮断状態に
する。このため、黒色欠陥9を検出した直後にはパルス
幅tの検知不能期間が生じ、この間に黒色欠陥があって
も検知することはできない。しかし、現実には黒色欠陥
の分布はまばらで、パルス幅t内にさらに黒色欠陥が存
在することは殆どなく、また、検査光5の1走査内に1
個でも黒色欠陥が検出されたときには被検査物3を不良
品と判定する場合には全く問題はない。
号がピークまで降下した後、上昇するときには比較回路
22aからハイレベルの検知信号が出力され、これによ
り、制限パルスが発生してAND回路27を遮断状態に
する。このため、黒色欠陥9を検出した直後にはパルス
幅tの検知不能期間が生じ、この間に黒色欠陥があって
も検知することはできない。しかし、現実には黒色欠陥
の分布はまばらで、パルス幅t内にさらに黒色欠陥が存
在することは殆どなく、また、検査光5の1走査内に1
個でも黒色欠陥が検出されたときには被検査物3を不良
品と判定する場合には全く問題はない。
【0035】このように、黒色欠陥9、及び白色欠陥1
0の存在を示す、極性方向の異なる2つの信号の立ち上
がり、立ち下がりの波形の傾斜を微分回路で拡大し、そ
して、黒色欠陥9の検出信号と白色欠陥10の検出信号
とを2値化回路22で分離し、被検査物3の実用上影響
のない白色欠陥10の検出信号を利用して制限信号を出
力することにより、白色欠陥10や、白色欠陥10の光
量信号の立ち上がり後に戻る波形が、微分回路21で微
分されることにより発生する、THLD(−)以下に振
れる信号は完全に除去され、被検査物3の実用上大きな
問題となる黒色欠陥9だけを、精度良く選択的に検出で
きる。
0の存在を示す、極性方向の異なる2つの信号の立ち上
がり、立ち下がりの波形の傾斜を微分回路で拡大し、そ
して、黒色欠陥9の検出信号と白色欠陥10の検出信号
とを2値化回路22で分離し、被検査物3の実用上影響
のない白色欠陥10の検出信号を利用して制限信号を出
力することにより、白色欠陥10や、白色欠陥10の光
量信号の立ち上がり後に戻る波形が、微分回路21で微
分されることにより発生する、THLD(−)以下に振
れる信号は完全に除去され、被検査物3の実用上大きな
問題となる黒色欠陥9だけを、精度良く選択的に検出で
きる。
【0036】さらに、上述したように2値化回路22を
2つの比較回路22a、22bで構成せずに、例えば黒
色欠陥を濃度変化の度合いに応じてランク別に検出でき
るようにするために、マイナス側の微分信号を各々異な
ったレベルで2値化できるように、各々レベルか異なっ
たマイナスのスレッシュホールド電圧を与えた複数の比
較回路を並列に設けることも可能である。この場合に
も、正側2値化信号がハイレベルになったときにワンシ
ョット回路24から無効化パルスを出力させ、マイナス
側の各比較回路からの検知信号を一定時間だけ一斉に無
効化させればよい。
2つの比較回路22a、22bで構成せずに、例えば黒
色欠陥を濃度変化の度合いに応じてランク別に検出でき
るようにするために、マイナス側の微分信号を各々異な
ったレベルで2値化できるように、各々レベルか異なっ
たマイナスのスレッシュホールド電圧を与えた複数の比
較回路を並列に設けることも可能である。この場合に
も、正側2値化信号がハイレベルになったときにワンシ
ョット回路24から無効化パルスを出力させ、マイナス
側の各比較回路からの検知信号を一定時間だけ一斉に無
効化させればよい。
【0037】また、このような欠陥検出装置は、その構
成に高価なアナログ遅延回路や、アナログスイッチ回路
等が一切不要であり、幾つかの比較回路と、AND回
路、及び微分回路とワンショット回路だけで実施できる
ため、極めてローコストに製造が可能である。
成に高価なアナログ遅延回路や、アナログスイッチ回路
等が一切不要であり、幾つかの比較回路と、AND回
路、及び微分回路とワンショット回路だけで実施できる
ため、極めてローコストに製造が可能である。
【0038】図4は、別な構成の本発明の欠陥検査装置
の基本構成を概略的に表したものである。また、図5
は、図4の欠陥検査装置を構成している回路の各段階毎
に、信号の変化の様子を示した説明図である。前述した
欠陥検査装置は、黒色欠陥の検出信号と白色欠陥の検出
信号とを2値化回路で分離後に、白色欠陥の出力側だけ
にワンショット回路と反転回路とを設けて制限信号を送
出し、黒色欠陥だけを選択的に検出しているが、この欠
陥検査装置は、2値化回路で分離後の黒色欠陥の出力側
と白色欠陥の出力側との両方にワンショット回路と反転
回路とを各々設けることにより、黒色欠陥と白色欠陥と
を区別して、両方とも検出できる様にしたものである。
の基本構成を概略的に表したものである。また、図5
は、図4の欠陥検査装置を構成している回路の各段階毎
に、信号の変化の様子を示した説明図である。前述した
欠陥検査装置は、黒色欠陥の検出信号と白色欠陥の検出
信号とを2値化回路で分離後に、白色欠陥の出力側だけ
にワンショット回路と反転回路とを設けて制限信号を送
出し、黒色欠陥だけを選択的に検出しているが、この欠
陥検査装置は、2値化回路で分離後の黒色欠陥の出力側
と白色欠陥の出力側との両方にワンショット回路と反転
回路とを各々設けることにより、黒色欠陥と白色欠陥と
を区別して、両方とも検出できる様にしたものである。
【0039】欠陥検査装置31の大まかな構成は、前記
例と同様であるが、本例では、2値化回路32に並列に
接続されたAND回路33a、33bの双方に、ワンシ
ョット回路34a、34b、及び反転回路35a、35
bが各々並列して接続される。そして、AND回路36
aの一端にはAND回路33aの分岐した出力が、他端
には反転回路35bの出力が接続され、また、AND回
路36bの一端にはAND回路33bの分岐した出力
が、他端には反転回路35aの出力が接続される。さら
に、AND回路36aの出力には、白色欠陥の検出を知
らせるための正欠陥異常信号出力回路37aが、AND
回路36bの出力には、黒色欠陥の検出を知らせるため
の負欠陥異常信号出力回路37bが各々接続される。
例と同様であるが、本例では、2値化回路32に並列に
接続されたAND回路33a、33bの双方に、ワンシ
ョット回路34a、34b、及び反転回路35a、35
bが各々並列して接続される。そして、AND回路36
aの一端にはAND回路33aの分岐した出力が、他端
には反転回路35bの出力が接続され、また、AND回
路36bの一端にはAND回路33bの分岐した出力
が、他端には反転回路35aの出力が接続される。さら
に、AND回路36aの出力には、白色欠陥の検出を知
らせるための正欠陥異常信号出力回路37aが、AND
回路36bの出力には、黒色欠陥の検出を知らせるため
の負欠陥異常信号出力回路37bが各々接続される。
【0040】欠陥検査装置31が白色欠陥、及び黒色欠
陥を検出したときの、各回路での出力波形の変化は、2
値化回路32を経てAND回路33a、33bまでは前
記例と同様である(図5S1〜S7)。この後、白色欠
陥の検出信号が出力されるAND回路33aは、ワンシ
ョット回路34a、及びAND回路36aに信号を出力
する(図5S6)。また、黒色欠陥の検出信号が出力さ
れるAND回路33bは、ワンショット回路34b、及
びAND回路36bに信号を出力する(図5S7)。
陥を検出したときの、各回路での出力波形の変化は、2
値化回路32を経てAND回路33a、33bまでは前
記例と同様である(図5S1〜S7)。この後、白色欠
陥の検出信号が出力されるAND回路33aは、ワンシ
ョット回路34a、及びAND回路36aに信号を出力
する(図5S6)。また、黒色欠陥の検出信号が出力さ
れるAND回路33bは、ワンショット回路34b、及
びAND回路36bに信号を出力する(図5S7)。
【0041】ワンショット回路34a、34bは、AN
D回路33a、33bの各々の信号の立ち上がりに連動
して、パルス幅tをもったハイレベルの無効化パルスを
各々送出する(図5S8、S11)。そして、ワンショ
ット回路34a、34bから出力された各々の無効化パ
ルスは、反転回路35a、35bで各々極性を反転さ
れ、制限パルスとしてAND回路36b、36aに各々
入力される(図5S9、S12)。
D回路33a、33bの各々の信号の立ち上がりに連動
して、パルス幅tをもったハイレベルの無効化パルスを
各々送出する(図5S8、S11)。そして、ワンショ
ット回路34a、34bから出力された各々の無効化パ
ルスは、反転回路35a、35bで各々極性を反転さ
れ、制限パルスとしてAND回路36b、36aに各々
入力される(図5S9、S12)。
【0042】白色欠陥の欠陥検出信号が出力されるAN
D回路36aは、AND回路33aからの信号と、反転
回路35bからの制限信号が共にハイレベルになった時
だけ、白色欠陥の欠陥検出信号が正欠陥異常信号出力回
路37aに出力される(図5S10)。これにより、黒
色欠陥の光量信号の立ち下がり後に戻る波形が、微分回
路39で微分されることにより発生する、THLD
(+)以上に振れる信号は完全に除去される。
D回路36aは、AND回路33aからの信号と、反転
回路35bからの制限信号が共にハイレベルになった時
だけ、白色欠陥の欠陥検出信号が正欠陥異常信号出力回
路37aに出力される(図5S10)。これにより、黒
色欠陥の光量信号の立ち下がり後に戻る波形が、微分回
路39で微分されることにより発生する、THLD
(+)以上に振れる信号は完全に除去される。
【0043】一方 黒色欠陥の検出信号が出力されるA
ND回路36bは、AND回路33bからの信号と、反
転回路35aからの制限信号とが共にハイレベルになっ
た時だけ、黒色欠陥の検出信号(図5S13)が負欠陥
異常信号出力回路37bに出力される。これにより、白
色欠陥の光量信号の立ち上がり後に戻る波形が、微分回
路39で微分されることにより発生する、THLD
(−)以下に振れる信号は完全に除去される。
ND回路36bは、AND回路33bからの信号と、反
転回路35aからの制限信号とが共にハイレベルになっ
た時だけ、黒色欠陥の検出信号(図5S13)が負欠陥
異常信号出力回路37bに出力される。これにより、白
色欠陥の光量信号の立ち上がり後に戻る波形が、微分回
路39で微分されることにより発生する、THLD
(−)以下に振れる信号は完全に除去される。
【0044】このようにして、極性方向の異なる2つの
信号の立ち上がり、立ち下がりの波形の傾斜を微分回路
で拡大し、黒色欠陥の検出信号と白色欠陥の検出信号と
を2値化回路32で分離し、黒色欠陥の検出信号と白色
欠陥の検出信号とを互いに利用して制限信号を送出する
ことにより、黒色欠陥の光量信号の立ち下がり後に戻る
波形が、微分回路39で微分されることにより発生する
THLD(+)以上に振れる信号、及び白色欠陥の光量
信号の立ち下がり後に戻る波形により発生するTHLD
(−)以下に振れる信号は、各々完全に除去され、黒色
欠陥と白色欠陥とを区別して、精度良く選択的に検出で
きる。
信号の立ち上がり、立ち下がりの波形の傾斜を微分回路
で拡大し、黒色欠陥の検出信号と白色欠陥の検出信号と
を2値化回路32で分離し、黒色欠陥の検出信号と白色
欠陥の検出信号とを互いに利用して制限信号を送出する
ことにより、黒色欠陥の光量信号の立ち下がり後に戻る
波形が、微分回路39で微分されることにより発生する
THLD(+)以上に振れる信号、及び白色欠陥の光量
信号の立ち下がり後に戻る波形により発生するTHLD
(−)以下に振れる信号は、各々完全に除去され、黒色
欠陥と白色欠陥とを区別して、精度良く選択的に検出で
きる。
【0045】なお、上述したようなもの以外にも、例え
ば、検査光を被検査物の表面で反射させ、欠陥の存在す
る部分と正常な部分との表面反射率の相違から、被検査
物の欠陥を検出するようにしてもよい。
ば、検査光を被検査物の表面で反射させ、欠陥の存在す
る部分と正常な部分との表面反射率の相違から、被検査
物の欠陥を検出するようにしてもよい。
【0046】
【実施例】前述した第1例の構成の欠陥検査装置を用い
た実施例を以下に述べる。光源はレーザー光線を用い、
12面のポリゴンミラーで1秒間に3000回走査を行
う。有効走査角度は±20度であるので、±20度に被
検査物がある場合、有効検査幅ゲートは約220μSe
cである。被検査物の検査幅が3mの場合、大きさ1m
mの欠陥の2値化信号の出力時間は0.07μSecで
あった。この2値化信号の出力時間を考慮し、また、バ
ンドパスフィルターでの時間遅れがあることや、1mm
より大きめの欠陥が発生した場合なども想定して、無効
化パルスtの時間は、0.2μSec以上とすることが
適当である。
た実施例を以下に述べる。光源はレーザー光線を用い、
12面のポリゴンミラーで1秒間に3000回走査を行
う。有効走査角度は±20度であるので、±20度に被
検査物がある場合、有効検査幅ゲートは約220μSe
cである。被検査物の検査幅が3mの場合、大きさ1m
mの欠陥の2値化信号の出力時間は0.07μSecで
あった。この2値化信号の出力時間を考慮し、また、バ
ンドパスフィルターでの時間遅れがあることや、1mm
より大きめの欠陥が発生した場合なども想定して、無効
化パルスtの時間は、0.2μSec以上とすることが
適当である。
【0047】また、無効化パルスtの時間を長く過ぎる
と、検出する必要のない白色欠陥の後に、検出する必要
のある黒色欠陥が存在していた場合、黒色欠陥の走査時
に無効化パルスt内であるために、この黒色欠陥が検出
されないこともあるので、不用意に長くすることは好ま
しくない。検査に用いた被検査物の平均的な欠陥の大き
さから判断すると、無効化パルスt0.2〜1.0μS
ecしたときに、最も効率よく、且つ精度良く欠陥検出
が行われた。
と、検出する必要のない白色欠陥の後に、検出する必要
のある黒色欠陥が存在していた場合、黒色欠陥の走査時
に無効化パルスt内であるために、この黒色欠陥が検出
されないこともあるので、不用意に長くすることは好ま
しくない。検査に用いた被検査物の平均的な欠陥の大き
さから判断すると、無効化パルスt0.2〜1.0μS
ecしたときに、最も効率よく、且つ精度良く欠陥検出
が行われた。
【0048】このような条件で、プラス、マイナス各々
のスレッシュホールドレベルを、0.3mm以上の黒色
欠陥、白色欠陥を検出可能な値とした時に、検査幅が3
mの被検査物の黒色欠陥を検出した場合、白色欠陥の誤
検出率0%、直径0.3mm以上の黒色欠陥検出率80
%以上、直径0.4mm以上の黒色欠陥検出率100%
であり、非常に正確な欠陥検出が行われることが確認さ
れた。
のスレッシュホールドレベルを、0.3mm以上の黒色
欠陥、白色欠陥を検出可能な値とした時に、検査幅が3
mの被検査物の黒色欠陥を検出した場合、白色欠陥の誤
検出率0%、直径0.3mm以上の黒色欠陥検出率80
%以上、直径0.4mm以上の黒色欠陥検出率100%
であり、非常に正確な欠陥検出が行われることが確認さ
れた。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明の欠陥検査装置に
よれば、光量信号を微分する微分回路と、極性が互いに
異なるスレッシュホールドレベルが設定され、この微分
回路からの微分信号を各々のスレッシュホールドレベル
と比較し、微分信号が各々のスレッシュホールドレベル
を越えたときに検知信号を出力する2種類の比較回路
と、これらの比較回路の少なくとも一方に接続され、検
知信号の入力に応答して他方の比較回路からの検知信号
を所定時間だけ無効化し、微分信号がピークに達した直
後に他方の比較回路から出力される検知信号を除去する
制限回路とを欠陥検査装置に設けたので、被検査体に存
在する黒色欠陥と白色欠陥とを確実に区別して検出でき
る欠陥検査装置を提供できるようになった。また、欠陥
の検出精度が高く、かつローコストで製造が可能な欠陥
検査装置を提供できるようになった。
よれば、光量信号を微分する微分回路と、極性が互いに
異なるスレッシュホールドレベルが設定され、この微分
回路からの微分信号を各々のスレッシュホールドレベル
と比較し、微分信号が各々のスレッシュホールドレベル
を越えたときに検知信号を出力する2種類の比較回路
と、これらの比較回路の少なくとも一方に接続され、検
知信号の入力に応答して他方の比較回路からの検知信号
を所定時間だけ無効化し、微分信号がピークに達した直
後に他方の比較回路から出力される検知信号を除去する
制限回路とを欠陥検査装置に設けたので、被検査体に存
在する黒色欠陥と白色欠陥とを確実に区別して検出でき
る欠陥検査装置を提供できるようになった。また、欠陥
の検出精度が高く、かつローコストで製造が可能な欠陥
検査装置を提供できるようになった。
【図1】本発明の欠陥検査装置の基本構成を概略的に表
したものである。
したものである。
【図2】本発明の欠陥検査装置による被検査物の検査の
様子を示した説明図である。
様子を示した説明図である。
【図3】本発明の欠陥検査装置を構成している回路の各
段階毎に、信号の変化の様子を示した説明図である。
段階毎に、信号の変化の様子を示した説明図である。
【図4】本発明の欠陥検査装置の別な例の基本構成を概
略的に表したものである。
略的に表したものである。
【図5】図4の欠陥検査装置を構成している回路の各段
階毎に、信号の変化の様子を示した説明図である。
階毎に、信号の変化の様子を示した説明図である。
2 欠陥検査装置 3 被検査物 4 搬送部 5 検査光 6 光源部 7 受光部 8 欠陥検出部 21 微分回路 22 2値化回路 24 ワンショット回路 23a、23b、27 AND回路 28 異常信号出力回路 29 制限回路
Claims (2)
- 【請求項1】 シート状の被検査体を連続して移動さ
せ、この被検査体の移動方向と直交する方向に検査光を
走査して被検査体からの透過光もしくは反射光を受光器
に入射させ、受光器から得られる光量信号の変化を監視
して被検査体に欠陥部分があるか否かを検査する欠陥検
査装置において、 前記光量信号を微分する微分回路と、極性が互いに異な
るスレッシュホールドレベルが設定され、前記微分回路
からの微分信号を各々のスレッシュホールドレベルと比
較し、微分信号が各々のスレッシュホールドレベルを越
えたときに検知信号を出力する2種類の比較回路と、こ
れらの比較回路の少なくとも一方に接続され、前記検知
信号の入力に応答して他方の比較回路からの検知信号を
所定時間だけ無効化し、微分信号がピークに達した直後
に他方の比較回路から出力される検知信号を除去する制
限回路とを設けたことを特徴とする欠陥検査装置。 - 【請求項2】 前記制限回路は、ワンショット回路、反
転回路、及びアンド回路とからなることを特徴とする請
求項1記載の欠陥検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27672194A JPH08136468A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 欠陥検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27672194A JPH08136468A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 欠陥検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08136468A true JPH08136468A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17573415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27672194A Pending JPH08136468A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 欠陥検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08136468A (ja) |
-
1994
- 1994-11-10 JP JP27672194A patent/JPH08136468A/ja active Pending
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