JPH08140116A - 写真撮影装置、画像処理装置及び立体写真作成方法 - Google Patents

写真撮影装置、画像処理装置及び立体写真作成方法

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JPH08140116A
JPH08140116A JP6273465A JP27346594A JPH08140116A JP H08140116 A JPH08140116 A JP H08140116A JP 6273465 A JP6273465 A JP 6273465A JP 27346594 A JP27346594 A JP 27346594A JP H08140116 A JPH08140116 A JP H08140116A
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Naoto Kaneshiro
金城  直人
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Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特殊な装備を用いない1台の写真撮影装置に
よって通常の平面写真を撮影すると共に磁気記録、ディ
ジタル画像処理を行うことによって立体写真を容易に得
るための写真撮影装置、画像処理装置及び立体写真作成
方法を提供する。 【構成】 撮影画面を複数に分割する分割領域における
被写体までの距離値及び撮影レンズの焦点距離が磁気的
に記録された写真フィルムをディジタル画像データに変
換し、さらに前記距離値及び焦点距離を読取る。そし
て、前記距離値及び焦点距離に基づいて、撮影画面の正
立状態を基準として、それぞれ右側及び左側に撮影画面
の中心位置より所定の距離離れた右地点及び左地点から
撮影したと仮定した場合における前記分割領域に属する
各画素のシフト量を計算することにより、右画像、左画
像を作成し、補間処理を施すことによって立体画像を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常の平面写真を撮影
すると共に、写真フィルムに距離値等を記録することに
よって、立体写真作成用の写真フィルムを提供できる写
真撮影装置及び距離値等が記録された写真フィルムから
ディジタル画像処理を行うことにより立体写真を作成す
る画像処理装置又は立体写真作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の立体視用ネガフィルムでは、立体
視のためのプリント作成のために以下のような手段を講
じていた。
【0003】カメラに装着する立体写真専用のアダプタ
(鏡を複数枚組み合わせた構造)をレンズの全面に装着
し、光路を2分して撮影することによって、ネガ上に1
コマにつき左右の目の対応する画像2コマ分を記録する
ようにしていた。
【0004】また、立体写真専用のカメラ機構(被写体
を3方向から捉える)を必要とし、ネガ上には、1コマ
につき3コマ分を記録するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は、特殊なアダプターや3つのレンズを備えた
カメラを必要とするので、携帯性に乏しく、不経済であ
るという問題点が生じる。一方、立体写真として撮影し
たシーンを後に通常の平面写真のプリントとして作成す
るためには、却って特殊なプリント工程を必要とし、コ
スト、労力の点で不利である。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、通常の撮影が
可能なカメラにおいて、特殊なアダプターや特殊な装置
を用いることなく、簡単な切替え操作のみによって、通
常の平面写真を撮影すると共に立体写真作成を容易に得
ることができる写真撮影装置、画像処理装置及び立体写
真作成方法を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、写真フィルムに画像を記録する写真撮影装置におい
て、複数に分割された撮影領域における分割領域の各々
について、写真フィルム面から前記分割領域の範囲内に
ある撮影対象までの距離値を測定する測距手段と、撮影
レンズの焦点距離を読み取る焦点距離読取手段と、前記
測距手段によって測定された前記分割領域毎の距離値及
び前記焦点距離読取手段によって読み取られた撮影レン
ズの焦点距離を記録する記録手段と、通常の平面写真を
撮影すると共に前記測距手段、前記焦点距離読取手段及
び前記記録手段を作動させる立体写真撮影モードと、単
に通常の平面写真のみを撮影するモードとを選択する選
択手段と、を有することが特徴である。
【0008】請求項2に記載の発明は、現像済写真フィ
ルムの撮影画面に光を照射し、その反射光又は透過光の
光量を予め定められた画素毎に量子化してディジタル原
画像を作成し、作成された該原画像に基づいてディジタ
ル処理を行う画像処理装置において、写真フィルムに記
録されている撮影画面を複数に分割する分割領域毎の距
離値及び撮影レンズの焦点距離を読み取る読取手段と、
前記撮影画面を撮影した際における撮影画面の中心位置
である撮影地点よりレンズ光軸に対して垂直平面内に撮
影画面の正立状態を基準として右側及び左側に所定の距
離離れた右地点及び左地点から前記分割領域の範囲内に
あった撮影対象までを結ぶ直線が、前記撮影地点から前
記焦点距離離れたレンズ光軸に対して垂直な平面である
投影面と交わる点をそれぞれ右投影点及び左投影点と
し、前記撮影地点と前記撮影対象とを結ぶ直線と平行に
前記右地点及び左地点から延長した直線が前記投影面と
交わる点をそれぞれ右交点及び左交点とした場合におい
て、前記右投影点と前記右交点との距離値である右シフ
ト量及び前記左投影点と前記左交点との距離値である左
シフト量を、前記分割領域に対応する画素の各々につい
て算出するシフト量算出手段と、前記ディジタル原画像
を構成する各画素を、当該画素が属する前記分割領域に
おいて前記シフト量算出手段により得られた前記右シフ
ト量及び前記左シフト量だけ各々移動させることによっ
て、前記右地点及び左地点から仮想的に撮影した場合に
得られる右目画像及び左目画像を作成する仮想画像作成
手段と、前記仮想画像作成手段によって得られた前記右
目画像及び左目画像から、反射光量又は透過光量の量子
化された値である画素値の与えられていない画素から構
成される空き領域を抽出すると共に、前記空き領域の周
囲の画素における画素値に基づいて前記空き領域の画素
値を推定し、前記空き領域の画素全てに画素値を与える
補間手段と、前記補間手段によって最終的に完成された
右目画像及び左目画像を出力する出力手段と、を有する
ことが特徴である。
【0009】請求項3に記載の発明は、撮影画面を複数
に分割する分割領域毎に、写真フィルム面から前記分割
領域の範囲内にある撮影対象までの距離値を測定し、撮
影レンズの焦点距離を読取り、前記分割領域毎の距離値
及び撮影レンズの焦点距離を写真フィルムに記録する機
能を備えた写真撮影装置で撮影すると共に、当該撮影
後、かつ現像済の前記写真フィルムに光を照射し、その
反射光又は透過光の光量を予め定められた画素毎に量子
化してディジタル原画像を作成し、前記写真フィルムか
ら前記分割領域毎の距離値及び撮影レンズの焦点距離を
読取り、前記撮影画面を撮影した際における撮影画面の
中心位置である撮影地点よりレンズ光軸に対して垂直平
面内に撮影画面の正立状態を基準として右側及び左側に
所定の距離離れた右地点及び左地点から前記分割領域の
範囲内にあった撮影対象までを結ぶ直線が、前記撮影地
点から前記焦点距離離れたレンズ光軸に対して垂直な平
面である投影面と交わる点をそれぞれ右投影点及び左投
影点とし、前記撮影地点と前記撮影対象とを結ぶ直線と
平行に前記右地点及び左地点から延長した直線が前記投
影面と交わる点をそれぞれ右交点及び左交点とした場合
において、前記右投影点と前記右交点との距離値である
右シフト量及び前記左投影点と前記左交点との距離値で
ある左シフト量を、前記分割領域に対応する画素の各々
について算出するシフト量算出手段と、ディジタル原画
像の画素を前記右シフト量及び前記左シフト量だけそれ
ぞれ移動させることによって右目画像及び左目画像を作
成し、さらに前記右目画像及び左目画像から、画素値の
与えられていない空き領域を抽出し、前記空き領域の周
囲の画素における画素値に基づいて前記空き領域の画素
値を推定し、前記空き領域の画素全てに画素値を与え、
最終的に得られた右目画像及び左目画像を出力する立体
写真作成方法であることが特徴である。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、選択手段によ
って立体写真を撮影するためのモードを選択すると、例
えば比較的近距離の人物等及び遠距離の背景から成るシ
ーンを撮影した場合において、撮影画面を複数に分割す
る分割領域の各々に対して、測距手段により当該分割領
域の範囲内にある撮影対象までの距離値が与えられる。
当該シーンの場合には、撮影画面上における人物等が、
その範囲に存在する分割領域で検出される距離は比較的
小さい値を示す一方、背景等に係る分割領域で検出され
る距離は大きい値を示す。同時に各分割領域毎に検出さ
れた距離値は写真フィルム面上に記録される。また、当
該シーンを撮影した撮影レンズの焦点距離も当該撮影コ
マの所定の位置にに記録される。なお、この記録方法と
して、磁気層が塗布された写真フィルムに磁気的に記録
する方法などがある。
【0011】従って、複数のレンズを装備したり、立体
写真専用のカメラを用意する必要もなくなり通常の写真
撮影装置と同様の装置により立体写真作成のための情報
を記録したフィルムを提供でき、携帯性の優れた写真撮
影装置が実現できる。また、平面写真と同様に1枚のネ
ガに全シーンを撮影するので、かかる立体写真を作成す
るための撮影をした場合でも通常の平面写真を1枚のネ
ガから従来と同様に容易に作成できる。さらに、選択手
段によって通常の平面写真の撮影モードを選択すれば、
全ての分割領域の測距等に時間を取られるおそれも無く
なり、1台で平面写真、立体写真の撮り分けが可能とな
る。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、先ず写真
フィルム面に光が照射され、反射光又は透過光の光量が
予め定められた画素毎に量子化されてディジタル原画像
が作成される。ここで、このディジタル原画像は通常の
平面写真に相当するが、後述する処理によって、この画
像に基づいて立体画像が作成される。
【0013】そして、写真フィルムから、読取手段によ
って各分割領域毎の距離値が読み取られ、当該情報はメ
モリに格納される。さらに読取手段によって当該コマを
撮影した際のレンズの焦点距離が読み取られ、メモリに
格納される。
【0014】次に、当該撮影画面を撮影した際における
撮影画面の中心位置である撮影地点よりレンズ光軸に対
して垂直平面内に撮影画面の正立状態を基準として右側
及び左側に所定の距離離れた右地点及び左地点から前記
分割領域の範囲内にあった撮影対象までを結ぶ直線が、
前記撮影地点から前記焦点距離離れたレンズ光軸に対し
て垂直な平面である投影面と交わる点をそれぞれ右投影
点及び左投影点とし、前記撮影地点と前記撮影対象とを
結ぶ直線と平行に前記右地点及び左地点から延長した直
線が前記投影面と交わる点をそれぞれ右交点及び左交点
として、前記右投影点と前記右交点との距離値である右
シフト量及び前記左投影点と前記左交点との距離値であ
る左シフト量が、前記分割領域に対応する画素の各々に
ついて算出される。
【0015】そして、仮想画像作成手段によって、前記
ディジタル原画像を構成する各画素が、当該画素が属す
る前記分割領域において前記シフト量算出手段により得
られた前記右シフト量及び左シフト量だけそれぞれ移動
されることによって、前記右地点及び左地点から仮想的
に撮影した場合に得られる右目画像及び左目画像が作成
される。
【0016】次に補間手段によって、先ず原画像と右目
画像及び左目画像とが比較され、右目画像及び左目画像
において画素値の与えられていない空き領域が抽出され
る。そして、さらに補間手段により、この空き領域の周
囲の画素の画素値に基づいて空き領域の画素値が推定さ
れ、右目画像及び左目画像が完成される。
【0017】右目画像及び左目画像が完成されると、出
力部により、例えば右目画像及び左目画像が並んだ状態
で1枚にプリント出力される。オペレータが、左右の画
像を拡大して2眼でステレオ画像を見せる立体視ビュワ
ー等を用いることによって、当該プリントを観察する
と、左右各々の距離に応じた微妙なずれを伴った画像が
一度に視覚されるため、立体写真を得ることができる。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、例えば比
較的近距離の人物、中距離の建物及び遠距離の自然風景
から成るシーンを写真撮影装置により撮影すると、撮影
画面を複数に分割する分割領域の各々について測距が行
われ、各分割領域毎の距離値が検出される。そして、前
記各分割領域毎の距離値及び当該シーンを撮影した際の
撮影レンズの焦点距離は、磁気層を塗布したフィルムの
当該コマ上に記録される。即ち、当該シーンでは、人物
に係る微小領域には小さい距離値、建物に係る微小領域
には中程度の距離値そして自然風景に係る微小領域には
大きい距離値が与えられる。
【0019】次に、撮影が終了しフィルムが巻き取ら
れ、当該フィルムの現像定着処理が完了すると、当該フ
ィルムは画像処理装置のスキャナ等で光線走査され、そ
の反射光又は透過光の光量は予め定められた画素毎に量
子化されてディジタル原画像に変換された後、ディジタ
ル原画像データはメモリに格納される。また当該コマ上
に磁気的に記録されている前記各分割領域毎の距離値及
び撮影レンズの焦点距離も読み取られ、メモリに格納さ
れる。
【0020】次に、当該撮影画面を撮影した際における
撮影画面の中心位置である撮影地点よりレンズ光軸に対
して垂直平面内に撮影画面の正立状態を基準として右側
及び左側に所定の距離離れた右地点及び左地点から前記
分割領域の範囲内にあった撮影対象までを結ぶ直線が、
前記撮影地点から前記焦点距離離れたレンズ光軸に対し
て垂直な平面である投影面と交わる点をそれぞれ右投影
点及び左投影点とし、前記撮影地点と前記撮影対象とを
結ぶ直線と平行に前記右地点及び左地点から延長した直
線が前記投影面と交わる点をそれぞれ右交点及び左交点
として、前記右投影点と前記右交点との距離値である右
シフト量及び前記左投影点と前記左交点との距離値であ
る左シフト量が、前記分割領域に対応する画素の各々に
ついて算出される。
【0021】そして、ディジタル原画像の画素を前記左
右のシフト量だけ移動させることによって左目画像及び
右目画像が作成される。従って、近距離の人物は、右目
画像では左に左目画像では右に大きくシフトされ、中距
離にある建物は、右目画像では左に左目画像では右に人
物よりも小さくシフトされる。そして遠距離の自然風景
は、左右の画像ともほとんどシフトされない。
【0022】左右の画像が作成されると、上記シフトに
伴い、左右の画像において画素値の与えられていない空
き領域が存在する場合がある。そこで、右目画像及び左
目画像の中から前記空き領域がサーチされ、前記空き領
域が存在する場合には、当該領域が抽出され、存在しな
い場合には、出力ステップに移行する。
【0023】空き領域が抽出された場合には、当該空き
領域の周囲の画素値が読み取られ、前記周囲の画素値に
基づいて、当該空き領域の画素値が推定され、右目画像
及び左目画像が完成される。
【0024】右目画像及び左目画像が完成すると、これ
らに基づき立体画像が出力される。例えば前記右目画像
及び左目画像を1コマとしてプリントアウトし、立体視
ビュワー等でプリントされた2つの画像を同時に観測す
ると、距離に応じたずれを伴う画像が知覚され立体感覚
を得ることができる。また、立体ホログラフィー等によ
り出力する方法などもある。
【0025】以上の方法により、従来のように立体写真
を得るために光路を2分し2コマを撮影するためのアダ
プターをレンズ前面に装着させて撮影したり、3つのレ
ンズを有する特殊な立体写真専用のカメラで撮影する必
要は無くなり、1台のカメラで通常の写真を撮影すると
同時に立体写真を得ることが可能となる。
【0026】
【実施例】
(カメラ)図1は、本実施例に係るカメラの構成の概要
を示すブロック図である。
【0027】図1において、マイクロコンピュータ(以
下「マイコン100」という)は、自動カメラを制御す
るための中央処理装置であって、測距センサー102及
び測距データ記録部106が接続されている。測距セン
サー102は、マイコン102からの指令があると、撮
影画面上を構成する多数の微小領域における被写体まで
の焦点を検出し、当該焦点に関する情報は、マイコン1
00に伝達される。ここで、焦点に関する情報とは、例
えば位相差検出法では位相差に相当する。そして、当該
情報がマイコン100に伝達されると、マイコン100
では、当該情報に基づいて距離値が算出される。
【0028】この距離値の算出は、例えば次のようにし
て行われる。即ち、レンズの回転部には、光学式エンコ
ーダが取り付けられており、レンズの回転位置が検出で
きるようになっている。そして、当該レンズには、当該
レンズにおいて焦点を合わせた場合における被写体まで
の距離値と回転位置との関数情報がレンズ内ICに予め
インプットされており、当該関数情報は、レンズを装着
した際にマイコン100に伝達される。そして、マイコ
ン100は、伝達された位相差等のデータ及び当該関数
情報に基づいて、被写体までの距離値を算出する。算出
された距離値は、測距データとして測距データメモリ1
04に送られ、そこで一時的に格納される。但し、被写
体までの距離値が撮影画面を構成する多数の微小領域毎
に求められる方法であれば測距の方法は問わず、上記の
ものには限られない。
【0029】また、マイコン100及び測距データメモ
リ104には、測距データ記録部106が接続されてい
る。そして、測距データメモリ104に格納されている
測距データは、マイコン100の指令により、測距デー
タ記録部106によって読み取られ、磁気層が塗布され
たネガフィルム上に記録される。このため、測距データ
記録部106は、図示しないネガフィルム面に近接する
ことのできる位置、例えば裏蓋のフィルム圧着板やフィ
ルム巻き取り部付近に設けられている。
【0030】図2は、本実施例に係るカメラのより詳細
な構成を示すブロック図である。なお、図1と同様の構
成要件については同一の番号を付して説明を省略する。
【0031】図2において、カメラ118の撮影画面1
08は図示の如く多数の微小領域に分割されている。例
えば撮影画面108において黒く塗りつぶした領域11
0が撮影画面108を構成する一つの微小領域であり、
このような微小領域の一つ一つに対して測距センサー1
02による測距が行われる。即ち、各々の微小領域は一
種のフォーカスエリアに相当している。この微小領域毎
に測距する手段として、微小領域毎に一個ずつ測距セン
サー102を設ける方法の他、例えば、1又は2以上の
測距センサー102を画面上で走査して、全画面領域を
測距するようにしてもよい。
【0032】また、上述のように測距データ記録部10
6によって、カメラ118に装填されたフィルム116
に測距データ等が記録されるわけであるが、測距データ
は例えば図3に示されるようなフィルム面上の位置に記
録される。図3によれば、フィルム116における1撮
影コマ150における記録データは、撮影コマ150を
挟む上下の領域に塗布された磁気層157及び158に
記録されるようになっている。例えば図2の微小領域1
10、111a、111bにおいて検出された測距デー
タは、例えば図3の磁気層157における黒く塗られた
位置152、154、156のように各微小領域の撮影
画面上の位置と対応がとれた領域にそれぞれ磁気的に記
録される。但し、記録位置は、これに限るものではなく
当該撮影画面108上のどの微小領域の測距データであ
るかが識別できる限り、どの位置に記録されてもよい。
【0033】また、図2におけるカメラ118に装着さ
れたレンズ117には、図示しない当該レンズの焦点距
離を記憶したICが内蔵されており、レンズ117をカ
メラ118のボディに装着する時又はズーミングして焦
点距離を変化させると、当該焦点距離の情報は、マイコ
ン100に伝達されるようになっている。なお、レンズ
を交換しない固定焦点のレンズを備えたカメラの場合に
は、マイコン100に当該焦点距離を予め格納しておく
ようにしてもよい。
【0034】また、マイコン100には、レンズ焦点距
離記録部112も接続されており、マイコン100の指
令により動作するようになっている。レンズ焦点距離記
録部112は、撮影と同時又は撮影後次のコマがセット
される前までに、レンズの焦点距離情報をフィルム11
6に記録することができる。例えば、図3において撮影
コマ150の画面枠外側に塗布された磁気層158の右
すみの位置160に記録される。
【0035】さらにカメラ118には、立体写真モード
変換スイッチ114が用意されている。この立体写真モ
ードスイッチ114は、マイコン100と接続されてお
り、このスイッチをオン操作することにより、通常の平
面写真撮影のための処理と共に立体写真作成のための処
理が実行されるようになっている。また、この立体写真
モード変換スイッチ114をオフ操作することによっ
て、立体写真モードは解除され、通常の平面写真撮影の
みが可能となる。
【0036】次に本実施例に係るカメラの作用について
図2に従い説明する。先ず、撮影者が立体写真作成モー
ドスイッチ114を操作すると、その旨がマイコン10
0に伝達され、立体写真作成のための準備が整う。
【0037】この場合において、例えば比較的近距離の
人物等及び遠距離の背景から成るシーンを撮影したとす
る。すると、前記微小領域の各々に対して、測距センサ
ー102による測距が行われ、微小領域の各々について
被写体までの距離値が得られる。そして、微小領域毎の
距離値は、検出されると順次測距データメモリ104に
格納されていく。ここで、撮影画面上における人物等に
係る微小領域で検出される距離は比較的小さく、背景等
に係る微小領域で検出される距離は大きい値を示し、微
小領域毎に様々な値を示す。
【0038】撮影画面108の全微小領域の測距データ
が検出され、全て測距データメモリ104に格納される
と、マイコン100は、次のコマに巻き上げる前に測距
データ記録部106を作動させ、測距データメモリ10
4内の測距データを、磁気層が塗布されたフィルム11
6の所定の位置に記録させる。
【0039】また、レンズ117を交換すると、レンズ
装着と同時に、レンズ内ICに記録された焦点距離の情
報がマイコン100に伝達される。一方、レンズ117
がズームレンズの場合には、ズーミングと同時にその時
点における焦点距離がマイコン100に伝達され、マイ
コン100のバッファには、常に最新のレンズの焦点距
離が格納されている。しかし、立体写真作成モードで撮
影すると、撮影時点の焦点距離が固定され、マイコン1
00は、レンズ焦点距離記録部112を作動させ、フィ
ルム116の所定の位置に当該焦点距離の情報を記録さ
せる。
【0040】なお、立体写真モード変換スイッチ114
を操作しない場合には、上記処理は実行されず、通常の
平面写真の撮影のみとなるが、カメラ118がオートフ
ォーカスカメラである場合には、測距センサー102に
よる測距が行われるようにしてもよい。但し、全画面に
渡る測距ではなく、従来のオートフォーカスカメラのよ
うにいくつかの微小領域における測距だけであってもよ
い。
【0041】以上により、複数のレンズを装備したり、
立体写真専用のカメラを用意する必要もなくなり通常の
写真撮影装置と同様の装置により立体写真作成のための
情報を記録したフィルムを提供でき、携帯性の優れた写
真撮影装置が実現できる。また、平面写真と同様に1枚
のネガに全シーンを撮影するので、かかる立体写真を作
成するための撮影をした場合でも通常の平面写真を1枚
のネガから従来と同様に容易に作成できる。さらに、選
択手段によって通常の平面写真の撮影モードを選択すれ
ば、微小領域毎の測距等に時間を取られるおそれも無く
なり、1台で平面写真、立体写真の撮り分けが可能とな
る。
【0042】なお、写真フィルムに情報を記録する方法
として、磁気層が塗布された写真フィルムに磁気的に記
録する方法を例として挙げたが、磁気記録のみに限定さ
れるものではない。例えば、光学的に記録する方法であ
ってもよい。 (画像処理装置)図4は、本実施例に係る画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【0043】図4において、画像データ読取部120
は、現像定着されたネガフィルムから画像を読み取っ
て、ディジタル画像に変換する機能を有する。例えば、
光線を順次ネガフィルム上に走査し、その透過光の濃度
を予め定められた画素毎に量子化するスキャナ等がこれ
に該当する。そして、変換されたディジタル原画像デー
タは、ディジタル原画像データメモリ122に蓄えられ
る。
【0044】一方、ネガフィルム面には、測距データ読
取部124が近接しており、磁気層を塗布したネガフィ
ルムに磁気的に記録された測距データを読み取ることが
できるようになっている。この測距データ読取部124
は、磁気ヘッド等から構成され、フィルム面の測距デー
タの記録位置にアクセスするように設定されている。ま
た、測距データ読取部124には、測距データメモリ1
26が接続されており、読み取られた測距データが一時
的に蓄えられるようになっている。なお、この測距デー
タは、撮影画面を多数に分割する微小領域毎の測距デー
タである。
【0045】また、ネガフィルム面には、焦点距離読取
部128も近接しており、ネガフィルムに記録された撮
影レンズの焦点距離を読み取ることができるようになっ
ている。この焦点距離読取部128は、焦点距離メモリ
130と接続されており、読み取られた焦点距離情報が
格納されるようになっている。なお、測距データ読取部
124と焦点距離読取部128とは、同一の磁気ヘッド
等であってもよい。
【0046】測距データメモリ126及び焦点距離メモ
リ130とは、シフト量計算部132に接続され、測距
データ及び焦点距離情報を伝達できるようになってい
る。
【0047】シフト量計算部132では、撮影画面を撮
影した際における撮影画面の中心位置である撮影地点よ
りレンズ光軸に対して垂直平面内に撮影画面の正立状態
を基準として右側及び左側に所定の距離離れた右地点及
び左地点から前記分割領域の範囲内にあった撮影対象ま
でを結ぶ直線が、前記撮影地点から前記焦点距離離れた
レンズ光軸に対して垂直な平面である投影面と交わる点
をそれぞれ右投影点及び左投影点とし、前記撮影地点と
前記撮影対象とを結ぶ直線と平行に前記右地点及び左地
点から延長した直線が前記投影面と交わる点をそれぞれ
右交点及び左交点とした場合において、前記右投影点と
前記右交点との距離値である右シフト量及び前記左投影
点と前記左交点との距離値である左シフト量が、各微小
領域に対応する画素の各々について算出される。
【0048】このシフト量計算部132には、シフト量
メモリ133が接続されており、計算結果である全微小
領域の右シフト量及び左シフト量は、ここに格納され
る。
【0049】そして、ディジタル原画像メモリ122と
シフト量メモリ133には、画像変換部134が接続さ
れており、ここで立体画像のためのデータが作成され
る。具体的には、ディジタル原画像を構成する画素の各
々について、当該画素が属する微小領域におけるシフト
量だけ画素の位置をシフトした画像が右位置から見た右
目画像及び左位置から見た左目画像の各々について作成
され、それぞれ右目画像メモリ136及び左目画像メモ
リ138に格納される。
【0050】右目画像メモリ136及び左目画像メモリ
138には、空き領域検出部140が接続され、ここ
で、画素のシフトに伴う画素値の与えられていない空き
領域の検出が行われる。
【0051】右目画像メモリ136、左目画像メモリ1
38及び空き領域検出部140には、補間部142が接
続され、ここで空き領域の周囲の画素に基づく補間処理
が行われる。
【0052】そして、補間部142、右目画像メモリ1
36及び左目画像メモリ138には、立体画像データメ
モリ144が接続され、最終的に得られた立体画像デー
タがここに格納される。
【0053】立体画像データメモリ144に格納されて
いる立体画像データは、立体画像出力部146に送ら
れ、立体画像として出力される。例えば、プリント用紙
に2コマ又は3コマ分の平面画像が出力され、その画像
を基にユーザが複眼ステレオ立体視用のビュワー等を用
いて立体画像を得る。また、他にレンチキュラー画像、
ホログラフィックステレオ画像、投写型立体画像等を出
力する方法等がある。
【0054】次に、立体画像データをディジタル原画像
から作成する処理について説明するが、立体画像データ
を原画像から作成する処理には、上述したように画像変
換部134による右目画像と左目画像の作成及び補間部
142による補間処理の二つのプロセスから構成され
る。以下に、各々別個に分けて説明する。
【0055】先ず、図5は右目画像と左目画像の作成プ
ロセスを表すフローチャートである。ステップ220で
は、処理を開始するための画素番号iに1を代入して初
期化する。即ち、画素番号1の画素から以下の処理を開
始する。なお、画素番号iの画素を次から画素iと略
す。
【0056】ステップ222では、当該コマを撮影した
レンズの焦点距離fを読み取る。この焦点距離fの情報
も磁気層を塗布したネガフィルム上に記録されている。
【0057】次のステップ224では、画素iの画素値
が読み取られる。この画素値は、例えば、ネガ上の原画
像を8ビットで量子化した場合には、256段階の番号
で表されている。なお、カラーネガフィルムの場合は、
RGB各色毎に画素値が与えられており、以下の処理に
ついても全く同様である。
【0058】ステップ226では、画素iにおける測距
データがネガフィルムから読み取られる。ここで、測距
データが画素iに係る対象物までの距離値di そのもの
である場合は、当該値がそのまま用いられるが、距離値
でない形式で表されている場合には、距離値di に変換
される。なお、ここで画素iに係る距離値をdi とし
た。
【0059】以上のステップにより、画素iにおける画
素値及び距離値di が求められたこととなる。そして以
下のステップによって、当該値に基づいて右目画像及び
左目画像が作成される。
【0060】ステップ228では、仮想的に右目及び左
目で見た場合における画素iの位置ずれ量が次のような
原理に基づき計算される。
【0061】図6(a)は、仮想的に設定された右目位
置より被写体を見た場合における被写体の位置ずれ量を
説明するための図である。図6(a)において、カメラ
の撮影地点をC点とし、レンズ光軸をCC’とする。こ
こで、着目する被写体をQ点、被写体Q点を含み、レン
ズ光軸CC’に垂直な平面を被写体面312として設定
する。このとき、被写体面とカメラC点との距離は被写
体距離dである。また、レンズ光軸CC’に垂直であ
り、カメラC点より距離がf(レンズの焦点距離)とな
る平面を、投影面310として設定する。
【0062】カメラC点を含み、レンズ光軸CC’に垂
直な平面308を設定し、この平面308上にカメラC
点から撮影画面の正立状態を基準にして右側に距離Lの
位置に右目R点を取る。ここでいう撮影画面の正立状態
とは、カメラそのものの正立状態ではなく、実際の画面
に映る物体の正立状態をいう。従って、カメラの構えが
縦横のいずれであっても、撮影画面の正立状態を基準に
して右側及び左側に右目及び左目を基準にする。なお、
Lは人の両目の感覚の1/2に相当する。ここで、線分
CR方向にX軸を設定する。
【0063】カメラC点で撮影した撮影画像は、投影面
上の画像で表現でき、例えば、図6(b)に示されたよ
うになる。撮影画像の中心点O点は、レンズ光軸CC’
と投影面310との交点である。また、被写体Q点は、
投影面310上ではP点となり、撮影画像上では図6
(b)のP点に示された位置になる。
【0064】一方、右目に映る画像も投影面310上の
右目画像で表現でき、例えば、図6(c)に示されたよ
うになる。ここで、右目R点を通り、レンズ光軸CC’
に平行な右目光軸RR’を設定し、この右目光軸RR’
と投影面310との交点をO r 点とすると、Or 点が右
目画像の中心点となる。このとき、被写体Q点は投影面
310上ではPr 点(右投影点)となり、右目画像上で
は図6(c)のPr 点に示された位置になる。
【0065】カメラ撮影画像を、右目画像の位置に平行
移動したと想定した場合、Pr ’点(右交点)がP点に
相当する。三角形CC’Qと三角形RR’Q’とは、平
行移動した関係だからである。
【0066】即ち、カメラ撮影画像でP点の位置にある
被写体Q点は、右目画像ではPr 点の位置となるから、
視点の位置ずれにより発生する画像上の位置ずれ量Δx
は、Pr 点とPr ’点との距離となる(図6(a)、図
6(c)参照)。この位置ずれ量Δxは、以下のように
求められる。
【0067】被写体面312と投影面310とは平行で
あるので、三角形RQQ’と三角形RPr r ’とは、
相似関係である。同様に、三角形RR’Q’と三角形R
rr とは、相似関係である。従って、次式が成立す
る。
【0068】 Δx/L=|RPr ’|/|RQ’|=|ROr |/|RR’| ・・ ここで、線分ROr の長さはレンズ焦点距離f、線分R
R’の長さは、距離dであるから、式に代入すると、
式が求まる。
【0069】 Δx = L×f/d ・・・ 式から分かるように、位置ずれ量Δxは、距離dが小
さい程、大きくなる。また、被写体Q点の被写体面上の
位置に依存しない。即ち、カメラ撮影画面上の位置にか
かわらず、右目画像上の位置ずれ量は、被写体距離d、
レンズ焦点距離f及び右目とカメラとの想定距離Lで求
まる。なお、Y軸(X軸に垂直)方向に関しては、カメ
ラ画像と右目画像との間に位置ずれは発生しない。
【0070】左目画像についても、全く同様に計算でき
る。但し、位置ずれの方向は、右目画像については左方
向にずれ、左目画像については右方向にずれる。
【0071】以上より、画像各点毎に測距データが存在
するので、各点毎にずれ量を計算し、左右の目に対応す
る仮想画像を作成できる。そこで、以下に右目画像にお
ける各点毎の位置ずれ量を右シフト量Δxr 、左目画像
における各点毎の位置ずれ量を左シフト量Δxl として
説明する。
【0072】次のステップ230では、右シフト量Δx
r 及び左シフト量Δxl に基づいて右目画像及び左目画
像における画素iの位置が各々求められる。即ち、画素
iの原画像における座標を(x,y)とすれば、右目画
像における画素iの座標は(x−Δxr ,y)、左目画
像における画素iの座標は(x+Δxl ,y)となる。
但し、ここでは画像に向かって右方向を正の方向として
いる。
【0073】次のステップ232では、画素iにおける
右目画像及び左目画像をメモリ上に実際に追加する作業
を行う。即ち、右目画像メモリの座標(x−Δxr
y)及び左目画像メモリの座標(x+Δxl ,y)に画
素値Li を代入する。なお、この処理において、例えば
背景と手前の物体とが重なり合い座標値が一致する場合
がある。かかる場合には、距離値の小さい画素、即ち、
手前にある物体の画素値を優先的に代入する。また、計
算された座標値が右目画像及び左目画像の範囲を越える
こととなる場合には、その越える部分は、画像領域外と
してメモリ上に追加しないようにする。
【0074】また、ここで距離値による遠近差を強調す
る処理(小さい距離をさらに小さくする処理等)によ
り、実際よりもさらに立体感を強調した立体用画像を作
成する等、特殊処理を施してもよい。
【0075】次のステップ234では、画素iが最後の
ものであるか否かの判定を行い、否定判定の場合、即
ち、まだ変換すべき画素が残っている場合には、次のス
テップ236で画素番号iを1つ更新して、再びステッ
プ224に戻って同様の処理を繰り返す。また、肯定判
定の場合、即ち、ディジタル原画像の画素全てについて
上記変換が終了した場合には、処理を終了させる。
【0076】以上の右目画像及び左目画像への変換処理
が終了すると、次の処理として補間処理を行う。この補
間処理を行う理由として次のことが挙げられる。先ず、
一つの例として図7で示された状況を考える。図7で
は、原画像400に示される撮影シーンは、手前にある
人物402及び2つの山々、空等からなる背景404か
ら構成される。ここで、右目画像410において、人物
402はカメラとの距離が小さいため、より大きく左へ
シフトするが、背景404は、距離が大きいため、ほと
んどシフトしない。従って、人物402の右側部分に
は、原画像400において見えなかった部分が空き領域
412の如く存在する。全く同様に、左目画像420で
は、人物402はカメラとの距離が小さいため、より大
きく右へシフトするが、背景404は距離が大きいた
め、ほとんどシフトしない。従って、この場合には人物
402の左側部分に空き領域422が存在する。なお、
これらの空き領域は、右目画像メモリ及び左目画像メモ
リにおいてLi が代入されなかったアドレス領域として
存在する。
【0077】これらの空き領域に対して何らかの妥当な
画素値を与えない限り、画像中に濃度の無い領域ができ
ることとなり好ましくない。そこで、図8のフローチャ
ートに示されるような補間処理を行って画素の埋め合わ
せを行う。以下、図8のフローチャートに沿って説明す
る。
【0078】先ず、ステップ250では、空き領域の抽
出を行う。即ち、図5の変換処理によって作成された右
目画像及び左目画像をサーチし、画素値の代入されてい
ない領域を全て抽出する。
【0079】次のステップ252では、抽出した空き領
域に隣接する背景領域を抽出する。そして、ステップ2
54では、当該背景領域の画素に基づき、空き領域の画
素を埋める補間処理を行う。当該補間処理について、具
体的に図9に沿って説明する。
【0080】図9に示された如く、抽出された空き領域
450は、右側境界画素列452及び左側境界画素列4
54によって左右を囲まれている。ここで、右側境界画
素列452は、右画素1(X1 ,Y1 ;B1 )〜右画素
n(Xn ,Yn ;Bn )から構成される。なお、ここで
は前記括弧内の表示のように、右画素kのX座標値をX
k 、Y座標値をYk 、画素値をBk と表すこととする。
また同様に、左側境界画素列454は、左画素1(X1
−ΔX1 ,Y1 ;B1 ’)〜左画素n(Xn −ΔXn
n ;Bn ’)から構成される。なお、今度は、左画素
kのX座標値は右画素kのX座標よりも左にシフトして
いるのでXk −ΔXk と表し、Y座標値は同じであるた
めYk とするが、画素値は異なるため、Bk ’と表して
いる。
【0081】以上のような設定の下に、右目画像の場合
には、右側画素列452が背景領域であり、左側画素列
454が手前の物体、例えば人物領域である。ここで、
本来、空き領域450を埋めるべきものは、背景領域で
あるから右画素1から左画素1にかけてのY座標値が同
じ空き領域の部分には、右画素1の画素値B1 を代入す
る。同様な処理を右画素nから左画素nに至る空き領域
の部分まで適用する。
【0082】一方、左目画像の場合には、逆に左側境界
画素列454が背景領域となり、右側境界画素列452
が手前の物体、例えば人物領域となる。従って、今度は
空き領域450は左画素の画素値B1 ’〜Bn ’で埋め
尽くすこととなる。
【0083】以上の考え方は、いわゆる最近傍法に則っ
ている。最近傍法とは、最も近い観測画素上の画素値を
推定画素の画素値とする推定方法をいう。この方法によ
り、右目画像及び左目画像の空き領域は、埋め尽くされ
ることとなる。
【0084】さて、次のステップ256では、ステップ
250において抽出された空き領域が全て補間処理され
たか否かの判定を行い、まだ空き領域が残っている場合
には、ステップ252に戻って同様の補間処理を繰り返
し、残っていない場合には、当該補間処理を終了させ
る。
【0085】なお、上記ステップによって作成された右
目画像及び左目画像に対して、さらに画質を向上させる
ための画像処理(平滑化処理等)を行うようにしてもよ
い。
【0086】以上の処理によって、通常の平面プリント
を得ると共に、立体視のための画像を容易に得ることが
できる。
【0087】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、写真
撮影装置において、写真フィルム上に距離値を記録し、
後に画像処理装置において当該撮影現像済のフィルムを
ディジタル画像処理するだけで、立体写真を得る装置を
提供できるので、複数のレンズを装備した立体写真専用
の撮影装置を用意する必要は無くなり、1台でもって通
常の平面写真と立体写真を選択して撮影できるという優
れた効果を有する。これにより、携帯性、コストの点で
優れた立体写真撮影装置を提供できる。
【0088】また、全画面分の距離データを持っている
ため、縦横変更や、仮想的に視点移動した場合の立体用
画像を作成することもできる。
【0089】さらに、距離データによる遠近差を強調す
る処理(小さい距離値をさらに小さくする処理等)によ
り、実際よりもさらに立体感を強調した立体用画像を作
成する等、特殊効果も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るカメラの構成の概要を示すブロ
ック図である。
【図2】本実施例に係るカメラの構成の詳細を示すブロ
ック図である。
【図3】本実施例に係る発明によって記録される情報の
フィルム上の位置を示す図である。
【図4】本実施例に係る画像処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】ディジタル原画像から立体画像を得るための処
理を表すフローチャートである。
【図6】(a)は被写体までの距離値及びレンズの焦点
距離に基づいて位置のシフト量を計算する原理を説明す
るための参考図、(b)は撮影画像における被写体の位
置を示す図、(c)は右目画像における被写体の位置の
ずれを説明するための図である。
【図7】空き領域が存在する理由を説明するための図で
ある。
【図8】補間処理を表すフローチャートである。
【図9】補間方法を説明するための参考図である。
【符号の説明】
102 測距センサー 106 測距データ記録部 112 レンズ焦点距離記録部 120 画像データ読取部 124 測距データ読取部 128 焦点距離読取部 134 画像変換部 142 補間部 146 立体画像出力部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 35/08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムに画像を記録する写真撮影
    装置において、 複数に分割された撮影領域における分割領域の各々につ
    いて、写真フィルム面から前記分割領域の範囲内にある
    撮影対象までの距離値を測定する測距手段と、 撮影レンズの焦点距離を読み取る焦点距離読取手段と、 前記測距手段によって測定された前記分割領域毎の距離
    値及び前記焦点距離読取手段によって読み取られた撮影
    レンズの焦点距離を記録する記録手段と、 通常の平面写真を撮影すると共に前記測距手段、前記焦
    点距離読取手段及び前記記録手段を作動させる立体写真
    撮影モードと、単に通常の平面写真のみを撮影するモー
    ドとを選択する選択手段と、 を有することを特徴とする写真撮影装置。
  2. 【請求項2】 現像済写真フィルムの撮影画面に光を照
    射し、その反射光又は透過光の光量を予め定められた画
    素毎に量子化してディジタル原画像を作成し、作成され
    た該原画像に基づいてディジタル処理を行う画像処理装
    置において、 写真フィルムに記録されている撮影画面を複数に分割す
    る分割領域毎の距離値及び撮影レンズの焦点距離を読み
    取る読取手段と、 前記撮影画面を撮影した際における撮影画面の中心位置
    である撮影地点よりレンズ光軸に対して垂直平面内に撮
    影画面の正立状態を基準として右側及び左側に所定の距
    離離れた右地点及び左地点から前記分割領域の範囲内に
    あった撮影対象までを結ぶ直線が、前記撮影地点から前
    記焦点距離離れたレンズ光軸に対して垂直な平面である
    投影面と交わる点をそれぞれ右投影点及び左投影点と
    し、前記撮影地点と前記撮影対象とを結ぶ直線と平行に
    前記右地点及び左地点から延長した直線が前記投影面と
    交わる点をそれぞれ右交点及び左交点とした場合におい
    て、前記右投影点と前記右交点との距離値である右シフ
    ト量及び前記左投影点と前記左交点との距離値である左
    シフト量を、前記分割領域に対応する画素の各々につい
    て算出するシフト量算出手段と、 前記ディジタル原画像を構成する各画素を、当該画素が
    属する前記分割領域において前記シフト量算出手段によ
    り得られた前記右シフト量及び前記左シフト量だけ各々
    移動させることによって、前記右地点及び左地点から仮
    想的に撮影した場合に得られる右目画像及び左目画像を
    作成する仮想画像作成手段と、 前記仮想画像作成手段によって得られた前記右目画像及
    び左目画像から、反射光量又は透過光量の量子化された
    値である画素値の与えられていない画素から構成される
    空き領域を抽出すると共に、前記空き領域の周囲の画素
    における画素値に基づいて前記空き領域の画素値を推定
    し、前記空き領域の画素全てに画素値を与える補間手段
    と、 前記補間手段によって最終的に完成された右目画像及び
    左目画像を出力する出力手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 撮影画面を複数に分割する分割領域毎
    に、写真フィルム面から前記分割領域の範囲内にある撮
    影対象までの距離値を測定し、撮影レンズの焦点距離を
    読取り、前記分割領域毎の距離値及び撮影レンズの焦点
    距離を写真フィルムに記録する機能を備えた写真撮影装
    置で撮影すると共に、 当該撮影後、かつ現像済の前記写真フィルムに光を照射
    し、その反射光又は透過光の光量を予め定められた画素
    毎に量子化してディジタル原画像を作成し、 前記写真フィルムから前記分割領域毎の距離値及び撮影
    レンズの焦点距離を読取り、 前記撮影画面を撮影した際における撮影画面の中心位置
    である撮影地点よりレンズ光軸に対して垂直平面内に撮
    影画面の正立状態を基準として右側及び左側に所定の距
    離離れた右地点及び左地点から前記分割領域の範囲内に
    あった撮影対象までを結ぶ直線が、前記撮影地点から前
    記焦点距離離れたレンズ光軸に対して垂直な平面である
    投影面と交わる点をそれぞれ右投影点及び左投影点と
    し、前記撮影地点と前記撮影対象とを結ぶ直線と平行に
    前記右地点及び左地点から延長した直線が前記投影面と
    交わる点をそれぞれ右交点及び左交点とした場合におい
    て、前記右投影点と前記右交点との距離値である右シフ
    ト量及び前記左投影点と前記左交点との距離値である左
    シフト量を、前記分割領域に対応する画素の各々につい
    て算出するシフト量算出手段と、 ディジタル原画像の画素を前記右シフト量及び前記左シ
    フト量だけそれぞれ移動させることによって右目画像及
    び左目画像を作成し、 さらに前記右目画像及び左目画像から、画素値の与えら
    れていない空き領域を抽出し、前記空き領域の周囲の画
    素における画素値に基づいて前記空き領域の画素値を推
    定し、 前記空き領域の画素全てに画素値を与え、最終的に得ら
    れた右目画像及び左目画像を出力することを特徴とする
    立体写真作成方法。
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