JPH08141121A - ゴルフシャフトの製造方法 - Google Patents
ゴルフシャフトの製造方法Info
- Publication number
- JPH08141121A JPH08141121A JP6285120A JP28512094A JPH08141121A JP H08141121 A JPH08141121 A JP H08141121A JP 6285120 A JP6285120 A JP 6285120A JP 28512094 A JP28512094 A JP 28512094A JP H08141121 A JPH08141121 A JP H08141121A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- layer
- long fiber
- long
- golf shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィラメントワインディング法によるゴルフ
シャフトの製造方法において、外形形状仕上げを行う研
磨工程における研磨量を小さくして材料歩留を向上させ
る。 【構成】 樹脂を含浸した長繊維束をフィラメントワイ
ンディング法により芯金に巻き付けて長繊維強化材層2
を形成し、該長繊維強化材層2の上に半硬化状態の樹脂
フィルムを巻き付けて樹脂層1を形成した後、樹脂を硬
化させ、芯金を引き抜いた後に、最外層の樹脂層1又は
樹脂層1と一部の長繊維強化材層2とを研磨するゴルフ
シャフトの製造方法。
シャフトの製造方法において、外形形状仕上げを行う研
磨工程における研磨量を小さくして材料歩留を向上させ
る。 【構成】 樹脂を含浸した長繊維束をフィラメントワイ
ンディング法により芯金に巻き付けて長繊維強化材層2
を形成し、該長繊維強化材層2の上に半硬化状態の樹脂
フィルムを巻き付けて樹脂層1を形成した後、樹脂を硬
化させ、芯金を引き抜いた後に、最外層の樹脂層1又は
樹脂層1と一部の長繊維強化材層2とを研磨するゴルフ
シャフトの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化プラスチック
製ゴルフシャフトの製造方法に関するものである。
製ゴルフシャフトの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】主に炭素繊維を用いた繊維強化プラスチ
ック(以下、FRPと略称する)製ゴルフシャフト(以
下、シャフトと略称する)の出現により、従来の金属製
シャフトに比べて軽量化でき、且つシャフト剛性の設計
自由度も広がった。そして、FRP製シャフトは現在、
フィラメントワインディング法(以下、FW法と略称す
る)とシートワインディング法(以下、SW法と略称す
る)とで製造されている。FW法は、樹脂を含浸した長
繊維束を芯金に巻き付け、硬化炉で樹脂を硬化させた後
に外形を研磨して作る方法である。一方、SW法は、一
方向に引き揃えた長繊維に樹脂を含浸し、半硬化状態に
したシート状プリプレグを芯金に巻き付け、その後FW
法と同様にして作る方法である。
ック(以下、FRPと略称する)製ゴルフシャフト(以
下、シャフトと略称する)の出現により、従来の金属製
シャフトに比べて軽量化でき、且つシャフト剛性の設計
自由度も広がった。そして、FRP製シャフトは現在、
フィラメントワインディング法(以下、FW法と略称す
る)とシートワインディング法(以下、SW法と略称す
る)とで製造されている。FW法は、樹脂を含浸した長
繊維束を芯金に巻き付け、硬化炉で樹脂を硬化させた後
に外形を研磨して作る方法である。一方、SW法は、一
方向に引き揃えた長繊維に樹脂を含浸し、半硬化状態に
したシート状プリプレグを芯金に巻き付け、その後FW
法と同様にして作る方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、FW法は、
SW法と比べると、コンピュータ制御されたFW巻機に
よって、繊維の巻き角度をシャフト長手方向に任意に変
えることができるので、剛性分布の設計自由度が大きい
ことや、繊維配向角度が軸対称で且つ周方向の肉厚が均
一なので、フレックス、曲げ固有振動数のばらつきが小
さい特長を持つ。しかし、一方で、シャフトの細径側、
太径側共に同量の長繊維束で巻き付けられるため細径側
が肉厚になり、また、表面の凹凸が避けられないので、
表面仕上げにおいて研磨量が多く、材料の歩留りが悪い
短所を持つ。炭素繊維は一般に高価であり、FW法では
材料歩留りが悪いためにシャフトの材料費を低減し難く
していた。
SW法と比べると、コンピュータ制御されたFW巻機に
よって、繊維の巻き角度をシャフト長手方向に任意に変
えることができるので、剛性分布の設計自由度が大きい
ことや、繊維配向角度が軸対称で且つ周方向の肉厚が均
一なので、フレックス、曲げ固有振動数のばらつきが小
さい特長を持つ。しかし、一方で、シャフトの細径側、
太径側共に同量の長繊維束で巻き付けられるため細径側
が肉厚になり、また、表面の凹凸が避けられないので、
表面仕上げにおいて研磨量が多く、材料の歩留りが悪い
短所を持つ。炭素繊維は一般に高価であり、FW法では
材料歩留りが悪いためにシャフトの材料費を低減し難く
していた。
【0004】本発明は、FW法であっても、研磨量を小
さくして材料歩留を向上させることができるゴルフシャ
フトの製造方法を提供しようとするものである。
さくして材料歩留を向上させることができるゴルフシャ
フトの製造方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂を含浸し
た長繊維束をフィラメントワインディング法により芯金
に巻き付けて長繊維強化材層を形成し、該長繊維強化材
層の上に半硬化状態の樹脂フィルムを巻き付けて樹脂層
を形成した後、樹脂を硬化させ、芯金を引き抜いた後
に、最外層の樹脂層又は樹脂層と一部の長繊維強化材層
とを研磨するゴルフシャフトの製造方法に関する。本発
明において、長繊維強化材層を形成する繊維としては、
炭素繊維、ガラス繊維、セラミック繊維等があるが、通
常は炭素繊維を用いる。
た長繊維束をフィラメントワインディング法により芯金
に巻き付けて長繊維強化材層を形成し、該長繊維強化材
層の上に半硬化状態の樹脂フィルムを巻き付けて樹脂層
を形成した後、樹脂を硬化させ、芯金を引き抜いた後
に、最外層の樹脂層又は樹脂層と一部の長繊維強化材層
とを研磨するゴルフシャフトの製造方法に関する。本発
明において、長繊維強化材層を形成する繊維としては、
炭素繊維、ガラス繊維、セラミック繊維等があるが、通
常は炭素繊維を用いる。
【0006】FW法では、常温で液状のエポキシ樹脂を
長繊維束に含浸してそのまま芯金に巻き付ける湿式法が
一般的であり、この方法によって長繊維強化材層を設
け、その上に樹脂フィルムを巻き付ける。この場合、繊
維には張力がかかった状態で芯金に巻き付いているた
め、余分な樹脂が長繊維強化材層の表面に滲み出し、樹
脂フィルムとの間に滞留する。その影響で巻き終えたシ
ャフトを積み重ねたりすると、滞留している樹脂は液状
であるために外形形状が変形する場合が生じ、このまま
硬化させると表面に凹凸が残ることがある。長繊維束に
樹脂を含浸して半硬化状態にしたトウプリプレグを用い
て芯金に巻き付ければ、樹脂の滲み出しもなく、樹脂フ
ィルムを巻き付けた後も表面の変形は生じないので好ま
しい。
長繊維束に含浸してそのまま芯金に巻き付ける湿式法が
一般的であり、この方法によって長繊維強化材層を設
け、その上に樹脂フィルムを巻き付ける。この場合、繊
維には張力がかかった状態で芯金に巻き付いているた
め、余分な樹脂が長繊維強化材層の表面に滲み出し、樹
脂フィルムとの間に滞留する。その影響で巻き終えたシ
ャフトを積み重ねたりすると、滞留している樹脂は液状
であるために外形形状が変形する場合が生じ、このまま
硬化させると表面に凹凸が残ることがある。長繊維束に
樹脂を含浸して半硬化状態にしたトウプリプレグを用い
て芯金に巻き付ければ、樹脂の滲み出しもなく、樹脂フ
ィルムを巻き付けた後も表面の変形は生じないので好ま
しい。
【0007】また、樹脂フィルムの材質は長繊維強化材
層とよく密着すれば何でもよいが、同材質であれば接着
力も確保されるので、エポキシ樹脂が最も好ましい。樹
脂層を形成した後に、硬化炉で樹脂を完全に硬化させ、
芯金を脱型して、所定の寸法に研磨すればよい。外形形
状は、シャフトの種類によって異なり、一概には云えな
いが、最外層の樹脂層だけか、一部長繊維強化材層まで
研磨するようにするが、極力長繊維強化材層の研磨量を
少なくするような芯金形状、繊維巻き角度、往復数を設
定する。
層とよく密着すれば何でもよいが、同材質であれば接着
力も確保されるので、エポキシ樹脂が最も好ましい。樹
脂層を形成した後に、硬化炉で樹脂を完全に硬化させ、
芯金を脱型して、所定の寸法に研磨すればよい。外形形
状は、シャフトの種類によって異なり、一概には云えな
いが、最外層の樹脂層だけか、一部長繊維強化材層まで
研磨するようにするが、極力長繊維強化材層の研磨量を
少なくするような芯金形状、繊維巻き角度、往復数を設
定する。
【0008】
【作用】通常、FW法では、研磨量をとるために長繊維
束を多めに巻かなければならない。しかし、本発明の方
法では所定の性能(フレックス、トーション、重量等)
が確保され、且つ所定の外径に達する程度まで巻き付
け、表面の凹凸を取るための研磨代分については樹脂層
で補うようにする。この方法によって、研磨工程で捨て
る強化繊維の量は低減する。
束を多めに巻かなければならない。しかし、本発明の方
法では所定の性能(フレックス、トーション、重量等)
が確保され、且つ所定の外径に達する程度まで巻き付
け、表面の凹凸を取るための研磨代分については樹脂層
で補うようにする。この方法によって、研磨工程で捨て
る強化繊維の量は低減する。
【0009】
【実施例】次に実施例を説明するが、本発明はこの実施
例に限定されるものではない。 実施例 FW法により、所定の芯金に炭素繊維束(東レ製、トレ
カT700S)にエポキシ樹脂を含浸し、半硬化状態に
したトウプリプレグ(樹脂分30重量%)をFW法で巻
き角度が25度で26往復巻き付けて長繊維強化材層を
形成し、次いでその長繊維強化材層の上に厚さ50μm
のエポキシ樹脂フィルム(日立化成工業(株)製、AS
−3000)を肉厚0.2mmになるように巻き付け、樹
脂層を形成した。その後硬化炉で樹脂を熱硬化させ、芯
金を引き抜き、所定の寸法になるように樹脂層だけを外
径研磨した。図1にその縦断面図を示す。図において、
2は炭素繊維の長繊維強化材層及び1はエポキシ樹脂フ
ィルムの樹脂層である。樹脂層1だけを研磨できるよう
に往復数や芯金形状を定めた。
例に限定されるものではない。 実施例 FW法により、所定の芯金に炭素繊維束(東レ製、トレ
カT700S)にエポキシ樹脂を含浸し、半硬化状態に
したトウプリプレグ(樹脂分30重量%)をFW法で巻
き角度が25度で26往復巻き付けて長繊維強化材層を
形成し、次いでその長繊維強化材層の上に厚さ50μm
のエポキシ樹脂フィルム(日立化成工業(株)製、AS
−3000)を肉厚0.2mmになるように巻き付け、樹
脂層を形成した。その後硬化炉で樹脂を熱硬化させ、芯
金を引き抜き、所定の寸法になるように樹脂層だけを外
径研磨した。図1にその縦断面図を示す。図において、
2は炭素繊維の長繊維強化材層及び1はエポキシ樹脂フ
ィルムの樹脂層である。樹脂層1だけを研磨できるよう
に往復数や芯金形状を定めた。
【0010】比較例 湿式法のFW法によって、実施例と同種の炭素繊維束を
巻き角度25度で32往復巻き付けた。樹脂分は実施例
と同じになるように、繊維にかける張力を調整した。そ
の後樹脂を熱硬化させ、芯金を引き抜き、実施例と同じ
寸法に外径研磨した。
巻き角度25度で32往復巻き付けた。樹脂分は実施例
と同じになるように、繊維にかける張力を調整した。そ
の後樹脂を熱硬化させ、芯金を引き抜き、実施例と同じ
寸法に外径研磨した。
【0011】表1に、実施例及び比較例のシャフトにつ
いて、フレックス、トーション、重量、使用炭素繊維の
歩留を示す。フレックス、トーション、重量は実施例及
び比較例のどちらも同じであるが、使用炭素繊維は比較
例を100とした場合、実施例が84と16%低減でき
た。
いて、フレックス、トーション、重量、使用炭素繊維の
歩留を示す。フレックス、トーション、重量は実施例及
び比較例のどちらも同じであるが、使用炭素繊維は比較
例を100とした場合、実施例が84と16%低減でき
た。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、FW法においても、研
磨量を小さくして強化繊維の歩留を向上させ、材料費を
低減することができる。
磨量を小さくして強化繊維の歩留を向上させ、材料費を
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるゴルフシャフトの縦断
面図である。
面図である。
1…樹脂層 2…長繊維強化材層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 70/06 // B29K 105:08 B29L 31:52 7310−4F B29C 67/14 N
Claims (3)
- 【請求項1】 樹脂を含浸した長繊維束をフィラメント
ワインディング法により芯金に巻き付けて長繊維強化材
層を形成し、該長繊維強化材層の上に半硬化状態の樹脂
フィルムを巻き付けて樹脂層を形成した後、樹脂を硬化
させ、芯金を引き抜いた後に、最外層の樹脂層又は樹脂
層と一部の長繊維強化材層とを研磨することを特徴とす
るゴルフシャフトの製造方法。 - 【請求項2】 長繊維強化材層が、長繊維束に樹脂を含
浸させて半硬化状態にしたトウプリプレグをフィラメン
トワインディング法により芯金に巻き付けたものである
請求項1記載のゴルフシャフトの製造方法。 - 【請求項3】 樹脂フィルムがエポキシ樹脂フィルムで
ある請求項1又は2記載のゴルフシャフトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6285120A JPH08141121A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | ゴルフシャフトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6285120A JPH08141121A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | ゴルフシャフトの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08141121A true JPH08141121A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17687381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6285120A Pending JPH08141121A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | ゴルフシャフトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08141121A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010094297A (ja) * | 2008-10-16 | 2010-04-30 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブ用シャフトの製造方法 |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP6285120A patent/JPH08141121A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010094297A (ja) * | 2008-10-16 | 2010-04-30 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブ用シャフトの製造方法 |
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