JPH08141666A - 樹脂製プレス型およびその製造方法 - Google Patents
樹脂製プレス型およびその製造方法Info
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- JPH08141666A JPH08141666A JP6283511A JP28351194A JPH08141666A JP H08141666 A JPH08141666 A JP H08141666A JP 6283511 A JP6283511 A JP 6283511A JP 28351194 A JP28351194 A JP 28351194A JP H08141666 A JPH08141666 A JP H08141666A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】樹脂層の中、必要な部分のみに十分な耐圧強度
を確保するとともに、耐久性が向上して量産に適する樹
脂製プレス型およびその製造方法を提供する。 【構成】パンチ18の成形面20を構成する樹脂層24
に耐圧強度が必要とされる肩部に対応して鋳鉄製のイン
サート部材26が埋設されるとともに、このインサート
部材26が前記成形面20の一部を形成し、一方、ダイ
32の成形面34を構成する樹脂層38の耐圧強度が必
要とされる屈曲部に対応し鋳鉄製のインサート部材40
が前記成形面34の一部を形成して埋設される。
を確保するとともに、耐久性が向上して量産に適する樹
脂製プレス型およびその製造方法を提供する。 【構成】パンチ18の成形面20を構成する樹脂層24
に耐圧強度が必要とされる肩部に対応して鋳鉄製のイン
サート部材26が埋設されるとともに、このインサート
部材26が前記成形面20の一部を形成し、一方、ダイ
32の成形面34を構成する樹脂層38の耐圧強度が必
要とされる屈曲部に対応し鋳鉄製のインサート部材40
が前記成形面34の一部を形成して埋設される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス型の成形面に樹
脂層が設けられた樹脂製プレス型およびその製造方法に
関する。
脂層が設けられた樹脂製プレス型およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金属素材のプレス加工に用いられ
るプレス型として、成形面に樹脂層が設けられた樹脂製
プレス型が広く採用されている。この種の樹脂製プレス
型では、金属素材に曲げ加工や絞り加工等のプレス成形
を施すために必要な耐圧強度を確保することが望まれて
いる。
るプレス型として、成形面に樹脂層が設けられた樹脂製
プレス型が広く採用されている。この種の樹脂製プレス
型では、金属素材に曲げ加工や絞り加工等のプレス成形
を施すために必要な耐圧強度を確保することが望まれて
いる。
【0003】そこで、特公昭59−11370号公報に
開示されているように、プレス型の成形面に合成樹脂被
膜層が設けられており、この合成樹脂被膜層に鋳鉄粉が
含有されるとともに、該鋳鉄粉の一部が前記合成樹脂被
膜層の表面に露出しているプレス型が知られている(以
下、従来例1という)。また、特開平6−71356号
公報に開示されているように、プレス型の樹脂層の一部
に熱硬化性樹脂シートを貼着し、この樹脂シートを加熱
して熱硬化させる樹脂製プレス型の製造方法が知られて
いる(以下、従来例2という)。
開示されているように、プレス型の成形面に合成樹脂被
膜層が設けられており、この合成樹脂被膜層に鋳鉄粉が
含有されるとともに、該鋳鉄粉の一部が前記合成樹脂被
膜層の表面に露出しているプレス型が知られている(以
下、従来例1という)。また、特開平6−71356号
公報に開示されているように、プレス型の樹脂層の一部
に熱硬化性樹脂シートを貼着し、この樹脂シートを加熱
して熱硬化させる樹脂製プレス型の製造方法が知られて
いる(以下、従来例2という)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1では、合成樹脂被膜層の中、耐圧強度が必要な部
分のみに鋳鉄粉を集中して添加することができず、多量
の不必要な鋳鉄粉が添加されることになってしまう。し
かも、合成樹脂被膜層中に鋳鉄粉が添加された状態であ
るため、耐久性に限度があり、試作型には適するもの
の、実際に量産用プレス型として使用することができな
いという問題が指摘されている。
来例1では、合成樹脂被膜層の中、耐圧強度が必要な部
分のみに鋳鉄粉を集中して添加することができず、多量
の不必要な鋳鉄粉が添加されることになってしまう。し
かも、合成樹脂被膜層中に鋳鉄粉が添加された状態であ
るため、耐久性に限度があり、試作型には適するもの
の、実際に量産用プレス型として使用することができな
いという問題が指摘されている。
【0005】また、上記従来例2では、樹脂層の耐圧強
度を必要とする部分のみに熱硬化性樹脂が設けられるた
め、従来例1に比べて耐圧強度の向上が可能になるが、
耐久性に限度があり、量産用プレス型に適さないという
問題がある。
度を必要とする部分のみに熱硬化性樹脂が設けられるた
め、従来例1に比べて耐圧強度の向上が可能になるが、
耐久性に限度があり、量産用プレス型に適さないという
問題がある。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、樹脂層の中、必要な部分のみに十分な耐圧強度を
確保することができるとともに、耐久性が向上して量産
に適する樹脂製プレス型およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
あり、樹脂層の中、必要な部分のみに十分な耐圧強度を
確保することができるとともに、耐久性が向上して量産
に適する樹脂製プレス型およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、プレス型の成形面に樹脂層が設けられ
た樹脂製プレス型であって、前記樹脂層には、耐圧強度
を必要とする部分のみに対応して鋳鉄製インサート部材
が埋設されるとともに、前記鋳鉄製インサート部材の表
面が前記成形面の一部を形成することを特徴とする。
めに、本発明は、プレス型の成形面に樹脂層が設けられ
た樹脂製プレス型であって、前記樹脂層には、耐圧強度
を必要とする部分のみに対応して鋳鉄製インサート部材
が埋設されるとともに、前記鋳鉄製インサート部材の表
面が前記成形面の一部を形成することを特徴とする。
【0008】さらに、本発明は、プレス型本体と基型と
の間に空隙を形成し、該空隙に樹脂を注入して成形面に
樹脂層を設けたプレス型を製造する樹脂製プレス型の製
造方法であって、前記樹脂層の中、耐圧強度を必要とす
る部分に対応した形状の鋳鉄製インサート部材を得る工
程と、前記プレス型本体と前記基型との間に空隙を形成
するとともに、前記空隙の所望の位置に前記インサート
部材を配置する工程と、前記インサート部材が配置され
た該空隙に樹脂を注入し、前記インサート部材が埋設さ
れた樹脂層を形成する工程と、を有することを特徴とす
る。
の間に空隙を形成し、該空隙に樹脂を注入して成形面に
樹脂層を設けたプレス型を製造する樹脂製プレス型の製
造方法であって、前記樹脂層の中、耐圧強度を必要とす
る部分に対応した形状の鋳鉄製インサート部材を得る工
程と、前記プレス型本体と前記基型との間に空隙を形成
するとともに、前記空隙の所望の位置に前記インサート
部材を配置する工程と、前記インサート部材が配置され
た該空隙に樹脂を注入し、前記インサート部材が埋設さ
れた樹脂層を形成する工程と、を有することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明に係る樹脂製プレス型およびその製造方
法では、まず、樹脂層の耐圧強度を必要とする部分に対
応した形状の鋳鉄製インサート部材が用意され、このイ
ンサート部材が成形面の一部として樹脂層に埋設され
る。このため、樹脂層の耐圧強度は、インサート部材に
よって所望の部分のみにかつ十分に確保され、しかも、
耐久性が有効に向上する。
法では、まず、樹脂層の耐圧強度を必要とする部分に対
応した形状の鋳鉄製インサート部材が用意され、このイ
ンサート部材が成形面の一部として樹脂層に埋設され
る。このため、樹脂層の耐圧強度は、インサート部材に
よって所望の部分のみにかつ十分に確保され、しかも、
耐久性が有効に向上する。
【0010】
【実施例】本発明に係る樹脂製プレス型およびその製造
方法について実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
方法について実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0011】図1において、参照符号10は、本実施例
に係る樹脂製プレス型を示す。プレス型10は、固定の
下型12と、この下型12の上方で昇降自在な上型14
とを備える。
に係る樹脂製プレス型を示す。プレス型10は、固定の
下型12と、この下型12の上方で昇降自在な上型14
とを備える。
【0012】下型12は、固定されたパンチ取付部16
と、このパンチ取付部16の上部にねじ止めされたパン
チ18とを備え、このパンチ18は、その成形面20の
全部または一部に凹部22を設けている。パンチ18の
凹部22には、成形面20を一体的に構成する合成樹脂
の樹脂層24が形成され、この樹脂層24には、耐圧強
度を必要とする部分、すなわち、前記パンチ18の肩部
に対応する部分のみに鋳鉄製のインサート部材26が前
記成形面20の一部を形成して埋設されている。
と、このパンチ取付部16の上部にねじ止めされたパン
チ18とを備え、このパンチ18は、その成形面20の
全部または一部に凹部22を設けている。パンチ18の
凹部22には、成形面20を一体的に構成する合成樹脂
の樹脂層24が形成され、この樹脂層24には、耐圧強
度を必要とする部分、すなわち、前記パンチ18の肩部
に対応する部分のみに鋳鉄製のインサート部材26が前
記成形面20の一部を形成して埋設されている。
【0013】インサート部材26、樹脂層24およびパ
ンチ18にボルト28が一体的にねじ込まれ、これによ
り前記インサート部材26および樹脂層24が前記パン
チ18に対し強固に固定される。
ンチ18にボルト28が一体的にねじ込まれ、これによ
り前記インサート部材26および樹脂層24が前記パン
チ18に対し強固に固定される。
【0014】上型14は、昇降自在なダイ取付部30
と、このダイ取付部30の下部側にねじ止めされたダイ
32とを備え、このダイ32は、その成形面34の全部
または一部に凹部36を設けている。ダイ32の凹部3
6には、成形面34を一体的に構成する合成樹脂の樹脂
層38が設けられるとともに、この樹脂層38には、耐
圧強度を必要とする部分、すなわち、前記ダイ32の屈
曲部に対応する部分のみに鋳鉄製のインサート部材40
が前記成形面34の一部を形成して埋設される。
と、このダイ取付部30の下部側にねじ止めされたダイ
32とを備え、このダイ32は、その成形面34の全部
または一部に凹部36を設けている。ダイ32の凹部3
6には、成形面34を一体的に構成する合成樹脂の樹脂
層38が設けられるとともに、この樹脂層38には、耐
圧強度を必要とする部分、すなわち、前記ダイ32の屈
曲部に対応する部分のみに鋳鉄製のインサート部材40
が前記成形面34の一部を形成して埋設される。
【0015】インサート部材40、樹脂層38およびダ
イ32にボルト42が一体的にねじ込まれ、これにより
前記インサート部材40と樹脂層38が前記ダイ32に
対して強固に固定される。
イ32にボルト42が一体的にねじ込まれ、これにより
前記インサート部材40と樹脂層38が前記ダイ32に
対して強固に固定される。
【0016】次に、このように構成されるプレス型10
を製造する工程について説明すると、まず、パンチ18
およびダイ32の各樹脂層24、38の中、耐圧強度を
必要とする部分に対応した形状のインサート部材26、
40が製造される。以下に、インサート部材26を製造
する作業について詳述する。
を製造する工程について説明すると、まず、パンチ18
およびダイ32の各樹脂層24、38の中、耐圧強度を
必要とする部分に対応した形状のインサート部材26、
40が製造される。以下に、インサート部材26を製造
する作業について詳述する。
【0017】図2Aに示すように、パンチ18に対応す
る木型または石膏型からなるマスタモデル50におい
て、耐圧強度を必要とする肩部52に石膏54が張り付
けられる。次に、石膏54がマスタモデル50から離脱
され、この石膏54の凹部54aに粘土56が張り付け
られた後、この粘土56を覆うようにして前記石膏54
に石膏58が張り付けられる(図2B参照)。
る木型または石膏型からなるマスタモデル50におい
て、耐圧強度を必要とする肩部52に石膏54が張り付
けられる。次に、石膏54がマスタモデル50から離脱
され、この石膏54の凹部54aに粘土56が張り付け
られた後、この粘土56を覆うようにして前記石膏54
に石膏58が張り付けられる(図2B参照)。
【0018】さらに、石膏54、58が固化した後、こ
れらを分離させて粘土56が除去されると、前記石膏5
4、58が加熱されて水分の除去が行われる。そして、
図2Cに示すように、石膏54または石膏58に湯口6
0が設けられるとともに、この石膏54、58が互いに
係合して粘土56の形状に対応するキャビテイ62が形
成される。そこで、湯口60からキャビテイ62に鋳鉄
(FC)の溶湯が注入され、所定時間経過後に石膏5
4、58を分離させることにより、鋳鉄製のインサート
部材26が得られる(図2D参照)。
れらを分離させて粘土56が除去されると、前記石膏5
4、58が加熱されて水分の除去が行われる。そして、
図2Cに示すように、石膏54または石膏58に湯口6
0が設けられるとともに、この石膏54、58が互いに
係合して粘土56の形状に対応するキャビテイ62が形
成される。そこで、湯口60からキャビテイ62に鋳鉄
(FC)の溶湯が注入され、所定時間経過後に石膏5
4、58を分離させることにより、鋳鉄製のインサート
部材26が得られる(図2D参照)。
【0019】なお、ダイ32のインサート部材40は、
上記したインサート部材26と同一の製造方法により得
られるものであり、その詳細な説明は省略する。
上記したインサート部材26と同一の製造方法により得
られるものであり、その詳細な説明は省略する。
【0020】次いで、パンチ18およびダイ32を製造
する工程について説明する。
する工程について説明する。
【0021】まず、パンチ18は、例えば、フルモール
ド法により鋳造される。このパンチ18は、図3に示す
ように、凹部22に合成樹脂を注入するための湯口64
を設けている。一方、図4に示すように、ダイ32は、
例えば、フルモールド法により鋳造され、その凹部36
に合成樹脂を注入するための湯口66を設けている。
ド法により鋳造される。このパンチ18は、図3に示す
ように、凹部22に合成樹脂を注入するための湯口64
を設けている。一方、図4に示すように、ダイ32は、
例えば、フルモールド法により鋳造され、その凹部36
に合成樹脂を注入するための湯口66を設けている。
【0022】パンチ18の底面(基準面)およびダイ3
2の上面(基準面)が加工されるとともに、前記パンチ
18および前記ダイ32のプロフィール加工が施され
る。さらに、パンチ18とダイ32とは、互いに周方向
のすり合わせが行われた後、シンナ等によりそれぞれの
凹部22、36の脱脂処理が施される。
2の上面(基準面)が加工されるとともに、前記パンチ
18および前記ダイ32のプロフィール加工が施され
る。さらに、パンチ18とダイ32とは、互いに周方向
のすり合わせが行われた後、シンナ等によりそれぞれの
凹部22、36の脱脂処理が施される。
【0023】そこで、パンチ用マスタモデル(図示せ
ず)に基づいて石膏または合成樹脂によりパンチ用の反
転ダイモデル68が製作される(図5参照)。この反転
ダイモデル68は、反転状態に配置されており、その角
部、すなわち、パンチ18の肩部に対応する位置にイン
サート部材26が容易に離脱可能に接着される。そし
て、パンチ18が反転状態で反転ダイモデル68に組み
付けられ、図示しないクランプ手段により互いに固定さ
れる。これにより、パンチ18の凹部22と反転ダイモ
デル68との間にキャビテイ70が形成される。
ず)に基づいて石膏または合成樹脂によりパンチ用の反
転ダイモデル68が製作される(図5参照)。この反転
ダイモデル68は、反転状態に配置されており、その角
部、すなわち、パンチ18の肩部に対応する位置にイン
サート部材26が容易に離脱可能に接着される。そし
て、パンチ18が反転状態で反転ダイモデル68に組み
付けられ、図示しないクランプ手段により互いに固定さ
れる。これにより、パンチ18の凹部22と反転ダイモ
デル68との間にキャビテイ70が形成される。
【0024】次いで、パンチ18のキャビテイ70に湯
口64を介して硬化剤が混入されている合成樹脂が注入
されると、この合成樹脂が硬化して凹部22に樹脂層2
4が形成される。その際、キャビテイ70に配置されて
いるインサート部材26が樹脂層24に埋設されること
になる。そして、パンチ18と反転ダイモデル68とが
分離される。
口64を介して硬化剤が混入されている合成樹脂が注入
されると、この合成樹脂が硬化して凹部22に樹脂層2
4が形成される。その際、キャビテイ70に配置されて
いるインサート部材26が樹脂層24に埋設されること
になる。そして、パンチ18と反転ダイモデル68とが
分離される。
【0025】樹脂層24が形成されたパンチ18は、図
6に示すように、プレス型10によるプレス成形後のワ
ークWの板厚に相当する厚みを有した、例えば、ワック
ス等からなるマスタシート72がその成形面20に張り
付けられる。このマスタシート72には、ダイ32の屈
曲部に対応する位置にインサート部材40が容易に剥離
可能に接着される。なお、マスタシート72の表面に
は、離型剤が予め塗布されている。
6に示すように、プレス型10によるプレス成形後のワ
ークWの板厚に相当する厚みを有した、例えば、ワック
ス等からなるマスタシート72がその成形面20に張り
付けられる。このマスタシート72には、ダイ32の屈
曲部に対応する位置にインサート部材40が容易に剥離
可能に接着される。なお、マスタシート72の表面に
は、離型剤が予め塗布されている。
【0026】さらに、パンチ18は、ブランクホルダプ
レート(図示せず)に組み付けられ、このパンチ18の
芯出しが行われた後、前記パンチ18にダイ32が組み
付けられる(図6参照)。このため、ダイ32の凹部3
6とマスタシート72との間にキャビテイ74が形成さ
れ、このキャビテイ74に湯口66から硬化剤が混入さ
れている合成樹脂が注入される。これにより、ダイ32
の凹部36には、インサート部材40を埋設して樹脂層
38が形成される。
レート(図示せず)に組み付けられ、このパンチ18の
芯出しが行われた後、前記パンチ18にダイ32が組み
付けられる(図6参照)。このため、ダイ32の凹部3
6とマスタシート72との間にキャビテイ74が形成さ
れ、このキャビテイ74に湯口66から硬化剤が混入さ
れている合成樹脂が注入される。これにより、ダイ32
の凹部36には、インサート部材40を埋設して樹脂層
38が形成される。
【0027】次に、パンチ18とダイ32が離間される
とともに、マスタシート72が除去され、このパンチ1
8およびダイ32に仕上げ処理が施される。そして、パ
ンチ18がパンチ取付部16にねじ止めされるととも
に、ダイ32がダイ取付部30にねじ止めされ、プレス
型10の製造作業が終了する。
とともに、マスタシート72が除去され、このパンチ1
8およびダイ32に仕上げ処理が施される。そして、パ
ンチ18がパンチ取付部16にねじ止めされるととも
に、ダイ32がダイ取付部30にねじ止めされ、プレス
型10の製造作業が終了する。
【0028】なお、インサート部材26および樹脂層2
4をパンチ18の凹部22に固定する際には、このイン
サート部材26、樹脂層24およびパンチ18にボルト
28を一体的にねじ込んだ後、前記樹脂層24の外部に
露呈する前記ボルト28の頭部側を切断し、やすり等に
より仕上げる。また、必要によりノックピン(図示せ
ず)を打ち込んでもよい。一方、ダイ32の凹部36に
対してインサート部材40および樹脂層38を固定する
ボルト42は、上記したボルト28と同様に処理され
る。
4をパンチ18の凹部22に固定する際には、このイン
サート部材26、樹脂層24およびパンチ18にボルト
28を一体的にねじ込んだ後、前記樹脂層24の外部に
露呈する前記ボルト28の頭部側を切断し、やすり等に
より仕上げる。また、必要によりノックピン(図示せ
ず)を打ち込んでもよい。一方、ダイ32の凹部36に
対してインサート部材40および樹脂層38を固定する
ボルト42は、上記したボルト28と同様に処理され
る。
【0029】このように製造される本実施例に係るプレ
ス型10では、パンチ18の成形面20を構成する樹脂
層24に耐圧強度を必要とする部分、すなわち、このパ
ンチ18の肩部に対応する部分に鋳鉄製のインサート部
材26が埋設され、このインサート部材26が前記成形
面20の一部を形成する。
ス型10では、パンチ18の成形面20を構成する樹脂
層24に耐圧強度を必要とする部分、すなわち、このパ
ンチ18の肩部に対応する部分に鋳鉄製のインサート部
材26が埋設され、このインサート部材26が前記成形
面20の一部を形成する。
【0030】このため、従来の樹脂層中に鋳鉄粉を含有
させるもののように、不要な部分にまで多量の鋳鉄粉を
添加する不具合がなく、耐圧強度を必要とする部分のみ
にインサート部材26を設けることができる。従って、
樹脂層24の耐圧硬度を一挙に向上させることが可能に
なるという効果が得られる。しかも、樹脂層中に鋳鉄粉
を添加するのではなく、所望の形状を有する鋳鉄製のイ
ンサート部材26を用いるため、耐久性が向上してパン
チ18の寿命が相当に長くなり、量産に適するという利
点がある。なお、ダイ32においても耐圧強度が要求さ
れる部分に対応してインサート部材40が設けられてい
るため、パンチ18と同様の効果が得られることにな
る。
させるもののように、不要な部分にまで多量の鋳鉄粉を
添加する不具合がなく、耐圧強度を必要とする部分のみ
にインサート部材26を設けることができる。従って、
樹脂層24の耐圧硬度を一挙に向上させることが可能に
なるという効果が得られる。しかも、樹脂層中に鋳鉄粉
を添加するのではなく、所望の形状を有する鋳鉄製のイ
ンサート部材26を用いるため、耐久性が向上してパン
チ18の寿命が相当に長くなり、量産に適するという利
点がある。なお、ダイ32においても耐圧強度が要求さ
れる部分に対応してインサート部材40が設けられてい
るため、パンチ18と同様の効果が得られることにな
る。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明に係る樹脂製プレス
型およびその製造方法によれば、以下の効果が得られ
る。
型およびその製造方法によれば、以下の効果が得られ
る。
【0032】プレス型の成形面を構成する樹脂層の中、
耐圧強度を必要とする部分に鋳鉄製インサート部材が埋
設されるため、この樹脂層の耐圧強度が、該インサート
部材によって所望の部分のみにかつ十分に確保される。
これにより、耐久性が一挙に向上し、量産用のプレス型
として有効に使用することができる。
耐圧強度を必要とする部分に鋳鉄製インサート部材が埋
設されるため、この樹脂層の耐圧強度が、該インサート
部材によって所望の部分のみにかつ十分に確保される。
これにより、耐久性が一挙に向上し、量産用のプレス型
として有効に使用することができる。
【図1】本発明に係るプレス型の縦断説明図である。
【図2】前記プレス型を構成するインサート部材の製造
工程を説明する図であり、図2Aは、マスタモデルに石
膏を張り付けた状態の説明図、図2Bは、2つの石膏で
粘土を囲繞した状態の説明図、図2Cは、前記2つの石
膏間にキャビテイを設けた状態の説明図、図2Dは、前
記キャビテイに鋳鉄を注入して製造されたインサート部
材の説明図である。
工程を説明する図であり、図2Aは、マスタモデルに石
膏を張り付けた状態の説明図、図2Bは、2つの石膏で
粘土を囲繞した状態の説明図、図2Cは、前記2つの石
膏間にキャビテイを設けた状態の説明図、図2Dは、前
記キャビテイに鋳鉄を注入して製造されたインサート部
材の説明図である。
【図3】前記プレス型を構成するパンチの縦断説明図で
ある。
ある。
【図4】前記プレス型を構成するダイの縦断説明図であ
る。
る。
【図5】パンチと反転ダイモデルとによりキャビテイを
形成した状態の一部拡大縦断面図である。
形成した状態の一部拡大縦断面図である。
【図6】前記パンチと前記ダイとを組み付けてキャビテ
イを形成した状態の一部拡大縦断面図である。
イを形成した状態の一部拡大縦断面図である。
10…プレス型 12…下型 14…上型 16…パンチ取
付部 18…パンチ 20、34…成
形面 22、36…凹部 24、38…樹
脂層 26、40…インサート部材 32…ダイ
付部 18…パンチ 20、34…成
形面 22、36…凹部 24、38…樹
脂層 26、40…インサート部材 32…ダイ
Claims (2)
- 【請求項1】プレス型の成形面に樹脂層が設けられた樹
脂製プレス型であって、 前記樹脂層には、耐圧強度を必要とする部分のみに対応
して鋳鉄製インサート部材が埋設されるとともに、前記
鋳鉄製インサート部材の表面が前記成形面の一部を形成
することを特徴とする樹脂製プレス型。 - 【請求項2】プレス型本体と基型との間に空隙を形成
し、該空隙に樹脂を注入して成形面に樹脂層を設けたプ
レス型を製造する樹脂製プレス型の製造方法であって、 前記樹脂層の中、耐圧強度を必要とする部分に対応した
形状の鋳鉄製インサート部材を得る工程と、 前記プレス型本体と前記基型との間に空隙を形成すると
ともに、前記空隙の所望の位置に前記インサート部材を
配置する工程と、 前記インサート部材が配置された該空隙に樹脂を注入
し、前記インサート部材が埋設された樹脂層を形成する
工程と、 を有することを特徴とする樹脂製プレス型の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6283511A JP2915304B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 樹脂製プレス型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6283511A JP2915304B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 樹脂製プレス型の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08141666A true JPH08141666A (ja) | 1996-06-04 |
| JP2915304B2 JP2915304B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=17666491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6283511A Expired - Fee Related JP2915304B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 樹脂製プレス型の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2915304B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP6283511A patent/JP2915304B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2915304B2 (ja) | 1999-07-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |