JPH08141683A - 欠歯セレーション、欠歯セレーションの製造方法、および欠歯セレーションの転造加工工具 - Google Patents

欠歯セレーション、欠歯セレーションの製造方法、および欠歯セレーションの転造加工工具

Info

Publication number
JPH08141683A
JPH08141683A JP6278750A JP27875094A JPH08141683A JP H08141683 A JPH08141683 A JP H08141683A JP 6278750 A JP6278750 A JP 6278750A JP 27875094 A JP27875094 A JP 27875094A JP H08141683 A JPH08141683 A JP H08141683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
tooth
toothless
shaft member
teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6278750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2783515B2 (ja
Inventor
Nobuhisa Fukuda
伸久 福田
Yoshihiro Umebayashi
義弘 梅林
Tsugio Hayashi
亜雄 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
O S G KK
OSG Mfg Co
Original Assignee
O S G KK
OSG Mfg Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by O S G KK, OSG Mfg Co filed Critical O S G KK
Priority to JP6278750A priority Critical patent/JP2783515B2/ja
Publication of JPH08141683A publication Critical patent/JPH08141683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2783515B2 publication Critical patent/JP2783515B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21H—MAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H5/00—Making gear wheels, racks, spline shafts or worms
    • B21H5/02—Making gear wheels, racks, spline shafts or worms with cylindrical outline, e.g. by means of die rolls
    • B21H5/027—Making gear wheels, racks, spline shafts or worms with cylindrical outline, e.g. by means of die rolls by rolling using reciprocating flat dies, e.g. racks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸部材の外周面に軸心と略平行に設けられた
多数の凸条歯から成り、且つその多数の凸条歯の一部が
欠落して凸条歯の谷と略同じ径寸法とされた欠歯部を有
する欠歯セレーションを、転造加工により高い精度で簡
単且つ安価に製造できるようにする。 【構成】 食付き部30において、欠歯部を転造加工す
る幅広加工歯22の山頂34に設けられる一対の傾斜面
36,38を、転造方向の前側が緩やかで後側が急な下
向きで、幅広加工歯22の転造方向における中心線より
も転造方向の後側で交差するとともに、転造方向の前側
に位置する幅広加工歯22ほど山頂34の幅寸法が狭く
なるように形成した。また、幅広加工歯22が軸部材に
食い込んで欠歯部を転造する際には、反対側でバックア
ップ部材が軸部材の外周面に接触させられ、軸部材の逃
げを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸部材の外周面に軸心
と略平行に設けられた多数の凸条歯から成り、且つその
多数の凸条歯の一部が欠落した欠歯部を有する欠歯セレ
ーション、その欠歯セレーションの製造方法、および欠
歯セレーションの転造加工工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軸部材の外周面に軸心と略平行に設けら
れた多数の凸条歯から成るセレーションは、それに嵌合
される相手部品との相対回転を阻止する作用を有するも
ので、転造加工によって形成されるのが普通である。ま
た、相手嵌合部品との間で軸心まわりの位相合せを行う
ために、上記多数の凸条歯の一部が欠落した欠歯部を有
する欠歯セレーションが知られているが、これについて
も転造加工によって形成することが、例えば特開昭50
−84443号公報に記載されている。なお、上記「セ
レーション」は、所謂スプラインと称するものを除外す
る趣旨ではなく、軸部材の外周面に軸心と略平行に設け
られた多数の凸条歯から成るものであれば、その名称が
違っていても差し支えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の欠歯セレーションは、転造ダイスの加工歯を部分
的に除去することにより、軸部材の表面に転造加工が行
われないようにして欠歯部を残すものであるため、欠歯
部に対応する部分では軸部材と転造ダイスとが非接触で
転造圧力が零であり、凸条歯の高さが比較的高い(歯数
が少ない)場合や欠歯部が凸条歯の歯筋全域に亘ってい
る場合には、欠歯部に対応する部分の転造時に軸部材が
その欠歯部側へ逃げて、軸心を挟んで欠歯部と反対側部
分の転造加工精度が悪化したり、偏荷重によってセンタ
穴が変形したりするなどの問題がある。また、欠歯セレ
ーション自体についても、欠歯部は凸条歯の谷径と外径
の中間の径寸法であるため、相手嵌合部品の内歯セレー
ションにもそれに対応した高さ寸法の幅広内歯を設ける
必要があり、加工が面倒であるなど必ずしも十分に満足
できるものではなかった。
【0004】これに対し、欠歯部に対応する部分に幅広
の加工歯を設け、凸条歯の谷と略同じ径寸法の欠歯部を
転造することが考えられるが、幅広加工歯が軸部材に食
い込んで押し退けられた素材は欠歯部の隣の凸条歯の成
形部分まで流動しなければならないとともに、押し退け
られた素材は一般に転造方向の前側すなわちドライブ側
へ偏って流動するため、押し退けられた素材を凸条歯の
成形部分で十分に受け入れることが難しく、凸条歯の谷
と略同じ径寸法の欠歯部を転造加工によって形成するこ
とはできなかった。また、このように素材の流動が困難
であることから、欠歯部の転造時に大きな転造圧力が軸
部材に作用し、その欠歯部の反対側へ軸部材が逃げて加
工精度が損なわれるという問題もある。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、凸条歯の谷径と略同
じ径寸法の欠歯部を有する欠歯セレーションを高い精度
で転造加工できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するために、第1発明は、軸部材の外周面に軸心と略平
行に設けられた多数の凸条歯から成り、且つその多数の
凸条歯の一部が欠落した欠歯部を有する欠歯セレーショ
ンであって、前記欠歯部は前記凸条歯の谷と略同じ径寸
法で、その凸条歯を転造する転造ダイスに設けられた欠
歯成形用の幅広加工歯が前記軸部材に食い込んで形成さ
れたものであることを特徴とする。
【0007】
【作用および第1発明の効果】このような欠歯セレーシ
ョンにおいては、凸条歯の谷と略同じ径寸法で欠歯部が
設けられているため、相手嵌合部品の内歯セレーション
にはその欠歯部に対応する幅広内歯を他の内歯と同じ径
寸法で形成すれば良く、加工などが容易となる。しか
も、上記欠歯セレーションは、凸条歯を転造する転造ダ
イスに欠歯成形用の幅広加工歯が設けられることによ
り、凸条歯の転造加工と同時に欠歯部が転造されるた
め、簡単且つ安価に製造される。
【0008】
【課題を解決するための第2の手段】第2発明は、上記
第1発明の欠歯セレーションを良好に製造できる製造方
法に関するもので、軸部材の外周面に軸心と略平行に設
けられた多数の凸条歯から成り、且つその多数の凸条歯
の一部が欠落してその凸条歯の谷と略同じ径寸法とされ
た欠歯部を有する欠歯セレーションを製造する方法であ
って、(a)前記凸条歯に対応して多数の加工歯が設け
られるとともに、その加工歯と略同じ高さ寸法で欠歯成
形用の幅広加工歯が設けられ、且つ食付き部におけるそ
の幅広加工歯の山頂には、転造方向における前側が緩や
かで後側が急な一対の下向きの傾斜面が、その幅広加工
歯の転造方向における中心線よりも転造方向の後側で交
差するとともに、転造方向の前側に位置する幅広加工歯
ほど山頂の幅寸法が狭くなるように形成された一対の転
造ダイスを用いて、前記軸部材を両側から挟圧して前記
欠歯セレーションを転造加工する一方、(b)前記一対
の転造ダイスの近傍にそれぞれ一体的に配設され、転造
方向において少なくとも前記幅広加工歯の中間位置で前
記軸部材のうち前記欠歯セレーションの成形部位の近傍
部分の外周面に接触させられる一対のバックアップ部材
を用いて、その軸部材を挟んで反対側の転造ダイスの前
記幅広加工歯がその軸部材に食い込む際にその軸部材の
逃げを阻止することを特徴とする。
【0009】
【作用】このような欠歯セレーションの製造方法におい
ては、凸条歯を転造する転造ダイスに欠歯成形用の幅広
加工歯が設けられることにより、凸条歯の転造加工と同
時に欠歯部が転造されるため、欠歯セレーションが簡単
且つ安価に製造される。また、凸条歯の谷と略同じ径寸
法で欠歯部が形成されるため、相手嵌合部品の内歯セレ
ーションにはその欠歯部に対応する幅広内歯を他の内歯
と同じ径寸法で形成すれば良く、加工などが容易とな
る。
【0010】ここで、幅広加工歯が食い込むことによっ
て押し退けられた素材は欠歯部の隣の凸条歯の成形部分
まで流動する必要があるが、食付き部の幅広加工歯の山
頂には一対の下向きの傾斜面が設けられているため、押
し退けられた素材は幅広加工歯の前後へ良好に流動させ
られる。特に、一対の傾斜面は、転造方向の前側すなわ
ち食付き前端側に位置する幅広加工歯ほど山頂の幅寸法
が狭くなるように形成されているため、転造方向の前側
に位置する幅広加工歯ほど軸部材に食い込み易く、欠歯
部の転造加工が良好に進行する。
【0011】また、上記一対の傾斜面は、転造方向にお
ける前側(ドライブ側)が緩やかで後側(コースト側)
が急であり、且つその幅広加工歯の転造方向における中
心線よりも転造方向の後側で交差するように形成されて
いるため、押し退けられた素材は幅広加工歯の後側へ流
動し易くなる。加工歯を前後対称に構成した場合には、
前側の圧力が高くて前側へ流動する素材の量が多くなる
が、上記のように後側へ流動し易くなることから、幅広
加工歯の前後へ素材がバランス良く流動させられるよう
になり、その流動した素材が欠歯部の両側に隣接する凸
条歯の成形部分で良好に受け入れられ、凸条歯の谷と略
同じ径寸法の欠歯部を良好に転造加工できるようにな
る。
【0012】一方、上記欠歯部の転造加工部では、素材
を遠くまで流動させる必要があることから凸条歯の転造
加工部に比較して転造圧力が高くなるが、本発明では一
対の転造ダイスの近傍にそれぞれバックアップ部材が一
体的に配設され、軸部材を挟んで反対側の転造ダイスの
幅広加工歯が軸部材に食い込む際に、欠歯セレーション
の成形部位の近傍部分の外周面に接触してその軸部材の
逃げを阻止するようになっているため、転造圧力のアン
バランスにより軸部材が変形して加工精度が悪化した
り、偏荷重でセンタ穴が変形したりすることが防止され
る。バックアップ部材は欠歯セレーションの成形部位の
近傍部分に接触させられるが、欠歯セレーションの成形
部位では転造ダイスによって凸条歯の転造加工が行われ
るため、反対側の幅広加工歯による転造圧力を良好に受
け止めることができるのである。
【0013】
【第2発明の効果】このように、本発明の製造方法によ
れば、凸条歯の谷と略同じ径寸法の欠歯部を有する欠歯
セレーションを高い精度で良好に転造加工できるととも
に、センタ穴の変形なども良好に回避され、そのような
欠歯セレーションを簡単且つ安価に製造することが可能
となる。また、凸条歯の谷と略同じ径寸法で欠歯部が設
けられるため、相手嵌合部品の内歯セレーションにはそ
の欠歯部に対応する幅広内歯を他の内歯と同じ径寸法で
形成すれば良く、加工などが容易となる。
【0014】
【課題を解決するための第3の手段】第3発明は、第1
発明の欠歯セレーションを第2発明の製造方法に従って
製造する際に好適に用いられる転造加工工具に関するも
ので、軸部材の外周面に軸心と略平行に設けられた多数
の凸条歯から成り、且つその多数の凸条歯の一部が欠落
してその凸条歯の谷と略同じ径寸法とされた欠歯部を有
する欠歯セレーションを転造加工する工具であって、
(a)前記凸条歯に対応して多数の加工歯が設けられる
とともに、その加工歯と略同じ高さ寸法で欠歯成形用の
幅広加工歯が設けられ、且つ食付き部におけるその幅広
加工歯の山頂には、転造方向における前側が緩やかで後
側が急な一対の下向きの傾斜面が、その幅広加工歯の転
造方向における中心線よりも転造方向の後側で交差する
とともに、転造方向の前側に位置する幅広加工歯ほど山
頂の幅寸法が狭くなるように形成され、前記軸部材を両
側から挟圧して前記欠歯セレーションを転造加工する一
対の転造ダイスと、(b)前記一対の転造ダイスの近傍
にそれぞれ一体的に配設され、転造方向において少なく
とも前記幅広加工歯の中間位置で前記軸部材のうち前記
欠歯セレーションの成形部位の近傍部分の外周面に接触
させられ、その軸部材を挟んで反対側の転造ダイスの前
記幅広加工歯がその軸部材に食い込む際にその軸部材の
逃げを阻止する一対のバックアップ部材とを有すること
を特徴とする。
【0015】なお、上記転造ダイスとしては、転造プラ
ネタリダイス、転造丸ダイス、および転造平ダイスのう
ちの何れかが好適に用いられ、転造プラネタリダイスの
場合には、プラネタリ丸ダイスおよびプラネタリセグメ
ントダイスが一対の転造ダイスに相当する。
【0016】
【作用および第3発明の効果】このような第3発明の転
造加工工具は、前記第2発明の製造方法に従って用いら
れ、第2発明と同様の作用効果が得られる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明に係る欠歯セレーション
10の斜視図で、軸部材12の一端部に形成されてい
る。この欠歯セレーション10は、図2に示すような一
対の転造平ダイス18によって転造加工されたもので、
軸心と略平行に設けられた多数の凸条歯14と、その凸
条歯14の1つが歯筋全域に亘って欠落した欠歯部16
とを備えている。転造平ダイス18には、図3に明らか
に示されているように、凸条歯14の溝形状に対応して
多数の加工歯20が転造方向、すなわちダイス18の長
手方向と直角に設けられているとともに、欠歯部16を
成形するための幅広加工歯22が加工歯20と同じ高さ
寸法で設けられており、図4に示されているように一対
の転造平ダイス18が軸部材12を両側から挟圧し、加
工歯20および幅広加工歯22がそれぞれ外周面に食い
込むことにより凸条歯14および欠歯部16が同時に転
造加工される。凸条歯14の谷部および欠歯部16は、
転造平ダイス18の加工歯20および幅広加工歯22が
軸部材12に食い込んだ凹み部分で、それ等の径寸法は
軸部材12の外径より小さい互いに同じ寸法である一
方、凸条歯14は上記凹み部分から押し退けられた素材
が加工歯20および幅広加工歯22の溝部へ流動して形
成されたもので、その外径は軸部材12の外径(素材
径)より大きい。なお、図1は比較的高い9つの凸条歯
14を備えているが、これは欠歯部16を明確に示すた
めで、一般には比較的低い20程度以上の凸条歯を有し
て構成される。図3の転造平ダイス18の加工歯20,
幅広加工歯22の断面形状などは欠歯セレーション10
に応じて適宜定められる。
【0018】このような欠歯セレーション10において
は、凸条歯14の谷と略同じ径寸法で欠歯部16が設け
られているため、相手嵌合部品の内歯セレーションには
その欠歯部16に対応する幅広内歯を他の内歯と同じ径
寸法で形成すれば良く、加工などが容易となる。しか
も、上記欠歯セレーション10は、凸条歯14を転造す
る転造平ダイス18に欠歯成形用の幅広加工歯22が設
けられることにより、凸条歯14の転造加工と同時に欠
歯部16が転造されるため、簡単且つ安価に製造され
る。
【0019】次に、上記欠歯セレーション10を転造加
工するための転造加工工具について具体的に説明する。
転造加工工具は、図2および図3から明らかなように、
前記転造平ダイス18の他にバックアップ部材26を備
えている。転造平ダイス18は、前記のように加工歯2
0および幅広加工歯22を備えており、幅広加工歯22
は軸部材12の外周寸法に対応する一定のピッチで転造
方向、すなわちダイス長手方向に離間して複数設けられ
ている。また、転造平ダイス18には所定の食付き角
度,逃げ角度で山払いが施され、上記加工歯20や幅広
加工歯22がダイス長手方向において斜めに除去される
ことにより、完全山部28の前後に食付き部30および
逃げ部32が形成されている。図5は食付き部30を拡
大して示す斜視図で、加工歯20および幅広加工歯22
はダイス前端すなわち図5の右方向へ向かうに従って高
さが低くなり、加工歯20の山頂幅はダイス前端に向か
うに従って広くなっている。
【0020】一方、上記食付き部30における幅広加工
歯22の山頂34には、下向きに傾斜する一対の傾斜面
36,38が設けられている。この傾斜面36,38
は、転造方向の前側、すなわちダイス前端側に位置する
幅広加工歯22ほど山頂34の幅寸法が狭くなるように
形成されている。また、食付き部30における1つの幅
広加工歯22を拡大して示す図6から明らかなように、
転造方向における前側、すなわちダイス前端側であるド
ライブ側に位置する傾斜面36の傾斜は緩やかで、後側
であるコースト側に位置する傾斜面38は急である。傾
斜面36,38の傾斜の緩急は、転造加工時におけるダ
イス移動平面(基準平面)と平行な面に対する傾斜角度
の大小で、傾斜面36の方が傾斜角度が小さい。また、
本実施例では、山頂34からの傾斜角度αおよびβの和
が約30°で、傾斜面36と38との間の角度は約15
0°とされているとともに、その交点Cは転造方向にお
ける幅広加工歯22の中心線Oよりも転造方向の後側
(コースト側)とされている。
【0021】前記バックアップ部材26は、図2から明
らかなように一対の転造平ダイス18の一側面、具体的
には軸部材12の欠歯セレーション10が設けられる側
の端部と反対側に位置する側面で、欠歯セレーション1
0の成形部位に隣接する部分と係合可能な部分にそれぞ
れ一体的に固設されて使用される。バックアップ部材2
6は、図3および図7に明らかに示されているように、
一定のピッチ、すなわち前記幅広加工歯22と同じピッ
チで、且つその幅広加工歯22の中間部に位置するよう
に、複数のバックアップ面40が設けられているととも
に、そのバックアップ面40間には滑らかに凹んだ逃げ
面42が設けられており、軸部材12を挟んで反対側の
転造平ダイス18の幅広加工歯22が軸部材12に食い
込む際に、欠歯セレーション10の成形部位に隣接する
部分の外周面にバックアップ面40が接触させられるこ
とにより、その軸部材12の逃げを阻止するようになっ
ている。
【0022】以上のような転造平ダイス18およびバッ
クアップ部材26を一対備えた転造加工工具を用いて、
軸部材12に欠歯セレーション10を転造加工する際に
は、バックアップ部材26が一体的に固設された一対の
転造平ダイス18を、図2に示されているように加工面
が互いに向き合う姿勢で転造盤などに配設し、白抜き矢
印で示すように互いに同期させて上下駆動する。一対の
転造平ダイス18の間には、センタ44によって軸心ま
わりの回転自在に軸部材12が支持されており、一対の
転造平ダイス18が上下駆動される際に加工面が軸部材
12の外周面に食い込み、軸部材12を軸心まわりに回
転させながら転造加工が行われ、軸部材12の端部外周
面に欠歯セレーション10が形成される。一対の転造平
ダイス18は、幅広加工歯22がそのピッチの1/2す
なわち軸部材12の半回転分だけずらされ、軸部材12
の同じ部位に欠歯部16を転造するようになっている。
【0023】このように、本実施例では凸条歯14を転
造加工する加工歯20、および欠歯部16を転造加工す
る幅広加工歯22が転造平ダイス18の加工面に設けら
れ、凸条歯14の転造加工と同時に欠歯部16が転造さ
れるため、欠歯セレーション10が簡単且つ安価に製造
される。
【0024】ここで、幅広加工歯22が食い込むことに
よって押し退けられた素材は欠歯部16の隣の凸条歯1
4の成形部分、すなわち図3における幅広加工歯22の
前後に位置する溝部分まで流動する必要があるが、食付
き部30の幅広加工歯22の山頂34には一対の傾斜面
36,38が設けられているため、押し退けられた素材
は幅広加工歯22の前後へ良好に流動させられる。特
に、一対の傾斜面36,38は、ダイス前端側の幅広加
工歯22ほど山頂34の幅寸法が狭くなるように形成さ
れているため、ダイス前端側に位置する幅広加工歯22
ほど軸部材12に食い込み易く、欠歯部16の転造加工
が良好に進行する。
【0025】また、上記一対の傾斜面36,38は、転
造方向における前側(ドライブ側)が緩やかで後側(コ
ースト側)が急であり、且つ幅広加工歯22の転造方向
における中心線Oよりも転造方向の後側で交差するよう
に形成されているため、押し退けられた素材は幅広加工
歯22の後側へ流動し易くなる。加工歯を前後対称に構
成した場合には、前側の圧力が高くて前側へ流動する素
材の量が多くなるが、上記のように後側へ流動し易くな
ることから、幅広加工歯22の前後へ素材がバランス良
く流動させられるようになり、その流動した素材が欠歯
部16の両側に隣接する凸条歯14の成形部分で良好に
受け入れられ、凸条歯14の谷と略同じ径寸法の欠歯部
16を良好に転造加工できるようになる。
【0026】一方、上記欠歯部16の転造加工部では、
素材を遠くまで流動させる必要があることから凸条歯1
4の転造加工部に比較して転造圧力が高くなり、例えば
図4の状態においては幅広加工歯22が食い込んでいる
左側の転造圧力が高く、軸部材12を右方向へ押圧する
偏荷重が作用する。しかし、前記一対の転造平ダイス1
8の側面にはそれぞれバックアップ部材26が一体的に
配設され、軸部材12を挟んで反対側の転造平ダイス1
8の幅広加工歯22が軸部材12に食い込む際に、欠歯
セレーション10の成形部位に隣接する部分の外周面に
バックアップ面40が接触して軸部材12の逃げを阻止
するようになっているため、転造圧力のアンバランスに
より軸部材12が変形して加工精度が悪化したり、偏荷
重でセンタ穴48(図1参照)が変形したりすることが
防止される。バックアップ部材26は欠歯セレーション
10の成形部位に隣接する部分に接触させられるが、欠
歯セレーション10の成形部位では転造平ダイス18に
よって凸条歯14の転造加工が行われるため、反対側の
幅広加工歯22による転造圧力を良好に受け止めること
ができるのである。
【0027】また、上記バックアップ部材26は、反対
側の転造平ダイス18の幅広加工歯22が軸部材12に
食い込む時だけバックアップ面40が軸部材12の外周
面に接触させられ、それ以外の部分では逃げ面42によ
って軸部材12の外周面から離間するようになっている
ため、常時軸部材12の外周面に接触することにより一
対の転造平ダイス18による転造加工を阻害することが
ない。すなわち、転造平ダイス18による転造加工時に
は、加工歯20が軸部材12に食い込む際に軸部材12
は若干変形しながら軸心まわりに回転させられるため、
軸部材12の変位を完全に阻止すると、転造加工そのも
のが阻害されるのである。
【0028】このように、本実施例では凸条歯14の谷
と略同じ径寸法の欠歯部16を有する欠歯セレーション
10を高い精度で良好に転造加工できるとともに、セン
タ穴48の変形なども良好に回避され、そのような欠歯
セレーション10を簡単且つ安価に製造することが可能
となる。
【0029】因みに、欠歯部を転造する幅広加工歯に傾
斜面を設けなかった場合(比較例1)、幅広加工歯に上
記実施例と同様の傾斜面を設けた場合(比較例2)、実
施例と同様の傾斜面を設けるとともにバックアップ部材
を用いた場合(本発明)について、それぞれφ9.5×
Z18×m0.5×PA45°で軸方向長さが15mm
のセレーションのうち1歯が歯筋全域に亘って欠落して
いる欠歯セレーションの転造加工を行い、歯車精度(ま
たぎ歯厚のばらつき)を測定したところ、表1に示す結
果が得られた。かかる表1から、本発明によれば高い精
度で欠歯セレーションを転造加工できるようになること
が判る。
【0030】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
【0031】例えば、前記実施例では多数の凸条歯14
の1歯が歯筋全域に亘って欠落した欠歯部16が設けら
れていたが、1つの凸条歯14の一部が部分的に欠落し
ていたり、2つ以上の凸条歯14に跨がって欠歯部16
が形成されたりしても良い。
【0032】また、前記実施例では軸部材12の端部に
欠歯セレーション10が設けられていたが、軸部材が大
径部と小径部とを有し、その大径部の小径部側端部に欠
歯セレーションを転造加工する場合など、欠歯セレーシ
ョンの成形部位の両側に軸部材が存在する場合には、転
造平ダイスの両側にバックアップ部材を設けて欠歯セレ
ーションの成形部位の両側でバックアップすることもで
きる。
【0033】また、前記実施例では幅広加工歯22に形
成された傾斜面36,38の角度が略150°に設定さ
れていたが、この角度は適宜変更され得るとともに、食
付き部30における複数の幅広加工歯22の傾斜面3
6,38の角度が全て一定である必要もない。
【0034】また、前記実施例の転造平ダイス18は所
定の食付き角で山払いされることによって食付き部30
が設けられていたが、加工歯20,幅広加工歯22が略
一定の断面形状を維持しつつ全体的に下方へ傾斜させら
れることによって食付き部が設けられても良い。
【0035】また、前記実施例では一対の転造平ダイス
18を上下に移動させて転造加工を行うようになってい
たが、一方の転造平ダイス18を位置固定に配置し、他
方の転造平ダイス18を直線移動させることにより軸部
材12を転動させて転造加工するようにしても良い。
【0036】また、前記実施例では転造平ダイス18の
側面にバックアップ部材26が固設されるようになって
いたが、転造加工時に転造平ダイス18と一体的に保持
されるようになっておれば良い。
【0037】また、前記実施例では転造平ダイス18を
用いて転造加工を行う場合について説明したが、転造プ
ラネタリダイスや転造丸ダイスを用いて転造加工する場
合にも本発明は同様に適用され得る。
【0038】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である欠歯セレーションを説
明する斜視図である。
【図2】図1の欠歯セレーションを転造加工する際の転
造方法の一例を説明する図である。
【図3】図2の転造ダイスおよびバックアップ部材を示
す斜視図である。
【図4】図2の転造ダイスによる転造加工時の断面図で
ある。
【図5】図2の転造ダイスの食付き部を示す斜視図であ
る。
【図6】図5の食付き部における幅広加工歯の形状を説
明する図である。
【図7】図3のバックアップ部材を単独で示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10:欠歯セレーション 12:軸部材 14:凸条歯 16:欠歯部 18:転造平ダイス 20:加工歯 22:幅広加工歯 26:バックアップ部材 30:食付き部 34:山頂 36,38:傾斜面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部材の外周面に軸心と略平行に設けら
    れた多数の凸条歯から成り、且つ該多数の凸条歯の一部
    が欠落した欠歯部を有する欠歯セレーションであって、 前記欠歯部は前記凸条歯の谷と略同じ径寸法で、該凸条
    歯を転造する転造ダイスに設けられた欠歯成形用の幅広
    加工歯が前記軸部材に食い込んで形成されたものである
    ことを特徴とする欠歯セレーション。
  2. 【請求項2】 軸部材の外周面に軸心と略平行に設けら
    れた多数の凸条歯から成り、且つ該多数の凸条歯の一部
    が欠落して該凸条歯の谷と略同じ径寸法とされた欠歯部
    を有する欠歯セレーションを製造する方法であって、 前記凸条歯に対応して多数の加工歯が設けられるととも
    に、該加工歯と略同じ高さ寸法で欠歯成形用の幅広加工
    歯が設けられ、且つ食付き部における該幅広加工歯の山
    頂には、転造方向における前側が緩やかで後側が急な一
    対の下向きの傾斜面が、該幅広加工歯の転造方向におけ
    る中心線よりも転造方向の後側で交差するとともに、転
    造方向の前側に位置する幅広加工歯ほど山頂の幅寸法が
    狭くなるように形成された一対の転造ダイスを用いて、
    前記軸部材を両側から挟圧して前記欠歯セレーションを
    転造加工する一方、 前記一対の転造ダイスの近傍にそれぞれ一体的に配設さ
    れ、転造方向において少なくとも前記幅広加工歯の中間
    位置で前記軸部材のうち前記欠歯セレーションの成形部
    位の近傍部分の外周面に接触させられる一対のバックア
    ップ部材を用いて、該軸部材を挟んで反対側の転造ダイ
    スの前記幅広加工歯が該軸部材に食い込む際に該軸部材
    の逃げを阻止することを特徴とする欠歯セレーションの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 軸部材の外周面に軸心と略平行に設けら
    れた多数の凸条歯から成り、且つ該多数の凸条歯の一部
    が欠落して該凸条歯の谷と略同じ径寸法とされた欠歯部
    を有する欠歯セレーションを転造加工する工具であっ
    て、 前記凸条歯に対応して多数の加工歯が設けられるととも
    に、該加工歯と略同じ高さ寸法で欠歯成形用の幅広加工
    歯が設けられ、且つ食付き部における該幅広加工歯の山
    頂には、転造方向における前側が緩やかで後側が急な一
    対の下向きの傾斜面が、該幅広加工歯の転造方向におけ
    る中心線よりも転造方向の後側で交差するとともに、転
    造方向の前側に位置する幅広加工歯ほど山頂の幅寸法が
    狭くなるように形成され、前記軸部材を両側から挟圧し
    て前記欠歯セレーションを転造加工する一対の転造ダイ
    スと、 前記一対の転造ダイスの近傍にそれぞれ一体的に配設さ
    れ、転造方向において少なくとも前記幅広加工歯の中間
    位置で前記軸部材のうち前記欠歯セレーションの成形部
    位の近傍部分の外周面に接触させられ、該軸部材を挟ん
    で反対側の転造ダイスの前記幅広加工歯が該軸部材に食
    い込む際に該軸部材の逃げを阻止する一対のバックアッ
    プ部材とを有することを特徴とする欠歯セレーションの
    転造加工工具。
  4. 【請求項4】 前記転造ダイスは、転造プラネタリダイ
    ス、転造丸ダイス、および転造平ダイスのうちの何れか
    である請求項3に記載の欠歯セレーションの転造加工工
    具。
JP6278750A 1994-11-14 1994-11-14 欠歯セレーションの製造方法、および欠歯セレーションの転造加工工具 Expired - Fee Related JP2783515B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6278750A JP2783515B2 (ja) 1994-11-14 1994-11-14 欠歯セレーションの製造方法、および欠歯セレーションの転造加工工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6278750A JP2783515B2 (ja) 1994-11-14 1994-11-14 欠歯セレーションの製造方法、および欠歯セレーションの転造加工工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08141683A true JPH08141683A (ja) 1996-06-04
JP2783515B2 JP2783515B2 (ja) 1998-08-06

Family

ID=17601682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6278750A Expired - Fee Related JP2783515B2 (ja) 1994-11-14 1994-11-14 欠歯セレーションの製造方法、および欠歯セレーションの転造加工工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2783515B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101425966B1 (ko) * 2013-05-23 2014-08-01 태림산업(주) 차량용 조향장치의 샤프트 가공장치 및 이를 이용한 가공방법
CN109967669A (zh) * 2019-01-28 2019-07-05 恒锋工具股份有限公司 一种带导向加工的花键搓齿刀
CN112676653A (zh) * 2020-11-16 2021-04-20 中国航发西安动力控制科技有限公司 盲孔缺齿三角内花键的加工刀具、加工装置及加工方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01159942U (ja) * 1988-04-21 1989-11-07
JPH0263623A (ja) * 1988-08-29 1990-03-02 Fuji Technica Inc スプライン歯成形用ラック形工具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01159942U (ja) * 1988-04-21 1989-11-07
JPH0263623A (ja) * 1988-08-29 1990-03-02 Fuji Technica Inc スプライン歯成形用ラック形工具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101425966B1 (ko) * 2013-05-23 2014-08-01 태림산업(주) 차량용 조향장치의 샤프트 가공장치 및 이를 이용한 가공방법
CN109967669A (zh) * 2019-01-28 2019-07-05 恒锋工具股份有限公司 一种带导向加工的花键搓齿刀
CN112676653A (zh) * 2020-11-16 2021-04-20 中国航发西安动力控制科技有限公司 盲孔缺齿三角内花键的加工刀具、加工装置及加工方法
CN112676653B (zh) * 2020-11-16 2023-08-18 中国航发西安动力控制科技有限公司 盲孔缺齿三角内花键的加工刀具、加工装置及加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2783515B2 (ja) 1998-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3295021B2 (ja) 緩み止め雌ねじ部構造とその製造方法
JP2783515B2 (ja) 欠歯セレーションの製造方法、および欠歯セレーションの転造加工工具
JPH0347709Y2 (ja)
JP2902101B2 (ja) ねじと歯車類似形状の同時転造方法及び転造工具
US6115920A (en) Method of manufacturing multi-grooved V pulley
JP2001137994A (ja) 転造ダイス
JP4201647B2 (ja) 転造平ダイス、転造ダイス及びその製造方法
JPH0137800Y2 (ja)
JP4175752B2 (ja) 溝用ダイス及び転造ダイス
JPS59209448A (ja) 1対の転造用平ダイス
JP2669779B2 (ja) 転造用平ダイスおよびウォーム歯車
JPS60124432A (ja) ロ−トフロ−転造盤による奇数歯加工時の加工方法
JP4729880B2 (ja) 転造用平ダイスと転造方法
JP4159208B2 (ja) 転造ダイス
JPS58225264A (ja) 逆ねじれウオ−ムおよびその転造加工方法
JPH022516Y2 (ja)
JPH06126365A (ja) 喰付転造用平ダイス
JPH10113740A (ja) 転造加工方法および転造工具
JPH0331535B2 (ja)
JP4152142B2 (ja) 転造工具
JP2003010939A (ja) 転造工具
JPH07178626A (ja) 波形平ダイスの製造方法
JP2004034050A (ja) 歯車軸および転造用平ダイス
JP2003251428A (ja) 歯車軸及び歯車軸転造用平ダイス
JPH0347710Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees