JPH0814175A - ロータリー圧縮機 - Google Patents
ロータリー圧縮機Info
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- JPH0814175A JPH0814175A JP4068595A JP4068595A JPH0814175A JP H0814175 A JPH0814175 A JP H0814175A JP 4068595 A JP4068595 A JP 4068595A JP 4068595 A JP4068595 A JP 4068595A JP H0814175 A JPH0814175 A JP H0814175A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベーン先端部の潤滑不良(即ち、焼付き、異
常摩耗)を防止するとともに、摩擦損失を低減させるこ
とによってロータリー圧縮機の高効率化を図る。 【構成】 偏心軸1上に装架されたローラ2と、該ロー
ラ2を転動可能に収納するシリンダ3と、該シリンダ3
に対して進退自在に設けられ且つ前記ローラ2の外側面
に付勢状態で摺接されるベーン4とを備えたロータリー
圧縮機において、前記ベーン4とローラ2との間の接触
状態を円筒側面の内接面接触としている。
常摩耗)を防止するとともに、摩擦損失を低減させるこ
とによってロータリー圧縮機の高効率化を図る。 【構成】 偏心軸1上に装架されたローラ2と、該ロー
ラ2を転動可能に収納するシリンダ3と、該シリンダ3
に対して進退自在に設けられ且つ前記ローラ2の外側面
に付勢状態で摺接されるベーン4とを備えたロータリー
圧縮機において、前記ベーン4とローラ2との間の接触
状態を円筒側面の内接面接触としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、特願平6ー9025
6号を先の出願とする特許法第42条の2第1項の規定
に基づく特許出願に係る発明であり、先の出願の発明と
同様に、ロータリー圧縮機に関し、さらに詳しくは代替
冷媒を使用した場合においても十分な潤滑特性を維持し
得るようにしたロータリー圧縮機に関するものである。
6号を先の出願とする特許法第42条の2第1項の規定
に基づく特許出願に係る発明であり、先の出願の発明と
同様に、ロータリー圧縮機に関し、さらに詳しくは代替
冷媒を使用した場合においても十分な潤滑特性を維持し
得るようにしたロータリー圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図24に示すように、偏心軸1
上に装架されたローラ2と、該ローラ2を転動可能に収
納するシリンダ3と、該シリンダ3に対して進退自在に
設けられ且つ前記ローラ2の外側面に付勢状態で摺接さ
れ、しかも先端が凸曲面部4aとされたベーン4とを備
えたロータリー圧縮機は、冷凍装置における冷媒圧縮用
として従来から多用されている。図24において、符号
5はケーシング、6は吸入通路、7は吐出通路、8はベ
ーン4を付勢する付勢手段(例えば、バネ)、9はベーン
4の背面に背圧を作用させるべく高圧ガス冷媒(例え
ば、吐出ガス冷媒)が導入される高圧ガス室、10はベ
ーン4をガイドするガイド溝である。
上に装架されたローラ2と、該ローラ2を転動可能に収
納するシリンダ3と、該シリンダ3に対して進退自在に
設けられ且つ前記ローラ2の外側面に付勢状態で摺接さ
れ、しかも先端が凸曲面部4aとされたベーン4とを備
えたロータリー圧縮機は、冷凍装置における冷媒圧縮用
として従来から多用されている。図24において、符号
5はケーシング、6は吸入通路、7は吐出通路、8はベ
ーン4を付勢する付勢手段(例えば、バネ)、9はベーン
4の背面に背圧を作用させるべく高圧ガス冷媒(例え
ば、吐出ガス冷媒)が導入される高圧ガス室、10はベ
ーン4をガイドするガイド溝である。
【0003】ところで、オゾン層破壊の元凶といわれる
CFC・HCFC系フロンに対する規制(製造・使用の
禁止)により、今後CFC・HCFC系フロンの代替品
であるHFC系フロンを冷凍装置用冷媒として使用する
ことを余儀なくされているが、現行のCFC・HCFC
系フロンは、自身多少の潤滑性を有するとともに、潤滑
性に優れた潤滑油(例えば、鉱油等)に対する相溶性もあ
るのに対して、代替冷媒であるHFC系フロンは、潤滑
性をほとんど有しないとともに、潤滑性に優れた潤滑油
(例えば、鉱油等)に対する相溶性がないため、HFC系
フロンを循環冷媒として用いた冷凍装置においては、潤
滑性には劣るが相溶性のある潤滑油(例えば、エステル
油等)を使用しなければならないという事実がある。
CFC・HCFC系フロンに対する規制(製造・使用の
禁止)により、今後CFC・HCFC系フロンの代替品
であるHFC系フロンを冷凍装置用冷媒として使用する
ことを余儀なくされているが、現行のCFC・HCFC
系フロンは、自身多少の潤滑性を有するとともに、潤滑
性に優れた潤滑油(例えば、鉱油等)に対する相溶性もあ
るのに対して、代替冷媒であるHFC系フロンは、潤滑
性をほとんど有しないとともに、潤滑性に優れた潤滑油
(例えば、鉱油等)に対する相溶性がないため、HFC系
フロンを循環冷媒として用いた冷凍装置においては、潤
滑性には劣るが相溶性のある潤滑油(例えば、エステル
油等)を使用しなければならないという事実がある。
【0004】従って、代替冷媒であるHFC系フロンを
循環冷媒として使用した場合、圧縮機摺動部の潤滑特性
が低下し、特にロータリー圧縮機におけるベーンの先端
部での潤滑条件が厳しく、焼付き、異常摩耗などの潤滑
不良が問題となってきており、その解決が急務となって
いる。
循環冷媒として使用した場合、圧縮機摺動部の潤滑特性
が低下し、特にロータリー圧縮機におけるベーンの先端
部での潤滑条件が厳しく、焼付き、異常摩耗などの潤滑
不良が問題となってきており、その解決が急務となって
いる。
【0005】上記のような潤滑不良を対策するために
は、ベーンとローラとの接触面圧を低下させる方法と
か、ベーン先端部の材質を工夫することにより潤滑特性
を向上させる方法とかが考えられる。
は、ベーンとローラとの接触面圧を低下させる方法と
か、ベーン先端部の材質を工夫することにより潤滑特性
を向上させる方法とかが考えられる。
【0006】例えば、実開昭57ー3892号公報に開
示されているように、ベーン先端の凸曲面の曲率半径を
大きくし且つベーンにおける背圧受圧面積を縮小せしめ
ることによってベーンとローラとの接触面圧を低下させ
ることが考えられ、また、特開平5ー312168号公
報に開示されているように、ベーンをクロムを含有する
合金鋼に窒化処理を施したもので構成し、その先端部に
窒化チタンのセラミックコーティングを施すことによっ
てベーン先端の潤滑特性を向上させることが考えられて
いる。
示されているように、ベーン先端の凸曲面の曲率半径を
大きくし且つベーンにおける背圧受圧面積を縮小せしめ
ることによってベーンとローラとの接触面圧を低下させ
ることが考えられ、また、特開平5ー312168号公
報に開示されているように、ベーンをクロムを含有する
合金鋼に窒化処理を施したもので構成し、その先端部に
窒化チタンのセラミックコーティングを施すことによっ
てベーン先端の潤滑特性を向上させることが考えられて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記公知例の前者の場
合、ベーン先端の凸曲面部の曲率半径を大きくするだけ
では、ベーンとローラとは円筒外周面の外接接触の状態
にあることに変わりなく、接触面圧を低下できる範囲が
狭く限定されてしまう。即ち、外接接触の場合、曲線X
(図19参照)で示すように凸曲面部4a(図24参照)の
曲率半径rが大きくなったとしても、接触面圧の低下に
は限界がある。
合、ベーン先端の凸曲面部の曲率半径を大きくするだけ
では、ベーンとローラとは円筒外周面の外接接触の状態
にあることに変わりなく、接触面圧を低下できる範囲が
狭く限定されてしまう。即ち、外接接触の場合、曲線X
(図19参照)で示すように凸曲面部4a(図24参照)の
曲率半径rが大きくなったとしても、接触面圧の低下に
は限界がある。
【0008】一方、上記公知例の後者の場合、窒化チタ
ンのセラミックコーティングが相手部材に対する攻撃性
の高い材質であるところから、ローラの異常摩耗が発生
することがあり、ローラの材質を特殊なものとして対応
する必要が生じる。
ンのセラミックコーティングが相手部材に対する攻撃性
の高い材質であるところから、ローラの異常摩耗が発生
することがあり、ローラの材質を特殊なものとして対応
する必要が生じる。
【0009】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、ベーン先端部の潤滑不良(即ち、焼付き、異常摩
耗)を防止するとともに、摩擦損失を低減させることに
よってロータリー圧縮機の高効率化を図ることを目的と
するものである。
ので、ベーン先端部の潤滑不良(即ち、焼付き、異常摩
耗)を防止するとともに、摩擦損失を低減させることに
よってロータリー圧縮機の高効率化を図ることを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明の第1の基本構
成では、偏心軸上に装架されたローラと、該ローラを転
動可能に収納するシリンダと、該シリンダに対して進退
自在に設けられ且つ前記ローラの外側面に付勢状態で摺
接されるベーンとを備えたロータリー圧縮機において、
前記ベーンとローラとの間の接触状態を円筒側面の内接
面接触としている。
成では、偏心軸上に装架されたローラと、該ローラを転
動可能に収納するシリンダと、該シリンダに対して進退
自在に設けられ且つ前記ローラの外側面に付勢状態で摺
接されるベーンとを備えたロータリー圧縮機において、
前記ベーンとローラとの間の接触状態を円筒側面の内接
面接触としている。
【0011】本願発明の第1の基本構成における好まし
い実施の態様としては次のようなものがある。
い実施の態様としては次のようなものがある。
【0012】前記ベーン先端に、前記ローラ外周面が内
接する凹曲面部を形成するとともに、前記ベーン先端幅
を、前記ローラの全回転角においてベーンとローラの接
触点が前記凹曲面部上に常に存在し得るものとするのが
好ましく、この場合においては前記ベーンにおける背圧
作用側端面の面積を縮小するのがより好ましい。
接する凹曲面部を形成するとともに、前記ベーン先端幅
を、前記ローラの全回転角においてベーンとローラの接
触点が前記凹曲面部上に常に存在し得るものとするのが
好ましく、この場合においては前記ベーンにおける背圧
作用側端面の面積を縮小するのがより好ましい。
【0013】前記ベーン先端に、前記ローラ外周面と内
接面接触するティルティングパッド状の摺接部を設ける
のが好ましい場合がある。
接面接触するティルティングパッド状の摺接部を設ける
のが好ましい場合がある。
【0014】前記ベーン先端に凹曲面部を形成するとと
もに、前記ローラ外周面に、前記凹曲面部に対して内接
面接触状態で係合する凸曲面部を設けたり、前記ベーン
先端に凸曲面部を形成するとともに、前記ローラ外周面
に、前記凸曲面部と内接面接触状態で係合する凹曲面部
を設けたり、前記ベーンとローラとの間に、両端にそれ
ぞれ凸曲面部を有するピボット状軸受を介設し、前記ベ
ーン先端およびローラ外周面に、前記両凸曲面部とそれ
ぞれ内接面接触状態で係合する凹曲面部をそれぞれ設け
たりするのが好ましく、これらの場合においては前記偏
心軸とローラとの間に、両者の相対回転速度を低減する
摺接部材を介設するのがより好ましい。該摺接部材は、
回転リングとしてもよいが、浮動パッドとするのが好ま
しい。
もに、前記ローラ外周面に、前記凹曲面部に対して内接
面接触状態で係合する凸曲面部を設けたり、前記ベーン
先端に凸曲面部を形成するとともに、前記ローラ外周面
に、前記凸曲面部と内接面接触状態で係合する凹曲面部
を設けたり、前記ベーンとローラとの間に、両端にそれ
ぞれ凸曲面部を有するピボット状軸受を介設し、前記ベ
ーン先端およびローラ外周面に、前記両凸曲面部とそれ
ぞれ内接面接触状態で係合する凹曲面部をそれぞれ設け
たりするのが好ましく、これらの場合においては前記偏
心軸とローラとの間に、両者の相対回転速度を低減する
摺接部材を介設するのがより好ましい。該摺接部材は、
回転リングとしてもよいが、浮動パッドとするのが好ま
しい。
【0015】本願発明の第2の基本構成では、前記ベー
ンの先端に平面部を形成するとともに、前記ベーンの先
端幅を、前記ローラの全回転角においてベーンとローラ
の接触点が前記凹曲面部上に常に存在し得るものとして
おり、この場合においては前記ベーンにおける背圧作用
側端面の面積を縮小するのが好ましい。
ンの先端に平面部を形成するとともに、前記ベーンの先
端幅を、前記ローラの全回転角においてベーンとローラ
の接触点が前記凹曲面部上に常に存在し得るものとして
おり、この場合においては前記ベーンにおける背圧作用
側端面の面積を縮小するのが好ましい。
【0016】本願発明の第3の基本構成では、前記ベー
ンの母材を、表面硬度600Hv〜800Hvの合金鋼あ
るいは窒化等の表面処理により表面硬度800Hv〜1
200Hvに調整された合金鋼により構成し、ベーン先
端部の表面に窒化クロムのセラミックコーティングを施
している。この場合、ベーン先端形状およびローラの形
状は限定されないが、上記した本願発明の第1および第
2の基本構成のものと併用すれば、より好ましい。
ンの母材を、表面硬度600Hv〜800Hvの合金鋼あ
るいは窒化等の表面処理により表面硬度800Hv〜1
200Hvに調整された合金鋼により構成し、ベーン先
端部の表面に窒化クロムのセラミックコーティングを施
している。この場合、ベーン先端形状およびローラの形
状は限定されないが、上記した本願発明の第1および第
2の基本構成のものと併用すれば、より好ましい。
【0017】本願発明の第1、第2および第3の基本構
成において、前記ローラを、表面硬度400Hv〜60
0Hvに調整した合金鋳鉄あるいは表面硬度600Hv〜
800Hvに調整されたダイス鋼により構成すれば、よ
り好ましい。
成において、前記ローラを、表面硬度400Hv〜60
0Hvに調整した合金鋳鉄あるいは表面硬度600Hv〜
800Hvに調整されたダイス鋼により構成すれば、よ
り好ましい。
【0018】本願発明の第3の基本構成において、前記
ベーンの先端に凸曲面部を形成するとともに、該凸曲面
部の曲率半径をr、ベーン先端幅をb、ローラの半径を
R、ローラの公転半径をe、ベーン先端のエッジにおけ
る非接触幅をαとしたとき、r=(b−2α)/(2e−b+
2α)となるように設定し、しかもα=0.1〜0.8m
mとするのが好ましい。
ベーンの先端に凸曲面部を形成するとともに、該凸曲面
部の曲率半径をr、ベーン先端幅をb、ローラの半径を
R、ローラの公転半径をe、ベーン先端のエッジにおけ
る非接触幅をαとしたとき、r=(b−2α)/(2e−b+
2α)となるように設定し、しかもα=0.1〜0.8m
mとするのが好ましい。
【0019】以上に記述した本願発明の基本構成および
好ましい実施の態様(即ち、請求項1ないし請求項17
に記載された発明)は、先の出願の明細書および図面に
開示されているものである。
好ましい実施の態様(即ち、請求項1ないし請求項17
に記載された発明)は、先の出願の明細書および図面に
開示されているものである。
【0020】さらに、本願発明にかかるロータリー圧縮
機は、以下に述べる新たに追加された基本構成および好
ましい実施の態様(即ち、請求項18ないし請求項21
に記載された発明)を有している。
機は、以下に述べる新たに追加された基本構成および好
ましい実施の態様(即ち、請求項18ないし請求項21
に記載された発明)を有している。
【0021】本願発明の第4の基本構成では、ベーンの
先端に平面部を形成するとともに、前記ローラに、前記
ベーン先端の平面部と該ローラの全回転角において摺接
する平面部を形成しており、この場合において、前記ベ
ーンにおける背圧作用側端面の面積を縮小するのが好ま
しい。また、前記ベーンの母材を、表面硬度600Hv
〜800Hvの合金鋼あるいは窒化等の表面処理により
表面硬度800Hv〜1200Hvに調整された合金鋼に
より構成し、ベーン先端部の表面に窒化クロムのセラミ
ックコーティングを施し、前記ローラを、表面硬度40
0Hv〜600Hvに調整した合金鋳鉄あるいは表面硬度
600Hv〜800Hvに調整されたダイス鋼により構成
するのがより好ましい。
先端に平面部を形成するとともに、前記ローラに、前記
ベーン先端の平面部と該ローラの全回転角において摺接
する平面部を形成しており、この場合において、前記ベ
ーンにおける背圧作用側端面の面積を縮小するのが好ま
しい。また、前記ベーンの母材を、表面硬度600Hv
〜800Hvの合金鋼あるいは窒化等の表面処理により
表面硬度800Hv〜1200Hvに調整された合金鋼に
より構成し、ベーン先端部の表面に窒化クロムのセラミ
ックコーティングを施し、前記ローラを、表面硬度40
0Hv〜600Hvに調整した合金鋳鉄あるいは表面硬度
600Hv〜800Hvに調整されたダイス鋼により構成
するのがより好ましい。
【0022】
【作用】本願発明の第1の基本構成では、ベーン先端と
ローラとの接触状態が円筒外周面の内接面接触(即ち、
ベーン先端の凹曲面部とローラ外周面との内接面接触、
ベーン先端のティルティングパッド状摺接部とローラ外
周面との内接面接触、ベーン先端の凹曲面部とローラ外
周の凸曲面部との内接面接触、ベーン先端の凸曲面部と
ローラ外周の凹曲面部との内接面接触、ベーンとローラ
との間に介設されるピボット状軸受両端の凸曲面部とベ
ーン先端およびローラ外周の凹曲面部との内接面接触)
となるため、両者の接触面積の拡大が得られることとな
り、接触面圧が大幅に低下する。なお、図19の曲線Y
に示すように、内接面接触における凹曲面部の曲率半径
rが小さい程接触面圧が小さくなることを考慮すると、
ベーン先端の凹曲面部とローラ外周の凸曲面部との内接
面接触、ベーン先端の凸曲面部とローラ外周の凹曲面部
との内接面接触、ベーンとローラとの間に介設されるピ
ボット状軸受両端の凸曲面部とベーン先端およびローラ
外周の凹曲面部との内接面接触とした場合には、大幅な
接触面圧低下が得られる。また、ベーン先端のティルテ
ィングパッド状摺接部とローラ外周面との内接面接触と
した場合、摺接部とローラ外周とが全面接触可能とな
り、ベーン幅を拡大しなくともローラの全回転領域にお
いて接触面圧の大幅な低下が得られる。この場合、摺接
部とローラ外周との間に潤滑油膜が介在するところか
ら、摺動抵抗もより低減する。
ローラとの接触状態が円筒外周面の内接面接触(即ち、
ベーン先端の凹曲面部とローラ外周面との内接面接触、
ベーン先端のティルティングパッド状摺接部とローラ外
周面との内接面接触、ベーン先端の凹曲面部とローラ外
周の凸曲面部との内接面接触、ベーン先端の凸曲面部と
ローラ外周の凹曲面部との内接面接触、ベーンとローラ
との間に介設されるピボット状軸受両端の凸曲面部とベ
ーン先端およびローラ外周の凹曲面部との内接面接触)
となるため、両者の接触面積の拡大が得られることとな
り、接触面圧が大幅に低下する。なお、図19の曲線Y
に示すように、内接面接触における凹曲面部の曲率半径
rが小さい程接触面圧が小さくなることを考慮すると、
ベーン先端の凹曲面部とローラ外周の凸曲面部との内接
面接触、ベーン先端の凸曲面部とローラ外周の凹曲面部
との内接面接触、ベーンとローラとの間に介設されるピ
ボット状軸受両端の凸曲面部とベーン先端およびローラ
外周の凹曲面部との内接面接触とした場合には、大幅な
接触面圧低下が得られる。また、ベーン先端のティルテ
ィングパッド状摺接部とローラ外周面との内接面接触と
した場合、摺接部とローラ外周とが全面接触可能とな
り、ベーン幅を拡大しなくともローラの全回転領域にお
いて接触面圧の大幅な低下が得られる。この場合、摺接
部とローラ外周との間に潤滑油膜が介在するところか
ら、摺動抵抗もより低減する。
【0023】前記ベーン先端の凹曲面部とローラ外周面
との内接面接触とした場合において、前記ベーンにおけ
る背圧作用側端面の面積を縮小すると、ベーンに作用す
る背圧が低減され、接触面圧がより一層低下する。
との内接面接触とした場合において、前記ベーンにおけ
る背圧作用側端面の面積を縮小すると、ベーンに作用す
る背圧が低減され、接触面圧がより一層低下する。
【0024】前記ベーン先端の凹曲面部とローラ外周の
凸曲面部との内接面接触、ベーン先端の凸曲面部とロー
ラ外周の凹曲面部との内接面接触、ベーンとローラとの
間に介設されるピボット状軸受両端の凸曲面部とベーン
先端およびローラ外周の凹曲面部との内接面接触とした
場合、ローラはベーン先端との係合により自転できない
ため、偏心軸とローラとの間の相対回転速度が大きくな
るが、偏心軸とローラとの間に、両者の相対回転速度を
低減する摺接部材を介設すれば、偏心軸と摺接部材との
間に相対回転が生じるとともに、摺接部材とローラとの
間にも相対回転が生じることとなり、各部材間における
相対回転速度が大幅に低減される。この場合、該摺接部
材は、回転リングとしてもよいが、浮動パッドすると、
各部材の摺動部への潤滑油供給が十分得られるため、摩
擦低減効果と冷却効果とが得られる。
凸曲面部との内接面接触、ベーン先端の凸曲面部とロー
ラ外周の凹曲面部との内接面接触、ベーンとローラとの
間に介設されるピボット状軸受両端の凸曲面部とベーン
先端およびローラ外周の凹曲面部との内接面接触とした
場合、ローラはベーン先端との係合により自転できない
ため、偏心軸とローラとの間の相対回転速度が大きくな
るが、偏心軸とローラとの間に、両者の相対回転速度を
低減する摺接部材を介設すれば、偏心軸と摺接部材との
間に相対回転が生じるとともに、摺接部材とローラとの
間にも相対回転が生じることとなり、各部材間における
相対回転速度が大幅に低減される。この場合、該摺接部
材は、回転リングとしてもよいが、浮動パッドすると、
各部材の摺動部への潤滑油供給が十分得られるため、摩
擦低減効果と冷却効果とが得られる。
【0025】本願発明の第2の基本構成では、前記ベー
ンの先端の平面部とローラ外周面との接触により、従来
の外接面接触の場合に比べて接触面圧が低下する。ベー
ン先端の平面部とローラ外周面との面接触の場合、図1
9の直線Zで示すように、内接面接触の場合(曲線Y)に
比べて接触面圧は高くなるが、外接面接触の場合(曲線
X)に比べて接触面圧は低下する。この場合において、
前記ベーンにおける背圧作用側端面の面積を縮小する
と、ベーンに作用する背圧が低減され、接触面圧がより
一層低下する。
ンの先端の平面部とローラ外周面との接触により、従来
の外接面接触の場合に比べて接触面圧が低下する。ベー
ン先端の平面部とローラ外周面との面接触の場合、図1
9の直線Zで示すように、内接面接触の場合(曲線Y)に
比べて接触面圧は高くなるが、外接面接触の場合(曲線
X)に比べて接触面圧は低下する。この場合において、
前記ベーンにおける背圧作用側端面の面積を縮小する
と、ベーンに作用する背圧が低減され、接触面圧がより
一層低下する。
【0026】本願発明の第3の基本構成では、ベーン母
材表面の適度な高硬度化による耐摩耗性の向上と、耐焼
付き性、自己潤滑性および耐摩耗性に優れ、相手部材へ
の攻撃性の低い窒化クロムのセラミックコーティングの
存在によってベーン先端とローラとの間の潤滑特性の大
幅な向上が得られる。なお、本願発明の第1および第2
の基本構成のものと併用すれば、より一層の潤滑特性の
向上が得られる。しかも、ローラを、表面硬度400H
v〜600Hvに調整した合金鋳鉄あるいは表面硬度60
0Hv〜800Hvに調整されたダイス鋼により構成すれ
ば、ローラ側における耐摩耗性、耐焼付き性も向上する
こととなる。
材表面の適度な高硬度化による耐摩耗性の向上と、耐焼
付き性、自己潤滑性および耐摩耗性に優れ、相手部材へ
の攻撃性の低い窒化クロムのセラミックコーティングの
存在によってベーン先端とローラとの間の潤滑特性の大
幅な向上が得られる。なお、本願発明の第1および第2
の基本構成のものと併用すれば、より一層の潤滑特性の
向上が得られる。しかも、ローラを、表面硬度400H
v〜600Hvに調整した合金鋳鉄あるいは表面硬度60
0Hv〜800Hvに調整されたダイス鋼により構成すれ
ば、ローラ側における耐摩耗性、耐焼付き性も向上する
こととなる。
【0027】本願発明の第3の基本構成におけるベーン
先端部は、自己潤滑性および耐摩耗性に優れているた
め、前記ベーンの先端を凸曲面部とした場合においても
摩耗による形状変形がほとんど生じないところから、該
凸曲面部の曲率半径をr、ベーン先端幅をb、ローラの半
径をR、ローラの公転半径をe、ベーン先端のエッジに
おける非接触幅をαとしたとき、r=(b−2α)/(2e−
b+2α)となるように設定(即ち、曲率半径rを最大値に
設定)し、しかもα=0.1〜0.8mmとしても、ベー
ン先端のエッジとローラ外周面との接触が生ずるおそれ
はなく、結果としてベーン先端とローラとの接触面圧の
低下が図れる。
先端部は、自己潤滑性および耐摩耗性に優れているた
め、前記ベーンの先端を凸曲面部とした場合においても
摩耗による形状変形がほとんど生じないところから、該
凸曲面部の曲率半径をr、ベーン先端幅をb、ローラの半
径をR、ローラの公転半径をe、ベーン先端のエッジに
おける非接触幅をαとしたとき、r=(b−2α)/(2e−
b+2α)となるように設定(即ち、曲率半径rを最大値に
設定)し、しかもα=0.1〜0.8mmとしても、ベー
ン先端のエッジとローラ外周面との接触が生ずるおそれ
はなく、結果としてベーン先端とローラとの接触面圧の
低下が図れる。
【0028】以上記述した本願発明(即ち、請求項1な
いし請求項17に記載された発明)の作用は、先の出願
の明細書および図面に開示されているものである。
いし請求項17に記載された発明)の作用は、先の出願
の明細書および図面に開示されているものである。
【0029】さらに、本願発明(即ち、請求項18ない
し請求項21に記載された発明)にかかるロータリー圧
縮機は、以下に述べる新たに追加された作用を有してい
る。
し請求項21に記載された発明)にかかるロータリー圧
縮機は、以下に述べる新たに追加された作用を有してい
る。
【0030】本願発明の第4の基本構成では、ベーンの
先端の平面部とローラの平面部との接触により、従来の
外接面接触の場合に比べて接触面圧が大幅に低下する。
ベーン先端の平面部とローラの平面部との面接触の場
合、内接面接触に近い接触面圧となり、従来の外接面接
触に比して大幅に低下する。この場合において、前記ベ
ーンにおける背圧作用側端面の面積を縮小すると、ベー
ンに作用する背圧が低減され、接触面圧がより一層低下
する。さらに、この場合において、前記ベーンの母材
を、表面硬度600Hv〜800Hvの合金鋼あるいは窒
化等の表面処理により表面硬度800Hv〜1200Hv
に調整された合金鋼により構成し、ベーン先端部の表面
に窒化クロムのセラミックコーティングを施すと、ベー
ン母材表面の適度な高硬度化による耐摩耗性の向上と、
耐焼付き性、自己潤滑性および耐摩耗性に優れ、相手部
材への攻撃性の低い窒化クロムのセラミックコーティン
グの存在によってベーン先端とローラとの間の潤滑特性
の大幅な向上が得られる。なお、その場合において、前
記ローラを、表面硬度400Hv〜600Hvに調整した
合金鋳鉄あるいは表面硬度600Hv〜800Hvに調整
されたダイス鋼により構成すれば、ローラ側における耐
摩耗性、耐焼付き性も向上することとなる。
先端の平面部とローラの平面部との接触により、従来の
外接面接触の場合に比べて接触面圧が大幅に低下する。
ベーン先端の平面部とローラの平面部との面接触の場
合、内接面接触に近い接触面圧となり、従来の外接面接
触に比して大幅に低下する。この場合において、前記ベ
ーンにおける背圧作用側端面の面積を縮小すると、ベー
ンに作用する背圧が低減され、接触面圧がより一層低下
する。さらに、この場合において、前記ベーンの母材
を、表面硬度600Hv〜800Hvの合金鋼あるいは窒
化等の表面処理により表面硬度800Hv〜1200Hv
に調整された合金鋼により構成し、ベーン先端部の表面
に窒化クロムのセラミックコーティングを施すと、ベー
ン母材表面の適度な高硬度化による耐摩耗性の向上と、
耐焼付き性、自己潤滑性および耐摩耗性に優れ、相手部
材への攻撃性の低い窒化クロムのセラミックコーティン
グの存在によってベーン先端とローラとの間の潤滑特性
の大幅な向上が得られる。なお、その場合において、前
記ローラを、表面硬度400Hv〜600Hvに調整した
合金鋳鉄あるいは表面硬度600Hv〜800Hvに調整
されたダイス鋼により構成すれば、ローラ側における耐
摩耗性、耐焼付き性も向上することとなる。
【0031】
【発明の効果】本願発明の第1の基本構成によれば、ベ
ーン先端とローラとの接触状態が円筒外周面の内接面接
触(即ち、ベーン先端の凹曲面部とローラ外周面との内
接面接触、ベーン先端のティルティングパッド状摺接部
とローラ外周面との内接面接触、ベーン先端の凹曲面部
とローラ外周の凸曲面部との内接面接触、ベーン先端の
凸曲面部とローラ外周の凹曲面部との内接面接触、ベー
ンとローラとの間に介設されるピボット状軸受両端の凸
曲面部とベーン先端およびローラ外周の凹曲面部との内
接面接触)となるようにしたので、両者の接触面積の拡
大が得られるところから、接触面圧が大幅に低下するこ
ととなり、ベーン先端部の焼付き・異常摩耗の防止によ
る信頼性の向上と摩擦損失の低減による高効率化が図れ
るという優れた効果がある。また、ベーン先端にセラミ
ックコーティングを施した場合においても、ベーンのジ
ャンピング時の衝撃力に対するセラミックコーティング
の耐剥離性等の信頼性向上も図れる。
ーン先端とローラとの接触状態が円筒外周面の内接面接
触(即ち、ベーン先端の凹曲面部とローラ外周面との内
接面接触、ベーン先端のティルティングパッド状摺接部
とローラ外周面との内接面接触、ベーン先端の凹曲面部
とローラ外周の凸曲面部との内接面接触、ベーン先端の
凸曲面部とローラ外周の凹曲面部との内接面接触、ベー
ンとローラとの間に介設されるピボット状軸受両端の凸
曲面部とベーン先端およびローラ外周の凹曲面部との内
接面接触)となるようにしたので、両者の接触面積の拡
大が得られるところから、接触面圧が大幅に低下するこ
ととなり、ベーン先端部の焼付き・異常摩耗の防止によ
る信頼性の向上と摩擦損失の低減による高効率化が図れ
るという優れた効果がある。また、ベーン先端にセラミ
ックコーティングを施した場合においても、ベーンのジ
ャンピング時の衝撃力に対するセラミックコーティング
の耐剥離性等の信頼性向上も図れる。
【0032】また、ベーン先端のティルティングパッド
状摺接部とローラ外周面との内接面接触とした場合、摺
接部とローラ外周とが全面接触可能となり、ベーン幅を
拡大しなくとも、ローラの全回転領域において接触面圧
の大幅な低下が得られ、上記した潤滑特性の大幅向上が
得られる。この場合、摺接部とローラ外周との間に潤滑
油膜が介在するところから、摺動抵抗もより低減するこ
ととなり、高効率化に大いに寄与する。
状摺接部とローラ外周面との内接面接触とした場合、摺
接部とローラ外周とが全面接触可能となり、ベーン幅を
拡大しなくとも、ローラの全回転領域において接触面圧
の大幅な低下が得られ、上記した潤滑特性の大幅向上が
得られる。この場合、摺接部とローラ外周との間に潤滑
油膜が介在するところから、摺動抵抗もより低減するこ
ととなり、高効率化に大いに寄与する。
【0033】前記ベーン先端の凹曲面部とローラ外周面
との内接面接触とした場合において、前記ベーンにおけ
る背圧作用側の面積を縮小した場合、ベーンに作用する
背圧が低減され、接触面圧がより一層低下することとな
り、上記した潤滑特性のより一層の向上が図れる。
との内接面接触とした場合において、前記ベーンにおけ
る背圧作用側の面積を縮小した場合、ベーンに作用する
背圧が低減され、接触面圧がより一層低下することとな
り、上記した潤滑特性のより一層の向上が図れる。
【0034】ベーン先端の凹曲面部とローラ外周の凸曲
面部との内接面接触、ベーン先端の凸曲面部とローラ外
周の凹曲面部との内接面接触、ベーンとローラとの間に
介設されるピボット状軸受両端の凸曲面部とベーン先端
およびローラ外周の凹曲面部との内接面接触とした場
合、ベーン幅を拡大しなくとも内接面接触が得られると
いう利点がある。この場合、ローラはベーン先端との係
合により自転できないため、偏心軸とローラとの間の相
対回転速度が大きくなるが、偏心軸とローラとの間に、
両者の相対回転速度を低減する摺接部材を介設すれば、
偏心軸と摺接部材との間に相対回転が生じるとともに、
摺接部材とローラとの間にも相対回転が生じることとな
り、各部材間における相対回転速度が大幅に低減され、
信頼性が著しく向上するという効果が得られる。この場
合、該摺接部材は、回転リングとしてもよいが、浮動パ
ッドすると、各部材の摺動部への潤滑油供給が十分得ら
れるため、摩擦低減効果と冷却効果とが得られ、さらに
信頼性が向上する。
面部との内接面接触、ベーン先端の凸曲面部とローラ外
周の凹曲面部との内接面接触、ベーンとローラとの間に
介設されるピボット状軸受両端の凸曲面部とベーン先端
およびローラ外周の凹曲面部との内接面接触とした場
合、ベーン幅を拡大しなくとも内接面接触が得られると
いう利点がある。この場合、ローラはベーン先端との係
合により自転できないため、偏心軸とローラとの間の相
対回転速度が大きくなるが、偏心軸とローラとの間に、
両者の相対回転速度を低減する摺接部材を介設すれば、
偏心軸と摺接部材との間に相対回転が生じるとともに、
摺接部材とローラとの間にも相対回転が生じることとな
り、各部材間における相対回転速度が大幅に低減され、
信頼性が著しく向上するという効果が得られる。この場
合、該摺接部材は、回転リングとしてもよいが、浮動パ
ッドすると、各部材の摺動部への潤滑油供給が十分得ら
れるため、摩擦低減効果と冷却効果とが得られ、さらに
信頼性が向上する。
【0035】本願発明の第2の基本構成によれば、前記
ベーンの先端の平面部とローラ外周面との面接触とした
ので、従来の外接面接触の場合に比べて接触面圧が低下
することとなり、簡易な構造で信頼性の向上が図れると
いう優れた効果がある。この場合においても、前記ベー
ンにおける背圧作用側の面積を縮小すると、ベーンに作
用する背圧が低減され、接触面圧がより一層低下し、潤
滑特性の向上に大いに寄与する。
ベーンの先端の平面部とローラ外周面との面接触とした
ので、従来の外接面接触の場合に比べて接触面圧が低下
することとなり、簡易な構造で信頼性の向上が図れると
いう優れた効果がある。この場合においても、前記ベー
ンにおける背圧作用側の面積を縮小すると、ベーンに作
用する背圧が低減され、接触面圧がより一層低下し、潤
滑特性の向上に大いに寄与する。
【0036】本願発明の第3の基本構成では、ベーン母
材の表面の適度な高硬度化による耐摩耗性の向上と、耐
焼付き性、自己潤滑性および耐摩耗性に優れ、相手部材
への攻撃性の低い窒化クロムのセラミックコーティング
の存在によってベーン先端とローラとの間の潤滑特性の
大幅な向上が得られ、高度な信頼性を確保できるという
優れた効果がある。なお、本願発明の第1および第2の
基本構成のものと併用すれば、より一層の潤滑特性の向
上が得られる。しかも、ローラを、表面硬度400Hv
〜600Hvに調整した合金鋳鉄あるいは表面硬度60
0Hv〜800Hvに調整されたダイス鋼により構成すれ
ば、ローラ側における耐摩耗性、耐焼付き性も向上する
こととなり、さらなる信頼性の向上が得られる。
材の表面の適度な高硬度化による耐摩耗性の向上と、耐
焼付き性、自己潤滑性および耐摩耗性に優れ、相手部材
への攻撃性の低い窒化クロムのセラミックコーティング
の存在によってベーン先端とローラとの間の潤滑特性の
大幅な向上が得られ、高度な信頼性を確保できるという
優れた効果がある。なお、本願発明の第1および第2の
基本構成のものと併用すれば、より一層の潤滑特性の向
上が得られる。しかも、ローラを、表面硬度400Hv
〜600Hvに調整した合金鋳鉄あるいは表面硬度60
0Hv〜800Hvに調整されたダイス鋼により構成すれ
ば、ローラ側における耐摩耗性、耐焼付き性も向上する
こととなり、さらなる信頼性の向上が得られる。
【0037】本願発明の第3の基本構成におけるベーン
先端部は、自己潤滑性および耐摩耗性に優れているた
め、前記ベーンの先端を凸曲面部とした場合においても
摩耗による形状変形がほとんど生じないところから、該
凸曲面部の曲率半径をr、ベーン先端幅をb、ローラの半
径をR、ローラの公転半径をe、ベーン先端のエッジに
おける非接触幅をαとしたとき、r=(b−2α)/(2e−
b+2α)となるように設定(即ち、曲率半径rを最大値に
設定)し、しかもα=0.1〜0.8mmとしても、ベー
ン先端のエッジとローラ外周面との接触が生ずるおそれ
はなく、結果としてベーン先端とローラとの接触面圧の
低下が図れることとなり、ベーン先端部の焼付き・異常
摩耗の防止による信頼性の向上と摩擦損失低減により高
効率化が図れるという効果が得られる。
先端部は、自己潤滑性および耐摩耗性に優れているた
め、前記ベーンの先端を凸曲面部とした場合においても
摩耗による形状変形がほとんど生じないところから、該
凸曲面部の曲率半径をr、ベーン先端幅をb、ローラの半
径をR、ローラの公転半径をe、ベーン先端のエッジに
おける非接触幅をαとしたとき、r=(b−2α)/(2e−
b+2α)となるように設定(即ち、曲率半径rを最大値に
設定)し、しかもα=0.1〜0.8mmとしても、ベー
ン先端のエッジとローラ外周面との接触が生ずるおそれ
はなく、結果としてベーン先端とローラとの接触面圧の
低下が図れることとなり、ベーン先端部の焼付き・異常
摩耗の防止による信頼性の向上と摩擦損失低減により高
効率化が図れるという効果が得られる。
【0038】以上記述した本願発明(即ち、請求項1な
いし請求項17に記載された発明)の効果は、先の出願
の明細書および図面に開示されているものである。
いし請求項17に記載された発明)の効果は、先の出願
の明細書および図面に開示されているものである。
【0039】さらに、本願発明(即ち、請求項18ない
し請求項21に記載された発明)にかかるロータリー圧
縮機は、以下に述べる新たに追加された効果を有してい
る。
し請求項21に記載された発明)にかかるロータリー圧
縮機は、以下に述べる新たに追加された効果を有してい
る。
【0040】本願発明の第4の基本構成によれば、従来
の外接面接触の場合に比べて接触面圧が大幅に低下する
こととなり、簡易な構造で信頼性の向上が図れるという
優れた効果がある。この場合においても、前記ベーンに
おける背圧作用側の面積を縮小すると、ベーンに作用す
る背圧が低減され、接触面圧がより一層低下し、潤滑特
性の向上に大いに寄与する。
の外接面接触の場合に比べて接触面圧が大幅に低下する
こととなり、簡易な構造で信頼性の向上が図れるという
優れた効果がある。この場合においても、前記ベーンに
おける背圧作用側の面積を縮小すると、ベーンに作用す
る背圧が低減され、接触面圧がより一層低下し、潤滑特
性の向上に大いに寄与する。
【0041】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾
つかの好適な実施例を説明する。
つかの好適な実施例を説明する。
【0042】実施例1 図1には、本願発明の実施例1にかかるロータリー圧縮
機が示されている。
機が示されている。
【0043】本実施例のロータリー圧縮機は、既に従来
技術の項において説明したもの(即ち、図24に示すも
の)とほぼ同一構造とされており、ベーン4の形状が相
異しているだけなので、共通の部材には同一の参照符号
を付して説明を省略する。
技術の項において説明したもの(即ち、図24に示すも
の)とほぼ同一構造とされており、ベーン4の形状が相
異しているだけなので、共通の部材には同一の参照符号
を付して説明を省略する。
【0044】本実施例の場合、ベーン4の先端には、ロ
ーラ2の外周面と内接面接触する凹曲面部4bが形成さ
れている。そして、ベーン4の幅bは、ローラ2の全回
転角においてベーン4とローラ2との接触点が前記凹曲
面部4b上に存在できるように従来のもの(図24に示す
もの)より拡大されている。このことにより、ベーン4
のエッジ部とローラ2の外周面とが接触することを防止
している。
ーラ2の外周面と内接面接触する凹曲面部4bが形成さ
れている。そして、ベーン4の幅bは、ローラ2の全回
転角においてベーン4とローラ2との接触点が前記凹曲
面部4b上に存在できるように従来のもの(図24に示す
もの)より拡大されている。このことにより、ベーン4
のエッジ部とローラ2の外周面とが接触することを防止
している。
【0045】このロータリー圧縮機においては、図2
(イ)〜(ニ)に示すように、偏心軸1の回転に伴ってロー
ラ2がシリンダ3の内周面に沿って転動し、吸入通路6
から吸入された流体(即ち、ガス冷媒)を圧縮して吐出通
路7から吐出することとなっている。この過程におい
て、ベーン4先端とローラ2外周面との接触点は常に凹
曲面部4b上に存在せしめられる。
(イ)〜(ニ)に示すように、偏心軸1の回転に伴ってロー
ラ2がシリンダ3の内周面に沿って転動し、吸入通路6
から吸入された流体(即ち、ガス冷媒)を圧縮して吐出通
路7から吐出することとなっている。この過程におい
て、ベーン4先端とローラ2外周面との接触点は常に凹
曲面部4b上に存在せしめられる。
【0046】上記のように構成したことにより、ベーン
4先端とローラ2との接触状態が円筒外周面の内接面接
触(即ち、ベーン4先端の凹曲面部4bとローラ2外周面
との内接面接触)となるため、両者の接触面積の拡大が
得られることとなり、接触面圧が大幅に低下する。従っ
て、ベーン4先端部の焼付き・異常摩耗の防止による信
頼性の向上と摩擦損失の低減による高効率化が図れるの
である。また、ベーン4先端にセラミックコーティング
を施した場合においても、ベーン4のジャンピング時の
衝撃力に対するセラミックコーティングの耐剥離性等の
信頼性向上も図れる。
4先端とローラ2との接触状態が円筒外周面の内接面接
触(即ち、ベーン4先端の凹曲面部4bとローラ2外周面
との内接面接触)となるため、両者の接触面積の拡大が
得られることとなり、接触面圧が大幅に低下する。従っ
て、ベーン4先端部の焼付き・異常摩耗の防止による信
頼性の向上と摩擦損失の低減による高効率化が図れるの
である。また、ベーン4先端にセラミックコーティング
を施した場合においても、ベーン4のジャンピング時の
衝撃力に対するセラミックコーティングの耐剥離性等の
信頼性向上も図れる。
【0047】図19には、ヘルツの弾性接触理論による
平均接触面圧を外接面接触(曲線X)、内接面接触(曲線
Y)および平面接触(曲線Z)について求めた結果が示さ
れている。これによると、外接面接触の場合に比べて内
接面接触の場合の方が曲率半径のいかんに拘わらず接触
面圧が低くなっている。
平均接触面圧を外接面接触(曲線X)、内接面接触(曲線
Y)および平面接触(曲線Z)について求めた結果が示さ
れている。これによると、外接面接触の場合に比べて内
接面接触の場合の方が曲率半径のいかんに拘わらず接触
面圧が低くなっている。
【0048】また、図20には、ベーン4の先端形状に
よるローラ2の回転角(deg)に対する最小油膜厚さ(μm)
の変化が示されているが、これによると、従来の凸曲面
ベーン(曲線Xで示す)に比べて本実施例の凹曲面ベーン
(曲線Yで示す)の方が最小油膜厚さが大幅に増大してい
ることが分かる。
よるローラ2の回転角(deg)に対する最小油膜厚さ(μm)
の変化が示されているが、これによると、従来の凸曲面
ベーン(曲線Xで示す)に比べて本実施例の凹曲面ベーン
(曲線Yで示す)の方が最小油膜厚さが大幅に増大してい
ることが分かる。
【0049】さらに、図21には、ベーン4の先端形状
によるローラ2の回転角(deg)に対する摩擦係数の変化
が示されているが、これによると、従来の凸曲面ベーン
(曲線Xで示す)に比べて本実施例の凹曲面ベーン(曲線
Yで示す)の方が摩擦係数が大幅に減少していることが
分かる。
によるローラ2の回転角(deg)に対する摩擦係数の変化
が示されているが、これによると、従来の凸曲面ベーン
(曲線Xで示す)に比べて本実施例の凹曲面ベーン(曲線
Yで示す)の方が摩擦係数が大幅に減少していることが
分かる。
【0050】ところで、本実施例にかかるロータリー圧
縮機におけるベーン4およびローラ2は、従来品と同じ
材質としても十分に効果があるが、以下に説明する材質
とすると、上記したベーン4の先端形状による潤滑特性
の向上効果がより一層促進される。
縮機におけるベーン4およびローラ2は、従来品と同じ
材質としても十分に効果があるが、以下に説明する材質
とすると、上記したベーン4の先端形状による潤滑特性
の向上効果がより一層促進される。
【0051】即ち、ベーン4の母材を、表面硬度600
Hv〜800Hvの合金鋼あるいは窒化等の表面処理によ
り表面硬度800Hv〜1200Hvに調整された合金鋼
により構成し、ベーン4の先端部表面に、窒化クロムの
セラミックコーティングを施すとともに、ローラを、表
面硬度400Hv〜600Hvに調整した合金鋳鉄あるい
は表面硬度600Hv〜800Hvに調整されたダイス鋼
により構成する。
Hv〜800Hvの合金鋼あるいは窒化等の表面処理によ
り表面硬度800Hv〜1200Hvに調整された合金鋼
により構成し、ベーン4の先端部表面に、窒化クロムの
セラミックコーティングを施すとともに、ローラを、表
面硬度400Hv〜600Hvに調整した合金鋳鉄あるい
は表面硬度600Hv〜800Hvに調整されたダイス鋼
により構成する。
【0052】このようにすると、ベーン母材表面の適度
な高硬度化による耐摩耗性の向上と、耐焼付き性、自己
潤滑性および耐摩耗性に優れ、相手部材への攻撃性の低
い窒化クロムのセラミックコーティングの存在によって
ベーン4先端とローラ2との間の潤滑特性の大幅な向上
が得られ、高度な信頼性が確保される。
な高硬度化による耐摩耗性の向上と、耐焼付き性、自己
潤滑性および耐摩耗性に優れ、相手部材への攻撃性の低
い窒化クロムのセラミックコーティングの存在によって
ベーン4先端とローラ2との間の潤滑特性の大幅な向上
が得られ、高度な信頼性が確保される。
【0053】しかも、本実施例の場合、ローラ2側にお
ける耐摩耗性、耐焼付き性も向上することとなり、さら
なる信頼性の向上が得られる。
ける耐摩耗性、耐焼付き性も向上することとなり、さら
なる信頼性の向上が得られる。
【0054】図22には、現行材と各種セラミックコー
ティング材との焼付き荷重を比較したものが示されてい
るが、これによれば、本実施例である窒化クロムのセラ
ミックコーティングは、現行材に比べて耐焼付き性が大
幅に向上しており、他のセラミックコーティング(即
ち、窒チタン、炭窒化チタンあるいは炭化バナジウムの
セラミックコーティング)と同等の耐焼付き性を示して
いる。
ティング材との焼付き荷重を比較したものが示されてい
るが、これによれば、本実施例である窒化クロムのセラ
ミックコーティングは、現行材に比べて耐焼付き性が大
幅に向上しており、他のセラミックコーティング(即
ち、窒チタン、炭窒化チタンあるいは炭化バナジウムの
セラミックコーティング)と同等の耐焼付き性を示して
いる。
【0055】図23には、潤滑油としてエステル油を用
いた場合における窒化クロムのセラミックコーティング
材と窒化チタンのセラミックコーティング材との自己摩
耗特性および相手部材に対する攻撃性が示されている
が、これによれば、本実施例である窒化クロムのセラミ
ックコーティングと窒化チタンのセラミックコーティン
グ材とは、自己摩耗特性においては窒化チタンのセラミ
ックコーティング材とほぼ同等であるが、相手部材に対
する攻撃性においては窒化チタンのセラミックコーティ
ング材の方が極めて高いことが分かる。なお、窒化クロ
ムのセラミックコーティング材の相手部材としては、モ
ニクロ鋳鉄より高硬度合金鋳鉄あるいはダイス鋼が好ま
しいことが分かる。
いた場合における窒化クロムのセラミックコーティング
材と窒化チタンのセラミックコーティング材との自己摩
耗特性および相手部材に対する攻撃性が示されている
が、これによれば、本実施例である窒化クロムのセラミ
ックコーティングと窒化チタンのセラミックコーティン
グ材とは、自己摩耗特性においては窒化チタンのセラミ
ックコーティング材とほぼ同等であるが、相手部材に対
する攻撃性においては窒化チタンのセラミックコーティ
ング材の方が極めて高いことが分かる。なお、窒化クロ
ムのセラミックコーティング材の相手部材としては、モ
ニクロ鋳鉄より高硬度合金鋳鉄あるいはダイス鋼が好ま
しいことが分かる。
【0056】上記の事実を総合すると、ベーン4の先端
部に窒化クロムのセラミックコーティングを施した本実
施例のものが、潤滑特性を向上させる上で極めて有効で
あることが分かる。
部に窒化クロムのセラミックコーティングを施した本実
施例のものが、潤滑特性を向上させる上で極めて有効で
あることが分かる。
【0057】ところで、ベーン母材して合金鋼(例え
ば、高速度工具鋼、ダイス鋼)を用いる場合、その表面
硬度は600Hv〜800Hvとされるが、750Hv〜
800Hvの表面硬度とするのが望ましい。また、ベー
ン母材として前記合金鋼に対して窒化等の表面処理を施
したものを用いる場合、その表面硬度は800Hv〜1
200Hvとされるが、1100Hv〜1200Hvの表
面硬度とするのが望ましい。
ば、高速度工具鋼、ダイス鋼)を用いる場合、その表面
硬度は600Hv〜800Hvとされるが、750Hv〜
800Hvの表面硬度とするのが望ましい。また、ベー
ン母材として前記合金鋼に対して窒化等の表面処理を施
したものを用いる場合、その表面硬度は800Hv〜1
200Hvとされるが、1100Hv〜1200Hvの表
面硬度とするのが望ましい。
【0058】一方、ローラ材料として合金鋳鉄を用いる
場合、その表面硬度は400Hv〜600HVとされる
が、550Hv〜600Hvの表面硬度とするのが望まし
い。また、ローラ材料としてダイス鋼を用い場合、その
表面硬度は600Hv〜800HVとされるが、750
Hv〜800Hvの表面硬度とするのが望ましい。
場合、その表面硬度は400Hv〜600HVとされる
が、550Hv〜600Hvの表面硬度とするのが望まし
い。また、ローラ材料としてダイス鋼を用い場合、その
表面硬度は600Hv〜800HVとされるが、750
Hv〜800Hvの表面硬度とするのが望ましい。
【0059】実施例2 図3には、本願発明の実施例2にかかるロータリー圧縮
機が示されている。
機が示されている。
【0060】本実施例の場合、実施例1におけるベーン
4の背圧作用側面積(即ち、高圧ガス室9に臨むベーン
端面4cの面積)を縮小している。このようにしたことに
より、ベーン4のローラ2に対する押し付け力が低減さ
れることとなり、接触面圧のさらなる低下が図れる。そ
の他の構成および作用効果は実施例1の場合と同様なの
で重複を避けて説明を省略する。
4の背圧作用側面積(即ち、高圧ガス室9に臨むベーン
端面4cの面積)を縮小している。このようにしたことに
より、ベーン4のローラ2に対する押し付け力が低減さ
れることとなり、接触面圧のさらなる低下が図れる。そ
の他の構成および作用効果は実施例1の場合と同様なの
で重複を避けて説明を省略する。
【0061】実施例3 図4には、本願発明の実施例3にかかるロータリー圧縮
機が示されている。
機が示されている。
【0062】本実施例の場合、ベーン4の先端に、ロー
ラ2の外周面と内接面接触するティルティングパッド状
の摺接部11を設けている。この場合、摺接部11の摺
接面における曲率半径とローラ2の外周面の曲率半径と
を同一とすることができるため、ベーン4の幅を拡大す
ることなく、摺接部11とローラ2外周面とが全面接触
可能となり、ローラ2の全回転領域において接触面圧の
大幅な低下が得られ、上記した潤滑特性の大幅向上が得
られる。この場合、摺接部11とローラ2外周面との間
に潤滑油膜が介在するところから、摺動抵抗もより低減
することとなり、高効率化に大いに寄与する。なお、本
実施例の場合、ベーン4とローラ2とが直接接触しない
ので、実施例1におけるような材質特定をする必要は必
ずしもない。その他の構成および作用効果は実施例1の
場合と同様なので重複を避けて説明を省略する。
ラ2の外周面と内接面接触するティルティングパッド状
の摺接部11を設けている。この場合、摺接部11の摺
接面における曲率半径とローラ2の外周面の曲率半径と
を同一とすることができるため、ベーン4の幅を拡大す
ることなく、摺接部11とローラ2外周面とが全面接触
可能となり、ローラ2の全回転領域において接触面圧の
大幅な低下が得られ、上記した潤滑特性の大幅向上が得
られる。この場合、摺接部11とローラ2外周面との間
に潤滑油膜が介在するところから、摺動抵抗もより低減
することとなり、高効率化に大いに寄与する。なお、本
実施例の場合、ベーン4とローラ2とが直接接触しない
ので、実施例1におけるような材質特定をする必要は必
ずしもない。その他の構成および作用効果は実施例1の
場合と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0063】実施例4 図5には、本願発明の実施例4にかかるロータリー圧縮
機が示されている。
機が示されている。
【0064】本実施例の場合、ベーン4の先端に凹曲面
部4bを形成するとともに、ローラ2の外周面に、前記
凹曲面部4bに対して内接面接触状態で係合する凸曲面
部2aを設けている。この場合、凸曲面部2aの曲率半径
を小さくできるため、ベーン4の幅を拡大する必要がな
い。また、この場合、ローラ2はベーン4先端の凹曲面
部4bとローラ2外周の凸曲面部2aとの係合により拘束
されるため、偏心軸1の回転に伴って公転はするが、自
転することができない。
部4bを形成するとともに、ローラ2の外周面に、前記
凹曲面部4bに対して内接面接触状態で係合する凸曲面
部2aを設けている。この場合、凸曲面部2aの曲率半径
を小さくできるため、ベーン4の幅を拡大する必要がな
い。また、この場合、ローラ2はベーン4先端の凹曲面
部4bとローラ2外周の凸曲面部2aとの係合により拘束
されるため、偏心軸1の回転に伴って公転はするが、自
転することができない。
【0065】本実施例の場合、曲率半径の小さい凹曲面
部4bと曲率半径の小さい凸曲面部2aとの内接面接触と
なるため、接触面圧低減効果が大きくなる(図19の曲
線Y参照)。その他の構成および作用効果は実施例1の
場合と同様なので重複を避けて説明を省略する。
部4bと曲率半径の小さい凸曲面部2aとの内接面接触と
なるため、接触面圧低減効果が大きくなる(図19の曲
線Y参照)。その他の構成および作用効果は実施例1の
場合と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0066】実施例5 図6には、本願発明の実施例6にかかるロータリー圧縮
機が示されている。
機が示されている。
【0067】本実施例の場合、ベーン4の先端に凸曲面
部4aを形成するとともに、ローラ2の外周面に、前記
凸曲面部4aと内接面接触状態で係合する凹曲面部2bを
設けている。この場合、凹曲面部2bの曲率半径を小さ
くできるため、ベーン4の幅を拡大する必要がない。ま
た、この場合、ローラ2はベーン4先端の凸曲面部4a
とローラ2外周の凹曲面部2bとの係合により拘束され
るため、偏心軸1の回転に伴って公転はするが、自転す
ることができない。
部4aを形成するとともに、ローラ2の外周面に、前記
凸曲面部4aと内接面接触状態で係合する凹曲面部2bを
設けている。この場合、凹曲面部2bの曲率半径を小さ
くできるため、ベーン4の幅を拡大する必要がない。ま
た、この場合、ローラ2はベーン4先端の凸曲面部4a
とローラ2外周の凹曲面部2bとの係合により拘束され
るため、偏心軸1の回転に伴って公転はするが、自転す
ることができない。
【0068】本実施例の場合、曲率半径の小さい凹曲面
部4bと曲率半径の小さい凸曲面部2aとの内接面接触と
なるため、接触面圧低減効果が大きくなる(図19の曲
線Y参照)。その他の構成および作用効果は実施例1の
場合と同様なので重複を避けて説明を省略する。
部4bと曲率半径の小さい凸曲面部2aとの内接面接触と
なるため、接触面圧低減効果が大きくなる(図19の曲
線Y参照)。その他の構成および作用効果は実施例1の
場合と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0069】実施例6 図7には、本願発明の実施例6にかかるロータリー圧縮
機が示されている。
機が示されている。
【0070】本実施例の場合、ベーン4とローラ2との
間に、両端にそれぞれ凸曲面部12a,12aを有するピ
ボット状軸受12を介設し、前記ベーン4の先端および
ローラ2の外周面に、前記両凸曲面部12a,12aとそ
れぞれ内接面接触状態で係合する凹曲面部4b,2bをそ
れぞれ設けている。この場合、ピボット状軸受12の凸
曲面部12aの曲率半径を小さくできるため、ベーン4
の幅を拡大する必要がない。また、この場合、ローラ2
はピボット状軸受12の凸曲面部12aとローラ2外周
の凹凸曲面部2bとの係合により拘束されるため、偏心
軸1の回転に伴って公転はするが、自転することができ
ない。
間に、両端にそれぞれ凸曲面部12a,12aを有するピ
ボット状軸受12を介設し、前記ベーン4の先端および
ローラ2の外周面に、前記両凸曲面部12a,12aとそ
れぞれ内接面接触状態で係合する凹曲面部4b,2bをそ
れぞれ設けている。この場合、ピボット状軸受12の凸
曲面部12aの曲率半径を小さくできるため、ベーン4
の幅を拡大する必要がない。また、この場合、ローラ2
はピボット状軸受12の凸曲面部12aとローラ2外周
の凹凸曲面部2bとの係合により拘束されるため、偏心
軸1の回転に伴って公転はするが、自転することができ
ない。
【0071】本実施例の場合、曲率半径の小さいピボッ
ト状軸受凸曲面部12a,12aと曲率半径の小さいベー
ン凹曲面部4bおよびローラ凹曲面部2bとの内接面接触
となるため、接触面圧低減効果が大きくなる(図19の
曲線Y参照)。その他の構成および作用効果は実施例1
の場合と同様なので重複を避けて説明を省略する。
ト状軸受凸曲面部12a,12aと曲率半径の小さいベー
ン凹曲面部4bおよびローラ凹曲面部2bとの内接面接触
となるため、接触面圧低減効果が大きくなる(図19の
曲線Y参照)。その他の構成および作用効果は実施例1
の場合と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0072】実施例7 図8には、本願発明の実施例7にかかるロータリー圧縮
機が示されている。
機が示されている。
【0073】本実施例の場合、実施例4と同様に、ベー
ン4の先端に凹曲面部4bを形成するとともに、ローラ
2の外周面に、前記凹曲面部4bに対して内接面接触状
態で係合する凸曲面部2aを設けているが、偏心軸1と
ローラ2との間に、両者の相対回転速度を低減する摺接
部材として作用する回転リング13を介設している。
ン4の先端に凹曲面部4bを形成するとともに、ローラ
2の外周面に、前記凹曲面部4bに対して内接面接触状
態で係合する凸曲面部2aを設けているが、偏心軸1と
ローラ2との間に、両者の相対回転速度を低減する摺接
部材として作用する回転リング13を介設している。
【0074】このように構成したことにより、ローラ2
が拘束されて自転できない構造となっていても、偏心軸
1と回転リング13との間に相対回転が生じるととも
に、回転リング13とローラ2との間にも相対回転が生
じることとなり、各部材間での相対回転速度が低減する
こととなる。従って、回転摩擦による偏心軸1あるいは
ローラ2の摩耗防止および摩擦熱の低減を図ることがで
きる。その他の構成および作用効果は実施例4と同様な
ので重複を避けて説明を省略する。
が拘束されて自転できない構造となっていても、偏心軸
1と回転リング13との間に相対回転が生じるととも
に、回転リング13とローラ2との間にも相対回転が生
じることとなり、各部材間での相対回転速度が低減する
こととなる。従って、回転摩擦による偏心軸1あるいは
ローラ2の摩耗防止および摩擦熱の低減を図ることがで
きる。その他の構成および作用効果は実施例4と同様な
ので重複を避けて説明を省略する。
【0075】実施例8 図9には、本願発明の実施例8にかかるロータリー圧縮
機が示されている。
機が示されている。
【0076】本実施例の場合、実施例4と同様に、ベー
ン4の先端に凹曲面部4bを形成するとともに、ローラ
2の外周面に、前記凹曲面部4bに対して内接面接触状
態で係合する凸曲面部2aを設けているが、偏心軸1と
ローラ2との間に、両者の相対回転速度を低減する摺接
部材として作用する浮動パッド14を介設している。該
浮動パッド14は、偏心軸1の回転に伴って摺動するも
のであり、焼結合金、合金鋳鉄、軸受鋼、窒化処理され
たステンレス等の材質とされる。
ン4の先端に凹曲面部4bを形成するとともに、ローラ
2の外周面に、前記凹曲面部4bに対して内接面接触状
態で係合する凸曲面部2aを設けているが、偏心軸1と
ローラ2との間に、両者の相対回転速度を低減する摺接
部材として作用する浮動パッド14を介設している。該
浮動パッド14は、偏心軸1の回転に伴って摺動するも
のであり、焼結合金、合金鋳鉄、軸受鋼、窒化処理され
たステンレス等の材質とされる。
【0077】このように構成したことにより、ローラ2
が拘束されて自転できない構造となっていても、偏心軸
1と浮動パッド14との間に相対回転が生じるととも
に、浮動パッド14とローラ2との間にも相対回転が生
じることとなり、各部材間での相対回転速度が低減する
こととなる。従って、回転摩擦による偏心軸1あるいは
ローラ2の摩耗防止および摩擦熱の低減を図ることがで
きる。しかも、各部材の摺動部への潤滑油供給が十分に
得られるため、摩擦低減効果と冷却効果とが得られる。
その他の構成および作用効果は実施例4と同様なので重
複を避けて説明を省略する。
が拘束されて自転できない構造となっていても、偏心軸
1と浮動パッド14との間に相対回転が生じるととも
に、浮動パッド14とローラ2との間にも相対回転が生
じることとなり、各部材間での相対回転速度が低減する
こととなる。従って、回転摩擦による偏心軸1あるいは
ローラ2の摩耗防止および摩擦熱の低減を図ることがで
きる。しかも、各部材の摺動部への潤滑油供給が十分に
得られるため、摩擦低減効果と冷却効果とが得られる。
その他の構成および作用効果は実施例4と同様なので重
複を避けて説明を省略する。
【0078】実施例9 図10には、本願発明の実施例9にかかるロータリー圧
縮機が示されている。
縮機が示されている。
【0079】本実施例の場合、実施例5と同様に、ベー
ン4の先端に凸曲面部4aを形成するとともに、ローラ
2の外周面に、前記凸曲面部4aと内接面接触状態で係
合する凹曲面部2bを設けているが、偏心軸1とローラ
2との間に、両者の相対回転速度を低減する摺接部材と
して作用する回転リング13を介設している。
ン4の先端に凸曲面部4aを形成するとともに、ローラ
2の外周面に、前記凸曲面部4aと内接面接触状態で係
合する凹曲面部2bを設けているが、偏心軸1とローラ
2との間に、両者の相対回転速度を低減する摺接部材と
して作用する回転リング13を介設している。
【0080】このように構成したことにより、ローラ2
が拘束されて自転できない構造となっていても、偏心軸
1と回転リング13との間に相対回転が生じるととも
に、回転リング13とローラ2との間にも相対回転が生
じることとなり、各部材間での相対回転速度が低減する
こととなる。従って、回転摩擦による偏心軸1あるいは
ローラ2の摩耗防止および摩擦熱の低減を図ることがで
きる。その他の構成および作用効果は実施例5と同様な
ので重複を避けて説明を省略する。
が拘束されて自転できない構造となっていても、偏心軸
1と回転リング13との間に相対回転が生じるととも
に、回転リング13とローラ2との間にも相対回転が生
じることとなり、各部材間での相対回転速度が低減する
こととなる。従って、回転摩擦による偏心軸1あるいは
ローラ2の摩耗防止および摩擦熱の低減を図ることがで
きる。その他の構成および作用効果は実施例5と同様な
ので重複を避けて説明を省略する。
【0081】実施例10 図11には、本願発明の実施例10にかかるロータリー
圧縮機が示されている。
圧縮機が示されている。
【0082】本実施例の場合、実施例5と同様に、ベー
ン4の先端に凸曲面部4aを形成するとともに、ローラ
2の外周面に、前記凸曲面部4aと内接面接触状態で係
合する凹曲面部2bを設けているが、偏心軸1とローラ
2との間には、両者の相対回転速度を低減する摺接部材
として作用する浮動パッド14を介設している。該浮動
パッド14は、偏心軸1の回転に伴って摺動するもので
あり、焼結合金、合金鋳鉄、軸受鋼、窒化処理されたス
テンレス等の材質とされる。
ン4の先端に凸曲面部4aを形成するとともに、ローラ
2の外周面に、前記凸曲面部4aと内接面接触状態で係
合する凹曲面部2bを設けているが、偏心軸1とローラ
2との間には、両者の相対回転速度を低減する摺接部材
として作用する浮動パッド14を介設している。該浮動
パッド14は、偏心軸1の回転に伴って摺動するもので
あり、焼結合金、合金鋳鉄、軸受鋼、窒化処理されたス
テンレス等の材質とされる。
【0083】このように構成したことにより、ローラ2
が拘束されて自転できない構造となっていても、偏心軸
1と回転リング13との間に相対回転が生じるととも
に、回転リング13とローラ2との間にも相対回転が生
じることとなり、各部材間での相対回転速度が低減する
こととなる。従って、回転摩擦による偏心軸1あるいは
ローラ2の摩耗防止および摩擦熱の低減を図ることがで
きる。しかも、各部材の摺動部への潤滑油供給が十分に
得られるため、摩擦低減効果と冷却効果とが得られる。
その他の構成および作用効果は実施例5と同様なので重
複を避けて説明を省略する。
が拘束されて自転できない構造となっていても、偏心軸
1と回転リング13との間に相対回転が生じるととも
に、回転リング13とローラ2との間にも相対回転が生
じることとなり、各部材間での相対回転速度が低減する
こととなる。従って、回転摩擦による偏心軸1あるいは
ローラ2の摩耗防止および摩擦熱の低減を図ることがで
きる。しかも、各部材の摺動部への潤滑油供給が十分に
得られるため、摩擦低減効果と冷却効果とが得られる。
その他の構成および作用効果は実施例5と同様なので重
複を避けて説明を省略する。
【0084】実施例11 図12には、本願発明の実施例11にかかるロータリー
圧縮機が示されている。
圧縮機が示されている。
【0085】本実施例の場合、実施例6と同様に、ベー
ン4とローラ2との間に、両端にそれぞれ凸曲面部12
a,12aを有するピボット状軸受12を介設し、前記ベ
ーン4の先端およびローラ2の外周面に、前記両凸曲面
部12a,12aとそれぞれ内接面接触状態で係合する凹
曲面部4b,2bをそれぞれ設けているているが、偏心軸
1とローラ2との間に、両者の相対回転速度を低減する
摺接部材として作用する回転リング13を介設してい
る。
ン4とローラ2との間に、両端にそれぞれ凸曲面部12
a,12aを有するピボット状軸受12を介設し、前記ベ
ーン4の先端およびローラ2の外周面に、前記両凸曲面
部12a,12aとそれぞれ内接面接触状態で係合する凹
曲面部4b,2bをそれぞれ設けているているが、偏心軸
1とローラ2との間に、両者の相対回転速度を低減する
摺接部材として作用する回転リング13を介設してい
る。
【0086】このように構成したことにより、ローラ2
が拘束されて自転できない構造となっていても、偏心軸
1と回転リング13との間に相対回転が生じるととも
に、回転リング13とローラ2との間にも相対回転が生
じることとなり、各部材間での相対回転速度が低減する
こととなる。従って、回転摩擦による偏心軸1あるいは
ローラ2の摩耗防止および摩擦熱の低減を図ることがで
きる。その他の構成および作用効果は実施例6と同様な
ので重複を避けて説明を省略する。
が拘束されて自転できない構造となっていても、偏心軸
1と回転リング13との間に相対回転が生じるととも
に、回転リング13とローラ2との間にも相対回転が生
じることとなり、各部材間での相対回転速度が低減する
こととなる。従って、回転摩擦による偏心軸1あるいは
ローラ2の摩耗防止および摩擦熱の低減を図ることがで
きる。その他の構成および作用効果は実施例6と同様な
ので重複を避けて説明を省略する。
【0087】実施例12 図13には、本願発明の実施例12にかかるロータリー
圧縮機が示されている。
圧縮機が示されている。
【0088】本実施例の場合、実施例6と同様に、ベー
ン4とローラ2との間に、両端にそれぞれ凸曲面部12
a,12aを有するピボット状軸受12を介設し、前記ベ
ーン4の先端およびローラ2の外周面に、前記両凸曲面
部12a,12aとそれぞれ内接面接触状態で係合する凹
曲面部4b,2bをそれぞれ設けているているが、偏心軸
1とローラ2との間には、両者の相対回転速度を低減す
る摺接部材として作用する浮動パッド14を介設してい
る。該浮動パッド14は、偏心軸1の回転に伴って摺動
するものであり、焼結合金、合金鋳鉄、軸受鋼、窒化処
理されたステンレス等の材質とされる。
ン4とローラ2との間に、両端にそれぞれ凸曲面部12
a,12aを有するピボット状軸受12を介設し、前記ベ
ーン4の先端およびローラ2の外周面に、前記両凸曲面
部12a,12aとそれぞれ内接面接触状態で係合する凹
曲面部4b,2bをそれぞれ設けているているが、偏心軸
1とローラ2との間には、両者の相対回転速度を低減す
る摺接部材として作用する浮動パッド14を介設してい
る。該浮動パッド14は、偏心軸1の回転に伴って摺動
するものであり、焼結合金、合金鋳鉄、軸受鋼、窒化処
理されたステンレス等の材質とされる。
【0089】このように構成したことにより、ローラ2
が拘束されて自転できない構造となっていても、偏心軸
1と回転リング13との間に相対回転が生じるととも
に、回転リング13とローラ2との間にも相対回転が生
じることとなり、各部材間での相対回転速度が低減する
こととなる。従って、回転摩擦による偏心軸1あるいは
ローラ2の摩耗防止および摩擦熱の低減を図ることがで
きる。しかも、各部材の摺動部への潤滑油供給が十分に
得られるため、摩擦低減効果と冷却効果とが得られる。
その他の構成および作用効果は実施例6と同様なので重
複を避けて説明を省略する。
が拘束されて自転できない構造となっていても、偏心軸
1と回転リング13との間に相対回転が生じるととも
に、回転リング13とローラ2との間にも相対回転が生
じることとなり、各部材間での相対回転速度が低減する
こととなる。従って、回転摩擦による偏心軸1あるいは
ローラ2の摩耗防止および摩擦熱の低減を図ることがで
きる。しかも、各部材の摺動部への潤滑油供給が十分に
得られるため、摩擦低減効果と冷却効果とが得られる。
その他の構成および作用効果は実施例6と同様なので重
複を避けて説明を省略する。
【0090】実施例13 図14には、本願発明の実施例13にかかるロータリー
圧縮機が示されている。
圧縮機が示されている。
【0091】本実施例の場合、ベーン4の先端に平面部
4dを形成するとともに、ベーン4の先端幅を、ローラ
2の全回転角においてベーン4とローラ2の接触点が前
記平面部4d上に常に存在し得るものとしている。
4dを形成するとともに、ベーン4の先端幅を、ローラ
2の全回転角においてベーン4とローラ2の接触点が前
記平面部4d上に常に存在し得るものとしている。
【0092】ベーン4先端の平面部4dとローラ2外周
面との平面接触の場合、図19の直線Zで示すように、
内接面接触の場合(曲線Y)に比べて接触面圧は高くなる
が、従来の外接面接触の場合(曲線X)に比べて接触面圧
は低下する。
面との平面接触の場合、図19の直線Zで示すように、
内接面接触の場合(曲線Y)に比べて接触面圧は高くなる
が、従来の外接面接触の場合(曲線X)に比べて接触面圧
は低下する。
【0093】なお、ローラ2の全回転角においてベーン
4とローラ2の接触点が前記平面部4d上に常に存在し
得るベーン幅は、図15に示すように、ベーン4の先端
幅をb、ローラ2の公転半径をe、ベーン4の先端エッジ
部における非接触部の幅をα(通常、0.1〜0.8mm
が必要)とした時、b≧2(e−α)となるように設定され
る。その他の構成は実施例1と同様なので重複を避けて
説明を省略する。
4とローラ2の接触点が前記平面部4d上に常に存在し
得るベーン幅は、図15に示すように、ベーン4の先端
幅をb、ローラ2の公転半径をe、ベーン4の先端エッジ
部における非接触部の幅をα(通常、0.1〜0.8mm
が必要)とした時、b≧2(e−α)となるように設定され
る。その他の構成は実施例1と同様なので重複を避けて
説明を省略する。
【0094】実施例14 図16には、本願発明の実施例14にかかるロータリー
圧縮機が示されている。
圧縮機が示されている。
【0095】本実施例の場合、実施例13におけるベー
ン4の背圧作用側面積(即ち、高圧ガス室9に臨むベー
ン端面4cの面積)を縮小している。このことにより、ベ
ーン4のローラ2への押し付け力が低減され、接触面圧
がより一層低下する。その他の構成および作用効果は実
施例13と同様なので重複を避けて説明を省略する。
ン4の背圧作用側面積(即ち、高圧ガス室9に臨むベー
ン端面4cの面積)を縮小している。このことにより、ベ
ーン4のローラ2への押し付け力が低減され、接触面圧
がより一層低下する。その他の構成および作用効果は実
施例13と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0096】実施例15 図17には、本願発明の実施例15にかかるロータリー
圧縮機の要部が示されている。
圧縮機の要部が示されている。
【0097】本実施例の場合、ベーン4の先端に凸曲面
部4aを形成しており、ベーン4およびローラ2の材質
を以下のように規定している。
部4aを形成しており、ベーン4およびローラ2の材質
を以下のように規定している。
【0098】実施例1と同様に、ベーン4の母材を、表
面硬度600Hv〜800Hvの合金鋼あるいは窒化等の
表面処理により表面硬度800Hv〜1200Hvに調整
された合金鋼により構成し、ベーン4の先端部表面に、
窒化クロムのセラミックコーティングを施す一方、ロー
ラ2を、表面硬度400Hv〜600Hvに調整した合金
鋳鉄あるいは表面硬度600Hv〜800Hvに調整され
たダイス鋼により構成している。
面硬度600Hv〜800Hvの合金鋼あるいは窒化等の
表面処理により表面硬度800Hv〜1200Hvに調整
された合金鋼により構成し、ベーン4の先端部表面に、
窒化クロムのセラミックコーティングを施す一方、ロー
ラ2を、表面硬度400Hv〜600Hvに調整した合金
鋳鉄あるいは表面硬度600Hv〜800Hvに調整され
たダイス鋼により構成している。
【0099】ところで、ベーン4の先端を凸曲面部4a
とした場合、凸曲面部4aの曲率半径rは、ベーン先端幅
をb、ローラの半径をR、ローラの公転半径をe、ベーン
先端のエッジにおける非接触幅をαとしたとき、r=(b
−2α)/(2e−b+2α)となるように設定されるが、
ベーン4の摩耗が進行して、接触部が拡大して行き、α
=0となると、ベーン4のエッジ部とローラ2の外周面
とが接触して潤滑不良を起こす。そこで、従来のベーン
においては、摩耗代を考慮して非接触部の幅αを大きく
(例えば、α=0.9〜1.0mm)していた。従って、凸
曲面部4aの曲率半径rを大きくすることが難しくなり、
接触面圧の低下にも限界があった。
とした場合、凸曲面部4aの曲率半径rは、ベーン先端幅
をb、ローラの半径をR、ローラの公転半径をe、ベーン
先端のエッジにおける非接触幅をαとしたとき、r=(b
−2α)/(2e−b+2α)となるように設定されるが、
ベーン4の摩耗が進行して、接触部が拡大して行き、α
=0となると、ベーン4のエッジ部とローラ2の外周面
とが接触して潤滑不良を起こす。そこで、従来のベーン
においては、摩耗代を考慮して非接触部の幅αを大きく
(例えば、α=0.9〜1.0mm)していた。従って、凸
曲面部4aの曲率半径rを大きくすることが難しくなり、
接触面圧の低下にも限界があった。
【0100】ところが、本実施例の場合、上記した構成
により、実施例1において述べたように耐摩耗性が著し
く向上するところから、ベーン4先端の摩耗を保証寿命
中において0.01mm以下にできるところから、非接触
部の幅αを0.1〜0.8mmにまで縮小しても、摩耗限
界においてもベーン4のエッジ部とローラ2の外周面と
が接触することはなくなる。つまり、非接触部の幅αの
縮小が可能となるため、凸曲面部4aの曲率半径rの拡大
が可能となり、接触面圧が低減できるのである(図19
の曲線X参照)。
により、実施例1において述べたように耐摩耗性が著し
く向上するところから、ベーン4先端の摩耗を保証寿命
中において0.01mm以下にできるところから、非接触
部の幅αを0.1〜0.8mmにまで縮小しても、摩耗限
界においてもベーン4のエッジ部とローラ2の外周面と
が接触することはなくなる。つまり、非接触部の幅αの
縮小が可能となるため、凸曲面部4aの曲率半径rの拡大
が可能となり、接触面圧が低減できるのである(図19
の曲線X参照)。
【0101】以上記述した実施例(即ち、請求項1ない
し請求項17にかかる実施例)は、先の出願の明細書お
よび図面に開示されているものである。
し請求項17にかかる実施例)は、先の出願の明細書お
よび図面に開示されているものである。
【0102】以下に、新たに追加された実施例(即ち、
請求項18ないし請求項21にかかる実施例)について
説明する。
請求項18ないし請求項21にかかる実施例)について
説明する。
【0103】実施例16 図18には、本願発明の実施例16にかかるロータリー
圧縮機の要部が示されている。
圧縮機の要部が示されている。
【0104】本実施例の場合、ベーン4の先端に平面部
4dを形成するとともに、ローラ2には、前記ベーン4
先端の平面部4dと該ローラ2の全回転角において摺接
する平面部2cが形成されている。このことにより、ベ
ーン4とローラ2とは、平面同士で接触することとな
り、単位接触面積当たりの接触面圧が大幅に低減される
こととなっている。そして、ベーン4の背圧作用側端面
4cの面積を縮小して、ベーン4のローラ2への押し付
け力を軽減し、両者の接触面圧がより一層低下するよう
にしている。
4dを形成するとともに、ローラ2には、前記ベーン4
先端の平面部4dと該ローラ2の全回転角において摺接
する平面部2cが形成されている。このことにより、ベ
ーン4とローラ2とは、平面同士で接触することとな
り、単位接触面積当たりの接触面圧が大幅に低減される
こととなっている。そして、ベーン4の背圧作用側端面
4cの面積を縮小して、ベーン4のローラ2への押し付
け力を軽減し、両者の接触面圧がより一層低下するよう
にしている。
【0105】また、本実施例の場合、実施例1と同様
に、前記ベーン4の母材を、表面硬度600Hv〜80
0Hvの合金鋼あるいは窒化等の表面処理により表面硬
度800Hv〜1200Hvに調整された合金鋼により構
成し、ベーン4先端部の表面に窒化クロムのセラミック
コーティングを施す一方、前記ローラ2を、表面硬度4
00Hv〜600Hvに調整した合金鋳鉄あるいは表面硬
度600Hv〜800Hvに調整されたダイス鋼により構
成している。このことにより、実施例1と同様の作用効
果が期待できる。
に、前記ベーン4の母材を、表面硬度600Hv〜80
0Hvの合金鋼あるいは窒化等の表面処理により表面硬
度800Hv〜1200Hvに調整された合金鋼により構
成し、ベーン4先端部の表面に窒化クロムのセラミック
コーティングを施す一方、前記ローラ2を、表面硬度4
00Hv〜600Hvに調整した合金鋳鉄あるいは表面硬
度600Hv〜800Hvに調整されたダイス鋼により構
成している。このことにより、実施例1と同様の作用効
果が期待できる。
【0106】ちなみに、ローラ2の偏心率eを5mm、
ベーン4の長さHbを25mm、軸受半径Rjを16m
m、ローラ2の半径Rrを23mm、シリンダ3の半径
Rsを28mm、ローラ2の平面部2cの幅Rwを2
3.5mm、ベーン4の幅Wbを4.5mm、ベーン4
の平面部4aの幅Wbtを13.5mmとしたロータリ
ー圧縮機により試験したところ、接触面積は0.6M
p、摩擦損失は1W、EERは2.44であった。これ
らは、従来公知の外接接触タイプのもの(即ち、接触面
圧:206Mp、摩擦損失:30W、EER:2.4
0)に比べて大幅に改善された値となっている。
ベーン4の長さHbを25mm、軸受半径Rjを16m
m、ローラ2の半径Rrを23mm、シリンダ3の半径
Rsを28mm、ローラ2の平面部2cの幅Rwを2
3.5mm、ベーン4の幅Wbを4.5mm、ベーン4
の平面部4aの幅Wbtを13.5mmとしたロータリ
ー圧縮機により試験したところ、接触面積は0.6M
p、摩擦損失は1W、EERは2.44であった。これ
らは、従来公知の外接接触タイプのもの(即ち、接触面
圧:206Mp、摩擦損失:30W、EER:2.4
0)に比べて大幅に改善された値となっている。
【0107】つまり、本実施例のロータリー圧縮機で
は、ベーン4とローラ2との接触面圧の大幅な低減が達
成される結果、潤滑状態の大幅な向上、摩擦損失の低減
による機械効率の向上、耐摩耗・耐焼き付き性の向上に
よる信頼性の向上が得られるのである。
は、ベーン4とローラ2との接触面圧の大幅な低減が達
成される結果、潤滑状態の大幅な向上、摩擦損失の低減
による機械効率の向上、耐摩耗・耐焼き付き性の向上に
よる信頼性の向上が得られるのである。
【0108】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図1】本願発明の実施例1にかかるロータリー圧縮機
の横断平面図である。
の横断平面図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかるロータリー圧縮機
の作動状態を説明する作動状態説明図である。
の作動状態を説明する作動状態説明図である。
【図3】本願発明の実施例2にかかるロータリー圧縮機
の横断平面図である。
の横断平面図である。
【図4】本願発明の実施例3にかかるロータリー圧縮機
の横断平面図である。
の横断平面図である。
【図5】本願発明の実施例4にかかるロータリー圧縮機
の横断平面図である。
の横断平面図である。
【図6】本願発明の実施例5にかかるロータリー圧縮機
の横断平面図である。
の横断平面図である。
【図7】本願発明の実施例6にかかるロータリー圧縮機
の横断平面図である。
の横断平面図である。
【図8】本願発明の実施例7にかかるロータリー圧縮機
の横断平面図である。
の横断平面図である。
【図9】本願発明の実施例8にかかるロータリー圧縮機
の横断平面図である。
の横断平面図である。
【図10】本願発明の実施例9にかかるロータリー圧縮
機の横断平面図である。
機の横断平面図である。
【図11】本願発明の実施例10にかかるロータリー圧
縮機の横断平面図である。
縮機の横断平面図である。
【図12】本願発明の実施例11にかかるロータリー圧
縮機の横断平面図である。
縮機の横断平面図である。
【図13】本願発明の実施例12にかかるロータリー圧
縮機の横断平面図である。
縮機の横断平面図である。
【図14】本願発明の実施例13にかかるロータリー圧
縮機の横断平面図である。
縮機の横断平面図である。
【図15】本願発明の実施例13にかかるロータリー圧
縮機の要部拡大断面図である。
縮機の要部拡大断面図である。
【図16】本願発明の実施例14にかかるロータリー圧
縮機の横断平面図である。
縮機の横断平面図である。
【図17】本願発明の実施例15にかかるロータリー圧
縮機の要部拡大断面図である。
縮機の要部拡大断面図である。
【図18】本願発明の実施例16にかかるロータリー圧
縮機の要部を示す断面図である。
縮機の要部を示す断面図である。
【図19】ベーン先端部曲率半径に対する接触面圧の変
化を示す特性図である。
化を示す特性図である。
【図20】ローラの回転角に対する最小油膜厚さの変化
を示す特性図である。
を示す特性図である。
【図21】ローラの回転角に対する摩擦係数の変化を示
す特性図である。
す特性図である。
【図22】従来品と各種セラミックコーティング材とに
おける焼付き荷重を示す特性図である。
おける焼付き荷重を示す特性図である。
【図23】窒化クロムのセラミックコーティング材と窒
化チタンのセラミックコーティングとにおける自己摩耗
特性および相手部材に対する攻撃性を示す特性図であ
る。
化チタンのセラミックコーティングとにおける自己摩耗
特性および相手部材に対する攻撃性を示す特性図であ
る。
【図24】従来公知のロータリー圧縮機の横断平面図で
ある。
ある。
1は偏心軸、2はローラ、2aは凸曲面部、2bは凹曲面
部、2cは平面部、3はシリンダ、4はベーン、4aは
凸曲面部、4bは凹曲面部、4cは背圧作用側端面、4d
は平面部、9は高圧ガス室、11は摺接部、12はピボ
ット軸受、12aは凸曲面部、13は摺接部材(回転リン
グ)、14は摺接部材(浮動パッド)。
部、2cは平面部、3はシリンダ、4はベーン、4aは
凸曲面部、4bは凹曲面部、4cは背圧作用側端面、4d
は平面部、9は高圧ガス室、11は摺接部、12はピボ
ット軸受、12aは凸曲面部、13は摺接部材(回転リン
グ)、14は摺接部材(浮動パッド)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 一雅 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 神▲野▼ 亮 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内
Claims (21)
- 【請求項1】 偏心軸上に装架されたローラと、該ロー
ラを転動可能に収納するシリンダと、該シリンダに対し
て進退自在に設けられ且つ前記ローラの外側面に付勢状
態で摺接されるベーンとを備えたロータリー圧縮機であ
って、前記ベーンとローラとの間の接触状態を円筒側面
の内接面接触としたことを特徴とするロータリー圧縮
機。 - 【請求項2】 前記ベーン先端には、前記ローラ外周面
が内接する凹曲面部を形成するとともに、前記ベーン先
端幅を、前記ローラの全回転角においてベーンとローラ
の接触点が前記凹曲面部上に常に存在し得るものとした
ことを特徴とする前記請求項1記載のロータリー圧縮
機。 - 【請求項3】 前記ベーンにおける背圧作用側端面の面
積を縮小したことを特徴とする前記請求項2記載のロー
タリー圧縮機。 - 【請求項4】 前記ベーン先端には、前記ローラ外周面
と内接面接触するティルティングパッド状の摺接部を設
けたことを特徴とする前記請求項1記載のロータリー圧
縮機。 - 【請求項5】 前記ベーン先端には凹曲面部を形成する
とともに、前記ローラ外周面には、前記凹曲面部に対し
て内接面接触状態で係合する凸曲面部を設けたことを特
徴とする前記請求項1記載のロータリー圧縮機。 - 【請求項6】 前記ベーン先端には凸曲面部を形成する
とともに、前記ローラ外周面には、前記凸曲面部と内接
面接触状態で係合する凹曲面部を設けたことを特徴とす
る前記請求項1記載のロータリー圧縮機。 - 【請求項7】 偏心軸上に装架されたローラと、該ロー
ラを転動可能に収納するシリンダと、該シリンダに対し
て進退自在に設けられ且つ前記ローラの外側面に付勢状
態で摺接されるベーンとを備えたロータリー圧縮機であ
って、前記ベーンとローラとの間には、両端にそれぞれ
凸曲面部を有するピボット状軸受を介設し、前記ベーン
先端およびローラ外周面には、前記両凸曲面部とそれぞ
れ内接面接触状態で係合する凹曲面部をそれぞれ設けた
ことを特徴とするロータリー圧縮機。 - 【請求項8】 前記偏心軸とローラとの間には、両者の
相対回転速度を低減する摺接部材を介設したことを特徴
とする前記請求項5ないし請求項7のいずれか一項記載
のロータリー圧縮機。 - 【請求項9】 前記摺接部材を回転リングとしたことを
特徴とする前記請求項8記載のロータリー圧縮機。 - 【請求項10】 前記摺接部材を浮動パッドとしたこと
を特徴とする前記請求項8記載のロータリー圧縮機。 - 【請求項11】 偏心軸上に装架されたローラと、該ロ
ーラを転動可能に収納するシリンダと、該シリンダに対
して進退自在に設けられ且つ前記ローラの外側面に付勢
状態で摺接されるベーンとを備えたロータリー圧縮機で
あって、前記ベーンの先端には平面部を形成するととも
に、前記ベーンの先端幅を、前記ローラの全回転角にお
いてベーンとローラの接触点が前記平面部上に常に存在
し得るものとしたことを特徴とするロータリー圧縮機。 - 【請求項12】 前記ベーンにおける背圧作用側端面の
面積を縮小したことを特徴とする前記請求項11記載の
ロータリー圧縮機。 - 【請求項13】 前記ベーンの母材を、表面硬度600
Hv〜800Hvの合金鋼あるいは窒化等の表面処理によ
り表面硬度800Hv〜1200Hvに調整された合金鋼
により構成し、ベーン先端部の表面に窒化クロムのセラ
ミックコーティングを施したことを特徴とする前記請求
項1ないし請求項12のいずれか一項記載のロータリー
圧縮機。 - 【請求項14】 前記ローラを、表面硬度400Hv〜
600Hvに調整した合金鋳鉄あるいは表面硬度600
Hv〜800Hvに調整されたダイス鋼により構成したこ
とを特徴とする前記請求項13記載のロータリー圧縮
機。 - 【請求項15】 偏心軸上に装架されたローラと、該ロ
ーラを転動可能に収納するシリンダと、該シリンダに対
して進退自在に設けられ且つ前記ローラの外側面に付勢
状態で摺接されるベーンとを備えたロータリー圧縮機で
あって、前記ベーンの母材を、表面硬度600Hv〜8
00Hvの合金鋼あるいは窒化等の表面処理により表面
硬度800Hv〜1200Hvに調整された合金鋼で構成
し、ベーン先端部の表面に窒化クロムのセラミックコー
ティングを施したことを特徴とするロータリー圧縮機。 - 【請求項16】 前記ローラを、表面硬度400Hv〜
600Hvに調整した合金鋳鉄あるいは表面硬度600
Hv〜800Hvに調整されたダイス鋼により構成したこ
とを特徴とする前記請求項15記載のロータリー圧縮
機。 - 【請求項17】 前記ベーンの先端には凸曲面部を形成
するとともに、該凸曲面部の曲率半径をr、ベーン先端
幅をb、ローラの半径をR、ローラの公転半径をe、ベー
ン先端のエッジにおける非接触幅をαとしたとき、r=
(b−2α)/(2e−b+2α)となるように設定し、しか
もα=0.1〜0.8mmとしたことを特徴とする前記請
求項15および16のいずれか一項記載のロータリー圧
縮機。 - 【請求項18】 偏心軸上に装架されたローラと、該ロ
ーラを転動可能に収納するシリンダと、該シリンダに対
して進退自在に設けられ且つ前記ローラの外側面に付勢
状態で摺接されるベーンとを備えたロータリー圧縮機で
あって、前記ベーンの先端には平面部を形成するととも
に、前記ローラには、前記ベーン先端の平面部と該ロー
ラの全回転角において摺接する平面部を形成したことを
特徴とするロータリー圧縮機。 - 【請求項19】 前記ベーンにおける背圧作用側端面の
面積を縮小したことを特徴とする前記請求項18記載の
ロータリー圧縮機。 - 【請求項20】 前記ベーンの母材を、表面硬度600
Hv〜800Hvの合金鋼あるいは窒化等の表面処理によ
り表面硬度800Hv〜1200Hvに調整された合金鋼
により構成し、ベーン先端部の表面に窒化クロムのセラ
ミックコーティングを施したことを特徴とする前記請求
項18および19のいずれか一項記載のロータリー圧縮
機。 - 【請求項21】 前記ローラを、表面硬度400Hv〜
600Hvに調整した合金鋳鉄あるいは表面硬度600
Hv〜800Hvに調整されたダイス鋼により構成したこ
とを特徴とする前記請求項20記載のロータリー圧縮
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4068595A JPH0814175A (ja) | 1994-04-27 | 1995-02-28 | ロータリー圧縮機 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-90256 | 1994-04-27 | ||
| JP9025694 | 1994-04-27 | ||
| JP4068595A JPH0814175A (ja) | 1994-04-27 | 1995-02-28 | ロータリー圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0814175A true JPH0814175A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=26380189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4068595A Pending JPH0814175A (ja) | 1994-04-27 | 1995-02-28 | ロータリー圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0814175A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010138893A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-06-24 | Panasonic Corp | ロータリ圧縮機 |
| JP2011117725A (ja) * | 2011-03-16 | 2011-06-16 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍サイクル装置 |
| WO2015129406A1 (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-03 | 株式会社富士通ゼネラル | ロータリ圧縮機 |
| CN110966190A (zh) * | 2018-09-30 | 2020-04-07 | 广东美芝精密制造有限公司 | 压缩机的滑片和具有其的压缩机构以及压缩机 |
| JP2020125716A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | ロータリ圧縮機 |
| KR20210125993A (ko) * | 2019-01-31 | 2021-10-19 | 닝보 용웨이 그룹 컴퍼니 리미티드 | 로터형 압축 어셈블리, 압축기 및 공조 설비 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP4068595A patent/JPH0814175A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010138893A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-06-24 | Panasonic Corp | ロータリ圧縮機 |
| JP2011117725A (ja) * | 2011-03-16 | 2011-06-16 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍サイクル装置 |
| WO2015129406A1 (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-03 | 株式会社富士通ゼネラル | ロータリ圧縮機 |
| JP2015161295A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 株式会社富士通ゼネラル | ロータリ圧縮機 |
| CN106133321A (zh) * | 2014-02-28 | 2016-11-16 | 富士通将军股份有限公司 | 旋转式压缩机 |
| AU2015224264B2 (en) * | 2014-02-28 | 2017-06-29 | Fujitsu General Limited | Rotary compressor |
| CN110966190A (zh) * | 2018-09-30 | 2020-04-07 | 广东美芝精密制造有限公司 | 压缩机的滑片和具有其的压缩机构以及压缩机 |
| CN110966190B (zh) * | 2018-09-30 | 2025-09-09 | 广东美芝精密制造有限公司 | 压缩机的滑片和具有其的压缩机构以及压缩机 |
| KR20210125993A (ko) * | 2019-01-31 | 2021-10-19 | 닝보 용웨이 그룹 컴퍼니 리미티드 | 로터형 압축 어셈블리, 압축기 및 공조 설비 |
| JP2022518158A (ja) * | 2019-01-31 | 2022-03-14 | 寧波甬微集団有限公司 | ロータリーコンプレッションアセンブリ、コンプレッサー及び空調設備 |
| JP2020125716A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | ロータリ圧縮機 |
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