JPH08141781A - ろう接用接合材 - Google Patents
ろう接用接合材Info
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- JPH08141781A JPH08141781A JP28035494A JP28035494A JPH08141781A JP H08141781 A JPH08141781 A JP H08141781A JP 28035494 A JP28035494 A JP 28035494A JP 28035494 A JP28035494 A JP 28035494A JP H08141781 A JPH08141781 A JP H08141781A
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Abstract
接合材を提供する。 【構成】 ろう接用接合材1は、希土類元素と共晶反応
を生じる合金元素AEをAE≦50原子%含有する希土
類元素系合金よりなり、非晶質相の体積分率VfがVf
≧50%である。この接合材より生じた液相は各種材質
の被接合部材に対して優れた濡れ性を発揮する。また接
合材は非晶質化に伴い高い耐酸化性と均一組成を有す
る。
Description
希土類元素系合金よりなる接合材に関する。
非常に脆いため機械加工性が悪く、また高温下に曝され
ると、金属組織が変化するためそれに伴い磁気特性が低
下する、といった性質を有する。
製ロータに取付ける場合、あり差し構造、ねじ止め、溶
接等の取付手段を採用することができないので、従来は
接着剤が用いられている。
を用いると、永久磁石の濡れ性が悪いため接着強度が低
く、また温度上昇に伴いその接着強度が著しく低下す
る、といった問題を生ずる。このような状況下ではモー
タの高速回転化の要請に到底対応することはできない。
例えば金属部材を強固にろう接することが可能な合金系
接合材を提供することを目的とする。
合材は、希土類元素と共晶反応を生じる合金元素AEを
AE≦50原子%含有する希土類元素系合金よりなり、
非晶質相の体積分率VfがVf≧50%であることを特
徴とする。
晶反応を生じるため、接合材が液相状態または固液共存
状態となる温度は比較的低くなる。これにより、ろう接
による両被接合部材の特性変化を回避することができ
る。
り生じた液相は高活性であって、種種の材質の被接合部
材に対して優れた濡れ性を発揮する。また非晶質相は、
酸化の起点となるような粒界層が存在しないので耐酸化
性が著しく高く、また酸化物の混在も僅少であり、その
上偏析がなく組成が均一である、といった特性を有す
る。このように優れた濡れ性を有し、また非晶質相の体
積分率VfがVf≧50%(100%を含む)である接
合材を用いることによって両被接合部材を強固にろう接
することができる。
0原子%であると、固液共存状態における液相の体積分
率Vfが低くなるため接合強度が低下する。このことか
ら、合金元素AEの含有量は、希土類元素との関係にお
いて共晶組成またはそれに近い組成となるように設定す
るのが望ましい。
的には主成分である希土類元素と、その希土類元素と共
晶反応を行う合金元素AEとから構成される。希土類元
素はY、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、
Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Mm(ミッシュ
メタル)、Di(ジジムまたはジジミウム)およびLu
から選択される少なくとも一種である。また合金元素A
Eは、Cu、Al、Ga、Co、Fe、Ag、Ni、A
u、Mn、Zn、Pd、Sn、Sb、Pb、Bi、Ge
およびInから選択される少なくとも一種である。その
合金元素AEの含有量はAE≦50原子%に設定され
る。二種以上の合金元素AEを含有する場合には、それ
らの合計含有量がAE≦50原子%となる。また合金元
素の下限値は、固液共存状態における液相確保上、AE
=5原子%であることが望ましい。
すれば表1の通りである。
以下のものを挙げることができる。各化学式において、
数値の単位は原子%である(これは以下同じ)。Nd60
Cu40合金、Nd75Cu25合金、Nd80Cu20合金、N
d50Cu50合金、Nd90Al10合金、Nd80Co20合
金、Sm75Cu25合金、Sm65Cu35合金、La85Ga
15合金。さらに三元系合金としては、Nd65Fe5 Cu
30合金(液相発生温度510℃)およびNd70Cu25A
l5 合金(液相発生温度474℃)を挙げることができ
る。
部材を接合材を介して重ね合せ、次いでその重ね合せ物
を真空加熱炉内に設置して、加熱下で接合材を液相状態
または固液共存状態にし、その後炉冷する、といった方
法が採用される。
Eとが共晶反応を生じるため、接合材が液相状態または
固液共存状態となる温度は比較的低くなる。これによ
り、ろう接による被接合部材の特性変化を回避すること
ができる。
り生じた液相は高活性であって、種種の材質の被接合部
材に対して優れた濡れ性を発揮する。また非晶質相は、
酸化の起点となるような粒界層が存在しないので耐酸化
性が著しく高く、また酸化物の混在も僅少であり、その
上偏析がなく組成が均一である、といった特性を有す
る。このように優れた濡れ性を有し、また非晶質相の体
積分率VfがVf≧50%(100%を含む)である接
合材を用いることによって両被接合部材を強固にろう接
することができる。
接合部材の特性変化を招来するので、t≦10時間であ
ることが望ましく、生産性向上の観点からはt≦1時間
である。
ば単ロール法が適用される。即ち、 (a)希土類系合金組成の溶湯を調製する。(b)溶湯
を、高速回転するCu製冷却ロール外周面に噴出させて
超急冷し、これにより非晶質相の体積分率VfがVf≧
50%である薄い帯状接合材を得る。
湯の噴出圧、溶湯の噴出温度等によって制御され、通常
10〜150μmである。この場合、接合材は非晶質相
を有することから高靱性であり、したがって薄帯状に成
形されても破断することがなく、連続的に量産される。
合面の形状に合致させるべく、帯状接合材に打抜き加工
等を施して所定形状の接合材を得ることも容易である。 〔実施例1〕純度99.9%のNdと純度99.9%の
Cuとを、図1に示すように共晶組成を有するNd70C
u30合金が得られるように秤量し、次いでその秤量物を
真空溶解炉を用いて溶解し、その後鋳造を行ってインゴ
ットを得た。
から約200gの原料を採取し、これを石英ノズル内で
高周波溶解して溶湯を調製し、次いで溶湯を石英ノズル
のスリットから、その下方で高速回転するCu製冷却ロ
ール外周面にアルゴンガス圧により噴出させて超急冷
し、幅30mm、厚さ70μmの極薄の帯状接合材を得
た。
ち、石英ノズルの内径 40mm、スリットの寸法 幅
0.25mm、長さ 30mm、アルゴンガス圧 1.0kg
f/cm2 、溶湯温度 670℃、スリットと冷却ロール
との距離 1.0mm、冷却ロールの周速 20m/sec
、溶湯の冷却速度 約105 K/sec である。
トおよび帯状接合材のX線回折結果を示し、帯状接合材
においては2θ≒30°に幅広のハローパターンが観察
され、このことから帯状接合材は非晶質単相組織を有
し、したがって非晶質相の体積分率VfがVf=100
%であることが判明した。また帯状接合材は高い靱性を
有し、180°密着曲げが可能であった。
接合材より縦10mm、横10mm、厚さ70μmの極薄の
板状非晶質接合材1を切出した。
0mm、厚さ3mmのNdFeB系永久磁石(住友特殊金属
社製、商品名NEOMAX−28UH)2を選定し、ま
た他方の被接合部材として、厚さ0.3mmの冷間圧延鋼
板4を積層してなり、且つ縦10mm、横10mm、長さ1
5mmの直方体状の積層体3を選定した。この場合、各鋼
板4の接合にはかしめ手段5が用いられている。
端面よりなる接合面6上に1つの非晶質接合材1を、ま
た非晶質接合材1の上に永久磁石2を、さらに永久磁石
2の上にもう1つの非晶質接合材1を、さらにまた非晶
質接合材1の上にもう1つの積層体3をその接合面6を
下向きにしてそれぞれ重ね合わせて重ね合せ物を作製し
た。次いで、その重ね合せ物を真空加熱炉内に設置し、
加熱温度T=530℃、加熱時間t=20分間の加熱工
程、それに次ぐ炉冷よりなる冷却工程を行って、図4に
示すように2つの積層体3により永久磁石2を挟むよう
にそれら2,3を非晶質接合材1より形成された結晶質
の接合層7を介しろう接した接合体8を得た。このろう
接処理においては、加熱温度TがT=530℃であっ
て、図1に示す共晶点520℃を超えているので、非晶
質接合材1は液相状態となる。なお、両積層体3に存す
る貫通孔9は引張り試験においてチャックとの連結に用
いられる。
ッタによる切断加工を施して、Nd 70Cu30合金よりな
り、且つ縦10mm、横10mm、厚さ0.25mm(マイク
ロカッタによる限界厚さ)の薄板状結晶質接合材を製作
し、この結晶質接合材を用いて前記と同様の方法で図4
に示す接合体8と同一構造の接合体を得た。
と前記同様の2つの積層体3とをエポキシ樹脂系接着剤
(日本チバガイギ社製、商品名アラルダイト)を介し重
ね合せて前記同様の重ね合せ物を作製した。次いで、そ
の重ね合せ物を乾燥炉内に設置して、加熱温度200
℃、加熱時間60分間の加熱工程、それに次ぐ炉冷より
なる接合処理を行って、2つの積層体3と永久磁石2と
をエポキシ樹脂系接着剤を介して接合した前記同様の接
合体を得た。
接合材を用いた接合体およびエポキシ樹脂系接着剤を用
いた接合体について室温下および150℃の加熱下で引
張り試験を行ったところ、表2の結果を得た。
体8は、室温下および150℃の加熱下において、エポ
キシ樹脂系接着剤を用いた接合体に比べて接合強度が高
く、その接合強度は両環境下において殆ど変わらず、ま
たそのばらつきも小さかった。接着剤を用いた接合体は
室温下における接合強度が低い上にそのばらつきが大き
く、また150℃の加熱下ではその接合強度が室温下の
それの3分の1に低下する。
晶質接合材を用いた接合体よりも前記両温度下において
接合強度が高い。これは、非晶質接合材1が優れた耐酸
化性を有し、また酸化物量も僅少であり、さらに均一組
成を有する、ということに起因する。
材の厚さの3分の1以下であるから、食出し量は僅かで
あってろう接処理後の後処理が容易である。
石等の希土類元素を含む永久磁石2は、接合処理時の加
熱温度TがT>650℃になると、その磁気特性、特に
保磁力 IHC (磁化の強さI=0)が低下傾向となる。
ただし、残留磁束密度Brおよび保磁力 BHC (磁束密
度B=0)は殆ど変わらず、したがって最大磁気エネル
ギ積(BH)maxは略一定である。非晶質接合材1を
用いたろう接処理において、その加熱温度TはT=53
0℃であってT≦650℃であるから、永久磁石2の磁
気特性を変化させるようなことはない。
の結晶粒界に希土類元素濃度、この実施例ではNd濃度
の高い相が存在していることに起因する。非晶質接合材
1を用いたろう接処理において、その非晶質接合材1は
液相状態となっており、そのNdを主成分とするNd70
Cu30合金より生じた液相は、高活性であると共に前記
結晶粒界に存するNd濃度の高い相と主成分を共通にす
ることから永久磁石2に対して優れた濡れ性を発揮し、
また前記高活性化に伴い鋼板4よりなる積層体3に対す
る濡れ性も極めて良好である。
を用いることによって、永久磁石2の磁気特性を損うこ
となく、その永久磁石2と積層体3とを強固に接合する
ことができる。
において、ロータの成層鉄心に対する永久磁石2のろう
接に適用され、回転数が10000rpm 以上である高速
回転モータの実現を可能にするものである。 〔実施例2〕実施例1と同様の単ロール法を採用して各
種組成の混相接合材および非晶質接合材を製造し、また
各接合材を用い実施例1と同様のろう接処理を行って各
種接合体を得、さらに各接合体について実施例1と同様
の引張り試験を行った。また実施例1と同様に各種組成
のインゴットより結晶質接合材を製作して比較を行っ
た。
件および接合体の接合強度を示す。
混相よりなる金属組織を備えた混相接合材であるが、非
晶質相の体積分率Vfが75%であって、Vf≧50%
の条件を満たしているので結晶質接合材の例1aに比べ
て組成が均一であり、その結果、接合体の接合強度が高
くなる。また接合材の例2,3は何れも非晶質接合材で
あり、一方、接合材の例2a,3aは何れも結晶質接合
材である。この場合にも、非晶質接合材2,3を用いる
と好結果が得られることが判る。
属部材と他の金属部材とのろう接等にも用いられる。
た構成を具備させることにより、比較的低温域にて液相
を生じて2つの被接合部材を強固にろう接することが可
能な接合材を提供することができる。
り、希土類元素を含む永久磁石と異種金属部材との接合
において、永久磁石の磁気特性を損うことなく接合強度
を高め得る、といった利点を有する。
に関するX線回折図である。
である。
ば単ロール法が適用される。即ち、 (a)希土類元素系合金組成の溶湯を調製する。(b)
溶湯を、高速回転するCu製冷却ロール外周面に噴出さ
せて超急冷し、これにより非晶質相の体積分率VfがV
f≧50%である薄い帯状接合材を得る。
混相よりなる金属組織を備えた混相接合材であるが、非
晶質相の体積分率Vfが75%であって、Vf≧50%
の条件を満たしているので結晶質接合材の例1aに比べ
て組成が均一であり、その結果、接合体の接合強度が高
くなる。また接合材の例2,3は何れも非晶質接合材で
あり、一方、接合材の例2a,3aは何れも結晶質接合
材である。この場合にも、非晶質接合材の例2,3を用
いると好結果が得られることが判る。
Claims (4)
- 【請求項1】 希土類元素と共晶反応を生じる合金元素
AEをAE≦50原子%含有する希土類元素系合金より
なり、非晶質相の体積分率VfがVf≧50%であるこ
とを特徴とするろう接用接合材。 - 【請求項2】 前記合金元素AEはCu、Al、Ga、
Co、Fe、Ag、Ni、Au、Mn、Zn、Pd、S
n、Sb、Pb、Bi、GeおよびInから選択される
少なくとも一種である、請求項1記載のろう接用接合
材。 - 【請求項3】 前記希土類元素系合金は共晶組成を有す
る、請求項1または2記載のろう接用接合材。 - 【請求項4】 希土類元素を含む永久磁石と異種金属部
材との接合に用いられる、請求項1,2または3記載の
ろう接用接合材。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28035494A JP3382392B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | ろう接用接合材 |
| EP95108943A EP0691175B1 (en) | 1994-06-09 | 1995-06-09 | Article made by joining two members together, and a brazing filler metal |
| DE69522390T DE69522390T2 (de) | 1994-06-09 | 1995-06-09 | Gegenstand hergestelt durch Verbinden von zwei Bauteilen und Hartlotzusatzmetall |
| US08/480,269 US5830585A (en) | 1994-06-09 | 1995-06-17 | Article made by joining two members together, and a brazing filler metal |
| US09/063,531 US6214480B1 (en) | 1994-06-09 | 1998-04-21 | Article made by joining two members together, and a brazing filler metal |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28035494A JP3382392B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | ろう接用接合材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08141781A true JPH08141781A (ja) | 1996-06-04 |
| JP3382392B2 JP3382392B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=17623841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28035494A Expired - Fee Related JP3382392B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-11-15 | ろう接用接合材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3382392B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011061038A (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-24 | Toyota Central R&D Labs Inc | 希土類磁石とその製造方法および磁石複合部材 |
-
1994
- 1994-11-15 JP JP28035494A patent/JP3382392B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011061038A (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-24 | Toyota Central R&D Labs Inc | 希土類磁石とその製造方法および磁石複合部材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3382392B2 (ja) | 2003-03-04 |
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