JPH08142634A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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- JPH08142634A JPH08142634A JP28170094A JP28170094A JPH08142634A JP H08142634 A JPH08142634 A JP H08142634A JP 28170094 A JP28170094 A JP 28170094A JP 28170094 A JP28170094 A JP 28170094A JP H08142634 A JPH08142634 A JP H08142634A
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Links
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Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアミックスタイプの車両用空調装置にあっ
て、コンプレッサのオン,オフに伴う車内への吹出し温
度の変動を小さく抑える。 【構成】 エアダクト内に、風を生成するブロワ、コン
プレッサの駆動により風を冷却するエバポレータ、ヒー
タコア及びエアミックスドアを有し風を加熱するエアミ
ックス部を設ける。エアミックスドアの開度SW、ヒー
タコアへの加熱媒体の供給を制御するウォーターバル
ブ、ブロワ電圧を、目標吹出温度TAOに応じて制御する
エアコン制御装置を設ける。目標吹出温度TAOが、エバ
ポレータを通った風を暖める必要がなくなる第1の温度
TAO1 と最大冷房能力を必要とするまでには至らない第
2の温度TAO2 との間にあるときに、ウォーターバルブ
が閉じた状態でエアミックスドアを開放させる冷風温度
安定モードを実行する。
て、コンプレッサのオン,オフに伴う車内への吹出し温
度の変動を小さく抑える。 【構成】 エアダクト内に、風を生成するブロワ、コン
プレッサの駆動により風を冷却するエバポレータ、ヒー
タコア及びエアミックスドアを有し風を加熱するエアミ
ックス部を設ける。エアミックスドアの開度SW、ヒー
タコアへの加熱媒体の供給を制御するウォーターバル
ブ、ブロワ電圧を、目標吹出温度TAOに応じて制御する
エアコン制御装置を設ける。目標吹出温度TAOが、エバ
ポレータを通った風を暖める必要がなくなる第1の温度
TAO1 と最大冷房能力を必要とするまでには至らない第
2の温度TAO2 との間にあるときに、ウォーターバルブ
が閉じた状態でエアミックスドアを開放させる冷風温度
安定モードを実行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送風手段により生成さ
れる風を、エバポレータを通した後、ヒータコア及びエ
アミックスドアを有するエアミックス部を通して車内に
供給するようにしたいわゆるエアミックスタイプの車両
用空調装置に関する。
れる風を、エバポレータを通した後、ヒータコア及びエ
アミックスドアを有するエアミックス部を通して車内に
供給するようにしたいわゆるエアミックスタイプの車両
用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エアミックスタイプの車両用空調装置
は、図7に示すような、HVACと称される空調ユニッ
ト1を有して構成されている。この空調ユニット1は、
エアダクト2内に、その上流部(図で左側)に位置して
ブロワ3を備えると共に、その下流に位置してエバポレ
ータ4及びヒータコア5を順に備えて構成されている。
また、エアダクト2の下流部には、車内の各吹出口(図
示せず)に連通される送風口2aが設けられている。
は、図7に示すような、HVACと称される空調ユニッ
ト1を有して構成されている。この空調ユニット1は、
エアダクト2内に、その上流部(図で左側)に位置して
ブロワ3を備えると共に、その下流に位置してエバポレ
ータ4及びヒータコア5を順に備えて構成されている。
また、エアダクト2の下流部には、車内の各吹出口(図
示せず)に連通される送風口2aが設けられている。
【0003】このとき、前記エバポレータ4は、コンプ
レッサ、コンデンサ、レシーバ、膨張弁等(いずれも図
示せず)から構成される周知の冷凍サイクルの一部を構
成し、前記コンプレッサの駆動により冷却媒体が供給さ
れるようになっている。一方、前記ヒータコア5は、エ
ンジン6の冷却水循環路7に接続されており、ウォータ
ーバルブ8が開放されることにより、エンジン冷却水
(温水)が供給されるようになっている。このヒータコ
ア5は、エアダクト2内の送風断面ほぼ半部に配置さ
れ、その前側に、エアミックスドア9が開度調節可能に
設けられている。これにて、エアミックスドア9の開度
に応じて、エアダクト2内を通る風のうち、ヒータコア
5を通る量とヒータコア5を通らずにそのまま送風口2
aに向かう量との割合を調節することができるようにな
っている。
レッサ、コンデンサ、レシーバ、膨張弁等(いずれも図
示せず)から構成される周知の冷凍サイクルの一部を構
成し、前記コンプレッサの駆動により冷却媒体が供給さ
れるようになっている。一方、前記ヒータコア5は、エ
ンジン6の冷却水循環路7に接続されており、ウォータ
ーバルブ8が開放されることにより、エンジン冷却水
(温水)が供給されるようになっている。このヒータコ
ア5は、エアダクト2内の送風断面ほぼ半部に配置さ
れ、その前側に、エアミックスドア9が開度調節可能に
設けられている。これにて、エアミックスドア9の開度
に応じて、エアダクト2内を通る風のうち、ヒータコア
5を通る量とヒータコア5を通らずにそのまま送風口2
aに向かう量との割合を調節することができるようにな
っている。
【0004】この場合、前記エアミックスドア9の開度
は、目標吹出温度に応じて自動的に調節されたり(オー
トエアコンの場合)、使用者の温度設定レバーの操作に
応動して調節される(マニュアルエアコンの場合)よう
になっており、また、前記ウォーターバルブ8も、それ
ら必要な送風温度に応じて開閉されるようになってい
る。
は、目標吹出温度に応じて自動的に調節されたり(オー
トエアコンの場合)、使用者の温度設定レバーの操作に
応動して調節される(マニュアルエアコンの場合)よう
になっており、また、前記ウォーターバルブ8も、それ
ら必要な送風温度に応じて開閉されるようになってい
る。
【0005】図8には、オートエアコンにおける、目標
吹出温度TAOと、エアミックスドア9の開度及びウォー
ターバルブ8の開閉との関係を示している。ここで、高
温の温風が必要な暖房時(範囲C)には、ウォーターバ
ルブ8が開放されると共にエアミックスドア9が全開
(全風量がヒータコア5を通る)とされ、低温の冷風が
必要な冷房時(範囲A)には、ウォーターバルブ8が閉
塞されると共にエアミックスドア9が全閉(ヒータコア
5に全く風を通さない)とされ、その中間温度の送風が
必要なとき(範囲B)には、ウォーターバルブ8が開放
されると共にエアミックスドア9の開度が必要温度に応
じて調節されるようになっている。
吹出温度TAOと、エアミックスドア9の開度及びウォー
ターバルブ8の開閉との関係を示している。ここで、高
温の温風が必要な暖房時(範囲C)には、ウォーターバ
ルブ8が開放されると共にエアミックスドア9が全開
(全風量がヒータコア5を通る)とされ、低温の冷風が
必要な冷房時(範囲A)には、ウォーターバルブ8が閉
塞されると共にエアミックスドア9が全閉(ヒータコア
5に全く風を通さない)とされ、その中間温度の送風が
必要なとき(範囲B)には、ウォーターバルブ8が開放
されると共にエアミックスドア9の開度が必要温度に応
じて調節されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記冷凍サ
イクルのコンプレッサの制御は、前記エバポレータ4の
通風出口部分に、サーミスタ等のエバ後温度センサ10
を設け、図9に一部示すように、このエバ後温度センサ
10の検出温度TE が、第1の所定温度(例えば4℃)
に上昇するとコンプレッサをオンし、それよりやや低い
第2の所定温度(例えば3℃)に下がると、コンプレッ
サをオフすることにより行われる。
イクルのコンプレッサの制御は、前記エバポレータ4の
通風出口部分に、サーミスタ等のエバ後温度センサ10
を設け、図9に一部示すように、このエバ後温度センサ
10の検出温度TE が、第1の所定温度(例えば4℃)
に上昇するとコンプレッサをオンし、それよりやや低い
第2の所定温度(例えば3℃)に下がると、コンプレッ
サをオフすることにより行われる。
【0007】ここで、上記した低温の冷風が必要な冷房
時(範囲A)には、エアミックスドア9が全閉されてい
て、エバポレータ4を通過した冷風がヒータコア5を通
らずにほぼそのままの温度で、送風口2aに至って車内
に供給されるようになるのであるが、範囲Aのうち、比
較的低負荷の状態(目標吹出温度TAOが高い側)では、
エバ後温度センサ10の検出温度TE が3〜4℃付近で
変動し、上記制御により、コンプレッサのオン・オフが
比較的頻繁に繰返される事情がある。
時(範囲A)には、エアミックスドア9が全閉されてい
て、エバポレータ4を通過した冷風がヒータコア5を通
らずにほぼそのままの温度で、送風口2aに至って車内
に供給されるようになるのであるが、範囲Aのうち、比
較的低負荷の状態(目標吹出温度TAOが高い側)では、
エバ後温度センサ10の検出温度TE が3〜4℃付近で
変動し、上記制御により、コンプレッサのオン・オフが
比較的頻繁に繰返される事情がある。
【0008】ところが、図9に示すように、このコンプ
レッサのオン・オフが繰返されることに伴い、エバポレ
ータ4を通って送風口2aに至る空気の温度Taoutが、
大きな幅で変動するようになり、このため、車内の吹出
口から吹出される冷風の温度も変動し、使用者(車両の
乗員)がその温度変動を感じて、違和感や不快感を抱く
ことがあった。
レッサのオン・オフが繰返されることに伴い、エバポレ
ータ4を通って送風口2aに至る空気の温度Taoutが、
大きな幅で変動するようになり、このため、車内の吹出
口から吹出される冷風の温度も変動し、使用者(車両の
乗員)がその温度変動を感じて、違和感や不快感を抱く
ことがあった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、コンプレッサのオン,オフに伴う車内
への吹出し温度の変動を小さく抑えることのできる車両
用空調装置を提供するにある。
で、その目的は、コンプレッサのオン,オフに伴う車内
への吹出し温度の変動を小さく抑えることのできる車両
用空調装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の車両
用空調装置は、コンプレッサの駆動により冷却媒体が供
給されるエバポレータと、バルブの開放により加熱媒体
が供給されるヒータコア及び開度により前記ヒータコア
への通風割合を調節するエアミックスドアを有するエア
ミックス部とを備え、送風手段により生成される風を、
前記エバポレータを通した後、前記エアミックス部を通
して車内に供給するようにしたものにあって、前記バル
ブが閉じている際でも、前記ヒータコアに通風させる冷
風温度安定モードを有するところに特徴を有する。
用空調装置は、コンプレッサの駆動により冷却媒体が供
給されるエバポレータと、バルブの開放により加熱媒体
が供給されるヒータコア及び開度により前記ヒータコア
への通風割合を調節するエアミックスドアを有するエア
ミックス部とを備え、送風手段により生成される風を、
前記エバポレータを通した後、前記エアミックス部を通
して車内に供給するようにしたものにあって、前記バル
ブが閉じている際でも、前記ヒータコアに通風させる冷
風温度安定モードを有するところに特徴を有する。
【0011】この場合、前記冷風温度安定モードを、比
較的低負荷の冷房運転時に実行するように構成すれば効
果的である(請求項2の発明)。また、前記冷風温度安
定モードを、送風の吹出位置がフェイス吹出口に設定さ
れているときに実行するようにしても良い(請求項3の
発明)。
較的低負荷の冷房運転時に実行するように構成すれば効
果的である(請求項2の発明)。また、前記冷風温度安
定モードを、送風の吹出位置がフェイス吹出口に設定さ
れているときに実行するようにしても良い(請求項3の
発明)。
【0012】そして、請求項4の車両用空調装置は、コ
ンプレッサの駆動により冷却媒体が供給されるエバポレ
ータと、バルブの開放により加熱媒体が供給されるヒー
タコア及び開度により前記ヒータコアへの通風割合を調
節するエアミックスドアを有するエアミックス部とを備
え、送風手段により生成される風を、前記エバポレータ
を通した後、前記エアミックス部を通して車内に供給す
るようにしたものであって、さらに、設定温度及び検出
車内温度等から目標吹出温度を設定する目標吹出温度設
定手段と、前記目標吹出温度に従って前記バルブの開閉
及び前記エアミックスドアの開度を制御する制御手段と
を具備するものにあって、前記制御手段を、前記目標吹
出温度が、比較的低負荷の冷房運転を実行すべき範囲に
あるときに、前記バルブを閉じると共に、前記エアミッ
クスドアを開いて前記ヒータコアへの通風状態とする冷
風温度安定モードを実行させるように構成したところに
特徴を有する。
ンプレッサの駆動により冷却媒体が供給されるエバポレ
ータと、バルブの開放により加熱媒体が供給されるヒー
タコア及び開度により前記ヒータコアへの通風割合を調
節するエアミックスドアを有するエアミックス部とを備
え、送風手段により生成される風を、前記エバポレータ
を通した後、前記エアミックス部を通して車内に供給す
るようにしたものであって、さらに、設定温度及び検出
車内温度等から目標吹出温度を設定する目標吹出温度設
定手段と、前記目標吹出温度に従って前記バルブの開閉
及び前記エアミックスドアの開度を制御する制御手段と
を具備するものにあって、前記制御手段を、前記目標吹
出温度が、比較的低負荷の冷房運転を実行すべき範囲に
あるときに、前記バルブを閉じると共に、前記エアミッ
クスドアを開いて前記ヒータコアへの通風状態とする冷
風温度安定モードを実行させるように構成したところに
特徴を有する。
【0013】この場合、前記比較的低負荷の冷房運転を
実行すべき範囲を、前記エバポレータを通った風を暖め
る必要がなくなる第1の温度と、最大冷房能力を必要と
するまでには至らない第2の温度との間に設定すること
ができる(請求項5の発明)。さらには、前記制御装置
を、前記目標吹出温度が、前記比較的低負荷の冷房運転
を実行すべき範囲のうちの高温側にあるときには、前記
エアミックスドアを全開として前記エバポレータを通っ
た全ての風を前記ヒータコアを通すように構成すると共
に、前記比較的低負荷の冷房運転を実行すべき範囲のう
ちの低温側にあるときには、該目標吹出温度が低くなる
につれてエアミックスドアの開度を小さくしていくよう
に構成すれば、より効果的である(請求項6の発明)。
実行すべき範囲を、前記エバポレータを通った風を暖め
る必要がなくなる第1の温度と、最大冷房能力を必要と
するまでには至らない第2の温度との間に設定すること
ができる(請求項5の発明)。さらには、前記制御装置
を、前記目標吹出温度が、前記比較的低負荷の冷房運転
を実行すべき範囲のうちの高温側にあるときには、前記
エアミックスドアを全開として前記エバポレータを通っ
た全ての風を前記ヒータコアを通すように構成すると共
に、前記比較的低負荷の冷房運転を実行すべき範囲のう
ちの低温側にあるときには、該目標吹出温度が低くなる
につれてエアミックスドアの開度を小さくしていくよう
に構成すれば、より効果的である(請求項6の発明)。
【0014】
【作用及び発明の効果】いわゆるエアミックスタイプの
車両用空調装置にあっては、冷風と温風とをミックスし
て目標とする温度の風を得るという構成上の特質から、
低温の風が必要な冷房時にあっては、エアミックスドア
を全閉としてヒータコアへの通風を禁止すると共に、ヒ
ータコアに対する加熱媒体の供給を停止するつまりバル
ブを閉じることが合理的であり、また当然そのようにす
べきであると考えられていた。このため、従来では、エ
アミックスドアが少しでも開いているときには必ずバル
ブも開いており、エアミックスドアが全閉のときには必
ずバルブも閉じるように構成されていた。
車両用空調装置にあっては、冷風と温風とをミックスし
て目標とする温度の風を得るという構成上の特質から、
低温の風が必要な冷房時にあっては、エアミックスドア
を全閉としてヒータコアへの通風を禁止すると共に、ヒ
ータコアに対する加熱媒体の供給を停止するつまりバル
ブを閉じることが合理的であり、また当然そのようにす
べきであると考えられていた。このため、従来では、エ
アミックスドアが少しでも開いているときには必ずバル
ブも開いており、エアミックスドアが全閉のときには必
ずバルブも閉じるように構成されていた。
【0015】ところが、本発明者は、ヒータコアが、一
般に熱交換用のフィンを有ししかも大きな熱容量(ヒー
トマス)を有することに着目し、従来の常識に反して、
加熱媒体の供給停止状態のヒータコアに対してエバポレ
ータを通った冷風を積極的に通すモードを設けることに
より、コンプレッサのオン・オフに起因してエバポレー
タを通る冷風に大きな温度変動があっても、吹出口に供
給される冷風の温度変動を小さく抑えることができるこ
とを知見し、本発明を成し遂げたのである。
般に熱交換用のフィンを有ししかも大きな熱容量(ヒー
トマス)を有することに着目し、従来の常識に反して、
加熱媒体の供給停止状態のヒータコアに対してエバポレ
ータを通った冷風を積極的に通すモードを設けることに
より、コンプレッサのオン・オフに起因してエバポレー
タを通る冷風に大きな温度変動があっても、吹出口に供
給される冷風の温度変動を小さく抑えることができるこ
とを知見し、本発明を成し遂げたのである。
【0016】即ち、本発明の請求項1の車両用空調装置
によれば、冷風温度安定モードが実行されると、バルブ
が閉じてヒータコアへの加熱媒体の供給が停止されてい
る状態で、送風手段により生成されてエバポレータを通
った冷風が、ヒータコアを通された後、車内に供給され
るようになる。この際、もし、コンプレッサのオン・オ
フがあってエバポレータを通る冷風に大きな温度変動が
あっても、その温度変動は、大きな熱容量を有するヒー
タコアに吸収されるようになる。
によれば、冷風温度安定モードが実行されると、バルブ
が閉じてヒータコアへの加熱媒体の供給が停止されてい
る状態で、送風手段により生成されてエバポレータを通
った冷風が、ヒータコアを通された後、車内に供給され
るようになる。この際、もし、コンプレッサのオン・オ
フがあってエバポレータを通る冷風に大きな温度変動が
あっても、その温度変動は、大きな熱容量を有するヒー
タコアに吸収されるようになる。
【0017】従って、冷風温度安定モードを実行するこ
とにより、コンプレッサのオン・オフに伴う車内への吹
出し温度の変動を小さく抑えることができ、ひいては、
乗員が違和感や不快感を抱くことなく、快適な空調を行
うことができるという優れた効果を得ることができる。
とにより、コンプレッサのオン・オフに伴う車内への吹
出し温度の変動を小さく抑えることができ、ひいては、
乗員が違和感や不快感を抱くことなく、快適な空調を行
うことができるという優れた効果を得ることができる。
【0018】この場合、コンプレッサが比較的頻繁にオ
ン・オフされるのは最大冷房能力を必要としない比較的
低負荷の冷房運転時であり、大きな冷房能力を必要とす
る高負荷の冷房運転時には、コンプレッサは最大能力で
運転されることになる。従って、大きな冷房能力を必要
とする高負荷の冷房時には、上記冷風温度安定モードを
実行することは意味がなくなる。また、冷風をヒータコ
アを通すことは、その冷風の若干の温度の上昇や風量の
減少を招くことになり、本来の冷房効率だけを考えれ
ば、あまり好ましいものではないということができる。
ン・オフされるのは最大冷房能力を必要としない比較的
低負荷の冷房運転時であり、大きな冷房能力を必要とす
る高負荷の冷房運転時には、コンプレッサは最大能力で
運転されることになる。従って、大きな冷房能力を必要
とする高負荷の冷房時には、上記冷風温度安定モードを
実行することは意味がなくなる。また、冷風をヒータコ
アを通すことは、その冷風の若干の温度の上昇や風量の
減少を招くことになり、本来の冷房効率だけを考えれ
ば、あまり好ましいものではないということができる。
【0019】従って、前記冷風温度安定モードを、比較
的低負荷の冷房運転時に実行するように構成すれば(請
求項2の車両用空調装置)、冷風温度安定モードの実行
によるコンプレッサのオン・オフに伴う車内への吹出し
温度の変動を小さく抑えるというメリットを最も効果的
に発揮させることができ、しかも、冷風温度安定モード
の実行による冷風温度上昇や風量減少といったデメリッ
ト部分を、ほとんど影響なく済ませることができる。
的低負荷の冷房運転時に実行するように構成すれば(請
求項2の車両用空調装置)、冷風温度安定モードの実行
によるコンプレッサのオン・オフに伴う車内への吹出し
温度の変動を小さく抑えるというメリットを最も効果的
に発揮させることができ、しかも、冷風温度安定モード
の実行による冷風温度上昇や風量減少といったデメリッ
ト部分を、ほとんど影響なく済ませることができる。
【0020】また、吹出風温度の変動により、車両の乗
員が違和感や不快感を抱くのは、主として送風がフェイ
ス吹出口から供給される場合であるため、前記冷風温度
安定モードを、送風の吹出位置がフェイス吹出口に設定
されているときに実行するようにすれば(請求項3の車
両用空調装置)、冷風温度安定モードの実行により車内
への吹出し温度の変動を小さく抑え、乗員に違和感や不
快感を与えることがないというメリットを効果的に発揮
させることができる。
員が違和感や不快感を抱くのは、主として送風がフェイ
ス吹出口から供給される場合であるため、前記冷風温度
安定モードを、送風の吹出位置がフェイス吹出口に設定
されているときに実行するようにすれば(請求項3の車
両用空調装置)、冷風温度安定モードの実行により車内
への吹出し温度の変動を小さく抑え、乗員に違和感や不
快感を与えることがないというメリットを効果的に発揮
させることができる。
【0021】そして、請求項4の車両用空調装置によれ
ば、設定温度及び検出車内温度等から目標吹出温度を設
定する目標吹出温度設定手段と、前記目標吹出温度に従
ってヒータコアに加熱媒体を供給するためのバルブの開
閉及びエアミックスドアの開度を制御する制御手段とを
具備するいわゆるオートエアコンにあって、前記制御手
段を、前記目標吹出温度が比較的低負荷の冷房運転を実
行すべき範囲にあるときに、前記バルブを閉じると共
に、前記エアミックスドアを開いて前記ヒータコアへの
通風状態とする冷風温度安定モードを実行するように構
成したので、コンプレッサのオン・オフに伴ってエバポ
レータを通る冷風に大きな温度変動があっても、その温
度変動は、大きな熱容量を有するヒータコアに吸収され
るようになり、もって車内への吹出し温度の変動を小さ
く抑えることができ、ひいては、乗員が違和感や不快感
を抱くことなく、快適な空調を行うことができるという
優れた効果を得ることができる。
ば、設定温度及び検出車内温度等から目標吹出温度を設
定する目標吹出温度設定手段と、前記目標吹出温度に従
ってヒータコアに加熱媒体を供給するためのバルブの開
閉及びエアミックスドアの開度を制御する制御手段とを
具備するいわゆるオートエアコンにあって、前記制御手
段を、前記目標吹出温度が比較的低負荷の冷房運転を実
行すべき範囲にあるときに、前記バルブを閉じると共
に、前記エアミックスドアを開いて前記ヒータコアへの
通風状態とする冷風温度安定モードを実行するように構
成したので、コンプレッサのオン・オフに伴ってエバポ
レータを通る冷風に大きな温度変動があっても、その温
度変動は、大きな熱容量を有するヒータコアに吸収され
るようになり、もって車内への吹出し温度の変動を小さ
く抑えることができ、ひいては、乗員が違和感や不快感
を抱くことなく、快適な空調を行うことができるという
優れた効果を得ることができる。
【0022】この場合、コンプレッサが比較的頻繁にオ
ン・オフされるのは、目標吹出温度が、エバポレータを
通った風を暖める必要がなくなる温度と、最大冷房能力
を必要とするまでには至らない温度との間にあるときで
あるから、比較的低負荷の冷房運転を実行すべき範囲即
ち冷風温度安定モードを実行する範囲を、前記エバポレ
ータを通った風を暖める必要がなくなる第1の温度と、
最大冷房能力を必要とするまでには至らない第2の温度
との間に設定すれば(請求項5の車両用空調装置)、冷
風温度安定モードの実行によるコンプレッサのオン・オ
フに伴う車内への吹出し温度の変動を小さく抑えるとい
うメリットを最も効果的に発揮させることができ、しか
も、冷風温度安定モードの実行による冷風温度上昇や風
量減少といったデメリット部分を、ほとんど影響なく済
ませることができる。
ン・オフされるのは、目標吹出温度が、エバポレータを
通った風を暖める必要がなくなる温度と、最大冷房能力
を必要とするまでには至らない温度との間にあるときで
あるから、比較的低負荷の冷房運転を実行すべき範囲即
ち冷風温度安定モードを実行する範囲を、前記エバポレ
ータを通った風を暖める必要がなくなる第1の温度と、
最大冷房能力を必要とするまでには至らない第2の温度
との間に設定すれば(請求項5の車両用空調装置)、冷
風温度安定モードの実行によるコンプレッサのオン・オ
フに伴う車内への吹出し温度の変動を小さく抑えるとい
うメリットを最も効果的に発揮させることができ、しか
も、冷風温度安定モードの実行による冷風温度上昇や風
量減少といったデメリット部分を、ほとんど影響なく済
ませることができる。
【0023】ところで、上記冷風温度安定モードにおい
ては、その目的を効果的に果たすにはエアミックスドア
を全開とすることが本来的には望ましい。ところが、上
述のように、風をヒータコアを通すことにより、風量の
減少を招くことになり、この風量の減少は、エアミック
スドアの開度が大きいほど大きくなる。一方、目標吹出
温度が上記第2の温度よりも低い高負荷の冷房時には、
大風量が必要となる事情がある。このため、前記第2の
温度の前後にて、エアミックスドアの開度を例えば全開
から全閉に急激に切替えると、風量が急激に変動するこ
とになる。
ては、その目的を効果的に果たすにはエアミックスドア
を全開とすることが本来的には望ましい。ところが、上
述のように、風をヒータコアを通すことにより、風量の
減少を招くことになり、この風量の減少は、エアミック
スドアの開度が大きいほど大きくなる。一方、目標吹出
温度が上記第2の温度よりも低い高負荷の冷房時には、
大風量が必要となる事情がある。このため、前記第2の
温度の前後にて、エアミックスドアの開度を例えば全開
から全閉に急激に切替えると、風量が急激に変動するこ
とになる。
【0024】これに対し、本発明の請求項6の車両用空
調装置によれば、冷風温度安定モードを実行する温度範
囲のうちの高温側にあるときには、エアミックスドアを
全開とするので、エバポレータを通った全ての風をヒー
タコアを通すことにより、冷風温度安定モードを効果的
に実行することができ、冷風温度安定モードを実行する
温度範囲のうちの低温側にあるときには、目標吹出温度
が低くなるにつれてエアミックスドアの開度を小さくし
ていくように構成されているので、目標吹出温度が低く
なるにつれて風量も次第に増加し、目標吹出温度が第2
の温度を下回った際の風量の急激な変動を未然に防止す
ることができる。
調装置によれば、冷風温度安定モードを実行する温度範
囲のうちの高温側にあるときには、エアミックスドアを
全開とするので、エバポレータを通った全ての風をヒー
タコアを通すことにより、冷風温度安定モードを効果的
に実行することができ、冷風温度安定モードを実行する
温度範囲のうちの低温側にあるときには、目標吹出温度
が低くなるにつれてエアミックスドアの開度を小さくし
ていくように構成されているので、目標吹出温度が低く
なるにつれて風量も次第に増加し、目標吹出温度が第2
の温度を下回った際の風量の急激な変動を未然に防止す
ることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明をオートエアコンに適用した一
実施例について、図1ないし図5を参照して説明する。
まず、図2を参照して、本実施例に係る車両用空調装置
(オートエアコン)の全体構成について述べる。この車
両用空調装置は、HVACと称される空調ユニット1
1、冷却手段としての冷凍サイクル12、加熱手段とし
てのヒータコア13、エアコン制御装置14等から構成
されている。
実施例について、図1ないし図5を参照して説明する。
まず、図2を参照して、本実施例に係る車両用空調装置
(オートエアコン)の全体構成について述べる。この車
両用空調装置は、HVACと称される空調ユニット1
1、冷却手段としての冷凍サイクル12、加熱手段とし
てのヒータコア13、エアコン制御装置14等から構成
されている。
【0026】そのうち、前記空調ユニット11は、エア
ダクト15内に、その上流部(図で左側)に位置して送
風手段たるブロワ16を備えると共に、その下流に位置
して前記冷凍サイクル12の一部を構成するエバポレー
タ(蒸発器)17、及び、エアミックス部18を順に備
えて構成されている。
ダクト15内に、その上流部(図で左側)に位置して送
風手段たるブロワ16を備えると共に、その下流に位置
して前記冷凍サイクル12の一部を構成するエバポレー
タ(蒸発器)17、及び、エアミックス部18を順に備
えて構成されている。
【0027】詳しい説明は省略するが、前記エアダクト
15の最上流部には、車内空気あるいは車外空気を導入
する空気導入口19が設けられると共に、吸込み空気を
選択するための内外気切替ダンパ20が設けられてい
る。また、前記エアダクト15の最下流部(図で右端
部)には、図示しない車内の各吹出口(フェイス,フッ
ト,デフロスタ等)に連通される送風口21が設けられ
ていると共に、吹出し位置を選択するための吹出口切替
ダンパ22が設けられている。尚、前記内外気切替ダン
パ20及び吹出口切替ダンパ22は、前記エアコン制御
装置14によって、夫々サーボモータ23,24を介し
て切替制御されるようになっている。
15の最上流部には、車内空気あるいは車外空気を導入
する空気導入口19が設けられると共に、吸込み空気を
選択するための内外気切替ダンパ20が設けられてい
る。また、前記エアダクト15の最下流部(図で右端
部)には、図示しない車内の各吹出口(フェイス,フッ
ト,デフロスタ等)に連通される送風口21が設けられ
ていると共に、吹出し位置を選択するための吹出口切替
ダンパ22が設けられている。尚、前記内外気切替ダン
パ20及び吹出口切替ダンパ22は、前記エアコン制御
装置14によって、夫々サーボモータ23,24を介し
て切替制御されるようになっている。
【0028】前記ブロワ16は、例えば遠心ファンから
なり、前記空気導入口19から空気を吸込んで、エアダ
クト15内を前記エバポレータ17側(図で右方)に向
けて送風するようになっている。これにて、ブロワ16
が駆動されることにより、風が生成され、前記エバポレ
ータ17を通った後、前記エアミックス部18を通り、
送風口21から各吹出口を通って車内に供給されるよう
になっている。このとき、ブロワ16は、前記エアコン
制御装置14によって、駆動回路25を介して制御され
るようになっている。後述するように、このときのブロ
ワ電圧つまり送風量は、目標吹出温度TAOに応じて決定
される。
なり、前記空気導入口19から空気を吸込んで、エアダ
クト15内を前記エバポレータ17側(図で右方)に向
けて送風するようになっている。これにて、ブロワ16
が駆動されることにより、風が生成され、前記エバポレ
ータ17を通った後、前記エアミックス部18を通り、
送風口21から各吹出口を通って車内に供給されるよう
になっている。このとき、ブロワ16は、前記エアコン
制御装置14によって、駆動回路25を介して制御され
るようになっている。後述するように、このときのブロ
ワ電圧つまり送風量は、目標吹出温度TAOに応じて決定
される。
【0029】前記冷凍サイクル12は、コンプレッサ
(圧縮機)26、コンデンサ(凝縮器)27、レシーバ
28、膨張弁29、前記エバポレータ17を冷媒管路3
0により閉ループ状に接続し、内部に所要量の冷媒(冷
却媒体)を封入した周知構成のものであり、前記コンプ
レッサ26の駆動により、エバポレータ17に冷媒が供
給され、もって前記エバポレータ17を通る風を冷却す
るようになっている。
(圧縮機)26、コンデンサ(凝縮器)27、レシーバ
28、膨張弁29、前記エバポレータ17を冷媒管路3
0により閉ループ状に接続し、内部に所要量の冷媒(冷
却媒体)を封入した周知構成のものであり、前記コンプ
レッサ26の駆動により、エバポレータ17に冷媒が供
給され、もって前記エバポレータ17を通る風を冷却す
るようになっている。
【0030】前記コンプレッサ26は、走行用エンジン
35の駆動力が電磁クラッチ31を介して伝達されるよ
うになっており、その電磁クラッチ31のオン・オフ
は、前記エアコン制御装置14によって、駆動回路32
を介して制御されるようになっている。このとき、後述
するように、電磁クラッチ31つまりコンプレッサ26
のオン・オフ制御は、前記エバポレータ17の下流部近
傍に設けられた例えばサーミスタ等のエバ後温度センサ
33の検出温度TE に基づいて行われる。
35の駆動力が電磁クラッチ31を介して伝達されるよ
うになっており、その電磁クラッチ31のオン・オフ
は、前記エアコン制御装置14によって、駆動回路32
を介して制御されるようになっている。このとき、後述
するように、電磁クラッチ31つまりコンプレッサ26
のオン・オフ制御は、前記エバポレータ17の下流部近
傍に設けられた例えばサーミスタ等のエバ後温度センサ
33の検出温度TE に基づいて行われる。
【0031】さて、前記エアミックス部18は、前記エ
アダクト15の通風空間のうち、ほぼ半部(図で下側)
に前記ヒータコア13を配置すると共に、そのヒータコ
ア13の前面側に、エアミックスドア34を設けて構成
されている。この場合、前記ヒータコア13は、走行用
エンジン35の冷却水循環路36にバルブたるウォータ
ーバルブ37を介して接続されており、そのウォーター
バルブ37が開放されることにより、加熱媒体としての
エンジン冷却水(温水)が供給されるようになってい
る。前記ウォーターバルブ37は、前記エアコン制御装
置14により駆動回路38を介して開閉制御されるよう
になっている。尚、後述するように、ウォーターバルブ
37の開閉制御は、目標吹出温度TAOに応じて行われ
る。
アダクト15の通風空間のうち、ほぼ半部(図で下側)
に前記ヒータコア13を配置すると共に、そのヒータコ
ア13の前面側に、エアミックスドア34を設けて構成
されている。この場合、前記ヒータコア13は、走行用
エンジン35の冷却水循環路36にバルブたるウォータ
ーバルブ37を介して接続されており、そのウォーター
バルブ37が開放されることにより、加熱媒体としての
エンジン冷却水(温水)が供給されるようになってい
る。前記ウォーターバルブ37は、前記エアコン制御装
置14により駆動回路38を介して開閉制御されるよう
になっている。尚、後述するように、ウォーターバルブ
37の開閉制御は、目標吹出温度TAOに応じて行われ
る。
【0032】そして、前記エアミックスドア34は、そ
の開度SWを変化させることにより、前記エバポレータ
17を通った風のうち前記ヒータコア13を通る割合を
調節するものであり、前記エアコン制御装置14により
サーボモータ39を介して開度SWの制御がなされるよ
うになっている。
の開度SWを変化させることにより、前記エバポレータ
17を通った風のうち前記ヒータコア13を通る割合を
調節するものであり、前記エアコン制御装置14により
サーボモータ39を介して開度SWの制御がなされるよ
うになっている。
【0033】この場合、図示のようにエアミックスドア
24が全閉(SW=0)とされると、ヒータコア13へ
は全く通風が行われずに、前記エバポレータ17を通っ
た風がそのまま送風口21に向い、一方、エアミックス
ドア24が全開(SW=1)とされると、前記エバポレ
ータ17を通った風が全てヒータコア13を通って送風
口21に向うようになっている。これにて、エアミック
ス部18において、冷風と温風とをミックスして目標と
する温度の風を得る構成とされている。尚、後述するよ
うに、このエアミックスドア34の開度SWも、目標吹
出温度TAOに応じて決定される。
24が全閉(SW=0)とされると、ヒータコア13へ
は全く通風が行われずに、前記エバポレータ17を通っ
た風がそのまま送風口21に向い、一方、エアミックス
ドア24が全開(SW=1)とされると、前記エバポレ
ータ17を通った風が全てヒータコア13を通って送風
口21に向うようになっている。これにて、エアミック
ス部18において、冷風と温風とをミックスして目標と
する温度の風を得る構成とされている。尚、後述するよ
うに、このエアミックスドア34の開度SWも、目標吹
出温度TAOに応じて決定される。
【0034】前記エアコン制御装置14は、マイクロコ
ンピュータを主体として構成されており、予め記憶され
た制御プログラムに従って、前記ブロワ16、コンプレ
ッサ26、ウォーターバルブ37、エアミックスドア3
4等を制御するようになっている。このエアコン制御装
置14には、車内に設けられた操作パネル40からの設
定温度Tset や吹出口モード等の設定情報が入力される
ようになっていると共に、前記エバ後温度センサ33の
検出温度TE 、車内温度センサ41の検出した車内温度
Tr 、外気温度センサ42の検出した車外温度Tam、日
射センサ43の検出した日射量Ts 等の検出データが入
力されるようになっている。
ンピュータを主体として構成されており、予め記憶され
た制御プログラムに従って、前記ブロワ16、コンプレ
ッサ26、ウォーターバルブ37、エアミックスドア3
4等を制御するようになっている。このエアコン制御装
置14には、車内に設けられた操作パネル40からの設
定温度Tset や吹出口モード等の設定情報が入力される
ようになっていると共に、前記エバ後温度センサ33の
検出温度TE 、車内温度センサ41の検出した車内温度
Tr 、外気温度センサ42の検出した車外温度Tam、日
射センサ43の検出した日射量Ts 等の検出データが入
力されるようになっている。
【0035】これにて、後の作用説明でも述べるよう
に、エアコン制御装置14は、本発明にいう目標吹出温
度設定手段及び制御手段として機能し、前記設定温度T
set 、車内温度Tr 、車外温度Tam、日射量Ts に基づ
いて目標吹出温度TAOを設定するようになっている。そ
して、その目標吹出温度TAOに従って、エアミックスド
ア34の開度SW、ウォーターバルブ37の開閉、ブロ
ワ16のブロワ電圧(送風量)を制御するようになって
いる。
に、エアコン制御装置14は、本発明にいう目標吹出温
度設定手段及び制御手段として機能し、前記設定温度T
set 、車内温度Tr 、車外温度Tam、日射量Ts に基づ
いて目標吹出温度TAOを設定するようになっている。そ
して、その目標吹出温度TAOに従って、エアミックスド
ア34の開度SW、ウォーターバルブ37の開閉、ブロ
ワ16のブロワ電圧(送風量)を制御するようになって
いる。
【0036】このときの目標吹出温度TAOと、エアミッ
クスドア34の開度SW、ウォーターバルブ37の開
閉、ブロワ16のブロワ電圧との関係は、夫々図1に示
す通りであり、エアコン制御装置14には、この図1に
示す関係が予め制御用のデータとして記憶されている。
ここでは、まず、前記ウォーターバルブ37は、目標吹
出温度TAOが低い(例えばTAO≦10℃)冷房運転時に
は閉塞され、目標吹出温度TAOがそれ以上となった場合
に開放されるようになっている。
クスドア34の開度SW、ウォーターバルブ37の開
閉、ブロワ16のブロワ電圧との関係は、夫々図1に示
す通りであり、エアコン制御装置14には、この図1に
示す関係が予め制御用のデータとして記憶されている。
ここでは、まず、前記ウォーターバルブ37は、目標吹
出温度TAOが低い(例えばTAO≦10℃)冷房運転時に
は閉塞され、目標吹出温度TAOがそれ以上となった場合
に開放されるようになっている。
【0037】次に、前記ブロワ電圧(送風量)は、目標
吹出温度TAOが十分に低い(例えばTAO≦−25℃)高
負荷冷房時において最大(Hi)となり、冷房負荷が小
さくなるに従って次第に小さくなり、目標吹出温度TAO
が中間温度(例えば10℃≦TAO≦30℃)で最低(L
o)となり、暖房負荷が大きくなるに従って次第に大き
くなり、目標吹出温度TAOが十分に高い(例えばTAO≧
60℃)高負荷暖房時において最大(Hi)となるよう
になっている。
吹出温度TAOが十分に低い(例えばTAO≦−25℃)高
負荷冷房時において最大(Hi)となり、冷房負荷が小
さくなるに従って次第に小さくなり、目標吹出温度TAO
が中間温度(例えば10℃≦TAO≦30℃)で最低(L
o)となり、暖房負荷が大きくなるに従って次第に大き
くなり、目標吹出温度TAOが十分に高い(例えばTAO≧
60℃)高負荷暖房時において最大(Hi)となるよう
になっている。
【0038】そして、前記エアミックスドア34の開度
SWは、目標吹出温度TAOが中間温度(例えばTAO=1
0℃)から暖房運転側に行くに従って次第に大きくな
り、目標吹出温度TAOが十分に高い(例えばTAO≧60
℃)高負荷暖房時において全開となるようになっている
のであるが、ここでは、比較的低負荷の冷房運転時にお
いて、前記ウォーターバルブ37が閉じているにも拘ら
ずエアミックスドア34を開放させる冷風温度安定モー
ドが実行されるようになっている。
SWは、目標吹出温度TAOが中間温度(例えばTAO=1
0℃)から暖房運転側に行くに従って次第に大きくな
り、目標吹出温度TAOが十分に高い(例えばTAO≧60
℃)高負荷暖房時において全開となるようになっている
のであるが、ここでは、比較的低負荷の冷房運転時にお
いて、前記ウォーターバルブ37が閉じているにも拘ら
ずエアミックスドア34を開放させる冷風温度安定モー
ドが実行されるようになっている。
【0039】この冷風温度安定モードが実行される目標
吹出温度TAOの範囲は、前記エバポレータ17を通った
風を暖める必要がなくなる第1の温度TAO1 (例えば0
℃)と、最大冷房能力を必要とするまでには至らない第
2の温度TAO2 (例えば−20℃)との間に設定されて
いる。さらに、本実施例では、冷風温度安定モードが実
行される範囲のうち、第2の温度TAO2 近くにおいて
は、目標吹出温度TAOが低くなる(第2の温度TAO2 に
近付く)につれて、エアミックスドア34の開度SWを
小さくしていき、第2の温度TAO2 にて遂に全閉となる
ように構成されている。
吹出温度TAOの範囲は、前記エバポレータ17を通った
風を暖める必要がなくなる第1の温度TAO1 (例えば0
℃)と、最大冷房能力を必要とするまでには至らない第
2の温度TAO2 (例えば−20℃)との間に設定されて
いる。さらに、本実施例では、冷風温度安定モードが実
行される範囲のうち、第2の温度TAO2 近くにおいて
は、目標吹出温度TAOが低くなる(第2の温度TAO2 に
近付く)につれて、エアミックスドア34の開度SWを
小さくしていき、第2の温度TAO2 にて遂に全閉となる
ように構成されている。
【0040】また、前記コンプレッサ26のオン・オフ
制御は、エバ後温度センサ33の検出温度TE に基づい
て、図4及び図5に示すようにして行われる。即ち、エ
バ後温度センサ33の検出温度TE が、第1の温度TE1
(例えば4℃)以上となると、コンプレッサ26がオン
され、それよりやや低い第2の温度TE2(例えば3℃)
以下となると、コンプレッサ26がオフされるようにな
っている。この制御は、上記したエアミックスドア34
の開度SW等の制御と並行して行われる。
制御は、エバ後温度センサ33の検出温度TE に基づい
て、図4及び図5に示すようにして行われる。即ち、エ
バ後温度センサ33の検出温度TE が、第1の温度TE1
(例えば4℃)以上となると、コンプレッサ26がオン
され、それよりやや低い第2の温度TE2(例えば3℃)
以下となると、コンプレッサ26がオフされるようにな
っている。この制御は、上記したエアミックスドア34
の開度SW等の制御と並行して行われる。
【0041】次に、上記のように構成された空調装置の
動作について、図3及び図5も参照して述べる。図3の
フローチャートは、エアコンスイッチがオンされた際
に、エアコン制御装置14が実行する、エアミックスド
ア34、ウォーターバルブ37及びブロワ16に対する
制御内容を概略的に示すものである。尚、このフローチ
ャートには、コンプレッサ26に対する制御は省略して
いるが、上述したように、エアミックスドア34の開度
SW等の制御と並行して、図4に示すようなコンプレッ
サ26のオン・オフ制御が、エバ後温度センサ33の検
出温度TE に基づいて行われるようになっている。
動作について、図3及び図5も参照して述べる。図3の
フローチャートは、エアコンスイッチがオンされた際
に、エアコン制御装置14が実行する、エアミックスド
ア34、ウォーターバルブ37及びブロワ16に対する
制御内容を概略的に示すものである。尚、このフローチ
ャートには、コンプレッサ26に対する制御は省略して
いるが、上述したように、エアミックスドア34の開度
SW等の制御と並行して、図4に示すようなコンプレッ
サ26のオン・オフ制御が、エバ後温度センサ33の検
出温度TE に基づいて行われるようになっている。
【0042】まず、ステップS1では、各種カウンタや
フラグ等の初期化処理が行われる。ステップS2にて、
使用者の操作パネル40の操作により設定された設定温
度Tset が読込まれ、続くステップS3にて、各種セン
サ41,42,43の検出した車内温度Tr 、車外温度
Tam、日射量Ts の信号が読込まれる。そして、ステッ
プS4では、上記各データから目標吹出温度TAOが算出
される。この目標吹出温度TAOは、次の式により算出さ
れる。 TAO=Kset ・Tset −Kr ・Tr −Kam・Tam−Ks
・Ts +C ここで、Kset は温度設定ゲイン、Kr は内気温度ゲイ
ン、Kamは外気温度ゲイン、Ks は日射ゲイン、Cは補
正定数である。
フラグ等の初期化処理が行われる。ステップS2にて、
使用者の操作パネル40の操作により設定された設定温
度Tset が読込まれ、続くステップS3にて、各種セン
サ41,42,43の検出した車内温度Tr 、車外温度
Tam、日射量Ts の信号が読込まれる。そして、ステッ
プS4では、上記各データから目標吹出温度TAOが算出
される。この目標吹出温度TAOは、次の式により算出さ
れる。 TAO=Kset ・Tset −Kr ・Tr −Kam・Tam−Ks
・Ts +C ここで、Kset は温度設定ゲイン、Kr は内気温度ゲイ
ン、Kamは外気温度ゲイン、Ks は日射ゲイン、Cは補
正定数である。
【0043】このようにして目標吹出温度TAOが算出さ
れると、その目標吹出温度TAOに基づいて、予め記憶さ
れている制御用のデータ(図1参照)に従って、エアミ
ックスドア34の開度SW(ステップS5)、ウォータ
ーバルブ37の開閉(ステップS6)、ブロワ16のブ
ロワ電圧(ステップS7)が決定される。そして、ステ
ップS8では、その決定に従って、前記サーボモータ3
9、駆動回路38、駆動回路25に制御信号を出力す
る。これにて、図1に示すように、目標吹出温度TAOに
応じて、エアミックスドア34の開度SW、ウォーター
バルブ37の開閉、ブロワ16のブロワ電圧(送風量)
が制御されるのである。尚、所定時間間隔でステップS
2からの処理が繰返されるようになっている。
れると、その目標吹出温度TAOに基づいて、予め記憶さ
れている制御用のデータ(図1参照)に従って、エアミ
ックスドア34の開度SW(ステップS5)、ウォータ
ーバルブ37の開閉(ステップS6)、ブロワ16のブ
ロワ電圧(ステップS7)が決定される。そして、ステ
ップS8では、その決定に従って、前記サーボモータ3
9、駆動回路38、駆動回路25に制御信号を出力す
る。これにて、図1に示すように、目標吹出温度TAOに
応じて、エアミックスドア34の開度SW、ウォーター
バルブ37の開閉、ブロワ16のブロワ電圧(送風量)
が制御されるのである。尚、所定時間間隔でステップS
2からの処理が繰返されるようになっている。
【0044】このとき、図1に示すように、例えば目標
吹出温度TAOが、中間温度(例えば10℃)以上である
ときには、ウォーターバルブ37が開放されてヒータコ
ア13に温水が連続して供給されると共に、エアミック
スドア34の開度SWがその目標吹出温度TAOに応じた
角度で開放し、さらには、ブロワ電圧(送風量)もその
目標吹出温度TAOに応じたものとされる。
吹出温度TAOが、中間温度(例えば10℃)以上である
ときには、ウォーターバルブ37が開放されてヒータコ
ア13に温水が連続して供給されると共に、エアミック
スドア34の開度SWがその目標吹出温度TAOに応じた
角度で開放し、さらには、ブロワ電圧(送風量)もその
目標吹出温度TAOに応じたものとされる。
【0045】これにて、ブロワ16により生成された風
が、エバポレータ17を通る際に冷却され、その風が、
さらにエアミックス部18を通って加熱されて送風口2
1から車内に供給される。このとき、エアミックス部1
8においては、エアミックスドア34の開度SWに応じ
て、ヒータコア13を通る量とヒータコア13を通らず
にそのまま送風口31に向かう量との割合が調節され、
もって冷風と温風とがミックスされて目標吹出温度TAO
に応じた温度の風が得られるのである。
が、エバポレータ17を通る際に冷却され、その風が、
さらにエアミックス部18を通って加熱されて送風口2
1から車内に供給される。このとき、エアミックス部1
8においては、エアミックスドア34の開度SWに応じ
て、ヒータコア13を通る量とヒータコア13を通らず
にそのまま送風口31に向かう量との割合が調節され、
もって冷風と温風とがミックスされて目標吹出温度TAO
に応じた温度の風が得られるのである。
【0046】一方、目標吹出温度TAOが、前記中間温度
(例えば10℃)よりも低い冷房運転時には、ウォータ
ーバルブ37が閉塞されてヒータコア13への温水の供
給が停止される。この場合、冷房運転時のなかでも目標
吹出温度TAOが十分に低い(例えばTAO≦−25℃)高
負荷冷房時においては、エアミックスドア34が全閉
(SW=0)とされ、エバポレータ17を通過した冷風
がヒータコア13を通らずに、ほぼそのままの温度で送
風口21に至るようになる。
(例えば10℃)よりも低い冷房運転時には、ウォータ
ーバルブ37が閉塞されてヒータコア13への温水の供
給が停止される。この場合、冷房運転時のなかでも目標
吹出温度TAOが十分に低い(例えばTAO≦−25℃)高
負荷冷房時においては、エアミックスドア34が全閉
(SW=0)とされ、エバポレータ17を通過した冷風
がヒータコア13を通らずに、ほぼそのままの温度で送
風口21に至るようになる。
【0047】ここで、冷房運転時のなかでも目標吹出温
度TAOがさほど低くない、つまり比較的低負荷の冷房運
転状態においては、エバ後温度センサ33の検出温度T
E が3〜4℃付近で変動し、上記制御により、コンプレ
ッサ26のオン・オフが比較的頻繁に繰返される事情が
ある。この際、もし、エアミックスドア34が全閉(S
W=0)とされ、エバポレータ17を通過した冷風がヒ
ータコア13を通らずに、ほぼそのままの温度で送風口
21に至るようになると、送風口21部分の空気の温度
Taoutが、比較的大きな幅で変動するようになり、この
ため、車内の吹出口から吹出される冷風の温度も変動
し、使用者(車両の乗員)がその温度変動を感じて、違
和感や不快感を抱くことがある。
度TAOがさほど低くない、つまり比較的低負荷の冷房運
転状態においては、エバ後温度センサ33の検出温度T
E が3〜4℃付近で変動し、上記制御により、コンプレ
ッサ26のオン・オフが比較的頻繁に繰返される事情が
ある。この際、もし、エアミックスドア34が全閉(S
W=0)とされ、エバポレータ17を通過した冷風がヒ
ータコア13を通らずに、ほぼそのままの温度で送風口
21に至るようになると、送風口21部分の空気の温度
Taoutが、比較的大きな幅で変動するようになり、この
ため、車内の吹出口から吹出される冷風の温度も変動
し、使用者(車両の乗員)がその温度変動を感じて、違
和感や不快感を抱くことがある。
【0048】ところが、本実施例では、そのような比較
的低負荷の冷房運転状態、即ち目標吹出温度TAOがエバ
ポレータ17を通った風を暖める必要がなくなる第1の
温度TAO1 (例えば0℃)と、最大冷房能力を必要とす
るまでには至らない第2の温度TAO2 (例えば−20
℃)との間にあるときには、図1に示すように、エアミ
ックスドア34が開放されるようになる。この冷風温度
安定モードの実行により、コンプレッサ26のオン・オ
フがあってエバポレータ17を通る冷風に比較的大きな
温度変動があっても、その温度変動は、大きな熱容量を
有するヒータコア13に吸収されるようになり、このた
め、図5に示すように、送風口21部分の空気の温度T
aout、ひいては車内への吹出し温度の変動を小さく抑え
ることができるのである。
的低負荷の冷房運転状態、即ち目標吹出温度TAOがエバ
ポレータ17を通った風を暖める必要がなくなる第1の
温度TAO1 (例えば0℃)と、最大冷房能力を必要とす
るまでには至らない第2の温度TAO2 (例えば−20
℃)との間にあるときには、図1に示すように、エアミ
ックスドア34が開放されるようになる。この冷風温度
安定モードの実行により、コンプレッサ26のオン・オ
フがあってエバポレータ17を通る冷風に比較的大きな
温度変動があっても、その温度変動は、大きな熱容量を
有するヒータコア13に吸収されるようになり、このた
め、図5に示すように、送風口21部分の空気の温度T
aout、ひいては車内への吹出し温度の変動を小さく抑え
ることができるのである。
【0049】このように本実施例によれば、ウォーター
バルブ37が閉じた状態でエアミックスドア34を開放
させるという従来の常識では考えられない冷風温度安定
モードを設け、比較的低負荷の冷房運転時にその冷風温
度安定モードを実行するようにしたので、従来のような
車内の吹出口から吹出される冷風の温度変動が大きくな
るものと異なり、コンプレッサ23のオン・オフに伴う
車内への吹出し温度の変動を小さく抑えることができ、
ひいては、乗員が違和感や不快感を抱くことなく、快適
な空調を行うことができるという優れた効果を得ること
ができるものである。
バルブ37が閉じた状態でエアミックスドア34を開放
させるという従来の常識では考えられない冷風温度安定
モードを設け、比較的低負荷の冷房運転時にその冷風温
度安定モードを実行するようにしたので、従来のような
車内の吹出口から吹出される冷風の温度変動が大きくな
るものと異なり、コンプレッサ23のオン・オフに伴う
車内への吹出し温度の変動を小さく抑えることができ、
ひいては、乗員が違和感や不快感を抱くことなく、快適
な空調を行うことができるという優れた効果を得ること
ができるものである。
【0050】この場合、温水の供給が停止されていると
はいうものの、冷風をヒータコア13を通すことは、そ
の冷風の若干の温度の上昇を招き、また、ヒータコア1
3が通風抵抗となって風量の若干の減少を招くことにな
り、本来の冷房効率だけを考えれば、あまり好ましいも
のではないということができる。
はいうものの、冷風をヒータコア13を通すことは、そ
の冷風の若干の温度の上昇を招き、また、ヒータコア1
3が通風抵抗となって風量の若干の減少を招くことにな
り、本来の冷房効率だけを考えれば、あまり好ましいも
のではないということができる。
【0051】ところが、上記冷風温度安定モードを実行
するのは、最大冷房能力を必要としない比較的低負荷の
冷房運転時(目標吹出温度TAOが第1の温度TAO1 と第
2の温度TAO2 との間)であり、他方、コンプレッサ2
6が頻繁にオン・オフされるのはこの比較的低負荷の冷
房運転時であるから、冷風温度安定モードの実行による
コンプレッサ26のオン・オフに伴う車内への吹出し温
度の変動を小さく抑えるというメリットを最も効果的に
発揮させることができ、しかも、冷風温度安定モードの
実行による冷風温度上昇や風量減少といったデメリット
部分を、ほとんど影響なく済ませることができるのであ
る。
するのは、最大冷房能力を必要としない比較的低負荷の
冷房運転時(目標吹出温度TAOが第1の温度TAO1 と第
2の温度TAO2 との間)であり、他方、コンプレッサ2
6が頻繁にオン・オフされるのはこの比較的低負荷の冷
房運転時であるから、冷風温度安定モードの実行による
コンプレッサ26のオン・オフに伴う車内への吹出し温
度の変動を小さく抑えるというメリットを最も効果的に
発揮させることができ、しかも、冷風温度安定モードの
実行による冷風温度上昇や風量減少といったデメリット
部分を、ほとんど影響なく済ませることができるのであ
る。
【0052】ところで、上記冷風温度安定モードにおい
ては、その目的を効果的に果たすにはエアミックスドア
34を全開とすることが本来的には望ましい。ところ
が、上述のように、風をヒータコア13を通すことによ
り、風量の減少を招くことになり、この風量の減少は、
エアミックスドア34の開度SWが大きいほど大きくな
る。一方、目標吹出温度TAOが上記第2の温度TAO2 よ
りも低い高負荷の冷房時には、大風量が必要となる事情
がある。このため、前記第2の温度TAO2 の前後にて、
エアミックスドア34の開度SWを例えば全開から全閉
に急激に切替えると、風量が急激に変動することにな
る。
ては、その目的を効果的に果たすにはエアミックスドア
34を全開とすることが本来的には望ましい。ところ
が、上述のように、風をヒータコア13を通すことによ
り、風量の減少を招くことになり、この風量の減少は、
エアミックスドア34の開度SWが大きいほど大きくな
る。一方、目標吹出温度TAOが上記第2の温度TAO2 よ
りも低い高負荷の冷房時には、大風量が必要となる事情
がある。このため、前記第2の温度TAO2 の前後にて、
エアミックスドア34の開度SWを例えば全開から全閉
に急激に切替えると、風量が急激に変動することにな
る。
【0053】これに対し、本実施例では、冷風温度安定
モードが実行される範囲のうち、第2の温度TAO2 近く
においては、目標吹出温度TAOが低くなる(第2の温度
TAO2 に近付く)につれて、エアミックスドア34の開
度SWを小さくしていき、第2の温度TAO2 にて遂に全
閉となるように構成されているので、目標吹出温度TAO
が低くなるにつれて風量も次第に増加し、目標吹出温度
TAOが第2の温度TAO2 を下回った際の風量の急激な変
動を未然に防止することができる。
モードが実行される範囲のうち、第2の温度TAO2 近く
においては、目標吹出温度TAOが低くなる(第2の温度
TAO2 に近付く)につれて、エアミックスドア34の開
度SWを小さくしていき、第2の温度TAO2 にて遂に全
閉となるように構成されているので、目標吹出温度TAO
が低くなるにつれて風量も次第に増加し、目標吹出温度
TAOが第2の温度TAO2 を下回った際の風量の急激な変
動を未然に防止することができる。
【0054】図6は本発明の他の実施例を示すものであ
る。この実施例においては、目標吹出温度TAOに対する
エアミックスドア34の開度SWを、目標吹出温度TAO
が上昇しつつあるとき(クールからホットに向かうと
き)には、上記実施例と同様の実線で示すように決定
し、反対に、目標吹出温度TAOが低下しつつあるとき
(ホットからクールに向かうとき)には、破線で示すよ
うに、第1の温度TAO1 ですぐに全開とするのではな
く、次第に開度SWを大きくしていくようにしたもので
ある。
る。この実施例においては、目標吹出温度TAOに対する
エアミックスドア34の開度SWを、目標吹出温度TAO
が上昇しつつあるとき(クールからホットに向かうと
き)には、上記実施例と同様の実線で示すように決定
し、反対に、目標吹出温度TAOが低下しつつあるとき
(ホットからクールに向かうとき)には、破線で示すよ
うに、第1の温度TAO1 ですぐに全開とするのではな
く、次第に開度SWを大きくしていくようにしたもので
ある。
【0055】これによれば、エアミックス状態つまりヒ
ータコア13に温水が供給されていた状態から、目標吹
出温度TAOが低下して第1の温度TAO1 となった際に、
第1の温度TAO1 ですぐにエアミックスドア34を全開
とすると、ヒータコア13に残存している熱により風の
温度が必要以上に上昇する虞があるのに対し、第1の温
度TAO1 から徐々にエアミックスドア34を開放してく
ため、そのような風の温度の急激な変化を未然に防止す
ることができる利点を得ることができるものである。
ータコア13に温水が供給されていた状態から、目標吹
出温度TAOが低下して第1の温度TAO1 となった際に、
第1の温度TAO1 ですぐにエアミックスドア34を全開
とすると、ヒータコア13に残存している熱により風の
温度が必要以上に上昇する虞があるのに対し、第1の温
度TAO1 から徐々にエアミックスドア34を開放してく
ため、そのような風の温度の急激な変化を未然に防止す
ることができる利点を得ることができるものである。
【0056】なお、上記した実施例では、ウォーターバ
ルブ37とエアミックスドア34とを夫々独立して制御
する構成としたが、例えばリンク機構及びカム機構によ
って、ウォーターバルブ37とエアミックスドア34と
を連動させて上記図1の動作を行わせる構成とすれば、
エアコン制御装置14の一の制御信号によって両者を制
御することが可能となる。
ルブ37とエアミックスドア34とを夫々独立して制御
する構成としたが、例えばリンク機構及びカム機構によ
って、ウォーターバルブ37とエアミックスドア34と
を連動させて上記図1の動作を行わせる構成とすれば、
エアコン制御装置14の一の制御信号によって両者を制
御することが可能となる。
【0057】また、上記実施例では、オートエアコンに
本発明を適用させたが、いわゆるマニュアルエアコンに
適用することも可能である。この場合、目標吹出温度の
代わりに使用者の温度調整レバーの操作に基づいて、ウ
ォーターバルブ37とエアミックスドア34とを図1の
ように動作させる構成とすれば良い。
本発明を適用させたが、いわゆるマニュアルエアコンに
適用することも可能である。この場合、目標吹出温度の
代わりに使用者の温度調整レバーの操作に基づいて、ウ
ォーターバルブ37とエアミックスドア34とを図1の
ように動作させる構成とすれば良い。
【0058】さらに、上記実施例では、車内の吹出口の
位置に関係なく、目標吹出温度TAOに基づいて冷風温度
安定モードを実行させるようにしたが、吹出風温度の変
動により、車両の乗員が違和感や不快感を抱くのは、主
として送風がフェイス吹出口から供給される場合である
ため、冷風温度安定モードを実行する条件に、送風の吹
出位置がフェイス吹出口に設定されていることを加えて
も良く、これによれば、乗員に違和感や不快感を与える
ことがないというメリットを効果的に発揮させることが
できる。
位置に関係なく、目標吹出温度TAOに基づいて冷風温度
安定モードを実行させるようにしたが、吹出風温度の変
動により、車両の乗員が違和感や不快感を抱くのは、主
として送風がフェイス吹出口から供給される場合である
ため、冷風温度安定モードを実行する条件に、送風の吹
出位置がフェイス吹出口に設定されていることを加えて
も良く、これによれば、乗員に違和感や不快感を与える
ことがないというメリットを効果的に発揮させることが
できる。
【0059】その他、本発明は上記し図面に示した実施
例に限定されるものではなく、例えば実施例中に開示し
た10℃,0℃,−20℃等の温度の具体例は、あくま
でも一例に過ぎず、エバポレータの能力や加熱媒体の温
度,車種などに応じて最適なものに設定されるものであ
る等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得
る。
例に限定されるものではなく、例えば実施例中に開示し
た10℃,0℃,−20℃等の温度の具体例は、あくま
でも一例に過ぎず、エバポレータの能力や加熱媒体の温
度,車種などに応じて最適なものに設定されるものであ
る等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得
る。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、目標吹出温度
と、設定されるエアミックスドアの開度、ウォーターバ
ルブの開閉、ブロワ電圧との関係を示す図
と、設定されるエアミックスドアの開度、ウォーターバ
ルブの開閉、ブロワ電圧との関係を示す図
【図2】全体構成を概略的に示す図
【図3】エアコン制御装置が実行する制御内容を示すフ
ローチャート
ローチャート
【図4】エバ後温度センサの検出温度とコンプレッサの
オン・オフとの関係を示す図
オン・オフとの関係を示す図
【図5】冷風温度安定モードの実行時における送風口部
分の空気の温度の変動の様子を示す図
分の空気の温度の変動の様子を示す図
【図6】本発明の他の実施例を示す図1相当図
【図7】従来例を示すもので、空調ユニットの構成を概
略的に示す図
略的に示す図
【図8】目標吹出温度と、設定されるエアミックスドア
の開度、ウォーターバルブの開閉との関係を示す図
の開度、ウォーターバルブの開閉との関係を示す図
【図9】図5相当図
図面中、11は空調ユニット、12は冷凍サイクル、1
3はヒータコア、14はエアコン制御装置(目標吹出温
度設定手段,制御手段)、15はエアダクト、16はブ
ロワ(送風手段)、17はエバポレータ、18はエアミ
ックス部、19は空気導入口、21は送風口、26はコ
ンプレッサ、32は駆動回路、33はエバ後温度セン
サ、34はエアミックスドア、37はウォーターバル
ブ、38は駆動回路、39はサーボモータ、40は操作
パネル、41は車内温度センサ、42は外気温度セン
サ、33は日射センサを示す。
3はヒータコア、14はエアコン制御装置(目標吹出温
度設定手段,制御手段)、15はエアダクト、16はブ
ロワ(送風手段)、17はエバポレータ、18はエアミ
ックス部、19は空気導入口、21は送風口、26はコ
ンプレッサ、32は駆動回路、33はエバ後温度セン
サ、34はエアミックスドア、37はウォーターバル
ブ、38は駆動回路、39はサーボモータ、40は操作
パネル、41は車内温度センサ、42は外気温度セン
サ、33は日射センサを示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 コンプレッサの駆動により冷却媒体が供
給されるエバポレータと、バルブの開放により加熱媒体
が供給されるヒータコア及び開度により前記ヒータコア
への通風割合を調節するエアミックスドアを有するエア
ミックス部とを備え、送風手段により生成される風を、
前記エバポレータを通した後、前記エアミックス部を通
して車内に供給するようにしたものにおいて、 前記バルブが閉じている際でも、前記ヒータコアに通風
させる冷風温度安定モードを有することを特徴とする車
両用空調装置。 - 【請求項2】 前記冷風温度安定モードは、比較的低負
荷の冷房運転時に実行されることを特徴とする請求項1
記載の車両用空調装置。 - 【請求項3】 前記冷風温度安定モードは、送風の吹出
位置がフェイス吹出口に設定されているときに実行され
ることを特徴とする請求項1または2記載の車両用空調
装置。 - 【請求項4】 コンプレッサの駆動により冷却媒体が供
給されるエバポレータと、バルブの開放により加熱媒体
が供給されるヒータコア及び開度により前記ヒータコア
への通風割合を調節するエアミックスドアを有するエア
ミックス部とを備え、送風手段により生成される風を、
前記エバポレータを通した後、前記エアミックス部を通
して車内に供給するようにしたものにおいて、 設定温度及び検出車内温度等から目標吹出温度を設定す
る目標吹出温度設定手段と、前記目標吹出温度に従って
前記バルブの開閉及び前記エアミックスドアの開度を制
御する制御手段とを具備すると共に、 前記制御手段は、前記目標吹出温度が、比較的低負荷の
冷房運転を実行すべき範囲にあるときに、前記バルブを
閉じると共に、前記エアミックスドアを開いて前記ヒー
タコアへの通風状態とする冷風温度安定モードを実行さ
せるように構成されていることを特徴とする車両用空調
装置。 - 【請求項5】 前記比較的低負荷の冷房運転を実行すべ
き範囲は、前記エバポレータを通った風を暖める必要が
なくなる第1の温度と、最大冷房能力を必要とするまで
には至らない第2の温度との間に設定されることを特徴
とする請求項4記載の車両用空調装置。 - 【請求項6】 前記制御装置は、前記目標吹出温度が、
前記比較的低負荷の冷房運転を実行すべき範囲のうちの
高温側にあるときには、前記エアミックスドアを全開と
して前記エバポレータを通った全ての風を前記ヒータコ
アを通すように構成されていると共に、前記比較的低負
荷の冷房運転を実行すべき範囲のうちの低温側にあると
きには、該目標吹出温度が低くなるにつれてエアミック
スドアの開度を小さくしていくように構成されているこ
とを特徴とする請求項4または5記載の車両用空調装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28170094A JPH08142634A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28170094A JPH08142634A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 車両用空調装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08142634A true JPH08142634A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17642767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28170094A Pending JPH08142634A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 車両用空調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08142634A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112954955A (zh) * | 2021-01-25 | 2021-06-11 | 华为技术有限公司 | 一种冷却系统和数据中心 |
-
1994
- 1994-11-16 JP JP28170094A patent/JPH08142634A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112954955A (zh) * | 2021-01-25 | 2021-06-11 | 华为技术有限公司 | 一种冷却系统和数据中心 |
| US12089377B2 (en) | 2021-01-25 | 2024-09-10 | Huawei Digital Power Technologies Co., Ltd. | Cooling system and data center |
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