JPH0814276A - 電磁クラッチ - Google Patents
電磁クラッチInfo
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- JPH0814276A JPH0814276A JP6168792A JP16879294A JPH0814276A JP H0814276 A JPH0814276 A JP H0814276A JP 6168792 A JP6168792 A JP 6168792A JP 16879294 A JP16879294 A JP 16879294A JP H0814276 A JPH0814276 A JP H0814276A
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Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 強化プラスチック材製のアーマチュア支持部
材に平衡機能を付加した電磁クラッチを提供する。 【構成】 圧縮機2の回転軸8には、アーマチュアハブ
10が一体回転可能に装着されている。アーマチュアハ
ブ10には、ダンパーゴム収納部13を有する強化プラ
スチック材製のアーマチュア支持部材12がインサート
成形により一体に固定されている。またアーマチュア支
持部材12には、圧縮機2の動アンバランスを相殺する
ためのバランスウエイト17が埋設されている。
材に平衡機能を付加した電磁クラッチを提供する。 【構成】 圧縮機2の回転軸8には、アーマチュアハブ
10が一体回転可能に装着されている。アーマチュアハ
ブ10には、ダンパーゴム収納部13を有する強化プラ
スチック材製のアーマチュア支持部材12がインサート
成形により一体に固定されている。またアーマチュア支
持部材12には、圧縮機2の動アンバランスを相殺する
ためのバランスウエイト17が埋設されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カーエアコン用圧縮
機などに装着される電磁クラッチ、特には、圧縮機の動
アンバランスを相殺するためのバランスウエイトなどの
平衡機能を付加した電磁クラッチに関するものである。
機などに装着される電磁クラッチ、特には、圧縮機の動
アンバランスを相殺するためのバランスウエイトなどの
平衡機能を付加した電磁クラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、揺動式圧縮機などはその構造及び
動作に起因する動アンバランスが発生するため、この圧
縮機の回転軸に装着されるアーマチュア組立体を有する
電磁クラッチには、動アンバランスを相殺するためのバ
ランスウエイトが構成されている。即ち、特公昭56−
31450号公報に開示されている圧縮機用電磁クラッ
チのように、アーマチュア組立体を、圧縮機の回転軸に
装着されたアーマチュアハブと、このアーマチュアハブ
のフランジ部にワッシャと板ばねの基端部を介して固定
されたストッパプレートと、板ばねの自由端部が固定さ
れストッパプレートの突出部により後退位置が制限され
たアーマチュアとから構成し、ストッパプレートに圧縮
機の動アンバランスを相殺するためのバランスウエイト
を一体に形成している。
動作に起因する動アンバランスが発生するため、この圧
縮機の回転軸に装着されるアーマチュア組立体を有する
電磁クラッチには、動アンバランスを相殺するためのバ
ランスウエイトが構成されている。即ち、特公昭56−
31450号公報に開示されている圧縮機用電磁クラッ
チのように、アーマチュア組立体を、圧縮機の回転軸に
装着されたアーマチュアハブと、このアーマチュアハブ
のフランジ部にワッシャと板ばねの基端部を介して固定
されたストッパプレートと、板ばねの自由端部が固定さ
れストッパプレートの突出部により後退位置が制限され
たアーマチュアとから構成し、ストッパプレートに圧縮
機の動アンバランスを相殺するためのバランスウエイト
を一体に形成している。
【0003】したがって、駆動源からVベルトで回転伝
達されているロータにアーマチュアを磁気吸着すること
により圧縮機が駆動されると、圧縮機の動アンバランス
は、バランスウエイトが形成されたアーマチュア組立体
に発生する動アンバランスにより相殺されるので、圧縮
機の駆動中の振動を抑制することができる。
達されているロータにアーマチュアを磁気吸着すること
により圧縮機が駆動されると、圧縮機の動アンバランス
は、バランスウエイトが形成されたアーマチュア組立体
に発生する動アンバランスにより相殺されるので、圧縮
機の駆動中の振動を抑制することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁クラッチ
は、金属材製のストッパプレートに突起部や切欠き部を
設け平衡機能を付加していた。しかしながら電磁クラッ
チの軽量化や生産性を目的として、ダンパゴム方式の電
磁クラッチは、アーマチュアを軸方向へ移動自在に支持
するダンパゴムを収納するアーマチュア支持部材を強化
プラスチックによって形成することが製品の主流になっ
てきている。したがって、このような強化プラスチック
材製のアーマチュア支持部材に突起部や切欠き部からな
る平衡機能を付加しても、それ自体が軽量なため十分な
平衡作用がなされない。本発明では、強化プラスチック
材製のアーマチュア支持部材に平衡機能を付加した電磁
クラッチを提供することを目的とする。
は、金属材製のストッパプレートに突起部や切欠き部を
設け平衡機能を付加していた。しかしながら電磁クラッ
チの軽量化や生産性を目的として、ダンパゴム方式の電
磁クラッチは、アーマチュアを軸方向へ移動自在に支持
するダンパゴムを収納するアーマチュア支持部材を強化
プラスチックによって形成することが製品の主流になっ
てきている。したがって、このような強化プラスチック
材製のアーマチュア支持部材に突起部や切欠き部からな
る平衡機能を付加しても、それ自体が軽量なため十分な
平衡作用がなされない。本発明では、強化プラスチック
材製のアーマチュア支持部材に平衡機能を付加した電磁
クラッチを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の電磁クラッチでは、回転軸に装着さ
れるアーマチュアハブと、このアーマチュアハブに一体
形成された強化プラスチック材製のアーマチュア支持部
材と、このアーマチュア支持部材の外周側に円周方向間
隔をおいて複数個突設されたダンパーゴム収納部と、こ
のダンパーゴム収納部に圧入されたダンパーゴムと、こ
のダンパーゴムに固着され、かつアーマチュア支持部材
を貫通する締結部材と、この締結部材を介してダンパー
ゴムに支持され軸方向へ移動自在なアーマチュアと、こ
のアーマチュアをダンパーゴムの弾性に抗して磁気吸引
する励磁装置とを備え、アーマチュア支持部材にバラン
スウエイトを埋設したことを特徴とする。
るために、本発明の電磁クラッチでは、回転軸に装着さ
れるアーマチュアハブと、このアーマチュアハブに一体
形成された強化プラスチック材製のアーマチュア支持部
材と、このアーマチュア支持部材の外周側に円周方向間
隔をおいて複数個突設されたダンパーゴム収納部と、こ
のダンパーゴム収納部に圧入されたダンパーゴムと、こ
のダンパーゴムに固着され、かつアーマチュア支持部材
を貫通する締結部材と、この締結部材を介してダンパー
ゴムに支持され軸方向へ移動自在なアーマチュアと、こ
のアーマチュアをダンパーゴムの弾性に抗して磁気吸引
する励磁装置とを備え、アーマチュア支持部材にバラン
スウエイトを埋設したことを特徴とする。
【0006】
【作用】電磁クラッチは、自動車エンジンの回転が伝達
されるロータにアーマチュアを磁気吸着することによ
り、アーマチュアを有するアーマチュア組立体が装着さ
れた圧縮機を駆動する。圧縮機内部の動アンバランス
は、アーマチュア組立体のアーマチュア支持部材に埋設
したバランスウエイトによる動アンバランスで相殺され
る。
されるロータにアーマチュアを磁気吸着することによ
り、アーマチュアを有するアーマチュア組立体が装着さ
れた圧縮機を駆動する。圧縮機内部の動アンバランス
は、アーマチュア組立体のアーマチュア支持部材に埋設
したバランスウエイトによる動アンバランスで相殺され
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係る電磁クラッチの正面図、図2
は図1の断面図、図3は図2のIII−III線断面
図、図4はアーマチュア支持部材の製造方法を説明する
断面図、図5は図2の要部拡大図、図6は動作中の傾斜
歪みの影響を説明する要部断面図、図7はダンパーゴム
の脱落後の動作を説明する正面図である。これらの図に
おいて、全体を符号1で示す電磁クラッチは、カーエア
コン用圧縮機2に装着され、自動車エンジンの回転を圧
縮機2に伝達したり遮断する動力伝達装置として使用さ
れているものである。3は圧縮機2の円筒部2aに軸受
2bを介して回転自在に支持されたロータであって、こ
のロータ3の外周面には、プラスチック材製のポリV溝
プーリ4が一体形成されている。3a,3bはプレス加
工にて打ち抜き形成されている磁界迂回用のスリット
で、それぞれ同一円周上に間隔をおいて設けられてい
る。これらロータ3とプーリ4は、射出成形機の金型内
にロータ3をインサート物として取り付け、ゲートから
その金型内にプラスチック材料を注入することによりイ
ンサート成形して形成したものである。なお、この成形
方法は、特開平4−290618号公報に開示されてい
る。ロータ3の環状溝内には、励磁装置として電磁コイ
ル5を内設したフィールドコア6が嵌装され、フィール
ドコア6は取付板7を介して、圧縮機2のハウジングに
ねじ止め固定されている。
する。図1は本発明に係る電磁クラッチの正面図、図2
は図1の断面図、図3は図2のIII−III線断面
図、図4はアーマチュア支持部材の製造方法を説明する
断面図、図5は図2の要部拡大図、図6は動作中の傾斜
歪みの影響を説明する要部断面図、図7はダンパーゴム
の脱落後の動作を説明する正面図である。これらの図に
おいて、全体を符号1で示す電磁クラッチは、カーエア
コン用圧縮機2に装着され、自動車エンジンの回転を圧
縮機2に伝達したり遮断する動力伝達装置として使用さ
れているものである。3は圧縮機2の円筒部2aに軸受
2bを介して回転自在に支持されたロータであって、こ
のロータ3の外周面には、プラスチック材製のポリV溝
プーリ4が一体形成されている。3a,3bはプレス加
工にて打ち抜き形成されている磁界迂回用のスリット
で、それぞれ同一円周上に間隔をおいて設けられてい
る。これらロータ3とプーリ4は、射出成形機の金型内
にロータ3をインサート物として取り付け、ゲートから
その金型内にプラスチック材料を注入することによりイ
ンサート成形して形成したものである。なお、この成形
方法は、特開平4−290618号公報に開示されてい
る。ロータ3の環状溝内には、励磁装置として電磁コイ
ル5を内設したフィールドコア6が嵌装され、フィール
ドコア6は取付板7を介して、圧縮機2のハウジングに
ねじ止め固定されている。
【0008】圧縮機2の回転軸8には、アーマチュア組
立体9が一体回転可能に軸装されている。アーマチュア
組立体9は、回転軸8にセレーション嵌合された金属材
製のアーマチュアハブ10と、回転軸8の先端が当接す
る当て板11とをインサート物として、これら部材と強
化プラスチックで形成されたアーマチュア支持部材とし
ての円板状のプレート12とをインサート成形により一
体化した構造を有している。アーマチュアハブ10は、
回転軸8に嵌合するセレーション溝が内周面に形成され
たボス部10aと、このボス部10aの端面から径方向
外側に延在する円板状のフランジ部10bとからなる。
フランジ部10bには、同一円周上の等配位置に穿設さ
れた複数個(本実施例では6個)の係合孔10cと、外
周縁に半円弧状に切欠きされた後述するリベット14に
対する複数個(本実施例では3個)の逃げ部10dが形
成されている。
立体9が一体回転可能に軸装されている。アーマチュア
組立体9は、回転軸8にセレーション嵌合された金属材
製のアーマチュアハブ10と、回転軸8の先端が当接す
る当て板11とをインサート物として、これら部材と強
化プラスチックで形成されたアーマチュア支持部材とし
ての円板状のプレート12とをインサート成形により一
体化した構造を有している。アーマチュアハブ10は、
回転軸8に嵌合するセレーション溝が内周面に形成され
たボス部10aと、このボス部10aの端面から径方向
外側に延在する円板状のフランジ部10bとからなる。
フランジ部10bには、同一円周上の等配位置に穿設さ
れた複数個(本実施例では6個)の係合孔10cと、外
周縁に半円弧状に切欠きされた後述するリベット14に
対する複数個(本実施例では3個)の逃げ部10dが形
成されている。
【0009】プレート12の外周側には、同一円周上の
等配位置に複数個(本実施例では3個)の凹陥状に形成
されたダンパーゴム収納部13が、円筒状の収納壁12
aにより囲繞されており、また中心寄りの円板部12b
には、前記アーマチュアハブ10の係合孔10cと係合
する回り止め部としての突出部12cが一体に形成され
ている。ダンパー収納部13の収納壁12aには、後述
するリベット14の高さL1よりも高い高さL2からな
る突出部121aが設けられている。突出部12cの先
端には、アーマチュアハブ10のフランジ部10bのロ
ータ3側で偏平状に形成された抜け止め部12dが一体
形成され、プレート12は、円板部12bと抜け止め部
12dとでフランジ部10bを挟持して、アーマチュア
ハブ10に一体化されている。また、プレート12の内
周端縁には、当て板11の抜け止めとして機能する円筒
部12eが、外周端縁には、円筒状のカバー12fが、
それぞれ一体形成されている。
等配位置に複数個(本実施例では3個)の凹陥状に形成
されたダンパーゴム収納部13が、円筒状の収納壁12
aにより囲繞されており、また中心寄りの円板部12b
には、前記アーマチュアハブ10の係合孔10cと係合
する回り止め部としての突出部12cが一体に形成され
ている。ダンパー収納部13の収納壁12aには、後述
するリベット14の高さL1よりも高い高さL2からな
る突出部121aが設けられている。突出部12cの先
端には、アーマチュアハブ10のフランジ部10bのロ
ータ3側で偏平状に形成された抜け止め部12dが一体
形成され、プレート12は、円板部12bと抜け止め部
12dとでフランジ部10bを挟持して、アーマチュア
ハブ10に一体化されている。また、プレート12の内
周端縁には、当て板11の抜け止めとして機能する円筒
部12eが、外周端縁には、円筒状のカバー12fが、
それぞれ一体形成されている。
【0010】14は、この収納部13の開口側の端部を
円弧状に面取りされた締結部材としてのリベット、15
は、リベット14が中心に固着されたダンパーゴムであ
って、プレート12のダンパーゴム収納部13に圧入固
着されている。リベット14の先端は、収納部13の底
面に穿設された貫通孔12gからロータ3側に突設され
アーマチュア16にかしめ固定されている。なお、リベ
ット14によるアーマチュア16のかしめ固定構造は、
実開平4−32327号公報に開示されている。16a
は磁界迂回用のスリットで、同一円周上に間隔をおいて
設けられている。
円弧状に面取りされた締結部材としてのリベット、15
は、リベット14が中心に固着されたダンパーゴムであ
って、プレート12のダンパーゴム収納部13に圧入固
着されている。リベット14の先端は、収納部13の底
面に穿設された貫通孔12gからロータ3側に突設され
アーマチュア16にかしめ固定されている。なお、リベ
ット14によるアーマチュア16のかしめ固定構造は、
実開平4−32327号公報に開示されている。16a
は磁界迂回用のスリットで、同一円周上に間隔をおいて
設けられている。
【0011】アーマチュア16の内径寸法は、アーマチ
ュアハブ10のフランジ部10bの外径寸法より小さく
形成されており、ダンパーゴム15の弾性によりアーマ
チュア16は、アーマチュアハブ10のフランジ部10
bに当接している。ここで、アーマチュア16へ当接す
るフランジ部10bの当接面が、アーマチュア16の外
周端縁に対向するプレート12の対向面よりもわずかに
面高に形成されて、アーマチュア16とプレート12と
の間には空隙Gが設けられている。
ュアハブ10のフランジ部10bの外径寸法より小さく
形成されており、ダンパーゴム15の弾性によりアーマ
チュア16は、アーマチュアハブ10のフランジ部10
bに当接している。ここで、アーマチュア16へ当接す
るフランジ部10bの当接面が、アーマチュア16の外
周端縁に対向するプレート12の対向面よりもわずかに
面高に形成されて、アーマチュア16とプレート12と
の間には空隙Gが設けられている。
【0012】一方、このような実施例の電磁クラッチ1
においては、プレート12の最外周部にバランスウエイ
ト17が埋設されている。このバランスウエイト17
は、アーマチュアハブ10と同様に一対の金型内に支持
され、プレート12にインサート成形されている。即
ち、図4に示した断面図のように、固定金型18の中心
に形成された凹陥部18aにアーマチュアハブ10のボ
ス部10aを嵌合するとともに、可動金型19に設けた
突起部19aにバランスウエイト17を掛止する。そし
て、可動金型19を固定金型18に当接させ、プレート
12を画定する空間を形成する。このとき可動金型19
の中心に形成された凸設部19bは、アーマチュアハブ
10の軸孔端部に嵌合された当て板11に当接される。
空間内には、図示せぬゲートからプラスチック材料が注
入され、インサート成形される。
においては、プレート12の最外周部にバランスウエイ
ト17が埋設されている。このバランスウエイト17
は、アーマチュアハブ10と同様に一対の金型内に支持
され、プレート12にインサート成形されている。即
ち、図4に示した断面図のように、固定金型18の中心
に形成された凹陥部18aにアーマチュアハブ10のボ
ス部10aを嵌合するとともに、可動金型19に設けた
突起部19aにバランスウエイト17を掛止する。そし
て、可動金型19を固定金型18に当接させ、プレート
12を画定する空間を形成する。このとき可動金型19
の中心に形成された凸設部19bは、アーマチュアハブ
10の軸孔端部に嵌合された当て板11に当接される。
空間内には、図示せぬゲートからプラスチック材料が注
入され、インサート成形される。
【0013】次に、このように構成された電磁クラッチ
の動作を説明する。電磁コイル5に通電することにより
発生する磁束Φは、スリット3a,3b,16aによ
り、ロータ3からアーマチュア16に迂回されロータ3
に戻るダブルフラックス形の磁束路を流れる。この磁束
の磁気吸引力により、アーマチュア16はダンパーゴム
15の弾性に抗してロータ3に磁気吸着され、自動車エ
ンジンの回転がカーエアコン用圧縮機2に伝達される。
また、電磁コイル5への通電を断てば、磁束Φは消滅す
るので、ダンパーゴム15の弾性によりアーマチュア1
6は、ロータ3から離間して、アーマチュアハブ10の
フランジ部10bまで後退する。なお、駆動中のカーエ
アコン用圧縮機2の動アンバランスは、バランスウエイ
ト17の作用により相殺される。
の動作を説明する。電磁コイル5に通電することにより
発生する磁束Φは、スリット3a,3b,16aによ
り、ロータ3からアーマチュア16に迂回されロータ3
に戻るダブルフラックス形の磁束路を流れる。この磁束
の磁気吸引力により、アーマチュア16はダンパーゴム
15の弾性に抗してロータ3に磁気吸着され、自動車エ
ンジンの回転がカーエアコン用圧縮機2に伝達される。
また、電磁コイル5への通電を断てば、磁束Φは消滅す
るので、ダンパーゴム15の弾性によりアーマチュア1
6は、ロータ3から離間して、アーマチュアハブ10の
フランジ部10bまで後退する。なお、駆動中のカーエ
アコン用圧縮機2の動アンバランスは、バランスウエイ
ト17の作用により相殺される。
【0014】次に、動作の繰り返しによりプレート12
の外周端側が傾斜歪みを生じた場合を図5に基づいて説
明する。アーマチュア16へ当接するフランジ部10b
の当接面が、アーマチュア16の外周端縁に対向するプ
レート12の対向面よりもわずかに面高に形成されて、
アーマチュア16とプレート12との間に空隙Gが設け
られており、この空隙Gを、プレート12の外周端側の
傾斜歪みより大きく設けていれば、プレート12の外周
端側がαの傾斜歪みを生じても、空隙G1が依然として
形成されている。このため、電磁コイル5への通電を断
った無励磁状態においても、アーマチュア16とロータ
3との空隙が保たれ、外部振動によりアーマチュア16
がロータ3に当打されるとかアーマチュア16とロータ
3がスリップ回転する等の問題は排除される。
の外周端側が傾斜歪みを生じた場合を図5に基づいて説
明する。アーマチュア16へ当接するフランジ部10b
の当接面が、アーマチュア16の外周端縁に対向するプ
レート12の対向面よりもわずかに面高に形成されて、
アーマチュア16とプレート12との間に空隙Gが設け
られており、この空隙Gを、プレート12の外周端側の
傾斜歪みより大きく設けていれば、プレート12の外周
端側がαの傾斜歪みを生じても、空隙G1が依然として
形成されている。このため、電磁コイル5への通電を断
った無励磁状態においても、アーマチュア16とロータ
3との空隙が保たれ、外部振動によりアーマチュア16
がロータ3に当打されるとかアーマチュア16とロータ
3がスリップ回転する等の問題は排除される。
【0015】次に、ダンパーゴム15が脱落した場合を
図6に基づいて説明する。カーエアコン用電磁クラッチ
が装着されている自動車等は、気候が非常に暑い国に輸
出される場合もあり、この場合、電磁クラッチにおいて
は、動作の繰り返しにより生じる摩擦熱やエンジンから
出る熱も加わり、リベット14に焼き付け固着され、か
つダンパー収納部13内に嵌合固着されたダンパーゴム
15が、最悪の場合、脱落することが予知される。この
ような場合、ダンパーゴム15によるリベット14の弾
性復帰がなされず、電磁クラッチ1がロック状態とな
り、この状態で、カーエアコン用圧縮機への動力伝達状
態が継続されると、同図に示すように、リベット14
は、収納されている収納壁12aを溶解し、さらにプレ
ート12を二点鎖線14aで示すように溶解し、最後に
隣接する収納壁12aまで溶解する。しかしながら、収
納壁12aには、リベット14の頭部よりも突出した突
出部121aが設けられているので、この突出部121
aが非溶解部として残り、この突出部121aによりプ
レート12は分離することがないので、プレート12の
一部が分離飛散する事故を防止することができる。
図6に基づいて説明する。カーエアコン用電磁クラッチ
が装着されている自動車等は、気候が非常に暑い国に輸
出される場合もあり、この場合、電磁クラッチにおいて
は、動作の繰り返しにより生じる摩擦熱やエンジンから
出る熱も加わり、リベット14に焼き付け固着され、か
つダンパー収納部13内に嵌合固着されたダンパーゴム
15が、最悪の場合、脱落することが予知される。この
ような場合、ダンパーゴム15によるリベット14の弾
性復帰がなされず、電磁クラッチ1がロック状態とな
り、この状態で、カーエアコン用圧縮機への動力伝達状
態が継続されると、同図に示すように、リベット14
は、収納されている収納壁12aを溶解し、さらにプレ
ート12を二点鎖線14aで示すように溶解し、最後に
隣接する収納壁12aまで溶解する。しかしながら、収
納壁12aには、リベット14の頭部よりも突出した突
出部121aが設けられているので、この突出部121
aが非溶解部として残り、この突出部121aによりプ
レート12は分離することがないので、プレート12の
一部が分離飛散する事故を防止することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、強
化プラスチック材製のアーマチュア支持部材に、カーエ
アコン用圧縮機の内部に発生する動アンバランスを相殺
するためのバランスウエイトを埋設したので、軽量化さ
れた電磁クラッチに平衡機能を付加することができた。
また、バランスウエイトをアーマチュア支持部材に埋設
したので、特別な組立工程が必要なく生産性が向上され
る。また更には、カーエアコン用圧縮機の機種による動
アンバランスの相異に対して、バランスウエイトの重量
を変えるのみでよく、特別な設計の変更を必要としない
ので経済的である。
化プラスチック材製のアーマチュア支持部材に、カーエ
アコン用圧縮機の内部に発生する動アンバランスを相殺
するためのバランスウエイトを埋設したので、軽量化さ
れた電磁クラッチに平衡機能を付加することができた。
また、バランスウエイトをアーマチュア支持部材に埋設
したので、特別な組立工程が必要なく生産性が向上され
る。また更には、カーエアコン用圧縮機の機種による動
アンバランスの相異に対して、バランスウエイトの重量
を変えるのみでよく、特別な設計の変更を必要としない
ので経済的である。
【0017】またこの発明の電磁クラッチは、アーマチ
ュアハブに複数個の係合孔が穿設されたフランジ部を形
成するとともに、係合孔に係合する抜け止め部をアーマ
チュア支持部材に一体形成したので、抜け止め部により
アーマチュアハブとアーマチュア支持部材の結合の機械
的強度が高められ、品質面で信頼性を向上させることが
できる。
ュアハブに複数個の係合孔が穿設されたフランジ部を形
成するとともに、係合孔に係合する抜け止め部をアーマ
チュア支持部材に一体形成したので、抜け止め部により
アーマチュアハブとアーマチュア支持部材の結合の機械
的強度が高められ、品質面で信頼性を向上させることが
できる。
【0018】また更にはこの発明の電磁クラッチは、ア
ーマチュアハブのフランジ部に締結部材の逃げ部を形成
したので、逃げ部を形成した分だけ、締結部材をアーマ
チュアハブに近づけられ、このため装置の外径寸法を小
さくすることができる。
ーマチュアハブのフランジ部に締結部材の逃げ部を形成
したので、逃げ部を形成した分だけ、締結部材をアーマ
チュアハブに近づけられ、このため装置の外径寸法を小
さくすることができる。
【0019】またこの発明の電磁クラッチは、アーマチ
ュアの内周端縁をアーマチュアハブのフランジ部に当接
させるとともに、このフランジ部の当接面を、アーマチ
ュアの外周端縁に対向するアーマチュア支持部材の対向
面よりも面高に形成したので、ダンパーゴムの弾性によ
り後退するアーマチュアがアーマチュアハブのフランジ
部でその後退位置を常に一定に保たれるとともに、ダン
パーゴムの弾性によりアーマチュア支持部材に軸線方向
のわずかな歪みが生じたとしても、アーマチュアの後退
位置が変わることがないので、外部振動によりアーマチ
ュアがロータ等に当打されて不快音が発生するとか、無
励磁状態においてアーマチュアとロータが摩擦摺接され
て、アーマチュアが偏摩耗する等の品質面での問題を防
止することができる。
ュアの内周端縁をアーマチュアハブのフランジ部に当接
させるとともに、このフランジ部の当接面を、アーマチ
ュアの外周端縁に対向するアーマチュア支持部材の対向
面よりも面高に形成したので、ダンパーゴムの弾性によ
り後退するアーマチュアがアーマチュアハブのフランジ
部でその後退位置を常に一定に保たれるとともに、ダン
パーゴムの弾性によりアーマチュア支持部材に軸線方向
のわずかな歪みが生じたとしても、アーマチュアの後退
位置が変わることがないので、外部振動によりアーマチ
ュアがロータ等に当打されて不快音が発生するとか、無
励磁状態においてアーマチュアとロータが摩擦摺接され
て、アーマチュアが偏摩耗する等の品質面での問題を防
止することができる。
【図1】 本発明に係る電磁クラッチの正面図である。
【図2】 図1の断面図である。
【図3】 図2のIII−III線断面図である。
【図4】 アーマチュア支持部材の製造方法を説明する
断面図である。
断面図である。
【図5】 図2の要部拡大図である。
【図6】 本発明に係る電磁クラッチにおける動作中の
傾斜歪みの影響を説明する要部断面図である。
傾斜歪みの影響を説明する要部断面図である。
【図7】 本発明に係る電磁クラッチにおけるダンパー
ゴムの脱落後の動作を説明する正面図である。
ゴムの脱落後の動作を説明する正面図である。
1…電磁クラッチ、9…アーマチュア組立体、10…ア
ーマチュアハブ、10b…フランジ部、12…プレー
ト、12a…ダンパー収納壁、121a…突出部、12
c…回り止め部、12d…抜け止め部、13…ダンパー
ゴム収納壁、14…リベット、15…ダンパーゴム、1
6…アーマチュア、17…バランスウエイト。
ーマチュアハブ、10b…フランジ部、12…プレー
ト、12a…ダンパー収納壁、121a…突出部、12
c…回り止め部、12d…抜け止め部、13…ダンパー
ゴム収納壁、14…リベット、15…ダンパーゴム、1
6…アーマチュア、17…バランスウエイト。
Claims (4)
- 【請求項1】回転軸に装着されるアーマチュアハブと、
このアーマチュアハブに一体形成された強化プラスチッ
ク材製のアーマチュア支持部材と、このアーマチュア支
持部材の外周側に円周方向間隔をおいて複数個突設され
たダンパーゴム収納部と、このダンパーゴム収納部に圧
入されたダンパーゴムと、このダンパーゴムに固着さ
れ、かつアーマチュア支持部材を貫通する締結部材と、
この締結部材を介して前記ダンパーゴムに支持され軸方
向へ移動自在なアーマチュアと、このアーマチュアを前
記ダンパーゴムの弾性に抗して磁気吸引する励磁装置と
を備え、前記アーマチュア支持部材にバランスウエイト
を埋設したことを特徴とする電磁クラッチ。 - 【請求項2】前記アーマチュアハブに複数個の係合孔を
穿設したフランジ部を形成するとともに、前記係合孔に
係合する抜け止め部を前記アーマチュア支持部材に一体
形成したことを特徴とする請求項1記載の電磁クラッ
チ。 - 【請求項3】前記アーマチュアハブのフランジ部に前記
締結部材の逃げ部を形成したことを特徴とする請求項2
記載の電磁クラッチ。 - 【請求項4】前記アーマチュアの内周端縁を前記アーマ
チュアハブのフランジ部に当接させるとともに、このフ
ランジ部の当接面を、アーマチュアの外周端縁に対向す
るアーマチュア支持部材の対向面よりも面高に形成した
ことを特徴とする請求項2・3記載の電磁クラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16879294A JP3260242B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 電磁クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16879294A JP3260242B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 電磁クラッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0814276A true JPH0814276A (ja) | 1996-01-16 |
| JP3260242B2 JP3260242B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=15874564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16879294A Expired - Fee Related JP3260242B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 電磁クラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3260242B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6095305A (en) * | 1998-08-04 | 2000-08-01 | Ogura Clutch Co., Ltd. | Electromagnetic coupling device with noise damper |
| CN109737152A (zh) * | 2019-01-28 | 2019-05-10 | 宁国九鼎橡塑制品有限公司 | 一种汽车空调电磁离合器的橡胶连接驱动盘 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP16879294A patent/JP3260242B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6095305A (en) * | 1998-08-04 | 2000-08-01 | Ogura Clutch Co., Ltd. | Electromagnetic coupling device with noise damper |
| CN109737152A (zh) * | 2019-01-28 | 2019-05-10 | 宁国九鼎橡塑制品有限公司 | 一种汽车空调电磁离合器的橡胶连接驱动盘 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3260242B2 (ja) | 2002-02-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |