JPH08143010A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH08143010A
JPH08143010A JP28053494A JP28053494A JPH08143010A JP H08143010 A JPH08143010 A JP H08143010A JP 28053494 A JP28053494 A JP 28053494A JP 28053494 A JP28053494 A JP 28053494A JP H08143010 A JPH08143010 A JP H08143010A
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knife
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貞男 渡辺
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太一 吉田
Hiroyuki Tabata
裕之 田畑
Satoru Nakajima
了 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被包装品を包装するフィルムの溶着と切断が
横方向全体にわたってムラなく確実に行え、同時に包装
処理を高速化できる小型軽量な包装装置を提供する。 【構成】 対にした貯蔵ロール、搬送機構、溶着切断ユ
ニット70,搬送機構の両側部に配置された側部溶着ユ
ニットおよび包装品の移動位置を検出する複数のセンサ
から成る包装装置にあって、前記溶着切断ユニット70
が、フィルム通路に設けた加熱ナイフ4用の第一受台5
および加熱ナイフ4の前後でこのナイフにほぼ平行に移
動する二つの押棒23,27用の第二受台7と、フィル
ム通路に対して第一受台5の反対側で加熱ナイフ4を第
一受台5に向けてフィルムにほぼ垂直に移動押圧する加
熱ナイフ移動機構と、フィルム通路に対して第二受台7
の反対側で二つの押棒23,27を第二受台7に向けて
フィルムにほぼ垂直に、前記加熱ナイフ移動機構とは独
立した状態でそれぞれ移動押圧する押棒移動機構とで構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、品物を合成樹脂のフ
ィルムまたはシートで包装する包装装置、特に新聞また
はそれに類する紙葉の束を薄い合成樹脂製のフィルムで
包み、開放端部を溶着切断して密閉被覆する包装装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の包装は、主として雨の日に配達
する新聞が郵便受等に挿入された後にも、雨で濡れない
ようにするために使用される。そのため、密封度が必ず
しも完全でなくてもよい。ここで言う完全な密封度と
は、例えば外部から水の侵入が防止でき、長時間かけて
やっと多少の侵入は許せる程度であるものを言う。販売
店で受け取った新聞を配達するまでには処理時間が非常
に限られているため、包装処理を大量に、しかも短時間
に終了させる必要がある。また、この包装装置は、使用
台数が多いため、設置すべき場所が狭く、軽量小型で、
加えて低価格であることが要請されている。このような
包装装置の一例は、特開平4−87912号公報に既に
提唱されている。
【0003】しかし、この種の包装装置は、薬品、食料
品等に使用されている製造ラインの最終処理部に組み込
まれる装置とは大幅に異なる。特に、使用するフィルム
は素材がポリエチレンであり、厚さが相当薄く、主に 1
0 〜 15 μm である。更に、包装される品物である新聞
の束が比較的柔軟である。これ等の事情により、上記の
要請を満たすには種々の問題が生じる。ここで、従来の
装置で問題なる一例を模式図面として示す図1に基づき
簡単に説明する。
【0004】上下に置かれた包装フィルムの貯蔵ロール
1′と1″から繰り出されるフィルム2′と2″の間に
包装べき品物3を挿入し、この品物3を包装フィルム
2′と2″で包んだ状態にし、その開放口の近くで適当
に加熱された加熱ナイフ4を受台5に向けて矢印方向に
降下させる(工程A)。
【0005】降下した加熱ナイフ4が両方のフィルム
2′と2″を合わせ、受台5の上で熱溶着する(工程
B)。次いで、フィルム2で密閉包装された品物3を矢
印の方向に移動させて、溶着個所で切り離す(切断)
(工程C)。
【0006】最後に、包装された品物3を排出口に送る
と同時に、加熱ナイフ4を上昇させ、品物3を切り残さ
れて溶着しているフィルム2′と2″の間に送る(工程
D)。この後、次のサイクルとして工程Aに戻る。
【0007】包装された品物3は図2のように、前後を
溶着切断個所α,α′で、また両側部を溶着継ぎ目βで
封止されている。上記の包装工程で、問題となるのは工
程Bと工程Dの溶着切断である。薄いフィルムに短時間
に熱を入れるには、加熱ナイフと受台の接触および加圧
力が全域にわたり必要であるため、加熱ナイフと受台が
互いに平行である必要である。また、受台の材質はゴム
硬度の低く、ナイフは先鋭である必要がある。先鋭なナ
イフがゴムクッションに食い込み過ぎると、側面にもフ
ィルムが当たり、溶着と同時に品物3を移動させて溶着
切断個所αで切り離すと、ポリエチレンフィルムが切断
個所αで糸を引いた状態になったり、場合によっては溶
着個所αの一部に溶着不良が生じる恐れがある。これ
は、軽量・小型化を目指した加熱ナイフ4の横方向の長
さが長く、厚さが薄いために生じる加熱温度ムラや機械
的な押圧力のムラ、特に受台ゴムの平坦度と硬度ムラに
も起因している。
【0008】この例のように、溶着と切断を一つのナイ
フで兼ねる場合、溶着幅は小さい方が前記のような問題
が生じなくなる。食い込み過ぎを避けるため、あるいは
受台の寿命を延ばすため、受台5の表面にガラス入り弗
素樹脂のような固いゴムまたはシートを使用すると、加
熱ナイフ4に大きな押圧力を必要とする。このような簡
単な装置では、加熱ナイフの押下した時にフィルムを確
実に切断できないため、フィルムが溶融しえいる状態で
搬送機構を駆動し、分離させてしまう方法であるが、前
記のような目的から溶着品質と切断を維持することは困
難であり、フィルムの溶融を全域にわたり確実にするた
めには、長い期間、加熱ナイフの押圧力が必要となるの
で、高速処理の妨げになる。
【0009】なお、溶着切断用の刃の両端にフィルムを
押さえる押さえ機構を設けて、溶着切断を容易にする他
の包装装置も知られている。この装置では、製造ライン
に設置されるもので、加圧と同時に切断も完了するもの
で、高い作業信頼性と長時間連続運転を可能にするもの
で、刃の温度を均一し、作業状況による温度変化を低減
するため、銅ブロックまはたヒートパイプで刃を形成
し、更に、押さえ機構の重量が大きいため、この機構を
油圧、空気圧ないしはモータ駆動する方式が採用されて
いる。しかし、この方法による装置を目的とする新聞用
の包装装置に導入することは、設置場所が大きくなるこ
とだけでなく、ランングコストが高く成ることおよび装
置自体の価格が上昇する点で好ましくない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】それ故、この発明の課
題は、被包装品を包装するフィルムの溶着と切断が横方
向全体にわたってムラなく確実に行え、同時に包装処理
を高速化できる小型軽量な包装装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、対にした二つの貯蔵ロール1′,1″から送給
され、溶着で互いに接続された二枚の合成樹脂フィルム
2′,2″の間に被包装品3を入れて挿入口14より内
部の搬送機構80に送り、この搬送機構80内の所定位
置で止め、挿入口14と前記搬送機構80の入口との間
に配置された溶着切断ユニット70および搬送機構の両
側部に配置された側部溶着ユニット75により、フィル
ムの両側部と開放口を溶着し、開放口の部分を切断し
て、包装された被包装品3を搬送機構80により排出口
から外部に放出し、その場合、挿入口14と溶着切断ユ
ニット70との間、溶着切断ユニット70と搬送機構8
0の入口との間、および排出口の近くにそれぞれ配設さ
れた入口センサSI ,定位置センサSII,および出口セ
ンサSIII を設け、これ等のセンサSI,SII, SIIIの
検出信号を用い電気制御系100の指令に基づき包装品
の搬送およびフィルムの溶着と切断を自動的に行う、包
装装置にあって、前記溶着切断ユニット70が、フィル
ム通路に設けた加熱ナイフ4用の第一受台5および加熱
ナイフ4の前後でこのナイフにほぼ平行に移動する二つ
の押棒23,27用の第二受台7と、フィルム通路に対
して第一受台5の反対側で加熱ナイフ4を第一受台5に
向けてフィルムにほぼ垂直に移動押圧する加熱ナイフ移
動機構と、フィルム通路に対して第二受台7の反対側で
二つの押棒23,27を第二受台7に向けてフィルムに
ほぼ垂直に、前記加熱ナイフ移動機構とは独立した状態
で移動押圧する押棒移動機構とで構成され、押棒移動機
構がフィルムを押圧した直後に加熱ナイフ移動機構が作
動して、フィルムを溶着した後、押棒移動機構がフィル
ムを押圧したままの状態で搬送機構が被包装品3を移動
させてフィルムの切断を行うことにより解決されてい
る。
【0012】この発明による他の有利な構成は、特許請
求の範囲の従属請求項に記載されている。
【0013】
【作用】この発明による上記構成の包装装置の溶着切断
動作を、模式図にした図3に基づき説明する。
【0014】上下に置かれた包装フィルム用の貯蔵ロー
ル1′と1″から繰り出されるフィルム2′と2″の間
に包装べき品物3を挿入し、この品物3を包装フィルム
2′と2″で包んだ状態にし、その開放口の近くで加熱
ナイフ4とこのナイフの前後に配設された押板6から成
る溶着切断ユニットを降下させる(工程A)。
【0015】両方のフィルム2′と2″を押板6で押さ
え台7の間に挟み固定する。その場合、加熱ナイフ4は
未だフィルム2′から離れている(工程B)。次いで、
加熱ナイフ4をナイフ受台5に降下させて、両方のフィ
ルム2′と2″の溶着と切断を行う(工程C)。
【0016】次いで、押板6をそのままの状態にして、
加熱ナイフ4をフィルム2′から離し、フィルム2で包
装された品物3を搬送機構により移動させて溶着個所で
切り離す。この場合、押板6は前方(入口側)の押さえ
位置(押さえ受台7)の個所でフィルム2′,2″を押
さえたままである(工程D)。
【0017】次いで、押板6を上に移動させながら、品
物3を入口に入れて、次のサイクルとして工程Aに戻
る。この処理では、押板と同時に加熱ナイフが降下する
が(工程B)、加熱ナイフはフィルムに接触はしない。
また、加熱ナイフをフィルムから離し、押板がフィルム
を押さえている状態(工程Dの図)で搬送機構を駆動し
てフィルムを切り離している。このようにすれば、加熱
ナイフを受台に十分食い込ませることができ、溶着が完
全に行える。更に、切離時においては加熱部分が冷却時
に脆化するため、加熱ナイフの加圧時の切断が不完全で
あっても、その部分を引張により分離できる。このよう
な溶着切断の効果は加熱ナイフの温度、押圧力、シーケ
ンス管理設計にかなり余裕のある許容公差を与える。特
に加熱ナイフの上限温度に余裕があるため、溶着切断処
理の高速化が可能になる。
【0018】
【実施例】以下、この発明による一つの実施例を図面に
示し、より詳しく説明する。図4は、この発明による包
装装置10を斜め前方から見た斜視図である。包装すべ
き品物、つまり新聞紙の束は案内板11に沿って手動で
挿入口14に向けて挿入される。使用状態では、この挿
入口14に包装用のフィルム(図示せず)が上部貯蔵ロ
ール1′と下部貯蔵ロール2′から導入されている。こ
の装置の側部15′,15″の前方の傾斜面には操作ス
イッチや表示灯を含む操作・表示パネル12′,12″
が設けてある。この装置は大きさが横 614 mm ,奥行 5
10 mm,高さ 275 mm であるため、通常の机の上に載置
でき、必要とあれば、移動可能なキャスタ上にも載置で
きる。
【0019】図5にこの発明による装置の中央縦断面を
示す。包装すべき品物3は案内板11上を移動して挿入
口14に導入される。回転可能な二つのローラRU1, R
U2およびRL1, RL2にそれぞれ回動自在に支持されてい
る貯蔵ロール1′と1″から供給されるフィルム2′と
2″はそれぞれ補助ローラARU1, ARU2およびAR L
を経由して挿入口14に導入される。挿入口14の直ぐ
近くには、加熱ナイフ4と押板6および対応するナイフ
受台5と押さえ受台7から成る溶着切断ユニット70が
ある。次いで、挿入された品物3を搬送するため、上部
コンベヤCVUと下部コンベヤCVL から成る搬送機構
80がある。下部コンベヤCVL の3本の支持ローラは
適当な軸受を介して横支持板49(図7参照)に回動自
在に支承されている。上部コンベヤCVU はバネ(図示
せず)により下方にバネ付勢され、適当な支持アーム
(図示せず)を介して横支持板の支持点(後で述べるプ
ーリPLT2の支点)に回動自在に支持されている。搬送
機構80を通過した品物は排出板18を通り、排出口1
9から外部に放出される。
【0020】導入される品物3の存在を確認するため、
各一つの発光素子と受光素子の対で構成される二つの遮
光センサSI,SIIがそれぞれ挿入口14と溶着切断ユニ
ット70の間および溶着切断ユニット70と搬送機構8
0の間に設けてある。更に、排出時の品物を確認するた
め、同様に発光素子と受光素子の対で構成される遮光セ
ンサSIII が排出口19の近くに設けてある。
【0021】搬送機構80の駆動は横支持板49に取り
付けた破線で示すステップモータMにより行われる。下
部コンベヤCVL はステップモータMと下部コンベヤC
VLのプーリPLL との間に装着されたタイミングベル
トTB1 を介して直接駆動される。上部コンベヤCVU
はギヤ比が1:1の反転ギヤユニットTGの一方のギヤ
G1 のプーリPLT1とモータのプーリの間にあるタイミ
ングベルトTB2 および反転ギヤユニットTGの他方の
ギヤG2 のプーリPLT2と上部コンベヤCVUのプーリ
PLU の間に装着されたタイミングベルトTB3 を介し
て駆動される。なお、上部コンベヤCVU を支持するア
ーム(図示せず)は反転ギヤユニットTGの他方のギヤ
G2 の回転軸と上部コンベヤCVU のプーリPLU の回
転軸に回動可能に取り付けてある。
【0022】図5で回転する他の軸、ローラR
U1, RU2,RL1, RL2および補助ローラAR U1, ARU2
およびARL は全て横支持板49に適当な軸受を介して
回動可能に支承されている。
【0023】図6に、この発明による包装装置の溶着切
断ユニット70の詳細を示す。加熱ナイフ4と前方押棒
23および後方押棒27は、それぞれ左右の横支持板に
設けた両方の溶着切断アーム30の先端、および押さえ
アーム20の先端22,26の間にほぼ横方向全体にわ
たり差し渡されている。これ等のアーム30,20の他
端は横支持板49に設けた共通な軸36に回動可能に支
承されていて、押さえアーム20は適当なバネ部材(図
示せず)により上方に向けてバネ付勢されている。更
に、両方のアーム30,20はそれぞれ横支持板49に
固定されたソレノイドSL1L,SL2LのプランジャPL
G1,PLG2 および対応する連接棒28,33と回転軸
31,21を介してソレノイドSL1L,SL2Lにより電
磁的に下方に牽引駆動される。図示の状態は、押板6と
加熱ナイフ4が一緒に降下してフィルム(図示せず)を
押さえているが、加熱ナイフ4はこのフィルムに到達し
なく、未だ溶着切断していない場合に相当する。溶着切
断を行う場合には、図3でも説明したように、更に加熱
ナイフ4が下方に降下する。品物を通す時には、押板6
と加熱ナイフ4は一部を一点鎖線で示す位置に上昇して
いる。なお、溶着切断アーム30が押さえアーム20に
対して図示の状態からこれ以上上方に移動しないよう
に、アーム20にアーム30用のストッパ(図示せず)
が設けてある。従って、押さえアーム20が下方に移動
する時、溶着切断アーム30を連行することになり、溶
着切断する場合にのみ溶着切断アーム30が下方に駆動
される。
【0024】加熱ナイフ4は熱伝導が良好で軽量のアル
ミニュウムあるいはアルミニウム合金で作製され、溶着
切断アーム30の先端に適当な断熱材(図示せず)を介
して固定されている。溶着切断部であるナイフの先端は
図示のように鋭角に形成されている。更に加熱ナイフ4
の表面の全長にわたり板状の加熱素子KHが貼り付けて
ある。加熱ナイフ4の温度を所定温度範囲に維持するた
め、加熱ナイフ4の表面の一部に一個所またはそれ以上
の個所に感熱素子(図6に図示せず、但し図9にサーミ
スタTH1 として図示する)が密着させてある。
【0025】押棒23の受台7側の下端には、更にネオ
プレンあるいはフッ素系樹脂であるバイトン等のゴム性
樹脂の滑り止め用の先端片24が取り付けてある。後方
先端26の間にも金属製の押棒27が装着されている。
【0026】加熱ナイフ4の受台5は、柔軟で弾力性が
あり、熱伝導率の低い耐熱性シリコン系スポンジ樹脂な
いしはフッ素系発泡樹脂の長尺板材を保持枠38に装着
して構成されている。押板の受台7は、前方押板22で
フィルムを挟持した時、フィルムが滑らないような、弾
力性で適度な硬さを有する合成樹脂、例えばネオプレン
の長尺板材を保持枠37に装着して構成されている。
【0027】後方先端26の押棒27は受台5の保持枠
38の上部の板部分に近接し、フィルムを挟持するが、
この場合、フィルムを搬送機構80の搬送運動で引っ張
った時、フィルムが容易に滑る程度にフィルムを押圧で
きるように構成する必要がある。こうして、加熱ナイフ
4で溶着固化したフィルム部分のところで切り離すこと
ができる。しかも、後方先端26の押棒27により、品
物の厚さが大幅に変わっても、加熱ナイフ4が溶着切断
するフィルムの個所の状態が必ず一定に維持され、溶着
切断作業を同一条件で行える。
【0028】図7は、この発明の包装装置の搬送機構8
0,側部溶着ユニット75および溶着切断ユニット70
の要部を上から見た部分平面図である。既に説明した個
別部材に付いては、ここではこれ以上触れない。上部コ
ンベヤCVU は左右一対の支持板FRMの3つの軸受に
装着されたシャフトSHT1 〜SHT3 のローラに組み
込まれた3本のベルトBLTL,BLTc,BLTR (この
部材は図示されていない)で構成されている。これ等の
ベルトは、既に説明したように、シャフトSHT1 にあ
るプーリPLU を介してステップモータMで駆動され
る。支持板FRMはプーリPLU の軸と支持アームSP
AL を介して反転ギヤユニットのプーリPLT2 に回動
可能に支持されている。
【0029】横支持板49と支持アームSPAL の間に
は側部溶着ユニットが設けてある。つまり、二枚の重な
ったフィルムが進む溶着熱板51の受台52が横支持板
49に固定されている。この溶着熱板51にも加熱ナイ
フ4と同様に加熱板と感熱素子SH1 が密着させてあ
る。溶着熱板51は横支持板49に固定されたソレノイ
ドのプランジャ(いずれも破線で示す)に連結板53を
介して連結している。横支持板49に固定された支持体
(図示せず)に設けた旋回軸57を介して前記連結板5
3が接続している。従って、ソレノイドの動作に連動し
て連結板53が回転運動を行い、この回転運動が溶着板
561の上下運動に変換される。
【0030】図8および図9には、下部貯蔵ロール1″
の送り出しを制御する制動機構を横支持板の外側から見
た部分側面図が示してある。下部貯蔵ロール1″を回転
可能に支える2本のローラRL1, RL2の例えば一方RL1
は横支持板49に軸受BR1を介して回動可能に固定さ
れている。ローラRL1の横支持板49から外に位置する
部分の表面には、摩擦用ゴムリングSF1 が付けてあ
る。更に、相手側の対向ロッドとして同じように摩擦用
のゴムリングSF2 を表面に付けたピンPNが横支持板
49に隣接固定配置されていて、ローラRL1と対向ロッ
ドの間にY字型の制動片60が挿入されている。この制
動片60の足部61にソレノイドSLBLLのプランジャ
PLBLL が連結している。制動応答速度を高めるため、
足部61を引き込む方向(二重矢印の方向)とこの足部
61が接触するローラRL1の表面の回転方向(R方向)
が一致するように、このソレノイドSLBLL を横支持板
49に固定する。処理速度を高めるには、この下部貯蔵
ロール1″の制動が所定時間内で確実に行われる必要が
ある。もちろん、上部貯蔵ロール1′にも同様な制動機
構を装備し、同時点に駆動させるべきである。
【0031】なお、貯蔵ロール1′,1″が非常に大き
く、重たい場合には、貯蔵ロールの使用初期と消耗寸前
とでは、制動時に慣性に大きな相違があるため、同じタ
イミングで制動を加えると、ロールが停止するまでの期
間が異なる。そのため、次に包装すべき品物をフィルム
に挿入する時、フィルムの緊張状態が異なり、一定した
挿入状態を維持できず、作業効率が低下する恐れがあ
る。このような場合には、各貯蔵ロール1′,1″のフ
ィルム貯蔵量を監視して、その貯蔵量に応じた制動タイ
ミングを変えるため、タイミングを数段に切り換えると
有利である。これには、フィルム貯蔵量対応する段の切
換時点を検知するセンサを各ロール1′,1″に設ける
と合理的である。図示していないが、このような検知機
構は、例えばロールの上方ないしは横に配置された接触
子と、この接触子が接触すると作動する光バリヤ(フォ
トカプラ)ないしはリードスイッチを用いて実現でき
る。
【0032】図10は、この発明による包装装置の電気
制御系100を示すブロック図である。包装すべき品物
の挿入位置を検知するセンサSI,SIIと排出状態を検知
するセンサSIII の遮光状態信号および貯蔵ロール
1′,1″の貯蔵監視センサSIVの検知信号を受け、ス
テップモータM,加熱ナイフ4のソレノイドSL1R, S
L 1L,押板6のソレノイドSL2R, SL2L,両側部の加
熱板のソレノイドSL3R,SL3L,更に、上下部貯蔵ロ
ール1′,1″のソレノイドSLBUR,SLBUL とSL
BLR,SLBLL を所定のシーケンスで所定のタイミングに
従って駆動する。タイミングは中央演算部CBRで決定
される。つまり、センサSI,SII, SIII,SIVの信号を
インターフェースI/ Oで受け、ROM記憶器ROMに
保管された所定の制御ルーチン・プログラムに従ってマ
イクロプロセッサμPが前記能動部品を駆動させる。そ
の際、計算値の一時保管にRAM記憶器RAMを利用
し、バスラインと対応するインターフェースI/ Oを介
して開閉要素SWM,SW1 〜SW4を制御して、対応す
る最終駆動回路DRM とDRにより能動部品であるモー
タMと諸ソレノイドSLを作動させる。
【0033】加熱ナイフ4と両側部加熱板のヒータK
H,SH1,SH2 は、対応する部材に取り付けた感熱素
子TH1,TH2,TH3 の検出信号に応じて制御される。
これには、前記感熱素子TH1,TH2,TH3 の検出信号
を対応する低域フィルタFT1,FT2,FT3 を通した
後、加熱制御部HCRに導入する。この加熱制御部HC
Rでは、窓比較器により測定信号がそれぞれ許容温度範
囲を決めるしきい値REF 1 とREF2 の間内にあるよ
うに対応する点弧パルス発生部を制御し、発生させた点
弧パルスを各スイッチング素子(図の場合、トライアッ
クTR1,TR2,TR 3 )に送り、対応するヒータKH,
SH1,SH2 に商用電源から所要電力を供給して、それ
ぞれ一定の温度に維持する。
【0034】温度が所定の上限より大きい場合、つまり
対応するしきい値REF3 を越えた場合、加熱制御部H
CRは警報信号SWR2 を出力し、表パネル12′,1
2″の表示灯を点灯させたり、警報ブザーで音響警報を
発生させる。なお、遮光センサSI,SII, SIII が所定
の作業シーケンス以外の順番で出力信号を発生する場合
には、同様に中央演算部CBRでそれを検知して警報信
号SWR1 を発生し、同じように適当な警報を行う。
【0035】最後に、図11でこの発明による包装装置
の動作シーケンスを説明する。処理過程は三つに大別で
きる。即ち、処理過程Iとして品物の挿入過程、処理過
程 II として品物を包装する過程、および処理過程 III
として包装した品物を排出する過程である。横軸は経過
する時間を表し、縦軸は検出信号あるいは駆動信号の有
無を示し、モータMに関しては駆動パルスのパルスレー
トを示す。
【0036】案内板11上で、例えば手動により品物3
を挿入すると、挿入口センサSI が時点T1 で遮光状態
となり、このセンサSI の出力信号がハイ・レベルにな
る。品物3を更に押し込むと、搬送機構80の直前にあ
る定位置センサSIIが遮光状態になり、T3 の時点でそ
の出力信号がハイ・レベルになる。品物の後端がセンサ
SI を通過すると、遮光状態が解除され挿入口センサS
I の出力信号は時点T 2 でロウ・レベルになる。更に、
品物3が進行すると、定位置センサSIIの遮光状態も解
除されて、その出力信号がロウ・レベルになる。排出過
程 IIIでは出口センサSIII により品物の排出に伴い、
時点T5,T6 で遮光状態の発生と解除が生じる。
【0037】この発明による包装装置では、上記時点T
1 〜T6 のトリガ信号を手掛かりにして全て自動的に
(手差し動作を除いて)処理過程が進行する。T1 時点
のトリガ信号により中央処理部CBRのマイクロプロセ
ッサμPはM 1 時点にモータMに低速回転(単位時間当
たり駆動パルス数が少ない)指令を与える。次いで、所
定時間後の時点M2 で回転数を上げる指令を送る。
【0038】時点T3 のトリガ信号を基に、所定時間遅
延させた時点B1 で今まで制動状態にあった貯蔵ロール
1′,1″の支持ローラの制動を解除する指令をブレー
キソレノイドSLB に送る。次に、時点T2 のトリガ信
号により適当な遅延時間後の時点Mで、高速回転のモー
タMの回転速度を図示のように順次低下させ、更に適当
な遅延時間後の時点B2 で支持ローラに制動をかける。
【0039】時点T4 のトリガ信号により所定の遅延時
間後の時点M4 でモータの回転を止め、同様に適当な遅
延時点C1 後に押板のソレノイドを作動させて、押棒を
フィルムに押圧させる。更に、所定時間後の時点K1 ,
H1 でそれぞれ加熱ナイフ4と側部加熱板を降下させ
る。
【0040】また特定な時点K2 で加熱ナイフを上昇さ
せ、同時に搬送機構80を再度作動させて包装された品
物を排出するため、モータMをほぼ同時点M5 で再び回
転させる。出口センサSIII の遮光解除時点T6 のトリ
ガ信号により排出過程の終了を検知し、所定の遅延時間
後の時点M7 でモータを止める。
【0041】これにより、処理過程の1サイクルが終了
する。上に述べた種々の特定な遅延時間は、搬送機構8
0やロール回転機構の慣性、駆動ないしは減速駆動部の
特性、および入口センサSI と定位置センサSIIの相対
位置を考慮して実験的に決めておき、これ等のパラメー
タが使用時に変わる場合、自動的に適正値を選べるよう
にする。貯蔵ロール1′,1″の支持ローラの制動の開
始と解除は上に述べた例以外に両方のセンサSI,SIIの
信号を組み合わせて決定することもできる。特に搬送系
の動作で慣性が大きいため、モータMを高速回転するの
に予め低速回転させたり、停止時にも段階的に減速させ
る必要がある。また、ロール回転系の回転開始と制動開
始は、品物の挿入時のフィルムの緩みに関連し、適切な
時点でなくてならない。貯蔵ロールが非常に大きい場合
には、既に図5で説明したように慣性が貯蔵されている
フィルムの量に依存するので、貯蔵量を検知するセンサ
(図9にただ一つのセンサSIVとして暗示的に示す)を
設け、これ等のセンサの出力信号により遅延時間を選択
する必要がある。種々の遅延時間、およびそれ等の遅延
時間をマイクロプロセッサμPによる演算で算出するル
ーチンは全てROM記憶器の中に予め記憶させておく。
【0042】この発明を新聞の包装装置としてただ一つ
の実施例で説明した。しかし、この発明はそのような包
装装置にのみ限定されるものでなく、例えば印刷され
た、ないしは未だ印刷されていない大量の紙葉の束、あ
るいは一定寸法の大量の固形物体を薄い合成樹脂フィル
ムで密封包装する場合に特に適していることは言うまで
もない。
【0043】また、品物の挿入を説明の都合上手動で行
うとしたが、挿入口の前に適当な自動挿入部を設けれ
ば、自動化ラインに採用できる全自動包装装置にできる
ことは容易に理解できる。
【0044】更に、説明した装置の部材を適当な代替え
品で置き換えたり、処理方法を改良・改造することは、
特許請求の範囲に規定する構成である限り、この発明の
技術思想の枠内にある。
【0045】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明による
包装装置は下記のような有利な特徴を備えている。つま
り、 (1) 加熱ナイフの温度を高くしても問題は生じない。従
来の方式の溶融状態で引張による切断では、上下のフィ
ルムが別々に分離されてしまい、ナイフ降下時に上部ナ
イフが切断してしまうが、そのような問題は生じない。
【0046】(2) 処理速度を高め、衝撃が少ないので、
加熱ナイフを受台に深く食い込ませても、受台の寿命は
低下しない。また、この発明による包装装置は小型軽量
であり、包装フィルムの溶着と切断が横方向全体にわた
ってムラなく確実に行える。更に、包装処理を高速化で
き、特に新聞のフィルム包装では、毎分 60 部を処理で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の包装装置の溶着切断工程を示す模式図で
ある。
【図2】包装された品物の外観斜視図である。
【図3】この発明による包装装置の溶着切断工程を示す
模式図である。
【図4】この発明による包装装置の全体を示す斜視図で
ある。
【図5】この発明による包装装置のフィルム搬送機構を
示す側面断面図である。
【図6】この発明による包装装置の溶着切断ユニットを
示す側面図である。
【図7】この発明による包装装置の側部溶着ユニット、
溶着切断ユニットおよび搬送機構を示す部分平面図であ
る。
【図8】この発明による包装装置の貯蔵ロールの制動機
構を示す部分側面図である。
【図9】図8の貯蔵ロールの制動機構の軸受部分のI−
I′から見た断面図である。
【図10】この発明による包装装置に使用されている電
気制御部の全体回路図である。
【図11】この発明による包装装置の作業シーケンスと
タイミングを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1′,1″ 貯蔵ロール 2,2′,2″ フィルム 3 包装すべき品物 4 加熱ナイフ 5 加熱ナイフの受台 6 押板 7 押棒の受台 14 挿入口 20 押板アーム 22 押板アームの前方先端 23 押棒 24 滑り止め用先端片 26 押板アームの後方先端 27 押棒 30 加熱ナイフのアーム 36 アームの共通回転軸 51 熱板 52 熱板の受台 60 支持ローラのY字型制動片 70 溶着切断ユニット 75 側部溶着ユニット 80 搬送機構 100 電気制御系 RU1, RU2, RL1, RL2 支持ローラ ARU1, ARU2, ARL 補助案内ローラ CVU,CVL ベルトコンベヤ M ステップモータ SL ソレノイド SI,SII, SIII 遮光センサ KH,SH1,SH2 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 了 埼玉県行田市富士見町1−14 電元オート メーション株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対にした二つの貯蔵ロール(1′,
    1″)から送給され、溶着で互いに接続された二枚の合
    成樹脂フィルム(2′,2″)の間に被包装品(3)を
    入れて挿入口(14)より内部の搬送機構(80)に送
    り、この搬送機構(80)内の所定位置で止め、挿入口
    (14)と前記搬送機構(80)の入口との間に配置さ
    れた溶着切断ユニット(70)および搬送機構の両側部
    に配置された側部溶着ユニット(75)により、フィル
    ムの両側部と開放口を溶着し、開放口の部分を切断し
    て、包装された被包装品(3)を搬送機構(80)によ
    り排出口から外部に放出し、その場合、挿入口(14)
    と溶着切断ユニット(70)との間、溶着切断ユニット
    (70)と搬送機構(80)の入口との間、および排出
    口の近くに、それぞれ入口センサ(SI ),定位置セン
    サ(SII)および出口センサ(SIII )を設け、これ等
    のセンサ(SI,SII, SIII )の検出信号を用い電気制
    御系(100)の指令に基づき被包装品の搬送、および
    フィルムの溶着と切断を自動的に行う、包装装置におい
    て、 前記溶着切断ユニット(70)が、フィルム通路に設け
    た加熱ナイフ(4)用の第一受台(5)および加熱ナイ
    フ(4)の前後でこのナイフにほぼ平行に移動する二つ
    の押棒(23,27)用の第二受台(7)と、フィルム
    通路に対して第一受台(5)の反対側で加熱ナイフ
    (4)を第一受台(5)に向けてフィルムにほぼ垂直に
    移動押圧する加熱ナイフ移動機構と、フィルム通路に対
    して第二受台(7)の反対側で二つの押棒(23,2
    7)を第二受台(7)に向けてフィルムにほぼ垂直に、
    前記加熱ナイフ移動機構とは独立した状態で移動押圧す
    る押棒移動機構とで構成され、押棒移動機構がフィルム
    を押圧した直後に加熱ナイフ移動機構が作動して、フィ
    ルムを溶着した後、押棒移動機構がフィルムを押圧した
    ままの状態で搬送機構が被包装品(3)を移動させてフ
    ィルムの切断を行うことを特徴とする包装装置。
  2. 【請求項2】 加熱ナイフ移動機構では前記加熱ナイフ
    (4)が横支持板(49)の共通軸受(36)に回動可
    能に支持された第一アーム(30)の先端に装着され、
    第一アーム(30)の一部が連接棒(33)を介して横
    支持板(49)に固定された第一ソレノイド(SL1 )
    のプランジャに連結し、押棒移動機構では前記押棒(2
    3,27)が横支持板(49)の共通軸受(36)に回
    動可能に支持された第二アーム(20)の先端に装着さ
    れ、第二アーム(20)の一部が連接棒(28)を介し
    て横支持板(49)に固定された第二ソレノイド(SL
    2 )のプランジャに連結し、第一受台(5)は柔軟な耐
    熱性材料、好ましくはフッ素系発泡樹脂材料で形成さ
    れ、第二受台(7)は弾力性の合成樹脂、ネオプレン、
    テフロン等の樹脂で形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の包装装置。
  3. 【請求項3】 加熱ナイフ(4)に対して挿入口(1
    4)側にある押棒(23)のフィルム側の先端には、フ
    ィルムの滑り止め用の合成樹脂、好ましくはネオプレ
    ン、シリコンゴム等の先端片(24)が装着されてい
    て、加熱ナイフ(4)に対して搬送機構(70)側の押
    棒(27)はフィルムに当接した状態で、フィルムを挟
    持押圧する力が、押棒(23)の挟持押圧する力より弱
    く、フィルムを移動路に沿って引っ張ると容易に滑り移
    動することを特徴とする請求項2に記載の包装装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱ナイフ(4)はこの加熱ナイフ
    に密着させた感熱素子(TH1 )で検知した温度信号に
    より、スイッチング素子(TR1 )を帰還制御して駆動
    し、商用電源の電力を加熱ナイフ(4)に密着させたヒ
    ータ(KH)に送り、所定の温度範囲に維持されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何ずれか1項に記載の
    包装装置。
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