JPH0814313A - 液体封入式マウント - Google Patents

液体封入式マウント

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Publication number
JPH0814313A
JPH0814313A JP17163294A JP17163294A JPH0814313A JP H0814313 A JPH0814313 A JP H0814313A JP 17163294 A JP17163294 A JP 17163294A JP 17163294 A JP17163294 A JP 17163294A JP H0814313 A JPH0814313 A JP H0814313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
orifice
liquid chamber
diaphragm
partition wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP17163294A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Omoto
真哉 尾本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Megulastik Co Ltd
Original Assignee
Nok Megulastik Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nok Megulastik Co Ltd filed Critical Nok Megulastik Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力振動を有効に減衰することのできる周波
数範囲を広げて防振性能を向上させる。 【構成】 第一の液室Aと第二の液室Bとを互いに連通
する第一のオリフィスDと、第一の液室Aと第三の液室
Cとを互いに連通する第二のオリフィスEとを備え、前
記第一のオリフィスDを通る液柱振動系及び第二のオリ
フィスEを通る液柱振動系に互いに異なる共振周波数を
与えることによって、流動抵抗により損失係数が増大す
る周波数範囲を拡大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のエンジ
ンマウントとして用いられ、振動減衰に、オリフィス内
での液体の流動抵抗を利用した液体封入式マウントに関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車におけるエンジンマウント等に用
いられる液体封入式マウントの典型的な従来例が、実開
平5−26570号公報に開示されている。
【0003】この従来の液体封入式ダンパは、大振幅の
低周波振動が入力された場合に、バネ部材が大きな変形
荷重を受けることによって、このバネ部材側の液室内の
圧力が大きく変動し、これに伴って、作動液がオリフィ
スを通じて前記バネ部材と反対側の液室との間を高圧側
から低圧側へ向けて流動するので、このときのオリフィ
ス内における作動液の流動抵抗による大きなエネルギロ
ス(減衰)を得て、例えばエンジンシェイク等の前記低
周波振動を有効に抑止することができる。また、機関振
動等による小振幅の高周波域の振動が入力された場合
は、バネ部材の変形に伴う前記液室の圧力変動が、内周
筒の窓部に設けたエラストマー製弾性膜の反復変形動作
によって吸収され、作動液は殆どオリフィスを流動しな
いので、動バネ定数が低くなり、入力された高周波振動
を吸収してその振動伝達を有効に絶縁することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の液体封入式
ダンパによれば、図3に示すように、低周波領域の振動
入力の際のオリフィスの液柱共振による損失係数のピー
クが10Hz前後で表れるように、その共振周波数が設
定されており、したがってこの周波数付近ではオリフィ
ス内の液体が共振して流動抵抗を増大し、優れた振動減
衰力を発揮することができるが、このような有効な減衰
が得られる周波数バンドが狭いという問題が指摘され
る。
【0005】したがって本発明が解決しようとする主な
技術的課題は、入力振動を有効に減衰することのできる
周波数範囲を広げて防振性能を向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明に係る液
体封入式マウントは、互いに同心的に配置されたボスス
リーブと外筒の間に形成されたエラストマ製の環状のバ
ネ部材及び第一のダイアフラムと、前記外筒に固定され
前記バネ部材と第一のダイアフラムの間に配置された隔
壁と、この隔壁と前記ボススリーブの間に形成され前記
第一のダイアフラムと隔壁の間の空間を分割する第二の
ダイアフラムと、前記バネ部材と隔壁の間の第一の液室
と前記第一及び第二のダイアフラムの間の第二の液室を
互いに連通する第一のオリフィスと、前記第二のダイア
フラム及び前記隔壁の間の第三の液室と前記第一の液室
を互いに連通し前記第一のオリフィスと液共振周波数の
異なる第二のオリフィスとを備え、前記第一のオリフィ
スを通る液振動系及び第二のオリフィスを通る液柱振動
系に互いに異なる共振周波数が与えられる。
【0007】
【作用】第一のオリフィスと第二のオリフィス内の液柱
の共振周波数が互いに異なる値に設定されていることか
ら、第一のオリフィスと第二のオリフィス内とでは異な
る加振周波数において液柱共振による液移動が生じる。
このため、これらのオリフィスを封入液が共振によって
反復移動することによる高減衰が広い周波数範囲で発揮
される。前記液柱共振周波数の相違は、第一のオリフィ
スと第二のオリフィスの断面や長さ等の相違によって、
あるいは第一及び第二のダイアフラムのバネ定数の相違
によって与えられる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明に係る液体封入式ブッシュの
好適な一実施例を示す断面図で、参照符号1は図におけ
る上端にプレート11を一体的に設けたボススリーブ、
2はこのボススリーブ1の外周側に同心配置された上下
一対の筒状部材21,22をカシメ部23において一体
化した外筒である。この外筒2には、取付部24が突設
されている。
【0009】ボススリーブ1と外筒2の間には、エラス
トマからなる環状のバネ部材3及び円盤状の第一のダイ
アフラム4が形成されている。バネ部材3は、ボススリ
ーブ1のプレート11寄りの上半部と外筒2の上側筒状
部材21との間に、エラストマ材料を一体に加硫成形し
たものであり、第一のダイアフラム4は、ボススリーブ
11の下端外周面に嵌め込まれる下側嵌合スリーブ12
と外筒2の下側筒状部材22の下半部との間に、エラス
トマ材料を一体に加硫成形したものである。
【0010】外筒2の内周には、バネ部材3及び第一の
ダイアフラム4の間にあって、外周部が上側筒状部材2
1の下端に形成されたフランジ部21aと下側筒状部材
22の上端に形成された段差部22aの間に挟着された
隔壁5及びこの隔壁5の下面に密接衝合されたカバー部
材5aが固定されている。隔壁5とボススリーブ1の間
には、第一のダイアフラム4と隔壁5の間の空間を仕切
る第二のダイアフラム6が形成されている。この第二の
ダイアフラム6は、下側嵌合スリーブ12の上方に位置
してボススリーブ1の外周面に嵌め込まれる上側嵌合ス
リーブ13と、カバー部材5aの内径部との間に、エラ
ストマ材料を一体に加硫成形したものであって、第一の
ダイアフラム4とは肉厚や形状の相違によって、異なる
バネ定数が与えられている。なお、下側嵌合スリーブ1
2及び上側嵌合スリーブ13は、ボススリーブ1の下端
1aがテーパ状に屈曲されることによってこのボススリ
ーブ1と一体化されている。
【0011】バネ部材3と隔壁5の間には第一の液室A
が形成されており、第一及び第二のダイアフラム4,6
の間には第二の液室Bが形成されており、第二のダイア
フラム6と隔壁5の間には第三の液室Cが形成されてい
る。第一の液室Aは、第一のオリフィスDを介して第二
の液室Bと連通している一方、第二のオリフィスEを介
して第三の液室Cとも連通している。すなわち、第一の
オリフィスDは、隔壁5の下面に円周方向に延在形成さ
れた外周側の溝51と、これを下側から覆うカバー部材
5aとによって形成されており、一部が前記溝51から
隔壁5の厚さ方向に貫通した孔52を介して第一の液室
Aに開放されると共に、他の一部がカバー部材5aに開
設した孔53を介して第二の液室Bに開放されている。
また、第二のオリフィスEは、隔壁5の下面に円周方向
に延在形成され前記外周側の溝51とは深さ(断面積)
や長さの異なる内周側の溝54と、これを下側から覆う
前記カバー部材5aとによって形成されており、一部が
前記内周側の溝54から隔壁5の厚さ方向に貫通した孔
55を介して第一の液室Aに開放されると共に、他の一
部が前記溝54から半径方向へ分岐した溝56を介して
第三の液室Cに開放されている。
【0012】隔壁5の内周面は、ボススリーブ1側に対
して遊嵌状態にあり、すなわち、隔壁5の内周面と、ボ
ススリーブ1における上側嵌合スリーブ13の外周面に
第二のダイアフラム6と一体に形成されたエラストマ膜
部61との間には、隙間Fが存在する。隔壁5の内周面
上部には上方へ向けて拡径するテーパ面57が形成され
ており、このテーパ面57には、バネ部材3の下端内径
部に一体的に突出形成されて径方向に容易に変位可能な
リップ状のサブダイアフラム31の先端が摺動自在に接
触している。
【0013】バネ部材3と第一のダイアフラム4との間
に存在する全ての空間、すなわち第一の液室A、第二の
液室B、第三の液室C、第一のオリフィスD、第二のオ
リフィスE及び隙間Fには、非圧縮性流体が封入充填さ
れている。バネ部材3は、第一及び第二のダイアフラム
4,6との比較から明らかなように、振動入力方向すな
わち軸方向に対して大きな肉厚を有することによって所
要の支持力が与えられており、第一及び第二のダイアフ
ラム4,6は、バネ部材3の変形による第一の液室Aと
第二の液室B及び第三の液室Cとの間での液移動を容易
に受容するものである。
【0014】この実施例による液体封入式マウントは、
ボススリーブ1側と外筒2側のうち一方が支持側、他方
が被支持側に取り付けられ、この支持側と被支持側の間
での振動入力によって、ボススリーブ1と外筒2が軸方
向に反復して相対変位されると、これによってバネ部材
3が反復変形を受け、その内部摩擦によって振動が減衰
される。そして、このようなバネ部材3の反復変形によ
る第一の液室Aの圧力変動は、サブダイアフラム31が
第一の液室Aと第三の液室Cの間の差圧を受けて容易に
径方向反復変形することにより、ある程度吸収される。
したがって、入力振動が振幅の小さい中高周波振動であ
る場合は、サブダイアフラム31によって第一の液室A
の圧力変動が有効に吸収されるので、バネ部材3が低バ
ネ定数となって優れた振動絶縁効果を発揮することがで
きる。
【0015】これに対して、大振幅の低周波振動が入力
された場合は、バネ部材3の変形量が大きく、第一の液
室Aの容積変化がサブダイアフラム31の変位による変
化吸収能力を超える大きなものとなるので、この第一の
液室A内の被圧縮性液体は、第一のオリフィスD又は第
二のオリフィスEを介して第二の液室B又は第三の液室
Cとの間を反復移動される。特に、バネ部材3は、その
上端内径部がボススリーブ1と一体のプレート11に接
合されているので、例えば第一の液室Aの容積を縮小さ
せる方向へ下方変形される過程で、第一の液室A内の液
圧上昇による上方への撓み(逃げ変形)が有効に抑えら
れ、このため、第一のオリフィスDあるいは第二のオリ
フィスEでの液移動を効率良く生じさせることができ
る。なお、バネ部材3は、第一の液室Aに臨む下面が隔
壁5の上面と近接対向されていると共にサブダイアフラ
ム31が一種のストッパとして機能するため、荷重入力
による過度の下方変形が阻止されるようになっている。
【0016】ここで、第一のオリフィスD及び第二のオ
リフィスEは、その断面積及び長さの相違等によって、
それぞれの内部に存在する液柱の慣性が互いに相違し、
また第一のダイアフラム4と第二のダイアフラム6のバ
ネ定数が互いに異なることによって、第一の液室Aと第
二の液室Bの拡張弾性率が互いに相違する。このため、
第一のオリフィスD側の液振動系と第二のオリフィスE
側の液振動系とでは、共振周波数が互いに相違し、図2
に示すように、液柱共振によって増大される流動抵抗に
よる損失係数のピークが5Hz及び10Hzで現れるよ
うになっている。したがって、従来に比較して広い周波
数範囲において液柱共振を生じ、流動抵抗の増大による
高減衰が得られる。
【0017】なお、上述の実施例においては、オリフィ
ス内での流動抵抗による損失係数が最大となる液柱共振
周波数を5Hz及び10Hzとしたが、この共振周波数
は、低減対象となる周波数域に応じて任意に設定される
ものであり、したがって、第一及び第二のオリフィス
D,Eの断面積や長さ、第一及び第二のダイアフラム
4,6の形状等も特に図示のものには限定されない。
【0018】
【発明の効果】本発明の液体封入式マウントによると、
第一のオリフィスと第二のオリフィス内に異なる加振周
波数において液柱共振による液移動を生じるので、広い
周波数域で流動抵抗の増大による高減衰を発揮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体封入式マウントの一実施例を
そのボススリーブの軸心を通る平面で切断した断面図で
ある。
【図2】上記実施例おける周波数と損失係数との関係を
示す特性説明図である。
【図3】従来の液体封入式マウントにおける周波数と損
失係数との関係を示す特性説明図である。
【符号の説明】 1 ボススリーブ 11 プレート 12 下側嵌合スリーブ 13 上側嵌合スリーブ 2 外筒 21 上側筒状部材 21a フランジ部 22 下側筒状部材 22a 段差部 23 カシメ部 24 取付部 3 バネ部材 31 サブダイアフラム 4 第一のダイアフラム 5 隔壁 5a カバー部材 51,54,56 溝 52,53,55 孔 57 テーパ面 6 第二のダイアフラム 61 エラストマ膜部 A 第一の液室 B 第二の液室 C 第三の液室 D 第一のオリフィス E 第二のオリフィス F 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに同心的に配置されたボススリーブ
    (1)と外筒(2)の間に形成されたエラストマ製の環
    状のバネ部材(3)及び第一のダイアフラム(4)と、 前記外筒(2)に固定され前記バネ部材(3)と第一の
    ダイアフラム(4)の間に配置された隔壁(5)と、 この隔壁(5)と前記ボススリーブ(1)の間に形成さ
    れ前記第一のダイアフラム(4)と隔壁(5)の間の空
    間を分割する第二のダイアフラム(6)と、 前記バネ部材(3)と隔壁(5)の間の第一の液室
    (A)と前記第一及び第二のダイアフラム(4)(6)
    の間の第二の液室(B)を互いに連通する第一のオリフ
    ィス(D)と、 前記第二のダイアフラム(6)及び前記隔壁(5)の間
    の第三の液室(C)と前記第一の液室(A)を互いに連
    通する第二のオリフィス(E)と、を備え、前記第一の
    オリフィス(D)を通る液振動系及び第二のオリフィス
    (E)を通る液振動系に互いに異なる共振周波数が与え
    られたことを特徴とする液体封入式マウント。
JP17163294A 1994-07-01 1994-07-01 液体封入式マウント Pending JPH0814313A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030326