JPH08144364A - ロング土台使用床構造および床・外壁構造 - Google Patents

ロング土台使用床構造および床・外壁構造

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JPH08144364A
JPH08144364A JP30824494A JP30824494A JPH08144364A JP H08144364 A JPH08144364 A JP H08144364A JP 30824494 A JP30824494 A JP 30824494A JP 30824494 A JP30824494 A JP 30824494A JP H08144364 A JPH08144364 A JP H08144364A
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floor panel
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公男 河井
Eizo Ogiya
栄三 扇谷
Takahiko Minotani
孝彦 蓑谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工の容易なロング土台使用床構造および床
・外壁構造を提供する。 【構成】 布基礎1上に長手方向に沿って形鋼製のロン
グ土台2を設ける。床パネル4は、平行な床小梁12間
に根太13を組み込み、面材14を張って構成した大型
床パネルとする。ロング土台2の側面には床パネル4を
受ける床パネル受け金物11を突出させて設ける。床パ
ネル4には外周の床小梁12と根太13との間の角部に
被受け金物16を設け、床パネル受け金物11に床パネ
ル4の被受け金物16を載置してボルト止めする。ロン
グ土台2の屋外面は、断熱材を有する土台カバー9で覆
う。ロング土台2の上面には、土台長手方向に延びる長
孔と円孔とを土台長手方向に並べて設ける。このロング
土台2上に隣合って配置される片方の外壁パネル5の縦
フレーム材20aを、円孔にボルト接合し、もう片方の
外壁パネル5の縦フレーム材20aを長孔にボルト接合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅やその他に建物
において、形鋼製のロング土台を使用した床構造および
床・外壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建物の床構造では、布基礎上に溝
形鋼の複数のピース土台を分離して配置し、1階床組
は、鋼製床梁と転ばし根太と床パネルとで構成し、これ
ら各部材をビスで固定している。また、2階床組は、鋼
製床梁とツナギ・ブレースを配置して通り出しを行い、
床パネルを敷き込み、これら各部材を固定金物で固定し
ている。また、梁と梁の接合は平面プレートを介して行
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、以下のような問題点があった。 ピース土台のため、配置やレベル調整・通り出しに
時間がかかり、また土台の種類も多くなり、アンカーボ
ルトの本数も増える。 建方終了後でないと床を敷き込むことができず、そ
のため間仕切の配置位置の墨出しも、床敷込み後になっ
てしまう。また、床組と固定に時間と手間がかかる。 建方時の取付と調整に時間と手間がかかる。 梁建込み時にレッカーで吊りながら施工を行うた
め、脱落の危険性があり施工に時間がかかる。
【0004】この発明の目的は、施工の容易なロング土
台使用床構造および床・外壁構造を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のロング土台使
用床構造は、布基礎上に長手方向に沿って設けられた形
鋼製のロング土台と、平行な形鋼製の床小梁間に根太を
組み込むと共に面材を張った床パネルと、前記ロング土
台の側面に突出して取付けられて前記床パネルを受ける
床パネル受け金物とを設けたものである。前記ロング土
台使用床構造において、前記ロング土台を屋外向きに開
口した溝形鋼とし、かつ前記床パネルを外周の床小梁と
根太との間の角部に被受け金物を有するものとし、前記
床パネル受け金物を、床パネルの前記被受け金物を載置
してボルト止めするものとしてもよい。前記ロング土台
使用床構造において、前記ロング土台をH形鋼とし、前
記床パネル受け金物の中間高さ位置に受け段部を設け、
前記床パネルの外周部の根太を床小梁よりも上下幅の低
い部材であって、下面位置が床小梁の下面位置よりも上
方に位置するように床小梁と組まれたものとし、この外
周部の根太を、前記床パネル受け金物の前記受け段部に
載置するようにしてもよい。前記ロング土台使用床構造
において、ロング土台の屋外面を、断熱材を有する土台
カバーで覆うようにしてもよい。前記ロング土台使用床
構造において、土台に設けた床パネル受け金物と、上階
の胴差に設けた床パネル受け金物とを、同じ構成の床パ
ネルの同じ箇所を接合可能な形状のものとしてもよい。
【0006】この発明のロング土台使用床・外壁構造
は、各外壁パネルの配設間隔毎に、前記ロング土台使用
床構造において、ロング土台の上面に、土台長手方向に
延びる長孔と円孔とを土台長手方向に並べて設け、この
ロング土台上に隣合って配置される片方の外壁パネルの
縦フレーム材を、前記円孔にボルト接合し、もう片方の
外壁パネルの縦フレーム材を前記長孔にボルト接合した
ものである。この場合に、各外壁パネルは、一側の縦フ
レーム材の下端を前記円孔に、他側のフレーム材の下端
は前記長孔にそれぞれボルト接合する。
【0007】
【作用】この構成の床構造によると、ロング土台を使用
にするため、土台配置やレベル調整・通り出しのロスを
軽減でき、土台種類も少なくて済み、アンカーボルトも
削減できる。アンカーボルトの本数削減により、基礎工
事も迅速化できる。また床パネルは、土台の側面にボル
ト止めするのではなく、ロング土台の側面に突出した床
パネル受け金物上に設置するので、大型の床パネルを使
用しても容易に設置できる。すなわち、施工に際して、
床パネルを床パネル受け金物上に載せた状態で床パネル
と床パネル受け金物とのボルト等による接合作業が行え
る。そのため、床パネルをクレーンで吊った状態でボル
ト止め作業を行う必要がなく、大型で大重量の床パネル
であっても、容易にかつ安全に施工できる。このように
大型の床パネルを使用することにより、床施工の工数が
削減できる。また、ロング土台の側面に突出した床パネ
ル受け金物上に床パネルを設置することから、土台上に
外壁や柱を構築する妨げとならない。床パネル自体は、
平行な形鋼製の床小梁間に根太を組み込むと共に面材を
張った床パネルとで構成されるものであるため、大型化
が図り易い。さらに、このように床小梁、根太、および
面材で構成される床パネルをロング土台の側面に突出し
たパネル受け金物上に設置するため、建方開始時に1階
床組を完了させることができ、床パネルを作業床として
利用できる。ロング土台を使用してその内側のパネル受
け金物上に床パネルを設置することから、床下への屋外
の冷気の侵入も防止し易い。前記ロング土台使用床構造
において、ロング土台を屋外向きに開口した溝形鋼と
し、床パネルが外周の床小梁と根太との間の角部に被受
け金物を有するものとし、床パネル受け金物で床パネル
の被受け金物を受けてボルト止めするようにした場合に
は、被受け金物による床パネルの支持を、少ない個数の
被受け金物で実現でき、ボルト止め等の接合作業を低減
して床組の作業時間を短縮できる。前記床構造におい
て、ロング土台をH形鋼で構成し、床パネル受け金物の
中間高さ位置に受け段部を設け、床パネルの外周部の根
太を、床小梁よりも上下幅の低い部材であって、下面位
置が床小梁の下面位置よりも上方に位置するように床小
梁と組まれたものとし、この外周部の根太を、前記床パ
ネル受け金物の前記受け段部に載置するようにした場合
は、床パネル受け金物の受け段部に床パネルの外周部の
根太を載置することで、床パネルをロング土台に腰掛け
状に載置して、安全かつ迅速に取付けることができる。
前記ロング土台使用床構造において、ロング土台の屋外
面を、断熱材を有する土台カバーで覆うようにした場合
には、土台部分の断熱処置と同時に土台部分の化粧が図
れて断熱,化粧施工が容易であり、しかもロング土台の
使用による屋外冷気の侵入防止効果と相まって床下の優
れた断熱効果が得られる。前記ロング土台使用床構造に
おいて、土台に設けた床パネル受け金物と、上階の胴差
に設けた床パネル受け金物とを、同じ構成の床パネルの
同じ箇所を接合可能とした場合には、下階と上階の床パ
ネルを共通化でき、コストを大幅に低減できる。
【0008】また、このロング土台使用床・外壁構造に
よると、ロング土台の使用によって外壁パネルの取付精
度が向上するうえ、外壁パネルの片側を長孔で、もう片
側を円孔で取付けることから、外壁パネルの製作精度や
土台の孔位置に多少の誤差があっても、その誤差を吸収
して外壁パネルを精度良く取付けることができる。前記
の誤差は隣合う外壁パネル間の目地寸法の差として吸収
されることになり、そのため個々の外壁パネル毎に誤差
が吸収され、誤差の累積の問題が生じない。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図9に基づ
いて説明する。図1はこのロング土台使用床構造を適用
した寒冷地用住宅等の建物の分解斜視図である。布基礎
1上には長手方向に沿って、屋外側に開口した溝形鋼か
らなるロング土台2を設け、対向する平行なロング土台
2間に床大梁17を架設してある。これらロング土台2
および床大梁17の側面には床パネル受け金物11を突
出させて取付け、この床パネル受け金物11で床パネル
4を受けるようにしている。
【0010】ロング土台2は、布基礎1上に突出させた
アンカーボルト10によって接合される。このように土
台をピース土台とせず、ロング土台2としているので、
アンカーボルト10を大幅に削減できる。ロング土台2
が設置される布基礎1は、その屋外側および屋内側の両
側面がウレタン発泡樹脂等からなる断熱材6で覆われて
いる。この布基礎1の施工にあたっては、上記断熱材6
を型枠として兼用し、その内部にコンクリートを充填す
ることにより製造される。また、ロング土台2の屋外面
は断熱および化粧用の土台カバー9で覆われる。この土
台カバー9は、化粧鋼板等の金属外皮9aの内側に発泡
樹脂またはグラスウール等の断熱材9bを設けたものと
してある。この土台カバー9の使用および布基礎1の断
熱材6により、建物の下部での断熱効果が大幅に向上す
る。また、この布基礎1で囲まれた範囲の床下空間と地
盤面とは防湿層コンクリート7で遮蔽される。さらに、
防湿層コンクリート7の下面には床下防湿シート8が設
けられる。これにより、布基礎1に換気口を設けること
なく、床下の防湿を図ることができ、断熱性も高められ
て、床部での防湿,断熱施工が不要となる。なお、この
場合、防湿層コンクリート7は、防湿層である床下防湿
シート8を単に押える防湿層押えコンクリートとして機
能するものであってもよい。
【0011】前記床パネル4は、図4のように形鋼から
なる平行な一対の床小梁12,12間に同じく形鋼から
なる根太13を組み込んでパネルフレームを構成し、そ
の上に面材14を張って構成される。床小梁12には溝
形鋼を外向きに使用し、根太13には床小梁12よりも
上下幅の低い溝形鋼を使用し、いずれも上面レベルを一
致させてある。上階の胴差3(図1)に取付ける床パネ
ル4にはそのフレームにさらにブレース15(図1)が
設けられる。この床パネル4の外周の床小梁12と根太
13の間の角部には、孔付きの鉄板片等からなる被受け
金物16が溶接による接合状態に設けられる。この被受
け金物16をロング土台2や床大梁17の側面から突出
させたアングル材からなる前記床パネル受け金物11に
載置してボルト止めすることにより、図2のように床パ
ネル4がロング土台2や床大梁17に取付けられる。胴
差3に対しても同様にして床パネル4が取付けられる。
【0012】ロング土台2に対する床大梁17の接合
は、図3(A)〜(C)に平面図および断面図で示すよ
うに、床大梁受け金物18および被受け金物19を介し
て行われる。すなわち、ロング土台2にはアングル材か
らなる床大梁受け金物18がボルト接合され、H形鋼か
らなる床大梁17の端部にも同じくアングル材からなる
被受け金物19が溶接により接合されていて、被受け金
物19を床大梁受け金物18に載置してボルト止めする
ことにより、床大梁17がロング土台2に接合される。
前記床大梁受け金物18は前記床パネル受け金物11に
兼用される。胴差3(図1)に対してもほぼ同様にして
床大梁17が接合される。すなわち、胴差3に設けられ
る床パネル受け金物19とロング土台2に設けられる床
パネル受け金物19とは、同じ構成の床パネル4の同じ
箇所を接合可能な形状のものとされる。このため、1つ
の形状の床パネル4を上下階に共通使用でき、コストを
低減できる。
【0013】図5および図6は、ロング土台2および床
大梁17に対する床パネル4の取付構造の詳細を示す。
図5(A),(B)は図2におけるV −V 矢視断面図の
うちのA部およびB部の断面図を、図5(C),(D)
は図2におけるVI−VI矢視断面図のうちC部およびD部
の断面図をそれぞれ示す。図6(A)は図2におけるA
部の平面図を、図6(B)は図2における出隅(E部)
の平面図をそれぞれ示す。
【0014】前記ロング土台2の上方には、これと平行
に例えばH形鋼からなる前記の胴差3が配置され、ロン
グ土台2と胴差3との間に複数枚の外壁パネル5が横に
並べて配置される。外壁パネル5は、図1のように矩形
に組んだ金属製のパネル外周フレーム20と、このパネ
ル外周フレーム20の両側にフレーム20から離れて各
々配置されパネル外周フレーム20の側面を覆う一対の
面材21,21と、この一対の面材21,21の間に、
前記パネル外周フレーム20と面材21の間の隙間まで
充填される断熱性の発泡樹脂22とで構成される。両面
材21,21の片方には建物の外装材となるプレコート
品が使用される。
【0015】前記パネル外周フレーム20は、上下端に
エンドプレートを設けた角形鋼管からなる一対の縦フレ
ーム材20a,20aと、これら両縦フレーム材の上下
端間に溶接される溝形鋼からなる一対の横フレーム材2
0b,20bとからなる。このパネル外周フレーム20
はさらに一対のブレース20c,20cで補強される。
縦フレーム材20aの上端には胴差3とのボルト接合用
としてボルト挿通孔23(図8)が、縦フレーム材20
aの下端にはボルト24(図7)がそれぞれ設けられ、
これによって胴差3とロング土台2との間に外壁パネル
5がボルト接合される。この外壁パネル5は耐力壁とし
ての十分な強度が与えられており、その縦フレーム材2
0aは柱として機能する。そのため、部材を大幅に省略
できることになる。隣合う外壁パネル5,5間にできる
縦目地は、バックアップ材およびガスケット25(図
1)を装着することによって乾式で防水処理される。
【0016】ロング土台2の上面には、図7のように土
台長手方向に延びる長孔26aと円孔26bとが土台長
手方向に並べて設けられ、隣合う片方の外壁パネル5に
おける縦フレーム材20aの下端のボルト24を円孔2
6bに挿入してボルト接合し、もう片方の外壁パネル5
の縦フレーム材20aの下端のボルト24を長孔26a
に挿入してボルト接合することにより取付けられる。ま
た、胴差3の下面には、図8のように胴差長手方向に延
びる長孔27aと円孔27bとが胴差長手方向に並べて
設けられ、その円孔27bから隣合う片方の外壁パネル
5における縦フレーム材20aの上端のボルト挿通孔2
3にボルト28を挿入してボルト接合し、胴差3の長孔
27aからもう片方の外壁パネル5の縦フレーム材20
aの上端のボルト挿通孔23にボルト28を挿入してボ
ルト接合される。ロング土台2の長孔26a,円孔26
b、および胴差3の長孔27a,円孔27bの配設ピッ
チは、外壁パネル5の配設ピッチに合わせて設けられ
る。このように、幅方向の片方を長孔26a,27aで
取付け、もう片方を円孔26b,27aでボルト接合す
るため、土台2や胴差3の各孔のピッチや外壁パネル5
のボルト24,24間のピッチ、ボルト挿通孔23,2
3間のピッチに製造上の誤差が多少あっても、上記長孔
26a,27aでその誤差を吸収することができ、外壁
パネル5の取付けが可能となる。また、片方は円孔26
b,27aで取付けるため、取付位置の精度も確保され
る。したがって、前記誤差は、外壁パネル5,5間の縦
目地の幅寸法で吸収されることになる。
【0017】図10はこの発明の他の実施例を示す。こ
の実施例では、ロング土台2がH形鋼からなり、このロ
ング土台2の側面に突出して取付けられる床パネル受け
金物31は図10(B)に示すように中間高さ位置に受
け段部31aを有する形状に形成されている。また、床
パネル4は、先の実施例とほぼ同様に、平行な床小梁1
2,12間に根太13を組み込むと共に面材14を張っ
たものであるが、ここでは小片の被受け金物は設けられ
ていない。この床パネル4の外周部の根太13は、床小
梁12よりも上下幅の低い形鋼からなり、その根太13
の下面位置が床小梁12の下面位置よりも上方に位置す
るように組まれている。この根太13を前記床パネル受
け金物31の受け段部31aに載置してボルト止めする
ことにより、床パネル4がロング土台2に取付けられ
る。胴差3に対する床パネル4の取付けもほぼ同様にし
て行われる。その他の構成は先の実施例と同様である。
【0018】
【発明の効果】この発明のロング土台使用床構造は、布
基礎上に長手方向に沿って設けられた形鋼製のロング土
台と、平行な形鋼製の床小梁間に根太を組み込むと共に
面材を張った床パネルと、前記ロング土台の側面に突出
して取付けられて前記床パネルを受ける床パネル受け金
物とを設けたため、床パネル受け金物を介してロング土
台に床パネルを容易にかつ安全に取付けることができ
る。また、建方開始時に1階床組を完了させることがで
きるので、床パネルを作業床として利用できる。さら
に、ロング土台の使用により、土台配置やレベル調整・
通り出しのロスを軽減でき、土台種類も少なくて済み、
アンカーボルトも削減できる。しかも、ロング土台の使
用によって、屋外の冷気の床下への侵入防止が図り易
い。この床構造において、前記ロング土台を屋外向きに
開口した溝形鋼とし、前記床パネルを外周の床小梁と根
太との間の角部に被受け金物を有するものとし、前記床
パネル受け金物が床パネルの前記被受け金物を載置して
ボルト止めするものとした場合には、被受け金物による
床パネルの支持を、少ない個数の被受け金物で実現で
き、ボルト止め等の接合作業を低減して床組の作業時間
を短縮できる。前記床構造において、前記ロング土台を
屋外向きに開口した溝形鋼とし、前記床パネルの外周の
床小梁と根太との間の角部に被受け金物を設け、前記床
パネル受け金物で床パネルの前記被受け金物を受けてボ
ルト止めするようにした場合には、床パネル受け金物の
受け段部に床パネルの外周部の根太を載置することで、
床パネルをロング土台に腰掛け状に載置して、安全かつ
迅速に取付けることができる。前記床構造において、ロ
ング土台の屋外面を、断熱材を有する土台カバーで覆っ
た場合は、土台部分の断熱処置と化粧とが同時に図れて
施工が容易であり、しかもロング土台の使用による屋外
冷気の侵入防止効果と相まって床下の優れた断熱効果が
得られる。前記床構造において、ロング土台に設けた床
パネル受け金物と、上階の胴差に設けた床パネル受け金
物とを、同じ構成の床パネルの同じ箇所を接合可能とし
た場合には、下階と上階の床パネルを共通化でき、コス
トを低減できる。
【0019】また、この発明のロング土台使用床・外壁
構造は、前記ロング土台の上面に、土台長手方向に延び
る長孔と円孔とを土台長手方向に並べて設け、このロン
グ土台上に隣合って配置される一方の外壁パネルの縦フ
レーム材を前記円孔にボルト接合し、もう片方の外壁パ
ネルの縦フレーム材を前記長孔にボルト接合したため、
外壁パネルや、土台、胴差の孔位置、ボルト位置等に多
少の誤差があっても、その誤差を吸収して外壁パネルを
精度よく取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるロング土台使用床
構造を適用した建物の分解斜視図である。
【図2】同ロング土台使用床構造における床パネルの配
置を示す平面図である。
【図3】(A)は同床構造におけるロング土台と床大梁
との接続構造を示す平面図、(B)は同接続構造の縦断
面図、(C)は(B)におけるIII −III 矢視断面図で
ある。
【図4】同床構造に使用される床パネルの分解斜視図で
ある。
【図5】(A)は図2におけるV −V 矢視断面における
A部の断面図、(B)は図2におけるV −V 矢視断面に
おけるB部の断面図、(C)は図2におけるVI−VI矢視
断面におけるC部の断面図、(D)は図2におけるVI−
VI矢視断面におけるD部の断面図である。
【図6】(A)は図2におけるA部の平面図、(B)は
図2におけるE部の平面図である。
【図7】(A)はロング土台への外壁パネルの取付構造
を示す分解斜視図、(B)はロング土台の拡大斜視図で
ある。
【図8】(A)は胴差への外壁パネルの取付構造を示す
分解斜視図、(B)は胴差の拡大斜視図である。
【図9】同ロング土台使用床構造を適用した建物の縦断
面図である。
【図10】(A)はロング土台使用床構造の他の実施例
を示す縦断面図、(B)は同床構造における床パネルと
床パネル受け金物との関係を示す分解斜視図、(C)は
同床構造の全体構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…布基礎、2…ロング土台、4…床パネル、5…外壁
パネル、9…土台カバー、11…床パネル、12…床小
梁、13…根太、14…面材、16…被受け金物、20
a…縦フレーム材、26a…長孔、26b…円孔、31
…床パネル受け金物、31a…受け段部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布基礎上に長手方向に沿って設けられた
    形鋼製のロング土台と、平行な形鋼製の床小梁間に根太
    を組み込むと共に面材を張った床パネルと、前記ロング
    土台の側面に突出して取付けられて前記床パネルを受け
    る床パネル受け金物とを備えたロング土台使用床構造。
  2. 【請求項2】 前記ロング土台が屋外向きに開口した溝
    形鋼であり、前記床パネルが外周の床小梁と根太との間
    の角部に被受け金物を有し、前記床パネル受け金物が床
    パネルの前記被受け金物を載置してボルト止めするもの
    である請求項1記載のロング土台使用床構造。
  3. 【請求項3】 前記ロング土台がH形鋼であり、前記床
    パネル受け金物が中間高さ位置に受け段部を有するもの
    であり、前記床パネルの外周部の根太が床小梁よりも上
    下幅の低い部材であって、下面位置が床小梁の下面位置
    よりも上方に位置するように床小梁と組まれたものと
    し、この外周部の根太を、前記床パネル受け金物の前記
    受け段部に載置した請求項1記載のロング土台使用床構
    造。
  4. 【請求項4】 ロング土台の屋外面を、断熱材を有する
    土台カバーで覆った請求項1または請求項2または請求
    項3記載のロング土台使用床構造。
  5. 【請求項5】 土台に設けた床パネル受け金物と、上階
    の胴差に設けた床パネル受け金物とを、同じ構成の床パ
    ネルの同じ箇所を接合可能な形状のものとした請求項1
    または請求項2または請求項3または請求項4記載のロ
    ング土台使用床構造。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4記載のロング土台使用床構造において、
    ロング土台の上面に、各外壁パネルの配設間隔毎に、土
    台長手方向に延びる長孔と円孔とを土台長手方向に並べ
    て設け、このロング土台上に隣合って配置される片方の
    外壁パネルの縦フレーム材を、前記円孔にボルト接合
    し、もう片方の外壁パネルの縦フレーム材を前記長孔に
    ボルト接合し、かつ前記各外壁パネルは一側の縦フレー
    ム材の下端を前記円孔に、他側のフレーム材の下端を前
    記長孔にそれぞれボルト接合したロング土台使用床・外
    壁構造。
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