JPH0814443A - ワイヤハーネス用結束バンドおよびワイヤハーネスの結束方法 - Google Patents

ワイヤハーネス用結束バンドおよびワイヤハーネスの結束方法

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JPH0814443A
JPH0814443A JP6149100A JP14910094A JPH0814443A JP H0814443 A JPH0814443 A JP H0814443A JP 6149100 A JP6149100 A JP 6149100A JP 14910094 A JP14910094 A JP 14910094A JP H0814443 A JPH0814443 A JP H0814443A
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JP
Japan
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band
electric wire
locked
notches
locking
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JP6149100A
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Masanari Yamamoto
真生 山本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線群の中で、特定電線をワイヤハーネスの
断面中心に位置させ、他の一般電線により囲んだ状態で
結束する。 【構成】 長尺なバンド部11の中間領域において、長
さ方向の一方側11aに一端縁11bより幅方向に切り込
んだ一次側切欠11cを2個以上長さ方向に所要間隔を
あけて形成すると共に、他方側11dの他端縁11eより
幅方向に切り込んだ二次側切欠11fを2個以上長さ方
向に所要間隔をあけて形成し、一次側および二次側の各
1つの切欠を互いに係止して特定電線巻付終端係止部1
3とすると共に、一次側および二次側の他の各1つの切
欠を互いに係止して一般電線巻付始端係止部14とし、
特定電線巻付終端係止部と一般電線巻付始端係止部との
間を所要長さをあけて、かつ、バンド部の一端に設けた
係止部12と、バンド部の他側領域に設けた被係止部1
1mを係止して一般電線巻付終端係止部16とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定電線を含む複数本
の電線を集束するための結束バンドおよび該結束バンド
を用いたワイヤハーネスの結束方法に関し、特に、特定
電線を一般電線の中心部に位置決め保持出来るようにす
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用のワイヤハーネスは、図9
に示すように、ワイヤハーネス組立図板1の上面の所要
位置に布線治具2を突設させて取り付け、これら布線治
具2の電線挿入部2aに所要の電線Wを挿入し、この状
態で、電線群を電線挿入部2aより持ち上げながらテー
プ3等の結束材で電線群の外周面を巻き付けて結束して
いる。
【0003】上記した多数の電線を集束して形成するワ
イヤハーネスにおいて、車体パネルと短絡することを絶
対に回避する必要がある電線、例えば、常時電圧が印加
されているバッテリーと直接接続した電源線は、集束し
た電線群の中で、断面中心部に位置させ、外周部には位
置させない事が好ましい。即ち、上記電源線では、大容
量の電流が流れているため、車体パネルのエッジ等によ
る干渉で断線が発生しにくい中心位置に位置させること
が好ましい。
【0004】しかしながら、前記図9に示す従来のワイ
ヤハーネスの結束方法では、布線治具2の電線挿入部2
aに対して、上端開口から多数の電線Wがアトランダム
に挿入され、上記した電源線等の中心位置に位置させた
い特定電線を、電線群の中心に位置決め保持する手段が
設けられていない。布線作業時、作業員が特定電線を中
心に位置させながら結束すれば良いが、どの電線が特定
電線であるかを認識していない場合には、これら特定電
線を中心に位置させることは出来ない。一方、特定電線
を認識して、テープ3で結束する時に特定電線を中心位
置に位置決めして結束しようとしても、特定電線は通常
複数本であるため、これら複数の特定電線を中心に位置
決めしながら結束することは容易ではない。
【0005】よって、図10に示すように、ワイヤハー
ネスの断面中心に位置させたい特定電線W−Sがワイヤ
ハーネスの外周部に位置することがある問題を確実に解
消することはできなかった。
【0006】上記問題に対して、図11に示す如き、特
定電線位置決め専用の結束具4が提案されている。(実
開平1−122574) 上記結束具4は略環状の保持部材4aの外周に放射状に
伸びる3本の突起4bを備え、保持部材4aに特定電線W
−Sを収容した状態でテープにより特定電線と結束具4
とを固着し、特定電線W−Sの保持部材4aの外周面に
他の一般の電線Wを配置した状態で、これら集束する電
線の外周をテープ3で結束してワイヤハーネスを形成し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記結束具4を用いた
場合、複数の突起4bの外周面に沿ってテープ3を巻き
付けるため、集束するワイヤハーネスの外径を結束具4
の外径と対応させる必要がある。よって、ワイヤハーネ
スの外径の変化に応じて、別部品からなる結束具4を多
種類用意しなければならない問題がある。さらに、保持
部材4aの形状は開口部が大きくかつ、外開きとなって
いるため、特定電線W−Sが保持部材4aより出やす
く、ワイヤハーネスの中心に位置決め保持できない場合
があると共に、外周に配置する電線Wを保持する手段が
ないため、電線群の全体を集束するためにテープを巻き
付ける時に手数がかかる問題がある。
【0008】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
もので、電線群の中で、特定の電線をワイヤハーネスの
断面中心に位置させ、他の一般電線により囲んだ状態で
簡単に結束出来る結束バンドおよび該結束バンドを用い
たワイヤハーネスの結束方法を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、長尺なバンド部の中間領域
において、長さ方向に所要領域をあけて一方側に、長さ
方向に沿った一端縁より幅方向に切り込んだ一次側の切
欠を少なくとも2個以上長さ方向に所要間隔をあけて形
成すると共に、他方側に長さ方向に沿った他端縁より幅
方向に切り込んだ二次側の切欠を少なくとも2個以上長
さ方向に所要間隔をあけて形成し、上記一次側および二
次側の各1つの切欠を互いに係止して特定電線巻付終端
係止部とすると共に、上記一次側および二次側の他の各
1つの切欠を互いに係止して一般電線巻付始端係止部と
し、上記特定電線巻付終端係止部と一般電線巻付始端係
止部との間に所要長さをあけるようにし、かつ、上記バ
ンド部の一端に係止部を設けると共に、該係止部に対し
て任意の位置で係止される被係止部をバンド部の他側領
域に設けて、上記係止部を被係止部と係止して一般電線
巻付終端係止部としていることを特徴とするワイヤハー
ネス用結束バンドを提供している。
【0010】上記一次側および二次側の切欠の切り込み
深さは、バンド部の幅の半分とすると共に、切欠の幅は
バンド部の厚さに相当させている。(請求項2) 即ち、一次側と二次側の切欠を互いに係止すると、幅方
向の半分の切欠が、相手側の幅方向の半分の切欠残部に
外嵌して切欠残部を挟持する状態となり、バンド部の幅
方向の中心を境界として、一方側では、一次側の切欠で
二次側の切欠残部を挟持し、他方側では二次側の切欠で
一次側の切欠残部を挟持する構成としている。
【0011】また、上記各切欠の開口側の両側端面に凸
部あるいは凹部を設ける一方、該切欠を設けた部位と幅
方向に対向するバンド部の他端縁の両面に凹部あるいは
凸部を設け、上記一次側と二次側の切欠を係止させた状
態で、上記凸部と凹部とを嵌合させる構成としている。
(請求項3) 例えば、上記凸部は半球状の小突起とする一方、凹部を
半球状の窪みとしている。
【0012】また、上記一次側と二次側の隣接する切欠
は、バンド部の長さ方向の中心点より対称位置に形成
し、かつ、一次側および二次側に夫々形成する切欠の長
さ方向の間隔を同一に設定していることが好ましい。
(請求項4) 上記一次側と二次側の切欠は夫々少なくとも2個以上設
けることが必須であるが、3以上の多数個を設けると、
特定電線群の量に対応させて特定電線巻付部の直径を調
節することが出来ると共に、特定電線群の位置を、ワイ
ヤハーネスの外周位置から半径方向に離す間隔を任意に
設定できる。
【0013】また、上記バンドの一端に設ける係止部
は、枠内に舌状係止片を突設した形状とする一方、上記
被係止部はバンド部の表面を鋸歯形状に形成して連続し
た係止溝を設けた形状とし、任意の位置の係止溝に舌状
係止片を係止する構成とすることが好ましい。 (請求項
5) 尚、上記係止部の舌状係止片および係止溝はバンド部の
幅方向に形成しているが、バンド部の幅方向の両端縁に
形成しても良い。即ち、バンド部の一端で幅方向の両端
縁より舌状係止片を突設する一方、上記バンド部の両端
側で幅方向の両側端縁を鋸歯状に形成して係止溝を連続
的に形成しても良い。
【0014】本発明の結束バンドは、ウレタンゴム、エ
ラストマーゴム等のゴム系材料、あるいは、ナイロン、
ポリエチレン等の可撓性を有する樹脂系材料を一体成形
して形成しており、その硬さを成形材料により選定でき
るようにしている。
【0015】さらに、本発明は、請求項6で、長尺なバ
ンド部の中間領域において、長さ方向に所要領域をあけ
て一方側に、長さ方向に沿った一端縁より幅方向に切り
込んだ一次側の切欠を少なくとも2個以上長さ方向に所
要間隔をあけて形成していると共に、他方側に長さ方向
に沿った他端縁より幅方向に切り込んだ二次側の切欠を
少なくとも2個以上長さ方向に所要間隔をあけて形成し
ており、かつ、上記バンド部の一端に係止部を設けると
共に、該係止部に対して任意の位置で係止される被係止
部をバンド部の他側領域に設けている結束バンドを用
い、特定電線に上記結束バンドを巻き付けて、上記一次
側と二次側の各1つの切欠を互いに係止して特定電線巻
付終端係止部を形成し、ついで、互いに係止した切欠よ
り夫々所要間隔をあけた一次側と二次側の各1つの切欠
を互いに係止して一般電線巻付始端係止部を形成し、上
記一般電線巻付始端係止部の両側のバンド部を、特定電
線に巻き付けたバンド部の外周に沿って且つ半径方向に
間隔をあけて湾曲させて一般電線収容空間を形成し、上
記一般電線収容空間に一般電線を挿入して、特定電線の
外周部全体に一般電線を配置し、ついで、バンド部の一
端の係止部に、他端側の被係止部を係止して一般電線巻
付終端係止部を形成し、よって、バンド部の中央部分で
特定電線を結束すると共に、その両側部で一般電線の外
周部を締め付けて係止しているワイヤハーネスの結束方
法を提供している。
【0016】
【作用】請求項1に記載の結束バンドは、請求項6の結
束方法に記載しているように、特定電線の外周にバンド
部を一次側切欠と二次側切欠の境界部分を中心として巻
き付け、その巻付終端に位置する一次側の切欠と二次側
の切欠を互いに嵌め合わせて係止する。ついで、一般電
線の量を勘案して上記係止した切欠より所要距離離れた
位置の一次側切欠と二次側の切欠とを互いに係止して一
般電線巻付始端係止部を形成する。この一般電線巻付終
端係止部と上記特定電線巻付終端係止部の距離は特定電
線群をワイヤハーネスの外周部から離すための距離とな
る。ついで、上記一般電線巻始端係止部の両側のバンド
部を特定電線巻付部分の外周に沿って、かつ、径方向に
間隔をあけて湾曲させ、一般電線収容空間を特定電線巻
付部の外周に形成する。ついで、上記一般電線収容空間
に一般電線を挿入して、特定電線群の外周全体に一般電
線群を配置する。最後に、バンド部の一端の係止部を任
意の位置の被係止部を係止して、一般電線群を締め付け
保持する。
【0017】結束バンドを上記方法で用いることによ
り、結束する特定電線量に増減があってもバンド部で結
束できると共に、特定電線の外周に配置する一般電線量
に増減があってもバンド部で結束することができる。こ
のように、1本の結束バンドにより、特定電線および一
般電線の量の増減に拘わりなく、特定電線群を一般電線
群の中心位置に配置することができる。
【0018】また、請求項2に記載の如く、上記一次側
および二次側の切欠の切り込み深さは、バンド部の幅の
半分とすると共に、切欠の幅はバンド部の厚に相当させ
ているため、切欠の係止状態において、互い違いに確実
に係止させることができる。
【0019】また、請求項3に記載の如く、一次側と二
次側の切欠を互いに係止すると共に、さらに、凸部と凹
部とを嵌合させると、切欠が係止状態でロックされ、バ
ンド部の特定電線巻付終端および一般電線巻付始端の係
止が確実になされる。
【0020】また、請求項4に記載の如く、一次側の切
欠と二次側の切欠とを、バンド部の長さ方向の中心点よ
り対称位置に形成すると、一般電線巻付始端係止部から
両側に突出させるバンド部の長さを略等しくできるた
め、一般電線を特定電線の外周部に均一に配置しやすく
なる。
【0021】また、請求項5に記載の如く、バンドの一
端に設けた係止用の舌状係止片と係止する被係止部の係
止溝を連続的に形成すると、一般電線巻付終端係止部の
位置を一般電線の量に対応して調節できる。
【0022】さらに、請求項6に記載の結束方法による
と、1本の結束バンドを用いるだけで、特定電線群の外
周全体に一般電線群を配置し、結束したワイヤハーネス
の断面中心位置に特定電線を簡単に配置することができ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1は、車両に配線するワイヤハーネスW
/Hにおいて、特定電線W−Sを該ワイヤハーネスW/
Hの断面中心に配索するためのワイヤハーネス用結束バ
ンドを示す。
【0024】該結束バンド10は、長尺なバンド部11
の一端に、該バンド部11の他端を貫通させて所要位置
で係止保持する係止部12を備え、これらをウレタンゴ
ム、エラストマーゴム等のゴム系材料、あるいは、ナイ
ロン、ポリエチレン等の可撓性を有する樹脂系材料によ
り一体成形している。
【0025】バンド部11には、その長さ方向の中間領
域において、長さ方向に所要領域Sをあけて、上記係止
部12を設けた一側部11aに、長さ方向に沿った一端
縁11bより幅方向に切り込んだ一次側の切欠11cを複
数個(本実施例では5個)、長さ方向に一定間隔をあけて
形成している。また、バンド部11の他側部11dに
は、一次側の切欠11cと対向する他端縁11eより幅方
向に切り込んだ二次側の切欠11fを複数個(本実施例で
は5個)、長さ方向に一定間隔をあけて形成している。
一次側切欠11cと二次側切欠11fは、夫々少なくとも
2個以上設けることが必須であるが、3以上の多数個を
設けることが好ましい。
【0026】図2および図3に示すように、これら一次
側切欠11cおよび二次側切欠11fの切り込み深さH
は、バンド部11の幅W1の半分に設定すると共に、切
欠11c,11fの幅W2はバンド部11の厚さTに相当
させている。また、上記一次側切欠11cと二次側切欠
11fとは、バンド部11の長さ方向の中心点より対称
位置に形成していると共に、一次側および二次側のそれ
ぞれ隣接する切欠11c−1〜11c−5,11f−1〜1
1f−5の長さ方向の間隔を同一に設定している。
【0027】上記一次側切欠11cおよび二次側切欠1
1fの開口11g,11hの両側端面には、それぞれ内方に
半球状に突出する凸部11iを設けている。また、これ
ら凸部11iと幅方向に対向する端縁11e,11bには、
該凸部11iを嵌合する半球状に窪んだ凹部11jを設け
ている。
【0028】また、バンド部11の表面11kには、上
記係止部12に係止される被係止部を設けており、該被
係止部は、バンド部11の表面11kを鋸歯形状に刻設
して、係止溝11mが長手方向に連続した形状をしてい
る。
【0029】また、図1に示すように、上記係止部12
は四角筒状の枠体で、上記一次側切欠11cを形成した
一側部11aの端縁に連設しており、上下方向に貫通し
た挿通穴12aの内部に、上記係止溝11mと係合する舌
状係止片12bを突設している。
【0030】次に、上記構成の結束バンド10を用いた
ワイヤハーネスW/Hの結束方法を説明する。まず、全
ての特定電線W−Sをまとめて、その特定電線群の外周
にバンド部11の領域Sを対応させて巻き付け、図5
(A)(B)に示すように、その巻付終端に位置する一次側
切欠11c−3と二次側切欠11f−3を互いに係止させ
る。この一次側切欠11c−3と二次側切欠11f−3の
係止位置が特定電線巻付終端係止部13となる。
【0031】詳しくは、図4に示すように、一次側切欠
11c−3と二次側切欠11f−3の開口11g,11hを
対向させて、互いに矢印方向に移動させて嵌め合わせ、
かつ、対向する凸部11iと凹部11jを係合させてロッ
ク状態とする。これにより、バンド部11の幅方向の中
心を境界として、一次側切欠11c−3の両側面が、二
次側切欠11f−3が位置するバンド部11の残部に外
嵌して挟持すると共に、二次側切欠11f−3の両側面
が、一次側切欠11c−3が位置するバンド11の残部
に外嵌して挟持した状態となる。ここで、一次側および
二次側の切欠11c,11fの切り込み深さHは、バンド
部11の幅W1の半分で、その幅W2は、バンド部11
の厚さTに相当させているため、この特定電線巻付終端
係止部13の幅をバンド部11の幅と同一にすることが
出来る。尚、結束バンド10は、この特定電線巻付終端
係止部13となる切欠11c,11fが、バンド部11の
長手方向の両端とならないようにしている。
【0032】ついで、図6(A)(B)に示すように、
布線する一般電線Wの量を勘案して上記係止した切欠1
1c−3,11f−3より所要距離、外側に離れた位置の
一次側切欠11c−5と二次側切欠11f−5を上記と同
様に互いに係止する。これら一次側切欠11c−5と二
次側切欠11f−5の係止位置が一般電線巻付始端係止
部14となる。この一般電線巻付始端係止部14と上記
特定電線巻付終端係止部13の距離は、特定電線群をワ
イヤハーネスW/Hの外周部から離すための距離とな
る。
【0033】ついで、一般電線巻付始端係止部14の両
側のバンド部11a,11dを、特定電線W−Sに巻き付
けたバンド部11の外周に沿って、且つ、半径方向に所
要間隔をあけて湾曲させ、この湾曲させたバンド部11
と特定電線群の外周に巻き付けたバンド部11との間
に、一般電線収容空間15を形成する。ここで、一次側
切欠11cと二次側切欠11fとは、バンド部11の長さ
方向の中心点より対称位置に形成しているため、一般電
線巻付始端係止部12から両側に突出するバンド部11
の長さは略等しくなっている。
【0034】ついで、上記一般電線収容空間15に一般
電線Wを配線する。一般電線収容空間15は、上記のよ
うに一般電線巻付始端係止部14より両側に突出するバ
ンド部11の長さを略等しくした状態で、均一間隔で形
成されているため、特定電線W−Sの外周部全体に、一
般電線Wを均一に配置することが出来る。
【0035】ついで、上記係止部12に他側部11dの
被係止部を係止する。この係止部12と被係止部のロッ
ク位置が一般電線巻付終端係止部16となる。詳しく
は、バンド部11の他側部11dを先端より係止部12
の挿通穴12aに貫通させ、この貫通したバンド部11
を引っ張ることにより、バンド部11で一般電線Wの外
周部を締め付けて、所要位置の舌状係止片12bと係止
溝11mを係止する。係止溝11mは、前述のように、バ
ンド部11の長手方向に鋸状に連続させて形成している
ため、上記一般電線巻付終端係止部16の位置を一般電
線Wの量に対応して調節することが出来る。
【0036】図7に示すように、形成されたワイヤハー
ネスW/Hは複数の特定電線W−Sを中心位置として、
外周に一般電線Wが均一に分配された状態で結束されて
いる。このように、1本の結束バンド10を用いるだけ
で、特定電線群の外周全体に一般電線群を配置し、結束
したワイヤハーネスW/Hの断面中心位置に特定電線W
−Sを簡単に配置することができる。
【0037】また、上記構成の結束バンド10を用い、
上記方法でワイヤハーネスW/Hを結束した場合、結束
する特定電線W−Sの量に増減があっても、特定電線巻
付終端係止部13を構成する切欠11c,11fを、11c
−1〜11c−4および11f−1〜11f−4の間で変
更することにより、特定電線群の外周に対応させてバン
ド部11で確実に結束することが出来る。同様に、特定
電線W−Sの外周に配置する一般電線Wの量に増減があ
っても、一般電線巻付始端係止部14の係止位置および
一般電線巻付終端係止部16を構成する舌状係止片12
bと係止溝11mの係止位置を変更することにより、一
般電線群の外周に対応させてバンド部11で確実に結束
することができる。即ち、1本の結束バンド10によ
り、取り付ける車両の車種によって異なるワイヤハーネ
スW/Hの電線量に拘わりなく、特定電線W−Sを一般
電線Wの中心位置に配置して結束することが出来る。
【0038】図8は第2実施例の結束バンド10を示
し、該結束バンド10は、一次側切欠11cおよび二次
側切欠11fの開口11g,11hに、半球状に突出する凸
部11iの代わりに、内方に突出する係止爪部11pを
設けている。また、係止爪部11pとバンド部11の幅
方向に対向する側部には、幅方向に所要深さ凹設して上
記係止爪部11pが係合する係止凹部11qを設けてい
る。
【0039】上記結束バンド10によると、上記第1実
施例と同様に、所要位置の一次側切欠11cと二次側切
欠11fを対向させて、互いに嵌合させることにより、
係止爪部11pが対向するバンド部11の上下面に乗り
上げた後に係止凹部11qに落ち込んで、係合固定する
ようにしている。
【0040】尚、本発明の結束バンドは上記構成に限ら
れず、例えば、上記係止部12の舌状係止片12bおよ
び係止溝11mはバンド部11の幅方向に向けて形成し
ているが、バンド部11の幅方向の両側端縁に沿って形
成しても良い。即ち、バンド部11の一端で幅方向の両
側端縁より舌状係止片12bを突設する一方、バンド部
11の幅方向の両側端縁11b,11eを鋸歯状に形成し
て係止溝11mを連続的に形成しても良い。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の結束バンドによると、2個以上の一次側切
欠と二次側切欠により、特定電線の外周に巻き付けて、
巻付終端に位置する一次側切欠と二次側切欠を互いに嵌
め合わせて係止するため、特定電線の量が増減して、容
易に対応させて結束することが出来る。また、一般電線
は、その量を勘案して上記特定電線の巻付終端より外側
に位置する一次側と二次側の切欠を嵌合させて一般電線
巻付始端係止部を形成して、特定電線との間に所要間隔
をあけた一般電線収容空間を形成し、該一般電線収容空
間に一般電線を配線する構成としているため、該一般電
線を特定電線の外周に均一に配置することが出来る。か
つ、バンド部の長手方向の一方側に係止部を設けると共
に、該係止部とバンド部の長手方向に対向する他方側に
被係止部を設け、これらの係合により一般電線を締め付
けて結束するため、一般電線の増減にも容易に対応させ
ることが出来る。
【0042】即ち、1本の結束バンドで、一般電線およ
び特定電線の量の増減に対応させて結束保持することが
出来るため、車種によって種々異なる直径に対応させて
ワイヤハーネスを形成することが出来る。また、該結束
バンドにより結束されたワイヤハーネスは、特定電線を
断面中心に確実に配置することが出来るため、特定電線
がワイヤハーネスの外周部位に位置することによる従来
の問題が発生することを防止することが出来る。
【0043】また、請求項2の結束バンドによると、一
次側切欠および二次側切欠の切り込み深さをバンド部の
幅の半分とすると共に、切欠の幅はバンド部の厚さに相
当させているため、上記のように、一次側切欠と二次側
切欠を係合させても、その係合部位の幅をバンドの幅と
同一としながら、互い違いに確実に係止させることがで
きる。
【0044】また、請求項3の結束バンドによると、一
次側切欠および二次側切欠の開口に凸部または凹部を設
けると共に、対向するバンド部の端縁に凹部または凸部
を設けて、一次側切欠および二次側切欠の嵌合状態で、
これらを互いに係合させる構成としているため、一次側
切欠および二次側切欠の係合状態を確実に保持すること
が出来る。
【0045】また、請求項4の結束バンドによると、一
次側切欠と二次側切欠とを、バンド部の長さ方向の中心
点より対称位置に形成しているため、一般電線巻付始端
係止部から両側に突出させるバンド部の長さを略等しく
することが出来、特定電線に対して等間隔をあけた状態
で一般電線収容空間を形成することが出来、よって、容
易に一般電線を特定電線の外周部に均一に配置すること
が出来る。
【0046】また、請求項5の結束バンドによると、バ
ンドの一方側に設けた係止用の舌状係止片と係止する被
係止部の係止溝を鋸状に連続させて形成しているため、
一般電線巻付終端係止部の位置を一般電線の量に対応し
て調節することが出来る。
【0047】さらに、請求項6に示すワイヤハーネスの
結束方法によると、1本の結束バンドを用いるだけで、
特定電線群の外周全体に一般電線群を配置し、結束した
ワイヤハーネスの断面中心位置に特定電線を簡単に配置
することができる。よって、従来のワイヤハーネスの結
束方法により生じていた、種々の問題を確実に防止する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の結束バンドを示す斜視図であ
る。
【図2】 図1の要部斜視図である。
【図3】 図1の要部を示し、(A)は左側面図、(B)は
平面図、(C)は右側面図である。
【図4】 結束バンドの一次側切欠と二次側切欠を嵌合
する状態を示す斜視図である。
【図5】 特定電線巻付終端係止部を形成した状態を示
し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図6】 一般電線巻付始端係止部を形成した状態を示
し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図7】 第1実施例の結束バンドにより結束したワイ
ヤハーネスを示す断面図である。
【図8】 第2実施例の結束バンドの要部を示す平面図
である。
【図9】 従来のワイヤハーネスの結束方法を示す斜視
図である。
【図10】 従来の問題点を示す断面図である。
【図11】 従来のワイヤハーネスの結束具を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 結束バンド 11 バンド部 11a 一側部 11b 一端縁 11c 一次側切欠 11d 他側部 11e 他端縁 11f 二次側切欠 11m 係止溝(被係止部) 12 係止部 12a 挿通穴 12b 舌状係止片 13 特定電線巻付終端係止部 14 一般電線巻付始端係止部 15 一般電線収容空間 16 一般電線巻付終端係止部 W/H ワイヤハーネス W 一般電線 W−S 特定電線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺なバンド部の中間領域において、長
    さ方向に所要領域をあけて一方側に、長さ方向に沿った
    一端縁より幅方向に切り込んだ一次側の切欠を少なくと
    も2個以上長さ方向に所要間隔をあけて形成すると共
    に、他方側に長さ方向に沿った他端縁より幅方向に切り
    込んだ二次側の切欠を少なくとも2個以上長さ方向に所
    要間隔をあけて形成し、上記一次側および二次側の各1
    つの切欠を互いに係止して特定電線巻付終端係止部とす
    ると共に、上記一次側および二次側の他の各1つの切欠
    を互いに係止して一般電線巻付始端係止部とし、上記特
    定電線巻付終端係止部と一般電線巻付始端係止部との間
    に所要長さをあけるようにし、 かつ、上記バンド部の一端に係止部を設けると共に、該
    係止部に対して任意の位置で係止される被係止部をバン
    ド部の他側領域に設けて、上記係止部を被係止部と係止
    して一般電線巻付終端係止部としていることを特徴とす
    るワイヤハーネス用結束バンド。
  2. 【請求項2】 上記一次側および二次側の切欠の切り込
    み深さは、バンド部の幅の半分とすると共に、切欠の幅
    はバンド部の厚さに相当させている請求項1に記載の結
    束バンド。
  3. 【請求項3】 上記各切欠の開口側の両側端面に凸部あ
    るいは凹部を設ける一方、該切欠を設けた部位と幅方向
    に対向するバンド部の他端縁の両面に凹部あるいは凸部
    を設け、上記一次側と二次側の切欠を係止させた状態
    で、上記凸部と凹部とを嵌合させる構成としている前記
    請求項のいずれか1項に記載の結束バンド。
  4. 【請求項4】 上記一次側と二次側の隣接する切欠は、
    バンド部の長さ方向の中心点より対称位置に形成し、か
    つ、一次側および二次側に夫々形成する切欠の長さ方向
    の間隔を同一に設定していることを特徴とする前記請求
    項のいずれか1項に記載の結束バンド。
  5. 【請求項5】 上記バンドの一端に設ける係止部は、枠
    内に舌状係止片を突設した形状とする一方、上記被係止
    部はバンド部の表面を鋸歯形状に形成して連続した係止
    溝を設けた形状とし、任意の位置の係止溝に舌状係止片
    を係止する構成としている請求項1に記載の結束バン
    ド。
  6. 【請求項6】 長尺なバンド部の中間領域において、長
    さ方向に所要領域をあけて一方側に、長さ方向に沿った
    一端縁より幅方向に切り込んだ一次側の切欠を少なくと
    も2個以上長さ方向に所要間隔をあけて形成していると
    共に、他方側に長さ方向に沿った他端縁より幅方向に切
    り込んだ二次側の切欠を少なくとも2個以上長さ方向に
    所要間隔をあけて形成しており、かつ、上記バンド部の
    一端に係止部を設けると共に、該係止部に対して任意の
    位置で係止される被係止部をバンド部の他側領域に設け
    ている結束バンドを用い、 特定電線に上記結束バンドを巻き付けて、上記一次側と
    二次側の各1つの切欠を互いに係止して特定電線巻付終
    端係止部を形成し、 ついで、互いに係止した切欠より夫々所要間隔をあけた
    一次側と二次側の各1つの切欠を互いに係止して一般電
    線巻付始端係止部を形成し、 上記一般電線巻付始端係止部の両側のバンド部を、特定
    電線に巻き付けたバンド部の外周に沿って且つ半径方向
    に間隔をあけて湾曲させて一般電線収容空間を形成し、 上記一般電線収容空間に一般電線を挿入して、特定電線
    の外周部全体に一般電線を配置し、 ついで、バンド部の一端の係止部に、他端側の被係止部
    を係止して一般電線巻付終端係止部を形成し、 よって、バンド部の中央部分で特定電線を結束すると共
    に、その両側部で一般電線の外周部を締め付けて係止し
    ているワイヤハーネスの結束方法。
JP6149100A 1994-06-30 1994-06-30 ワイヤハーネス用結束バンドおよびワイヤハーネスの結束方法 Withdrawn JPH0814443A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022157256A (ja) * 2021-03-31 2022-10-14 積水化学工業株式会社 クランプ

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JP2022157256A (ja) * 2021-03-31 2022-10-14 積水化学工業株式会社 クランプ

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