JPH08144542A - 発塵性構造物の解体方法 - Google Patents
発塵性構造物の解体方法Info
- Publication number
- JPH08144542A JPH08144542A JP6311320A JP31132094A JPH08144542A JP H08144542 A JPH08144542 A JP H08144542A JP 6311320 A JP6311320 A JP 6311320A JP 31132094 A JP31132094 A JP 31132094A JP H08144542 A JPH08144542 A JP H08144542A
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- JP
- Japan
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- foam
- dust
- dismantling
- generating structure
- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 産業用設備等の解体に際し、塵埃の発生を抑
制し、環境の劣化を防止し、加えて解体作業効率を向上
することができる発塵性構造物の解体方法を提供する。 【構成】 発塵性構造物の解体において、解体物の表面
を泡状物6で被覆した状態で解体する。
制し、環境の劣化を防止し、加えて解体作業効率を向上
することができる発塵性構造物の解体方法を提供する。 【構成】 発塵性構造物の解体において、解体物の表面
を泡状物6で被覆した状態で解体する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用設備等の解体に
際し、塵埃の発生を抑制し、環境の劣化を防止し、加え
て解体作業効率を向上することができる発塵性構造物の
解体方法に関する。
際し、塵埃の発生を抑制し、環境の劣化を防止し、加え
て解体作業効率を向上することができる発塵性構造物の
解体方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種構造物を解体、撤去するには、爆発
物等を用いて構造物全体を一時に崩壊させる方法もある
が、密集地域などでは構造物を適宜な大きさのブロック
に切断し、それを構造物本体より引き剥がして地上に落
下させる方法が採られることが多い。そして、切断され
たブロックが落下する途中で表面に付着している粉状物
が剥離して粉塵として空中に飛散したり、またブロック
が地上に衝突した時に破砕して粉塵が発生するのである
が、特に密集地域ではこれらの粉塵が周辺に飛散させな
いようにすることが求められている。
物等を用いて構造物全体を一時に崩壊させる方法もある
が、密集地域などでは構造物を適宜な大きさのブロック
に切断し、それを構造物本体より引き剥がして地上に落
下させる方法が採られることが多い。そして、切断され
たブロックが落下する途中で表面に付着している粉状物
が剥離して粉塵として空中に飛散したり、またブロック
が地上に衝突した時に破砕して粉塵が発生するのである
が、特に密集地域ではこれらの粉塵が周辺に飛散させな
いようにすることが求められている。
【0003】上記粉塵の飛散を防止する方法としては、
作業環境の周囲をシート状物で囲って作業を行う方法が
あるが、作業環境を完全(密閉状に)に囲うことは不可
能であり、シート状物の囲いの隙間などから粉塵が外部
周辺に飛散していくことは避けられない。解体される構
造物にはアスベストを含んだものもあり、このアスベス
トは人体への毒性があることから大気へ飛散させること
は禁止されている。そのためアスベストを含む構造物の
解体に際してはシート状物の囲いだけでなく、構造物そ
のものを処理して解体破砕時にアスベストの飛散が生じ
ないようにする手段が採られている。例えば、上記手段
としては、構造物に水を噴霧して含浸させる方法、
構造物の表面にラテックス等の樹脂エマルジョン等から
なる被膜を形成させる方法、構造物にアクリル共重合
体エマルジョン等を主成分とする固化剤を浸透させて内
部を固化させる方法、構造物を部分的に完全に密閉状
に囲い、内部ガスを吸引して集塵機を通して粉塵を捕集
する方法などがある。
作業環境の周囲をシート状物で囲って作業を行う方法が
あるが、作業環境を完全(密閉状に)に囲うことは不可
能であり、シート状物の囲いの隙間などから粉塵が外部
周辺に飛散していくことは避けられない。解体される構
造物にはアスベストを含んだものもあり、このアスベス
トは人体への毒性があることから大気へ飛散させること
は禁止されている。そのためアスベストを含む構造物の
解体に際してはシート状物の囲いだけでなく、構造物そ
のものを処理して解体破砕時にアスベストの飛散が生じ
ないようにする手段が採られている。例えば、上記手段
としては、構造物に水を噴霧して含浸させる方法、
構造物の表面にラテックス等の樹脂エマルジョン等から
なる被膜を形成させる方法、構造物にアクリル共重合
体エマルジョン等を主成分とする固化剤を浸透させて内
部を固化させる方法、構造物を部分的に完全に密閉状
に囲い、内部ガスを吸引して集塵機を通して粉塵を捕集
する方法などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
の水を含浸させる方法では、構造物が吸水性の低い素材
で構成されている場合に効果が殆どない。また、吸水性
の高い素材で構成されている場合には、多量の水を吸水
して重量が増加するので、解体後の取扱性が悪くなり、
運搬等にも多くの手間がかかる。さらに、これを焼却処
理する場合などには吸水された水分の蒸発のために余分
な燃料費が掛かる。また、大量の水を散水するので作業
現場が水浸しとなるので、作業環境が極めて悪いものと
なる。また、前記の樹脂エマルジョン等の被膜を形成
させる方法では、構造物の表面が粗かったり、表面に多
量の粉塵が付着したりすると、有効な被膜の形成が困難
である。さらに、被膜は樹脂液などを塗布した後に乾燥
固化するまで待機していなければならない。また、樹脂
液などが高価である。加えてこの方法では被膜を形成し
た表面からの発塵を防止することができたとしても、投
下して地上に衝突した際に生ずる破砕端面からの発塵を
防止することができない。さらに、前記の固化剤を用
いる方法では、固化剤が構造物の内部まで浸透して固化
するまでには長時間を必要とする。また、浸透性の少な
い素材から構成される場合には効果が殆どなく、さらに
は固化剤が高価である。また、前記の構造物を部分的
に完全密閉して集塵機で粉塵を捕集する方法では、集塵
性は完全であるかもしれないが、極めて僅かな部分づつ
を行わなければならないので、構造物全体の解体を行う
には膨大な時間が必要となり、工事費用も膨大なものと
なる。このように前記〜の方法では、容易に且つ短
時間に解体破砕時にアスベスト等の粉塵の飛散が生じな
いようにすることは不可能であり、この問題を解決する
ことができる方法が嘱望されていた。
の水を含浸させる方法では、構造物が吸水性の低い素材
で構成されている場合に効果が殆どない。また、吸水性
の高い素材で構成されている場合には、多量の水を吸水
して重量が増加するので、解体後の取扱性が悪くなり、
運搬等にも多くの手間がかかる。さらに、これを焼却処
理する場合などには吸水された水分の蒸発のために余分
な燃料費が掛かる。また、大量の水を散水するので作業
現場が水浸しとなるので、作業環境が極めて悪いものと
なる。また、前記の樹脂エマルジョン等の被膜を形成
させる方法では、構造物の表面が粗かったり、表面に多
量の粉塵が付着したりすると、有効な被膜の形成が困難
である。さらに、被膜は樹脂液などを塗布した後に乾燥
固化するまで待機していなければならない。また、樹脂
液などが高価である。加えてこの方法では被膜を形成し
た表面からの発塵を防止することができたとしても、投
下して地上に衝突した際に生ずる破砕端面からの発塵を
防止することができない。さらに、前記の固化剤を用
いる方法では、固化剤が構造物の内部まで浸透して固化
するまでには長時間を必要とする。また、浸透性の少な
い素材から構成される場合には効果が殆どなく、さらに
は固化剤が高価である。また、前記の構造物を部分的
に完全密閉して集塵機で粉塵を捕集する方法では、集塵
性は完全であるかもしれないが、極めて僅かな部分づつ
を行わなければならないので、構造物全体の解体を行う
には膨大な時間が必要となり、工事費用も膨大なものと
なる。このように前記〜の方法では、容易に且つ短
時間に解体破砕時にアスベスト等の粉塵の飛散が生じな
いようにすることは不可能であり、この問題を解決する
ことができる方法が嘱望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、発塵性構造物の解体において、解体物の
表面を泡状物で被覆した状態で解体することを特徴とす
る発塵性構造物の解体方法に関する。
されたもので、発塵性構造物の解体において、解体物の
表面を泡状物で被覆した状態で解体することを特徴とす
る発塵性構造物の解体方法に関する。
【0006】また、本発明は、上記方法より確実に粉塵
の飛散を防止する方法として、解体部の表面を泡状物で
被覆して、若しくは被覆しないまま、解体物の下方に設
けた泡状物からなる泡集合部に投下する方法をも提案す
るものである。
の飛散を防止する方法として、解体部の表面を泡状物で
被覆して、若しくは被覆しないまま、解体物の下方に設
けた泡状物からなる泡集合部に投下する方法をも提案す
るものである。
【0007】さらに、解体物を網状シートで包囲すると
共に、該網状シートに泡状物を付着させた状態で解体す
ることにより、微細な粉塵の周辺部への飛散を一層確実
に防止しようとする方法をも提案するものである。
共に、該網状シートに泡状物を付着させた状態で解体す
ることにより、微細な粉塵の周辺部への飛散を一層確実
に防止しようとする方法をも提案するものである。
【0008】上記本発明に用いる泡状物は、特にその成
分を限定するものではないが、界面活性剤等の起泡成分
と水と気体とからなり、起泡成分と水とからなる泡発生
液の組成は、所望の発泡性、持続性、強度、接着性等に
応じて適宜に選択することができる。また、上記泡発生
液と気体とを、液送ポンプ、エアーコンプレッサー、気
液混合装置、各種調整弁、噴射ノズル等で適宜に構成さ
れる泡発生装置に供給して運転させることにより泡状物
を生成するのであるが、上記泡発生装置の運転条件を種
々変化させることにより所望の泡の発生量、泡の発泡倍
率等に調整することができる。
分を限定するものではないが、界面活性剤等の起泡成分
と水と気体とからなり、起泡成分と水とからなる泡発生
液の組成は、所望の発泡性、持続性、強度、接着性等に
応じて適宜に選択することができる。また、上記泡発生
液と気体とを、液送ポンプ、エアーコンプレッサー、気
液混合装置、各種調整弁、噴射ノズル等で適宜に構成さ
れる泡発生装置に供給して運転させることにより泡状物
を生成するのであるが、上記泡発生装置の運転条件を種
々変化させることにより所望の泡の発生量、泡の発泡倍
率等に調整することができる。
【0009】また、上記の泡状物の多量からなる泡集合
部とは、適当な容器や収容槽の中に泡状物を充填した貯
留槽でも良いし、泡状物の非流動性を利用して地面上に
盛り上げた堆積山状でも良いし、さらに地面に柵を打ち
込んで上方が開放した囲いを設け、泡状物の収容槽とし
ても良い。
部とは、適当な容器や収容槽の中に泡状物を充填した貯
留槽でも良いし、泡状物の非流動性を利用して地面上に
盛り上げた堆積山状でも良いし、さらに地面に柵を打ち
込んで上方が開放した囲いを設け、泡状物の収容槽とし
ても良い。
【0010】以下、本発明を火力発電所等に設置されて
いる大型ボイラの解体撤去を例として説明する。図1に
示すようにボイラ構造物の壁面は、外面側から順に外部
ケーシング1、亀甲金網3が埋設された水練耐熱保温材
2、ケイ酸カルシウム3、内部ケーシング5が一体状に
積層している。まず、ボイラ構造物aの周囲に枠体状の
足場13を組み立て、作業者10が、図2に示すように
外部ケーシング1を引き剥がし、次いで水練耐熱保温材
3とケイ酸カルシウム4とを一体に内部ケーシング4か
ら引き剥がし、その表面を泡状物6で被覆する。この泡
状物6は例えば図4で示すように泡発生液タンク7から
ポンプで送出された泡発生液とエアコンプレッサー8か
ら送出された空気とを気液混合装置9で発泡させた後、
作業者10が操作する泡放出ノズル11から泡状物6を
吹き付ける。そして、上記のように泡状物6を表面に吹
き付けたブロック12を、足場13と構造物との間に設
けた泡状物6の泡集合部14に投下する。引き剥がされ
て落下するブロック12は、図3に示すようにほぼ全表
面が泡状物6に覆われているので、落下中に粉塵を飛散
させることがない。また、地面16に衝突することによ
り破砕しても、粉塵を飛散させることがない。さらに、
この例では地面16上に設けた泡集合部14に投下する
ので、地面16との衝突時にはブロック12は泡集合部
14に埋没する状態となってその周囲に多量の泡状物6
が存在し、破砕により生ずる粉塵はこの多量の泡状物6
に付着、捕獲されて周囲に飛散することがない。さら
に、足場13の外周に網状シート(所謂防塵ネット)1
5を取り付けると共に、該シート15に泡状物6を全面
に亙って付着させることにより、解体時に発生する微細
な粉塵の周辺部への飛散を確実に防ぐことができる。
尚、解体物表面に発塵性微粉がないか、極めて少ない場
合には、該解体物を泡状物6で被覆することなく、泡集
合部14に直接投入することができる。
いる大型ボイラの解体撤去を例として説明する。図1に
示すようにボイラ構造物の壁面は、外面側から順に外部
ケーシング1、亀甲金網3が埋設された水練耐熱保温材
2、ケイ酸カルシウム3、内部ケーシング5が一体状に
積層している。まず、ボイラ構造物aの周囲に枠体状の
足場13を組み立て、作業者10が、図2に示すように
外部ケーシング1を引き剥がし、次いで水練耐熱保温材
3とケイ酸カルシウム4とを一体に内部ケーシング4か
ら引き剥がし、その表面を泡状物6で被覆する。この泡
状物6は例えば図4で示すように泡発生液タンク7から
ポンプで送出された泡発生液とエアコンプレッサー8か
ら送出された空気とを気液混合装置9で発泡させた後、
作業者10が操作する泡放出ノズル11から泡状物6を
吹き付ける。そして、上記のように泡状物6を表面に吹
き付けたブロック12を、足場13と構造物との間に設
けた泡状物6の泡集合部14に投下する。引き剥がされ
て落下するブロック12は、図3に示すようにほぼ全表
面が泡状物6に覆われているので、落下中に粉塵を飛散
させることがない。また、地面16に衝突することによ
り破砕しても、粉塵を飛散させることがない。さらに、
この例では地面16上に設けた泡集合部14に投下する
ので、地面16との衝突時にはブロック12は泡集合部
14に埋没する状態となってその周囲に多量の泡状物6
が存在し、破砕により生ずる粉塵はこの多量の泡状物6
に付着、捕獲されて周囲に飛散することがない。さら
に、足場13の外周に網状シート(所謂防塵ネット)1
5を取り付けると共に、該シート15に泡状物6を全面
に亙って付着させることにより、解体時に発生する微細
な粉塵の周辺部への飛散を確実に防ぐことができる。
尚、解体物表面に発塵性微粉がないか、極めて少ない場
合には、該解体物を泡状物6で被覆することなく、泡集
合部14に直接投入することができる。
【0011】上述のように本発明の解体方法は、容易に
且つ短時間に解体破砕時に生ずる粉塵の飛散を防止する
ことができる。また、泡状物に用いる起泡成分は微量で
あり、しかも泡集合部を設けるために特殊な設備を必要
としないので、高い工事費用を必要としない。さらに、
泡状物の大部分は空気であるから、構造物の表面から吸
水されることもなく、吸水されても重量の増加は僅かで
あって運搬等の取扱性に影響を与えることも殆どない
し、焼却処理に際して燃料費を増大させることも殆どな
い。また流動性も極めて少ないので、地中への浸透も少
なく、作業環境を悪くすることもない。
且つ短時間に解体破砕時に生ずる粉塵の飛散を防止する
ことができる。また、泡状物に用いる起泡成分は微量で
あり、しかも泡集合部を設けるために特殊な設備を必要
としないので、高い工事費用を必要としない。さらに、
泡状物の大部分は空気であるから、構造物の表面から吸
水されることもなく、吸水されても重量の増加は僅かで
あって運搬等の取扱性に影響を与えることも殆どない
し、焼却処理に際して燃料費を増大させることも殆どな
い。また流動性も極めて少ないので、地中への浸透も少
なく、作業環境を悪くすることもない。
【0012】
【作用】本発明の発塵性構造物の解体方法は上記構成で
あるから、簡便な操作で、短時間に処理ができ、発塵防
止効果が優れている。また、処理後に作業環境を汚染す
ることもなく、作業者や地域住民、或いは周辺環境に対
する毒性等の問題もないし、しかも費用も低廉に施工で
きる。
あるから、簡便な操作で、短時間に処理ができ、発塵防
止効果が優れている。また、処理後に作業環境を汚染す
ることもなく、作業者や地域住民、或いは周辺環境に対
する毒性等の問題もないし、しかも費用も低廉に施工で
きる。
【0013】
[実施例1]ケイ酸カルシウム系の保温材を用いて落下
試験を行った。板厚100×幅605×長さ910mm
の寸法の保温板を地上3mの位置に仮置きし、この保温
板の表裏全面を泡状物で被覆した。尚、泡状物は、アニ
オン系の界面活性剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム塩)の5%水溶液を泡発生液とし、この泡発生液
と空気とを気液混合装置に加圧供給して発泡させた泡を
円筒ノズルから吹き付けて被覆した。そして、泡状物が
消泡しないうちに保温板を地上に落下させたところ、保
温板は、一部破砕する部分も生じたが、殆ど発塵は認め
られなかった。尚、比較のために泡状物を被覆しない同
質同寸の保温板を同様に落下させたところ、落下途中か
ら表面に付着している微粉が飛散し始めると共に落下衝
突と共に破砕を生じて多量の粉塵が飛散していた。
試験を行った。板厚100×幅605×長さ910mm
の寸法の保温板を地上3mの位置に仮置きし、この保温
板の表裏全面を泡状物で被覆した。尚、泡状物は、アニ
オン系の界面活性剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム塩)の5%水溶液を泡発生液とし、この泡発生液
と空気とを気液混合装置に加圧供給して発泡させた泡を
円筒ノズルから吹き付けて被覆した。そして、泡状物が
消泡しないうちに保温板を地上に落下させたところ、保
温板は、一部破砕する部分も生じたが、殆ど発塵は認め
られなかった。尚、比較のために泡状物を被覆しない同
質同寸の保温板を同様に落下させたところ、落下途中か
ら表面に付着している微粉が飛散し始めると共に落下衝
突と共に破砕を生じて多量の粉塵が飛散していた。
【0014】[実施例2]実施例1と同様の落下試験を
行うに際し、落下場所に約1mの高さの泡集合部を形成
し、この場所に泡状物を被覆した保温板を落下させたと
ころ、全く発塵は認められなかった。比較のために泡状
物を被覆しない同質同寸の保温板を同様に落下させたと
ころ、落下途中の発塵は認められたが、落下衝突時の発
塵は抑制された。また、保温板が泡集合部へ突入する時
の泡状物の飛散は、極めて少なかった。
行うに際し、落下場所に約1mの高さの泡集合部を形成
し、この場所に泡状物を被覆した保温板を落下させたと
ころ、全く発塵は認められなかった。比較のために泡状
物を被覆しない同質同寸の保温板を同様に落下させたと
ころ、落下途中の発塵は認められたが、落下衝突時の発
塵は抑制された。また、保温板が泡集合部へ突入する時
の泡状物の飛散は、極めて少なかった。
【0015】[実施例3]実施例1と同様の落下試験を
行うに際し、前記図示例における網状シート15として
20メッシュのポリエチレン製シートを外周に取り付け
ると共に、該シートに泡状物を全面に亙って付着させ
た。そして、泡状物を被覆した保温板を落下させたとこ
ろ、全く発塵は認められなかった。尚、比較のために泡
状物を被覆しない同質層寸の保温板を同様に落下させた
ところ、一部の粉塵はシートに付着させた泡状物に吸着
されたが、落下途中や落下衝突時に発生した粉塵がシー
トの内部に長時間に亙って飛散していた。
行うに際し、前記図示例における網状シート15として
20メッシュのポリエチレン製シートを外周に取り付け
ると共に、該シートに泡状物を全面に亙って付着させ
た。そして、泡状物を被覆した保温板を落下させたとこ
ろ、全く発塵は認められなかった。尚、比較のために泡
状物を被覆しない同質層寸の保温板を同様に落下させた
ところ、一部の粉塵はシートに付着させた泡状物に吸着
されたが、落下途中や落下衝突時に発生した粉塵がシー
トの内部に長時間に亙って飛散していた。
【0016】[実施例4]実施例1と同様の落下試験を
行うに際し、前記実施例2と同様に泡集合部を形成し、
さらに前記実施例3と同様に泡状物を全面に付着させた
網状シートを外周に取り付けた。そして、泡状物を被覆
した保温板を落下させたところ、全く発塵は認められ
ず、シートの外部に微細な粉塵さえも飛散させることが
なかった。比較のために泡状物を被覆しない同質層寸の
保温板を同様に落下させたところ、落下途中に発生した
粉塵もシート表面に付着させた泡状物に吸着することが
でき、シートの外部へ粉塵が飛散することがなかった。
行うに際し、前記実施例2と同様に泡集合部を形成し、
さらに前記実施例3と同様に泡状物を全面に付着させた
網状シートを外周に取り付けた。そして、泡状物を被覆
した保温板を落下させたところ、全く発塵は認められ
ず、シートの外部に微細な粉塵さえも飛散させることが
なかった。比較のために泡状物を被覆しない同質層寸の
保温板を同様に落下させたところ、落下途中に発生した
粉塵もシート表面に付着させた泡状物に吸着することが
でき、シートの外部へ粉塵が飛散することがなかった。
【0017】以上本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は前記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りど
のようにでも実施することができる。
が、本発明は前記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りど
のようにでも実施することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アスベス
ト等の毒性物質等の粉塵の飛散を防止しながら構造物を
解体することができるものである。また、従来の方法の
ように水を噴霧しないので、被破壊物が吸水等により重
量増加して処理後の取扱性が困難になったり、作業環境
が悪くなることもなく、容易に且つ速やかに解体するこ
とができる。
ト等の毒性物質等の粉塵の飛散を防止しながら構造物を
解体することができるものである。また、従来の方法の
ように水を噴霧しないので、被破壊物が吸水等により重
量増加して処理後の取扱性が困難になったり、作業環境
が悪くなることもなく、容易に且つ速やかに解体するこ
とができる。
【0019】特に多量の泡状物からなる泡集合部に投下
して解体するようにすると、より確実に粉塵の飛散を防
止することができる。
して解体するようにすると、より確実に粉塵の飛散を防
止することができる。
【0020】さらに解体物周囲を網状シートで覆い、該
シートに泡状物を全面に亙って付着させておくことによ
り、発生する微細な粉塵を上記構成のシートで吸着でき
るので、密集地域や屋内での解体時における粉塵飛散に
よる環境悪化防止を容易に且つ確実に可能とするもので
ある。
シートに泡状物を全面に亙って付着させておくことによ
り、発生する微細な粉塵を上記構成のシートで吸着でき
るので、密集地域や屋内での解体時における粉塵飛散に
よる環境悪化防止を容易に且つ確実に可能とするもので
ある。
【図1】構造物の一例を示す断面図である。
【図2】構造物の一部を引き剥がして表面に泡状物を被
覆させた状態を示す断面図である。
覆させた状態を示す断面図である。
【図3】泡状物の泡集合部への投下の状態を示す概念図
である。
である。
【図4】本発明の作業概要を示す概念図である。
6 泡状物 12 ブロック 14 泡集合部 15 網状シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 正 東京都港区高輪2丁目21番44号 タイホー 工業株式会社内 (72)発明者 小谷 猛 東京都港区高輪2丁目21番44号 タイホー 工業株式会社内 (72)発明者 大蔵 宏祐 神奈川県藤沢市桐原町9番地 タイホー工 業株式会社中央研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 発塵性構造物の解体において、解体物の
表面を泡状物で被覆した状態で解体することを特徴とす
る発塵性構造物の解体方法。 - 【請求項2】 発塵性構造物の解体において、解体物の
下方に、多量の泡状物からなる泡集合部を設けると共
に、解体物を泡状物で被覆して、若しくは被覆しないま
ま前記泡集合部に投下して解体することを特徴とする発
塵性構造物の解体方法。 - 【請求項3】 解体物を網状シートで包囲すると共に、
該網状シートに泡状物を付着させた状態で解体すること
を特徴とする請求項1、または請求項2に記載の発塵性
構造物の解体方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6311320A JPH08144542A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 発塵性構造物の解体方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6311320A JPH08144542A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 発塵性構造物の解体方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08144542A true JPH08144542A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=18015721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6311320A Pending JPH08144542A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 発塵性構造物の解体方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08144542A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10169218A (ja) * | 1996-12-13 | 1998-06-23 | Maintech:Kk | 粉塵の捕捉・抑制方法およびその装置 |
| KR20010076737A (ko) * | 2000-01-27 | 2001-08-16 | 한민석 | 폭파공법에 의한 건축물의 폭파시 발생되는 파편 및분진의 차단막 장치 |
| JP2003074811A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水管保護用耐火物の解体方法及び装置 |
-
1994
- 1994-11-22 JP JP6311320A patent/JPH08144542A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10169218A (ja) * | 1996-12-13 | 1998-06-23 | Maintech:Kk | 粉塵の捕捉・抑制方法およびその装置 |
| KR20010076737A (ko) * | 2000-01-27 | 2001-08-16 | 한민석 | 폭파공법에 의한 건축물의 폭파시 발생되는 파편 및분진의 차단막 장치 |
| JP2003074811A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水管保護用耐火物の解体方法及び装置 |
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