JPH08145164A - 自動変速機用ロックアップクラッチの制御方法 - Google Patents
自動変速機用ロックアップクラッチの制御方法Info
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- JPH08145164A JPH08145164A JP30684994A JP30684994A JPH08145164A JP H08145164 A JPH08145164 A JP H08145164A JP 30684994 A JP30684994 A JP 30684994A JP 30684994 A JP30684994 A JP 30684994A JP H08145164 A JPH08145164 A JP H08145164A
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- pressure
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Landscapes
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】アップシフト時のエンジン回転数の変化を抑制
するとともに、ダウンシフト時の加速性を確保できる自
動変速機用ロックアップクラッチの制御方法を提供す
る。 【構成】n速時およびn+1速時にロックアップクラッ
チを締結する自動変速機において、n速からn+1速へ
の変速時およびn+1速からn速への変速時にロックア
ップクラッチを一時的に解放する。n速からn+1速へ
の変速時におけるロックアップクラッチの解放期間を、
n+1速からn速への変速時におけるロックアップクラ
ッチの解放期間より短くする。
するとともに、ダウンシフト時の加速性を確保できる自
動変速機用ロックアップクラッチの制御方法を提供す
る。 【構成】n速時およびn+1速時にロックアップクラッ
チを締結する自動変速機において、n速からn+1速へ
の変速時およびn+1速からn速への変速時にロックア
ップクラッチを一時的に解放する。n速からn+1速へ
の変速時におけるロックアップクラッチの解放期間を、
n+1速からn速への変速時におけるロックアップクラ
ッチの解放期間より短くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機用ロックアッ
プクラッチ制御方法、特に変速過渡時におけるロックア
ップクラッチの制御方法に関する。
プクラッチ制御方法、特に変速過渡時におけるロックア
ップクラッチの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジン出力軸と自動変速機の
入力軸とはトルクコンバータを介して接続されている
が、燃費向上のため、トルクコンバータの内部にロック
アップクラッチを内蔵したものが知られている。ロック
アップクラッチは、トルクコンバータの入力側と出力側
とを機械的に連結するものであり、ロックアップクラッ
チの締結側油室と解放側油室とに選択的に油圧を導くこ
とにより、締結または解放することができる。例えば、
前進4速の自動変速機の場合、少なくとも3速以上でロ
ックアップクラッチを締結するのが望ましい。しかし、
ロックアップクラッチを締結したままで変速を行うと、
大きな変速ショックを生じるため、変速時のみロックア
ップクラッチを一時的に解放することが行われている。
入力軸とはトルクコンバータを介して接続されている
が、燃費向上のため、トルクコンバータの内部にロック
アップクラッチを内蔵したものが知られている。ロック
アップクラッチは、トルクコンバータの入力側と出力側
とを機械的に連結するものであり、ロックアップクラッ
チの締結側油室と解放側油室とに選択的に油圧を導くこ
とにより、締結または解放することができる。例えば、
前進4速の自動変速機の場合、少なくとも3速以上でロ
ックアップクラッチを締結するのが望ましい。しかし、
ロックアップクラッチを締結したままで変速を行うと、
大きな変速ショックを生じるため、変速時のみロックア
ップクラッチを一時的に解放することが行われている。
【0003】ところで、変速時におけるロックアップク
ラッチの解放期間が変速時間より短いと、変速完了前に
ロックアップクラッチが再締結してしまい、変速ショッ
クを生じる可能性がある。このような問題を解消するた
め、アキュムレータとオリフィスとによる油圧保持作用
によって、ロックアップクラッチの解放期間を変速動作
に要する時間より長くしたものがある(特公平5−58
6号公報)。
ラッチの解放期間が変速時間より短いと、変速完了前に
ロックアップクラッチが再締結してしまい、変速ショッ
クを生じる可能性がある。このような問題を解消するた
め、アキュムレータとオリフィスとによる油圧保持作用
によって、ロックアップクラッチの解放期間を変速動作
に要する時間より長くしたものがある(特公平5−58
6号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロック
アップクラッチの解放期間をあまり長くすると、次のよ
うな問題が生じる可能性がある。即ち、前進4速の変速
段を有し3速以上でロックアップクラッチを締結する自
動変速機の場合、3速から4速への変速時に比較的長期
間ロックアップクラッチを解放すると、図1に実線で示
すように、エンジン回転数が一旦上昇した後、2段階で
低下する現象が生じ、運転者に違和感を与える恐れがあ
った。つまり、ロックアップクラッチの解放(時刻
t1 )に伴ってエンジン回転数が一旦上昇した後、n+
1速への変速を完了した時点(時刻t2)で1回目のエ
ンジン回転数の低下があり、ロックアップクラッチを締
結した時点(時刻t3 )で2回目のエンジン回転数の低
下があった。
アップクラッチの解放期間をあまり長くすると、次のよ
うな問題が生じる可能性がある。即ち、前進4速の変速
段を有し3速以上でロックアップクラッチを締結する自
動変速機の場合、3速から4速への変速時に比較的長期
間ロックアップクラッチを解放すると、図1に実線で示
すように、エンジン回転数が一旦上昇した後、2段階で
低下する現象が生じ、運転者に違和感を与える恐れがあ
った。つまり、ロックアップクラッチの解放(時刻
t1 )に伴ってエンジン回転数が一旦上昇した後、n+
1速への変速を完了した時点(時刻t2)で1回目のエ
ンジン回転数の低下があり、ロックアップクラッチを締
結した時点(時刻t3 )で2回目のエンジン回転数の低
下があった。
【0005】3速から4速への変速時のロックアップク
ラッチの解放期間を、変速動作時間とほぼ同程度まで短
縮すれば、2段階のエンジン回転数の低下を緩和でき、
違和感を解消することが可能である。しかしながら、こ
の場合には4速から3速への変速時にもロックアップク
ラッチの解放期間が短くなるので、トルクコンバータに
よるトルクアップ作用を十分に発揮できず、加速性が低
下するという欠点がある。
ラッチの解放期間を、変速動作時間とほぼ同程度まで短
縮すれば、2段階のエンジン回転数の低下を緩和でき、
違和感を解消することが可能である。しかしながら、こ
の場合には4速から3速への変速時にもロックアップク
ラッチの解放期間が短くなるので、トルクコンバータに
よるトルクアップ作用を十分に発揮できず、加速性が低
下するという欠点がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、アップシフト時
のエンジン回転数の変化を抑制するとともに、ダウンシ
フト時の加速性を確保できる自動変速機用ロックアップ
クラッチの制御方法を提供することにある。
のエンジン回転数の変化を抑制するとともに、ダウンシ
フト時の加速性を確保できる自動変速機用ロックアップ
クラッチの制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、エンジン動力をトルクコンバータを介し
て自動変速機に入力するとともに、トルクコンバータに
その入力側と出力側とを機械的に連結するロックアップ
クラッチを設け、自動変速機のn速時およびn+1速時
にロックアップクラッチを締結するものにおいて、n速
からn+1速への変速時およびn+1速からn速への変
速時にロックアップクラッチを一時的に解放するととも
に、n速からn+1速への変速時におけるロックアップ
クラッチの解放期間を、n+1速からn速への変速時に
おけるロックアップクラッチの解放期間より短くしたも
のである。
め、本発明は、エンジン動力をトルクコンバータを介し
て自動変速機に入力するとともに、トルクコンバータに
その入力側と出力側とを機械的に連結するロックアップ
クラッチを設け、自動変速機のn速時およびn+1速時
にロックアップクラッチを締結するものにおいて、n速
からn+1速への変速時およびn+1速からn速への変
速時にロックアップクラッチを一時的に解放するととも
に、n速からn+1速への変速時におけるロックアップ
クラッチの解放期間を、n+1速からn速への変速時に
おけるロックアップクラッチの解放期間より短くしたも
のである。
【0008】
【作用】n速からn+1速への変速時において、ロック
アップクラッチの解放期間を比較的短くすることによ
り、エンジン回転数の2段階の低下を緩和でき、運転者
に与える違和感を軽減できる。また、n+1速からn速
への変速時にロックアップクラッチの解放期間を比較的
長くすることにより、トルクコンバータによるトルクア
ップ作用を十分に発揮でき、加速性を確保することがで
きる。なお、ダウンシフト時のロックアップクラッチの
解放期間を長くすると、エンジン回転数の上昇を招く可
能性があるが、ダウンシフト時にはキックダウンのよう
にスロットル開度を開く場合が多いので、エンジン回転
数の上昇による違和感を無視することができる。
アップクラッチの解放期間を比較的短くすることによ
り、エンジン回転数の2段階の低下を緩和でき、運転者
に与える違和感を軽減できる。また、n+1速からn速
への変速時にロックアップクラッチの解放期間を比較的
長くすることにより、トルクコンバータによるトルクア
ップ作用を十分に発揮でき、加速性を確保することがで
きる。なお、ダウンシフト時のロックアップクラッチの
解放期間を長くすると、エンジン回転数の上昇を招く可
能性があるが、ダウンシフト時にはキックダウンのよう
にスロットル開度を開く場合が多いので、エンジン回転
数の上昇による違和感を無視することができる。
【0009】
【実施例】図2は前進4速後進1速の変速段を有する自
動変速機の一例を示し、エンジン1の出力軸1aはトル
クコンバータ2を介して入力軸8と接続されている。こ
のトルクコンバータ2は、ポンプインペラ3,タービン
ランナ4,ステータ5のほかにロックアップクラッチ6
を備えており、解放側油室6aに油圧を導くことにより
ロックアップクラッチ6が解放されるとともにトルクコ
ンバータ2が作動し、締結側油室6bに油圧を導くこと
により、ロックアップクラッチ6がフロントカバー7に
密着して締結され、入力側(フロントカバー7)と出力
側(入力軸8)とが機械的に連結される。なお、9はロ
ックアップクラッチ6のダンパ機構である。
動変速機の一例を示し、エンジン1の出力軸1aはトル
クコンバータ2を介して入力軸8と接続されている。こ
のトルクコンバータ2は、ポンプインペラ3,タービン
ランナ4,ステータ5のほかにロックアップクラッチ6
を備えており、解放側油室6aに油圧を導くことにより
ロックアップクラッチ6が解放されるとともにトルクコ
ンバータ2が作動し、締結側油室6bに油圧を導くこと
により、ロックアップクラッチ6がフロントカバー7に
密着して締結され、入力側(フロントカバー7)と出力
側(入力軸8)とが機械的に連結される。なお、9はロ
ックアップクラッチ6のダンパ機構である。
【0010】入力軸8は、ラビニヨウ型遊星歯車機構1
0のフォワードサンギヤ10aとC1 クラッチを介して
連結されており、リヤサンギヤ10bと入力軸8とはC
2 クラッチを介して連結され、キャリヤ10cと入力軸
8とはC3 クラッチを介して連結されている。キャリヤ
10cはB2 ブレーキとキャリヤ10cの正転(エンジ
ン回転方向)のみを許容するワンウェイクラッチOWC
とを介してケーシング等の固定部材12に連結されてい
る。キャリヤ10cは2種類のプラネタリギヤ10d,
10eを支持しており、フォワードサンギヤ10aは軸
長の長いロングピニオン10dと噛み合い、リヤサンギ
ヤ10bは軸長の短いショートピニオン10eを介して
ロングピニオン10dと噛み合っている。ロングピニオ
ン10dのみと噛み合うリングギヤ10fはリダクショ
ンギヤ15に結合されている。サーボピストン13はb
1 ブレーキを作動させるものであり、b1 ブレーキはC
1 クラッチとフォワードサンギヤ10aとを連結してい
るクラッチドラム14をケーシング等の固定部材12に
対して締結または解放する。リダクションギヤ15は出
力軸16の終端部に設けられたリダクションギヤ16a
と噛み合い、さらに出力軸16の始端部に設けられた終
減速ギヤ16bは差動装置17のリングギヤ18と噛み
合っているので、動力は車軸19に伝達される。
0のフォワードサンギヤ10aとC1 クラッチを介して
連結されており、リヤサンギヤ10bと入力軸8とはC
2 クラッチを介して連結され、キャリヤ10cと入力軸
8とはC3 クラッチを介して連結されている。キャリヤ
10cはB2 ブレーキとキャリヤ10cの正転(エンジ
ン回転方向)のみを許容するワンウェイクラッチOWC
とを介してケーシング等の固定部材12に連結されてい
る。キャリヤ10cは2種類のプラネタリギヤ10d,
10eを支持しており、フォワードサンギヤ10aは軸
長の長いロングピニオン10dと噛み合い、リヤサンギ
ヤ10bは軸長の短いショートピニオン10eを介して
ロングピニオン10dと噛み合っている。ロングピニオ
ン10dのみと噛み合うリングギヤ10fはリダクショ
ンギヤ15に結合されている。サーボピストン13はb
1 ブレーキを作動させるものであり、b1 ブレーキはC
1 クラッチとフォワードサンギヤ10aとを連結してい
るクラッチドラム14をケーシング等の固定部材12に
対して締結または解放する。リダクションギヤ15は出
力軸16の終端部に設けられたリダクションギヤ16a
と噛み合い、さらに出力軸16の始端部に設けられた終
減速ギヤ16bは差動装置17のリングギヤ18と噛み
合っているので、動力は車軸19に伝達される。
【0011】上記自動変速機は、クラッチC1 ,C2 ,
C3 、ブレーキb1 ,B2 およびワンウェイクラッチO
WCの作動によって、表1のように前進4段、後進1段
の変速段を実現している。次表において、○は作動状態
を示している。なお、B1 はサーボピストン13の作動
側油室、B1'はサーボピストン13の解放側油室を示し
ており、双方の油室B1 ,B1'に油圧が導かれた場合
(3速時)にはb1 ブレーキは解放される。
C3 、ブレーキb1 ,B2 およびワンウェイクラッチO
WCの作動によって、表1のように前進4段、後進1段
の変速段を実現している。次表において、○は作動状態
を示している。なお、B1 はサーボピストン13の作動
側油室、B1'はサーボピストン13の解放側油室を示し
ており、双方の油室B1 ,B1'に油圧が導かれた場合
(3速時)にはb1 ブレーキは解放される。
【0012】
【表1】
【0013】上記のように、1速時にはC2 クラッチの
みが締結され、2速時にはC2 クラッチとb1 ブレーキ
とが締結され、3速時には全てのクラッチC1 〜C3 が
締結されるとともにb1 ,B2 ブレーキが解放され、4
速時にはC3 クラッチとb1ブレーキとが締結される。
また、後退時(Rレンジ)にはC1 クラッチとB2 ブレ
ーキとが締結される。
みが締結され、2速時にはC2 クラッチとb1 ブレーキ
とが締結され、3速時には全てのクラッチC1 〜C3 が
締結されるとともにb1 ,B2 ブレーキが解放され、4
速時にはC3 クラッチとb1ブレーキとが締結される。
また、後退時(Rレンジ)にはC1 クラッチとB2 ブレ
ーキとが締結される。
【0014】図3は上記自動変速機の変速線図であり、
実線はアップシフト時、破線はダウンシフト時を示す。
また、斜線区域はロックアップ作動領域を示し、車速が
設定車速(例えば35km/h)以上で、変速段が3速
または4速であって、かつ非キックダウン時(例えばス
ロットル開度<85%)において、ロックアップクラッ
チ6が作動される。
実線はアップシフト時、破線はダウンシフト時を示す。
また、斜線区域はロックアップ作動領域を示し、車速が
設定車速(例えば35km/h)以上で、変速段が3速
または4速であって、かつ非キックダウン時(例えばス
ロットル開度<85%)において、ロックアップクラッ
チ6が作動される。
【0015】上記クラッチC1 ,C2 ,C3 、ブレーキ
b1 ,B2 およびロックアップクラッチ6は図4に示す
油圧制御装置によって作動される。この油圧制御装置
は、大略、オイルポンプ20、レギュレータ弁21、マ
ニュアル弁22、スロットル弁23、1-2 シフト弁2
4、2-3 シフト弁25、3-4 シフト弁26、ガバナ弁2
7、スロットルモジュレータ弁28、4-2 タイミング弁
29、2-4 タイミング弁30、3-2 タイミング弁31、
4-3 タイミング弁32、2-3 タイミング弁33、3-4 タ
イミング弁34、サーボコントロール弁35、ロックア
ップリレー弁36、ロックアップタイミング弁37、ロ
ックアップシグナル弁38、ロックアッププレッシャコ
ントロール弁39、B1 ’用アキュムレータ40、b1
ブレーキ用アキュムレータ41、C2 クラッチ用アキュ
ムレータ42、C1 クラッチ用アキュムレータ43など
で構成されている。上記油圧制御装置において、ロック
アップクラッチ6への供給油路系以外の構成は本発明と
直接関係がないので、ここでは詳しい説明は省略する。
b1 ,B2 およびロックアップクラッチ6は図4に示す
油圧制御装置によって作動される。この油圧制御装置
は、大略、オイルポンプ20、レギュレータ弁21、マ
ニュアル弁22、スロットル弁23、1-2 シフト弁2
4、2-3 シフト弁25、3-4 シフト弁26、ガバナ弁2
7、スロットルモジュレータ弁28、4-2 タイミング弁
29、2-4 タイミング弁30、3-2 タイミング弁31、
4-3 タイミング弁32、2-3 タイミング弁33、3-4 タ
イミング弁34、サーボコントロール弁35、ロックア
ップリレー弁36、ロックアップタイミング弁37、ロ
ックアップシグナル弁38、ロックアッププレッシャコ
ントロール弁39、B1 ’用アキュムレータ40、b1
ブレーキ用アキュムレータ41、C2 クラッチ用アキュ
ムレータ42、C1 クラッチ用アキュムレータ43など
で構成されている。上記油圧制御装置において、ロック
アップクラッチ6への供給油路系以外の構成は本発明と
直接関係がないので、ここでは詳しい説明は省略する。
【0016】図5は本発明の主要部であるロックアップ
クラッチ6を制御するための油圧回路図である。ロック
アップリレー弁36は、ロックアップクラッチ6の締結
側油室6bと解放側油室6aとに選択的に油圧を供給す
る切換弁であり、入力ポート36aとドレーンポート3
6bと第1,第2の出力ポート36c,36dとを有す
る。入力ポート36aにはレギュレータ弁21から潤滑
圧が入力され、第1出力ポート36cは解放側油室6a
と接続され、第2出力ポート36dはロックアッププレ
ッシャコントロール弁39を介して締結側油室6bと接
続されている。ロックアップリレー弁36の一端側に
は、ロックアップタイミング弁37から3速および4速
時に作動するC3 クラッチの油圧PC3と、サーボピスト
ン13の解放側油室B1 ’へ供給されるサーボコントロ
ール弁35の出力圧PB1' とが信号圧として作用してい
る。また、ロックアップリレー弁36の反対側からはス
プリング36eのばね圧と2つのライン圧PL が作用し
ている。これら油圧の内の片方は常時ライン圧PL が作
用しており、他方はロックアップシグナル弁38より選
択的にライン圧PL が作用する。そのため、リレー弁3
6は、油圧PC3と油圧PB1' との荷重の和と、スプリン
グ36eのばね圧とライン圧PL との荷重の和との釣合
いによって切り換わる。
クラッチ6を制御するための油圧回路図である。ロック
アップリレー弁36は、ロックアップクラッチ6の締結
側油室6bと解放側油室6aとに選択的に油圧を供給す
る切換弁であり、入力ポート36aとドレーンポート3
6bと第1,第2の出力ポート36c,36dとを有す
る。入力ポート36aにはレギュレータ弁21から潤滑
圧が入力され、第1出力ポート36cは解放側油室6a
と接続され、第2出力ポート36dはロックアッププレ
ッシャコントロール弁39を介して締結側油室6bと接
続されている。ロックアップリレー弁36の一端側に
は、ロックアップタイミング弁37から3速および4速
時に作動するC3 クラッチの油圧PC3と、サーボピスト
ン13の解放側油室B1 ’へ供給されるサーボコントロ
ール弁35の出力圧PB1' とが信号圧として作用してい
る。また、ロックアップリレー弁36の反対側からはス
プリング36eのばね圧と2つのライン圧PL が作用し
ている。これら油圧の内の片方は常時ライン圧PL が作
用しており、他方はロックアップシグナル弁38より選
択的にライン圧PL が作用する。そのため、リレー弁3
6は、油圧PC3と油圧PB1' との荷重の和と、スプリン
グ36eのばね圧とライン圧PL との荷重の和との釣合
いによって切り換わる。
【0017】ロックアップシグナル弁38は、ロックア
ップリレー弁36の左端側へ車速とスロットル開度に応
じた信号圧を作用させる弁であり、一端側にガバナ圧P
G が作用し、他端側からスプリング38aによるバネ圧
とキックダウン圧PK とが作用している。キックダウン
圧PK はスロットル弁23によって出力される油圧であ
り、キックダウン時のように高スロットル開度時のみス
ロットル圧と同圧の油圧が出力される。そのため、低車
速時にはポート38b,38cが連通し、ライン圧PL
がロックアップリレー弁36に対して2箇所に作用する
が、高車速時にはポート38b,38cが遮断され、ラ
イン圧PL がロックアップリレー弁36に対して1箇所
にのみ作用する。また、高車速時であってもキックダウ
ン時のように高スロットル開度になると、ポート38
b,38cが連通する。油圧PC3と油圧PB1' の荷重の
和が、スプリング36eのばね圧とライン圧PL との荷
重の和より大きくなると、つまり、車速が設定車速(例
えば35km/h)以上で、変速段が3速または4速で
あって、かつ非キックダウン状態(例えばスロットル開
度<85%)の時、リレー弁36は左方へ切り換わり、
潤滑圧が第2出力ポート36dから出力される。
ップリレー弁36の左端側へ車速とスロットル開度に応
じた信号圧を作用させる弁であり、一端側にガバナ圧P
G が作用し、他端側からスプリング38aによるバネ圧
とキックダウン圧PK とが作用している。キックダウン
圧PK はスロットル弁23によって出力される油圧であ
り、キックダウン時のように高スロットル開度時のみス
ロットル圧と同圧の油圧が出力される。そのため、低車
速時にはポート38b,38cが連通し、ライン圧PL
がロックアップリレー弁36に対して2箇所に作用する
が、高車速時にはポート38b,38cが遮断され、ラ
イン圧PL がロックアップリレー弁36に対して1箇所
にのみ作用する。また、高車速時であってもキックダウ
ン時のように高スロットル開度になると、ポート38
b,38cが連通する。油圧PC3と油圧PB1' の荷重の
和が、スプリング36eのばね圧とライン圧PL との荷
重の和より大きくなると、つまり、車速が設定車速(例
えば35km/h)以上で、変速段が3速または4速で
あって、かつ非キックダウン状態(例えばスロットル開
度<85%)の時、リレー弁36は左方へ切り換わり、
潤滑圧が第2出力ポート36dから出力される。
【0018】ロックアップリレー弁36の第2出力ポー
ト36dと締結側油室6bとは、ロックアッププレッシ
ャコントロール弁39を介して接続されている。ロック
アッププレッシャコントロール弁39は、ロックアップ
クラッチ6の締結側油室6bの油圧を調整する調圧弁で
あり、スプリング39aによるばね圧とスロットル圧P
T との荷重の和と出力圧とが釣り合うように出力圧を調
圧する。第1入力ポート39bはロックアップリレー弁
36の第2出力ポート36dと接続され、第2入力ポー
ト39cはオリフィス50を介して第2出力ポート36
dと接続されるとともに、オイルクーラ51を介してド
レーンされる。出力ポート39dはロックアップクラッ
チ6の締結側油室6bと接続されるとともに、出力圧は
オリフィス52を介して右端側に信号圧としてフィード
バックされている。そのため、締結側油室6bの油圧は
スロットル開度に応じて調圧され、エンジン負荷に応じ
た必要最低限の油圧に調圧される。
ト36dと締結側油室6bとは、ロックアッププレッシ
ャコントロール弁39を介して接続されている。ロック
アッププレッシャコントロール弁39は、ロックアップ
クラッチ6の締結側油室6bの油圧を調整する調圧弁で
あり、スプリング39aによるばね圧とスロットル圧P
T との荷重の和と出力圧とが釣り合うように出力圧を調
圧する。第1入力ポート39bはロックアップリレー弁
36の第2出力ポート36dと接続され、第2入力ポー
ト39cはオリフィス50を介して第2出力ポート36
dと接続されるとともに、オイルクーラ51を介してド
レーンされる。出力ポート39dはロックアップクラッ
チ6の締結側油室6bと接続されるとともに、出力圧は
オリフィス52を介して右端側に信号圧としてフィード
バックされている。そのため、締結側油室6bの油圧は
スロットル開度に応じて調圧され、エンジン負荷に応じ
た必要最低限の油圧に調圧される。
【0019】ロックアップタイミング弁37は、3速→
4速の変速時にロックアップクラッチ6を一時的に解放
するための切換弁であり、ロックアップリレー弁36の
右端側に導かれる信号圧をON/OFFする。即ち、入
力ポート37aにはC3 クラッチ圧PC3が入力され、ポ
ート37bはドレーンポートである。また、出力ポート
37cはロックアップリレー弁36の右端側の信号圧ポ
ートに接続されている。ロックアップタイミング弁37
は左側からスプリング37dで付勢され、右側にはサー
ボコントロール弁35の出力油圧が作用している。な
お、ロックアップタイミング弁37の右側への切り替わ
りが、ロックアップリレー弁36の右側への切り替わり
より遅くなるように、ロックアップタイミング弁37の
スプリング37dのばね力は、比較的低い力に設定され
ている。
4速の変速時にロックアップクラッチ6を一時的に解放
するための切換弁であり、ロックアップリレー弁36の
右端側に導かれる信号圧をON/OFFする。即ち、入
力ポート37aにはC3 クラッチ圧PC3が入力され、ポ
ート37bはドレーンポートである。また、出力ポート
37cはロックアップリレー弁36の右端側の信号圧ポ
ートに接続されている。ロックアップタイミング弁37
は左側からスプリング37dで付勢され、右側にはサー
ボコントロール弁35の出力油圧が作用している。な
お、ロックアップタイミング弁37の右側への切り替わ
りが、ロックアップリレー弁36の右側への切り替わり
より遅くなるように、ロックアップタイミング弁37の
スプリング37dのばね力は、比較的低い力に設定され
ている。
【0020】サーボコントロール弁35は、サーボピス
トン13の解放側油室B1 ’へ供給される油圧PB1' を
ON,OFFするとともに、ロックアップリレー弁36
およびロックアップタイミング弁37の右端側に導かれ
る信号圧をON/OFFする切換弁である。第1入力ポ
ート35aにはC2 クラッチ圧PC2が入力され、第2入
力ポート35bにはC3 クラッチ圧PC3が入力されてい
る。サーボコントロール弁35の左側にはC2 クラッチ
圧PC2が信号圧として作用し、右側にはC3 クラッチ圧
PC3が信号圧として作用している。そのため、C2 クラ
ッチ圧PC2が作用した状態では、C3 クラッチ圧PC3が
出力され、C3 クラッチ圧PC3が作用した状態では、C
2 クラッチ圧PC2が出力される。したがって、出力圧P
B1' は表1から明らかなように、3速時のみ出力され
る。出力ポート35cは解放側油室B1 ’と接続される
とともに、オリフィス53およびアキュムレータ40を
介してロックアップリレー弁36およびロックアップタ
イミング弁37の右端側の信号ポートとも接続されてい
る。また、上記オリフィス53をバイパスするように、
アキュムレータ40からの排油のみを許容する一方弁5
4とオリフィス55とが直列接続されている。このオリ
フィス55の開度はオリフィス53の開度より大きい。
そのため、ロックアップリレー弁36およびロックアッ
プタイミング弁37の右端側に油圧を導く際は、オリフ
ィス53とアキュムレータ40の作用により比較的緩や
かに導き、ロックアップリレー弁36およびロックアッ
プタイミング弁37の右端側の油圧を排出する際は、オ
リフィス55および一方弁54を介して比較的速やかに
排出する。
トン13の解放側油室B1 ’へ供給される油圧PB1' を
ON,OFFするとともに、ロックアップリレー弁36
およびロックアップタイミング弁37の右端側に導かれ
る信号圧をON/OFFする切換弁である。第1入力ポ
ート35aにはC2 クラッチ圧PC2が入力され、第2入
力ポート35bにはC3 クラッチ圧PC3が入力されてい
る。サーボコントロール弁35の左側にはC2 クラッチ
圧PC2が信号圧として作用し、右側にはC3 クラッチ圧
PC3が信号圧として作用している。そのため、C2 クラ
ッチ圧PC2が作用した状態では、C3 クラッチ圧PC3が
出力され、C3 クラッチ圧PC3が作用した状態では、C
2 クラッチ圧PC2が出力される。したがって、出力圧P
B1' は表1から明らかなように、3速時のみ出力され
る。出力ポート35cは解放側油室B1 ’と接続される
とともに、オリフィス53およびアキュムレータ40を
介してロックアップリレー弁36およびロックアップタ
イミング弁37の右端側の信号ポートとも接続されてい
る。また、上記オリフィス53をバイパスするように、
アキュムレータ40からの排油のみを許容する一方弁5
4とオリフィス55とが直列接続されている。このオリ
フィス55の開度はオリフィス53の開度より大きい。
そのため、ロックアップリレー弁36およびロックアッ
プタイミング弁37の右端側に油圧を導く際は、オリフ
ィス53とアキュムレータ40の作用により比較的緩や
かに導き、ロックアップリレー弁36およびロックアッ
プタイミング弁37の右端側の油圧を排出する際は、オ
リフィス55および一方弁54を介して比較的速やかに
排出する。
【0021】次に、上記油圧回路の動作を説明する。な
お、以下に説明する動作は、車速が設定車速以上でかつ
キックダウンを行っていない状態を想定している。1速
および2速時には、C2 クラッチ圧PC2は作用している
が、C3 クラッチ圧PC3がドレーンされているので、ロ
ックアップリレー弁36およびロックアップタイミング
弁37の右端側に導かれる信号圧はOFFしている。そ
のため、弁36,37は共に右側へシフトした状態にあ
り、ロックアップクラッチ6は解放されている。3速に
なると、図5のように、サーボコントロール弁35から
油圧PB1' がサーボピストン13の解放側油室B1 ’へ
供給されるとともに、オリフィス53を介してロックア
ップリレー弁36およびロックアップタイミング弁37
の右端側にも作用し、いずれの弁36,37も左側へシ
フトする。そのため、ロックアップクラッチ6の締結側
油室6bに油圧が供給され、ロックアップクラッチ6は
締結される。
お、以下に説明する動作は、車速が設定車速以上でかつ
キックダウンを行っていない状態を想定している。1速
および2速時には、C2 クラッチ圧PC2は作用している
が、C3 クラッチ圧PC3がドレーンされているので、ロ
ックアップリレー弁36およびロックアップタイミング
弁37の右端側に導かれる信号圧はOFFしている。そ
のため、弁36,37は共に右側へシフトした状態にあ
り、ロックアップクラッチ6は解放されている。3速に
なると、図5のように、サーボコントロール弁35から
油圧PB1' がサーボピストン13の解放側油室B1 ’へ
供給されるとともに、オリフィス53を介してロックア
ップリレー弁36およびロックアップタイミング弁37
の右端側にも作用し、いずれの弁36,37も左側へシ
フトする。そのため、ロックアップクラッチ6の締結側
油室6bに油圧が供給され、ロックアップクラッチ6は
締結される。
【0022】3速から4速へ変速を開始すると、C3 ク
ラッチ圧PC3は高い油圧が保持されるが、C2 クラッチ
圧PC2はドレーンされる。C2 クラッチ圧PC2の低下に
より、まずサーボコントロール弁35が左側へ切り替わ
り、油圧PB1' はドレーンされる。ロックアップリレー
弁36およびロックアップタイミング弁37の右端側に
作用しているオリフィス53より下流側の油圧Ps は、
図6のようにオリフィス55および一方弁54を介して
比較的速やかに排出される。油圧Ps の低下により、ま
ず油圧P1 でロックアップリレー弁36が右側へ切り替
わり、ロックアップクラッチ6の締結側油室6bの油圧
がドレーンされ、解放側油室6aに潤滑圧が供給され
る。これにより、ロックアップクラッチ6は一時的に解
放される。なお、ロックアップタイミング弁37は、油
圧Ps の残圧によって左側位置を保持している。
ラッチ圧PC3は高い油圧が保持されるが、C2 クラッチ
圧PC2はドレーンされる。C2 クラッチ圧PC2の低下に
より、まずサーボコントロール弁35が左側へ切り替わ
り、油圧PB1' はドレーンされる。ロックアップリレー
弁36およびロックアップタイミング弁37の右端側に
作用しているオリフィス53より下流側の油圧Ps は、
図6のようにオリフィス55および一方弁54を介して
比較的速やかに排出される。油圧Ps の低下により、ま
ず油圧P1 でロックアップリレー弁36が右側へ切り替
わり、ロックアップクラッチ6の締結側油室6bの油圧
がドレーンされ、解放側油室6aに潤滑圧が供給され
る。これにより、ロックアップクラッチ6は一時的に解
放される。なお、ロックアップタイミング弁37は、油
圧Ps の残圧によって左側位置を保持している。
【0023】4速への変速が完了すると、油圧Ps がさ
らに低下し、油圧P2 まで低下した時点でロックアップ
タイミング弁37がスプリング37dによって右側へ切
り替わる。これにより、C3 クラッチ圧PC3はロックア
ップタイミング弁37を介してロックアップリレー弁3
6の右側へ作用し、ロックアップリレー弁36を左側へ
切り替える。そのため、所定圧に調圧された潤滑圧がロ
ックアップクラッチ6の締結側油室6bに供給され、ロ
ックアップクラッチ6が再締結される。ロックアップリ
レー弁36が右側へ切り替わってから、ロックアップタ
イミング弁37が右側へ切り替わるまでの期間T1 が、
ロックアップクラッチ6のアップシフト時の解放期間で
ある。
らに低下し、油圧P2 まで低下した時点でロックアップ
タイミング弁37がスプリング37dによって右側へ切
り替わる。これにより、C3 クラッチ圧PC3はロックア
ップタイミング弁37を介してロックアップリレー弁3
6の右側へ作用し、ロックアップリレー弁36を左側へ
切り替える。そのため、所定圧に調圧された潤滑圧がロ
ックアップクラッチ6の締結側油室6bに供給され、ロ
ックアップクラッチ6が再締結される。ロックアップリ
レー弁36が右側へ切り替わってから、ロックアップタ
イミング弁37が右側へ切り替わるまでの期間T1 が、
ロックアップクラッチ6のアップシフト時の解放期間で
ある。
【0024】また、キックダウン時のように4速から3
速へ変速を開始すると、サーボコントロール弁35から
油圧PB1' が出力されるが、一方弁54が閉じられてい
るため、オリフィス53を介してロックアップリレー弁
36およびロックアップタイミング弁37の右端側に緩
やかに作用する。そのため、図7のように、オリフィス
53より下流側の油圧Ps が油圧P2 まで上昇した時点
でロックアップタイミング弁37が左側へ切り替わり、
ロックアップリレー弁36の右端側へ作用している信号
圧をドレーンする。これにより、ロックアップリレー弁
36は右側へ切り替わり、ロックアップクラッチ6の締
結側油室6bの油圧をドレーンするとともに、解放側油
室6aに潤滑圧を供給する。その結果、ロックアップク
ラッチ6は一時的に解放される。
速へ変速を開始すると、サーボコントロール弁35から
油圧PB1' が出力されるが、一方弁54が閉じられてい
るため、オリフィス53を介してロックアップリレー弁
36およびロックアップタイミング弁37の右端側に緩
やかに作用する。そのため、図7のように、オリフィス
53より下流側の油圧Ps が油圧P2 まで上昇した時点
でロックアップタイミング弁37が左側へ切り替わり、
ロックアップリレー弁36の右端側へ作用している信号
圧をドレーンする。これにより、ロックアップリレー弁
36は右側へ切り替わり、ロックアップクラッチ6の締
結側油室6bの油圧をドレーンするとともに、解放側油
室6aに潤滑圧を供給する。その結果、ロックアップク
ラッチ6は一時的に解放される。
【0025】3速への変速が完了し、油圧Ps が所定圧
P1 まで上昇すると、再びロックアップリレー弁36は
左側へ切り替わる。そのため、潤滑圧はロックアッププ
レッシャコントロール弁39を介してロックアップクラ
ッチ6の締結側油室6bへ供給され、ロックアップクラ
ッチ6が再締結される。ロックアップタイミング弁37
が左側へ切り替わってからロックアップリレー弁36が
左側へ切り替わるまでの期間T2 が、ロックアップクラ
ッチ6のダウンシフト時の解放期間である。
P1 まで上昇すると、再びロックアップリレー弁36は
左側へ切り替わる。そのため、潤滑圧はロックアッププ
レッシャコントロール弁39を介してロックアップクラ
ッチ6の締結側油室6bへ供給され、ロックアップクラ
ッチ6が再締結される。ロックアップタイミング弁37
が左側へ切り替わってからロックアップリレー弁36が
左側へ切り替わるまでの期間T2 が、ロックアップクラ
ッチ6のダウンシフト時の解放期間である。
【0026】3速から4速への変速時のロックアップク
ラッチ6の解放期間T1 は、アキュムレータ40の特性
およびオリフィス55の開度によって設定される。一
方、4速から3速への変速時のロックアップクラッチ6
の解放期間T2 は、アキュムレータ40の特性およびオ
リフィス53の開度によって設定される。アップシフト
時の解放期間T1 がダウンシフト時の解放期間T2 より
短いため、図1に破線で示すように2段階のエンジン回
転数の低下現象が緩和され、運転者に与える違和感を軽
減できる。なお、アップシフト時の解放期間T1 は、ダ
ウンシフト時の解放期間T2 より短いものの、変速動作
に要する時間と同等またはやや長目にするのが、ショッ
ク軽減のため、望ましい。逆に、ダウンシフト時の解放
期間T2 が比較的長く(例えば2秒程度)設定されるた
め、トルクコンバータ2によるトルクアップ作用を有効
に発揮させることができ、加速性を確保できる。なお、
ダウンシフト時の解放期間T2 を長くすると、エンジン
回転数の上昇を招く可能性があるが、そもそも4速から
3速へ変速するということは、キックダウン時のように
スロットル開度を開く場合が多いので、エンジン回転数
の上昇は違和感を伴う恐れがない。
ラッチ6の解放期間T1 は、アキュムレータ40の特性
およびオリフィス55の開度によって設定される。一
方、4速から3速への変速時のロックアップクラッチ6
の解放期間T2 は、アキュムレータ40の特性およびオ
リフィス53の開度によって設定される。アップシフト
時の解放期間T1 がダウンシフト時の解放期間T2 より
短いため、図1に破線で示すように2段階のエンジン回
転数の低下現象が緩和され、運転者に与える違和感を軽
減できる。なお、アップシフト時の解放期間T1 は、ダ
ウンシフト時の解放期間T2 より短いものの、変速動作
に要する時間と同等またはやや長目にするのが、ショッ
ク軽減のため、望ましい。逆に、ダウンシフト時の解放
期間T2 が比較的長く(例えば2秒程度)設定されるた
め、トルクコンバータ2によるトルクアップ作用を有効
に発揮させることができ、加速性を確保できる。なお、
ダウンシフト時の解放期間T2 を長くすると、エンジン
回転数の上昇を招く可能性があるが、そもそも4速から
3速へ変速するということは、キックダウン時のように
スロットル開度を開く場合が多いので、エンジン回転数
の上昇は違和感を伴う恐れがない。
【0027】上記実施例では前進4速の自動変速機につ
いて説明したが、前進3速または5速以上の自動変速機
にも本発明を適用できることは勿論である。また、3速
および4速時においてロックアップクラッチが作動する
ようにしたが、これに限るものではなく、1速または2
速以上で作動するようにしてもよい。同様のことは、そ
れ以外の変速段を有する自動変速機においても言える。
さらに、実施例では機械制御式(油圧制御装置のみ)の
ロックアップクラッチの制御方法について説明したが、
これに限るものではなく、電子制御式のロックアップク
ラッチの制御方法にも適用できることは勿論である。こ
の場合には、エンジン回転数や車速などを各種センサで
電気的に検出し、これを電子回路によって処理した上、
アクチュエータを作動させることにより、ロックアップ
クラッチの解放時および再締結時を本発明の趣旨に合致
するよう任意に設定できる。
いて説明したが、前進3速または5速以上の自動変速機
にも本発明を適用できることは勿論である。また、3速
および4速時においてロックアップクラッチが作動する
ようにしたが、これに限るものではなく、1速または2
速以上で作動するようにしてもよい。同様のことは、そ
れ以外の変速段を有する自動変速機においても言える。
さらに、実施例では機械制御式(油圧制御装置のみ)の
ロックアップクラッチの制御方法について説明したが、
これに限るものではなく、電子制御式のロックアップク
ラッチの制御方法にも適用できることは勿論である。こ
の場合には、エンジン回転数や車速などを各種センサで
電気的に検出し、これを電子回路によって処理した上、
アクチュエータを作動させることにより、ロックアップ
クラッチの解放時および再締結時を本発明の趣旨に合致
するよう任意に設定できる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、アップシフト時におけるロックアップクラッチ
の解放期間を、ダウンシフト時におけるロックアップク
ラッチの解放期間より短くしたので、エンジン回転数の
2段階の低下を緩和でき、運転者に与える違和感を軽減
できる。また、ダウンシフト時のロックアップクラッチ
の解放期間が比較的長くなるので、トルクコンバータに
よるトルクアップ作用を十分に発揮でき、加速性を確保
することができる。
よれば、アップシフト時におけるロックアップクラッチ
の解放期間を、ダウンシフト時におけるロックアップク
ラッチの解放期間より短くしたので、エンジン回転数の
2段階の低下を緩和でき、運転者に与える違和感を軽減
できる。また、ダウンシフト時のロックアップクラッチ
の解放期間が比較的長くなるので、トルクコンバータに
よるトルクアップ作用を十分に発揮でき、加速性を確保
することができる。
【図1】3速から4速への変速時におけるエンジン回転
数の変化を示す図である。
数の変化を示す図である。
【図2】本発明が適用される自動変速機の概略機構図で
ある。
ある。
【図3】図2の自動変速機の変速線図である。
【図4】図2の自動変速機の油圧制御装置の全体回路図
である。
である。
【図5】本発明にかかるロックアップクラッチの供給油
路系の油圧回路図である。
路系の油圧回路図である。
【図6】3速→4速時のアキュムレータ部分の油圧の変
化を示す図である。
化を示す図である。
【図7】4速→3速時のアキュムレータ部分の油圧の変
化を示す図である。
化を示す図である。
2 トルクコンバータ 6 ロックアップクラッチ 6a 解放側油室 6b 締結側油室 35 サーボコントロール弁 36 ロックアップリレー弁 37 ロックアップタイミング弁 40 アキュムレータ 53 オリフィス 54 一方弁 55 オリフィス
Claims (1)
- 【請求項1】エンジン動力をトルクコンバータを介して
自動変速機に入力するとともに、トルクコンバータにそ
の入力側と出力側とを機械的に連結するロックアップク
ラッチを設け、自動変速機のn速時およびn+1速時に
ロックアップクラッチを締結するものにおいて、 n速からn+1速への変速時およびn+1速からn速へ
の変速時にロックアップクラッチを一時的に解放すると
ともに、 n速からn+1速への変速時におけるロックアップクラ
ッチの解放期間を、n+1速からn速への変速時におけ
るロックアップクラッチの解放期間より短くしたことを
特徴とする自動変速機用ロックアップクラッチの制御方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30684994A JPH08145164A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 自動変速機用ロックアップクラッチの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30684994A JPH08145164A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 自動変速機用ロックアップクラッチの制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08145164A true JPH08145164A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17961999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30684994A Pending JPH08145164A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 自動変速機用ロックアップクラッチの制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08145164A (ja) |
-
1994
- 1994-11-15 JP JP30684994A patent/JPH08145164A/ja active Pending
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