JPH08145691A - 圧電振動ジャイロ - Google Patents
圧電振動ジャイロInfo
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- JPH08145691A JPH08145691A JP6314180A JP31418094A JPH08145691A JP H08145691 A JPH08145691 A JP H08145691A JP 6314180 A JP6314180 A JP 6314180A JP 31418094 A JP31418094 A JP 31418094A JP H08145691 A JPH08145691 A JP H08145691A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧電素子の動作を妨げることなく、圧電素子
の電極引き出しを簡便に行い、特性の良好な圧電振動ジ
ャイロを提供する。 【構成】 四角柱状の振動体12の各側面に設けられる
圧電体14Aの表面に複数の電極14B,14Cが形成
される。これらの電極14B,14Cは、例えば共通電
極と駆動電極(又は検出電極)という具合に、異なる用
途に使用される。これら電極14B,14C間に駆動信
号が印加されると、圧電体14Aの圧電作用により振動
体12が振動する。共通電位の引出しも圧電素子14の
表面から行われるので、振動体12を共通電位とする必
要はなく、絶縁体などによる振動体をそのまま使用する
ことができる。
の電極引き出しを簡便に行い、特性の良好な圧電振動ジ
ャイロを提供する。 【構成】 四角柱状の振動体12の各側面に設けられる
圧電体14Aの表面に複数の電極14B,14Cが形成
される。これらの電極14B,14Cは、例えば共通電
極と駆動電極(又は検出電極)という具合に、異なる用
途に使用される。これら電極14B,14C間に駆動信
号が印加されると、圧電体14Aの圧電作用により振動
体12が振動する。共通電位の引出しも圧電素子14の
表面から行われるので、振動体12を共通電位とする必
要はなく、絶縁体などによる振動体をそのまま使用する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車のナビ
ゲーションシステムに用いられる圧電材料を利用した圧
電振動ジャイロにかかり、更に具体的には、振動体を振
動させるための圧電素子を備えた圧電振動ジャイロに関
する。
ゲーションシステムに用いられる圧電材料を利用した圧
電振動ジャイロにかかり、更に具体的には、振動体を振
動させるための圧電素子を備えた圧電振動ジャイロに関
する。
【0002】
【背景技術】振動ジャイロは、振動体に角速度が加わる
と、その振動方向と垂直にコリオリの力が生ずるという
力学現象を利用したもので、圧電振動ジャイロは圧電素
子を振動と検出に利用したものである。既に各種のもの
が知られており、自動車のナビゲーションシステムやビ
デオカメラの手ぶれ調整などに応用されている。
と、その振動方向と垂直にコリオリの力が生ずるという
力学現象を利用したもので、圧電振動ジャイロは圧電素
子を振動と検出に利用したものである。既に各種のもの
が知られており、自動車のナビゲーションシステムやビ
デオカメラの手ぶれ調整などに応用されている。
【0003】一例として、特開平2−266214号公
報に開示されたものを説明する。図8において、圧電振
動ジャイロ900は、エリンバ合金製の正三角柱状の振
動体902を中心に構成されており、その三つの側面の
中央部にそれぞれ圧電素子904,906,908が接
着剤によって接着されている。圧電素子904は、圧電
セラミック904の両主面(表裏)にそれぞれ電極90
4B,904Cが形成された構成となっている。他の圧
電素子906,908についても同様である。
報に開示されたものを説明する。図8において、圧電振
動ジャイロ900は、エリンバ合金製の正三角柱状の振
動体902を中心に構成されており、その三つの側面の
中央部にそれぞれ圧電素子904,906,908が接
着剤によって接着されている。圧電素子904は、圧電
セラミック904の両主面(表裏)にそれぞれ電極90
4B,904Cが形成された構成となっている。他の圧
電素子906,908についても同様である。
【0004】帰還用の圧電素子908の電極908B
は、発振回路910の入力側に接続されており、この発
振回路910の出力側は、固定抵抗912,914を各
々介して励振用の圧電素子904,906の入力側の電
極904B,906Bにそれぞれ接続されている。ま
た、励振用の圧電素子904,906の電極904B,
906Bは、検出用端子916,918にそれぞれ接続
されている。これら検出用端子916,918は差動検
出回路920にそれぞれ接続されており、これによって
検出用端子916,918の電位差が検出されるように
なっている。更に、振動体902はアースに接続されて
おり、これが発振回路910及び差動増幅回路920の
共通電位ともなっている。
は、発振回路910の入力側に接続されており、この発
振回路910の出力側は、固定抵抗912,914を各
々介して励振用の圧電素子904,906の入力側の電
極904B,906Bにそれぞれ接続されている。ま
た、励振用の圧電素子904,906の電極904B,
906Bは、検出用端子916,918にそれぞれ接続
されている。これら検出用端子916,918は差動検
出回路920にそれぞれ接続されており、これによって
検出用端子916,918の電位差が検出されるように
なっている。更に、振動体902はアースに接続されて
おり、これが発振回路910及び差動増幅回路920の
共通電位ともなっている。
【0005】発振回路910によって、圧電素子90
4,906と圧電素子908との間に駆動電圧が印加さ
れると、圧電セラミック904A,906A,908A
の圧電作用により振動体902が同図の上下方向に屈曲
振動する。この状態で振動体902の長手方向(図の紙
面に垂直の方向)を軸として圧電振動ジャイロ900が
回転すると、その回転角速度に応じて励振方向と直交す
るコリオリ方向(同図の左右方向)にコリオリ力が働
く。このため、振動体902の振動方向は、無回転時の
上下方向からずれるようになる。
4,906と圧電素子908との間に駆動電圧が印加さ
れると、圧電セラミック904A,906A,908A
の圧電作用により振動体902が同図の上下方向に屈曲
振動する。この状態で振動体902の長手方向(図の紙
面に垂直の方向)を軸として圧電振動ジャイロ900が
回転すると、その回転角速度に応じて励振方向と直交す
るコリオリ方向(同図の左右方向)にコリオリ力が働
く。このため、振動体902の振動方向は、無回転時の
上下方向からずれるようになる。
【0006】すると、圧電素子904,906のインピ
ーダンスが圧電振動ジャイロ900の回転角速度に応じ
て変化するようになり、この変化に対応する電位が検出
用端子916,918に現われる。差動検出回路920
では、検出用端子916,918の電位差が検出され
る。この電位差は、圧電素子904,906のインピー
ダンス変化,すなわちコリオリ力に基づく振動方向のず
れに対応しており、結果的に差動検出回路920の出力
によって振動ジャイロ900の回転角速度を知ることが
できる。
ーダンスが圧電振動ジャイロ900の回転角速度に応じ
て変化するようになり、この変化に対応する電位が検出
用端子916,918に現われる。差動検出回路920
では、検出用端子916,918の電位差が検出され
る。この電位差は、圧電素子904,906のインピー
ダンス変化,すなわちコリオリ力に基づく振動方向のず
れに対応しており、結果的に差動検出回路920の出力
によって振動ジャイロ900の回転角速度を知ることが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な構成の圧電振動ジャイロでは、圧電素子904,90
6,908の電極904C,906C,908Cを引き
出す必要があるが、圧電素子の裏面側となっているため
に困難である。そこで、前記背景技術では、振動体90
2として金属を用い、これを共通電位とすることで、圧
電素子904〜908の電極904C〜908Cの引出
しを行っている。しかしながら、振動体902として金
属を用いた場合には外部磁場の影響が大きくなるという
不都合が生ずる。
な構成の圧電振動ジャイロでは、圧電素子904,90
6,908の電極904C,906C,908Cを引き
出す必要があるが、圧電素子の裏面側となっているため
に困難である。そこで、前記背景技術では、振動体90
2として金属を用い、これを共通電位とすることで、圧
電素子904〜908の電極904C〜908Cの引出
しを行っている。しかしながら、振動体902として金
属を用いた場合には外部磁場の影響が大きくなるという
不都合が生ずる。
【0008】これを避けるため、例えば振動体902と
して絶縁性のものを用いたとすると、今度は、振動体の
表面をめっきをするなどの処理が必要となる。この発明
は、以上の点に着目したもので、振動子や圧電素子の動
作を妨げることなく、圧電素子の電極引き出しを簡便に
行い、特性の良好な圧電振動ジャイロを提供すること
を、その目的とする。
して絶縁性のものを用いたとすると、今度は、振動体の
表面をめっきをするなどの処理が必要となる。この発明
は、以上の点に着目したもので、振動子や圧電素子の動
作を妨げることなく、圧電素子の電極引き出しを簡便に
行い、特性の良好な圧電振動ジャイロを提供すること
を、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段と作用】この発明によれ
ば、角速度を検出するための振動体を振動させるために
設けられる圧電体の同一面,例えば表裏のいずれかの面
あるいは内部面に、複数の電極が間隔をおいて分割形成
される。圧電素子からの電極引出しは分割電極から簡便
に行われる。各電極の外部引出し用ランド部は、好まし
くは、振動体の振動の節の位置に設けられる。ランド部
が振動しないので、引出し線と電極との結合を良好に維
持できる。
ば、角速度を検出するための振動体を振動させるために
設けられる圧電体の同一面,例えば表裏のいずれかの面
あるいは内部面に、複数の電極が間隔をおいて分割形成
される。圧電素子からの電極引出しは分割電極から簡便
に行われる。各電極の外部引出し用ランド部は、好まし
くは、振動体の振動の節の位置に設けられる。ランド部
が振動しないので、引出し線と電極との結合を良好に維
持できる。
【0010】また、前記電極が二つの場合、その一方の
電極のランド部は振動体の一方の振動の節の位置,他方
の電極のランド部は振動体の他方の振動の節の位置に配
置される。これにより、振動体に対する電極配置のバラ
ンスがとれ、良好な振動が可能となる。この発明の前記
及び他の目的,特徴,利点は、次の詳細な説明及び添付
図面から明瞭になろう。
電極のランド部は振動体の一方の振動の節の位置,他方
の電極のランド部は振動体の他方の振動の節の位置に配
置される。これにより、振動体に対する電極配置のバラ
ンスがとれ、良好な振動が可能となる。この発明の前記
及び他の目的,特徴,利点は、次の詳細な説明及び添付
図面から明瞭になろう。
【0011】
【好ましい実施例の説明】この発明の圧電振動ジャイロ
には数多くの実施例が有り得るが、ここでは適切な数の
実施例を示し、詳細に説明する。
には数多くの実施例が有り得るが、ここでは適切な数の
実施例を示し、詳細に説明する。
【0012】<実施例1>最初に、図1〜図3を参照し
ながら本発明の実施例1を説明する。図1(A)には、
実施例1の圧電振動ジャイロの外観が示されている。そ
して、同図の#1−#1線に沿って矢印方向に見た縦端
面が同図(B)に示されており、#2−#2線に沿って
矢印方向に見た横端面が図2に示されている。
ながら本発明の実施例1を説明する。図1(A)には、
実施例1の圧電振動ジャイロの外観が示されている。そ
して、同図の#1−#1線に沿って矢印方向に見た縦端
面が同図(B)に示されており、#2−#2線に沿って
矢印方向に見た横端面が図2に示されている。
【0013】これらの図において、圧電振動ジャイロ1
0は振動体12を中心に構成されている。振動体12
は、樹脂などの絶縁性材料によって正4角柱に形成され
ている。この振動体12の側面には、それぞれ圧電素子
14,16,18,20が形成されている。なお、図1
(A)にはそれらのうちの圧電素子14,18のみが示
されている。
0は振動体12を中心に構成されている。振動体12
は、樹脂などの絶縁性材料によって正4角柱に形成され
ている。この振動体12の側面には、それぞれ圧電素子
14,16,18,20が形成されている。なお、図1
(A)にはそれらのうちの圧電素子14,18のみが示
されている。
【0014】これらのうち、圧電素子14は、圧電セラ
ミックなどの圧電材料によって形成された圧電体14A
の一方の平面上に、電極14B,14Cが形成された構
成となっている。圧電体14Aの他方の平面は、接着剤
などによって振動体12の側面に接着されている。電極
14B,14Cは、振動体12の横方向(長手方向に直
交する方向)に歯が交互に位置するような櫛形状の配置
となっている。圧電体14Aの分極は、電極14B,1
4Cの間に分極用の電圧を印加することで行われる。他
の圧電素子16,18,20についても同様である。
ミックなどの圧電材料によって形成された圧電体14A
の一方の平面上に、電極14B,14Cが形成された構
成となっている。圧電体14Aの他方の平面は、接着剤
などによって振動体12の側面に接着されている。電極
14B,14Cは、振動体12の横方向(長手方向に直
交する方向)に歯が交互に位置するような櫛形状の配置
となっている。圧電体14Aの分極は、電極14B,1
4Cの間に分極用の電圧を印加することで行われる。他
の圧電素子16,18,20についても同様である。
【0015】なお、各圧電素子の電極の形状について
は、以下の点が考慮される。電極14B,14Cの一部
を拡大して示す図3において、仮に矢印F1方向に圧電
体14Aが伸びるように電圧が印加されたとする。この
とき、電極14Bの頂部に着目すると、矢印F2方向に
圧電体14Aが伸びることになり、別言すれば、矢印F
3方向に圧電体14Aが縮むことになる。この矢印F3
方向の縮みは、矢印F1方向の伸びをキャンセルしてし
まう。圧電素子の電極構成に当っては、このような不都
合が生じないようにする。
は、以下の点が考慮される。電極14B,14Cの一部
を拡大して示す図3において、仮に矢印F1方向に圧電
体14Aが伸びるように電圧が印加されたとする。この
とき、電極14Bの頂部に着目すると、矢印F2方向に
圧電体14Aが伸びることになり、別言すれば、矢印F
3方向に圧電体14Aが縮むことになる。この矢印F3
方向の縮みは、矢印F1方向の伸びをキャンセルしてし
まう。圧電素子の電極構成に当っては、このような不都
合が生じないようにする。
【0016】つまり、所望の圧縮伸長を得たい方向の間
隔mを、それに直交する方向の間隔nよりも狭くする。
すなわち、m<nとし、好ましくは、2m≦nとする。
本実施例では、矢印F1方向の間隔がm,矢印F2方向
の間隔がnに対応する。以上のような圧電振動ジャイロ
10は、例えば振動体12のノード点(振動の節となる
点)が適宜の支持線に半田などによって固定される。そ
して、支持線の各脚をプリント基板などに立設すること
で、振動可能に支持される。
隔mを、それに直交する方向の間隔nよりも狭くする。
すなわち、m<nとし、好ましくは、2m≦nとする。
本実施例では、矢印F1方向の間隔がm,矢印F2方向
の間隔がnに対応する。以上のような圧電振動ジャイロ
10は、例えば振動体12のノード点(振動の節となる
点)が適宜の支持線に半田などによって固定される。そ
して、支持線の各脚をプリント基板などに立設すること
で、振動可能に支持される。
【0017】次に、図2を参照しながら駆動検出回路の
一例について説明する。同図において、振動体12の上
下面に位置する圧電素子14,16の電極14B,16
Bは、発振回路22に接続されている。他方、振動体1
2の左右面に位置する圧電素子18,20の電極18
B,20Bは、差動増幅回路24の差動入力側に接続さ
れている。更に、差動増幅回路24の出力側は、同期検
波回路26に接続されており、この同期検波回路26は
リップルフィルタ28に接続されている。
一例について説明する。同図において、振動体12の上
下面に位置する圧電素子14,16の電極14B,16
Bは、発振回路22に接続されている。他方、振動体1
2の左右面に位置する圧電素子18,20の電極18
B,20Bは、差動増幅回路24の差動入力側に接続さ
れている。更に、差動増幅回路24の出力側は、同期検
波回路26に接続されており、この同期検波回路26は
リップルフィルタ28に接続されている。
【0018】また、各圧電素子14〜20の他方の電極
14C〜20Cは、いずれもアースとなっており、これ
が発振回路22,差動増幅回路24,同期検波回路2
6,リップルフィルタ28の共通電位ともなっている。
14C〜20Cは、いずれもアースとなっており、これ
が発振回路22,差動増幅回路24,同期検波回路2
6,リップルフィルタ28の共通電位ともなっている。
【0019】次に、本実施例の動作を説明する。発振回
路22によって、圧電素子14,16の電極14B,1
6Bに駆動電圧が印加されると、圧電体14A,16A
が伸縮するようになる。なお、圧電体14A,16A
は、一方が伸びれば他方が縮むというように逆に作用す
る。このため、振動体12は、図の上下方向に励振され
た屈曲振動するようになる。この状態では、左右の圧電
素子18,20には、インピーダンスの差が生じないた
め、その電位にも差は生じない。
路22によって、圧電素子14,16の電極14B,1
6Bに駆動電圧が印加されると、圧電体14A,16A
が伸縮するようになる。なお、圧電体14A,16A
は、一方が伸びれば他方が縮むというように逆に作用す
る。このため、振動体12は、図の上下方向に励振され
た屈曲振動するようになる。この状態では、左右の圧電
素子18,20には、インピーダンスの差が生じないた
め、その電位にも差は生じない。
【0020】しかし、振動体12の長手方向(図の紙面
に垂直の方向)を軸として圧電振動ジャイロ10が回転
すると、その回転角速度に応じて励振方向と直交するコ
リオリ方向(同図の左右方向)にコリオリ力が働く。従
って、振動体12の振動方向は、無回転時の上下方向か
らずれるようになる。すると、圧電素子18,20のイ
ンピーダンスが圧電振動ジャイロ10の回転角速度に応
じて変化するようになり、この変化に対応する電位が差
動増幅回路24の入力側に現われる。差動増幅回路24
では、それらの電位差が検出される。
に垂直の方向)を軸として圧電振動ジャイロ10が回転
すると、その回転角速度に応じて励振方向と直交するコ
リオリ方向(同図の左右方向)にコリオリ力が働く。従
って、振動体12の振動方向は、無回転時の上下方向か
らずれるようになる。すると、圧電素子18,20のイ
ンピーダンスが圧電振動ジャイロ10の回転角速度に応
じて変化するようになり、この変化に対応する電位が差
動増幅回路24の入力側に現われる。差動増幅回路24
では、それらの電位差が検出される。
【0021】この電位差は、圧電素子18,20のイン
ピーダンス変化,すなわちコリオリ力に基づく振動方向
のずれに対応しており、結果的に差動増幅回路24の出
力によって圧電振動ジャイロ10の回転角速度を知るこ
とができる。検出信号は、同期検波回路26で、発振回
路22の発振周期,すなわち振動体12の振動周期で同
期検波され、更にリップルフィルタ28でリップル分を
除去して直流分が得られる。この直流出力を測定するこ
とによって、圧電振動ジャイロ10に加わった回転角速
度を測定することができる。
ピーダンス変化,すなわちコリオリ力に基づく振動方向
のずれに対応しており、結果的に差動増幅回路24の出
力によって圧電振動ジャイロ10の回転角速度を知るこ
とができる。検出信号は、同期検波回路26で、発振回
路22の発振周期,すなわち振動体12の振動周期で同
期検波され、更にリップルフィルタ28でリップル分を
除去して直流分が得られる。この直流出力を測定するこ
とによって、圧電振動ジャイロ10に加わった回転角速
度を測定することができる。
【0022】ところで、上述したように、本実施例によ
れば、各圧電素子14〜20の電極がすべてその表面に
形成されている。このため、圧電素子表面から簡便に電
極を引き出すことができる。また、振動体12として金
属性のものを用いたり、あるいはその表面にめっきを施
すなどの必要がない。従って、外部磁場の影響が大幅に
低減されるとともに、振動体として絶縁性のものを用い
ることもでき、材料の選択の幅が広がるという利点も生
ずる。
れば、各圧電素子14〜20の電極がすべてその表面に
形成されている。このため、圧電素子表面から簡便に電
極を引き出すことができる。また、振動体12として金
属性のものを用いたり、あるいはその表面にめっきを施
すなどの必要がない。従って、外部磁場の影響が大幅に
低減されるとともに、振動体として絶縁性のものを用い
ることもでき、材料の選択の幅が広がるという利点も生
ずる。
【0023】なお、本実施例において、図1(A)に示
すように、圧電素子14の電極14A,14Cにリード
線を接続する位置FA,FBが、振動体12の節となる
位置とすると、半田付け箇所が変位しないので好都合で
ある。他の圧電素子16〜20についても同様である。
すように、圧電素子14の電極14A,14Cにリード
線を接続する位置FA,FBが、振動体12の節となる
位置とすると、半田付け箇所が変位しないので好都合で
ある。他の圧電素子16〜20についても同様である。
【0024】<実施例2>次に、図4,図5を参照しな
がら実施例2について説明する。この実施例2は、電極
形状の各種の例である。なお、図4には、いずれか一つ
の面の圧電素子の電極形状のみが示されている。まず、
図4(A)に示す実施例は最も単純で基本的な例で、圧
電体30上に二つの電極32,34を適宜の間隔をおい
て形成したものである。このように、基本的には、適宜
の形状の電極を間隔を置いて二つ配置すればよい。
がら実施例2について説明する。この実施例2は、電極
形状の各種の例である。なお、図4には、いずれか一つ
の面の圧電素子の電極形状のみが示されている。まず、
図4(A)に示す実施例は最も単純で基本的な例で、圧
電体30上に二つの電極32,34を適宜の間隔をおい
て形成したものである。このように、基本的には、適宜
の形状の電極を間隔を置いて二つ配置すればよい。
【0025】同図(B),(C)に示す実施例は、振動体
12の長手方向に櫛状となるように、電極36,38を
形成したものである。同図(B)に示すものは、リード
線引出し用のランド36A,38Aが振動体12の左右
の節の位置にそれぞれ設けられているが、同図(C)に
示すものは、ランド36A,38Aの両方が一方の節の
位置に設けられている。
12の長手方向に櫛状となるように、電極36,38を
形成したものである。同図(B)に示すものは、リード
線引出し用のランド36A,38Aが振動体12の左右
の節の位置にそれぞれ設けられているが、同図(C)に
示すものは、ランド36A,38Aの両方が一方の節の
位置に設けられている。
【0026】同図(D)に示す実施例は、外側の四角形
の電極40内に電極42,44が分割形成されたもの
で、電極42,44は、例えば金などの柔らかい金属で
形成されたリード線46で接続されている。圧電体30
の分極は、電極40と、リード線46で接続されている
電極42,44との間に分極用の電圧を印加することで
施される。
の電極40内に電極42,44が分割形成されたもの
で、電極42,44は、例えば金などの柔らかい金属で
形成されたリード線46で接続されている。圧電体30
の分極は、電極40と、リード線46で接続されている
電極42,44との間に分極用の電圧を印加することで
施される。
【0027】なお、前記実施例1の電極形状において図
4(C)に示すようなランド配置としてもよい。しか
し、振動体12の励振を良好に行うためには、電極の配
置を対称とした方が好ましい。
4(C)に示すようなランド配置としてもよい。しか
し、振動体12の励振を良好に行うためには、電極の配
置を対称とした方が好ましい。
【0028】また、図4(C)に示すようなランド配置
であっても、4つの圧電素子中のいずれか2つのランド
を一方の節の位置とし、他の2つの圧電素子のランドを
他方の節の位置とするとすることで、バランスをとるよ
うにしてもよい。図5(A)に展開して示す例では、振
動体12の節FA側に圧電素子48A,48Cのランド
が位置しており、節FB側に圧電素子48B,48Dの
ランドが位置している。同図(B)の例では、振動体1
2の節FA側に圧電素子48A,48Bのランドが位置
しており、節FB側に圧電素子48C,48Dのランド
が位置している。同図(A)では、図2に示した発振回
路22や差動増幅回路24に対するリード線の引出し,
接続を行うランド位置が揃っているため、配線上同図
(B)のものよりも都合がよい。
であっても、4つの圧電素子中のいずれか2つのランド
を一方の節の位置とし、他の2つの圧電素子のランドを
他方の節の位置とするとすることで、バランスをとるよ
うにしてもよい。図5(A)に展開して示す例では、振
動体12の節FA側に圧電素子48A,48Cのランド
が位置しており、節FB側に圧電素子48B,48Dの
ランドが位置している。同図(B)の例では、振動体1
2の節FA側に圧電素子48A,48Bのランドが位置
しており、節FB側に圧電素子48C,48Dのランド
が位置している。同図(A)では、図2に示した発振回
路22や差動増幅回路24に対するリード線の引出し,
接続を行うランド位置が揃っているため、配線上同図
(B)のものよりも都合がよい。
【0029】<実施例3>次に、図6を参照しながら実
施例3について説明する。圧電振動ジャイロとしては各
種のものが知られており、いずれのタイプのものにも本
発明は適用可能であるが、それらのうち、特にリング状
の振動体に本発明を適用したものが本実施例である。
施例3について説明する。圧電振動ジャイロとしては各
種のものが知られており、いずれのタイプのものにも本
発明は適用可能であるが、それらのうち、特にリング状
の振動体に本発明を適用したものが本実施例である。
【0030】同図(A)に示す実施例は、リング状の振
動体50の上面52に、圧電素子54,56,58を形
成したものである。圧電素子54の圧電体54A上に
は、櫛状に電極54B,54Cがそれぞれ形成されてい
る。圧電素子56,58についても同様である。圧電素
子54,56が駆動用,及び検出用であり、図8の圧電
素子904,906に対応する。圧電素子58は帰還用
であり、図8の圧電素子908に対応する。同図(B)
に示す実施例は、振動体60の側面62に、前記圧電素
子54,56,58(58のみ図示)を設けたものであ
る。なお、これらの実施例の電極の形状として、前記い
ずれかの実施例のものを適用してよい。
動体50の上面52に、圧電素子54,56,58を形
成したものである。圧電素子54の圧電体54A上に
は、櫛状に電極54B,54Cがそれぞれ形成されてい
る。圧電素子56,58についても同様である。圧電素
子54,56が駆動用,及び検出用であり、図8の圧電
素子904,906に対応する。圧電素子58は帰還用
であり、図8の圧電素子908に対応する。同図(B)
に示す実施例は、振動体60の側面62に、前記圧電素
子54,56,58(58のみ図示)を設けたものであ
る。なお、これらの実施例の電極の形状として、前記い
ずれかの実施例のものを適用してよい。
【0031】<実施例4>次に、図7を参照しながら実
施例4について説明する。この実施例は、電極と圧電体
の配置に関するものである。上述した実施例では、圧電
体の表面に電極を形成したが、同図(A)の実施例で
は、圧電体70上に電極72,74が形成されており、
その上に更に圧電体76が形成されている。つまり、圧
電体70,76に電極72,74が挟まれた構成となっ
ている。なお、リード線の引出しのため、電極のランド
部分は露出している。
施例4について説明する。この実施例は、電極と圧電体
の配置に関するものである。上述した実施例では、圧電
体の表面に電極を形成したが、同図(A)の実施例で
は、圧電体70上に電極72,74が形成されており、
その上に更に圧電体76が形成されている。つまり、圧
電体70,76に電極72,74が挟まれた構成となっ
ている。なお、リード線の引出しのため、電極のランド
部分は露出している。
【0032】同図(B)の実施例では、圧電体78の表
面に電極80,82が形成されているものの、それらの
ランド部分が振動体12上に形成されている。同図
(C)の実施例では、振動体12上に電極84,86が
形成されており、その上に振動体88が形成された構成
となっている。なお、各電極の形状やランド配置は、前
記実施例のいずれとしてもよい。
面に電極80,82が形成されているものの、それらの
ランド部分が振動体12上に形成されている。同図
(C)の実施例では、振動体12上に電極84,86が
形成されており、その上に振動体88が形成された構成
となっている。なお、各電極の形状やランド配置は、前
記実施例のいずれとしてもよい。
【0033】<他の実施例>この発明は、以上の開示に
基づいて多様に改変することが可能であり、例えば次の
ようなものがある。 (1)前記実施例は、主として四角柱状の振動体に圧電
素子を設けた場合であるが、振動体の形状としては、三
角柱,円柱,8角柱,円筒など、各種の形状としてよ
い。また、振動体に形成する圧電素子数も必要に応じて
適宜設定してよい。電極形状も同様であり、三角,円,
楕円,階段形状,波形状など、各種の形状としてよい。 (2)駆動検出回路も、例えば図8に示した構成とする
など、各種設計変更可能である。
基づいて多様に改変することが可能であり、例えば次の
ようなものがある。 (1)前記実施例は、主として四角柱状の振動体に圧電
素子を設けた場合であるが、振動体の形状としては、三
角柱,円柱,8角柱,円筒など、各種の形状としてよ
い。また、振動体に形成する圧電素子数も必要に応じて
適宜設定してよい。電極形状も同様であり、三角,円,
楕円,階段形状,波形状など、各種の形状としてよい。 (2)駆動検出回路も、例えば図8に示した構成とする
など、各種設計変更可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
次のような効果がある。 (1)圧電体用の電極を、間隔を置いて分割形成するこ
ととしたので、簡便に電極を引き出すことができる。こ
れにより、振動体を金属で形成して共通電位とする必要
がなくなるため、磁場の影響が低減される。また、振動
体が樹脂材料の場合にその表面をめっき処理などして共
通電位を取る必要もなくなるため、製造工程を低減でき
る。 (2)電極を外部に引出すためのランド部を振動体の節
の位置としたので、接続部分が振動せず、結合が良好に
保持できる。
次のような効果がある。 (1)圧電体用の電極を、間隔を置いて分割形成するこ
ととしたので、簡便に電極を引き出すことができる。こ
れにより、振動体を金属で形成して共通電位とする必要
がなくなるため、磁場の影響が低減される。また、振動
体が樹脂材料の場合にその表面をめっき処理などして共
通電位を取る必要もなくなるため、製造工程を低減でき
る。 (2)電極を外部に引出すためのランド部を振動体の節
の位置としたので、接続部分が振動せず、結合が良好に
保持できる。
【図1】この発明の実施例1の構成を示す図である。
【図2】実施例1の横端面と駆動検出回路を示す図であ
る。
る。
【図3】実施例1の電極形状と圧電体の伸縮の関係を示
す図である。
す図である。
【図4】実施例2における圧電素子の電極形状を示す図
である。
である。
【図5】圧電素子の電極におけるランド配置の例を示す
図である。
図である。
【図6】リングタイプの圧電振動ジャイロの実施例を示
す図である。
す図である。
【図7】圧電体と電極の配置例を示す図である。
【図8】従来の圧電振ジャイロとその駆動検出回路の一
例を示す図である。
例を示す図である。
10,50,60…圧電振動ジャイロ 12,52,62…振動体 14,16,18,20,48A,48B,48C,4
8D,54,56,58…圧電素子 14A,16A,18A,20A,30,54A,56
A,58A,70,76,78,88…圧電体 14B,16B,18B,20B,14C,16C,1
8C,20C,32,34,36,38,40,42,
44,54B,54C,56B,56C,58B,58
C,72,74,80,82,84,86…電極 22…発振回路 24…差動増幅回路 26…同期検波回路 28…リップルフィルタ 36A,38A…ランド部 46…リード線 FA,FB…振動の節
8D,54,56,58…圧電素子 14A,16A,18A,20A,30,54A,56
A,58A,70,76,78,88…圧電体 14B,16B,18B,20B,14C,16C,1
8C,20C,32,34,36,38,40,42,
44,54B,54C,56B,56C,58B,58
C,72,74,80,82,84,86…電極 22…発振回路 24…差動増幅回路 26…同期検波回路 28…リップルフィルタ 36A,38A…ランド部 46…リード線 FA,FB…振動の節
Claims (3)
- 【請求項1】 角速度を検出するための振動体;この振
動体を振動させるために、振動体に設けられた圧電体;
この圧電体の同一面上に間隔をおいて分割形成された複
数の電極;を備えた圧電振動ジャイロ。 - 【請求項2】 前記電極の外部引出し用ランド部を、振
動体の振動の節の位置に設けた請求項1記載の圧電振動
ジャイロ。 - 【請求項3】 前記電極は、第1及び第2の電極に分割
されており、第1の電極のランド部は振動体の第1の振
動の節の位置とし、第2の電極のランド部は振動体の第
2の振動の節の位置とした請求項2記載の圧電振動ジャ
イロ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6314180A JPH08145691A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 圧電振動ジャイロ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6314180A JPH08145691A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 圧電振動ジャイロ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08145691A true JPH08145691A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=18050225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6314180A Withdrawn JPH08145691A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 圧電振動ジャイロ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08145691A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011196822A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Seiko Epson Corp | 振動型ジャイロ素子、振動型ジャイロセンサー、振動型ジャイロセンサーによる角速度の検出方法および電子機器 |
-
1994
- 1994-11-24 JP JP6314180A patent/JPH08145691A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011196822A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Seiko Epson Corp | 振動型ジャイロ素子、振動型ジャイロセンサー、振動型ジャイロセンサーによる角速度の検出方法および電子機器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020205 |