JPH08145728A - 信号波形記録装置 - Google Patents

信号波形記録装置

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JPH08145728A
JPH08145728A JP28634794A JP28634794A JPH08145728A JP H08145728 A JPH08145728 A JP H08145728A JP 28634794 A JP28634794 A JP 28634794A JP 28634794 A JP28634794 A JP 28634794A JP H08145728 A JPH08145728 A JP H08145728A
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JP28634794A
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Matsuo Sakai
松雄 酒井
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常監視対象である制御機器の増加にも拘わ
らず低コストで各制御機器より異常監視用の信号波形を
採取できる共に、異常発生時刻を特定した異常信号波形
の検出を容易にし、しかも波形データの記録及び呼び出
しを容易にする 【構成】 制御装置の信号計測点より出力されて来る各
時刻毎の信号の波形情報を一定時間帯に亘って記憶する
と共に、記憶された波形情報の内、古い波形情報から順
に新たな読み込まれた波形情報に更新しながら記憶する
ループメモリ50と、ループメモリ60に記憶された信
号の波形情報のレベルと異常信号波形を決定するために
予め設定された信号レベルとを比較し、異常信号波形判
定時に異常判定信号を出力する信号比較器76と、信号
比較器76より異常判定信号出力時にループメモリ50
に記憶された波形情報を記録する外部記録媒体に転送す
る制御部60Aを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、計測対象の異常を示
す異常信号波形及び異常発生前後の信号波形の情報を自
動記録する信号波形記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、制御装置の動作解析及び異常解析
を行うための信号波形情報を得るには、制御装置の例え
ば異常解析信号の採取点に信号計測用のセンサを取り付
け、そのセンサより出力されてくる信号を信号波形記録
装置としてのレコーダへ送りチャート紙に信号波形を記
録する方法が採られていた。図5は信号波形を記録する
従来の信号波形記録装置としてのレコーダの概略構成を
示すブロック図である。図において、10は図示しない
信号計測用のセンサよりリードを通して入力されてくる
例えば電圧、電流等の電気的なアナログ計測信号を入力
するアナログ入力部、20はアナログ計測信号をディジ
タル変換するA/D変換部、30はディジタル変換され
た計測信号をアナログ変換して図示しない記録ペンを、
一定方向に流れているチャート紙上で左右に振るわせる
レコーダ駆動部である。
【0003】次に、従来装置の動作について説明する。
アナログ入力部10は図示しない制御装置より装置の各
種機器の動作を示す電気信号、例えば電圧、電流、或い
は周波数信号等をアナログ信号で入力すると、この信号
のレベルをA/D変換部の入力レベルに合わせてレベル
変換する。レベル変換された電気信号はA/D変換部2
0においてデジタル信号に変換されて図示しないCPU
による信号解析処理に回される。
【0004】また、電気信号はレコーダ駆動部30にお
いてアナログ信号に変換されてパワーアップされて記録
ペン駆動信号として記録ペンを左右に駆動する例えばガ
ルバノメータに入力される。その結果、記録ペンは一定
方向に流れているチャート紙40上を電気信号の振幅変
化に合わせて左右に振れる。記録ペンの先端でチャート
紙40と接触する部分からはインクが流出されているた
め、チャート紙40には時間変化に応じて振幅変化する
電気信号の波形が連続して描画されて信号波形が記録さ
れる。
【0005】電気信号の波形記録は装置の稼働開始より
停止まで連続して行われ、稼働停止後に作業員がチャー
ト紙40に記録された電気信号の波形変化を観測して異
常監視対象である機器に異常が発生したか否かを判定す
る。そして、異常が判定されたならば異常発生前後の電
気信号の波形をみて異常原因究明のための波形解析等を
行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のレコーダによる
信号波形採取は以上のように、不特定時刻に発生する可
能性がある異常信号の波形を採取するため、異常監視対
象の稼働開始より稼働停止までの長時間、時には1昼夜
に亘ってチャート紙を流し続けるため大量のチャート紙
を消費すると共に電力も消費するという問題点があっ
た。その外にチャート紙を補給しなければならず異常監
視を完全無人化できないという問題点があった。
【0007】また、異常監視対象が複数あった場合、各
異常監視対象毎にレコーダを用意すると必要がありコス
トがかかるという問題と共に、各レコーダより流された
チャート紙より信号波形チエックして異常信号波形を見
付け出すのに多くの要員と時間を要するという問題点が
あり、更に異常信号を見付け出しても異常発生時刻を特
定するのに困難を要するという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、異常監視対象である制御機器の
増加にも拘わらず低コストで各制御機器より異常監視用
の信号波形を無人化して採取できる共に、異常発生時刻
を特定した異常信号波形の検出を容易にし、しかも波形
データの記録及び呼び出しを容易にすることができる信
号波形記録装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る信
号波形記録装置は、計測点より出力されて来る各時刻毎
の信号の波形情報を一定時間帯に亘って記憶すると共
に、記憶された波形情報の内、古い波形情報から順に新
たな読み込まれた波形情報に更新しながら記憶する第1
の記憶手段と、この第1の波形記憶手段に記憶された信
号波形のレベルと異常信号波形を決定するために予め設
定された信号レベルとを比較し、異常信号波形判定時に
異常判定信号を出力する信号比較手段と、この信号比較
手段より異常判定信号出力時に前記第1の波形記憶手段
に記憶された波形情報を記録する第2の記憶手段とを備
えたものである。
【0010】請求項2の発明に係る信号波形記録装置
は、請求項1に記載の信号波形記録装置において、計測
時刻を計時する計時手段と、信号比較手段より異常判定
信号入力時に異常信号波形出力時の時間帯の各時刻を上
記計時手段より読み出しこれら各時刻と上記時間帯分の
波形情報を第1の記憶手段より第2の記憶手段に記録さ
せる制御手段とを備えたものである。
【0011】請求項3の発明に係る信号波形記録装置
は、計測点より出力されて来る各時刻毎の信号の波形情
報を一定時間帯に亘って記憶すると共に、記憶された波
形情報の内、古い波形情報から順に新たに読み込まれる
波形情報に更新しながら記憶する第1の記憶手段と、計
測時刻を計時する時刻計時手段と、前記第1の波形記憶
手段より波形情報を取り出しを指示するトリガ信号を出
力するトリガ信号出力手段と、このトリガ信号出力手段
よりトリガ信号入力時に前記時刻計時手段より計測時刻
と読み出すと共に、読み出した計測時刻と前記第1の記
憶手段に記憶された波形情報を第2の記憶手段に記録さ
せる制御手段とを備えたものである。
【0012】請求項4の発明に係る信号波形記録装置
は、計測点より出力される各時刻毎の複数ビット構成の
ディジタル信号からなる波形情報を一定時間帯に亘って
記憶すると共に、記憶された波形情報の内、古い波形情
報から順に新たに読み込まれる波形情報に更新しながら
記憶する第1の記憶手段と、この第1の記憶手段に記憶
された波形情報のビット構成内容が予め設定されたビッ
ト構成の時に、前記第1の記憶手段に記憶された波形情
報を第2の波形記憶手段に記録させる制御手段とを備え
たものである。
【0013】請求項5の発明における信号波形記録装置
は、請求項1ないし3のいずれかに記載の信号波形記録
装置において、複数の計測点より個々に出力される信号
を順次走査して第1の記憶手段に出力する信号切替手段
を備えたものである。
【0014】請求項6の発明における信号波形記録装置
は、請求項1ないし3のいずれかに記載の信号波形記録
装置において、計測点より出力される信号のレベルが一
定値以上の時、信号レベルを一定の減衰率で減衰させる
信号減衰手段を備えたものである。
【0015】請求項7の発明における信号波形記録装置
は、請求項1ないし3のいずれかに記載の信号波形記録
装置において、計測点より出力される信号のレベルが一
定値以下の時、信号レベルを一定の増幅率で増幅させる
信号増幅手段を備えたものである。
【0016】請求項8の発明における信号波形記録装置
は、請求項1ないし7のいずれかに記載の信号波形記録
装置において、瞬時停電を検出する瞬時停電検出手段
と、瞬時停電検出時に一定時間稼働するバックアップ電
源と、このバックアップ電源により動作して瞬時停電前
後の所定時刻間に第1の記憶手段に記憶された波形情報
を第2の記憶手段に記録する制御手段とを備えたもので
ある。
【0017】請求項9の発明における信号波形記録装置
は、請求項1ないし8のいずれかに記載の信号波形記録
装置において、第1の記憶手段に記憶された信号波形を
データ回線を入力して印字出力する印字出力手段を備え
たものである。
【0018】請求項10の発明における信号波形記録装
置は、請求項1ないし8のいずれかに記載の信号波形記
録装置において、制御手段はデータ回線を介して上位コ
ンピュータより入力された情報読み出し指示に従って第
1の記憶手段より波形情報を読み出すことを特徴とす
る。
【0019】
【作用】請求項1の発明に係る信号波形記録装置は、時
間の経過と共に記憶内容を更新する第1の記憶手段に記
憶された波形情報の内、波形レベルが予め設定された信
号レベル以上であることが信号比較手段で判定されたな
らば第1の記憶手段に記憶された波形情報を第2の記憶
手段に記録して異常信号波形を記録する。
【0020】請求項2の発明に係る信号波形記録装置
は、時間の経過と共に記憶内容を更新する第1の記憶手
段に記憶された波形情報の内、波形レベルが予め設定さ
れた信号レベル以上であることが信号比較手段で判定さ
れたならば第1の記憶手段に記憶された波形情報と共
に、異常信号波形が判定された時刻を第2の記憶手段に
記録して異常信号波形情報を記録する。
【0021】請求項3の発明に係る信号波形記録装置
は、トリガ信号出力手段より制御手段に対して第1の記
憶手段に記憶された波形情報の読み出し指示するトリガ
信号が入力されたならば、制御手段は時刻計時手段より
現在時刻を、そして第1の記憶手段に記憶されている波
形情報を読み出してそれぞれを第2の記憶手段に記録す
る。
【0022】請求項4の発明に係る信号波形記録装置
は、第1の記憶手段に記憶された複数ビット構成のディ
ジタル信号からなる波形情報のビット構成を制御手段で
調べ、そのビット構成より異常信号波形検出時に、波形
情報を第2の記憶手段に転送して記録する。
【0023】請求項5の発明に係る信号波形記録装置
は、複数の計測点より出力される信号を信号切替器で順
次走査して第1の記憶手段に送り込むことで、第1の記
憶手段に信号を送る手段が1つで良い。
【0024】請求項6の発明に係る信号波形記録装置
は、計測点より出力される信号のレベルが一定値以上の
時、信号減衰器はこの信号を一定の減衰率で減衰させて
第1の記憶手段に出力し、一定値以下の時には信号を直
接第1の記憶手段に出力する。
【0025】請求項7の発明に係る信号波形記録装置
は、計測点より出力される信号のレベルが一定値以下の
時、信号増幅器はこの信号を一定の増幅率で増幅し第1
の記憶手段に出力し、一定値以上の時には信号を直接第
1の記憶手段に出力する。
【0026】請求項8の発明に係る信号波形記録装置
は、瞬時停電検出手段が装置の瞬時停電を検出時には、
装置をバックアップ電源で一定時間稼働させて瞬時停電
前後の所定時刻間に第1の記憶手段に記憶された波形情
報を第2の記憶手段に記録する。
【0027】請求項9の発明に係る信号波形記録装置
は、第1の記憶装置に記憶された波形情報より異常信号
波形が検出されたならば、この異常信号波形を含む波形
情報を印字出力手段に出力して信号波形を印字出力す
る。
【0028】請求項10の発明に係る信号波形記録装置
は、上位コンピュータよりの情報読み出し指示に従って
第1の記憶手段より波形情報を読み出すことで波形情報
読み出しをプログラム制御することができる。
【0029】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1の90Aは本実施例における信号波形記録装
置である。この信号波形記録装置90Aは図示しない制
御装置における各種異常監視対象に設けたセンサよりそ
れぞれ出力されるアナログの電気信号を入力する多数チ
ャンネルのアナログ入力部10、アナログ入力部10の
出力チャンネルを一定周期でスキャンして1チャンネル
毎順番に電気信号を後続するA/D変換器20へ出力す
る例えばマルチプレックサ等のチャンネル切替器11、
数ビット構成のディジタルの電気信号を入力するディジ
タル入力部12、A/D変換器20より順次出力される
各チャンネル毎のディジタル化された電気信号及びディ
ジタル入力部12より順次出力される各チャンネル毎の
電気信号を電気信号の波形情報として信号採取時刻毎に
記録する第1の記憶手段としてのループメモリ50より
構成される。
【0030】更に、信号波形記録装置90Aは、ループ
メモリ50に記憶された各時刻毎の電気信号を古い時刻
の電気信号より新しい時刻の電気信号に更新すると共
に、記憶された電気信号のレベルが予め設定されたレベ
ル以上の時に高レベル電気信号とその周辺時刻の電気信
号を第2の記憶手段としての外部記憶媒体(図示しな
い)に記録させる制御部(制御手段)60A、制御装置
で設定された異常信号レベル判定値とループメモリ50
に記憶された電気信号のレベルを比較し、比較結果を制
御部60Aに伝える信号比較手段としての信号比較器7
0、異常信号レベルの電気信号とその周辺時刻の電気信
号を制御部60Aの指示で外部記憶媒体に転送する外部
記憶媒体インタフェース80より構成される。
【0031】次に、本実施例の動作について説明する。
制御装置の各種機器より異常監視のための電気信号がア
ナログ入力部10の各入力チャンネルに入力されると、
それら電気信号はチャンネル切替器11に入力される。
チャンネル切替器11は一定周期で各チャンネルを順次
スキャンして電気信号をA/D変換器20へ出力してデ
ィジタル変換させる。ディジタル変換された電気信号は
電気信号の波形情報として各チャンネル毎にループメモ
リ50に記憶される。
【0032】一方、図示しないコンピュータ演算処理に
より得られた各電気信号のレベル値は、ディジタル入力
部12の各入力チャンネルに入力される。そして、レベ
ル値は複数ビット構成のディジタル信号で各チャンネル
毎にループメモリ50に記憶される。ループメモリ50
は各チャンネル毎の信号をサイクリックに繰り返し記憶
するため、各チャンネルの信号が記憶された後、次の記
憶サイクルからは古い信号から順次新たに入力されてく
る信号に更新される。
【0033】A/D変換器20よりループメモリ50に
記憶された電気信号は常に信号比較器70において、制
御部60Aで設定された異常電気信号波形判定用の信号
レベルと比較される。そして、記憶された電気信号のレ
ベルが設定された信号レベルを超えることが検出された
ならば異常判定信号をトリガ信号として制御部60Aへ
出力する。
【0034】制御部60Aは異常判定信号を入力したな
らば、異常レベルの電気信号とその電気信号が入力され
た前後の時刻の電気信号の波形情報をループメモリ50
より外部記憶媒体インタフェース80を通して外部記憶
媒体に記録させる。
【0035】また、制御部60Aはディジタル入力部1
2よりループメモリ50に記憶されたディジタル信号処
理結果から求められた電気信号を入力し、その電気信号
ビット構成より電気信号の異常レベルを判定し、異常レ
ベルの電気信号とその電気信号が入力された前後の時刻
の電気信号をループメモリ50より外部記憶媒体インタ
フェース80を通して外部記憶媒体に記録させる。尚、
本実施例では異常レベルを示す電気信号波形情報のみを
外部記憶媒体に記録させる構成であるが、異常レベルを
有する電気信号の発生時刻も併せて記録しても良い。
【0036】実施例2.上記、実施例1では記憶された
電気信号のレベルが予め設定された異常判定信号レベル
を超える時に、記憶された電気信号を外部記憶媒体に記
録させるようにしたが、任意に設定された時刻の電気信
号をループメモリより読み出して外部記憶媒体に転送す
るようにしても良い。
【0037】図2の90Bは本実施例の電気信号波形記
録装置である。尚、図中、図1と同一符号は同一又は相
当部分を示す。図において、13はチャンネル切替器1
2より出力され電気信号のレベルが一定値以上の時に信
号レベルを一定減衰率で減衰させる信号減衰手段として
の減衰器、61は装置の稼働と共に実時刻を計時する時
刻計時手段としての時刻計時器、63はループメモリ5
0より電気信号を読み出させる指示信号をトリガ信号と
して出力するトリガ信号出力手段としての外部トリガ入
力部であり、この外部トリガ入力部63は図示しないタ
イマによって設定された時刻に、或いは他の制御機器の
動作に合わせてトリガ信号を出力する。
【0038】減衰器13は図示しないが、例えば入力さ
れる電気信号のレベルが一定値以上の時にHレベルの信
号を出力する第1のコンパレータと、電気信号のレベル
が一定値以下の時にHレベルのコンパレータ信号を出力
する第2のコンパレータと、第1のコンパレータの出力
信号がHレベルの時に動作して入力される電気信号を一
定の減衰率で減衰してA/D変換器20に出力するアッ
テネータ、第2のコンパレータの出力信号がHレベルの
時にオン動作し入力される電気信号をダイレクトにA/
D変換器20に出力するアナログスイッチより構成でき
る。
【0039】60Bは本実施例に係る制御部であり、こ
の制御部60Bは外部トリガ入力部63よりトリガ信号
を入力すると、トリガ信号入力時刻に採取された電気信
号をループメモリ50より読み出すと共に、時刻計時器
61より現時刻を読み出し外部記憶媒体、或いは通信イ
ンタフェース62を通してホストコンピュータに伝送す
る。
【0040】91は充放電電圧を一定レベルに保ちなが
ら商用電源を図示しない大容量コンデンサに蓄積するバ
ックアップ電源としての電源一時蓄電部、92は電源一
時蓄電部91に蓄えられた電力を装置動作に必要なロジ
ック回路電源およびアナログ回路電源に変換する電源変
換部、93は電源一時蓄積部91の充電電圧の所定値以
上の低下を検出して商用電源の瞬時停電を検出し停電信
号94を制御部60Bに出力する瞬停検出部である。
【0041】以下、本実施例の動作を説明する。チャン
ネル切替器11より順次切り替え出力される電気信号は
減衰器13を通してA/D変換器20に入力される。減
衰器13は例えば入力される電気信号のレベルが一定値
以上の時に、信号レベルをA/D変換器20の入力レベ
ルまでに減衰させてA/D変換器20に出力する。ま
た、電気信号のレベルがA/D変換器20の入力レベル
に十分達している場合は減衰させずにA/D変換器20
に出力する。このように、アナログ電気信号を減衰器1
3を通してA/D変換器20へ出力することで入力レベ
ルの大きな電気信号であってもピークがクリップされる
ことなく忠実に信号波形を記録することができる。
【0042】このようにして、アナログ入力部11より
入力された電気信号及びディジタル入力部12より入力
された電気信号がループメモリ50に記憶されていく間
に、制御装置の機器の異常動作監視のための電気信号を
採取する時刻になると外部トリガ入力部63より制御部
60Bにトリガ信号が出力される。
【0043】制御部60Bはトリガ信号を入力すると時
刻計時器61より現時刻を読み出すと共に、ループメモ
リ50より現時刻を含む一定の時間帯に記憶した電気信
号を読み出し外部記憶媒体インタフェース80を通して
外部記憶媒体に記録する。或いは、通信インタフェース
62を通して上位コンピュータに読み出した電気信号を
転送した信号解析させても良い。電気信号を外部記憶媒
体に記録させた後に、ループメモリ50への電気信号記
憶を停止させて所定時刻の電気信号をループメモリ50
に残すこともできる。更に、制御部60Bは通信インタ
フェース62を通して上位コンピュータより起動指令を
受けてループメモリ50の内容を読み出すようにしても
良い。
【0044】装置の稼働中になんらかの原因で瞬時停電
を起こすと瞬停検出部93はその状態を電源一時蓄電部
91の蓄電状況から検出して制御部60Bに停電信号9
4を出力する。尚、電源一時蓄電部91は例えば100
ms程度の瞬停に対しては装置の電源を確保する瞬停補
償がなされているため装置の動作に支障を来すことはな
い。
【0045】従って、制御部60Bは停電信号94を入
力すると、時刻計時器61より瞬停時刻を読み出すと共
に、瞬停時及び瞬停前後の時刻における電気信号をルー
プメモリ50より読み出して外部記憶媒体に記録する。
または、ループメモリ50に記憶されている電気信号を
外部記憶媒体に退避させて保存させることもできる。
【0046】実施例3.上記、実施例2ではチャンネル
切替器11を出力された電気信号を減衰器13を通して
A/D変換器20へ入力させたが、減衰器13に代わっ
て増幅器を通して電気信号をA/D変換器20へ入力さ
せても良い。図3は本実施例による信号波形記録装置9
0Cの構成を示すブロック図である。尚、図中、図2と
同一符号は同一又は相当部分を示す。図において、14
はチャンネル切替器11を出力された電気信号を増幅し
てA/D変換器20へ出力する信号増幅手段としての増
幅器である。
【0047】増幅器14の構成としては、図示しないが
例えば入力される電気信号のレベルが一定値以下の時に
Hレベルの信号を出力する第1のコンパレータと、電気
信号のレベルが一定値以上の時にHレベルのコンパレー
タ信号を出力する第2のコンパレータと、第1のコンパ
レータの出力信号がHレベルの時に動作し入力される電
気信号を一定の増幅率で増幅してA/D変換器に出力す
るアンプ、第2のコンパレータの出力信号がHレベルの
時にオン動作し入力される電気信号をダイレクトにA/
D変換器に出力するアナログスイッチより構成できる。
【0048】今、入力される電気信号のレベルが一定値
以下の時に、信号レベルをA/D変換器20の入力レベ
ルまでにアンプで増幅してA/D変換器20に出力す
る。また、電気信号のレベルがA/D変換器20の入力
レベルに十分達している場合はアナログスイッチを通し
てA/D変換器20に直接出力する。このように、アナ
ログ電気信号を増幅器14を通してA/D変換器20へ
出力することで入力レベルの小さな電気信号であっても
分解能を高めて信号波形を記録することができる。尚、
他の動作に関しては実施例1,2と同様である。
【0049】実施例4.上記、実施例2,3ではループ
メモリ50に記憶された電気信号を通信インタフェース
62を通して上位コンピュータに転送する構成とした
が、記憶された電気信号を通信インタフェース62を通
して印字記録装置に転送しても良い。図4は本実施例に
係る信号波形記録装置90Dの構成を示すブロック図で
ある。尚、図中、図3と同一符号は同一又は相当部分を
示す。図において、64は印字出力手段としての印字記
録装置であり、この印字記録装置64は通信インタフェ
ース62より転送されてきた電気信号の波形等を印字出
力する。
【0050】本実施例の動作としては、外部トリガ入力
部63よりトリガ信号が制御部60Dに入力されると、
制御部60Dはトリガ信号入力時点の電気信号をループ
メモリ50より読み出して通信インタフェース62へ出
力する。通信インタフェース62は入力されて来た電気
信号を波形印字用のデータに変換して印字記録装置64
へ転送する。従って、監視要員は実時間で異常電気信号
波形を観測することができる。
【0051】更に、制御部60A,60B,60CBは
通信インタフェース62を通して上位コンピュータより
起動指令を受けてループメモリ50の内容を読み出すよ
うにしても良い。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、計測点より出
力されて来る各時刻毎の信号の波形情報を一定時間帯に
亘って記憶すると共に、記憶された波形情報の内、古い
波形情報から順に新たに読み込まれた波形情報に更新し
ながら記憶する第1の記憶手段と、この第1の波形記憶
手段に記憶された信号波形のレベルと異常信号波形を決
定するために予め設定された信号レベルとを比較し、異
常信号波形判定時に異常判定信号を出力する信号比較手
段と、この信号比較手段より異常判定信号出力時に前記
第1の波形記憶手段に記憶された波形情報を記録する第
2の記憶手段とを備えたので、異常信号発生時の時のみ
異常信号波形と異常信号発生前後の信号波形を記録でき
るため異常発生時の波形情報の収集が容易になるという
効果がある。
【0053】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、計測時刻を計時する計時手段と、信号比較手
段より異常判定信号入力時に異常信号波形出力時の時間
帯の各時刻を上記計時手段より読み出しこれら各時刻と
上記時間帯分の波形情報を第1の記憶手段より第2の記
憶手段に記録させる制御手段とを備えたので、請求項1
の効果に加えて異常発生時刻を容易に把握できるという
効果がある。
【0054】請求項3の発明によれば、計測点より出力
されて来る各時刻毎の信号の波形情報を一定時間帯に亘
って記憶すると共に、記憶された波形情報の内、古い波
形情報から順に新たに読み込まれる波形情報に更新しな
がら記憶する第1の記憶手段と、計測時刻を計時する時
刻計時手段と、前記第1の波形記憶手段より波形情報を
取り出しを指示するトリガ信号を出力するトリガ信号出
力手段と、このトリガ信号出力手段よりトリガ信号入力
時に前記時刻計時手段より計測時刻と読み出すと共に、
読み出した計測時刻と前記第1の記憶手段に記憶された
波形情報を第2の記憶手段に記録させる制御手段とを備
えたので、任意の時刻に波形情報を読み出すことができ
るため信号解析用の情報を容易に採取できるという効果
がある。
【0055】請求項4の発明によれば、計測点より出力
されコンピュータ処理された各時刻毎の複数ビット構成
のディジタル信号の波形情報を一定時間帯に亘って記憶
すると共に、記憶された波形情報の内、古い波形情報か
ら順に新たに読み込まれる波形情報に更新しながら記憶
する第1の記憶手段と、この第1の記憶手段に記憶され
た波形情報のビット構成内容が予め設定されたビット構
成の時に、前記第1の記憶手段に記憶された波形情報を
第2の波形記憶手段に記録させる制御手段とを備えたの
で、波形情報より異常信号波形を容易に検出できるとい
う効果がある。
【0056】請求項5の発明によれば、請求項1ないし
3のいずれかに記載の発明において、複数の計測点より
個々に出力される信号を順次走査して第1の記憶手段に
出力する信号切替手段を備えたので、請求項1ないし3
の効果に加え、複数の計測点よりそれぞれ出力されて来
る信号を容易に整理して記憶させることができるという
効果がある。
【0057】請求項6の発明によれば、請求項1ないし
3のいずれかに記載の発明において、計測点より出力さ
れる信号のレベルが一定値以上の時、信号レベルを一定
の減衰率で減衰させる信号減衰手段を備えたので、請求
項1ないし3の効果に加え、高レベルの信号であっても
その波形を歪ませることなく正確に波形情報を記憶させ
ることができるという効果がある。
【0058】請求項7の発明によれば、請求項1ないし
3のいずれかに記載の発明において、計測点より出力さ
れる信号のレベルが一定値以下の時、信号レベルを一定
の増幅率で増幅させる信号増幅手段を備えたので、請求
項1ないし3の効果に加え、低レベルの信号であっても
信号波形の分解能を高めて波形情報を記憶させることが
できるという効果がある。
【0059】請求項8の発明によれば、請求項1ないし
7のいずれかに記載の発明において、瞬時停電を検出す
る瞬時停電検出手段と、瞬時停電検出時に一定時間稼働
するアックアップ電源と、このバックアップ電源により
動作して瞬時停電前後の所定時刻間に第1の記憶手段に
記憶された波形情報を第2の記憶手段に記録する制御手
段とを備えたので、請求項1ないし7の効果に加え、瞬
時停電発生の原因を解明する信号の波形情報を得ること
ができると共に、記憶された波形情報を保護することが
できるという効果がある。
【0060】請求項9の発明によれば、請求項1ないし
8のいずれかに記載の発明において、第1の記憶手段に
記憶された信号波形をデータ回線を入力して印字出力す
る印字出力手段を備えたので、請求項1ないし8の効果
に加え、異常信号の波形を実時間で観測できるため異常
事態の即座に対処できるという効果がある。
【0061】請求項10の発明によれば、請求項1ない
し8のいずれかに記載の発明において、制御手段はデー
タ回線を介して上位コンピュータより入力された情報読
み出し指示に従って第1の記憶手段より波形情報を読み
出すようにしたので、請求項1ないし8の効果に加え、
波形情報の読み出し解析をプログラム制御できるため、
異常監視の無人化を促進させることができるとい効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による信号波形記録装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施例2による信号波形記録装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施例3による信号波形記録装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施例4による信号波形記録装置
の構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の信号波形記録装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10 アナログ入力部、11 チャンネル切替器、12
ディジタル入力部、13 減衰器、14 増幅器、5
0 ループメモリ、60A〜60D 制御部、61 時
刻計時器、62 通信インタフェース、63 外部トリ
ガ入力部、64印字記録装置、70 比較器、80 外
部記録媒体インタフェース、90A,90B,90C,
90D 信号波形記録部、91 電源一時蓄電部 92
電源変換部、93 瞬停検出部、94 停電信号。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測点より出力されて来る各時刻毎の信
    号の波形情報を一定時間帯に亘って記憶すると共に、記
    憶された波形情報の内、古い波形情報から順に新たに読
    み込まれた波形情報に更新しながら記憶する第1の記憶
    手段と、 この第1の波形記憶手段に記憶された信号波形のレベル
    と異常信号波形を決定するために予め設定された信号レ
    ベルとを比較し、異常信号波形判定時に異常判定信号を
    出力する信号比較手段と、 この信号比較手段より異常判定信号出力時に前記第1の
    波形記憶手段に記憶された波形情報を記録する第2の記
    憶手段とを備えたことを特徴とする信号波形記録装置。
  2. 【請求項2】 計測時刻を計時する時刻計時手段と、 信号比較手段より異常判定信号入力時に異常信号波形出
    力時の時間帯の各時刻を上記計時手段より読み出しこれ
    ら各時刻と上記時間帯分の波形情報を第1の記憶手段よ
    り第2の記憶手段に記録させる制御手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の信号波形記録装置。
  3. 【請求項3】 計測点より出力されて来る各時刻毎の信
    号の波形情報を一定時間帯に亘って記憶すると共に、記
    憶された波形情報の内、古い波形情報から順に新たに読
    み込まれる波形情報に更新しながら記憶する第1の記憶
    手段と、 計測時刻を計時する時刻計時手段と、 前記第1の波形記憶手段より波形情報の取り出しを指示
    するトリガ信号を出力するトリガ信号出力手段と、 このトリガ信号出力手段よりトリガ信号入力時に前記時
    刻計時手段より計測時刻と読み出すと共に、読み出した
    計測時刻と前記第1の記憶手段に記憶された波形情報を
    第2の記憶手段に記録させる制御手段とを備えたことを
    特徴とする信号波形記録装置。
  4. 【請求項4】 計測点より出力される各時刻毎の複数ビ
    ット構成のディジタル信号からなる波形情報を一定時間
    帯に亘って記憶すると共に、記憶された波形情報の内、
    古い波形情報から順に新たに読み込まれる波形情報に更
    新しながら記憶する第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶された波形情報のビット構成
    内容が予め設定されたビット構成の時に、前記第1の記
    憶手段に記憶された波形情報を第2の波形記憶手段に記
    録させる制御手段とを備えたことを特徴とする信号波形
    記録装置。
  5. 【請求項5】 複数の計測点より個々に出力される信号
    を順次走査して第1の記憶手段に出力する信号切替手段
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の信号波形記録装置。
  6. 【請求項6】 計測点より出力される信号のレベルが一
    定値以上の時、信号レベルを一定の減衰率で減衰させる
    信号減衰手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の信号波形記録装置。
  7. 【請求項7】 計測点より出力される信号のレベルが一
    定値以下の時、信号レベルを一定の増幅率で増幅させる
    信号増幅手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の信号波形記録装置。
  8. 【請求項8】 瞬時停電を検出する瞬時停電検出手段
    と、瞬時停電検出時に一定時間稼働するバックアップ電
    源と、このバックアップ電源により動作して瞬時停電前
    後の所定時刻間に第1の記憶手段に記憶された波形情報
    を第2の記憶手段に記録する制御手段とを備えたことを
    特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の信号波
    形記録装置。
  9. 【請求項9】 第1の記憶手段に記憶された信号波形を
    データ回線を入力して印字出力する印字出力手段を備え
    たことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載
    の信号波形記録装置。
  10. 【請求項10】 制御手段はデータ回線を介して上位コ
    ンピュータより入力された情報読み出し指示に従って第
    1の記憶手段より波形情報を読み出すことを特徴とする
    請求項1ないし8のいずれかに記載の信号波形記録装
    置。
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