JPH08146110A - 位置測定システム - Google Patents
位置測定システムInfo
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- JPH08146110A JPH08146110A JP6306989A JP30698994A JPH08146110A JP H08146110 A JPH08146110 A JP H08146110A JP 6306989 A JP6306989 A JP 6306989A JP 30698994 A JP30698994 A JP 30698994A JP H08146110 A JPH08146110 A JP H08146110A
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 20
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 6
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 claims description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 6
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
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- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 地上の比較的限定された領域(ローカルエリ
ア)内にある移動体の位置を比較的小規模の装置を用い
て決定するための位置測定システムの提供。 【構成】 地上の異なる位置に少なくとも3台以上の固
定局2,3,4を設置し、更に、地上に発信器のみを備
えた固定局6を設置する。また、各固定局によって囲ま
れた領域および/またはその領域の周辺に存在する移動
体には発信機能のみを有する発信器を備え付けるかまた
は携帯させる。また、移動体が複数の場合には各移動体
の発信器から送信される信号は各移動体を互いに他の移
動体と識別するための固有の信号とする。但し、従来の
逆GPS方式とは異なり、各移動体の発信器は計時機構
を持たないので発信器から送信する信号には時刻データ
が含まれない。また、移動体の位置は固定局2,3,4
で測定した移動体と固定局6からの信号のそれぞれの到
達時間及び既知である固定局2,3,4,6の位置から
求めることができるので、各固定局間の時間同期をとる
ことを要しない。
ア)内にある移動体の位置を比較的小規模の装置を用い
て決定するための位置測定システムの提供。 【構成】 地上の異なる位置に少なくとも3台以上の固
定局2,3,4を設置し、更に、地上に発信器のみを備
えた固定局6を設置する。また、各固定局によって囲ま
れた領域および/またはその領域の周辺に存在する移動
体には発信機能のみを有する発信器を備え付けるかまた
は携帯させる。また、移動体が複数の場合には各移動体
の発信器から送信される信号は各移動体を互いに他の移
動体と識別するための固有の信号とする。但し、従来の
逆GPS方式とは異なり、各移動体の発信器は計時機構
を持たないので発信器から送信する信号には時刻データ
が含まれない。また、移動体の位置は固定局2,3,4
で測定した移動体と固定局6からの信号のそれぞれの到
達時間及び既知である固定局2,3,4,6の位置から
求めることができるので、各固定局間の時間同期をとる
ことを要しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地上の比較的限定され
た領域(ローカルウエア)内にある移動体の位置を比較
的小規模の装置を用いて測位するための位置測定システ
ムに係わる。
た領域(ローカルウエア)内にある移動体の位置を比較
的小規模の装置を用いて測位するための位置測定システ
ムに係わる。
【0002】
【従来の技術】地上の位置を決定する手段として現在最
も一般的な方法はGPSである。これは地球を周回する
異なる軌道上の3個以上(地上の移動体の測位の場合)
の衛星から発射されるマイクロ波を地上の移動体で受信
し、移動体と各衛星間の疑似距離を求め、計算によって
移動体の位置を決定するものである。
も一般的な方法はGPSである。これは地球を周回する
異なる軌道上の3個以上(地上の移動体の測位の場合)
の衛星から発射されるマイクロ波を地上の移動体で受信
し、移動体と各衛星間の疑似距離を求め、計算によって
移動体の位置を決定するものである。
【0003】その際、移動体は発信機能を持たず、マイ
クロ波を受信するための受信機能と、各衛星との疑似距
離を測定するためのコード同期機能と、衛星からの情報
を解読するためのメッセージ解読機能と、位置を計算し
て決定するための計算処理機能を有している。GPSに
よる測位システムは民間の応用としては主に自動車、船
舶及び航空機の測位に利用されている。
クロ波を受信するための受信機能と、各衛星との疑似距
離を測定するためのコード同期機能と、衛星からの情報
を解読するためのメッセージ解読機能と、位置を計算し
て決定するための計算処理機能を有している。GPSに
よる測位システムは民間の応用としては主に自動車、船
舶及び航空機の測位に利用されている。
【0004】また、地上というより主に海上の船舶の測
位に利用されている測位システムとしてロランCがあ
る。これらは地球上の固定点に主局と2つ以上の従局を
設置し、主局及び各従局からパルスを発射(各従局では
主局からのパルスを受信した後パルスを発射する)し、
船舶等の移動局では各局のパルスを受信してパルスの到
達時間差を測定し、その時間差から自身(移動局)の位
置を計算で求めるものである。この場合もGPSと同様
に移動体は発信機能を持たず、パルスを受信するための
受信機能と、パルスの到達時間差を測定するための計算
処理機能を有している。
位に利用されている測位システムとしてロランCがあ
る。これらは地球上の固定点に主局と2つ以上の従局を
設置し、主局及び各従局からパルスを発射(各従局では
主局からのパルスを受信した後パルスを発射する)し、
船舶等の移動局では各局のパルスを受信してパルスの到
達時間差を測定し、その時間差から自身(移動局)の位
置を計算で求めるものである。この場合もGPSと同様
に移動体は発信機能を持たず、パルスを受信するための
受信機能と、パルスの到達時間差を測定するための計算
処理機能を有している。
【0005】上述したGPSとロランCの方式では両者
とも移動体が受信機能や計算機能等を有する位置測定器
を有し、それ自身で自己(移動体)の位置を決定するも
のであり、そのような方式は地球上の広範囲な領域を移
動する移動体の測位方法としては便利なものである。
とも移動体が受信機能や計算機能等を有する位置測定器
を有し、それ自身で自己(移動体)の位置を決定するも
のであり、そのような方式は地球上の広範囲な領域を移
動する移動体の測位方法としては便利なものである。
【0006】しかしながら、GPSやロランCの方式を
地上の限定された領域内の多数の移動体の測位を行うた
めに用いる場合には、各移動体に前述したような位置測
定器を備え付けたり携帯させる必要があるがこれには問
題点がある。すなわち、前述の位置測定器は機能が複雑
であることから比較的大型になり、且つ高価なものとな
るので限定された領域内の多数の移動体に備え付けたり
人に携帯させることは全体的にコストが高くなり過ぎる
という欠点があり、特に、人に携帯させる場合には大き
過ぎるという問題点がある。
地上の限定された領域内の多数の移動体の測位を行うた
めに用いる場合には、各移動体に前述したような位置測
定器を備え付けたり携帯させる必要があるがこれには問
題点がある。すなわち、前述の位置測定器は機能が複雑
であることから比較的大型になり、且つ高価なものとな
るので限定された領域内の多数の移動体に備え付けたり
人に携帯させることは全体的にコストが高くなり過ぎる
という欠点があり、特に、人に携帯させる場合には大き
過ぎるという問題点がある。
【0007】このような問題点を解決するものとして、
地上の限定された領域内の多数の移動体の測位システム
として逆GPS方式と呼ばれる方式が提案されている。
図5に逆GPS方式の概略図を示す。図5で、1は移動
体、2〜5は固定局(サインポスト)である。逆GPS
方式ではGPS方式とは逆に移動体1は受信機能を持た
ず発信機能のみを持っており、固有の信号を送信する。
その際、移動体1が自己を他の移動体と識別するための
固有の信号を送信すると同時に、移動体1自身が有して
いる時計の時刻T0も送信することが特徴である。ま
た、逆GPS方式では複数の固定局2〜5を地上の異な
る位置に設置して、各固定局はGPS衛星の働きとは逆
に送信機能を持たず、受信機能を有するように構成され
ている。
地上の限定された領域内の多数の移動体の測位システム
として逆GPS方式と呼ばれる方式が提案されている。
図5に逆GPS方式の概略図を示す。図5で、1は移動
体、2〜5は固定局(サインポスト)である。逆GPS
方式ではGPS方式とは逆に移動体1は受信機能を持た
ず発信機能のみを持っており、固有の信号を送信する。
その際、移動体1が自己を他の移動体と識別するための
固有の信号を送信すると同時に、移動体1自身が有して
いる時計の時刻T0も送信することが特徴である。ま
た、逆GPS方式では複数の固定局2〜5を地上の異な
る位置に設置して、各固定局はGPS衛星の働きとは逆
に送信機能を持たず、受信機能を有するように構成され
ている。
【0008】図5で、移動体1が送信した信号を各固定
局2〜5が受信した時刻をそれぞれT1,T2,T3,T4
とすると、移動体1の位置(Px,Py,Pz)は各固定
局2〜5の位置(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,
Z2),(X3,Y3,Z3),(X4,Y4,Z4)と次式
で関係付けられる。
局2〜5が受信した時刻をそれぞれT1,T2,T3,T4
とすると、移動体1の位置(Px,Py,Pz)は各固定
局2〜5の位置(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,
Z2),(X3,Y3,Z3),(X4,Y4,Z4)と次式
で関係付けられる。
【数1】 {(X1−Px)2+(Y1−Py)2+(Z1−Pz)2}1/2 =C(T1−T0+△t) (1) {(X2−Px)2+(Y2−Py)2+(Z2−Pz)2}1/2 =C(T2−T0+△t) (2) {(X3−Px)2+(Y3−Py)2+(Z3−Pz)2}1/2 =C(T3−T0+△t) (3) {(X4−Px)2+(Y4−Py)2+(Z4−Pz)2}1/2 =C(T4−T0+△t) (4) ここで、Cは電磁波速度、△tは固定局の時計に対する
移動体1の時計のオフセット分である。
移動体1の時計のオフセット分である。
【0009】上記式(1)〜(4)を連立して解くこと
により、未知数(Px,Py,Pz)と△tが求められ、
移動体1の位置を決定することができる。なお、逆GP
S方式に関する文献としては、例えば「スペクトル拡散
通信方式によるLocal Positioning Systemの一検討」;
信学技法 SST92−91,1993年3月 があ
る。
により、未知数(Px,Py,Pz)と△tが求められ、
移動体1の位置を決定することができる。なお、逆GP
S方式に関する文献としては、例えば「スペクトル拡散
通信方式によるLocal Positioning Systemの一検討」;
信学技法 SST92−91,1993年3月 があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】GPSやロランCを利
用する方式で地上の限定された領域内の多数の移動体の
測位を行う場合については、前述したような(高価で比
較的大型の)位置測定器の必要性及びそれに伴いシステ
ム全体のコストが高くなり過ぎるといった欠点のほか
に、“限定された領域内での測位”のためにはGPSや
ロランCを利用する方式では測位精度が低く過ぎるとい
う問題点があった。
用する方式で地上の限定された領域内の多数の移動体の
測位を行う場合については、前述したような(高価で比
較的大型の)位置測定器の必要性及びそれに伴いシステ
ム全体のコストが高くなり過ぎるといった欠点のほか
に、“限定された領域内での測位”のためにはGPSや
ロランCを利用する方式では測位精度が低く過ぎるとい
う問題点があった。
【0011】すなわち、GPSでの測位精度は100m
程度であり、ロランCでは数百米程度である。このよう
な精度では数キロ米以内程度の限定された領域内での移
動体の位置を決定するには精度が低く過ぎるので、GP
SやロランCを利用して“限定された領域内”で精度の
高い測位をすることは困難である。
程度であり、ロランCでは数百米程度である。このよう
な精度では数キロ米以内程度の限定された領域内での移
動体の位置を決定するには精度が低く過ぎるので、GP
SやロランCを利用して“限定された領域内”で精度の
高い測位をすることは困難である。
【0012】一方、前述した逆GPS方式では移動体が
発信器のみを備え付けるか、携帯する方式のためGPS
やロランCを利用する方式よりも低コストでシステムを
構成できる点で、“限定された領域内”での移動体の測
位には適した方式といえるが、このような逆GPS方式
にも次のような問題点がある。
発信器のみを備え付けるか、携帯する方式のためGPS
やロランCを利用する方式よりも低コストでシステムを
構成できる点で、“限定された領域内”での移動体の測
位には適した方式といえるが、このような逆GPS方式
にも次のような問題点がある。
【0013】 逆GPS方式では移動体が自己を他の
移動体と識別するための固有の信号を送信するだけでな
く、移動体自身に時計(計時機構)を備えその移動体自
身の時刻を情報として送信する必要がある。移動体がそ
のような時計を備えその移動体自身の時刻を情報として
送信することは、移動体に備え付けるか若しくは移動体
が携帯する発信器の回路を複雑にするので、発信器のコ
ストの上昇をもたらすと共に特に携帯の場合に要請され
る小型化が困難になるという点。 また、固定局側でも移動体から送信される時間情報
を解読するための回路が必要となるため受信回路が複雑
となり、コストが上昇するという問題点。 更に、上述の逆GPS方式における重要な問題点と
して、固定局(図5参照)間では時間同期がとれていな
ければならないという点がある。
移動体と識別するための固有の信号を送信するだけでな
く、移動体自身に時計(計時機構)を備えその移動体自
身の時刻を情報として送信する必要がある。移動体がそ
のような時計を備えその移動体自身の時刻を情報として
送信することは、移動体に備え付けるか若しくは移動体
が携帯する発信器の回路を複雑にするので、発信器のコ
ストの上昇をもたらすと共に特に携帯の場合に要請され
る小型化が困難になるという点。 また、固定局側でも移動体から送信される時間情報
を解読するための回路が必要となるため受信回路が複雑
となり、コストが上昇するという問題点。 更に、上述の逆GPS方式における重要な問題点と
して、固定局(図5参照)間では時間同期がとれていな
ければならないという点がある。
【0014】このことは、仮に固定局間で同期がとれて
いないと、前述した数式(1)〜(4)のT1〜T4の測
定時間に固定局間で異なるオフセット分が含まれること
になり移動局の正しい位置(Px,Py,Pz)が決定で
きなくなることから明らかである。従って、固定局間で
は時間同期をとる必要があるが、逆GPS方式で移動局
の位置をより精度良く決定するよう時間同期をとるため
には高度の技術が必要であり、そのために高価な時間同
期回路を必要とするという問題点がある。例えば、位置
精度1m程度で位置を決定するために、GPS方式では
各固定局間で3ns(ナノセカント)〜4nsの精度で
時間同期をとる必要があるが、ナノセカントの単位で各
固定局間の同期を取るためには高精度の時計と複雑な回
路からなる時間同期回路が必要となる。
いないと、前述した数式(1)〜(4)のT1〜T4の測
定時間に固定局間で異なるオフセット分が含まれること
になり移動局の正しい位置(Px,Py,Pz)が決定で
きなくなることから明らかである。従って、固定局間で
は時間同期をとる必要があるが、逆GPS方式で移動局
の位置をより精度良く決定するよう時間同期をとるため
には高度の技術が必要であり、そのために高価な時間同
期回路を必要とするという問題点がある。例えば、位置
精度1m程度で位置を決定するために、GPS方式では
各固定局間で3ns(ナノセカント)〜4nsの精度で
時間同期をとる必要があるが、ナノセカントの単位で各
固定局間の同期を取るためには高精度の時計と複雑な回
路からなる時間同期回路が必要となる。
【0015】本発明は上記従来方式の問題点を改善し、
地上の比較的限定された領域(ローカルエリア)内にあ
る移動体の位置を比較的小規模の装置を用いて決定する
ための位置測定システムの提供を目的とする。
地上の比較的限定された領域(ローカルエリア)内にあ
る移動体の位置を比較的小規模の装置を用いて決定する
ための位置測定システムの提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに第1の発明の位置測定システムは、第1の基準信号
を送信する移動局と、第1の基準信号とは異なる第2の
基準信号を送信する第1の固定局と、第1の基準信号及
び第2の基準信号をそれぞれ受信する少なくとも3つの
第2の固定局と、を備え、各第2の固定局がそれぞれ移
動局と第1の固定局からの信号の到達時間を測定するた
めの時間計測手段を有し、各時間計測手段でそれぞれ測
定した、移動局と第1の固定局からの信号の到達時間の
差及び第1,第2の固定局の位置を基に該移動局の位置
を決定することを特徴とする。
めに第1の発明の位置測定システムは、第1の基準信号
を送信する移動局と、第1の基準信号とは異なる第2の
基準信号を送信する第1の固定局と、第1の基準信号及
び第2の基準信号をそれぞれ受信する少なくとも3つの
第2の固定局と、を備え、各第2の固定局がそれぞれ移
動局と第1の固定局からの信号の到達時間を測定するた
めの時間計測手段を有し、各時間計測手段でそれぞれ測
定した、移動局と第1の固定局からの信号の到達時間の
差及び第1,第2の固定局の位置を基に該移動局の位置
を決定することを特徴とする。
【0017】第2の発明は上記第1の発明の位置測定シ
ステムにおいて、移動局及び第1の固定局と第2の固定
局間の通信方式がスペクトル拡散通信方式であって、移
動局が固有のPN符号が割り当てられた複数の移動局で
あり、第2の固定局の時間計測手段が受信側PN符号の
符号パターンを切換え可能に構成された時間計測手段で
あること、を特徴とする。
ステムにおいて、移動局及び第1の固定局と第2の固定
局間の通信方式がスペクトル拡散通信方式であって、移
動局が固有のPN符号が割り当てられた複数の移動局で
あり、第2の固定局の時間計測手段が受信側PN符号の
符号パターンを切換え可能に構成された時間計測手段で
あること、を特徴とする。
【0018】
【作用】上記構成により第1の発明の位置測定システム
は、従来の逆GPS方式とは異なり、移動体の位置は3
つの第2の固定局で測定した移動体からの第1の基準信
号と第1の固定局からの第2の基準信号のそれぞれの到
達時間及び既知である第1の固定局の位置及び少なくと
も3つの第2の固定局の位置から求めることができる。
すなわち、位置測定システムは各固定局間の時間同期を
とることを要せず、また、移動体から送信する第1の基
準信号は時刻データを含まない。
は、従来の逆GPS方式とは異なり、移動体の位置は3
つの第2の固定局で測定した移動体からの第1の基準信
号と第1の固定局からの第2の基準信号のそれぞれの到
達時間及び既知である第1の固定局の位置及び少なくと
も3つの第2の固定局の位置から求めることができる。
すなわち、位置測定システムは各固定局間の時間同期を
とることを要せず、また、移動体から送信する第1の基
準信号は時刻データを含まない。
【0019】第2の発明の位置測定システムは、更に、
第2の固定局において時間計測手段が受信側PN符号の
符号パターンを切換え可能に構成されているので、複数
の移動局からの送信信号からそれぞれの移動局からの送
信信号を弁別し、それぞれの移動局からの信号と第1の
固定局からの第2の基準信号のそれぞれの到達時間及び
既知である第1の固定局の位置及び少なくとも3つの第
2の固定局の位置からそれぞれの移動局の位置を求める
ことができる。
第2の固定局において時間計測手段が受信側PN符号の
符号パターンを切換え可能に構成されているので、複数
の移動局からの送信信号からそれぞれの移動局からの送
信信号を弁別し、それぞれの移動局からの信号と第1の
固定局からの第2の基準信号のそれぞれの到達時間及び
既知である第1の固定局の位置及び少なくとも3つの第
2の固定局の位置からそれぞれの移動局の位置を求める
ことができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の位置測定システムの一実施例
を示す図であり、図2は図1における固定局の構成例を
示す図である。本発明の位置測定システムでは、地上の
異なる位置に少なくとも3台以上の固定局2,3,4を
設置し、更に、地上に発信器のみを備えた固定局6を設
置する。
を示す図であり、図2は図1における固定局の構成例を
示す図である。本発明の位置測定システムでは、地上の
異なる位置に少なくとも3台以上の固定局2,3,4を
設置し、更に、地上に発信器のみを備えた固定局6を設
置する。
【0021】また、各固定局によって囲まれた領域およ
び/またはその領域の周辺に存在する移動体には発信機
能のみを有する発信器を備え付けるかまたは携帯させ
る。なお、図1では、説明上、移動体1のみが示してあ
るが移動体は複数でもよく、移動体が複数の場合には各
移動体にはそれぞれ発信機能のみを有する発信器を備え
付けるかまたは携帯させる。
び/またはその領域の周辺に存在する移動体には発信機
能のみを有する発信器を備え付けるかまたは携帯させ
る。なお、図1では、説明上、移動体1のみが示してあ
るが移動体は複数でもよく、移動体が複数の場合には各
移動体にはそれぞれ発信機能のみを有する発信器を備え
付けるかまたは携帯させる。
【0022】また、移動体が複数の場合には各移動体の
発信器から送信される信号は各移動体を互いに他の移動
体と識別するための固有の信号とし、例えば、移動体毎
に送信信号の周波数を変えたり変調コードを変えたりす
るものとする。但し、前述した従来の逆GPS方式(図
5参照)とは異なり、本発明では各移動体の発信器は時
計等の計時機構を持たず、発信器から送信する信号は前
述したような固有の信号のみであり、各移動体の発信器
の計時機構による時刻データを送信することはないもの
とする。
発信器から送信される信号は各移動体を互いに他の移動
体と識別するための固有の信号とし、例えば、移動体毎
に送信信号の周波数を変えたり変調コードを変えたりす
るものとする。但し、前述した従来の逆GPS方式(図
5参照)とは異なり、本発明では各移動体の発信器は時
計等の計時機構を持たず、発信器から送信する信号は前
述したような固有の信号のみであり、各移動体の発信器
の計時機構による時刻データを送信することはないもの
とする。
【0023】すなわち、本発明と従来の逆GPS方式と
の第1の相違点は、本発明では各移動体の発信器が計時
機構を持たず、送信信号には時間情報が含まれていない
という点であり、更に、発信器のみを備えた固定局6も
計時機構を持たず、送信信号には時間情報が含まず、各
移動体と各固定局2,3,4とを識別するための固有の
信号が含まれているのみであるという点である。
の第1の相違点は、本発明では各移動体の発信器が計時
機構を持たず、送信信号には時間情報が含まれていない
という点であり、更に、発信器のみを備えた固定局6も
計時機構を持たず、送信信号には時間情報が含まず、各
移動体と各固定局2,3,4とを識別するための固有の
信号が含まれているのみであるという点である。
【0024】本発明と従来の逆GPS方式との第2の相
違点は、本発明では逆GPS方式とは異なり上述したよ
うな発信器のみを備えた固定局6を固定局2,3,4以
外に1台設置していることである。なお、各固定局2,
3,4には図2に示すように移動体1と固定局6から送
信されたそれぞれの信号を受信するための受信器2a,
3a,4aがそれぞれ備えられており、また、各受信器
2a,3a,4aには移動体1からの信号と固定局6か
らの信号をそれぞれの受信器それぞれが受信した時点の
時刻の差を計測するための時間計測手段2b,3b,4
bが備えられている。
違点は、本発明では逆GPS方式とは異なり上述したよ
うな発信器のみを備えた固定局6を固定局2,3,4以
外に1台設置していることである。なお、各固定局2,
3,4には図2に示すように移動体1と固定局6から送
信されたそれぞれの信号を受信するための受信器2a,
3a,4aがそれぞれ備えられており、また、各受信器
2a,3a,4aには移動体1からの信号と固定局6か
らの信号をそれぞれの受信器それぞれが受信した時点の
時刻の差を計測するための時間計測手段2b,3b,4
bが備えられている。
【0025】本発明と従来の逆GPS方式との第3の相
違点は、本発明では逆GPS方式のように各固定局間で
時間同期をとる必要がない点であり、具体的には上述し
た各固定局2,3,4の受信器2a,3a,4aはそれ
ぞれの受信器が受信した時点の時刻の差を計測するため
の時間計測手段2b,3b,4bを備えているが、これ
らの時間計測手段は従来の逆GPS方式の受信器で用い
られている時間計測手段のように時間同期がとれている
必要がないという点である。
違点は、本発明では逆GPS方式のように各固定局間で
時間同期をとる必要がない点であり、具体的には上述し
た各固定局2,3,4の受信器2a,3a,4aはそれ
ぞれの受信器が受信した時点の時刻の差を計測するため
の時間計測手段2b,3b,4bを備えているが、これ
らの時間計測手段は従来の逆GPS方式の受信器で用い
られている時間計測手段のように時間同期がとれている
必要がないという点である。
【0026】以上のように構成された本発明の位置測定
システムでは、移動体1の位置(Px,Py)は次のよう
に決定される。
システムでは、移動体1の位置(Px,Py)は次のよう
に決定される。
【0027】図3は図1の固定局2,3を例とした受信
信号の到達時間の様子を示すタイムチャートであり、図
3で、いま、位置(Sx,Sy)にある発信器のみを有す
る固定局6からの信号7と、移動体1からの信号8が位
置(X1,Y1)にある固定局2でそれぞれ受信された時
刻をT1SおよびT1Pとし、同様に、固定局6からの信号
7と、移動体1からの信号8が位置(X2,Y2)にある
固定局3でそれぞれ受信された時刻をT2S及びT2Pとす
る。
信号の到達時間の様子を示すタイムチャートであり、図
3で、いま、位置(Sx,Sy)にある発信器のみを有す
る固定局6からの信号7と、移動体1からの信号8が位
置(X1,Y1)にある固定局2でそれぞれ受信された時
刻をT1SおよびT1Pとし、同様に、固定局6からの信号
7と、移動体1からの信号8が位置(X2,Y2)にある
固定局3でそれぞれ受信された時刻をT2S及びT2Pとす
る。
【0028】図3に示すように、本発明では固定局2,
3,4の受信器の時刻は時間同期がとれていないので固
定局間で時刻の開始点にオフセット(図3の△t0)が
あるが、本発明の位置測定システムでは上述したような
オフセットが各固定局間にあっても移動体の位置を正確
に決定することができる。以下、位置決定方法について
説明する。
3,4の受信器の時刻は時間同期がとれていないので固
定局間で時刻の開始点にオフセット(図3の△t0)が
あるが、本発明の位置測定システムでは上述したような
オフセットが各固定局間にあっても移動体の位置を正確
に決定することができる。以下、位置決定方法について
説明する。
【0029】図1において、発信器のみを有する固定局
6と、固定局2及び固定局3との、それぞれの距離の差
は固定局6から送られた信号が固定局2に到達する時間
と固定局3に到達する時間との差に電磁波の速度Cを乗
じたものに等しいが、図3に示すように固定局2と固定
局3の間に△t0の時間のオフセットがあるので、それ
を考慮して次式が成り立つ。
6と、固定局2及び固定局3との、それぞれの距離の差
は固定局6から送られた信号が固定局2に到達する時間
と固定局3に到達する時間との差に電磁波の速度Cを乗
じたものに等しいが、図3に示すように固定局2と固定
局3の間に△t0の時間のオフセットがあるので、それ
を考慮して次式が成り立つ。
【数2】 {(X2−Sx)2+(Y2−Sy)2}1/2 −{(X1−Sx)2+(Y1−Sy)2}1/2 =C{(T2S−△t0)−T1S} (5)
【0030】同様に移動体1と固定局2及び固定局3と
のそれぞれの距離の差と、移動体1から送られた信号が
固定局2に到達する時間と固定局3に到達する時間との
差の間に次式が成り立つ。
のそれぞれの距離の差と、移動体1から送られた信号が
固定局2に到達する時間と固定局3に到達する時間との
差の間に次式が成り立つ。
【数3】 {(X2−Px)2+(Y2−Py)2}1/2 −{(X1−Px)2+(Y1−Py)2}1/2 =C{(T2P−△t0)−T1P} (6)
【0031】式(5)と式(6)から△t0を消去する
と次式が成り立つ。
と次式が成り立つ。
【数4】 [{(X2−Sx)2+(Y2−Sy)2}1/2 −{(X1−Sx)2+(Y1−Sy)2}1/2] −[{(X2−Px)2+(Y2−Py)2}1/2 −{(X1−Px)2+(Y1−Py)2}1/2] =C{(T2S−T2P)−(T1S−T1P)} (7)
【0032】式(7)には固定局2,3間の時間のオフ
セット△t0は含まれず、固定局2,3の計時機構で計
測した各信号の到達時間差(T2P−T2S)及び(T1S−
T1P)によって未知の位置(Px,Py)の関係式が示さ
れている。
セット△t0は含まれず、固定局2,3の計時機構で計
測した各信号の到達時間差(T2P−T2S)及び(T1S−
T1P)によって未知の位置(Px,Py)の関係式が示さ
れている。
【0033】すなわち、本発明の位置測定システムでは
固定局間の計時機構の時刻同期をとる必要がなく、発信
器のみを有する固定局6と移動体1から送信されるそれ
ぞれの信号の各到達時間を各固定局の計時機構で独自に
測定し、その到達時間差から移動体1の位置を求めるこ
とができる。
固定局間の計時機構の時刻同期をとる必要がなく、発信
器のみを有する固定局6と移動体1から送信されるそれ
ぞれの信号の各到達時間を各固定局の計時機構で独自に
測定し、その到達時間差から移動体1の位置を求めるこ
とができる。
【0034】なお、本発明の位置測定システムで実際に
移動体1の位置(Px,Py)を求めるには上述した式
(7)の他に固定局3(位置(X2,Y2))と固定局4
(位置(X3,Y3))で測定した距離差と到達時間の関
係式が必要である。その関係式は式(7)を求めた手順
と同様にして次式(8)で与えられる。
移動体1の位置(Px,Py)を求めるには上述した式
(7)の他に固定局3(位置(X2,Y2))と固定局4
(位置(X3,Y3))で測定した距離差と到達時間の関
係式が必要である。その関係式は式(7)を求めた手順
と同様にして次式(8)で与えられる。
【数5】 [{(X3−Sx)2+(Y3−Sy)2}1/2 −{(X2−Sx)2+(Y2−Sy)2}1/2] −[{(X3−Px)2+(Y3−Py)2}1/2 −{(X2−Px)2+(Y2−Py)2}1/2] =C{(T3S−T3P)−(T2S−T2P)} (8) ここで、T3S及びT3Pは固定局6からの信号と移動体1
からの信号を固定局4でそれぞれ受信した時刻である。
からの信号を固定局4でそれぞれ受信した時刻である。
【0035】上述した式(7),(8)において、位置
(X1,Y1),(X2,Y2),(X3,Y3),(Sx,
Sy)は固定値であり、既知である。また、時刻
(T1S,T1P),(T2S,T2P),(T3S,T3P)も固
定局2,3,4のそれぞれの計時機構による測定値から
得られる時刻である。よって、2つの未知数からなる移
動体1の位置(Px,Py)は式(7)と式(8)を連立
することによって算出することができる。
(X1,Y1),(X2,Y2),(X3,Y3),(Sx,
Sy)は固定値であり、既知である。また、時刻
(T1S,T1P),(T2S,T2P),(T3S,T3P)も固
定局2,3,4のそれぞれの計時機構による測定値から
得られる時刻である。よって、2つの未知数からなる移
動体1の位置(Px,Py)は式(7)と式(8)を連立
することによって算出することができる。
【0036】また、このような演算は、位置測定システ
ムの管理局(独立した局でもよいし固定局のいずれかが
兼ねてもよい)の演算回路からなる位置算出手段で固定
局2,3,4で測定した測定値(T1S,T1P),
(T2S,T2P),(T3S,T3P)及び既知値(X1,
Y1),(X2,Y2),(X3,Y3),(Sx,Sy)か
ら求めることができ、固定局2,3,4から管理局への
情報の伝達はローカルネット等の通信回線により行うこ
ともできる。
ムの管理局(独立した局でもよいし固定局のいずれかが
兼ねてもよい)の演算回路からなる位置算出手段で固定
局2,3,4で測定した測定値(T1S,T1P),
(T2S,T2P),(T3S,T3P)及び既知値(X1,
Y1),(X2,Y2),(X3,Y3),(Sx,Sy)か
ら求めることができ、固定局2,3,4から管理局への
情報の伝達はローカルネット等の通信回線により行うこ
ともできる。
【0037】以上のように本発明では、各固定局間の時
間同期をとることなしに容易に移動体の位置を決定する
ことができる。従って、従来の逆GPS方式とは異なり
高精度の計時機構や時間同期回路が不必要である。これ
により、全体として、より低コストで測位システムが構
成できる。
間同期をとることなしに容易に移動体の位置を決定する
ことができる。従って、従来の逆GPS方式とは異なり
高精度の計時機構や時間同期回路が不必要である。これ
により、全体として、より低コストで測位システムが構
成できる。
【0038】次に、移動体1が本発明に基づく携帯用発
信器を携帯している場合にその発信器から送信される信
号及び発信器のみを有する固定局6から送信する信号の
形態について述べる。
信器を携帯している場合にその発信器から送信される信
号及び発信器のみを有する固定局6から送信する信号の
形態について述べる。
【0039】移動体1や固定局6の発信器から送信され
る信号は固定局2,3,4側の受信器で信号の到達時刻
を検出可能なものでなければならない。このような送信
信号としては一つにはロランCで用いているようなパル
スを用いることも可能である。しかし、送信信号として
パルス波を用いる場合は使用する周波数帯域が広くなり
過ぎて電波法上使用できない可能性がある。また、移動
体1が上述の携帯用発信器からパルス波を送信するには
必要電力が大きくなり、電源として容量の大きな電池が
必要となるので、携帯用に適さない可能性がある。
る信号は固定局2,3,4側の受信器で信号の到達時刻
を検出可能なものでなければならない。このような送信
信号としては一つにはロランCで用いているようなパル
スを用いることも可能である。しかし、送信信号として
パルス波を用いる場合は使用する周波数帯域が広くなり
過ぎて電波法上使用できない可能性がある。また、移動
体1が上述の携帯用発信器からパルス波を送信するには
必要電力が大きくなり、電源として容量の大きな電池が
必要となるので、携帯用に適さない可能性がある。
【0040】そこで、移動体1と固定局6の発信器が送
信する信号の望ましい形態として、GPSで用いられて
いるように擬似雑音符号(以下、PN符号)でキャリア
を変調した信号(このような信号にはスペクトラム拡散
信号がある)を用いることが望ましい。
信する信号の望ましい形態として、GPSで用いられて
いるように擬似雑音符号(以下、PN符号)でキャリア
を変調した信号(このような信号にはスペクトラム拡散
信号がある)を用いることが望ましい。
【0041】すなわち、PN符号で変調した信号は帯域
をある程度の幅で制限できるので電波法上の問題が解決
できるし、また、同じ帯域を用いてPN符号の種類を変
えれば互いの信号の干渉を極く小さくできるので領域内
の多数の移動体と一基の固定局6にそれぞれ固有のPN
符号を割り当てれば、固定局2,3,4は複数の移動体
や固定局6を識別することができる。従って、移動体及
び固定局6から送信する信号としてはPN符号でキャリ
アを変調した信号が望ましい。
をある程度の幅で制限できるので電波法上の問題が解決
できるし、また、同じ帯域を用いてPN符号の種類を変
えれば互いの信号の干渉を極く小さくできるので領域内
の多数の移動体と一基の固定局6にそれぞれ固有のPN
符号を割り当てれば、固定局2,3,4は複数の移動体
や固定局6を識別することができる。従って、移動体及
び固定局6から送信する信号としてはPN符号でキャリ
アを変調した信号が望ましい。
【0042】図4は図1における移動体1及び固定局6
の送信器及び固定局2,3,4の受信器の構成例を示す
ブロック図であり、図4(a)は移動体及び固定局6の
送信器の構成例を示す。
の送信器及び固定局2,3,4の受信器の構成例を示す
ブロック図であり、図4(a)は移動体及び固定局6の
送信器の構成例を示す。
【0043】図4(a)で、21はPN符号発生器(P
NG)、22はキャリア信号発生器、23は変調器であ
り、移動体には固有のPN符号が割り当てられている。
移動体の送信器はPN符号発生器(PNG)21から移
動体に割り当てられているPN符号を発生させ、キャリ
ア信号発生器22からのキャリアによりそのPN符号を
変調して送信アンテナから拡散送信する。また、固定局
6の送信器も同様にPN符号発生器(PNG)21から
各移動体に割り当てられているPN符号以外の固有のP
N符号を発生させ、キャリア信号発生器22からのキャ
リアによりそのPN符号を変調して送信アンテナから拡
散送信する。
NG)、22はキャリア信号発生器、23は変調器であ
り、移動体には固有のPN符号が割り当てられている。
移動体の送信器はPN符号発生器(PNG)21から移
動体に割り当てられているPN符号を発生させ、キャリ
ア信号発生器22からのキャリアによりそのPN符号を
変調して送信アンテナから拡散送信する。また、固定局
6の送信器も同様にPN符号発生器(PNG)21から
各移動体に割り当てられているPN符号以外の固有のP
N符号を発生させ、キャリア信号発生器22からのキャ
リアによりそのPN符号を変調して送信アンテナから拡
散送信する。
【0044】次に、固定局2,3,4側の受信器で移動
体からの送信波(スペクトラム拡散信号)を受信し、到
達時間を検出する時間計測手段について述べる。ここ
で、前述したようにPN符号でキャリアを変調した信号
について述べると、PN符号を信号として用いた場合
は、受信器側で到達時間を検出するためには入力したP
N符号と受信側のPN符号との相関をとり、その相関ピ
ークが得られる時点を検出しなければならない。そのよ
うな相関をとる方法としては、DLLを用いる方法、マ
ッチドフィルタを用いる方法、及びコンボルバを用いる
方法がある。
体からの送信波(スペクトラム拡散信号)を受信し、到
達時間を検出する時間計測手段について述べる。ここ
で、前述したようにPN符号でキャリアを変調した信号
について述べると、PN符号を信号として用いた場合
は、受信器側で到達時間を検出するためには入力したP
N符号と受信側のPN符号との相関をとり、その相関ピ
ークが得られる時点を検出しなければならない。そのよ
うな相関をとる方法としては、DLLを用いる方法、マ
ッチドフィルタを用いる方法、及びコンボルバを用いる
方法がある。
【0045】このうち、DLLを用いる方法はPN符号
による変調波が連続して入力する場合には利用可能であ
る。しかし、位置測定システムでは移動体の発信器から
の信号を移動体の電波送信による消費電力を節約するた
めに連続波でなく一定の期間をおいて間欠的に送信する
場合があり、このように間欠波が送信される場合にはD
LLよりはマッチドフィルタまたはコンボルバの方がよ
い。このうち、マッチドフィルタは特定のPN符号のパ
ターンしか相関がとれないので、マッチドフィルタを用
いるとすれば、多数の移動体から異なる種類のPN符号
が送信される場合には各固定局にPN符号の種類の数だ
けマッチドフィルタを備えなければならないことにな
り、回線規模とコスト上から現実的とはいえない。
による変調波が連続して入力する場合には利用可能であ
る。しかし、位置測定システムでは移動体の発信器から
の信号を移動体の電波送信による消費電力を節約するた
めに連続波でなく一定の期間をおいて間欠的に送信する
場合があり、このように間欠波が送信される場合にはD
LLよりはマッチドフィルタまたはコンボルバの方がよ
い。このうち、マッチドフィルタは特定のPN符号のパ
ターンしか相関がとれないので、マッチドフィルタを用
いるとすれば、多数の移動体から異なる種類のPN符号
が送信される場合には各固定局にPN符号の種類の数だ
けマッチドフィルタを備えなければならないことにな
り、回線規模とコスト上から現実的とはいえない。
【0046】これに対し、コンボルバを用いる場合には
上述のような不都合が生じないので受信器側で到達時間
を検出し、入力したPN符号と受信側のPN符号との相
関をとり、その相関ピークが得られる時点を検出するた
めにはコンボルバを用いることが望ましい。
上述のような不都合が生じないので受信器側で到達時間
を検出し、入力したPN符号と受信側のPN符号との相
関をとり、その相関ピークが得られる時点を検出するた
めにはコンボルバを用いることが望ましい。
【0047】図4(b)は固定局の受信器にコンボルバ
を用いる場合の基本的な構成を示すブロック図であり、
6はBPF(バンドパスフィルタ)、7,13は増幅
器、9,11は局部発信器、8,12はミキサー、10
はコンボルバ、14は検波器、15は時間計測部であ
る。また、本実施例ではコンボルバ10、局部発信器1
1、ミキサー12、増幅器13、検波器14、及び時間
計測部15は時間計測手段を構成する。
を用いる場合の基本的な構成を示すブロック図であり、
6はBPF(バンドパスフィルタ)、7,13は増幅
器、9,11は局部発信器、8,12はミキサー、10
はコンボルバ、14は検波器、15は時間計測部であ
る。また、本実施例ではコンボルバ10、局部発信器1
1、ミキサー12、増幅器13、検波器14、及び時間
計測部15は時間計測手段を構成する。
【0048】図4(b)に示すように、コンボルバ10
を用いる場合にはコンボルバの2つの入力端子10a,
10bのうち入力端子10aにはBPF6、増幅器7、
局部発信器9、及びミキサー8により移動体から送信さ
れたPN符号による変調波を入力し、コンボルバ10の
もう一方の入力端子10bにはPN符号発生器16によ
って発生させたバーPN符号(PN符号を時間反転させ
たものをいう)でキャリアを変調させた参照信号を入力
するよう構成する。
を用いる場合にはコンボルバの2つの入力端子10a,
10bのうち入力端子10aにはBPF6、増幅器7、
局部発信器9、及びミキサー8により移動体から送信さ
れたPN符号による変調波を入力し、コンボルバ10の
もう一方の入力端子10bにはPN符号発生器16によ
って発生させたバーPN符号(PN符号を時間反転させ
たものをいう)でキャリアを変調させた参照信号を入力
するよう構成する。
【0049】参照符号をそのようにすることによって移
動体から送信されたPN符号と固定局のバーPN符号の
相関をコンボルバ10でとることができ、その結果得ら
れた相関出力信号を検波器14で検波し、その時間から
移動体1からの信号の送信時間T1Sを時間計測部15で
検出することができる。ここで、参照信号のPN符号の
符号パターンを任意の時点で切換えることにより、複数
の移動体からの信号の送信時間T1Sや固定局6からの信
号の送信時間TPSも同様に時間計測部15で検出するこ
とができる。
動体から送信されたPN符号と固定局のバーPN符号の
相関をコンボルバ10でとることができ、その結果得ら
れた相関出力信号を検波器14で検波し、その時間から
移動体1からの信号の送信時間T1Sを時間計測部15で
検出することができる。ここで、参照信号のPN符号の
符号パターンを任意の時点で切換えることにより、複数
の移動体からの信号の送信時間T1Sや固定局6からの信
号の送信時間TPSも同様に時間計測部15で検出するこ
とができる。
【0050】すなわち、図4(b)のPN符号発生器1
6は一定のバーPN符号のみを発生するのではなく時間
的にバーPN符号の符号パターンを切換え可能に構成す
ることが望ましい。また、このようなPN符号の切換え
は通常のデジタル回路技術を用いて容易に行うことがで
きることはよく知られているところである。
6は一定のバーPN符号のみを発生するのではなく時間
的にバーPN符号の符号パターンを切換え可能に構成す
ることが望ましい。また、このようなPN符号の切換え
は通常のデジタル回路技術を用いて容易に行うことがで
きることはよく知られているところである。
【0051】コンボルバの参照信号のPN符号を以上の
ように切換えるとコンボルバはPN符号と時間反転関係
にあるPN符号が入力した時にのみ大きな相関出力をす
るので、これを利用して移動体を識別することができ
る。言い替えれば、上述したように複数の移動体がある
場合には各移動体に固有のPN符号を割当て、固定局の
受信器においてコンボルバの参照信号であるPN符号の
符号パターンを時間的に切換えることにより、参照信号
と時間反転関係にあるPN符号のみを(相関出力の大き
さから)判別することができるので、これにより各PN
符号に対応する移動体を識別することができる。
ように切換えるとコンボルバはPN符号と時間反転関係
にあるPN符号が入力した時にのみ大きな相関出力をす
るので、これを利用して移動体を識別することができ
る。言い替えれば、上述したように複数の移動体がある
場合には各移動体に固有のPN符号を割当て、固定局の
受信器においてコンボルバの参照信号であるPN符号の
符号パターンを時間的に切換えることにより、参照信号
と時間反転関係にあるPN符号のみを(相関出力の大き
さから)判別することができるので、これにより各PN
符号に対応する移動体を識別することができる。
【0052】本発明の応用例としては、アミューズメン
ト・センターやスキー場、ゴルフ場等における人の位置
を検出する等の迷子探しや危険防止に用いることがで
き、また、農場や工場等における移動機器等の測位やコ
ントロールにも利用が可能である。
ト・センターやスキー場、ゴルフ場等における人の位置
を検出する等の迷子探しや危険防止に用いることがで
き、また、農場や工場等における移動機器等の測位やコ
ントロールにも利用が可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来のGPS方式、ロランC、或いは逆GPS方式と比較
して地上の比較的限定された領域(ローカルエリア)内
にある移動体の位置の測位をより小規模で低コストの装
置によって実現することができる。
来のGPS方式、ロランC、或いは逆GPS方式と比較
して地上の比較的限定された領域(ローカルエリア)内
にある移動体の位置の測位をより小規模で低コストの装
置によって実現することができる。
【図1】本発明の位置測定システムの一実施例を示す図
である。
である。
【図2】図1における固定局の構成例を示す図である。
【図3】図1の固定局2,3を例とした受信信号の到達
時間の様子を示すタイムチャートである。
時間の様子を示すタイムチャートである。
【図4】図1における移動体及び固定局の送信器及び受
信器の構成例を示すブロック図である。
信器の構成例を示すブロック図である。
【図5】従来技術としての逆GPS方式の概略図であ
る。
る。
1 移動体(移動局) 2,3,4 固定局(第2の固定局) 6 固定局(第1の固定局) 2a,3a,4a 受信器 2b,3b,4b 時間計測手段 10 コンボルバ(時間計測手段) 11 局部発信器(時間計測手段) 12 ミキサー(時間計測手段) 14 検波器(時間計測手段) 15 時間計測部(時間計測手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の基準信号を送信する移動局と、 第1の基準信号とは異なる第2の基準信号を送信する第
1の固定局と、 前記第1の基準信号及び第2の基準信号をそれぞれ受信
する少なくとも3つの第2の固定局と、を備え、 前記各第2の固定局がそれぞれ前記移動局と前記第1の
固定局からの信号の到達時間を測定するための時間計測
手段を有し、 前記各時間計測手段でそれぞれ測定した、前記移動局と
前記第1の固定局からの信号の到達時間の差及び第1,
第2の固定局の位置を基に該移動局の位置を決定するこ
とを特徴とする位置測定システム。 - 【請求項2】 請求項1の位置測定システムにおいて、
移動局及び第1の固定局と第2の固定局間の通信方式が
スペクトル拡散通信方式であって、 移動局が固有のPN符号が割り当てられた複数の移動局
であり、 第2の固定局の時間計測手段が受信側PN符号の符号パ
ターンを切換え可能に構成された時間計測手段であるこ
と、を特徴とする位置測定システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6306989A JPH08146110A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 位置測定システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6306989A JPH08146110A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 位置測定システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08146110A true JPH08146110A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17963679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6306989A Pending JPH08146110A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 位置測定システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08146110A (ja) |
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2006126358A1 (ja) * | 2005-05-23 | 2006-11-30 | Pioneer Corporation | 位置検出装置、位置検出方法、位置検出プログラムおよび記録媒体 |
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