JPH081463A - ワーククランプ装置 - Google Patents
ワーククランプ装置Info
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- JPH081463A JPH081463A JP14481194A JP14481194A JPH081463A JP H081463 A JPH081463 A JP H081463A JP 14481194 A JP14481194 A JP 14481194A JP 14481194 A JP14481194 A JP 14481194A JP H081463 A JPH081463 A JP H081463A
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- clamper
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動モータの通電停止後クランプ継続中のク
ランプ不良を防止する。 【構成】 本発明に係るワーククランプ装置は、剛体に
近いクランパ13を電動モータの力で規定位置まで移動
させてワークに押付け、そのワークを定位置でクランプ
するとともに、その後は、電動モータに対してブレーキ
を動作させ、さらに、その電動モータの通電を停止した
状態で前記ワークのクランプを継続するワーククランプ
装置において、クランパ13と電動モータとの間に設け
られており、ワークがクランプされる際にその電動モー
タからの力をクランパ13に伝達するとともに、前記力
に応じた量だけ変形する弾性体30を有している。この
ため、電動モータの通電停止後クランプ継続中にブレー
キのすべりやガタ等が生じたとしても、そのすべりやガ
タ等が許容範囲内であれば前記弾性体の弾性エネルギー
に起因した力がクランパに働き、前記ワークに対する押
圧力の急激な低下が抑制される。
ランプ不良を防止する。 【構成】 本発明に係るワーククランプ装置は、剛体に
近いクランパ13を電動モータの力で規定位置まで移動
させてワークに押付け、そのワークを定位置でクランプ
するとともに、その後は、電動モータに対してブレーキ
を動作させ、さらに、その電動モータの通電を停止した
状態で前記ワークのクランプを継続するワーククランプ
装置において、クランパ13と電動モータとの間に設け
られており、ワークがクランプされる際にその電動モー
タからの力をクランパ13に伝達するとともに、前記力
に応じた量だけ変形する弾性体30を有している。この
ため、電動モータの通電停止後クランプ継続中にブレー
キのすべりやガタ等が生じたとしても、そのすべりやガ
タ等が許容範囲内であれば前記弾性体の弾性エネルギー
に起因した力がクランパに働き、前記ワークに対する押
圧力の急激な低下が抑制される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、剛体に近い押圧部材を
電動モータの力で規定位置まで移動させてワークに押付
け、そのワークを定位置でクランプするとともに、その
後は、前記電動モータに対してブレーキを動作させ、さ
らに、その電動モータの通電を停止した状態で前記ワー
クのクランプを継続するワーククランプ装置に関する。
電動モータの力で規定位置まで移動させてワークに押付
け、そのワークを定位置でクランプするとともに、その
後は、前記電動モータに対してブレーキを動作させ、さ
らに、その電動モータの通電を停止した状態で前記ワー
クのクランプを継続するワーククランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これに関する従来のワーククランプ装置
が図11に示されている。前記ワーククランプ装置1
は、図示されていない工作機械によりワークwを加工す
る際に、そのワークwをベースsの上に位置決めして固
定するための装置であり、前記ワークwを上方から押圧
するクランパ3と、そのクランパ3を昇降させるアクチ
ュエータ4とから構成される。なお、前記アクチュエー
タ4は図示されていない架台によりベースsに固定され
ている。前記アクチュエータ4は、その内部軸方向に収
納されたクランパロッド(図示されていない)をモータ
部4mの回転トルクに起因した力により軸方向(上下方
向)に移動させる装置であり、そのモータ部4mの回転
軸(図示されていない)の回転運動はメカ部4sのネジ
作用により軸方向の動きに変換されて前記クランパロッ
ドに伝達される。ここで、前記回転軸の回転角度と回転
方向はエンコーダ部4eにおいて計測され、そのエンコ
ーダ部4eにおける計測値から前記クランパロッドの位
置が計算により求められるようになっている。また、前
記モータ部4mはブレーキ4bを備えており、所定のタ
イミングでそのモータ部4mの回転軸をロックできるよ
うになっている。
が図11に示されている。前記ワーククランプ装置1
は、図示されていない工作機械によりワークwを加工す
る際に、そのワークwをベースsの上に位置決めして固
定するための装置であり、前記ワークwを上方から押圧
するクランパ3と、そのクランパ3を昇降させるアクチ
ュエータ4とから構成される。なお、前記アクチュエー
タ4は図示されていない架台によりベースsに固定され
ている。前記アクチュエータ4は、その内部軸方向に収
納されたクランパロッド(図示されていない)をモータ
部4mの回転トルクに起因した力により軸方向(上下方
向)に移動させる装置であり、そのモータ部4mの回転
軸(図示されていない)の回転運動はメカ部4sのネジ
作用により軸方向の動きに変換されて前記クランパロッ
ドに伝達される。ここで、前記回転軸の回転角度と回転
方向はエンコーダ部4eにおいて計測され、そのエンコ
ーダ部4eにおける計測値から前記クランパロッドの位
置が計算により求められるようになっている。また、前
記モータ部4mはブレーキ4bを備えており、所定のタ
イミングでそのモータ部4mの回転軸をロックできるよ
うになっている。
【0003】プログラマブルコントローラ5(PC5)
からワークwの種類信号がコントローラ6に入力される
と、コントローラ6は、ワークwの種類に応じたクラン
プ位置データに基づいてクランパ3をその位置まで移動
させるように、アンプ7に対して動作指令を出力する。
前記アンプ7は、コントローラ6からの動作指令に基づ
いてアクチュエータ4のモータ部4mに電力を供給し、
そのモータ部4mを駆動させる。前記アクチュエータ4
ではモータ部4mの回転軸の回転運動をメカ部4sのネ
ジ作用によって軸方向の動きに変換し、前記クランパロ
ッド及びクランパ3を下降させる。一方、前記モータ部
4mの回転軸の回転角度は、エンコーダ部4eで計測さ
れて前記コントローラ6にフィードバックされる。コン
トローラ6では、前記回転軸の回転角度からクランパ3
の実際の位置を計算し、この位置とクランプ位置データ
とを比較しながら前記クランパ3の位置を制御する。さ
らに、前記クランパ3がワークwに当接した状態では、
そのクランパ3が所定の力でワークwを押圧するよう
に、前記モータ部4mにはその押圧力に必要な回転トル
クを発生させるだけの電力が供給される。
からワークwの種類信号がコントローラ6に入力される
と、コントローラ6は、ワークwの種類に応じたクラン
プ位置データに基づいてクランパ3をその位置まで移動
させるように、アンプ7に対して動作指令を出力する。
前記アンプ7は、コントローラ6からの動作指令に基づ
いてアクチュエータ4のモータ部4mに電力を供給し、
そのモータ部4mを駆動させる。前記アクチュエータ4
ではモータ部4mの回転軸の回転運動をメカ部4sのネ
ジ作用によって軸方向の動きに変換し、前記クランパロ
ッド及びクランパ3を下降させる。一方、前記モータ部
4mの回転軸の回転角度は、エンコーダ部4eで計測さ
れて前記コントローラ6にフィードバックされる。コン
トローラ6では、前記回転軸の回転角度からクランパ3
の実際の位置を計算し、この位置とクランプ位置データ
とを比較しながら前記クランパ3の位置を制御する。さ
らに、前記クランパ3がワークwに当接した状態では、
そのクランパ3が所定の力でワークwを押圧するよう
に、前記モータ部4mにはその押圧力に必要な回転トル
クを発生させるだけの電力が供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来のワーククランプ装置によると、前記クランパ3が
ワークwを押圧している間は、前記モータ部4mにはそ
の押付力に必要な回転トルクを発生させるだけの電力が
供給される。このために、ワーククランプ装置の消費電
力が大きくなるという問題がある。この問題を解決する
ため、通常は、ブレーキ4bによりモータ部4mの回転
軸をロックさせた状態で、前記モータ部4mに対する通
電を停止させる方法が採用されている。しかしながら、
この方法によると、モータ部4mにおいて回転トルクが
発生しなくなるため、仮に、ブレーキ部4bでガタやす
べりが発生した場合にクランパ3が押し戻されて、クラ
ンプ不良が発生するという問題がある。本発明の技術的
課題は、クランパとアクチュエータとの間に弾性体を設
けることにより、ワークをクランプしている時にブレー
キ部で若干のガタ等が生じた場合でも、その弾性体によ
りブレーキ部でのガタ等を吸収させてワークに対する押
圧力の急激な低下を抑制すること、さらに、前記クラン
パの位置及びワークに対するクランプ力を検出できるよ
うにしてクランプ状況を把握すること、また、ワークに
対する押圧力が許容量を超えて低下した場合にはアクチ
ュエータを再起動できるようすることによりクランプ不
良を防止しようとするものである。
従来のワーククランプ装置によると、前記クランパ3が
ワークwを押圧している間は、前記モータ部4mにはそ
の押付力に必要な回転トルクを発生させるだけの電力が
供給される。このために、ワーククランプ装置の消費電
力が大きくなるという問題がある。この問題を解決する
ため、通常は、ブレーキ4bによりモータ部4mの回転
軸をロックさせた状態で、前記モータ部4mに対する通
電を停止させる方法が採用されている。しかしながら、
この方法によると、モータ部4mにおいて回転トルクが
発生しなくなるため、仮に、ブレーキ部4bでガタやす
べりが発生した場合にクランパ3が押し戻されて、クラ
ンプ不良が発生するという問題がある。本発明の技術的
課題は、クランパとアクチュエータとの間に弾性体を設
けることにより、ワークをクランプしている時にブレー
キ部で若干のガタ等が生じた場合でも、その弾性体によ
りブレーキ部でのガタ等を吸収させてワークに対する押
圧力の急激な低下を抑制すること、さらに、前記クラン
パの位置及びワークに対するクランプ力を検出できるよ
うにしてクランプ状況を把握すること、また、ワークに
対する押圧力が許容量を超えて低下した場合にはアクチ
ュエータを再起動できるようすることによりクランプ不
良を防止しようとするものである。
【0005】
〔課題を解決するための請求項1に係る手段〕上記した
課題は、以下の各部構造を有するワーククランプ装置に
よって解決される。即ち、請求項1に係るワーククラン
プ装置は、剛体に近い押圧部材を電動モータの力で規定
位置まで移動させてワークに押付け、そのワークを定位
置でクランプするとともに、その後は、前記電動モータ
に対してブレーキを動作させ、さらに、その電動モータ
の通電を停止した状態で前記ワークのクランプを継続す
るワーククランプ装置において、前記押圧部材と前記電
動モータとの間に設けられており、前記ワークがクラン
プされる際にその電動モータからの力を前記押圧部材に
伝達するとともに、前記力に応じた量だけ変形する弾性
体を有している。 〔請求項1に記載された発明の作用〕本発明によると、
ワークがクランプされる際に電動モータからの力は弾性
体を介して押圧部材に伝達される。即ち、ワークがクラ
ンプされる際に前記弾性体は変形してその弾性体には弾
性エネルギーが蓄えられる。このため、電動モータの通
電停止後クランプ継続中にブレーキのすべりやガタ等が
生じたとしても、そのすべりやガタ等が許容範囲内であ
れば前記弾性体の弾性エネルギーに起因した力が押圧部
材に働き、前記ワークに対する押圧力(以下、クランプ
力という)の急激な低下が抑制される。また、前記弾性
体は電動モータから押圧部材に伝達される力、即ち、ク
ランプ力に応じた量だけ変形するために、その変形量か
らクランプ力を知ることが可能になる。 〔請求項1に記載された発明の効果〕本発明によると、
クランプ継続中にブレーキに若干のすべりやガタ等が生
じたとしても、ワークに対する押圧力の急激な低下が抑
制されるために、クランプ不良が発生し難くなる。
課題は、以下の各部構造を有するワーククランプ装置に
よって解決される。即ち、請求項1に係るワーククラン
プ装置は、剛体に近い押圧部材を電動モータの力で規定
位置まで移動させてワークに押付け、そのワークを定位
置でクランプするとともに、その後は、前記電動モータ
に対してブレーキを動作させ、さらに、その電動モータ
の通電を停止した状態で前記ワークのクランプを継続す
るワーククランプ装置において、前記押圧部材と前記電
動モータとの間に設けられており、前記ワークがクラン
プされる際にその電動モータからの力を前記押圧部材に
伝達するとともに、前記力に応じた量だけ変形する弾性
体を有している。 〔請求項1に記載された発明の作用〕本発明によると、
ワークがクランプされる際に電動モータからの力は弾性
体を介して押圧部材に伝達される。即ち、ワークがクラ
ンプされる際に前記弾性体は変形してその弾性体には弾
性エネルギーが蓄えられる。このため、電動モータの通
電停止後クランプ継続中にブレーキのすべりやガタ等が
生じたとしても、そのすべりやガタ等が許容範囲内であ
れば前記弾性体の弾性エネルギーに起因した力が押圧部
材に働き、前記ワークに対する押圧力(以下、クランプ
力という)の急激な低下が抑制される。また、前記弾性
体は電動モータから押圧部材に伝達される力、即ち、ク
ランプ力に応じた量だけ変形するために、その変形量か
らクランプ力を知ることが可能になる。 〔請求項1に記載された発明の効果〕本発明によると、
クランプ継続中にブレーキに若干のすべりやガタ等が生
じたとしても、ワークに対する押圧力の急激な低下が抑
制されるために、クランプ不良が発生し難くなる。
【0006】〔課題を解決するための請求項2に係る手
段〕上記した課題は、以下の各部構造を有するワークク
ランプ装置によって解決される。即ち、請求項2に係る
ワーククランプ装置は、請求項1に記載されたワークク
ランプ装置において、前記電動モータが前記弾性体及び
押圧部材をクランプ方向に移動させた量を検出する全体
移動量検出手段と、クランプ方向におけるその弾性体の
変形量を検出する弾性体変形量検出手段と、前記全体移
動量検出手段により検出された移動量から弾性体変形量
検出手段により検出された弾性体の変形量を減じること
により、押圧部材の移動量を求める押圧部材移動量演算
手段とを有している。 〔請求項2に記載された発明の作用〕本発明によると、
押圧部材移動量演算手段において、電動モータが弾性体
及び押圧部材を移動させた量から弾性体の変形量を減ず
ることにより押圧部材の移動量、即ち、基準位置に対す
る押圧部材の現在位置を求めることができる。このた
め、前記押圧部材とモータとの間に弾性体が存在するこ
とにより押圧部材の位置が不明確になることがなく、そ
の押圧部材が正しい位置でワークをクランプしているか
否かを監視できるようになる。また、前述のように、弾
性体はクランプ力に応じた量だけ変形するために、弾性
体変形量検出手段により検出された弾性体の変形量から
クランプ力を正確に求めることができるようになる。即
ち、本発明によると、ワークが押圧部材によって正しい
位置で、かつ、正しい力でクランプされている否かを監
視できるようになる。 〔請求項2に記載された発明の効果〕本発明によると、
ワークが正しい位置で、かつ、正しい力でクランプされ
ている否かを監視できるために、クランプ不良の発見が
容易になる。
段〕上記した課題は、以下の各部構造を有するワークク
ランプ装置によって解決される。即ち、請求項2に係る
ワーククランプ装置は、請求項1に記載されたワークク
ランプ装置において、前記電動モータが前記弾性体及び
押圧部材をクランプ方向に移動させた量を検出する全体
移動量検出手段と、クランプ方向におけるその弾性体の
変形量を検出する弾性体変形量検出手段と、前記全体移
動量検出手段により検出された移動量から弾性体変形量
検出手段により検出された弾性体の変形量を減じること
により、押圧部材の移動量を求める押圧部材移動量演算
手段とを有している。 〔請求項2に記載された発明の作用〕本発明によると、
押圧部材移動量演算手段において、電動モータが弾性体
及び押圧部材を移動させた量から弾性体の変形量を減ず
ることにより押圧部材の移動量、即ち、基準位置に対す
る押圧部材の現在位置を求めることができる。このた
め、前記押圧部材とモータとの間に弾性体が存在するこ
とにより押圧部材の位置が不明確になることがなく、そ
の押圧部材が正しい位置でワークをクランプしているか
否かを監視できるようになる。また、前述のように、弾
性体はクランプ力に応じた量だけ変形するために、弾性
体変形量検出手段により検出された弾性体の変形量から
クランプ力を正確に求めることができるようになる。即
ち、本発明によると、ワークが押圧部材によって正しい
位置で、かつ、正しい力でクランプされている否かを監
視できるようになる。 〔請求項2に記載された発明の効果〕本発明によると、
ワークが正しい位置で、かつ、正しい力でクランプされ
ている否かを監視できるために、クランプ不良の発見が
容易になる。
【0007】〔課題を解決するための請求項3に係る手
段〕上記した課題は、以下の各部構造を有するワークク
ランプ装置によって解決される。即ち、請求項3に係る
ワーククランプ装置は、請求項2に記載されたワークク
ランプ装置において、前記押圧部材が前記ワークをクラ
ンプしている状態における弾性体の適正な変形量を記憶
する弾性体変形量記憶手段と、その弾性体変形量記憶手
段によって記憶されている弾性体の適正な変形量と前記
弾性体変形量検出手段によって求められた弾性体の実際
の変形量との偏差を演算する偏差演算手段と、前記ワー
クのクランプを継続している状態で、前記偏差演算手段
によって演算された偏差が許容範囲を超えた場合に、前
記電動モータの通電を行うモータ制御手段とを有してい
る。 〔請求項3に記載された発明の作用〕本発明によると、
クランプ継続中にブレーキのすべりやガタ等が生じてク
ランプ力が低下すると、弾性体変形量検出手段によって
検出された弾性体の実際の変形量は小さくなる。この結
果、その実際の変形量と弾性体変形量記憶手段に記憶さ
れている適正な変形量との偏差は大きくなる。そして、
前記偏差が許容範囲を超えるとモータ制御手段が作動さ
れて電動モータに通電が行われ、電動モータの回転トル
クに起因した力が再び弾性体を介して押圧部材に伝達さ
れる。即ち、ワークに対するクランプ力が低下すると、
そのクランプ力を上昇させる方向にモータ制御手段が動
作する。 〔請求項3に記載された発明の効果〕本発明によると、
ワークに対するクランプ力が低下すると、そのクランプ
力を上昇させる方向にモータ制御手段が働くために、ブ
レーキのすべりやガタ等により押圧力が大きく低下した
場合にも、クランプ不良が発生することはない。このた
め、ワークの加工中にクランプ力が低下しても加工を継
続することが可能になる。
段〕上記した課題は、以下の各部構造を有するワークク
ランプ装置によって解決される。即ち、請求項3に係る
ワーククランプ装置は、請求項2に記載されたワークク
ランプ装置において、前記押圧部材が前記ワークをクラ
ンプしている状態における弾性体の適正な変形量を記憶
する弾性体変形量記憶手段と、その弾性体変形量記憶手
段によって記憶されている弾性体の適正な変形量と前記
弾性体変形量検出手段によって求められた弾性体の実際
の変形量との偏差を演算する偏差演算手段と、前記ワー
クのクランプを継続している状態で、前記偏差演算手段
によって演算された偏差が許容範囲を超えた場合に、前
記電動モータの通電を行うモータ制御手段とを有してい
る。 〔請求項3に記載された発明の作用〕本発明によると、
クランプ継続中にブレーキのすべりやガタ等が生じてク
ランプ力が低下すると、弾性体変形量検出手段によって
検出された弾性体の実際の変形量は小さくなる。この結
果、その実際の変形量と弾性体変形量記憶手段に記憶さ
れている適正な変形量との偏差は大きくなる。そして、
前記偏差が許容範囲を超えるとモータ制御手段が作動さ
れて電動モータに通電が行われ、電動モータの回転トル
クに起因した力が再び弾性体を介して押圧部材に伝達さ
れる。即ち、ワークに対するクランプ力が低下すると、
そのクランプ力を上昇させる方向にモータ制御手段が動
作する。 〔請求項3に記載された発明の効果〕本発明によると、
ワークに対するクランプ力が低下すると、そのクランプ
力を上昇させる方向にモータ制御手段が働くために、ブ
レーキのすべりやガタ等により押圧力が大きく低下した
場合にも、クランプ不良が発生することはない。このた
め、ワークの加工中にクランプ力が低下しても加工を継
続することが可能になる。
【0008】
〔第1実施例〕以下、図1〜図5に基づいて本発明の第
1実施例に係るワーククランプ装置10の説明を行う。
ここで、図2は、本実施例に係るワーククランプ装置1
0の全体図、図1は、図2の要部詳細図である。また、
図3は、ワーククランプ装置10のコントローラ16の
内部構成図、図4は、ワーククランプ装置10の動作を
表す側面図、図5、図6は、ワーククランプ装置10の
動作を表すフローチャートである。ワーククランプ装置
10は、図示されていない工作機械によりワークwを加
工する際に、そのワークwをベースsの上に位置決めし
て固定するための装置であり、図2に示されるように、
前記ワークwを上方から押圧するクランパ13と、その
クランパ13を昇降させるアクチュエータ14とから構
成される。なお、前記アクチュエータ14は図示されて
いない架台により前記ベースsに固定されている。前記
アクチュエータ14は、その内部軸方向に収納されたク
ランパロッド20をモータ部14mの回転トルクに起因
した力により軸方向(上下方向)に移動させる装置であ
り、そのモータ部14mの回転軸(図示されていない)
の回転運動はメカ部14sのネジ作用により軸方向の動
きに変換されて前記クランパロッド20に伝達される。
ここで、前記回転軸の回転角度と回転方向はエンコーダ
部14eによって計測され、そのエンコーダ部14eの
計測値から前記クランパロッド20の軸方向(高さ方
向)の位置が計算により求められるようになっている。
また、前記モータ部14mはブレーキ14bを備えてお
り、所定のタイミングでそのモータ部14mの回転軸を
ロックできるようになっている。
1実施例に係るワーククランプ装置10の説明を行う。
ここで、図2は、本実施例に係るワーククランプ装置1
0の全体図、図1は、図2の要部詳細図である。また、
図3は、ワーククランプ装置10のコントローラ16の
内部構成図、図4は、ワーククランプ装置10の動作を
表す側面図、図5、図6は、ワーククランプ装置10の
動作を表すフローチャートである。ワーククランプ装置
10は、図示されていない工作機械によりワークwを加
工する際に、そのワークwをベースsの上に位置決めし
て固定するための装置であり、図2に示されるように、
前記ワークwを上方から押圧するクランパ13と、その
クランパ13を昇降させるアクチュエータ14とから構
成される。なお、前記アクチュエータ14は図示されて
いない架台により前記ベースsに固定されている。前記
アクチュエータ14は、その内部軸方向に収納されたク
ランパロッド20をモータ部14mの回転トルクに起因
した力により軸方向(上下方向)に移動させる装置であ
り、そのモータ部14mの回転軸(図示されていない)
の回転運動はメカ部14sのネジ作用により軸方向の動
きに変換されて前記クランパロッド20に伝達される。
ここで、前記回転軸の回転角度と回転方向はエンコーダ
部14eによって計測され、そのエンコーダ部14eの
計測値から前記クランパロッド20の軸方向(高さ方
向)の位置が計算により求められるようになっている。
また、前記モータ部14mはブレーキ14bを備えてお
り、所定のタイミングでそのモータ部14mの回転軸を
ロックできるようになっている。
【0009】前記クランパロッド20の先端面(下端
面)には、図1に示されるように、中央に平面円形の凹
部23が形成されており、その凹部23の内側と外部と
が貫通孔24によって連通されている。さらに、前記ク
ランパロッド20の先端にはフランジ22が設けられて
おり、そのフランジ22に有底筒状のケース26が同軸
にボルト止めされるようになっている。前記ケース26
は、前記クランパ13が軸方向に変位できるようにガイ
ドするための部材であり、その底板部26bの中央にク
ランパ13の連結ロッド13rを通すための開口26k
が形成されている。前記クランパ13は、ワークwを押
圧する先端部13eが円錐台形に成形されており、基端
部13pが前記ケース26の内部を摺動するピストン形
に成形されている。そして、前記基端部13pの上端面
13fに前記連結ロッド13rが同軸に固定されてい
る。前記連結ロッド13rは、クランパ13を前記ケー
ス26に連結させる部材であり、その先部(上部)には
小径の雄ねじ部13xが形成されている。そして、前記
雄ねじ部13xが前記ケース26の開口26kに通され
た状態で、その雄ねじ部13xに対してケース26の外
側でナット13mが二重に螺合されて、前記クランパ1
3はケース26に連結される。
面)には、図1に示されるように、中央に平面円形の凹
部23が形成されており、その凹部23の内側と外部と
が貫通孔24によって連通されている。さらに、前記ク
ランパロッド20の先端にはフランジ22が設けられて
おり、そのフランジ22に有底筒状のケース26が同軸
にボルト止めされるようになっている。前記ケース26
は、前記クランパ13が軸方向に変位できるようにガイ
ドするための部材であり、その底板部26bの中央にク
ランパ13の連結ロッド13rを通すための開口26k
が形成されている。前記クランパ13は、ワークwを押
圧する先端部13eが円錐台形に成形されており、基端
部13pが前記ケース26の内部を摺動するピストン形
に成形されている。そして、前記基端部13pの上端面
13fに前記連結ロッド13rが同軸に固定されてい
る。前記連結ロッド13rは、クランパ13を前記ケー
ス26に連結させる部材であり、その先部(上部)には
小径の雄ねじ部13xが形成されている。そして、前記
雄ねじ部13xが前記ケース26の開口26kに通され
た状態で、その雄ねじ部13xに対してケース26の外
側でナット13mが二重に螺合されて、前記クランパ1
3はケース26に連結される。
【0010】そして、前記ケース26の外側に位置する
ナット13m及び雄ねじ部13xは、前記ケース26が
クランパロッド20のフランジ22に固定された状態
で、そのクランパロッド20の凹部23に収納される。
ここで、前記凹部23の深さはナット13m及び雄ねじ
部13xが軸方向に所定距離だけ移動できる余裕をもっ
て設定されている。また、前記クランパ13の連結ロッ
ド13rの周囲で、かつ、ケース26の底板部26bと
クランパ13の上端面13fとの間には、さらばね30
が前記クランパ13をケース26の外へ押出す方向に付
勢されて装着されている。この構造により、前記クラン
パ13がワークwを押圧していない状態では、図1に示
されるように、そのクランパ13は、さらばね30のば
ね力によりナット13mがケース26の底板部26bに
当接するまで、前記ケース26から最大限に突出するよ
うになっている。また、前記クランパ13がワークwを
押圧している状態では、その押圧力に応じて前記さらば
ね30が押し縮められ、クランパ13はさらばね30の
たわみ分だけケース26の内部に収納される。即ち、前
記さらばね30が本発明の弾性体に相当する。ここで、
前記さらばね30のたわみ量は押圧力(クランプ力)に
比例するようになっている。
ナット13m及び雄ねじ部13xは、前記ケース26が
クランパロッド20のフランジ22に固定された状態
で、そのクランパロッド20の凹部23に収納される。
ここで、前記凹部23の深さはナット13m及び雄ねじ
部13xが軸方向に所定距離だけ移動できる余裕をもっ
て設定されている。また、前記クランパ13の連結ロッ
ド13rの周囲で、かつ、ケース26の底板部26bと
クランパ13の上端面13fとの間には、さらばね30
が前記クランパ13をケース26の外へ押出す方向に付
勢されて装着されている。この構造により、前記クラン
パ13がワークwを押圧していない状態では、図1に示
されるように、そのクランパ13は、さらばね30のば
ね力によりナット13mがケース26の底板部26bに
当接するまで、前記ケース26から最大限に突出するよ
うになっている。また、前記クランパ13がワークwを
押圧している状態では、その押圧力に応じて前記さらば
ね30が押し縮められ、クランパ13はさらばね30の
たわみ分だけケース26の内部に収納される。即ち、前
記さらばね30が本発明の弾性体に相当する。ここで、
前記さらばね30のたわみ量は押圧力(クランプ力)に
比例するようになっている。
【0011】前記ケース26の外側面には、そのケース
26に対するクランパ13の位置を検出するための変位
センサー32が装着されている。前記変位センサー32
は、センサー面32aと、そのセンサー面32aに対向
して設けられた基準金属板34sとの間の距離Lを測定
する距離センサーであり、その基準金属板34sが前記
クランパ13の側面定位置に固定されている。この構造
により、前記クランパ13がケース26から最大限に突
出した状態における測定値Lmax を基準にして、この基
準測定値Lmax と実際の測定値Lとの差(Lmax −L)
を演算することにより、クランパ13がケース26内に
収納された寸法d、即ち、クランパ13の変位量d(d
=Lmax −L)を検出することができる。ここで、前述
のように、前記さらばね30はクランプ力に対してたわ
み量が比例するために、クランパ13の変位量dからワ
ークwに対するクランプ力p(p=k×d kはバネ定
数)を計算することができる。
26に対するクランパ13の位置を検出するための変位
センサー32が装着されている。前記変位センサー32
は、センサー面32aと、そのセンサー面32aに対向
して設けられた基準金属板34sとの間の距離Lを測定
する距離センサーであり、その基準金属板34sが前記
クランパ13の側面定位置に固定されている。この構造
により、前記クランパ13がケース26から最大限に突
出した状態における測定値Lmax を基準にして、この基
準測定値Lmax と実際の測定値Lとの差(Lmax −L)
を演算することにより、クランパ13がケース26内に
収納された寸法d、即ち、クランパ13の変位量d(d
=Lmax −L)を検出することができる。ここで、前述
のように、前記さらばね30はクランプ力に対してたわ
み量が比例するために、クランパ13の変位量dからワ
ークwに対するクランプ力p(p=k×d kはバネ定
数)を計算することができる。
【0012】また、前記ケース26の内壁面には、その
先端面近傍に溝26mが周方向に形成されており、この
溝26mにOリング27が嵌め込まれている。前記Oリ
ング27は、ケース26の内壁面とクランパ13の基端
部13pとの間をシールする部材であり、このOリング
27によってワークwの加工中に冷却液が飛散した場合
でもケース26の内部に冷却液が侵入しないようになっ
ている。なお、前記クランパ13がケース26に収納さ
れる際に、そのクランパ13により圧縮されたケース2
6内の空気は前記クランパロッド20に形成された貫通
孔24から外部に排出されるようになっている。
先端面近傍に溝26mが周方向に形成されており、この
溝26mにOリング27が嵌め込まれている。前記Oリ
ング27は、ケース26の内壁面とクランパ13の基端
部13pとの間をシールする部材であり、このOリング
27によってワークwの加工中に冷却液が飛散した場合
でもケース26の内部に冷却液が侵入しないようになっ
ている。なお、前記クランパ13がケース26に収納さ
れる際に、そのクランパ13により圧縮されたケース2
6内の空気は前記クランパロッド20に形成された貫通
孔24から外部に排出されるようになっている。
【0013】ワーククランプ装置10は、図2に示され
るように、前記アクチュエータ14の動作制御を行うた
めのプログラマブルコントローラ15(以下、PC15
とする)、コントローラ16及びアンプ17を備えてい
る。前記PC15は、クランプしようとするワークwの
種類をコントローラ16にインプットする働きをする。
コントローラ16は、PC15からのワーク種類信号に
基づいてアクチュエータ14の動作を制御する部分であ
り、アクチュエータ14に電力を供給するアンプ17に
対して動作指令を出力する。前記アンプ17は、コント
ローラ16からの動作指令に基づいてアクチュエータ1
4のモータ部14mに電力を供給するとともに、ブレー
キ14bの動作を行ってアクチュエータ14を実際に作
動させる働きをする。前記コントローラ16は、図3の
内部構成図に示されるように、PC15からのワーク種
類信号を受けるPC用通信処理部500を備えており、
このPC用通信処理部500を経由したワーク種類信号
がCPU572に入力される。前記CPU572は、力
・位置関係設定部520からワークwの種類に応じた変
位データDと位置データAとを読みだす。前記変位デー
タDとは、ワークwをクランプする時に適正なクランプ
力Pが得られるようなクランパ13の理論変位量Dであ
る。前述のように、クランパ13の理論変位量Dはさら
ばね30の理論たわみ量Dに等しくなるため、前記クラ
ンプ力Pはバネ定数k×理論たわみ量(変位量)Dで表
される。なお、変位データDは理論値であり、実際にク
ランプ力Pでワークwをクランプした場合でもさらばね
30の変位量にはバラツキが発生する。このため、ある
一定値以内のバラツキであるならば理論値とみなすよう
に、偏差許容差βが設けられている。即ち、D≒D±β
となる。
るように、前記アクチュエータ14の動作制御を行うた
めのプログラマブルコントローラ15(以下、PC15
とする)、コントローラ16及びアンプ17を備えてい
る。前記PC15は、クランプしようとするワークwの
種類をコントローラ16にインプットする働きをする。
コントローラ16は、PC15からのワーク種類信号に
基づいてアクチュエータ14の動作を制御する部分であ
り、アクチュエータ14に電力を供給するアンプ17に
対して動作指令を出力する。前記アンプ17は、コント
ローラ16からの動作指令に基づいてアクチュエータ1
4のモータ部14mに電力を供給するとともに、ブレー
キ14bの動作を行ってアクチュエータ14を実際に作
動させる働きをする。前記コントローラ16は、図3の
内部構成図に示されるように、PC15からのワーク種
類信号を受けるPC用通信処理部500を備えており、
このPC用通信処理部500を経由したワーク種類信号
がCPU572に入力される。前記CPU572は、力
・位置関係設定部520からワークwの種類に応じた変
位データDと位置データAとを読みだす。前記変位デー
タDとは、ワークwをクランプする時に適正なクランプ
力Pが得られるようなクランパ13の理論変位量Dであ
る。前述のように、クランパ13の理論変位量Dはさら
ばね30の理論たわみ量Dに等しくなるため、前記クラ
ンプ力Pはバネ定数k×理論たわみ量(変位量)Dで表
される。なお、変位データDは理論値であり、実際にク
ランプ力Pでワークwをクランプした場合でもさらばね
30の変位量にはバラツキが発生する。このため、ある
一定値以内のバラツキであるならば理論値とみなすよう
に、偏差許容差βが設けられている。即ち、D≒D±β
となる。
【0014】また、位置データAとは、ワークwを適正
にクランプ時の前記クランパ13の先端位置(理論値)
であり、図4(II)に示されるように、クランパロッド
20の理論下降量Tからクランパ13の理論変位量Dを
減じた値(A=T−D)に等しくなる。なお、位置デー
タAは理論値であり、ワークwを適正にクランプした場
合でもさらばね30のたわみ量Dのバラツキやクランパ
ロッド20の位置のバラツキ等により、クランパ13の
先端位置にはバラツキが生じる。このため、ある一定値
以内のバラツキであるならば理論値とみなすように、偏
差許容範囲αがが設けられている。即ち、A≒A±αと
なる。なお、偏差許容範囲α>偏差許容差βである。こ
こで、前記変位データD及び位置データAは、予めデー
タ編集装置(図示されていない)からデータ編集用通信
処理部510(図3参照)を経由して力・位置関係設定
部520に入力されている。前記CPU572は、力・
位置関係設定部520からワーク種類に応じた変位デー
タDと位置データAとを読みだすと、これらのデータ
D,Aを理論状態記憶部551に記憶させる。さらに、
CPU572は、アクチュエータ14を動作させるため
にアンプ用通信処理部580を介して動作指令を前記ア
ンプ17に出力する。前記アンプ17は、前述のよう
に、コントローラ16からの動作指令に応じてアクチュ
エータ14のモータ部14mに電力を供給するととも
に、ブレーキ14bを解除してアクチュエータ14のク
ランパロッド20を下降させる。
にクランプ時の前記クランパ13の先端位置(理論値)
であり、図4(II)に示されるように、クランパロッド
20の理論下降量Tからクランパ13の理論変位量Dを
減じた値(A=T−D)に等しくなる。なお、位置デー
タAは理論値であり、ワークwを適正にクランプした場
合でもさらばね30のたわみ量Dのバラツキやクランパ
ロッド20の位置のバラツキ等により、クランパ13の
先端位置にはバラツキが生じる。このため、ある一定値
以内のバラツキであるならば理論値とみなすように、偏
差許容範囲αがが設けられている。即ち、A≒A±αと
なる。なお、偏差許容範囲α>偏差許容差βである。こ
こで、前記変位データD及び位置データAは、予めデー
タ編集装置(図示されていない)からデータ編集用通信
処理部510(図3参照)を経由して力・位置関係設定
部520に入力されている。前記CPU572は、力・
位置関係設定部520からワーク種類に応じた変位デー
タDと位置データAとを読みだすと、これらのデータ
D,Aを理論状態記憶部551に記憶させる。さらに、
CPU572は、アクチュエータ14を動作させるため
にアンプ用通信処理部580を介して動作指令を前記ア
ンプ17に出力する。前記アンプ17は、前述のよう
に、コントローラ16からの動作指令に応じてアクチュ
エータ14のモータ部14mに電力を供給するととも
に、ブレーキ14bを解除してアクチュエータ14のク
ランパロッド20を下降させる。
【0015】一方、前記アクチュエータ14が動作する
と、アクチュエータ14のエンコーダ部14eからの信
号がエンコーダ用受信処理部560に入力されて、ここ
でクランパロッド20の実際の下降量tが計算される。
また、変位センサー32からの信号が変位センサ用受信
処理部530に入力されて、ここでクランパ13の実際
の変位量d(d=Lmax −L)が計算される。さらに、
前記CPU572は、予め決められた時間毎に力・位置
演算プログラム部540に記憶されている演算プログラ
ムを実行させて、力・位置演算処理部571において、
前記クランパロッド20の実際の下降量tとクランパ1
3の実際の変位量dとからクランパ13の実際の先端位
置a(a=t−d)と、実際のクランプ力(p=k×
d)とを計算する。そして、計算したクランパ13の先
端位置aとクランプ力p及びクランパ13の実際の変位
量dとを、実状態記憶部552に記憶する。
と、アクチュエータ14のエンコーダ部14eからの信
号がエンコーダ用受信処理部560に入力されて、ここ
でクランパロッド20の実際の下降量tが計算される。
また、変位センサー32からの信号が変位センサ用受信
処理部530に入力されて、ここでクランパ13の実際
の変位量d(d=Lmax −L)が計算される。さらに、
前記CPU572は、予め決められた時間毎に力・位置
演算プログラム部540に記憶されている演算プログラ
ムを実行させて、力・位置演算処理部571において、
前記クランパロッド20の実際の下降量tとクランパ1
3の実際の変位量dとからクランパ13の実際の先端位
置a(a=t−d)と、実際のクランプ力(p=k×
d)とを計算する。そして、計算したクランパ13の先
端位置aとクランプ力p及びクランパ13の実際の変位
量dとを、実状態記憶部552に記憶する。
【0016】さらに、CPU572は、次動作判定部5
73において理論状態記憶部551のデータ、即ち、変
位データD、位置データA及び理論クランプ力Pと、実
状態記憶部552のデータ、即ち、クランパ13の実際
の先端位置a、クランパ13の実際の変位量d及び実際
のクランプ力pとを比較して、クランパ13の実際の先
端位置aが所定の偏差許容範囲α内にあるか、また、ク
ランパ13の実際の変位量dが所定の偏差許容差β内に
あるかを判定する。そして、後記するフローチャートに
示されるように、このような処理を前記クランパロッド
20の下降中に予め決められた時間毎に繰り返し実行し
て、クランパ13の実際の先端位置a、実際の変位量d
が許容範囲内に入った状態でブレーキ14bを作動させ
て、前記クランパロッド20をその位置にロックさせ
る。なお、クランパ13の実際の先端位置a、実際の変
位量dが許容範囲内に入らなかった場合には所定の警報
を発してワークwのクランプを中止する。即ち、前記変
位センサー32、変位センサ用受信処理部530、CP
U572等が本発明の弾性体変形量検出手段に相当し、
理論状態記憶部551が本発明の弾性体変形量記憶手段
に相当する。また、エンコーダ部14e、エンコーダ用
受信処理部560が本発明の全体移動量検出手段に相当
し、CPU572、力・位置演算処理部571が本発明
の押圧部材移動量検出手段に相当する。さらに、次動作
判定部573が本発明の偏差演算手段に相当する。
73において理論状態記憶部551のデータ、即ち、変
位データD、位置データA及び理論クランプ力Pと、実
状態記憶部552のデータ、即ち、クランパ13の実際
の先端位置a、クランパ13の実際の変位量d及び実際
のクランプ力pとを比較して、クランパ13の実際の先
端位置aが所定の偏差許容範囲α内にあるか、また、ク
ランパ13の実際の変位量dが所定の偏差許容差β内に
あるかを判定する。そして、後記するフローチャートに
示されるように、このような処理を前記クランパロッド
20の下降中に予め決められた時間毎に繰り返し実行し
て、クランパ13の実際の先端位置a、実際の変位量d
が許容範囲内に入った状態でブレーキ14bを作動させ
て、前記クランパロッド20をその位置にロックさせ
る。なお、クランパ13の実際の先端位置a、実際の変
位量dが許容範囲内に入らなかった場合には所定の警報
を発してワークwのクランプを中止する。即ち、前記変
位センサー32、変位センサ用受信処理部530、CP
U572等が本発明の弾性体変形量検出手段に相当し、
理論状態記憶部551が本発明の弾性体変形量記憶手段
に相当する。また、エンコーダ部14e、エンコーダ用
受信処理部560が本発明の全体移動量検出手段に相当
し、CPU572、力・位置演算処理部571が本発明
の押圧部材移動量検出手段に相当する。さらに、次動作
判定部573が本発明の偏差演算手段に相当する。
【0017】次に、図5、図6のフローチャートに基づ
いて本実施例に係るワーククランプ装置10の動作を説
明する。先ず、ステップ101、102で、PC15か
らのワーク種類信号に基づいて力・位置関係設定部52
0からワーク種類に応じた変位データDと位置データA
とが読み出される。次に、ステップ103で、アンプ1
7はコントローラ16からの動作指令に基づいてアクチ
ュエータ14のモータ部14mに電力を供給するととも
に、ブレーキ14bを解除してアクチュエータ14のク
ランパロッド20及びクランパ13を下降させる。ここ
で、クランパ13の先端がワークwに当接していない状
態では、図4(I)に示されるように、クランパ13の
先端位置aは、エンコーダ部14eの信号により求めら
れるクランパロッド20の軸方向の移動量t(クランパ
先端原位置からの下降量t)と等しくなり、a=tとな
る。また、クランパ13の先端がワークwを押圧してい
る状態では、前記先端位置aは、前述のように、エンコ
ーダ部14eの信号により求められるクランパロッド2
0の下降量tから、クランパ13の変位量dを減じた値
に等しくなる。ステップ104では、クランパ13の先
端位置aが下限位置AL(図4参照)まで到達したか否
か、即ち、クランパ13の先端位置aが下限位置ALよ
り高い位置にあるか否か(a<AL)が判定される。前
記アクチュエータ14に電力が供給された当初は、前記
クランパロッド20は原位置近傍(上限近傍)にあるた
めにクランパ13の先端位置aは下限位置ALよりも上
方にあり、ステップ104では条件a<ALを満足す
る。このため、処理はステップ105に進み、ここでク
ランパ13の実際の変位量dと変位データDとの偏差が
演算されて、その偏差|d−D|が偏差許容差β内にあ
るか否かが判定される。ここで、アクチュエータ14に
電力が供給された当初はクランパロッド20は原位置近
傍にあり、クランパ13の先端はワークwに当接してい
ないため、クランパ13の実際の変位量dは零であり、
偏差|d−D|<偏差許容差βを満足せずに、処理はス
テップ103に戻る。
いて本実施例に係るワーククランプ装置10の動作を説
明する。先ず、ステップ101、102で、PC15か
らのワーク種類信号に基づいて力・位置関係設定部52
0からワーク種類に応じた変位データDと位置データA
とが読み出される。次に、ステップ103で、アンプ1
7はコントローラ16からの動作指令に基づいてアクチ
ュエータ14のモータ部14mに電力を供給するととも
に、ブレーキ14bを解除してアクチュエータ14のク
ランパロッド20及びクランパ13を下降させる。ここ
で、クランパ13の先端がワークwに当接していない状
態では、図4(I)に示されるように、クランパ13の
先端位置aは、エンコーダ部14eの信号により求めら
れるクランパロッド20の軸方向の移動量t(クランパ
先端原位置からの下降量t)と等しくなり、a=tとな
る。また、クランパ13の先端がワークwを押圧してい
る状態では、前記先端位置aは、前述のように、エンコ
ーダ部14eの信号により求められるクランパロッド2
0の下降量tから、クランパ13の変位量dを減じた値
に等しくなる。ステップ104では、クランパ13の先
端位置aが下限位置AL(図4参照)まで到達したか否
か、即ち、クランパ13の先端位置aが下限位置ALよ
り高い位置にあるか否か(a<AL)が判定される。前
記アクチュエータ14に電力が供給された当初は、前記
クランパロッド20は原位置近傍(上限近傍)にあるた
めにクランパ13の先端位置aは下限位置ALよりも上
方にあり、ステップ104では条件a<ALを満足す
る。このため、処理はステップ105に進み、ここでク
ランパ13の実際の変位量dと変位データDとの偏差が
演算されて、その偏差|d−D|が偏差許容差β内にあ
るか否かが判定される。ここで、アクチュエータ14に
電力が供給された当初はクランパロッド20は原位置近
傍にあり、クランパ13の先端はワークwに当接してい
ないため、クランパ13の実際の変位量dは零であり、
偏差|d−D|<偏差許容差βを満足せずに、処理はス
テップ103に戻る。
【0018】このようにして、クランパロッド20及び
クランパ13の下降中に、ステップ103〜105まで
の処理が繰り返し実行されて、ステップ105の条件
|d−D|<β を満足しないままステップ104の判
定がNOとなった場合、即ち、クランパ13がワークwに
当接することなくその先端位置aが下限位置ALより低
い位置となった場合には、クランプする位置にワークw
が存在しないと判定して、ステップ107で、アクチュ
エータ14の動きを止めてクランパ13をその位置に停
止させるとともに、ワークw等の異常報告をして処理を
終了する。また、ステップ104の条件を満足している
状態で、クランパ13の先端がワークwに当接してクラ
ンパ13の変位量dと変位データDとの偏差|d−D|
が偏差許容差β内に入ると、ステップ105の判定がYE
S になり、処理はステップ106に進む。そして、ここ
でクランパ13の先端位置aが位置データAと比較さ
れ、両者の偏差|a−A|が偏差許容範囲α内にあるか
否かが判定される。
クランパ13の下降中に、ステップ103〜105まで
の処理が繰り返し実行されて、ステップ105の条件
|d−D|<β を満足しないままステップ104の判
定がNOとなった場合、即ち、クランパ13がワークwに
当接することなくその先端位置aが下限位置ALより低
い位置となった場合には、クランプする位置にワークw
が存在しないと判定して、ステップ107で、アクチュ
エータ14の動きを止めてクランパ13をその位置に停
止させるとともに、ワークw等の異常報告をして処理を
終了する。また、ステップ104の条件を満足している
状態で、クランパ13の先端がワークwに当接してクラ
ンパ13の変位量dと変位データDとの偏差|d−D|
が偏差許容差β内に入ると、ステップ105の判定がYE
S になり、処理はステップ106に進む。そして、ここ
でクランパ13の先端位置aが位置データAと比較さ
れ、両者の偏差|a−A|が偏差許容範囲α内にあるか
否かが判定される。
【0019】ステップ106における判定が NO であれ
ば、クランパ13の先端位置aは偏差許容範囲α内に存
在しない状態であり、処理はステップ107、108に
進んみ、アクチュエータ14の動きを止めてクランパ1
3をその位置に停止させるとともに、ワークw等の異常
報告をして処理を終了する。ここで、ステップ105の
条件を満足して、ステップ106の条件を満足しない状
態としては、例えば、ワークwが傾いたり浮き上がった
りした状態で、前記クランパ13がワークwに当接し、
クランパ13が規定量変位した場合等が考えられる。逆
に、ステップ106における判定がYES であれば、ステ
ップ109で、クランパ13の実際の変位量dが理論変
位量Dに等しくなるまで前記クランパ13をワークwに
押付け、ステップ110、111でクランパ13をその
位置に停止させてブレーキ14bを動作させる。即ち、
ワークwはクランパ13によってクランプ力p(p=k
×d)でクランプされた状態に保持される。そして、ス
テップ112で、モータ部14mへの電力供給を停止
し、ステップ113で工作機械に加工開始信号を出力す
る。このようにして、ワークwはクランパ13によって
所定のクランプ力pでクランプされた状態で工作機械に
より加工される。
ば、クランパ13の先端位置aは偏差許容範囲α内に存
在しない状態であり、処理はステップ107、108に
進んみ、アクチュエータ14の動きを止めてクランパ1
3をその位置に停止させるとともに、ワークw等の異常
報告をして処理を終了する。ここで、ステップ105の
条件を満足して、ステップ106の条件を満足しない状
態としては、例えば、ワークwが傾いたり浮き上がった
りした状態で、前記クランパ13がワークwに当接し、
クランパ13が規定量変位した場合等が考えられる。逆
に、ステップ106における判定がYES であれば、ステ
ップ109で、クランパ13の実際の変位量dが理論変
位量Dに等しくなるまで前記クランパ13をワークwに
押付け、ステップ110、111でクランパ13をその
位置に停止させてブレーキ14bを動作させる。即ち、
ワークwはクランパ13によってクランプ力p(p=k
×d)でクランプされた状態に保持される。そして、ス
テップ112で、モータ部14mへの電力供給を停止
し、ステップ113で工作機械に加工開始信号を出力す
る。このようにして、ワークwはクランパ13によって
所定のクランプ力pでクランプされた状態で工作機械に
より加工される。
【0020】さらに、ワークwの加工中はその加工が完
了するまで、ステップ114〜ステップ116までの処
理が繰り返し実行される。これによって、クランパ13
の変位量dと変位データDとの偏差|d−D|が偏差許
容差β内にあるか否かが連続して監視される。即ち、ク
ランパ13が規定のクランプ力pでワークwをクランプ
してるか否かが連続して監視される。また、前記クラン
パ13の先端位置aと位置データAとの偏差|a−A|
が偏差許容範囲α内にあるか否かが連続して監視され
る。ここで、ワークwの加工中に、ブレーキ14bのガ
タやすべり等の原因によりクランパロッド20が若干押
し戻されて、クランパ13の変位量dが小さくなったと
しても、その変位量dと変位データDとの偏差|d−D
|が偏差許容差β内にあればワークwには所定のクラン
プ力pが加えられていることになり、クランプ不良とな
ることはない。また、ブレーキ14bのガタ等が許容以
上に大きく、ステップ114、ステップ115の条件を
満足しなくなった場合には、ワークwに対するクランプ
力pが基準以下に低下したと判定して、ステップ11
7、ステップ118でクランプ力下限報告をするととも
に、工作機械等の加工ユニットに戻し指令を出力して処
理を終了する。
了するまで、ステップ114〜ステップ116までの処
理が繰り返し実行される。これによって、クランパ13
の変位量dと変位データDとの偏差|d−D|が偏差許
容差β内にあるか否かが連続して監視される。即ち、ク
ランパ13が規定のクランプ力pでワークwをクランプ
してるか否かが連続して監視される。また、前記クラン
パ13の先端位置aと位置データAとの偏差|a−A|
が偏差許容範囲α内にあるか否かが連続して監視され
る。ここで、ワークwの加工中に、ブレーキ14bのガ
タやすべり等の原因によりクランパロッド20が若干押
し戻されて、クランパ13の変位量dが小さくなったと
しても、その変位量dと変位データDとの偏差|d−D
|が偏差許容差β内にあればワークwには所定のクラン
プ力pが加えられていることになり、クランプ不良とな
ることはない。また、ブレーキ14bのガタ等が許容以
上に大きく、ステップ114、ステップ115の条件を
満足しなくなった場合には、ワークwに対するクランプ
力pが基準以下に低下したと判定して、ステップ11
7、ステップ118でクランプ力下限報告をするととも
に、工作機械等の加工ユニットに戻し指令を出力して処
理を終了する。
【0021】このように、本実施例に係るワーククラン
プ装置10によると、ワークwを所定のクランプ力でク
ランプした後は、アクチュエータ14のモータ部14m
への通電を停止するために消費電力が低減される。ま
た、ワークwをクランプする時に、前記モータ部14m
で発生した回転トルクに起因した力は、クランパロッド
20及びさらばね30を介してクランパ13に伝達され
るため、前記さらばね30には弾性エネルギーが蓄えら
れる。このため、モータ部14mへの通電停止後にブレ
ーキ14bのすべりやガタ等が生じたとしても、さらば
ね30の弾性エネルギーに起因した力がクランパ13に
働き、前記ワークwに対するクランプ力の急激な低下が
抑制されてクランプ不良の発生が防止される。また、本
実施例に係るワーククランプ装置10によると、ワーク
wが正しい位置で、かつ、正しいクランプ力でクランプ
されているか否かを監視することができるために、ブレ
ーキ14bのすべり等の程度が大きくてクランプ不良が
発生した場合でも、クランプ不良が容易に発見できるよ
うになる。
プ装置10によると、ワークwを所定のクランプ力でク
ランプした後は、アクチュエータ14のモータ部14m
への通電を停止するために消費電力が低減される。ま
た、ワークwをクランプする時に、前記モータ部14m
で発生した回転トルクに起因した力は、クランパロッド
20及びさらばね30を介してクランパ13に伝達され
るため、前記さらばね30には弾性エネルギーが蓄えら
れる。このため、モータ部14mへの通電停止後にブレ
ーキ14bのすべりやガタ等が生じたとしても、さらば
ね30の弾性エネルギーに起因した力がクランパ13に
働き、前記ワークwに対するクランプ力の急激な低下が
抑制されてクランプ不良の発生が防止される。また、本
実施例に係るワーククランプ装置10によると、ワーク
wが正しい位置で、かつ、正しいクランプ力でクランプ
されているか否かを監視することができるために、ブレ
ーキ14bのすべり等の程度が大きくてクランプ不良が
発生した場合でも、クランプ不良が容易に発見できるよ
うになる。
【0022】〔第2実施例〕次に、図7、図8に基づい
て本発明の第2実施例に係るワーククランプ装置の説明
を行う。本実施例に係るワーククランプ装置は、第1実
施例に係るワーククランプ装置のフローチャートにおい
て、ワークwの加工が開始された後の処理を改良したも
のである。以下、図7、図8を参照してフローチャート
の説明を行う。なお、ステップ201〜213までは第
1実施例の場合と同様であるために、ステップ214か
ら後の説明を行う。ワークwがクランパ13によりクラ
ンプされた状態で工作機械により加工が開始されると、
ステップ214では、クランパ13の変位量dと変位デ
ータDとの偏差|d−D|が偏差許容差β内にあるか否
かが判定される。|d−D|<βであれば、ステップ2
15で、クランパ13の先端位置aと位置データAとの
偏差|a−A|が偏差許容範囲α内にあるか否かが判定
される。そして、|a−A|<αであれば、ステップ2
16に進み、この段階で加工完了信号が受信されていな
ければ、処理は再びステップ214に戻る。このように
して、ワークwの加工中にステップ214〜216まで
の処理が繰り返し実行されている状態で、ブレーキ14
bのガタやすべり等の原因により、クランパロッド20
が押し戻されてクランパ13の変位量dが許容量を超え
て小さくなると、ステップ214の判定がNOとなり、処
理はステップ219に進む。
て本発明の第2実施例に係るワーククランプ装置の説明
を行う。本実施例に係るワーククランプ装置は、第1実
施例に係るワーククランプ装置のフローチャートにおい
て、ワークwの加工が開始された後の処理を改良したも
のである。以下、図7、図8を参照してフローチャート
の説明を行う。なお、ステップ201〜213までは第
1実施例の場合と同様であるために、ステップ214か
ら後の説明を行う。ワークwがクランパ13によりクラ
ンプされた状態で工作機械により加工が開始されると、
ステップ214では、クランパ13の変位量dと変位デ
ータDとの偏差|d−D|が偏差許容差β内にあるか否
かが判定される。|d−D|<βであれば、ステップ2
15で、クランパ13の先端位置aと位置データAとの
偏差|a−A|が偏差許容範囲α内にあるか否かが判定
される。そして、|a−A|<αであれば、ステップ2
16に進み、この段階で加工完了信号が受信されていな
ければ、処理は再びステップ214に戻る。このように
して、ワークwの加工中にステップ214〜216まで
の処理が繰り返し実行されている状態で、ブレーキ14
bのガタやすべり等の原因により、クランパロッド20
が押し戻されてクランパ13の変位量dが許容量を超え
て小さくなると、ステップ214の判定がNOとなり、処
理はステップ219に進む。
【0023】ステップ219ではコントローラ16の動
作指令に基づいてアンプ17がアクチュエータ14のモ
ータ部14mを起動させ、さらに、ステップ220でブ
レーキ14bを解除する。これによって、再び、モータ
部14mの回転トルクに起因した力がクランパロッド2
0を介してクランパ13に伝達され、そのクランパ13
の変位量dが理論変位量Dに等しくなるまで前記クラン
パ13がワークwに押付けられる。即ち、ワークwに対
するクランパ13のクランプ力が上昇して、ワークwは
クランプ力p(p=k×d)でクランプされた状態に保
持される。このようにして、ワークwがクランプ力p
(p=k×d)でクランプされると、ステップ222〜
224でクランパ13をその位置に停止させてブレーキ
14bを動作させ、モータ部14mへの電力供給を停止
する。そして、処理はステップ216に進み、この段階
で加工完了信号が受信されていなければ、処理は再びス
テップ214に戻る。
作指令に基づいてアンプ17がアクチュエータ14のモ
ータ部14mを起動させ、さらに、ステップ220でブ
レーキ14bを解除する。これによって、再び、モータ
部14mの回転トルクに起因した力がクランパロッド2
0を介してクランパ13に伝達され、そのクランパ13
の変位量dが理論変位量Dに等しくなるまで前記クラン
パ13がワークwに押付けられる。即ち、ワークwに対
するクランパ13のクランプ力が上昇して、ワークwは
クランプ力p(p=k×d)でクランプされた状態に保
持される。このようにして、ワークwがクランプ力p
(p=k×d)でクランプされると、ステップ222〜
224でクランパ13をその位置に停止させてブレーキ
14bを動作させ、モータ部14mへの電力供給を停止
する。そして、処理はステップ216に進み、この段階
で加工完了信号が受信されていなければ、処理は再びス
テップ214に戻る。
【0024】また、加工中にワークwが許容値を超えて
浮き上がった場合等は、ステップ215の|a−A|<
αの条件を満足しなくなり、処理はステップ217に進
んでクランプ力下限報告をするとともに、ステップ21
8で、工作機械等の加工ユニットに戻し指令を出力して
処理を終了する。即ち、ステップ219〜224までの
処理、及びこの処理において使用されるモータ部14
m、ブレーキ14b、コントローラ16のCPU572
等及びアンプ17が本発明のモータ制御手段として働
く。このように本実施例によると、ワークwに対するク
ランパ13のクランプ力pが適正値から許容量を超えて
低下すると、コントローラ16からの動作指令に基づい
てアクチュエータ14のモータ部14mに電力が供給さ
れるとともにブレーキ14bが解除されて、モータの回
転トルクに起因した力がクランパ13に伝達される。こ
れによって、ワークwに対するクランパ13のクランプ
力が上昇し、ブレーキのすべりやガタ等によりクランプ
力が大きく低下した場合にもクランプ不良が発生するこ
とはなくなる。
浮き上がった場合等は、ステップ215の|a−A|<
αの条件を満足しなくなり、処理はステップ217に進
んでクランプ力下限報告をするとともに、ステップ21
8で、工作機械等の加工ユニットに戻し指令を出力して
処理を終了する。即ち、ステップ219〜224までの
処理、及びこの処理において使用されるモータ部14
m、ブレーキ14b、コントローラ16のCPU572
等及びアンプ17が本発明のモータ制御手段として働
く。このように本実施例によると、ワークwに対するク
ランパ13のクランプ力pが適正値から許容量を超えて
低下すると、コントローラ16からの動作指令に基づい
てアクチュエータ14のモータ部14mに電力が供給さ
れるとともにブレーキ14bが解除されて、モータの回
転トルクに起因した力がクランパ13に伝達される。こ
れによって、ワークwに対するクランパ13のクランプ
力が上昇し、ブレーキのすべりやガタ等によりクランプ
力が大きく低下した場合にもクランプ不良が発生するこ
とはなくなる。
【0025】〔第3実施例〕次に、図9、図10に基づ
いて本発明の第3実施例に係るワーククランプ装置の説
明を行う。本実施例に係るワーククランプ装置は、第2
実施例に係るフローチャートを改良したものであり、ク
ランパ13の変位量dと変位データDとの偏差|d−D
|が偏差許容差βから外れた回数を積算し、この回数に
応じてクランプ力下限報告や加工ユニットに戻し指令を
出力するようにしたものである。なお、ステップ301
〜313までは第2実施例の場合と同様であるために、
ステップ314から後の説明を行う。ステップ314の
判定がNOとなると、ステップ318.5において、ステ
ップ314の判定がNOとなった回数が許容回数(許容
値)と比較される。そして、その回数が許容値以下であ
れば、第2実施例において説明したように、ステップ3
19〜321でアクチュエータ14のモータ部14mが
起動されるとともにブレーキ14bが解除され、クラン
パ13の変位量dが理論変位量Dに等しくなるまで前記
クランパ13がワークwに押付けられる。そして、ステ
ップ322〜324でクランパ13をその位置に停止さ
せてブレーキ14bを動作させ、モータ部14mへの電
力供給を停止する。この状態で処理はステップ316に
進み、この段階で加工完了信号が受信されていなけれ
ば、処理は再びステップ314に進む。また、ステップ
318.5の判定がNOとなった場合、即ち、ステップ3
14の判定がNOとなった回数が許容値を超えた場合に
は、クランプ不良と判定して処理はステップ317、3
18に進み、ここでクランプ力下限報告や加工ユニット
に戻し指令を出力する。このように、本実施例による
と、クランプ不良を発生させる可能性が高い場合にも加
工を中止できるために、加工不良が発生し難くなる。
いて本発明の第3実施例に係るワーククランプ装置の説
明を行う。本実施例に係るワーククランプ装置は、第2
実施例に係るフローチャートを改良したものであり、ク
ランパ13の変位量dと変位データDとの偏差|d−D
|が偏差許容差βから外れた回数を積算し、この回数に
応じてクランプ力下限報告や加工ユニットに戻し指令を
出力するようにしたものである。なお、ステップ301
〜313までは第2実施例の場合と同様であるために、
ステップ314から後の説明を行う。ステップ314の
判定がNOとなると、ステップ318.5において、ステ
ップ314の判定がNOとなった回数が許容回数(許容
値)と比較される。そして、その回数が許容値以下であ
れば、第2実施例において説明したように、ステップ3
19〜321でアクチュエータ14のモータ部14mが
起動されるとともにブレーキ14bが解除され、クラン
パ13の変位量dが理論変位量Dに等しくなるまで前記
クランパ13がワークwに押付けられる。そして、ステ
ップ322〜324でクランパ13をその位置に停止さ
せてブレーキ14bを動作させ、モータ部14mへの電
力供給を停止する。この状態で処理はステップ316に
進み、この段階で加工完了信号が受信されていなけれ
ば、処理は再びステップ314に進む。また、ステップ
318.5の判定がNOとなった場合、即ち、ステップ3
14の判定がNOとなった回数が許容値を超えた場合に
は、クランプ不良と判定して処理はステップ317、3
18に進み、ここでクランプ力下限報告や加工ユニット
に戻し指令を出力する。このように、本実施例による
と、クランプ不良を発生させる可能性が高い場合にも加
工を中止できるために、加工不良が発生し難くなる。
【図1】本発明の第1実施例に係るワーククランプ装置
の要部詳細図である。
の要部詳細図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るワーククランプ装置
の全体図である。
の全体図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るワーククランプ装置
で使用されるコントローラの内部構成図である。
で使用されるコントローラの内部構成図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るワーククランプ装置
の動作を表す側面図である。
の動作を表す側面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るワーククランプ装置
の動作を表すフローチャートである。
の動作を表すフローチャートである。
【図6】本発明の第1実施例に係るワーククランプ装置
の動作を表すフローチャートである。
の動作を表すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例に係るワーククランプ装置
の動作を表すフローチャートである。
の動作を表すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例に係るワーククランプ装置
の動作を表すフローチャートである。
の動作を表すフローチャートである。
【図9】本発明の第3実施例に係るワーククランプ装置
の動作を表すフローチャートである。
の動作を表すフローチャートである。
【図10】本発明の第3実施例に係るワーククランプ装
置の動作を表すフローチャートである。
置の動作を表すフローチャートである。
【図11】従来のワーククランプ装置の全体図である。
w ワーク 13 クランパ(押圧部材) 14 アクチュエータ 14m モータ部 14b ブレーキ部 14e エンコーダ部(全体移動量検出手段) 16 コントローラ 530 変位センサ用受信処理部(弾性体変形量検出手
段) 572 CPU(モータ制御手段) 551 理論状態記憶部(弾性体変形量記憶手段) 560 エンコーダ用受信処理部(全体移動量検出手
段) 573 次動作判定部(偏差演算手段) 580 アンプ用通信処理部(モータ制御手段) 20 クランパロッド 26 ケース 30 さらばね(弾性体) 32 変位センサー(弾性体変形量検出手段)
段) 572 CPU(モータ制御手段) 551 理論状態記憶部(弾性体変形量記憶手段) 560 エンコーダ用受信処理部(全体移動量検出手
段) 573 次動作判定部(偏差演算手段) 580 アンプ用通信処理部(モータ制御手段) 20 クランパロッド 26 ケース 30 さらばね(弾性体) 32 変位センサー(弾性体変形量検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 稔 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 伊藤 浩行 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 高野 操一郎 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 佐竹 憲作 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 剛体に近い押圧部材を電動モータの力で
規定位置まで移動させてワークに押付け、そのワークを
定位置でクランプするとともに、その後は、前記電動モ
ータに対してブレーキを動作させ、さらに、その電動モ
ータの通電を停止した状態で前記ワークのクランプを継
続するワーククランプ装置において、 前記押圧部材と前記電動モータとの間に設けられてお
り、前記ワークがクランプされる際にその電動モータか
らの力を前記押圧部材に伝達するとともに、前記力に応
じた量だけ変形する弾性体を有していることを特徴とす
るワーククランプ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたワーククランプ装
置において、 前記電動モータが前記弾性体及び押圧部材をクランプ方
向に移動させた量を検出する全体移動量検出手段と、 クランプ方向におけるその弾性体の変形量を検出する弾
性体変形量検出手段と、 前記全体移動量検出手段により検出された移動量から弾
性体変形量検出手段により検出された弾性体の変形量を
減じることにより、前記押圧部材の移動量を求める押圧
部材移動量演算手段と、を有することを特徴とするワー
ククランプ装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載されたワーククランプ装
置において、 前記押圧部材が前記ワークをクランプしている状態にお
ける弾性体の適正な変形量を記憶する弾性体変形量記憶
手段と、 その弾性体変形量記憶手段によって記憶されている弾性
体の適正な変形量と前記弾性体変形量検出手段によって
求められた弾性体の実際の変形量との偏差を演算する偏
差演算手段と、 前記ワークのクランプを継続している状態で、前記偏差
演算手段によって演算された偏差が許容範囲を超えた場
合に、前記電動モータの通電を行うモータ制御手段と、
を有することを特徴とするワーククランプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14481194A JPH081463A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | ワーククランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14481194A JPH081463A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | ワーククランプ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH081463A true JPH081463A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15371015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14481194A Pending JPH081463A (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | ワーククランプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081463A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006030520A1 (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-23 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | ワーククランプ装置 |
| CN100337783C (zh) * | 2004-06-22 | 2007-09-19 | 浙江春晖智能控制股份有限公司 | 六面体阀组集成块零件的加工方法及其夹具 |
| JP2007307681A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Takeda Kikai:Kk | サーボモータ利用のワーク押圧装置 |
| JP2020019107A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 株式会社コスメック | ワーク挙動検出機能を備えたクランプシステム |
| CN114088360A (zh) * | 2020-08-25 | 2022-02-25 | 宁波舜宇光电信息有限公司 | 马达的检测方法、马达与镜头的组装方法、夹持装置 |
| WO2026074769A1 (ja) * | 2024-10-04 | 2026-04-09 | 村田機械株式会社 | 工作機械 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP14481194A patent/JPH081463A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100337783C (zh) * | 2004-06-22 | 2007-09-19 | 浙江春晖智能控制股份有限公司 | 六面体阀组集成块零件的加工方法及其夹具 |
| WO2006030520A1 (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-23 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | ワーククランプ装置 |
| JPWO2006030520A1 (ja) * | 2004-09-17 | 2008-05-08 | 三菱電機株式会社 | ワーククランプ装置 |
| JP4647611B2 (ja) * | 2004-09-17 | 2011-03-09 | 三菱電機株式会社 | ワーククランプ装置 |
| JP2007307681A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Takeda Kikai:Kk | サーボモータ利用のワーク押圧装置 |
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| CN114088360A (zh) * | 2020-08-25 | 2022-02-25 | 宁波舜宇光电信息有限公司 | 马达的检测方法、马达与镜头的组装方法、夹持装置 |
| CN114088360B (zh) * | 2020-08-25 | 2024-02-27 | 宁波舜宇光电信息有限公司 | 马达的检测方法、马达与镜头的组装方法、夹持装置 |
| WO2026074769A1 (ja) * | 2024-10-04 | 2026-04-09 | 村田機械株式会社 | 工作機械 |
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