JPH08146697A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH08146697A
JPH08146697A JP6287981A JP28798194A JPH08146697A JP H08146697 A JPH08146697 A JP H08146697A JP 6287981 A JP6287981 A JP 6287981A JP 28798194 A JP28798194 A JP 28798194A JP H08146697 A JPH08146697 A JP H08146697A
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color
toner
image
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JP6287981A
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English (en)
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Toru Teshigahara
亨 勅使川原
Haruyuki Nanba
治之 難波
Yasuki Yamauchi
泰樹 山内
Toshiaki Sagara
俊明 相良
Takuto Tanaka
拓人 田中
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トナー電荷による露光電位の上昇やトナー層の
遮へい効果を補正しつつ、高画質なカラー画像にとって
重要な多重色領域と単色領域双方の忠実な色再現を可能
ならしめるカラー画像形成装置を提供する。 【構成】各色分解画像を表す各色分解画像データの階調
を変換することにより、複数回繰り返される各露光・現
像工程中に形成される各潜像を形成するための各階調変
換色分解画像データを生成する階調変換手段を備え、該
階調変換手段が、少なくとも所定値以上の値を有する色
分解画像データについて、複数回繰り返される上記工程
中、後の工程で用いられるトナーの色に対応する色分解
画像データほど、より大きな値の階調変換色分解画像デ
ータに変換するものであり、複数回繰り返される上記工
程中、2回目以降の工程で用いられる現像器が、所定の
値以上の値を有する階調変換色分解画像データに基づい
て形成された潜像部分のトナー像の濃度が飽和するよう
に現像を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像担持体(感光体)上
に潜像を形成し該潜像を現像する工程を、複数の異なる
色のトナーを用いて複数回繰り返すことにより像担持体
上に複数色のトナーによるカラートナー像を形成し、そ
のカラートナー像を記録用紙等の記録媒体に一括して転
写して定着することによりその記録媒体上にカラー画像
を形成するカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】低コストかつ高品質画像を提供すること
のできる、カラーゼログラフィ(カラー電子写真)の基
本的な記録方式の1つとして、上述のような、像担持体
(感光体)上にトナー像を重ね合わせた後記録媒体に転
写する方式が知られている(例えば、特開昭59−12
1348号公報参照)。この方式の中でも、特に、現像
器については、必要色の数だけ配置し、帯電器と露光器
については、像担持体を繰り返し回転することによって
各色のトナー像の形成に兼用する方式が知られており
(上記文献参照)、この方式の場合、構成部品が少なく
て済むため装置の小型化、低コスト化が可能であり、ま
た複数色のトナー像を単一の像担持体上に形成するため
各色間の画素の位置ずれが少なく、このため記録媒体上
に色ずれの少ないカラー画像を形成することができると
いう、優れた特徴を有している。
【0003】しかし、像担持体上に複数色のトナー像を
重ね合わせる方式を用いたカラー画像形成装置の場合、
『「カラー電子写真プロセス」 −感光体上でのトナー
像重ね合わせ− NIP−7,Japan Hardc
opy '89 論文集』で指摘されているような、像担持
体上に形成されたトナー像のトナーによる遮へい効果お
よびそのトナーの電位によって、そのトナー像の上に重
畳されるトナー像を形成するプロセスにおける潜像電位
が影響を受け、所望の電位分布をもった潜像が形成され
にくいという問題がある。また、これと同様に、像担持
体上に形成されたトナー像のトナー電位による、そのト
ナー像の上に重畳されるトナー像を形成するプロセスに
おける露光電位の上昇およびトナー層の誘電的性質によ
る解像度低下についても指摘されている(「1ドラム色
重ねプロセス:感光体上のトナー層の像形成に与える影
響」電子写真学会誌第30巻第1号 1991 参
照)。
【0004】これらの問題を解決する試みの1つとし
て、像担持体の帯電電位をサイクル毎に高くしていく方
法が提案されている(特開昭63−88573号公報参
照)。表1は、この方法を採用し、イエロー、マゼン
タ、シアンの順に各色のトナーを用いて像担持体上にト
ナー像を重ねた際の各電位ないし電位差(コントラス
ト)を表わした図である。
【0005】
【表1】 ────────────────────────── イエロー マゼンタ シアン 帯電電位 +800 +850 +950 画線部の電位 +50 +100 +200 現像ローラ印加電圧 +700 +800 +900 潜像コントラスト 750 ← ← 現像コントラスト 650 700 ← ────────────────────────── この表1において、潜像のコントラストとは、潜像中の
画線部の電位と非画線部の電位(帯電電位)との差をい
い、現像コントラストとは、画線部の電位と現像ローラ
印加電位との差をいう。
【0006】上記の特開昭63−88573号公報に提
案された方法は、この表1に示すように、帯電電位、画
線部の電位、現像ローラ、印加電圧を順次大きくして、
これにより潜像コントラスト電位を従来よりも大きくす
る方法である。また、上記問題を解決する他の試みとし
て、特開平3−202869号公報には、像担持体を、
現像に必要な帯電電位以上の電位に帯電し、その後、所
定の帯電電位にまで除電することにより、感光体上のト
ナーの極性を反転させ、これにより、色重ねにおけるコ
ントラスト電位の低下をなくし、トナー飛散を防止する
ことが提案されている。
【0007】また、トナーの遮へい効果に対する対策と
して、1回目のトナー像形成サイクルにおける露光条件
に対し、2回目以降のトナー像形成サイクルにおける露
光条件を変更するという方法が提案されている。具体的
には、露光光強度を各色に対応する工程毎に後の工程ほ
ど順次強くしていく方法(特開昭63−65460号公
報参照)、1画素あたりの露光時間を後の工程ほど長く
していく方法(特開昭63−66579号公報参照)、
ビーム径を後の工程ほど順次大きくしていく方法(特開
昭63−65459号公報参照)などが提案されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
提案には以下に示す問題がある。即ち、特開昭63−8
8573号公報で提案された、潜像コントラストを従来
よりも上げる方法によれば、表1に整理したように、画
線部と非画線部とのコントラスト電位(潜像コントラス
ト)は、従来より大きくとれるが、トナー濃度に対して
影響の大きい現像コントラストは各色で一定ではなく、
表1に示すように潜像コントラスト(表1に示す例では
750V)を一定にしたのでは合成色の安定した色再現
に関して有効とはいえない。さらに、この公報では不明
ではあるが、実際のトナー層電位は単位面積あたりの現
像トナー重量によって大きく変化する。実験によればト
ナー層電位は、現像トナー重量に対し図14のように変
化し、高品質のカラー画像に必要な現像トナー重量0.
5〜0.8mg/cm2 の範囲ではトナー層電位60〜
120V(絶対値)となり、3色目の現像時には画線部
と非画線部との間に最大240Vの差異が生じ、特に単
色のトナーのみの領域(単色領域)とトナーが多重に重
ねられた領域(多重色領域)の双方において、正確な色
再現を行う上で支障がある。
【0009】また、特開平3−202869号公報に提
案された、一旦、現像に必要な帯電電位以上の電位に帯
電した後所定の帯電電位にまで除電する方法では、像担
持体上の表層部トナーの電荷が反転し、これにより、像
担持体上のトナーが次色の現像器に逆飛翔するという問
題(スキャベジング現象)が生じる。この現象は、現像
バイアスとしてACバイアス成分を用いた場合、顕著で
あり、AC成分は高画質現像を行なうためには欠くこと
ができないことから、この提案による方法は致命的であ
る。さらにこの公報に提案された方法を実現しようとす
ると、2つのスコロトロンと2組の高圧電源が必要であ
り、帯電装置の大型化と高コスト化が避けられないとい
う問題もある。
【0010】また、露光光強度を大きくしたり露光時間
を長くしたりする方法は、トナーの遮へい効果に対して
は有効な対策となり得るが、単色領域と多重色領域の現
像トナー重量に差が生じ、正確な色再現を行う上で支障
がある。本発明は、上記事情に鑑み、トナー電荷による
露光電位の上昇やトナー層の遮へい効果を補正しつつ、
高画質なカラー画像にとって重要な、単色領域と多重色
領域双方の忠実な色再現を可能ならしめるカラー画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のカラー画像形成装置は、像担持体と、該像担持体上
に潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体上に形成
された潜像を現像することにより該像担持体上にトナー
像を形成する、互いに異なる色のトナーによる現像を行
う複数の現像器を有する現像手段と、該像担持体上のト
ナー像を記録媒体に転写する転写手段とを備え、上記像
担持体上に潜像を形成し該潜像を現像する工程を、異な
る現像器を順次用いて複数回繰り返すことにより、像担
持体上に複数色のトナーによるカラートナー像を形成
し、そのカラートナー像を記録媒体に転写して該記録媒
体上にカラー画像を形成するカラー画像形成装置におい
て、各色分解画像を表す各色分解画像データの階調を変
換することにより、複数回繰り返される上記工程中に形
成される各潜像を形成するための各階調変換色分解画像
データを生成する階調変換手段を備え、該階調変換手段
が、少なくとも所定値以上の値を有する色分解画像デー
タについて、複数回繰り返される上記工程中、後の工程
で用いられるトナーの色に対応する色分解画像データほ
ど、より大きな値の階調変換色分解画像データに変換す
るものであり、複数回繰り返される上記工程中、2回目
以降の工程で用いられる現像器が、所定の値以上の値を
有する階調変換色分解画像データに基づいて形成された
潜像部分のトナー像の濃度が飽和するように現像を行う
ものであることを特徴とする。
【0012】ここで、上記本発明のカラー画像形成装置
において、上記現像手段が、少なくとも、イエロー、マ
ゼンタおよびシアンの各トナーを用いて現像を行う、少
なくとも3台の現像器を備え、複数回繰り返される上記
工程中、1回目の工程および2回目の工程が、それぞ
れ、イエロートナーおよびマゼンタトナーのうちの一方
および他方を用いて現像を行うものであり、上記階調変
換手段が、イエロー、マゼンタおよびシアンに対応する
各色分解画像データのうちの少なくとも所定値以上の値
を有する各色分解画像データについて、複数回繰り返さ
れる上記工程中、後の工程で用いられるトナーの色に対
応する色分解画像データほど、より大きな値の階調変換
画像データに変換するものであることが好ましい。
【0013】また、上記本発明のカラー画像形成装置に
おいて、上記現像手段が、少なくとも、イエロー、マゼ
ンタおよびシアンの各トナーを用いて現像を行う、少な
くとも3台の現像器を備え、これら3台の現像器が、階
調変換色分解画像データの値の変化に対するトナー濃度
の変化率が略等しい特性を有し、これら3台の現像器の
うち、複数回繰り返される上記工程中2回目以降の工程
で用いられる現像器が、1回目の工程で形成される潜像
に対応する階調変換色分解画像データの最大値を越える
値を有する階調変換色分解画像データに基づいて形成さ
れる潜像部分のトナー濃度が飽和するように現像を行う
ものであることが好ましい。
【0014】トナー濃度を飽和させるにあたっては、上
記現像手段が、単位面積あたりの現像トナー重量が飽和
するように現像を行なうことにより、あるいは、トナー
像の、単位面積あたり所定の現像トナー重量以上の現像
トナー重量で現像された部分の光沢が飽和するトナーを
用いて現像を行うことにより、トナー濃度を飽和させる
現像を行うものであってもよい。
【0015】尚、ここでは、大きな露光光量に対応する
画像データを値の大きい画像データと称している。
【0016】
【作用】本発明のカラー画像形成装置は、階調変換手段
を備え、その階調変換手段は、少なくとも所定の値以上
の値を有する色分解画像データについて、複数回繰り返
される上記工程中、後の工程で用いられるトナーの色に
対応する色分解画像データほど、より大きな値の階調変
換色分解画像データに変換するものである。すなわち、
階調変換手段は、後の工程の色分解画像データほど、ガ
ンマをより高く変換し、あるいは、所定の値以上の値を
有する色分解画像についてより大きな値を有するデータ
に変換するものである。これにより、トナー電荷による
露光電位の上昇やトナー層の遮へい効果が補正された潜
像が形成される。また、本発明のカラー画像形成装置
は、複数回繰り返される上記工程中、2回目以降の工程
で用いられる現像器が、所定の値以上の値を有する階調
変換色分解画像データ、好ましくは、1回目の工程で形
成される潜像に対応する階調変換色分解画像データの最
大値を越える値を有する階調変換色分解画像データに基
づいて形成された潜像部分のトナー像の濃度が飽和する
ように現像を行なうものであるため、多重色領域と単色
領域の高濃度領域の濃度が近づき、忠実な色再現が行な
われる。
【0017】トナー濃度が飽和するように現像を行なう
にあたっては、現像手段自身が単位面積あたりの現像ト
ナー重量が飽和するように現像を行なうものであっても
よく、あるいは、その現像に用いるトナーが、そのトナ
ーを用いた現像されたトナー像の、単位面積あたり所定
の現像トナー重量以上の現像トナー重量で現像されたト
ナー像部分の光沢が飽和する性質を有するものであって
もよい。そのような、光沢が飽和する性質を有するトナ
ーを用い、その性質を利用してトナー濃度を飽和させる
場合は、そのトナーに適合した現像手段、転写手段、定
着手段等を採用することは当然であり、特に、光沢を飽
和させるにあたっては、そのトナーに適合した定着手段
が用いられ、そのような性質を持ったトナーとそれに適
合した定着手段との組合せにより光沢の飽和が得られ
る。
【0018】本発明のカラー画像形成装置において、少
なくとも、イロエー、マゼンタおよびシアンの各トナー
を用いて現像を行なう、少なくとも3台の現像器を備え
(さらにブラックのトナーを用いて現像を行なう現像器
を備えてもよい)、複数回繰り返される上記工程中、1
回目の工程および2回目の工程が、イエロートナーおよ
びマゼンタトナー(いずれが1回目、2回目であっても
よい)を用いて現像を行なうものである場合、イエロー
トナー、マゼンタトナーは露光光の透過率が高く、した
がってトナー層の遮へい効果が緩和される。
【0019】また、本発明において、上記階調変換手段
は、イエロー、マゼンタおよびシアンに対応する各色分
解画像データのうちの少なくとも所定値以上の値を有す
る各色分解画像データについて、複数回繰り返される上
記工程中、後の工程で用いられるトナーの色に対応する
色分解画像データほど、より大きな値の階調変換画像デ
ータに変換するものであればよく、イエロー、マゼンタ
およびシアンに加えブラックのトナーを用いて4色のト
ナー像を像担持体上に重ねるカラー画像形成装置であっ
ても、ブラックに対応する色分解画像データについて
は、複数回繰り返される上記工程中、後の工程で用いら
れるトナーの色に対応する色分解画像データほど、より
大きな値の階調変換画像データに変換するものである必
要はない。その理由は、イエロー、マゼンタおよびシア
ンのトナーを等量ずつ混合するとブラックトナーと同等
となり、イエロー、マゼンタおよびシアンのトナーを用
いるか、それに代わりブラックトナーを用いるかはある
程度任意に定め得る事項であり、ブラックに対応する色
分解画像データについては、上記のように変換する根拠
に乏しいからである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 〔実施例1〕図1は本発明の電子写真方式のカラー画像
形成装置の一実施例を示す概略構成図である。
【0021】図中、像担持体21は有機感光層等の光導
電性薄層を表面に有する感光体ドラムであり、矢印方向
に回転する。感光体ドラム21の周囲には感光体ドラム
表面を均一に帯電させるスコロトロン帯電器22、感光
体ドラム21上に静電潜像を形成するレーザ露光装置2
3、それぞれイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラッ
クのカラートナーが充填され、充填されたトナーを用い
て感光体ドラム21上の静電潜像を現像するカラー現像
器24a,24b,24c,24d、トナー像を記録用
紙20上に転写する転写装置25、感光体ドラム21の
表面に残存したトナーを除電する除電装置29、画像形
成時に離間し、清掃時に感光体ドラム21と接触して感
光体ドラム上のトナーを清掃するブレードを有する清掃
装置27、感光体ドラム21を除電する除電ランプ2
8、および記録用紙20上に形成されたトナー像をその
記録用紙20上に溶融固着させる定着器26等が設置さ
れている。スコロトロン帯電器22は、2色目以降の画
像形成時にも安定して均一な帯電がなされるように、放
電ワイアを2本以上用いたスコロトロン帯電器であるこ
とが望ましい。
【0022】図2は、図1に1つのブロックで示すレー
ザ露光装置の構成図である。半導体レーザ及びレーザ制
御回路31を構成する半導体レーザから射出されたレー
ザビーム35は、コリメータレンズ32により平行光束
にされ、矢印方向に回転するポリゴンミラー33により
繰り返し反射偏向され、ビーム径調整用のfθレンズ3
4を経由して、感光体ドラム21表面を、その感光体ド
ラム21の回転軸方向に走査する。その走査の間、レー
ザ制御回路に露光データ36が入力され、レーザ制御回
路ではその露光データに基づいて半導体レーザの発光を
制御し、これにより、感光体ドラム21上に静電潜像が
形成される。
【0023】図3は、図1に模式的に示すカラー現像器
24a,24b,24c,24dのうちの一台を示した
構成図である。カラー現像器24a,24b,24c,
24dは、図3に示すように、トナーとキャリアとから
なる二成分現像剤113を収容するハウジング114内
に、表面に現像剤113を吸着して回転することにより
現像剤113を搬送する現像ロール115と、現像ロー
ル115の表面に付着する現像剤113の量を規制する
現像剤規制部材116と、回転して現像剤113の撹拌
および搬送を行ない現像ロール115に現像剤113を
供給するスクリューオーガ117とを備えている。現像
ロール115は、回転しないように固定されたマグネッ
ト118を内蔵し、その周囲において回転可能に支持さ
れた現像スリーブ119を備えている。この現像スリー
ブ119は、例えば、その直径が16mm、現像スリー
ブ119と感光体ドラム21との間隔が0.5mm、現
像スリーブ119上の現像剤113の層の厚さが0.3
mm、周速が200mm/sにそれぞれ設定され、現像
剤113が感光体ドラム21に接触しない状態で現像を
行うものが使用される。これは、感光体ドラム21上に
形成されたトナー像の上にさらにトナー像を重畳する重
ね現像時に既に、感光体ドラム21上に現像されている
トナー像が後の現像工程で乱されることを防止するため
の前提となる構成である。
【0024】また、この実施例では、厚さ0.3mmの
薄層の現像剤113を現像スリーブ119上に形成する
ために、平均粒径40μm、飽和磁化50emu/gの
磁性粉分散型のポリマーキャリアが用いられている。こ
のキャリアは、トナーを負極性に帯電させるために、ス
チレン・アクリル共重合体30wt%、マグネタイト6
8wt%、ニグロシン2wt%を混練粉砕したものであ
って、正帯電性のキャリアとしている。
【0025】一方、トナーについては、イエロートナー
は、ポリエステル90wt%、ベンジン誘導体10wt
%を混練粉砕し、平均粒径7μmの着色粒子としたもの
を用いている。マジェンタトナーは、ポリエステル90
wt%、ポリタングストリン酸10wt%を混練粉砕
し、平均粒径7μmの着色粒子としたもの、シアントナ
ーは、ポリエステル90wt%、銅フタロシアニン10
wt%を混練粉砕し、平均粒径7μmの着色粒子とした
もの、ブラックトナーはスチレン・アクリル共重合体8
0wt%、スチレン−ブタジエンゴム10wt%、カー
ボンブラック10wt%を混練粉砕し、平均粒径7μm
の着色粒子としたものを用いている。これらのトナーに
ついては、着色粒子に対し疎水性シリカを5wt%外添
して、負帯電性トナーとした。尚、これらの現像剤につ
いてトナーの電荷量Qを測定したところ約−15μC/
gであった。
【0026】また、各現像器24a,24b,24c,
24dに印加される現像バイアスは、感光体ドラム21
上に形成されたトナー像を乱さないように、かつ所望の
高画質が得られるようにDC+AC電圧とし、各現像器
24a,24b,24c,24dには、現像に際して、
直流成分として−690V、交流成分として周波数6k
Hz,Vp-p =1.6kVの電圧が印加される。
【0027】本実施例のカラー画像形成装置は以上のよ
うに構成されており、以下この実施例のカラー画像形成
装置における画像形式プロセスについて説明する。ま
ず、図1に示す除電ランプ28により充分に光除電され
るか、もしくは初期状態の感光体ドラム21の表面を帯
電器22で−750Vに均一帯電する。帯電電位や帯電
極性は、現像効率や使用する感光体ドラム及び他の条件
に応じて、この値と異なる電圧値に設定可能である。次
に感光体ドラム21表面上に、レーザ露光装置23によ
って静電潜像が形成される。
【0028】以下、この潜像形成プロセスについて詳述
する。図4は、図2に示す半導体レーザ及びレーザ駆動
回路31に入力される露光データ36を生成する画像処
理装置のアルゴリズムを示す図である。画像読み取り装
置やコンピュータからの画像信号に基づく階調信号が、
R(レッド、G(グリーン)、B(ブルー)の各色のそ
れぞれについて、あるいはL*,a* ,b* のそれぞれ
について8ビットずつの階調情報として入力される。こ
れらの情報は変換テーブル41によってY(イエロ
ー)、M(マジェンタ)、C(シアン)の各画像データ
に変換される。この変換には、テーブルに代わり、変換
マトリクスを使っても良い。さらにこれらのデータは、
下色除去手段42により、Y,M,C,K(ブラック)
の各色分解画像データへと変換される。さらにMTF補
正手段43によりMTF補正が施される。MTF補正の
施されたY,M,C,Kの各色分解画像データは、階調
変換手段44に入力される。
【0029】図5は、階調変換手段44における階調変
換の基礎となる階調変換テーブルを示した図である。こ
の図5に示す階調変換テーブルは、現像の順、即ち、こ
こではイエロー、マジェンタ、シアンの順番に、入力さ
れた色分解画像データに対する出力データ(本発明にい
う階調変換色分解画像データ)の値が大きくなるように
設定されている。
【0030】この図5に示す階調変換テーブルは、入力
データの値が小さい場合であっても、イエロー、マジェ
ンタ、シアンの順に値の大きな出力データに変換するテ
ーブルであるが、入力データの値の大きな領域について
のみ、イエロー、マジェンタ、シアンの順に値の大きな
出力データに変換してもよい。尚、図5にはブラックデ
ータの階調変換テーブルは示されていないが、ブラック
データに関しては、イエロー、マジェンタ、シアンのい
ずれかの階調変換カーブを用いてもよく、あるいはそれ
以外の階調変換カーブを用いてもよい。
【0031】階調変換手段44により生成された階調変
換色分解画像データは、スクリーン生成装置45に入力
される。図6は、スクリーン生成装置の構成を表わすブ
ロック図である。階調変換色分解画像データは、形成さ
れる画像の各画素毎の階調情報を有し、各画素単位で、
基準クロックと同期してインターフェース451を介し
て入力される。インターフェース451を介して入力さ
れた画像データは、8ビットの量子化分解能を持つD/
Aコンバータ452に入力され、D/Aコンバータ45
2により基準クロックに基づきD/A変換され、バッフ
ァ453を経由してコンパレータ454へ送られる。三
角波発生器455では基準クロックに同期して三角波が
生成され、その三角波もコンパレータ454へ送られ、
アナログに変換された画像データとのコンパレートが行
われ、画像の階調情報に比例した長さのパルス出力が生
成される。その生成されたパルス出力は、バッファ45
6を経由して露光データ36(図2参照)としてレーザ
制御回路に入力される。このようにして、三角波の周期
に応じたピッチで主走査方向に伸長する万線スクリーン
が形成される。
【0032】図7は、主走査方向に伸長する万線スクリ
ーンの静電潜像式図である。図中の線は、それに対応す
る時間、半導体レーザがON状態にあることを示す。画
像データ00〜FF(8ビットの分解能0〜255ステ
ップに相当する)に従って生成されたスクリーンによ
り、レーザ制御回路に接続された半導体レーザがON,
OFFされ、感光体ドラム21(図1参照)のレーザ照
射された部分が除電され、非照射部分との間に電位コン
トラストを生じる。この感光体上に生じた電位コントラ
ストが静電潜像となる。ここでは200線/インチの万
線を形成したが、上記三角波の周期により、当然のごと
く可変できる。また図7では静電潜像が模式的に表され
ているが、実際には、レーザ光がガウス分布であること
やレーザ制御回路の周波数応答の限界などにより、滑ら
かなエッジ形状になる。
【0033】以上のようなレーザ露光装置23(図1参
照)によって第1色目の静電潜像を形成した。このよう
にして形成された静電潜像の、エッジを除く部分の最大
入力カバレッジに相当する電位は−250Vであった。
次に、この静電潜像に対して負に帯電した第1色目のイ
エロートナーが付着(反転現像)するように、現像し
た。この結果、上記静電潜像の万線形状にほぼ沿って、
トナーが付着した。
【0034】図8は、このとき用いたイエロー現像器2
4aの現像特性を示す図である。現像コントラスト44
0V[−250−(−690)V]に対して最大濃度約
2.0が得られた。その後、第2色目の工程として、帯
電器22により、イエロートナー層が付着した状態の感
光体ドラム21上から−750Vに帯電を行った。次に
レーザ露光装置23によって第2色目の静電潜像を形成
した。このようにして形成された静電潜像のエッジを除
く部分の入力カバレッジ100%の電位はイエロートナ
ー上で−250V、単色領域(感光体ドラム21上)で
−150Vとなった。1色目と同様にして、2色目のマ
ゼンタトナーによる現像を、第1色目と同じ現像パラメ
ータを用いて行い、トナー像を形成した。
【0035】図9は、このとき用いたマゼンタ現像器2
4b、および後述するシアン現像器24cの現像特性を
示す図である。マゼンタ現像器24bは、図9に示すよ
うに、現像コントラスト約450V以上で出力濃度が飽
和する特性を有する。尚、本実施例では第1色目にイエ
ロートナー、第2色目にマゼンタトナーを用いたが、逆
に、第1色目にマゼンタトナー、第2色目にイエロート
ナーを用いても良いし、他の色の組み合わせでも構わな
い。ただし、赤外の半導体レーザにより潜像形成を行う
場合、その分光透過率から、イエロートナーもしくはマ
ゼンタトナーを第1色目及び第2色目に用いることが望
ましい。第2色目がイエロートナーの場合には、第2色
目に用いるイエロー現像器24aが約450V以上で出
力濃度が飽和する特性を有するものである必要がある。
【0036】図10は、感光体ドラム21上に形成され
たトナー像の重なりの断面模式図である。感光体ドラム
21上には、イエロートナー層71の上にマゼンタトナ
ー層72が重畳された2次色領域と、マゼンタトナー層
72のみが単色領域とが存在する。
【0037】イエローよりもマゼンタの方が階調変換の
最大値もしくはガンマが大きい(最大入力カバレッジで
約1.5倍)ことにより、イエロートナー層の上にマゼ
ンタトナー層を形成する場合であってもイエロートナー
層の影響を無視できるレベルに画像電位が低下し、イエ
ローの最大入力バレッジの画像電位と同じレベルにする
ことができた。図のように、2次色領域のマゼンタトナ
ー層はイエローと同じ現像コントラストが得られたこと
によって、イエローとほぼ同一の断面形状が得られた。
また単色領域の現像コントラストは540V[−150
−(−690)V]となり、2次色領域に比べて大きい
が、このときのマゼンタ出力濃度は図9に示すように飽
和領域にあるため、2次色領域のマゼンタとほぼ同一の
出力濃度となった。
【0038】その後、第3色目の工程として、帯電器2
2により、イエロートナー層およびマゼンタトナー層が
形成された感光体ドラム21上からその感光体ドラム2
1を−750Vに帯電した。次にレーザ露光装置23に
よって3色目の静電潜像を形成した。このようにして形
成された静電潜像のエッジを除く部分の電位は−260
V、単色領域(感光体ドラム21上)で−100Vとな
った。同様に第3色目のシアントナーの現像を、第1色
目と同じ現像パラメータを用いて行った。第1色目及び
第2色目とほぼ同じ出力濃度が得られる現像コントラス
トが階調変換手段44により確保されているため、イエ
ロートナーおよびマジェンタトナーの上にさらにシアン
トナーが重畳された3次色領域では充分なグレーバラン
スが得られた。また単色領域の現像コントラストは59
0V[−100−(−690)V]であって3次色領域
に比べて大きいが、シアン出力濃度は図9に示すように
飽和領域にあるため、3次色領域のシアンとほぼ同一の
出力濃度が得られた。
【0039】本実施例によれば第2色目及び第3色目で
第1色目とほぼ同等の出力濃度が得られ、さらに、単色
領域においてもほぼ同等の出力濃度を得ることができ
た。このあと、必要に応じて、異なる色の現像(例えば
ブラックトナーによる現像)を含む上記工程を繰り返し
てもよい。次に、感光体ドラム21上に形成されたトナ
ー像は転写コロトロン25により、記録紙20に一括し
て転写され、定着器26を通過することで定着され、記
録紙20上にカラー画像が形成された。このようにし
て、良好な中間調再現をもつカラー画像が得られた。
【0040】感光体上に残ったトナー及び帯電の履歴
は、清掃装置27、及び除電ランプ28により除去さ
れ、これにより、本画像形成サイクルが終了する。本実
施例によれば、擬似輪郭等のディフェクトが発生せずに
安定した階調再現が得られるとともに、単色、多重色と
もに優れた色再現が得られた。 〔実施例2〕本発明のカラー画像形成装置の実施例2を
説明する。上述の実施例1と同じく、図1に示すカラー
画像形成装置と同一構成のカラー画像形成装置を用い
た。
【0041】以下、画像形成プロセスについて説明す
る。まず、図1に示す除電ランプ28により充分に光除
電されるか、もしくは初期状態の感光体ドラム21の表
面を帯電器22で−750Vに均一帯電する。帯電電位
や帯電極性は、現像効率や感光体ドラム及び他の条件に
より、この値となる電圧値に設定することも可能であ
る。
【0042】次に、実施例1と同様にして、レーザ露光
装置23によって第1色目の静電潜像を形成した。この
ようにして形成された静電潜像の、エッジを除く部分の
最大入力カバレッジに相当する電位は−250Vであっ
た。次に、この静電潜像に対して負に帯電した第1色目
のイエロートナーが付着(反転現像)するように現像し
た。この結果、上記静電潜像の万線形状にほぼ沿って、
トナーが付着した。
【0043】図11は、このとき用いたイエロー現像器
24aの現像特性を示す図である。現像コントラスト4
40V[−250−(−690)V]に対して現像トナ
ー重量約0.7mg/cm2 が得られた。その後、第2
色目の工程として、帯電器22によりイエロートナー層
が付着した状態の感光体ドラム21上から−750Vに
帯電を行った。次にレーザ露光装置23によって第2色
目の静電潜像を形成した。このようにして形成された静
電潜像のエッジを除く部分の最大入力カバレッジの電位
は、イエロートナー上で−250V、単色領域(感光体
ドラム21上)で−150Vとなった。1色目と同様に
して、2色目のマゼンタトナーを用いて現像した。
【0044】図2は、このとき用いたマゼンタ現像器2
4b、および後述するシアン現像器24cの現像特性を
示す図である。マゼンタ現像器24bは、図12に示す
ように、現像コントラスト約450V以上で現像トナー
重量が略飽和する特性を有する。この点について具体的
に述べる。
【0045】現像領域に供給されるトナー量は、現像ス
リーブ上のトナー重量とスリーブ回転速度より規定され
る。さらに、本実施例で用いた非接触現像方式の場合、
現像領域では、主にトナー・キャリア間の付着力(鏡像
力、ファンデアワールス力等)にクローン力が打ち勝つ
ことで飛翔が開始し、潜像電位の中和、カウンタチャー
ジの交換、デプリーション(depletion)など
により飛翔が制限され現像トナー重量が飽和する。L.
B.Schein著“Electrophotogra
phy and Development Physi
cs”によれば、接触現像におけるデプリーション(d
epletion)によって現像トナー重量が飽和する
例の記述が見られる。本実施例の場合、現像スリーブ上
のトナー重量は、約10mg/cm2 、現像スリーブの
回転スピードは感光体の約1.5〜2.5倍を用いた。
さらにキャリア抵抗を1012〜1013Ω・cm、トナー
充填率10〜18%とすることで、本実施例の非接触現
像方式においても、図12に示すような現像トナー重量
の飽和が見られた。なお、本実施例では、第1色目にイ
エロートナー、第2色目にマゼンタトナーを用いたが、
逆に、第1色目にマゼンタトナー、第2色目にイエロー
トナーを用いてもよいし、他の色の組合せでも構わな
い。ただし、赤外の半導体レーザにより潜像形成を行う
場合、その分光透過率から、イエロートナーもしくはマ
ゼンタトナーを第1色目及び第2色目に用いることが望
ましい。第2色目がイエロートナーの場合には、第2色
目に用いるイエロー現像器24aが、約450V以上で
現像トナー重量が飽和する特性を有するものである必要
がある。
【0046】本実施例では、イエローよりもマゼンタの
方が階調変換の最大値もしくはガンマが大きいことによ
り、イエロートナー層の上にマゼンタトナー層を形成す
る場合であっても、イエロートナー層の影響を無視でき
るレベルに画像電位が低下し、イエローの最大入力カバ
レッジの画像電位と同じレベルにすることができた。こ
の結果、2次色領域のマゼンタ現像トナー重量は、イエ
ローと同じ現像コントラストによってイエローと同一の
値を得ることができた。
【0047】尚、第1色目のイエロー現像器24aの現
像特性は、本実施例では、図11,図12に示すように
マゼンタ現像器24b及びシアン現像器24cの現像特
性と異なっているが、マゼンタ現像器24b及びシアン
現像器24cの現像特性と同等であっても問題はない。
さらに、単色部分の現像コントラストは540V[−1
50−(−690)V]であり、2次色領域に比べて大
きいが、マゼンタ現像トナー重量は図2に示すようにほ
ぼ飽和するため、2次色領域のマゼンタ現像トナー重量
と比べほぼ同一の現像トナー重量となった。
【0048】その後、第3色目の工程として、帯電器2
2により、イエロートナー層およびマゼンタトナー層が
形成された感光体ドラム21上から、その感光体ドラム
21を−750Vに帯電した。次にレーザ露光装置23
によって3色目の静電潜像を形成した。このようにして
形成された静電潜像の、3次色領域のエッジを除く部分
の電位は−260V、単色領域(感光体ドラム21上)
では−100Vとなった。同様に、第3色目のシアント
ナーの現像を、第1色目と同じ現像パラメータを用いて
行った。第1色目及び第2色目とほぼ同じ出力濃度が得
られる現像コントラストが階調変換手段44により確保
されているため、3次色領域では充分なグレーバランス
が得られた。また単色領域の現像コントラストは590
V[−100−(−690)V]であって3次色領域に
比べて大きいが、シアン現像トナー重量は図2に示すよ
うに飽和するため、3次色領域のシアン現像トナー重量
と比べ、ほぼ同一の現像トナー重量が得られた。
【0049】本実施例によれば、第2色目及び第3色目
で第1色目とほぼ同等の現像トナー重量が得られ、さら
に、単色領域においてもほぼ同等の現像トナー重量を得
ることができた。このあと、必要に応じて、異なる色の
現像(例えばブラックトナーによる現像)を含む上記工
程を繰り返してもよい。次に、感光体ドラム21上に形
成されたトナー像は、転写コロトロン25により、記録
紙20に一括して転写され、定着器26を通過すること
で定着され、記録紙20上にカラー画像が形成された。
このようにして、良好な中間調再現をもつカラー画像が
得られた。
【0050】感光体上に残ったトナー及び帯電の履歴
は、清掃装置27、及び除電ランプ28により除去さ
れ、これにより、本画像形成サイクルが終了する。本実
施例によれば、前述した実施例1と同様、擬似輪郭等の
ディフェクトが発生せずに安定した階調再現が得られる
とともに、単色、多重色ともに優れた色再現が得られ
た。
【0051】〔実施例3〕本発明のカラー画像形成装置
の実施例3を説明する。実施例1,2と同じく、図1に
示すカラー画像形成装置と同一構成のカラー画像形成装
置を用いた。以下、画像形成プロセスについて説明す
る。まず、図1に示す除電ランプ28により充分に光除
電されるか、もしくは初期状態の感光体ドラム21の表
面を帯電器22で−750Vに均一帯電する。帯電電位
や帯電極性は現像効率や感光体ドラム及び他の条件によ
り、この値となる電圧値に設定することも可能である。
【0052】次に実施例1と同様にして、レーザ露光装
置23によって第1色目の静電潜像を形成した。このよ
うにして形成された静電潜像の、エッジを除く部分の最
大入力カバレッジに相当する電位は−250Vであっ
た。次に、この静電潜像に対して負に帯電した第1色目
のイエロートナーが付着(反転現像)するように現像し
た。この結果、上記静電潜像の万線形状にほぼ沿って、
トナーが付着した。このとき用いたイエロー現像器24
aの現像特性は、実施例1の場合と同じであり、図8に
示されている。現像コントラスト440V[−250−
(−690)V]に対して最大濃度約2.0が得られ
た。
【0053】その後、第2色目の工程として、帯電器2
2によりイエロートナー層が付着した状態の感光体ドラ
ム21上から−750Vに帯電を行った。次にレーザ露
光装置23によって第2色目の静電潜像を形成した。こ
のようにして形成された静電潜像のエッジを除く部分の
最大入力カバレッジの電位は、イエロートナー上で−2
50V、単色領域(感光体ドラム21上)で−150V
となった。1色目と同様にして、2色目のマゼンタトナ
ーを用いて現像した。
【0054】図13には、このとき用いたマゼンタトナ
ーおよび後述するシアントナーのグロス(光沢度)特性
を示す図である。マゼンタトナー、シアントナーは、図
13に示すように、現像コントラスト約450V以上で
グロスが飽和する特性を有する。この点に関して具体的
に詳述する。
【0055】一般的にグロスは、記録紙20の表面状
態、定着器26の定着ロールの回転スピード、ロール材
質等により差異を生じる。本実施例においては、通紙、
コート紙においてもグロスが飽和するように、シリコン
ゴムを主成分とするソフトロール定着器を用いるととも
に、定着スピードを通常の複写モードより下げて約10
0mm/sとし、定着温度をトナーバインダの融点を考
慮して、150℃に設定した。さらに、最大入力カバレ
ッジにおいて0.6mg/cm2 以上のトナー重量で現
像されるようにした。これにより、ポリエステル系トナ
ーは充分に溶融されるとともに、記録紙20上のトナー
重量が所定のトナー重量を越えたところで平滑化され、
グロスを飽和させることができた。このときのグロス値
は約70であった。これにより、反射濃度は飽和した。
その結果、ほぼ図9に示すような出力濃度の飽和が見ら
れた。なお、本実施例においても第1色目にイエロート
ナー、第2色目にマゼンタトナーを用いたが、逆に、第
1色目にマゼンタトナー、第2色目にイエロートナーを
用いてもよいし、他の色の組合せでも構わない。ただ
し、赤外の半導体レーザにより潜像形成を行う場合、そ
の分光透過率から、イエロートナーもしくはマゼンタト
ナーを第一色及び第2色目に用いることが望ましい。第
2色目がイエロートナーの場合には、第2色目に用いる
イエロー現像器24aが約450V以上でグロスが飽和
するレベルのトナー重量で現像する特性を有するもので
あることが必要である。
【0056】さらに、単色部分の現像コントラストは5
40V[−150−(−690)V]であり、2次色領
域に比べて大きいが、マゼンタトナーのグロスは図13
に示すようにほぼ飽和するために、ほぼ同一の出力濃度
となった。その後、第3色目の工程として、帯電器22
により、イエロートナー層およびマゼンタトナー層が形
成された感光体ドラム21上から、その感光体ドラム2
1を−750Vに帯電した。次にレーザ露光装置23に
よって3色目の静電潜像を形成した。このようにして形
成された静電潜像の、3次色領域のエッジを除く部分の
電位は−260V、単色領域(感光体ドラム21上)で
は−100Vとなった。同様に、第3色目のシアントナ
ーの現像を、第1色目と同じ現像パラメータを用いて行
った。第1色目及び第2色目とほぼ同じ出力濃度が得ら
れる現像コントラストが確保されているため、3次色領
域では充分なグレーバランスが得られた。また単色領域
の現像コントラストは590V[−100−(−69
0)V]であって3次色領域に比べて大きいが、シアン
トナーのグロスは図13に示すように飽和するため、ほ
ぼ同一の出力濃度が得られた。
【0057】本実施例によれば、第2色目及び第3色目
で第1色目とほぼ同等の現像トナー重量が得られ、さら
に、単色領域においてもほぼ同等の現像トナー重量を得
ることができた。このあと、必要に応じて、異なる色の
現像(例えばブラックトナーによる現像)を含む上記工
程を繰り返してもよい。次に、感光体ドラム21上に形
成されたトナー像は、転写コロトロン25により、記録
紙20に一括して転写され、定着器26を通過すること
で定着され、記録紙20上にカラー画像が形成された。
このようにして、良好な中間調再現をもつカラー画像が
得られた。
【0058】感光体上に残ったトナー及び帯電の履歴
は、清掃装置27、及び除電ランプ28により除去さ
れ、これにより、本画像形成サイクルが終了する。本実
施例においても、前述した実施例1,2と同様、擬似輪
郭等のディフェクトが発生せずに安定した階調再現が得
られるとともに単色、多重色ともに優れた色再現が得ら
れた。
【0059】〔実施例4〕本発明のカラー画像形成装置
の実施例4を説明する。実施例1〜3と同じく、図1に
示すカラー画像形成装置と同一構成のカラー画像形成装
置を用いた。ここでは、イエロー,マゼンタ,シアン,
ブラックの順に画像を形成した。イエローは階調に対す
る明度変化が少なく、特に単色において目視では分かり
にくい。ここでは図5に示すグラフに従って階調変換を
行った。図5に示すイエローを1色目にすることによ
り、2色目以降の階調変換出力のダイナミックレンジを
確保でき、優れた階調再現が可能になった。1色目のイ
エローの階調変換出力のダイナミックレンジは小さい
が、イエローは階調に対する明度変化が少ないので、全
く問題にならなかった。
【0060】尚、上記各実施例は乾式現像を行うカラー
画像形成装置の例であるが、本発明はカラー画像形成装
置に限られるものではなく、湿式現像を行うカラー画像
形成装置にも適用することができる。ただしいずれの場
合であっても、高画質化のため、粒子径7μm以下のト
ナーを用いることが望ましい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トナー電荷による露光電位の上昇やトナー層の遮蔽効果
を補正し、多重色領域と単色領域との双方で忠実な色再
現が可能なカラー画像形成装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の一実施例の概略
構成図である。
【図2】レーザ露光装置の構成図である。
【図3】現像器の構成図である。
【図4】画像処理装置のアルゴリズムを示すブロック図
である。
【図5】本発明の実施例における、レーザ露光装置の階
調変換の例を示す図である。
【図6】万線構造を有するスクリーン生成方法のアルゴ
リズムの一例を示す図である。
【図7】万線スクリーンの静電潜像模式図である。
【図8】本発明の実施例における、イエロー現像器の現
像特性図である。
【図9】本発明の実施例における、マゼンタ現像器、シ
アン現像器の現像特性図である。
【図10】像担持体上に形成されたトナー像の重なりを
示す断面図である。
【図11】本発明の実施例における、イエロー現像器の
現像特性図である。
【図12】本発明の実施例における、マゼンタ現像器、
シアン現像器の現像特性図である。
【図13】本発明の実施例における、マゼンタトナー、
シアントナーのグロスを示す図である。
【図14】従来のトナー層電位と現像トナー重量との関
係を示す図である。
【符号の説明】
21 像担持体 22 帯電器 23 露光器 24a,24b,24c,24d 現像器 25 転写器 31 半導体レーザ及びレーザ制御回路 32 コリメータレンズ 33 ポリゴンミラー 34 fθレンズ 35 レーザビーム 36 露光データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/60 1/46 H04N 1/46 Z (72)発明者 相良 俊明 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 田中 拓人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、該像担持体上に潜像を形成
    する潜像形成手段と、該像担持体上に形成された潜像を
    現像することにより該像担持体上にトナー像を形成す
    る、互いに異なる色のトナーによる現像を行う複数の現
    像器を有する現像手段と、該像担持体上のトナー像を記
    録媒体に転写する転写手段とを備え、前記像担持体上に
    潜像を形成し該潜像を現像する工程を、異なる現像器を
    順次用いて複数回繰り返すことにより、該像担持体上に
    複数色のトナーによるカラートナー像を形成し、該カラ
    ートナー像を記録媒体に転写して該記録媒体上にカラー
    画像を形成するカラー画像形成装置において、 各色分解画像を表す各色分解画像データの階調を変換す
    ることにより、複数回繰り返される前記工程中に形成さ
    れる各潜像を形成するための各階調変換色分解画像デー
    タを生成する階調変換手段を備え、該階調変換手段が、
    少なくとも所定値以上の値を有する色分解画像データに
    ついて、複数回繰り返される前記工程中、後の工程で用
    いられるトナーの色に対応する色分解画像データほど、
    より大きな値の階調変換色分解画像データに変換するも
    のであり、 複数回繰り返される前記工程中、2回目以降の工程で用
    いられる現像器が、所定の値以上の値を有する階調変換
    色分解画像データに基づいて形成された潜像部分のトナ
    ー像の濃度が飽和するように現像を行うものであること
    を特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像手段が、少なくとも、イエロ
    ー、マゼンタおよびシアンの各トナーを用いて現像を行
    う、少なくとも3台の現像器を備え、複数回繰り返され
    る前記工程中、1回目の工程および2回目の工程が、そ
    れぞれ、イエロートナーおよびマゼンタトナーのうちの
    一方および他方を用いて現像を行うものであり、 前記階調変換手段が、イエロー、マゼンタおよびシアン
    に対応する各色分解画像データのうちの少なくとも所定
    値以上の値を有する各色分解画像データについて、複数
    回繰り返される前記工程中、後の工程で用いられるトナ
    ーの色に対応する色分解画像データほど、より大きな値
    の階調変換画像データに変換するものであることを特徴
    とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像手段が、少なくとも、イエロ
    ー、マゼンタおよびシアンの各トナーを用いて現像を行
    う、少なくとも3台の現像器を備え、 前記3台の現像器が、前記階調変換色分解画像データの
    値の変化に対するトナー濃度の変化率が略等しい特性を
    有し、 前記3台の現像器のうち、複数回繰り返される前記工程
    中2回目以降の工程で用いられる現像器が、1回目の工
    程で形成される潜像に対応する階調変換色分解画像デー
    タの最大値を越える値を有する階調変換色分解画像デー
    タに基づいて形成される潜像部分のトナー濃度が飽和す
    るように現像を行うものであることを特徴とする請求項
    1又は2記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記現像手段が、単位面積あたりの現像
    トナー重量が飽和するように現像を行なうことにより、
    あるいは、トナー像の、単位面積あたり所定の現像トナ
    ー重量以上の現像トナー重量で現像された部分の光沢が
    飽和するトナーを用いて現像を行うことにより、トナー
    濃度を飽和させる現像を行うものであることを特徴とす
    る請求項1から3記載のうちいずれか1項記載のカラー
    画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7256530B2 (en) 2004-03-19 2007-08-14 Rohm Co., Ltd. Piezoelectric transformer drive circuit and cold cathode tube lighting apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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