JPH08146781A - 転写搬送ベルト及びその製造方法及び転写搬送装置 - Google Patents

転写搬送ベルト及びその製造方法及び転写搬送装置

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JPH08146781A
JPH08146781A JP29174694A JP29174694A JPH08146781A JP H08146781 A JPH08146781 A JP H08146781A JP 29174694 A JP29174694 A JP 29174694A JP 29174694 A JP29174694 A JP 29174694A JP H08146781 A JPH08146781 A JP H08146781A
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roller
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JP29174694A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Itou
伯志 伊藤
Itaru Matsuda
格 松田
Yuko Harasawa
祐子 原沢
Koichi Ishii
宏一 石井
Satoshi Takano
聡 高野
Akio Kutsuwada
昭夫 轡田
Haruji Mizuishi
治司 水石
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】転写材分離時の剥離放電によるトナー像乱れの
問題を解消できる転写搬送ベルトを提供する。 【構成】本発明は、像担持体3に対向配置され、像担持
体3との間のニップ部Bで転写材Sを挾持搬送して像担
持体上に形成されたトナー像を転写材Sに静電的に転写
し、転写後の転写材を定着部17に向けて搬送する転写
搬送ベルト6において、ベルト表面の十点平均粗さRz
を4μm以上としたことを特徴とする。 【効果】ベルト表面の十点平均粗さRzを4μm以上と
することで、ベルトからの転写材分離時の剥離放電を微
小ギャップで発生することが可能となり、トナー像の乱
れによる画像不具合を改善でき、転写材分離時の異常画
像の発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の電子写真方式の画像形成装置で使用
される転写搬送ベルト及びその製造方法及び転写搬送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の電子写真方式の画像形成装置
においては、像担持体である感光体を帯電した後、原稿
像を露光するか、あるいはレーザ走査光学系やLED光
書込光学系等により画像信号に応じた光書き込みを行な
い、感光体上に静電潜像を形成し、該潜像を現像装置の
トナーにより現像して顕像化し、このトナー像を転写紙
等の転写材に転写する。そして転写後の転写材を定着装
置に搬送し、定着装置でトナー像を定着して画像を得て
いる。このような画像形成装置において、トナー像を転
写材に転写し且つ転写後の転写材を定着部に搬送する装
置として、転写搬送ベルトを用いたベルト方式の転写搬
送装置が知られている。以下、転写搬送装置の基本構成
とその動作について説明する。
【0003】図4に符号1で示す転写搬送装置は、ベル
トユニット2を本体1Aに対して着脱自在に支持してい
る。図6はこの転写搬送装置1を備えた画像形成装置の
一例を示しており、図4のベルトユニット2は、図6に
示すドラム状の感光体3からの現像画像を転写するため
に一対のローラ4,5に巻き掛けられている転写搬送ベ
ルト6、同ベルト6を感光体3に対して接離させるDC
ソレノイド8と接離レバー9、転写搬送ベルト6に転写
バイアスを印加するバイアスローラ11、及び転写搬送
ベルト6の電荷を除電する接触板13とを備えている。
また、転写搬送ベルト6の表面に付着する残留トナーや
転写紙Sの紙屑を掻き落すクリーニングブレード16A
を有するクリーニング装置16やバイアスローラ11に
電圧を印加する高圧電源12は、図4に示す本体1Aに
設けられている。
【0004】ローラ5は、図4、図5に示すように、図
示しない駆動モータと連結する歯車5bを有していて回
転駆動するようになっている。転写搬送ベルト6は、こ
のローラ5の回転に従動して感光体3との対向位置で転
写紙Sの搬送方向(図6の矢印A方向)に移動すること
ができるようになっている。転写搬送ベルト6は、図8
に示すように2層構造で構成されており、JISK69
11に準拠した測定による電気抵抗が、DC100V印
加時において、表面層6bはベルト表面の表面抵抗率が
1×109Ω〜1×1012Ω、内側層6aの表面抵抗率
が1×107Ω〜1×109Ωに、そして、その体積抵抗
率が5×108Ω・cm〜5×1010Ω・cmに設定されてい
るものである。
【0005】ローラ4,5は、図4、図6に示すよう
に、支持体7によって回転可能に支持されている。支持
体7は、ローラ4,5のうち、矢印Aで示す転写紙搬送
方向において、感光体3に対する転写位置の下流側に位
置するローラ5の支持軸5aを支点として揺動可能とな
っている。この支持体7は、転写搬送ベルト6の転写位
置側を制御板8Aからの信号により駆動されるDCソレ
ノイド8によって動作される。すなわち、DCソレノイ
ド8には、接離レバー9が連結されていて、この接離レ
バー9が支持体7を動かして転写搬送ベルト6を感光体
3に対して接離させるようになっている。
【0006】制御板8Aは、用紙搬送手段であるレジス
トローラ10によって感光体3に形成される画像の先端
位置との整合を採られた状態で搬送される転写紙Sの先
端が感光体3に接近すると、駆動信号を発してDCソレ
ノイド8を駆動するようになっている。従って、このソ
レノイド8の駆動により支持体7が感光体ドラム3に対
して近接して、転写搬送ベルト6が同感光体3に当接す
ることにより、感光体3との対向位置で転写紙Sを感光
体3に接触させながら搬送することのできるニップ部B
が形成される(図7参照)。
【0007】上述したローラ4,5のうち、感光体3側
に位置するローラ4は、駆動側をなすローラ5に対する
従動ローラとして構成されており、また、ローラ4の表
面形状は、図5に示すように、軸方向において両端4
a,4aが先細のテーパ状に形成されていて、転写搬送
ベルト6の片寄りを防止するようになっている。ローラ
4は金属などの導電性のローラであるが、前述したよう
な電気抵抗のベルトを支持しているだけであり、電気的
には他の導電部材とは直接接続されていない。また、駆
動側のローラ5は、駆動の際の転写搬送ベルト6に対す
るグリップ力を高める機能から、EPDMゴム、クロロ
プレーンゴム、あるいはシリコーンゴムなどの材質が選
択されている。
【0008】バイアスローラ11は、転写搬送ベルト6
の移動方向においてローラ4の下流側(図6、図7にお
いて左側)で、転写搬送ベルト6の内側に接触するよう
に設けられている。このバイアスローラ11は、転写搬
送ベルト6に対して感光体3上のトナーの帯電極性と逆
極性の電荷を付与するための接触電極を構成しており、
高圧電源12に接続されている。
【0009】接触板13は、転写搬送ベルト6の転写紙
搬送面でない下側の、従動ローラ4近傍のベルト内面に
配置されており、これは後述するように転写ニップ部上
流側において転写紙Sへ電荷注入するのを抑えている。
また、この接触板13は、転写搬送ベルト6上に流れる
電流を帰還電流として検出するためのものであり、この
電流の検出によってバイアスローラ11からの供給電流
が制御される。このため、接触板13には、検出電流に
応じてバイアスローラ11への供給電流を設定するため
の転写制御板14が接続されており、この転写制御板1
4は、高圧電源12に接続されている。
【0010】このような転写搬送装置1においては、画
像転写時には、図7に示すように、レジストローラ10
から転写紙Sが繰り出されるのに合わせて、支持体7が
転写搬送ベルト6を感光体3に接近させる態位を設定さ
れ、感光体3との間で転写紙の搬送方向に沿った長さに
相当する幅4〜8mm程度のニップ部Bを形成する。
【0011】一方、感光体3は、その表面が例えば、−
800Vに帯電した状態とされ、原稿像の露光あるいは
画像信号に応じた光書き込み等により静電潜像が形成さ
れた後、現像装置で現像され、図9に示すように、その
表面にプラス帯電のトナーを静電的に吸着した状態でニ
ップ部に移動する。そして、感光体3は、ニップ部に至
る前に感光体3近傍に配置され、感光体3表面の電荷を
弱める転写前除電ランプ(PTL)15によって表面電
位を低下させられる。図9では、帯電電荷の高さを丸印
の大きさによって表わしてあり、転写前除電ランプ15
によって帯電電荷が少なくなっている状態は、除電前を
示す丸印よりも小さく示されている。
【0012】図7に示すニップ部Bにおいて、感光体3
上のトナーは、転写搬送ベルト6側に位置するバイアス
ローラ11からの転写バイアスによって転写紙S上に転
移する。この転写バイアスは−1.5kV〜−6.5k
Vの範囲で高圧電源12から印加されるが、これは以下
のような定電流制御の結果、転写バイアスが可変設定さ
れる。すなわち図6及び図7において、高圧電源12か
ら出力された電流値をI1 とし、転写搬送ベルト6を介
して接触板13から接地側に流れる帰還電流値を検出し
た際の値をI2 とした場合、これら両者間で、 I1−I2=IOUT (但し、IOUT:一定) ・・・・(1) の関係が得られるようにI1 の値を制御する。これは、
温度、湿度等の環境条件の変化や転写搬送ベルト6の製
造品質に生じるバラツキに拘らず、転写紙S上での表面
電位VP を安定させることによって転写効率の変化を無
くすようにするためである。
【0013】つまり、転写搬送ベルト6および転写紙S
を通して感光体3側に流れる電流をIOUT として見立て
ることによって、転写紙S上での表面抵抗(表面電位V
P )の低抵抗化あるいは高抵抗化による転写搬送ベルト
6への電流の流れ易さの変化が転写紙Sの分離性能や転
写性能に影響してしまうのを防止するようになってい
る。本構成例の場合、IOUT は、搬送速度330mm/se
c、有効バイアスローラ長310mmにおいて、IOUT=3
5μA±5μA に設定した場合に良好な転写が得られ
た。
【0014】ところで、感光体3からの画像転写が行な
われると、これと同時に転写紙Sも帯電する。従って、
転写搬送ベルト6の真電荷と転写紙S側に発生する分極
電荷との関係により、転写紙Sを転写搬送ベルト6上に
静電的に吸着して感光体3からの転写紙Sの分離が行な
える。そして、感光体3の曲率分離を利用した転写紙S
自らの腰の強さによる剥離動作によって助長される。
【0015】しかし、このような静電吸着は、環境条件
の変化により、高湿度の場合には、転写紙Sに電流が流
れ易くなるので転写紙の分離がうまくいかなくなる。こ
のため、図8に示した転写搬送ベルト6の表面層6bで
の抵抗値が若干高めに設定してあることから、ニップ部
Bでの転写紙Sへの真電荷の移行を遅らせ、さらには、
バイアスローラ11をニップ部Bよりも転写紙搬送方向
で下流側に位置させている。これにより、転写搬送ベル
ト6から転写紙Sへの真電荷の移行を遅らせて、転写紙
Sと感光体3との間での静電的な吸着関係を回避するよ
うになっている。
【0016】この場合に用いる真電荷の移行を遅らせる
とは、転写紙Sが感光体6側のニップ部に至るまでの上
流側で転写紙Sへの電荷が発生しないことを意味してい
る。このことから、転写紙Sの感光体3への巻き付きが
防止され、また、感光体3からの転写紙Sの分離不良も
防止されることになる。
【0017】さらに、転写搬送ベルト6側でも、環境変
化による抵抗変化が少ないものが選択される方が良く、
抵抗を制御する導電材料としては、カーボン、酸化亜鉛
などを適量添加し、弾性体ベルトとしてゴムベルトを用
いた場合には、クロロプレーンゴム、EPDMゴム、シ
リコーンゴム、エピクロルヒドリンゴムなどの吸湿性が
少なく、抵抗値が安定した材質を選択することが望まれ
る。
【0018】尚、この感光体3側へ流れる電流IOUT
値は一義的なものでなく、搬送速度が遅い場合には減ら
すことができ、反対に搬送速度が早い時や転写前除電ラ
ンプ15が用いられない場合には増やすことになる。
【0019】一方、ニップ部を通過した転写紙Sは、転
写搬送ベルト6の移動に合わせて静電吸着搬送され、駆
動側のローラ5での曲率分離が行なわれる。このため、
ローラ5の直径は16mm以下に設定されている。さら
に、このようなローラ5を用いた場合には、上質45K
紙(剛度 横21[cm3/100])の分離が可能であるとい
う実験結果が得られている。
【0020】また、駆動ローラ5で転写搬送ベルト6か
ら分離された転写紙Sは、ガイド板で案内されて定着部
17を構成する加熱ローラ17aとパッドローラ17b
の間に搬送される。定着部17では、転写紙S上にトナ
ーを加熱溶解して転写紙Sに圧着してトナーを転写紙S
上に定着させる。
【0021】転写紙Sへの画像転写及び分離が完了した
転写搬送ベルト6は、DCソレノイド8の励磁が解除さ
れるのに応じて接離レバー9が解除され、支持体7が感
光体3から離間される。そして、クリーニング装置16
により表面を清掃される。
【0022】クリーニング装置16は、クリーニングブ
レード16Aを備えており、転写搬送ベルト6を摺擦す
ることにより、感光体3の表面から転移したトナーや転
写されないで転写搬送ベルト6の周辺に飛散していたも
のが付着した場合のトナーや転写紙Sの紙粉を掻き取る
ようになっている。
【0023】クリーニングブレード16Aによって摺擦
される転写搬送ベルト6は、摺擦抵抗の増加による駆動
力の増大あるいはクリーニングブレード16Aのめくれ
等の現象を防止するのに、摩擦係数の低いものとして表
面にフッ素系の樹脂材料、例えばポリフッ化ビニリデ
ン、四フッ化エチレンなどが被覆されている。また、転
写搬送ベルト6の表面から掻き取られたトナーあるいは
紙粉は、回収スクリュー16Bによって本体1Aから図
示しない廃トナー回収容器に収容される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上、転写搬送ベルト
を用いたベルト方式の転写搬送装置の基本構成とその動
作について説明したが、このような転写搬送装置におい
ては、転写紙Sを転写搬送ベルト6から分離する際、転
写によって帯電した転写紙の剥離放電によってトナー像
が乱れてしまう異常画像が生じ易いという問題がある。
特に、この異常画像は低湿の環境で紙が高抵抗の場合
(両面コピー、OHPシート等)に生じ易い。これを防
止する方法として、転写搬送ベルトから転写紙が分離す
るまでにコロトロンや針、ブラシを設けてACやDCの
高電圧を印加してコロナ放電で帯電した転写紙を除電す
る方法があるが、この場合、オゾンの発生を伴う。ま
た、印加する電圧を0または低電圧にした場合はオゾン
の発生量の低減はできるが、除電が均一に安定してでき
ないため、剥離時のトナー像乱れは解消できない。
【0025】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、請求項1,2の目的は、上記トナー像乱れの問題
を解消できる転写搬送ベルトの構成を提示することであ
る。また、転写搬送ベルトを用いたベルト方式の転写搬
送装置において、ベルト表面のトナーを除去する手段は
重要である。そこで請求項3,4の目的は、請求項1,
2の転写搬送ベルトを使用し、該ベルトに対応したベル
ト表面クリーニング手段を備えた転写搬送装置を提供す
ることである。さらに、請求項5の目的は、請求項1,
2の転写搬送ベルトの製造方法を提供するものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、像担持体に対向配置され、像担
持体との間のニップ部で転写材を挾持搬送して像担持体
上に形成されたトナー像を転写材に静電的に転写し、転
写後の転写材を定着部に向けて搬送する転写搬送ベルト
において、ベルト表面の十点平均粗さRzを4μm以上
としたことを特徴とする。
【0027】請求項2の発明は、請求項1記載の転写搬
送ベルトにおいて、ベルト表面の十点平均粗さRzを4
μm以上かつトナー平均粒径以下としたことを特徴とす
る。
【0028】請求項3の発明は、請求項1記載の転写搬
送ベルトを備え、転写搬送ベルトの使用時におけるベル
ト表面のトナー除去手段として、トナー極性に対し逆バ
イアスを印加したローラあるいはブラシ状部材、あるい
は逆バイアスを印加しないブラシ状部材を使用すること
を特徴とする。
【0029】請求項4の発明は、請求項2記載の転写搬
送ベルトを備え、転写搬送ベルトの使用時におけるベル
ト表面のトナー除去手段としてブレードを使用すること
を特徴とする。
【0030】請求項5の発明は、請求項1及び請求項2
記載の転写搬送ベルトの製造方法であって、ベルト表面
を研磨、研削することで十点平均粗さRzの範囲を満足
させることを特徴とする。
【0031】
【作用】請求項1の転写搬送ベルトにおいては、ベルト
表面の十点平均粗さRzを4μm以上とすることで、ベ
ルトからの転写材分離時の剥離放電を微小ギャップで発
生することが可能となり、トナー像の乱れによる画像不
具合を改善できる。
【0032】請求項2記載の転写搬送ベルトにおいて
は、ベルト表面の十点平均粗さRzを4μm以上かつト
ナー平均粒径以下とすることで、ベルト表面の凸凹にト
ナーが入りにくくすることができ、ベルトクリーニング
性が良好となる。
【0033】請求項3記載の転写搬送装置においては、
請求項1記載の転写搬送ベルトを備え、転写搬送ベルト
の使用時におけるベルト表面のトナー除去手段として、
トナー極性に対し逆バイアスを印加したローラあるいは
ブラシ状部材、あるいは逆バイアスを印加しないブラシ
状部材を使用することにより、機械的以外に電気的な静
電力を用いて確実にトナーを除去できる。また、ブラシ
部材使用時には、ベルト凹部に入り込んだトナーについ
てもブラシによる掻き出し作用でトナーを除去すること
ができる。
【0034】請求項4記載の転写搬送装置においては、
請求項2記載の転写搬送ベルトを備えていることによ
り、ベルト表面のトナーがベルト表面の凹部に入りにく
くなっているため、転写搬送ベルトの使用時におけるベ
ルト表面のトナー除去手段としてブレードを使用するこ
とができ、コスト的に安く、確実に残留トナーを除去す
ることができる。
【0035】請求項5記載の転写搬送ベルトの製造方法
においては、ベルト表面性の条件出しとして、ベルト表
面を研磨、研削することで十点平均粗さRzの範囲を満
足させることにより、容易に表面粗さを満足することが
可能となり、トナー像の乱れのない転写搬送ベルトを作
製できる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1〜3はそれぞれ本発明に係る転写搬送装置を用いた画
像形成装置の概略構成例を示す図であるが、転写搬送ベ
ルト及び転写搬送装置の基本的な構成は図4乃至図9に
示した構成と略同様であり(ベルト表面の構成とクリー
ニング手段が異なる)、既に説明した構成・動作の説明
については省略する。
【0037】本発明の転写搬送ベルト6は図5に示した
ように2層構造で構成されており、その製造方法として
は、内側層6aをEPDMゴムにて、練り→押出し→加
硫→研磨という工程を経て得た後、表面層6bとしてポ
リフッ化ビニリデンをスプレーコーティングすることに
より、2層構造の転写搬送ベルトを得た。次に、このベ
ルトを円筒研削盤にチャック後、砥石(クレノートン
製)にて表面研削し、十点平均粗さRzの異なる複数の
転写搬送ベルトを作製した。尚、ベルト表面の粗さの変
更は、砥石の移動速度及び切削量を変えることで変える
ことができる。また、膜厚の因子を無くすため、コーテ
ィング時の膜厚を変えた後、表面研削(条件変更)し、
結果として、膜厚20μmで十点平均粗さ2μm,4μ
m,6μm,8μm,12μmの転写搬送ベルトを得
た。
【0038】この転写搬送ベルトを図4と略同様の転写
搬送装置のベルトユニット2へ装着し、図1,2,3の
装置構成あるいは図6,7に示した装置構成で、20
℃、10%の環境においてハーフトーン色の画像(両面
コピー)を感光体3上に形成し、転写紙Sに転写し、転
写搬送ベルト6から転写紙Sが分離する際に発生するト
ナー像乱れによる異常画像を評価した。使用したトナー
は平均粒径10μmであり、ベルト表面のクリーニング
性の評価としては、黒ベタ画像のコピーを2枚通紙後の
ベルト表面に透明テープを貼り、剥がしたテープに付着
したトナー量を目視評価した。
【0039】尚、図6,7の装置構成は転写搬送装置1
の転写搬送ベルト表面のクリーニング手段としてクリ
ーニングブレード(ウレタンゴム製)16Aを用いた例
であり、図1,2,3の装置構成は、転写搬送装置1’
の転写搬送ベルト表面のクリーニング手段として、逆
バイアスを印加したローラ(金属)16C、逆バイア
スを印加したブラシローラ16D、逆バイアスを印加
しないブラシローラ16Eをそれぞれ用いた例であり、
符号18が逆バイアス印加用の電源である。ここで、
〜については、図4に示したクリーニングブレード1
6Aを外して、図1〜3のようにそれぞれ、逆バイアス
印加ローラ16C、逆バイアス印加ブラシローラ16
D、ブラシローラ16Eを設置したものであり、その他
の構成は図6,7と同じである。また、図1,2の構成
では、プラス(+)帯電のトナーを使用したため、ロー
ラ16C、ブラシローラ16Dに印加される逆バイアス
はマイスナ(−)電圧となり、ここでは−2kV印加と
した。上記条件でトナー像乱れ及びクリーニング性を評
価した結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】また、トナーの平均粒径が7μmのトナー
を上記実験で使用したところ、表1に示すようにベルト
表面の十点平均粗さRzが8μmの時でクリーニング手
段のクリーニングブレード使用時のみクリーニング性
が悪くなり、転写紙の裏汚れが発生した。尚、上記実験
ではプラス帯電トナーを使用したが、マイナス帯電トナ
ーでも同様の結果が得られた。さらに図1〜3、図6,
7に示したバイアスローラ11を用いて転写バイアスを
印加する直接印加方式の転写搬送ベルトシステムだけで
なく、コロナ放電によるベルトへの印加を実施している
方式の転写搬送ベルトシステムについても今回の結果と
同様であった。また、転写材についても、普通紙、OH
Pシートとも同様の結果であった。
【0042】今回の結果について説明すると、転写搬送
ベルト6のベルト表面が粗れていることで、ベルト表面
の凸凹の微小ピッチと転写紙との間の非常に狭い部分で
剥離放電が発生していることで、画像においても非常に
微小で細かい放電のため、トナー像の乱れが発生せず、
良好な画像が得られると考えられる。すなわち、ベルト
表面が粗されている場合、ベルトと転写紙が離れる直
前、直後での微小ギャップで放電させることができるの
に対し、粗されていないベルト表面だと、前述した放電
以外に2次放電(転写紙が離れてしばらくたってから放
電)が発生し、トナー像に乱れ、異常画像になると考え
られる。
【0043】また、クリーニング性においては、トナー
平均粒径と大きく関与していることがわかる。例えば、
ベルト表面の凸凹が大きいとトナーが凹部分に入り込ん
で徐々に堆積するため、手段のクリーニングブレード
のようなベルトと平行に当接する部材であると取れない
ことがわかる。しかし、手段、、のような逆バイ
アス印加ローラやブラシローラの使用時には、ベルト表
面の凹部のトナーも電気的またはブラシでの掻き出しで
取れることがわかる。
【0044】従って本発明の転写搬送ベルトでは、ベル
ト表面の十点平均粗さRzを4μm以上とすることによ
り転写材剥離時の剥離放電に起因したトナー像の乱れを
防止することができる。また、このベルト表面の十点平
均粗さRzを4μm以上とした転写搬送ベルトを用いる
本発明の転写搬送装置では、図1〜3のように、転写搬
送ベルト6の使用時におけるベルト表面のトナー除去手
段として、トナー極性に対し逆バイアスを印加したロー
ラ16Cあるいはブラシ状部材16D、あるいは逆バイ
アスを印加しないブラシ状部材16Eを使用することに
より、上記のようにベルト表面が粗されている転写搬送
ベルトを用いてもトナー除去性能が低下することがな
い。また、転写搬送ベルト6のベルト表面の十点平均粗
さRzを4μm以上かつトナー平均粒径以下と規定した
時には、図6,7の構成のように、コスト的に安いクリ
ーニングブレード16Aを使用することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の転写搬
送ベルトにおいては、ベルト表面の十点平均粗さRzを
4μm以上とすることで、ベルトからの転写材分離時の
剥離放電を微小ギャップで発生することが可能となり、
トナー像の乱れによる画像不具合を改善でき、転写材分
離時の異常画像の発生を防止することができる。
【0046】請求項2記載の転写搬送ベルトにおいて
は、ベルト表面の十点平均粗さRzを4μm以上かつト
ナー平均粒径以下とすることで、ベルトからの転写材分
離時の剥離放電を微小ギャップで発生することが可能と
なり、トナー像の乱れによる画像不具合を改善でき、転
写材分離時の異常画像の発生を防止することができる。
さらに、ベルト表面の凸凹にトナーが入りにくくするこ
とができ、ベルト表面のクリーニング性が良好となる。
【0047】請求項3記載の転写搬送装置においては、
請求項1記載の転写搬送ベルトを備え、転写搬送ベルト
の使用時におけるベルト表面のトナー除去手段として、
トナー極性に対し逆バイアスを印加したローラあるいは
ブラシ状部材、あるいは逆バイアスを印加しないブラシ
状部材を使用することにより、機械的以外に電気的な静
電力を用いて確実にトナーを除去できる。また、ブラシ
状部材使用時には、ベルト凹部に入り込んだトナーにつ
いてもブラシによる掻き出し作用でトナーを除去するこ
とができる。従って、本発明の転写搬送装置において
は、転写材分離時の異常画像の発生を防止することがで
き、さらには、ベルトのクリーニング性を向上すること
ができ、転写材の裏汚れ等の問題も解消することができ
る。
【0048】請求項4記載の転写搬送装置においては、
請求項2記載の転写搬送ベルトを備えていることによ
り、ベルト表面のトナーがベルト表面の凹部に入りにく
くなっているため、転写搬送ベルトの使用時におけるベ
ルト表面のトナー除去手段としてブレードを使用するこ
とができ、コスト的に安く、確実に残留トナーを除去す
ることができる。従って、本発明の転写搬送装置におい
ては、転写材分離時の異常画像の発生を防止することが
でき、さらには、コスト的に安くベルトのクリーニング
性を向上することができ、転写材の裏汚れ等の問題も解
消することができる。
【0049】請求項5記載の転写搬送ベルトの製造方法
においては、ベルト表面性の条件出しとして、ベルト表
面を研磨、研削することで十点平均粗さRzの範囲を満
足させることにより、容易に表面粗さを満足することが
可能となり、トナー像の乱れのない転写搬送ベルトを作
製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す転写搬送装置を備えた
画像形成装置の概略的要部構成図である。
【図2】本発明の別の実施例を示す転写搬送装置を備え
た画像形成装置の概略的要部構成図である。
【図3】本発明のさらに別の実施例を示す転写搬送装置
を備えた画像形成装置の概略的要部構成図である。
【図4】転写搬送装置の基本構成を示す斜視図である。
【図5】転写搬送装置の転写搬送ベルト駆動用のローラ
の説明図である。
【図6】図4に示す転写搬送装置を備えた画像形成装置
の概略的要部構成図である。
【図7】図6に示す画像形成装置の転写時の状態を示す
図である。
【図8】転写搬送ベルトの部分断面図である。
【図9】図6,7に示す画像形成装置における現像、転
写工程の説明図である。
【符号の説明】
1,1’:転写搬送装置 3:像担持体(感光体) 4,5:転写搬送ベルト駆動用のローラ 6:転写搬送ベルト 16:クリーニング装置 16A:クリーニングブレード 16C:逆バイアス印加ローラ 16D:逆バイアス印加ブラシローラ 16E:ブラシローラ 17:定着部 18:バイアス電源 S:転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 宏一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 高野 聡 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 轡田 昭夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 水石 治司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に対向配置され、像担持体との間
    のニップ部で転写材を挾持搬送して像担持体上に形成さ
    れたトナー像を転写材に静電的に転写し、転写後の転写
    材を定着部に向けて搬送する転写搬送ベルトにおいて、 ベルト表面の十点平均粗さRzを4μm以上としたこと
    を特徴とする転写搬送ベルト。
  2. 【請求項2】請求項1記載の転写搬送ベルトにおいて、
    ベルト表面の十点平均粗さRzを4μm以上かつトナー
    平均粒径以下としたことを特徴とする転写搬送ベルト。
  3. 【請求項3】請求項1記載の転写搬送ベルトを備え、転
    写搬送ベルトの使用時におけるベルト表面のトナー除去
    手段として、トナー極性に対し逆バイアスを印加したロ
    ーラあるいはブラシ状部材、あるいは逆バイアスを印加
    しないブラシ状部材を使用することを特徴とする転写搬
    送装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の転写搬送ベルトを備え、転
    写搬送ベルトの使用時におけるベルト表面のトナー除去
    手段としてブレードを使用することを特徴とする転写搬
    送装置。
  5. 【請求項5】請求項1及び請求項2記載の転写搬送ベル
    トの製造方法であって、ベルト表面を研磨、研削するこ
    とで十点平均粗さRzの範囲を満足させることを特徴と
    する転写搬送ベルトの製造方法。
JP29174694A 1994-11-25 1994-11-25 転写搬送ベルト及びその製造方法及び転写搬送装置 Pending JPH08146781A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7184678B2 (en) 2003-12-19 2007-02-27 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus with improved separatability of transfer material
US7392003B2 (en) 2006-02-24 2008-06-24 Oki Data Corporation Belt unit and image forming apparatus that incorporates the belt unit
US7668478B2 (en) 2006-04-13 2010-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including two toner cleaning members

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