JPH0814679B2 - 沈胴式ズームレンズ付カメラ - Google Patents
沈胴式ズームレンズ付カメラInfo
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Description
をその先端部がカメラボディ内に収まるまで引き込むよ
うにした沈胴式ズームレンズ付カメラに関する。
続的に変化させて写真の撮影を行なえるズームレンズが
ある。近年、手軽に写真が撮れるようにいわゆるコンパ
クトカメラが普及しているが、これにズームレンズを装
着したズームレンズ付コンパクトカメラが開発されてい
る。
ボディに対して進退させて焦点距離を変化させる。従来
のこの種のズームレンズの駆動機構は、内側鏡胴に外側
鏡胴を嵌装した二重鏡胴とし、一方の鏡胴をカメラボデ
ィに固定し他方を光軸を中心にして回動自在とし、この
他方の鏡胴を回動させることによりレンズ群を光軸方向
に移動するようにしてある。
に沿った直線溝を形成し、他方の鏡胴に移動レンズ群の
数に応じた螺旋状のカム溝を形成し、それぞれのレンズ
群のマウントに植設したピンを上記直線溝とそれぞれの
カム溝の両方に挿入してある。そして、一方の鏡胴を回
動させると上記ピンが直線溝とカム溝の両方に案内され
るから、直線溝によってその移動方向が、カム溝によっ
てその移動距離が規定されてレンズ群が移動する。この
レンズ群の移動により焦点距離が変更されるのである。
きには撮影レンズを最後端まで後退させた位置(一般に
ワイド位置)でバリヤを閉成するが、その最後端位置で
あってもズーム比が高くなるに従いズームレンズの先端
部はカメラボディから突出してしまう。
合に、突出したズームレンズ先端部が邪魔になって嵩張
る原因となる。また、そのまま携行すると突出した部分
が不用意にぶつかり、変形したり破損したりするおそれ
がある。
先端部をカメラボディ内に収納されるまで後退させ、携
帯に便利なように薄型化、小型化を図った沈胴式ズーム
レンズ付カメラを提供することにある。
棒を支持した固定枠と、前群レンズを保持し、上記ガイ
ド棒に案内されて光軸方向に進退自在な、該固定枠に収
容された移動鏡胴と、前記移動鏡胴に収容され、該移動
鏡胴に対して光軸方向に進退自在な後群レンズと、光軸
と直交する方向に沿った方向を軸として揺動自在に基端
部が支持され、その揺動によって前記移動鏡胴を光軸方
向に進退させる駆動部材と、前記後群レンズを、移動鏡
胴に保持させた前群レンズと所定の光学的関係を保たせ
て進退させる後群レンズ案内カム手段とからなり、前記
駆動部材の自由端部と前記移動鏡胴とを鏡胴駆動カム手
段によって連繋し、該鏡胴駆動カム手段のカムの端部
に、前記駆動部材が揺動しても移動鏡胴が駆動しない不
感帯を形成し、移動鏡胴の後退側に位置した該不感帯に
連続して移動鏡胴をさらに後退させる収納部を形成し、
駆動部材が該収納部に位置した状態で、前記前群レンズ
と後群レンズとの光学的関係を解除して前群レンズを後
群レンズに接近させるとともに移動鏡胴の先端部がカメ
ラボディのほぼ前端部に位置することを特徴としてい
る。
焦点位置であり、レトロフォーカスタイプでは最後端位
置は長焦点位置となるが、この最後端位置から移動鏡胴
が前進する場合には、前群レンズと後群レンズとが所定
の関係を保って焦点距離を連続的に変化させる。しかし
ながら、一般に移動鏡胴が最後端位置に位置した場合に
は、後群レンズと前群レンズとの間に空間部ができる。
したがって、移動鏡胴を最後端位置からさらに後退させ
ることにより上記空間部を狭め、前群レンズと後群レン
ズとを上記所定の光学的関係を解除させて接近させるこ
とにより、鏡胴がカメラボディの前端部とほぼ一致する
まで後退してカメラボディ内に収納される。
胴式ズームレンズ付カメラを具体的に説明する。
たコンパクトカメラのレンズ駆動部の構造を示す。
の2群ズームである。前群レンズ1はシャッターユニッ
ト3に収められ、このシャッターユニット3を移動鏡胴
4の前部に3本の止めネジ3aによって止着する。なお、
この止めネジ3aのうち2本の止めネジ3aには、バネ座金
3bを介在させることにより前群レンズ1の光軸方向の倒
れを調整できる。
ユニット3を止着する取付板4aを形成した形状としてあ
る。移動鏡胴4の上面後方にはほぼ矩形状に光軸と平行
に透孔を形成してガイド孔4bを設け、このガイド孔4b
に、後群レンズ2のレンズマウント5の上端部に形成し
た突起部5aを挿通することによりこの後群レンズ2を移
動鏡胴4の後部に配設する。
な方向の透孔を形成してガイド部5bを設け、このガイド
部5bにブッシュ5cを嵌着する。このブッシュ5cに後群ガ
イド棒6aを挿通し、この後群ガイド棒6aの移動鏡胴4側
先端部を移動鏡胴4内に設けた支持部で支持させる。後
群ガイド棒6aの後端部には押さえ板6bを当接させ、この
押さえ板6bを止めネジ6cによって移動鏡胴4に止着す
る。なお、後群ガイド棒6aのレンズマウント5と移動鏡
胴4内の上記支持部との間には押しバネ6dを巻装し、そ
の復元力を、レンズマウント5が前記ガイド孔4bと後群
ガイド棒6aとに案内されて後方に移動するよう付勢して
ある。
この窪み部に焦点調整ピン7の偏心ピン7aとフランジ部
7bとを嵌入し、押さえ板7cを止めネジ7dによってレンズ
マウント5に止着することにより焦点調整ピン7をレン
ズマウント5に固定する。レンズマウント5に固定した
上記焦点調整ピン7には円形の支点ピン7eを形成してあ
り、この支点ピン7eを上記押さえ板7cの透孔部7fを貫通
させて連動レバー8の連動孔8aに遊挿する。
に、フランジ部7bのそれぞれの面に上記偏心ピン7aと支
点ピン7eとを突設して形成し、支点ピン7eとフランジ部
7bは同心上にあり、偏心ピン7aの中心は支点ピン7eの中
心から適宜距離偏倚している。レンズマウント5の下面
に形成した前記窪み部30には、焦点調節ピン7のフラン
ジ部7bを遊挿できるとともに、光軸と平行な方向を長手
方向とした長円形の第1窪み部31を形成し、この第1窪
み部31のほぼ中央部に、偏心ピン7aを遊挿できるととも
に、第1窪み部31の長手方向と交差する方向を長手方向
とした長円形の第2窪み部32を形成してある。そして、
焦点調節ピン7は、第2窪み部32に偏心ピン7aを、第1
窪み部31にフランジ部7bを位置させて窪み部30に嵌入す
る。また、第16図上一点鎖線で示すように、連動レバー
8に形成した前記連動孔8aを長孔とし、この連動孔8aに
支点ピン7eを遊挿する。
し、その一方の腕部の先端に上記連動孔8aを形成してあ
る。ほぼL字形の屈曲部には透孔8bを形成し、この透孔
8bを貫通する支持ネジ8cを移動鏡胴4の下面に締め付け
て、連動レバー8を移動鏡胴4に対してこの支持ネジ8c
を中心にして回動自在に設ける。また、連動レバー8の
他方の腕部の先端には、移動鏡胴4とは反対の方向に指
向して突出した連動ピン8dを設けてある。
を設けてある。
垂直方向に長透孔を形成したズーム部9a、ズーム部9aの
上端に連続し入力レバー22の回動軸21aを中心とした円
弧状のW端部9b、ズーム部9aの下端に連続し入力レバー
22の回動軸21aを中心とした円弧状のT端部9c、さらに
W端部9bの上端から垂直上方に連続した収納部9dから構
成してある。なお、W端部9bは撮影レンズの焦点距離が
最短にある場合を規制し、T端部9cは最長にある場合を
規制する。
部には光軸方向に透孔を形成した主ガイド部4cを設け、
この主ガイド部4cにブッシュ4dを嵌着する。この主ガイ
ド部4cの側方近傍にはカム面10aを形成したカム板10を
固着してある。なお、このカム板10は上記主ガイド部4c
と共通にして、主ガイド部4cの側面に上記カム面10aを
形成したものであっても構わない。
側面の下部には、破線で示すように、先端部をほぼU字
形に切り欠いた副ガイド部4eを設けてある。
ー8などを装着した移動鏡胴4を、カメラボディAに固
定した固定枠11に収容させる。このとき、上記主ガイド
部4cに主ガイド棒4fを挿通し、固定枠11の後端部上方に
ある支持部11aにこの主ガイド棒4fの後端部を支持させ
る。また、上記副ガイド部4eの先端の切欠部に副ガイド
棒4gを挿通し、その後端部を固定枠11の内側の側面に設
けた支持部11bに支持させる。そして、固定枠11の前側
周縁に、枠状の蓋体12を止めネジ12aで締め付けて止着
する。
示すように、カム面13aが形成されたカム孔13を設け、
前記連動レバー8の連動ピン8dの側面がこのカム面13a
に当接する。すなわち、これらカム面13aと連動ピン8d
とによって後群レンズ案内カム手段が構成されている。
側面には垂直方向を回転軸としたウォーム14を配設して
あり、このウォーム14の回転軸を固定枠11の上面よりも
上方に突出させ、この突出部に駆動ギヤ15を設けてあ
る。固定枠11の上面にはギヤ16aなど適宜枚数のギヤか
らなる適宜な減速比のギヤ列16を配設し、図示しないモ
ータの回転をこのギヤ列16を介して駆動ギヤ15に伝達し
ている。ウォーム14には固定枠11の側面に軸支したウォ
ームホイール17が噛合し、このウォームホイール17と同
軸上に伝達ギヤ18を設けてある。これらウォームホイー
ル17と伝達ギヤ18とは相互に回転自在としてあり、これ
らの側面間に適宜な摩擦力を付与して、これらのギヤに
加えられた負荷が所定の大きさ以上になると、一方のギ
ヤが停止し他方のギヤが空転するようにしてある。
の詳細を示す。
うに、伝達ギヤ18は右方に長く延びたボス部18aと一体
に形成してある。このボス部18aの端部には軸受36を設
け、この軸受36を固定枠11に止着したブラケット37に取
り付ける。また、伝達ギヤ18の上記ボス部18aとは反対
側にはジャーナル部18bを形成し、このジャーナル部18b
を固定枠11に設けた軸受部に遊挿して、この伝達ギヤ18
を固定枠11に対して回転自在とする。
遊嵌して、これらウォームホイール17と伝達ギヤ18とを
相互に回転自在とするとともに、ウォームホイール17を
伝達ギヤ18に対して軸方向に摺動自在とする。このウォ
ームホイール17のボス部17aの端面を上記軸受36に臨ま
せ、このボス部17aに押しバネ38を巻装する。この押し
バネ38の復元力は、ウォームホイール17を常時伝達ギヤ
18に押圧するよう、ウォームホイール17の側面と軸受36
との間に付勢してある。
れの面には、第14図に示すように放射状に山部39を形成
し、この山部39の両側を傾斜面39a,39bとしてある。そ
して、傾斜面39aは緩斜面に、傾斜面36bは急斜面にして
あり、ウォームホイール17の緩斜面39aと伝達ギヤ18の
緩斜面39aとが対向し、ウォームホイール17と伝達ギヤ1
8の急斜面39b同士が対向する。
進み角を適宜にすることにより、図示しないモータの回
転はウォーム14からウォームホイール17に伝達されてウ
ォームホイール17が回転するが、ウォームホイール17が
回転しようとしてもウォーム14が負荷となってウォーム
ホイール17が回転しないようにしてある。
ギヤ19が噛合し、この中間ギヤ19にエンコーダ20を駆動
するギヤ20a(第5図示)と扇形ギヤ21とが噛合してい
る。
固定枠11の側面に形成した透孔11cを貫通し、この回動
軸21aの先端部は、前記移動鏡胴4の後方下端部に形成
した切欠部4hを通過して固定枠11に収容した移動鏡胴4
の内側に位置する。そして、この回動軸21aの先端部に
駆動部材としての入力レバー22の基端部を止めネジ22a
によって止着し、この入力レバー22と扇形ギヤ21とが同
期して回動するようにしてある。この入力レバー22の自
由端部には扇形ギヤ21の方向に指向して駆動ピン22bを
突設してあり、この駆動ピン22bを移動鏡胴4の側面に
形成した前記カム部9に遊挿してある。すなわち、これ
ら駆動ピン22dとカム部9とによって鏡胴駆動カム手段
が構成されている。
の前記カム板10のほぼ上方に位置する部分には、カム面
10aに対応した形状の透孔11dを形成してある。また、固
定枠11の上面には連動板23を、止めネジ23aによってそ
のほぼ中央部で回動自在に軸支してある。この連動板23
の一端部には下方に指向した係合ピン23bを突設すると
ともに、バネの復元力などを付勢し、この係合ピン23b
が上記透孔11dを貫通してカム板10のカム面10aに常時当
接している。連動板23の他端部には上方に指向した入力
ピン23cを突設してあり、この入力ピン23cをファインダ
ー40の図示しない変倍機構に連動してある。
に、カメラボディAの上部であって、固定枠11のほぼ上
方に配設される。このファインダー40の前方には、凸レ
ンズ41aと凹レンズ41bとで構成した対物レンズ41があ
り、凹レンズ41bの後方に反射鏡42、視野枠43、接眼レ
ンズ44が配設される。第1図はこのカメラを撮影に供し
ない場合で、移動鏡胴4がカメラボディA内に収納され
た状態を示す。第2図は標準撮影時の状態を示し、移動
鏡胴4が収納時よりも僅かに前方に突出し、対物レンズ
41の凹レンズ41bが前方にあって凸レンズ41aに接近して
いる。また、第3図は望遠撮影時の状態を示し、移動鏡
胴4が前進するとともに後群レンズ2が移動鏡胴4に対
して前進して前群レンズ1に接近し、凹レンズ41bは後
退して凸レンズ41aと反射鏡42とのほぼ中間に位置して
いる。そして、撮影レンズが標準位置から望遠位置に連
続して焦点距離を変化させるときには、ファインダー40
では、凹レンズ41bが第2図に示すように凸レンズ41aに
接近した位置から徐々に後退して離れ、第3図に示すよ
うな状態となる。このような変倍の動作は、上記入力ピ
ン23cと凸レンズ41bとの間にリンク機構を介在させた
り、ピニオン・ラックなどにより、連動板23の回動運動
を凹レンズ41bの直線運動に変換する機構によって果た
される。なお、連動板23は、カメラボディAあるいはフ
ァインダー40のケースなどに軸支したものであっても構
わない。
ズ付カメラの動作を、以下に説明する。
動ギヤ15が回転してウォーム14が回転する。ウォーム14
が回転するとこれに噛合したウォームホイール17が回転
し、このウォームホイール17との間の摩擦力により伝達
ギヤ18が回転する。この伝達ギヤ18の回転が中間ギヤ19
を介して扇形ギヤ21に伝達され、この扇形ギヤ21が回動
軸21aを中心に第6図上反時計回り方向に回動する。な
お、扇形ギヤ21をこの方向に回転させるときのモータの
回転を正回転とする。
バー22が同期して同方向に揺動する。このため、入力レ
バー22の駆動ピン22bは回動軸21aを中心に第6図上反時
計回り方向に旋回する。同図ではこの駆動ピン22bがカ
ム部9の収納部9dに位置しているから、駆動ピン22bの
旋回によりカム部9が押される。したがって、このカム
部9を形成してある移動鏡胴4が、主ガイド部4cと副ガ
イド棒4gに案内されて固定枠11に対して回転することな
く被写体側に前進する。移動鏡胴4の前部には前群レン
ズ1を含むシャッターユニット3が止着してあり、前群
レンズ1も前進する。なお、収納部9dの長さは短いた
め、移動鏡胴4は僅かに前進するだけである。
は、第12図に示すように、連動ピン8dはカム面13aから
離脱しており、移動鏡胴4が僅かに前進すると、連動ピ
ン8dがカム面13aに当接することになる。そして、連動
ピン8dが設けられている連動レバ8ーには焦点調整ピン
7を介して後群レンズ2のレンズマウント5が連繋して
いるから、該後群レンズ2の移動鏡胴4に対する位置が
カム面13aによって規制され、該後群レンズ2と前群レ
ンズ1とが所定の光学的関係となる。
第7図に示すように、入力レバー22の駆動ピン22bがW
端部9bに位置する。このW端部9bは回動軸21aを中心と
した円弧状に形成してあるから、駆動ピン22bがこのW
端部9bに位置しているときには入力レバー22が揺動して
も移動鏡胴4は前進しない。すなわち、このW端部9bに
は、入力レバー22が作動しても、移動鏡胴4が作動しな
い不感帯を構成してある。
駆動ピン22bがズーム部9aに位置すると、入力レバー22
の回動により前述と同様に前群レンズ1が移動鏡胴4と
ともに前進する。
ある連動レバー8も同様に移動する。連動レバー8の連
動ピン8dは固定枠11に形成したカム孔13のカム面13aに
当接しているから、連動レバー8が固定枠11に対して前
進すると、この連動レバー8はカム面13aに案内されて
支持ネジ8cを中心として第10図上反時計回り方向に回動
する。他方、連動レバー8には焦点調整ピン7を介して
後群レンズ2のレンズマウント5が連繋しているから、
連動レバー8の回動により押しバネ6dの復元力に抗して
レンズマウント5が移動鏡胴4に対して前方に移動す
る。このため、第11図に示すように、後群レンズ2が移
動鏡胴4に対して前方に移動し、前群レンズ1との間隔
を狭めることになる。したがって、焦点距離を連続的に
変化させてズーミングが行なわれる。なお、前群レンズ
1と後群レンズ2がズーミングを行なう場合の光学的な
位置関係を確保するには、カム面13aのカム曲線を所定
のものとなるように設計すればよい。
が第9図に示すようにT端部9cに位置すると、入力レバ
ー22の揺動によっても移動鏡胴4が移動しなくなる。こ
れはT端部9cが、W端部9bと同様に、回動軸21aを中心
とした円弧状に形成してあるからで、即ちT端部9cにも
不感帯が構成してある。なお、駆動ピン22bがT端部9c
に位置しているときには、移動鏡胴4の先端部は固定枠
11から突出した位置にある。
胴4が最前方に位置している状態から、移動鏡胴4を後
退させるには、図示しないモータを逆回転させればよ
い。モータの逆回転により扇形ギヤ21が第9図上時計回
り方向に回動するから、駆動ピン22bも同方向に旋回す
る。このため、移動鏡胴4は上述とは逆に固定枠11に収
容されながら後退する。
6dの復元力を受けていて、連動レバー8は焦点調整ピン
7を介して、第10図上時計回り方向に回動する力を受け
ているから、その連動ピン8dはこの力によりカム面13a
に当接している。したがって、移動鏡胴4が後退すると
連動ピン8dはカム面13aに案内されて支持ネジ8cを中心
として第11図上時計回り方向に旋回する。このため、支
点ピン7eも同方向に旋回し、第10図に示すように、レン
ズマウント5が移動鏡胴4に対して後退する。これによ
り後群レンズ2が後退し、移動鏡胴4に伴われる前群レ
ンズ1の後退と協働して焦点距離を最短距離まで連続的
に変化させる。前群レンズ1と後群レンズ2とが最短焦
点距離位置まで後退したときには、第2図に示すよう
に、前群レンズ1と後群レンズ2との間に空間部45が形
成される。
ると、駆動ピン22bはW端部9bを通過して収納部9dに至
り、移動鏡胴4がさらに後退することになる。この移動
鏡胴4の後退によって、第12図に示すように、移動鏡胴
4の先端部がカメラボディAの前端面とほぼ同一の位置
となって沈胴位置に位置するとともに、連動ピン8dがカ
ム面13aから離脱して、後群レンズ2と前群レンズ3と
が所定の光学的関係から外れる。すなわち、第1図に示
すように、上記空間部45が狭められる。
エンコーダ20のギヤ20aにも伝達させるから、移動鏡胴
4の進退に応じてエンコーダ20が作動する。移動鏡胴4
が停止するとエンコーダ20も停止するから、その指示す
る位置は移動鏡胴4の停止位置となり、この指示値に基
づいて撮影時の露出が制御される。
ム面10aに係合ピン23bが当接している連動板23が回動す
る。この連動板23の回動の方向は、移動鏡胴4が前進す
るときと後退するときとで逆となる。この連動板23の回
動がリンクなどで構成した図示しない変倍機構を介して
凹レンズ41bに伝達され、これが前述のように、移動鏡
胴4が前進するときには後退し、反対に後退するときに
は前進する。この凹レンズ41bの進退によりファインダ
ー40の倍率を撮影レンズの焦点距離に応じて連続的に変
化させる。
カメラを不用意に落したり打ち付けたりして不用意に鏡
胴に外力が加えられたときには、この外力によって移動
鏡胴4が後退して扇形ギヤ21が第8図または第9図上時
計回り方向に回動する。扇形ギヤ21のこの回転により中
間ギヤ19が回転し、この回転が伝達ギヤ18に伝達され
る。他方、この伝達ギヤ18と傾斜面39a,39bによって係
合しているウォームホイール17は負荷となっているウォ
ーム14と噛合しているから、ウォームホイール17は回転
しない。そのため、伝達ギヤ18の回転によりウォームホ
イール17に加わる力が、押しバネ38の復元力に抗してウ
ォームホイール17が第13図上右方向に摺動する。この摺
動によりウォームホイール17と伝達ギヤ18の傾斜面39a,
39bの係合が解除される。また、ウォームホイール17の
山部39が伝達ギヤ18の山部39を乗り越えると、押しバネ
38の復元力によりウォームホイール17が第13図上左方向
に摺動して上記傾斜面39a,39bが係合する。このよう
に、傾斜面39a,39bが係脱を繰り返して、伝達ギヤ18は
ウォームホイール17に対して空転する。したがって、前
記外力により移動鏡胴4の後退が許容される。なお、ウ
ォームホイール17の摺動時には、ウォーム14とウォーム
ホイール17の歯すじがねじられているから、この歯すじ
に案内されて僅かに回転する。
しまう場合にも、移動鏡胴4の前進による扇形ギヤ21の
回転が伝達ギヤ18に伝達されてこれが回転するが、ウォ
ームホイール17は回転しないから、伝達ギヤ18が空転し
て移動鏡胴4の前進が許容される。
場合に、移動鏡胴4が前進端あるいは後退端に位置した
とき、または移動鏡胴4の進退が妨害されたときなど移
動鏡胴4の停止により伝達ギヤ18が回転しない場合に
は、モータが回転し続けても、停止した伝達ギヤ18に対
してウォームホイール17が空転して、他の動力伝達要素
などを損傷しない。
コーダ20のギヤ20aも回転する。このギヤ20aの回転によ
ってエンコーダ20が作動するが、このときの作動後のエ
ンコーダ20の指示は、外力によって移動した移動鏡胴4
の停止位置となる。
連動板23は回動するから、、ファインダー40の凹レンズ
41bは進退する。しかも、モータで移動鏡胴4を駆動す
る場合と同様に、移動鏡胴4の停止位置における焦点距
離に応じた倍率となる位置に凹レンズ41bも停止し、以
後正常にモータで移動鏡胴4を駆動する場合にも支障が
生じない。
との係合によって反力が生じる。この反力によって移動
鏡胴4が主ガイド部4cを中心にして回動しようとして光
軸から傾こうとするが、カム面10aが主ガイド部4cの近
傍にあるために、反力はほとんど影響することなく移動
鏡胴4が進退する。このようなセルフロックは、主ガイ
ド部4cの側面にカム面10aを形成すれば、確実に防止で
き、移動鏡胴4をより円滑に進退できる。
第16図に基づいて説明する。後群レンズ2を連動レバー
8に対して仮りに決めた位置で、焦点調節ピン7の支点
ピン7eを回動する。これにより偏心ピン7aが長円形の第
2窪み部32内を長手方向に移動しながらその側面を押圧
する。この押圧力を受けて、焦点調節ピン7がフランジ
部7bで長円形の第1窪み部31と係合しているから、この
第1窪み部31がフランジ部7bに対して移動する。窪み部
30を形成したレンズマウント5は前記ガイド孔4bと後群
ガイド棒6aによって案内されているから、上記第1窪み
部31がフランジ部7bに対して移動することは、レンズマ
ウント5が焦点調節ピン7に対して光軸方向に移動する
ことを意味する。しかも、焦点調節ピン7は支点7eを連
動レバー8の連動孔8a内で回動させるだけであるから、
連動レバー8の揺動中心と支点ピン7eとの距離は変更さ
れない。すなわち、連動レバー8と支点ピン7eの中心間
距離を変えることなく、後群レンズ2を光軸方向に移動
させて焦点を調節できるのである。このようにして、焦
点を適宜に調節したならば、止めネジ7dを締め込んで押
さえ板7cを焦点調節ピン7に押圧しこれを固定する。
て長焦点となる望遠タイプのズームレンズについて説明
したが、各レンズ群が後退して長焦点なるレトロフォー
カスタイプのズームレンズであっても構わない。
ンズ付カメラによれば、撮影に供しないときには鏡胴が
カメラボディ内に収納されるから、そのときの光軸方向
のカメラの厚さが薄くなり、携行時には嵩張らず、また
不用意に鋭胴が打ち付けられることを極力防止でき、撮
影レンズの安全性やカメラの耐久性を高めた効果を有す
る。
関係を崩して、これらのレンズ間に形成される空間部に
後群レンズを位置させるから、鏡胴やその他の部品を大
きくしたり、複雑な形状にすることがない。
ンズ付カメラの側面の断面図で、第1図は沈胴時であ
り、鏡胴がカメラボディに収納された状態、第2は標準
撮影状態、第3図は望遠撮影状態をそれぞれ示す。第4
図は、ズームレレンズの一実施例の分解斜視図である。
第5図は動力伝達系の要部を示す側面図である。第6図
ないし第9図は鏡胴を進退させるためのカム部の正面図
で、第6図は鏡胴がカメラボディに収納されたときの状
態、第7図は鏡胴が最短焦点距離位置にあるときの状
態、第8図はズーミングが行なわれるときの状態、第9
図は鏡胴が最長焦点距離位置にあるときの状態を、それ
ぞれ示す。第10図ないし第12図は、鏡胴と固定枠との関
係を説明するための水平線に沿った一部断面図で、第10
図は最短焦点距離位置にあるとき、第11図はズーミング
が行なわれるとき、第12図は鏡胴が収容されたときの状
態をそれぞれ示す。第13図は、動力伝達系の一部を切断
して示す正面図であり、第14図は一の動力伝達要素の一
部省略斜視図である。第15図は、焦点調整ピンと他の部
品との関係を説明する一部を省略した分解斜視図であ
る。第16図は同じく底面図である。 1……前群レンズ、2……後群レンズ 3……シャッターユニット 4……移動鏡胴、5……レンズマウント 7……焦点調整ピン、8……連動レバー 9……カム部、9a……ズーム部 9b……W端部、9c……T端部 9d……収納部、10……カム板 10a……カム面、11……固定枠 13……カム孔、13a……カム面 14……ウォーム、17……ウォームホイール 18……伝達ギヤ、19……中間ギヤ 20……エンコーダ、20a……ギヤ 21……扇形ギヤ、22……入力レバー 23……連動板、39……山部 39a,39b……傾斜面、40……ファインダー 41a……凸レンズ、41b……凹レンズ 45……空間部 A……カメラボディ
Claims (1)
- 【請求項1】カメラボディに固定され、光軸と平行な方
向のガイド棒を支持した固定枠と、 前群レンズを保持し、上記ガイド棒に案内されて光軸方
向に進退自在な、該固定枠に収容された移動鏡胴と、 前記移動鏡胴に収容され、該移動鏡胴に対して光軸方向
に進退自在な後群レンズと、 光軸と直交する方向に沿った方向を軸として揺動自在に
基端部が支持され、その揺動によって前記移動鏡胴を光
軸方向に進退させる駆動部材と、 前記後群レンズを、移動鏡胴に保持させた前群レンズと
所定の光学的関係を保たせて進退させる後群レンズ案内
カム手段とからなり、 前記駆動部材の自由端部と前記移動鏡胴とを鏡胴駆動カ
ム手段によって連繋し、 該鏡胴駆動カム手段のカムの端部に、前記駆動部材が揺
動しても移動鏡胴が駆動しない不感帯を形成し、 移動鏡胴の後退側に位置した該不感帯に連続して移動鏡
胴をさらに後退させる収納部を形成し、 駆動部材が該収納部に位置した状態で、前記前群レンズ
と後群レンズとの光学的関係を解除して前群レンズを後
群レンズに接近させるとともに移動鏡胴の先端部がカメ
ラボディのほぼ前端部に位置することを特徴とする沈胴
式ズームレンズ付カメラ。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP62288839A JPH0814679B2 (ja) | 1987-11-16 | 1987-11-16 | 沈胴式ズームレンズ付カメラ |
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Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP62288839A JPH0814679B2 (ja) | 1987-11-16 | 1987-11-16 | 沈胴式ズームレンズ付カメラ |
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| JPH0814679B2 true JPH0814679B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
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Family Applications (1)
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