JPH0814773A - 鍋集塵装置 - Google Patents

鍋集塵装置

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JPH0814773A
JPH0814773A JP14896094A JP14896094A JPH0814773A JP H0814773 A JPH0814773 A JP H0814773A JP 14896094 A JP14896094 A JP 14896094A JP 14896094 A JP14896094 A JP 14896094A JP H0814773 A JPH0814773 A JP H0814773A
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hot metal
pan
ladle
pot
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JP14896094A
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Kosuke Morioka
孝介 森岡
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JFE Engineering Corp
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製鋼工場における溶銑鍋から溶銑装入鍋への
溶銑払出しのときや、空鍋移送のときの発塵、また、溶
銑以外の溶融金属を扱う取鍋からの発塵を集塵する集塵
装置を提供する。 【構成】 鍋5の一部側面を抱えるように形成した枠体
25と、枠体25に設けられ、鍋側面の突起5a,5b
を挟持可能なクランプ26と、枠体の上部に取り付けら
れ、枠体を鍋に取付けたとき鍋の開口の一部を覆う集塵
フード22と、枠体に取付けられた除塵器28a,28
bと、除塵器等のモータへ給電するケーブル24と、集
塵フードで捕集したガスを除塵器に導くダクト27a,
27bと、吊り下げ金具23からなる。 【効果】 集塵装置の小型化が可能。ガスの漏洩量が少
ない。空鍋集塵も可能。溶銑払出し流量を確実、容易に
確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製鋼工場における溶銑
鍋(高炉鍋)から溶銑装入鍋への溶銑の払出しのとき
や、溶銑を払い出した後の空鍋移送のときの発塵、ま
た、溶銑以外の溶融金属を扱う取鍋からの発塵を集塵す
る集塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶銑払出しの発塵防止に直接関連した技
術ではないが、類似作業である溶銑装入作業(溶銑鍋か
ら転炉に溶銑を装入する作業)については、以下のよう
な関連技術がある。転炉工場で、溶銑を転炉に装入する
際に発生する粉塵は、一部は転炉炉口の集塵ダクトに吸
引されるが、溶銑の注入は転炉を傾転した姿勢で行うた
め、発生する粉塵の大部分は建屋内に放出される。放出
された粉塵は建屋内に拡散する。この拡散した粉塵を捕
集するために従来、建屋集塵を設けて集塵していたが、
これは、20000〜40000m3/min の大きな風量
の集塵機を設置する必要があり、設備費が高価となるこ
と、また、建屋外に粉塵が漏出するのを防止することは
できるが、建屋内の作業環境を良くすることはできなっ
かった。このため、建屋内への粉塵の放出を防止できる
集塵装置の開発が望まれていた。このような目的を達成
するための装置として、特開昭57−16110号が提
案されている。これは、図8に示すように、溶銑装入ク
レーンの取鍋吊用ハンガービーム101上に設けた小ダ
クト102をそなえた集塵フード103と、転炉炉口集
塵フード104に設けた開閉可能なダンパー105から
なり、溶銑装入時に、取鍋106を吊ったハンガービー
ムを溶銑装入位置に移動し、前記集塵フードの小ダクト
102を前記転炉炉口集塵フード104に設けたダンパ
ー105に押付け挿入することにより、該ダンパーを開
き、接続する。それにより、炉口集塵フードより漏れて
取鍋吊用ハンガービームの周りを上昇してゆく粉塵含有
ガスfをハンガービーム上に設けた集塵フード103に
より捕集し、小ダクト102を経由して転炉炉口集塵機
で集塵するものである。この場合の集塵風量は、500
0〜7000m3/min と推定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記集塵装置
においては、次のような問題がある。 転炉炉口集塵フードに開閉ダンパーを設けてある位
置でしか集塵ができない。溶銑装入後、溶銑装入鍋を移
送するとき、空の鍋からグラファイト片を大量に含有す
るガスが流出するが、このような流出ガスを集塵するこ
とはできない。 溶銑装入作業中に、転炉炉口から発生する粉塵含有
ガスのうち、ハンガービームの近傍を流れる粉塵含有ガ
スしか集塵できない。 クレーン運転手は、溶銑の流出状況を目視で確認し
ながら溶銑装入鍋の傾き等を調整する。しかし、ハンガ
ービーム上の集塵フードおよび小ダクトが確認の邪魔に
なり、溶銑装入鍋の傾動作業に苦労する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の技術(溶銑装入作
業に適用)を溶銑払出し作業に適用することは、上記の
問題点があり困難である。しかし、溶銑払出し作業にも
類似の問題があり、本発明は、この問題を以下の装置に
より解決する。
【0005】第1の装置は、鍋の一部側面を抱えるよう
に形成した枠体と、該枠体に設けられ、鍋側面の突起を
挟持可能なクランプと、該枠体の上部に取付けられ、枠
体を鍋に取付けたとき鍋の開口の一部を覆う集塵フード
と、該枠体に取付けられた除塵器と、該除塵器等のモー
タへ給電するための給電ケーブルと、前記集塵フードで
捕集した粉塵含有ガスを除塵器に導くダクトと、前記枠
体に取付けた吊り上げ金具からなる。
【0006】第2の装置は、第1の装置に、さらに、枠
体に冷却装置を設け、その冷媒をダクト内に配設した複
数の冷却管に循環させるようにしたものである。
【0007】第3の装置は、第1の装置において、弦の
長さが鍋の開口の直径の1/4以上1/2以下の弓形領
域を覆う集塵フードを設けたものである。
【0008】
【作用】第1の装置の装置の吊り上げ金具にクレーンの
フックを掛け、吊り上げ、装置を鍋の払出し口の反対側
側面に接近させ、鍋の外周に形成されている突起をクラ
ンプで挟持すれば、装置は鍋側面に固定される。また、
クランプを開放すれば、装置を鍋から取り外すことがで
きる。装置を鍋に取付けたとき、集塵フードが、鍋の開
口の一部領域を覆うようになる。給電ケーブルを電源に
接続し、除塵器を運転すれば、集塵フード下およびその
周りの粉塵を含有したガスは、集塵フードを介してダク
トに吸引され除塵器で除塵されて、清浄なガスが除塵器
から周囲に放出される。従って、周囲(製鋼工場等の建
屋内)の環境を悪化させない。また本発明装置は、集塵
装置を鍋の側面に直接取付けて集塵するものであるか
ら、空鍋を移送する間も除塵することができる。
【0009】第2の装置のようにすれば、集塵フードを
介してダクトに吸い込まれ、流入してきたガスは冷却管
の間を流れる間に冷却されて、その容積が縮小する。従
って、除塵器で処理する風量が少なく済むから、集塵装
置を小型化できる。
【0010】第3の装置の数値限定理由は以下の通りで
ある。溶銑払出し中に溶銑鍋5から発生するグラファイ
トを大量に含有するガスGは、傾動により、新たに湯面
Sから大気中に露出した直後の赤熱した耐火物と湯面S
の境界部から、その大半が発生する。従って、グラファ
イトを大量に含有するガスGは、そのまま、鍋集塵装置
の集塵フード22の下の内張り煉瓦面(溶銑の払出し口
5dと対向する内張り煉瓦面)に沿って上昇する。この
とき、ガスGは弦長さが鍋の開口の直径の約1/4の弓
形領域を上昇することが観察されている。また、集塵フ
ードが開口を覆う面積を大きくすると、クレーン運転士
が、溶銑の流出状況を確認するのが難しくなる。このよ
うに、第3の装置の数値限定理由は、集塵フードの形状
を溶銑鍋5に対し弓形とした場合、集塵フードの弦の長
さを鍋の開口の直径の1/4未満とするとガスが屋内に
洩れるからであり、鍋の開口の直径の1/2を越えると
クレーン運転手の溶銑払出し流量の確認が困難となるか
らである。
【0011】
【実施例】本発明装置の実施例を図面に基づいて以下に
説明する。本発明装置の詳細構造を説明する前に、本発
明装置を使用して行う溶銑鍋から溶銑を溶銑装入鍋に払
い出す作業の内容を説明する。図7において、天井クレ
ーン1は、主クラブ2が主巻き吊りビーム3に吊り下げ
られ主巻きフック4により溶銑鍋5を吊り下げ保持し、
溶銑鍋5を受銑チャンバー8内で待機する溶銑装入鍋9
の上に移動する。この後、補クラブ10に吊り下げられ
た補巻きフック11を溶銑鍋5の鍋傾動用金具12に掛
け、補巻きフック11の巻き上げ動作により溶銑鍋5を
傾けてゆき、溶銑を溶銑装入鍋9の中に払出してゆく。
この作業の間に、溶銑鍋5から、また溶銑装入鍋9から
グラファイト等の粉塵を含んだガスが立ち昇る。溶銑装
入鍋9からの粉塵を含んだガスは、受銑チャンバー8に
取り付けられた集塵装置(図示せず)によって集塵され
る。溶銑鍋5から発生する粉塵を含んだガスは、鍋開口
上端から垂直上方に上昇してゆく。本発明装置は、溶銑
鍋5から発生する粉塵を含んだガスを集塵する装置であ
る。
【0012】図1は、溶銑鍋に取付けた本発明装置を側
方から見た説明図、図2は、溶銑鍋に取付けた本発明装
置を上方から見た説明図である。本発明装置20は、外
側から見ると、溶銑鍋5の側面の一部を抱えるように形
成された除塵器等の収納部21、除塵器の収納部21の
上部から側方に突出して、溶銑鍋5の開口5cの弓形部
分を覆う集塵フード22、収納部21の上部に取付けら
れた吊り上げ金具23、および収納部21の底部から延
出しているコネクター24a付きの除塵器等のモータへ
の給電ケーブル24から構成されている。集塵フード2
2は、溶銑鍋5に取付けたとき、その弦の長さが開口の
直径の約1/3の弓形を覆う大きさにしてある。そし
て、収納部21は、本発明装置を溶銑鍋5の払出し口5
dの反対側側面に取付けたとき、鍋傾動用金具12に掛
けた補巻きフック11および補巻きワイヤー13と干渉
しないように、上下方向に開けた空間21cを設け、該
空間21cを挟んで左右に収納部21a、21bを分割
して形成している。
【0013】図3は、図2のA−A矢視図、図4は、図
1のB−B矢視図である。25は、溶銑鍋5の外周側面
の一部を抱えるように形成された抱え枠、及び抱え枠の
後方に張り出した収納部21a、21bからなる枠体で
ある。枠体25の前面に、電動式のクランプ26が取付
けられており、このクランプ26は枠体25の中心に対
し左右対象位置となっている。更に、このクランプ26
は、図1に示す溶銑鍋5の外周の上下方向に鍋を一周し
且つ間隔を空けて、形成されている2条のスティフナー
5a、5bを上下から挟持するもので、左右位置に上下
に2個、合計で4個設けてある。左右のクランプ26の
外側に、上下方向にダクト27a、27bが設けられて
いる。枠体25の上部に、ダクト27a、27bの上端
の上方を覆うように集塵フード22が設けられている。
【0014】左右の収納部21a、21bに除塵器28
a、28b(例えば、パネル型フィルター)が設けられ
ており、除塵器28a、28bのガス入口部にそれぞ
れ、ダクト27a、27bが接続されている。除塵器2
8aの上部に、吸引ブロワー30が取付けられており、
除塵器28aの清浄ガス吐き出し部と吸引ブロワー30
の吸引管の間をダクト29aが連結しており、吸引ブロ
ワー30で吸引した清浄ガスは、吐出管31から屋内に
排出される。32は、吸引ブロワー30を駆動するモー
タである。除塵器28bの清浄ガス吐出し部と吸引ブロ
ワー30の間をダクト29bが連結している。また、収
納部21a、21b上に吊り上げ金具23が取付けられ
ている。
【0015】本発明装置の集塵フード22は、鍋の開口
の直径の1/3の弓形領域を覆うから、上記の発生ガス
Gの全量が集塵フード22に捕集される。即ち、発生し
たガスGが周囲に拡散する前に(発生した直後に)、ガ
スGを捕集することができるので、鍋除塵装置に必要と
される風量は小風量で済む。フィルター型である場合、
除塵器28a、28bに吸引されるガスの温度がフィル
ターの使用上限温度である180℃以下に下げる必要が
あるため、または、ガス温度が180℃以下であって
も、除塵器28a、28bの処理風量を減少させて集塵
装置の小型化を図るために、図3において、除塵器28
aの下に冷却装置33aを設け、一方、ダクト27aの
中に、複数本の冷却管34aを配設し、冷却管34aに
冷却装置33aの冷媒を循環させている。除塵器28b
およびダクト27bにも同様の冷却装置33bおよび冷
却管34bが設けられている。尚、ガス温度が上記使用
上限温度よりも低いときは、冷却装置および冷却管を設
けなくともよい。
【0016】除塵器28aおよび除塵器28bの下(図
3の場合は、冷却装置33aの下)に、除塵器28aお
よび除塵器28bで払い落とされる粉塵を貯めるため
に、それぞれ、ダストホッパー35a、35bが設けら
れている。
【0017】次に、鍋集塵装置20を使用しないとき
に、溶銑鍋5から鍋集塵装置20を取外し、載置する置
台について図5および図6により説明する。この置台
は、鍋集塵装置20の保管の他に、ダストホッパー35
a、35bのダストの排出、除塵器28a、28bのフ
ィルターの逆洗、および整備、点検に使用するものであ
る。四角形の台板42は、四隅に固着された4本の脚4
1で支持されている。脚41は、台板42の下にダスト
回収装置46a、46bを置ける高さを有している。台
板41上に、その一方の辺近くに、鍋除塵装置20の集
塵フード22の側板の端部を案内するためのガイド柱4
3a、43bが間隔を空けて立設されている。ガイド柱
43a、43bに対向して、台板41上に収納部21
a、21bの背面を案内するためのガイド柱44a,4
4bが間隔を空けて立設されている。また、収納部21
a、21bの側面をガイドするガイド柱48a、48b
が間隔を空けて立設されている。鍋除塵装置20を置台
40に載置したとき、鍋除塵装置20に補巻きワイヤー
13と干渉しないように空けた空間21cの位置の台板
41上に、コネクター連結台45を立設してある。この
コネクター連結台45の上部に、コネクター保持装置4
5aが設けられており、その上部には補巻きフック11
をコネクター連結位置に案内するためのガイド45bが
設けてある。コネクター保持装置45aのコネクター受
入れ筒は、筒底にケーブル通線用の穴が空けてあり、筒
の1/2部分は半割円筒で、コネクター保持装置45a
に固定してある。筒の残りの部分は、1/4分割円筒と
して、電動式に両開きに開閉するように構成してある。
この1/4分割円筒とコネクター24aには、各々の鉛
直方向の相対移動を防止するための凹凸の嵌合部が設け
てある。そして、コネクター24aは、このコネクター
受入れ筒に保持される。
【0018】次に、本発明装置の使用方法について説明
する。 (1) 天井クレーン1を置台40に載置された鍋除塵
装置20の上に移動させた後、補巻きフック11をコネ
クター連結台45の補巻きフック11のガイド45bに
沿わせて巻き下げる。このとき、コネクター保持装置4
5aに保持されたコネクター24aは、補巻きフック1
1に取付けてあるコネクター連結装置49のコネクター
受入れ筒50に自動的に挿入される。補巻きフック11
の巻き下げが完了すると、コネクター24aの受入れ筒
50への挿入も完了する。
【0019】この状態でコネクター保持装置45aの1
/4分割円筒を電動により開としてコネクター24aの
保持を解除する。次に、コネクター連結装置49の閂
(図示せず)を電動で作動させ、コネクター24aをコ
ネクター連結装置49と連結する。これらの操作は、ク
レーン運転室にて行う。以上の操作により、鍋集塵装置
20のクレーン運転室からの運転操作が可能となった。
なお、補クラブ10には、電源ケーブル47の巻き取り
のためのケーブルドラムが設けられているので、鍋集塵
装置20と補クラブ10の距離が変化しても、ケーブル
ドラムが電源ケーブル47をそれに応じて繰り出しまた
は、巻き取りするので問題が無い。
【0020】(2) その後、補巻きフック11を巻き
上げ、鍋集塵装置20の吊り上げ金具23に掛けて、所
定高さまで巻き上げる。これで、鍋集塵装置20の取付
け準備が完了したことになる。
【0021】(3) 既に、溶銑ヤードに搬入されて待
機中の溶銑鍋5を溶銑台車(図示せず)から主巻きフッ
ク4を用いて吊り上げ、溶銑払出し高さまで巻き上げ
る。この後、所定の受銑チャンバー8にクレーンを移動
する。溶銑鍋5が溶銑払出し位置へ位置決めされたな
ら、鍋集塵装置20の溶銑鍋5への取付けを次のように
行う。補クラブ10を走行させることにより、補巻きフ
ック11に吊られている鍋集塵装置20を溶銑鍋5に接
近させる。さらに、接近させ鍋集塵装置20の位置決め
ブロック36a、36bが溶銑鍋5のトラニオンブロッ
ク5eに接触したところで走行を止める。鍋集塵装置2
0が溶銑鍋5に正しく位置決めされたことを確認した
後、クレーン運転士は、4箇所のクランプ26の作動ス
イッチをONとする。クランプ26が溶銑鍋5の2条の
スティフナー5a、5bを確実に挟持したとき、鍋集塵
装置20の溶銑鍋5への取付けが完了する。
【0022】(4) クレーン運転士は、鍋集塵装置2
0の起動スイッチをONとし、集塵運転を開始する。
【0023】鍋傾動金具12に補巻きフック11を掛け
替え、巻き上げながら溶銑鍋5の溶銑を払出す(図7を
参照)。このとき、溶銑鍋5からグラファイトを多量に
含有したガスGが発生するが、このガスGは、集塵フー
ド22に捕集される。捕集されたガスGは、ダクト27
a、27bを流下する。ガスGは、ダクト27a、27
bを流れる間、冷却管34a、34bの中を流れる冷媒
により冷却され、その容積が縮小する。冷却されたガス
Gは除塵器28a、28bで除塵される。グラファイト
を主成分とするダストは、下方のダストホッパー35
a、35bに落下し貯められる。一方、清浄ガスは、ダ
クト29a、29b、吸引ブロワー30を通って、吐出
管31から屋内に排出される。溶銑の払出しが完了後、
約2〜3分間は空になった溶銑鍋5(空鍋という)から
グラファイトを含んだガスが流出するので、この間、鍋
集塵装置20の運転が継続される。
【0024】(5) 空になった溶銑鍋5の鍋傾動金具
12に掛けている補巻きフック11を巻き下げ、溶銑鍋
5を直立状態に戻し、補巻きフック11を鍋傾動金具1
2から外す。補巻きフック11を鍋集塵装置20の吊り
上げ金具23に掛け、補巻きワイヤー13が張る直前に
巻き上げを止める。クランプ26を開とし、鍋集塵装置
20と溶銑鍋5の締結を解く。補クラブ10を移動し
て、鍋集塵装置20を溶銑鍋5と干渉しない位置に移動
する。その後、主巻きクレーンを操作し、溶銑鍋(空)
5を溶銑台車に降ろす。
【0025】(6) 鍋集塵装置20を置台40の上方
に移動させ、補巻きフック11を巻き降ろして鍋集塵装
置20の下面を置台40のコネクター連結台45の頂部
近くのレベルまで接近させる。その後、コネクター連結
台のガイド45b、ガイド柱43a、43bおよびガイ
ド柱44a、44bを利用して、さらに降下させて鍋集
塵装置20を置台に載置する。
【0026】(7) 補巻きフック11を吊り上げ金具
23から外し、コネクター連結台のガイド45bを利用
して補巻きフック11をコネクター連結台45に降ろ
す。このとき、コネクター連結装置49に連結されたコ
ネクター24aの下部分は、開状態のコネクター保持装
置45aのコネクター受入れ筒に、自動的に挿入され
る。コネクター連結装置49内の電動閂を作動させてコ
ネクター24aとコネクター連結装置49との連結を解
除する。次に、コネクター保持装置45a内の電動開閉
式の1/4分割円筒を閉とし、コネクター24aをコネ
クター保持装置45aに保持、固定する。補巻きフック
11を巻き上げる。
【0027】(8) 鍋集塵装置の除塵部28a,28
bのフィルターの逆洗を行う場合は、置台に装備してあ
る逆洗装置の空気配管を除塵部28a,28bに接続し
逆洗する。フィルターから叩き落とされたダストは、ダ
ストホッパー35a、35bに溜まる。ダストホッパー
の排出ダンパーを開け、ダストを置台40の下のダスト
回収装置46a、46bに回収する。ダスト回収装置4
6a、46bにダストが一杯になったら、ダストを袋等
に詰めて搬出する。
【0028】溶銑装入鍋9の容量は、溶銑鍋5の容量の
数倍あるから、溶銑鍋の交換を数回行わねばならない。
この溶銑鍋の交換および溶銑の払出しは、次のように行
う。
【0029】(9) 上記(5)の作業により空鍋を溶
銑台車に降ろした後、鍋集塵装置20を補巻きフック1
1で吊り下げたまま、溶銑ヤードに移動する。
【0030】(10) 上記の工程(3)〜(5)を行
う。
【0031】本発明装置の設備仕様を以下に示す。 発生風量 Q0 ( m3/min ) : 250 集塵風量 Q ( m3/min ) : 300 洩れ量 ΔQ ( m3/min ) : 10 洩れ率 r=ΔQ/Q0 ( % ) : 4 上記例は、製鋼工場の溶銑払出しに本発明装置を適用し
た例について述べたものであるが、本発明装置は、これ
以外の鍋で行う類似の溶融金属の払出し時の集塵に適用
できる。
【0032】
【発明の効果】本発明装置は、鍋に集塵装置を取付け、
鍋の開口の一部領域を覆う集塵フードで集塵するもので
あるから、以下のような効果が得られる。 (1) ガスの発生直後、即ちガスが周囲に拡散する前
に集塵フードでガスを捕集するから集塵装置の大幅な小
型化が可能となる。 (2) 発塵源の直上に設けた集塵フードで集塵するた
め、漏洩量が非常に少ない。 (3) 集塵装置を鍋に直接取り付けるようにしたか
ら、空鍋を吊って移動する間にも集塵できる。 (4) 集塵フードは、鍋の開口の一部の弓形領域を覆
う程度の大きさのものにすることができるから、クレー
ン運転手が溶銑等の払出し流量を容易に確認でき、確実
で安全な払出し作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶銑鍋に取付けた本発明装置を側方から見た説
明図である。
【図2】溶銑鍋に取付けた本発明装置を上方から見た説
明図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】図1のB−B矢視図である。
【図5】本発明装置を載置した置台を側方から見た説明
図である。
【図6】本発明装置を載置した置台を上方から見た説明
図である。
【図7】本発明装置を取付けた溶銑鍋から溶銑装入鍋に
溶銑を払出す様子を示す図である。
【図8】従来装置の説明図である。
【符号の説明】
5 溶銑鍋 5a,5b スティフナー 5c 鍋の開口 20 鍋集塵装置 21a,21b 収納部 21c 空間 22 集塵フード 23 吊り上げ金具 24 給電ケーブル 24a コネクター 25 枠体 26 クランプ 27a,27b ダクト 28a,28b 除塵器 29a,29b ダクト 30 吸引ブロワー 31 吐出管 40 置台 G ガス S 湯面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋の一部側面を抱えるように形成した枠
    体と、該枠体に設けられ、鍋側面の突起を挟持可能なク
    ランプと、該枠体の上部に取付けられ、枠体を鍋に取付
    けたとき鍋の開口の一部を覆う集塵フードと、該枠体に
    取付けられた除塵器と、該除塵器等のモータへ給電する
    ための給電ケーブルと、前記集塵フードで捕集した粉塵
    混入ガスを除塵器に導くダクトと、前記枠体に取付けた
    吊り上げ金具からなる鍋集塵装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、さらに枠
    体に冷却装置を設け、その冷媒をダクト内に配設した複
    数の冷却管に循環させるようにした鍋集塵装置。
  3. 【請求項3】 弦長さが鍋の開口の直径の1/4以上1
    /2以下の弓形領域を覆う集塵フードを設けた請求項1
    記載の鍋集塵装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007191777A (ja) * 2006-01-23 2007-08-02 Nippon Steel Corp 溶銑装入方法
JP4709389B2 (ja) * 1999-02-11 2011-06-22 ザルツギッター・マンネスマン・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 冶金用途のための容器

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