JPH08147798A - 信号記録方法及び信号再生方法 - Google Patents

信号記録方法及び信号再生方法

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JPH08147798A
JPH08147798A JP6278758A JP27875894A JPH08147798A JP H08147798 A JPH08147798 A JP H08147798A JP 6278758 A JP6278758 A JP 6278758A JP 27875894 A JP27875894 A JP 27875894A JP H08147798 A JPH08147798 A JP H08147798A
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reversal
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signal
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JP6278758A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takahata
弘 高畑
Takuji Himeno
卓治 姫野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 テープを往復方向に走行させて記録再生する
とき、フォワードFWD方向の記録時に反転予定位置x
R1を過ぎて反転を行う場合には、反転後のリバース方向
REVの記録時にBに示すように表反転無効フラグをセ
ット状態の「1」として反転情報であるカウントアップ
値を共に記録する。再生時には反転予定位置xR1の直前
で表反転無効フラグがセット状態の「1」であることを
検出して、フォワードFWD方向の反転情報に基づく反
転予定位置xR1での反転を行わず、リバース方向REV
方向の反転情報に基づく実際の反転位置xR2で反転を行
わせる。 【効果】 記録時に反転予定位置xR1で反転しなかった
場合には、再生時にこの反転予定位置xR1での反転が防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型携帯用ディジタル
テープレコーダ等における信号記録方法及び信号再生方
法に関し、特に反転フラグ等の反転情報を記録しておい
てこの反転情報に基づいて再生時の反転制御を行うよう
な信号記録方法及び信号再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】信号記録再生装置、例えばいわゆるオー
トリバース機能を備えたテープレコーダの場合におい
て、第1の方向である往方向あるいはフォワード(FW
D)方向のテープ終端で再生方向を反転して、第2の方
向である復方向あるいはリバース(REV)方向の再生
を行っている。
【0003】このオートリバース再生における再生方向
の反転制御方式としては、テープが完全に巻き取られて
リールの回転が停止したことを検出する方式や、テープ
エンド近傍のいわゆるリーダーテープを検出する方式等
が知られており、これらの検出に応じて素早い反転動作
を行わせている。
【0004】また近年においては、走行方向を自動反転
して再生を行う際に、機械的な反転動作を行わせるのに
要する時間だけ再生信号が途切れることを考慮して、メ
モリを用いた無欠陥反転を行わせる技術が開発されてき
ている。このような技術の一例としては、本件出願人が
先に特公平5−38379号公報や特公平5−4602
2号公報等において提案した技術を挙げることができ
る。これらの公報において提案した無欠陥反転技術につ
いて簡単に説明すると、再生ヘッドで読み取った再生信
号から実際にオーディオ信号等として出力されるまでの
遅延時間あるいはメモリ内のデータ蓄積量を、反転前と
反転後とで異ならせ、これらの遅延時間あるいはデータ
蓄積量の差分で走行反転動作中のオーディオ信号等の再
生動作を持続させるものである。具体的には、反転前の
遅延時間TDAから反転後の遅延時間TDBを差し引いた差
分の時間TD (=TDA−TDB)が、走行反転所要時間T
R 以上となるように各遅延時間TDA、TDB、あるいはメ
モリ内のデータ蓄積量を設定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
無欠陥反転等を有効に行わせるためには、反転動作が実
際に行われるのに先立って、反転動作の準備等のための
反転処理を行うことが好ましい。この反転処理を行わせ
るために、上記反転位置の近傍に所定の反転情報を記録
しておくことが考えられている。すなわち、再生時には
この反転情報を検出し、検出された反転情報に応じて反
転処理を行わせるわけである。
【0006】また、このようなオートリバース機能付き
のテープレコーダ等の記録再生装置には、記録時にや再
生時に上記反転動作を行わせるか否かを選択するための
反転モードスイッチが設けられており、この反転モード
スイッチがオンのときのみ、上記反転動作が行われるよ
うになっている。
【0007】しかしながら、現実の記録時や再生時にお
いては、上記反転情報の記録開始位置あるいは上記反転
準備動作の開始位置を過ぎてから反転位置の直前等にユ
ーザが反転モードスイッチをオフ状態からオン状態に切
り換えることがあり、このような場合に、上記反転情報
の記録や無欠陥再生のための準備動作等が有効に行えな
くなることがある。
【0008】また、反転予定位置を過ぎて反転されて記
録が行われたテープの場合には、反転前と反転後のいず
れの反転情報を用いるべきかを判断することが必要とさ
れ、これが有効に行われないと上述したような無欠陥再
生が行えないことになる。
【0009】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、反転
予定位置を過ぎて反転が行われた場合でも、上記反転情
報の記録及び反転情報の有効無効を示す情報の記録が行
われ、再生時には上記反転情報及び反転情報の有効無効
を示す情報を用いて無欠陥再生のための準備動作等が行
え、有効な反転処理が行えるような信号記録方法及び信
号再生方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号記録方
法は、反転モードが選択された状態で、記録媒体を記録
ヘッド部に対して相対的に走行させると共に媒体走行方
向を第1の方向からこの第1の方向とは逆向きの第2の
方向に反転させて上記記録媒体から信号を記録する信号
記録方法において、上記媒体走行方向が上記第1の方向
の記録時には、予め定められた反転位置の直前で上記反
転モードの選択状態を判別し、反転モードが選択されて
いないときには上記反転予定位置で反転を行わずに上記
第1の方向の記録を継続し、この間に上記反転モードが
選択された時点で反転して上記第2の方向に信号を記録
すると共に、第1の方向の上記反転予定位置での反転を
無効とするための表反転無効フラグを記録することによ
り、上述した課題を解決する。この場合、上記媒体走行
方向が上記第1の方向の記録時には、上記反転予定位置
から一定時間前の反転情報記録開始位置に達したとき、
上記反転モードの選択状態に依らず反転情報の記録動作
を開始し、上記反転予定位置を過ぎて上記反転モードが
選択された時点で反転して上記第2の方向に信号及び反
転情報を記録すると共に、上記第1の方向の上記反転情
報に基づく反転動作を無効とするための表反転無効フラ
グを記録することが好ましい。
【0011】また、本発明に係る信号再生方法は、反転
モードが選択された状態で、記録媒体を再生ヘッド部に
対して相対的に走行させると共に媒体走行方向を第1の
方向からこの第1の方向とは逆向きの第2の方向に反転
させて上記記録媒体から信号を再生する信号再生方法に
おいて、上記媒体走行方向が上記第1の方向の再生時に
は、予め定められた反転位置に達したとき、上記反転モ
ードが選択されかつ表反転無効フラグが立っていない条
件の下で反転を行わせ、上記表反転無効フラグが立って
いるときには上記反転モードに依らず反転を行わせない
ことにより、上述した課題を解決する。この場合、上記
記録媒体には、予め定められた反転位置から一定時間前
のから反転情報が記録されており、再生時にこの反転情
報及び上記表反転無効フラグに応じて反転を制御し、上
記表反転無効フラグが立っているときには上記第1の方
向の反転情報を用いずに上記第2の方向の反転情報に基
づいて反転動作を行わせることが好ましい。
【0012】ここで、上記反転情報としては、上記反転
位置で最小値となるダウンカウント値が挙げられる。ま
た、記録ヘッド部や再生ヘッド部として回転磁気ヘッド
を用い、上記記録媒体として、テープ幅方向の半分ずつ
に往復のヘリカルスキャン記録トラックが形成されてい
る磁気テープを用い、上記記録再生する信号をディジタ
ルオーディオ信号とすることが挙げられる。
【0013】
【作用】表すなわち第1の方向の信号記録時に、反転予
定位置で反転しなかった場合には、反転後の裏すなわち
第2の方向の信号記録時に表反転無効フラグが記録され
るから、再生時に反転予定位置で反転が生ずることを防
止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照しながら説明する。
【0015】図1は、本発明に係る信号記録方法が適用
された信号記録装置の概略構成を示すブロック図であ
る。本実施例においては、回転磁気ヘッドを用いた小型
携帯用のディジタルオーディオテープレコーダを想定し
ているが、本発明はこの他種々の信号再生方法や装置に
適用できることは勿論であり、記録信号もオーディオ信
号のみならずビデオ信号やコンピュータデータ信号等を
使用できることは勿論である。
【0016】この図1に示す信号記録装置において、入
力端子11にはアナログオーディオ信号が供給されてい
る。この入力オーディオ信号は、A/D変換器12に送
られてディジタル信号に変換され、エンコーダ13を介
し、記録アンプ14を介して記録ヘッド15に送られ、
磁気テープ等のテープ状記録媒体あるいは記録テープ1
6に記録される。エンコーダ13には、制御コード(C
TL)出力回路32からの制御コードあるいはCTLデ
ータが送られ、このエンコーダ13からは、図2に示す
ような信号フォーマットの記録信号が出力される。記録
テープ16は、キャプスタン17及びピンチローラ18
により走行駆動されており、所定の反転位置にて走行方
向が反転制御される。キャプスタン17はモータ19に
より回転駆動制御されている。
【0017】この記録装置の各部の動作を制御するため
のシステムコントローラ等を含む制御部31は、アップ
/ダウンカウンタ21からのカウント値が反転情報出力
回路22に送られて反転情報とされ、この反転情報が制
御コード(CTL)出力回路32に送られて制御コード
の一部とされる。また、制御部31は、後述する記録識
別情報としてのOWP値を出力する記録識別情報(OW
P)出力回路27を有している。この記録識別情報(O
WP)出力回路27からは、新たな記録が開始される毎
に例えば1ずつ増加する12ビットの値が出力され、制
御コード(CTL)出力回路32及びエンコーダ13に
送られる。制御コード(CTL)出力回路32において
は、少なくとも上記反転情報を記録している間に、記録
識別情報(OWP)出力回路27からの記録識別情報を
記録するような制御コード(CTL)を出力する。エン
コーダ13では、信号記録中は常に上記図2の誤り検出
符号CRCの位置に記録識別情報(OWP)とCRCと
を排他的論理和した値を記録するような記録信号を形成
し出力する。また、外部からの動作モード選択操作等に
応じた動作モード切換信号が端子29を介して制御部3
1に供給される。
【0018】制御部31内のアップ/ダウンカウンタ2
1は、後述する反転準備信号に応じてダウンカウント動
作が開始される。この反転準備信号は、テープエンド検
出あるいは録音しようとする音楽ソース等の時間により
予め設定された記録時間に応じた反転位置あるいは反転
予定位置より一定時間前、例えば80秒前に出力され
る。すなわち、この反転準備信号は、記録テープ16が
巻装されている記録テープの残量をテープ残量検出回路
23で計算し、この計算値を、予め判明しているテープ
エンドの例えば80秒前の残量値と比較回路24にて比
較することにより、これらが一致した時点で出力され
る。また、上記予め設定された記録時間のほぼ半分の反
転予定位置、例えば50分記録の場合にはテープ始端よ
り約25分の位置、より例えば80秒前の時点で、端子
28に反転準備信号が供給される。これらの反転準備信
号は、反転モードに応じて切換スイッチ25により切換
選択可能とされており、切換スイッチ25で選択された
反転準備信号がアップ/ダウンカウンタ21及び反転処
理回路20に送られている。
【0019】制御部31内の反転処理回路20は、切換
スイッチ25からの反転準備信号によって反転処理が開
始され、アップ/ダウンカウンタ21のカウント方向を
アップ/ダウン制御すると共に、上記反転フラグをオン
/オフ制御するための制御信号等を反転情報出力回路2
2に送る。また、アップ/ダウンカウンタ21からのカ
ウント値は比較回路26にも送られており、この比較回
路26は上記ダウンカウント値が反転位置に対応する
値、例えば「1」に達した時点で出力を反転処理回路2
0に送り、反転処理回路20はモータ駆動回路19D等
を反転駆動制御してテープ同行方向を反転させる。テー
プ走行方向が反転された後は、反転処理回路20はアッ
プカウント制御信号をアップ/ダウンカウンタ21に送
り、アップ/ダウンカウンタ21は、所定値例えば
「1」から1トラック毎に1ずつインクリメントされる
値を反転情報出力回路22に送る。また反転処理回路2
0は、反転情報の一種として反転の前後を示す反転前フ
ラグ、反転後フラグと、裏面すなわち復方向(リバース
方向)の反転情報に応じて反転動作を行わせるための表
反転無効フラグとを出力し、反転情報出力回路22に送
る。この反転処理回路20には、反転モードスイッチ3
3からのオン/オフ信号が供給されており、この反転モ
ードスイッチ33がオンのときあるいは反転モード選択
状態にあるときのみ実際の反転動作を行わせるように制
御している。
【0020】次に、図2に示す記録テープ上の信号フォ
ーマットについて説明する。
【0021】この図2の信号フォーマットにおいて、1
トラック内の80ブロックのオーディオ信号等のデータ
を40ブロックずつに分割して、中央部に12ブロック
の副データを配し、これらの92ブロックを必須記録領
域あるいはメインデータ領域と呼んでいる。この必須記
録領域の両側には9ブロックの内側2重記録領域と7ブ
ロックの外側2重記録領域とが設けられ、これらの2重
記録領域には、それぞれ92ブロック離れた必須記録領
域のブロックと同じ内容が別のアドレスで記録されてお
り、テープの揺動でヘッドの当たりの位置がずれても互
いに補い合うようになっている。トラック中央部12ブ
ロックの副データは、8ブロックの制御コード(CT
L)、2ブロックの補助コード(AUX)、2ブロック
のブロック間ギャップ(IBG)から成っている。制御
コード(CTL)は、4ブロックの領域が2つで構成さ
れており、この制御コード(CTL)の一部に、後述す
る反転情報や記録識別情報が含まれている。
【0022】1ブロック内の信号フォーマットとして
は、1ブロックが例えば288ビットで構成されてお
り、11ビットの同期及び13ビットのアドレスと、1
2ビットを1ワードとして、4ワードのP,Qパリティ
と、16ワードのオーディオ等のデータと、2ワードあ
るいは24ビットの誤り検出符号(CRC)とを有して
いる。アドレスの13ビットは、6ビットがトラックア
ドレス、7ビットがブロックアドレスとなっている。
【0023】ここで、2ワードあるいは24ビットの誤
り検出符号(CRC)は、新たな記録を行う毎に更新さ
れるカウント値を用いた記録識別情報、あるいはオーバ
ーライトプロテクト(OWP)コードとの排他的論理和
がとられている。
【0024】すなわち、この実施例のテープレコーダで
は、記録領域のずれを許しているので、トラックの両端
付近に古いデータの消し残りが発生することがある。ま
た、記録時のドロップアウトやヘッドの目詰まり等のた
めに、オーバーライト消去しきれない場合もある。消し
残りデータはCRCでもエラー無しと判断されるので正
しいデータと区別することが困難である。このようなこ
とから、各ブロック毎に12ビットの上記オーバーライ
トプロテクト(OWP)コードを記録し、その値を録音
の切れ目、あるいは録音開始毎に更新する。これによ
り、再生時には各ブロックの上記OWPコードと予め設
定された基準OWPコードとを比較して、一致しないブ
ロックを上記消し残りのエラーと判断して排除するわけ
である。具体的にOWPコードは、同じワードを2個並
べて24ビットとし、上記24ビットのCRCと排他的
論理和をとったものを記録するようにしている。再生の
際のエラー検査時には、再生データから再び生成したC
RCとの排他的論理和をとることにより、OWPコード
を復元できる。
【0025】ここで、本実施例においては、テープ走行
方向を反転させる反転基準位置の近傍に後述する反転処
理を行わせるための反転情報を上記制御コード(CT
L)領域に記録するようにしており、少なくともこの反
転情報を記録している間は、上記記録識別情報である例
えばOWPコードを上記制御コード(CTL)領域にも
記録している。
【0026】上記図2の8ブロックの制御コード(CT
L)内においては、例えば図3に示すように3ワードを
用いて上記反転情報及び上記記録識別情報である例えば
OWPコードが配置され、記録されるようになってい
る。
【0027】この図3において、上記反転情報として
は、1ワード12ビットを用いて上記反転情報の主要部
である上記カウント値が記録され、また、他の1ワード
内の3ビットを用いて、表反転無効フラグ、反転後フラ
グ、及び反転前フラグが記録される。さらに、上述した
記録識別情報としての上記OWPコードの12ビットの
値が、上記制御コード(CTL)のブロック内のさらに
他の1ワードを用いて記録される。このOWPコード
は、上記図2の誤り検出符号CRCに対して排他的論理
和がとられる12ビットのOWPコードと同じものであ
るが、少なくとも上記反転情報が記録される間のみ記録
するようにすればよい。なお、この図3に示す3ワード
は、ブロック内で連続するアドレスのワードを用いて
も、離れたアドレスのワードを用いてもよい。
【0028】上記反転情報は、いわゆる無欠陥反転を円
滑に行わせるために、反転基準位置より一定時間、例え
ば80秒程度先立つ時点から記録するようにしている。
この無欠陥反転とは、テープ走行方向の反転動作中には
記録テープ上の記録信号を読み取れないため、少なくと
もこの反転時間に相当する所定時間分の再生データを反
転前にメモリに蓄えておき、上記反転動作中はこのメモ
リからの再生データを用いて音響信号等の最終的な再生
信号を出力することにより、音切れ等の信号欠落を防止
するものであり、上記所定時間分の再生データを反転時
点以前にメモリに蓄えておくために、反転に先立つ上記
一定時間前からテープ速度を速めて、音響等の最終的な
出力に要するデータよりも多くのデータを記録テープか
ら読み取るようにし、これらの差分のデータをメモリに
蓄積させている。このような反転準備動作を行わせるた
めに、反転情報を上記一定時間、例えば80秒前から上
記制御コード(CTL)の所定位置に書き込むようにし
ている。
【0029】具体的には、図4に示すように、テープ1
6の反転位置xR よりも所定長さだけ前の位置xW から
テープ速度を上げて、テープ16から読み出されるデー
タ量と実際のオーディオ信号再生に必要とされるデータ
量との差分だけメモリに蓄積するようにし、反転位置x
R に達した時点では反転に要する時間以上の再生データ
量がメモリに蓄えられているようにする。このため、録
音時には、上記反転位置xR に基づいて上記蓄積開始位
置あるいは反転準備動作開始位置xW を計算により割り
出し、この位置xW に反転フラグ等の反転指示情報ある
いは反転情報を書き込むようにする。この反転情報の具
体例としては、上記位置xW から上記反転位置xR に向
かって数値が減少するようなダウンカウント値を書き込
むことが挙げられる。この場合、上記反転位置xR にて
所定値、例えば1あるいは0となるようなダウンカウン
ト値を書き込んでおくことにより、上記反転位置xR
での距離あるいは時間を知ることができる。
【0030】図4には、このような無欠陥反転のときの
上記反転位置xR 及び上記蓄積開始位置xW のいくつか
の例を示している。すなわち、図4のAは、テープエン
ドで反転する例を示し、記録時にはテープ走行量測定に
よりテープ残量を求め、このテープ残量から反転予定位
置xR までの時間を計算し、再生時の貯め込み動作に必
要な上記蓄積開始位置あるいは反転準備動作開始位置x
W を計算すればよい。また、図4のB、Cは、音楽ソー
ス等の録音時間に応じて反転予定位置xR を予め計算す
る例を示しており、この位置xR に基づいて上記蓄積開
始位置xW を求めて、この位置xW から反転情報、例え
ばダウンカウント値を記録するようにすればよい。これ
は、例えば60分のテープに50分の音楽ソースを録音
するような場合であり、表あるいはフォワード方向に2
5分録音し、この25分の位置で反転して裏あるいはリ
バース方向に25分記録することで、いわゆるエンドレ
ス再生を可能にしている。なお、この場合の反転予定位
置xR は、表録音時間T1あるいはフォワード方向の録
音時間Tfwd が、裏録音時間T2 あるいはリバース方向
の録音時間Trev よりも長くなるような条件を満足する
ように設定することが好ましい。
【0031】次に、図5は、ヘリカルスキャン記録トラ
ックが記録された記録テープ16上の反転位置と上記反
転情報であるカウント値との関係の一例を示す図であ
る。
【0032】この図5において、記録テープ16の図中
上半分の領域16Aには、テープが例えばフォワード方
向に走行駆動されて記録された記録トラックが配置さ
れ、図中下半分の領域16Bには、テープがリバース方
向に走行駆動されて記録された記録トラックが配置され
ている。これらの記録トラック内の数値は上記反転情報
としてのカウント値を示している。このカウント値は、
上記図1のアップ/ダウンカウンタ21により、反転前
には1トラック毎にデクリメントあるいはダウンカウン
トされ、反転後には1トラック毎にインクリメントある
いはアップカウントされて得られたものであり、図2の
信号フォーマットの制御コード(CTL)の領域内の、
図3に示すような1ワード12ビットの部分を用いて記
録される。12ビットで表される値は「0〜4095」
であるが、反転位置での最小カウント値を「1」とし、
「0」は反転情報無しに対応させている。また、上記反
転準備開始位置での最大カウント値を「4095」とし
ている。
【0033】従って、反転前の表(おもて)面記録時あ
るいはフォワード方向記録時において、上記制御コード
(CTL)領域内のカウント値記録ワードには、最初は
反転情報無しを表す「0」を記録しており、上記反転位
置の一定時間前、例えば80秒前に反転準備信号が図1
のアップ/ダウンカウンタ21及び反転処理回路20に
送られると、反転処理回路20はダウンカウント制御信
号をアップ/ダウンカウンタ21に送り、アップ/ダウ
ンカウンタ21は上記最大カウント値の4096から1
トラック毎のダウンカウント動作を開始して、このダウ
ンカウント値を反転情報出力回路22に送る。また、こ
の反転前での反転情報の記録中は、反転処理回路20が
反転前フラグを反転情報出力回路22に送る。反転情報
出力回路22は、これらのカウント値や反転前フラグを
制御コード(CTL)出力回路32に送り、この出力回
路32は、制御コード(CTL)領域内の上記図3の対
応位置にこれらの情報が配置された制御コード(CT
L)信号を出力してエンコーダ13に送っている。
【0034】アップ/ダウンカウンタ21からのダウン
カウント値が上記最小カウント値の「1」に達すると、
比較回路26が出力を反転処理回路20に送り、反転処
理回路20は、反転モードスイッチ33がオンあるいは
反転モード選択状態にあるとき、実際の反転処理動作を
行う。
【0035】走行方向が反転されて、裏面あるいはリバ
ース方向の記録が開始されると、反転処理回路20はア
ップカウント制御信号をアップ/ダウンカウンタ21に
送り、このアップ/ダウンカウンタ21は上記最小カウ
ント値の「1」から1トラック毎にインクリメントある
いはアップカウント動作を進める。このアップカウント
動作中、すなわち反転情報記録中は、反転処理回路20
が反転後フラグを反転情報出力回路22に送る。反転情
報出力回路22は、これらのカウント値や反転後フラグ
を制御コード(CTL)出力回路32に送り、この出力
回路32は、制御コード(CTL)領域内の上記図3の
対応位置にこれらの情報が配置された制御コード(CT
L)信号を出力してエンコーダ13に送っている。アッ
プ/ダウンカウンタ21からのカウント値が上記最大カ
ウント値「4095」に達すると、比較回路26が出力
を反転処理回路20に送り、反転処理回路20は、アッ
プ/ダウンカウンタ21のカウント動作を停止させると
共に、反転情報出力回路22が上記CTL内の図3に示
すカウント値のワードに反転情報無しを表す「0」を出
力するように制御する。
【0036】以上は、反転直前で反転モードスイッチ3
3がオンあるいは反転モード選択状態になっている場合
の例であるが、反転位置でも反転モードが選択されてい
ない場合には、上記反転処理回路20は反転処理を行わ
ずに表(おもて)面あるいはフォワード方向の記録を持
続する。またこのとき、反転処理回路20は、後述する
表反転無効フラグを記録するための裏基準反転フラグを
立てておく。その後、反転モードスイッチがオンにされ
たあるいは反転モード選択状態に切り換えられた時点
で、反転処理回路20が反転動作を行って、テープ走行
方向をリバース方向に切り換えると共に記録を継続す
る。このとき、反転処理回路20は、アップカウント制
御信号をアップ/ダウンカウンタ21に送り、上記最小
カウント値の「1」からアップカウント動作させる。こ
のアップカウント動作中、すなわち反転情報記録中は、
反転処理回路20が上記反転後フラグ及び表反転無効フ
ラグを反転情報出力回路22に送って、制御コード(C
TL)領域内の図3に示す所定位置に書き込むように制
御する。この表反転無効フラグは、再生時に、表側すな
わちフォワード方向の記録内容の制御コード(CTL)
内の反転情報を無効とするためのものであり、反転動作
を表側の反転情報を用いずに裏側の反転情報のみを用い
て行わせるためのものである。
【0037】このような反転情報記録のための具体的な
動作について、図6を参照しながら説明する。この図6
の動作は、表側すなわちフォワード方向の記録中で、上
記反転位置あるいは反転予定位置から上記一定時間、例
えば80秒前に反転準備信号が上記図1のカウンタ21
や反転処理回路20に供給されて、上記反転情報の記録
が行われている状態からの動作を示している。なお、こ
の反転情報記録中は、通常のオーディオ信号等の主信号
も同時に記録されることは勿論である。
【0038】この図6において、上記反転情報の記録中
には、ステップS101にて記録トラック毎に1ずつデ
クリメントされるダウンカウント値を上記アップ/ダウ
ンカウンタ21から出力し、反転情報出力回路22、制
御コード(CTL)出力回路32を介してエンコーダ1
3に送ることで、上記図2の信号フォーマットの制御コ
ード(CTL)領域内に、上記図3に示すような12ビ
ットのワードとして記録する。またこのとき、反転処理
回路20により上記反転前フラグを制御コード(CT
L)の所定位置、例えば図3に示す位置に書き込むよう
にしている。次のステップS102においては、このダ
ウンカウント値が最小値、例えば「1」か否かを判別す
ることにより、上記反転位置あるいは反転予定位置に達
したか否かを判別する。このステップS102でNO、
すなわち未だ反転位置に達していないと判別されたとき
には上記ステップS101に戻り、YES、すなわち反
転位置に達したと判別されたときには次のステップS1
03に進む。
【0039】ステップS103においては、上記反転モ
ードスイッチ33により反転モードが選択されているか
否かを判別している。このステップS103でYES、
すなわち反転モードであると判別されたときにはステッ
プS104に進み、NO、すなわち反転モードでないと
判別されたときにはステップS11に進んでいる。
【0040】ステップS104では、上記反転処理回路
20により反転制御されてテープ走行方向が実際に反転
するような動作が行われ、裏側あるいはリバース方向の
記録が開始される。次のステップS105では、最小カ
ウント値の例えば「1」から記録トラック毎にインクリ
メントあるいはアップカウントされるカウント値を、上
記反転後フラグと共に上記制御コード(CTL)の所定
位置に書き込むようにしている。次のステップS106
では、裏基準反転フラグの状態に応じて上記表反転無効
フラグを上記制御コード(CTL)の所定位置に書き込
むようにしている。次のステップS107では、上記カ
ウント値が最大値、例えば「4095」か否かを判別
し、NOのときはステップS105に戻り、YESのと
きは上述した反転情報の記録を終了して通常の信号記録
のみを行うようにしている。
【0041】ステップS103でNOと判別されたと
き、すなわち反転位置に達しても反転モードが選択され
ていないときには、ステップS111に進んでダウンカ
ウント動作を停止し、次のステップS112に進んで反
転せずにフォワード方向の記録を継続する。さらに次の
ステップS113で裏基準反転フラグをセットして、上
記ステップS103に戻っている。この裏基準フラグ
は、例えば図1の反転処理回路20によりメモリ等に記
憶され、これ以降に走行反転されて記録が行われた場合
に、上記表反転無効フラグをセットして書き込む条件と
して用いられる。
【0042】このような反転情報の記録が行われたテー
プ上の上記カウント値及び各フラグの具体例を図7に示
す。
【0043】図7のAは、通常の反転が行われたときの
反転情報記録状態を示している。すなわち、反転前の表
側すなわちフォワード方向FWDの記録領域には、上述
した反転準備開始位置あるいは反転情報記録開始位置x
W から一定時間、例えば80秒後の反転予定位置xR
での間に、最大カウント値「4095」から最小カウン
ト値「1」までのダウンカウント値がトラック毎に更新
されて書き込まれており、この間の反転前フラグはセッ
ト状態すなわち「1」となっている。また、反転後の裏
側すなわちリバース方向REVの記録領域には、上記反
転位置xR から一定時間、例えば80秒後の位置までの
間に、最小値「1」から最大値「4095」までのアッ
プカウント値が書き込まれ、この間の反転後フラグはセ
ット状態すなわち「1」であり、表反転無効フラグはリ
セット状態すなわち「0」となっている。従って、再生
時においては、反転予定位置xR の直前で図中のaに示
すように裏側すなわちリバース側の表反転無効フラグを
見て、このフラグが「0」になっていることにより、表
側すなわちフォワード側の反転情報を用いた通常の反転
動作が行われる。
【0044】これに対して、図7のBは、記録時に反転
予定位置xR1の直前で例えば上記反転モードが選択され
ておらず、この位置xR1を過ぎて短時間後、すなわち上
記一定時間の例えば約80秒が経過する前の位置xR2
上記反転モードに切り換えられ実際の反転動作が行われ
たときの反転情報記録状態を示している。すなわち、記
録時に位置xR2で反転された後には、反転後フラグ及び
表反転無効フラグは共にセット状態の「1」が記録され
ている。従って、再生時に表側すなわちフォワード方向
のカウント値が最小値となる反転予定位置xR1の直前で
図中のbに示すように裏側すなわちリバース側の表反転
無効フラグを見て、このフラグが「1」になっているこ
とにより、この位置xR1では反転せずに、裏側すなわち
リバース側のカウント値を検出するようにし、このカウ
ント値が最小値となる位置xR2で反転を行うようにす
る。
【0045】また、図7のCは、記録時に反転予定位置
R1の直前で例えば上記反転モードが選択されておら
ず、この位置xR1を過ぎて長時間後、すなわち上記一定
時間の例えば約80秒が経過した後の位置xR3で上記反
転モードに切り換えられ実際の反転動作が行われたとき
の反転情報記録状態を示している。この場合には、反転
後から上記一定時間の例えば約80秒間はリバース方向
に上記反転情報が記録され、この間の反転後フラグ及び
表反転無効フラグは共にセット状態の「1」が記録され
るが、その後はこれらのフラグは共にリセット状態の
「0」が記録されることになる。従って、再生時に表側
すなわちフォワード方向のカウント値が最小値となる反
転予定位置xR1の直前で図中のcに示すように裏側すな
わちリバース側の表反転無効フラグを見ると、このフラ
グは「0」となっているが、反転後フラグも「0」とな
っていることから、この反転予定位置xR1では反転を行
わないような制御が行われる。
【0046】ところで、再生時には、上記反転情報であ
るカウント値に基づいて、上記反転準備動作としての上
述したような再生データの貯め込み動作が行われるわけ
であるが、同一のテープに何度も信号を上書きすると、
ほぼ同じ場所に上記反転情報が記録されることになる。
古い記録は、上記記録識別情報であるOWPの値が異な
るため排除されるが、何らかの理由、例えばヘッドの目
詰まり、いわゆるヘッドクロッグ等により上書きされな
い部分が比較的長く続き、再生時にこの間の古い記録が
読み取られると、再生側回路では、この古い記録部分の
記録識別情報であるOWPコードを正しいものとして認
識することになる。これは、本件出願人が先に特開昭6
3−160062号公報等において提案した技術であ
り、部分的に記録済みのテープの未記録部分に新たな信
号を記録した場合や、記録済みテープの不要記録箇所に
新たな信号を記録した場合等には、新たな記録と古い記
録とを両方とも再生することが必要とされ、これらの間
の切換が遅滞無く行われることが望まれるからである。
このため、先に検出された記録識別情報とは異なる第2
の値の記録識別情報を検出した場合でも、この第2の値
の記録識別情報の検出回数が所定数を越えた場合には、
この第2の値の記録識別情報を新たな基準識別情報とし
て取り扱い、この第2の記録識別情報を有する記録デー
タを再生するようにしている。このような記録識別情報
の変更機能、いわゆるOWPチェンジ機能が、上記反転
位置近傍では不具合を引き起こすことになる。
【0047】すなわち、上記反転位置近傍で、古い記録
が所定時間以上現れると、再生時には上述したような記
録識別情報の変更機能が働いてしまい、この古い記録に
基づく反転情報が採用されることで、有効な反転動作が
行われなくなる。
【0048】そこで、上記反転情報記録開始位置あるい
は反転準備動作開始位置xW 以降で反転情報である上記
カウント値を検出してダウンカウントが始まったとき、
又は上記反転前フラグが検出されたとき、上記制御コー
ド(CTL)内の上記記録識別情報(OWP)をメモリ
に記憶しておき、これ以後にテープから読み取られた信
号の制御コード(CTL)内の録識別情報(OWP)を
メモリに記憶されている記録識別情報(OWP)と比較
し、一致している場合のみその信号中の反転情報を用い
るようにしている。
【0049】以上のような反転処理を実現するための信
号再生装置の構成の一例を図8に示す。この図8は、本
発明に係る信号再生方法が適用された信号再生装置の概
略構成を示すブロック図である。この実施例において
も、回転磁気ヘッドを用いた小型携帯用のディジタルオ
ーディオテープレコーダを想定しているが、本発明はこ
の他種々の信号再生方法や装置に適用できることは勿論
である。
【0050】この図8において、磁気テープ等のテープ
状記録媒体あるいは記録テープ16は、キャプスタン1
7及びピンチローラ18により走行駆動されており、所
定の反転位置にて走行方向が反転制御される。キャプス
タン17はモータ19により回転駆動されており、この
モータ19はモータ駆動回路19Dにより駆動制御され
ている。
【0051】記録テープ16に記録された信号は、再生
ヘッド61により再生され、再生アンプ62を介して再
生処理回路あるいは復調回路63に送られ、再生処理回
路63からの再生信号がメモリ64を介して端子65よ
り取り出されて、図示しないデコーダ回路等に送られ
る。メモリ64は、メモリ制御回路67により書き込み
/読み出しが制御される。再生処理回路63から、副デ
ータとしての制御コードあるいはCTL成分が制御コー
ド(CTL)抽出回路66により取り出され、システム
コントローラ等の制御部70に送られる。この制御部7
0には、端子76を介して、動作モード切換制御信号等
が供給されている。
【0052】再生処理回路63から制御コード(CT
L)抽出回路66により取り出された制御コードあるい
はCTLデータは、少なくともシステムコントローラ等
の制御部70内の反転情報検出回路71及び記録識別情
報(OWP)検出回路72に送られる。反転情報検出回
路71では上記反転情報記録開始位置あるいは反転準備
動作開始位置xW から記録されている上記反転情報であ
るカウント値や上記各フラグを検出して、検出開始パル
スを記録識別情報(OWP)バッファ73の書き込み制
御端子に送り、また上記反転情報であるカウント値や上
記各フラグを反転処理回路75に送っている。記録識別
情報(OWP)検出回路72は、上記制御コード領域内
に書き込まれた上記12ビットの記録識別情報であるO
WP値を検出し、このOWP値を記録識別情報(OW
P)バッファ73及び比較回路74に送っている。記録
識別情報(OWP)バッファ73では、反転情報検出回
路71からの検出開始パルスが入力されたときの記録識
別情報検出回路72からの記録識別情報であるOWP値
を書き込み、この書き込まれたOWP値を比較回路74
に送っている。比較回路74では、記録識別情報(OW
P)検出回路72により検出された現在のOWP値と、
記録識別情報(OWP)バッファ73に書き込まれてい
るOWP値とを比較して、これらが等しいか否かを判別
しており、この比較結果あるいは判別結果を反転処理回
路75に送っている。この比較結果に応じて、反転処理
回路75は、反転情報検出回路71からの反転情報を使
用するか否かを選択しており、上記現在のOWP値と記
録識別情報(OWP)バッファ73からのOWP値とが
一致しているときのみ、現在の反転情報を使用して反転
処理を進めるようにしている。
【0053】また、反転処理回路75は、反転モードス
イッチ77により選択されたモードに応じて反転動作の
実行、不実行を制御している。すなわち、上記反転情報
記録開始位置あるいは反転準備動作開始位置からは、反
転モードスイッチ77の選択状態にかかわらず反転準備
動作、すなわちテープ走行速度を速めて記録データの読
み出しレートを高め記録データの貯め込みを行うが、反
転すべき位置に達しても反転モードが選択されていなけ
れば、反転動作は行わずにそのまま表側あるいはフォワ
ード方向の再生を続行する。反転すべき位置で反転モー
ドが選択されていれば反転動作を行う。ただし、この反
転すべき位置とは、上記反転情報である上記カウント値
や各フラグに応じて決定される上記図7と共に説明した
ような各位置xR 、xR2、xR3のことである。
【0054】このような反転情報に基づく再生動作を、
図9のフローチャートを参照しながら説明する。
【0055】図9において、表側すなわちフォワード方
向の再生を行っている状態を前提としており、ステップ
S121で上記反転情報のカウント値が検出されたか否
かを判別している。このステップS121でNOと判別
されたときにはステップS121に戻り、YESのと
き、すなわち上記反転情報記録開始位置あるいは反転準
備動作開始位置に達したときには、次のステップS12
2に進んで反転準備動作を行っている。この反転準備動
作とは、上述したように、テープ走行速度を速めてテー
プ上の記録データの読み出しレートを高め、一定の再生
レートからの差分のデータをメモリに貯め込んでゆく動
作である。次のステップS123では、裏側すなわちリ
バース方向の制御コード(CTL)をテープから読み出
している。次のステップS124では、反転位置か否
か、すなわち表側のダウンカウント値が最小値となって
いるか否かを判別しており、NOのときにはステップS
122に戻り、YESのとき、すなわち反転予定位置に
達したときは、次のステップS125に進んでいる。ス
テップS125では、上記反転モードスイッチ77によ
り反転モードが選択されているか否かを判別し、YES
のときのみ次のステップS126に進んでいる。ステッ
プS126では上記表反転無効フラグがオンすなわちセ
ット状態の「1」であるか否かを判別しており、NOの
とき次のステップS127に進んで反転動作を行わせて
いる。ステップS126でYESと判別されたときに
は、ステップS131に進んで裏側反転位置か、すなわ
ち裏側の反転情報のカウント値が最小値か否かを判別
し、YESのときにステップS132に進んで反転モー
ドか否かを判別し、このステップS132でもYESの
ときに、ステップS127に進んで反転動作を行わせて
いる。
【0056】このような動作により、上記図7のA、
B、Cに示したような記録状態に対してそれぞれxR
R2、xR3の各位置で反転が行われる。
【0057】なお、本発明は上述の実施例のみに限定さ
れるものではなく、例えば、テープ状記録媒体は磁気テ
ープ以外にも光テープ等を使用でき、また、記録再生信
号もオーディオ信号の他にビデオ信号やコンピュータデ
ータ信号を用いることができる。記録ヘッドや再生ヘッ
ドとしては、回転ヘッドや固定ヘッドを用いることがで
きる。さらに、信号再生装置や記録装置は図示の例に限
定されず、この他種々の構成をとり得ることは勿論であ
る。
【0058】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る信号記録方法によれば、反転モードが選択され
た状態で、記録媒体を記録ヘッド部に対して相対的に走
行させると共に媒体走行方向を第1の方向からこの第1
の方向とは逆向きの第2の方向に反転させて上記記録媒
体から信号を記録する信号記録方法において、上記媒体
走行方向が上記第1の方向の記録時には、予め定められ
た反転位置の直前で上記反転モードの選択状態を判別
し、反転モードが選択されていないときには上記反転予
定位置で反転を行わずに上記第1の方向の記録を継続
し、この間に上記反転モードが選択された時点で反転し
て上記第2の方向に信号を記録すると共に、第1の方向
の上記反転予定位置での反転を無効とするための表反転
無効フラグを記録しているため、この表反転無効フラグ
を検出することで第1の方向の反転予定位置での反転を
無効とすることができる。
【0059】次に、本発明に係る信号再生方法によれ
ば、反転モードが選択された状態で、記録媒体を再生ヘ
ッド部に対して相対的に走行させると共に媒体走行方向
を第1の方向からこの第1の方向とは逆向きの第2の方
向に反転させて上記記録媒体から信号を再生する信号再
生方法において、上記媒体走行方向が上記第1の方向の
再生時には、予め定められた反転位置に達したとき、上
記反転モードが選択されかつ表反転無効フラグが立って
いない条件の下で反転を行わせ、上記表反転無効フラグ
が立っているときには上記反転モードに依らず反転を行
わせないことにより、記録時に書き込まれた表反転無効
フラグにより反転制御が行える。
【0060】従って、表すなわち第1の方向の信号記録
時に、反転予定位置で反転しなかった場合には、反転後
の裏すなわち第2の方向の信号記録時に表反転無効フラ
グが記録されるから、再生時に反転予定位置で反転が生
ずることを防止できる。
【0061】ここで、上述したような信号再生方法にお
いて、例えば反転準備動作として反転に要する時間分以
上のデータをメモリに蓄積する動作を想定する場合に
は、反転中にこのメモリに蓄積されたデータを読み出す
ことで、再生出力信号の中断を無くしたいわゆる無欠陥
反転のような有効な反転動作を行わせることができる。
【0062】上記反転情報として、反転位置で最小値と
なるようなカウント値を用いることにより、反転位置ま
での距離あるいは時間がわかるため、準備動作、例えば
無欠陥反転のためのメモリへのデータの蓄積動作を確実
に行うことができ、有効な反転動作、例えば反転時に音
切れ等のない完全に無欠陥の再生出力を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号記録方法の一実施例が適用さ
れた信号記録装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る信号記録方法の一実施例に用いら
れる記録テープの信号フォーマットを示す図である。
【図3】制御コード内の反転情報及び記録識別情報の一
例を示す図である。
【図4】無欠陥反転を行わせるための反転位置及びデー
タ蓄積開始位置の例を示す図である。
【図5】記録テープ上の記録トラックに対する反転情報
としてのカウント値との関係の一例を示す図である。
【図6】反転情報記録時の動作の一例を示すフローチャ
ートである。
【図7】反転情報と反転位置との関係の例を示す図であ
る。
【図8】本発明に係る信号記再生方法の一実施例が適用
された信号記録装置の概略的な構成を示すブロック回路
図である。
【図9】再生時の反転情報と反転動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】 13 エンコーダ 15 記録ヘッド 16 記録テープ 17 キャプスタン 18 ピンチローラ 19 モータ 19D モータ駆動回路 20 反転処理回路 21 アップ/ダウンカウンタ 22 反転情報出力回路 23 テープ残量計算回路 24、26 比較回路 27 記録識別情報出力回路 31 制御部 32 制御コード出力回路 33 反転モードスイッチ 61 再生ヘッド 63 再生処理回路 64 メモリ 65 制御コード抽出回路 67 メモリ制御回路 70 制御部 71 反転情報検出回路 72 記録識別情報検出回路 73 記録識別情報バッファ 75 反転処理回路 77 反転モードスイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反転モードが選択された状態で、記録媒
    体を記録ヘッド部に対して相対的に走行させると共に媒
    体走行方向を第1の方向からこの第1の方向とは逆向き
    の第2の方向に反転させて上記記録媒体から信号を記録
    する信号記録方法において、 上記媒体走行方向が上記第1の方向の記録時には、予め
    定められた反転位置の直前で上記反転モードの選択状態
    を判別し、反転モードが選択されていないときには上記
    反転予定位置で反転を行わずに上記第1の方向の記録を
    継続し、この間に上記反転モードが選択された時点で反
    転して上記第2の方向に信号を記録すると共に、第1の
    方向の上記反転予定位置での反転を無効とするための表
    反転無効フラグを記録することを特徴とする信号記録方
    法。
  2. 【請求項2】 上記媒体走行方向が上記第1の方向の記
    録時には、上記反転予定位置から一定時間前の反転情報
    記録開始位置に達したとき、上記反転モードの選択状態
    に依らず反転情報の記録動作を開始し、上記反転予定位
    置を過ぎて上記反転モードが選択された時点で反転して
    上記第2の方向に信号及び反転情報を記録すると共に、
    上記第1の方向の上記反転情報に基づく反転動作を無効
    とするための表反転無効フラグを記録することを特徴と
    する請求項1記載の信号記録方法。
  3. 【請求項3】 上記反転情報は、上記反転位置で最小値
    となるダウンカウント値であり、この反転情報は再生時
    に反転準備動作を行うために用いられることを特徴とす
    る請求項2記載の信号記録方法。
  4. 【請求項4】 反転モードが選択された状態で、記録媒
    体を再生ヘッド部に対して相対的に走行させると共に媒
    体走行方向を第1の方向からこの第1の方向とは逆向き
    の第2の方向に反転させて上記記録媒体から信号を再生
    する信号再生方法において、 上記媒体走行方向が上記第1の方向の再生時には、予め
    定められた反転位置に達したとき、上記反転モードが選
    択されかつ表反転無効フラグが立っていない条件の下で
    反転を行わせ、上記表反転無効フラグが立っているとき
    には上記反転モードに依らず反転を行わせないことを特
    徴とする信号再生方法。
  5. 【請求項5】 上記記録媒体には、予め定められた反転
    位置の一定時間前から反転のための準備動作を行わせる
    ための反転情報が記録されており、再生時にこの反転情
    報及び上記表反転無効フラグに応じて反転を制御し、上
    記表反転無効フラグが立っているときには上記第1の方
    向の反転情報を用いずに上記第2の方向の反転情報に基
    づいて反転動作を行わせることを特徴とする請求項4記
    載の信号再生方法。
  6. 【請求項6】 上記反転のための準備動作は、上記再生
    ヘッド部による読み出しレートを高めて、読み出された
    データをメモリに蓄積する動作であることを特徴とする
    請求項5記載の信号再生方法。
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