JPH08148657A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH08148657A
JPH08148657A JP6309868A JP30986894A JPH08148657A JP H08148657 A JPH08148657 A JP H08148657A JP 6309868 A JP6309868 A JP 6309868A JP 30986894 A JP30986894 A JP 30986894A JP H08148657 A JPH08148657 A JP H08148657A
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Japan
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electrode
insulating layer
semiconductor
capacitive element
dielectric layer
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JP6309868A
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English (en)
Inventor
Akitoshi Nishimura
明俊 西村
Yukio Fukuda
幸夫 福田
Katsuhiro Aoki
克裕 青木
Ken Numata
乾 沼田
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Texas Instruments Japan Ltd
Original Assignee
Texas Instruments Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 半導体基板30上の最表面に設けられた絶縁層
31に開口部41が形成され、この開口部及び絶縁層31上に
被着された誘電体膜24と、この誘電体膜下に設けられた
第1の電極40と、誘電体膜24上に設けられた第2の電極
28とによってオンチップキャパシタCAP1、CAP2
が構成されているダイナミックRAM。 【効果】 高誘電率膜の如き誘電率の大きい誘電体膜を
キャパシタに使用する場合でも、デバイスの性能を損な
うことがなく、誘電体膜の機能を良好に保持できるダイ
ナミックRAMを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置(例えば、
ダイナミックRAM(Random access memory))及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路装置、例えばダイ
ナミックRAMでは、図20に示すような構造のメモリ
セルM−celが知られている。
【0003】即ち、P型ウェル2内に所定深さのトレン
チ状の溝3が設けられ、この溝3には絶縁膜4を介して
+ 型ポリシリコン層(フィールドプレート)8が充填
されている。なお、ウェル2の下方にはP- 型シリコン
基板が存在するが、図示省略した。
【0004】そして、溝3の外側(ウェル2に接する
側)の全面に拡散形成されたN+ 型拡散領域5を電極
(ストレージノード)とし、上記のポリシリコン層8を
対向電極、絶縁膜4を誘電体膜とするキャパシタCap
が構成されている。
【0005】また、溝3の側方(図面では左側)のP型
ウェル2内の表面には、N+ 型ソース領域6及びN+
ドレイン領域7が所定のパターンに拡散形成されてい
て、これらの間にはゲート酸化膜14を介してワード線
(WL)としてのゲート電極9が設けられ、横型のNチ
ャネルMOSトランジスタ(トランスファゲート)Tr
が構成されている。このトランジスタでは、ソース領域
6に上記のキャパシタCapが接続されている。
【0006】なお、図20に示す符号において、10はフィ
ールド酸化膜、11は最表面のSiO2 層、12はコンタク
トホール、13はビット線(BL)である。
【0007】他方、図21に示す如きメモリセルM−ce
lが知られている(但し、図20に示す部分との対応部分
には、共通符号を付している)。
【0008】このメモリセルでは、キャパシタCapが
スタック型に構成され、トランスファゲートTrのN+
型ソース領域6にフィン型スタックセルキャパシタCa
pの下部電極のポリシリコン層5が接続され、このポリ
シリコン層上に誘電体膜4が被着され、更にポリシリコ
ン層8(フィールドプレート)が設けられている。
【0009】なお、図21に示す符号において、15はサイ
ドウォール用絶縁膜、16はパッシベーション用の絶縁
層、17は中間絶縁層、18はコンタクトホールである。
【0010】上記した図20及び図21のメモリセルではい
ずれも、キャパシタの誘電体膜4として、これまではシ
リコン酸化膜(誘電率は 4.0)やシリコンナイトライド
膜を用いてきた。しかしながら、近い将来、容量の増大
を目的として誘電率が数100にも及ぶ高誘電率膜を用い
るべく種々の材料、構造、製造方法等の研究、開発が行
われている。
【0011】このような高誘電率膜、例えばSrTiO
3 膜を誘電体膜として用いる場合、従来のキャパシタで
は次のような欠陥が生じることが判明した。
【0012】図20及び図21に示すキャパシタCapは、
誘電体膜4を形成した後に、その上にポリシリコン層8
を成膜し、更に絶縁層17や11を被着しているので、これ
らの成膜時に必ず加熱を伴うことになり、これがメモリ
セルのメモリ機能自体に悪影響を及ぼしたり、誘電体膜
の物性劣化を生じる可能性がある。
【0013】即ち、ポリシリコン層8をCVD(化学的
気相成長法)で形成する際には約800℃の加熱が必要で
あり、また絶縁層17や11を形成する際には、例えば絶縁
層11をボロン及びリンドープドシリケートガラス(BP
SG)で形成するときのリフロー温度は約 850℃である
ため、主として次の(1)及び(2)の問題を生じてし
まう。
【0014】(1)高誘電率膜、例えばSrTiO3
中には、SrやTiによる局在準位が存在しているが、
この局在準位が電子等の発生及び再結合中心:G−R
(Generation −Recombination)センターになり、こ
のG−Rセンターにメモリ時の電荷がトラップされて消
滅し、メモリデータが消去される可能性がある。このよ
うなG−Rセンターの現象は、上記した加熱によって生
じ易くなる。
【0015】(2)高誘電率膜は、上記した過度の加熱
によって、その成分である酸素原子が遊離して抜けた
り、Sr、Ba等(更には、第2の電極のPt等)の構
成金属原子が拡散し易くなるため、その物性(特に誘電
率)が変動し、また、メモリセルのトランジスタ性能に
悪影響を与えてしまう。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した高誘電率膜の如き誘電率の大きい誘電体膜をキャパ
シタに使用する場合でも、半導体装置の性能を損なうこ
とがなく、誘電体膜の機能を良好に保持できる半導体装
置、及びその製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、半導体
基体上の最表面に設けられた絶縁層に開口部が形成さ
れ、この開口部から前記絶縁層上に被着された誘電体層
と、この誘電体層下に設けられた第1の電極と、前記誘
電体層上に設けられた第2の電極とによって容量素子が
構成されている半導体装置に係るものである。
【0018】本発明の半導体装置によれば、半導体基体
上の最表面に設けられた絶縁層を介して第1の電極−誘
電体層−第2の電極からなる容量素子を構成するので、
この容量素子の誘電体層を半導体装置の製造プロセスの
最終段階で形成できることになり、絶縁層等の形成時の
加熱の影響を受けることなしに容易かつ簡便に形成する
ことができる。こうした容量素子は、半導体基体の最表
面に構成されるので、オンチップキャパシタ(On Chip
Capacitor)と称することができる。
【0019】従って、誘電体層として上述した高誘電率
膜を使用しても、過度の加熱を受けることはないから、
その膜中にG−Rセンターを生じることはなく(或い
は、その発生を大幅に減少させ)、また、組成変化によ
る誘電率の変動を生じず(或いは、その変動が激減
し)、Sr等の構成金属原子の拡散も生じ難いので、半
導体装置としての例えばメモリ性能を良好に保持するこ
とができる。
【0020】本発明の半導体装置においては、具体的に
は、半導体素子と、この半導体素子に接続された容量素
子とが半導体基体に設けられ、前記容量素子が、(a)
前記半導体基体上の最表面に設けられた絶縁層に形成さ
れた開口部及び前記絶縁層上に被着された誘電体層と、
(b)この誘電体層下において、前記半導体素子に接続
されるように設けられた第1の電極と、(c)前記誘電
体層上に設けられた第2の電極とによって構成されてい
る。
【0021】この場合、上記の半導体素子が絶縁ゲート
型電界効果トランジスタからなる半導体メモリ素子であ
り、この半導体メモリ素子の一方の拡散領域が半導体基
体上の最表面の絶縁層下に設けられたビット線に接続さ
れると共に、他方の拡散領域が容量素子の第1の電極に
接続され、この第1の電極が前記ビット線と同一工程で
形成されていてよい。
【0022】こうした構成にすると、半導体メモリ素子
における容量素子(キャパシタ)とトランジスタとの間
の距離を十分にとれるため、キャパシタ構成物質である
Sr、Ba、Pt等の拡散が生じてもこれがトランジス
タの拡散領域へ到達することがなく(或いは激減し)、
メモリ素子のメモリ機能に悪影響を与えることはない。
【0023】また、本発明の半導体装置において、半導
体基体上の最表面の絶縁層下に第1の配線と第2の配線
とが設けられ、これらの配線の少なくとも一方が容量素
子の第1の電極として兼用され、この第1の電極上に誘
電体層及び第2の電極が設けられることによって容量素
子が構成され、前記第2の電極を介して前記第1の配線
と前記第2の配線との間に前記容量素子が接続されてい
てよい。
【0024】この場合、第1の配線及び第2の配線がそ
れぞれ電源ライン(例えば、第1の配線がVCCライン、
第2の配線がVSS(接地)ライン)であってよい。これ
らの配線間に上記構造の前記容量素子が内蔵されて接続
されることによって、電源が安定化されると共に、そう
した容量素子を別の配線によって外付けする場合に較べ
て配線のインダクタンスが極めて小さくなり、高周波ノ
イズのカッティング特性を向上させることができる。
【0025】本発明の半導体装置によれば、容量素子が
半導体基体上の最表面の絶縁層を介して構成されている
が、その容量素子の第1の電極は、半導体装置の端子電
極としてのボンディングパッドと同一工程で形成されて
いることが望ましい。
【0026】また、本発明の半導体装置は、半導体基体
上に容量素子の第1の電極を形成する工程と、この第1
の電極上に前記半導体基体上の最表面の絶縁層を形成す
る工程と、前記第1の電極上において前記絶縁層に開口
部を形成する工程と、この開口部及び前記絶縁層上に前
記容量素子の誘電体層を形成する工程と、この誘電体層
上に前記容量素子の第2の電極を形成する工程とを有す
る製造方法によって製造するのが望ましい。
【0027】この製造方法によって、半導体装置の製造
プロセスの最終段階で上記の容量素子を過度の加熱なし
に再現性よく作製することができる。
【0028】この場合、容量素子の第1の電極を半導体
基体上の中間絶縁層上に形成するのがよい。この中間絶
縁層上には、ボンディングパッドやビットライン等も形
成できる。そして、この中間絶縁層上に最表面の絶縁層
を形成し、この絶縁層において上記の第1の電極上に開
口部を形成し、この開口部及び最表面の絶縁層上に誘電
体層、更には第2の電極を形成して容量素子を構成する
ことができる。この第2の電極は、真空蒸着等によって
形成可能であるが、そのときに誘電体膜の受ける熱はそ
の物性に影響を与えるものではない(熱を受けても 700
℃以下であれば差し支えない)。
【0029】こうして、ボンディングパッド形成後に2
工程(誘電体層の形成と第2の電極の形成)を追加する
のみで、キャパシタを作製できるので、その作製が容易
かつ簡便である。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0031】図1〜図16は、本発明をダイナミックRA
Mに適用した実施例を示すものである。
【0032】まず、図1及び図2について、本実施例に
よるダイナミックRAMの要部の構成を説明する。
【0033】P- 型シリコン基板30の一主面には、フィ
ールド酸化膜10で区画されたメモリセル部M−CEL、
及び入出力部INを含む周辺回路部の一部であるインバ
ータ回路部INVの各素子領域が形成されている。図面
には、これらの各部を構成する半導体素子の一部のみが
示されている。図1は、図4及び図14等に表れるデコー
ダ回路部DECのない断面を示している。
【0034】メモリセル部M−CELでは、MOSトラ
ンジスタからなる2つのトランスファゲートTR1、T
R2と、これらにそれぞれ接続されたオンチップ型のキ
ャパシタCAP1、CAP2とからなるメモリセルが設
けられている。
【0035】トランスファゲートTR1、TR2におい
ては、P- 型シリコン基板30の一主面に設けたP型ウェ
ル22内に、N+ 型ソース領域26と各トランジスタに共通
のN+ 型ドレイン領域27とが不純物拡散でそれぞれ形成
されている。
【0036】各ソース領域26には、ボロン及びリンドー
プドシリケートガラス(BPSG)等の中間絶縁層37に
設けたコンタクトホール38を介してTiN等の配線40が
2000Å程度の厚みに被着され、この配線上に形成された
SiO2 等の最表面の絶縁層31に設けた開口部41から絶
縁層31上にSrTiO3 等の誘電体膜24が1000Å程度の
厚みに形成され、更にこの誘電体膜上にPt等の導体層
28が1000Å程度の厚みに形成されている。
【0037】従って、ソース領域26に接続された配線40
を第1の電極(ストレージノード)、導体層28を第2の
電極(プレート電極)とし、これら両電極間に誘電体膜
24が設けられた構造のオンチップ型のセルキャパシタC
AP1、CAP2が半導体基板30の最表面側に構成され
ることになる。
【0038】また、ソース領域26とドレイン領域27との
間には、ゲート酸化膜34を介してポリシリコンのワード
ライン29(WL、WL’)が設けられ、また、ドレイン
領域27にはSiO2 等の絶縁層37に設けたコンタクトホ
ール32を介してビットライン33(BL)が接続されてい
る。ワードライン29の側部には、サイドウォール用絶縁
膜35が形成されている。
【0039】一方、このダイナミックRAMの周辺回路
部の一部であるインバータ回路部INVでは、P型ウェ
ル22内にN+ 型拡散領域46及び47が形成され、これらの
両領域間にはゲート酸化膜34を介してポリシリコンのゲ
ート電極44が設けられ、例えばインバータ用のMOSト
ランジスタT1が構成されている。
【0040】このMOSトランジスタの拡散領域46に
は、中間絶縁層37のコンタクトホール48を介してTiN
等の導体層43が被着されて中間絶縁層37上に導かれ、そ
の端部は絶縁層28に設けたスルーホール59に露出し、ボ
ンディングパッドPADとなっている。図1では、その
一例である電源部パッドPADが示されている。
【0041】そして、この入出力部INとメモリセル部
M−CELとの間には、種々の半導体素子が設けらる
が、図1にはインバータ回路部INVが示されている。
このインバータ回路部INVでは、N型ウェル50内にP
+ 型拡散領域51、52が形成され、これらの両領域間には
ゲート酸化膜34を介してポリシリコンのゲート電極53が
設けられ、MOSトランジスタT2が構成されている。
【0042】このMOSトランジスタT2の拡散領域51
は、MOSトランジスタT1の拡散領域47とは、中間絶
縁層37のコンタクトホール54、55に被着されたTiN等
の配線56によって接続され、インバータ回路部INVを
構成している。また、トランジスタT2の拡散領域52
は、中間絶縁層37のコンタクトホール57に被着されたT
iN等の配線58によって電源に接続されることもある。
メモリセル部M−CELと周辺回路部(IN及びIN
V)とは、TiN等の導体層33、40、43、56及び58等に
よって接続される。
【0043】なお、上記したビットライン33(BL)と
各配線40、43、56及び58とは、同一工程でTiN等の同
一材質によって形成されてよいが、これは後述の製造プ
ロセスにおいて詳細に説明する。
【0044】図3は、メモリセル部M−CELのメモリ
セルの等価回路図であり、図4は、ダイナミックRAM
の主要部の等価回路図である。
【0045】図4において、ビットライン用及びワード
ライン用の各入力パッドPAD−BL及びPAD−WL
は、それぞれデコーダ部DEC−BL及びDEC−WL
を介してメモリセル部M−CELの各ビットラインB
L、BL’及び各ワードラインWL、WL’に接続され
ている。この場合、各入力パッドからの信号はインバー
タInvによって“1”とその補数の出力が得られ、これ
らの出力はデコーダ部の各NANDゲートに入力され、
この出力がメモリセルに入力される。
【0046】次に、本実施例によるダイナミックRAM
の製造プロセスの一例を図5〜図13について説明する。
【0047】まず、図5に示すように、P- 型シリコン
基板30の一主面に、フォトレジストマスク(図示せず)
を用いてN型不純物(例えばリン)とP型不純物(例え
ばボロン)を順次イオン注入し、アニールを行ってN型
ウエル50及びP型ウエル22をそれぞれ形成する。
【0048】次いで、各ウエル表面に薄い熱酸化膜(図
示せず)を成長させた後、シリコンナイトライド(図示
せず)をマスクするLOCOS法によって素子領域分離
用のフィールド酸化膜10を5000Å程度の厚みに選択的に
成長させる。
【0049】次いで、シリコンナイトライドマスク及び
熱酸化膜を除去した後、表面を洗浄し、図6に示すよう
に、熱酸化によってゲート酸化膜34を約 150Åの厚みに
成長させる。
【0050】次いで、図7に示すように、全面にポリシ
リコンをCVD法で2500Å程度の厚みに堆積させ、パタ
ーニングしてポリシリコンゲート電極29(WL、W
L’)、44、53をそれぞれ形成し、更に全面にシリコン
酸化膜をCVD法で堆積させ、全面をエッチングして各
ゲート電極の側部にシリコン酸化物のサイドウォール35
を選択的に形成する。
【0051】次いで、図8に示すように、フォトレジス
トマスク(図示せず)を用いてN型不純物(例えばリ
ン)60とP型不純物(例えばボロン)61を順次イオン注
入し、ゲート電極29、44、53及びサイドウォール35によ
って各不純物をP型ウエル22及びN型ウエル50に選択的
に打ち込み、アニールによってN+ 型拡散領域26、27、
46、47及びP+ 型拡散領域51、52をそれぞれ自己整合的
(セルフアライン)に形成する。
【0052】次いで、図9に示すように、中間絶縁層と
してのBPSG層37をCVD法によって8000Å程度の厚
みに全面に堆積させ、 850℃程度の温度でリフローして
表面を平坦化し、しかる後に、フォトリソグラフィによ
ってBPSG層37をパターニングし、所定箇所にコンタ
クトホール32、38、48、54、55、57を1μm×1μmの
サイズにそれぞれ形成する。
【0053】次いで、図10に示すように、TiNをスパ
ッタ法によって2000Å程度の厚みに全面に付着させ、こ
れをフォトリソグラフィでパターニングして各配線33
(BL)、40、43、56、58をそれぞれ形成する。
【0054】次いで、図11に示すように、最表面の絶縁
層としてのシリコン酸化膜(SiO2 層)31をプラズマ
CVD法で4000Å程度の厚みに堆積させ、これをフォト
リソグラフィでパターニングして各開口部41、59をそれ
ぞれ形成する。
【0055】次いで、図12に示すように、メモリセル部
M−CEL及びインバータ回路部INVの領域に開口O
PNを有し、入出力部INを覆うようにメタルのシャド
ウマスクMを配置し、高誘電率材料であるSrTiO3
24をスパッタリング法(但し、半導体基板30の温度は 5
00℃程度とする。)によって1000Å程度の厚みに堆積さ
せ、SrTiO3 からなる高誘電率膜24をキャパシタの
第1の電極としての配線40に接触させて形成する。
【0056】次いで、図13に示すように、同じシャドウ
マスクを用いて、Pt(白金)28を電子ビーム加熱によ
る真空蒸着法(但し、半導体基板30の温度は室温)で厚
さ1000Å程度に高誘電率膜24上にほぼ同一パターンに堆
積させ、キャパシタの第2の電極としてのPt層28を形
成する。ここで使用するシャドウマスクは、図12に示し
たものと別のものであってよい。
【0057】このようにして、図1及び図2に示したオ
ンチップキャパシタCAP1及びCAP2をメモリセル
に有するダイナミックRAMを製造することができる。
このダイナミックRAMによれば、半導体基板30上の最
表面に設けられた絶縁層31を介してMOSトランジスタ
TR1、TR2に接続された第1の電極40−誘電体層24
−第2の電極28からなるキャパシタCAP1、CAP2
を構成しているので、次の(A)〜(D)の利点が得ら
れる。
【0058】(A)キャパシタCAP1、CAP2の誘
電体層24をダイナミックRAMの製造プロセスの最終段
階で形成できることになり、絶縁層の形成時のリフロー
等による加熱の影響を受けることなしに容易かつ簡便に
形成することができる。
【0059】(B)従って、誘電体層としてSrTiO
3 高誘電率膜24(誘電率は200)を使用しても、過度の加
熱を受けることはないから、その膜中にG−Rセンター
を生じることはなく(或いは、その発生を大幅に減少さ
せ)、また、組成変化による誘電率の変動も生じない
(或いは、その変動が激減する)から、電荷蓄積機能
(メモリ機能)が良好となる。そして、高誘電率膜24に
よってキャパシタの容量が大幅に増大し、その分キャパ
シタ面積を減らしても十分なメモリ容量が得られ、一層
の高集積化、メモリ性能の向上を期待できる。
【0060】(C)しかも、高誘電率膜24中のSr(B
aTiO3 膜のときはBa)や電極28中のPt等の拡散
も生じ難いので、こうした不純物に敏感なトランジスタ
TR1、TR2の能動領域の性能を保持できる。即ち、
キャパシタCAP1、CAP2を最表面に設けているた
め、これらのキャパシタとトランジスタとの間の距離を
十分にとれ、キャパシタ構成物質であるSr、Ba、P
t等の拡散が生じてもこれがトランジスタの拡散領域へ
到達することがなく(或いは激減し)、メモリ機能に悪
影響を与えることはない。
【0061】(D)また、キャパシタCAP1、CAP
2を形成するためには、ボンディングパッドPADの形
成後に2工程(誘電体層24の形成と第2の電極28の形
成)を追加するのみでよいから、キャパシタの作製が容
易かつ簡便である。
【0062】次に、本実施例によるダイナミックRAM
を図14及び図15に示す試作チップに組み込み、テストに
供した。
【0063】図14には、メモリセル部M−CEL−デコ
ーダ回路部DEC−インバータ回路部INV−ボンディ
ングパッドPAD間のレイアウト(例えば、長さ約 100
00μm、幅約1600μm)を概略的に示す。
【0064】ここでは、メモリセル部M−CELは、例
えば横 128行、縦32列の4096ビットのセル配列からなっ
ていてよい。そして、仮想線で囲まれる領域は、上記し
たキャパシタCAPのエリア(具体的には、電極28及び
誘電体膜24の形成領域又はこれらを形成する際に用いる
マスクの領域)である。
【0065】図15は、図14に示したレイアウトのダイナ
ミックRAMの2種類DRAM1、DRAM2を共通基
板上に配置し、その上部にテスト用の各素子(例えば、
単体素子としてのMOSトランジスタ、キャパシタ又は
1ビットのダイナミックRAMセル等)ELを設けたチ
ップTCを示す。
【0066】各DRAM1、DRAM2はそれぞれ、ボ
ンディングパッドPAD−BL1、PAD−WL1、P
AD−BL2、PAD−WL2、デコーダ部DEC−B
L1、DEC−WL1、DEC−BL2、DEC−WL
2、インバータ回路部INV、メモリセル部M−CEL
1、M−CEL2からなっている。
【0067】これらのメモリセルはキャパシタのサイズ
が異なっており、例えばM−CEL1では6×6μm、
M−CEL2では2×2μmとしてよい。また、テスト
用の素子ELも、各ボンディングパッドPAD’やトラ
ンジスタ等の素子部T’を有している。そして、仮想線
OPNは、上記したキャパシタCAPを形成する際に用
いるマスクMの開口を示し、この開口を通してSrTi
3 やPt等を選択的に付着させることができる。
【0068】図16は、図15に示したテスト用のチップT
Cの4個分を単位として例えば6インチの半導体ウエハ
から多数切出し、その1単位に対しメタルのシャドウマ
スクMを位置合わせした状態を示すものである。
【0069】図14及び図15に示したチップにおいて、メ
モリセルのキャパシタの上部電極28(図1参照)に対し
プローブ電極を当てがい、トランジスタTRを介してス
トレージノードに電荷を蓄積させる動作後のリーク電流
を測定したところ、1×10-8A/cm2と極めて僅かであ
り、本実施例のデバイスのメモリ性能は良好であること
が確認された。また、比誘電率もシリコン酸化膜の20倍
という高誘電率の誘電体膜を形成することができた。
【0070】図17〜図19は、本発明を電源安定化回路に
適用した実施例を示すものである。
【0071】この実施例によれば、半導体集積回路IC
のチップにおいて、SiO2 等の絶縁層75上の各電源パ
ッドPAD−VCC(VCC電源用)及びPAD−GND
(接地用)からの電源ライン70と71との間に、SiO2
等の絶縁層72に設けたスルーホール73、76を介して、電
源ライン70−SrTiO3 高誘電率膜74−Pt層78から
なるキャパシタCAPが接続されている。このキャパシ
タCAPは、この電源を安定化させるためのものであ
る。
【0072】このように、パッドPAD−VCCとPAD
−GNDの各配線70−71間に高容量のキャパシタCAP
を接続し、チップ内に内蔵している(図19(A)はその
概略を示す。)ので、電源が安定化するだけでなく、図
19(B)のように別の配線80によって外付けする場合に
比べて配線のインダクタンスが極めて小さくなる。これ
によって、高周波ノイズ81を容易に接地レベルへ逃し、
そのカッティング特性を向上させ、動作周波数を低くで
き、電源の安定化、動作の安定化を図れる。
【0073】なお、上記のキャパシタCAPは、上述し
たプロセスと同様のスパッタリング法、蒸着法、フォト
リソグラフィによって作製可能であるが、高誘電率膜74
と導体層78とは互いに異なるシャドウマスクを用いて成
膜する必要がある。或いは、これらは通常のフォトリソ
グラフィで形成してもよい。
【0074】以上、本発明の実施例を述べたが、上述し
た実施例は本発明の技術的思想に基いて更に変形が可能
である。
【0075】例えば、上述したキャパシタCAP1、C
AP2、CAPの断面構造や平面パターン(下層との接
地構造も含む。)、その構成材料等は種々変更してよ
い。誘電体膜の構成材料としては、上述のSrTiO3
以外にも、BaTiO3 、(Ba,Sr)TiO3 、T
2 5 等の他の高誘電率膜も使用可能であり、また、
電極又は配線材料もTiN、Pt以外の導電体膜材料、
例えばRuO2 、Al等であってもよい。
【0076】また、誘電体膜として、高誘電率膜ではな
く、例えばPb(Zr,Ti)O3のような強誘電性を
示す膜を用いれば、FRAM(Ferroelectric RA
M)と呼ばれる不揮発性RAMを作製することができ
る。
【0077】また、上述した絶縁層は更に多数に積層さ
れていてよいし、その材質もBPSG、SiO2 をはじ
め種々のものが使用可能である。
【0078】成膜方法についても、上述した例では、シ
ャドウマスクを用いて、ボンディングパッド領域には高
誘電率膜及び上部電極が形成されないようにしたが、他
のパターニング法、例えばリフトオフ法によって、ボン
ディングパッド領域に剥離層を形成し、この上に誘電体
膜及び上部電極を成膜し、ボンディングパッド領域上の
み剥離層と共に除去することも可能である。その他の方
法も勿論採用してよい。
【0079】また、本発明は上述したタイプ以外のダイ
ナミックRAM等の半導体メモリ、例えばスタティック
RAM(SRAM)等に適用してよい。その他、上述の
半導体領域の導電型を変えたり、或いは本発明を半導体
メモリの他の箇所や他のデバイスにも適用することがで
きる。図17及び図18に示した内容は、電源安定化のみな
らず、チップ内部の半導体回路においてキャパシタが必
要とされる箇所にも勿論適用できる。
【0080】
【発明の作用効果】本発明は上述した如く、半導体基体
上の最表面に設けられた絶縁層を介して第1の電極−誘
電体層−第2の電極からなる容量素子を構成するので、
この容量素子の誘電体層を半導体装置の製造プロセスの
最終段階で形成できることになり、絶縁層等の形成時の
加熱の影響を受けることなしに容易かつ簡便に形成する
ことができる。
【0081】従って、誘電体層として高誘電率膜を使用
しても、過度の加熱を受けることはないから、その膜中
にG−Rセンターを生じることはなく(或いは、その発
生を大幅に減少させ)、また、組成変化による誘電率の
変動を生じず(或いは、その変動が激減し)、Sr等の
構成金属原子の拡散も生じ難いので、半導体装置として
の例えばメモリ性能を良好に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるオンチップキャパ
シタを有するダイナミックRAMの主要部の断面図であ
る。
【図2】同ダイナミックRAMにおけるメモリセルの一
部分の拡大断面図である。
【図3】同メモリセルの一部分の等価回路図である。
【図4】同ダイナミックRAMの主要部の等価回路図で
ある。
【図5】同ダイナミックRAMの製造方法の一工程段階
の断面図である。
【図6】同ダイナミックRAMの製造方法の他の一工程
段階の断面図である。
【図7】同ダイナミックRAMの製造方法の他の一工程
段階の断面図である。
【図8】同ダイナミックRAMの製造方法の他の一工程
段階の断面図である。
【図9】同ダイナミックRAMの製造方法の他の一工程
段階の断面図である。
【図10】同ダイナミックRAMの製造方法の他の一工程
段階の断面図である。
【図11】同ダイナミックRAMの製造方法の他の一工程
段階の断面図である。
【図12】同ダイナミックRAMの製造方法の他の一工程
段階の断面図である。
【図13】同ダイナミックRAMの製造方法の更に他の一
工程段階の断面図である。
【図14】同ダイナミックRAMの主要部のレイアウト図
である。
【図15】同レイアウトのダイナミックRAMを組み込ん
だ試作チップのレイアウト図である。
【図16】半導体ウエハから切り出した4個分の同試作チ
ップに対するシャドウマスクの位置関係を示すパターン
図である。
【図17】本発明の他の実施例による半導体ICチップの
主要部の概略平面図である。
【図18】図17の XVIII−XVIII 線に沿う断面図である。
【図19】同半導体ICチップの電源安定化回路を示す概
略図である。
【図20】従来のダイナミックRAMにおけるメモリセル
の一部分の断面図である。
【図21】従来の他のダイナミックRAMにおけるメモリ
セルの一部分の断面図である。
【符号の説明】
22、50・・・ウエル 24・・・誘電体膜 26、27、46、47、51、52・・・拡散領域 28・・・導体層(第2の電極:上部電極) 29(WL、WL')・・・ワードライン 30・・・半導体基板 31・・・最表面の絶縁層 32、38、48、54、55、57・・・コンタクトホール 33(BL)・・・ビットライン 37・・・中間絶縁層 40・・・配線(第1の電極:下部電極) 41、59・・・開口部 43、56、57・・・配線 M−CEL・・・メモリセル DEC・・・デコーダ回路部 IN・・・入出力部 INV・・・インバータ回路部 CAP1、CAP2、CAP・・・キャパシタ TR1、TR2・・・トランスファゲート PAD・・・ボンディングパッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/822 7735−4M H01L 27/10 621 B (72)発明者 青木 克裕 茨城県稲敷郡美浦村木原2355番地 日本テ キサス・インスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 沼田 乾 茨城県稲敷郡美浦村木原2355番地 日本テ キサス・インスツルメンツ株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基体上の最表面に設けられた絶縁
    層に開口部が形成され、この開口部から前記絶縁層上に
    被着された誘電体層と、この誘電体層下に設けられた第
    1の電極と、前記誘電体層上に設けられた第2の電極と
    によって容量素子が構成されている半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体素子と、この半導体素子に接続さ
    れた容量素子とが半導体基体に設けられ、前記容量素子
    が、 (a)前記半導体基体上の最表面に設けられた絶縁層に
    形成された開口部及び前記絶縁層上に被着された誘電体
    層と、 (b)この誘電体層下において、前記半導体素子に接続
    されるように設けられた第1の電極と、 (c)前記誘電体層上に設けられた第2の電極とによっ
    て構成されている、請求項1に記載した半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体素子が絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタからなる半導体メモリ素子であり、この半導体
    メモリ素子の一方の拡散領域が半導体基体上の最表面の
    絶縁層下に設けられたビット線に接続されると共に、他
    方の拡散領域が容量素子の第1の電極に接続され、この
    第1の電極が前記ビット線と同一工程で形成されてい
    る、請求項2に記載した半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基体上の最表面の絶縁層下に第1
    の配線と第2の配線とが設けられ、これらの配線の少な
    くとも一方が容量素子の第1の電極として兼用され、こ
    の第1の電極上に誘電体層及び第2の電極が設けられる
    ことによって容量素子が構成され、前記第2の電極を介
    して前記第1の配線と前記第2の配線との間に前記容量
    素子が接続されている、請求項1に記載した半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 第1の配線及び第2の配線がそれぞれ電
    源ラインである、請求項4に記載した半導体装置。
  6. 【請求項6】 容量素子の第1の電極がボンディングパ
    ッドと同一工程で形成されている、請求項1〜5のいず
    れか1項に記載した半導体装置。
  7. 【請求項7】 半導体基体上に容量素子の第1の電極を
    形成する工程と、この第1の電極上に前記半導体基体上
    の最表面の絶縁層を形成する工程と、前記第1の電極上
    において前記絶縁層に開口部を形成する工程と、この開
    口部及び前記絶縁層上に前記容量素子の誘電体層を形成
    する工程と、この誘電体層上に前記容量素子の第2の電
    極を形成する工程とを有する、請求項1〜6のいずれか
    1項に記載した半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 容量素子の第1の電極を半導体基体上の
    中間絶縁層上に形成する、請求項7に記載した製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010129690A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2010153869A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Samsung Electronics Co Ltd 半導体素子及びそのパターン形成方法

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JP2010129690A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置及び半導体装置の製造方法
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