JPH08148694A - 薄膜トランジスタ - Google Patents
薄膜トランジスタInfo
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- JPH08148694A JPH08148694A JP24413595A JP24413595A JPH08148694A JP H08148694 A JPH08148694 A JP H08148694A JP 24413595 A JP24413595 A JP 24413595A JP 24413595 A JP24413595 A JP 24413595A JP H08148694 A JPH08148694 A JP H08148694A
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Landscapes
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄膜トランジスタのオフ時のリーク電流を低
減し、オン/オフ比を大きくさせる。 【解決手段】 ポリシリコンの半導体層12中のソース
・ドレイン領域2,3間に形成されたチャネル領域4に
対し、ゲート電極6は、オフセット領域Xが構成される
ように形成される。このオフセット領域Xにはフローテ
ィングゲート電極7a,7bが形成される。フローティ
ングゲート電極7a,7b及びゲート電極6の表面上に
は絶縁膜8を介在してフローティング電極9が形成され
ている。ゲート電極6にゲート電圧が印加されると、ゲ
ート電極6とフローティング電極9との間の容量部及び
フローティング電極9と各フローティングゲート電極7
a,7bとの間の容量部を介してフローティングゲート
電極7a,7bにゲート電圧より低い電圧が誘起され
る。この電圧により、ドレイン領域3近傍のチャネル領
域の電界集中が緩和される。
減し、オン/オフ比を大きくさせる。 【解決手段】 ポリシリコンの半導体層12中のソース
・ドレイン領域2,3間に形成されたチャネル領域4に
対し、ゲート電極6は、オフセット領域Xが構成される
ように形成される。このオフセット領域Xにはフローテ
ィングゲート電極7a,7bが形成される。フローティ
ングゲート電極7a,7b及びゲート電極6の表面上に
は絶縁膜8を介在してフローティング電極9が形成され
ている。ゲート電極6にゲート電圧が印加されると、ゲ
ート電極6とフローティング電極9との間の容量部及び
フローティング電極9と各フローティングゲート電極7
a,7bとの間の容量部を介してフローティングゲート
電極7a,7bにゲート電圧より低い電圧が誘起され
る。この電圧により、ドレイン領域3近傍のチャネル領
域の電界集中が緩和される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
に関し、特に、オフしたときのドレイン領域近傍の電界
集中を緩和し、リーク電流の低減を図った薄膜トランジ
スタの構造に関するものである。
に関し、特に、オフしたときのドレイン領域近傍の電界
集中を緩和し、リーク電流の低減を図った薄膜トランジ
スタの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のコプレーナー型の薄膜ト
ランジスタ(TFT)の断面構造を示す断面構造図であ
る。図8に示すように、絶縁基板1の表面上には半導体
層12が形成され、この半導体層12中に一対のソース
・ドレイン領域2,3が形成されている。また、このソ
ース・ドレイン領域2,3の間にチャネル領域4が形成
されている。半導体層12の表面上には、例えばシリコ
ン酸化膜などから構成されるゲート絶縁膜5を介在して
ゲート電極6が形成されている。さらに、その上部には
ゲート電極6を覆う層間絶縁膜20が形成されている。
そして、ソース・ドレイン領域2,3には、各々層間絶
縁膜20及びゲート絶縁膜5中に形成されたコンタクト
ホール15を通して配線層11,11が接続されてい
る。
ランジスタ(TFT)の断面構造を示す断面構造図であ
る。図8に示すように、絶縁基板1の表面上には半導体
層12が形成され、この半導体層12中に一対のソース
・ドレイン領域2,3が形成されている。また、このソ
ース・ドレイン領域2,3の間にチャネル領域4が形成
されている。半導体層12の表面上には、例えばシリコ
ン酸化膜などから構成されるゲート絶縁膜5を介在して
ゲート電極6が形成されている。さらに、その上部には
ゲート電極6を覆う層間絶縁膜20が形成されている。
そして、ソース・ドレイン領域2,3には、各々層間絶
縁膜20及びゲート絶縁膜5中に形成されたコンタクト
ホール15を通して配線層11,11が接続されてい
る。
【0003】従来の薄膜トランジスタは、ソース・ドレ
イン領域2,3がゲート電極6に対して自己整合的に形
成されており、ゲート電極6のゲート長とチャネル領域
4のチャネル長とはほぼ等しい長さを有している。
イン領域2,3がゲート電極6に対して自己整合的に形
成されており、ゲート電極6のゲート長とチャネル領域
4のチャネル長とはほぼ等しい長さを有している。
【0004】その動作において、例えばnチャネルTF
Tの場合には、ソース・ドレイン領域2,3間に正電圧
を印加し、さらに、ゲート電極6に正電圧を印加するこ
とによりソース・ドレイン領域2,3間にドレイン電流
が流れる。この状態がTFTのオン状態となる。また、
ゲート電極6に負バイアスを印加すると、ソース・ドレ
イン領域2,3間のドレイン電流が遮断され、オフ状態
となる。なお、実際にはオフ時においてもわずかにリー
ク電流が流れる。
Tの場合には、ソース・ドレイン領域2,3間に正電圧
を印加し、さらに、ゲート電極6に正電圧を印加するこ
とによりソース・ドレイン領域2,3間にドレイン電流
が流れる。この状態がTFTのオン状態となる。また、
ゲート電極6に負バイアスを印加すると、ソース・ドレ
イン領域2,3間のドレイン電流が遮断され、オフ状態
となる。なお、実際にはオフ時においてもわずかにリー
ク電流が流れる。
【0005】このような薄膜トランジスタをスイッチン
グ素子として使用する場合には、オン時とオフ時のドレ
イン電流の比、すなわちオン/オフ比が一定の値以上と
なる範囲でゲート電圧を設定する。
グ素子として使用する場合には、オン時とオフ時のドレ
イン電流の比、すなわちオン/オフ比が一定の値以上と
なる範囲でゲート電圧を設定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の薄膜トランジスタにおいては、トランジスタのオフ
時のリーク電流が大きいことが問題となってきた。例え
ば、nチャネルTFTにおいて、オフ時にゲート電極6
に対して負バイアスが印加されると、ゲート電圧及びド
レイン電圧による電界がドレイン接合部に集中する。こ
のため、ドレイン接合部近傍の粒界のトラップを介して
キャリアがトンネリングし、リーク電流が流れる。ま
た、pチャネルTFTにおいて、オフ時にゲート電極6
に正バイアスが印加されると、ドレイン接合部に電界集
中が生じ、nチャネルTFTと同様にリーク電流が発生
する。
来の薄膜トランジスタにおいては、トランジスタのオフ
時のリーク電流が大きいことが問題となってきた。例え
ば、nチャネルTFTにおいて、オフ時にゲート電極6
に対して負バイアスが印加されると、ゲート電圧及びド
レイン電圧による電界がドレイン接合部に集中する。こ
のため、ドレイン接合部近傍の粒界のトラップを介して
キャリアがトンネリングし、リーク電流が流れる。ま
た、pチャネルTFTにおいて、オフ時にゲート電極6
に正バイアスが印加されると、ドレイン接合部に電界集
中が生じ、nチャネルTFTと同様にリーク電流が発生
する。
【0007】このリーク電流の発生によりオフ時の電流
値が上昇し、そのためオン/オフ比が小さくなるという
問題が生じた。従って、本発明の目的は、オフ時のリー
ク電流を低減し、オン/オフ比を大きくすることが可能
な薄膜トランジスタを提供することである。
値が上昇し、そのためオン/オフ比が小さくなるという
問題が生じた。従って、本発明の目的は、オフ時のリー
ク電流を低減し、オン/オフ比を大きくすることが可能
な薄膜トランジスタを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜トランジス
タは、絶縁基板上に形成された半導体層中のチャネル領
域の両側に一対のソース・ドレイン領域を形成し、チャ
ネル領域上にゲート絶縁膜を介在してゲート電極を形成
している。このゲート電極は、所定の電圧が印加される
第1ゲート電極と、この第1ゲート電極に印加される電
圧よりも絶対値の小さい電圧が印加される第2ゲート電
極とを有している。そして、第1ゲート電極は、チャネ
ル領域のチャネル長よりもゲート長が短く形成され、チ
ャネル領域の端部と第1ゲート電極の端面との間にオフ
セット領域が形成される。また、第2ゲート電極は、オ
フセット領域内のゲート絶縁膜上に形成されている。
タは、絶縁基板上に形成された半導体層中のチャネル領
域の両側に一対のソース・ドレイン領域を形成し、チャ
ネル領域上にゲート絶縁膜を介在してゲート電極を形成
している。このゲート電極は、所定の電圧が印加される
第1ゲート電極と、この第1ゲート電極に印加される電
圧よりも絶対値の小さい電圧が印加される第2ゲート電
極とを有している。そして、第1ゲート電極は、チャネ
ル領域のチャネル長よりもゲート長が短く形成され、チ
ャネル領域の端部と第1ゲート電極の端面との間にオフ
セット領域が形成される。また、第2ゲート電極は、オ
フセット領域内のゲート絶縁膜上に形成されている。
【0009】このような構造により、ソース・ドレイン
領域近傍のチャネル領域(オフセット領域)には、第1
ゲート電極より低い電圧が印加される第2ゲート電極か
らの電圧による電界分布が生成される。このため、従来
の薄膜トランジスタの場合に比べ、電界集中が緩和され
た電界分布が生成されることにより、ドレイン領域近傍
のリーク電流の発生が抑制される。
領域近傍のチャネル領域(オフセット領域)には、第1
ゲート電極より低い電圧が印加される第2ゲート電極か
らの電圧による電界分布が生成される。このため、従来
の薄膜トランジスタの場合に比べ、電界集中が緩和され
た電界分布が生成されることにより、ドレイン領域近傍
のリーク電流の発生が抑制される。
【0010】また、本発明の他の局面に従う薄膜トラン
ジスタは、さらに、第1及び第2ゲート電極の各々に対
して絶縁膜を介在して対向する面を有する容量電極をさ
らに備えている。そして、第2ゲート電極及び容量電極
は、フローティング電極により構成されている。
ジスタは、さらに、第1及び第2ゲート電極の各々に対
して絶縁膜を介在して対向する面を有する容量電極をさ
らに備えている。そして、第2ゲート電極及び容量電極
は、フローティング電極により構成されている。
【0011】このような構造により、第1ゲート電極と
容量電極及び容量電極と第2ゲート電極との間にそれぞ
れ容量部が構成される。従って、第1ゲート電極に所定
のゲート電圧が印加されると、各々の容量部の容量の大
きさに応じて容量電極及び第2ゲート電極に電位が誘起
される。この第2ゲート電極に誘起される電位は、第1
ゲート電極と同極性を有し、かつ絶対値の小さい電位と
なる。これにより、第2ゲート電極からチャネル領域に
及ぼす電界が緩和され、ドレイン領域近傍での電界集中
を緩和することができる。
容量電極及び容量電極と第2ゲート電極との間にそれぞ
れ容量部が構成される。従って、第1ゲート電極に所定
のゲート電圧が印加されると、各々の容量部の容量の大
きさに応じて容量電極及び第2ゲート電極に電位が誘起
される。この第2ゲート電極に誘起される電位は、第1
ゲート電極と同極性を有し、かつ絶対値の小さい電位と
なる。これにより、第2ゲート電極からチャネル領域に
及ぼす電界が緩和され、ドレイン領域近傍での電界集中
を緩和することができる。
【0012】本発明のより限定された構成において、第
2ゲート電極は、一対のソース・ドレイン領域の少なく
とも一方側に位置するオフセット領域上に形成される。
このような構成により、電界集中が問題となるドレイン
領域近傍にのみ第2ゲート電極による電界集中の緩和作
用を及ぼすことができる。
2ゲート電極は、一対のソース・ドレイン領域の少なく
とも一方側に位置するオフセット領域上に形成される。
このような構成により、電界集中が問題となるドレイン
領域近傍にのみ第2ゲート電極による電界集中の緩和作
用を及ぼすことができる。
【0013】さらに、本発明の他の局面に従う薄膜トラ
ンジスタの構成において、第2ゲート電極は複数の電極
から構成され、各々の電極は容量電極に対向する対向面
の面積が互いに異なるように構成されている。
ンジスタの構成において、第2ゲート電極は複数の電極
から構成され、各々の電極は容量電極に対向する対向面
の面積が互いに異なるように構成されている。
【0014】このような構成により、第2ゲート電極の
複数の電極に各々誘起される電位が階段状に設定され、
チャネル領域に対しなだらかな電界分布を生成すること
ができる。
複数の電極に各々誘起される電位が階段状に設定され、
チャネル領域に対しなだらかな電界分布を生成すること
ができる。
【0015】さらに、本発明の他の局面に従う薄膜トラ
ンジスタの構成において、第2ゲート電極は複数の電極
から構成されている。そして、各電極は容量電極と対向
する面の間に介在する絶縁膜の膜厚が各々異なるように
構成されている。
ンジスタの構成において、第2ゲート電極は複数の電極
から構成されている。そして、各電極は容量電極と対向
する面の間に介在する絶縁膜の膜厚が各々異なるように
構成されている。
【0016】このような構成により、第2ゲート電極の
複数の電極と容量電極との間に構成される容量部の容量
値を異ならせることにより、各々の電極に誘起される電
位を階段状に設定することができる。このため、上記の
構成と同様に、チャネル領域に生成する電界分布をなだ
らかに構成することができる。
複数の電極と容量電極との間に構成される容量部の容量
値を異ならせることにより、各々の電極に誘起される電
位を階段状に設定することができる。このため、上記の
構成と同様に、チャネル領域に生成する電界分布をなだ
らかに構成することができる。
【0017】さらに、本発明の限定された局面に従う薄
膜トランジスタは、マトリクス状に配列された複数の画
素への画像信号の書き込み用スイッチング素子として用
いられるものであり、ソース・ドレイン領域の一方が信
号線に接続され、他方がマトリクス状に配列された複数
の画素の一つの画素電極に接続され、第1ゲート電極が
走査線に接続された状態で使用される。
膜トランジスタは、マトリクス状に配列された複数の画
素への画像信号の書き込み用スイッチング素子として用
いられるものであり、ソース・ドレイン領域の一方が信
号線に接続され、他方がマトリクス状に配列された複数
の画素の一つの画素電極に接続され、第1ゲート電極が
走査線に接続された状態で使用される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態による薄
膜トランジスタの断面構造を図1に示す。図1に示すよ
うに、薄膜トランジスタは、ガラスや石英基板などの絶
縁基板1上に形成される。絶縁基板1の表面上にはポリ
シリコンなどの半導体層12が形成され、この半導体層
12中に一対のソース領域2及びドレイン領域3と、そ
の間にチャネル領域4とが形成される。半導体層12の
表面上にはシリコン酸化膜(SiO2 )などからなるゲ
ート絶縁膜5が形成される。さらに、ゲート絶縁膜5の
表面上にはゲート電極6及びその両側の一対のフローテ
ィングゲート電極7a,7bが形成されている。そし
て、このゲート電極6などの表面上にはシリコン酸化膜
などからなる絶縁膜8がその表面を覆うように形成され
ている。さらに、絶縁膜8の表面上にはフローティング
電極9が形成されている。このフローティング電極9は
絶縁膜8を介在してフローティングゲート電極7a,7
b及びゲート電極6の表面上を覆うように形成されてい
る。さらに、フローティング電極9及び絶縁膜8の表面
上にはシリコン窒化膜(SiNX )あるいはシリコン酸
化膜(SiO2 )などからなる層間絶縁膜10が形成さ
れている。また、層間絶縁膜10、絶縁膜8及びゲート
絶縁膜5中にはソース領域2及びドレイン領域3に達す
るコンタクトホール15が形成されており、このコンタ
クトホール15を通して配線層11,11が各々ソース
領域2及びドレイン領域3に接続されている。
膜トランジスタの断面構造を図1に示す。図1に示すよ
うに、薄膜トランジスタは、ガラスや石英基板などの絶
縁基板1上に形成される。絶縁基板1の表面上にはポリ
シリコンなどの半導体層12が形成され、この半導体層
12中に一対のソース領域2及びドレイン領域3と、そ
の間にチャネル領域4とが形成される。半導体層12の
表面上にはシリコン酸化膜(SiO2 )などからなるゲ
ート絶縁膜5が形成される。さらに、ゲート絶縁膜5の
表面上にはゲート電極6及びその両側の一対のフローテ
ィングゲート電極7a,7bが形成されている。そし
て、このゲート電極6などの表面上にはシリコン酸化膜
などからなる絶縁膜8がその表面を覆うように形成され
ている。さらに、絶縁膜8の表面上にはフローティング
電極9が形成されている。このフローティング電極9は
絶縁膜8を介在してフローティングゲート電極7a,7
b及びゲート電極6の表面上を覆うように形成されてい
る。さらに、フローティング電極9及び絶縁膜8の表面
上にはシリコン窒化膜(SiNX )あるいはシリコン酸
化膜(SiO2 )などからなる層間絶縁膜10が形成さ
れている。また、層間絶縁膜10、絶縁膜8及びゲート
絶縁膜5中にはソース領域2及びドレイン領域3に達す
るコンタクトホール15が形成されており、このコンタ
クトホール15を通して配線層11,11が各々ソース
領域2及びドレイン領域3に接続されている。
【0019】本実施形態による薄膜トランジスタのゲー
ト電極は、以下のような構造を有している。まず、ゲー
ト電極6は、例えばアルミニウム(Al)あるいは不純
物がドープされたポリシリコンなどから構成される。ゲ
ート電極6のゲート長はチャネル領域4のチャネル長よ
り短く形成されており、この結果、チャネル領域4の両
端部とゲート電極6の両側壁との間にオフセット領域X
が構成されている。このゲート電極6には薄膜トランジ
スタをオン/オフさせるための所定のゲート電圧が配線
層(図示せず)を通じて印加される。
ト電極は、以下のような構造を有している。まず、ゲー
ト電極6は、例えばアルミニウム(Al)あるいは不純
物がドープされたポリシリコンなどから構成される。ゲ
ート電極6のゲート長はチャネル領域4のチャネル長よ
り短く形成されており、この結果、チャネル領域4の両
端部とゲート電極6の両側壁との間にオフセット領域X
が構成されている。このゲート電極6には薄膜トランジ
スタをオン/オフさせるための所定のゲート電圧が配線
層(図示せず)を通じて印加される。
【0020】フローティングゲート電極7a,7bは、
ゲート電極6の両側であってオフセット領域X内に形成
されている。フローティングゲート電極7a,7bはア
ルミニウムあるいは不純物が導入されたポリシリコンな
どから構成され、電気的にフローティング状態にある。
ゲート電極6の両側であってオフセット領域X内に形成
されている。フローティングゲート電極7a,7bはア
ルミニウムあるいは不純物が導入されたポリシリコンな
どから構成され、電気的にフローティング状態にある。
【0021】フローティング電極9は、アルミニウムあ
るいは不純物が導入されたポリシリコンなどから構成さ
れ、フローティングゲート電極7a,7bと同様に、電
気的にフローティング状態にある。
るいは不純物が導入されたポリシリコンなどから構成さ
れ、フローティングゲート電極7a,7bと同様に、電
気的にフローティング状態にある。
【0022】このような電極構造において、ゲート電極
6に所定の電圧が印加された場合には、フローティング
ゲート電極7a,7bにゲート電圧よりも低い電圧が誘
起される。その原理について説明する。図1において、
ゲート電極6と、このゲート電極6に対して絶縁膜8を
介して対向するフローティング電極9の対向面との間に
は容量部が構成され、この容量をC1とする。また、フ
ローティングゲート電極7a,7bと、絶縁膜8を介在
してこのフローティングゲート電極7a,7bと対向す
るフローティング電極9の対向面との間に容量部が構成
され、各々の容量をC2,C3とする。そして、ゲート
電極6にゲート電圧VG が印加されたとすると、フロー
ティング電極9には反対極性の電位が誘起され、その結
果、さらにフローティングゲート電極7a,7bに反対
極性の電圧(すなわち、ゲート電圧と同極性)の電圧V
f が誘起される。そして、このフローティングゲート電
極7a,7bに誘起される電圧Vf は、 Vf =VG ×C2(C3)/C1 の関係となる。この関係から明らかなように、ゲート電
極6及びフローティング電極9との間に構成される容量
部の容量C1をフローティングゲート電極7a,7bと
フローティング電極9との間に構成される容量部の容量
C2あるいはC3より大きくなるように構成することに
より、フローティングゲート電極7a,7bに誘起され
る電圧Vf をゲート電極6に印加されるゲート電圧VG
より小さくすることができる。図1に示す例では、ゲー
ト電極6及びフローティング電極9の間に構成される容
量部の電極間対向面積をフローティングゲート電極7
a,7bとフローティング電極9との対向部分に構成さ
れる容量部の電極間対向面積より大きく形成することに
より、VG >Vf の関係を作り出している。
6に所定の電圧が印加された場合には、フローティング
ゲート電極7a,7bにゲート電圧よりも低い電圧が誘
起される。その原理について説明する。図1において、
ゲート電極6と、このゲート電極6に対して絶縁膜8を
介して対向するフローティング電極9の対向面との間に
は容量部が構成され、この容量をC1とする。また、フ
ローティングゲート電極7a,7bと、絶縁膜8を介在
してこのフローティングゲート電極7a,7bと対向す
るフローティング電極9の対向面との間に容量部が構成
され、各々の容量をC2,C3とする。そして、ゲート
電極6にゲート電圧VG が印加されたとすると、フロー
ティング電極9には反対極性の電位が誘起され、その結
果、さらにフローティングゲート電極7a,7bに反対
極性の電圧(すなわち、ゲート電圧と同極性)の電圧V
f が誘起される。そして、このフローティングゲート電
極7a,7bに誘起される電圧Vf は、 Vf =VG ×C2(C3)/C1 の関係となる。この関係から明らかなように、ゲート電
極6及びフローティング電極9との間に構成される容量
部の容量C1をフローティングゲート電極7a,7bと
フローティング電極9との間に構成される容量部の容量
C2あるいはC3より大きくなるように構成することに
より、フローティングゲート電極7a,7bに誘起され
る電圧Vf をゲート電極6に印加されるゲート電圧VG
より小さくすることができる。図1に示す例では、ゲー
ト電極6及びフローティング電極9の間に構成される容
量部の電極間対向面積をフローティングゲート電極7
a,7bとフローティング電極9との対向部分に構成さ
れる容量部の電極間対向面積より大きく形成することに
より、VG >Vf の関係を作り出している。
【0023】フローティングゲート電極7a,7bに誘
起される電圧Vf をゲート電極6に印加されるゲート電
極VG より小さくなるように設定すると、ソース領域2
及びドレイン領域3の近傍のチャネル領域4(特にドレ
イン領域3近傍)においては、ゲート電極6のゲート電
圧VG を印加した場合に比べ、その領域に生成される電
界の集中を緩和することができる。
起される電圧Vf をゲート電極6に印加されるゲート電
極VG より小さくなるように設定すると、ソース領域2
及びドレイン領域3の近傍のチャネル領域4(特にドレ
イン領域3近傍)においては、ゲート電極6のゲート電
圧VG を印加した場合に比べ、その領域に生成される電
界の集中を緩和することができる。
【0024】なお、ゲート電極6、フローティングゲー
ト電極7a,7b及びフローティング電極9は、上述し
たように、アルミニウムあるいはリン(P)などの不純
物が導入されたポリシリコンで形成される。アルミニウ
ムで形成すると、各電極の全体を同電位に保つことが容
易となる。しかしながら、融点が低いため、高温プロセ
スの適用が難しくなる。このような場合には、ポリシリ
コンを適用することが好ましい。
ト電極7a,7b及びフローティング電極9は、上述し
たように、アルミニウムあるいはリン(P)などの不純
物が導入されたポリシリコンで形成される。アルミニウ
ムで形成すると、各電極の全体を同電位に保つことが容
易となる。しかしながら、融点が低いため、高温プロセ
スの適用が難しくなる。このような場合には、ポリシリ
コンを適用することが好ましい。
【0025】図1に示すような薄膜トランジスタの好ま
しい例において、ゲート電極6のゲート長は3μm、フ
ローティングゲート電極7a,7bのゲート長は2μ
m、ゲート電極6とフローティングゲート電極7a,7
bの間隔は0.5μm、絶縁膜8の膜厚はシリコン酸化
膜において1000Å、ゲート絶縁膜5の膜厚はシリコ
ン酸化膜において1000Åに形成される。
しい例において、ゲート電極6のゲート長は3μm、フ
ローティングゲート電極7a,7bのゲート長は2μ
m、ゲート電極6とフローティングゲート電極7a,7
bの間隔は0.5μm、絶縁膜8の膜厚はシリコン酸化
膜において1000Å、ゲート絶縁膜5の膜厚はシリコ
ン酸化膜において1000Åに形成される。
【0026】また、この薄膜トランジスタは、p型ポリ
シリコン半導体層12を用い、n型ソース・ドレイン領
域2,3を有するnチャネルトランジスタでもよく、ま
たn型ポリシリコン半導体層12を用い、p型ソース・
ドレイン領域2,3を有するpチャネルトランジスタで
あってもよい。そして、nチャネルTFTの場合には、
オフ時に、ゲート電極6に負バイアスの電圧が印加され
ると、フローティングゲート電極7a,7bにはこのゲ
ート電圧よりも低い(絶対値の小さい)負電圧が誘起さ
れ、特にドレイン領域3近傍のチャネル領域4において
電界が集中するのを妨げることができる。この結果、電
界集中に起因するリーク電流の発生を低減することがで
きる。また、pチャネルTFTの場合には、オフ時にゲ
ート電極6に正バイアスの電圧が印加されると、フロー
ティングゲート電極7a,7bにはこれより低い正電圧
が誘起され、ドレイン領域3近傍の電界集中が緩和され
る。そして、リーク電流の発生が低減される。例えば、
チャネル長5μm,チャネル幅5μmのnチャネルTF
Tにおいて、ゲート電極6のゲート電圧VG =−10
V,フローティング電極7a,7bのゲート電圧Vf =
−5V,ドレイン電圧12Vの条件下で、リーク電流を
1pA以下に低減することができた。また、オン/オフ
比についても、図8に示す従来構造のTFTが105 で
あるのに対し、2桁大きい107 以上の値を確保するこ
とができた。
シリコン半導体層12を用い、n型ソース・ドレイン領
域2,3を有するnチャネルトランジスタでもよく、ま
たn型ポリシリコン半導体層12を用い、p型ソース・
ドレイン領域2,3を有するpチャネルトランジスタで
あってもよい。そして、nチャネルTFTの場合には、
オフ時に、ゲート電極6に負バイアスの電圧が印加され
ると、フローティングゲート電極7a,7bにはこのゲ
ート電圧よりも低い(絶対値の小さい)負電圧が誘起さ
れ、特にドレイン領域3近傍のチャネル領域4において
電界が集中するのを妨げることができる。この結果、電
界集中に起因するリーク電流の発生を低減することがで
きる。また、pチャネルTFTの場合には、オフ時にゲ
ート電極6に正バイアスの電圧が印加されると、フロー
ティングゲート電極7a,7bにはこれより低い正電圧
が誘起され、ドレイン領域3近傍の電界集中が緩和され
る。そして、リーク電流の発生が低減される。例えば、
チャネル長5μm,チャネル幅5μmのnチャネルTF
Tにおいて、ゲート電極6のゲート電圧VG =−10
V,フローティング電極7a,7bのゲート電圧Vf =
−5V,ドレイン電圧12Vの条件下で、リーク電流を
1pA以下に低減することができた。また、オン/オフ
比についても、図8に示す従来構造のTFTが105 で
あるのに対し、2桁大きい107 以上の値を確保するこ
とができた。
【0027】このように、本発明の実施形態による薄膜
トランジスタは、オフ時のリーク電流を低減することに
よりオン/オフ比を増大することができる。このため、
トランジスタのオフ時にゲート電極6に印加するゲート
電圧と、オン時にゲート電極6に印加するゲート電圧と
の電圧差を増大させることなく、あるいはオン時にゲー
ト電極6に印加されるゲート電圧値をより高く設定する
ことなく必要とされるオフ/オフ比を確保することがで
きる。このため、ゲート電圧の増大による消費電力の増
加をきたすことなく所望のオン/オフ比を確保すること
ができる。
トランジスタは、オフ時のリーク電流を低減することに
よりオン/オフ比を増大することができる。このため、
トランジスタのオフ時にゲート電極6に印加するゲート
電圧と、オン時にゲート電極6に印加するゲート電圧と
の電圧差を増大させることなく、あるいはオン時にゲー
ト電極6に印加されるゲート電圧値をより高く設定する
ことなく必要とされるオフ/オフ比を確保することがで
きる。このため、ゲート電圧の増大による消費電力の増
加をきたすことなく所望のオン/オフ比を確保すること
ができる。
【0028】次に、図1に示す薄膜トランジスタの製造
方法について説明する。図2は、各製造工程における薄
膜トランジスタの断面構造を順に示したものである。ま
ず、図2(a)に示すように、石英あるいはガラスなど
の絶縁基板1の表面上にP−CVD(プラズマCVD)
あるいはLPCVD(減圧CVD)によりポリシリコン
層12を膜厚600Å形成する。さらに、P−CVDあ
るいはLPCVDなどを用いてポリシリコン層12の表
面上にシリコン酸化膜(SiO2 )を膜厚1000Å形
成する。さらに、ゲート絶縁膜5の表面上にスパッタリ
ング法あるいは真空蒸着法を用いてアルミニウム層を膜
厚2000Å形成する。そして、リソグラフィー法及び
エッチング法を用いてアルミニウム層をパターニング
し、ゲート電極6及びフローティングゲート電極7a,
7bを形成する。
方法について説明する。図2は、各製造工程における薄
膜トランジスタの断面構造を順に示したものである。ま
ず、図2(a)に示すように、石英あるいはガラスなど
の絶縁基板1の表面上にP−CVD(プラズマCVD)
あるいはLPCVD(減圧CVD)によりポリシリコン
層12を膜厚600Å形成する。さらに、P−CVDあ
るいはLPCVDなどを用いてポリシリコン層12の表
面上にシリコン酸化膜(SiO2 )を膜厚1000Å形
成する。さらに、ゲート絶縁膜5の表面上にスパッタリ
ング法あるいは真空蒸着法を用いてアルミニウム層を膜
厚2000Å形成する。そして、リソグラフィー法及び
エッチング法を用いてアルミニウム層をパターニング
し、ゲート電極6及びフローティングゲート電極7a,
7bを形成する。
【0029】次に、図2(b)に示すように、ゲート電
極6などの表面上にP−CVDあるいはLPCVDなど
により、シリコン酸化膜からなる絶縁膜8を膜厚100
0Å形成する。さらに、絶縁膜8の表面上にスパッタリ
ング法あるいは真空蒸着法などを用いて膜厚1000Å
のアルミニウム層9aを形成する。
極6などの表面上にP−CVDあるいはLPCVDなど
により、シリコン酸化膜からなる絶縁膜8を膜厚100
0Å形成する。さらに、絶縁膜8の表面上にスパッタリ
ング法あるいは真空蒸着法などを用いて膜厚1000Å
のアルミニウム層9aを形成する。
【0030】さらに、図2(c)に示すように、アルミ
ニウム層9aの表面上にレジストを塗布し、リソグラフ
ィー法及びエッチング法を用いてアルミニウム層9aを
パターニングしてフローティング電極9を形成する。そ
して、フローティング電極9の表面上にパターニングさ
れたレジスト13を残余した状態でリン(P+ )イオン
などのn型不純物イオンを注入エネルギー120kV、
ドーズ量5×1015cm-2で半導体層12表面に対して
イオン注入する。このイオン注入により、半導体層12
中に一対のソース・ドレイン領域2,3がフローティン
グ電極9に対して自己整合的に形成される。その後、活
性化のためのアニール処理を温度900℃で1時間行
う。
ニウム層9aの表面上にレジストを塗布し、リソグラフ
ィー法及びエッチング法を用いてアルミニウム層9aを
パターニングしてフローティング電極9を形成する。そ
して、フローティング電極9の表面上にパターニングさ
れたレジスト13を残余した状態でリン(P+ )イオン
などのn型不純物イオンを注入エネルギー120kV、
ドーズ量5×1015cm-2で半導体層12表面に対して
イオン注入する。このイオン注入により、半導体層12
中に一対のソース・ドレイン領域2,3がフローティン
グ電極9に対して自己整合的に形成される。その後、活
性化のためのアニール処理を温度900℃で1時間行
う。
【0031】さらに、図2(d)に示すように、レジス
ト13を除去した後、フローティング電極9などの表面
上にP−CVDあるいはLPCVDにより膜厚4000
Åのシリコン窒化膜(SiNX 膜)からなる層間絶縁膜
10を形成する。さらに、ポリシリコンの半導体層12
中のダングリングボンドの補償のために水素プラズマ処
理を行う。水素プラズマ処理は、RFパワー350W、
圧力0.9Torr、基板温度300℃の条件下で2時
間行われる。
ト13を除去した後、フローティング電極9などの表面
上にP−CVDあるいはLPCVDにより膜厚4000
Åのシリコン窒化膜(SiNX 膜)からなる層間絶縁膜
10を形成する。さらに、ポリシリコンの半導体層12
中のダングリングボンドの補償のために水素プラズマ処
理を行う。水素プラズマ処理は、RFパワー350W、
圧力0.9Torr、基板温度300℃の条件下で2時
間行われる。
【0032】さらに、図2(e)に示すように、リソグ
ラフィー法及びエッチング法を用いて、層間絶縁膜1
0、絶縁膜8及びゲート絶縁膜5中にコンタクトホール
15,15を形成する。その後、スパッタリング法ある
いは真空蒸着法などを用いて層間絶縁膜10の表面上に
アルミニウム層を形成した後、パターニングしてコンタ
クトホール15を通してソース・ドレイン領域2,3に
接続される配線層11,11を形成する。
ラフィー法及びエッチング法を用いて、層間絶縁膜1
0、絶縁膜8及びゲート絶縁膜5中にコンタクトホール
15,15を形成する。その後、スパッタリング法ある
いは真空蒸着法などを用いて層間絶縁膜10の表面上に
アルミニウム層を形成した後、パターニングしてコンタ
クトホール15を通してソース・ドレイン領域2,3に
接続される配線層11,11を形成する。
【0033】以上の工程により薄膜トランジスタが形成
される。なお、上記の例では、ゲート電極6、フローテ
ィングゲート電極7a,7b及びフローティング電極9
は、アルミニウムで構成される場合について説明した
が、ポリシリコンを用いて形成してもよい。この場合、
図2(a)に示す工程においては、ゲート絶縁膜5の表
面上に、P−CVDあるいはLPCVDなどによりポリ
シリコン層を形成した後、ポリシリコン層中にリンなど
のn型不純物イオンをイオン注入し導電性を付与する。
あるいは、ゲート絶縁膜5の表面上にリンなどのn型不
純物を含むドープドポリシリコンをP−CVDあるいは
LPCVDによって形成してもよい。また、図2(b)
あるいは図2(c)に示す工程において、フローティン
グ電極9も上記と同様の方法によりポリシリコン層を用
いて形成してもよい。
される。なお、上記の例では、ゲート電極6、フローテ
ィングゲート電極7a,7b及びフローティング電極9
は、アルミニウムで構成される場合について説明した
が、ポリシリコンを用いて形成してもよい。この場合、
図2(a)に示す工程においては、ゲート絶縁膜5の表
面上に、P−CVDあるいはLPCVDなどによりポリ
シリコン層を形成した後、ポリシリコン層中にリンなど
のn型不純物イオンをイオン注入し導電性を付与する。
あるいは、ゲート絶縁膜5の表面上にリンなどのn型不
純物を含むドープドポリシリコンをP−CVDあるいは
LPCVDによって形成してもよい。また、図2(b)
あるいは図2(c)に示す工程において、フローティン
グ電極9も上記と同様の方法によりポリシリコン層を用
いて形成してもよい。
【0034】さらに、図1に示す薄膜トランジスタは、
次のような製造方法によっても製造することができる。
図3は、このような製造方法の各工程を示す断面図であ
る。まず、図3(a)に示す工程は、先の図2(a)に
示す工程と同様の工程が適用される。
次のような製造方法によっても製造することができる。
図3は、このような製造方法の各工程を示す断面図であ
る。まず、図3(a)に示す工程は、先の図2(a)に
示す工程と同様の工程が適用される。
【0035】次に、図3(b)に示す工程においては、
ゲート電極6などが形成されたゲート絶縁膜5の表面上
にレジスト13を塗布した後、リソグラフィー法及びエ
ッチング法を用いて、一方のフローティングゲート電極
7aから他方のフローティングゲート電極7bに至る表
面上を覆うようにレジスト13をパターニングする。そ
して、このパターニングされたレジスト13をマスクと
して、例えばリンなどのn型不純物イオンを半導体層1
2中に、注入エネルギー100kV、ドーズ量5×10
15cm-2の条件でイオン注入し、半導体層12中にソー
ス・ドレイン領域2,3を形成する。
ゲート電極6などが形成されたゲート絶縁膜5の表面上
にレジスト13を塗布した後、リソグラフィー法及びエ
ッチング法を用いて、一方のフローティングゲート電極
7aから他方のフローティングゲート電極7bに至る表
面上を覆うようにレジスト13をパターニングする。そ
して、このパターニングされたレジスト13をマスクと
して、例えばリンなどのn型不純物イオンを半導体層1
2中に、注入エネルギー100kV、ドーズ量5×10
15cm-2の条件でイオン注入し、半導体層12中にソー
ス・ドレイン領域2,3を形成する。
【0036】次に、図3(c)示すように、レジスト1
3を除去した後、P−CVDあるいはLPCVDなどに
より全面に膜厚1000Åのシリコン酸化膜からなる絶
縁膜8を形成する。さらに、絶縁膜8の表面上に、真空
蒸着法あるいはスパッタリング法などを用いて膜厚10
00Åのアルミニウム層を形成する。そして、このアル
ミニウム層をパターニングしてフローティング電極9を
形成する。
3を除去した後、P−CVDあるいはLPCVDなどに
より全面に膜厚1000Åのシリコン酸化膜からなる絶
縁膜8を形成する。さらに、絶縁膜8の表面上に、真空
蒸着法あるいはスパッタリング法などを用いて膜厚10
00Åのアルミニウム層を形成する。そして、このアル
ミニウム層をパターニングしてフローティング電極9を
形成する。
【0037】さらに、図3(d)に示すように、ゲート
電極9などの表面上にP−CVDあるいはLPCVDな
どによりシリコン酸化膜の層間絶縁膜10を膜厚100
0Å形成する。その後、図2(d)で説明したのと同様
に水素プラズマ処理を行う。
電極9などの表面上にP−CVDあるいはLPCVDな
どによりシリコン酸化膜の層間絶縁膜10を膜厚100
0Å形成する。その後、図2(d)で説明したのと同様
に水素プラズマ処理を行う。
【0038】さらに、図3(e)に示す工程において
は、図2(e)に示す工程と同様の方法によって配線層
11,11を形成する。なお、この製造方法に対して
も、アルミニウムを用いたゲート電極6、フローティン
グゲート電極7a,7b等の製造方法に替えて、ポリシ
リコンを用いる方法を適用することができる。
は、図2(e)に示す工程と同様の方法によって配線層
11,11を形成する。なお、この製造方法に対して
も、アルミニウムを用いたゲート電極6、フローティン
グゲート電極7a,7b等の製造方法に替えて、ポリシ
リコンを用いる方法を適用することができる。
【0039】次に、図1に示す第1の実施形態の変形例
について説明する。図4及び図5はその変形例による薄
膜トランジスタの構造を示す断面図である。この2つの
変形例は、共にフローティングゲート電極7a,7bを
複数の電極で構成し、オフセット領域に対して印加する
電圧を階段状に設定するように構成したものである。す
なわち、図4に示す変形例では、1つのオフセット領域
に対して2つの電極7a,7c(7b,7d)が形成さ
れている。しかも、この電極7a,7cとフローティン
グ電極9との間に介在する絶縁膜8の膜厚が各々異なっ
ている。このため、ゲート電極6のゲート電圧に対して
容量分割によって誘起される各電極7a,7cの電圧は
互いに異なる値となる。すなわち、図示の例では電極7
aに誘起される電圧が電極7cに誘起される電圧より高
くなる。しかも、電極7aに誘起される電圧はゲート電
極6に印加されるゲート電圧よりも低いため、チャネル
領域4に生成される電界分布はなだらかな形状となる。
について説明する。図4及び図5はその変形例による薄
膜トランジスタの構造を示す断面図である。この2つの
変形例は、共にフローティングゲート電極7a,7bを
複数の電極で構成し、オフセット領域に対して印加する
電圧を階段状に設定するように構成したものである。す
なわち、図4に示す変形例では、1つのオフセット領域
に対して2つの電極7a,7c(7b,7d)が形成さ
れている。しかも、この電極7a,7cとフローティン
グ電極9との間に介在する絶縁膜8の膜厚が各々異なっ
ている。このため、ゲート電極6のゲート電圧に対して
容量分割によって誘起される各電極7a,7cの電圧は
互いに異なる値となる。すなわち、図示の例では電極7
aに誘起される電圧が電極7cに誘起される電圧より高
くなる。しかも、電極7aに誘起される電圧はゲート電
極6に印加されるゲート電圧よりも低いため、チャネル
領域4に生成される電界分布はなだらかな形状となる。
【0040】また、図5に示す変形例では、1つのオフ
セット領域に形成されるフローティングゲート電極7
a,7cのゲート長が互いに異なる値に形成されてい
る。このため、各電極7a,7cとフローティング電極
9との間に構成される容量部の対向面積は異なる値とな
る結果、各々の電極に誘起される電圧値が異なる。この
ため、図4に示す構造について説明したのと同様の効果
を生じさせることができる。
セット領域に形成されるフローティングゲート電極7
a,7cのゲート長が互いに異なる値に形成されてい
る。このため、各電極7a,7cとフローティング電極
9との間に構成される容量部の対向面積は異なる値とな
る結果、各々の電極に誘起される電圧値が異なる。この
ため、図4に示す構造について説明したのと同様の効果
を生じさせることができる。
【0041】なお、図4及び図5に示す変形例は、1つ
のオフセット領域について2つの電極を形成する例を示
しているが、電極の数は2つに限定されるものではな
く、適宜設定することができる。
のオフセット領域について2つの電極を形成する例を示
しているが、電極の数は2つに限定されるものではな
く、適宜設定することができる。
【0042】また、本発明による薄膜トランジスタは、
液晶表示装置やメモリなどの半導体装置に広く用いるこ
とができる。特に、本発明の薄膜トランジスタは、液晶
表示装置の画素部の画素駆動素子として好適に用いられ
る。図6は、アクティブマトリクス型の液晶表示装置の
1つの画素部近傍の平面構造図であり、図7は、図6中
の切断線A−Aに沿う方向からの断面構造図である。こ
の図6及び図7は、液晶表示装置の画素駆動素子として
図1に示す実施形態による薄膜トランジスタを用いた場
合を例示している。
液晶表示装置やメモリなどの半導体装置に広く用いるこ
とができる。特に、本発明の薄膜トランジスタは、液晶
表示装置の画素部の画素駆動素子として好適に用いられ
る。図6は、アクティブマトリクス型の液晶表示装置の
1つの画素部近傍の平面構造図であり、図7は、図6中
の切断線A−Aに沿う方向からの断面構造図である。こ
の図6及び図7は、液晶表示装置の画素駆動素子として
図1に示す実施形態による薄膜トランジスタを用いた場
合を例示している。
【0043】画素領域40は、信号線20と、これに直
交する方向に延びる走査線21との交差部近傍に設けら
れている。画素領域40は、画素駆動素子としての薄膜
トランジスタTrと、液晶セルLC及び補助容量CSと
から構成されている。
交する方向に延びる走査線21との交差部近傍に設けら
れている。画素領域40は、画素駆動素子としての薄膜
トランジスタTrと、液晶セルLC及び補助容量CSと
から構成されている。
【0044】液晶セルLCは、液晶層33と、この液晶
層33を介して互いに対向して配置される各々一対の配
向膜32,34、表示電極31と対向電極35及び基板
1と対向基板36とから構成されている。液晶層33に
は、TN液晶あるいはSTN液晶等が用いられる。ま
た、配向膜32,34としては、表面に配向処理が施さ
れたポリイミド膜などが用いられる。さらに、表示電極
31及び対向電極35としては、酸化インジウムを主成
分とするITO膜などの透明導電膜が用いられる。さら
に、基板1及び対向基板36としては、ガラスや石英基
板などの絶縁基板が用いられる。
層33を介して互いに対向して配置される各々一対の配
向膜32,34、表示電極31と対向電極35及び基板
1と対向基板36とから構成されている。液晶層33に
は、TN液晶あるいはSTN液晶等が用いられる。ま
た、配向膜32,34としては、表面に配向処理が施さ
れたポリイミド膜などが用いられる。さらに、表示電極
31及び対向電極35としては、酸化インジウムを主成
分とするITO膜などの透明導電膜が用いられる。さら
に、基板1及び対向基板36としては、ガラスや石英基
板などの絶縁基板が用いられる。
【0045】また、補助容量CSは、基板1表面に形成
されたITOなどからなる補助容量電極30と、表示電
極31及びその間に介在する絶縁膜5,8,10により
構成されている。
されたITOなどからなる補助容量電極30と、表示電
極31及びその間に介在する絶縁膜5,8,10により
構成されている。
【0046】そして、薄膜トランジスタTrのドレイン
領域3には、信号電極20がコンタクトホール15aを
通して接続されている。また、ソース領域2には、IT
Oなどからなる表示電極31がコンタクトホール15b
内に形成されたアルミニウムあるいはポリシリコン等か
らなる導電体を介して接続されている。さらに、ゲート
電極6には、走査線21が接続されている。
領域3には、信号電極20がコンタクトホール15aを
通して接続されている。また、ソース領域2には、IT
Oなどからなる表示電極31がコンタクトホール15b
内に形成されたアルミニウムあるいはポリシリコン等か
らなる導電体を介して接続されている。さらに、ゲート
電極6には、走査線21が接続されている。
【0047】上記のように構成された画素領域40にお
いて、例えば薄膜トランジスタTrがnチャネルTFT
の場合、走査線21を通してゲート電極6に正電圧が印
加されると、薄膜トランジスタTrがオンとなる。する
と、信号線20を流れるデータ信号がオンした薄膜トラ
ンジスタTrを通り表示電極31に印加される。これに
よって液晶セルLCの静電容量と補助容量CSとが充電
される。次に、走査線21からゲート電極6に対して負
電圧が印加されると、薄膜トランジスタTrがオフとな
る。そして、この時点で信号線20から与えられていた
データ信号の電圧が液晶セルLCの静電容量と補助容量
CSとによって保持される。そして、この電圧保持状態
は、画素の画像表示期間中維持される。画素駆動素子と
して従来の薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置で
は、この画像表示期間中に、液晶セルLC等に保持され
た信号電圧が、薄膜トランジスタのオフ時に生じるリー
ク電流によって低下してしまう。ところが、画素駆動素
子として用いた本発明の薄膜トランジスタTrは、上述
したように、オフ時のリーク電流が極めて小さくなるよ
うに構成されている。このため、画素の画像表示期間に
おいて、液晶セルLC及び補助容量CSに蓄積された電
荷が薄膜トランジスタTrを通してリークする状態が極
めて低レベルに抑制される。従って、本発明の薄膜トラ
ンジスタを用いた液晶表示装置は、各画素の画像信号の
保持能力が向上し、それによって表示特性が向上する。
いて、例えば薄膜トランジスタTrがnチャネルTFT
の場合、走査線21を通してゲート電極6に正電圧が印
加されると、薄膜トランジスタTrがオンとなる。する
と、信号線20を流れるデータ信号がオンした薄膜トラ
ンジスタTrを通り表示電極31に印加される。これに
よって液晶セルLCの静電容量と補助容量CSとが充電
される。次に、走査線21からゲート電極6に対して負
電圧が印加されると、薄膜トランジスタTrがオフとな
る。そして、この時点で信号線20から与えられていた
データ信号の電圧が液晶セルLCの静電容量と補助容量
CSとによって保持される。そして、この電圧保持状態
は、画素の画像表示期間中維持される。画素駆動素子と
して従来の薄膜トランジスタを用いた液晶表示装置で
は、この画像表示期間中に、液晶セルLC等に保持され
た信号電圧が、薄膜トランジスタのオフ時に生じるリー
ク電流によって低下してしまう。ところが、画素駆動素
子として用いた本発明の薄膜トランジスタTrは、上述
したように、オフ時のリーク電流が極めて小さくなるよ
うに構成されている。このため、画素の画像表示期間に
おいて、液晶セルLC及び補助容量CSに蓄積された電
荷が薄膜トランジスタTrを通してリークする状態が極
めて低レベルに抑制される。従って、本発明の薄膜トラ
ンジスタを用いた液晶表示装置は、各画素の画像信号の
保持能力が向上し、それによって表示特性が向上する。
【0048】なお、画素駆動素子として用いる薄膜トラ
ンジスタTrは、図4及び図5に示す薄膜トランジスタ
を用いても構わない。
ンジスタTrは、図4及び図5に示す薄膜トランジスタ
を用いても構わない。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明による薄膜トラン
ジスタは、第1ゲート電極とチャネル領域とのオフセッ
ト領域に第2ゲート電極を形成し、このゲート電極に印
加されるゲート電圧の値を第1ゲート電極に印加される
ゲート電圧より絶対値が小さくなるように設定したこと
により、ドレイン領域近傍の電界集中を緩和し、トラン
ジスタのオフ時のリーク電流を低減することができる。
このため、ゲート電圧の増大による消費電力の増加をき
たすことなくオン/オフ比の大きい薄膜トランジスタを
実現することができる。
ジスタは、第1ゲート電極とチャネル領域とのオフセッ
ト領域に第2ゲート電極を形成し、このゲート電極に印
加されるゲート電圧の値を第1ゲート電極に印加される
ゲート電圧より絶対値が小さくなるように設定したこと
により、ドレイン領域近傍の電界集中を緩和し、トラン
ジスタのオフ時のリーク電流を低減することができる。
このため、ゲート電圧の増大による消費電力の増加をき
たすことなくオン/オフ比の大きい薄膜トランジスタを
実現することができる。
【0050】また、第1ゲート電極と、フローティング
電極から構成される容量電極及び第2ゲート電極とを用
いることにより、新たな電圧発生源及び配線層を形成す
ることなく第2ゲート電圧に低電圧のゲート電圧を誘起
することが可能となり、簡素な構造によりドレイン領域
近傍での電界集中を緩和することができる。
電極から構成される容量電極及び第2ゲート電極とを用
いることにより、新たな電圧発生源及び配線層を形成す
ることなく第2ゲート電圧に低電圧のゲート電圧を誘起
することが可能となり、簡素な構造によりドレイン領域
近傍での電界集中を緩和することができる。
【0051】また、第2ゲート電極を複数の電極で構成
することにより、チャネル領域に対してなだらかな電界
分布を生成することよって電界集中を緩和することがで
きる。
することにより、チャネル領域に対してなだらかな電界
分布を生成することよって電界集中を緩和することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ
の断面構造図。
の断面構造図。
【図2】図1に示す薄膜トランジスタの製造工程を示す
断面図であり、(a)〜(e)は各工程を示す。
断面図であり、(a)〜(e)は各工程を示す。
【図3】図1に示す薄膜トランジスタの製造方法の他の
例を示す断面図であり、(a)〜(e)は、各工程を示
す。
例を示す断面図であり、(a)〜(e)は、各工程を示
す。
【図4】図1に示す薄膜トランジスタの変形例を示す断
面構造図。
面構造図。
【図5】図1に示す薄膜トランジスタの他の変形列を示
す断面構造図。
す断面構造図。
【図6】本発明の実施形態による薄膜トランジスタが適
用される液晶表示装置の画素部近傍の平面構造図。
用される液晶表示装置の画素部近傍の平面構造図。
【図7】図6中の切断線A−Aに沿う方向からの断面構
造図。
造図。
【図8】従来の薄膜トランジスタの断面構造図。
1…絶縁基板 2…ソース領域 3…ドレイン領域 4…チャネル領域 5…ゲート絶縁膜 6…ゲート電極 7a,7b…フローティングゲート電極 8…絶縁膜 9…フローティング電極 10…層間絶縁膜 11…配線層
Claims (6)
- 【請求項1】 絶縁基板上に形成された半導体層中のチ
ャネル領域の両側に一対のソース・ドレイン領域を形成
し、前記チャネル領域上にゲート絶縁膜を介在してゲー
ト電極を形成した薄膜トランジスタにおいて、 前記ゲート電極は、所定の電圧が印加される第1ゲート
電極と、この第1ゲート電極に印加される電圧よりも絶
対値の小さい電圧が印加される第2ゲート電極とを有し
ており、 前記第1ゲート電極は、前記チャネル領域のチャネル長
よりもゲート長が短く形成されており、 前記第2ゲート電極は、前記チャネル領域の端部と前記
第1ゲート電極の端面との間のオフセット領域内の前記
ゲート絶縁膜上に形成されていることを特徴とする、薄
膜トランジスタ。 - 【請求項2】 絶縁基板上に形成された半導体層中のチ
ャネル領域の両側に一対のソース・ドレイン領域を形成
し、前記チャネル領域上にゲート絶縁膜を介在してゲー
ト電極を形成した薄膜トランジスタにおいて、 前記ゲート電極は、所定の電圧が印加される第1ゲート
電極と、電気的にフローティング状態にある第2ゲート
電極とを有しており、 前記第1ゲート電極は、前記チャネル領域のチャネル長
よりもゲート長が短く形成されており、 前記第2ゲート電極は、前記チャネル領域の端部と前記
第1ゲート電極の端面との間のオフセット領域内の前記
ゲート絶縁膜上に形成されており、 さらに該薄膜トランジスタは、前記第1ゲート電極及び
前記第2ゲート電極の各々に対して絶縁膜を介在して対
向する面を有する電気的にフローティング状態にある容
量電極を備えたことを特徴とする、薄膜トランジスタ。 - 【請求項3】 前記第2ゲート電極は、一対の前記ソー
ス・ドレイン領域の少なくとも一方側に位置する前記オ
フセット領域上に形成されていることを特徴とする、請
求項1または請求項2に記載の薄膜トランジスタ。 - 【請求項4】 前記第2ゲート電極は、前記容量電極に
対向する面の面積が互いに異なる複数の電極を有するこ
とを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の薄膜
トランジスタ。 - 【請求項5】 前記第2ゲート電極と前記容量電極との
間に介在する前記絶縁膜は、複数の膜厚の異なる領域を
有しており、 前記第2ゲート電極は、前記絶縁膜の膜厚の異なる複数
の領域を介在して前記容量電極と対向する複数の電極を
有することを特徴とする、請求項2または請求項3に記
載の薄膜トランジスタ。 - 【請求項6】 マトリクス状に配列された複数の画素へ
の画像信号の書き込み用スイッチング素子として用いら
れる薄膜トランジスタであって、 前記ソース・ドレイン領域の一方が信号線に接続され、
他方がマトリクス状に配列された複数の画素の一つの画
素電極に接続され、前記第1ゲート電極が走査線に接続
された、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の薄
膜トランジスタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24413595A JPH08148694A (ja) | 1994-09-22 | 1995-09-22 | 薄膜トランジスタ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-228239 | 1994-09-22 | ||
| JP22823994 | 1994-09-22 | ||
| JP24413595A JPH08148694A (ja) | 1994-09-22 | 1995-09-22 | 薄膜トランジスタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08148694A true JPH08148694A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=26528137
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24413595A Pending JPH08148694A (ja) | 1994-09-22 | 1995-09-22 | 薄膜トランジスタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08148694A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6416201B1 (en) | 2000-03-31 | 2002-07-09 | 3M Innovative Properties Company | Illuminated sign with lamp masks for uniform illumination |
| US6667494B1 (en) | 1997-08-19 | 2003-12-23 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and semiconductor display device |
| US6717179B1 (en) | 1997-08-19 | 2004-04-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and semiconductor display device |
| JP2011100784A (ja) * | 2009-11-04 | 2011-05-19 | Seiko Epson Corp | 半導体装置用基板、半導体装置及び電子機器 |
| US9053679B2 (en) | 1997-09-03 | 2015-06-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor display device correcting system and correcting method of semiconductor display device |
| CN105140299A (zh) * | 2015-10-14 | 2015-12-09 | 京东方科技集团股份有限公司 | 薄膜晶体管及其制备方法 |
| CN106783888A (zh) * | 2017-01-03 | 2017-05-31 | 京东方科技集团股份有限公司 | 显示屏及其控制方法、显示装置 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24413595A patent/JPH08148694A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6667494B1 (en) | 1997-08-19 | 2003-12-23 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and semiconductor display device |
| US6717179B1 (en) | 1997-08-19 | 2004-04-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and semiconductor display device |
| US7126156B2 (en) | 1997-08-19 | 2006-10-24 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Thin film transistor display device with integral control circuitry |
| US7750347B2 (en) | 1997-08-19 | 2010-07-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and semiconductor display device |
| US9053679B2 (en) | 1997-09-03 | 2015-06-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor display device correcting system and correcting method of semiconductor display device |
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| CN105140299A (zh) * | 2015-10-14 | 2015-12-09 | 京东方科技集团股份有限公司 | 薄膜晶体管及其制备方法 |
| CN106783888A (zh) * | 2017-01-03 | 2017-05-31 | 京东方科技集团股份有限公司 | 显示屏及其控制方法、显示装置 |
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