JPH0814889A - 光電スイッチ - Google Patents

光電スイッチ

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Publication number
JPH0814889A
JPH0814889A JP18426594A JP18426594A JPH0814889A JP H0814889 A JPH0814889 A JP H0814889A JP 18426594 A JP18426594 A JP 18426594A JP 18426594 A JP18426594 A JP 18426594A JP H0814889 A JPH0814889 A JP H0814889A
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JP18426594A
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English (en)
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Kazuyuki Iizuka
一行 飯塚
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Idec Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】検知対象の限定が少なくなって広い用途に利用
することができ、基準値の設定を簡単且つ正確に行って
誤検知を格段に低減できる光電スイッチを提供する。 【構成】投光部2からの光投射により被検知物体から反
射した光を受光して光電変換する受光部6に、被検知物
体の遠近による反射光の入射位置の変化方向および前記
変化方向に対し直交方向にそれぞれ複数個ずつ配設した
受光素子8a〜8dを設ける。受光部6からの電気信号
を処理する制御部1に、距離検知手段で被検知物体を検
知するための第1の検知基準値と受光量により被検知物
体を検知するための第2の検知基準値とをティーチング
スイッチ部13の操作によって自動的に設定する設定手
段と、前記直交方向毎に算出した受光素子8a〜8dの
各受光量の比および各受光素子8a〜8dの合計受光量
を演算する演算手段と、各受光量の比を第1の検知基準
値と比較し、合計受光量を第2の検知基準値と比較し
て、被検知物体を判別検知する判別手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンベアで移動
される物品の形状や種別などを光学的に非接触で検知す
るのに用いられる光電スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の光電スイッチとしては、
投光部から被検知物体に光ビームを投射して、被検知物
体からの反射光がPSD(位置検出素子)に入射した位
置に基づき三角測量方式の原理を利用して被検知物体ま
での距離を検知する測距方式のものと、被検知物体から
の反射光を受光素子で受けた受光量に基づき被検知物体
の種別を判別するものが存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の光電ス
イッチでは、被検知物体までの距離により被検知物体の
外形の形状を判別したり、被検知物体の有無を判別でき
るが、被検知物体の種別は判別できない。すなわち、光
電スイッチとの対向面が平面であって所定の着色(例え
ば白色)がなされた被検知物体を判別検知したい場合、
その平面の一部分が白色で且つ他の部分が黒っぽく変色
した物体が混入していると、被検知物体までの距離が一
定であることから一定の検知信号が出力されるだけであ
る。したがって、一部が変色したような異物が混入して
いても、これを判別することができず、誤検知してカウ
ントしてしまう。
【0004】一方、後者の光電スイッチでは、被検知物
体の例えば着色の種別を、この被検知物体の光電スイッ
チとの対向面が平面である場合に限り受光量が異なるこ
とから判別でき、同一色に判別されている場合には、受
光量の変化に基づきおおよその形状を判別できる。しか
し、平面における着色を判別したい時に形状が変形して
いる異物が混入した場合や、同一色に着色された外形の
形状を判別したい時に一部が変色した異物が混入したよ
うな場合には、上述の異物を誤検知してしまう。そのた
め、何れの光電スイッチも検知対象が限定されるため
に、特定の用途にしか使用できない問題があり、主とし
て被検知物体の有無の判別のみに使用されている。
【0005】また、何れの光電スイッチにおいても、動
作領域の基準値を、被検知物体に光を投射しながら設定
ボリウムを手動操作して、被検知物体の検知による表示
灯の点灯時点に基づき設定しており、この基準値に対し
測定データが大きいか、或いは小さいかにより被検知物
体を判別検知している。このような面倒な操作による基
準値の調整を被検知物体が代わる毎に行わなければなら
ず、稼働前の調整に時間がかかるだけでなく、設定ボリ
ウムは、頻繁に操作されることから故障し易い。しか
も、このようにして基準値を設定しても、例えば、被検
知物体の背景の影響や被検知物体の搬送用コンベアの振
動等によって誤検知し易い欠点がある。
【0006】そこで本発明は、検知対象の限定が少なく
なって広い用途に利用することができ、基準値の設定を
簡単且つ正確に行って誤検知を格段に低減できる光電ス
イッチを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る光電スイッチは、被検知物
体に対し光を投射する投光部と、被検知物体からの反射
光を受光して光電変換する受光部と、この光電変換した
電気信号を処理して被検知物体を判別検知する制御部と
を備えた光電スイッチにおいて、前記受光部には、被検
知物体の遠近による反射光の入射位置の変化方向および
前記変化方向に対し直交方向にそれぞれ複数個ずつの受
光素子が配設され、前記制御部には、三角測量方式に基
づく距離検知手段により被検知物体を検知するための第
1の検知基準値と受光量により被検知物体を検知するた
めの第2の検知基準値とをティーチングスイッチ部の操
作によって自動的に設定する設定手段と、前記直交方向
毎に算出した前記受光素子の各受光量の比および前記各
受光素子の合計受光量を演算する演算手段と、演算した
前記各受光量の比を前記第1の検知基準値と比較すると
ともに、演算した前記合計受光量を前記第2の検知基準
値と比較して、被検知物体を判別検知する判別手段とが
設けられている。
【0008】また、本発明の請求項2に係る光電スイッ
チは、請求項1の設定手段が、ティーチングスイッチ部
の操作により被検知物体からの反射光による実測の受光
信号に基づき第1,第2の両検知基準値の各々の上限値
と下限値とを自動的に演算して設定する構成となってい
る。
【0009】一方、本発明の請求項3に係る光電スイッ
チは、請求項1の設定手段が、ティーチングスイッチ部
の操作により被検知物体の背景からの反射光による実測
の受光信号に基づき前記第1,第2の両検知基準値の各
々の上限値と下限値とを自動的に演算して設定する構成
となっている。
【0010】
【作用】請求項1の光電スイッチによれば、被検知物体
の遠近による反射光の入射位置の変化方向および前記変
化方向に対し直交方向にそれぞれ複数個ずつ配設された
受光素子の受光量を、直交方向の各受光素子毎に求め、
この各受光量の比を求めて、この比を基準値と比較する
ことにより、PSDを備えた既存の測距方式の光電スイ
ッチと同等機能の距離検知手段を有している。一方、全
ての受光素子の受光量の合計を求め、この合計受光量を
設定基準値と比較することにより、既存の光量方式の光
電スイッチと同等機能の光量検知手段を有している。し
たがって、この両手段を併用していることにより、既存
の両方式の欠点を互いに補うとともに、両方式の特長の
重畳効果により、判別検知が可能な被検知物体の種類が
格段に増え、用途が拡大される。また、ティーチングス
イッチ部の操作により検知基準値を自動的に設定できる
ので、判別検知すべき被検知物体の変更に際しても、検
知基準値を容易に且つ正確に設定できる。
【0011】また、請求項2の光電スイッチによれば、
被検知物体からの反射光による実測の受光信号に基づい
て、検知基準値として上限値と下限値を設定し、測定デ
ータが上限値と下限値との範囲内である場合に所定の被
検知物体であると判別する。そのため、例えば、被検知
物体を移送するコンベアの振動等の影響を除外して被検
知物体を正確に判別検知できる。
【0012】一方、請求項3の光電スイッチによれば、
被検知物体の背景からの反射光による実測の受光信号に
基づいて、検知基準値として上限値と下限値を設定し、
測定データが上限値と下限値との範囲内である場合に所
定の被検知物体であると判別する。そのため、背景の光
反射率の影響を除外して被検知物体を正確に検知でき
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面を
参照しながら詳述する。図1は、本発明の一実施例に係
る光電スイッチのブロック構成図を示す。同図におい
て、制御部の一例を示す中央処理装置1は、光電スイッ
チの全体を制御するものである。投光部2は、中央処理
装置1によりパルス駆動される投光駆動回路3と、この
投光駆動回路3による発光制御によりパルス変調された
赤色光を発光するLEDからなる投光素子4と、この投
光素子4の光を集光して投光ビームを被検知物体(図示
せず)に対し投射する投光レンズ5とを備えている。
【0014】受光部6は、被検知物体からの反射光を集
光する受光レンズ7と、この受光レンズ7からの光を投
光素子4の発光に同期して受光し、且つ光電変換するフ
ォトダイオードからなる4個の受光素子8a〜8dと、
各受光素子8a〜8dからの微弱な電気信号を個別に増
幅するアンプ9a〜9dとを備えている。各受光素子8
a〜8dは、被検知物体の遠近による反射光の入射位置
の変化方向(図の矢印方向)および変化方向に対し直交
方向(図の矢印方向に対し直交方向)にそれぞれ2個ず
つ配置されている。なお、この配置に限らず、両方向に
3個ずつ、或いは一方向に3個ずつで他方向に2個ずつ
配置するようにしてもよい。要するに、両方向にそれぞ
れ複数個配置されていればよい。それにより、図の矢印
方向に対し直交方向に被検知物体の遠近による反射光の
入射位置が変化するようにも使用できる。
【0015】各アンプ9a〜9dで増幅された信号は、
中央処理装置1からのタイミング信号により連動してオ
ンオフするトランジスタ等からなる電子スイッチ部SW
1〜SW4を介して個別のコンデンサC1〜C4に充電
され、サンプルホールドされる。すなわち、各コンデン
サC1〜C4は、対応する受光素子8a〜8dの受光量
に対応する電圧値に充電されるとともに、タイミング信
号により各電子スイッチ部SW1〜SW4がオフしたと
きに、その時点における各コンデンサC1〜C4の充電
電圧は測定データとして中央処理装置1に取り込まれ
る。その後に、各コンデンサC1〜C4は図示しない放
電回路を介して放電される。
【0016】中央処理装置1の入力部には、設定モード
と動作モードとに切り換えるモード切換スイッチ部10
と、三角測量方式による被検知物体までの距離の検知か
ら被検知物体を判別するモードを設定する距離検知手段
設定スイッチ部11と、各受光素子8A〜8dの合計受
光量から被検知物体を判別するモードを設定する光量検
知手段設定スイッチ部12と、検知のための基準条件を
設定するためのティーチングスイッチ部13とが接続さ
れている。一方、中央処理装置1の出力部には、上記距
離検知手段による被検知物体の判別結果である第1の制
御出力の出力端子O1と、上記光量検知手段による被検
知物体の判別結果である第2の制御出力の出力端子O2
とが設けられている。さらに、中央処理装置1には、第
1および第2の制御出力の出力状態をそれぞれ表示する
表示器14,15と、種々のタイミング発生用の水晶振
動子16とが接続されている。
【0017】次に、上記実施例の動作を、中央処理装置
1の信号処理を示す図2および図3のフローチャート並
びに図4乃至図6の説明図を参照しながら詳述する。図
2において、中央処理装置1に初期設定(ステップS
1)がなされると、モード切換スイッチ部10により設
定モードが設定されているか否かを判別する(ステップ
S2)。いま、モード切換スイッチ部10がオンされて
設定モードが設定されている場合、続いて、距離検知手
段設定スイッチ部11がオンされて距離検知手段が設定
されているか否かを判別する(ステップS3)。ここ
で、距離検知手段設定スイッチ部11がオンされていれ
ば、距離検知条件を設定登録する(ステップS4)。
【0018】上述の距離検知条件の設定登録は、図3に
示すフローチャートにしたがって実行される。先ず、被
検知物体までの距離を実測する(ステップS24)。す
なわち、図4(a)に示すように、投光部2から光ビー
ムを被検知物体Tに投射し、この被検知物体Tからの反
射光を受光部6で受光する。いま、各受光素子8a〜8
dのそれぞれ受光量に相当する各コンデンサC1〜C4
の端子電圧をA,B,C,Dとすると、(A+B)/
(C+D)を演算することにより、既存の測距方式の光
電スイッチと同等の距離データlが算出される。つぎ
に、テーチィングスイッチ部13がオンされるのを待っ
て(ステップS25)、距離データlを基に基準範囲の
上限値lと下限値lとが演算される(ステップS2
6)。この上限値lおよび下限値lは、例えば距離
データlの±20%、または、距離データlに対し+3
0%および−10%のように指定された演算を実行する
ことにより算出される。この距離データlに対する上,
下限の割合の指定は、例えばティーチングスイッチ部1
3の押圧時間により設定される。この演算値が中央処理
装置1のメモリに記憶されて基準範囲が登録される(ス
テップS27)。その後に、ステップS2にリターンす
る。
【0019】上記ステップS3において、距離検知手段
設定スイッチ部11がオンされていないと判別した場合
は、ステップS5にジャンプして、光量検知手段設定ス
イッチ部12がオンされて光量検知が設定されているか
否かを判別する。ここで、光量検知手段設定スイッチ部
12がオンされていれば、光量検知条件を設定登録する
(ステップS6)。この光量検知条件の設定登録も、図
3に示すフローチャートにしたがって実行される。すな
わち、図4(b)に示すように、投光部2から光ビーム
を被検知物体T1に投射し、この被検知物体T1からの
反射光を受光した全ての受光素子8a〜8dの受光量の
合計、すなわち、各コンデンサC1〜C4の電圧値の和
を算出する(ステップS24)。つぎに、テーチィング
スイッチ部13がオンされるのを待って(ステップS2
5)、図4(b)に示すように光量データlを基に基準
範囲の上限値Pと下限値Pとが演算され(ステップ
S26)、その演算値が中央処理装置1のメモリに記憶
されて基準範囲が登録される(ステップS27)。その
後に、ステップS2にリターンする。したがって、上述
の何れの登録設定も、テーチィングスイッチ部13をオ
ンするだけで自動的に行われることから、極めて容易に
且つ正確に行える。
【0020】一方、モード切換スイッチ部10が設定モ
ードに設定され、且つ距離検知手段設定スイッチ部11
および光量検知手段設定スイッチ部12が共にオフであ
ると判別した場合(ステップS3,5)、上述と同様に
して距離検知条件の上限値lおよび下限値lが算出
されて設定登録され(ステップS7)た後に、上述と同
様にして光量検知条件の上限値Pと下限値Pとが算
出されて設定登録される(ステップS8)。その後にス
テップS2にリターンする。
【0021】上述の設定登録が終了すれば、モード切換
スイッチ部10をオフして動作モードを設定し、被検知
物体の実際の判別動作に移行する。したがって、中央処
理装置1は、設定モードでない、つまり動作モードであ
ると判別して(ステップS2)、タイミング信号により
各電子スイッチ部SW1〜SW4をオフさせて、その時
点における各コンデンサC1〜C4の充電電圧A〜Dを
測定データとして取り込む(ステップS9 )。この取
り込んだ充電電圧A〜Dに基づいて、(A+B)/(C
+D)を演算して距離データY1を演算し(ステップS
10)、続いて、(A+B+C+D)を演算して光量デ
ータY2を演算する(ステップS11)。
【0022】続いて、距離検知手段設定スイッチ部11
がオンされて距離検知手段が設定されているか否かを判
別する(ステップS12)。ここで、距離検知手段設定
スイッチ部11がオンされていると判別すれば、上述の
演算した距離データY1が先に設定した上限値lと下
限値lとの基準範囲内に入っているか否かを判別する
(ステップS13)。ここで、距離データY1が、基準
範囲内に入っていると判別した場合には、第1の出力端
子O1からの第1の制御出力をオンする(ステップS1
4)。一方、距離データY1が基準範囲外であると判別
した場合には、第1の制御出力をオフする(ステップS
15)。
【0023】上記距離検知手段では、例えば被検知物体
が所定の高さを有したものであるか否か、或いは所定の
外形を有する形状であるか否か等の判別を行える。例え
ば、図5(a)に示すように、被検知物体T1は、この
物体T1までの距離lが所定範囲内であって所定高さを
有していると判別して、第1の制御出力を、被検知物体
の検知を示す例えばハイレベルとする。一方、所定高さ
よりも高い被検知物体T2または所定高さよりも高い段
差を有する被検知物体T3に対しては、これら物体T
2,T3までの距離lが所定範囲外であって所定高さ
よりも高いと判別して、第1の制御出力を所定の被検知
物体T1とは異なる物体T2,T3の検知を示す例えば
ローレベルとする。
【0024】ステップ12において、距離検知手段の設
定でないと判別した時は、続いて光量検知手段設定スイ
ッチ部12がオンされて光量検知手段が設定されている
か否かを判別する(ステップS16)。ここで、光量検
知手段が設定されていると判別すれば、上述の演算した
光量データY2が先に設定した上限値Pと下限値P
との基準範囲内に入っているか否かを判別する(ステッ
プS17)。ここで、光量データY2が基準範囲内に入
っていると判別した場合には、第2の出力端子O2から
の第2の制御出力をオンする(ステップS18)。一
方、光量データY2が基準範囲外であると判別した場合
には、第2の制御出力をオフする(ステップS19)。
【0025】上記光量検知手段は、被検知物体が所要の
光沢や艶を有したもの、或いは所要の彩色になっている
か否かの判別を行える。例えば、図5(b)に示すよう
に、被検知物体T4は、各受光素子8a〜8dによる合
計受光量が基準範囲内となることから所要の光沢やつや
を有していると判別して、第2の制御出力を、被検知物
体T4の検知を示す例えばハイレベルとする。一方、被
検知物体T5は、各受光素子8a〜8dによる合計受光
量が下限値P以下であることから所要の光沢やつやを
有さない被検知物体T4であると判別して、第2の制御
出力を、例えばローレベルとする。
【0026】ところで、上記光電スイッチの最も特長を
有する設定は、距離検知手段と光量検知手段の双方を設
定することにある。この設定は、例えばモード切換スイ
ッチ部10を動作モードとし、且つ距離検知手段設定ス
イッチ部11および光量検知手段設定スイッチ部12を
共にオフすることにより行われる。したがって、中央処
理装置1は、ステップ12,16で共にNOと判断し
て、演算した距離データY1が先に設定した上限値l
と下限値lとの基準範囲内に入っているか否かを判別
し(ステップS20)、続いて、上述の演算した光量デ
ータY2か先に設定した設定した上限値Pと下限値P
との基準範囲内に入っているか否かを判別する(ステ
ップS21)。ここで、何れか一方が基準範囲外である
と判別した時点で、第1,第2の制御出力を共にオフと
し(ステップS23)、両方が共に基準範囲内であると
判別した時のみ、両制御出力を共にオンする(ステップ
S22)。
【0027】上記の設定による判別を、図6を参照して
具体的に説明する。同図(a)に示すように、所要の高
さと所要の黒色に彩色された被検知物体T5のみを検知
してその個数をカウントするような場合において、所要
の高さを有するが表面が白っぽく変色した被検知物体T
6は、距離検知手段による距離データY1が基準範囲内
となるが、光量検知手段による光量データY2が上限値
を越えることから検知されない。これに対し従来の
距離検知手段のみによる判別では、所定の被検知物体で
あると誤検知してしまう。この場合、距離検知手段にお
いては、上限値lおよび下限値lによる基準範囲が
設定されているため、搬送用コンベアの振動等による誤
検知を防止することができ、光量検知手段においては、
上限値Pのみを設定してこの上限値P以上であるか
否かを判別すればよい。逆に、被検知物体T6が検知対
象であるような場合には、下限値Pのみを設定してこ
の下限値P以下であるか否かを判別するようにしても
よい。
【0028】また、図6(b)に示すように、例えば所
定高さを有する表面の一部が白色で且つ他部が黒色に彩
色された被検知物体T7を検知するような場合におい
て、一部が所要高さを有する白色の表面であって他部が
所要高さよりも低く白色の表面を有する被検知物体T8
は、他部の距離データY1が下限値l以下であること
から検知されない。これに対し従来の光量検知手段によ
る判別では、他部の光量データY2が距離の大きさに伴
って恰も黒色と略同じ値となって誤検知してしまう。上
記説明では、理解を容易にするために、単純な形状のも
のを例示したが、この距離検知手段と光量検知手段との
併用により、複雑な形状や彩色の被検知物体に対しても
正確に検知できる。例えば、おにぎりにおける具の有無
や内容等を判別できる。
【0029】上記実施例の光電スイッチは、従来のPS
Dに代えて、複数個の受光素子8a〜8dを被検知物体
の遠近により反射光が入射する位置の変化方向および変
化方向に対し直交方向にそれぞれ複数個ずつ配列するこ
とにより、距離検知手段と光量検知手段の双方の併用を
可能とし、この両手段を併用する手段を中央処理装置1
に設けている。したがって、従来の光電スイッチのよう
に被検知物体の有無を単に検知するだけに止まらず、種
々の形状および種別の被検知物体を正確に検知できる。
【0030】尚、基準値の設定については、上記実施例
のように被検知物体の実測値に基づいて上限値と下限値
とを自動的に演算して設定する他に、被検知物体を検知
位置に背景が存在する場合には、この背景までの距離デ
ータおよび背景からの反射光の光量データを求めて、こ
の各データに所定値を加算または減算して基準値または
基準範囲を設定するようにしてもよい。この場合には、
背景の光反射率の影響等を除外して被検知物体を正確に
検知できる利点がある。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の光電スイッチによ
ると、PSDを備えた既存の測距方式の光電スイッチと
同等機能の距離検知手段と、既存の光量方式の光電スイ
ッチと同等機能の光量検知手段との双方を備えているの
で、この両手段の併用により既存の両方式の欠点を互い
に補うとともに、両方式の特長の重畳効果により、判別
検知が可能な被検知物体の種類が格段に増え、用途が拡
大される。また、ティーチングスイッチ部の操作により
検知基準値を自動的に設定できるので、判別検知すべき
被検知物体の変更に際しても、検知基準値を容易に且つ
正確に設定できる。
【0032】また、被検知物体からの反射光による実測
の受光信号に基づいて、検知基準値として上限値と下限
値を設定することにより、例えば、被検知物体を移送す
るコンベアの振動等の影響を除外して被検知物体を正確
に判別検知できる。さらに、被検知物体の背景からの反
射光による実測の受光信号に基づいて、検知基準値とし
て上限値と下限値を設定すれば、背景の光反射率の影響
を除外して被検知物体を正確に検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光電スイッチのブロッ
ク構成図である。
【図2】同上実施例における中央処理装置の処理を示す
フローチャートである。
【図3】同上フローチャートの一部の処理を示すフロー
チャートである。
【図4】同上実施例の基準値の設定の説明図である。
【図5】(a)は同上実施例における距離検知手段によ
る判別の説明図、(b)は同上実施例における光量検知
手段による判別の説明図である。
【図6】同上実施例における距離検知手段と光量検知手
段の併用による判別の説明図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置(制御部) 2 投光部 6 受光部 8a〜8d 受光素子 10 モード切換スイッチ部 11 距離検知手段設定スイッチ部 12 光量検知手段設定スイッチ部 13 ティーチングスイッチ部 T,T1〜T8 被検知物体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検知物体に対し光を投射する投光部
    と、被検知物体からの反射光を受光して光電変換する受
    光部と、この光電変換した電気信号を処理して被検知物
    体を判別検知する制御部とを備えた光電スイッチにおい
    て、 前記受光部には、被検知物体の遠近による反射光の入射
    位置の変化方向および前記変化方向に対し直交方向にそ
    れぞれ複数個ずつの受光素子が配設され、 前記制御部には、 三角測量方式に基づく距離検知手段により被検知物体を
    検知するための第1の検知基準値と受光量により被検知
    物体を検知するための第2の検知基準値とをティーチン
    グスイッチ部の操作によって自動的に設定する設定手段
    と、 前記直交方向毎に算出した前記受光素子の各受光量の比
    および前記各受光素子の合計受光量を演算する演算手段
    と、 演算した前記各受光量の比を前記第1の検知基準値と比
    較するとともに、演算した前記合計受光量を前記第2の
    検知基準値と比較して、被検知物体を判別検知する判別
    手段とが設けられていることを特徴とする光電スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記設定手段は、テ
    ィーチングスイッチ部の操作により被検知物体からの反
    射光による実測の受光信号に基づき第1,第2の両検知
    基準値の各々の上限値と下限値とを自動的に演算して設
    定する構成となったことを特長とする光電スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記設定手段は、テ
    ィーチングスイッチ部の操作により被検知物体の背景か
    らの反射光による実測の受光信号に基づき前記第1,第
    2の両検知基準値の各々の上限値と下限値とを自動的に
    演算して設定する構成となったことを特長とする光電ス
    イッチ。
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