JPH0814971A - 電磁流量計 - Google Patents
電磁流量計Info
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- JPH0814971A JPH0814971A JP15370194A JP15370194A JPH0814971A JP H0814971 A JPH0814971 A JP H0814971A JP 15370194 A JP15370194 A JP 15370194A JP 15370194 A JP15370194 A JP 15370194A JP H0814971 A JPH0814971 A JP H0814971A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromotive force
- signal electromotive
- inter
- fluid temperature
- coil
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 流体温度の変化とは無関係に正確に流量測定
を行う。 【構成】 周期的に励磁電流IEXの供給が中断される直
前の励磁コイル2のコイル間電圧Ex を検出する。この
検出したコイル間電圧Ex に対応する流体温度Tx を第
1の記憶テーブルから読み出す。この読み出した流体温
度Tx での100%流量時における計測誤差Nx(100)を
第2の記憶テーブルから読み出す。この読み出した計測
誤差Nx(100)に基づき、信号起電力の検出値ex(y)に含
まれている計測誤差Nx(y)を算出し、この計測誤差N
x(y)を信号起電力ex(y)から除去する。
を行う。 【構成】 周期的に励磁電流IEXの供給が中断される直
前の励磁コイル2のコイル間電圧Ex を検出する。この
検出したコイル間電圧Ex に対応する流体温度Tx を第
1の記憶テーブルから読み出す。この読み出した流体温
度Tx での100%流量時における計測誤差Nx(100)を
第2の記憶テーブルから読み出す。この読み出した計測
誤差Nx(100)に基づき、信号起電力の検出値ex(y)に含
まれている計測誤差Nx(y)を算出し、この計測誤差N
x(y)を信号起電力ex(y)から除去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種プロセス系にお
いて導電性を有する流体の流量を測定する電磁流量計に
関するものである。
いて導電性を有する流体の流量を測定する電磁流量計に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の電磁流量計において
は、測定管内を流れる流体の流れ方向に対してその磁界
の発生方向を垂直として配置された励磁コイルへ所定周
波数で励磁電流を供給し、励磁コイルの発生磁界と直交
して測定管内に配置された電極間に得られる信号起電力
(流量に比例した信号)を検出し、この検出した信号起
電力に基づいてCPUでの演算処理により計測値を求め
ている。すなわち、励磁コイルへ励磁電流を周期的に供
給し、測定管内に交流磁界を発生させる。これにより、
測定管内に配置された電極間に、流速と磁界との相互作
用により信号起電力が生じる。この信号起電力を信号起
電力検出回路により検出する。そして、この検出される
信号起電力を、周期的に励磁電流の供給が遮断される直
前で保持(サンプリング)し、A/D変換器を介してC
PUへ与える。CPUは、この供与される信号起電力に
基づいて計測値を測定レンジの0〜100%値として求
め、この求めた計測値に応じて出力電流を4〜20mA
の電流範囲で調整する。
は、測定管内を流れる流体の流れ方向に対してその磁界
の発生方向を垂直として配置された励磁コイルへ所定周
波数で励磁電流を供給し、励磁コイルの発生磁界と直交
して測定管内に配置された電極間に得られる信号起電力
(流量に比例した信号)を検出し、この検出した信号起
電力に基づいてCPUでの演算処理により計測値を求め
ている。すなわち、励磁コイルへ励磁電流を周期的に供
給し、測定管内に交流磁界を発生させる。これにより、
測定管内に配置された電極間に、流速と磁界との相互作
用により信号起電力が生じる。この信号起電力を信号起
電力検出回路により検出する。そして、この検出される
信号起電力を、周期的に励磁電流の供給が遮断される直
前で保持(サンプリング)し、A/D変換器を介してC
PUへ与える。CPUは、この供与される信号起電力に
基づいて計測値を測定レンジの0〜100%値として求
め、この求めた計測値に応じて出力電流を4〜20mA
の電流範囲で調整する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電磁流量計においては、流体温度が変化すると、励
磁コイルの抵抗値が変わり、励磁波形が変化する。例え
ば、流体温度が20℃である場合の励磁波形が図4
(a)に実線で示すような波形であったとすると、流体
温度が160℃へ変化することによって破線で示すよう
な励磁波形となる。このため、得られる信号起電力も図
4(b)に実線で示すような波形から破線で示すような
波形へ変化し、信号起電力のサンプリング値e20とe
160 との間に差が生じ、この差Δeが計測値に含まれる
誤差成分となる。すなわち、従来においては、流体温度
の変化が、正確な流量測定を阻害していた。
うな電磁流量計においては、流体温度が変化すると、励
磁コイルの抵抗値が変わり、励磁波形が変化する。例え
ば、流体温度が20℃である場合の励磁波形が図4
(a)に実線で示すような波形であったとすると、流体
温度が160℃へ変化することによって破線で示すよう
な励磁波形となる。このため、得られる信号起電力も図
4(b)に実線で示すような波形から破線で示すような
波形へ変化し、信号起電力のサンプリング値e20とe
160 との間に差が生じ、この差Δeが計測値に含まれる
誤差成分となる。すなわち、従来においては、流体温度
の変化が、正確な流量測定を阻害していた。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、流体温度の
変化とは無関係に、正確に流量測定を行うことの可能な
電磁流量計を提供することにある。
なされたもので、その目的とするところは、流体温度の
変化とは無関係に、正確に流量測定を行うことの可能な
電磁流量計を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、その第1発明(請求項1に係る発明)は、上
述した電磁流量計において、励磁コイルのコイル間電圧
を検出するものとし、この検出されるコイル間電圧に基
づいて、流体温度の変化により生じる誤差成分を計測値
から除去するようにしたものである。また、その第2発
明(請求項2に係る発明)は、上述した電磁流量計にお
いて、励磁コイルのコイル間電圧を検出するものとし、
この検出されるコイル間電圧より、第1の記憶テーブル
(コイル間電圧と流体温度との関係を示す記憶テーブ
ル)を参照として流体の温度を求め、この求めた流体温
度より、第2の記憶テーブル(所定流量時における流体
温度と計測誤差との関係を示す記憶テーブル)を参照と
して、その流体温度における所定流量時の計測誤差を求
め、この求めた計測誤差に基づいて流体温度の変化によ
り生じる誤差成分を計測値から除去するようにしたもの
である。また、その第3発明(請求項3に係る発明)
は、上述した電磁流量計において、所定流量時における
第1および第2の流体温度での信号起電力ならびにコイ
ル間電圧を実測して得た定数を記憶しておくものとし、
また励磁コイルのコイル間電圧を検出するものとし、コ
イル間電圧および信号起電力の検出値と記憶されている
定数とから、流体温度の変化により生じる誤差成分の除
去された信号起電力を算出するようにしたものである。
るために、その第1発明(請求項1に係る発明)は、上
述した電磁流量計において、励磁コイルのコイル間電圧
を検出するものとし、この検出されるコイル間電圧に基
づいて、流体温度の変化により生じる誤差成分を計測値
から除去するようにしたものである。また、その第2発
明(請求項2に係る発明)は、上述した電磁流量計にお
いて、励磁コイルのコイル間電圧を検出するものとし、
この検出されるコイル間電圧より、第1の記憶テーブル
(コイル間電圧と流体温度との関係を示す記憶テーブ
ル)を参照として流体の温度を求め、この求めた流体温
度より、第2の記憶テーブル(所定流量時における流体
温度と計測誤差との関係を示す記憶テーブル)を参照と
して、その流体温度における所定流量時の計測誤差を求
め、この求めた計測誤差に基づいて流体温度の変化によ
り生じる誤差成分を計測値から除去するようにしたもの
である。また、その第3発明(請求項3に係る発明)
は、上述した電磁流量計において、所定流量時における
第1および第2の流体温度での信号起電力ならびにコイ
ル間電圧を実測して得た定数を記憶しておくものとし、
また励磁コイルのコイル間電圧を検出するものとし、コ
イル間電圧および信号起電力の検出値と記憶されている
定数とから、流体温度の変化により生じる誤差成分の除
去された信号起電力を算出するようにしたものである。
【0006】
【作用】したがってこの発明によれば、その第1発明で
は、励磁コイルのコイル間電圧に基づいて、すなわち流
体温度の変化を反映するコイル間電圧に基づいて、流体
温度の変化により生じる誤差成分が計測値から除去され
る。また、その第2発明では、励磁コイルのコイル間電
圧より第1の記憶テーブルを参照として流体の温度が求
められ、この求められた流体温度より第2の記憶テーブ
ルを参照としてその流体温度における所定流量時の計測
誤差が求められ、この求められた計測誤差に基づいて流
体温度の変化により生じる誤差成分が計測値から除去さ
れる。また、その第3発明では、コイル間電圧および信
号起電力の検出値と記憶されている定数とから、流体温
度の変化により生じる誤差成分の除去された信号起電力
が算出され、この結果として流体温度の変化により生じ
る誤差成分が計測値から除去される。
は、励磁コイルのコイル間電圧に基づいて、すなわち流
体温度の変化を反映するコイル間電圧に基づいて、流体
温度の変化により生じる誤差成分が計測値から除去され
る。また、その第2発明では、励磁コイルのコイル間電
圧より第1の記憶テーブルを参照として流体の温度が求
められ、この求められた流体温度より第2の記憶テーブ
ルを参照としてその流体温度における所定流量時の計測
誤差が求められ、この求められた計測誤差に基づいて流
体温度の変化により生じる誤差成分が計測値から除去さ
れる。また、その第3発明では、コイル間電圧および信
号起電力の検出値と記憶されている定数とから、流体温
度の変化により生じる誤差成分の除去された信号起電力
が算出され、この結果として流体温度の変化により生じ
る誤差成分が計測値から除去される。
【0007】
〔実施例1〕以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明
する。図1はこの発明の一実施例を示す電磁流量計の要
部を示すブロック回路構成図である。同図において、1
は測定管、2は測定管1内を流れる流体の流れ方向に対
してその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁コ
イル、3は励磁コイル2へ矩形波状の励磁電流IEXを周
期的に供給する励磁回路、4a,4bは励磁コイル2の
発生磁界と直交して測定管1内に配置された検出電極、
5は接地電極、6は電極4a,4b間に得られる信号起
電力を検出する信号起電力検出回路、7はこの信号起電
力検出回路6の検出する信号起電力をサンプルホールド
するサンプルホールド回路、8はA/D変換器、9はC
PU、10はD/A変換器、11は励磁コイル2のコイ
ル間電圧を検出しこの検出電圧をディジタル値に変換し
てCPU9へ与えるA/D変換器、12はEEPROM
である。
する。図1はこの発明の一実施例を示す電磁流量計の要
部を示すブロック回路構成図である。同図において、1
は測定管、2は測定管1内を流れる流体の流れ方向に対
してその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁コ
イル、3は励磁コイル2へ矩形波状の励磁電流IEXを周
期的に供給する励磁回路、4a,4bは励磁コイル2の
発生磁界と直交して測定管1内に配置された検出電極、
5は接地電極、6は電極4a,4b間に得られる信号起
電力を検出する信号起電力検出回路、7はこの信号起電
力検出回路6の検出する信号起電力をサンプルホールド
するサンプルホールド回路、8はA/D変換器、9はC
PU、10はD/A変換器、11は励磁コイル2のコイ
ル間電圧を検出しこの検出電圧をディジタル値に変換し
てCPU9へ与えるA/D変換器、12はEEPROM
である。
【0008】この電磁流量計100はケーブルL1,L
2を介して直流電源(D.C.24V)200と接続されて
いる。励磁回路3は励磁電圧回路3−1と定電流回路3
−2とを備えてなる。定電流回路3−2にはCPU9か
らの指令によりそのスイッチング動作が制御される励磁
電流スイッチング回路が含まれている。EEPROM1
2には、励磁コイル2のコイル間電圧と測定すべき流体
の温度との関係を示す第1の記憶テーブル(図2(a)
参照)、および、100%流量時における流体温度と信
号起電力の計測誤差との関係を示す第2の記憶テーブル
(図2(b)参照)が格納されている。これらの記憶テ
ーブルは実測結果に基づいて予め求められたものであ
る。
2を介して直流電源(D.C.24V)200と接続されて
いる。励磁回路3は励磁電圧回路3−1と定電流回路3
−2とを備えてなる。定電流回路3−2にはCPU9か
らの指令によりそのスイッチング動作が制御される励磁
電流スイッチング回路が含まれている。EEPROM1
2には、励磁コイル2のコイル間電圧と測定すべき流体
の温度との関係を示す第1の記憶テーブル(図2(a)
参照)、および、100%流量時における流体温度と信
号起電力の計測誤差との関係を示す第2の記憶テーブル
(図2(b)参照)が格納されている。これらの記憶テ
ーブルは実測結果に基づいて予め求められたものであ
る。
【0009】この電磁流量計100において、励磁回路
3は、励磁コイル2へ励磁電流IEX(4mA)を周期的
に供給し、測定管1内に交流磁界を発生させる。これに
より、電極4a,4b間に流速と磁界との相互作用によ
り信号起電力が生じ、これが信号起電力検出回路6によ
り検出される。この検出される信号起電力は、周期的に
励磁電流の供給が中断される直前でサンプルホールド回
路7にて保持され、この保持された信号起電力がA/D
変換器8へ与えられディジタル値に変換されて、CPU
9に取り込まれる。CPU9は、このA/D変換器8か
らの信号起電力に基づき計測値を測定レンジの0〜10
0%値として求め、この求めた計測値をD/A変換器1
0へ与え、ケーブルL1,L2に流れる電流Iout を、
上記求めた計測値に応じて4〜20mAの電流範囲で調
整する
3は、励磁コイル2へ励磁電流IEX(4mA)を周期的
に供給し、測定管1内に交流磁界を発生させる。これに
より、電極4a,4b間に流速と磁界との相互作用によ
り信号起電力が生じ、これが信号起電力検出回路6によ
り検出される。この検出される信号起電力は、周期的に
励磁電流の供給が中断される直前でサンプルホールド回
路7にて保持され、この保持された信号起電力がA/D
変換器8へ与えられディジタル値に変換されて、CPU
9に取り込まれる。CPU9は、このA/D変換器8か
らの信号起電力に基づき計測値を測定レンジの0〜10
0%値として求め、この求めた計測値をD/A変換器1
0へ与え、ケーブルL1,L2に流れる電流Iout を、
上記求めた計測値に応じて4〜20mAの電流範囲で調
整する
【0010】ここで、CPU9は、信号起電力に基づい
て計測値を求めるに際し、次のようにして温度補正を行
う。すなわち、CPU9は、周期的に励磁電流IEXの供
給が中断される直前の励磁コイル2のコイル間電圧Ex
をA/D変換器11を介して取り込む。そして、この取
り込んだコイル間電圧Ex に対応する流体温度Tx を、
EEPROM12に格納されている第1の記憶テーブル
から読み出す。そして、この読み出した流体温度Tx で
の100%流量時における計測誤差Nx(100)を、EEP
ROM12に格納されている第2の記憶テーブルから読
み出す。そして、この読み出した計測誤差Nx(100)に基
づき、信号起電力の検出値ex(y)に含まれている計測誤
差Nx(y)を算出し、この計測誤差Nx(y)を検出値ex(y)
から除去する。そして、この計測誤差Nx(y)の除去され
た信号起電力ex(y)’より、流体温度の変化により生じ
る誤差成分の除去された値として計測値Qx(y)’を求め
る。これにより、流体温度の変化とは無関係に、正確に
流量測定を行うことができる。
て計測値を求めるに際し、次のようにして温度補正を行
う。すなわち、CPU9は、周期的に励磁電流IEXの供
給が中断される直前の励磁コイル2のコイル間電圧Ex
をA/D変換器11を介して取り込む。そして、この取
り込んだコイル間電圧Ex に対応する流体温度Tx を、
EEPROM12に格納されている第1の記憶テーブル
から読み出す。そして、この読み出した流体温度Tx で
の100%流量時における計測誤差Nx(100)を、EEP
ROM12に格納されている第2の記憶テーブルから読
み出す。そして、この読み出した計測誤差Nx(100)に基
づき、信号起電力の検出値ex(y)に含まれている計測誤
差Nx(y)を算出し、この計測誤差Nx(y)を検出値ex(y)
から除去する。そして、この計測誤差Nx(y)の除去され
た信号起電力ex(y)’より、流体温度の変化により生じ
る誤差成分の除去された値として計測値Qx(y)’を求め
る。これにより、流体温度の変化とは無関係に、正確に
流量測定を行うことができる。
【0011】〔実施例2〕なお、上述した実施例では、
EEPROM12に格納した記憶テーブルを参照として
信号起電力ex(y)’を得るようにしたが、下記(1)式
に示すような計算式を用いるようにしてもよい。すなわ
ち、この計算式を用いれば、コイル間電圧Ex および信
号起電力の検出値ex(y)を代入するのみで、流体温度の
変化により生じる誤差成分の除去された信号起電力e
x(y)’を得ることができる。これにより、実施例1で用
いたような記憶テーブルが不要となり、メモリ容量を節
約することができる。
EEPROM12に格納した記憶テーブルを参照として
信号起電力ex(y)’を得るようにしたが、下記(1)式
に示すような計算式を用いるようにしてもよい。すなわ
ち、この計算式を用いれば、コイル間電圧Ex および信
号起電力の検出値ex(y)を代入するのみで、流体温度の
変化により生じる誤差成分の除去された信号起電力e
x(y)’を得ることができる。これにより、実施例1で用
いたような記憶テーブルが不要となり、メモリ容量を節
約することができる。
【0012】 ex(y)’=A・ex(y)/(A+Ex ・B) ・・・(1) なお、この(1)式において、AおよびBは、A=(E
160 −E25)・e25(1 00)、B=e160(100)−e25(100)
で表される定数である。ここで、E25は流体温度が25
℃の時のコイル間電圧の実測値、E160 は流体温度が1
60℃の時のコイル間電圧の実測値、e25(100)は流体
温度25℃での100%流量時の信号起電力の実測値、
e160(100)は流体温度160℃での100%流量時の信
号起電力の実測値である。すなわち、上記定数Aおよび
Bは、E25,E160 ,e25(100)およびe160(100)を実
測して得た定数であり、これらの定数はEEPROM1
2に記憶させておく。
160 −E25)・e25(1 00)、B=e160(100)−e25(100)
で表される定数である。ここで、E25は流体温度が25
℃の時のコイル間電圧の実測値、E160 は流体温度が1
60℃の時のコイル間電圧の実測値、e25(100)は流体
温度25℃での100%流量時の信号起電力の実測値、
e160(100)は流体温度160℃での100%流量時の信
号起電力の実測値である。すなわち、上記定数Aおよび
Bは、E25,E160 ,e25(100)およびe160(100)を実
測して得た定数であり、これらの定数はEEPROM1
2に記憶させておく。
【0013】上記(1)式は次のようにして導き出した
ものである。今、流体温度がx℃であり、信号起電力が
ex(y)として得られたとする(図3参照)。この信号起
電力ex(y)には流体温度の変化により生じる誤差成分が
含まれている。この誤差成分の除去された信号起電力を
ex(y)’とする。ここで、流体温度がx℃の100%流
量時の信号起電力をex(100)とすれば、この信号起電力
ex(100)は下記(2)式により表される。 ex(100)=e25(100)+(e160(100)−e25(100))・Ex /(E160 −E25) ・・・(2)
ものである。今、流体温度がx℃であり、信号起電力が
ex(y)として得られたとする(図3参照)。この信号起
電力ex(y)には流体温度の変化により生じる誤差成分が
含まれている。この誤差成分の除去された信号起電力を
ex(y)’とする。ここで、流体温度がx℃の100%流
量時の信号起電力をex(100)とすれば、この信号起電力
ex(100)は下記(2)式により表される。 ex(100)=e25(100)+(e160(100)−e25(100))・Ex /(E160 −E25) ・・・(2)
【0014】また、求めるべき信号起電力ex(y)’は、
下記(3)式により表される。 ex(y)’=ex(y)−(ex(100)−e25(100))・ex(y)/ex(100) ・・・( 3) この(3)式を変形すると、 ex(y)−ex(y)’=(ex(100)−e25(100))・ex(y)/ex(100)=(ex(100 ) ・ex(y)−e25(100)・ex(y))/ex(100)=ex(y)−e25(100)・ex(y)/ex (100) となり、 ex(y)’=e25(100)・ex(y)/ex(100) ・・・(4) となる。
下記(3)式により表される。 ex(y)’=ex(y)−(ex(100)−e25(100))・ex(y)/ex(100) ・・・( 3) この(3)式を変形すると、 ex(y)−ex(y)’=(ex(100)−e25(100))・ex(y)/ex(100)=(ex(100 ) ・ex(y)−e25(100)・ex(y))/ex(100)=ex(y)−e25(100)・ex(y)/ex (100) となり、 ex(y)’=e25(100)・ex(y)/ex(100) ・・・(4) となる。
【0015】この(4)式のex(100)に(2)式を代入
すると、 ex(y)’=(E160 −E25)・e25(100)・ex(y)/{(E160 −E25)・e2 5(100) +Ex ・(e160(100)−e25(100))} ・・・(5) となり、A=(E160 −E25)・e25(100)、B=e
160(100)−e25(100)とすれば、上記(1)式が得られ
る。この(1)式の導出は、流体温度がx℃である場合
の100%流量時の信号起電力ex(100)に含まれる計測
誤差を求め、100%流量時の信号起電力ex(100)と信
号起電力の検出値ex(y)との比からその検出値ex(y)に
含まれる計測誤差を求め、この求めた計測誤差を検出値
ex(y)から除去してやろうという考えに基づいている。
すると、 ex(y)’=(E160 −E25)・e25(100)・ex(y)/{(E160 −E25)・e2 5(100) +Ex ・(e160(100)−e25(100))} ・・・(5) となり、A=(E160 −E25)・e25(100)、B=e
160(100)−e25(100)とすれば、上記(1)式が得られ
る。この(1)式の導出は、流体温度がx℃である場合
の100%流量時の信号起電力ex(100)に含まれる計測
誤差を求め、100%流量時の信号起電力ex(100)と信
号起電力の検出値ex(y)との比からその検出値ex(y)に
含まれる計測誤差を求め、この求めた計測誤差を検出値
ex(y)から除去してやろうという考えに基づいている。
【0016】なお、上述した実施例1,2では、信号起
電力ex(y)から流体温度の変化により生じる誤差成分を
除去することによって、結果的に計測値Qx(y)に含まれ
る流体温度の変化により生じる誤差成分を排除するもの
としたが、計測値Qx(y)より直接その誤差成分を除去す
るものとしてもよい。すなわち、実施例1では第2の記
憶テーブルに格納する計測誤差を計測値の計測誤差とす
ることにより、また実施例2では信号起電力ex を計測
値Qx に置き換えて考えることにより、計測値Qx(y)よ
り直接その誤差成分を除去することが可能となる。
電力ex(y)から流体温度の変化により生じる誤差成分を
除去することによって、結果的に計測値Qx(y)に含まれ
る流体温度の変化により生じる誤差成分を排除するもの
としたが、計測値Qx(y)より直接その誤差成分を除去す
るものとしてもよい。すなわち、実施例1では第2の記
憶テーブルに格納する計測誤差を計測値の計測誤差とす
ることにより、また実施例2では信号起電力ex を計測
値Qx に置き換えて考えることにより、計測値Qx(y)よ
り直接その誤差成分を除去することが可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、その第1発明では、励磁コイルのコイル
間電圧に基づいて、すなわち流体温度の変化を反映する
コイル間電圧に基づいて、流体温度の変化により生じる
誤差成分が計測値から除去されるものとなり、またその
第2発明では、励磁コイルのコイル間電圧より第1の記
憶テーブルを参照として流体の温度が求められ、この求
められた流体温度より第2の記憶テーブルを参照として
その流体温度における所定流量時の計測誤差が求めら
れ、この求められた計測誤差に基づいて流体温度の変化
により生じる誤差成分が計測値から除去されるものとな
り、またその第3発明では、コイル間電圧および信号起
電力の検出値と記憶されている定数とから、流体温度の
変化により生じる誤差成分の除去された信号起電力が算
出され、この結果として流体温度の変化により生じる誤
差成分が計測値から除去されるものとなり、流体温度の
変化とは無関係に、正確に流量測定を行うことが可能と
なる。
発明によれば、その第1発明では、励磁コイルのコイル
間電圧に基づいて、すなわち流体温度の変化を反映する
コイル間電圧に基づいて、流体温度の変化により生じる
誤差成分が計測値から除去されるものとなり、またその
第2発明では、励磁コイルのコイル間電圧より第1の記
憶テーブルを参照として流体の温度が求められ、この求
められた流体温度より第2の記憶テーブルを参照として
その流体温度における所定流量時の計測誤差が求めら
れ、この求められた計測誤差に基づいて流体温度の変化
により生じる誤差成分が計測値から除去されるものとな
り、またその第3発明では、コイル間電圧および信号起
電力の検出値と記憶されている定数とから、流体温度の
変化により生じる誤差成分の除去された信号起電力が算
出され、この結果として流体温度の変化により生じる誤
差成分が計測値から除去されるものとなり、流体温度の
変化とは無関係に、正確に流量測定を行うことが可能と
なる。
【図1】 本発明の一実施例を示す電磁流量計の要部を
示すブロック回路構成図である。
示すブロック回路構成図である。
【図2】 この電磁流量計のEEPROMに格納された
第1および第2の記憶テーブルを例示する図である。
第1および第2の記憶テーブルを例示する図である。
【図3】 (1)式の導出過程の説明に用いる信号起電
力の波形を例示する図である。
力の波形を例示する図である。
【図4】 流体温度の変化により生じる励磁波形および
信号起電力の波形の変化を例示する図である。
信号起電力の波形の変化を例示する図である。
1…測定管、2…励磁コイル、3…励磁回路、4a,4
b…検出電極、5…接地電極、6…信号起電力検出回
路、7…サンプルホールド回路、8…A/D変換器、9
…CPU、10…D/A変換器、11…A/D変換器、
12…EEPROM。
b…検出電極、5…接地電極、6…信号起電力検出回
路、7…サンプルホールド回路、8…A/D変換器、9
…CPU、10…D/A変換器、11…A/D変換器、
12…EEPROM。
Claims (3)
- 【請求項1】 測定管内を流れる流体の流れ方向に対し
てその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁コイ
ルへ所定周波数で励磁電流を供給する励磁電流供給手段
と、前記励磁コイルの発生磁界と直交して前記測定管内
に配置された電極間に得られる信号起電力を検出する信
号起電力検出手段と、この信号起電力検出手段の検出す
る信号起電力に基づいて計測値を求める計測値演算手段
とを備えた電磁流量計において、 前記励磁コイルのコイル間電圧を検出するコイル間電圧
検出手段と、 このコイル間電圧検出手段の検出するコイル間電圧に基
づいて前記計測値演算手段により求められる計測値から
流体温度の変化により生じる誤差成分を除去する温度補
正手段とを備えたことを特徴とする電磁流量計。 - 【請求項2】 測定管内を流れる流体の流れ方向に対し
てその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁コイ
ルへ所定周波数で励磁電流を供給する励磁電流供給手段
と、前記励磁コイルの発生磁界と直交して前記測定管内
に配置された電極間に得られる信号起電力を検出する信
号起電力検出手段と、この信号起電力検出手段の検出す
る信号起電力に基づいて計測値を求める計測値演算手段
とを備えた電磁流量計において、 前記励磁コイルのコイル間電圧を検出するコイル間電圧
検出手段と、 このコイル間電圧検出手段の検出するコイル間電圧よ
り、コイル間電圧と流体温度との関係を示す第1の記憶
テーブルを参照として、前記流体の温度を求める流体温
度導出手段と、 この流体温度導出手段の求めた流体温度より、所定流量
時における流体温度と計測誤差との関係を示す第2の記
憶テーブルを参照として、その流体温度における所定流
量時の計測誤差を求める計測誤差導出手段と、 この計測誤差導出手段の求めた計測誤差に基づいて前記
計測値演算手段により求められる計測値から流体温度の
変化により生じる誤差成分を除去する温度補正手段とを
備えたことを特徴とする電磁流量計。 - 【請求項3】 測定管内を流れる流体の流れ方向に対し
てその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁コイ
ルへ所定周波数で励磁電流を供給する励磁電流供給手段
と、前記励磁コイルの発生磁界と直交して前記測定管内
に配置された電極間に得られる信号起電力を検出する信
号起電力検出手段と、この信号起電力検出手段の検出す
る信号起電力に基づいて計測値を求める計測値演算手段
とを備えた電磁流量計において、 前記励磁コイルのコイル間電圧を検出するコイル間電圧
検出手段と、 所定流量時における第1および第2の流体温度での信号
起電力ならびにコイル間電圧を実測して得た定数を記憶
する記憶手段と、 この記憶手段の記憶する定数と前記コイル間電圧検出手
段の検出するコイル間電圧と前記信号起電力検出手段の
検出する信号起電力とから流体温度の変化により生じる
誤差成分の除去された信号起電力を算出する温度補正手
段とを備えたことを特徴とする電磁流量計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15370194A JPH0814971A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 電磁流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15370194A JPH0814971A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 電磁流量計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0814971A true JPH0814971A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15568231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15370194A Pending JPH0814971A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 電磁流量計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0814971A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102004019189B3 (de) * | 2004-04-16 | 2005-08-18 | Krohne Ag | Magnetisch-induktives Durchflußmeßverfahren und magnetisch-induktives Durchflußmeßgerät |
| EP1387148A3 (de) * | 2002-08-02 | 2007-06-20 | ABB PATENT GmbH | Verfahren zum Betrieb einer induktiven Durchflussmesseinrichtung,sowie Durchflussmesseinrichtung selbst |
| WO2010129240A1 (en) * | 2009-05-04 | 2010-11-11 | Rosemount Inc. | Magnetic flowmeter for measuring flow |
-
1994
- 1994-07-05 JP JP15370194A patent/JPH0814971A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1387148A3 (de) * | 2002-08-02 | 2007-06-20 | ABB PATENT GmbH | Verfahren zum Betrieb einer induktiven Durchflussmesseinrichtung,sowie Durchflussmesseinrichtung selbst |
| DE102004019189B3 (de) * | 2004-04-16 | 2005-08-18 | Krohne Ag | Magnetisch-induktives Durchflußmeßverfahren und magnetisch-induktives Durchflußmeßgerät |
| EP1586870A1 (de) * | 2004-04-16 | 2005-10-19 | Krohne AG | Magnetisch-induktives Durchflussmessverfahren und magnetisch-induktives Durchflussmessgerät |
| WO2010129240A1 (en) * | 2009-05-04 | 2010-11-11 | Rosemount Inc. | Magnetic flowmeter for measuring flow |
| US7963173B2 (en) | 2009-05-04 | 2011-06-21 | Rosemount Inc. | Magnetic flowmeter for measuring flow |
| CN102365530A (zh) * | 2009-05-04 | 2012-02-29 | 罗斯蒙德公司 | 用于测量流的磁通流量计 |
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