JPH08150365A - 塗装物乾燥方法、及び、塗装物乾燥設備 - Google Patents
塗装物乾燥方法、及び、塗装物乾燥設備Info
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- JPH08150365A JPH08150365A JP29609094A JP29609094A JPH08150365A JP H08150365 A JPH08150365 A JP H08150365A JP 29609094 A JP29609094 A JP 29609094A JP 29609094 A JP29609094 A JP 29609094A JP H08150365 A JPH08150365 A JP H08150365A
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- Japan
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- drying
- coating material
- drying furnace
- furnace
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱ロスを抑制して必要エネルギを低減する。
【構成】 塗装物Wの塗着塗料を乾燥炉2内の高温雰囲
気中で乾燥させ、乾燥炉2から搬出した乾燥処理後の塗
装物Wに対し冷却処理を施す塗装物乾燥方法において、
乾燥炉2の外側で炉壁2wとの間に断熱用室6を形成す
る囲い壁5を設けておき、前記の冷却処理として、乾燥
炉2からの搬出塗装物W、又は、この搬出塗装物Wとそ
れに対する搬送用具1aとを断熱用室6に位置させて室
内空気に対し放熱させる。また、この塗装物乾燥方法に
用いる塗装物乾燥設備として、乾燥炉2からの搬出塗装
物Wに対する搬出側自動搬送経路roを断熱用室6の室
内に延設する。また好ましくは、断熱用室6の室内空気
を吸入して、その吸入空気を乾燥炉2への搬入物W,1
aに吹き付ける予熱用送風手段8,9を設ける。
気中で乾燥させ、乾燥炉2から搬出した乾燥処理後の塗
装物Wに対し冷却処理を施す塗装物乾燥方法において、
乾燥炉2の外側で炉壁2wとの間に断熱用室6を形成す
る囲い壁5を設けておき、前記の冷却処理として、乾燥
炉2からの搬出塗装物W、又は、この搬出塗装物Wとそ
れに対する搬送用具1aとを断熱用室6に位置させて室
内空気に対し放熱させる。また、この塗装物乾燥方法に
用いる塗装物乾燥設備として、乾燥炉2からの搬出塗装
物Wに対する搬出側自動搬送経路roを断熱用室6の室
内に延設する。また好ましくは、断熱用室6の室内空気
を吸入して、その吸入空気を乾燥炉2への搬入物W,1
aに吹き付ける予熱用送風手段8,9を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装物の塗着塗料を乾
燥炉内の高温雰囲気中で乾燥させ、この乾燥炉から搬出
した乾燥処理後の塗装物に対し冷却処理を施す塗装物乾
燥方法、及び、その塗装物乾燥方法に使用する塗装物乾
燥設備に関する。
燥炉内の高温雰囲気中で乾燥させ、この乾燥炉から搬出
した乾燥処理後の塗装物に対し冷却処理を施す塗装物乾
燥方法、及び、その塗装物乾燥方法に使用する塗装物乾
燥設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乾燥炉から搬出した乾燥処理後の
塗装物を冷却処理するについては、図5に示すように、
乾燥炉2の塗装物搬出口2bに連ねて乾燥炉2に並置す
る形態で冷却室Rを形成しておき、そして、この冷却室
Rの室内空気を冷却室排気ファンFeにより系外へ排出
しながら、この冷却室Rにおいて、外部から導入の冷却
用空気を乾燥炉2からの搬出塗装物W(この例では自動
車ボディー)に対し吹出器Nにより吹き付けることで、
この乾燥処理後の塗装物Wを冷却するようにしていた。
図中Fsは吹出器Nに対し冷却用空気を供給する冷却室
給気ファン、fiは冷却用空気(例えば外気)を浄化す
るフィルタである。また、1は乾燥炉2から冷却室Rに
わたって塗装物Wを所定の搬送間隔で搬送するコンベア
式搬送装置、3は乾燥炉2内の高温雰囲気を維持する炉
加熱用の燃焼装置、4は乾燥炉2内からの排出空気中に
おける塗料溶剤などの含有物質を焼却して乾燥炉2から
の排出空気を浄化する排気処理用の燃焼装置である。
塗装物を冷却処理するについては、図5に示すように、
乾燥炉2の塗装物搬出口2bに連ねて乾燥炉2に並置す
る形態で冷却室Rを形成しておき、そして、この冷却室
Rの室内空気を冷却室排気ファンFeにより系外へ排出
しながら、この冷却室Rにおいて、外部から導入の冷却
用空気を乾燥炉2からの搬出塗装物W(この例では自動
車ボディー)に対し吹出器Nにより吹き付けることで、
この乾燥処理後の塗装物Wを冷却するようにしていた。
図中Fsは吹出器Nに対し冷却用空気を供給する冷却室
給気ファン、fiは冷却用空気(例えば外気)を浄化す
るフィルタである。また、1は乾燥炉2から冷却室Rに
わたって塗装物Wを所定の搬送間隔で搬送するコンベア
式搬送装置、3は乾燥炉2内の高温雰囲気を維持する炉
加熱用の燃焼装置、4は乾燥炉2内からの排出空気中に
おける塗料溶剤などの含有物質を焼却して乾燥炉2から
の排出空気を浄化する排気処理用の燃焼装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如き従
来の乾燥方法及び乾燥設備では、次記の(イ),(ロ)
が主因となって設備全体としての熱ロスが大きい問題が
あり、経済性及び省エネの面で改善の余地があった。 (イ)乾燥炉2からは塗装物W及びそれに対する搬送用
具が高温状態で搬出されるが、これら搬出塗装物Wやそ
れに対する搬送用具の保有熱として乾燥炉2から持ち出
される大量の熱が、冷却室Rでの冷却処理において冷却
室Rからの排出空気とともに系外に廃棄される。 (ロ)乾燥炉2の炉壁2wには断熱構造を採用するもの
の、炉内からの伝熱により炉壁温度が高温となって炉壁
2wと周囲空間との温度差が大きくなり、このため、炉
壁2wから周囲空間への放熱量が大きなものとなる。
来の乾燥方法及び乾燥設備では、次記の(イ),(ロ)
が主因となって設備全体としての熱ロスが大きい問題が
あり、経済性及び省エネの面で改善の余地があった。 (イ)乾燥炉2からは塗装物W及びそれに対する搬送用
具が高温状態で搬出されるが、これら搬出塗装物Wやそ
れに対する搬送用具の保有熱として乾燥炉2から持ち出
される大量の熱が、冷却室Rでの冷却処理において冷却
室Rからの排出空気とともに系外に廃棄される。 (ロ)乾燥炉2の炉壁2wには断熱構造を採用するもの
の、炉内からの伝熱により炉壁温度が高温となって炉壁
2wと周囲空間との温度差が大きくなり、このため、炉
壁2wから周囲空間への放熱量が大きなものとなる。
【0004】以上の実情に対し本発明の目的は次の通り
である。本第1発明の目的は、乾燥炉からの持ち出し熱
の有効利用により炉壁からの放熱を抑制して、必要エネ
ルギの低減を図る点にある。本第2発明の目的は、塗装
物の自動搬送に伴い上記第1発明を実施する塗装物乾燥
設備を提供する点にある。本第3発明の目的は、炉壁か
らの放熱を乾燥炉における長手方向の広範囲にわたって
効果的に抑制する点にある。本第4発明の目的は、炉壁
からの放熱を炉壁の広範囲についてムラの無い状態で効
果的に抑制する点にある。本第5発明の目的は、上記炉
壁放熱の抑制に加え、乾燥炉からの持ち出し熱を乾燥炉
への搬入物の予熱にも合わせ利用することで、必要エネ
ルギの低減を一層効果的に達成する点にある。本第6発
明の目的は、ヤニ成分に起因する塗装品質の低下やメン
テナンス作業負担の増大を回避する点にある。本第7発
明の目的は、上記第5発明と同様、乾燥炉からの持ち出
し熱を乾燥炉への搬入物の予熱にも合わせ利用すること
で、必要エネルギの低減を一層効果的に達成する点にあ
る。
である。本第1発明の目的は、乾燥炉からの持ち出し熱
の有効利用により炉壁からの放熱を抑制して、必要エネ
ルギの低減を図る点にある。本第2発明の目的は、塗装
物の自動搬送に伴い上記第1発明を実施する塗装物乾燥
設備を提供する点にある。本第3発明の目的は、炉壁か
らの放熱を乾燥炉における長手方向の広範囲にわたって
効果的に抑制する点にある。本第4発明の目的は、炉壁
からの放熱を炉壁の広範囲についてムラの無い状態で効
果的に抑制する点にある。本第5発明の目的は、上記炉
壁放熱の抑制に加え、乾燥炉からの持ち出し熱を乾燥炉
への搬入物の予熱にも合わせ利用することで、必要エネ
ルギの低減を一層効果的に達成する点にある。本第6発
明の目的は、ヤニ成分に起因する塗装品質の低下やメン
テナンス作業負担の増大を回避する点にある。本第7発
明の目的は、上記第5発明と同様、乾燥炉からの持ち出
し熱を乾燥炉への搬入物の予熱にも合わせ利用すること
で、必要エネルギの低減を一層効果的に達成する点にあ
る。
【0005】
〔第1発明〕請求項1に係る本第1発明は、塗装物の塗
着塗料を乾燥炉内の高温雰囲気中で乾燥させ、乾燥炉か
ら搬出した乾燥処理後の塗装物に対し冷却処理を施す塗
装物乾燥方法に係り、その特徴構成は、前記乾燥炉の外
側で炉壁との間に断熱用室を形成する囲い壁を設けてお
き、前記の冷却処理として、前記乾燥炉からの搬出塗装
物、又は、この搬出塗装物とそれに対する搬送用具と
を、前記断熱用室に位置させて室内空気に対し放熱させ
ることにある。
着塗料を乾燥炉内の高温雰囲気中で乾燥させ、乾燥炉か
ら搬出した乾燥処理後の塗装物に対し冷却処理を施す塗
装物乾燥方法に係り、その特徴構成は、前記乾燥炉の外
側で炉壁との間に断熱用室を形成する囲い壁を設けてお
き、前記の冷却処理として、前記乾燥炉からの搬出塗装
物、又は、この搬出塗装物とそれに対する搬送用具と
を、前記断熱用室に位置させて室内空気に対し放熱させ
ることにある。
【0006】〔第2発明〕請求項2に係る本第2発明
は、上記第1発明の塗装物乾燥方法に使用する塗装物乾
燥設備に係り、その特徴構成は、乾燥炉の外側で炉壁と
の間に断熱用室を形成する囲い壁を設け、前記乾燥炉か
らの搬出塗装物に対する搬出側自動搬送経路を前記断熱
用室の室内に延設したことにある。
は、上記第1発明の塗装物乾燥方法に使用する塗装物乾
燥設備に係り、その特徴構成は、乾燥炉の外側で炉壁と
の間に断熱用室を形成する囲い壁を設け、前記乾燥炉か
らの搬出塗装物に対する搬出側自動搬送経路を前記断熱
用室の室内に延設したことにある。
【0007】〔第3発明〕請求項3に係る本第3発明
は、上記第2発明の実施において好適な構成を特定する
ものであり、その特徴構成は、前記搬出側自動搬送経路
を、前記断熱用室の室内で前記乾燥炉の長手方向に沿わ
せて延設したことにある。
は、上記第2発明の実施において好適な構成を特定する
ものであり、その特徴構成は、前記搬出側自動搬送経路
を、前記断熱用室の室内で前記乾燥炉の長手方向に沿わ
せて延設したことにある。
【0008】〔第4発明〕請求項4に係る本第4発明
は、上記第2又は第3発明の実施において好適な構成を
特定するものであり、その特徴構成は、前記断熱用室の
室内空気を攪拌する攪拌手段を設けたことにある。
は、上記第2又は第3発明の実施において好適な構成を
特定するものであり、その特徴構成は、前記断熱用室の
室内空気を攪拌する攪拌手段を設けたことにある。
【0009】〔第5発明〕請求項5に係る本第5発明
は、上記第2、第3又は第4発明の実施において好適な
構成を特定するものであり、その特徴構成は、前記断熱
用室の室内空気を吸入して、その吸入空気を前記乾燥炉
への搬入物に吹き付ける予熱用送風手段を設けたことに
ある。
は、上記第2、第3又は第4発明の実施において好適な
構成を特定するものであり、その特徴構成は、前記断熱
用室の室内空気を吸入して、その吸入空気を前記乾燥炉
への搬入物に吹き付ける予熱用送風手段を設けたことに
ある。
【0010】〔第6発明〕請求項6に係る本第6発明
は、上記第2、第3、第4又は第5発明の実施において
好適な構成を特定するものであり、その特徴構成は、前
記乾燥炉の搬出口において、搬出物の凹部に籠もるヤニ
成分含有気体を排除するヤニ排除手段を設けたことにあ
る。
は、上記第2、第3、第4又は第5発明の実施において
好適な構成を特定するものであり、その特徴構成は、前
記乾燥炉の搬出口において、搬出物の凹部に籠もるヤニ
成分含有気体を排除するヤニ排除手段を設けたことにあ
る。
【0011】〔第7発明〕請求項7に係る本第7発明
は、上記第2、第3、第4、第5又は第6発明の実施に
おいて好適な構成を特定するものであり、その特徴構成
は、前記乾燥炉への搬入塗装物に対する搬入側自動搬送
経路を前記断熱用室の室内に延設したことにある。
は、上記第2、第3、第4、第5又は第6発明の実施に
おいて好適な構成を特定するものであり、その特徴構成
は、前記乾燥炉への搬入塗装物に対する搬入側自動搬送
経路を前記断熱用室の室内に延設したことにある。
【0012】
〔第1発明の作用〕第1発明では(図1ないし図3参
照)、乾燥炉2からの搬出塗装物W(又は、この搬出塗
装物Wとそれに対する搬送用具1a)を、乾燥炉2の炉
壁2wと囲い壁5との間の断熱用室6に位置させること
により、この搬出塗装物W(又は、この搬出塗装物Wと
それに対する搬送用具1a)を断熱用室6の室内空気に
対し放熱させ、これにより、乾燥処理後の搬出塗装物W
(又は、この搬出塗装物Wとそれに対する搬送用具1
a)を冷却する。また、炉壁2wに対する臨設空間とし
ての断熱用室6は、その室内での上記搬出塗装物Wの放
熱(又は、この搬出塗装物Wとそれに対する搬送用具1
aの放熱)と、炉壁2wからの放熱とにより昇温させ、
これにより、従来の如く乾燥炉2の炉壁2wを直接に開
放周囲空間に対し臨ませるに比べ、炉壁2wとそれが臨
む空間との温度差を小さくして炉壁2wからの放熱を抑
制する。なお、上記の断熱用室6は単に炉壁2wからの
放熱のみによる昇温だけでも炉壁放熱を抑制する作用を
奏するが、本第1発明では、上記の如く、乾燥炉2から
の搬出塗装物Wの放熱(又は、この搬出塗装物Wとそれ
に対する搬送用具1aの放熱)を利用して断熱用室6を
昇温させる、換言すれば、搬出塗装物W(又は、この搬
出塗装物Wとそれに対する搬送用具1a)が保有熱とし
て乾燥炉2から持ち出す熱を利用して断熱用室6を昇温
させることにより、断熱用室6の昇温に費やされる炉壁
放熱そのものも抑制して炉壁放熱をより効果的に抑制す
る。
照)、乾燥炉2からの搬出塗装物W(又は、この搬出塗
装物Wとそれに対する搬送用具1a)を、乾燥炉2の炉
壁2wと囲い壁5との間の断熱用室6に位置させること
により、この搬出塗装物W(又は、この搬出塗装物Wと
それに対する搬送用具1a)を断熱用室6の室内空気に
対し放熱させ、これにより、乾燥処理後の搬出塗装物W
(又は、この搬出塗装物Wとそれに対する搬送用具1
a)を冷却する。また、炉壁2wに対する臨設空間とし
ての断熱用室6は、その室内での上記搬出塗装物Wの放
熱(又は、この搬出塗装物Wとそれに対する搬送用具1
aの放熱)と、炉壁2wからの放熱とにより昇温させ、
これにより、従来の如く乾燥炉2の炉壁2wを直接に開
放周囲空間に対し臨ませるに比べ、炉壁2wとそれが臨
む空間との温度差を小さくして炉壁2wからの放熱を抑
制する。なお、上記の断熱用室6は単に炉壁2wからの
放熱のみによる昇温だけでも炉壁放熱を抑制する作用を
奏するが、本第1発明では、上記の如く、乾燥炉2から
の搬出塗装物Wの放熱(又は、この搬出塗装物Wとそれ
に対する搬送用具1aの放熱)を利用して断熱用室6を
昇温させる、換言すれば、搬出塗装物W(又は、この搬
出塗装物Wとそれに対する搬送用具1a)が保有熱とし
て乾燥炉2から持ち出す熱を利用して断熱用室6を昇温
させることにより、断熱用室6の昇温に費やされる炉壁
放熱そのものも抑制して炉壁放熱をより効果的に抑制す
る。
【0013】〔第2発明の作用〕第2発明では(同図1
ないし図3参照)、乾燥炉2からの搬出塗装物Wに対す
る搬出側の自動搬送経路roを前記断熱用室6の室内に
延設することにより、この自動搬送経路roでの塗装物
搬送過程で、乾燥炉2からの搬出塗装物Wとそれに対す
る搬送用具1aを断熱用室6の室内空気に対し放熱させ
て冷却する。また、この搬出物W,1aの室内放熱と、
炉壁2wからの放熱とにより断熱用室6を昇温させる。
すなわち、本第2発明では、乾燥炉2からの搬出塗装物
Wに対する搬出側の自動搬送経路roを前記断熱用室6
の室内に延設することにより、搬出塗装物Wの自動搬送
に伴い前述の第1発明を実施する形態として、前述第1
発明の作用を得る。
ないし図3参照)、乾燥炉2からの搬出塗装物Wに対す
る搬出側の自動搬送経路roを前記断熱用室6の室内に
延設することにより、この自動搬送経路roでの塗装物
搬送過程で、乾燥炉2からの搬出塗装物Wとそれに対す
る搬送用具1aを断熱用室6の室内空気に対し放熱させ
て冷却する。また、この搬出物W,1aの室内放熱と、
炉壁2wからの放熱とにより断熱用室6を昇温させる。
すなわち、本第2発明では、乾燥炉2からの搬出塗装物
Wに対する搬出側の自動搬送経路roを前記断熱用室6
の室内に延設することにより、搬出塗装物Wの自動搬送
に伴い前述の第1発明を実施する形態として、前述第1
発明の作用を得る。
【0014】〔第3発明の作用〕第3発明では(同図1
ないし図3参照)、断熱用室6内での放熱経路とする前
記の搬出側自動搬送経路roを、断熱用室6の室内で乾
燥炉2の長手方向に沿わせて延設することにより、断熱
用室6において、搬出塗装物Wとそれに対する搬送用具
1aとの室内放熱による昇温域(すなわち、炉壁放熱の
抑制に対し効果的に寄与させる昇温域)を、乾燥炉2の
長手方向に沿わせる状態に形成する。
ないし図3参照)、断熱用室6内での放熱経路とする前
記の搬出側自動搬送経路roを、断熱用室6の室内で乾
燥炉2の長手方向に沿わせて延設することにより、断熱
用室6において、搬出塗装物Wとそれに対する搬送用具
1aとの室内放熱による昇温域(すなわち、炉壁放熱の
抑制に対し効果的に寄与させる昇温域)を、乾燥炉2の
長手方向に沿わせる状態に形成する。
【0015】〔第4発明の作用〕第4発明では(同図1
ないし図3参照)、断熱用室6の室内空気を攪拌手段7
により攪拌することで、断熱用室6の室内における温度
ムラの発生(特に、高温空気が上昇することによる室内
上下方向での温度差の発生)を防止する。
ないし図3参照)、断熱用室6の室内空気を攪拌手段7
により攪拌することで、断熱用室6の室内における温度
ムラの発生(特に、高温空気が上昇することによる室内
上下方向での温度差の発生)を防止する。
【0016】〔第5発明の作用〕第5発明では(同図1
ないし図3参照)、予熱用送風手段8,9により、高温
となる断熱用室6の室内空気を吸入して、この吸入空気
を乾燥炉2への搬入物(すなわち、搬入塗装物W、又
は、この搬入塗装物Wに対する搬送用具1a)に吹き付
けることで、この搬入物を予熱し、この搬入物予熱によ
り乾燥炉2での搬入物加熱に必要な熱量を低減する。つ
まり、本第5発明では、搬出塗装物W(又は、この搬出
塗装物Wとそれに対する搬送用具1a)が保有熱として
乾燥炉2から持ち出す熱を、前述の如く断熱用室6の高
温化に用いて炉壁放熱の抑制に利用することに加え、乾
燥炉2への搬入物W,1aの予熱にも合わせ利用する。
ないし図3参照)、予熱用送風手段8,9により、高温
となる断熱用室6の室内空気を吸入して、この吸入空気
を乾燥炉2への搬入物(すなわち、搬入塗装物W、又
は、この搬入塗装物Wに対する搬送用具1a)に吹き付
けることで、この搬入物を予熱し、この搬入物予熱によ
り乾燥炉2での搬入物加熱に必要な熱量を低減する。つ
まり、本第5発明では、搬出塗装物W(又は、この搬出
塗装物Wとそれに対する搬送用具1a)が保有熱として
乾燥炉2から持ち出す熱を、前述の如く断熱用室6の高
温化に用いて炉壁放熱の抑制に利用することに加え、乾
燥炉2への搬入物W,1aの予熱にも合わせ利用する。
【0017】〔第6発明の作用〕第6発明では(同図1
ないし図3参照)、乾燥炉2の搬出口2bにおいて、搬
出物(すなわち、搬出塗装物W、又は、この搬出塗装物
Wに対する搬送用具1a)の凹部に籠もるヤニ成分含有
気体をヤニ成分排除手段12,13,14により排除す
ることで、このヤニ成分が搬出物W,1aとともに断熱
用室6の室内に持ち込まれることを防止する。
ないし図3参照)、乾燥炉2の搬出口2bにおいて、搬
出物(すなわち、搬出塗装物W、又は、この搬出塗装物
Wに対する搬送用具1a)の凹部に籠もるヤニ成分含有
気体をヤニ成分排除手段12,13,14により排除す
ることで、このヤニ成分が搬出物W,1aとともに断熱
用室6の室内に持ち込まれることを防止する。
【0018】〔第7発明の作用〕第7発明では(図4参
照)、乾燥炉2への搬入塗装物Wに対する搬入側の自動
搬送経路riを高温となる前記断熱用室6の室内に延設
することにより、この自動搬送経路riでの塗装物搬送
過程で、乾燥炉2への搬入塗装物Wとそれに対する搬送
用具1aを断熱用室6の高温室内空気により予熱し、こ
の搬入物予熱により乾燥炉2での搬入物加熱に必要な熱
量を低減する。すなわち、本第7発明では、前記の第5
発明と同様、搬出塗装物W(又は、この搬出塗装物Wと
それに対する搬送用具1a)が保有熱として乾燥炉2か
ら持ち出す熱を、前述の如く断熱用室6の高温化に用い
て炉壁放熱の抑制に利用することに加え、搬入側の自動
搬送経路riを断熱用室6の室内に延設するという形態
で乾燥炉2への搬入物W,1aの予熱に合わせ利用す
る。
照)、乾燥炉2への搬入塗装物Wに対する搬入側の自動
搬送経路riを高温となる前記断熱用室6の室内に延設
することにより、この自動搬送経路riでの塗装物搬送
過程で、乾燥炉2への搬入塗装物Wとそれに対する搬送
用具1aを断熱用室6の高温室内空気により予熱し、こ
の搬入物予熱により乾燥炉2での搬入物加熱に必要な熱
量を低減する。すなわち、本第7発明では、前記の第5
発明と同様、搬出塗装物W(又は、この搬出塗装物Wと
それに対する搬送用具1a)が保有熱として乾燥炉2か
ら持ち出す熱を、前述の如く断熱用室6の高温化に用い
て炉壁放熱の抑制に利用することに加え、搬入側の自動
搬送経路riを断熱用室6の室内に延設するという形態
で乾燥炉2への搬入物W,1aの予熱に合わせ利用す
る。
【0019】
〔第1発明の効果〕本第1発明によれば、乾燥炉からの
搬出塗装物(又は、この搬出塗装物とそれに対する搬送
用具)が乾燥炉から持ち出す熱を利用して、乾燥炉にお
ける炉壁からの放熱を効果的に抑制することにより、乾
燥炉の炉内温度維持に必要なエネルギを低減できて、運
転コストの低減、及び省エネを達成できる。
搬出塗装物(又は、この搬出塗装物とそれに対する搬送
用具)が乾燥炉から持ち出す熱を利用して、乾燥炉にお
ける炉壁からの放熱を効果的に抑制することにより、乾
燥炉の炉内温度維持に必要なエネルギを低減できて、運
転コストの低減、及び省エネを達成できる。
【0020】〔第2発明の効果〕本第2発明によれば、
乾燥炉からの搬出塗装物の自動搬送に伴い前述第1発明
の作用を奏することにより、複数塗装物を所定間隔で連
続的に搬送して乾燥処理するような設備形態の場合につ
いても、上述第1発明の効果を容易かつ確実に得ること
ができる。
乾燥炉からの搬出塗装物の自動搬送に伴い前述第1発明
の作用を奏することにより、複数塗装物を所定間隔で連
続的に搬送して乾燥処理するような設備形態の場合につ
いても、上述第1発明の効果を容易かつ確実に得ること
ができる。
【0021】〔第3発明の効果〕本第3発明によれば、
炉壁放熱の抑制に対し効果的に寄与させる昇温域を乾燥
炉の長手方向に沿わせる状態に形成することにより、乾
燥炉における長手方向の広範囲にわたって炉壁放熱を効
果的に抑制できる。
炉壁放熱の抑制に対し効果的に寄与させる昇温域を乾燥
炉の長手方向に沿わせる状態に形成することにより、乾
燥炉における長手方向の広範囲にわたって炉壁放熱を効
果的に抑制できる。
【0022】〔第4発明の効果〕本第4発明によれば、
断熱用室の室内における温度ムラの発生を防止すること
により、断熱用室に臨む炉壁の全体についてムラの無い
状態で効果的に炉壁放熱を抑制できる。
断熱用室の室内における温度ムラの発生を防止すること
により、断熱用室に臨む炉壁の全体についてムラの無い
状態で効果的に炉壁放熱を抑制できる。
【0023】〔第5発明の効果〕本第5発明によれば、
乾燥炉からの搬出塗装物(又は、この搬出塗装物とそれ
に対する搬送装置)が乾燥炉から持ち出す熱を、炉壁放
熱の抑制に利用することに加え、乾燥炉への搬入物の予
熱にも利用して、乾燥炉での搬入物加熱に必要な熱量を
低減することにより、乾燥炉の炉内温度維持に必要なエ
ネルギの低減を一層効果的に達成できる。
乾燥炉からの搬出塗装物(又は、この搬出塗装物とそれ
に対する搬送装置)が乾燥炉から持ち出す熱を、炉壁放
熱の抑制に利用することに加え、乾燥炉への搬入物の予
熱にも利用して、乾燥炉での搬入物加熱に必要な熱量を
低減することにより、乾燥炉の炉内温度維持に必要なエ
ネルギの低減を一層効果的に達成できる。
【0024】〔第6発明の効果〕本第6発明によれば、
乾燥炉からの搬出物とともにヤニ成分が断熱用室に持ち
込まれて、このヤニ成分が断熱用室の室内で壁や塗装
物、あるいは、搬送装置等の各部に凝縮付着するといっ
たことを回避でき、これにより、凝縮ヤニ成分の付着に
よる塗装品質の低下を防止し得るとともに、壁や搬送装
置に対する付着ヤニ成分除去のメンテナンス作業を軽減
できる。
乾燥炉からの搬出物とともにヤニ成分が断熱用室に持ち
込まれて、このヤニ成分が断熱用室の室内で壁や塗装
物、あるいは、搬送装置等の各部に凝縮付着するといっ
たことを回避でき、これにより、凝縮ヤニ成分の付着に
よる塗装品質の低下を防止し得るとともに、壁や搬送装
置に対する付着ヤニ成分除去のメンテナンス作業を軽減
できる。
【0025】〔第7発明の効果〕本第7発明によれば、
前述の第5発明と同様、乾燥炉からの搬出塗装物(又
は、この搬出塗装物とそれに対する搬送装置)が乾燥炉
から持ち出す熱を、炉壁放熱の抑制に利用することに加
え、乾燥炉への搬入物の予熱にも利用して、乾燥炉での
搬入物加熱に必要な熱量を低減することにより、乾燥炉
の炉内温度維持に必要なエネルギの低減を一層効果的に
達成できる。
前述の第5発明と同様、乾燥炉からの搬出塗装物(又
は、この搬出塗装物とそれに対する搬送装置)が乾燥炉
から持ち出す熱を、炉壁放熱の抑制に利用することに加
え、乾燥炉への搬入物の予熱にも利用して、乾燥炉での
搬入物加熱に必要な熱量を低減することにより、乾燥炉
の炉内温度維持に必要なエネルギの低減を一層効果的に
達成できる。
【0026】また、乾燥炉への搬入物に対し断熱用室の
室内空気を吹き付ける前述の第5発明と、乾燥炉への搬
入側自動搬送経路を断熱用室の室内に延設する本第7発
明とを並行実施すれば、乾燥炉への搬入物の予熱をさら
に効果的に能率良く行うことができる。
室内空気を吹き付ける前述の第5発明と、乾燥炉への搬
入側自動搬送経路を断熱用室の室内に延設する本第7発
明とを並行実施すれば、乾燥炉への搬入物の予熱をさら
に効果的に能率良く行うことができる。
【0027】
【実施例】図1、図2、及び図3において、1は塗装物
W(本例においては自動車ボディー)を搬送台車1aに
載置した状態で搬送するコンベア式搬送装置、2は塗装
物Wをコンベア式搬送装置1により所定間隔で炉内搬送
して、塗装物Wの塗着塗料を炉内の高温雰囲気中で乾燥
処理するトンネル状の乾燥炉、3は炉内空気を加熱して
乾燥炉2の炉内温度を所定温度に維持する炉加熱用の燃
焼装置、4は炉内からの排出空気中における塗料溶剤な
どの含有物質を焼却して乾燥炉2からの排出空気を浄化
する排気処理用の燃焼装置である。
W(本例においては自動車ボディー)を搬送台車1aに
載置した状態で搬送するコンベア式搬送装置、2は塗装
物Wをコンベア式搬送装置1により所定間隔で炉内搬送
して、塗装物Wの塗着塗料を炉内の高温雰囲気中で乾燥
処理するトンネル状の乾燥炉、3は炉内空気を加熱して
乾燥炉2の炉内温度を所定温度に維持する炉加熱用の燃
焼装置、4は炉内からの排出空気中における塗料溶剤な
どの含有物質を焼却して乾燥炉2からの排出空気を浄化
する排気処理用の燃焼装置である。
【0028】乾燥炉2は平面視において前半トンネル状
部と後半トンネル状部とを隣接させる形態のU字状に形
成し、そして、このU字状乾燥炉2は断熱材からなる囲
い壁5により搬出入口2a,2bを除くほぼ全体を囲
み、この囲い壁5により乾燥炉2と囲い壁5との間に断
熱用室6を形成してある。乾燥炉2の搬入口2a、及
び、搬出口2bは、乾燥炉2の中間本体部よりも低位置
で上記断熱用室6の一端側下方に配置し、一方、断熱用
室6の搬入口6aは乾燥炉搬出口2bの近傍で断熱用室
6の底壁部に形成し、また、断熱用室6の搬出口6bは
断熱用室6の他端側横壁部に形成してある。
部と後半トンネル状部とを隣接させる形態のU字状に形
成し、そして、このU字状乾燥炉2は断熱材からなる囲
い壁5により搬出入口2a,2bを除くほぼ全体を囲
み、この囲い壁5により乾燥炉2と囲い壁5との間に断
熱用室6を形成してある。乾燥炉2の搬入口2a、及
び、搬出口2bは、乾燥炉2の中間本体部よりも低位置
で上記断熱用室6の一端側下方に配置し、一方、断熱用
室6の搬入口6aは乾燥炉搬出口2bの近傍で断熱用室
6の底壁部に形成し、また、断熱用室6の搬出口6bは
断熱用室6の他端側横壁部に形成してある。
【0029】前記のコンベア式搬送装置1は、塗装ブー
スで塗装した塗装物Wを乾燥炉搬入口2aから炉内に搬
入して炉内搬送すること、炉内搬送により乾燥処理した
塗装物Wを乾燥炉搬出口2bから炉外へ搬出すること、
乾燥炉2から搬出した塗装物Wを断熱用室搬入口6aか
ら断熱用室6に搬入して断熱用室6の室内を搬送するこ
と、並びに、断熱用室6の室内を搬送した塗装物Wを断
熱用室搬出口6bから室外へ搬出して次工程へ送るこ
と、これらを一連の自動搬送経路をもって実施する構成
としてある。
スで塗装した塗装物Wを乾燥炉搬入口2aから炉内に搬
入して炉内搬送すること、炉内搬送により乾燥処理した
塗装物Wを乾燥炉搬出口2bから炉外へ搬出すること、
乾燥炉2から搬出した塗装物Wを断熱用室搬入口6aか
ら断熱用室6に搬入して断熱用室6の室内を搬送するこ
と、並びに、断熱用室6の室内を搬送した塗装物Wを断
熱用室搬出口6bから室外へ搬出して次工程へ送るこ
と、これらを一連の自動搬送経路をもって実施する構成
としてある。
【0030】つまり、上記の如く乾燥炉2からの搬出塗
装物Wに対する搬出側の自動搬送経路roを断熱用室6
の室内に延設することにより、乾燥炉2からの搬出塗装
物Wと、この搬出塗装物Wに対するコンベア式搬送装置
1の搬送用具(本例では搬送台車1aや、その搬送台車
1aを移動させる駆動チェーン部分など)とを断熱用室
6の室内搬送過程で室内空気に対し放熱させて冷却し、
これをもって、乾燥処理後の塗装物Wに対する冷却処理
とする。また、乾燥炉2からの搬出物(塗装物Wとそれ
に対する搬送用具1a)の上記室内放熱と乾燥炉2の炉
壁2wからの放熱とにより断熱用室6を昇温させて、炉
壁2wとそれに臨む断熱用室6との温度差を小さくし、
これにより、炉壁2wからの放熱損失を抑制する。尚、
各部の温度としては、乾燥炉2から搬出した塗装物Wの
温度が140℃で、囲い壁5の外側における開放周囲空
間の温度が10℃であることに対し、断熱用室6の昇温
温度を65℃程度とすることを一例として挙げることが
できる。
装物Wに対する搬出側の自動搬送経路roを断熱用室6
の室内に延設することにより、乾燥炉2からの搬出塗装
物Wと、この搬出塗装物Wに対するコンベア式搬送装置
1の搬送用具(本例では搬送台車1aや、その搬送台車
1aを移動させる駆動チェーン部分など)とを断熱用室
6の室内搬送過程で室内空気に対し放熱させて冷却し、
これをもって、乾燥処理後の塗装物Wに対する冷却処理
とする。また、乾燥炉2からの搬出物(塗装物Wとそれ
に対する搬送用具1a)の上記室内放熱と乾燥炉2の炉
壁2wからの放熱とにより断熱用室6を昇温させて、炉
壁2wとそれに臨む断熱用室6との温度差を小さくし、
これにより、炉壁2wからの放熱損失を抑制する。尚、
各部の温度としては、乾燥炉2から搬出した塗装物Wの
温度が140℃で、囲い壁5の外側における開放周囲空
間の温度が10℃であることに対し、断熱用室6の昇温
温度を65℃程度とすることを一例として挙げることが
できる。
【0031】断熱用室6において上記の搬出側の自動搬
送経路roは、乾燥炉2の長手方向に沿わせて延設して
あり、これにより、搬出塗装物Wとそれに対する搬送用
具1aとの室内放熱による昇温域(すなわち、上記炉壁
放熱の抑制に対し効果的に寄与させる昇温域)を乾燥炉
2の長手方向に沿わせる状態に形成して、乾燥炉2にお
ける長手方向の全範囲にわたって炉壁放熱を効果的に抑
制する。また、7は断熱用室6の室内空気を攪拌する攪
拌手段としての断熱用室循環ファンであり、この循環フ
ァン7により断熱用室6の室内空気を攪拌することで、
断熱用室6の室内における温度ムラの発生(特に上下方
向での温度差発生)を防止し、これにより、本例では上
記の如く搬出側の自動搬送経路roを乾燥炉2の長手方
向に沿わせて形成することとの協働で、炉壁放熱を効果
的に抑制する。
送経路roは、乾燥炉2の長手方向に沿わせて延設して
あり、これにより、搬出塗装物Wとそれに対する搬送用
具1aとの室内放熱による昇温域(すなわち、上記炉壁
放熱の抑制に対し効果的に寄与させる昇温域)を乾燥炉
2の長手方向に沿わせる状態に形成して、乾燥炉2にお
ける長手方向の全範囲にわたって炉壁放熱を効果的に抑
制する。また、7は断熱用室6の室内空気を攪拌する攪
拌手段としての断熱用室循環ファンであり、この循環フ
ァン7により断熱用室6の室内空気を攪拌することで、
断熱用室6の室内における温度ムラの発生(特に上下方
向での温度差発生)を防止し、これにより、本例では上
記の如く搬出側の自動搬送経路roを乾燥炉2の長手方
向に沿わせて形成することとの協働で、炉壁放熱を効果
的に抑制する。
【0032】8は乾燥炉2への搬入塗装物Wとそれに対
する搬送用具1aとに対し空気を吹き付ける予熱用吹出
器、9は高温となる断熱用室6の室内空気を吸入して予
熱吹出器8に供給する予熱用ファンであり、これら予熱
用の吹出器8及びファン9は、断熱用室6の高温室内空
気を吸入して、この吸入空気を乾燥炉2への搬入物W,
1aに吹き付けることで乾燥炉2への搬入物W,1aを
予熱する予熱用送風手段を構成する。なお、10は予熱
用ファン9の吸入風量に相当する風量の新鮮空気を断熱
用室6に供給する断熱用室給気ファンである。
する搬送用具1aとに対し空気を吹き付ける予熱用吹出
器、9は高温となる断熱用室6の室内空気を吸入して予
熱吹出器8に供給する予熱用ファンであり、これら予熱
用の吹出器8及びファン9は、断熱用室6の高温室内空
気を吸入して、この吸入空気を乾燥炉2への搬入物W,
1aに吹き付けることで乾燥炉2への搬入物W,1aを
予熱する予熱用送風手段を構成する。なお、10は予熱
用ファン9の吸入風量に相当する風量の新鮮空気を断熱
用室6に供給する断熱用室給気ファンである。
【0033】11は乾燥炉2の搬出口2bに設けたヤニ
排除室であり、このヤニ排除室11では、室内空気をヤ
ニ排除用ファン12により排出して、この排出空気中に
含まれるヤニ成分を浄化器13により分離除去するとと
もに、ヤニ成分を分離除去した浄化空気をヤニ排除用吹
出器14によりヤニ排除室11において乾燥炉2からの
搬出塗装物Wとそれに対する搬送用具1aとに吹き付け
る。つまり、これらヤニ排除用のファン12、浄化器1
3、及び、吹出器14は、ヤニ成分を含む室内空気をヤ
ニ排除室11から排出しながら、浄化空気を乾燥炉2か
らの搬出物W,1aに対し吹き付けることで、搬出物
W,1aの凹部に籠もるヤニ成分含有気体を排除して、
断熱用室6へのヤニ成分の持ち込みを防止するヤニ排除
手段を構成する。
排除室であり、このヤニ排除室11では、室内空気をヤ
ニ排除用ファン12により排出して、この排出空気中に
含まれるヤニ成分を浄化器13により分離除去するとと
もに、ヤニ成分を分離除去した浄化空気をヤニ排除用吹
出器14によりヤニ排除室11において乾燥炉2からの
搬出塗装物Wとそれに対する搬送用具1aとに吹き付け
る。つまり、これらヤニ排除用のファン12、浄化器1
3、及び、吹出器14は、ヤニ成分を含む室内空気をヤ
ニ排除室11から排出しながら、浄化空気を乾燥炉2か
らの搬出物W,1aに対し吹き付けることで、搬出物
W,1aの凹部に籠もるヤニ成分含有気体を排除して、
断熱用室6へのヤニ成分の持ち込みを防止するヤニ排除
手段を構成する。
【0034】〔別実施例〕本第7発明の実施例として図
4に示すように、乾燥炉2からの搬出塗装物Wに対する
搬出側の自動搬送経路roを断熱用室6の室内に延設す
ることに加えて、乾燥炉2への搬入塗装物Wに対する搬
入側の自動搬送経路riを断熱用室6の室内に延設する
構成とし、これにより、この搬入側自動搬送経路riで
の塗装物搬送過程において乾燥炉2への搬入塗装物Wと
それに対する搬送用具1aとを、高温となる断熱用室6
の室内空気により予熱するようにしてもよい。
4に示すように、乾燥炉2からの搬出塗装物Wに対する
搬出側の自動搬送経路roを断熱用室6の室内に延設す
ることに加えて、乾燥炉2への搬入塗装物Wに対する搬
入側の自動搬送経路riを断熱用室6の室内に延設する
構成とし、これにより、この搬入側自動搬送経路riで
の塗装物搬送過程において乾燥炉2への搬入塗装物Wと
それに対する搬送用具1aとを、高温となる断熱用室6
の室内空気により予熱するようにしてもよい。
【0035】乾燥炉2の形状は前述の実施例の如き平面
視U字状形状に限定されるものではなく、種々の乾燥炉
形状を採用でき、一直線的トンネル形状、上下二段のト
ンネル状部を有する側面視U字状形状、あるいは、平面
視L字状形状などを採用してもよい。
視U字状形状に限定されるものではなく、種々の乾燥炉
形状を採用でき、一直線的トンネル形状、上下二段のト
ンネル状部を有する側面視U字状形状、あるいは、平面
視L字状形状などを採用してもよい。
【0036】前述実施例においては乾燥炉2のほぼ全体
を囲む状態に断熱用室6を形成したが、場合によって
は、乾燥炉2において特に炉壁放熱が大きい部分のみを
囲む状態の断熱用室6を形成してもよい。
を囲む状態に断熱用室6を形成したが、場合によって
は、乾燥炉2において特に炉壁放熱が大きい部分のみを
囲む状態の断熱用室6を形成してもよい。
【0037】乾燥炉2からの搬出塗装物Wに対する搬出
側の自動搬送経路roを断熱用室6の室内に延設する
に、その搬出側自動搬送経路roを蛇行状経路とし、こ
れにより、室内搬送塗装物W及びそれに対する搬送用具
1aの放熱時間を大きく確保するようにしてもよい。ま
た同様に、乾燥炉2への搬入塗装物Wに対する搬入側の
自動搬送経路riを断熱用室6の室内に延設する場合、
その搬入側自動搬送経路riを蛇行状経路とし、これに
より、室内搬送塗装物W及びそれに対する搬送用具1a
の予熱時間を大きく確保するようにしてもよい。
側の自動搬送経路roを断熱用室6の室内に延設する
に、その搬出側自動搬送経路roを蛇行状経路とし、こ
れにより、室内搬送塗装物W及びそれに対する搬送用具
1aの放熱時間を大きく確保するようにしてもよい。ま
た同様に、乾燥炉2への搬入塗装物Wに対する搬入側の
自動搬送経路riを断熱用室6の室内に延設する場合、
その搬入側自動搬送経路riを蛇行状経路とし、これに
より、室内搬送塗装物W及びそれに対する搬送用具1a
の予熱時間を大きく確保するようにしてもよい。
【0038】断熱用室6の室内空気を攪拌する攪拌手段
は、前述の如き室外配置の循環ファン7に限定されるも
のではなく、回転攪拌翼を室内に配置する構成を採用し
てもよい。
は、前述の如き室外配置の循環ファン7に限定されるも
のではなく、回転攪拌翼を室内に配置する構成を採用し
てもよい。
【0039】乾燥炉2の搬出口2bにおけるヤニ排除手
段を構成するに、前述の実施例の如く清浄気体を吹出器
14により搬出塗装物Wやそれに対する搬送用具1aに
吹き付けて、凹部に籠もるヤニ成分含有気体を排除する
形態に代え、凹部に籠もるヤニ成分含有気体を吸引器に
より吸引排除する形態を採用してもよい。
段を構成するに、前述の実施例の如く清浄気体を吹出器
14により搬出塗装物Wやそれに対する搬送用具1aに
吹き付けて、凹部に籠もるヤニ成分含有気体を排除する
形態に代え、凹部に籠もるヤニ成分含有気体を吸引器に
より吸引排除する形態を採用してもよい。
【0040】塗装物Wを自動搬送する搬送装置は、前述
の実施例の如く塗装物Wを搬送台車1aに載置した状態
で搬送する形式に限定されるものではなく、吊り下げ搬
送形式や、コンベアベルト上に塗装物Wを載置して塗装
物搬送を行う形式などであってもよい。
の実施例の如く塗装物Wを搬送台車1aに載置した状態
で搬送する形式に限定されるものではなく、吊り下げ搬
送形式や、コンベアベルト上に塗装物Wを載置して塗装
物搬送を行う形式などであってもよい。
【0041】塗装物Wは自動車ボディーに限定されるも
のではなく、自動車以外の車両や家電製品のケーシング
など、どのようなものであってもよい。
のではなく、自動車以外の車両や家電製品のケーシング
など、どのようなものであってもよい。
【0042】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】設備構成を示す平面図
【図2】乾燥炉前半部分を示す側面図
【図3】乾燥炉後半部分を示す側面図
【図4】別実施例を示す平面図
【図5】従来例を示す側面図
W 塗装物 2 乾燥炉 2w 炉壁 6 断熱用室 5 囲い壁 1a 搬送用具 ro 搬出側自動搬送経路 7 攪拌手段 8,9 予熱用送風手段 2b 乾燥炉搬出口 12〜14 ヤニ排除手段 ri 搬入側自動搬送経路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F27B 9/10
Claims (7)
- 【請求項1】 塗装物(W)の塗着塗料を乾燥炉(2)
内の高温雰囲気中で乾燥させ、 前記乾燥炉(2)から搬出した乾燥処理後の塗装物
(W)に対し冷却処理を施す塗装物乾燥方法であって、 前記乾燥炉(2)の外側で炉壁(2w)との間に断熱用
室(6)を形成する囲い壁(5)を設けておき、 前記の冷却処理として、前記乾燥炉(2)からの搬出塗
装物(W)、又は、この搬出塗装物(W)とそれに対す
る搬送用具(1a)とを、前記断熱用室(6)に位置さ
せて室内空気に対し放熱させる塗装物乾燥方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の塗装物乾燥方法に使用す
る塗装物乾燥設備であって、 乾燥炉(2)の外側で炉壁(2w)との間に断熱用室
(6)を形成する囲い壁(5)を設け、 前記乾燥炉(2)からの搬出塗装物(W)に対する搬出
側自動搬送経路(ro)を前記断熱用室(6)の室内に
延設した塗装物乾燥設備。 - 【請求項3】 前記搬出側自動搬送経路(ro)を前記
断熱用室(6)の室内で前記乾燥炉(2)の長手方向に
沿わせて延設した請求項2記載の塗装物乾燥設備。 - 【請求項4】 前記断熱用室(6)の室内空気を攪拌す
る攪拌手段(7)を設けた請求項2又は3記載の塗装物
乾燥設備。 - 【請求項5】 前記断熱用室(6)の室内空気を吸入し
て、その吸入空気を前記乾燥炉(2)への搬入物(W,
1a)に吹き付ける予熱用送風手段(8,9)を設けた
請求項2、3又は4記載の塗装物乾燥設備。 - 【請求項6】 前記乾燥炉(2)の搬出口(2b)にお
いて、搬出物(W,1a)の凹部に籠もるヤニ成分含有
気体を排除するヤニ排除手段(12,13,14)を設
けた請求項2、3、4又は5記載の塗装物乾燥設備。 - 【請求項7】 前記乾燥炉(2)への搬入塗装物(W)
に対する搬入側自動搬送経路(ri)を前記断熱用室
(6)の室内に延設した請求項2、3、4、5又は6記
載の塗装物乾燥設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29609094A JPH08150365A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 塗装物乾燥方法、及び、塗装物乾燥設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29609094A JPH08150365A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 塗装物乾燥方法、及び、塗装物乾燥設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08150365A true JPH08150365A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17828997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29609094A Pending JPH08150365A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 塗装物乾燥方法、及び、塗装物乾燥設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08150365A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2330369A1 (en) | 2009-12-07 | 2011-06-08 | Honda Motor Co., Ltd. | Heat exchange and waste heat recovery |
| JP2011117702A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Honda Motor Co Ltd | 熱交換方法及び熱交換装置 |
| CN103831218A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-06-04 | 桂林市合力装饰有限公司 | 烤塑炉 |
| CN104141664A (zh) * | 2014-08-04 | 2014-11-12 | 竹昌精密冲压件(上海)有限公司 | 一种自动热压流水线 |
| CN113441370A (zh) * | 2021-07-26 | 2021-09-28 | 苏州卡泰里环保能源有限公司 | 一种水性漆流平固化一体式烘道及烘干方法 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP29609094A patent/JPH08150365A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2330369A1 (en) | 2009-12-07 | 2011-06-08 | Honda Motor Co., Ltd. | Heat exchange and waste heat recovery |
| JP2011117702A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Honda Motor Co Ltd | 熱交換方法及び熱交換装置 |
| CN102109274A (zh) * | 2009-12-07 | 2011-06-29 | 本田技研工业株式会社 | 热交换方法、设备和余热回收方法、设备 |
| CN103831218A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-06-04 | 桂林市合力装饰有限公司 | 烤塑炉 |
| CN104141664A (zh) * | 2014-08-04 | 2014-11-12 | 竹昌精密冲压件(上海)有限公司 | 一种自动热压流水线 |
| CN113441370A (zh) * | 2021-07-26 | 2021-09-28 | 苏州卡泰里环保能源有限公司 | 一种水性漆流平固化一体式烘道及烘干方法 |
| CN113441370B (zh) * | 2021-07-26 | 2024-02-23 | 苏州卡泰里环保能源有限公司 | 一种水性漆流平固化一体式烘道及烘干方法 |
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