JPH08154568A - 改質した穀粉 - Google Patents
改質した穀粉Info
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- JPH08154568A JPH08154568A JP7134269A JP13426995A JPH08154568A JP H08154568 A JPH08154568 A JP H08154568A JP 7134269 A JP7134269 A JP 7134269A JP 13426995 A JP13426995 A JP 13426995A JP H08154568 A JPH08154568 A JP H08154568A
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- ppm
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A21—BAKING; EDIBLE DOUGHS
- A21D—TREATMENT OF FLOUR OR DOUGH FOR BAKING, e.g. BY ADDITION OF MATERIALS; BAKING; BAKERY PRODUCTS
- A21D2/00—Treatment of flour or dough by adding materials thereto before or during baking
- A21D2/08—Treatment of flour or dough by adding materials thereto before or during baking by adding organic substances
- A21D2/14—Organic oxygen compounds
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 穀粉のベーキング特性を改良する代替法を見
出すこと、特に高比率ケーキに用いるのに適しており且
つ塩素化の使用を避ける穀粉を製造する。 【構成】 穀粉(小麦粉、大麦粉、ライ麦粉など)をア
シル化試薬で処理することを特徴とする、穀粉のベーキ
ング特性の改良法、この方法によって得られる穀粉およ
びこの穀粉を用いて調理した生成物。処理は、好ましく
はガス状アシル化試薬を用いてまたは液状アシル化試薬
からの蒸気を用いる。アシル化試薬は、穀粉のpHを低
下させるものが好ましく、好適なアシル化試薬は、ケテ
ン、無水酢酸、塩化アセチル、塩化プロピオニル、クロ
ロギ酸エチルおよびクロロギ酸メチルである。これによ
り、この穀粉は高比率ケーキのベーキングに用いるのに
特に好適となる。
出すこと、特に高比率ケーキに用いるのに適しており且
つ塩素化の使用を避ける穀粉を製造する。 【構成】 穀粉(小麦粉、大麦粉、ライ麦粉など)をア
シル化試薬で処理することを特徴とする、穀粉のベーキ
ング特性の改良法、この方法によって得られる穀粉およ
びこの穀粉を用いて調理した生成物。処理は、好ましく
はガス状アシル化試薬を用いてまたは液状アシル化試薬
からの蒸気を用いる。アシル化試薬は、穀粉のpHを低
下させるものが好ましく、好適なアシル化試薬は、ケテ
ン、無水酢酸、塩化アセチル、塩化プロピオニル、クロ
ロギ酸エチルおよびクロロギ酸メチルである。これによ
り、この穀粉は高比率ケーキのベーキングに用いるのに
特に好適となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改質した穀粉に関す
る。更に詳細には、本発明は小麦または高比率ケーキ
(high-ratio cakes)および他のベーカリー生成物を作
るのに用いられる他の穀粉の食料品のべーキング特性を
改良する方法に関する。
る。更に詳細には、本発明は小麦または高比率ケーキ
(high-ratio cakes)および他のベーカリー生成物を作
るのに用いられる他の穀粉の食料品のべーキング特性を
改良する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高比率ケーキという名称は、ケーキ処方
における砂糖対穀粉の比率を指す。これは、その上限で
は1から約1.4まで変化することができる。50〜6
0%w/wの砂糖シロップ濃度は、高比率および低比率
ケーキ処方のいずれでも類似しているが、高比率ケーキ
での穀粉の濃度は、低比率ケーキではバター(batter)
の35〜40%であるのと比較して、25〜30%程度
と低い。水性シロップでの穀粉の濃度のこの差異は、ケ
ーキ構造を作り出す際に穀粉がその機能的役割を満足さ
せようとするので、この穀粉に大きな歪みを与える。高
比率ケーキは、口当たり(甘みおよびしっとり感)およ
び長い保存寿命(約3週間)などの消費者によく知られ
ている多数の特徴を有する。
における砂糖対穀粉の比率を指す。これは、その上限で
は1から約1.4まで変化することができる。50〜6
0%w/wの砂糖シロップ濃度は、高比率および低比率
ケーキ処方のいずれでも類似しているが、高比率ケーキ
での穀粉の濃度は、低比率ケーキではバター(batter)
の35〜40%であるのと比較して、25〜30%程度
と低い。水性シロップでの穀粉の濃度のこの差異は、ケ
ーキ構造を作り出す際に穀粉がその機能的役割を満足さ
せようとするので、この穀粉に大きな歪みを与える。高
比率ケーキは、口当たり(甘みおよびしっとり感)およ
び長い保存寿命(約3週間)などの消費者によく知られ
ている多数の特徴を有する。
【0003】塩素で処理した穀粉は、良好な高比率ケー
キを生成することができる(Montzheimer 、1931
年)。塩素化した穀粉は、その使用が許可されている国
(例えば、アメリカ合衆国、カナダ、英国、アイルラン
ド、オーストラリア、ニュージーランドおよび日本)に
おいて50年以上に亙りケーキの製造に広汎に用いられ
てきた。塩素化穀粉は、フルーツケーキ、ドーナツ、ク
ランペット、マッフィンおよびウエハースなどの他のベ
ーカリー製品で用いることが有利な特性も有する。安全
性の評価では、塩素化穀粉から作った製品の消費に伴い
有害物は全く検出されていないが、有機塩素の食品への
導入についての問題が残っており、多くの国、特に西欧
諸国では、その使用を許可していない。従って、代替と
なるものが望まれている。
キを生成することができる(Montzheimer 、1931
年)。塩素化した穀粉は、その使用が許可されている国
(例えば、アメリカ合衆国、カナダ、英国、アイルラン
ド、オーストラリア、ニュージーランドおよび日本)に
おいて50年以上に亙りケーキの製造に広汎に用いられ
てきた。塩素化穀粉は、フルーツケーキ、ドーナツ、ク
ランペット、マッフィンおよびウエハースなどの他のベ
ーカリー製品で用いることが有利な特性も有する。安全
性の評価では、塩素化穀粉から作った製品の消費に伴い
有害物は全く検出されていないが、有機塩素の食品への
導入についての問題が残っており、多くの国、特に西欧
諸国では、その使用を許可していない。従って、代替と
なるものが望まれている。
【0004】熱処理した穀粉は、最良の代替品であった
(Russo およびDoe 、1968年、Cauvain ら、197
6年)。幾らか処方し直しが必要なことがあるが、分解
を最小限に抑えることができ、良好な食物品質を有する
パン粉を製造することができる。しかしながら、この方
法は塩素化と比較して費用がかさみ、処理の時間および
温度、および穀粉の水分含量を精確に調節しなければな
らない。処理が不十分であると、ペースト状のパン粉に
よる潰れたケーキができ、処理が過剰であると、風味の
ないざらざらしたパン粉ができる。熱処理した穀粉の商
業的使用の範囲は、限定されたものである。これは、ほ
とんどの市場で塩素化穀粉にとって代わってはいないの
である。
(Russo およびDoe 、1968年、Cauvain ら、197
6年)。幾らか処方し直しが必要なことがあるが、分解
を最小限に抑えることができ、良好な食物品質を有する
パン粉を製造することができる。しかしながら、この方
法は塩素化と比較して費用がかさみ、処理の時間および
温度、および穀粉の水分含量を精確に調節しなければな
らない。処理が不十分であると、ペースト状のパン粉に
よる潰れたケーキができ、処理が過剰であると、風味の
ないざらざらしたパン粉ができる。熱処理した穀粉の商
業的使用の範囲は、限定されたものである。これは、ほ
とんどの市場で塩素化穀粉にとって代わってはいないの
である。
【0005】有機酸およびエチルアルコールは、ケーキ
のベーキング用の穀粉の機能を向上させることが報告さ
れているが(Nakamuraら、1982年)、それらは本発
明者らがここで問題としている高比率(〜1.3)処方
には有効でない。
のベーキング用の穀粉の機能を向上させることが報告さ
れているが(Nakamuraら、1982年)、それらは本発
明者らがここで問題としている高比率(〜1.3)処方
には有効でない。
【0006】未処理穀粉は、十分な高比率ケーキを作る
のに用いることはできない。このようなケーキは潰れて
おり、緻密で、空気がなく、きめがペースト状の部分を
含んでいる。未処理穀粉から製造したケーキバターはオ
ーブン内では膨れたケーキを生じるが、気泡壁は弾力性
を持っていて、壊れてオーブンでの膨らみを終るまでに
スポンジを生成することはできない。従って、冷却中に
空気は単細胞性の気泡に浸透して凝縮水蒸気と置き代わ
るということができず、大気圧によってケーキが潰れて
しまう。対照的に、良好に処理した穀粉では、起泡壁は
弾力性がなくなり、スポンジを生成するための最終的な
温度増加の際に引張破壊を受けるので、冷却すると、空
気は容易に浸透し、ケーキの構造内部の圧力を均等化す
ることができ、従ってケーキは損傷を受けないのであ
る。
のに用いることはできない。このようなケーキは潰れて
おり、緻密で、空気がなく、きめがペースト状の部分を
含んでいる。未処理穀粉から製造したケーキバターはオ
ーブン内では膨れたケーキを生じるが、気泡壁は弾力性
を持っていて、壊れてオーブンでの膨らみを終るまでに
スポンジを生成することはできない。従って、冷却中に
空気は単細胞性の気泡に浸透して凝縮水蒸気と置き代わ
るということができず、大気圧によってケーキが潰れて
しまう。対照的に、良好に処理した穀粉では、起泡壁は
弾力性がなくなり、スポンジを生成するための最終的な
温度増加の際に引張破壊を受けるので、冷却すると、空
気は容易に浸透し、ケーキの構造内部の圧力を均等化す
ることができ、従ってケーキは損傷を受けないのであ
る。
【0007】塩素化および熱処理が穀粉の機能特性を変
化させる機構は、完全には理解されていない。両者とも
非特異的処理であり、穀粉は複合材料であるので、これ
らの処理は高比率ケーキにおけるその作用に関係しない
穀粉の多くの成分を改質すると思われる。実在する文献
は、この主題、特に塩素化した穀粉に関して展開してい
る。
化させる機構は、完全には理解されていない。両者とも
非特異的処理であり、穀粉は複合材料であるので、これ
らの処理は高比率ケーキにおけるその作用に関係しない
穀粉の多くの成分を改質すると思われる。実在する文献
は、この主題、特に塩素化した穀粉に関して展開してい
る。
【0008】Sollars (1958年)は塩素化穀粉を、
水溶性物質、グルテン、澱粉および残渣に分画し、高比
率ケーキの機能性が主として澱粉画分に関連しているこ
とを示した。彼は、単離した澱粉の機能性を変化させる
には、穀粉に適用しなければならない量と比較してかな
り少ない量の塩素で十分であることも示し、穀粉と反応
する塩素のほとんどは高比率ケーキでは機能的に過剰で
あることを確認した(Sollars およびRubenthaler 、1
971年)。
水溶性物質、グルテン、澱粉および残渣に分画し、高比
率ケーキの機能性が主として澱粉画分に関連しているこ
とを示した。彼は、単離した澱粉の機能性を変化させる
には、穀粉に適用しなければならない量と比較してかな
り少ない量の塩素で十分であることも示し、穀粉と反応
する塩素のほとんどは高比率ケーキでは機能的に過剰で
あることを確認した(Sollars およびRubenthaler 、1
971年)。
【0009】Seguchi (1987年)は、塩素化穀粉か
ら得た澱粉は未処理穀粉から得た澱粉より疎水性が明ら
かに高いことを認め、疎水性澱粉粒子はバターでは気泡
の表面で凝集して、気泡を安定化すると考えた。Seguch
i (1993年)は更に、澱粉粒子表面タンパク質を塩
素化することにより疎水性になることを示唆した。この
機構は知られていないが、疎水性澱粉粒子は高比率ケー
キの構造に有益な作用を及ぼすものと思われる。
ら得た澱粉は未処理穀粉から得た澱粉より疎水性が明ら
かに高いことを認め、疎水性澱粉粒子はバターでは気泡
の表面で凝集して、気泡を安定化すると考えた。Seguch
i (1993年)は更に、澱粉粒子表面タンパク質を塩
素化することにより疎水性になることを示唆した。この
機構は知られていないが、疎水性澱粉粒子は高比率ケー
キの構造に有益な作用を及ぼすものと思われる。
【0010】熱処理を行うことにより、澱粉粒子表面な
どのタンパク質が変性し、天然タンパク質では主に埋没
しているアミノ酸の疎水性のより大きい側鎖の幾つかが
露出するものと思われる。有機酸およびエタノールなど
の他の処理も、効果は低いがタンパク質変性を促進する
ことができるであろう。
どのタンパク質が変性し、天然タンパク質では主に埋没
しているアミノ酸の疎水性のより大きい側鎖の幾つかが
露出するものと思われる。有機酸およびエタノールなど
の他の処理も、効果は低いがタンパク質変性を促進する
ことができるであろう。
【0011】発明者の一人であるGreenwell は、緩やか
にひいたパン小麦の澱粉粒子の表面上にフリアビリン
(friabilin )と呼ばれる塩基性の極めて高い(等電点
(pI)>10)脂質結合タンパク質があることを示し
た(Greenwell 、1993年、Greenwell およびBrock
、1993年)。これは、塩素化してケーキおよび多
くの他のベーカリー製品の製造に用いられる軟質パン小
麦であるが、バターが安定であることと一致する小さな
穀粉粒子は、軟質の内乳から一層容易にひかれるからで
ある。また、約30000ダルトンの澱粉粒子表面タン
パク質の一群であってこれもまた塩基性が高いものもあ
る。
にひいたパン小麦の澱粉粒子の表面上にフリアビリン
(friabilin )と呼ばれる塩基性の極めて高い(等電点
(pI)>10)脂質結合タンパク質があることを示し
た(Greenwell 、1993年、Greenwell およびBrock
、1993年)。これは、塩素化してケーキおよび多
くの他のベーカリー製品の製造に用いられる軟質パン小
麦であるが、バターが安定であることと一致する小さな
穀粉粒子は、軟質の内乳から一層容易にひかれるからで
ある。また、約30000ダルトンの澱粉粒子表面タン
パク質の一群であってこれもまた塩基性が高いものもあ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明が扱う問題点
は、穀粉のベーキング特性を改良する代替法を見出すこ
と、特に高比率ケーキに用いるのに適しており且つ塩素
化の使用を避ける穀粉を製造することである。
は、穀粉のベーキング特性を改良する代替法を見出すこ
と、特に高比率ケーキに用いるのに適しており且つ塩素
化の使用を避ける穀粉を製造することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この問題点は、本発明に
よれば、穀粉をアシル化試薬で処理することを特徴とる
穀粉のベーキング特性の改良法によって解決される。
よれば、穀粉をアシル化試薬で処理することを特徴とる
穀粉のベーキング特性の改良法によって解決される。
【0014】本発明によれば、任意の種類の穀粉(例え
ば、小麦、大麦、ライ麦、トウモロコシ、オート麦、
米、雑穀、モロコシ)を用いることができる。好ましい
種類の穀粉は、小麦、大麦およびライ麦である。最も好
ましいものは、小麦である。
ば、小麦、大麦、ライ麦、トウモロコシ、オート麦、
米、雑穀、モロコシ)を用いることができる。好ましい
種類の穀粉は、小麦、大麦およびライ麦である。最も好
ましいものは、小麦である。
【0015】穀粉は、ひいて処理し、ドウ(dough )や
バター(batter)を作るのに後で水を加えることはない
(ドウは、総重量を基にして約30%の水分で生成し始
めることに留意されたい)。
バター(batter)を作るのに後で水を加えることはない
(ドウは、総重量を基にして約30%の水分で生成し始
めることに留意されたい)。
【0016】処理は、ガス状アシル化試薬を用いてまた
は液状アシル化試薬からの蒸気を用いて行うのが好まし
い。穀粉を処理中に強く攪拌して、アシル化試薬に暴露
される穀粉表面を連続的に変化させるようにするのが好
ましい。
は液状アシル化試薬からの蒸気を用いて行うのが好まし
い。穀粉を処理中に強く攪拌して、アシル化試薬に暴露
される穀粉表面を連続的に変化させるようにするのが好
ましい。
【0017】アシル化試薬は、穀粉のpHを低下させる
ものが好ましい。好適なアシル化試薬としては、ケテ
ン、無水酢酸、塩化アセチル、塩化プロピオニル、クロ
ロギ酸エチルおよびクロロギ酸メチルが挙げられる。
ものが好ましい。好適なアシル化試薬としては、ケテ
ン、無水酢酸、塩化アセチル、塩化プロピオニル、クロ
ロギ酸エチルおよびクロロギ酸メチルが挙げられる。
【0018】アシル化試薬は、穀粉の重量に対して60
00重量百万分率(ppm)まで、好ましくは250〜
4000ppmの割合で用いられる。例えば、処理は、
3000ppmまでのケテン、6000ppmまでの無
水酢酸、2800ppmまでの塩化アセチル、3300
ppmまでの塩化プロピオニル、または3380ppm
までのクロロギ酸メチルを用いて行うことができる。
00重量百万分率(ppm)まで、好ましくは250〜
4000ppmの割合で用いられる。例えば、処理は、
3000ppmまでのケテン、6000ppmまでの無
水酢酸、2800ppmまでの塩化アセチル、3300
ppmまでの塩化プロピオニル、または3380ppm
までのクロロギ酸メチルを用いて行うことができる。
【0019】本発明は、前記定義の方法によって処理さ
れた穀粉、およびそのような穀粉を用いてベーキングさ
れあるいは調理された生成物も包含する。この生成物
は、現在塩素化穀粉を用いて作られる任意のものでよ
く、高比率ケーキが好ましい。
れた穀粉、およびそのような穀粉を用いてベーキングさ
れあるいは調理された生成物も包含する。この生成物
は、現在塩素化穀粉を用いて作られる任意のものでよ
く、高比率ケーキが好ましい。
【0020】本発明者らは、フリアビリンに結合した脂
質により、軟質のパン小麦澱粉粒子は硬質のパン小麦か
らの澱粉粒子より疎水性が幾分高くなるが、フリアビリ
ン分子および澱粉小粒表面近くの他のタンパク質の正電
荷が除去されて疎水性基によって置換されると、疎水性
は更に高くなるものと考えた。タンパク質の水性媒質中
での溶解度は、媒質のpHがこのタンパク質のpIと同
じであるときに最低になるが、これは分子間疎水結合に
よる凝集が電荷の反発によってほとんど減少しないから
である。フリアビリンおよび他の塩基性タンパク質から
正電荷を除くとそれらの等電点が低下し、バターのpH
に近くなるので、澱粉小粒の表面上の疎水結合したタン
パク質凝集体の疎水性層の形成が促進される。正電荷を
中和した化学的基がそれ自身疎水性であるならば(すな
わち、帯電していないだけでなく、液状の水との相互作
用のエントロピーによる好ましくない自由エネルギーも
有する)、疎水性は更に高くなるであろう。
質により、軟質のパン小麦澱粉粒子は硬質のパン小麦か
らの澱粉粒子より疎水性が幾分高くなるが、フリアビリ
ン分子および澱粉小粒表面近くの他のタンパク質の正電
荷が除去されて疎水性基によって置換されると、疎水性
は更に高くなるものと考えた。タンパク質の水性媒質中
での溶解度は、媒質のpHがこのタンパク質のpIと同
じであるときに最低になるが、これは分子間疎水結合に
よる凝集が電荷の反発によってほとんど減少しないから
である。フリアビリンおよび他の塩基性タンパク質から
正電荷を除くとそれらの等電点が低下し、バターのpH
に近くなるので、澱粉小粒の表面上の疎水結合したタン
パク質凝集体の疎水性層の形成が促進される。正電荷を
中和した化学的基がそれ自身疎水性であるならば(すな
わち、帯電していないだけでなく、液状の水との相互作
用のエントロピーによる好ましくない自由エネルギーも
有する)、疎水性は更に高くなるであろう。
【0021】本発明者らは、ケテン(CH2=C=O)
のような試薬が前記条件を達成するのに好適であること
も見出した。ケテンは、アミノ、スルフヒドリルおよび
ヒドロキシル基と親核付加を受ける。アミノおよびスル
フヒドリル基との反応は、できるだけ迅速にすべきであ
る。タンパク質(例えば、フリアビリン)の正に帯電し
たリジンの側鎖内のアミノ基などのアミノ基、タンパク
質のシステイン側鎖などのスルフヒドリル基、および水
などのヒドロキシル基との反応を、下記に示す。
のような試薬が前記条件を達成するのに好適であること
も見出した。ケテンは、アミノ、スルフヒドリルおよび
ヒドロキシル基と親核付加を受ける。アミノおよびスル
フヒドリル基との反応は、できるだけ迅速にすべきであ
る。タンパク質(例えば、フリアビリン)の正に帯電し
たリジンの側鎖内のアミノ基などのアミノ基、タンパク
質のシステイン側鎖などのスルフヒドリル基、および水
などのヒドロキシル基との反応を、下記に示す。
【0022】 生成した総ての酢酸は、上記のようにそれがタンパク質
変性作用を行うことができるので、機能性を高めること
もできる。
変性作用を行うことができるので、機能性を高めること
もできる。
【0023】ケテンは、単にタンパク質のpIを減少さ
せることができるだけではない。ケテンは、負に帯電し
たカルボキシル基を、混合した無水酢酸に転換すること
によって電荷を更にほとんどなくすることができる。
せることができるだけではない。ケテンは、負に帯電し
たカルボキシル基を、混合した無水酢酸に転換すること
によって電荷を更にほとんどなくすることができる。
【0024】 ケテン以外のアシル化試薬、例えばジケテン、イソシア
ン酸およびイソチオシアン酸、およびこれら総ての試薬
のアルキルおよびアリール誘導体、およびアルキルおよ
びアリールカルボン酸のおよびカルボン酸アルキルおよ
びアリールモノエステルの無水物および酸塩化物は、ア
ミノ窒素原子と共有結合的に反応して、そのpKを減少
させることによって、タンパク質から正電荷を除去す
る。また、これらの試薬のほとんどとの反応により、疎
水性基の付加が起こる。
ン酸およびイソチオシアン酸、およびこれら総ての試薬
のアルキルおよびアリール誘導体、およびアルキルおよ
びアリールカルボン酸のおよびカルボン酸アルキルおよ
びアリールモノエステルの無水物および酸塩化物は、ア
ミノ窒素原子と共有結合的に反応して、そのpKを減少
させることによって、タンパク質から正電荷を除去す
る。また、これらの試薬のほとんどとの反応により、疎
水性基の付加が起こる。
【0025】ケテンは周囲温度では気体であるので、塩
素と同様に、これは穀粉のような固形基質と効率的に反
応するはずである。これは、アセトン、無水酢酸または
ジケテンの熱分解によって生成させることができるが、
不安定であるため、それを生成させたならば直ちに改質
を行う穀粉に送り込まなければならない。
素と同様に、これは穀粉のような固形基質と効率的に反
応するはずである。これは、アセトン、無水酢酸または
ジケテンの熱分解によって生成させることができるが、
不安定であるため、それを生成させたならば直ちに改質
を行う穀粉に送り込まなければならない。
【0026】液状改質剤は穀粉と良好に反応することが
できるが、凝集すること、残渣の除去における困難性お
よび反応の効率がよくないといった問題点が考えられ
る。幾つかの他の試薬は気体であり、または周囲温度で
蒸気圧が十分高い液体であり、穀粉を気相処理すること
ができる。例としては、メチルケテン、イソシアン酸メ
チル、無水酢酸、塩化アセチル、塩化プロピオニルおよ
びクロロギ酸メチルが挙げられる。
できるが、凝集すること、残渣の除去における困難性お
よび反応の効率がよくないといった問題点が考えられ
る。幾つかの他の試薬は気体であり、または周囲温度で
蒸気圧が十分高い液体であり、穀粉を気相処理すること
ができる。例としては、メチルケテン、イソシアン酸メ
チル、無水酢酸、塩化アセチル、塩化プロピオニルおよ
びクロロギ酸メチルが挙げられる。
【0027】アセチル化アミノ酸は毒性を持たず、また
酢酸ではない。ケテンや無水酢酸のような試薬によるア
セチル化の生成物が摂取された後に酵素接触反応などで
分解すると、これは単なる加水分解により元の分子と酢
酸の分子となる。このことは、下記のアセチル化アミノ
基の加水分解についての反応工程図によって示される。 無水酢酸および塩化アセチルなどの前記の他の試薬の幾
つかは、穀粉の機能性を変化させるのに要するよりもず
っと高い処理の濃度で食品用の澱粉をアセチル化するこ
とができる。
酢酸ではない。ケテンや無水酢酸のような試薬によるア
セチル化の生成物が摂取された後に酵素接触反応などで
分解すると、これは単なる加水分解により元の分子と酢
酸の分子となる。このことは、下記のアセチル化アミノ
基の加水分解についての反応工程図によって示される。 無水酢酸および塩化アセチルなどの前記の他の試薬の幾
つかは、穀粉の機能性を変化させるのに要するよりもず
っと高い処理の濃度で食品用の澱粉をアセチル化するこ
とができる。
【0028】穀粉のpHは、正電荷を除去し、酢酸を生
成することにより、穀粉のpHが低下しやすくなるの
で、ケテン処理の有用な尺度である。それは、10ml
の水に2gの穀粉を攪拌懸濁液中でガラス電極を用いて
測定される。
成することにより、穀粉のpHが低下しやすくなるの
で、ケテン処理の有用な尺度である。それは、10ml
の水に2gの穀粉を攪拌懸濁液中でガラス電極を用いて
測定される。
【0029】無水酢酸、塩化アセチル、ケテンなどのア
セチル化剤は、澱粉をアセチル化するのに用いられてき
た。澱粉は、本発明の主題の穀粉とは異なる材料であ
る。澱粉のアセチル化の目的は、澱粉のアミロースおよ
びアミロペクチンのヒドロキシル基をアセチル化して、
澱粉アセテートを製造することである。本発明の目的
は、水を添加することなく穀粉中のタンパク質または澱
粉のアミノ基をアセチル化またはアシル化することであ
る。従って、処理の条件も異なっている。澱粉をアセチ
ル化するには、通常は遥かに多量のアセチル化剤が水相
反応に用いられ、処理条件は更に極端である(例えば、
水性アルカリ中での加熱)。
セチル化剤は、澱粉をアセチル化するのに用いられてき
た。澱粉は、本発明の主題の穀粉とは異なる材料であ
る。澱粉のアセチル化の目的は、澱粉のアミロースおよ
びアミロペクチンのヒドロキシル基をアセチル化して、
澱粉アセテートを製造することである。本発明の目的
は、水を添加することなく穀粉中のタンパク質または澱
粉のアミノ基をアセチル化またはアシル化することであ
る。従って、処理の条件も異なっている。澱粉をアセチ
ル化するには、通常は遥かに多量のアセチル化剤が水相
反応に用いられ、処理条件は更に極端である(例えば、
水性アルカリ中での加熱)。
【0030】酢酸、プロピオン酸および無水酢酸は、ト
ルティヤのステーリング(staling)や微生物による損傷
を遅らせることが報告されている(Rubio 、1975
年)。Rubio は、水分を含むトウモロコシ粉のドウを処
理しているが、本発明者らは乾燥穀粉を処理するのであ
る。トルテイヤにおける機能上の効果は、ステーリング
および微生物による損傷を遅らせることであるが、本発
明者らは生成物の容積ときめを改良することを試みてい
るのである。Rubio は酢酸の供給源として無水酢酸を用
いており、これによりトルテイヤにおけるそれ自身の機
能的効果を生じることができる。本発明者らは、特に無
水酢酸と穀粉タンパク質とを反応させようとするもので
あり、これは酢酸は本発明者らと関係する機能的効果を
生じることはできないからである。
ルティヤのステーリング(staling)や微生物による損傷
を遅らせることが報告されている(Rubio 、1975
年)。Rubio は、水分を含むトウモロコシ粉のドウを処
理しているが、本発明者らは乾燥穀粉を処理するのであ
る。トルテイヤにおける機能上の効果は、ステーリング
および微生物による損傷を遅らせることであるが、本発
明者らは生成物の容積ときめを改良することを試みてい
るのである。Rubio は酢酸の供給源として無水酢酸を用
いており、これによりトルテイヤにおけるそれ自身の機
能的効果を生じることができる。本発明者らは、特に無
水酢酸と穀粉タンパク質とを反応させようとするもので
あり、これは酢酸は本発明者らと関係する機能的効果を
生じることはできないからである。
【0031】本発明を、下記の実施例および添付の図面
に関して説明する。
に関して説明する。
【0032】
【実施例】下記の実施例において、「穀粉」とは小麦粉
を表す。 機能性の試験 本発明者らは、いくつかの試験を用いて穀粉の機能性を
試験した。一つは、IBM PCに適合するコンピュー
ターで作動する特注のThermocline and Thermoviewコン
ピューターソフトウェアの制御の下でRapid Vi
sco−Analyzer Model RVA−3D
(Newport Scientific Pty. Ltd.、ナラベーン、オース
トラリア)(RVA)で生成したペースティング曲線を
検討することである。(α−アミラーゼ活性を抑制する
ための)16マイクロモルの硝酸銀を含む水(25.0
ml)を、RVAを備えた使い捨て可能なアルミニウム
試料キャニスターにピペットで採取した。それぞれの分
量(4.00g)の穀粉を加工する直前に、これを使い
捨て可能なプラスチック製攪拌装置で10回手動で水に
投入することによってスラリーとした。試料を、一定の
攪拌速度となるように連続的に調節した攪拌力で下記の
時間−温度条件を施した。
を表す。 機能性の試験 本発明者らは、いくつかの試験を用いて穀粉の機能性を
試験した。一つは、IBM PCに適合するコンピュー
ターで作動する特注のThermocline and Thermoviewコン
ピューターソフトウェアの制御の下でRapid Vi
sco−Analyzer Model RVA−3D
(Newport Scientific Pty. Ltd.、ナラベーン、オース
トラリア)(RVA)で生成したペースティング曲線を
検討することである。(α−アミラーゼ活性を抑制する
ための)16マイクロモルの硝酸銀を含む水(25.0
ml)を、RVAを備えた使い捨て可能なアルミニウム
試料キャニスターにピペットで採取した。それぞれの分
量(4.00g)の穀粉を加工する直前に、これを使い
捨て可能なプラスチック製攪拌装置で10回手動で水に
投入することによってスラリーとした。試料を、一定の
攪拌速度となるように連続的に調節した攪拌力で下記の
時間−温度条件を施した。
【0033】 温度(℃) 時間(分) 50 0−開始 50 1.0 95 4.8 95 7.3 50 11.1 50 15.0−終了 総ての生成するペースト化曲線を、4秒間隔で測定した
180粘度値のファイルとして集め、一定の攪拌を保持
するための力の曲線、すなわち時間に対する粘度(任意
攪拌数単位、SNU)としてプロットするため、Thermo
viewソフトウェアに送った。スラリーの粘度が、RVA
での加熱相中に未処理穀粉での場合より速やかに上昇す
るのは、良好な高比率ケーキを作る塩素化および熱処理
穀粉の特徴である(図1)。この特徴は、高比率ケーキ
を作るのに好適な穀粉の澱粉粒子が凝集体を形成しやす
いという考えと矛盾しない。RVAによって検出された
変化の程度は、コントロール試料と比較して温度が80
℃を越えて上昇するときの粘度(SNU)として測定さ
れる。
180粘度値のファイルとして集め、一定の攪拌を保持
するための力の曲線、すなわち時間に対する粘度(任意
攪拌数単位、SNU)としてプロットするため、Thermo
viewソフトウェアに送った。スラリーの粘度が、RVA
での加熱相中に未処理穀粉での場合より速やかに上昇す
るのは、良好な高比率ケーキを作る塩素化および熱処理
穀粉の特徴である(図1)。この特徴は、高比率ケーキ
を作るのに好適な穀粉の澱粉粒子が凝集体を形成しやす
いという考えと矛盾しない。RVAによって検出された
変化の程度は、コントロール試料と比較して温度が80
℃を越えて上昇するときの粘度(SNU)として測定さ
れる。
【0034】第二の試験は、全卵マデイラ(Madeira) 型
の調理法を用いて、300g(ユニット・サイズ・ケー
キ)または45g(マフィン・サイズ・ケーキ)バター
(batter)を用いる高比率ケーキをベーキングすること
である。この方法は、下記の通りである。
の調理法を用いて、300g(ユニット・サイズ・ケー
キ)または45g(マフィン・サイズ・ケーキ)バター
(batter)を用いる高比率ケーキをベーキングすること
である。この方法は、下記の通りである。
【0035】 ユニット・サイズ・ケーキ 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 130 高比率ショートニング 65 脱脂粉乳 8 塩 1.5 ベーキングハウダー 6 (SAPP/重炭酸塩、2:1) 水 95 全液状卵 90 (SAPP=酸性ピロリン酸ナトリウム) 卵を除く総ての成分を、ビーターを備えた遊星式ミキサ
ー中で130rpmで0.5分間、次に400rpmで
1分間混合した。卵を、130rpmで0.5分間かけ
て徐々に加えた。混合を更に1分間400rpmで行っ
た。最終的なバターの相対密度は、0.8とする。30
0gのバターを紙でライニングした長方形のパンに入
れ、ケーキを210℃に設定した温度で50分間リール
・オーブンでベーキングした。
ー中で130rpmで0.5分間、次に400rpmで
1分間混合した。卵を、130rpmで0.5分間かけ
て徐々に加えた。混合を更に1分間400rpmで行っ
た。最終的なバターの相対密度は、0.8とする。30
0gのバターを紙でライニングした長方形のパンに入
れ、ケーキを210℃に設定した温度で50分間リール
・オーブンでベーキングした。
【0036】 マフィン・サイズ・ケーキ 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 130 高比率ショートニング 60 脱脂粉乳 8 塩 1.5 ベーキングハウダー 6 (SAPP/重炭酸塩、2:1) 水 80 全液状卵 90 液体を、ビーターを備えたKenwood 製の家庭用の大きさ
の遊星式ミキサーのボウルに入れた。篩を通した乾燥成
分と脂肪を加え、低速度で0.5分間混合して、擦り落
とした。バターを速度5で1.25分間混合して、0.
75分後に擦り落とした。最終的なバターの相対密度
は、0.8とする。45gのバターをライニングしたマ
フィン用ブリキ鍋に入れ、ケーキを230℃に設定した
温度で22分間リール・オーブンでベーキングした。
の遊星式ミキサーのボウルに入れた。篩を通した乾燥成
分と脂肪を加え、低速度で0.5分間混合して、擦り落
とした。バターを速度5で1.25分間混合して、0.
75分後に擦り落とした。最終的なバターの相対密度
は、0.8とする。45gのバターをライニングしたマ
フィン用ブリキ鍋に入れ、ケーキを230℃に設定した
温度で22分間リール・オーブンでベーキングした。
【0037】ベーキング試験および引き続く一晩の冷却
の後、特定の容積のケーキを種を移動することによって
測定し、その内部および外部の様子を記載した。改質穀
粉を用いて製造したケーキを、1500ppmまで塩素
化した同じ基材穀粉を用いて製造したもの、および市販
の塩素化穀粉を用いて製造したものと比較した。
の後、特定の容積のケーキを種を移動することによって
測定し、その内部および外部の様子を記載した。改質穀
粉を用いて製造したケーキを、1500ppmまで塩素
化した同じ基材穀粉を用いて製造したもの、および市販
の塩素化穀粉を用いて製造したものと比較した。
【0038】幾つかの場合に、ケーキから採取した試料
を、きめプロフィール分析(TPA)によって検討し
た。TPAの際に、試料をStable Micros
ystems TAXT2きめ分析装置中で、同じ移動
限界の間で2回の圧縮サイクル(「バイト(bites) 」と
表す)に付し、それぞれの「バイト」についての力−時
間曲線を記録する。導かれるパラメーターの大きさは実
験パラメーター(例えば、歪み、歪み速度)によって影
響を受けるが、これらのパラメーターは規格条件下では
試料の機械的特性について目的とする比較情報を提供す
る。試料に対する力は時間の関数として記録され、これ
から歪みを容易に導くことができる。典型的なTPA二
重バイト曲線(double-bite curve) を、図2に示す。力
−時間曲線の分析により、7つのきめパラメーターが抽
出され、5つは実測され、2つは測定したパラメーター
から算出される。7つのきめパラメーターは下記のよう
に定義され、パラメーターの単位を括弧内に示す。破断
性(Fracturability)は、曲線の第一の有意な破壊点にお
ける力である(N)。硬度、H1、は、第一の圧縮の際
のピーク力である(N)。凝集性、A2/A1、は、第
二の圧縮サイクル中の正の力面積対第一の圧縮サイクル
中の正の力面積の比率である。接着力は、第一のバイト
の負の力面積であり、試料から圧縮プランジャーを引き
抜くのに要する仕事を表す(N・m×103)。回収
率、b/c×102、は、第一の「バイト」の終了と第
二の「バイト」の開始との間の経過時間中に試料を回収
する高さの比率である(%)。粘着性は、硬度と凝集性
との積である(N)。噛みごたえは、粘着性と回収率と
の積である(N×102)。 穀粉処理剤および方法の例 例1 ケテン処理した穀粉 ケテンは、加熱したニクロムフィラメント上でアセトン
蒸気を熱分解して、ケテンとメタンを生成させることに
よって生成させた。
を、きめプロフィール分析(TPA)によって検討し
た。TPAの際に、試料をStable Micros
ystems TAXT2きめ分析装置中で、同じ移動
限界の間で2回の圧縮サイクル(「バイト(bites) 」と
表す)に付し、それぞれの「バイト」についての力−時
間曲線を記録する。導かれるパラメーターの大きさは実
験パラメーター(例えば、歪み、歪み速度)によって影
響を受けるが、これらのパラメーターは規格条件下では
試料の機械的特性について目的とする比較情報を提供す
る。試料に対する力は時間の関数として記録され、これ
から歪みを容易に導くことができる。典型的なTPA二
重バイト曲線(double-bite curve) を、図2に示す。力
−時間曲線の分析により、7つのきめパラメーターが抽
出され、5つは実測され、2つは測定したパラメーター
から算出される。7つのきめパラメーターは下記のよう
に定義され、パラメーターの単位を括弧内に示す。破断
性(Fracturability)は、曲線の第一の有意な破壊点にお
ける力である(N)。硬度、H1、は、第一の圧縮の際
のピーク力である(N)。凝集性、A2/A1、は、第
二の圧縮サイクル中の正の力面積対第一の圧縮サイクル
中の正の力面積の比率である。接着力は、第一のバイト
の負の力面積であり、試料から圧縮プランジャーを引き
抜くのに要する仕事を表す(N・m×103)。回収
率、b/c×102、は、第一の「バイト」の終了と第
二の「バイト」の開始との間の経過時間中に試料を回収
する高さの比率である(%)。粘着性は、硬度と凝集性
との積である(N)。噛みごたえは、粘着性と回収率と
の積である(N×102)。 穀粉処理剤および方法の例 例1 ケテン処理した穀粉 ケテンは、加熱したニクロムフィラメント上でアセトン
蒸気を熱分解して、ケテンとメタンを生成させることに
よって生成させた。
【0039】 熱分解しなかったアセトンを濃縮させて除去し、ケテン
およびメタンを窒素気流で処理用の穀粉を含む容器に直
接送った。処理は、気体が濾紙の「床」を取り付けた逆
にした焼結ガラス漏斗を降下して通過するときに穀粉エ
アゾールを生成するように振盪により、または気体が焼
結ガラス漏斗中の穀粉のベッドを上昇して通過するとき
に攪拌により、または穀粉を塩素化するのに普通に用い
られる木製の箱の中で混転することにより、または穀粉
を塩素化するための更に精巧にした反応装置であって、
反応装置の箱の対角線を通る回転軸を有するもの(Kiss
ell およびMarshall、1972年)の中で混転−塗布す
ることによって行うことにより、穀粉を効果的に移動さ
せ、気流に新鮮な穀粉粒子を連続的に暴露する。穀粉粒
子は、混転によりおよび余り多くはないが攪拌により、
限定された程度まで移動されるだけであった。Rapi
d Visco−Analysisによって測定したケ
テン処理の結果(図3)およびpH(図4)は、混転−
塗布の後、振盪、混転を行い、次いで攪拌を行うのが最
も効果的な処理の形態であることを示している。最適な
処理濃度は、混転−塗布を用いる場合には1000pp
mであり、混転を用いる場合には1500ppmであっ
た。3000ppmまでの濃度のケテンで処理した一連
の穀粉を、同じ混転−塗布装置で2000ppmまでの
塩素で処理した一連の穀粉と比較した。穀粉のpHを低
下させ(図5)およびRVA粘度を増加させると(図
6)、ケテンは塩素より効果的であった。 表1 ケテンで処理した穀粉の試験的ベーキングの結果 ケテン処理の方法 ケテン処理の最適 試験的ベーキング法 ケーキの比容積 濃度(ppm) (塩素化コントロ ールに対する%) 混転−塗布 1000 ユニット 98 振盪 700* マッフィン 99 混転 1500 ユニット 90 攪拌 2100* マッフィン 92* 試験ベーキングした最良の処理濃度では、最適とすることはできない。
およびメタンを窒素気流で処理用の穀粉を含む容器に直
接送った。処理は、気体が濾紙の「床」を取り付けた逆
にした焼結ガラス漏斗を降下して通過するときに穀粉エ
アゾールを生成するように振盪により、または気体が焼
結ガラス漏斗中の穀粉のベッドを上昇して通過するとき
に攪拌により、または穀粉を塩素化するのに普通に用い
られる木製の箱の中で混転することにより、または穀粉
を塩素化するための更に精巧にした反応装置であって、
反応装置の箱の対角線を通る回転軸を有するもの(Kiss
ell およびMarshall、1972年)の中で混転−塗布す
ることによって行うことにより、穀粉を効果的に移動さ
せ、気流に新鮮な穀粉粒子を連続的に暴露する。穀粉粒
子は、混転によりおよび余り多くはないが攪拌により、
限定された程度まで移動されるだけであった。Rapi
d Visco−Analysisによって測定したケ
テン処理の結果(図3)およびpH(図4)は、混転−
塗布の後、振盪、混転を行い、次いで攪拌を行うのが最
も効果的な処理の形態であることを示している。最適な
処理濃度は、混転−塗布を用いる場合には1000pp
mであり、混転を用いる場合には1500ppmであっ
た。3000ppmまでの濃度のケテンで処理した一連
の穀粉を、同じ混転−塗布装置で2000ppmまでの
塩素で処理した一連の穀粉と比較した。穀粉のpHを低
下させ(図5)およびRVA粘度を増加させると(図
6)、ケテンは塩素より効果的であった。 表1 ケテンで処理した穀粉の試験的ベーキングの結果 ケテン処理の方法 ケテン処理の最適 試験的ベーキング法 ケーキの比容積 濃度(ppm) (塩素化コントロ ールに対する%) 混転−塗布 1000 ユニット 98 振盪 700* マッフィン 99 混転 1500 ユニット 90 攪拌 2100* マッフィン 92* 試験ベーキングした最良の処理濃度では、最適とすることはできない。
【0040】表1は、混転−塗布および混転した穀粉に
ついての処理の最適濃度およびそれぞれの種類の処理に
ついて試験ベーキングした最良の処理濃度での試験ベー
キングの結果を比較している。混転塗布により1000
ppm、振盪により700ppm、または混転によって
1500ppmで処理した穀粉は、外観および芯の構造
がいずれも塩素化穀粉で製造したものと極めて類似して
いるケーキを生成した。ユニット・サイズケーキのベー
キングは、マッフィン・サイズケーキのベーキングより
も厳密な機能性の試験であるので、混転−塗布は最も効
果的な処理法であると結論された。1000ppmのケ
テンで処理した(混転−塗布)穀粉は、市販の塩素化穀
粉について典型的な処理濃度である1500ppmの塩
素で処理した(混転−塗布)穀粉とほぼ同様なベーキン
グ性能およびpHを有した。しかしながら、3000p
pmのケテンで処理した穀粉では、塩素化コントロール
に対して比容積91%であり、同様な外観および芯構造
を有するユニットケーキを生成し、機能性は過剰処理に
対しては余り敏感ではないことを示していた。これらの
結果は、連続的に気流変化に暴露される穀粉粒子は効果
的に改質されるような方法での穀粉の処理を示してい
る。それらの結果は、アシル化剤であるケテンは穀粉の
pHを低下させ、穀粉を改質して、高比率ケーキの塩素
処理した穀粉に匹敵する機能性を穀粉に与えることも示
している。 例2 無水酢酸で処理した穀粉 穀粉(250g)を、ローラーボトル中で20rpmで
48時間室温で混転することによって3640ppmの
無水酢酸(1500ppmのケテンと等モル量)で処理
した。液状試薬を、栓付きのガラスマイクロファイバー
製の溶媒抽出シンブル内側の石英ウールのパッド上に対
して浸漬したボトルに導入した。処理した穀粉のpHは
4.15であり、80℃でのそのRVA粘度は100S
NU(2000ppmの塩素化穀粉と同じ)であった。
無水酢酸で処理した穀粉から製造したユニットケーキ
は、外観および芯の構造が塩素化穀粉から製造したもの
と同じであり、比容積は塩素化穀粉から製造したものの
92%となった。
ついての処理の最適濃度およびそれぞれの種類の処理に
ついて試験ベーキングした最良の処理濃度での試験ベー
キングの結果を比較している。混転塗布により1000
ppm、振盪により700ppm、または混転によって
1500ppmで処理した穀粉は、外観および芯の構造
がいずれも塩素化穀粉で製造したものと極めて類似して
いるケーキを生成した。ユニット・サイズケーキのベー
キングは、マッフィン・サイズケーキのベーキングより
も厳密な機能性の試験であるので、混転−塗布は最も効
果的な処理法であると結論された。1000ppmのケ
テンで処理した(混転−塗布)穀粉は、市販の塩素化穀
粉について典型的な処理濃度である1500ppmの塩
素で処理した(混転−塗布)穀粉とほぼ同様なベーキン
グ性能およびpHを有した。しかしながら、3000p
pmのケテンで処理した穀粉では、塩素化コントロール
に対して比容積91%であり、同様な外観および芯構造
を有するユニットケーキを生成し、機能性は過剰処理に
対しては余り敏感ではないことを示していた。これらの
結果は、連続的に気流変化に暴露される穀粉粒子は効果
的に改質されるような方法での穀粉の処理を示してい
る。それらの結果は、アシル化剤であるケテンは穀粉の
pHを低下させ、穀粉を改質して、高比率ケーキの塩素
処理した穀粉に匹敵する機能性を穀粉に与えることも示
している。 例2 無水酢酸で処理した穀粉 穀粉(250g)を、ローラーボトル中で20rpmで
48時間室温で混転することによって3640ppmの
無水酢酸(1500ppmのケテンと等モル量)で処理
した。液状試薬を、栓付きのガラスマイクロファイバー
製の溶媒抽出シンブル内側の石英ウールのパッド上に対
して浸漬したボトルに導入した。処理した穀粉のpHは
4.15であり、80℃でのそのRVA粘度は100S
NU(2000ppmの塩素化穀粉と同じ)であった。
無水酢酸で処理した穀粉から製造したユニットケーキ
は、外観および芯の構造が塩素化穀粉から製造したもの
と同じであり、比容積は塩素化穀粉から製造したものの
92%となった。
【0041】穀粉を、混転−塗布装置で無水酢酸でも処
理を行った。この場合には、装置に、気体輸送管の末端
にガラスマイクロファイバー製の溶媒抽出シンブルを備
えることによって改質した。シンブルの内側には、石英
ウールのパッドおよび125℃まで加熱したパラフィン
油を送液するテフロン製加熱コイルがあった。無水酢酸
を、加熱したフラスコから窒素気流に乗って一部は蒸気
としてまた一部は液滴としてテフロン輸送管を通ってシ
ンブル中に送った。穀粉を2.5kgまでのバッチ量で
混転−塗布装置で処理した。穀粉をこの装置で、総ての
無水酢酸をシンブルに送り込み、次に連続的に混転する
穀粉中に高温蒸気として拡散するのに十分な時間処理し
た。これは、500ppmに対する処理では、典型的に
は30分であった。ユニットケーキを、6000ppm
までの濃度で処理した穀粉を用いてベーキングした。4
000ppmの無水酢酸で処理した穀粉を用いて製造し
たユニットケーキは、1500ppmで塩素化した同じ
穀粉を用いて製造したケーキと外観が同じであり、芯構
造は若干緻密であり、比容積は90%となった。処理し
た穀粉で製造したケーキのTPAは、4000〜600
0ppmの無水酢酸で処理した穀粉での密度は、100
0〜2000ppmでの塩素化穀粉での密度より約15
%大きいだけであり、3000〜6000ppmの無水
酢酸で処理した穀粉での硬度値は500〜2000pp
mでの塩素化穀粉でのものより約20%大きいだけであ
り、3000〜6000ppmの無水酢酸で処理した穀
粉での粘着性および噛みごたえの値は500〜2000
ppmでの塩素化穀粉でのものと同じであり、4000
〜6000ppmの無水酢酸で処理した穀粉での接着力
の値は500〜2000ppmでの塩素化穀粉でのもの
と同じであり、5000ppmの無水酢酸で処理した穀
粉での回収率は2000ppmでの塩素化穀粉でのもの
より3.9%低いだけであった。これらは、実験用の穀
粉を用いたTPA結果が市販の塩素化穀粉を用いて得た
結果に最も近い処理濃度であった。他のTPA測定で
は、処理と矛盾しない投与量応答を示さなかった。
理を行った。この場合には、装置に、気体輸送管の末端
にガラスマイクロファイバー製の溶媒抽出シンブルを備
えることによって改質した。シンブルの内側には、石英
ウールのパッドおよび125℃まで加熱したパラフィン
油を送液するテフロン製加熱コイルがあった。無水酢酸
を、加熱したフラスコから窒素気流に乗って一部は蒸気
としてまた一部は液滴としてテフロン輸送管を通ってシ
ンブル中に送った。穀粉を2.5kgまでのバッチ量で
混転−塗布装置で処理した。穀粉をこの装置で、総ての
無水酢酸をシンブルに送り込み、次に連続的に混転する
穀粉中に高温蒸気として拡散するのに十分な時間処理し
た。これは、500ppmに対する処理では、典型的に
は30分であった。ユニットケーキを、6000ppm
までの濃度で処理した穀粉を用いてベーキングした。4
000ppmの無水酢酸で処理した穀粉を用いて製造し
たユニットケーキは、1500ppmで塩素化した同じ
穀粉を用いて製造したケーキと外観が同じであり、芯構
造は若干緻密であり、比容積は90%となった。処理し
た穀粉で製造したケーキのTPAは、4000〜600
0ppmの無水酢酸で処理した穀粉での密度は、100
0〜2000ppmでの塩素化穀粉での密度より約15
%大きいだけであり、3000〜6000ppmの無水
酢酸で処理した穀粉での硬度値は500〜2000pp
mでの塩素化穀粉でのものより約20%大きいだけであ
り、3000〜6000ppmの無水酢酸で処理した穀
粉での粘着性および噛みごたえの値は500〜2000
ppmでの塩素化穀粉でのものと同じであり、4000
〜6000ppmの無水酢酸で処理した穀粉での接着力
の値は500〜2000ppmでの塩素化穀粉でのもの
と同じであり、5000ppmの無水酢酸で処理した穀
粉での回収率は2000ppmでの塩素化穀粉でのもの
より3.9%低いだけであった。これらは、実験用の穀
粉を用いたTPA結果が市販の塩素化穀粉を用いて得た
結果に最も近い処理濃度であった。他のTPA測定で
は、処理と矛盾しない投与量応答を示さなかった。
【0042】これらの結果は、穀粉のpHを低下させる
アシル化剤である無水酢酸が穀粉を改質して、高比率ケ
ーキにおける良好な機能性を与えることを示している。 例3 塩化アセチルで処理した穀粉 穀粉を、穀粉の塩素化および最も効果的なケテン処理に
用いた反応装置で混転−塗布によって1400ppmの
塩化アセチル蒸気(750ppmのケテンと等モル)で
処理した。蒸気を窒素気流によって送り、塩化アセチル
中に通じた。処理した穀粉のpHは4.14であり、8
0℃でのRVA粘度は135SNUであった。塩化アセ
チルで処理した穀粉から製造したユニットケーキは、塩
素化穀粉から製造したものと外観および芯構造が同じで
あり、比容積は94%であった。これらの結果は、穀粉
のpHを低下させるアシル化剤である塩化アセチルが穀
粉を改質して、高比率ケーキで良好な機能性を与えるこ
とを示している。 例4 塩化プロピオニルで処理した穀粉 穀粉を、例3と同様の混転−塗布により3300ppm
の塩化プロピオニル蒸気(1500ppmのケテンと等
モル)で処理した。処理した穀粉のpHは3.52であ
り、80℃でのRVA粘度は150SNUであった。塩
化プロピオニルで処理した穀粉から製造したユニットケ
ーキは、塩素化穀粉から製造したものと外観および芯構
造が同じであり、比容積は89%であった。これらの結
果は、穀粉のpHを低下させるアシル化剤である塩化プ
ロピオニルが穀粉を改質して、高比率ケーキで良好な機
能性を与えることを示している。 例5 クロロギ酸メチルで処理した穀粉 穀粉を、例2と同様に20rpmのローラーボトル中で
48時間室温で穀粉を混転することによって3380p
pmのクロロギ酸メチル(1500ppmのケテンと等
モル量)で処理した。処理した穀粉のpHは3.09で
あり、80℃でのRVA粘度は149SNUであった。
クロロギ酸メチルで処理した穀粉から製造したユニット
ケーキは、塩素化穀粉から製造したものと外観および芯
構造が同じであり、比容積は89%であった。これらの
結果は、穀粉のpHを低下させるアシル化剤であるクロ
ロギ酸メチルが穀粉を改質して、高比率ケーキで良好な
機能性を与えることを示している。 例6 イソシアン酸エチルで処理し、トリエチルアミン
/塩化アセチルで処理した穀粉 穀粉を、例2と同様に20rpmのローラーボトル中で
48時間室温で穀粉を混転することによって2540p
pmのイソシアン酸エチル(1500ppmのケテンと
等モル量)で処理した。処理した穀粉のpHは6.50
であり、80℃でのRVA粘度は61SNU(未処理穀
粉と、塩素または穀粉を酸性化するアシル化剤で処理し
た穀粉との間の粘度)であった。イソシアン酸エチルで
処理した穀粉から製造したユニットケーキは未処理穀粉
で製造したものほど潰れやすくまたはペースト状ではな
かったが、塩素または穀粉を酸性化するアシル化剤で処
理した穀粉で製造したものより柔らかく、上部が平らで
あった。
アシル化剤である無水酢酸が穀粉を改質して、高比率ケ
ーキにおける良好な機能性を与えることを示している。 例3 塩化アセチルで処理した穀粉 穀粉を、穀粉の塩素化および最も効果的なケテン処理に
用いた反応装置で混転−塗布によって1400ppmの
塩化アセチル蒸気(750ppmのケテンと等モル)で
処理した。蒸気を窒素気流によって送り、塩化アセチル
中に通じた。処理した穀粉のpHは4.14であり、8
0℃でのRVA粘度は135SNUであった。塩化アセ
チルで処理した穀粉から製造したユニットケーキは、塩
素化穀粉から製造したものと外観および芯構造が同じで
あり、比容積は94%であった。これらの結果は、穀粉
のpHを低下させるアシル化剤である塩化アセチルが穀
粉を改質して、高比率ケーキで良好な機能性を与えるこ
とを示している。 例4 塩化プロピオニルで処理した穀粉 穀粉を、例3と同様の混転−塗布により3300ppm
の塩化プロピオニル蒸気(1500ppmのケテンと等
モル)で処理した。処理した穀粉のpHは3.52であ
り、80℃でのRVA粘度は150SNUであった。塩
化プロピオニルで処理した穀粉から製造したユニットケ
ーキは、塩素化穀粉から製造したものと外観および芯構
造が同じであり、比容積は89%であった。これらの結
果は、穀粉のpHを低下させるアシル化剤である塩化プ
ロピオニルが穀粉を改質して、高比率ケーキで良好な機
能性を与えることを示している。 例5 クロロギ酸メチルで処理した穀粉 穀粉を、例2と同様に20rpmのローラーボトル中で
48時間室温で穀粉を混転することによって3380p
pmのクロロギ酸メチル(1500ppmのケテンと等
モル量)で処理した。処理した穀粉のpHは3.09で
あり、80℃でのRVA粘度は149SNUであった。
クロロギ酸メチルで処理した穀粉から製造したユニット
ケーキは、塩素化穀粉から製造したものと外観および芯
構造が同じであり、比容積は89%であった。これらの
結果は、穀粉のpHを低下させるアシル化剤であるクロ
ロギ酸メチルが穀粉を改質して、高比率ケーキで良好な
機能性を与えることを示している。 例6 イソシアン酸エチルで処理し、トリエチルアミン
/塩化アセチルで処理した穀粉 穀粉を、例2と同様に20rpmのローラーボトル中で
48時間室温で穀粉を混転することによって2540p
pmのイソシアン酸エチル(1500ppmのケテンと
等モル量)で処理した。処理した穀粉のpHは6.50
であり、80℃でのRVA粘度は61SNU(未処理穀
粉と、塩素または穀粉を酸性化するアシル化剤で処理し
た穀粉との間の粘度)であった。イソシアン酸エチルで
処理した穀粉から製造したユニットケーキは未処理穀粉
で製造したものほど潰れやすくまたはペースト状ではな
かったが、塩素または穀粉を酸性化するアシル化剤で処
理した穀粉で製造したものより柔らかく、上部が平らで
あった。
【0043】穀粉を、例2と同様に20rpmのローラ
ーボトル中で48時間室温で穀粉を混転することによっ
て3610ppmのトリエチルアミン(1500ppm
のケテンと等モル量)で処理した。トリエチルアミン処
理した穀粉を、例3と同様に混転−塗布によって140
0ppmの塩化アセチル蒸気(750ppmのケテンと
等モル量)で処理した。処理した穀粉のpHは5.95
であり、80℃でのRVA粘度は118SNUであっ
た。この穀粉から製造したユニットケーキは、塩素化穀
粉から製造したものと外観および芯構造が同じであり、
比容積は96%であった。これらの結果は、穀粉のpH
を上昇させるアシル化剤、または塩基で処理した後アシ
ル化剤で処理することによって、穀粉が改質され、高比
率ケーキで良好な機能性を与えるが、塩素または穀粉の
pHを低下させるアシル化剤ほど必ずしも良好ではない
ことを示している。
ーボトル中で48時間室温で穀粉を混転することによっ
て3610ppmのトリエチルアミン(1500ppm
のケテンと等モル量)で処理した。トリエチルアミン処
理した穀粉を、例3と同様に混転−塗布によって140
0ppmの塩化アセチル蒸気(750ppmのケテンと
等モル量)で処理した。処理した穀粉のpHは5.95
であり、80℃でのRVA粘度は118SNUであっ
た。この穀粉から製造したユニットケーキは、塩素化穀
粉から製造したものと外観および芯構造が同じであり、
比容積は96%であった。これらの結果は、穀粉のpH
を上昇させるアシル化剤、または塩基で処理した後アシ
ル化剤で処理することによって、穀粉が改質され、高比
率ケーキで良好な機能性を与えるが、塩素または穀粉の
pHを低下させるアシル化剤ほど必ずしも良好ではない
ことを示している。
【0044】例1〜6における総てのケーキは、塩素化
穀粉で製造したコントロールの外観および内部構造を有
するが、塩素化コントロールと比較して比容積は10%
まで低く、混合の終了時におけるバターの相対密度は高
いことが一般的に観察された。容積の差は、混合時の空
気の取り込みの差の結果であるものと思われ、これは混
合時間または速度を変化させるなどの工程を若干変更す
ることによって解決することができるものと結論され
た。 改質穀粉で製造したベーカリー生成物の例 穀粉:砂糖比率が1:1.3であるユニットサイズケー
キは、塩素化穀粉の関連した機能性の限定的試験であ
る。しかしながら、塩素化穀粉は他のベーカリー生成物
にも用いられ、未処理穀粉より良好な作用を示す。従っ
て、他のベーキング試験を用いて、本発明の一般的原理
によって改質した穀粉の機能が塩素化穀粉と同様に広汎
であることを示した。 例7 エンゼルケーキ(混合法) エンゼルケーキ 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 130 高比率ショートニング 75 脱脂粉乳 14 塩 2.5 ベーキングハウダー 2.8 水 36 クリームパウダー 1.25 再構成した卵白 100 穀粉、砂糖、脂肪、クリームパウダー、ベーキングハウ
ダー、および塩を、ビーターを備える遊星式ミキサーで
130rpmで1分間混合し、擦り落とした。水および
脱脂粉乳を、130rpmで1分間かけて徐々に加えた
後、230rpmで4分間混合した。卵白を130rp
mで2分間かけて徐々に加え、擦り落とした。混合は4
00rpmで3分間行った。最終的なバターの相対密度
は0.7とする。1250gのバターを紙でライニング
した長方形のパンに入れ、ケーキを200℃の設定温度
で90分間リール・オーブンでベーキングした。
穀粉で製造したコントロールの外観および内部構造を有
するが、塩素化コントロールと比較して比容積は10%
まで低く、混合の終了時におけるバターの相対密度は高
いことが一般的に観察された。容積の差は、混合時の空
気の取り込みの差の結果であるものと思われ、これは混
合時間または速度を変化させるなどの工程を若干変更す
ることによって解決することができるものと結論され
た。 改質穀粉で製造したベーカリー生成物の例 穀粉:砂糖比率が1:1.3であるユニットサイズケー
キは、塩素化穀粉の関連した機能性の限定的試験であ
る。しかしながら、塩素化穀粉は他のベーカリー生成物
にも用いられ、未処理穀粉より良好な作用を示す。従っ
て、他のベーキング試験を用いて、本発明の一般的原理
によって改質した穀粉の機能が塩素化穀粉と同様に広汎
であることを示した。 例7 エンゼルケーキ(混合法) エンゼルケーキ 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 130 高比率ショートニング 75 脱脂粉乳 14 塩 2.5 ベーキングハウダー 2.8 水 36 クリームパウダー 1.25 再構成した卵白 100 穀粉、砂糖、脂肪、クリームパウダー、ベーキングハウ
ダー、および塩を、ビーターを備える遊星式ミキサーで
130rpmで1分間混合し、擦り落とした。水および
脱脂粉乳を、130rpmで1分間かけて徐々に加えた
後、230rpmで4分間混合した。卵白を130rp
mで2分間かけて徐々に加え、擦り落とした。混合は4
00rpmで3分間行った。最終的なバターの相対密度
は0.7とする。1250gのバターを紙でライニング
した長方形のパンに入れ、ケーキを200℃の設定温度
で90分間リール・オーブンでベーキングした。
【0045】1000ppmのケテンで処理した穀粉で
製造したケーキは、比容積が5%だけ異なる塩素化穀粉
で製造したケーキと形状が同じであり、芯構造がこれよ
り微細であり、芯が余り白くなく、比容積は87〜91
%であった。これらの結果は、本発明により改質した穀
粉は混合法によって製造したエンゼルケーキの良好な機
能を有することを示している。 例8 マデイラ型スラブケーキ(全部込みの方法) スラブケーキ 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 130 高比率ショートニング 75 脱脂粉乳 15 塩 2.5 ベーキングハウダー 3.1 水 67.5 全液状卵 100 総ての成分を、ビーターを備えた遊星式ミキサー中で1
30rpmで0.5分間混合し、擦り落として、400
rpmで1分間混合し、擦り落として、次いで400r
pmで更に1分間混合した。最終的なバターの相対密度
は0.7とする。1250gのバターを紙でライニング
した長方形のパンに入れ、ケーキを200℃の設定温度
で90分間リール・オーブンでベーキングした。
製造したケーキは、比容積が5%だけ異なる塩素化穀粉
で製造したケーキと形状が同じであり、芯構造がこれよ
り微細であり、芯が余り白くなく、比容積は87〜91
%であった。これらの結果は、本発明により改質した穀
粉は混合法によって製造したエンゼルケーキの良好な機
能を有することを示している。 例8 マデイラ型スラブケーキ(全部込みの方法) スラブケーキ 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 130 高比率ショートニング 75 脱脂粉乳 15 塩 2.5 ベーキングハウダー 3.1 水 67.5 全液状卵 100 総ての成分を、ビーターを備えた遊星式ミキサー中で1
30rpmで0.5分間混合し、擦り落として、400
rpmで1分間混合し、擦り落として、次いで400r
pmで更に1分間混合した。最終的なバターの相対密度
は0.7とする。1250gのバターを紙でライニング
した長方形のパンに入れ、ケーキを200℃の設定温度
で90分間リール・オーブンでベーキングした。
【0046】1000ppmのケテンで処理した穀粉で
製造したケーキは、比容積が5%だけ異なる塩素化穀粉
で製造したケーキと外観および芯構造が同じであり、比
容積は95〜100%であった。これらの結果は、本発
明により改質した穀粉は混合法によって製造したスラブ
ケーキでの良好な機能を有することを示している。 例9 エンゼルケーキ(全部込みの方法) エンゼルケーキ 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 130 高比率ショートニング 75 脱脂粉乳 14 塩 2.5 ベーキングハウダー 2.8 水 36 クリームパウダー 1.25 再構成した卵白 100 総ての成分を、ビーターを備えた遊星式ミキサー中で1
30rpmで0.5分間混合し、擦り落として、400
rpmで1分間混合し、擦り落として、次いで400r
pmで更に1分間混合した。最終的なバターの相対密度
は0.7とする。1250gのバターを紙でライニング
した長方形のパンに入れ、ケーキを200℃の設定温度
で90分間リール・オーブンでベーキングした。
製造したケーキは、比容積が5%だけ異なる塩素化穀粉
で製造したケーキと外観および芯構造が同じであり、比
容積は95〜100%であった。これらの結果は、本発
明により改質した穀粉は混合法によって製造したスラブ
ケーキでの良好な機能を有することを示している。 例9 エンゼルケーキ(全部込みの方法) エンゼルケーキ 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 130 高比率ショートニング 75 脱脂粉乳 14 塩 2.5 ベーキングハウダー 2.8 水 36 クリームパウダー 1.25 再構成した卵白 100 総ての成分を、ビーターを備えた遊星式ミキサー中で1
30rpmで0.5分間混合し、擦り落として、400
rpmで1分間混合し、擦り落として、次いで400r
pmで更に1分間混合した。最終的なバターの相対密度
は0.7とする。1250gのバターを紙でライニング
した長方形のパンに入れ、ケーキを200℃の設定温度
で90分間リール・オーブンでベーキングした。
【0047】1000ppmのケテンで処理した穀粉で
製造したケーキは、比容積が5%だけ異なる塩素化穀粉
で製造したケーキと形状が同じであり、芯構造がこれよ
り微細であり、芯が余り白くなく、比容積は95〜10
0%であった。これらの結果は、本発明により改質した
穀粉は全部込みの方法によって製造したエンゼルケーキ
での良好な機能を有することを示している。 例10 ブルーベリーマフィン ブルーベリーマフィン 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 60 ベーキングハウダー 5 塩 1.25 脱脂粉乳 2 植物油 40 全液状卵 70 水 35 凍結ブルーベリー 55 穀粉、砂糖、ベーキングハウダー、塩および脱脂粉乳
を、篩で整粒した。卵、水および油を混合し、ビーター
を備える遊星式ミキサーで130rpmで3分間かけて
乾燥成分に混合した。混合物を擦り落として、更に13
0rpmで4分間混合した。凍結したブルーベリーを手
で加え、80gのバターを、ライニングしたマフィン用
のブリキ容器に入れた。ケーキを230℃の設定温度で
35分間リール・オーブンでベーキングした。
製造したケーキは、比容積が5%だけ異なる塩素化穀粉
で製造したケーキと形状が同じであり、芯構造がこれよ
り微細であり、芯が余り白くなく、比容積は95〜10
0%であった。これらの結果は、本発明により改質した
穀粉は全部込みの方法によって製造したエンゼルケーキ
での良好な機能を有することを示している。 例10 ブルーベリーマフィン ブルーベリーマフィン 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 60 ベーキングハウダー 5 塩 1.25 脱脂粉乳 2 植物油 40 全液状卵 70 水 35 凍結ブルーベリー 55 穀粉、砂糖、ベーキングハウダー、塩および脱脂粉乳
を、篩で整粒した。卵、水および油を混合し、ビーター
を備える遊星式ミキサーで130rpmで3分間かけて
乾燥成分に混合した。混合物を擦り落として、更に13
0rpmで4分間混合した。凍結したブルーベリーを手
で加え、80gのバターを、ライニングしたマフィン用
のブリキ容器に入れた。ケーキを230℃の設定温度で
35分間リール・オーブンでベーキングした。
【0048】1000ppmのケテンで処理した穀粉で
製造したケーキは、塩素化穀粉で製造したケーキと形
状、容積および芯構造が同じであり、フルーツは良好に
分布していた。未処理穀粉で製造したケーキでは、形
状、容積および芯構造が若干劣るだけであったが、特に
フルーツは総てケーキの基部に沈んでしまっていた。こ
れらの結果は、本発明によって改質した穀粉は、ブルー
ベリーマフィンで良好な機能性を有することを示してい
る。 例11 高比率スイスロール 高比率スイスロール 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 106 ベーキングハウダー 5 脱脂粉乳 8 塩 1 植物油 3 全液状卵 61 水(水道水) 45 モノステアリン酸グリセロール 2.6 水(蒸留水) 15 油、卵および水道水を、泡立て器を備えた遊星式ミキサ
ーのボウルに入れ、次に穀粉、キャスター糖、ベーキン
グパウダー、脱脂粉乳および塩を加えた。これを130
rpmで0.5分間混合し、擦り落として、400rp
mで更に2分間混合した。モノステアリン酸グリセロー
ルを蒸留水に分散させ、混合物に130rpmで混合し
ながら10秒間かけて加えた。混合物を400rpmで
0.5分間混合し、擦り落として、次に400rpmで
0.25分間混合した。最終的なバターの相対密度は、
0.60〜0.65とする。500gのバターを13″
×17″のグリースで保護した紙でライニングしたトレ
ーに広げ、ケーキを238℃の設定温度で8分間リール
・オーブンでベーキングした。
製造したケーキは、塩素化穀粉で製造したケーキと形
状、容積および芯構造が同じであり、フルーツは良好に
分布していた。未処理穀粉で製造したケーキでは、形
状、容積および芯構造が若干劣るだけであったが、特に
フルーツは総てケーキの基部に沈んでしまっていた。こ
れらの結果は、本発明によって改質した穀粉は、ブルー
ベリーマフィンで良好な機能性を有することを示してい
る。 例11 高比率スイスロール 高比率スイスロール 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 106 ベーキングハウダー 5 脱脂粉乳 8 塩 1 植物油 3 全液状卵 61 水(水道水) 45 モノステアリン酸グリセロール 2.6 水(蒸留水) 15 油、卵および水道水を、泡立て器を備えた遊星式ミキサ
ーのボウルに入れ、次に穀粉、キャスター糖、ベーキン
グパウダー、脱脂粉乳および塩を加えた。これを130
rpmで0.5分間混合し、擦り落として、400rp
mで更に2分間混合した。モノステアリン酸グリセロー
ルを蒸留水に分散させ、混合物に130rpmで混合し
ながら10秒間かけて加えた。混合物を400rpmで
0.5分間混合し、擦り落として、次に400rpmで
0.25分間混合した。最終的なバターの相対密度は、
0.60〜0.65とする。500gのバターを13″
×17″のグリースで保護した紙でライニングしたトレ
ーに広げ、ケーキを238℃の設定温度で8分間リール
・オーブンでベーキングした。
【0049】3000ppmの無水酢酸で処理した穀粉
を用いて製造したスイスロールは、2000ppmまで
の濃度で塩素化した同じ穀粉を用いて製造したスイスロ
ールよりも、形状および芯構造が若干良好であった。こ
れらの結果は、本発明により処理した穀粉は、スイスロ
ールでの良好な機能性を有することを示している。 例12 濃厚なスポンジケーキ 濃厚なスポンジケーキ 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 105 全液状卵 60 水(水道水) 35 脱脂粉乳 8 植物油 15 塩 1 ベーキングパウダー 5 モノステアリン酸グリセロール 2.6 水(蒸留水) 15 油、卵および水道水を、泡立て器を備えた遊星式ミキサ
ーのボウルに入れ、次に穀粉、キャスター糖、ベーキン
グパウダー、脱脂粉乳および塩を加えた。これを130
rpmで0.5分間混合し、擦り落として、260rp
mで更に2分間混合した。モノステアリン酸グリセロー
ルを蒸留水に分散させ、この混合物に130rpmで混
合しながら10秒間かけて加えた。混合物を擦り落とし
て、次に400rpmで0.75〜1.00分間混合し
た。最終的なバターの相対密度は、0.7とする。20
0gのバターをグリースで保護した紙でライニングした
トレーに入れ、ケーキを238℃の設定温度で18分間
リール・オーブンでベーキングした。
を用いて製造したスイスロールは、2000ppmまで
の濃度で塩素化した同じ穀粉を用いて製造したスイスロ
ールよりも、形状および芯構造が若干良好であった。こ
れらの結果は、本発明により処理した穀粉は、スイスロ
ールでの良好な機能性を有することを示している。 例12 濃厚なスポンジケーキ 濃厚なスポンジケーキ 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 キャスター糖 105 全液状卵 60 水(水道水) 35 脱脂粉乳 8 植物油 15 塩 1 ベーキングパウダー 5 モノステアリン酸グリセロール 2.6 水(蒸留水) 15 油、卵および水道水を、泡立て器を備えた遊星式ミキサ
ーのボウルに入れ、次に穀粉、キャスター糖、ベーキン
グパウダー、脱脂粉乳および塩を加えた。これを130
rpmで0.5分間混合し、擦り落として、260rp
mで更に2分間混合した。モノステアリン酸グリセロー
ルを蒸留水に分散させ、この混合物に130rpmで混
合しながら10秒間かけて加えた。混合物を擦り落とし
て、次に400rpmで0.75〜1.00分間混合し
た。最終的なバターの相対密度は、0.7とする。20
0gのバターをグリースで保護した紙でライニングした
トレーに入れ、ケーキを238℃の設定温度で18分間
リール・オーブンでベーキングした。
【0050】3000ppmの無水酢酸で処理した穀粉
を用いて製造したケーキは、1500ppmの濃度で塩
素化した同じ穀粉を用いて製造したケーキと同じ容積お
よび外観を有した。処理した穀粉で製造したケーキのT
PAは、1500〜6000ppmの無水酢酸で処理し
た穀粉での密度は500〜2000ppmで塩素化した
穀粉の値と同じであり、4000ppmの無水酢酸で処
理した穀粉での硬度は、1500〜2000ppmで塩
素化した穀粉での値と同じであり、2000〜4000
ppmの無水酢酸で処理した穀粉での回収率の値は、1
000ppmで塩素化した穀粉での値と同じであった。
これらの結果は、実験的な穀粉を用いるTPAの結果が
市販の塩素化穀粉を用いて得られたものと最も近い処理
濃度でもあった。他のTPA測定値では、処理と矛盾し
ない投与量応答を示さなかった。これらの結果は、本発
明により処理した穀粉は、濃厚なスポンジケーキでの良
好な機能性を有することを示している。 例13 ウエハースシート ウエハースシート 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 水 146.8 粉末状レシチン 0.95 落花生油(Groundnut oil ) 2.38 塩 0.24 重炭酸ナトリウム 0.32 水を、Silverson型AXRミキサーの標準的な
バケツに入れた。ミキサーを挿入して、プロペラがバケ
ツの底から25〜35mmになるようにした。レシチ
ン、油、塩および重炭酸ナトリウムを、ミキサーを低速
度で運転しながら加えた後、ミキサー速度を0.5分間
最大値に上げた。ミキサーを運転しながら、穀粉を28
0gずつ3回に分けて加えた。それぞれの添加分が透明
になった後、次の添加分を加えた。混合中に、バケツの
側部およびミキサーの支持部を繰り返し擦り落とした。
総混合時間は約4分間であり、最終的バター温度は24
〜26℃であった。
を用いて製造したケーキは、1500ppmの濃度で塩
素化した同じ穀粉を用いて製造したケーキと同じ容積お
よび外観を有した。処理した穀粉で製造したケーキのT
PAは、1500〜6000ppmの無水酢酸で処理し
た穀粉での密度は500〜2000ppmで塩素化した
穀粉の値と同じであり、4000ppmの無水酢酸で処
理した穀粉での硬度は、1500〜2000ppmで塩
素化した穀粉での値と同じであり、2000〜4000
ppmの無水酢酸で処理した穀粉での回収率の値は、1
000ppmで塩素化した穀粉での値と同じであった。
これらの結果は、実験的な穀粉を用いるTPAの結果が
市販の塩素化穀粉を用いて得られたものと最も近い処理
濃度でもあった。他のTPA測定値では、処理と矛盾し
ない投与量応答を示さなかった。これらの結果は、本発
明により処理した穀粉は、濃厚なスポンジケーキでの良
好な機能性を有することを示している。 例13 ウエハースシート ウエハースシート 成分 穀粉重量に対する% 穀粉 100 水 146.8 粉末状レシチン 0.95 落花生油(Groundnut oil ) 2.38 塩 0.24 重炭酸ナトリウム 0.32 水を、Silverson型AXRミキサーの標準的な
バケツに入れた。ミキサーを挿入して、プロペラがバケ
ツの底から25〜35mmになるようにした。レシチ
ン、油、塩および重炭酸ナトリウムを、ミキサーを低速
度で運転しながら加えた後、ミキサー速度を0.5分間
最大値に上げた。ミキサーを運転しながら、穀粉を28
0gずつ3回に分けて加えた。それぞれの添加分が透明
になった後、次の添加分を加えた。混合中に、バケツの
側部およびミキサーの支持部を繰り返し擦り落とした。
総混合時間は約4分間であり、最終的バター温度は24
〜26℃であった。
【0051】バター粘度を、Ford Cup No.
B5を用いてチェックした。ウエハースバターの代表
的試料を縁まで入れたカップが、流れが連続的流れから
断続的な液滴へと変化するまでに要する時間を測定し
た。目標時間は60±10秒であった。
B5を用いてチェックした。ウエハースバターの代表
的試料を縁まで入れたカップが、流れが連続的流れから
断続的な液滴へと変化するまでに要する時間を測定し
た。目標時間は60±10秒であった。
【0052】バターを1.78mmに設定したプレート
に132gの分量を入れ、上部プレートについては22
0℃および底部プレートについては200℃の温度設定
値で1.5分間ベーキングした。ベーキングの後、それ
ぞれのシートの縁を鋭利なナイフでトリミングし、シー
トを空気中で1分間冷却した後、パースペクス・ボック
スに入れた。ウエハースを最低30分間放置した後、き
めを測定した。
に132gの分量を入れ、上部プレートについては22
0℃および底部プレートについては200℃の温度設定
値で1.5分間ベーキングした。ベーキングの後、それ
ぞれのシートの縁を鋭利なナイフでトリミングし、シー
トを空気中で1分間冷却した後、パースペクス・ボック
スに入れた。ウエハースを最低30分間放置した後、き
めを測定した。
【0053】ウエハースのきめは、Baker Perkins 鋸刃
きめ計測装置を用いて10枚のウエハースの重ねたもの
を鋸でひくのに要する時間として測定した。
きめ計測装置を用いて10枚のウエハースの重ねたもの
を鋸でひくのに要する時間として測定した。
【0054】1500ppmの無水酢酸で処理した穀粉
で製造したウエハースのきめは、市販のビスケット粉で
製造したウエハースと同じであった。この結果は、本発
明によって改質した穀粉は十分なウエハースシートを製
造するのに用いることができることを示している。 例14 クランペット クランペット 成分 穀粉重量に対する% パン粉 70 高比率ケーキ粉 30 (改質/塩素化/未処理) 塩 2 ベーキングパウダー 2.5 酵母 5.5 キャスター糖 0.7 水 144 酵母を水に分散した。穀粉、塩、ベーキングパウダーお
よびキャスター糖を、ビーターを備えた遊星型ミキサー
のボウルに入れ、130rpmで1分間混合した。酵母
懸濁液をミキサーボウルの成分に加え、混合して塊のな
いペーストとした。バターを260rpmで3分間混合
し、擦り落として、260rpmで更に3分間混合し
た。最終的なバター温度は25℃であった。これを覆い
をして、35分間発酵させた。バターを9cmの直径の
丸形パンに入れ、ホットプレート上で190℃の温度設
定で7分間ベーキングした。
で製造したウエハースのきめは、市販のビスケット粉で
製造したウエハースと同じであった。この結果は、本発
明によって改質した穀粉は十分なウエハースシートを製
造するのに用いることができることを示している。 例14 クランペット クランペット 成分 穀粉重量に対する% パン粉 70 高比率ケーキ粉 30 (改質/塩素化/未処理) 塩 2 ベーキングパウダー 2.5 酵母 5.5 キャスター糖 0.7 水 144 酵母を水に分散した。穀粉、塩、ベーキングパウダーお
よびキャスター糖を、ビーターを備えた遊星型ミキサー
のボウルに入れ、130rpmで1分間混合した。酵母
懸濁液をミキサーボウルの成分に加え、混合して塊のな
いペーストとした。バターを260rpmで3分間混合
し、擦り落として、260rpmで更に3分間混合し
た。最終的なバター温度は25℃であった。これを覆い
をして、35分間発酵させた。バターを9cmの直径の
丸形パンに入れ、ホットプレート上で190℃の温度設
定で7分間ベーキングした。
【0055】4000ppmまでの無水酢酸で処理した
穀粉を用いてベーキングしたクランペットは、2000
ppmまでの塩素で処理した穀粉で製造したものと同様
の色および内部構造を持っていた。これらの結果は、本
発明により改質した穀粉を用いて満足なクランペットを
製造することができることを示している。 例15 高比率フルーツケーキ 高比率フルーツケーキ 成分 穀粉重量に対する% 穀粉(高タンパク質) 100 キャスター糖 120 ベーキングパウダー 2.5 塩 2.5 脱脂粉乳 5.8 高比率脂肪 50 卵 80 水 59 酒石酸 0.7 フルーツ 140 乾燥成分を篩にかけた。穀粉、脂肪およびベーキングパ
ウダーをビーターを備えた遊星型ミキサーのボウルに入
れ、130rpmで4分間混合した。砂糖、塩、粉乳の
2/3および水の2/3を互いに混合し、ミキサーボウ
ルの成分に130rpmで混合しながら0.5分間かけ
て加えた。バターを擦り落として、260rpmで更に
3分間混合した。残りの粉乳、水、および酒石酸を互い
に混合し、ミキサーボウルの成分に130rpmで混合
しながら10秒間かけて加えた。バターを擦り落とし
て、130rpmで更に1.5分間混合した。130r
pmで混合しながら、フルーツをバターに20秒間で加
えた。450gのバターをグリースで保護した紙のライ
ニングを施したパンに入れ、ケーキを200℃の温度設
定でリール・オーブンで70分間ベーキングした。
穀粉を用いてベーキングしたクランペットは、2000
ppmまでの塩素で処理した穀粉で製造したものと同様
の色および内部構造を持っていた。これらの結果は、本
発明により改質した穀粉を用いて満足なクランペットを
製造することができることを示している。 例15 高比率フルーツケーキ 高比率フルーツケーキ 成分 穀粉重量に対する% 穀粉(高タンパク質) 100 キャスター糖 120 ベーキングパウダー 2.5 塩 2.5 脱脂粉乳 5.8 高比率脂肪 50 卵 80 水 59 酒石酸 0.7 フルーツ 140 乾燥成分を篩にかけた。穀粉、脂肪およびベーキングパ
ウダーをビーターを備えた遊星型ミキサーのボウルに入
れ、130rpmで4分間混合した。砂糖、塩、粉乳の
2/3および水の2/3を互いに混合し、ミキサーボウ
ルの成分に130rpmで混合しながら0.5分間かけ
て加えた。バターを擦り落として、260rpmで更に
3分間混合した。残りの粉乳、水、および酒石酸を互い
に混合し、ミキサーボウルの成分に130rpmで混合
しながら10秒間かけて加えた。バターを擦り落とし
て、130rpmで更に1.5分間混合した。130r
pmで混合しながら、フルーツをバターに20秒間で加
えた。450gのバターをグリースで保護した紙のライ
ニングを施したパンに入れ、ケーキを200℃の温度設
定でリール・オーブンで70分間ベーキングした。
【0056】1000ppmのケテンで処理した穀粉を
用いて製造したケーキは、市販の塩素化した「Hi−F
rute」穀粉で製造したケーキと同様な形状、芯構造
および良好に分布したフルーツを有し、比容積は98%
であった。これらの結果は、本発明によって改質した穀
粉は、高比率フルーツケーキで良好な機能性を有するこ
とを示している。 文献 Cauvain, S.P., Hodge, D.G., Muir, D.D. and Dodds,
N.J.H., 1976, 英国特許第1,444,173号.Gree
nwell, P., 1993, FMBRA Annual Report and Accounts
1992, 9-11.Greenwell, P. and Brock, C.J., 1993, Ce
real Foods World, 38, 615-616 (抄録).Kissell, L.
T. and Marshall, B.D., 1972, Cereal Science Today,
17, 152-155, 161.Montzheimer, J.W., 1931, Cereal
Chem., 8, 510-517.Nakamura, K., Neishi, H., Nakaga
wa, Y., Shibuta, T. and Inagami, K., 1982,英国特許
第2,002,222B号.Rubio, M.J., 1975,米国特
許第3,859,449号.Russo, J.V. and Doe, C.
A.F., 1968,英国特許第1,110,711号.Seguch
i, M., 1987, Cereal Chem., 64, 281-282.Seguchi,
M., 1993, Cereal Foods World, 38, 493-497.Sollars,
W.F., 1958, Cereal Chem., 35, 100-110.Sollars, W.
F. and Rubenthaler, G.L., 1971, Cereal Chem., 48,
397-410.
用いて製造したケーキは、市販の塩素化した「Hi−F
rute」穀粉で製造したケーキと同様な形状、芯構造
および良好に分布したフルーツを有し、比容積は98%
であった。これらの結果は、本発明によって改質した穀
粉は、高比率フルーツケーキで良好な機能性を有するこ
とを示している。 文献 Cauvain, S.P., Hodge, D.G., Muir, D.D. and Dodds,
N.J.H., 1976, 英国特許第1,444,173号.Gree
nwell, P., 1993, FMBRA Annual Report and Accounts
1992, 9-11.Greenwell, P. and Brock, C.J., 1993, Ce
real Foods World, 38, 615-616 (抄録).Kissell, L.
T. and Marshall, B.D., 1972, Cereal Science Today,
17, 152-155, 161.Montzheimer, J.W., 1931, Cereal
Chem., 8, 510-517.Nakamura, K., Neishi, H., Nakaga
wa, Y., Shibuta, T. and Inagami, K., 1982,英国特許
第2,002,222B号.Rubio, M.J., 1975,米国特
許第3,859,449号.Russo, J.V. and Doe, C.
A.F., 1968,英国特許第1,110,711号.Seguch
i, M., 1987, Cereal Chem., 64, 281-282.Seguchi,
M., 1993, Cereal Foods World, 38, 493-497.Sollars,
W.F., 1958, Cereal Chem., 35, 100-110.Sollars, W.
F. and Rubenthaler, G.L., 1971, Cereal Chem., 48,
397-410.
【図1】未処理および塩素化した穀粉のペースト化曲
線。
線。
【図2】きめのプロフィール分析(TPA)から誘導さ
れた力−距離曲線。
れた力−距離曲線。
【図3】ケテンで処理した穀粉のRapid Visc
o Analyzer(RVA)特性。
o Analyzer(RVA)特性。
【図4】ケテンで処理した穀粉のpH。
【図5】ケテン処理および塩素処理した穀粉のpH。
【図6】ケテン処理および塩素処理した穀粉のRVA特
性。
性。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストファー、ジョン、ブロック イギリス国オクソン、ウォリングフォー ド、クロウマーシュ、ギフォード、ニュー ハン、グリーン、3
Claims (11)
- 【請求項1】穀粉のベーキング特性の改良法であって、
穀粉をアシル化試薬で処理することを特徴とする、方
法。 - 【請求項2】穀粉が、小麦粉、大麦粉、またはライ麦粉
である、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】処理をガス状のアシル化試薬または液状ア
シル化試薬からの蒸気で行う、請求項1または2に記載
の方法。 - 【請求項4】穀粉を処理の際に強く攪拌して、アシル化
試薬に暴露される穀粉表面を連続的に変化させる、請求
項1〜3のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項5】アシル化試薬が穀粉のpHを低下させる試
薬である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項6】アシル化試薬がケテン、無水酢酸、塩化ア
セチル、塩化プロピオニル、およびクロロギ酸メチルか
ら選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項7】アシル化試薬を、穀粉の重量に対して60
00重量百万分率(ppm)までの割合で、好ましくは
250〜4000ppmの割合で用いる、請求項1〜6
のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項8】処理を、3000ppmまでのケテン、6
000ppmまでの無水酢酸、2800ppmまでの塩
化アセチル、3300ppmまでの塩化プロピオニル、
または3380ppmまでのクロロギ酸メチルを用いて
行う、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法
によって処理された穀粉。 - 【請求項10】請求項9項に記載の穀粉を用いてベーキ
ングし或いは調理した生成物、好ましくは塩素化した穀
粉を用いて製造することもできる任意の生成物。 - 【請求項11】高比率ケーキである、請求項10に記載
のベーキングした生成物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB9410883A GB9410883D0 (en) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | Modified flour |
| GB9410883.4 | 1994-05-31 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08154568A true JPH08154568A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=10755961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7134269A Pending JPH08154568A (ja) | 1994-05-31 | 1995-05-31 | 改質した穀粉 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5560953A (ja) |
| EP (1) | EP0685163A3 (ja) |
| JP (1) | JPH08154568A (ja) |
| AU (1) | AU2040395A (ja) |
| CA (1) | CA2150611A1 (ja) |
| GB (1) | GB9410883D0 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6126982A (en) | 1998-12-28 | 2000-10-03 | Maldonado; Alfonso | Mineral-enhanced bakery products |
| AU2002950308A0 (en) * | 2002-07-23 | 2002-09-12 | Phoenix Eagle Company Pty Ltd | Topically applied composition |
| US20060286251A1 (en) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Kyungsoo Woo | Reversibly swellable granular starch-lipid composites and methods of making the same |
| EP2038307A1 (de) * | 2006-06-30 | 2009-03-25 | Basf Se | Verfahren zur acylierung von cellulose mit gezieltem durchschnittlichen polymerisationsgrad |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB249139A (en) * | 1925-03-11 | 1927-06-13 | Int Oxygenium Mij Novadel Nv | A process for the treatment of meal, flour, meal- and milling-products |
| US1685220A (en) * | 1925-06-03 | 1928-09-25 | Du Pont | Process of acylating carbohydrates |
| GB345985A (en) * | 1929-11-28 | 1931-03-30 | Schachno Peisach Schotz | Bleaching agents and method of producing same |
| GB1110711A (en) | 1965-01-04 | 1968-04-24 | Lyons & Co Ltd J | Flour treatment process |
| US3859449A (en) | 1970-07-24 | 1975-01-07 | Berrera Robert Gonzalez | Tortilla and process using acetic and propionic acids |
| GB1444173A (en) | 1973-09-07 | 1976-07-28 | Flour Milling Baking Research | Treatment of grain |
| JPS5432642A (en) | 1977-08-13 | 1979-03-10 | Karupisu Shiyokuhin Kougiyou K | Improving of confectionery making properties of wheat flour |
| JPS5611902A (en) * | 1979-07-10 | 1981-02-05 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | Preparating of starch esterified with acetoacetic acid |
| US4885180A (en) * | 1987-08-26 | 1989-12-05 | General Foods Corporation | Microwaveable baked goods |
-
1994
- 1994-05-31 GB GB9410883A patent/GB9410883D0/en active Pending
-
1995
- 1995-05-30 AU AU20403/95A patent/AU2040395A/en not_active Abandoned
- 1995-05-30 EP EP95303642A patent/EP0685163A3/en not_active Withdrawn
- 1995-05-31 CA CA002150611A patent/CA2150611A1/en not_active Abandoned
- 1995-05-31 JP JP7134269A patent/JPH08154568A/ja active Pending
- 1995-05-31 US US08/455,933 patent/US5560953A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5560953A (en) | 1996-10-01 |
| AU2040395A (en) | 1995-12-07 |
| EP0685163A2 (en) | 1995-12-06 |
| CA2150611A1 (en) | 1995-12-01 |
| GB9410883D0 (en) | 1994-07-20 |
| EP0685163A3 (en) | 1996-12-04 |
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