JPH08155178A - ミシンの下糸巻回装置 - Google Patents

ミシンの下糸巻回装置

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Publication number
JPH08155178A
JPH08155178A JP33063694A JP33063694A JPH08155178A JP H08155178 A JPH08155178 A JP H08155178A JP 33063694 A JP33063694 A JP 33063694A JP 33063694 A JP33063694 A JP 33063694A JP H08155178 A JPH08155178 A JP H08155178A
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JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
thread
shaft
winding
case
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33063694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tomioka
宏之 富岡
Kazunori Katayama
和紀 片山
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
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Publication of JPH08155178A publication Critical patent/JPH08155178A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻き始めの糸端を巻回終了後にボビンケース
外に残すことがなく、良好な縫い目が形成できると共に
上糸切れの発生の畏れをなくし、しかもボビン及びボビ
ンケースに全く若しくは殆ど変更を加えずに、縫い品質
の維持及び低コスト化を図る。 【構成】 ボビン分離・結合手段によりボビン7を公知
のボビンケースから分離し、糸クランプ手段103,1
05,110により下糸150をクランプし、この状態
で回動体306aを回動して、クランプされた下糸15
0をボビンケースから分離されたボビン7に絡み付か
せ、巻取り軸107を回転して、クランプされた下糸1
50を開放しながら、該ボビン7に下糸150を巻回
し、下糸巻回後に当該ボビン7をボビンケース内に収容
しても、巻き始めの糸端がボビンケース外に残らないよ
う構成してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボビンに下糸を巻回す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の本縫いミシンにおいては、ボビン
に巻回されていた下糸がなくなった場合には、ボビンケ
ースと共にボビンを釜から取り外し、ボビンに下糸を巻
回して再度釜に装着するか、或は予め用意しておいた下
糸巻回済みのボビンに交換する等の作業を行っていた
が、その作業に多くの時間、労力を要するために、本出
願人は先に出願した特願平4−188688号明細書に
おいて、ボビンへの糸巻きを自動的に行うと共に、ボビ
ンケースへの糸掛けも自動的に行い、さらにこの糸掛け
がなされボビンケースから導出する下糸の切断を自動的
に行う装置の提案を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
願平4−188688号記載の装置においては、以下の
問題点があった。すなわち、上記装置にあっては、ボビ
ンと糸巻きクラッチとの間に下糸を挟持した状態で、モ
ータの回転によりボビン及び糸巻きクラッチを回転させ
て該ボビンに下糸を巻回する構成となっているために、
回転中はボビン及び糸巻きクラッチによる巻き始めの下
糸の挟持を開放できず、従って挟持されていた巻き始め
の糸端が巻回終了後にボビンケース外に残ってしまい、
このような状態で本縫いを行うと、ボビンケース外に残
った巻き始めの糸が絡まったり、ボビンケースの隙間に
挟まったり等して、良好な縫い目が形成できず、場合に
よっては上糸切れが発生するといった問題があった。
【0004】また、上記装置にあっては、従来のボビン
及びボビンケースとは異なった特殊な形状のものを使用
しなければならないが、このようなボビン及びボビンケ
ースを使用すると、長い歴史の中で築き上げた縫い品質
に影響を与えることから、品質維持ができなくなると共
に、ボビン及びボビンケースに加工を施すことから、高
コストになるといった問題がある。
【0005】また、上記装置にあっては、ボビンケース
の加工された糸引き出し口より下糸を巻き込むようにな
っているが、この糸引き出し口は、下糸張力ばねとの取
り合い上比較的小さくしなければならず、従ってボビン
に下糸が片寄って巻かれるといった問題がある。
【0006】そこで本発明は、巻き始めの糸端が巻回終
了後にボビンケース外に残らずに、良好な縫い目が形成
できると共に上糸切れの発生の畏れがなく、しかもボビ
ン及びボビンケースに全く若しくは殆ど変更を加えず
に、縫い品質の維持及び低コスト化がなされるミシンの
下糸巻回装置を提供することを第1の目的とする。
【0007】また、本発明は、上記第1の目的に加え
て、ボビンに下糸を片寄りなく奇麗に整列巻きすること
が可能なミシンの下糸巻回装置を提供することを第2の
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1のミシンの下糸巻回装置は、ボビン
ケースからボビンを分離・結合可能とするボビン分離・
結合手段と、下糸をクランプ・開放可能とする糸クラン
プ手段と、前記ボビン分離・結合手段によりボビンケー
スから分離されたボビンに対して、前記糸クランプ手段
によりクランプされた下糸を、回転することにより絡み
付かせる回動体と、この下糸が絡み付いたボビンに回転
を与えることにより、前記糸クランプ手段によりクラン
プされた下糸を開放しつつ、該ボビンに下糸を巻取可能
とした巻取り軸と、を具備した。
【0009】上記第2の目的を達成するために、請求項
2のミシンの下糸巻回装置は、上記請求項1に加えて、
巻取り軸の回転時に、該巻取り軸を軸線方向に往復移動
させる往復移動手段を具備した。
【0010】
【作用】このような請求項1のミシンの下糸巻回装置に
よれば、ボビン分離・結合手段によりボビンがボビンケ
ースから分離され、糸クランプ手段により下糸がクラン
プされるが、この時、回動体が回動して、糸クランプ手
段によりクランプされた下糸はボビン分離・結合手段に
よりボビンケースから分離されたボビンに絡み付き、巻
取り軸が回転して、糸クランプ手段によりクランプされ
た下糸が開放されながら、該ボビンに下糸が巻回され
る。従って、下糸巻回後に当該ボビンがボビンケース内
に収容されても、巻き始めの糸端がボビンケース外に残
ることはない。また、ボビン及びボビンケースに全く若
しくは殆ど変更を加えることなく、上記巻回がなされ
る。
【0011】このような請求項2のミシンの下糸巻回装
置によれば、往復移動手段により、巻取り軸はその回転
時に軸線方向に往復移動し、ボビンも同様に軸線方向に
往復移動する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。先ず、図22乃至図26を参照し、この発
明のミシンの下糸巻回装置が採用される下糸自動供給装
置の概略を説明する。
【0013】この下糸自動供給装置は、ミシンベッド1
の下方の底が油溜となっている空間内に配されており、
図22、図23に示すように、ボビンケース着脱位置
A、残糸除去位置B及び下糸巻回位置Cが一軸の回りに
120°間隔に配され、且つ、図22乃至図24に示す
ように、ボビンケース着脱位置Aと他の作業位置B、C
は前記一軸の両端部側に分かれており、前記空間内に立
設された支柱2と、この支柱2に載設されたメインベー
ス3と、このメインベース3に水平に支持された前記一
軸であるガイド軸4と、このガイド軸4と共に回転可
能、且つ、軸方向に摺動可能に支持された回動アーム5
と、ガイド軸4に沿って回動アーム5を前進、後退させ
る前後進レバー6と、60°を単位として回動アーム5
を正転又は逆転させる駆動装置と、から構成されてい
る。
【0014】ガイド軸4は、図25に示すように、両端
でメインベース3の起立部に回転可能に支持されてい
る。その横断面は、図26に示すように、非円形であ
り、対応する回動アーム5のボス5aの孔の形状も同形
状である。従って、回動アーム5は、ガイド軸4に沿っ
て摺動することができると共に、ガイド軸4と共に回転
することができる。
【0015】回動アーム5は、図22に示すように、中
心から両側に対称的に若干屈折して延びており、各端部
付近には、図25に示すように、ボビン7を内蔵するボ
ビンケース8が着脱可能に支持されている。この回動ア
ーム5におけるボビン着脱機構としては、例えば本出願
人が先に出願し既に公開された特願平5−116363
号明細書のミシンのボビン交換装置に記載されているレ
バー爪タイプのものが採用されている。
【0016】このレバー爪タイプのボビン着脱機構は、
例えばエアーシリンダによりレバー爪を回動することに
より、ボビンケース8のロックレバー8X(図4、図1
1、図14参照)を開閉可能となっており、このロック
レバー8Xを開状態とすることにより、ボビンケース8
にボビン7をロックして該ボビンケース8を把持し、ロ
ックレバー8Xを閉状態とすることにより、ボビンケー
ス8のボビン7に対するロックを解除しつつボビンケー
ス8と共にボビン7を対向部材(例えば釜16)に受け
渡せるようになっている。なお、このレバー爪タイプに
代えて、例えば特開平5−192476号公報の下糸自
動供給装置や本出願人が先に出願した特願平5−121
960号明細書のミシンのボビン交換装置に記載されて
いる電磁石吸着ヘッドを用いても良い。
【0017】前後進レバー6は、図23、図24に示す
ように、メインベース3に立設された軸9によって回動
可能に支持されている。その自由端付近には長孔6aが
形成されている。他端は、支持板10によってメインベ
ース3に取付けられたエアーシリンダー11の、そのロ
ッド先端のナックル12に固設された軸13に、回動可
能に取付けられている。そして、前後進レバー6の長孔
6aには、図25、図26に示すように、回動アーム5
のボス5aに回転可能に取り付けられたカラー14の、
その表面に突設されたピン15が係合している。従っ
て、エアーシリンダー11のロッドが伸縮すると、前後
進レバー6は、軸9を中心に正、逆転する。それに伴っ
て、回動アーム5は前後進レバー6の長孔6aに係合す
るピン15を介してガイド軸4に沿って前、後進する。
すなわち、回動アーム5は、図22、図25に示す釜1
6の配設されている縫製位置であるボビンケース着脱位
置A側とその反対側(残糸除去位置B及び下糸巻回位置
Cが存在する)をガイド軸4に沿って前、後進すること
ができる。
【0018】回動アーム5の回転駆動装置は、図23、
図24に示すように、メインベース3の下方のブラケッ
ト17に固定されたブラケット18に取付けられている
モーター19と、その回転軸20に固定された歯車21
と、ブラケット17に回転可能に支持され歯車21に噛
み合う歯車22と、歯車22の一つの面に固定された原
車23、ピン24及びブラケット17に回転可能に支持
された従車25よりなるゼネバ機構と、従車25に同軸
に固定された歯車26と、ガイド軸4に固定され(図2
5参照)歯車26に噛み合う歯車27と、からなってい
る。従って、歯車26と歯車27を所定の歯車比で構成
することにより回動アーム5は、モーター19を駆動源
として回転駆動装置のゼネバ機構により、ガイド軸4を
介して60°単位で回転される。
【0019】残糸除去位置Bには、例えば本出願人が先
に出願した特願平5−203610号明細書や特願平6
−40351号明細書のボビンの残糸除去装置を始めと
して、適宜のものを採用することができ、要は回転にす
ることにより残糸を巻取可能とするようなものであれば
どのようなものであっても良い。
【0020】以上のように構成された下糸自動供給装置
において、モーター19の回転によって回動アーム5が
60°を単位とする正、逆転及びガイド軸4に沿う前
進、後退を繰り返すことによって、ボビンケース8を各
作業位置A、B、Cへ確実に運搬し、作業を実行した
り、受けることになる。
【0021】例えば、回動アーム5の一端にボビンケー
ス8を保持せず、他端に下糸巻回装置により下糸の巻か
れたボビン(詳しくは後述)7内蔵のボビンケース8を
保持し、且つ、ボビンケース8を保持していない一端が
AとBの中間の位置D(図23参照)に待機していると
する。この状態で所定の縫製が終了すると、回動アーム
5が図23における反時計回りに60°回転すると共に
図22における釜側に前進すると、ボビンケース着脱位
置Aにある釜16から残糸のあるボビン内蔵のボビンケ
ース8が回動アーム5の一端に保持される。
【0022】次いで、回動アーム5がガイド軸4の後退
位置に後退すると共に180°回転し、前進すると、回
動アーム5の他端に保持され下糸巻回済みのボビン内蔵
のボビンケース8がボビンケース着脱位置Aの釜16に
装着される。そして、回動アーム5が後退すると共に図
23における時計方向に60°回転すると、回動アーム
5の一端に保持している残糸付きボビン内蔵のボビンケ
ース8が残糸除去位置Bへ進み、そこの残糸除去装置に
よってボビン7の残糸が除去され、そのボビンは糸のな
い空ボビンとなる。その後、回動アーム5が図23にお
ける反時計方向に120°回転すると、残糸の除去され
た空ボビン内蔵のボビンケース8が下糸巻回位置Cへ進
み、そこの下糸巻回装置によって空ボビンに下糸が巻回
される。以後、これらの動作が繰り返される。
【0023】次に、上記下糸巻回位置Cに配設された本
発明の特徴をなす下糸巻回装置について、図1乃至図1
0を参照しながら、以下説明する。
【0024】この下糸巻回装置は、ボビンケースとそれ
に内蔵されるボビンとを分離する動作、この分離された
裸のボビンに、クランプした下糸を、下糸の案内も兼ね
た回動体の回動動作により直接絡み付ける下糸絡み付け
動作、この下糸が絡み付いたボビンに回転を与えること
により、クランプされた下糸を開放しつつ、該ボビンに
設定量の下糸を巻回する動作、この下糸が巻回されたボ
ビンをボビンケース内に収容する動作、ボビンに巻回さ
れボビンケースの開口部から導出する下糸をボビンケー
スへ糸掛けする動作、ボビンケースに糸掛けされた糸巻
きからの下糸を、上糸との絡み合い縫い目を形成すべく
ボビンケースの下糸張力ばねより一定長残して切断する
動作、これら動作を繰り返し行えるように、糸巻きから
の下糸を再度クランプする動作等を全て自動的に行い得
るようになっている。
【0025】この下糸巻回装置は、図1に示されるよう
に、メインベース3に取り付けられたサブフレーム10
1を有している。このサブフレーム101は略コの字型
をなしており、開口部が下方を向くようにして配設され
ている。サブフレーム101の両側板には同軸上に貫通
孔がそれぞれ形成されており、これら貫通孔内には、図
2に示されるように、軸受103,104がそれぞれ取
り付けられている。
【0026】一方の軸受104には、図3に示されるよ
うに、プーリ106の一方の面に突設され、スリット1
06bにより軸方向に円筒部を対称的に2分割した形状
のボス106cが回転自在に支持されている。これらプ
ーリ106、ボス106cの軸孔には、図2に示される
ように、巻取り軸107が挿入されており、この巻取り
軸107は上記プーリ106により支持された状態とな
っている。巻取り軸107のボス106cに対応する端
部には軸線方向に直交するピン孔が形成されている。こ
のピン孔にはピン108が嵌入固定されており、さらに
このピン108の両端部は上記スリット106b内に遊
嵌配置されている。従って、プーリ106の回転はボス
106c、ピン108を介して巻取り軸107に伝達さ
れ、同時に巻取り軸107は、スリット106b内をピ
ン108の両端部が摺動可能なことから軸方向に摺動で
きる。
【0027】また、巻取り軸107の一方の端部(図1
及び図2における右端部)付近にはEリング301が固
定されており、このEリング301と上記軸受104と
の間には圧縮ばね302が配設されている。巻取り軸1
07の一方の端面(図1及び図2における右端面)には
カム303が配設されており、該巻取り軸107は、圧
縮ばね302によりカム303に当接した状態となって
いる。そして、このカム303はモータ304の出力軸
304aに固定されている。従って、モータ304が駆
動すると、カム303が回転し、巻取り軸107が軸方
向に往復移動するようになっている。
【0028】巻取り軸107の他方の端部には、図10
に示されるように、環状の凹設溝107aが形成されて
おり、通常ボビンケース8が釜16に固定されるのと同
様に、ボビンケース8のスライド板(不図示)が該凹設
溝107aと結合して、ボビンケース8が巻取り軸10
7に固定されるようになっている。
【0029】他方の軸受103には、図2、図11乃至
図16に示されるように、略中空円筒形状をなし両端部
に鍔部を有する糸クランプ軸105が軸方向に摺動可能
に支持されている。この糸クランプ軸105の軸孔に
は、中空円筒状のボビン保持軸305を介して上記巻取
り軸107が挿入され、該巻取り軸107はボビン保持
軸305を介して糸クランプ軸105により軸方向に摺
動可能に支持された状態となっている。
【0030】上記ボビン保持軸305は、図10に示さ
れるように、巻取り軸107に嵌合固着される軸部分3
05cと、この軸部分305cに連設され巻取り軸10
7に対して若干の隙間を持った軸部分305dと、から
構成されている。軸部分305dには、十文字の割り溝
305aが端部から切り欠かれており、その端部305
bは反プーリ側に向かって先細りとなるテーパ面となっ
ている。従って、巻取り軸107と共に該ボビン保持軸
305が、対向するボビン7側に移動すると、該ボビン
7は、テーパ面305bに案内されると同時に軸部分3
05dの外径が小さくなる(巻取り軸107と軸部分3
05dとの間の隙間が小さくなる)ことにより、ボビン
保持軸305の軸部分305dに嵌入すると共に、その
バネ圧(外方に広がろうとする力)により、該軸部分3
05dに保持されるようになっている(詳しくは後
述)。
【0031】上記糸クランプ軸105の反プーリ側鍔部
の外周面には、クランプされた下糸150に抵抗を与え
(引っ掛け)、この下糸150がボビン7へ良好に絡み
付くようにするための凹凸(コインの外周面に形成され
ているものと略同じもの)が形成されている(詳しくは
後述)。また、糸クランプ軸105のプーリ側の鍔部1
05aと上記軸受103との間には圧縮ばね110が配
設されている。従って、該糸クランプ軸105は、圧縮
ばね110によりプーリ側に付勢されており、この付勢
力により、糸クランプ軸105の反プーリ側の鍔部と軸
受103とは圧接した状態となっている。この状態(初
期状態)で、巻取り軸107の反プーリ側の端部は、図
2、図11に示されるように、糸クランプ軸105の反
プーリ側端部よりさらに反プーリ側に突出した状態とな
っており、ボビン保持軸305の軸部分305dの反プ
ーリ側の端面は、糸クランプ軸105の反プーリ側の鍔
部より若干反プーリ側に突出した状態となっている。
【0032】上記プーリ106の回転駆動機構は、図
2、図4に示されるように、モータ115と、このモー
タ115の出力軸に軸線を同じくして取り付けられた伝
動軸114と、この伝動軸114に固定されたプーリ1
13と、このプーリ113と該プーリ106とに掛け渡
されたタイミングベルト112と、から構成される。従
って、モータ115の回転駆動力は、上記伝動軸11
4、プーリ113、タイミングベルト112、を介し
て、プーリ106に伝達される。
【0033】上記糸クランプ軸105におけるプーリ側
の鍔部105aのプーリ側の端面には、図1に示される
ように、ローラ136aが当接可能となっている。この
ローラ136aは、図2に示されるように、レバー13
6に支持されており、このレバー136はカラー137
の一端に固定されている。なお、ローラ136aを回転
しない部材としても問題はない。
【0034】当該カラー137は上記支柱2に回動可能
に支持されており、該カラー137の図2における90
°反時計方向に回転した他端にはリンク138の一端が
固定されている。このリンク138の他端にはリンク1
39の一端が枢着されており、このリンク139の他端
は、エアーシリンダ140のピストンロッドに枢着され
ている。従って、エアーシリンダ140を駆動する(本
実施例においてはピストンロッドを押し出す)と、カラ
ー137が図2における反時計方向に回動し、ローラ1
36aが、糸クランプ軸105をプーリ側に付勢してい
るばね110の付勢力に抗して糸クランプ軸105の鍔
部105aを反プーリ側に押し、その結果糸クランプ軸
105が反プーリ側に前進して、糸クランプ軸105の
反プーリ側鍔部と軸受103との間に隙間が形成される
ようになっている。
【0035】軸受103の外周には、図2に示されるよ
うに、略中空円筒状のカラー180が嵌合されており、
該カラー180の軸方向の抜け止めは、Cリング90に
よりなされている。カラー180の図2における反プー
リ側の上部には動メス付き糸捌き取付台116aが突出
して設けられており、この動メス付き糸捌き取付台11
6aには、図5に示される動メス付き糸捌き116が固
定されている。
【0036】この動メス付き糸捌き116は、先端(図
2における手前側)及び後端(図2における奥側)に下
糸を導き入れるV字状の切込み部116C,116Dが
それぞれ形成された動メス板116Aを有しており、V
字状の切込み部116C,116Dは、図5、図18に
示されるように、切込み部116Cの頂点が切込み部1
16Dの頂点に対して図2における左側にずれて形成さ
れている。動メス板116A上面の、切込み部116C
の頂点と切込み部116Dの頂点とを凡そ結ぶ線上に
は、切断用の目玉(動メス)116Eが形成されてお
り、その上には、図4に示される固定メス91を通過さ
せる小さな間隙を空け且つ縁を少しずらした糸分け用羽
116Bが設けられている。動メス板116A及び糸分
け用羽116Bは、図4に示されるように、共に巻取り
軸107を中心とする円弧状に湾曲しており、動メス付
き糸捌き116が上記カラー180と共に回転して固定
メス91の位置に達すると、動メス板116Aの背部の
動メス116Eが固定メス91の先端に擦れるように、
各位置関係が調節されている。
【0037】上記カラー180のプーリ側の外周には、
図1に示されるように、歯車122が形成されており、
この歯車122は、歯車121、歯車120、歯車11
9、歯車118、歯車117を介して、正転・逆転可能
なモータ123により回転駆動される。すなわち、モー
タ123を駆動することにより、カラー180及び上記
動メス付き糸捌き116が正・逆方向に回動するように
なっている。
【0038】また、カラー180の略中央の外周には、
図2に示されるように、カラー306が回転可能に支承
されており、このカラー306は、抜け止め用のCリン
グ3077,3077により軸方向に固定された状態と
なっている。カラー306は、巻取り軸107に沿って
反プーリ側に延在する回動体306aを有し、この回動
体306aの反プーリ側端部には、下糸150が通る案
内孔306bが形成されている。カラー306の外周に
は、図1に示されるように、歯車307が形成されてお
り、この歯車307は、図4に示されるように、歯車3
08、歯車309、歯車310、歯車311、歯車31
2を介して、モータ313により回転駆動される。すな
わち、モータ313を駆動することにより、カラー30
6上の回動体306aが回動するようになっている。
【0039】上記軸受103の上部外周には、図1、図
6、図7に示されるように、糸掛けレバー124が、段
螺子124aにより図1における紙面に直交する面にお
いて回動可能に支持されている。この糸掛けレバー12
4には、図6に示されるように、先端部にフック124
Aと、このフック124Aに連設し図6における上方か
ら右下方に向かって傾斜する傾斜面124Bと、が形成
されている。該糸掛けレバー124は、捩じりばね12
5により、図6における反時計方向に付勢されており、
通常時は、図6の実線で示される状態にある。
【0040】上記巻取り軸107の先端部の図1におけ
る手前側には、ワイパ130が配設されている。このワ
イパ130は、途中が屈曲した棒状をなし、上記軸9
(図21、図24参照)と同軸上で回転可能な軸129
のその中央部に固定されている。軸129の端部には歯
車132が固定されており、この歯車132には該歯車
132の軸線と直交する方向に軸線を有する歯車133
が噛み合っている。この歯車133の端部にはリンク1
31aの一端が連結されている。このリンク131aの
他端には、図1、図4に示されるように、リンク131
bの一端が枢着されており、このリンク131bの他端
にはリンク131cの一端が枢着されている。このリン
ク131cの他端は、ロータリー式のエアーシリンダ1
34の回動部に連結されている。従って、エアーシリン
ダ134を駆動すると、ワイパ130は、軸129を中
心として回動する。
【0041】上記糸クランプ軸105の反プーリ側の鍔
部よりさらに反プーリ側の外方には、図2に示されるよ
うに、ボビン押え棒314が配設されており、このボビ
ン押え棒314は、エアーシリンダ315により巻取り
軸107側に前進・後退可能となっている。
【0042】上記腕306aと糸巻き200との間に
は、図9に示されるように、下糸の緩みを取る機構が設
けられている。この機構は、両端の貫通孔に下糸150
が通されたレバー201と、このレバー201を回動可
能に支持する軸203と、レバー201の一端(図にお
ける上端)を図における右方向に付勢するばね202
と、から構成されており、この機構により、該機構より
上流・下流の下糸150の緩みが取り除かれるようにな
っている。
【0043】レバー201と糸巻き200との間には、
下糸150の張力を可変とする糸張力可変手段204が
設けられている。この糸張力可変手段204は、通過す
る下糸150を押圧する張力ばね205と、この張力ば
ね205の押圧力をマニュアル操作により調整する螺子
206と、ミシンベッド1内に配され上記張力ばね20
5の押圧力に抗するソレノイド推力を生ぜしめるソレノ
イドSOLと、から構成されている。
【0044】この糸張力可変手段204を駆動する電気
回路は、ソレノイドSOLに電源Vを直列に接続し、そ
の間にスイッチSWを介した構成となっている。
【0045】従って、スイッチSWをオフした場合に
は、上記ソレノイド推力が発生せず、下糸150には張
力ばね205の押圧力が最大限にかかり、下糸張力は最
大となる。また、スイッチSWをオンした場合には、上
記ソレノイド推力が最大限に発生し、下糸150には張
力ばね205の押圧力からソレノイド推力を減じたもの
がかかり、下糸張力は最小となる。
【0046】次に、このように構成されたミシンの下糸
巻回装置の動作について、図11乃至図21を参照しな
がら、以下説明する。
【0047】先ず、前述の下糸自動供給装置の回動アー
ム5が回転して来て、残糸の除去された空ボビン7内蔵
のボビンケース8が下糸巻回位置Cに至る。
【0048】この時、下糸巻回装置は、図11に示され
るような初期状態にあり、糸巻き200からの下糸15
0は、回動体306aの案内孔306bを通されて、そ
の先端はマニュアル作業により糸クランプ軸105の反
プーリ側の鍔部と軸受103との間にセットされた後、
圧縮バネ110の付勢力により挟持(クランプ)され
る。なお、2回目の巻回からのクランプは、この1回目
の巻回、糸掛け、糸切り動作の終了に自動的になされる
ようになっている(詳しくは後述)。
【0049】そして、この状態で、回動アーム5を下糸
巻回装置側に前進して、ボビンケース8内に収容された
ボビン7を巻取り軸107に挿入すると共に、ボビンケ
ース8のスライド板を巻取り軸107の凹設溝107a
と結合して、該ボビンケース8を巻取り軸107に固定
し、ボビンケース8のロックレバー8Xを閉状態にし
て、ボビンケース8のボビン7に対するロックを解除し
つつ該ボビンケース8と共にボビン7を巻取り軸107
に受け渡し、その後回動アーム5を後退する(図12参
照)。
【0050】次いで、モータ304を駆動して巻取り軸
107及びボビン保持軸305を回転アーム5側に前進
させると同時に、エアーシリンダ315を駆動してボビ
ン押え棒314をボビン7側に突出させ、このボビン押
え棒314によりボビン5を押えて当該ボビン7の軸方
向への移動を規制する。すると、ボビンケース8とボビ
ン7とが分離すると共に、このボビン押え棒314によ
るボビン5の軸方向への移動規制により、ボビン7は、
ボビン保持軸305の軸部分305dのテーパ面305
bに案内されながら軸部分305dに挿入されていき、
該軸部分305dにより保持される(図13参照)。
【0051】次いで、回動アーム5を下糸巻回装置側に
前進し、ボビンケース8のロックレバー8Xを開状態に
して、ボビンケース8を把持し、その後回動アーム5を
後退すると共に、エアーシリンダ315によりボビン押
え棒314を引っ込める(図14参照)。
【0052】この時点で、糸張力可変手段204のスイ
ッチSWをオンにし、上記ソレノイド推力を最大限に発
生させて下糸張力を最小とする。
【0053】次に、モータ313を駆動してカラー30
6の回動体306aを回動させる。すると、糸クランプ
軸105の反プーリ側の鍔部と軸受103との間に挟持
された下糸150の糸巻き200側部分に、糸クランプ
軸105の反プーリ側鍔部の外周面に形成された凹凸部
により抵抗が与えられて、下糸150はボビン7へ良好
に絡み付いていく(図15参照)。
【0054】この時、下糸150が動メス付き糸捌き1
16に絡み付かないように、モータ123を駆動して該
動メス付き糸捌き116を同方向に回動させる。
【0055】そして、例えば実験等により、何回転位で
ボビン7に下糸150が絡み付くかを求めておき、この
回転がなされたら、モータ313,123の駆動を停止
して回動体306a及び動メス付き糸捌き116の回転
を停止する。
【0056】そうしたら、モータ115を駆動して巻取
り軸107及びボビン保持軸305を回転させて、この
ボビン保持軸305に保持されたボビン7を回転させ
る。すると、このボビン7の回転により糸巻き200か
らの下糸150が当該ボビン7に巻回されていくと共
に、糸クランプ軸105の反プーリ側の鍔部と軸受10
3との間に挟持されていた下糸端部は、この回転力によ
って、そのクランプが解かれる。
【0057】この時、モータ304を駆動してカム30
3を回転させ、巻取り軸107を軸方向に往復移動させ
る。すると、巻取り軸107と共にボビン7も軸線方向
に往復移動し、ボビン7への下糸巻回が片寄りなく奇麗
に行われることになる(図16参照)。
【0058】すなわち、本実施例にあっては、ボビン7
への下糸150の絡み付けまでは、人手で行うと同様
に、ボビン7を回転させずにその回りを回動体306a
が回転することにより行い、この絡み付けが終わった
ら、ボビン7への下糸巻回を、巻回する糸が捩じれない
ようにボビン7を回転することに行うようにしている。
【0059】そして、所定の回転計数となったら、モー
タ115の駆動を停止してボビン7の回転を停止すると
共に、モータ304の駆動を停止して巻取り軸107の
軸方向の往復移動を停止する。この回転計数は所望の巻
回量に対応した値であり、予め求められている値であ
る。
【0060】このようにして、ボビン7への下糸巻回が
なされたら、回動アーム5を下糸巻回装置側に前進し
て、ボビンケース8内に下糸が巻回されたボビン7を収
容すると共に、ボビンケース8のロックレバー8Xを開
状態にして、ボビンケース8にボビン7をロックして該
ボビンケース8を把持し、その後モータ304を駆動し
て巻取り軸107及びボビン保持軸305を回転アーム
5側から後退させる(図17参照)。
【0061】このようにしてボビン7への下糸150の
巻回動作が自動的になされたら、次いで、ボビンケース
8への糸掛け動作を行う。
【0062】先ず、糸張力可変手段204のスイッチS
Wをオフし、上記ソレノイド推力をなくして下糸張力を
最大とする。
【0063】次いで、モータ123を駆動して動メス付
き糸捌き116を半回転させる。すると、ボビンケース
8の開口部8Aから導出する下糸150(図8参照)
が、V字状の切込み部116Dの頂点に捕らえられて、
該ボビンケース8の下糸張力ばね側の糸掛け位置8Bに
向かって移動する(図18参照)
【0064】この時、糸掛け位置8Bに向かって移動す
る下糸は、糸掛けレバー124の傾斜面124Bに当接
し、該糸掛けレバー124を進行方向に押すが、該糸掛
けレバー124は、上述のように、捩じりばね125に
より進行方向とは逆方向に付勢されているので、図18
に示されるように、下糸は糸掛けレバー124を所定量
進行方向に押した後に糸掛け位置8Bのスリット8Cへ
と案内されることになる。その後、モータ123を駆動
して動メス付き糸捌き116を逆半回転させて、該動メ
ス付き糸捌き116を元の位置に戻す(図19参照)。
【0065】次いで、エアーシリンダ134によりワイ
パ130を、図20に示されるように、軸129を中心
として凡そ180°回転する。すると、スリット8Cか
ら導出する糸部分が、このワイパ130に引っ掛けら
れ、スリット8Cに進入していた下糸部分は下糸張力ば
ね8Dの下に潜り込み、その後、エアーシリンダ134
によりワイパ130を初期状態の位置に戻す。
【0066】このようにしてボビンケース8への糸掛け
動作が自動的になされたら、次いで、この糸掛けがなさ
れたボビンケース8へ供給される下糸の切断動作を行
う。
【0067】先ず、糸張力可変手段204のスイッチS
Wをオンし、上記ソレノイド推力を最大限に発生させて
下糸張力を最小とする。
【0068】次いで、エアーシリンダ140を駆動して
糸クランプ軸105をプーリ側に付勢しているばね11
0の付勢力に抗して糸クランプ軸105の鍔部105a
を反プーリ側に押し、糸クランプ軸105の反プーリ側
鍔部と軸受103との間に隙間を形成する。
【0069】次いで、モータ123を駆動して動メス付
き糸捌き116を図18の時とは逆方向に回転させる。
すると、図21に示されるように、ボビンケース8の下
糸張力ばね8Dから導出する下糸150が、V字状の切
込み部116Cの頂点に捕らえられて、糸が引き出され
る。
【0070】この引き出される糸は、V字状の切込み部
116Cの頂点に捕捉されると共に、糸分け用羽116
Bにより図21における右側へ捌かれる。従って、腕3
06aからの下糸は、図21に示されるように、案内孔
306bに案内されて図における右側に寄せられ、この
右側に寄せられた下糸は、糸クランプ軸105の反プー
リ側鍔部と軸受103との間の隙間に進入する。
【0071】この時点で、エアーシリンダ140により
糸クランプ軸105の前進を解除する。すると、糸クラ
ンプ軸105は、図2に示されるばね110の付勢力に
より、図2における右方向に進み、糸クランプ軸105
の反プーリ側鍔部と軸受103との間に、回動体306
aからの下糸が挟持される。
【0072】そして、さらにモータ123を駆動して動
メス付き糸捌き116を同方向に少し回転させる。する
と、動メス付き糸捌き116の動メス116Eと固定メ
ス91とが対向し、その間の下糸150が切断される。
すなわち、ボビンケース8の下糸張力ばね8Dから導出
する下糸は、一定の長さが導出されて切断される。この
一定の長さは、上糸との絡み合いによる縫い目形成に必
要な長さであり、その長さが確保できるように、上記固
定メス91等の位置調整がなされている。
【0073】そして、この下糸切断動作が自動になされ
たら、回動アーム5がガイド軸4の後退位置に後退する
と共に回転し、前進して、回動アーム5に保持され下糸
巻回済みのボビン内蔵のボビンケース8がボビンケース
着脱位置Aの釜16に装着される。
【0074】この時、下糸巻回装置は、糸巻き200か
らの下糸先端が、上述のように、糸クランプ軸105の
反プーリ側鍔部と軸受103との間に挟持された初期状
態に戻り待機状態となっている。
【0075】なお、本実施例に用いられるボビンケース
8には、図8に示されるように、開口部8Aより導出す
る糸150を、該ボビンケース8の下糸張力ばね側の糸
掛け位置8Bに移動させやすくするために、面取り8a
が施されているが、この面取り8aに起因する縫い品質
の変化はない。
【0076】このように、本実施例においては、ボビン
分離・結合手段5,314,315によりボビン7をボ
ビンケース8から分離し、糸クランプ手段103,10
5,110により下糸150をクランプし、この状態で
回動体306aを回動して、糸クランプ手段103,1
05,110によりクランプされた下糸150をボビン
分離・結合手段5,314,315によりボビンケース
8から分離されたボビン7に絡み付かせ、巻取り軸10
7を回転して、糸クランプ手段103,105,110
によりクランプされた下糸150を開放しながら、該ボ
ビン7に下糸150を巻回し、下糸巻回後に当該ボビン
7をボビンケース8内に収容しても、巻き始めの糸端が
ボビンケース8外に残らないよう構成しているので、良
好な縫い目を形成することが可能となっていると共に上
糸切れの発生を防止することが可能となっている。ま
た、ボビン7及びボビンケース8に全く若しくは殆ど変
更を加えずに、上記巻回ができるよう構成しているの
で、縫い品質の維持及び低コスト化を図ることが可能と
なっている。
【0077】また、往復移動手段303,304によ
り、巻取り軸107をその回転時に軸線方向に往復移動
し、ボビン7も同様に軸線方向に往復移動するよう構成
しているので、ボビン7への下糸巻回を片寄りなく奇麗
に行うことが可能となっている。
【0078】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例え
ば、上記実施例においては、開口部8Aより導出する糸
150を、該ボビンケース8の下糸張力ばね側の糸掛け
位置8Bに移動させやすくするために、面取り8aを施
しているが、これは万一のためであり、この面取り8a
を施さなくても本発明効果を得ることができるというの
は勿論である。
【0079】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1のミシンの
下糸巻回装置によれば、ボビン分離・結合手段によりボ
ビンをボビンケースから分離し、糸クランプ手段により
下糸をクランプし、この状態で回動体を回動して、糸ク
ランプ手段によりクランプされた下糸をボビン分離・結
合手段によりボビンケースから分離されたボビンに絡み
付かせ、巻取り軸を回転して、糸クランプ手段によりク
ランプされた下糸を開放しながら、該ボビンに下糸を巻
回し、下糸巻回後に当該ボビンをボビンケース内に収容
しても、巻き始めの糸端がボビンケース外に残らないよ
う構成したものであるから、良好な縫い目を形成するこ
とが可能となると共に上糸切れの発生を防止することが
可能となる。また、ボビン及びボビンケースに全く若し
くは殆ど変更を加えずに、上記巻回ができるよう構成し
たものであるから、縫い品質の維持及び低コスト化を図
ることが可能となる。
【0080】また、請求項2のミシンの下糸巻回装置に
よれば、上記請求項1に加えて、往復移動手段により、
巻取り軸をその回転時に軸線方向に往復移動し、ボビン
も同様に軸線方向に往復移動するよう構成したものであ
るから、ボビンへの下糸巻回を片寄りなく奇麗に行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるミシンの下糸巻回装
置の側面図である。
【図2】図1の一部断面平面図である。
【図3】プーリの斜視図である。
【図4】図1を左側方から見た図である。
【図5】動メス付き糸捌きの斜視図である。
【図6】糸掛けレバーの平面図である。
【図7】糸掛けレバーの横断面図である。
【図8】同上実施例に採用されたボビンケースの斜視図
である。
【図9】同上実施例に適用された糸張力可変手段の正面
図である。
【図10】巻取り軸及びボビン保持軸の斜視図である。
【図11】同上装置の初期状態を表した要部の側面説明
図である。
【図12】同上装置へのボビン及びボビンケースの受け
渡し動作を表した要部の側面説明図である。
【図13】ボビンとボビンケースとの分離動作を表した
要部の側面説明図である。
【図14】分離動作により分離されたボビンとボビンケ
ースを表した要部の側面説明図である。
【図15】ボビンへの下糸絡み付け動作を表した要部の
側面説明図である。
【図16】ボビンへの下糸巻回動作を表した要部の側面
説明図である。
【図17】下糸が巻回されたボビンをボビンケースに収
容する動作を表した要部の側面説明図である。
【図18】ボビンケースのスリットへの下糸案内動作を
表した要部の平面説明図である。
【図19】図18のスリットへの下糸案内動作に続く下
糸案内動作を表した要部の平面説明図である。
【図20】ボビンケースの下糸張力ばね下への下糸掛け
動作を表した要部の側面説明図である。
【図21】下糸切断動作を表した要部の側面説明図であ
る。
【図22】同上下糸巻回装置が適用される下糸自動供給
装置の斜視図である。
【図23】図22の正面図である。
【図24】図22の平面図である。
【図25】図22の要部の横断面図である。
【図26】同上下糸自動供給装置を構成する回動アー
ム、前後進レバー及びガイド軸の関係を表した一部破断
正面図である。
【符号の説明】
5,314,315 ボビン分離・結合手段 7 ボビン 8 ボビンケース 103,105,110 糸クランプ手段 107 巻取り軸 150 下糸 303,304 往復移動手段 306a 回動体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンケースからボビンを分離・結合可
    能とするボビン分離・結合手段と、 下糸をクランプ・開放可能とする糸クランプ手段と、 前記ボビン分離・結合手段によりボビンケースから分離
    されたボビンに対して、前記糸クランプ手段によりクラ
    ンプされた下糸を、回転することにより絡み付かせる回
    動体と、 この下糸が絡み付いたボビンに回転を与えることによ
    り、前記糸クランプ手段によりクランプされた下糸を開
    放しつつ、該ボビンに下糸を巻取可能とした巻取り軸
    と、 を具備したミシンの下糸巻回装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のミシンの下糸巻回装置に
    おいて、 巻取り軸の回転時に、該巻取り軸を軸線方向に往復移動
    させる往復移動手段を具備したミシンの下糸巻回装置。
JP33063694A 1994-12-07 1994-12-07 ミシンの下糸巻回装置 Withdrawn JPH08155178A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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