JPH08155565A - ボトム耐圧強度に優れた軽量缶の製造方法 - Google Patents
ボトム耐圧強度に優れた軽量缶の製造方法Info
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- JPH08155565A JPH08155565A JP30209094A JP30209094A JPH08155565A JP H08155565 A JPH08155565 A JP H08155565A JP 30209094 A JP30209094 A JP 30209094A JP 30209094 A JP30209094 A JP 30209094A JP H08155565 A JPH08155565 A JP H08155565A
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Abstract
の低下をもたらすことなしに、DI缶の製造を可能とす
る手法について提案する。 【構成】 C:0.0005〜0.0050wt%、Si:0.20wt%以
下、Mn:0.05〜1.00wt%、Al:0.005 〜0.100 wt%、N
b:0.003 〜0.020 wt%、P:0.100 wt%以下、S:0.0
10 wt%以下およびN:0.0050wt%以下を含む成分組成
に成り、平均r値を1.50以上でかつΔr値を絶対値で0.
30以下に調整した鋼板を素材として、該素材を打ち抜き
加工後、絞り加工を、絞り比:1.80以上およびボトム部
の減厚率:10%以上の条件下で施し、次いで再絞り加工
およびしごき加工を行う。
Description
られる軽量缶、中でもDI(Drawn and WallIroned)缶
の製造方法に関するものである。
て2つのプロセスからなる加工を経て製造されるのが一
般的である。例えば350 ml缶は、素材となる板材から12
0 mm径程度の円板を打ち抜き、引き続き絞り加工を施し
て、約30〜35mmの深さでボトム(底)の径が約90mmの、
いわゆるファーストカップと呼ばれる、浅底の中間段階
のカップを製造する第1の工程、そして得られたファー
ストカップに再絞り加工および3段程度のしごき加工を
連続して施す第2の工程にて、製造される。なお、第2
の工程である再絞り加工およびしごき加工は、1プロセ
スで極めて高能率で行われており、ここで使用する装置
はボディメーカーと呼称される、完成度の高い装置であ
る。
ける合金番号3004程度のアルミ材、T3−BA(調質度
T3の箱焼鈍材)およびT3−CA(調質度T3の連続
焼鈍材)を素材とする場合に限定して適用され、缶用鋼
板に多用される硬質な低炭素アルミキルド鋼を素材とす
る場合には適用されていない。なぜなら、低炭素アルミ
キルド鋼は加工性に乏しく、上記製缶方法に耐えること
ができないからである。
の極低炭素化が可能になり、これによって低炭素アルミ
キルド鋼の問題である加工性の劣化を補えるようになっ
たため、DI缶への極低炭素鋼の適用が検討されている
(特開平4−280926号および特開昭58−197224号各公報
参照)。
素化によって鋼板の加工性は向上したものの、強度の低
下、特に加工して得られた缶におけるボトム耐圧強度に
代表される缶体強度の低下が不可避に生じることが問題
として残されており、さらに、DI缶に適用するには、
絞り加工が行われた際の耳の発生が少ない特性、すなわ
ちノンイヤリング性の改善、そして製缶後に缶径を縮小
する加工、すなわちネックイン成形性の改善がそれぞれ
必須であった。
て開発された、この種鋼板をそのまま缶用鋼板に適用す
るには、未だ多くの改善が不可欠であった。そこで、本
発明は極低炭素鋼を素材とした鋼板( 以下、表面処理材
も含む。)缶用鋼板に適用する場合にも、上記の不利を
招くことなしに、DI缶の製造を可能とする手法につい
て提案することを目的とする。
れた鋼板、中でも高い平均r値を有する鋼板について、
特にDI缶に要求されるノンイヤリング性およびネック
イン成形性などの特性を含めて、種々の検討を行ったと
ころ、ネックイン成形性の改善に有効である鋼板を開発
するに到ったが、この鋼板においても強度が低いため缶
体の強度は実用に耐えないものであった。さらに、この
問題を解消するため、DI缶の成形工程、中でも従来は
あまり検討されていないファーストカップの成形工程に
着目し、この工程での諸条件を詳細に検討したところ、
実用に耐える缶体強度が得られる手法を見出し本発明を
完成するに到った。
である。 (1) C:0.0005〜0.0050wt%、Si:0.20wt%以下、Mn:
0.05〜1.00wt%、 Al:0.005 〜0.100 wt%、Nb:0.
003 〜0.020 wt%、P:0.100 wt%以下、S:0.010 wt
%以下およびN:0.0050wt%以下を含有し、残部はFeお
よび不可避的不純物からなる化学組成を有し、平均r値
を1.50以上で、かつΔr値を絶対値で0.30以下に調整し
た鋼板を素材として、前記素材を打ち抜き加工後、絞り
加工を、絞り比:1.80以上、ボトム部の減厚率:10%以
上の条件下で施し、次いで再絞り加工およびしごき加工
を行うことを特徴とするボトム耐圧強度に優れた軽量缶
の製造方法。
%以下、Mn:0.05〜1.00wt%、 Al:0.005 〜0.100
wt%、Nb:0.003 〜0.020 wt%、P:0.100 wt%以下、
S:0.010 wt%以下およびN:0.0050wt%以下を含み、
さらにNi:0.05〜0.50wt%、 Cr0.05〜0.50wt%およ
びCu:0.05〜0.50wt%のいずれか少なくとも1種を含有
し、残部はFeおよび不可避的不純物からなる化学組成を
有し、平均r値を1.50以上で、かつΔr値を絶対値で0.
30以下に調整した鋼板を素材として、前記素材を打ち抜
き加工後、絞り加工を、絞り比:1.80以上、ボトム部の
減厚率:10%以上の条件下で施し、次いで再絞り加工お
よびしごき加工を行うことを特徴とするボトム耐圧強度
に優れた軽量缶の製造方法。
%以下、Mn:0.05〜1.00wt%、 Al:0.005 〜0.100
wt%、Nb:0.003 〜0.020 wt%、P:0.100 wt%以下、
S:0.010 wt%以下およびN:0.0050wt%以下を含み、
さらにTi:0.005 〜0.0100wt%を含有し、残部はFeおよ
び不可避的不純物からなる化学組成を有し、平均r値を
1.50以上で、かつΔr値を絶対値で0.30以下に調整した
鋼板を素材として、前記素材を打ち抜き加工後、絞り加
工を、絞り比:1.80以上、ボトム部の減厚率:10%以上
の条件下で施し、次いで再絞り加工およびしごき加工を
行うことを特徴とするボトム耐圧強度に優れた軽量缶の
製造方法。
べく、C量を0.0005〜0.0050wt%に低減するとともに、
その他の不純物成分を低減し、またNbを適正範囲で含有
することによって、最終冷延焼鈍板の集合組織を適宜制
御した鋼板を製造する。次いで、得られた鋼板を打ち抜
き加工後に、DI缶製造の最初の工程であるファースト
カップの成形に当たり、用いる鋼板の加工性が向上した
ことによる、従来鋼板対比での成形範囲の大幅な拡大を
利用して、絞り比を1.80以上とするとともに、ボトム部
の減厚率、すなわち加工前の板厚に対するボトム部の板
厚減少率をボトム部全面の平均で10%以上とすることに
よって、従来の成形条件では、ほとんど歪みの付与され
ない部分に積極的に伸び歪みを付与して加工硬化させ、
特にボトム部の耐圧強度を増加するのである。
成分組成から順に述べる。 C:0.0005〜0.0050wt% C量は、伸びおよびr値の向上の観点から低減すること
が望ましいが、0.0005wt%未満では粒径の著しい粗大化
によって加工後の表面に肌荒れ、いわゆるオレンジピー
ル現象が顕在化して外観不良のトラブルをまねく危険性
がある。一方、0.0050wt%をこえると、r値が低下傾向
を示す上、耐時効性の劣化が顕著になる。なお、加工性
の向上をはかるには、0.0030wt%以下に制限することが
好ましい。
が顕著になるため、0.20wt%以下、より好ましくは0.02
wt%以下に限定する。なお、下限は製鋼工程でのSi低減
コストと関係するため特に制限しない。
するS量に応じて含有する必要があるが、少なくとも0.
05wt%以上を含有することで赤熱脆性を防止できる。ま
た、Mnの含有によって、高強度化をはかることが可能で
ある。この高強度化の機構の詳細は明らかではないが、
変態点の低下に関連していると考えられる。すなわち、
Mn自体の固溶強化能はさほど大きいものではないが、組
織の微細化が促進されて、缶用鋼板に必要な耐肌荒れ性
が改善され、同時に細粒化による強化も期待できる。さ
らに、Mnの含有によって、冷間圧延後の焼鈍工程におけ
る再結晶温度が低下し、操業条件の規制を緩和すること
ができる。この機構も詳細は明らかではないが、析出物
の均一粗大化によるものと考えられる。一方、Mn含有量
が1.00wt%をこえると、平均r値の低下に代表される、
加工性の劣化が顕著になるため、1.00wt%以下、さらに
高いr値を得るには0.60wt%以下、より望ましくは0.30
wt%以下に制限することが好ましい。
鋼中の非金属介在物量を低下して、これら介在物に起因
するフランジ部のクラック発生を防止し、さらに鋼中の
Nを固定安定化する効果や平均r値を向上させる観点か
らも必須の成分であり、0.005 wt%以上は必要である。
一方、0.100 wt%をこえると、鋼板表面にアルミナクラ
スターなどが生成して表面欠陥の原因となりやすいた
め、0.100wt%以下とする。特に、熱間圧延時の鋼板エ
ッジ割れの発生率を低減するには、望ましくは0.020 〜
0.060 wt%の範囲とすることが好ましい。
し、また結晶粒の細粒化および成形時の肌荒れ防止に対
しても有効であるところから、0.003 wt%以上は必要で
ある。一方、0.020 wt%をこえると、再結晶温度が上昇
して冷間圧延後の焼鈍工程が有効に作用しなくなり、ま
た本発明で対象とする極薄缶用鋼板の製造過程ではΔr
の劣化が特に顕著となるため、0.020 wt%以下とする。
なお、熱間圧延条件をはじめとする製造条件の規制緩和
および成分コストの抑制をはかるのには、0.015 wt%以
下にすることが好ましい。
する成分であるが、多量の含有は耐食性の劣化や材料の
脆化などをまねく上、再結晶温度の上昇をまねくことか
ら、0.100 wt%以下に限定する。なお、好ましくは0.00
5 〜0.040 wt%とすることが好ましい。
性が向上するため、0.010 wt%以下に抑制する。特にゲ
ージダウン化(鋼板板厚の減少)が進行した場合は、こ
のS量の低減による効果は顕著である。より望ましく
は、0.005 wt%以下にすると、さらに加工性、中でも剪
断部の伸びフランジ特性や耐食性において有効である。
成形性が悪化し、また平均r値も低下するため、0.0050
wt%以下、より望ましくは0.0030wt%以下に抑制する。
さらに一層厳格な用途には、0.0015wt%以下とするのが
望ましい。
加え、Ni、CrおよびCuのいずれか少なくとも1種を、そ
れぞれ0.05〜0.50wt%の範囲で添加することが可能であ
る。Ni、CrおよびCuはいずれも、固溶強化能は比較的小
さいものの細粒化強化機構により缶体強度を高めること
が可能である。このような細粒化強化は、ネックイン成
形性を阻害しない点でも有利である。また、組織の細粒
化は耐肌荒れ性の向上にも有効である。これらの効果
は、単独添加または複合添加に係わりなく、いずれか1
種または2種以上の添加量が0.05wt%以上であれば期待
することができる。一方、0.50wt%をこえて添加して
も、単にコスト上昇をまねくため、0.50wt%以下に限定
する。
に加え、Tiを0.005 〜0.010wt %の範囲で添加すること
が可能である。Tiは、鋼板の平均r値をより高い水準に
引き上げる効果があり、少なくとも0.005 wt%以上の添
加が必要であるが、0.010wt %をこえると効果が飽和す
る上、表面性状が劣化するから、0.010wt %以下に限定
する。特に、良好な表面性状が厳格に要求される場合
は、上限を0.008wt %にすることが好ましい。
成るスラブを熱間圧延後に冷間圧延を施し、次いで焼鈍
を行い、その後必要に応じて調質圧延を施して得られる
が、得られた鋼板における、平均r値を1.50以上でかつ
Δr値の絶対値を0.30以下に調整することが肝要であ
る。すなわち、鋼板の平均r値を高くすることによっ
て、ファーストカップの成形工程における絞り比を大き
くするとともに、しわ抑え圧力を大きくとり、ボトム部
の加工硬化量を従来法に比較して大きくし、ボトム部の
耐圧強度を増加するのである。従って、鋼板のr値を高
くする必要があり、鋼板の降伏応力との相関もあるが、
平均r値を1.50以上にすることによって、ファーストカ
ップの成形工程における絞り比を大きくすることが可能
である。特に、上記成形工程を安定させるには、平均r
値を1.80以上にすることが好ましい。
リング不良)を防止するには、鋼板のΔr値を小さくす
ることが有効であり、Δr値の絶対値で0.30以下、望ま
しくは0.15以下とする。
方向、圧延方向に対して45°の方向、圧延方向に対して
90°の各方向からJIS5号試験片を採取し、この試験
片に5〜15%の単軸引張予歪を与えた時の幅方向ひず
みおよび板厚ひずみの比から各方向のランクフォード値
を測定し、次式によって求めた。 r=(rL +2rD +rT )/4 Δr=(rL −2rD + rT )/2 ただし、rL 、rD およびrT は、それぞれ圧延方向、
圧延方向に対して45°の方向、圧延方向に対して90°の
方向のランクフォード値を表す。なお、鋼板の均一伸び
が小さく上記方法で測定できない場合は、JISG31
35にある固有振動法によって求めた。
r値を絶対値で0.30以下に調整する具体的手法として
は、上述した成分組成の鋼を用いて熱間圧延仕上げ温度
を概ねAr3 ±50℃の範囲に、巻取温度を概ね540 〜680
℃とし、一次冷延圧下率を85〜90%、二次冷延圧下率を
40%未満とすることによって達成される。
薄くなるに従って顕著になるため、板厚が0.30mm以下、
望ましくは0.25mm以下の鋼板を、製缶の素材とすること
が実施に当たり有利である。
を原板として表面処理を施してから、製缶工程へ供され
る。なお、表面処理としては、通常の電気すずめっき、
クロムめっきおよびその他のめっき処理、各種の塗装処
理が有利に適合する。
限定されないが、以下に示す条件下で製造することがで
きる。 ・スラブ再加熱温度:1150〜1300℃ ・仕上げ圧延温度:(Ar3変態点−30℃)〜(Ar3変態
点+100 ℃) ・巻取り温度:450 〜650 ℃ ・冷間圧延圧下率:83%以上 ・焼鈍温度:700 〜800 ℃ ・焼鈍後の調質圧延圧下率:1%以上(焼鈍ままの状態
では降伏点伸びが存在して材質が安定しないため、特殊
な用途以外は1%以上の調質圧延が必要)
加工後に、次に示す各条件下で製缶されることになる。
すなわち、ファーストカップの成形工程では、その絞り
比を1.80以上、より好ましくは1.85以上とすることが肝
要である。従来、この工程での条件は、加工性の低いア
ルミニウム材を基準に設定していたこともあって、1.40
〜1.50程度の低い絞り比で行われていた。しかし、本発
明ではr値が高く延性も良好な鋼板が絞り加工の対象と
なるため、高い絞り比での成形が可能である。例えば、
同一のブランク径を採用する場合でもパンチ径をより小
さくして、絞り比を大きくすることによって、ボトム部
の歪みを大きくして缶体、中でもボトム部の耐圧強度を
高めるのである。このような手法の適用は、素材である
鋼板に高いr値と良好な延性を付与して初めて実現する
ものである。
ことによって、加工硬化を期待できるため、ボトム部の
耐圧強度をさらに上昇することができる。同時に、ボト
ム部の減厚率を高くすることは、実質的な缶体の薄肉化
につながり、缶の軽量化にも有効である。以上の効果
は、ボトム部の減厚率を15%以上とすることによって、
さらなる拡大を期待できる。ここで、ボトム部の減厚率
を高める具体的手法としては、しわ抑えの強化とパンチ
の肩部半径の増加が有効である。
き続き再絞り加工およびしごき加工に供する。この再絞
り加工における絞り比を高めることによって、上記と同
様の効果が得られるが、この再絞り加工では、しわ抑え
力の制御が困難であり、現行の装置においては適用が困
難である。しかし、しわ抑え力の制御が可能であれば、
ボトム部の耐圧強度を増加することは可能である。
通常の条件、例えば、140 mmφにブランク→77mmφパン
チでファーストカップ成形→68mmφパンチでリドロー加
工→3段のしごき加工で行えばよい。
たスラブを1250℃に再加熱して860 〜950 ℃の温度範囲
で熱間仕上げ圧延を終了した。なお、仕上げ圧延温度
は、各々の鋼組成に応じて、(Ar3変態点−20℃)〜
(Ar3変態点+50℃)の範囲に収まるように制御した。
次に、巻取り温度:640 ℃で巻取ってから酸洗を施し、
その後圧下率:90%の冷間圧延を施して0.22mmの冷延板
とした。
℃,30sの焼鈍を施したのち、30℃/sec の冷却速度で
340 ℃まで急速冷却し、2〜6%の軽圧下を施した。そ
の後、ハロゲンタイプの電気錫めっきラインにて♯25錫
めっき処理を連続的に施して、ぶりき板とした。得られ
たぶりき板の引張特性について調査した結果を表2に示
す。なお、引張特性はJIS5号試験片を用いた試験に
て評価した。
た。すなわち、ファーストカップの成形は絞り比:1.95
〜2.05で、具体的には、ブランク径を138 〜143 mmおよ
びパンチ径を71〜86mmの範囲で変化して絞り加工を行っ
た。また、カップのボトム部の減厚率が13〜18%となる
ように、しわ抑え力を調整した。その後、パンチ径:68
mmで再絞り加工および3段のしごき加工を連続して行っ
た。
関する調査結果を、再絞り加工におけるノンイヤリング
性およびネックイン成形性についての調査結果ととも
に、表2に併記する。
圧を負荷し、ボトムが座屈する限界圧力にて評価した。
また、ノンイヤリング性は、ファーストカッピングを行
い、カップ底からの山部の高さと谷部の高さの各平均値
から差を求めてその大小で比較し、現行の材料との比較
により劣っているものをNG、同等もしくは優れている
ものをOKとして評価した。さらに、ネックイン成形性
は、4段ネックで211 mm径から206 mm径までネックイン
加工を行い、そのときの成形荷重の大小を比較すること
によって評価し、現行材料より成形荷重の高いものをN
G、同等もしくは低いものをOKとした。
製缶を行えば、他の特性を犠牲にすることなしに、十分
に高いボトム部耐圧強度が得られたことがわかる。ま
た、得られた缶を観察したところ、本発明に従って得ら
れた缶は、その表面性状および耐食性は良好であり、さ
らに途中工程の冷間圧延性も良好であることを確認し
た。
示す製造条件にて薄鋼板および錫めっき鋼板を製造し、
その後実施例1と同様の手順で諸特性を評価した結果に
ついて表5に示す。なお、表4に示す条件で製造された
鋼板の平均r値は1.85およびΔr値は絶対値で0.05であ
った。
缶することによって、他の特性を犠牲にすることなし
に、十分に高いボトム部耐圧強度が得られたことがわか
る。また、再絞り加工およびしごき加工の工程を詳細に
観察したところ、本発明に従う工程では、成形時のパン
チからの抜け性、いわゆるストリッピング性も改善され
ていた。この点を詳細に実験した結果、抜け性不良の発
生率は従来法対比で1/3に減少したことも判明した。
な成形性を生かしたDI缶成形が可能となり、かつ、十
分に高いボトム耐圧強度が達成できる。しかも本発明法
によれば、ノンイヤリング性、ネックイン成形性および
ストリッピング性などの他の製缶特性も優れている。こ
のため、自動車用に製造された特定の極低炭素鋼を素材
とし、製造条件を最適化することにより、DI缶を製造
できるので、製鋼工程での鋼種数を減少でき、製造原価
が低減できる。
Claims (3)
- 【請求項1】C:0.0005〜0.0050wt%、Si:0.20wt%以
下、Mn:0.05〜1.00wt%、 Al:0.005 〜0.100 wt
%、Nb:0.003 〜0.020 wt%、P:0.100 wt%以下、
S:0.010 wt%以下およびN:0.0050wt%以下を含有
し、残部はFeおよび不可避的不純物からなる化学組成を
有し、平均r値を1.50以上で、かつΔr値を絶対値で0.
30以下に調整した鋼板を素材として、前記素材を打ち抜
き加工後、絞り加工を、絞り比:1.80以上、ボトム部の
減厚率:10%以上の条件下で施し、次いで再絞り加工お
よびしごき加工を行うことを特徴とするボトム耐圧強度
に優れた軽量缶の製造方法。 - 【請求項2】C:0.0005〜0.0050wt%、Si:0.20wt%以
下、Mn:0.05〜1.00wt%、 Al:0.005 〜0.100 wt
%、Nb:0.003 〜0.020 wt%、P:0.100 wt%以下、
S:0.010 wt%以下およびN:0.0050wt%以下を含み、
さらにNi:0.05〜0.50wt%、 Cr0.05〜0.50wt%およ
びCu:0.05〜0.50wt%のいずれか少なくとも1種を含有
し、残部はFeおよび不可避的不純物からなる化学組成を
有し、平均r値を1.50以上で、かつΔr値を絶対値で0.
30以下に調整した鋼板を素材として、前記素材を打ち抜
き加工後、絞り加工を、絞り比:1.80以上、ボトム部の
減厚率:10%以上の条件下で施し、次いで再絞り加工お
よびしごき加工を行うことを特徴とするボトム耐圧強度
に優れた軽量缶の製造方法。 - 【請求項3】C:0.0005〜0.0050wt%、Si:0.20wt%以
下、Mn:0.05〜1.00wt%、 Al:0.005 〜0.100 wt
%、Nb:0.003 〜0.020 wt%、P:0.100 wt%以下、
S:0.010 wt%以下およびN:0.0050wt%以下を含み、
さらにTi:0.005 〜0.0100wt%を含有し、残部はFeおよ
び不可避的不純物からなる化学組成を有し、平均r値を
1.50以上で、かつΔr値を絶対値で0.30以下に調整した
鋼板を素材として、前記素材を打ち抜き加工後、絞り加
工を、絞り比:1.80以上、ボトム部の減厚率:10%以上
の条件下で施し、次いで再絞り加工およびしごき加工を
行うことを特徴とするボトム耐圧強度に優れた軽量缶の
製造方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30209094A JP3718865B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | ボトム耐圧強度に優れた軽量缶の製造方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30209094A JP3718865B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | ボトム耐圧強度に優れた軽量缶の製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08155565A true JPH08155565A (ja) | 1996-06-18 |
| JP3718865B2 JP3718865B2 (ja) | 2005-11-24 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30209094A Expired - Fee Related JP3718865B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | ボトム耐圧強度に優れた軽量缶の製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3718865B2 (ja) |
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| WO2010110485A1 (ja) | 2009-03-27 | 2010-09-30 | Jfeスチール株式会社 | 絞りおよびしごき加工後の表面性状に優れた缶用鋼板およびその製造方法 |
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1994
- 1994-12-06 JP JP30209094A patent/JP3718865B2/ja not_active Expired - Fee Related
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