JPH08155697A - 圧粉体成形方法 - Google Patents

圧粉体成形方法

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JPH08155697A
JPH08155697A JP32990994A JP32990994A JPH08155697A JP H08155697 A JPH08155697 A JP H08155697A JP 32990994 A JP32990994 A JP 32990994A JP 32990994 A JP32990994 A JP 32990994A JP H08155697 A JPH08155697 A JP H08155697A
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JP
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powder
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rubber
green compact
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JP32990994A
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English (en)
Inventor
Masato Sagawa
眞人 佐川
Hiroshi Nagata
浩 永田
Toshihiro Watanabe
俊宏 渡辺
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Intermetallics Co Ltd
Original Assignee
Intermetallics Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
    • B30B15/022Moulds for compacting material in powder, granular of pasta form
    • B30B15/024Moulds for compacting material in powder, granular of pasta form using elastic mould parts

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  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ダイdに装着されたゴムモールドmの凹部m1
に粉末と型部材U1〜U5とを装填する工程、ゴムモー
ルドの凹部に装填された粉末を圧縮する工程及び型部材
の少なくとも一部を溶解することにより圧粉体と型部材
とを切り離す工程とからなる圧粉体成形方法に関するも
のである。 【効果】複雑な形状を有する種々の形状の圧粉体を成形
することができるとともに、圧粉体に損傷を与えること
なく型部材からの圧粉体の抜き取りができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイに装着されている
ゴムモールドに充填された粉末或いは粒状物等(以下、
単に、「粉末」という。)を、パンチによる加圧とゴム
モールドのゴムの弾性変形を利用して圧縮し、圧粉体を
成形する圧粉体成形方法に関するものである。このよう
な方法により成形された圧粉体は、焼結処理、含浸処理
或いはキュア処理等により種々の産業分野で使用される
各種部品或いは製品となる。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイに装着されたゴムモールドに
粉末を高密度に充填し、次いで、例えば、対向して配設
されたパンチによる加圧とゴムモールドのゴムの弾性変
形を利用してゴムモールドに充填された粉末を圧縮し、
圧縮成形された圧粉体をゴムモールドから取り出すよう
にした圧粉体成形方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の圧粉体
成形方法においては、外周や内周に溝や凹部を有する圧
粉体或いは内部が空洞の圧粉体等を成形することができ
なかったり、また、肉厚の薄い圧粉体の場合には、ゴム
モールドから取り出すときに、圧粉体が壊れてしまう等
の問題があり、従って、従来の圧粉体成形方法により成
形される圧粉体の形状が限定されていた。
【0004】本発明の目的は、従来の圧粉体成形方法が
有する課題を解決するとともに、複雑な形状を有する圧
粉体を効率的に、しかも、高精度に成形することができ
る圧粉体成形方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、圧粉体成形方法を、ダイに装着され
たゴムモールドの凹部に粉末と型部材とを装填する工
程、ゴムモールドの凹部に装填された粉末を圧縮する工
程及び型部材の少なくとも一部を溶解することにより圧
粉体と型部材とを切り離す工程とにより構成したもので
あり、また、上記型部材全体を溶解除去するようにした
ものであり、更に、上記型部材を、芯型部材と該芯型部
材の表面に配設された溶解可能な層とから形成し、溶解
可能な層を溶解除去するようにしたものである。
【0006】先ず最初に、本発明の圧粉体形成方法が適
用される一例としての本出願人に係る先の出願(例え
ば、特開平4−363010号公報、特開平6−207
205号公報等)において開示された圧粉体成形装置と
同様の圧粉体成形装置等の垂直断面図である図2、圧粉
体成形装置等の要部垂直断面図である図3、溶解可能な
型部材の正面図である図4及び溶解可能な型部材が組み
込まれた圧粉体の垂直断面図である図5を用いて、一例
として、図1に示されているような内面にネジ溝c1が
刻設されているナット状の圧粉体C1を成形する実施例
について説明する。
【0007】Mは、筒状ダイd(以下、単に、「ダイ」
という。)及び上面がダイdの上面d1より低く位置す
るようにダイdに挿着された下パンチp1等からなるダ
イセットであり、ダイdとダイdに挿着された下パンチ
p1により形成される凹部(以下、単に、「ダイキャビ
ティ」という。)1には、成形される圧粉体の形状に応
じた所定形状の凹部(以下、単に、「ゴムキャビティ」
という。)m1が配設されたゴムモールドmが装着され
ている。本実施例においては、平面形状が六角形のナッ
ト状の圧粉体C1が成形されるので、ゴムキャビティm
1は、六角柱状の空間部に形成されている。
【0008】下パンチp1は、補助支持プレート2に載
置され、補助支持プレート2にボルト3により固定され
ており、下パンチp1が固定された補助支持プレート2
は、インデックステーブル或いは機台4にボルト5、
5’により固定されている。6は、下パンチp1の上面
p1’に配設された内孔6aが穿設された硬質ゴム等か
らなるバックアップリングであり、ダイdと下パンチp
1との隙間にゴムモールドmが噛み込まれるのを防止す
るものである。7は、ダイdの下面d2と補助支持プレ
ート2との間に、下パンチp1を取り囲むように配設さ
れた皿バネである。皿バネ7に代えて、コイルスプリン
グ、硬質ウレタンゴムを利用したゴムクッション、スプ
リング効果を有する流体シリンダー等の種々のバネ部材
を使用することもできる。
【0009】p2は、図示されていないプランジャー等
により、上下動可能な上パンチであり、上パンチp2
は、ダイdの上面d1に載置され、ダイキャビティ1を
覆うように、ダイキャビティ1の平面形状より大きく形
成されている。8は、上パンチp2の下面p2’に設け
られた平面形状が円形等の凹部9の周囲に取着された硬
質ゴム等からなる環状等のバックアップリングであり、
バックアップリング8は、上パンチp2の下面p2’と
面一になるように、しかも、ダイdとダイに装着された
ゴムモールドmとの接触線10を覆うように配置されて
おり、また、バックアップリング8の内側には、上パン
チp2の下面p2’と略面一になるようにゴム部材11
が取着されている。
【0010】U1は、図4に示されているように、外周
に、ナット状の圧粉体C1の内面に刻設されるネジ溝c
1に対応したネジ山u1を有するとともに、ゴムモール
ドmの底部m2に穿設された孔m3及びバックアップリ
ング6の内孔6aに嵌着される嵌合部u2を有する型部
材であり、型部材U1は、所定の温度で溶融可能なワッ
クスや合成樹脂、低融点の金属や硝子或いは所定の溶剤
により溶ける合成樹脂等更には室温より高い温度下で昇
華する物質で形成されている(以下、このような材料で
形成された型部材を、「溶解可能な型部材」或いは、単
に、「型部材」と称する。)。なお、室温より高い温度
下で昇華する物質としては、樟脳(カンファー)、ナフ
タリン等が知られており、また、ポリアセタール樹脂を
含む材料で型部材を作り、圧粉体を成形後、発煙硝酸を
利用して発生させた二酸化窒素ガスを高温で型部材に触
れさせ、型部材のポリアセタール樹脂を分解させること
もできる。なお、このような物質も、溶解可能な型部材
或いは、単に、型部材と称する。
【0011】溶解可能な型部材U1は、型部材U1の嵌
合部u2を、ゴムモールドmの底部m2に穿設された孔
m3及びバックアップリング6の内孔6aに嵌着するこ
とによりゴムモールドmのゴムキャビティm1内に配置
されるが、型部材U1は、型部材U1の上面u3が、充
填された粉末の高さと同じか或いはその高さより若干突
出するようにゴムキャビティm1に配置される。本実施
例においては、粉末は、ダイdの上面d1及びゴムモー
ルドmの上面m4まで充填されるので、型部材U1の上
面u3は、図2に示されているように、ダイdの上面d
1及びゴムモールドmの上面m4と同じか或いはダイd
の上面d1及びゴムモールドmの上面m4より若干突出
するように配置されている。
【0012】ゴムモールドmのゴムキャビティm1に高
密度に充填された粉末を圧縮する場合には、先ず最初
に、上パンチp2を下降させ、上パンチp2をダイdの
上面d1上に載置する。次いで、更に、上パンチp2を
下降させると、ダイdと補助支持プレート2間に配設さ
れた皿バネ7に抗して、ダイdが上パンチp2とともに
下降する。このように上パンチp2及びダイdは下降す
るが、補助支持プレート2を介してインデックステーブ
ル或いは機台4に固定されている下パンチp1は移動し
ないので、ダイd、下パンチp1及び上パンチp2によ
り形成されるゴムモールドmが装着されている空間部、
即ち、ダイキャビティ1の深さが浅くなり、従って、ダ
イキャビティ1に装着されているゴムモールドmのダイ
キャビティ1が内側に収縮し、ゴムキャビティm1に高
密度に充填された粉末が圧縮され圧粉体が成形されるこ
とになる。
【0013】次に、上述したような圧粉体成形装置を使
用してナット状の圧粉体C1を成形する本発明の圧粉体
成形方法について説明する。
【0014】先ず最初に、上述したように、溶解可能な
型部材U1の嵌合部u2を、ゴムモールドmの底部m2
に穿設された孔m3及びバックアップリング6の内孔6
aに嵌着することにより、型部材U1を、ゴムキャビテ
ィm1に配置する。次いで、ゴムモールドmと型部材U
1との間に形成された間隙v1に粉末を高密度に充填す
る。その後、上パンチp2を下降させ、図3に示されて
いるように、上パンチp2をダイdの上面d1に載置す
る。次いで、更に、上パンチp2を下降させると、上パ
ンチp2は、皿バネ7に抗して、ダイdとともに下降す
るが、上述したように、下パンチp1は移動しないの
で、ダイキャビティ1の深さが浅くなり、ダイキャビテ
ィ1に装着されているゴムモールドmのゴムキャビティ
m1が内側に収縮し、従って、ゴムモールドmと型部材
U1との間に形成された間隙v1に充填された粉末が圧
縮されることになる。
【0015】なお、上パンチp2及びダイdの下降に伴
って、ダイキャビティ1の深さが浅くなるが、このよう
なダイキャビティ1の深さの変化は、上パンチp2の下
面p2’に取着されたゴム部材11の圧縮変形により吸
収される。換言すれば、下パンチp1と上パンチp2と
によるゴムモールドmに充填された粉末の圧縮工程にお
ける、上パンチp2及びダイdに対する型部材U1の相
対的な移動は、ゴム部材11の圧縮変形により吸収され
ることになる。
【0016】下パンチp1と上パンチp2とによるゴム
モールドmと溶解可能な型部材U1との間の間隙v1に
充填された粉末の圧縮成形後、上パンチp2を上方に移
動させ、次いで、図5に示されているように、図示され
ていない真空吸着機等の適当な手段により、ゴムモール
ドmのゴムキャビティm1から、型部材U1が組み込ま
れた圧粉体C1を取り出す。その後、所定の温度に加熱
して型部材U1を溶融除去することにより或いは適当な
溶剤により型部材U1を溶かして除去することにより更
には型部材U1を昇華させて除去することにより、図1
に示されているようなナット状の圧粉体C1を成形す
る。
【0017】次に、図6に示されているような、円柱部
c2の両端部に円板状のフランジc3、c4が設けられ
ている圧粉体C2を成形する場合について、圧粉体成形
装置等の要部垂直断面図である図7、図8、図10、図
11、溶解可能な型部材U2の斜視図である図9及び溶
解可能な型部材が組み込まれた圧粉体の垂直断面図であ
る図12を用いて説明する。
【0018】先ず最初に、図7に示されているように、
ゴムキャビティm1として円柱状の空間部を有するゴム
モールドmをダイキャビティ1に装着し、次いで、ゴム
モールドmのゴムキャビティm1に所定の高さまで粉末
を高密度に充填する。この所定の高さまで充填された粉
末の高さは、成形される圧粉体C2のフランジc4の厚
さに相当する。
【0019】次いで、図9に示されているような、成形
される圧粉体C2の円柱部c2の径に相当する内径、ゴ
ムキャビティm1の内径に相当する外径及び圧粉体C2
の円柱部c2の高さに相当する高さを有する円筒状の溶
解可能な型部材U2を、図8に示されているように、所
定の高さまで充填された粉末の上に配置する。次いで、
図10に示されているように、溶解可能な型部材U2の
内部及び型部材U2の上部に、ダイdの上面d1及びゴ
ムモールドmの上面m4まで粉末を高密度に充填する。
【0020】その後、上パンチp2を下降させて、図1
1に示されているように、上パンチp2をダイdの上面
d1に載置する。次いで、更に、上パンチp2を下降さ
せと、上パンチp2は、皿バネ7に抗して、ダイdと共
に下降するが、上述したように、下パンチp1は移動し
ないので、従って、ダイキャビティ1の深さが浅くな
り、ダイキャビティ1に装填されているゴムモールドm
のゴムキャビティm1に充填された粉末が圧縮されるこ
とになる。
【0021】下パンチp1と上パンチp2とによるゴム
モールドmに充填された粉末の圧縮成形後、上パンチp
2を上方に移動させ、次いで、図12に示されているよ
うに、溶解可能な型部材U2が組み込まれた圧粉体C2
をゴムモールドmから取り出し、その後、所定の温度に
加熱して型部材U2を溶融除去することにより或いは適
当な溶剤により型部材U2を溶かして除去することによ
り更には型部材U2を昇華させて除去することにより、
図6に示されているような圧粉体C2を成形する。
【0022】上述したように、適当な形状の溶解可能な
型部材U1,U2とともに、ゴムモールドmのゴムキャ
ビティm1に粉末を高密度に充填した後、ダイdに挿着
された下パンチp1と下パンチp1に対向する上パンチ
p2間で、粉末が充填されるとともに、型部材が配置さ
れたゴムモールドmを圧縮して、溶解可能な型部材U
1,U2が組み込まれた圧粉体C1,C2を成形し、そ
の後、溶解可能な型部材U1,U2が組み込まれた圧粉
体C1,C2をゴムモールドmから取り出し、次いで、
所定の温度に加熱して型部材U1、U2を溶融除去する
ことにより或いは適当な溶剤により型部材U1、U2を
溶かして除去することにより更には型部材U1、U2を
昇華させて除去することにより、種々の形状の圧粉体を
成形することができる。
【0023】次に、図13に示されているような、薄肉
の円筒状の圧粉体C3を成形する場合について、圧粉体
成形装置等の要部垂直断面図である図14、図15及び
溶解可能な型部材U3が組み込まれた圧粉体C3の垂直
断面図である図16を用いて説明する。
【0024】先ず最初に、溶解可能な円柱状の型部材U
3の下端部を、ゴムモールドmの底部m2に穿設された
孔m3及びバックアップリング6の内孔6aに嵌着する
ことにより、型部材U3をゴムキャビティm1に配置す
る。次いで、図14に示されているように、ゴムモール
ドmと型部材U3との間に形成された間隙v2に粉末を
高密度に充填する。その後、上パンチp2を下降させ、
図15に示されているように、上パンチp2をダイdの
上面d1に載置する。次いで、更に、上パンチp2を下
降させると、上パンチp2は、ダイdとともに下降する
が、上述したように、下パンチp1は移動しないので、
ダイキャビティ1の深さが浅くなり、ダイキャビティ1
に装着されているゴムモールドmのゴムキャビティm1
が内側に収縮し、従って、ゴムモールドmと型部材U3
との間に形成された間隙v2に充填された粉末が圧縮さ
れることになる。
【0025】なお、上パンチp2及びダイdの下降に伴
って、ダイキャビティ1の深さが浅くなるが、このよう
なダイキャビティ1の深さの変化は、上パンチp2の下
面p2’に取着されたゴム部材11の圧縮変形により吸
収される。換言すれば、下パンチp1と上パンチp2と
によるゴムモールドmに充填された粉末の圧縮工程にお
ける、上パンチp2及びダイdに対する型部材U3の相
対的な移動は、ゴム部材11の圧縮変形により吸収され
ることになる。
【0026】下パンチp1と上パンチp2とによるゴム
モールドmと溶解可能な型部材U3との間の間隙v2に
充填された粉末の圧縮後、上パンチp2を上方に移動さ
せ、次いで、図16に示されているような型部材U3が
組み込まれた薄肉の円筒状の圧粉体C3をゴムモールド
mから取り出す。その後、所定の温度に加熱し型部材U
3を溶融除去することにより或いは適当な溶剤により型
部材U3を溶かして除去することにより更には型部材U
3を昇華させて除去することにより、図13に示されて
いるような薄肉の円筒状の圧粉体C3を成形する。
【0027】上述したように、圧粉体C3を、型部材U
3が組み込まれたままゴムモールドmから取り出すこと
により、圧粉体C3が壊れることが防止でき、また、そ
の後の型部材U3の溶解除去工程の際には、圧粉体C3
に、圧粉体C3が損傷を受けるような外力が加わらない
ので、欠けや割れ等の損傷のない圧粉体C3を成形する
ことができる。このような圧粉体成形方法は、特に、損
傷を受けやすい圧粉体の成形に適しており、損傷を受け
やすい圧粉体を歩留り良く、しかも、生産性良く成形す
ることができる。
【0028】次に、図17に示されているような、円錐
台の内部に同じく円錐台の空間部c5を有するような圧
粉体(以下、単に、「ラッパ状圧粉体」という。)C4
を成形する場合について、圧粉体成形装置等の要部垂直
断面図である図18及び一部溶解可能な型部材が組み込
まれた圧粉体C4の垂直断面図である図19を用いて説
明する。
【0029】先ず最初に、ゴムキャビティm1として逆
円錐台状の空間部が形成されているゴムモールドmをダ
イキャビティ1に装着する。次いで、熱や溶剤等により
溶解しない硬質の合成樹脂或いは金属で形成された逆円
錐台状の芯型部材u4の周囲に、所定の温度で溶融可能
なワックスや合成樹脂或いは所定の溶剤により溶ける合
成樹脂或いは昇華可能な物質で形成された溶解可能な層
u5を有する型部材U4を用意し、該型部材U4の芯型
部材u4の下面に突設された突出部u6を、ゴムモール
ドmの底部m2に設けられた窪み部m5に嵌着すること
により、ゴムキャビティm1に型部材U4を配置する。
なお、型部材U4は、ゴムキャビティm1に配置された
型部材U4の上面u7が、ゴムキャビティm1に充填さ
れる粉末の高さと同じか或いはその高さより若干突出す
るように、ゴムキャビティm1に配置される。本実施例
においては、粉末は、ダイdの上面d1及びゴムモール
ドmの上面m4まで充填されるので、型部材U4の上面
u7は、図18に示されているように、ダイdの上面d
1及びゴムモールドmの上面m4と同じか或いはダイd
の上面d1及びゴムモールドmの上面m4より若干突出
するように配置されている。
【0030】次いで、ゴムモールドmと型部材U4との
間に形成された間隙v3に、ダイdの上面d1及びゴム
モールドmの上面m4まで粉末を高密度に充填する。そ
の後、上述したように、上パンチp2を下降させてゴム
モールドmと型部材U4との間に形成された間隙v3に
充填された粉末を圧縮し、圧粉体C4を成形する。ま
た、上述したように、下パンチp1と上パンチp2とに
よるゴムモールドmに充填された粉末の圧縮工程におけ
る、上パンチp2及びダイdに対する型部材U4の相対
的な移動は、ゴム部材11及び型部材U4と下パンチp
1の上面p1’との間に位置するゴムモールドmの圧縮
変形により吸収されることになる。
【0031】下パンチp1と上パンチp2とによる、ゴ
ムモールドmと上述した型部材U4との間の間隙v3に
充填された粉末の圧縮後、上パンチp2を上方に移動さ
せ、次いで、図19に示されているような型部材U4が
組み込まれたラッパ状の圧粉体C4をゴムモールドmか
ら取り出す。その後、所定の温度に加熱し型部材U4の
溶解可能な層u5を溶融除去することにより或いは適当
な溶剤により溶解可能な層u5を溶かして除去すること
により更には溶解可能な層u5を昇華させて除去するこ
とにより、圧粉体C4と型部材U4の芯型部材u4との
間に間隙を形成し、型部材U4から圧粉体C4を抜き取
る。
【0032】型部材U4を、熱や溶剤等により溶解しな
い芯型部材u4と熱や溶剤等により溶解可能な層u5と
により構成し、型部材U4が組み込まれた圧粉体C4を
型部材U4から抜き取る際には、溶解可能な層u5のみ
を溶解除去すればよいので、短時間に型部材U4から圧
粉体C4を抜き取ることができる。
【0033】次に、図20に示されているような、内部
c6が空洞をもつ直方体状の圧粉体C5を成形する場合
について、圧粉体成形装置等の要部垂直断面図である図
21を用いて説明する。
【0034】先ず最初に、ゴムキャビティm1として直
方体状の空間部を有するゴムモールドmをダイキャビテ
ィ1に装着し、次いで、ゴムモールドmのゴムキャビテ
ィm1に所定の高さまで粉末を高密度に充填する。この
所定の高さまで充填された粉末の高さは、成形される圧
粉体C5の肉厚に相当する。次いで、圧粉体C5の内部
c6の空洞と略同じ直方体状の溶解可能な型部材U5
を、所定の高さまで充填された粉末の上に配置する。そ
の後、図21に示されているように、溶解可能な型部材
U5の周囲に、ダイdの上面d1及びゴムモールドmの
上面m4まで粉末を高密度に充填し、粉末の充填後、上
述したように、上パンチp2を下降させて、ゴムモール
ドmのゴムキャビティm1に充填された粉末を圧縮す
る。
【0035】下パンチp1と上パンチp2とによるゴム
モールドmに充填された粉末の圧縮後、上パンチp2を
上方に移動させ、その後、内部に溶解可能な型部材U5
が配設された圧粉体C5をゴムモールドmから取り出
す。次いで、内部に溶解可能な型部材U5が配設された
圧粉体C5に適当な大きさの透孔を穿設した後、所定の
温度に加熱して型部材U5を溶融し、上記透孔から溶融
した型部材U5を排出することにより或いは適当な溶剤
により型部材U5を溶かし、上記透孔から溶かした型部
材U5を排出することにより、図20に示されているよ
うな内部c6が空洞な直方体状の圧粉体C5を成形す
る。溶融した型部材U5を排出するために圧粉体C5に
穿設される孔は、型部材U5の上面等に針状突起或いは
棒状突起を形成しておくことにより形成することができ
る。なお、当然のことながら、圧粉体C5が、溶融した
型部材U5を透過することができる場合には、このよう
な孔を穿設する必要がない。また、型部材U5が、昇華
可能な物質で形成されている場合には、圧粉体C5に穿
設される孔は、針状の小さい孔で十分であり、また、孔
を穿設する必要もない。
【0036】上述したような方法により、従来、成形が
困難であった、内部が空洞の圧粉体を、容易に、しか
も、正確に成形することができる。
【0037】なお、上述したように、適当な形状の型部
材U1〜U5とともに、ゴムモールドmに粉末を高密度
に充填するが、このように粉末を高密度に充填するの
は、ゴムモールドmに充填した粉末が少なすぎて粉末の
充填が十分でないと、圧粉体に象の足変形と呼ばれる形
状歪みや、割れ、欠け等が発生しやすくなるからであ
る。圧粉体の形状歪みや、割れ、欠け等の発生を防止す
るためには、上述した上パンチp2と下パンチp1によ
る圧縮前の粉末が充填された部分の体積と、上パンチp
2と下パンチp1による圧縮後の型部材U1〜U5の体
積を除いた圧粉体の体積の差をできるだけ小さくするこ
とが必要である。
【0038】粉末をゴムモールドに高密度に充填する手
段としては、プッシャーで粉末を押圧する以外に、以下
のような手段がある。 (1)粉末を球状化し、且つ、粒度分布を調整すること
により、自然落下させただけでも、粉末をゴムモールド
に高密度に充填することができる。このような場合で
も、充填中或いは充填後に、振動やタッピングを与える
ことにより、更に、粉末が高密度に充填され、且つ、充
填の均一化が起こり、圧粉体のより好適な成形が可能と
なる。 (2)粉末を予め脱気圧縮しておくことにより、粉末中
に空気を一杯に含んだふんわりした状態よりも、はるか
に高密度の充填が可能となる。脱気圧縮は、粉末からポ
ンプで空気を抜きながら軽く圧縮することにより行われ
る。このようにして脱気圧縮した粉末(ある程度、粒状
になっている。)を利用すると、粉末の材質によっては
(例えば、Ti粉末)、自然落下のみによっても、粉末
をゴムモールドに高密度に充填することができる。
【0039】なお、上述した実施例においては、ナット
状の圧粉体C1、円柱部c2の両端部に円板状のフラン
ジc3、c4が設けられている圧粉体C2、薄肉の円筒
状の圧粉体C3、ラッパ状の圧粉体C4及び内部c6が
空洞な直方体状の圧粉体C5を成形する場合について説
明したが、ゴムモールドmのゴムキャビティm1の形状
及び型部材U1〜U5の形状を、適宜、変更することに
より、このような圧粉体C1〜C5に限らず、種々の形
状を有する圧粉体を成形することができる。
【0040】なお、上述した実施例において、溶解可能
な型部材を使用して粉末を圧縮成形すると、型部材も圧
縮され、圧縮により型部材が変形し、圧力を取り除いた
とき、即ち、除荷のときに、型部材が弾性的に元の形状
に戻るが、この際、圧縮成形された圧粉体が壊れること
がある。そこで、型部材の材質として、次の2つのタイ
プのものが好ましい。 (1)圧縮により実質的に変形しない硬い材質、(2)
圧縮により変形するが、除荷のときに、弾性的に復元し
ない材質。例えば、上記の(1)のタイプの材質は、上
述した図14に示されている型部材U3の材質として使
用され、また、上記の(2)のタイプの材質は、上述し
た図10に示されている型部材U2の材質として使用さ
れる。更に、型部材としてワックス等の軟らかい材質を
使用するとき、ワックス中にアルミナや鉄等の粉を混ぜ
て硬さを増すことが、上述した図14に示されているよ
うな薄肉の円筒等の成形にとって有効である。
【0041】上述した実施例においては、ダイキャビテ
ィ1に装着され、粉末が高密度に充填されたゴムモール
ドmを、ダイdに挿着された下パンチp1と上下動する
上パンチp2との間で圧縮成形するようにした例が示さ
れているが、上パンチp2をゴムモールドmに載置した
後、下パンチp1を上方に移動させて、粉末が高密度に
充填されたゴムモールドmを圧縮することもできる。ま
た、ダイdを有底の筒体に形成して、下パンチp1を省
略することもできる。この場合には、粉末が高密度に充
填されたゴムモールドmは、有底なダイdと上パンチp
2との間で圧縮されることになる。
【0042】以下に、図1に示されているようなナット
状圧粉体C1及び図13に示されているような薄肉円筒
状の圧粉体C3を成形し、その後、焼結してナット及び
薄肉円筒を製造する場合のより具体的な実施例について
説明する。
【0043】〔実施例1〕図1に示されているようなナ
ットを、上述した図2〜図5を用いて説明したような順
序で成形した場合について説明する。なお、使用した粉
末は、平均粒径12.5μmの純チタン(Ti)粉末で
ある。
【0044】図4に示されている型部材U1は、融点8
9°Cで、25°Cでの針入度8のマイクロクリスタリ
ンワックスに、平均粒径60μmのステンレス(SUS
−316)粉末を15体積%添加したものを材料として
射出成形で作製した。
【0045】ゴムモールドmは、硬度30(JIS
A)のシリコーン系のゴムを使用した。 ダイd、下パ
ンチp1、上パンチp2は、ステンレス(SUS−30
4)を使用し、皿バネ7は焼き入れ鋼製のものを使用し
た。
【0046】圧粉体の成形順序は以下の通りである。 (1)ゴムモールドmの孔m3及びバックアップリング
6の内孔6aに型部材U1の嵌合部u2を嵌着して、ゴ
ムモールドmのゴムキャビティm1に型部材U1を配置
する。 (2)ダイdの上面d1に、図示されていない筒状ガイ
ドを載置して、ゴムモールドmと型部材U1との間に形
成された間隙v1に、上述した粉末を充填し、次いで、
ダイd、下パンチp1、上パンチp2等のダイセットM
及び筒状ガイドに振動を与えて粉末を上記間隙v1に高
密度に充填するとともに、図示されていない、プッシャ
ーで粉末をゴムモールドmの上面m4と同一面となるよ
うに高密度に充填した。 (3)ガイド、プッシャーを取り除いた後に、上パンチ
p2を下降させて上パンチp2をダイdの上面d1に載
置し、次いで、更に上パンチp2を下降させて、成形圧
力6tで粉末を圧縮成形した。 (4)上パンチp2を上昇させて、上パンチp2を取り
除く。 (5)図5に示されているような型部材U1が組み込ま
れた圧粉体C1を、図示されていない真空吸引パッドを
使ってゴムモールドmから取り出した。 (6)吸引型清掃機を使用し、ゴムモールドmのゴムキ
ャビティm1や孔m3を清掃し、再度、別の型部材U1
の嵌合部u2を、ゴムモールドmの孔m3及びバックア
ップリング6の内孔6aに嵌着し、上述した順序で圧粉
体を成形した。
【0047】(1)〜(6)の順序を100回繰り返し
行い、圧粉体を成形した。成形後、割れや欠けは全く見
られなかった。
【0048】次に,図5に示されているような型部材U
1と一体となった圧粉体C1を,型部材U1の嵌合部u
2が挿入可能な透孔を有する台に、型部材U1の嵌合部
u2が透孔に挿入するようにして載置して電気炉に入れ
た。電気炉の温度を100°Cまで昇温させた。昇温途
中90°Cになった頃に、型部材U1は、台の透孔から
溶け落ちた。
【0049】次に、型部材U1が溶け落ちた圧粉体C1
を真空焼結炉に入れた。なお、溶け落ちたワックスと金
属粉末は、再利用した。圧粉体C1を真空中1150°
Cで2時間焼結を行った。その結果、平均密度4.50
g/cm3 のチタン製ナットができた。このナットをそ
のまま使用(機械加工せず)した結果、機械加工により
作られたナットと同等の品質であった。
【0050】比較例として、型部材U1の材質として、
ゴムモールドmと同一材質のゴム材及び金属(真鍮製)
を用いて、型部材U1を実施例と同一寸法に作製し、上
述したような圧粉体成形装置を用いて成形した。その結
果、ゴム材を型部材U1として使用した場合には、圧粉
体の全数が割れた。また、金属を型部材U1として使用
した場合には、圧粉体の割れや欠けはなかったが、型部
材U1と圧粉体のねじ部が抜けず、圧粉体のみを取り出
すことができず、製品を作ることができなかった。
【0051】上述した結果、本発明の実施例により、純
チタン製のナットが生産できることが確認された。
【0052】従来はチタン製ナットは、切削加工により
生産されていたが、切削加工には、以下の(1)〜
(4)のような問題があった。 (1)チタン合金は、引っ張り強さが100kgf/m
2 以上もあり、大きな力が工具の刃先にかかり、切刃
が欠けたり(チッピング)、工具が摩耗しやすい。 (2)チタン材料は、熱伝導率が非常に小さく(ステン
レス鋼と同じ程度、ステンレス鋼もこのために切削しに
くい。)、切削したときに発生した熱が逃げにくく、工
具と加工物に蓄積してその熱のために工具の摩耗が大き
くなる。 (3)チタン材料は、力をかけたときのひずみの大小を
表すヤング率(縦弾性係数ともいう。)が小さい(鋼の
1/2)ので、切削したときに加工物が、通常、鋼の約
2倍変形する。このため、薄肉の加工物では加工精度が
悪くなったり、びびりを生じることがある。 (4)大きく摩耗した工具や、薄い切りくずが出る条件
で切削した場合、切りくずが燃える場合がある。チタン
材料は化学的に非常に活性であるから、工具を摩耗させ
やすい。切削速度を大きくすると切削熱が多く出て、切
削しているところの温度が高くなるので、更に活性にな
り、工具が摩耗しやすくなる。
【0053】本発明の実施例においては、切削加工によ
らずチタン製ナットが生産できるため、上述したような
問題の多い切削加工が省略でき、安く大量にチタン製ナ
ットが生産できる。
【0054】また、チタン製ナットの完成品に近い形状
まで金型成形法で圧粉体を作製し、その後、完成品に近
い焼結品の内周部のネジ穴部分を切削加工又は鍛造加工
してチタン製ナットを製造する方法が知られている。し
かしながら、本発明の実施例のように高い密度の製品を
得るためには、平均粒径が20μm以下のチタンの微粉
末を使用しなければならない。チタン材料は、化学的に
活性であり、20μm以下のチタンの微粉末は金型と溶
着し、かじりを起こしやすい。金型のかじりを防ぐため
に、粉末の粒径は60μm程度の大きさとしなければな
らない。このような60μm程度の大きな粉末を使用し
た場合、焼結後の焼結体の密度が上がらず、4.1±
0.1g/cm3 程度の密度の焼結体しか得られない。
密度がこのように低い値であると、十分な強度が得られ
ず、ナットとしては使用することはできない。本発明に
よる圧粉体成形方法は、従来得られなかった高密度、高
強度のチタン製ナットを、研削加工や鍛造加工等の後加
工なしで生産できる。
【0055】〔実施例2〕図13に示されているような
薄肉円筒を、上述した図14〜図16を用いて説明した
ような順序で成形した場合について説明する。なお、使
用した粉末は、平均粒径3μmのモリブデン粉末であ
る。
【0056】図14に示されている円柱状の型部材U3
は、融点69°Cで、25°Cでの針入度15、平均分
子量472のパラフィンワックスに、平均粒径12μm
のアルミニウム粉末を12体積%添加したものを材料と
して射出成形で作製した。
【0057】ゴムモールドmは、硬度10(JIS
A)のシリコーン系のゴムを使用した。ダイd、下パン
チp1、上パンチp2には、高張力鋼を使用し、皿バネ
7はバネ鋼を使用した。
【0058】圧粉体の成形順序は以下の通りである。 (1)ゴムモールドmの孔m3及びバックアップリング
6の内孔6aに型部材U3を嵌着することにより、ゴム
モールドmのゴムキャビティm1に型部材U3を配置す
る。 (2)ゴムモールドmと型部材U3との間に形成された
間隙v2に、上述したモリブデン粉末を高密度に充填し
た。 (3)上パンチp2を下降させて上パンチp2をダイd
の上面d1に載置し、次いで、更に上パンチp2を下降
させて、最高20tの成形圧力で粉末を圧縮成形した。 (4)上パンチp2を上昇させて、上パンチp2を取り
除く。 (5)図16に示されているような型部材U3が組み込
まれた圧粉体C3を、図示されていない真空吸引パッド
を使ってゴムモールドmから取り出した。 (6)吸引型清掃機を使用し、ゴムモールドmのゴムキ
ャビティm1や孔m3を清掃し、再度、別の型部材U3
をゴムモールドmの孔m3及びバックアップリング6の
内孔6aに嵌着し、上述した順序で圧粉体を成形した。 (7)型部材U3が組み込まれた圧粉体C3を、真空焼
結炉に入れ、100°Cに昇温したところ、型部材U3
が溶け落ちた。次に、1600°Cで2時間、水素ガス
中で焼結を行った。
【0059】(1)〜(7)の工程を多数回繰り返し
た。その結果、1つの割れや欠けのない、平均密度1
0.2g/cm3 の焼結されたモリブデン製の薄肉円筒
ができた。
【0060】比較例として、型部材U3を、金属(真鍮
製)で形成し、上述した(1)〜(7)と同様の順序で
成形試験を行った結果、焼結体に割れや欠けが多数見ら
れた。この割れや欠けは、成形後、型部材U3(真鍮
製)と圧粉体C3を分離する時に発生したものであっ
た。
【0061】本発明の実施例である型部材U3としてワ
ックスとアルミニウム粉末からなる材料を使用した場合
には、圧粉体C3と型部材U3の分離が、型部材U3の
溶融により、圧粉体C3に何ら歪みや外力を加えること
なく行われたので、圧粉体C3に割れや欠けが発生しな
かったものである。比較例の型部材U3が金属の場合に
は、型部材U3と圧粉体C3の分離時に圧粉体C3に歪
みや外力が加わり、成形不良が多く発生することがわか
った。
【0062】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0063】型部材が組み込まれた圧粉体を成形後、型
部材或いは型部材の一部を溶解除去するようにしたの
で、複雑な形状を有する種々の形状の圧粉体を成形する
ことができるとともに、圧粉体に損傷を与えることなく
型部材からの圧粉体の抜き取りができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の圧粉体成形方法により成形され
る一例としての圧粉体の斜視図である。
【図2】図2は本発明の圧粉体成形方法が適用される一
例としての圧粉体成形装置等の垂直断面図である。
【図3】図3は図2に示されている圧粉体成形装置等の
要部垂直断面図である。
【図4】図4は一例としての溶解可能な型部材の正面図
である。
【図5】図5は型部材が組み込まれた状態の圧粉体の垂
直断面図である。
【図6】図6は本発明の圧粉体成形方法により成形され
る他の例の圧粉体の斜視図である。
【図7】図7は圧粉体成形装置等の要部垂直断面図であ
る。
【図8】図8は図7と同様の圧粉体成形装置等の要部垂
直断面図である。
【図9】図9は一例としての溶解可能な型部材の斜視図
である。
【図10】図10は図7と同様の圧粉体成形装置等の要
部垂直断面図である。
【図11】図11は図7と同様の圧粉体成形装置等の要
部垂直断面図である。
【図12】図12は型部材が組み込まれた状態の圧粉体
の垂直断面図である。
【図13】図13は本発明の圧粉体成形方法により成形
される更に他の例としての圧粉体の斜視図である。
【図14】図14は圧粉体成形装置等の要部垂直断面図
である。
【図15】図15は図14と同様の圧粉体成形装置等の
要部垂直断面図である。
【図16】図16は型部材が組み込まれた状態の圧粉体
の垂直断面図である。
【図17】図17は本発明の圧粉体成形方法により成形
される更に別の例としての圧粉体の斜視図である。
【図18】図18は圧粉体成形装置等の要部垂直断面図
である。
【図19】図19は型部材が組み込まれた状態の圧粉体
の垂直断面図である。
【図20】図20は本発明の圧粉体成形方法により成形
される更にまた別の例としての圧粉体の斜視図である。
【図21】図21は圧粉体成形装置等の要部垂直断面図
である。
【符号の説明】
C1〜C5・・・・・圧粉体 U1〜U5・・・・・型部材 d・・・・・・・・・ダイ m・・・・・・・・・ゴムモールド m1・・・・・・・・ゴムキャビティ p1・・・・・・・・上パンチ p2・・・・・・・・下パンチ 1・・・・・・・・・ダイキャビティ 6、8・・・・・・・バックアップリング 7・・・・・・・・・皿バネ 11・・・・・・・・ゴム部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 俊宏 京都府京都市西京区松室追上町22番地の1 エリーパート2 401号 インターメタ リックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイに装着されたゴムモールドの凹部に粉
    末と型部材とを装填する工程、ゴムモールドの凹部に装
    填された粉末を圧縮する工程及び型部材の少なくとも一
    部を溶解することにより圧粉体と型部材とを切り離す工
    程とからなることを特徴とする圧粉体成形方法。
  2. 【請求項2】上記型部材全体を溶解除去することを特徴
    とする請求項1に記載の圧粉体成形方法。
  3. 【請求項3】上記型部材を、芯型部材と該芯型部材の表
    面に配設された溶解可能な層とから形成し、溶解可能な
    層を溶解除去することを特徴とする請求項1に記載の圧
    粉体成形方法。
JP32990994A 1994-12-05 1994-12-05 圧粉体成形方法 Pending JPH08155697A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100816371B1 (ko) * 2006-12-20 2008-03-24 (주) 제하 열간가압소결장치

Cited By (1)

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