JPH08155981A - 首振りヘッドレスト用パッド部の成形型 - Google Patents

首振りヘッドレスト用パッド部の成形型

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JPH08155981A
JPH08155981A JP6331234A JP33123494A JPH08155981A JP H08155981 A JPH08155981 A JP H08155981A JP 6331234 A JP6331234 A JP 6331234A JP 33123494 A JP33123494 A JP 33123494A JP H08155981 A JPH08155981 A JP H08155981A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドレスト本体の首振り揺動を許容する長
孔状の開孔部をヘッドレストフレームの底部面に予め設
け、クッションパッドをヘッドレストフレームと一体成
形する際に、発泡樹脂がヘッドレストフレームの内部に
侵入するのを確実に防ぐ。 【構成】 ヘッドレストピラー10aを型外に突出する
ピラー挿通孔23と相応位置させて弾性体26を割り型
21の内面に二つ26b,26cに分けて備え、その弾
性体26の貫通孔26aを通してヘッドレストピラー1
0aをピラー挿通孔23より型外に突出させると共に、
長孔状の開孔部13を弾性パッド26で封止させてヘッ
ドレストフレーム11を型内に挿置可能な成形型20と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、首振り機構を内部に収
容したクッションフレームと一体にクッションパッドを
発泡成形することにより、首振りヘッドレスト用のパッ
ド部を形成する首振りヘッドレスト用パッド部の成形型
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ヘッドレスト本体を首振り揺動
可能に構成する首振り機構としてはラチエットをヘッド
レストピラーの軸上端側に装備したラチエット式のもの
と、板状の芯金をヘッドレストピラーの軸上端側に軸受
け装着した摩擦式のものとがある。この首振りヘッドレ
スト用のパッド部はヘッドレストピラーを外部に突出
し、且つ、首振り機構を内部に収容することからヘッド
レストフレームを予めブロー成形し、そのヘッドレスト
フレームと一体にクッションパッドを成形型で発泡成形
することにより製造されている。
【0003】従来、そのヘッドレストフレームをブロー
成形する際、図12で示す如くヘッドレストピラー1a
が突出する軸回りから発泡樹脂が内部に侵入しないよう
ヘッドレストフレーム2を密封形成することが行なわれ
ている。このヘッドレストフレーム2を密封形成する
と、図13で示すようにバリ状の余剰な付着部2aが首
振り機構1bと連続するヘッドレストピラー1aの軸回
りに生ずるが、その付着部2aは図14で示すようにク
ッションパッド3を一体に発泡成形した後に加熱カッタ
ー等で切り取り除去するようにされている。
【0004】その付着部2aは、クッションパッド3を
ヘッドレストフレーム2と一体に発泡成形した後に切り
取るため、人手に頼って切り取り除去せざるを得ない。
また、この除去にあたっては付着部2aと共に周辺のク
ッションパッドを部分的に含めて切り取し、ヘッドレス
ト本体を前後方向に首振り揺動可能にする長孔状の開孔
部4として形成する必要がある。そのため、該開孔部4
を形成するには熟練した技術を要ししかも手間が掛って
作業能率に欠ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ヘッドレス
ト本体の首振り揺動を許容する長孔状の開孔部をヘッド
レストフレームの底部面に予め設け、そのヘッドレスト
フレームと一体にクッションパッドを発泡成形する際に
発泡樹脂がヘッドレストフレームの内部に侵入するのを
確実に防止可能な首振りヘッドレスト用パッド部の成形
型を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
首振りヘッドレスト用パッド部の成形型においては、ヘ
ッドレスト本体の首振り揺動を許容する長孔状の開孔部
よりヘッドレストピラーを外部に突出し且つ首振り機構
部を内部に収容したヘッドレストフレームを備え、その
ヘッドレストフレームを型内に挿通すると共に、ヘッド
レストピラーをピラー挿通孔より型外に突出し、クッシ
ョンパッドを該ヘッドレストフレームと一体に発泡成形
するもので、互いに型締めされる片側の型部を二つ割可
能な割り型とし、その割り型の合せ面を介してピラー挿
通孔を両側に亘るよう設けると共に、このピラー挿通孔
と相応する貫通孔を設けた開孔部封止用の弾性体を二つ
の弾性体部に分け、その各弾性体部を割り型の合せ面位
置で合さるよう型内に装備することにより構成されてい
る。
【0007】本発明の請求項2に係る首振りヘッドレス
ト用パッド部の成形型においては、弾性体を相対傾斜し
た合せ面で互いに組み合さる二つの弾性体部に分けて装
備することにより構成されている。
【0008】本発明の請求項3に係る首振りヘッドレス
ト用パッド部の成形型においては、開孔部の孔内に嵌り
合う凸部を有する弾性体部を少なくとも片側に備えるこ
とにより構成されている。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に係る首振りヘッドレスト用
パッド部の成形型では、互いに型締めされる片側の型部
を二つ割り可能な割り型とし、その割り型の合せ面を介
してピラー挿通孔を両側に亘るよう設けると共に、この
ピラー挿通孔と相応する貫通孔を設けた開孔部封止用の
弾性体を二つの弾性体部に分け、その各弾性体部を割り
型の合せ面位置で合さるよう型内に装備することから、
ヘッドレストピラーの軸回りに開口位置するヘッドレス
トフレームの開孔部を弾性体で確実に封止できると共
に、ヘッドレストフレームを型内に組み付けまたはクッ
ションパッドを発泡成形後に型外しする際の型閉め,型
開きを容易に行うことができる。
【0010】本発明の請求項2に係る首振りヘッドレス
ト用パッド部の成形型では、弾性体を相対傾斜した合せ
面で互いに組み合さる二つの弾性体部に分けて装備する
ところから、各弾性体部が割り型の開閉時に互いに干渉
し合うのを防げ、また、ヘッドレストフレームの開孔部
を各弾性体部で確実に封止することができる。
【0011】本発明の請求項3に係る首振りヘッドレス
ト用パッド部の成形型では、弾性体部の凸部を開孔部の
孔内に嵌め合せることにより該開孔部を弾性体でより確
実に封止できるばかりでなく、万が一、発泡樹脂がヘッ
ドレストフレームの開孔部より内部に侵入しても該凸部
で開孔部の孔縁より側方の奥側に位置できることにより
ヘッドレスト本体を前後方向に首振り揺動する妨げとな
るのを防げる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜11を参照して説明すれば、図
示の首振りヘッドレスト用パッド部はヘッドレストピラ
ー10aを外部に突出し、首振り機構10bを内部に収
容したヘッドレストフレーム11で製造されている。こ
の首振り機構10bとしては、ラチエット式または摩擦
式のいずれのものでも組み付けできる。また、ヘッドレ
ストフレーム11はポリプロピレン等のパリソンからブ
ロー成形することができる。そのヘッドレストフレーム
11は図1で示すように成形型20の型内に挿置し、発
泡ウレタン等の発泡樹脂でクッションパッド12を一体
に発泡成形することによりパッド部として製造される。
また、そのパッド部には表皮材を被着することによりヘ
ッドレスト本体が形成される。なお、首振り機構10b
は可動部以外の所定位置でヘッドレストフレーム11の
内部に取付け固定されている。
【0013】ヘッドレストフレーム11には、図2で示
すように長孔状の開孔部13がヘッドレストピラー10
aの軸線回りに開口位置させて底部面に予め形成されて
いる。その開孔部13は、ヘッドレスト本体の首振り揺
動を許容する前後方向の長孔として形成する。また、こ
の開孔部13は従来例と同様にヘッドレストフレーム1
1をブロー成形する際に生ずるバリ状の付着部を含めて
ヘッドレストピラー10aの軸回りを加熱カッター等で
切り抜くことにより形成できる。その切抜き成形はクッ
ションパッド12の発泡成形前に行うことから、所定形
状の長孔としてヘッドレストフレーム11の底部面に正
確に形成できしかも熟練した技術を要しなくても容易に
行える。また、自動カッター等の切抜き手段も適用でき
ることにより孔明け作業を能率よく行うことができる。
【0014】成形型20は互いに型締めされる上型2
1,下型22でなり、上型21は二つに型割り可能な割
り型21a,21bとして備えられている。その上型2
1には、図3で示すようにヘッドレストピラー10aを
型外に突出するピラー挿通孔23が割り型21a,21
bの合せ面を介して両側に亘るよう設けられている。こ
の成形型20はヘッドレストピラー10aよりヘッドレ
ストフレーム10bを縦に向けて型内に挿置するもので
あるため、上型21にはヘッドレストピラー10aの軸
線部を係着支持するクリップ24を備えた立付けプレー
ト25を型外面に装備するとよい。
【0015】上型21の型内には、ピラー挿通孔23と
相応する貫通孔26aを設けた弾性体26が装備されて
いる。その弾性体26は、各割り型21a,21bの合
せ面位置で合さるよう二つの弾性体部26b,26cに
分けて型内面に備えられている。この弾性体26はヘッ
ドレストフレーム11の開孔部13を封止するものであ
り、発泡成形されるクッションパッド12と離型性を有
するシリコン系,ウレタン系の弾性樹脂で形成されてい
る。形状的には長孔状の開孔部13の輪部形状よりも大
きな面積を有し、厚みは5〜10mm程度で0.5〜
1.0mm程度の潰れ代を有するものが好ましい。この
弾性体26は、貫通孔26aを介して各弾性体部26
b,26cの合せ面を斜めに相対傾斜することにより形
成されている。その弾性体部26b,26cでは、合せ
面が互いに干渉し合わないから上型21の型割り,型合
せを容易に行うことができる。
【0016】その成形型20においては、ヘッドレスト
ピラー10aは弾性体26の貫通孔26aを通して上型
21のピラー挿通孔23より型外に突出する。ヘッドレ
ストフレーム11は、図4で示すように長孔状の開孔部
13を弾性体26で気密に封止することにより型内に挿
置する。また、ヘッドレストピラー10aは型外に突出
位置する軸線部を立付けプレート25のクリップ24で
係着支持し、長孔状の開孔部13を弾性体26に圧接固
定させてヘッドレストフレーム10bを型内に挿置する
とよい。
【0017】成形型20の型内には、図5で示すように
片側の割り型21aを開いた状態で発泡樹脂Eを注入す
ることができる。その樹脂発泡に伴っては図6で示すよ
うに発泡樹脂が成形型20の型内で徐々に膨張上昇する
が、ヘッドレストフレーム11の開孔部13は弾性体2
6で気密に封止されているため、発泡樹脂はヘッドレス
トフレーム11の内部に侵入することがない。また、弾
性体26の周辺は樹脂発泡に伴うエアー溜りとなること
から、発泡樹脂が弾性体26によるシールでヘッドレス
トフレーム11の内部に侵入しないことは勿論、ピラー
挿通孔23より型外に漏れ出すのも防ぐことができる。
【0018】その樹脂発泡が終了すると、ヘッドレスト
フレーム11にはクッションパッド12が一体に形成さ
れて首振りヘッドレスト用のパッド部として得ることが
できる。このパッド部を型外しする際は弾性体26がク
ッションパッド12と離型性を有し、また、図7で示す
ように上型21の各割り型21a,21bと共に各弾性
体部26b,26cに分けて型開きできるため、弾性体
部は上型21を含む型全体から容易に型外しすることが
できる。その弾性体部には、図8で示すようにヘッドレ
ストフレーム11を部分的に露出させて弾性体26によ
る段部14を形成することができる。この段部14は、
クッションパッド12に被着する表皮材の端末を位置決
め固定するよう用いることができる。
【0019】上述した弾性体26としては均一厚みに形
成したものを示したが、図9,10で示すように少なく
とも片側の弾性体部26bには開孔部13の縁回りにあ
てがわれる基部26dから開孔部13の内部に嵌り合う
凸部26eを突出形成したものを備えることができる。
この弾性体26では開孔部13を基部26dで気密に封
止すると共に、凸部26eを開孔部13の孔内に嵌め合
せることにより開孔部13をより確実に気密に封止する
ことができる。また、万が一、発泡樹脂が開孔部13よ
りヘッドレストフレーム11の内部に侵入したとして
も、図11で示すように該発泡樹脂部Xをヘッドレスト
本体の首振り揺動の妨げとならないよう開孔部13より
側方の奥側に付着位置することができる。なお、上述し
た凸部26eは片側の弾性体部26bにのみ設けたが、
ヘッドレストピラー10aを開孔部13の中央に位置さ
せて成形型に組みつけるものでは双方の弾性体部26
b,26cに設ければよい。
【0020】このようにして製造したパッド部に表皮材
を被着するには、表皮材の端末を開孔部13の周辺に設
けられた段部14で位置決め固定すれば、製品として美
麗に端末仕上げすることができる。また、パッド部の底
部には外周側を膨出形成することから窪み部15を中央
寄りに設ければ、開孔部13を外部から見えないよう位
置できるから体裁上より良好なものに形成することがで
きる。
【0021】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る首振り式ヘッ
ドレスト用パッド部の成形型に依れば、ヘッドレスト本
体の首振り揺動を許容する長筒状の開孔部をクッション
パッドの発泡成形前にヘッドレストフレームに予め所定
形状に形成し、この開孔部を弾性体で気密に封止するこ
とによりヘッドレストフレームを成形型の型内に組み付
けてクッションパッドを一体に発泡成形できるから、発
泡樹脂が開孔部の開口からヘッドレストフレームの内部
に侵入しないことは勿論、手間の掛る作業を伴なわない
で全体を能率よく製造することができる。また、弾性体
を二つに分けて二つ割可能な割り型の合せ面位置で組み
合さるよう型内に備えるから割り型を容易に開閉でき、
その少なくとも片側の弾性体部には開孔部の孔内に嵌り
合う凸部を設けることによりヘッドレストフレームの開
孔部をより確実に封止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る首振りヘッドレスト用パッド部の
成形型をヘッドレストフレームの組付状態で示す断面図
である。
【図2】同成形型に組み付けられるヘッドレストフレー
ムを底部側から示す斜視図である。
【図3】同成形型の型開き状態で示す断面図である。
【図4】同成形型の弾性パッドに対するヘッドレストフ
レームの圧接状態で示す部分断面図である。
【図5】同成形型を発泡樹脂の注入状態で示す断面図で
ある。
【図6】同成形型を樹脂発泡状態で示す断面図である。
【図7】同成形型を型開き状態で示す断面図である。
【図8】同成形型で製造したパッド部を底部側から示す
部分斜視図である。
【図9】本発明に係る成形型に別形態の弾性体を備えて
示す部分断面図である。
【図10】同弾性体の開孔部における嵌合せ状態をヘッ
ドレストフレームの底部面において示す説明図である。
【図11】図9の弾性パッドを備えた成形型による利点
を示す説明図である。
【図12】従来例に係る首振りヘッドレスト用パッド部
の製造方法で用いられるヘッドレストフレームを底部側
から示す斜視図である。
【図13】同方法で製造したパッド部を示す断面図であ
る。
【図14】同パッド部のヘッドレストフレームから余剰
な付着部を切り取って示す説明図である。
【符号の説明】
10a ヘッドレストピラー 10b 首振り機構部 11 ヘッドレストフレーム 12 クッションパッド 13 長筒状の開孔部 20 成形型 21a,21b 割り型 23 ピラー挿通孔 26 弾性体 26a 弾性体の貫通孔 26b,26c 二つの弾性体部 26e 弾性体部の凸部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:20 B29L 31:58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドレスト本体の首振り揺動を許容す
    る長孔状の開孔部よりヘッドレストピラーを外部に突出
    し且つ首振り機構を内部に収容したヘッドレストフレー
    ムを備え、そのヘッドレストフレームを型内に挿通する
    と共に、ヘッドレストピラーをピラー挿通孔より型外に
    突出し、クッションパッドを該ヘッドレストフレームと
    一体に発泡成形する成形型において、 互いに型締めされる片側の型部を二つ割可能な割り型と
    し、その割り型の合せ面を介してピラー挿通孔を両側に
    亘るよう設けると共に、このピラー挿通孔と相応する貫
    通孔を設けた開孔部封止用の弾性体を二つの弾性体部に
    分け、その各弾性体部を割り型の合せ面位置で合さるよ
    う型内に装備したことを特徴とする首振りヘッドレスト
    用パッド部の成形型。
  2. 【請求項2】 上記弾性体を相対傾斜した合せ面で互い
    に組み合さる二つの弾性体部に分けて装備したことを特
    徴とする請求項1記載の首振りヘッドレスト用パッド部
    の成形型。
  3. 【請求項3】 上記開孔部の孔内に嵌り合う凸部を有す
    る弾性体部を少なくとも片側に備えたことを特徴とする
    請求項1記載の首振りヘッドレスト用パッド部の成形
    型。
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