JPH08156479A - フォトクロミックペン - Google Patents
フォトクロミックペンInfo
- Publication number
- JPH08156479A JPH08156479A JP30621594A JP30621594A JPH08156479A JP H08156479 A JPH08156479 A JP H08156479A JP 30621594 A JP30621594 A JP 30621594A JP 30621594 A JP30621594 A JP 30621594A JP H08156479 A JPH08156479 A JP H08156479A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pen
- photochromic
- ink
- tube type
- small tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 フォトクロミック性を有するスピロ系化合物
を溶液として内包したマイクロカプセル、及び液媒体と
から少なくともなる組成物をインク成分として用いたフ
ォトクロミックペン、並びに、フォトクロミック性を有
する化合物を含有してなる組成物をインク成分として有
するペンの構造が、インクを貯蔵したインクタンクの前
部に先軸を介して硬質材質の小管式ペン先を取り付け、
該小管式ペン先後端まで導かれたインクを該小管式ペン
先の貫通孔による毛管作用により該小管式ペン先端まで
追従させる方式の構造を有するフォトクロミックペン。
これらインク成分の動粘度が好ましくは1×10-4〜2
×10-3m2s-1である。 【効果】 本発明により、描画性に優れたフォトクロミ
ックペンを提供することができ、このペンを用いて描画
した文字や絵は、乾燥特性が良好でかつ、耐久性、繰り
返し発色性、および安定性に優れている。
を溶液として内包したマイクロカプセル、及び液媒体と
から少なくともなる組成物をインク成分として用いたフ
ォトクロミックペン、並びに、フォトクロミック性を有
する化合物を含有してなる組成物をインク成分として有
するペンの構造が、インクを貯蔵したインクタンクの前
部に先軸を介して硬質材質の小管式ペン先を取り付け、
該小管式ペン先後端まで導かれたインクを該小管式ペン
先の貫通孔による毛管作用により該小管式ペン先端まで
追従させる方式の構造を有するフォトクロミックペン。
これらインク成分の動粘度が好ましくは1×10-4〜2
×10-3m2s-1である。 【効果】 本発明により、描画性に優れたフォトクロミ
ックペンを提供することができ、このペンを用いて描画
した文字や絵は、乾燥特性が良好でかつ、耐久性、繰り
返し発色性、および安定性に優れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光の強弱により色相が
可逆的に変化するフォトクロミック性のインク成分を有
するペンに関する。
可逆的に変化するフォトクロミック性のインク成分を有
するペンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、筆記具用顔料インク、即ち、
マーキングペイントは、被筆記物の制限が少ないことか
ら、種々のタイプのものが広く用いられている。このう
ち、紫外線に感応して色調の強弱が得られるフォトクロ
ミック性インクに関しても、いくつかの報告がなされて
いる。たとえば、特開昭61-204294号公報には、スピロ
オキサジン化合物にスルフォン酸のアルカリ金属塩など
の置換基を導入することにより水溶性を付与した、水溶
性フォトクロミック化合物を用いた水溶性のインクが提
案されている。しかしながら、このインクは、耐久性、
繰り返し発色性および安定性などに問題がある。
マーキングペイントは、被筆記物の制限が少ないことか
ら、種々のタイプのものが広く用いられている。このう
ち、紫外線に感応して色調の強弱が得られるフォトクロ
ミック性インクに関しても、いくつかの報告がなされて
いる。たとえば、特開昭61-204294号公報には、スピロ
オキサジン化合物にスルフォン酸のアルカリ金属塩など
の置換基を導入することにより水溶性を付与した、水溶
性フォトクロミック化合物を用いた水溶性のインクが提
案されている。しかしながら、このインクは、耐久性、
繰り返し発色性および安定性などに問題がある。
【0003】一方、特開平3-81378号公報には、フォト
クロミック性を有するスピロ系化合物を共有結合により
含有してなるポリマーを主成分とするインク組成物をフ
ェルトペンや各種マーカーに用いることが提案されてい
る。しかしながら、このようなインク組成物を用いたフ
ェルトペンや各種マーカーは、描画性、乾燥特性につい
ては良好であるが、フェルト内部やマーカーペン先端部
などが目詰まりしやすいという問題がある。
クロミック性を有するスピロ系化合物を共有結合により
含有してなるポリマーを主成分とするインク組成物をフ
ェルトペンや各種マーカーに用いることが提案されてい
る。しかしながら、このようなインク組成物を用いたフ
ェルトペンや各種マーカーは、描画性、乾燥特性につい
ては良好であるが、フェルト内部やマーカーペン先端部
などが目詰まりしやすいという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、描画
性、乾燥特性が良好でかつ、耐久性、繰り返し発色性、
および安定性に優れ、なおかつ目詰まりしない、従来に
ないフォトクロミックペンを提供することに存する。
性、乾燥特性が良好でかつ、耐久性、繰り返し発色性、
および安定性に優れ、なおかつ目詰まりしない、従来に
ないフォトクロミックペンを提供することに存する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を解
決する、フォトクロミック性を有するスピロ系化合物を
溶液として内包したマイクロカプセル、及び液媒体とか
ら少なくともなる組成物をインク成分として用いたフォ
トクロミックペン、並びに、フォトクロミック性を有す
る化合物を含有してなる組成物をインク成分として有す
るペンの構造が、インクを貯蔵したインクタンクの前部
に先軸を介して硬質材質の小管式ペン先を取り付け、該
小管式ペン先後端まで導かれたインクを該小管式ペン先
の貫通孔による毛管作用により該小管式ペン先端まで追
従させる方式の構造を有するフォトクロミックペンに存
するものである。更に詳しくは、これらインク成分の動
粘度が好ましくは1×10-4〜2×10-3m2s-1である
フォトクロミックペンに存するものである。
決する、フォトクロミック性を有するスピロ系化合物を
溶液として内包したマイクロカプセル、及び液媒体とか
ら少なくともなる組成物をインク成分として用いたフォ
トクロミックペン、並びに、フォトクロミック性を有す
る化合物を含有してなる組成物をインク成分として有す
るペンの構造が、インクを貯蔵したインクタンクの前部
に先軸を介して硬質材質の小管式ペン先を取り付け、該
小管式ペン先後端まで導かれたインクを該小管式ペン先
の貫通孔による毛管作用により該小管式ペン先端まで追
従させる方式の構造を有するフォトクロミックペンに存
するものである。更に詳しくは、これらインク成分の動
粘度が好ましくは1×10-4〜2×10-3m2s-1である
フォトクロミックペンに存するものである。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて使用可能なスピロ系化合物としては、スピロピラ
ン化合物、スピロオキサジン化合物など公知のスピロ系
のフォトクロミック性を有する化合物であれば、どのよ
うなものでも用いることができるが、耐久性、繰り返し
発色性、感度などの点から、スピロオキサジン化合物が
特に好適に用いられる。具体的には、スピロナフトオキ
サジン、スピロベンゾオキサジン及びスピロピリドオキ
サジンなどのスピロオキサジン化合物が好ましく使用さ
れる。
おいて使用可能なスピロ系化合物としては、スピロピラ
ン化合物、スピロオキサジン化合物など公知のスピロ系
のフォトクロミック性を有する化合物であれば、どのよ
うなものでも用いることができるが、耐久性、繰り返し
発色性、感度などの点から、スピロオキサジン化合物が
特に好適に用いられる。具体的には、スピロナフトオキ
サジン、スピロベンゾオキサジン及びスピロピリドオキ
サジンなどのスピロオキサジン化合物が好ましく使用さ
れる。
【0007】本発明の第1発明において、フォトクロミ
ック性の化合物は、長期間の保存中におけるインク成分
からの析出及び変質などの、インク特性の劣化を防ぎ、
インクに優れた描画性を付与する目的で、マイクロカプ
セルにより包含されていることが必要である。このフォ
トクロミック性化合物とマイクロカプセルを形成する材
料とは、相互に共有結合がない方が好ましい。
ック性の化合物は、長期間の保存中におけるインク成分
からの析出及び変質などの、インク特性の劣化を防ぎ、
インクに優れた描画性を付与する目的で、マイクロカプ
セルにより包含されていることが必要である。このフォ
トクロミック性化合物とマイクロカプセルを形成する材
料とは、相互に共有結合がない方が好ましい。
【0008】このフォクロミック性化合物は、溶液とし
てマイクロカプセル中に内包される。この溶液とするた
めの溶媒としては、使用するフォトクロミック性化合物
を溶解するものであれば、特に限定されないが、沸点が
40〜160℃での溶媒が好ましく、具体的には、シク
ロヘキサノン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶
媒、トルエン、ベンゼン等の炭化水素芳香環系溶媒、テ
トラクロロエチレン、テトラクロロエタン、トリクロロ
エチレン、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素系溶
媒、酢酸ブチル等のエステル系溶媒等が挙げられ、これ
らを混合して用いてもよい。この溶液中のフォトクロミ
ック性化合物の濃度としては、カプセル化により濃度が
変化する場合があるので特に限定されないが、通常0.
5〜50重量%の範囲で選ばれる。
てマイクロカプセル中に内包される。この溶液とするた
めの溶媒としては、使用するフォトクロミック性化合物
を溶解するものであれば、特に限定されないが、沸点が
40〜160℃での溶媒が好ましく、具体的には、シク
ロヘキサノン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶
媒、トルエン、ベンゼン等の炭化水素芳香環系溶媒、テ
トラクロロエチレン、テトラクロロエタン、トリクロロ
エチレン、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素系溶
媒、酢酸ブチル等のエステル系溶媒等が挙げられ、これ
らを混合して用いてもよい。この溶液中のフォトクロミ
ック性化合物の濃度としては、カプセル化により濃度が
変化する場合があるので特に限定されないが、通常0.
5〜50重量%の範囲で選ばれる。
【0009】本発明における、フォトクロミック化合物
は、紫外線を照射しない状態では通常は無色ないしは単
色である。従って、描画した線、文字や絵などの、紫外
線を照射しない状態における識別を容易にしたり、また
は発色時にユニークな色調を得ることを目的にインク成
分中に着色剤として顔料、染料などを添加して用いるこ
とも有用である。顔料、染料などは特に限定されること
はなく、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、ニトロ系
及びニトロソ系顔料、分散染料、塩基性染料、酸性染料
などの有機顔料及び染料、黄土、バリウム黄、紺青、カ
ドミウムレッド、硫酸バリウム、酸化チタン、カーボン
ブラックなどの顔料を単独あるいは混合して使用するこ
とができ、その使用量は、インク成分全重量に対して
0.0001〜5重量%の範囲が好ましい。0.000
1重量%未満では、顔料や染料による十分な着色効果が
得られにくく、また5重量%を越えると着色濃度が濃す
ぎて、フォトクロミック性化合物の発消色効果が乏しく
なるという傾向がある。
は、紫外線を照射しない状態では通常は無色ないしは単
色である。従って、描画した線、文字や絵などの、紫外
線を照射しない状態における識別を容易にしたり、また
は発色時にユニークな色調を得ることを目的にインク成
分中に着色剤として顔料、染料などを添加して用いるこ
とも有用である。顔料、染料などは特に限定されること
はなく、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、ニトロ系
及びニトロソ系顔料、分散染料、塩基性染料、酸性染料
などの有機顔料及び染料、黄土、バリウム黄、紺青、カ
ドミウムレッド、硫酸バリウム、酸化チタン、カーボン
ブラックなどの顔料を単独あるいは混合して使用するこ
とができ、その使用量は、インク成分全重量に対して
0.0001〜5重量%の範囲が好ましい。0.000
1重量%未満では、顔料や染料による十分な着色効果が
得られにくく、また5重量%を越えると着色濃度が濃す
ぎて、フォトクロミック性化合物の発消色効果が乏しく
なるという傾向がある。
【0010】また、本発明でマイクロカプセル化する材
料としては、種々のものが用いられるが、フォトクロミ
ック性化合物の耐光性及び発色濃度の点からゼラチン系
膜材が好ましく用いられる。ゼラチン系膜剤の中でも好
ましくはゼラチン−アラビアゴム系膜材、ゼラチン−カ
ルボキシメチルセルロース系膜材等が挙げられる。マイ
クロカプセル化の方法としては、カプセル化剤等により
選択され、特に限定されないが、このゼラチン−アラビ
アゴム系膜材、ゼラチン−カルボキシメチルセルロース
系膜材の場合は、フォトクロミック性化合物であるスピ
ロ系化合物を含む溶液を芯物質とし、これをゼラチン水
溶液に混合し乳化した後、カルボキシメチルセルロー
ス、アラビアゴム等の水溶液を混合し、いわゆるコンプ
レックスコアセルベーションを起こさせ、これにグルタ
ルアルデヒド等の硬化剤を加えてマイクロカプセル化す
るのが一般的である。このマイクロカプセル化中のフォ
トクロミック性化合物の溶液中には、発色に影響を及ぼ
さない範囲で紫外線吸収剤、酸化防止剤、ヒンダードア
ミン系安定剤等の添加剤を加えても良い。また、マイク
ロカプセル材料中にも、紫外線吸収剤等を添加してもよ
い。
料としては、種々のものが用いられるが、フォトクロミ
ック性化合物の耐光性及び発色濃度の点からゼラチン系
膜材が好ましく用いられる。ゼラチン系膜剤の中でも好
ましくはゼラチン−アラビアゴム系膜材、ゼラチン−カ
ルボキシメチルセルロース系膜材等が挙げられる。マイ
クロカプセル化の方法としては、カプセル化剤等により
選択され、特に限定されないが、このゼラチン−アラビ
アゴム系膜材、ゼラチン−カルボキシメチルセルロース
系膜材の場合は、フォトクロミック性化合物であるスピ
ロ系化合物を含む溶液を芯物質とし、これをゼラチン水
溶液に混合し乳化した後、カルボキシメチルセルロー
ス、アラビアゴム等の水溶液を混合し、いわゆるコンプ
レックスコアセルベーションを起こさせ、これにグルタ
ルアルデヒド等の硬化剤を加えてマイクロカプセル化す
るのが一般的である。このマイクロカプセル化中のフォ
トクロミック性化合物の溶液中には、発色に影響を及ぼ
さない範囲で紫外線吸収剤、酸化防止剤、ヒンダードア
ミン系安定剤等の添加剤を加えても良い。また、マイク
ロカプセル材料中にも、紫外線吸収剤等を添加してもよ
い。
【0011】また、本発明の第2の発明において、上記
のフォトクロミック性化合物は、必ずしもマイクロカプ
セル化していなくてもよいが、マイクロカプセル化して
いる方が好ましい。マイクロカプセル化せずにそのまま
本発明のフォトクロミックペンに使用する場合、上述の
フォトクロミック性化合物の溶液をインク成分として使
用してもよいが、この他フォトクロミック性化合物は、
液媒体中に溶解しても分散してもよく、このこの液媒体
としては、上記の溶媒の他に、水も好ましく使用でき、
またこれら溶媒と水との混合溶媒でもよい。一方、マイ
クロカプセル化したものを使用する場合、このマイクロ
カプセルを溶解せず、均一に分散できる液媒体を選択す
る。この際上記の溶媒の他、水が好ましく使用でき、水
と上記溶媒との併用でも良い。更に優れたインクの定着
性、即ち被膜形成能付与、被筆記面への付着性を付与す
るため、結着剤として従来より用いられている天然樹脂
やアクリル系、ウレタン系のホモポリマー及びコポリマ
ー等の水性エマルジョン樹脂である合成樹脂の一種また
は二種以上を混合して使用することも好ましく用いられ
る。この他、インク成分中には、耐光性、耐久性、着色
濃度の向上、優れた筆記性などの特性を付与する目的か
ら、発色に影響を与えない程度の紫外線吸収剤、耐光安
定剤、酸化防止剤、増感剤、乾燥防止剤などを添加する
ことも有用である。
のフォトクロミック性化合物は、必ずしもマイクロカプ
セル化していなくてもよいが、マイクロカプセル化して
いる方が好ましい。マイクロカプセル化せずにそのまま
本発明のフォトクロミックペンに使用する場合、上述の
フォトクロミック性化合物の溶液をインク成分として使
用してもよいが、この他フォトクロミック性化合物は、
液媒体中に溶解しても分散してもよく、このこの液媒体
としては、上記の溶媒の他に、水も好ましく使用でき、
またこれら溶媒と水との混合溶媒でもよい。一方、マイ
クロカプセル化したものを使用する場合、このマイクロ
カプセルを溶解せず、均一に分散できる液媒体を選択す
る。この際上記の溶媒の他、水が好ましく使用でき、水
と上記溶媒との併用でも良い。更に優れたインクの定着
性、即ち被膜形成能付与、被筆記面への付着性を付与す
るため、結着剤として従来より用いられている天然樹脂
やアクリル系、ウレタン系のホモポリマー及びコポリマ
ー等の水性エマルジョン樹脂である合成樹脂の一種また
は二種以上を混合して使用することも好ましく用いられ
る。この他、インク成分中には、耐光性、耐久性、着色
濃度の向上、優れた筆記性などの特性を付与する目的か
ら、発色に影響を与えない程度の紫外線吸収剤、耐光安
定剤、酸化防止剤、増感剤、乾燥防止剤などを添加する
ことも有用である。
【0012】ただし、本発明の第1発明及び第2発明に
おいては、上述した種々の添加剤を加えるに当たって、
インク組成物の動粘度に十分注意し、全組成物で1×1
0-4〜2×10-3m2s-1に制御するのが好適である。イ
ンク組成物の動粘度が1×10-4m2s-1未満では、ペン
先からのインクの漏洩が甚だしく、2×10-3m2s-1を
越えると描画性が悪く、目詰まりを起こしやすい。
おいては、上述した種々の添加剤を加えるに当たって、
インク組成物の動粘度に十分注意し、全組成物で1×1
0-4〜2×10-3m2s-1に制御するのが好適である。イ
ンク組成物の動粘度が1×10-4m2s-1未満では、ペン
先からのインクの漏洩が甚だしく、2×10-3m2s-1を
越えると描画性が悪く、目詰まりを起こしやすい。
【0013】本発明に用いられるペンのうち、インクタ
ンク及び先軸の材質としては、ステンレスなどの金属及
び熱硬化性樹脂が、インク成分中の有機溶媒に対する耐
溶剤性に優れる点から好ましく用いられる。使用可能な
熱硬化性樹脂の具体例としては、フェノール樹脂、ユリ
ア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリウレタン樹脂及びポリブチレンテレフタ
レート(PBT)樹脂などが挙げられる。
ンク及び先軸の材質としては、ステンレスなどの金属及
び熱硬化性樹脂が、インク成分中の有機溶媒に対する耐
溶剤性に優れる点から好ましく用いられる。使用可能な
熱硬化性樹脂の具体例としては、フェノール樹脂、ユリ
ア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリウレタン樹脂及びポリブチレンテレフタ
レート(PBT)樹脂などが挙げられる。
【0014】また、硬質材質の小管式ペン先は、通常ス
テンレスなどの金属材料が用いられ、その太さは、0.
1〜3mmのものが好適に使用される。0.1mm未満
のものでは、描画した線、文字または絵が細すぎて肉眼
では見えにくく、3mmを越えるものはインク液がペン
先より漏れやすくなり都合が悪い。本願の第2発明で使
用するペンの構成としては、例えば市販されている製図
用のロートリングペン(商品名)等が挙げられる。
テンレスなどの金属材料が用いられ、その太さは、0.
1〜3mmのものが好適に使用される。0.1mm未満
のものでは、描画した線、文字または絵が細すぎて肉眼
では見えにくく、3mmを越えるものはインク液がペン
先より漏れやすくなり都合が悪い。本願の第2発明で使
用するペンの構成としては、例えば市販されている製図
用のロートリングペン(商品名)等が挙げられる。
【0015】
【実施例】次に、実施例を用いて本発明を具体的に説明
するが、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、本実施
例によりなんら制限を受けるものではない。下記構造式
で示されるスピロナフトオキサジン化合物3gをメチル
イソブチルケトン34gに溶解し、50℃に加熱した。
するが、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、本実施
例によりなんら制限を受けるものではない。下記構造式
で示されるスピロナフトオキサジン化合物3gをメチル
イソブチルケトン34gに溶解し、50℃に加熱した。
【0016】
【化1】
【0017】これをpH4.75に調節した5重量%ゼ
ラチン水溶液76mlに乳化し、液滴の粒径を20μm
とした。次に50℃に加熱した2重量%アラビアゴム水
溶液176mlを加え、この混合物の温度を50℃に保
ち、pHを4.75に調節後、ゆっくり冷却した。温度
が28℃になった時点で10℃まで急速に冷却し、25
重量%グルタールアルデヒド水溶液2mlを加え、10
℃で4時間攪拌した。その後、40℃に昇温し、一昼夜
攪拌した。
ラチン水溶液76mlに乳化し、液滴の粒径を20μm
とした。次に50℃に加熱した2重量%アラビアゴム水
溶液176mlを加え、この混合物の温度を50℃に保
ち、pHを4.75に調節後、ゆっくり冷却した。温度
が28℃になった時点で10℃まで急速に冷却し、25
重量%グルタールアルデヒド水溶液2mlを加え、10
℃で4時間攪拌した。その後、40℃に昇温し、一昼夜
攪拌した。
【0018】上記で得たマイクロカプセル含有液を40
重量%になるまで液層部を除き、アクリル共重合バイン
ダー(商品名ヨドゾールA−4100:カネボウエヌエ
スシー社製品)を1:1(重量比)で混合し、インク組
成物を得た。このインク組成物を水で50重量%に希釈
してインク成分とし、PBT樹脂をインクタンク及び先
軸の材質とし、小管式ペン先はステンレス製で太さ1.
00mmのペンに充填してフォトクロミックペンを作製
した。
重量%になるまで液層部を除き、アクリル共重合バイン
ダー(商品名ヨドゾールA−4100:カネボウエヌエ
スシー社製品)を1:1(重量比)で混合し、インク組
成物を得た。このインク組成物を水で50重量%に希釈
してインク成分とし、PBT樹脂をインクタンク及び先
軸の材質とし、小管式ペン先はステンレス製で太さ1.
00mmのペンに充填してフォトクロミックペンを作製
した。
【0019】なお、該インク組成物の動粘度を測定した
結果、8×10-4m2s-1であった。当該ペンは描画性、
乾燥特性に優れ、描画した線は紫外線を照射すると青色
に変化する発色性の良好なものであり、繰り返し発色性
も良く優れた耐久性を示した。また、当該ペンの40
℃、6カ月間放置した際のインク残存率は100%であ
り、その時点での描画性、乾燥特性及び描画した線の発
色性はともに良好で、かつ目詰まりも全く認められなか
った。
結果、8×10-4m2s-1であった。当該ペンは描画性、
乾燥特性に優れ、描画した線は紫外線を照射すると青色
に変化する発色性の良好なものであり、繰り返し発色性
も良く優れた耐久性を示した。また、当該ペンの40
℃、6カ月間放置した際のインク残存率は100%であ
り、その時点での描画性、乾燥特性及び描画した線の発
色性はともに良好で、かつ目詰まりも全く認められなか
った。
【0020】
【発明の効果】本発明により、描画性に優れたフォトク
ロミックペンを提供することができ、このペンを用いて
描画した文字や絵は、乾燥特性が良好でかつ、耐久性、
繰り返し発色性、および安定性に優れている。
ロミックペンを提供することができ、このペンを用いて
描画した文字や絵は、乾燥特性が良好でかつ、耐久性、
繰り返し発色性、および安定性に優れている。
Claims (3)
- 【請求項1】 フォトクロミック性を有するスピロ系化
合物を溶液として内包するマイクロカプセル、および液
媒体とから少なくともなる組成物をインク成分とするフ
ォトクロミックペン。 - 【請求項2】 フォトクロミック性を有する化合物、及
び液媒体を含有してなる組成物をインク成分として有す
るペンの構造が、インクを貯蔵したインクタンクの前部
に先軸を介して硬質材質の小管式ペン先を取り付け、該
小管式ペン先後端まで導かれたインクを該小管式ペン先
の貫通孔による毛管作用により、該小管式ペン先端まで
追従させる方式のものであるフォトクロミックペン。 - 【請求項3】 インクの動粘度が、1×10-4〜2×1
0-3m2s-1である請求項1又は2記載のフォトクロミッ
クペン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30621594A JPH08156479A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | フォトクロミックペン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30621594A JPH08156479A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | フォトクロミックペン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08156479A true JPH08156479A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=17954381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30621594A Pending JPH08156479A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | フォトクロミックペン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08156479A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005225006A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-08-25 | Pilot Ink Co Ltd | 装飾用貼着材における色彩記憶性光変色機能の互変的発現方法、及び互変的色彩記憶性光変色性装飾用貼着材 |
| EP1637570A1 (en) | 2004-09-15 | 2006-03-22 | The Pilot Ink Co., Ltd. | Color-memorizing photochromic writing instrument |
| CN107828268A (zh) * | 2017-11-10 | 2018-03-23 | 江苏视客新材料股份有限公司 | 螺吡喃类光致变色涂层及其制备方法 |
| US20210259940A1 (en) * | 2018-06-26 | 2021-08-26 | SunFly Brands, Inc. | Ultraviolet Indicators, Formulations, and Suncare Kits Comprising the Same |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP30621594A patent/JPH08156479A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005225006A (ja) * | 2004-02-12 | 2005-08-25 | Pilot Ink Co Ltd | 装飾用貼着材における色彩記憶性光変色機能の互変的発現方法、及び互変的色彩記憶性光変色性装飾用貼着材 |
| EP1637570A1 (en) | 2004-09-15 | 2006-03-22 | The Pilot Ink Co., Ltd. | Color-memorizing photochromic writing instrument |
| JP2006111863A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-04-27 | Pilot Ink Co Ltd | 色彩記憶性光変色性筆記具及びそれを用いた色彩記憶性光変色性筆記具セット、筆記像の色彩記憶性光変色機能の互変的発現方法 |
| US7575386B2 (en) | 2004-09-15 | 2009-08-18 | The Pilot Ink Co., Ltd. | Color-memorizing photochromic writing instrument, color-memorizing photochromic writing instrument set using the same and method for alternately expressing color-memorizing photochromic function of writing image |
| CN107828268A (zh) * | 2017-11-10 | 2018-03-23 | 江苏视客新材料股份有限公司 | 螺吡喃类光致变色涂层及其制备方法 |
| US20210259940A1 (en) * | 2018-06-26 | 2021-08-26 | SunFly Brands, Inc. | Ultraviolet Indicators, Formulations, and Suncare Kits Comprising the Same |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4557618A (en) | Ink and eraser of the ink | |
| DE602005001482T2 (de) | Photochromes Schreibinstrument mit Farbgedächtnis | |
| DE602004008695T2 (de) | Thermochromische Zusammensetzung mit Farbgedächtnis, Tinte, und mikroverkapseltes Pigment, das diese Zusammensetzung enthält | |
| US5203913A (en) | Erasable aqueous ink composition | |
| JP3520275B2 (ja) | 消色又は変色可能な水性インキ及びその製造方法 | |
| JPH07179777A (ja) | 感温変色性色彩記憶性マイクロカプセル顔料 | |
| KR100357272B1 (ko) | 수성잉크조성물 | |
| JP3304612B2 (ja) | 筆記具用蛍光色インキ組成物 | |
| JP4986619B2 (ja) | 復号システム | |
| JP2014129440A (ja) | ボールペン用光輝性インキ組成物及びそれを内蔵したボールペン | |
| US11041081B2 (en) | Aqueous ink composition for writing instrument | |
| WO2010035836A1 (ja) | 多色筆記具 | |
| WO2015166901A1 (ja) | 筆記具用水性インク組成物 | |
| JPH0545633B2 (ja) | ||
| JP2007112922A (ja) | フォトクロミック材料及びそれを用いた液状組成物 | |
| JPH09124993A (ja) | 熱変色性水性ボールペンインキ及びそれを用いたボールペン | |
| JP5118277B2 (ja) | 消色可能水性インキ組成物 | |
| DE3247804A1 (de) | Tinte und loescher fuer die tinte | |
| JP2001279144A (ja) | 溶剤並びに加熱により消色可能な水性インキ組成物 | |
| JP2006335927A (ja) | 油性マーキングペン用インキ組成物 | |
| JPH0220576A (ja) | 油性フォトクロミックペン用インク | |
| US20020092441A1 (en) | Phosphorescent ink composition | |
| JP2012087206A (ja) | 筆記具用水性インキ組成物及びそれを内蔵した筆記具 | |
| JPS6228834B2 (ja) | ||
| JP2003073587A (ja) | 光照射で消去可能なインキ組成物 |