JPH08158143A - 複合繊維の製造方法および複合紡糸用口金 - Google Patents
複合繊維の製造方法および複合紡糸用口金Info
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- JPH08158143A JPH08158143A JP31436194A JP31436194A JPH08158143A JP H08158143 A JPH08158143 A JP H08158143A JP 31436194 A JP31436194 A JP 31436194A JP 31436194 A JP31436194 A JP 31436194A JP H08158143 A JPH08158143 A JP H08158143A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 芯成分が繊維表面に突き出すことのないよう
鞘成分によって完全に覆われた断面の複合繊維をつく
る。 【構成】 第1〜3口金板3、4、5を有し、第1口金
板3で芯成分を3分割して第2口金板4に、鞘成分は2
系列に別け、その1系列から鞘成分を第2口金板の狭隘
口23に送り、ここでサイドバイサイド流を形成し第2
吐出孔27を経て第3口金板の狭隘口28に吐出する。
狭隘口28には、他系列からの鞘成分を分配孔22を介
して前記サイドバイサイド流を取り囲むように導入し、
吐出孔32から鞘成分を外皮として覆った状態で吐出す
る。
鞘成分によって完全に覆われた断面の複合繊維をつく
る。 【構成】 第1〜3口金板3、4、5を有し、第1口金
板3で芯成分を3分割して第2口金板4に、鞘成分は2
系列に別け、その1系列から鞘成分を第2口金板の狭隘
口23に送り、ここでサイドバイサイド流を形成し第2
吐出孔27を経て第3口金板の狭隘口28に吐出する。
狭隘口28には、他系列からの鞘成分を分配孔22を介
して前記サイドバイサイド流を取り囲むように導入し、
吐出孔32から鞘成分を外皮として覆った状態で吐出す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合繊維の製造方法お
よび複合紡糸用口金に関し、特に2種以上の紡糸成分よ
り複合繊維を製造するための紡糸口金であって、該複合
繊維の単繊維断面において一方の成分が他方の成分を複
数個に分割する形態を有する、いわゆる分割型複合繊維
において一方成分が繊維表面に突き出すことのないよう
他方成分によって完全に覆われた断面を有する複合繊維
を製造する方法およびそのための複合紡糸用口金に関す
る。
よび複合紡糸用口金に関し、特に2種以上の紡糸成分よ
り複合繊維を製造するための紡糸口金であって、該複合
繊維の単繊維断面において一方の成分が他方の成分を複
数個に分割する形態を有する、いわゆる分割型複合繊維
において一方成分が繊維表面に突き出すことのないよう
他方成分によって完全に覆われた断面を有する複合繊維
を製造する方法およびそのための複合紡糸用口金に関す
る。
【0002】
【従来の技術】2成分以上の複合繊維を製造するための
複合紡糸用口金において、一方の成分が他方の成分を複
数個に分割する形態を有する口金については従来より多
数のものが提案されている。
複合紡糸用口金において、一方の成分が他方の成分を複
数個に分割する形態を有する口金については従来より多
数のものが提案されている。
【0003】例えば、特公昭47−2485号公報には
第1液(芯成分)を導入する開口部およびこれに連なる
吐出孔を有する分配板の下部に、該第1液と第2液を複
合する開口部およびこれを吐出する吐出孔を有する口金
板を配置し、該分配板と口金板の間には第2液を誘導す
る帯域を形成することを特徴とする複合紡糸用口金が提
案されている。
第1液(芯成分)を導入する開口部およびこれに連なる
吐出孔を有する分配板の下部に、該第1液と第2液を複
合する開口部およびこれを吐出する吐出孔を有する口金
板を配置し、該分配板と口金板の間には第2液を誘導す
る帯域を形成することを特徴とする複合紡糸用口金が提
案されている。
【0004】この方法によれば、確かに一方の成分が他
方の成分を複数個に分割する形態の断面を得ることがで
きるものの、両成分が繊維表面に現れてしまう形態をも
つ。従って、一方の成分が他方の成分に完全に覆われ、
繊維表面に現れないことを要求特性とする複合繊維を製
造する場合には使用できない。
方の成分を複数個に分割する形態の断面を得ることがで
きるものの、両成分が繊維表面に現れてしまう形態をも
つ。従って、一方の成分が他方の成分に完全に覆われ、
繊維表面に現れないことを要求特性とする複合繊維を製
造する場合には使用できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の問題点を解決するためになされたもので、その目
的は2種以上の紡糸成分より複合繊維を製造する方法お
よびその紡糸口金であって、特に複合繊維の単繊維断面
において一方の成分が他方の成分を複数個に分割する形
態を有するいわゆる分割型複合繊維において、一方の成
分が繊維表面に突き出すことのないよう他方成分によっ
て完全に覆われた断面を有する複合繊維を製造する方法
およびその複合紡糸用口金を提供することにある。
技術の問題点を解決するためになされたもので、その目
的は2種以上の紡糸成分より複合繊維を製造する方法お
よびその紡糸口金であって、特に複合繊維の単繊維断面
において一方の成分が他方の成分を複数個に分割する形
態を有するいわゆる分割型複合繊維において、一方の成
分が繊維表面に突き出すことのないよう他方成分によっ
て完全に覆われた断面を有する複合繊維を製造する方法
およびその複合紡糸用口金を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、2種以上の紡
糸成分より複合繊維を製造するに際し、少なくとも3個
の積層した口金板を使用し、先ず複数の吐出孔を設けた
導入口を有する第1口金板に一方の成分を供給して任意
の分割数にて第2口金板に形成した第1狭隘口に吐出す
るとともに、他方の成分は第1口金板に設けた少なくと
も2つの流路を介して一部を一方の流路から前記第1狭
隘口に該狭隘口の周囲から導入することによりサイドバ
イサイド流を形成して第2口金板の吐出孔に供給し、残
部は他方の流路から第2口金板に設けた分配孔を介して
第3口金板の第2狭隘口にその周囲から導入して前記吐
出孔より吐出されたサイドバイサイド流を被覆する外皮
を形成し、形成された芯−外皮流を第2狭隘口の内部に
設けた吐出孔に導入して該吐出孔から吐出することを特
徴とする複合繊維の製造方法である。
糸成分より複合繊維を製造するに際し、少なくとも3個
の積層した口金板を使用し、先ず複数の吐出孔を設けた
導入口を有する第1口金板に一方の成分を供給して任意
の分割数にて第2口金板に形成した第1狭隘口に吐出す
るとともに、他方の成分は第1口金板に設けた少なくと
も2つの流路を介して一部を一方の流路から前記第1狭
隘口に該狭隘口の周囲から導入することによりサイドバ
イサイド流を形成して第2口金板の吐出孔に供給し、残
部は他方の流路から第2口金板に設けた分配孔を介して
第3口金板の第2狭隘口にその周囲から導入して前記吐
出孔より吐出されたサイドバイサイド流を被覆する外皮
を形成し、形成された芯−外皮流を第2狭隘口の内部に
設けた吐出孔に導入して該吐出孔から吐出することを特
徴とする複合繊維の製造方法である。
【0007】また、本発明は、2種以上の紡糸成分より
複合繊維を製造するための紡糸口金であって、少なくと
も第1、第2、第3の3つの口金板を含んで構成され、
第1口金板は一方の成分を任意の分割数にて吐出する複
数の第1吐出孔を有する導入口と、他方の成分を少なく
とも2つに分ける第1流路を設けており、第2口金板は
前記第1流路の1つと連通する環状の第1均圧溝および
該均圧溝内に第1吐出孔と対面して狭隘な通路を形成す
る第1狭隘口並びにその中心部に狭隘部よりさらに下流
の第3口金板へ吐出する第2吐出孔と、他の第1流路と
連絡し下流に導く第2流路を有しており、第3口金板は
第2吐出孔の下方位置に該吐出孔に対応する第3吐出孔
を有する第2狭隘口、該狭隘口を取り囲み第2流路に連
通する第2均圧溝を設けたことを特徴とする複合紡糸用
口金である。
複合繊維を製造するための紡糸口金であって、少なくと
も第1、第2、第3の3つの口金板を含んで構成され、
第1口金板は一方の成分を任意の分割数にて吐出する複
数の第1吐出孔を有する導入口と、他方の成分を少なく
とも2つに分ける第1流路を設けており、第2口金板は
前記第1流路の1つと連通する環状の第1均圧溝および
該均圧溝内に第1吐出孔と対面して狭隘な通路を形成す
る第1狭隘口並びにその中心部に狭隘部よりさらに下流
の第3口金板へ吐出する第2吐出孔と、他の第1流路と
連絡し下流に導く第2流路を有しており、第3口金板は
第2吐出孔の下方位置に該吐出孔に対応する第3吐出孔
を有する第2狭隘口、該狭隘口を取り囲み第2流路に連
通する第2均圧溝を設けたことを特徴とする複合紡糸用
口金である。
【0008】さらに、本発明は、上から順次上蓋、分配
板、第1口金板、第2口金板、第3口金板を積層した構
成からなり、上蓋は中心部に芯成分液を供給する第1供
給孔、その周辺に鞘成分液の供給を行う第2供給孔を有
し、分配板は第1供給孔から供給された芯成分を周辺部
に設けた複数の分配孔に配分する分配溝を有し、かつ第
1供給孔に連絡し中心部下面に開口する孔を設け、第1
口金板は分配孔に対応して芯成分を任意の分割数にて吐
出する第1吐出孔と、第2供給孔に連通し鞘成分を中央
部とその周辺部の少なくとも2つに分ける第1流路を有
し、第2口金板は第1吐出孔と対応する位置に狭隘通路
を形成し、その中心部に第2吐出孔を設けた第1狭隘
口、該狭隘口の周囲により深く刻設した周辺部の第1流
路に連通する第1均圧溝と、中央部の第1流路と連通し
鞘成分液を分配する第2流路を設け、第3口金板は第2
吐出孔に対応する位置に狭隘路を形成しその中心部に第
3吐出孔を設けた第2狭隘口を有し、かつその周囲によ
り深く刻設しかつ第2流路に連通する第2均圧溝を設け
たことを特徴とする複合紡糸用口金である。
板、第1口金板、第2口金板、第3口金板を積層した構
成からなり、上蓋は中心部に芯成分液を供給する第1供
給孔、その周辺に鞘成分液の供給を行う第2供給孔を有
し、分配板は第1供給孔から供給された芯成分を周辺部
に設けた複数の分配孔に配分する分配溝を有し、かつ第
1供給孔に連絡し中心部下面に開口する孔を設け、第1
口金板は分配孔に対応して芯成分を任意の分割数にて吐
出する第1吐出孔と、第2供給孔に連通し鞘成分を中央
部とその周辺部の少なくとも2つに分ける第1流路を有
し、第2口金板は第1吐出孔と対応する位置に狭隘通路
を形成し、その中心部に第2吐出孔を設けた第1狭隘
口、該狭隘口の周囲により深く刻設した周辺部の第1流
路に連通する第1均圧溝と、中央部の第1流路と連通し
鞘成分液を分配する第2流路を設け、第3口金板は第2
吐出孔に対応する位置に狭隘路を形成しその中心部に第
3吐出孔を設けた第2狭隘口を有し、かつその周囲によ
り深く刻設しかつ第2流路に連通する第2均圧溝を設け
たことを特徴とする複合紡糸用口金である。
【0009】
【作用】本発明は、上記のように構成されているため、
第1口金板では、芯成分が第1吐出孔を通して任意の分
割数に分配され第2口金板に送られ、鞘成分は第1流路
により2系統に別れて第2口金板に送られる。第2口金
板では、第1吐出孔より吐出された芯成分と第1流路の
1系統を介して流入した鞘成分が、第1狭隘口において
サイドバイサイド流を形成して第2吐出孔を経て第3口
金板に送られる。第3口金板では、第2吐出孔より吐出
された複合流を芯とし、第1流路の他系統を介して第2
狭隘口に流入する鞘成分を外皮となして第3吐出孔から
吐出され、このため芯成分は鞘成分に完全に覆われ、芯
成分が鞘成分の繊維表面に突き出すことがない。
第1口金板では、芯成分が第1吐出孔を通して任意の分
割数に分配され第2口金板に送られ、鞘成分は第1流路
により2系統に別れて第2口金板に送られる。第2口金
板では、第1吐出孔より吐出された芯成分と第1流路の
1系統を介して流入した鞘成分が、第1狭隘口において
サイドバイサイド流を形成して第2吐出孔を経て第3口
金板に送られる。第3口金板では、第2吐出孔より吐出
された複合流を芯とし、第1流路の他系統を介して第2
狭隘口に流入する鞘成分を外皮となして第3吐出孔から
吐出され、このため芯成分は鞘成分に完全に覆われ、芯
成分が鞘成分の繊維表面に突き出すことがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明の実施例を示す縦断面図であり、図2は平面
図、図3〜図6は各々図1のV−V、W−W、X−X、
Y−Y面の矢視図である。
1は本発明の実施例を示す縦断面図であり、図2は平面
図、図3〜図6は各々図1のV−V、W−W、X−X、
Y−Y面の矢視図である。
【0011】図において、1は上蓋であり、該上蓋1に
続いて順次、分配板2、第1口金板3、第2口金板4、
第3口金板5と5枚の板状体が積層されている。
続いて順次、分配板2、第1口金板3、第2口金板4、
第3口金板5と5枚の板状体が積層されている。
【0012】上蓋1には、中心位置に芯を形成する成分
Aを供給する第1供給孔6、その側方に鞘を形成する成
分Bを供給する第2供給孔7が設けられている。
Aを供給する第1供給孔6、その側方に鞘を形成する成
分Bを供給する第2供給孔7が設けられている。
【0013】分配板2には、第1供給孔6に対応して中
心部に円形状の分配口8が刻設されるとともに、周辺部
に環状の溝9が形成され、この溝9内に複数個の分配孔
10が等間隔に配設され、また溝9に連通する流路11
が各々の分配孔10に対応して放射状に刻設されてい
る。12は、流路11の間に設けた成分Bの供給孔7に
連なる流入孔で、その出口13が分配板2の下面中心部
に位置するように形成されている。
心部に円形状の分配口8が刻設されるとともに、周辺部
に環状の溝9が形成され、この溝9内に複数個の分配孔
10が等間隔に配設され、また溝9に連通する流路11
が各々の分配孔10に対応して放射状に刻設されてい
る。12は、流路11の間に設けた成分Bの供給孔7に
連なる流入孔で、その出口13が分配板2の下面中心部
に位置するように形成されている。
【0014】第1口金板3は、各分配孔10に対面して
第1導入口14が設けられ、該導入口14の底部に3個
の第1吐出孔15が等間隔に配分されている。第1口金
板3の中心部には、円形の第1分配口16が形成され、
該分配口16の周辺部から下方に広がるように傾斜した
第1分配孔17が第1導入口14と同数個穿孔され、第
1口金板3の下面に出口が位置する如く形成されてい
る。
第1導入口14が設けられ、該導入口14の底部に3個
の第1吐出孔15が等間隔に配分されている。第1口金
板3の中心部には、円形の第1分配口16が形成され、
該分配口16の周辺部から下方に広がるように傾斜した
第1分配孔17が第1導入口14と同数個穿孔され、第
1口金板3の下面に出口が位置する如く形成されてい
る。
【0015】また、第1分配口16の中央部には、1個
の下端部を小径孔19aとした中央分配孔19が設けら
れた段部20を有するブロック体18が交換可能に嵌着
されており、必要に応じて孔径、孔長などの異なるもの
と入れ換えられるようにされている。例えば、小径孔の
口径と長さの比を変えることで外層の鞘成分と内層の鞘
成分の面積比を容易に変更でき、繊維外層の鞘の厚みを
自在に変えることが可能になって好ましい。なお、第1
口金板3の第1分配口16、第1分配孔17、中央分配
孔19はこれらによって成分Bを配分供給する第1通路
を形成している。
の下端部を小径孔19aとした中央分配孔19が設けら
れた段部20を有するブロック体18が交換可能に嵌着
されており、必要に応じて孔径、孔長などの異なるもの
と入れ換えられるようにされている。例えば、小径孔の
口径と長さの比を変えることで外層の鞘成分と内層の鞘
成分の面積比を容易に変更でき、繊維外層の鞘の厚みを
自在に変えることが可能になって好ましい。なお、第1
口金板3の第1分配口16、第1分配孔17、中央分配
孔19はこれらによって成分Bを配分供給する第1通路
を形成している。
【0016】第2口金板4は、その中心部に第1口金板
3と同様に周辺部に第2分配孔22を穿孔した第2分配
口21が設けられ、この第2分配口21と第2分配孔2
2などを含んで第2流路が形成され、中心位置の中央分
配孔19から供給された成分Bを次の第3口金板5に分
割供給する如くされている。また、第2口金板4の周辺
部には第1吐出孔15に対応してその外接円より大きい
径でかつ狭い通路を形成する第1狭隘口23とその回り
を取り囲む、より深く刻設された第1均圧溝24を上部
に有し、第1均圧溝24の第2分配口21側には第1分
配孔17に連通する第1突起溝25が形成されている。
第1狭隘口23の中心部には、第2導入口26とそれに
続いて第2吐出孔27が設けられている。
3と同様に周辺部に第2分配孔22を穿孔した第2分配
口21が設けられ、この第2分配口21と第2分配孔2
2などを含んで第2流路が形成され、中心位置の中央分
配孔19から供給された成分Bを次の第3口金板5に分
割供給する如くされている。また、第2口金板4の周辺
部には第1吐出孔15に対応してその外接円より大きい
径でかつ狭い通路を形成する第1狭隘口23とその回り
を取り囲む、より深く刻設された第1均圧溝24を上部
に有し、第1均圧溝24の第2分配口21側には第1分
配孔17に連通する第1突起溝25が形成されている。
第1狭隘口23の中心部には、第2導入口26とそれに
続いて第2吐出孔27が設けられている。
【0017】第3口金板5は、その周辺部に第2口金板
4と同様に狭隘通路を形成する第2狭隘口28、その外
周を取り囲みかつ第2分配孔22に連通する第2突起溝
29を有するより深く刻設した第2均圧溝30が設けら
れ、その中心部には各々第2吐出孔27に対応して底部
に第3吐出孔(紡糸孔)32を設けた第3導入口31が
配設されている。
4と同様に狭隘通路を形成する第2狭隘口28、その外
周を取り囲みかつ第2分配孔22に連通する第2突起溝
29を有するより深く刻設した第2均圧溝30が設けら
れ、その中心部には各々第2吐出孔27に対応して底部
に第3吐出孔(紡糸孔)32を設けた第3導入口31が
配設されている。
【0018】上記のように構成された口金において、供
給孔6から導入された成分Aは分配板2の分配口8にお
いて、放射状に刻設された流路11を介して環状の溝9
に供給され、該溝9内に設けられた分配孔10により任
意のフィラメント数(本例では8)に分割される。ま
た、成分Bは、供給孔7から流入孔12を経て第1口金
板3の第1分配口16に供給される。
給孔6から導入された成分Aは分配板2の分配口8にお
いて、放射状に刻設された流路11を介して環状の溝9
に供給され、該溝9内に設けられた分配孔10により任
意のフィラメント数(本例では8)に分割される。ま
た、成分Bは、供給孔7から流入孔12を経て第1口金
板3の第1分配口16に供給される。
【0019】分配板2で分割された成分Aは、分配孔1
0から第1口金板3の第1導入口14に送られ、その底
部に設けた第1吐出孔15を通して第2口金板4の第1
狭隘口23に導入される。また、第1分配口16に送ら
れた成分Bは、一部は中央分配孔19から第2口金板4
の第2分配口21に分配され、残部は放射状に設けた第
1分配孔17により分割されて第2口金板4の第1突起
溝25を経て、第1均圧溝24に導入される。
0から第1口金板3の第1導入口14に送られ、その底
部に設けた第1吐出孔15を通して第2口金板4の第1
狭隘口23に導入される。また、第1分配口16に送ら
れた成分Bは、一部は中央分配孔19から第2口金板4
の第2分配口21に分配され、残部は放射状に設けた第
1分配孔17により分割されて第2口金板4の第1突起
溝25を経て、第1均圧溝24に導入される。
【0020】第2口金板4では、第1均圧溝24から第
1狭隘口23に流入した成分Bの上部に第1吐出孔15
からの成分Aが流入する。ここで、成分A、Bは、合流
して第1狭隘口23の中心に位置ずる第2導入口26に
流入し、図7(a)に示すようにサイドバイサイド形状
に形成されて第2吐出孔27から第3口金板5の第2狭
隘口28に吐出される。一方、第2分配口21に送られ
た成分Bは、第2分配孔22から第3口金板5の第2突
起溝29を経て、第2均圧溝30から第2狭隘口28に
送られる。
1狭隘口23に流入した成分Bの上部に第1吐出孔15
からの成分Aが流入する。ここで、成分A、Bは、合流
して第1狭隘口23の中心に位置ずる第2導入口26に
流入し、図7(a)に示すようにサイドバイサイド形状
に形成されて第2吐出孔27から第3口金板5の第2狭
隘口28に吐出される。一方、第2分配口21に送られ
た成分Bは、第2分配孔22から第3口金板5の第2突
起溝29を経て、第2均圧溝30から第2狭隘口28に
送られる。
【0021】第3口金板5では、第2吐出孔27より第
2狭隘口28の中心部に成分A、Bの複合流が吐出さ
れ、また第2均圧溝30からは成分Bが第2狭隘口28
に流入する。これによって、第2吐出孔27より吐出さ
れた両成分A、Bの複合流を芯とし、第2均圧溝30か
ら第2狭隘口28を介して流入する成分Bを外皮として
第3導入口31にて、図7(b)に示すような芯−外皮
流を形成し、次いで紡糸孔を形成する第3吐出孔32よ
り吐出され、複合繊維を形成する。このようにして、成
分A、Bの粘度差、流量などの如何に関わらず、成分A
の繊維表面への突き出しを完全に防止することが可能と
なる。
2狭隘口28の中心部に成分A、Bの複合流が吐出さ
れ、また第2均圧溝30からは成分Bが第2狭隘口28
に流入する。これによって、第2吐出孔27より吐出さ
れた両成分A、Bの複合流を芯とし、第2均圧溝30か
ら第2狭隘口28を介して流入する成分Bを外皮として
第3導入口31にて、図7(b)に示すような芯−外皮
流を形成し、次いで紡糸孔を形成する第3吐出孔32よ
り吐出され、複合繊維を形成する。このようにして、成
分A、Bの粘度差、流量などの如何に関わらず、成分A
の繊維表面への突き出しを完全に防止することが可能と
なる。
【0022】この場合、成分Aの繊維表面からの距離、
言い換えれば成分Bによる鞘の厚みは、分配孔19、2
2、狭隘口28、均圧溝30などを通過する成分Bの量
により制御可能であり、また分配板2より流入する成分
Bの量、および分配孔17−均圧溝24−狭隘口23と
分配孔19−分配孔22−均圧溝30−狭隘口28など
の圧力損失によって適宜決められる。
言い換えれば成分Bによる鞘の厚みは、分配孔19、2
2、狭隘口28、均圧溝30などを通過する成分Bの量
により制御可能であり、また分配板2より流入する成分
Bの量、および分配孔17−均圧溝24−狭隘口23と
分配孔19−分配孔22−均圧溝30−狭隘口28など
の圧力損失によって適宜決められる。
【0023】ここで、図1に示すような口金、および図
8に示す如き3個の吐出孔15を有する口金(図1の第
2口金板のないものとほぼ同じ)を使用し、成分Aとし
て低融点ポリエステルにカーボンを練り込んだ導電性ポ
リマー、成分Bとして極限粘度0.64のポリエチレン
テレフタレートを用い、常法により紡糸、延伸を行いポ
リエステル複合繊維を得た。これら複合繊維の断面模式
図を図9に示す。図9において、(a)は本発明に係る
図1の口金により、(b)は比較例としての図8に示す
口金によるものである。
8に示す如き3個の吐出孔15を有する口金(図1の第
2口金板のないものとほぼ同じ)を使用し、成分Aとし
て低融点ポリエステルにカーボンを練り込んだ導電性ポ
リマー、成分Bとして極限粘度0.64のポリエチレン
テレフタレートを用い、常法により紡糸、延伸を行いポ
リエステル複合繊維を得た。これら複合繊維の断面模式
図を図9に示す。図9において、(a)は本発明に係る
図1の口金により、(b)は比較例としての図8に示す
口金によるものである。
【0024】図に示すように、比較例の口金によって製
糸した複合繊維は、芯成分が繊維表面に突き出している
に対し、本発明による口金で製糸した複合繊維は、芯成
分が鞘成分にて完全に覆われていた。
糸した複合繊維は、芯成分が繊維表面に突き出している
に対し、本発明による口金で製糸した複合繊維は、芯成
分が鞘成分にて完全に覆われていた。
【0025】以上は、導入口14の底部に3個の吐出孔
15を等間隔に配分して、三つ葉状の芯を形成した円形
断面の2成分系複合繊維の例について説明したが、これ
に限定されるものではなく、さらに口金板を加えたり、
また口金板などの形状などを変えることにより、異径断
面の鞘成分や、多葉状或いは多角形状、海島状など任意
の芯成分を有する2成分以上の多成分系の複合繊維を製
造する場合にも利用可能である。
15を等間隔に配分して、三つ葉状の芯を形成した円形
断面の2成分系複合繊維の例について説明したが、これ
に限定されるものではなく、さらに口金板を加えたり、
また口金板などの形状などを変えることにより、異径断
面の鞘成分や、多葉状或いは多角形状、海島状など任意
の芯成分を有する2成分以上の多成分系の複合繊維を製
造する場合にも利用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明によれば、
2種以上の紡糸成分の粘度差、流量などの如何に関わら
ず、芯となる成分の繊維表面への突き出しを完全に防止
し、安定かつ品質の優れた複合繊維を安定して得ること
が可能になるという顕著な効果を奏する。
2種以上の紡糸成分の粘度差、流量などの如何に関わら
ず、芯となる成分の繊維表面への突き出しを完全に防止
し、安定かつ品質の優れた複合繊維を安定して得ること
が可能になるという顕著な効果を奏する。
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のV−V面の矢視図である。
【図4】図1のW−W面の矢視図である。
【図5】図1のX−X面の矢視図である。
【図6】図1のY−Y面の矢視図である。
【図7】図1の口金による2成分A、B複合流の生成過
程を説明するための横断面模式図である。
程を説明するための横断面模式図である。
【図8】従来の口金を示す要部断面図である。
【図9】複合繊維の断面模式図で、(a)は図1に示す
本発明による断面模式図であり、(b)は図8に示す口
金による断面模式図である。
本発明による断面模式図であり、(b)は図8に示す口
金による断面模式図である。
1 蓋 2 分配板 3 第1口金板 4 第2口金板 5 第3口金板 8 分配口 10 分配孔 14 第1導入口 15 第1吐出孔 16 第1分配口 17 第1分配孔 18 ブロック体 19 中央分配孔 19a 小径孔 21 第2分配口 22 第2分配孔 23 第1狭隘口 24 第1均圧溝 26 第2導入口 27 第2吐出孔 28 第2狭隘口 30 第2均圧溝 31 第3導入口 32 第3吐出孔
Claims (4)
- 【請求項1】 2種以上の紡糸成分より複合繊維を製造
するに際し、少なくとも3個の積層した口金板を使用
し、先ず複数の吐出孔を設けた導入口を有する第1口金
板に一方の成分を供給して任意の分割数にて第2口金板
に形成した第1狭隘口に吐出するとともに、他方の成分
は第1口金板に設けた少なくとも2つの流路を介して一
部を一方の流路から前記第1狭隘口に該狭隘口の周囲か
ら導入することによりサイドバイサイド流を形成して第
2口金板の吐出孔に供給し、残部は他方の流路から第2
口金板に設けた分配孔を介して第3口金板の第2狭隘口
にその周囲から導入して前記吐出孔より吐出されたサイ
ドバイサイド流を被覆する外皮を形成し、形成された芯
−外皮流を第2狭隘口の内部に設けた吐出孔に導入して
該吐出孔から吐出することを特徴とする複合繊維の製造
方法。 - 【請求項2】 2種以上の紡糸成分より複合繊維を製造
するための紡糸口金であって、少なくとも第1、第2、
第3の3つの口金板を含んで構成され、第1口金板は一
方の成分を任意の分割数にて吐出する複数の第1吐出孔
を有する導入口と、他方の成分を少なくとも2つに分け
る第1流路を設けており、第2口金板は前記第1流路の
1つと連通する環状の第1均圧溝および該均圧溝内に第
1吐出孔と対面して狭隘な通路を形成する第1狭隘口並
びにその中心部に狭隘部よりさらに下流の第3口金板へ
吐出する第2吐出孔と、他の第1流路と連絡し下流に導
く第2流路を有しており、第3口金板は第2吐出孔の下
方位置に該吐出孔に対応する第3吐出孔を有する第2狭
隘口、該狭隘口を取り囲み第2流路に連通する第2均圧
溝を設けたことを特徴とする複合紡糸用口金。 - 【請求項3】 上から順次上蓋、分配板、第1口金板、
第2口金板、第3口金板を積層した構成からなり、上蓋
は中心部に芯成分液を供給する第1供給孔、その周辺に
鞘成分液の供給を行う第2供給孔を有し、分配板は第1
供給孔から供給された芯成分を周辺部に設けた複数の分
配孔に配分する分配溝を有し、かつ第1供給孔に連絡し
中心部下面に開口する孔を設け、第1口金板は分配孔に
対応して芯成分を任意の分割数にて吐出する第1吐出孔
と、第2供給孔に連通し鞘成分を中央部とその周辺部の
少なくとも2つに分ける第1流路を有し、第2口金板は
第1吐出孔と対応する位置に狭隘通路を形成し、その中
心部に第2吐出孔を設けた第1狭隘口、該狭隘口の周囲
により深く刻設した周辺部の第1流路に連通する第1均
圧溝と、中央部の第1流路と連通し鞘成分液を分配する
第2流路を設け、第3口金板は第2吐出孔に対応する位
置に狭隘路を形成しその中心部に第3吐出孔を設けた第
2狭隘口を有し、かつその周囲により深く刻設しかつ第
2流路に連通する第2均圧溝を設けたことを特徴とする
複合紡糸用口金。 - 【請求項4】 中央部の第1流路が第1口金板に交換可
能に挿着されたブロック体に形成されている請求項3記
載の複合紡糸用口金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31436194A JPH08158143A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 複合繊維の製造方法および複合紡糸用口金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31436194A JPH08158143A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 複合繊維の製造方法および複合紡糸用口金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08158143A true JPH08158143A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=18052414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31436194A Pending JPH08158143A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 複合繊維の製造方法および複合紡糸用口金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08158143A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004229867A (ja) * | 2003-01-30 | 2004-08-19 | Toray Ind Inc | 体液浄化カラム用繊維素材及びその製造方法 |
| CN104195658A (zh) * | 2014-07-30 | 2014-12-10 | 杭州翔盛高强纤维材料股份有限公司 | Uhmwpp与uhmwpe皮芯复合纤维、专用设备及其纺丝方法 |
-
1994
- 1994-11-25 JP JP31436194A patent/JPH08158143A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004229867A (ja) * | 2003-01-30 | 2004-08-19 | Toray Ind Inc | 体液浄化カラム用繊維素材及びその製造方法 |
| CN104195658A (zh) * | 2014-07-30 | 2014-12-10 | 杭州翔盛高强纤维材料股份有限公司 | Uhmwpp与uhmwpe皮芯复合纤维、专用设备及其纺丝方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990323 |